JPWO2019058434A1 - 測定装置 - Google Patents

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Abstract

仮に、部品電極の各々がラウンド状を成している場合であっても、部品電極の各々が接触可能な測定用電極を備え、かつ、特許文献1に記載の測定装置とは異なる構造を成す測定装置を得る。本測定装置においては、一対の測定用電極の各々が、それぞれ、複数のワイヤを含むものとされる。部品が一対の測定用電極の各々に押し付けられた場合に、複数のワイヤは弾性変形させられる。そのため、仮に、部品電極の各々がラウンド状を成している場合であっても、部品電極の各々を、それぞれ、複数のワイヤのうちの少なくとも1本ずつに安定して接触させることができる。また、本測定装置の構造は、特許文献1の記載の測定装置の構造と異なる。

Description

本開示は、回路基板に装着される部品の電気的特性の測定を行う測定装置に関するものである。
特許文献1の図1,2には、2つの長手形状を成すプローブから構成された測定用電極を1対含む測定装置が記載されている。1対の測定用電極は測定装置のXYテーブルの上面から突出した状態で設けられる。本測定装置において、絶縁性を有する材料で製造されたノズルである絶縁ノズルによって部品が一対の測定用電極へ移動させられ、部品の一対の電極である部品電極が、それぞれ、2つずつのプローブに接触させられる。それにより、部品の電気的特性が測定される。
特許文献1の図3〜5に記載の測定装置において、測定用電極は、それぞれ、2つのプローブと、2つのプローブをそれぞれ保持する2つのプローブブロックとを含む。測定用電極の各々において、2つのプローブのうちの1つは、プローブブロックに弾性部材を介して保持される。本測定装置において、スライドブロックの移動により、2つずつのプローブが、絶縁ノズルに保持された部品に接近させられ、部品電極に接触させられる。それにより、部品の電気的特性が測定される。
特公平7−105629号
概要
解決しようとする課題
本開示の課題は、仮に、部品電極の各々がラウンド状を成している場合であっても、部品電極の各々が接触可能な測定用電極を備えた測定装置であって、特許文献1に記載の測定装置とは異なる構造を成す測定装置を得ることである。
課題を解決するための手段、作用および効果
本開示に係る測定装置においては、一対の測定用電極の各々が、それぞれ、複数のワイヤを含むものとされる。部品が一対の測定用電極の各々に押し付けられた場合に、複数のワイヤは弾性変形させられる。そのため、部品電極の各々がラウンド状を成している場合であっても、部品電極の各々を、それぞれ、複数のワイヤのうちの少なくとも1本ずつに安定して接触させることができる。
また、本開示に係る測定装置の構造は、特許文献1の図1,2に示す測定装置の構造、図3〜5に示す測定装置の構造と異なる。
本開示の一実施形態である測定装置を含む装着機の斜視図である。 上記測定装置の斜視図である。 上記測定装置によって測定された部品の斜視図(概念図)である。 上記部品の正面図(概念図)である。 上記測定装置の要部を示す斜視図である。 上記測定装置の一部断面図である。 上記装着機の制御装置の周辺を示す図である。 上記制御装置の記憶部に記憶されたLCR測定プログラムを表すフローチャートである。 上記測定装置の別の一部断面図である。 上記測定装置のさらに別の一部断面図である。 上記測定装置の別の一部断面図である。
実施形態
以下、本開示の一実施形態である測定装置を含む装着機について図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示す装着機は、部品sを回路基板Pに装着するものであり、装置本体2,回路基板搬送保持装置4,部品供給装置6,ヘッド移動装置8等を含む。
