JPWO2019087231A1 - ターボチャージャ - Google Patents

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Abstract

ターボチャージャは、シャフトと、ベアリングハウジングと、タービンハウジングと、締結部材と、を備える。ベアリングハウジングは、シャフトの径方向に沿って突出する第1接合部であって、径方向に沿って延在する第1面を有する第1接合部を含み、タービンハウジングは、シャフトの径方向に沿って突出する第2接合部であって、径方向に沿って延在するとともに第1面に対面する第2面を有する第2接合部を含み、締結部材は、第1接合部および第2接合部に対して外側から嵌合されることで、第1接合部および第2接合部を挟持するように構成され、第1面や第2面の径方向内側に環状の凹部を有し、環状の凹部にシール部材が配置される。

Description

本開示は、ベアリングハウジングと、タービンハウジングと、これらの接合部に対して外側から嵌合される締結部材と、を備えるターボチャージャに関する。
ターボチャージャには、タービンハウジングとベアリングハウジングとを組み合わせたものの内部に、タービンホイールが回転可能に設けられるものがある(例えば、特許文献1)。該ターボチャージャは、エンジンから排出されるエネルギがタービンホイールを回転させる動力になり、タービンホイールの回転を利用してエンジンに供給される空気が過給される。上述した排ガスは、タービンハウジング内に形成されるスクロール状の排ガス流路であるスクロール流路を通った後に、タービンホイールに供給される。
特許文献1には、タービンハウジングとベアリングハウジングとの互いの接合部の間にバックプレート(遮熱板)を挟み込んだ状態で、互いの接合部を挟持するように外側から締結部材を嵌合させることにより、タービンハウジングとベアリングハウジングとを締結する締結構造が記載されている。該締結構造は、バックプレート(遮熱板)をタービンハウジングとベアリングハウジングとの間に挟み込むことで、排ガスが外部に漏れ出さないようにシールするようになっている。
特許文献2には、タービンハウジングの接合部の内周側には、接合部の外周側の端面より軸線方向に沿って凹んだ内側端面を有する段差部が形成され、該段差部にベアリングハウジングのフランジ部を嵌入させた状態で、接合部の外周側に形成されたボルト孔につば付きボルトを螺合することで、つば付きボルトのつばとタービンハウジングの内側端面との間に、ベアリングハウジングのフランジ部が挟持されるターボチャージャが記載されている。該ターボチャージャは、ベアリングハウジングのフランジ部とタービンハウジングの内側端面との間に四角断面の環状空間が形成され、該環状空間にシールリングが介装さることで、排ガスが外部に漏れ出さないようにシールするようになっている。
特開2013−174129号公報 特開2015−25460号公報
近年、エンジン出力を向上させるために、エンジンの燃焼ガス温度が上昇傾向にあり、これに伴いエンジンから排出される排ガスの温度もまた上昇傾向にある。排ガスの温度が高くなると、タービンハウジングやベアリングハウジングの熱膨張や熱変形が大きくなるので、タービンハウジングとベアリングハウジングとの間に隙間が形成されて、該隙間から排ガスが漏れ出す虞が高まる。
例えば、特許文献1に記載のターボチャージャは、高温下におけるタービンハウジングやベアリングハウジングの熱膨張や熱変形により、タービンハウジングとベアリングハウジングとによるバックプレートを締付ける力が弱まり、タービンハウジングとバックプレートとの間に隙間が生じ、該隙間を通り排ガスが外部に漏れ出す虞がある。
また、特許文献2に記載のターボチャージャは、高温下におけるタービンハウジングやベアリングハウジングの熱膨張や熱変形により、タービンハウジングの接合部が軸線方向に沿って伸びて、つば付きボルトのつばとタービンハウジングの内側端面とによりベアリングハウジングのフランジ部を締付ける力が弱まる虞がある。ベアリングハウジングのフランジ部を締付ける力が弱まると、シールリングを押し付ける力が弱まりシール性能が低下するので、排ガスが外部に漏れ出す虞がある。
上述した事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態の目的は、タービンハウジングやベアリングハウジングが熱膨張や熱変形した場合であっても、排ガスが外部に漏れ出すことを抑制可能であり、シール部材が良好なシール性能を発揮可能なターボチャージャを提供することにある。
(1)本発明の少なくとも一実施形態にかかるターボチャージャは、
シャフトと、
前記シャフトを回転可能に支持するベアリングを収容するベアリングハウジングと、
前記シャフトの軸線方向の一端に設けられたタービンホイールを収容するタービンハウジングと、
前記ベアリングハウジングと前記タービンハウジングとを締結する締結部材と、を備えるターボチャージャであって、
前記ベアリングハウジングは、前記シャフトの径方向に沿って突出する第1接合部であって、前記径方向に沿って延在する第1面を有する第1接合部を含み、
前記タービンハウジングは、前記シャフトの径方向に沿って突出する第2接合部であって、前記径方向に沿って延在するとともに前記第1面に対面する第2面を有する第2接合部を含み、
前記締結部材は、前記第1接合部および前記第2接合部に対して外側から嵌合されることで、前記第1接合部および前記第2接合部を挟持するように構成され、
前記第1面および前記第2面の少なくとも何れか一方は前記シャフトの径方向内側に環状の凹部を有し、前記環状の凹部にシール部材が配置される。
