JPWO2019069918A1 - モータおよび電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータおよび電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

本開示のモータは、三相の巻線と、三相の巻線の一端に接続される第1インバータと、三相の巻線の他端に接続される第2インバータと、ステータと、ロータとを備える。ステータの複数の歯には、U相、V相およびW相が割り当てられている。ロータの永久磁石の磁極の数と、周方向に隣り合う複数の歯の間に構成されるスロットの数との比は、5:6、7:6、または1:3である。

Description

本開示は、モータおよび電動パワーステアリング装置に関する。
ブラシレスDCモータおよび交流同期モータなどの電動モータ(以下、単に「モータ」と表記する。)は、一般的に三相電流によって駆動される。三相電流の波形を正確に制御するため、ベクトル制御などの複雑な制御技術が用いられる。このような制御技術では、高度な数学的演算が必要であり、マイクロコントローラ(マイコン)などのデジタル演算回路が用いられる。ベクトル制御技術は、モータの負荷変動が大きな用途、例えば、洗濯機、電動アシスト自転車、電動スクータ、電動パワーステアリング装置、電気自動車、産業機器などの分野で活用されている。
一般に、モータは、ロータおよびステータを有する。例えば、ロータには、その円周方向に沿って複数の永久磁石が配列される。ステータは複数の巻線を有する。
車載分野においては、自動車用電子制御ユニット(ECU:Electrical Contorl Unit)が車両に用いられる。ECUは、マイクロコントローラ、電源、入出力回路、ADコンバータ、負荷駆動回路およびROM(Read Only Memory)などを備える。ECUを核として電子制御システムが構築される。例えば、ECUはセンサからの信号を処理してモータなどのアクチュエータを制御する。具体的に説明すると、ECUはモータの回転速度やトルクを監視しながら、電力変換装置におけるインバータを制御する。ECUの制御の下で、電力変換装置はモータに供給する駆動電力を変換する。
近年、モータ、電力変換装置およびECUが一体化された機電一体型モータが開発されている。特に車載分野においては、安全性の観点から高い品質保証が要求される。そのため、部品の一部が故障した場合でも安全動作を継続できる冗長設計が取り入れられている。冗長設計の一例として、1つのモータに対して2つの電力変換装置を設けることが検討されている。他の一例として、メインのマイクロコントローラにバックアップ用マイクロコントローラを設けることが検討されている。
例えば特許文献1は、制御部と、2つのインバータとを備え、三相モータに供給する電力を変換する電力変換装置を開示している。2つのインバータの各々は電源およびグランド(以下、「GND」と表記する。)に接続される。一方のインバータは、モータの三相の巻線の一端に接続され、他方のインバータは、三相の巻線の他端に接続される。各インバータは、各々がハイサイドスイッチング素子およびローサイドスイッチング素子を含む3つのレグから構成されるブリッジ回路を備える。制御部は、2つのインバータにおけるスイッチング素子の故障を検出した場合、モータ制御を正常時の制御から異常時の制御に切替える。異常時の制御では、例えば、故障したスイッチング素子を含むインバータのスイッチング素子を所定の規則でオンおよびオフすることにより巻線の中性点を構成する。そして、正常な方のインバータを用いてモータ駆動を継続させる。
特開2014−192950号公報
上述したような2つのインバータを備える装置におけるモータの駆動制御のさらなる向上が求められている。
本開示の例示的なモータは、三相の巻線と、前記三相の巻線の一端に接続される第1インバータと、前記三相の巻線の他端に接続される第2インバータと、ステータと、前記ステータに対して相対的に回転可能なロータと、を備えたモータであって、前記ロータは、ロータコアと、前記ロータコアに設けられた少なくとも1つの永久磁石と、を備え、前記ステータは、環状のコアバックと、前記コアバックから径方向に延び、周方向に互いに間隔をあけて配置される複数の歯と、を備え、前記三相は、第1の相、第2の相および第3の相を含み、前記ステータの複数の歯には、前記第1の相、前記第2の相および前記第3の相が割り当てられ、前記永久磁石の磁極の数と、周方向に隣り合う前記複数の歯の間に構成されるスロットの数との比は、5:6、7:6、または1:3である。
本開示の実施形態によれば、独立結線方式の電力変換装置を備えるモータにおいて、ステータの歯に巻かれたコイルに通電したときの相互インダクタンスを小さくすることができる。これにより、コイルに通電したときに発生するノイズを低減させることができる。
図1は、実施形態に係るモータの構造を示す模式図である。 図2は、実施形態に係る電力変換装置の回路構成を示す模式図である。 図3は、実施形態に係る電力変換装置が有するHブリッジを示す図である。 図4は、実施形態に係る電力変換装置が有するHブリッジを示す図である。 図5は、実施形態に係る電力変換装置が有するHブリッジを示す図である。 図6は、実施形態に係る電力変換装置を備えるモータを示すブロック図である。 図7は、実施形態に係る三相通電制御に従って電力変換装置を制御したときに、モータのU相、V相およびW相の各巻線に流れる電流値をプロットして得られる電流波形を示す図である。 図8(a)から(c)は、独立結線式の電力変換装置を用いて駆動されるモータにおいて発生するノイズを説明する図である。 図9は、モータが備えるステータおよびロータの例を示す図である。 図10は、U相の歯から発生した磁束がV相およびW相の歯の方へ流れる様子を示す図である。 図11は、実施形態に係るモータが備えるステータおよびロータの例を示す図である。 図12は、実施形態に係るU相(U1)、U相(U2)が割り当てられた歯T4、T3を流れる磁束の例を示す図である。 図13は、実施形態に係る電動パワーステアリング装置を示す模式図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本開示の電力変換装置を備えるモータおよび電動パワーステアリング装置の実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
本明細書においては、三相(U相、V相、W相)の巻線を有する三相モータに供給する電力を変換する電力変換装置を例にして、本開示の実施形態を説明する。但し、例えば四相および五相などのn相(nは3以上の整数)の巻線を有するn相モータに供給する電力を変換する電力変換装置も本開示の範疇である。



(実施形態1)



