JP2010122092A - プローブカード - Google Patents

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Kazumi Hayashida
一美 林田
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Abstract

【課題】サイズの異なる半導体チップの通電試験に共用可能なプローブカードを提供する。
【解決手段】主面11aと、第1の方向に沿った第1の側面11bと、第1の側面11bに隣接する第2の側面11cとを有し、主面11aに第1の方向に沿って、複数のプローブピン15が内部に格納可能に立設された第1乃至第4可動プローブユニット11、12、13、14を具備し、第1乃至第4可動プローブユニット11、12、13、14は、開口16を形成するように隣り合う可動プローブユニット同士の第1の側面と第2の側面とを当接させて基台上に配置され、半導体チップのサイズに応じて、第1の側面と前記第2の側面とが当接する位置をスライドさせることにより、開口16のサイズを可変するとともに、複数のプローブピン15のうち、開口16の周りのプローブピンが15立設し、開口16の外側のプローブピン15が内部に格納される。
【選択図】図1

Description

本発明は、プローブカードに関する。
半導体デバイスの製造工程中および製造完了後に、半導体チップに形成された電極パッドにプロービングして内部回路に通電することにより、各種の電気的な特性試験を行ない、製造した半導体デバイスが良品か否かの検査が行なわれている。
従来、電極パッドへのプロービングは、予め電極パッドに対応して配置されたプローブピンを有するプローブカードを介して行われるので、通電試験を行なう半導体チップに合わせた専用のプローブカードが必要になる。
然しながら、半導体チップに合わせた専用のプローブカードを作製することは、多大な時間と費用を要するという問題があり、半導体デバイスの製造コストを押し上げる一因となっていた。
これに対して、サイズの異なる半導体チップの通電試験に共用可能なプローブカードが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示されたプローブカードは、ウェーハプローブカードの一本の配線パターンに形成する複数のプローブピンが、外形寸法が異なる半導体チップのボンディングパッドに対応する位置に形成されている。
これにより、隣接するボンディングパッドのピッチは等しいが、外形寸法が異なる半導体チップのウェーハ試験に共用可能としている。
然しながら、特許文献1に開示されたプローブカードは、予め共用する半導体チップに合せてプローブピンの位置が固定されているので、任意のサイズの半導体チップのウェーハ試験に共用できないという問題がある。
更に、ボンディングパッドに対応しない他のプローブピンは半導体チップの表面保護膜に接触するのでウェーハ試験に無関係にすることができると記載されているが、サイズの小さい半導体チップに使用するときに、ボンディングパッドに対応しない他のプローブピンが別の半導体チップのボンディングパッドに接触する恐れがあり、電気的な特性試験が困難になるという問題がある。
また、プローブカードは、プローブピンに付着した異物に起因してボンディングパッドとの接触不良が発生するのを防止するため、プローブピンの定期的なクリーニングが必要である(例えば、特許文献2参照。)。
然しながら、特許文献1に開示されたプローブカードは、検査装置からプローブカードを取り外してプローブピンのクリーニングを行うものなので、クリーニング作業が繁雑になるという問題がある。
特開平10−339741号公報 特開2006−186133号公報
本発明は、サイズの異なる半導体チップの通電試験に共用可能なプローブカードを提供する。
本発明の一態様のプローブカードは、半導体チップに形成された電極パッドにプロービングし、内部回路に通電可能とするためのプローブカードであって、主面と、第1の方向に沿った第1の側面と、前記第1の側面に隣接する第2の側面とを有し、前記主面に前記第1の方向に沿って、複数のプローブピンが内部に格納可能に立設された第1乃至第4可動プローブユニットを具備し、前記第1乃至第4可動プローブユニットは、開口を形成するように隣り合う前記可動プローブユニット同士の前記第1の側面と前記第2の側面とを当接させて基台上に配置され、前記半導体チップのサイズに応じて、前記第1の側面と前記第2の側面とが当接する位置をスライドさせることにより、前記開口のサイズを可変するとともに、前記複数のプローブピンのうち、前記開口の周りの前記プローブピンが立設し、前記開口の外側の前記プローブピンが内部に格納されることを特徴としている。