回路基板搬送保持装置4は、回路基板P(以下、基板Pと略称する)を搬送して保持するものであり、図1において、基板Pの搬送方向をx方向、基板Pの幅方向をy方向、基板Pの厚み方向をz方向とする。y方向、z方向は、それぞれ、装着機の前後方向、上下方向である。これら、x方向、y方向、z方向は互いに直交する。部品供給装置6は、基板Pに装着される電子部品(以下、部品と略称する)sを供給するものであり、本実施例においては、複数のテープフィーダ14を含む。ヘッド移動装置8は、作業ヘッドとしての装着ヘッド16を保持してx、y、z方向へ移動させるものであり、装着ヘッド16は、部品sを吸着して保持する吸着ノズル18を有する。装着ヘッド16は、吸着ノズル18の先端に負圧と正圧とを選択的に供給する機能を有する。
また、符号20はカメラを示す。カメラ20は、吸着ノズル18によって保持された部品sを撮像するものであり、カメラ20によって撮像された画像に基づいて、部品sが基板Pに装着される予定のものであるか否かが判定される。符号22は、ノズルステーションを示す。ノズルステーション22には、絶縁性を有する材料である絶縁材で製造された吸着ノズルである絶縁ノズル24(図5参照)を含む複数の吸着ノズルが収容され、適宜交換される。
符号26は測定装置を示す。測定装置26は、部品sの電気的特性を測定するものであり、ごみ箱28を介して回路基板搬送保持装置4の本体に設けられる。部品sの電気的特性としては、L(インダクタンス)、C(キャパシタンス)、R(レジスタンス)、Z′(インピーダンス)等が該当し、測定装置26によってこれらのうちの1つ以上が測定される。
本測定装置26において電気的特性が測定される部品sは、図3等に示すように、中間部に設けられた機能部pと、両端部に設けられた部品電極qとを有する角チップである。機能部pは、外側が絶縁材によって覆われている。なお、本実施例において、部品sにおいて、両端部に部品電極qが設けられた方向(部品電極q、機能部p、部品電極qが並んだ方向である)を長手方向と称し、長手方向と直交する方向を幅方向と称する。ただし、長手方向の長さLが幅方向の長さMより長いとは限らない。部品sについては、長手方向の長さLと幅方向の長さMとの少なくとも一方が異なる複数のサイズのものがある。
また、部品sの部品電極qは、図4に示すように、ラウンド状を成す場合がある。例えば、部品sがコンデンサを含む場合には、部品sの製造上の都合により部品電極qがラウンド状を成す場合があるのである。
測定装置26は、図2,5,6に示すように、一対の電極である測定用電極42,44から構成された測定用電極対46を複数対含む。測定用電極対46は、測定台48の上面(xy平面)に開口して設けられた複数の凹部49にそれぞれ設けられる。
測定用電極42,44は、それぞれ、複数本のワイヤ50と、複数本のワイヤ50を保持する保持部52とを含む。複数のワイヤ50の各々と保持部52とは、それぞれ、電極として機能し得る材料で製造されたものである。複数のワイヤ50の各々は、それぞれ、可撓性、すなわち、部品sとの接触により容易に弾性変形し得る程度の可撓性を有するものである。保持部52は、本実施例において、概して円盤状を成し、剛性を有するものである。複数のワイヤ50は、保持部52の端面52sを覆う状態で、保持部52の端面52sに対してほぼ垂直に伸びた姿勢で設けられる。すなわち、複数のワイヤ50は、一列に並んで設けられるのではなく、複数列に、または、平面的に(2次元的に)広がって設けられる。このように、測定用電極42,44は、ワイヤ50の束を含むものであり、図5,6に示すように、概してブラシ状を成すものである。
なお、図6に示すように、本実施例において、測定用電極42,44の各々において、複数のワイヤ50の各々は、互いにほぼ同じ長さ、ほぼ同じ太さとされる。
複数のワイヤ50の各々は、例えば、直径が0.02〜0.06mmのもの、望ましくは、0.03〜0.05mmのものとすることができる。また、測定用電極42,44の各々は、例えば、ワイヤ50を、数十本〜数万本含むものとすることができ、望ましくは数十本〜数千本(例えば、20本〜9000本)含むものとすることができる。さらに、望ましくは、50本〜3000本含むものとすることができる。さらに、ワイヤ50は、密度400本/1mm以上、1800本/1mm以下で設けることが望ましい。