図1は、本実施形態によるモータ10の構造を示す図である。図1は、中心軸11に沿って切断したときのモータ10の内部を示している。


モータ10は、機電一体型モータである。モータ10は、例えば自動車の電動パワーステアリング装置用モータとして利用される。その場合、モータ10は、電動パワーステアリング装置の駆動力を発生する。モータ10は、例えば三相交流モータである。
モータ10は、ステータ20と、ロータ30と、ハウジング12と、隔壁14と、軸受15と、軸受16とを備える。ステータ20は電機子とも称される。中心軸11はロータ30の回転軸である。
ハウジング12は、底を有する略円筒状の筐体であり、ステータ20、軸受15およびロータ30を内部に収納する。軸受15を保持する凹部13がハウジング12の底の中央にある。隔壁14は、ハウジング12の上部の開口を閉じる板状の部材である。隔壁14は、その中央部で軸受16を保持している。
ステータ20は環状であり、積層体22および巻線21を有する。積層体22は積層環状コアとも称される。巻線はコイルとも称される。ステータ20は、駆動電流に応じて磁束を発生させる。積層体22は、複数の鋼板を中心軸11に沿う方向(図1のZ方向)に積層した積層鋼板から構成される。積層体22は、環状の積層コアバック24および複数の積層歯(ティース)23を含む。積層コアバック24は、ハウジング12の内壁に固定される。
巻線21は、銅等の導電性材料によって構成され、典型的には積層体22の複数の積層歯23にそれぞれ取り付けられている。
ロータ30は、ロータコア31、ロータコア31の外周に沿って設けられた複数の永久磁石32、シャフト33を備える。ロータコア31は、例えば鉄などの磁性材料で構成され、筒状の形状を有する。本実施形態においてロータコア31は、複数の鋼板を中心軸11に沿う方向(図1のZ方向)に積層した積層鋼板から構成される。複数の永久磁石32は、N極とS極とがロータコア31の周方向に交互に現れるように設けられている。シャフト33は、ロータコア31の中心に固定され、中心軸11に沿って上下方向(Z方向)に延びる。なお、本明細書中における上下左右方向とは、図1に示されたモータ10を見たときの上下左右方向であり、実施形態を分かりやすく説明するためにそれらの方向を用いて説明している。本明細書中における上下左右方向と、モータ10が実際の製品(自動車等)に搭載された状態における上下左右方向とは必ずしも一致しないことは言うまでもない。
軸受15および16は、ロータ30のシャフト33を回転可能に支持する。軸受15および16は、例えば、球体を介して外輪と内輪とを相対回転させるボールベアリングである。図1はボールベアリングを例示している。
モータ10において、ステータ20の巻線21に駆動電流を流すと、積層体22の複数の積層歯23に径方向の磁束が発生する。複数の積層歯23と永久磁石32との間の磁束の作用によって周方向にトルクが発生し、ロータ30はステータ20に対して回転する。ロータ30が回転すると、例えば電動パワーステアリング装置に駆動力が発生する。
シャフト33における隔壁14側の端部には、永久磁石41が固定されている。永久磁石41は、ロータ30とともに回転可能である。隔壁14の上部には、基板50が配置されている。基板50には電力変換装置100が搭載されている。隔壁14は、モータ10内部のステータ20およびロータ30が収納される空間と基板50が収納される空間とを隔てている。
電力変換装置100は、電源からの電力をステータ20の巻線21に供給する電力に変換する。基板50には、電力変換装置100が備えるインバータの端子52が設けられている。端子52には電線51が接続されている。電線51は例えば巻線21の端部である。電線51と巻線21とは別々の部材であってもよい。電力変換装置100から出力された電力は、電線51を介して巻線21に供給される。電力変換装置100の詳細は後述する。
基板50には磁気センサ40が設けられている。磁気センサ40は、シャフト33に固定された永久磁石41に対向する位置に配置されている。磁気センサ40は、シャフト33の中心軸11上に配置されている。磁気センサ40は、例えば磁気抵抗効果素子またはホール素子である。磁気センサ40は、シャフト33とともに回転する永久磁石41から発生する磁場を検出し、これによりロータ30の回転角を検出することができる。
モータ10は、複数の端子17を介して、モータ10外部の各種制御装置およびバッテリ等と接続される。複数の端子17は、外部の電源から電力が供給される電源端子および外部機器とデータの送受信を行うための信号端子等を含む。
次に、電力変換装置100の詳細を説明する。
図2は、本実施形態による電力変換装置100の回路構成を模式的に示す。