上記(1)の構成によれば、ベアリングハウジングは、シャフトの径方向に沿って突出する第1接合部を含み、第1接合部は、径方向に沿って延在する第1面を有している。タービンハウジングは、シャフトの径方向に沿って突出する第2接合部を含み、第2接合部は、径方向に沿って延在するとともに第1接合部の第1面に対面する第2面を有している。締結部材は、第1接合部の第1面と第2接合部の第2面とを対面させた状態で、第1接合部および第2接合部に対して外側から嵌合されることで、第1接合部および第2接合部を挟持する。
そして、締結部材は、第1接合部および第2接合部に対して外側から嵌合されることで、第1接合部および第2接合部を挟持するように構成されているので、タービンハウジングやベアリングハウジングは、高温下における熱膨張や熱変形によりシャフトの軸線方向に沿って伸びることができる。タービンハウジングは、ベアリングハウジングよりも排ガスによる熱の影響が大きいので、ベアリングハウジングよりもシャフトの軸線方向に沿って長く伸びる。このため、第2接合部は、第1面と第2面との間の隙間が小さく、又は零になるように第1接合部に近づくことになる。第1面や第2面における径方向内側の環状の凹部に配置されたシール部材は、上述した排ガスによる熱の影響により第1接合部と第2接合部とが近づくことで、環状の凹部や第1面、第2面によりシャフトの軸線方向に沿って圧縮するように付勢される。このため、シール部材は、環状の凹部や第1面、第2面により確実に挟持されるので、排ガスが外部に漏れ出すことを抑制可能であり、且つ、良好なシール性能を発揮することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記締結部材は、
前記第1接合部の前記シャフトの軸線方向における前記第1面とは反対側の第3面に係止する第1端部と、
前記第2接合部の前記シャフトの軸線方向における前記第2面とは反対側の第4面に係止する第2端部と、
前記第1端部および前記第2端部に連結される連結部と、を含む。
上記(2)の構成によれば、締結部材は、ベアリングハウジングの第3面に係止する第1端部と、タービンハウジングの第4面に係止する第2端部と、第1端部および第2端部に連結される連結部と、を含んでいるので、第1端部、第2端部および連結部によりシャフトの径方向の内側に設けられた嵌合凹部に、第1接合部や第2接合部が嵌合される。そして、締結部材は、第1端部や第2端部が第1接合部の第3面や第2接合部の第4面に係止するので、第1接合部や第2接合部がシャフトの軸線方向において所定距離以上離隔することを防止することができる。このため、第1接合部と第2接合部との間をシールするシール部材は、良好なシール性能を発揮することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、
前記第1接合部は、前記第3面に外周面より前記シャフトの径方向の内側に向かうにつれて徐々に肉厚が厚くなるようなテーパが形成され、
前記第2接合部は、前記第4面に外周面より前記シャフトの径方向の内側に向かうにつれて徐々に肉厚が厚くなるようなテーパが形成され、
前記締結部材の前記第1端部および前記第2端部は、互いの先端が離隔するように前記シャフトの径方向に対して傾斜する方向に沿って延在する。
上記(3)の構成によれば、第1接合部は、第3面に外周面よりシャフトの径方向内側に向かうにつれて徐々に肉厚が厚くなるようなテーパが形成され、第2接合部は、第4面に外周面よりシャフトの径方向内側に向かうにつれて徐々に肉厚が厚くなるようなテーパが形成されている。そして、締結部材の第1端部や第2端部は、互いに先端が離隔するようにシャフトの径方向に対して傾斜する方向に沿って延在する。このため、締結部材は、第1端部が第3面に形成されたテーパに沿うように係止するとともに、第2端部が第4面に形成されたテーパに沿うように係止するので、第1接合部や第2接合部をシャフトの径方向に沿った方向だけでなく、シャフトの軸線方向に沿った方向にも挟持することができる。また、タービンハウジングの第2接合部が、高温下における熱膨張や熱変形によりシャフトの径方向外側に向かって伸びた場合には、締結部材による第1接合部および第2接合部に対する締付け力が増加する。このため、第1接合部や第2接合部は、締結部材により強固に挟持されるので、第1接合部と第2接合部との間をシールするシール部材は、高温下においても良好なシール性能を発揮することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(3)の構成において、
前記ターボチャージャは、前記タービンホイールと前記ベアリングハウジングとの間に配置されるバックプレートをさらに備え、
前記ベアリングハウジングは、前記第1接合部に対して前記シャフトの軸線方向における前記タービンホイール側に設けられるとともに、前記シャフトの径方向に沿って延在する端面を有し、
前記タービンハウジングは、前記第2接合部に対して前記シャフトの軸線方向における前記タービンホイール側に設けられるとともに、前記シャフトの径方向に沿って前記径方向の内側に延在するバックプレート支持部をさらに含み、
前記バックプレートは、前記シャフトの径方向に沿って延在する外周縁部が前記バックプレート支持部と前記端面との間に挟持される。
上記(4)の構成によれば、第1接合部や第2接合部は、シャフトの軸線方向において、バックプレート、ベアリングハウジングの端面およびタービンハウジングのバックプレート支持部による排ガスのシール部に比べて、タービンホイールやタービンホイールに排ガスを流す排ガス流路から離れた位置に設けられるので、排ガスによる温度の上昇が小さく熱膨張や熱変形の影響も小さい。このため、第1接合部と第2接合部との間をシールするシール部材は、高温下においても良好なシール性能を発揮することができる。
そして、第1接合部と第2接合部との間をシールするシール部材もまた、排ガスによる温度の上昇が小さいため、シール部材が金属材料により形成されている場合には、高価な耐熱合金を使用しなくてもよいので、シール部材やシール部材を備えるターボチャージャの高価格化を防止することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(4)の構成において、