また、測定用電極42,44の各々の保持部52には、それぞれ、リード線54,56が接続され、リード線54,56の一方(本実施例においては、リード線54)に電源60が接続され、他方(本実施例においては、リード線56)がアースされ、リード線54,56の間に測定部としてのLCR測定部62が設けられる。測定用電極42が陽極、測定用電極42が陰極44とされる。複数のワイヤ50、保持部52は、それぞれ、電極として機能し得る材料によって製造されたものであるため、測定用電極42,44の各々において、複数のワイヤ50のうちの少なくとも1本ずつに、部品sの部品電極qが接触した場合には、その部品sに電流を流すことができ、LCR測定部62によって、部品sの電気的特性を測定することができる。
図6に示すように、測定用電極42,44の各々の大きさ(例えば、保持部52が概して円盤状を成すものである場合に、保持部52の中心から最短のワイヤ50までの距離rで表すことができる)、間隔d(例えば、測定用電極42,44の各々の中心同士の間隔)は、電気的特性が測定される部品sのサイズ等に基づいて決まる。換言すれば、測定用電極42,44の各々の大きさr、間隔dは、電気的特性を測定する対象である複数サイズの部品sの部品電極qが、それぞれ、測定用電極42,44を構成する少なくとも1本ずつのワイヤ50に接触するように設計されるのである。
ここで、図6に示す測定装置において、電気的特性を測定可能な部品sについて考える。測定用電極42,44の大きさr、間隔dである場合には、理論的に、二点鎖線に示す部品s以上、破線に示す部品s以下の大きさの部品sについて、電気的特性を測定することができる。
二点鎖線に示す部品sは、(1)式に示すように、長手方向の長さLが、間隔dから大きさrの2倍を引いた値(d−2r)より設定値δa以上大きい部品sである。このように、部品sの長手方向の長さLが、測定用電極42,44の互いに最も接近しているワイヤ同士の間隔より設定値δa以上長い場合に、部品電極qの各々が、測定用電極42,44の複数のワイヤ50の少なくとも1本ずつに接触可能となる。
L>d−2r+δa・・・(1)
破線が示す部品sは、(2)式に示すように、長手方向の長さLから部品電極qの長さNの2倍を引いた値(L−2N)が、間隔dに大きさrの2倍を加えた値(d+2r)より設定値δb以上小さい部品sである。このように、部品sの機能部pの長さ(L−2N)が、測定用電極42,44の互いに最も離間しているワイヤ同士の間隔より設定値δb以上短い場合には、部品電極qの各々が、測定用電極42,44の複数のワイヤ50のうちの少なくとも1本ずつに接触可能となる。
L−2N<d+2r−δb・・・(2)
なお、設定値δa、δbは、部品電極qに良好にワイヤ50が接触し得るための余裕値である。
以上のことから、測定用電極42,44の各々の大きさr、間隔dである測定装置においては、(3)式に示すように、上記(1)式、(2)式を満たす範囲の複数のサイズの部品sの電気的特性の測定が可能となる。
d−2r+δa<L<d+2r−δb+2N・・・(3)
換言すれば、(3)式を満たす複数のサイズの部品sの電気的特性が測定できるように、測定用電極対46の間隔d、大きさrが設計されるのである。
なお、本実施例に係る測定装置26においては、大きさr、間隔dが異なる複数対(本実施例においては、3対)の測定用電極対46a、b、cが設けられる。3対の測定用電極対46を設けることは不可欠ではないが、3対の測定用電極対46を設けることにより、多くのサイズ(測定用電極対46a、b、cの各々において電気的特性を測定可能な部品sのサイズが重複しない場合には、互いに異なる6サイズ以上)の部品sの電気的特性を測定することが可能となる。
また、電気的特性の測定の際に、ワイヤ50に部品sが押し付けられるが、ワイヤ50は可撓性を有するものであるため、弾性変形させられる。それにより、仮に、部品電極qの各々がラウンド状を成すものであっても、また、部品sが小さいものであっても、部品電極qの各々に複数のワイヤ50のうちの少なくとも1本ずつを安定して接触させることができる。この場合において、ワイヤ50が弾性変形させられても、電気的特性の測定値への影響は小さい。