電力変換装置100は、第1インバータ110と、第2インバータ140とを備える。電力変換装置100は、図6に示す制御回路300を備える。
巻線21(図1)として、ステータ20にはU相の巻線M1、V相の巻線M2およびW相の巻線M3が巻かれている。各相の巻線は第1インバータ110と第2インバータ140とに接続される。具体的に説明すると、第1インバータ110は各相の巻線の一端に接続され、第2インバータ140は各相の巻線の他端に接続される。本願明細書において、電気回路内の部品同士の間の「接続」とは、主に電気的な接続を意味する。
第1インバータ110は、端子52(図1)として、各相に対応した端子U_L、V_LおよびW_Lを有する。第2インバータ140は、端子52として、各相に対応した端子U_R、V_RおよびW_Rを有する。第1インバータ110の端子U_Lは、U相の巻線M1の一端に接続され、端子V_Lは、V相の巻線M2の一端に接続され、端子W_Lは、W相の巻線M3の一端に接続される。第1インバータ110と同様に、第2インバータ140の端子U_Rは、U相の巻線M1の他端に接続され、端子V_Rは、V相の巻線M2の他端に接続され、端子W_Rは、W相の巻線M3の他端に接続される。このような結線は、いわゆるスター結線およびデルタ結線とは異なり、独立結線と呼ばれる場合がある。
電力変換装置100では、第1インバータ110および第2インバータ140は、電源101およびGNDに接続されている。電力変換装置100を備えるモータ10は、例えば端子17(図1)を介して、外部の電源に接続され得る。
本明細書中において、第1インバータ110を「ブリッジ回路L」と表記する場合がある。また、第2インバータ140を「ブリッジ回路R」と表記する場合がある。第1インバータ110および第2インバータ140のそれぞれは、ローサイドスイッチング素子およびハイサイドスイッチング素子を含むレグを3個備える。それらレグを構成する複数のスイッチング素子は、モータ10の巻線を介して第1インバータ110と第2インバータ140との間で複数のHブリッジを構成する。
第1インバータ110は、3個のレグから構成されるブリッジ回路を含む。図2に示されるスイッチング素子111L、112Lおよび113Lがローサイドスイッチング素子であり、スイッチング素子111H、112Hおよび113Hはハイサイドスイッチング素子である。スイッチング素子として、例えば電界効果トランジスタ(典型的にはMOSFET)または絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を用いることができる。本願明細書において、インバータのスイッチング素子としてFETを用いる例を説明し、以下の説明ではスイッチング素子をFETと表記する場合がある。例えば、スイッチング素子111LはFET111Lと表記される。
第1インバータ110は、U相、V相およびW相の各相の巻線に流れる電流を検出するための電流センサ(図6を参照)として、3個のシャント抵抗111R、112Rおよび113Rを備える。電流センサ170は、各シャント抵抗に流れる電流を検出する電流検出回路(不図示)を含む。例えば、シャント抵抗111R、112Rおよび113Rは、第1インバータ110の3個のレグに含まれる3個のローサイドスイッチング素子とGNDとの間にそれぞれ接続される。具体的には、シャント抵抗111RはFET111LとGNDとの間に接続され、シャント抵抗112RはFET112LとGNDとの間に接続され、シャント抵抗113RはFET113LとGNDとの間に接続される。シャント抵抗の抵抗値は、例えば0.5mΩから1.0mΩ程度である。
第1インバータ110と同様に、第2インバータ140は、3個のレグから構成されるブリッジ回路を含む。図2に示されるFET141L、142Lおよび143Lがローサイドスイッチング素子であり、FET141H、142Hおよび143Hはハイサイドスイッチング素子である。また、第2インバータ140は、3個のシャント抵抗141R、142Rおよび143Rを備える。それらのシャント抵抗は、3個のレグに含まれる3個のローサイドスイッチング素子とGNDとの間に接続される。第1および第2インバータ110、140の各FETは、例えばマイクロコントローラまたは専用ドライバによって制御され得る。
図3、図4および図5は、電力変換装置100が有する3個のHブリッジ131、132および133を示す図である。
第1インバータ110は、レグ121、123および125を有する。レグ121は、FET111HとFET111Lを有する。レグ123は、FET112HとFET112Lを有する。レグ125は、FET113HとFET113Lを有する。
第2インバータ140は、レグ122、124および126を有する。レグ122は、FET141HとFET141Lを有する。レグ124は、FET142HとFET142Lを有する。レグ126は、FET143HとFET143Lを有する。
図3に示すHブリッジ131は、レグ121と巻線M1とレグ122とを有する。図4に示すHブリッジ132は、レグ123と巻線M2とレグ124とを有する。図5に示すHブリッジ133は、レグ125と巻線M3とレグ126とを有する。