前記環状の凹部は、前記第2接合部に設けられた。
上記(5)の構成によれば、第2接合部に設けられた環状の凹部に配置されたシール部材は、環状の凹部と第1接合部の第1面とにより挟持されるので、良好なシール性能を発揮することができる。また、シール部材が第2接合部の環状の凹部に配置されているので、タービンハウジングに対してベアリングハウジングを組み付ける場合には、シール部材の脱落を防止できるため、組み付け作業性を向上させることができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(4)の構成において、
前記環状の凹部は、前記第1接合部に設けられた。
上記(6)の構成によれば、第1接合部に設けられた環状の凹部に配置されたシール部材は、環状の凹部と第2接合部の第2面とにより挟持されるので、良好なシール性能を発揮することができる。また、シール部材が第1接合部の環状の凹部に配置されているので、ベアリングハウジングに対してタービンハウジングを組み付ける場合には、シール部材の脱落を防止できるため、組み付け作業性を向上させることができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(4)の構成において、
前記環状の凹部は、前記第2接合部および前記第1接合部に設けられた。
上記(7)の構成によれば、シール部材は、第1接合部に設けられた環状の凹部と、第2接合部に設けられた環状の凹部と、の間に配置され、これらの環状の凹部により挟持されるので、良好なシール性能を発揮することができる。また、環状の凹部は第1接合部および第2接合部の両方に設けられているので、ベアリングハウジングに対してタービンハウジングを組み付ける場合には、シール部材を第1接合部の環状の凹部に配置することができ、タービンハウジングに対してベアリングハウジングを組み付ける場合には、シール部材を第2接合部の環状の凹部に配置することができるため、シール部材の脱落を防止できるとともに、組み立て作業の自由度および作業性を向上させることができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(7)の構成において、
前記ベアリングハウジングは、前記環状の凹部よりも前記径方向の内側に設けられる冷却水を流すための冷却水流路をさらに含む。
上記(8)の構成によれば、ベアリングハウジングは、環状の凹部よりも径方向の内側に冷却水を流すための冷却水流路が設けられているので、第1接合部と第2接合部の温度上昇を抑制し、第1接合部、第2接合部およびこれらの間に設けられたシール部材の熱膨張や熱変形を小さくできるので、シール部材が良好なシール性能を発揮することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(8)の構成において、
前記シール部材は、環状に形成されるとともに、前記シャフトの軸線方向に沿った断面において、前記第1接合部に接する第1辺と、前記第2接合部に接する第2辺と、前記第1辺と前記第2辺とを繋ぐような所定の曲率を有する湾曲部と、を含む。
上記(9)の構成によれば、シール部材は、環状に形成されているので第1接合部と第2接合部との間を全周にわたりシールすることができる。そして、シール部材は、第1辺と、第2辺と、第1辺と第2辺とを繋ぐような所定の曲率を有する湾曲部と、を含んでいるので、シャフトの軸線方向に沿って圧縮させることが容易であり、該圧縮により生じた復元力(弾性力)によってシール性能を発揮することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(9)の構成において、
前記タービンホイールは、ホイール径が20mm以上70mm以下であり、
前記ベアリングハウジングと前記タービンハウジングの熱膨張係数が同等であり、
前記シール部材は、前記シール部材の外径寸法をDO、内径寸法をDI、断面幅をL、高さ寸法をH、板厚をT、および前記湾曲部の曲率をRとした場合に、
前記断面幅LがL=(DO−DI)/2、
前記高さ寸法と前記板厚との比であるH/Tが8.0≦H/T≦25.0、
前記高さ寸法と前記曲率との比であるH/Rが2.0≦H/R≦6.0、および
前記高さ寸法と前記断面幅との比であるH/Lが0.5≦H/L≦3.5の条件を満たし所定のスプリングバック特性を有する。
上記(10)の構成によれば、タービンホイールは、ホイール径が20mm以上70mm以下である。このようなタービンホイールは、自動車用のターボチャージャに好適である。また、ベアリングハウジングとタービンハウジングの熱膨張係数が同等である。本発明者らは、シール部材が所定のスプリングバック特性を満足することにより、良好なシール性能を発揮することができることを見出した。そして、シール部材は、上述した条件を満たすことにより、自動車用のターボチャージャにおいて所定のスプリングバック特性を満足することができ、良好なシール性能を発揮することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、タービンハウジングやベアリングハウジングが熱膨張や熱変形した場合であっても、排ガスが外部に漏れ出すことを抑制可能であり、シール部材が良好なシール性能を発揮可能なターボチャージャが提供される。
