JP2017145759A - ターボチャージャ - Google Patents

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Akitoshi Iwata
昭寿 岩田
裕樹 松井
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Abstract

【課題】環状ピースの外面のうちスクロール室内に露出する表面に変形が生じることを抑制する。
【解決手段】スクロールピース31におけるスクロール部33の内部には、環状ピース51が設けられている。環状ピース51には、径方向外側に向かって突出するフランジ部52が設けられている。環状ピース51のフランジ部52は、スクロールピース31のスクロール部33とベアリングハウジング10のプレート部19との間に配置されている。スクロールピース31のスクロール部33及びベアリングハウジング10のプレート部19は、環状ピース51のフランジ部52を間に挟み込んだ状態でボルトBにより固定されている。環状ピース51のフランジ部52とスクロール部33との間には第1シール部材61が介在しており、環状ピース51のフランジ部52とプレート部19との間には第2シール部材62が介在している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ターボチャージャに関する。
特許文献1に記載のターボチャージャは、インペラの回転軸を支持する軸受部が収容されるベアリングハウジングと、そのベアリングハウジングに取り付けられて内部にインペラが収容されるコンプレッサハウジングとを備えている。また、特許文献1に記載のコンプレッサハウジングは、インペラの径方向外側において周方向に延びるスクロール室を区画するためのスクロールピースを有している。スクロールピースの内部には、全体として環状をなす環状ピースが固定されている。この環状ピースの外面のうちスクロール室内に露出する表面により、スクロール室の内壁面の形状が規定される。
特開2011−231771号公報
特許文献1に記載のターボチャージャにおいては、コンプレッサハウジングのスクロールピースの内部に環状ピースが圧入により固定されている。そのため、環状ピースをスクロールピースに固定する際には、径方向内側に向かう相応に強い力が環状ピースに作用し、環状ピースに変形が生じるおそれがある。すると、環状ピースの外面のうちスクロール室内に露出する表面に変形が生じて、スクロール室の内壁面が設計したとおりの形状にならないことがある。仮に、このような事態が発生すると、スクロール室内における吸気の流れを妨げるおそれがあり、好ましくない。
上記課題を解決するため、本発明は、インペラの回転軸を支持する軸受部が収容されるベアリングハウジングと、前記ベアリングハウジングに取り付けられて内部にインペラが収容されるコンプレッサハウジングとを備えたターボチャージャにおいて、前記コンプレッサハウジングは、前記インペラの径方向外側において周方向に延びるスクロール室を区画するスクロールピースと、前記スクロールピースの内部に設けられて、前記スクロール室の内壁面の一部を構成する環状の環状ピースとを有し、前記環状ピースには、径方向外側に向かって突出するフランジ部が設けられており、前記スクロールピース及び前記ベアリングハウジングは、前記環状ピースのフランジ部を間に挟み込んだ状態でボルトにより固定されており、前記環状ピースのフランジ部と前記スクロールピースとの間、及び前記環状ピースのフランジ部と前記ベアリングハウジングとの間には、それぞれシール部材が介在していることを特徴とする。
上記の構成によれば、コンプレッサハウジングのスクロールピースに環状ピースを固定する際には、環状ピースのフランジ部に対して厚み方向両側から挟み込む力が作用する。このような力が作用しても、環状ピースが径方向に変形する可能性は低く、環状ピースにおいてスクロール室に露出する表面の形状、すなわち、スクロール室の内壁面の形状に変形が生じるおそれは低い。
また、上記の構成によれば、環状ピースのフランジ部とスクロールピースとの間、環状ピースのフランジ部とベアリングハウジングとの間には、それぞれシール部材が介在されている。そのため、コンプレッサハウジングのスクロールピース、環状ピース、及びベアリングハウジングをボルトで固定しつつも、コンプレッサハウジングの内部の気密性が確保できる。
ターボチャージャの部分断面図。 ターボチャージャの変更例の部分断面図。 ターボチャージャの変更例の部分断面図。
以下、ターボチャージャの一実施形態を図1にしたがって説明する。