電源101(図2)は、所定の電源電圧を生成する。電源101から第1および第2インバータ110、140に電力が供給される。電源101として、例えば直流電源が用いられる。ただし、電源101は、AC−DCコンバータまたはDC―DCコンバータであってもよいし、バッテリー(蓄電池)であってもよい。電源101は、第1および第2インバータ110、140に共通の単一電源であってもよいし、第1インバータ110用の第1電源および第2インバータ140用の第2電源を備えていてもよい。
電源101と電力変換装置100との間にコイル102が設けられている。コイル102は、ノイズフィルタとして機能し、各インバータに供給する電圧波形に含まれる高周波ノイズ、または各インバータで発生する高周波ノイズを電源101側に流出させないように平滑化する。また、電源101と電力変換装置100との間には、コンデンサ103の一端が接続されている。コンデンサ103の他端はGNDに接続されている。コンデンサ103は、いわゆるバイパスコンデンサであり、電圧リプルを抑制する。コンデンサ103は、例えば電解コンデンサであり、容量および使用する個数は設計仕様などによって適宜決定される。

図2には、インバータ毎の各レグに1個のシャント抵抗を配置する構成を例示している。第1および第2インバータ110、140は、6個以下のシャント抵抗を備え得る。6個以下のシャント抵抗は、第1および第2インバータ110、140が備える6個のレグのうちの6個以下のローサイドスイッチング素子とGNDとの間に接続され得る。さらにこれをn相モータに拡張すると、第1および第2インバータ110、140は、2n個以下のシャント抵抗を備え得る。2n個以下のシャント抵抗は、第1および第2インバータ110、140が備える2n個のレグのうちの2n個以下のローサイドスイッチング素子とGNDとの間に接続され得る。
図6は、電力変換装置100を備えるモータ10のブロック構成を模式的に示している。電力変換装置100は制御回路300を備える。
制御回路300は、例えば、電源回路310と、角度センサ320と、入力回路330と、マイクロコントローラ340と、駆動回路350と、ROM360とを備える。制御回路300は、電力変換装置100の全体の動作を制御することによりモータ10を駆動する。具体的には、制御回路300は、目的とするロータの位置、回転速度、および電流などを制御してクローズドループ制御を実現することができる。なお、制御回路300は、角度センサに代えてトルクセンサを備えてもよい。この場合、制御回路300は、目的とするモータトルクを制御することができる。
電源回路310は、回路内の各ブロックに必要なDC電圧(例えば3V、5V)を生成する。角度センサ320は、例えばレゾルバまたはホールICである。角度センサ320として、磁気抵抗効果素子とマグネットが用いられてもよい。角度センサ320は、モータ10のロータの回転角(以下、「回転信号」と表記する。)を検出し、回転信号をマイクロコントローラ340に出力する。入力回路330は、電流センサ170によって検出されたモータ電流値(以下、「実電流値」と表記する。)を受け取り、必要に応じて、実電流値のレベルをマイクロコントローラ340の入力レベルに変換し、実電流値をマイクロコントローラ340に出力する。
マイクロコントローラ340は、第1インバータ110と第2インバータ140の各FETのスイッチング動作(ターンオンまたはターンオフ)を制御する。マイクロコントローラ340は、実電流値およびロータの回転信号などに従って目標電流値を設定してPWM信号を生成し、それを駆動回路350に出力する。
駆動回路350は、典型的にはゲートドライバである。駆動回路350は、第1および第2インバータ110、140における各FETのスイッチング動作を制御する制御信号(ゲート制御信号)をPWM信号に従って生成し、各FETのゲートに制御信号を与える。なお、マイクロコントローラ340が駆動回路350の機能を備えていてもよい。その場合、制御回路300は駆動回路350を備えていなくてもよい。
ROM360は、例えば書き込み可能なメモリ、書き換え可能なメモリまたは読み出し専用のメモリである。ROM360は、マイクロコントローラ340に電力変換装置100を制御させるための命令群を含む制御プログラムを格納している。例えば、制御プログラムはブート時にRAM(不図示)に一旦展開される。
次に、電力変換装置100の制御方法の具体例を説明する。制御回路300は、第1および第2インバータ110、140の両方を用いて三相通電制御することによってモータ10を駆動する。具体的に、制御回路300は、第1インバータ110のFETと第2インバータ140のFETとを互いに逆位相(位相差=180°)でスイッチング制御することにより三相通電制御を行う。例えば、FET111L、111H、141Lおよび141Hを含むHブリッジに着目すると、FET111Lがオンすると、FET141Lはオフし、FET111Lがオフすると、FET141Lはオンする。これと同様に、FET111Hがオンすると、FET141Hはオフし、FET111Hがオフすると、FET141Hはオンする。電源101から出力された電流は、ハイサイドスイッチング素子、巻線、ローサイドスイッチング素子を通ってGNDに流れる。