本発明の一実施形態にかかるターボチャージャの全体構成を概略的に示す概略断面図である。 本発明の一実施形態にかかるターボチャージャを説明するための図であって、タービンハウジングの第2接合部に環状の凹部が設けられたターボチャージャを概略的に示す部分拡大断面図である。 本発明の他の一実施形態にかかるターボチャージャを説明するための図であって、ベアリングハウジングの第1接合部に環状の凹部が設けられたターボチャージャを概略的に示す部分拡大断面図である。 本発明の他の一実施形態にかかるターボチャージャを説明するための図であって、ベアリングハウジングの第1接合部およびタービンハウジングの第2接合部に環状の凹部が設けられたターボチャージャを概略的に示す部分拡大断面図である。 本発明の他の一実施形態におけるシール部材を説明するための図であって、タービンハウジングの第2接合部に環状の凹部が設けられたターボチャージャを概略的に示す部分拡大断面図である。 本発明の一実施形態にかかるターボチャージャの非定常熱変形解析による算出された第1面と第2面との間の高さ変化を初期高さに対する比で示すグラフである。 本発明の一実施形態におけるシール部材を説明するための図であって、シャフトの軸線方向に沿って切断して示す断面図である。 図7に示すA部分を拡大して示す概略部分拡大端面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態にかかるターボチャージャの全体構成を概略的に示す概略断面図である。図1〜8に示される実施形態では、ターボチャージャ1は、図1に示されるように、シャフト7と、シャフト7を回転可能に支持するベアリング3を収容するベアリングハウジング2と、シャフト7の軸線方向(中心軸線CAの延在方向)の一端に設けられたタービンホイール5を収容するタービンハウジング4と、シャフト7の軸線方向の他端に設けられたコンプレッサのインペラー10を収容するコンプレッサハウジング11と、ベアリングハウジング2とタービンハウジング4とを締結する締結部材6と、を備えている。
図1に示すように、ターボチャージャ1は、不図示のエンジンから排出された排ガスが、タービンハウジング4の内部に設けられた渦巻き状のスクロール流路48を通り、タービンホイール5に供給されてタービンホイール5を中心軸線CA周りに回転させる。タービンホイール5は、シャフト7を介してコンプレッサのインペラー10に連結されており、コンプレッサのインペラー10と同軸上に設けられている。シャフト7は、シャフト7の軸線方向において互いに離間する一対のベアリング3により回転可能に支持されている。このため、コンプレッサのインペラー10は、タービンホイール5の回転に併せて中心軸線CA周りに回転し、該回転によりエンジンに供給される空気が過給される。
図2〜4は、各々一実施形態にかかるターボチャージャを説明するための図である。図2は、タービンハウジングの第2接合部に環状の凹部が設けられたターボチャージャを概略的に示す部分拡大断面図である。図3は、ベアリングハウジングの第1接合部に環状の凹部が設けられたターボチャージャを概略的に示す部分拡大断面図である。図4は、ベアリングハウジングの第1接合部およびタービンハウジングの第2接合部に環状の凹部が設けられたターボチャージャを概略的に示す部分拡大断面図である。図5は、本発明の他の一実施形態におけるシール部材を説明するための図であって、タービンハウジングの第2接合部に環状の凹部が設けられたターボチャージャを概略的に示す部分拡大断面図である。なお、図2〜5においては、説明の便宜上、締結部材6における第1端部61、連結部63および第2端部62の境界を点線により示しているが、これらは一体的に形成されている。
ベアリングハウジング2は、図2〜5に示されるように、シャフト7の径方向(中心軸線CAの延在方向に直交する方向)に沿って突出する第1接合部21を含んでいる。第1接合部21は、図2〜5に示されるように、シャフト7の軸線方向におけるタービンホイール5側(図中上側)において径方向に沿って延在する第1面22と、軸線方向において第1面22とは反対側に設けられた第3面24と、を有している。
また、ベアリングハウジング2は、図2〜5に示されるように、第1接合部21に対してシャフト7の軸線方向におけるタービンホイール5側に設けられるとともに、シャフト7の径方向に沿って延在する端面26と、端面26と第1接合部21の第1面22との間に設けられる段差により画定される外側面27と、を有している。
タービンハウジング4は、図2〜5に示されるように、上述したスクロール流路48が内部に設けられている。また、タービンハウジング4は、図2〜5に示されるように、スクロール流路48に対してシャフト7の軸線方向におけるベアリングハウジング2の第1接合部21側(図中下側)に設けられるとともに、シャフト7の径方向に沿って突出する第2接合部41を含んでいる。第2接合部41は、図2〜5に示されるように、シャフト7の軸線方向における第1接合部21側において径方向に沿って延在するとともに第1面22に対面する第2面42と、軸線方向において第2面42とは反対側に設けられた第4面44と、を有している。
また、タービンハウジング4は、図2〜5に示されるように、バックプレート支持部46と、嵌合部47と、をさらに含んでいる。バックプレート支持部46は、図2〜5に示されるように、第2接合部41に対してシャフト7の軸線方向におけるタービンホイール5側に設けられるとともに、第2接合部41に対してシャフト7の径方向に沿って径方向の内側に延在してタービンホイール5側が上述したスクロール流路48に面している。嵌合部47は、図2〜5に示されるように、シャフト7の軸線方向に沿って延在するとともに、下端が第2接合部41に一体的に接続されているとともに上端がバックプレート支持部46に接続されている。嵌合部47は、内側面がベアリングハウジング2の外側面27に対向するようにベアリングハウジング2に嵌合されるようになっている。
締結部材6は、図1〜5に示されるように、第1接合部21および第2接合部41に対して外側から嵌合されることで、第1接合部21および第2接合部41を挟持するように構成されている。