図1に示すように、ターボチャージャは、ラジアル軸受15及びスラスト軸受16を収容するベアリングハウジング10と、そのベアリングハウジング10の一端側(図1において左側の端部)に取り付けられたコンプレッサハウジング30とを備えている。なお、図示は省略するが、ベアリングハウジング10の他端側には、内燃機関の排気によって回転するタービンを収容するためのタービンハウジングが取り付けられている。
ベアリングハウジング10の筒状部11は、全体として筒状をなしており、その中心軸線上に軸孔12が設けられている。また、筒状部11において軸孔12よりもコンプレッサハウジング30側にはコンプレッサハウジング30側に開口する収容凹部13が設けられている。収容凹部13は、軸孔12よりも径が大きい円形状になっているとともに、その中心軸が軸孔12の中心軸と一致している。
筒状部11の軸孔12内には、軸受部としてのラジアル軸受15が収容されている。また、筒状部11の収容凹部13内には、軸受部としてのスラスト軸受16が収容されている。スラスト軸受16は、収容凹部13の底側(図1において右側)に配置されている。収容凹部13内においてスラスト軸受16よりもコンプレッサハウジング30側には、リテーナ17が収容されている。スラスト軸受16は、リテーナ17と収容凹部13の底面(収容凹部13と軸孔12との段差面)とに挟まれることにより収容凹部13の最も底面側に位置決めされている。
筒状部11のコンプレッサハウジング30側には、径方向外側に突出するフランジ状のプレート部19が設けられている。プレート部19は、全体として円板状に形成されている。プレート部19において径方向外側の部分には、プレート部19を厚み方向に貫通するボルト孔19aが設けられている。ボルト孔19aは、プレート部19の周方向において複数(図1ではそのうちの2箇所を図示)設けられている。
筒状部11の軸孔12及び収容凹部13には、回転軸Aが挿通されている。回転軸Aの一端部(図1において左側の端部)は、ベアリングハウジング10からコンプレッサハウジング30側へと突出している。回転軸Aは、軸孔12内のラジアル軸受15に回転可能に支持されている。また、回転軸Aの外周面には、カラー18が取り付けられており、これら回転軸A及びカラー18が収容凹部13内のスラスト軸受16に回転可能に支持されている。なお、回転軸A及びカラー18は、一体的に回転する。
回転軸Aの一端部には、回転軸Aと一体的に回転するインペラ20が固定されている。インペラ20は、先端側(図1において左側)ほど径が小さくなるホイール部21を備えている。ホイール部21の中心には貫通孔22が形成されており、この貫通孔22に回転軸Aが挿通されている。ホイール部21の外周面には、外側に向かって突出する複数のブレード23が設けられている。ブレード23は、ホイール部21の周方向において等間隔毎に設けられている。
図1に示すように、コンプレッサハウジング30は、スクロールピース31、シュラウドピース41、及び環状ピース51の3つのピースで構成されている。これらスクロールピース31、シュラウドピース41、及び環状ピース51は、いずれも同じ材料(例えばアルミニウム合金)で形成されている。
コンプレッサハウジング30のスクロールピース31は、筒状をなす吸入口部32を有している。吸入口部32においてベアリングハウジング10側には、吸入口部32から径方向外側に向かって突出するようにスクロール部33が設けられている。スクロール部33は、周方向全体(360°)に亘って設けられているとともに、その外径がベアリングハウジング10におけるプレート部19の外径とほぼ同一になっている。そして、スクロール部33は、ベアリングハウジング10側の面がスクロール室Sの内壁面の一部を構成している。すなわち、スクロールピース31のスクロール部33は、スクロール室Sを区画している。
スクロール部33において径方向外側の部分には、ボルト穴33aが設けられている。ボルト穴33aは、スクロール部33におけるベアリングハウジング10側の端面から窪むように設けられている。また、ボルト穴33aは、ベアリングハウジング10におけるプレート部19に設けられたボルト孔19aに対応して周方向に複数(図1ではそのうちの2箇所を図示)設けられている。スクロールピース31における吸入口部32の内周側には、シュラウドピース41が取り付けられている。
コンプレッサハウジング30のシュラウドピース41は、全体として筒状をなす筒状体42を有している。筒状体42においてベアリングハウジング10とは反対側の部分の外径は、スクロールピース31における吸入口部32の内径とほぼ同一になっている。その筒状体42における端部が吸入口部32に対して圧入されており、これによりシュラウドピース41がスクロールピース31に固定されている。