ここで、U相の巻線M1を流れる電流の経路を説明する。FET111HおよびFET141Lがオンであり、FET141HおよびFET111Lがオフのとき、電流は、電源101、FET111H、巻線M1、FET141L、GNDの順に流れる。FET141HおよびFET111Lがオンであり、FET111HおよびFET141Lがオフのとき、電流は、電源101、FET141H、巻線M1、FET111L、GNDの順に流れる。
次に、V相の巻線M2を流れる電流の経路を説明する。FET112HおよびFET142Lがオンであり、FET142HおよびFET112Lがオフのとき、電流は、電源101、FET112H、巻線M2、FET142L、GNDの順に流れる。FET142HおよびFET112Lがオンであり、FET112HおよびFET142Lがオフのとき、電流は、電源101、FET142H、巻線M2、FET112L、GNDの順に流れる。
次に、W相の巻線M3を流れる電流の経路を説明する。FET113HおよびFET143Lがオンであり、FET143HおよびFET113Lがオフのとき、電流は、電源101、FET113H、巻線M3、FET143L、GNDの順に流れる。FET143HおよびFET113Lがオンであり、FET113HおよびFET143Lがオフのとき、電流は、電源101、FET143H、巻線M3、FET113L、GNDの順に流れる。
図7は、三相通電制御に従って電力変換装置100を制御したときにモータ10のU相、V相およびW相の各巻線に流れる電流値をプロットして得られる電流波形(正弦波)を例示している。横軸は、モータ電気角(deg)を示し、縦軸は電流値(A)を示している。図7の電流波形において、電気角30°毎に電流値をプロットしている。Ipkは各相の最大電流値(ピーク電流値)を表している。
表1は、図7の正弦波において電気角毎に、各インバータの端子に流れる電流値を示している。表1は、具体的に、第1インバータ110(ブリッジ回路L)の端子U_L、V_LおよびW_Lに流れる、電気角30°毎の電流値、および、第2インバータ140(ブリッジ回路R)の端子U_R、V_RおよびW_Rに流れる、電気角30°毎の電流値を示している。ここで、ブリッジ回路Lに対しては、ブリッジ回路Lの端子からブリッジ回路Rの端子に流れる電流方向を正の方向と定義する。図7に示される電流の向きはこの定義に従う。また、ブリッジ回路Rに対しては、ブリッジ回路Rの端子からブリッジ回路Lの端子に流れる電流方向を正の方向と定義する。従って、ブリッジ回路Lの電流とブリッジ回路Rの電流との位相差は180°となる。表1において、電流値Iの大きさは〔(3)1/2/2〕*Ipkであり、電流値Iの大きさはIpk/2である。
Figure 2019069918
電気角0°において、U相の巻線M1には電流は流れない。V相の巻線M2にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさI1の電流が流れ、W相の巻線M3にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさI1の電流が流れる。
電気角30°において、U相の巻線M1にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIの電流が流れ、V相の巻線M2にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIpkの電流が流れ、W相の巻線M3にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIの電流が流れる。
電気角60°において、U相の巻線M1にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIの電流が流れ、V相の巻線M2にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIの電流が流れる。W相の巻線M3には電流は流れない。
電気角90°において、U相の巻線M1にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIpkの電流が流れ、V相の巻線M2にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIの電流が流れ、W相の巻線M3にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIの電流が流れる。
電気角120°において、U相の巻線M1にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIの電流が流れ、W相の巻線M3にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIの電流が流れる。V相の巻線M2には電流は流れない。
電気角150°において、U相の巻線M1にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIの電流が流れ、V相の巻線M2にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIの電流が流れ、W相の巻線M3にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIpkの電流が流れる。
電気角180°において、U相の巻線M1には電流は流れない。V相の巻線M2にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIの電流が流れ、W相の巻線M3にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIの電流が流れる。
電気角210°において、U相の巻線M1にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIの電流が流れ、V相の巻線M2にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIpkの電流が流れ、W相の巻線M3にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIの電流が流れる。
電気角240°において、U相の巻線M1にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIの電流が流れ、V相の巻線M2にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIの電流が流れる。W相の巻線M3には電流は流れない。
電気角270°において、U相の巻線M1にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIpkの電流が流れ、V相の巻線M2にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIの電流が流れ、W相の巻線M3にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIの電流が流れる。
電気角300°において、U相の巻線M1にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIの電流が流れ、W相の巻線M3にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIの電流が流れる。V相の巻線M2には電流は流れない。
電気角330°において、U相の巻線M1にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIの電流が流れ、V相の巻線M2にはブリッジ回路Rからブリッジ回路Lに大きさIの電流が流れ、W相の巻線M3にはブリッジ回路Lからブリッジ回路Rに大きさIpkの電流が流れる。
例えば、制御回路300は、図7に示される電流波形が得られるようなPWM制御によってブリッジ回路LおよびRの各FETのスイッチング動作を制御する。
上述のような独立結線式の回路構成を有する電力変換装置100は、モータ10に内蔵される。モータ10は、ステータ20と、ロータ30と、を備える。ロータ30はステータ20に対して中心軸まわりに相対的に回転可能である。