ターボチャージャ1は、図2〜5に示されるように、第1接合部21の第1面22および第2接合部41の第2面42の少なくとも何れか一方がシャフト7の径方向内側に環状の凹部23、43を有し、環状の凹部23、43にシール部材8が配置される。シール部材8は、第1接合部21と第2接合部との間をシールするものであり、環状に形成されるとともにシャフト7の軸線方向に沿って弾性変形可能に構成されている。
上述したように、幾つかの実施形態にかかるターボチャージャ1は、図2〜5に示されるように、上述したシャフト7と、上述したベアリングハウジング2と、上述したタービンハウジング4と、上述した締結部材6と、上述したシール部材8と、を備えている。
上記の構成によれば、図2〜5に示されるように、ベアリングハウジング2は、シャフト7の径方向に沿って突出する第1接合部21を含み、第1接合部21は、径方向に沿って延在する第1面22を有している。タービンハウジング4は、シャフト7の径方向に沿って突出する第2接合部41を含み、第2接合部41は、径方向に沿って延在するとともに第1接合部21の第1面22に対面する第2面42を有している。締結部材6は、第1接合部21の第1面22と第2接合部41の第2面42とを対面させた状態で、第1接合部21および第2接合部41に対して外側から嵌合されることで、第1接合部21および第2接合部41を挟持する。
そして、締結部材6は、第1接合部21および第2接合部41に対して外側から嵌合されることで、第1接合部21および第2接合部41を挟持するように構成されているので、タービンハウジング4やベアリングハウジング2は、高温下における熱膨張や熱変形によりシャフト7の軸線方向に沿って伸びることができる。タービンハウジング4は、ベアリングハウジング2よりも排ガスによる熱の影響が大きいので、ベアリングハウジング2よりもシャフト7の軸線方向に沿って長く伸びる。このため、第2接合部41は、第1面22と第2面42との間の隙間が小さく、又は零になるように第1接合部21に近づくことになる。第1面22や第2面42における径方向内側の環状の凹部23、43に配置されたシール部材8は、上述した排ガスによる熱の影響により第1接合部21と第2接合部41とが近づくことで、環状の凹部23、43や第1面22、第2面42によりシャフト7の軸線方向に沿って圧縮するように付勢される。このため、シール部材8は、環状の凹部23、43や第1面22、第2面42により確実に挟持されるので、排ガスが外部に漏れ出すことを抑制可能であり、且つ、良好なシール性能を発揮することができる。
幾つかの実施形態では、図2〜5に示されるように、上述した締結部材6は、上述した第3面24に係止する第1端部61と、上述した第4面44に係止する第2端部62と、第1端部61および第2端部62に連結される連結部63と、を含んでいる。
上記の構成によれば、図2〜5に示されるように、締結部材6は、ベアリングハウジング2の第3面24に係止する第1端部61と、タービンハウジング4の第4面44に係止する第2端部62と、第1端部61および第2端部62に連結される連結部63と、を含んでいるので、第1端部61、第2端部62および連結部63によりシャフト7の径方向の内側に設けられた嵌合凹部64に、第1接合部21や第2接合部41が嵌合される。そして、締結部材6は、図2〜5に示されるように、第1端部61や第2端部62が第1接合部21の第3面24や第2接合部41の第4面に係止するので、第1接合部21や第2接合部41がシャフト7の軸線方向において所定距離以上離隔することを防止することができる。このため、第1接合部21と第2接合部41との間をシールするシール部材8は、良好なシール性能を発揮することができる。
幾つかの実施形態では、図2〜5に示されるように、上述した第1接合部21は、第3面24に第1接合部21の外周面よりシャフト7の径方向の内側に向かうにつれて徐々にシャフト7の軸線方向における肉厚が厚くなるようなテーパ25が形成されている。また、図2〜5に示されるように、上述した第2接合部41は、第4面44に第2接合部41の外周面よりシャフト7の径方向の内側に向かうにつれて徐々にシャフト7の軸線方向における肉厚が厚くなるようなテーパ45が形成されている。図2〜5に示されるように、上述した締結部材6の第1端部61および第2端部62は、互いの先端が離隔するようにシャフト7の径方向に対して傾斜する方向に沿って延在するようになっている。図2〜5に示されるように、第1接合部21の第3面24に形成されたテーパ25は、締結部材6の第1端部61に係止されており、第2接合部41の第4面44に形成されたテーパ45は、締結部材6の第2端部62に係止されている。
上記の構成によれば、図2〜5に示されるように、第1接合部21は、第3面24に第1接合部21の外周面よりシャフト7の径方向の内側に向かうにつれて徐々に肉厚が厚くなるようなテーパ25が形成され、第2接合部41は、第4面44に第2接合部41の外周面よりシャフト7の径方向の内側に向かうにつれて徐々に肉厚が厚くなるようなテーパ45が形成されている。そして、締結部材6の第1端部61や第2端部62は、互いに先端が離隔するようにシャフト7の径方向に対して傾斜する方向に沿って延在する。このため、締結部材6は、第1端部61が第3面24に形成されたテーパ25に沿うように係止するとともに、第2端部62が第4面44に形成されたテーパ45に沿うように係止するので、第1接合部21や第2接合部41をシャフト7の径方向に沿った方向だけでなく、シャフト7の軸線方向に沿った方向にも挟持することができる。また、タービンハウジング4の第2接合部41が、高温下における熱膨張や熱変形によりシャフト7の径方向外側に向かって伸びた場合には、締結部材6による第1接合部21および第2接合部41に対する締付け力が増加する。このため、第1接合部21や第2接合部41は、締結部材6により強固に挟持されるので、第1接合部21と第2接合部41との間をシールするシール部材8は、高温下においても良好なシール性能を発揮することができる。