筒状体42の内周面のうち、ベアリングハウジング10側の一部は、ベアリングハウジング10側に向かうほど内径が大きくなるシュラウド面43とされている。シュラウド面43は、インペラ20におけるブレード23の径方向外側の縁の形状に対応しており、そのシュラウド面43がインペラ20のブレード23に対向している。
筒状体42においてベアリングハウジング10側には、筒状体42から径方向外側に向かって突出するようにディフューザ部44が設けられている。ディフューザ部44は、周方向全体(360°)に亘って設けられている。ディフューザ部44のベアリングハウジング10側の面は、ベアリングハウジング10のプレート部19とは離間している。そして、ディフューザ部44のベアリングハウジング10側の面は、インペラ20から径方向外側に向かって供給される吸気の流れを整流するディフューザ面44aとして機能している。また、ディフューザ部44の径方向外側の端面は、スクロール室Sの内壁面の一部を構成している。
スクロールピース31の内部において、シュラウドピース41よりも径方向外側には、環状をなす環状ピース51が設けられている。環状ピース51の内周面51aは、所定の湾曲形状になっている。この環状ピース51の内周面51aは、スクロール室Sの径方向外側の内壁面の一部を構成している。
環状ピース51の外周面には、径方向外側に向かって突出するフランジ部52が設けられている。フランジ部52は、周方向全体(360°)に亘って設けられている。フランジ部52は、スクロールピース31のスクロール部33とベアリングハウジング10のプレート部19との間に挟み込まれている。
環状ピース51におけるフランジ部52には、フランジ部52を厚み方向に貫通するボルト孔52aが設けられている。ボルト孔52aは、ベアリングハウジング10におけるプレート部19に設けられたボルト孔19a、及びスクロールピース31におけるスクロール部33に設けられたボルト穴33aに対応して周方向に複数(図1ではそのうちの2箇所を図示)設けられている。
ベアリングハウジング10におけるプレート部19のボルト孔19a、環状ピース51におけるフランジ部52のボルト孔52a、及びスクロールピース31におけるスクロール部33のボルト穴33aには、ボルトBが挿通されている。ボルトBは、ベアリングハウジング10側から、ボルト孔19a及びボルト孔52aを貫通し、先端がボルト穴33aにまで至っている。これにより、ベアリングハウジング10に、コンプレッサハウジング30(スクロールピース31及び環状ピース51)が固定される。具体的には、スクロールピース31のスクロール部33及びベアリングハウジング10のプレート部19が、環状ピース51のフランジ部52を挟み込んだ状態でボルトBにより固定されている。
環状ピース51のフランジ部52と、スクロールピース31におけるスクロール部33のベアリングハウジング10側の端面との間には、第1シール部材61が介在している。また、環状ピース51のフランジ部52と、ベアリングハウジング10におけるプレート部19におけるコンプレッサハウジング30側の面との間には、第2シール部材62が介在している。この実施形態では、第1シール部材61及び第2シール部材62は、いずれも液状ガスケット(FIPC:Formed In Place Gasket)である。なお、図1では、第1シール部材61及び第2シール部材62を、黒色の太線で図示している。
上記実施形態のターボチャージャの作用及び効果を以下に説明する。
上記実施形態において、ボルトBを締結して、ベアリングハウジング10、スクロールピース31、及び環状ピース51を固定する際には、環状ピース51のフランジ部52には、厚み方向両側から挟み込む力が作用する。したがって、環状ピース51において、フランジ部52が厚み方向両側から潰されるような変形は生じ得る。しかしながら、環状ピース51のフランジ部52に作用する厚み方向の力は、環状ピース51の径方向内側に向かう力としては作用しにくい。そのため、ボルトBを締結することに伴って環状ピース51のフランジ部52に対して厚み方向両側から挟み込む力が作用しても、環状ピース51の内周面51aの変形として顕在化する可能性は低い。したがって、スクロール室Sの内壁面の形状に変形が生じることを抑制できる。
上記実施形態のように、ベアリングハウジング10のプレート部19、スクロールピース31のスクロール部33、及び環状ピース51のフランジ部52をボルトBで締結した場合、単にボルトBで締結するのみでは、各部材の間の隙間を完全に塞ぐことは難しい。仮に、各部材の間の隙間を塞ぐことができたとしても、ボルトBによる締結力としては非常に大きな力が必要になってしまう。この点、上記実施形態では、環状ピース51のフランジ部52と、スクロールピース31のスクロール部33との間に、第1シール部材61が介在しており、環状ピース51のフランジ部52と、ベアリングハウジング10のプレート部19との間には、第2シール部材62が介在している。そのため、スクロールピース31、環状ピース51、及びベアリングハウジング10をボルトBで固定しつつも、コンプレッサハウジング30の内部の気密性を確保できる。また、その際に、ボルトBの締結力を過度に大きくする必要がなく、ボルトBの締結力に起因して、ベアリングハウジング10やコンプレッサハウジング30に歪み等が発生することも抑制できる。