ロータ30は、ロータコア31と、少なくとも1つの永久磁石32を有する。ロータコア31は、例えば、複数の電磁鋼板を軸方向に積層することにより、構成される。本実施形態では、ロータコア31の外周面に、複数の永久磁石32が配置される。永久磁石32は、N極とS極とが周方向に交互に配置されている。なお、ロータ30が備える永久磁石としては、リング状の1つのマグネットが取り付けられてもよい。リング状マグネットの場合においても、N極とS極とが交互に着磁されるのが望ましい。
ステータ20は、積層体(ステータコア)22と、巻線(コイルとも称する)21と、を有する。ステータコア22は、例えば、複数の電磁鋼板を軸方向に積層することにより構成される。ステータコア22は、略環状のコアバック24と、コアバック24から径方向内側に向かって伸びる複数の歯23を有する。複数の歯23は、環状コアの内側面において、周方向に間隔をあけて配置される。各歯23には、樹脂などの絶縁材料を介してコイル21が配置される。コイル21は、絶縁材料を介して歯23に導線が巻き回されることにより構成される。本実施形態において、コイルの巻線方式は、いわゆる集中巻方式である。
本実施形態において、ステータコア22は、いわゆる丸コアである。しかしながら、ステータコア22は、いわゆる分割コアなどであってもよく、特に限定されるものではない。
本実施形態におけるモータ10は、U相、V相、W相を有する、いわゆる3相モータである。3相は、少なくとも3種類の導線を有する。すなわち、モータ10は、U相の導線、V相の導線、およびW相の導線を少なくとも一本ずつ有する。
以下の説明において、ロータ30における磁極の数をP、ステータ20における隣り合う歯間に構成される間隙(スロット)の数をSとする。
ここで、独立結線式の電力変換装置を用いて駆動されるモータにおいて、本願発明者が見出した課題を説明する。
図8は、独立結線式の電力変換装置を用いて駆動されるモータにおいて発生するノイズを示す図である。図8(a)は、駆動回路350が生成するPWM信号を示している。図8(b)は、PWM制御により、ある相の巻線に流れる電流を示している。図8(c)は、図8(b)の電流が流れる相に発生する電圧を時間微分して得られる波形を示している。
本願発明者は、研究を進める過程で、相に発生する電圧を時間微分して得られる波形に、針のように突き出たノイズ成分91が発生していることを見出した。このようなノイズ成分91は、PWM信号が立ち上がるタイミングおよび立ち下がるタイミングで発生している。EMI(Electro−Magnetic Interference)を小さくするという観点から、本願発明者は、ノイズ成分91の研究を進めるうちに、ノイズ成分91は、モータ駆動時の相互インダクタンスが大きく関係していることが分かった。以下、相互インダクタンスを説明する。
図9は、ステータ20およびロータ30の一例を示す平面図である。この例では、ステータ20は12個の歯23を備える。ロータ30は8個の永久磁石32を備える。言い換えると、この例では、ステータ20には、隣り合う歯23の間に構成され巻線21が配置される溝(スロット)25が12個ある。ロータ30における極数は8である。このような数の溝および磁極を備える構造は、8P12S(8ポール12スロット)と称されることがある。この例では、モータ10は、三相(U相、V相、W相)の巻線を有する三相モータである。12個の歯23には、例えば、U、V、W、U、V、W、U、V、W、U、V、Wの順に、U相、V相、W相が割り当てられている。
ロータ30の回転軸方向に平行な方向からロータ30を見たときの平面視において、ロータコア31の外形は、多角形である。この例では、平面視におけるロータコア31の外形は、八角形である。ロータコア31の外周部は、複数の側面34を有する。この例では、ロータコア31の外周部は、8個の側面34を有する。8個の側面34は、ロータコア31の周方向に隣り合って配置され、ロータコア31の外側面を構成する。平面視において、各側面34は、直線形状を有する。
側面34のそれぞれには、永久磁石32が配置される。永久磁石32は、例えば、接着剤等によって側面34に固定される。各永久磁石32は、各歯23と径方向に対向する。永久磁石32は、磁石ホルダなどの部材を用いてロータコア31に保持されてもよいし、他の方法によって固定されてもよい。
図9に示す8P12Sのモータにおいては、各歯における相の配置は、反時計回りにU相、W相、V相、U相、W相、V相・・・の順番の組が繰り返し配置される。1つのスロットにおいては、一の相を構成する導線と他の相の導線とが軸方向に沿って通される。より詳細には、当該スロットにおいて、一の相を構成するコイルの導線が軸方向一方側に引き出されるように巻きまわされ、他の相を構成するコイルの導線は軸方向他方側に引き出されるように巻き回される。
例えば、一のスロットにおいて、U相を構成するコイルの導線が軸方向一方側に引き出されるように巻き回され、W相を構成するコイルの導線が軸方向他方側へ引き出されるように巻き回される。図9に示す例では、軸方向一方側は+Z側であり、軸方向他方側は−Z側である。当該スロットに周方向に隣接する他のスロットでは、W相を構成する導線が軸方向一方側に引き出されるように巻き回され、V相を構成する導線は軸方向他方側へ引き出されるように巻き回される。さらに当該他のスロットに隣接するスロットでは、V相を構成する導線が軸方向一方側に引き出されるように巻き回され、U相を構成する導線が軸方向他方側へと引き出されるように巻き回される。
図10は、U相の歯から発生した磁束がV相およびW相の歯の方へ流れる様子を示す図である。図10中のボールドの矢印が磁束を表している。図示は省略しているが、U相の歯から発生した磁束は、他のV相およびW相の歯の方へも同様に流れる。上述のとおり、電力変換装置は、無結線独立式の回路構成を有する。そのため、第1のスロットにおいて、一の相を構成する導線に電流が流れると、一の相を構成する導線と他の相を構成する導線との間の相互誘導作用により、他の相を構成する導線にも電流が流れる。他の相を構成する導線に電流が流れると、一の相を構成する導線を流れる電流によって発生する磁場の影響を打ち消す向きに電流(零相電流)が流れる。言い換えると、一の相を構成する導線に流れる電流によって発生する磁場が、他の相を構成する導線との間の相互誘導によって、弱められる。磁束φ、電流I、インダクタンスをLとすると、一般にφ=LIと表せる。例えば、U相における磁束は、U相をあらわす添え字をUとすると、φ=LIと表すことができる。このことから、一の相を構成する導線を流れる電流を一定に保つとすると、磁束φが小さくなると、インダクタンスLが小さくなる。その結果、モータをPWM駆動にて駆動する場合に、PWM制御による各インバータのスイッチングによる電流変動が大きくなり、EMI(Electro−Magnetic Interference)が大きくなる虞がある。
なお、発明者の知見によれば、8P12Sのモータであっても、巻線の結線方式がY結線の場合には、このような現象は生じない。
U相、V相、W相に発生する電圧Vu、Vv、Vwは、
Figure 2019069918
で表される。ここで、Mは相互インダクタンス、Rは抵抗、eは磁石磁束による逆起電力成分である。
ここで、U相の電圧Vuに着目すると、電圧Vuは、
Figure 2019069918
で表される。右辺の第2項、第3項に着目すると、相互インダクタンスMが大きいほど、スイッチングノイズ要因は大きくなることが分かる。また、独立結線方式の電力変換装置には、同相電流が流れる。本願発明者は、独立結線式の電力変換装置を用いて駆動する形態では、相互インダクタンスMを小さくすることで、EMI(Electro−Magnetic Interference)を小さくできることを見出した。
そこで、本実施形態では、上述の無結線独立式の電力変換装置が取り付けられるモータにおいては、ロータにおける磁極の数を10とし、スロットの数を12とする(10P12S)の構成を採用する。