幾つかの実施形態では、図2〜5に示されるように、上述したターボチャージャ1は、上述したタービンホイール5と上述したベアリングハウジング2との間に配置されるバックプレート9をさらに備えている。バックプレート9は、図2〜5に示されるように、外周縁部91と内周縁部92とを有する環状に形成されており、シャフト7の軸線方向におけるタービンホイール5側の面がタービンホイール5やスクロール流路48に面している。
バックプレート9は、図2〜5に示されるように、内周縁部92が、ベアリングハウジング2の端面26よりシャフト7の軸線方向に沿って突出する突出部29の外周に嵌合するとともに、シャフト7の径方向に沿って延在する外周縁部91が、バックプレート支持部46のシャフト7の軸線方向におけるタービンホイール5側とは反対側の面と、ベアリングハウジング2の端面26と、の間に挟持される。このため、バックプレート9、ベアリングハウジング2の端面26およびタービンハウジング4のバックプレート支持部46によりシール部12が形成され、シール部12により排ガスが外部に漏れ出さないようにシールしているが、高温下におけるベアリングハウジング2やタービンハウジング4の熱膨張や熱変形により、シール部12のシールが緩む虞がある。
上記の構成によれば、図2〜5に示されるように、第1接合部21や第2接合部41は、シャフト7の軸線方向において、バックプレート9、ベアリングハウジング2の端面26およびタービンハウジング4のバックプレート支持部46による排ガスのシール部12に比べて、タービンホイール5やタービンホイール5に排ガスを流すスクロール流路48(排ガス流路)から離れた位置に設けられるので、排ガスによる温度の上昇が小さく熱膨張や熱変形の影響も小さい。このため、第1接合部21と第2接合部41との間をシールするシール部材8は、高温下においても良好なシール性能を発揮することができる。
そして、第1接合部21と第2接合部41との間をシールするシール部材8もまた、排ガスによる温度の上昇が小さいため、シール部材8が金属材料により形成されている場合には、高価な耐熱合金を使用しなくてもよいので、シール部材8やシール部材8を備えるターボチャージャ1の高価格化を防止することができる。
幾つかの実施形態では、図2、5に示されるように、上述した環状の凹部43は、上述した第2接合部41に設けられる。図2および5に示される実施形態では、第2接合部41の第2面42におけるシャフト7の径方向の内側の縁部よりシャフト7の軸線方向に沿って凹んだ環状の凹部43に、シール部材8が配置されている。シール部材8は、環状の凹部43の底面と第1接合部21の第1面22との間に配置されることで、第1接合部21と第2接合部41との間をシールする。
上記の構成によれば、図2、5に示されるように、第2接合部41に設けられた環状の凹部43に配置されたシール部材8は、第2接合部41の環状の凹部43と第1接合部21の第1面22とにより挟持されるので、良好なシール性能を発揮することができる。また、シール部材8が第2接合部41の環状の凹部43に配置されているので、タービンハウジング4に対してベアリングハウジング2を組み付ける場合には、シール部材8の脱落を防止できるため、組み付け作業性を向上させることができる。
他の幾つかの実施形態では、図3に示されるように、上述した環状の凹部23は、上述した第1接合部21に設けられる。図3に示される実施形態では、第1接合部21の第1面22におけるシャフト7の径方向の内側の縁部よりシャフト7の軸線方向に沿って凹んだ環状の凹部23に、シール部材8が配置されている。シール部材8は、環状の凹部23の底面と第2接合部41の第2面42との間に配置されることで、第1接合部21と第2接合部41との間をシールする。
上記の構成によれば、図3に示されるように、第1接合部21に設けられた環状の凹部23に配置されたシール部材8は、環状の凹部23と第2接合部41の第2面42とにより挟持されるので、良好なシール性能を発揮することができる。また、シール部材8が第1接合部21の環状の凹部23に配置されているので、ベアリングハウジング2に対してタービンハウジング4を組み付ける場合には、シール部材8の脱落を防止できるため、組み付け作業性を向上させることができる。
他の幾つかの実施形態では、図4に示されるように、上述した環状の凹部23は、上述した第1接合部21に設けられる。また、上述した環状の凹部43は、上述した第2接合部41に設けられる。図4に示される実施形態では、環状の凹部23は、第1接合部21の第1面22におけるシャフト7の径方向の内側の縁部よりシャフト7の軸線方向に沿って凹んで形成されている。また、環状の凹部43は、第2接合部41の第2面42におけるシャフト7の径方向の内側の縁部よりシャフト7の軸線方向に沿って凹んで形成されている。シール部材8は、上述した環状の凹部23の底面と環状の凹部43の底面との間に配置されることで、第1接合部21と第2接合部41との間をシールする。
上記の構成によれば、シール部材8は、上述した環状の凹部23と上述した環状の凹部43との間に配置され、これらの環状の凹部23、43により挟持されるので、良好なシール性能を発揮することができる。
また、環状の凹部23および環状の凹部43の両方が設けられているので、ベアリングハウジング2に対してタービンハウジング4を組み付ける場合には、シール部材8を第1接合部21の環状の凹部23に配置することができ、タービンハウジング4に対してベアリングハウジング2を組み付ける場合には、シール部材8を第2接合部41の環状の凹部43に配置することができるため、シール部材8の脱落を防止できるとともに、組み立て作業の自由度および作業性を向上させることができる。