当該装着機は制御装置100を含む。制御装置100は、図7に示すように、コンピュータを主体とするコントローラ102と、複数の駆動回路104とを含む。コントローラ102は、実行部110、記憶部112、入出力部114等を含み、入出力部114には、基板搬送保持装置4、部品供給装置6、ヘッド移動装置8が、それぞれ、駆動回路104を介して接続されるとともに、作業ヘッド16、測定装置26、ディスプレイ116、カメラ20等が接続される。記憶部112には、図8のフローチャートで表されるLCR測定プログラム等の複数のプログラム、テーブルが記憶されている。また、コントローラ102に設けられたタイマ124によって時間が計測される。
以下、装着機の作動について説明する。
新たなテープフィーダ14のセット、テープフィーダ14の交換が行われた場合等、部品sの電気的特性の測定指令が出された場合に、そのテープフィーダ14に保持された部品sの電気的特性が測定される。
部品sの電気的特性は、図8のフローチャートで表されるLCR測定プログラムの実行により測定される。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、部品sの電気的特性の測定指令が出されたか否かが判定される。測定指令が出された場合には、S2において、部品sが、その部品sのサイズで決まる測定用電極対46a〜cのうちの1つ(例えば、測定用電極対46bとする)に押し付けられる。ワイヤ50は弾性変形させられ、部品電極qの各々に接触させられる。詳細には、装着ヘッド16がノズルステーション22へ移動させられ、絶縁ノズル24が取り付けられる。次に、装着ヘッド16が部品供給装置6へ移動させられ、絶縁ノズル24によって新たに取り付けられたテープフィーダ14に保持された部品sがピックアップされる。そして、装着ヘッド16が測定装置26の測定用電極対46bへ移動させられて、下降させられる。それにより、部品sが測定用電極対46bに押し付けられるのである。
S3において、部品電極qがそれぞれ測定用電極42,44に接触させられた時点から除電時間が経過するのが待たれる。除電時間は、部品sが有していると推定される容量の静電気を除去するのに要する時間であり、予め実験等により求めたり、部品sの大きさ、特性等に基づいて理論的に求めたりすること等ができる。また、部品sは絶縁ノズル24によって保持されるため、絶縁ノズル24を介して除電が行われることもない。それに対して、本実施例においては、測定用電極44がアースされているため、部品sに蓄えられた電荷は測定用電極44を介して逃がされ、除電が行われるのである。
そして、経過時間が除電時間に達した後に、S4において、測定用電極42,44の間に電圧が印加されて、LCR測定部62によって電流が測定されて、部品sの電気的特性が求められる。測定用電極42,44の間に印加された電圧、流れる電流等に基づき、L,C,R等が求められるのである。
部品sの電気的特性の測定後、S5において、測定された電気的特性である測定値がその部品sの規格値とほぼ一致するか否かが判定される。ほぼ一致する場合には、S6において、装着ヘッド16は、部品sが絶縁ノズル24によって保持された状態で、基板Pへ移動させられ、部品sが装着される。測定値と規格値とが不一致である場合には、S7において、部品sはごみ箱28へ廃棄させられる。測定値と規格値とがほぼ一致する場合には、その部品sは適正なものであるため、その部品sを廃棄する必要性は低い。また、絶縁ノズル24が利用されるが、S3において除電が行われるため、部品sの帯電量が少ない。そのため、部品sは、基板Pへの装着に使用することができる。
以上のように、本実施例においては、測定用電極対46a、b、cの各々において、それぞれ、複数サイズの部品sの電気的特性を測定することが可能となる。そのため、部品sのサイズ毎に測定用電極対を設ける必要がなく、その分、コストダウンを図ることができる。