図11は、ステータ20およびロータ30の一例を示す平面図である。この例では、ステータ20は12個の歯23を備える。ロータ30は10個の永久磁石32を備える。言い換えると、この例では、ステータ20には、溝(スロット)25が12個ある。ロータ30における極数は10である。このような数の溝および磁極を備える構造は、10P12S(10ポール12スロット)と称されることがある。12個の歯23には、例えば、U、U、V、V、W、W、U、U、V、V、W、W、の順に、U相、V相、W相が割り当てられている。この例では、平面視におけるロータコア31の外形は、十角形である。ロータコア31の外周部は、10個の側面34を有する。側面34のそれぞれには、永久磁石32が配置される。
この例では、ステータにおいては、反時計回りに、U相(U1)、U相(U2)、V相(V1)、V相(V2)、W相(W1)W相(W2)、の組が繰り返し配置されるコイルの配置となる。すなわち、各歯には、U相(U1)のコイル、U相(U2)のコイル、V相(V1)のコイル、V相(V2)のコイル、W相(W1)のコイル、W相(W2)のコイルが配置される。同じ相が1組ずつとなって周方向に連続して並ぶため、両者の区別のために便宜上、1つの組における同じ相について、U1およびU2のように、1および2の数字をそれぞれ付している。
図11に示す例では、軸方向一方側は+Z側であり、軸方向他方側は−Z側である。断面視において、一のスロットにおいては、1組のうちの他方の第2の相(例えば、V2)を構成する導線が軸方向他方側に引き出されるように、導線が対応する歯に巻き回され、さらに、断面視において、1組のうちの一方の第2の相(例えば、V1)を構成する導線が軸方向他方側に引き出されるように、導線が対応する歯に巻き回される。
当該一のスロットに周方向(ここでは時計回り)に隣接するスロットでは、断面視において、1組のうちの一方の第2の相(例えば、V1)を構成する導線が軸方向一方側に引き出されるように、導線が対応する歯に巻き回され、1組のうちの他方の第1の相(例えば、U2)を構成する導線が軸方向他方側に引き出されるように、導線が対応する歯に巻き回される。
当該他のスロットに周方向に隣接するスロットでは、断面視において、1組のうちの他方の第1の相(例えば、U2)を構成する導線が軸方向一方側に引き出されるように、導線が対応する歯に巻き回され、さらに1組のうちの他方の第1の相(例えば、U1)を構成する導線が軸方向一方側に引き出されるように、銅線が対応する歯に巻き回される。
同様に、さらにその隣のスロットでは、平面視において、1組のうちの一方の第1の相を構成する導線が軸方向他方側に引き出されるように導線が対応する歯巻き回され、1組のうちの他方の第3の相(W2)を構成する導線が軸方向一方側へと引き出されるように導線が対応する歯に巻き回される。
さらに、その隣のスロットでは、平面視において、1組のうちの他方の第3の相(W2)を構成する導線が軸方向一方側へと引き出されるように導線が対応する歯に巻き回され、1組のうちの一方の第3の相(W1)を構成する導線が軸方向一方側へと引き出されるように導線が対応する歯に巻き回される。
そして、さらにその隣のスロットでは、断面視において、1組のうちの一方の第3の相(W1)を構成する導線が軸方向他方側へと引き出されるように導線が対応する歯に巻き回され、1組のうちの他方の第2の相(V2)を構成する導線が軸方向一方側へと引き出されるように導線が対応する歯に巻き回される。
すなわち、各スロットにおいては、コイルからの引き出し線の組み合わせ(V1、V2)、(U2、V1)、(U2、U1)、(W2、U1)、(W1、W2)、(V2、W1)いずれかになっている。
さらに言い換えると、周方向に配置される各歯を歯T1〜T12としたときに、歯T1では、V相(V2)を構成する導線は、径方向の内側から外側に向かって見たときに時計回りに巻き回される。歯T1の隣に位置するT2では、V相(V1)を構成する導線が径方向から見たときに反時計回りに巻き回される。歯T2の隣に位置する歯T3には、U相(U2)を構成する導線が径方向から見たときに反時計回りに巻きまわされる。歯T3の隣に位置する歯T4には、U相(U1)を構成する導線が径方向から見たときに時計回りに巻き回される。歯T4の隣に位置する歯T5には、W相(W2)を構成する導線が、径方向から見て時計回りに巻き回される。歯T5の隣に位置する歯T6には、W相(W1)を構成する導線が、径方向から見て反時計回りに巻き回される。歯T6の隣に位置する歯T7には、V相(V2)を構成する導線が、径方向から見て反時計回りに巻き回される。歯T7の隣に位置する歯T8には、V相(V1)を構成する導線が、径方向から見て時計回りに巻き回される。歯T8の隣に位置する歯T9には、U相(U2)を構成する導線が、径方向から見て時計回りに巻き回される。歯T9の隣に位置する歯T10には、U相(U1)を構成する導線が、径方向から見て反時計回りに巻き回される。歯T10の隣に位置する歯T11には、W相(W2)を構成する導線が、径方向から見て反時計回りに巻き回される。歯T11の隣に位置する歯T12には、W相(W1)を構成する導線が、径方向から見て時計回りに巻き回される。
これにより、1つのスロットにおいて同じ相を構成する導線が同じ方向に引き出されるように導線が対応する歯に巻きまわされる、または、異なる相を構成する導線が互いに逆方向に引き出されるように導線が対応する歯に巻きまわされることになる。その結果、各スロットにおいて、一の相を構成するコイルに電流が流れた場合であっても、他の相または同じ相を構成するコイルに対して相互誘導に起因する磁場の減少を抑えることができる。
図12は、U相(U1)、U相(U2)が割り当てられた歯T4、T3を流れる磁束の例を示す図である。U相の歯T4、T3で発生した磁束は、主に同じU相の歯T4、T3を流れるため、他のV相およびW相の歯には流れにくい。これにより相互インダクタンスを小さくすることができる。上述のようにインダクタンスが大きくなることがなく、PWM制御のスイッチングの電流変動を小さくすることができる。ゆえに、電力変換装置を有するモータにおけるEMI(Electro−Magnetic Interference)を小さくすることができる。また、EMIを小さくできることにより、EMIを低減させるための回路素子(EMIフィルタ等)のサイズを小さくすることができる。例えば、EMIフィルタは、コイル102およびコンデンサ103(図2)を備える。
モータ、電力変換装置およびECUが一体化された機電一体型モータ10において、EMIフィルタを小さくできることにより、機電一体型モータ10が備えるECUを小型化できる。ECUを小型化できることにより、機電一体型モータ10の小型化を実現することができる。
なお、上述の磁極数とスロット数の組み合わせは、10P12S(磁極数が10、スロット数が12)であったが、これに限られず、例えば、14P12S(磁極数が14、スロット数が12)、8P24S(磁極数が8、スロット数が24)であってもよい。すなわち、本発明における磁極数およびスロット数の組み合わせは、mを正の整数(m≧1)としたときに、磁極数が5mでありスロット数が6m、磁極数が7mで
ありスロット数が6m、または、磁極数が2mでありスロット数が6mの組み合わせであってもよい。言い換えると、磁極の数とスロットの数の比で表すと、5:6、7:6、または、1:3の組み合わせであってもよい。なお、相互誘導による影響を低減できるのであれば、これら以外の磁極数およびスロット数の組み合わせであってもよい。
さらに、上述の実施形態における巻線方式は、集中巻方式である。しかしながら、巻線方式は、いわゆる分布巻方式であってもよい。分布巻方式のモータ10においても、上記と同様に相互インダクタンスを小さくすることができ、EMIを小さくできる。分布巻方式の機電一体型モータ10においても、EMIフィルタを小さくできることにより、機電一体型モータ10が備えるECUを小型化できる。ECUを小型化できることにより、機電一体型モータ10の小型化を実現することができる。