なお、ベアリングハウジング2とタービンハウジング4との間の熱の影響の差を考慮して、タービンハウジング4の材料を例えば耐熱合金とし、ベアリングハウジング2の材料を例えば鋳鉄などの耐熱合金よりも安価な、且つ、切削加工性に優れる材料にした場合には、環状の凹部23は環状の凹部43に比べて形成が容易である。
幾つかの実施形態では、図2〜5に示されるように、上述したベアリングハウジング2は、環状の凹部23、43よりもシャフト7の径方向の内側に設けられる冷却水を流すための冷却水流路28をさらに含んでいる。上記の構成によれば、ベアリングハウジング2は、環状の凹部23、43よりもシャフト7の径方向の内側に冷却水を流すための冷却水流路28が設けられているので、第1接合部21と第2接合部41の温度上昇を抑制し、第1接合部21、第2接合部41およびこれらの間に設けられたシール部材8の熱膨張や熱変形を小さくできるので、シール部材8が良好なシール性能を発揮することができる。
図7は、本発明の一実施形態におけるシール部材を説明するための図であって、シャフトの軸線方向に沿って切断して示す断面図である。図8は、図7に示すA部分を拡大して示す概略部分拡大端面図である。
幾つかの実施形態では、図7、8に示されるように、シール部材8は、環状に形成されるとともに、シャフト7の軸線方向に沿った断面において、第1接合部21に接する第1辺81と、第2接合部41に接する第2辺82と、第1辺81と第2辺82とを繋ぐような所定の曲率を有する湾曲部83と、を含む。図2〜4に示される実施形態では、シール部材8は、断面形状がC字状のシール部材8A(Cリング)を含み、シール部材8Aは、第1辺81と第2辺82と湾曲部83とを含んでおり、第1辺81と第2辺82と湾曲部83によって、径方向の内側において径方向外側に凹んだ凹部が形成されている。また、図5に示される実施形態では、シール部材8は、断面形状がE字状のシール部材8B(Eリング)を含み、シール部材8Bは、第1辺81と第2辺82と湾曲部83とを含んでおり、第1辺81と第2辺82と湾曲部83によって、径方向の内側において径方向外側に凹んだ凹部が2つ形成されている。
上記の構成によれば、図2〜5に示されるように、シール部材8は、環状に形成されているので第1接合部21と第2接合部41との間を全周にわたりシールすることができる。そして、シール部材8は、図5に示されるように、上述した第1辺81と、上述した第2辺82と、第1辺81と第2辺82とを繋ぐような所定の曲率を有する湾曲部83と、を含んでいるので、シャフト7の軸線方向に沿って圧縮させることが容易であり、該圧縮により生じた復元力(弾性力)によってシール性能を発揮することができる。
なお、シール部材8Bは、シール部材8Aに比べて、シャフト7の軸線方向に沿って圧縮させることが容易であり、該圧縮により生じた復元力(弾性力)によってシール性能を発揮することができる。
(スプリングバック特性について)
本発明者らは、鋭意創作の結果、上述したシール部材8が所定のスプリングバック特性を満足することにより、良好なシール性能を発揮することができることを見出した。そして、タービンホイール5のホイール径が20mm以上70mm以下のターボチャージャ1について、非定常熱変形解析を用いて、シール部材8に要求されるスプリングバック特性を算出した。非定常熱変形解析にあたり、ベアリングハウジング2およびタービンハウジング4の構成材料の熱膨張係数を互いに同等にしている。同等とは、ベアリングハウジング2およびタービンハウジング4の構成材料の熱膨張係数が完全に一致していることのみを意味するものではなく、ベアリングハウジング2やタービンハウジング4の熱膨張や熱変形による第1面22と第2面42との間の高さ変化が所定量以下に収まる範囲内(例えば初期高さに対して4%以下)で両者の熱膨張係数に差がある場合を含む。今回の非定常熱変形解析においては、ベアリングハウジング2およびタービンハウジング4の熱膨張係数は同等であり、これらの構成部材の熱膨張係数を、8〜22×10^−6mm/mm/℃としている。
図6は、本発明の一実施形態にかかるターボチャージャの非定常熱変形解析による算出された第1面22と第2面42との間の高さ変化を初期高さに対する比で示すグラフである。ここで、同図中実線で示すT/Tmaxは、スクロール流路48を流れる排ガスの温度Tを最高ガス温度Tmaxで除したものである。同図中点線で示すΔH/Hは、第1面22と第2面42との間の高さ変化ΔHを初期高さHで除したものである。
図6に示されるように、ターボチャージャ1の運転時においては、ベアリングハウジング2やタービンハウジング4の熱膨張や熱変形により、第1面22と第2面42との間の隙間が常に狭くなっており、高さ変化は初期高さに対して4%に満たない。このため、シール部材8の排ガスの漏れを防止するために必要なスプリングバック特性(軸線方向に沿った弾性変形量)は初期高さに対して4%以上である。
上述したシール部材8Aは、図7、8に示されるように、シール部材8Aの外径寸法をDO[mm]、内径寸法をDI[mm]、断面幅をL[mm]、高さ寸法をH[mm]、板厚をT[mm]および湾曲部83の曲率をR[mm]とした場合に、高さ寸法と板厚との比であるH/Tが8.0≦H/T≦25.0、高さ寸法と曲率との比であるH/Rが2.0≦H/R≦6.0、および高さ寸法と断面幅との比であるH/Lが0.5≦H/L≦3.5の条件を満たすことによりスプリングバック特性が初期高さに対して4%以上となる。ここで、断面幅Lは、L=(DO−DI)/2の計算式により算出した。
上記の構成によれば、タービンホイール5は、ホイール径が20mm以上70mm以下である。このようなタービンホイール5は、自動車用のターボチャージャ1に好適である。また、ベアリングハウジング2とタービンハウジング4の熱膨張係数が同等である。本発明者らは、シール部材8Aが所定のスプリングバック特性を満足することにより、良好なシール性能を発揮することができることを見出した。そして、シール部材8Aは、上述した条件を満たすことにより、自動車用のターボチャージャ1において所定のスプリングバック特性を満足することができ、良好なシール性能を発揮することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