また、測定用電極対46の各々が、平面的(x方向およびy方向)に広がって設けられた複数のワイヤ50を含むものであるため、部品sの長さLの誤差があっても、絶縁ノズル24の位置の誤差があっても、部品電極qをそれぞれ測定用電極42,44の少なくとも1本ずつのワイヤ50に安定して接触させることができる。例えば、測定用電極が、1つの針状のプローブから構成されたものとされた測定装置に比較して、部品電極qの各々を容易に測定用電極対46に接触させることが可能となる。
さらに、測定用電極42,44が、複数の可撓性を有するワイヤ50を含むものであるため、部品sが押し付けられることにより、ワイヤ50が弾性変形させられる。それにより、部品電極qがラウンド状を成すものであっても、または、部品sが小さくても、部品電極qの各々に、少なくとも1本ずつのワイヤ50を安定して接触させることができる。
このように、複数のワイヤ50を含む測定用電極42,44を備えた測定装置は、特許文献1に記載されていない。
なお、測定用電極42,44にそれぞれ含まれる複数のワイヤ50の各々を、互いに同じ太さ、同じ長さのものとすることは不可欠ではない。複数のワイヤ50のうちの一部分と他の部分とで、太さと長さとの少なくとも一方を異ならせることができる。
例えば、図9に示す測定装置において、測定用電極120,122は、それぞれ、複数のワイヤ124と複数のワイヤ124を保持する保持部126とを含むが、複数のワイヤ124のうち、中央部に位置するワイヤ124aについては周辺部に位置するワイヤ124bより、保持部126の端面126sからの突出長さが長くされる。また、中央部に位置し、端面126sからの突出長さが長いワイヤ124aについては、周辺部に位置し、端面126からの突出長さが短いワイヤ124bより、細くすることができる。さらに、中央部においては周辺部における場合より密度を高くすることもできる。それにより、安定して部品電極qにワイヤ124を接触させることが可能となる。なお、中央部とは、例えば、半径が、保持部126の半径rの0.6r以下の部分、0.5r以下の部分、0.4r以下の部分、0.3r以下の部分、0.2r以下の部分等とすることができる。
また、図10に示す測定装置において、測定用電極130,132は、それぞれ、複数のワイヤ134と複数のワイヤ134を保持する保持部136とを含むが、複数のワイヤ134のうち、中央部に位置するワイヤ134aについては周辺部に位置するワイヤ134bより、保持部136の端面136sからの突出長さが短くされる。また、周辺部に位置するワイヤ124bについては、中央部に位置するワイヤ124aより、細くすることができる。
さらに、測定用電極を、測定台48に、弾性部材を介して取り付けることもできる。
例えば、図11に示す測定装置において、測定用電極140、142の各々は、複数のワイヤ144と、ワイヤ144を保持する保持部146とを含む。保持部146は、それぞれ、大径部146bと小径部146sとを有する段付き形状を成す。それに対して、測定台48の凹部49の中央部には、それぞれ、大径穴部150bと小径穴部150sとを有する段付き形状を成す穴150が形成され、保持部146の小径部146sが小径穴部150sに摺動可能に嵌合される。また、測定台48に形成された穴150の小径穴部150sと大径穴部150bとの間の段面150dと、保持部146の小径部146sと大径部146bとの間の段面146dとの間には、弾性部材としてのスプリング152が設けられる。それにより、測定用電極140,142が上下方向に弾性的に保持される。
図11に示す測定装置において、部品sが電極140,142に強く押し付けられた場合には、スプリング152が伸縮させられる。そのため、複数のワイヤ144の各々の過度な変形を抑制することができる。
また、複数のワイヤは、保持部に対して一列に並べて設けることもできる。
さらに、保持部は、端面が多角形状を成すものとすることもできる。
また、3対の測定用電極対46a、b、cの各々が、複数のサイズの部品sの電気的特性を測定可能に設計されることは不可欠ではなく、3対の測定用電極対46a、b、cのうちの1対または2対の測定用電極対については、1つのサイズの部品sの電気的特性を測定するために設計されるようにすることもできる。