<第2実施形態>



自動車等の車両は一般的に、電動パワーステアリング装置を備えている。電動パワーステアリング装置は、運転者がステアリングハンドルを操作することによって発生するステアリング系の操舵トルクを補助するための補助トルクを生成する。補助トルクは、補助トルク機構によって生成され、運転者の操作の負担を軽減することができる。例えば、補助トルク機構は、操舵トルクセンサ、ECU、モータおよび減速機構などを備える。操舵トルクセンサは、ステアリング系における操舵トルクを検出する。ECUは、操舵トルクセンサの検出信号に基づいて駆動信号を生成する。モータは、駆動信号に基づいて操舵トルクに応じた補助トルクを生成し、減速機構を介してステアリング系に補助トルクを伝達する。


本開示のモータ10は、電動パワーステアリング装置に好適に利用される。図13は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置500を模式的に示している。電動パワーステアリング装置500は、ステアリング系520および補助トルク機構540を備える。
ステアリング系520は、例えば、ステアリングハンドル521、ステアリングシャフト522(「ステアリングコラム」とも称される。)、自在軸継手523A、523B、回転軸524(「ピニオン軸」または「入力軸」とも称される。)、ラックアンドピニオン機構525、ラック軸526、左右のボールジョイント552A、552B、タイロッド527A、527B、ナックル528A、528B、および左右の操舵車輪(例えば左右の前輪)529A、529Bを備える。ステアリングハンドル521は、ステアリングシャフト522と自在軸継手523A、523Bとを介して回転軸524に連結される。回転軸524にはラックアンドピニオン機構525を介してラック軸526が連結される。ラックアンドピニオン機構525は、回転軸524に設けられたピニオン531と、ラック軸526に設けられたラック532とを有する。ラック軸526の右端には、ボールジョイント552A、タイロッド527Aおよびナックル528Aをこの順番で介して右の操舵車輪529Aが連結される。右側と同様に、ラック軸526の左端には、ボールジョイント552B、タイロッド527Bおよびナックル528Bをこの順番で介して左の操舵車輪529Bが連結される。ここで、右側および左側は、座席に座った運転者から見た右側および左側にそれぞれ一致する。
ステアリング系520によれば、運転者がステアリングハンドル521を操作することによって操舵トルクが発生し、ラックアンドピニオン機構525を介して左右の操舵車輪529A、529Bに伝わる。これにより、運転者は左右の操舵車輪529A、529Bを操作することができる。
補助トルク機構540は、例えば、操舵トルクセンサ541、ECU542、モータ543、減速機構544および電力変換装置545を備える。補助トルク機構540は、ステアリングハンドル521から左右の操舵車輪529A、529Bに至るステアリング系520に補助トルクを与える。なお、補助トルクは「付加トルク」と称されることがある。
ECU542として、実施形態に係る制御回路300を用いることができ、電力変換装置545として、実施形態に係る電力変換装置100を用いることができる。また、モータ543は、実施形態におけるモータ10に相当する。ECU542、モータ543および電力変換装置545を備える機電一体型ユニットとして、実施形態に係るモータ10を好適に用いることができる。
操舵トルクセンサ541は、ステアリングハンドル521によって付与されたステアリング系520の操舵トルクを検出する。ECU542は、操舵トルクセンサ541からの検出信号(以下「トルク信号」と表記する。)に基づいてモータ543を駆動するための駆動信号を生成する。モータ543は、操舵トルクに応じた補助トルクを駆動信号に基づいて発生する。補助トルクは、減速機構544を介してステアリング系520の回転軸524に伝達される。減速機構544は、例えばウォームギヤ機構である。補助トルクはさらに、回転軸524からラックアンドピニオン機構525に伝達される。
電動パワーステアリング装置500は、補助トルクがステアリング系520に付与される箇所によって、ピニオンアシスト型、ラックアシスト型、およびコラムアシスト型等に分類することができる。図22には、ピニオンアシスト型の電動パワーステアリング装置500を例示している。ただし、電動パワーステアリング装置500は、ラックアシスト型、コラムアシスト型等であってもよい。
ECU542には、トルク信号だけでなく、例えば車速信号も入力され得る。外部機器560は例えば車速センサである。または、外部機器560は、例えばCAN(Controller Area Network)等の車内ネットワークで通信可能な他のECUであってもよい。ECU542のマイクロコントローラは、トルク信号や車速信号などに基づいてモータ543をベクトル制御等により制御することができる。
ECU542は、少なくともトルク信号に基づいて目標電流値を設定する。ECU542は、車速センサによって検出された車速信号を考慮し、さらに角度センサ320によって検出されたロータの回転信号を考慮して、目標電流値を設定することが好ましい。ECU542は、電流センサ170によって検出された実電流値が目標電流値に一致するように、モータ543の駆動信号、つまり、駆動電流を制御することができる。

電動パワーステアリング装置500によれば、運転者の操舵トルクにモータ543の補助トルクを加えた複合トルクを利用してラック軸526によって左右の操舵車輪529A、529Bを操作することができる。特に上述の機電一体型ユニットに、本開示のモータ10を利用することにより、部品の品質が向上し、かつ、正常時および異常時のいずれにおいても適切な電流制御が可能となる、モータを備える電動パワーステアリング装置が提供される。
以上、本開示にかかる実施形態を説明した。上述の実施形態の説明は例示であり、本開示の技術を限定するものではない。また、上述の実施形態で説明した各構成要素を適宜組み合わせた実施形態も可能である。
本開示の実施形態は、掃除機、ドライヤ、シーリングファン、洗濯機、冷蔵庫および電動パワーステアリング装置などの、各種モータを備える多様な機器に幅広く利用され得る。



10 モータ、11 中心軸、20 ステータ、21 巻線、22 積層体、23 積層歯、24 コアバック、30 ロータ、31 ロータコア、32 永久磁石、33 シャフト、100 電力変換装置、101 電源、102 コイル、103 コンデンサ、110 第1インバータ、140 第2インバータ、300 制御回路、310 電源回路、320 角度センサ、330 入力回路、340 マイクロコントローラ、350 駆動回路、351 検出回路、360 ROM、500 電動パワーステアリング装置

Claims (10)

  1. 三相の巻線と、
    前記三相の巻線の一端に接続される第1インバータと、
    前記三相の巻線の他端に接続される第2インバータと、
    ステータと、
    前記ステータに対して相対的に回転可能なロータと、
    を備えたモータであって、
    前記ロータは、
    ロータコアと、
    前記ロータコアに設けられた少なくとも1つの永久磁石と、
    を備え、
    前記ステータは、
    環状のコアバックと、
    前記コアバックから径方向に延び、周方向に互いに間隔をあけて配置される複数の歯と、
    を備え、
    前記三相は、第1の相、第2の相および第3の相を含み、
    前記ステータの複数の歯には、前記第1の相、前記第2の相および前記第3の相が割り当てられ、
    前記永久磁石の磁極の数と、周方向に隣り合う前記複数の歯の間に構成されるスロットの数との比は、5:6、7:6、または1:3である、モータ。
  2. 前記磁極の数は10であり、前記スロットの数は12である、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記磁極の数は14であり、前記スロットの数は12である、請求項1に記載のモータ。
  4. 前記磁極の数は8であり、前記スロットの数は24である。請求項1に記載のモータ。
  5. 前記ステータのコイルの巻線方式は集中巻き方式である、請求項1から4のいずれかに記載のモータ。
  6. 前記ステータのコイルの巻線方式は分布巻き方式である、請求項1から4のいずれかに記載のモータ。
  7. 前記複数の歯の数は、6の倍数であり、
    前記複数の歯のうちの周方向に連続して並ぶ6個の歯には、前記第1の相と前記第2の相と前記第3の相とが、
    第1の相、第1の相、第2の相、第2の相、第3の相、第3の相の順に割り当てられている、請求項1から6のいずれかに記載のモータ。
  8. 前記複数の歯の数は12個であり、
    前記12個の歯には、前記第1の相と前記第2の相と前記第3の相とが、
    第1の相、第1の相、第2の相、第2の相、第3の相、第3の相、第1の相、第1の相、第2の相、第2の相、第3の相、第3の相の順に割り当てられている、請求項2または3に記載のモータ。
  9. コイルおよびコンデンサを有するEMIフィルタをさらに備え、
    EMIフィルタのサイズは所定値以下である、請求項1から8のいずれかに記載のモータ。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載のモータを備えた、電動パワーステアリング装置。
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