1 ターボチャージャ
2 ベアリングハウジング
21 第1接合部
22 第1面
23 環状の凹部
24 第3面
25 テーパ
26 先端面
27 外側面
28 冷却水流路
29 突出部
3 ベアリング
4 タービンハウジング
41 第2接合部
42 第2面
43 環状の凹部
44 第4面
45 テーパ
46 バックプレート支持部
47 嵌合部
48 スクロール流路
5 タービンホイール
6 締結部材
61 第1端部
62 第2端部
63 連結部
64 嵌合凹部
7 シャフト
8 シール部材
81 第1辺
82 第2辺
83 湾曲部
9 バックプレート
91 外周縁部
92 内周縁部
10 インペラー
11 コンプレッサハウジング
12 シール部
CA 中心軸線

Claims (10)

  1. シャフトと、
    前記シャフトを回転可能に支持するベアリングを収容するベアリングハウジングと、
    前記シャフトの軸線方向の一端に設けられたタービンホイールを収容するタービンハウジングと、
    前記ベアリングハウジングと前記タービンハウジングとを締結する締結部材と、を備えるターボチャージャであって、
    前記ベアリングハウジングは、前記シャフトの径方向に沿って突出する第1接合部であって、前記径方向に沿って延在する第1面を有する第1接合部を含み、
    前記タービンハウジングは、前記シャフトの径方向に沿って突出する第2接合部であって、前記径方向に沿って延在するとともに前記第1面に対面する第2面を有する第2接合部を含み、
    前記締結部材は、前記第1接合部および前記第2接合部に対して外側から嵌合されることで、前記第1接合部および前記第2接合部を挟持するように構成され、
    前記第1面および前記第2面の少なくとも何れか一方は前記シャフトの径方向内側に環状の凹部を有し、前記環状の凹部にシール部材が配置される
    ターボチャージャ。
  2. 前記締結部材は、
    前記第1接合部の前記シャフトの軸線方向における前記第1面とは反対側の第3面に係止する第1端部と、
    前記第2接合部の前記シャフトの軸線方向における前記第2面とは反対側の第4面に係止する第2端部と、
    前記第1端部および前記第2端部に連結される連結部と、を含む
    請求項1に記載のターボチャージャ。
  3. 前記第1接合部は、前記第3面に外周面より前記シャフトの径方向の内側に向かうにつれて徐々に肉厚が厚くなるようなテーパが形成され、
    前記第2接合部は、前記第4面に外周面より前記シャフトの径方向の内側に向かうにつれて徐々に肉厚が厚くなるようなテーパが形成され、
    前記締結部材の前記第1端部および前記第2端部は、互いの先端が離隔するように前記シャフトの径方向に対して傾斜する方向に沿って延在する
    請求項2に記載のターボチャージャ。
  4. 前記ターボチャージャは、前記タービンホイールと前記ベアリングハウジングとの間に配置されるバックプレートをさらに備え、
    前記ベアリングハウジングは、前記第1接合部に対して前記シャフトの軸線方向における前記タービンホイール側に設けられるとともに、前記シャフトの径方向に沿って延在する端面を有し、
    前記タービンハウジングは、前記第2接合部に対して前記シャフトの軸線方向における前記タービンホイール側に設けられるとともに、前記シャフトの径方向に沿って前記径方向の内側に延在するバックプレート支持部をさらに含み、
    前記バックプレートは、前記シャフトの径方向に沿って延在する外周縁部が前記バックプレート支持部と前記端面との間に挟持される
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のターボチャージャ。
  5. 前記環状の凹部は、前記第2接合部に設けられた
    請求項1乃至4の何れか1項に記載のターボチャージャ。
  6. 前記環状の凹部は、前記第1接合部に設けられた
    請求項1乃至4の何れか1項に記載のターボチャージャ。
  7. 前記環状の凹部は、前記第2接合部および前記第1接合部に設けられた
    請求項1乃至4の何れか1項に記載のターボチャージャ。
  8. 前記ベアリングハウジングは、前記環状の凹部よりも前記径方向の内側に設けられる冷却水を流すための冷却水流路をさらに含む
    請求項1乃至7の何れか1項に記載のターボチャージャ。
  9. 前記シール部材は、環状に形成されるとともに、前記シャフトの軸線方向に沿った断面において、前記第1接合部に接する第1辺と、前記第2接合部に接する第2辺と、前記第1辺と前記第2辺とを繋ぐような所定の曲率を有する湾曲部と、を含む
    請求項1乃至8の何れか1項に記載のターボチャージャ。
  10. 前記タービンホイールは、ホイール径が20mm以上70mm以下であり、
    前記ベアリングハウジングと前記タービンハウジングの熱膨張係数が同等であり、
    前記シール部材は、前記シール部材の外径寸法をDO、内径寸法をDI、断面幅をL、高さ寸法をH、板厚をT、および前記湾曲部の曲率をRとした場合に、
    前記断面幅LがL=(DO−DI)/2、
    前記高さ寸法と前記板厚との比であるH/Tが8.0≦H/T≦25.0、
    前記高さ寸法と前記曲率との比であるH/Rが2.0≦H/R≦6.0、および
    前記高さ寸法と前記断面幅との比であるH/Lが0.5≦H/L≦3.5の条件を満たし所定のスプリングバック特性を有する
    請求項9に記載のターボチャージャ。
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