さらに、測定台48の上面に開口する複数の凹部49は、部品sを押し付ける場合のガイドとしての機能を備えたものとすることができ、凹部49の側壁を、複数サイズの部品sに合わせた位置に設けることができる。それに対して、凹部49を設けることは不可欠ではなく、測定台48の上面から上方へ突出する状態で測定用電極対46を設けることもできる。
また、測定用電極対46は、上下方向または横方向に移動可能に設けることもできる。例えば、絶縁ノズル24によって保持された部品sに対して、複数のワイヤを含む測定用電極対46を接近させて、部品電極qに接触させることもできる。この場合においても、ワイヤが可撓性を有するものであるため、ワイヤを部品電極qに安定して接触させることができる。
さらに、S3のステップは不可欠ではない。除電時間が非常に短い場合には、無視することも可能である等、その他、本開示は、前記実施形態に記載の態様の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
26:測定装置 42,44,120,122,130,132,140,142:測定用電極 46:測定用電極対 48:測定台 50,124,134,144:ワイヤ 52,126,136,146:保持部 60:電源 62:LCR測定部 100:制御装置 152:スプリング
特許請求可能な態様
以下の各項に、特許請求可能な態様を記載する。
(1)部品供給装置によって供給された部品をピックアップして回路基板に装着する装着機に設けられ、一対の電極である一対の測定用電極に、それぞれ、前記部品の一対の電極である一対の部品電極が接触させられることにより、前記部品の電気的特性を測定する測定装置であって、
前記一対の測定用電極の各々が、それぞれ、複数のワイヤを含む測定装置。
(2)前記複数のワイヤが、それぞれ、可撓性を有するものである(1)項に記載の測定装置。
(3)前記一対の測定用電極の各々が、概して、ブラシ状を成すものである(1)項または(2)項に記載の測定装置。
(4)前記一対の測定用電極の各々が、それぞれ、前記複数のワイヤをそれぞれ保持する保持部を含み、当該測定装置が、一対の前記保持部の間に設けられ、前記部品の電気的特性を測定する測定部を含む(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載の測定装置。
(5)前記一対の測定用電極の各々において、前記複数のワイヤの各々の前記保持部からの突出長さが、互いに同じとされた(4)項に記載の測定装置。
突出長さが同じであるとは、厳密な意味において同じである必要はなく、ほぼ同じであればよい。
(6)前記一対の測定用電極の各々において、前記複数のワイヤの各々の前記保持部からの突出長さが、不均一とされた(4)項に記載の測定装置。
例えば、複数のワイヤの各々において、保持部の中央部に位置するワイヤの突出長さを周辺部に位置するワイヤより長くしたり、中央部に位置するワイヤの突出長さを周辺部に位置するワイヤより短くしたりすること等ができる。
(7)前記一対の測定用電極の各々において、前記複数のワイヤの各々の太さが、互いにほぼ同じとされた(1)項ないし(6)項のいずれか1つに記載の測定装置。
(8)前記一対の測定用電極の各々において、前記複数のワイヤの各々の太さが、不均一とされた(1)項ないし(6)項のいずれか1つに記載の測定装置。
ワイヤを製造する材料が同じである場合には、ワイヤが細い場合は太い場合より弾性変形し易くなる。例えば、突出長さの長いワイヤを突出長さの短いワイヤより細くすることができる。
(9)前記一対の測定用電極の間隔が、前記一対の測定用電極の各々における複数のワイヤのうちの少なくとも1本ずつに、複数サイズの部品の部品電極の各々が接触可能な大きさとされた(1)項ないし(8)項のいずれか1つに記載の測定装置。
部品のサイズが異なっても、一対の部品電極の各々を、それぞれ、一対の測定用電極の各々における少なくとも1本ずつのワイヤに接触させることができる。
(10)当該測定装置が、前記測定用電極を複数対含む(1)項ないし(9)項のいずれか1つに記載の測定装置。