ところで、ターボチャージャのスクロール室Sには、圧縮(過給)された高温の空気が流通する。したがって、スクロール室Sの内壁面の一部(内周面51a)を構成する環状ピース51も相応に高温になり得る。その一方で、スクロールピース31は、外部に露出している面が大きいことから、環状ピース51ほどは高温にはなりにくい。すなわち、コンプレッサハウジング30においては、スクロールピース31と環状ピース51との間に温度差が生じることがある。
ここで、特許文献1に記載のターボチャージャのように、コンプレッサハウジングのスクロールピースの内部に環状ピースが圧入により固定されている場合において両者の間に温度差が生じていると、スクロールピースの熱膨張量と環状ピースの熱膨張量との間にも差が生じる。すると、スクロールピースと環状ピースとの圧入部分において、両者の寸法関係にずれが生じてしまい、圧入による固定強度が低下してしまうおそれがある。
この点、上記実施形態では、コンプレッサハウジング30におけるスクロールピース31と環状ピース51とがボルトBにより固定されている。そして、熱膨張量の差に起因してスクロールピース31と環状ピース51との間の寸法関係に多少のずれが生じても、それに起因して、ボルトBの締結力が大きく低下するとは考えにくい。したがって、上記実施形態では、スクロールピース31と環状ピース51との熱膨張量の差に起因して、両者の固定強度が低下するおそれは低い。
上記実施形態は、以下のように変更することができる。
・ベアリングハウジング10に収容されている軸受部の構成は、ラジアル軸受15及びスラスト軸受16に限らない。例えば、スラスト軸受16を省略したり、ラジアル軸受15及びスラスト軸受16に加えて他の軸受が設けられていたりしてもよい。すなわち、回転軸Aを回転可能に支持できるのであれば、軸受部やそれに関連する部材の構成は問わない。
・ベアリングハウジング10におけるプレート部19の形状は、円板状に限らない。フランジ部52のボルト孔52a、及びスクロール部33のボルト穴33aに対応する位置にボルト孔19aが設けられているならば、例えば四角板状であってもよいし、他の形状であってもよい。
・コンプレッサハウジング30において、スクロールピース31、シュラウドピース41及び環状ピース51は、同じ材料で形成されていなくてもよい。ただし、これら3つのピースの熱膨張率に過度に大きな差がある場合には、ターボチャージャに温度変化が生じたときに、各ピースの寸法関係にずれが生じることがある。したがって、異なる材料で形成する場合には、互いに熱膨張率の近い材料で形成することが好ましい。
・スクロールピース31における吸入口部32の形状は問わない。内燃機関の吸気管に接続可能であり、吸気管からの吸気をインペラ20を介してスクロール室Sに供給できるのであれば、どのような形状であっても採用でき得る。
・コンプレッサハウジング30においてシュラウドピース41を省略してもよい。シュラウドピース41を省略する場合には、スクロールピース31における筒状体42の内周面に、インペラ20のブレード23に対向するシュラウド面を設ければよい。
・スクロールピース31に対するシュラウドピース41の固定態様は圧入に限らない。例えば、スクロールピース31とシュラウドピース41とをボルトで固定してもよい。なお、この場合、スクロールピース31とシュラウドピース41との間にはシール部材が介在されていることが好ましい。
・第2シール部材62は、液状ガスケットに限らず、他のシール部材を採用してもよい。例えば、図2に示す例では、ベアリングハウジング10におけるプレート部19のコンプレッサハウジング30側の面には、断面四角形状の凹部19bが設けられている。凹部19bは、ボルト孔19aよりも径方向内側において、周方向全体に亘って環状に延びるように設けられている。一方、環状ピース51におけるベアリングハウジング10側の面には、ベアリングハウジング10におけるプレート部19の凹部19bと同一の断面形状の凹部52bが設けられている。凹部52bは、ベアリングハウジング10におけるプレート部19の凹部19bと対向する位置に設けられている。これら凹部19b及び凹部52bで区画される空間内には、第2シール部材63としてOリングが嵌め込まれている。第2シール部材63は、環状ピース51とベアリングハウジング10のプレート部19との間に挟み込まれつつ、両者の間をシールしている。