(11)前記一対の測定用電極のうちの少なくとも一方が接地された(1)項ないし(10)項のいずれか1つに記載の測定装置。
(12)当該測定装置が、前記装着機に設けられた測定台を含み、
前記一対の測定用電極の各々が、それぞれ、前記測定台の上面から突出して設けられた(1)項ないし(11)項のいずれか1つに記載の測定装置。
(13)当該測定装置が、前記装着機に設けられた測定台を含み、
前記一対の測定用電極の各々が、前記測定台に、それぞれ、弾性部材を介して設けられた(1)項ないし(12)項のいずれか1つに記載の測定装置。
(14)当該測定装置が、前記一対の測定用電極を前記部品に対して接近・離間させる電極移動装置を含む(1)項ないし(13)項のいずれか1つに記載の測定装置。
部品が保持された状態で、一対の測定用電極が、前記部品に接近し、一対の部品電極にそれぞれ接触し、それにより、部品の電気的特性が測定される。電極移動装置は、一対の測定用電極を、上下方向に移動させるものであっても、横方向(x方向またはy方向)に移動させるものであってもよい。
(15)部品供給装置によって供給された部品をピックアップして回路基板に装着する装着機であって、
前記(1)項ないし(14)項のいずれかに記載の測定装置と、
前記部品を吸着して保持可能であって、絶縁性を有する材料である絶縁材で製造された吸着ノズルである絶縁ノズルを有する作業ヘッドと、
その作業ヘッドを移動させるヘッド移動装置と、
そのヘッド移動装置を制御することにより、前記作業ヘッドの移動を制御するヘッド移動制御装置と
を含み、
前記一対の測定用電極のうちの少なくとも一方が接地され、
前記ヘッド移動制御装置が、前記作業ヘッドを、前記部品供給装置と、前記測定装置と、前記回路基板との間で移動させるものである装着機。
(16)当該装着機は、前記作業ヘッドを制御することにより、前記部品の電気的特性が測定される間、前記絶縁ノズルに、前記部品を保持させる作業ヘッド制御部を含む(15)項に記載の装着機。
上記実施例において、制御装置100の作業ヘッド16を制御する部分等により作業ヘッド制御部が構成される。

Claims (8)

  1. 部品供給装置によって供給された部品をピックアップして回路基板に装着する装着機に設けられ、一対の電極である一対の測定用電極に、それぞれ、前記部品の一対の電極である一対の部品電極が接触させられることにより、前記部品の電気的特性を測定する測定装置であって、
    前記一対の測定用電極の各々が、それぞれ、複数のワイヤを含む測定装置。
  2. 前記複数のワイヤが、それぞれ、可撓性を有するものである請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記一対の測定用電極の各々が、概してブラシ状を成すものとされた請求項1または2に記載の測定装置。
  4. 前記一対の測定用電極の各々が、それぞれ、前記複数のワイヤをそれぞれ保持する保持部を含み、当該測定装置が、一対の前記保持部の間に設けられ、前記部品の電気的特性を測定する測定部を含む請求項1ないし3のいずれか1つに記載の測定装置。
  5. 前記一対の測定用電極の各々において、前記複数のワイヤの各々の前記保持部からの突出長さが、互いに同じとされた請求項4に記載の測定装置。
  6. 前記一対の測定用電極の各々において、前記複数のワイヤのうち前記保持部の中央部に位置する前記ワイヤの前記保持部からの突出長さが、周辺部に位置する前記ワイヤより長くされた請求項4に記載の測定装置。
  7. 前記一対の測定用電極の間隔が、前記一対の測定用電極の各々における複数のワイヤのうちの少なくとも1本ずつに、複数サイズの部品の部品電極の各々が接触可能な大きさとされた請求項1ないし6のいずれか1つに記載の測定装置。
  8. 当該測定装置が、前記装着機に設けられた測定台を含み、
    前記一対の測定用電極の各々が、前記測定台に、それぞれ、弾性部材を介して設けられた請求項1ないし7のいずれか1つに記載の測定装置。
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