なお、図2に示す例のように、環状ピース51とベアリングハウジング10のプレート部19との間の第2シール部材63としてOリングを採用した場合、環状ピース51とベアリングハウジング10のプレート部19との位置関係が多少ずれても、シール性は確保できる。したがって、例えば、環状ピース51の材質とベアリングハウジング10のプレート部19の材質とが異なっていて、熱膨張量に違いが生じても、両者の間の密閉性は確保できる。
・第1シール部材61についても、液状ガスケットに限らず、Oリング等の他のシール部材を採用してもよい。なお、第1シール部材61としてOリングを採用する場合には、スクロールピース31におけるスクロール部33の端面と環状ピース51との対向面積として、Oリングを設けるに足る十分な面積を確保する必要がある。
・上記実施形態では、ボルトBをベアリングハウジング10側から挿通したが、コンプレッサハウジング30側から挿通するようにしてもよい。この場合、スクロールピース31におけるスクロール部33のボルト穴33aを、スクロール部33の厚み方向(図1において左右方向)に貫通するボルト孔として形成すればよい。また、ベアリングハウジング10側から挿通されるボルトBと、コンプレッサハウジング30側から挿通されるボルトBとが混在していてもよい。
・ボルトBは、必ずしも環状ピース51におけるフランジ部52のボルト孔52aに挿通されていなくてもよい。例えば、図3に示す例では、環状ピース51のフランジ部53の寸法は、径方向外側の先端面がボルトB(ボルト穴33a)に至らないように設定されている。また、ベアリングハウジング10におけるプレート部19のコンプレッサハウジング30側の面と、スクロールピース31におけるスクロール部33のベアリングハウジング10側の端面とが、第2シール部材62を間に介しつつ対向している。
スクロール部33のベアリングハウジング10側の端面には、その内周縁に沿うように段差部33bが設けられている。段差部33bは、コンプレッサハウジング30側に窪んでいるとともに環状ピース51の内周側に開放している。また、段差部33bの深さ(図3において左右方向の長さ)は、環状ピース51におけるフランジ部52の厚みとほぼ同じになっている。この段差部33bには、環状ピース51のフランジ部52が嵌め込まれている。そして、環状ピース51のフランジ部52は、スクロールピース31におけるスクロール部33の段差部33bとベアリングハウジング10におけるプレート部19との間に挟み込まれている。このように、環状ピース51にボルトBが挿通されていなくても、図3に示す例では、スクロールピース31及びベアリングハウジング10は、環状ピース51のフランジ部52を間に挟み込んだ状態でボルトBにより固定されている。
10…ベアリングハウジング、15…ラジアル軸受、16…スラスト軸受、19…プレート部、19a…ボルト孔、20…インペラ、30…コンプレッサハウジング、31…スクロールピース、33…スクロール部、33a…ボルト穴、41…シュラウドピース、51…環状ピース、51a…内周面、52…フランジ部、52a…ボルト孔、61…第1シール部材、62…第2シール部材。

Claims (1)

  1. インペラの回転軸を支持する軸受部が収容されるベアリングハウジングと、前記ベアリングハウジングに取り付けられて内部にインペラが収容されるコンプレッサハウジングとを備えたターボチャージャにおいて、
    前記コンプレッサハウジングは、
    前記インペラの径方向外側において周方向に延びるスクロール室を区画するスクロールピースと、
    前記スクロールピースの内部に設けられて、前記スクロール室の内壁面の一部を構成する環状の環状ピースとを有し、
    前記環状ピースには、径方向外側に向かって突出するフランジ部が設けられており、
    前記スクロールピース及び前記ベアリングハウジングは、前記環状ピースのフランジ部を間に挟み込んだ状態でボルトにより固定されており、
    前記環状ピースのフランジ部と前記スクロールピースとの間、及び前記環状ピースのフランジ部と前記ベアリングハウジングとの間には、それぞれシール部材が介在している
    ことを特徴とするターボチャージャ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111237047A (zh) * 2018-11-29 2020-06-05 丰田自动车株式会社 涡轮增压器

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