本発明によれば、サイズの異なる半導体チップの通電試験に共用可能なプローブカードが得られる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例1に係るプローブカードについて図1乃至図5を用いて説明する。図1はプローブカードの要部の外観を示す斜視図、図2はプローブカードの可動プローブユニットを示す図で、図2(a)はその平面図、図2(b)はその正面図、図2(c)はその側面図、図3はプローブカードの可動プローブユニットの配置を説明するための平面図、図4はプローブカードの全体の構成を示す平面図、図5はプローブカードの要部を示す断面図で、図5(a)は図4のA−A線に沿って切断し矢印方向に眺めた断面図、図5(b)は図4のB−B線に沿って切断し矢印方向に眺めた断面図である。
図1示すように、本実施例のプローブカード10は、半導体チップに形成された電極パッドにプロービングし、内部回路に通電可能とするためのプローブカードであって、主面11aと、第1の方向(紙面のX方向)に沿った図示されない第1の側面と、第1の側面に隣接する図示されない第2の側面とを有し、主面11aに第1の方向に沿って、複数のプローブピン15が内部に格納可能に立設された第1可動プローブユニット11を具備している。
主面11aと第1の側面とが直交し、第1の側面と第2の側面とが直交しているので、第1可動プローブユニット11は第1の方向に伸びた四角柱状をしている。
更に、プローブカード10は、第1可動プローブユニット11と同様の第2乃至第4可動プローブユニット12、13、14を具備している。
第1乃至第4可動プローブユニット11、12、13、14は、矩形状の開口16を形成するように隣り合う可動プローブユニット同士の第1の側面と第2の側面とを当接させて基台(図示せず)上に配置されている。
半導体チップのサイズに応じて、第1の側面と第2の側面とが当接する位置をスライドさせることにより、開口16のサイズを可変することができる。
複数のプローブピン15のうち、開口16の周りのプローブピン15が立設し、開口16の外側のプローブピン15が内部に格納されている。
開口16のサイズは、半導体チップのサイズに応じて、例えば5〜10mm程度である。プローブピン15のピッチは、電極パッドのピッチに応じて、例えば40〜50μm程度である。
第1可動プローブユニット11には、主面11aにプローブピン15が挿入される挿入孔17が形成され、挿入孔17内に図示されない弾性体が装着され、第1の側面と対向する第3の側面11dに挿入孔17の内側面に至る溝孔18が形成されている。
更に、第1可動プローブユニット11は、第2の側面側の端部から第1の方向と直交して第3の側面11d側に延伸し、隣接する第4可動プローブユニット14の主面と対向する主板19aおよび第3の側面と対向する側板19bとを有するL字状のプローブピン格納制御板19とを備えている。
プローブピン15は、弾性体により、プローブピン15の側面から溝孔18を通って外部に突出したピン20が溝孔18の上端部に当接するまで押し上げられることにより、第1可動プローブユニット11の主面に立設される。
プローブピン15は、ピン20が隣接する第2可動プローブユニット12のプローブピン格納制御板の側板に当接して押し下げられることにより、第1可動プローブユニット11の内部に格納される。
プローブピン格納制御板19は、主板19aの第1の側面側の端部に、第1の側面と第2の側面とが当接する位置のスライドに伴って押し下げられるプローブピン15の側面に摺接し、プローブピン15の側面に付着した異物を除去する第1クリーニング手段21を具備している。
プローブピン格納制御板19は、主板19aの主面側の面に、第1の側面と第2の側面とが当接する位置のスライドに伴って格納されたプローブピン15の先端に摺接し、プローブピン15の端面に付着した異物を除去する第2クリーニング手段22を具備している。
プローブピン格納制御板19は、側板19bのピン20に当接する部位に、プローブピン20の押し下げ量を可変するためのパターン23が形成されている。
第2乃至第4可動プローブユニット12、13、14においても、第1可動プローブユニット11と同様であり、その説明は省略する。
以後、第1乃至第4可動プローブユニット11、12、13、14を、単に可動プローブユニット11、12、13、14と称する。
また、本明細書においては、半導体基板に格子状に形成され、ダイシングにより個片に分離される前の状態の半導体装置も半導体チップと称している。
図2はプローブカード10の可動プローブユニット11を示す図で、図2(a)はその平面図、図2(b)はその正面図、図2(c)はその側面図である。
図2に示すように、可動プローブユニット11は、主面11aと、主面11aと直交するとともに第1の方向(紙面のX方向)に沿った第1の側面11bと、第1の側面11bに隣接して直交する第2の側面11cとを有している。
プローブピン格納制御板19は、主板19aの上面が主面11aから高さH1だけ離間して第2の側面11c側の端部に取り付けられている。
可動プローブユニット11は、絶縁材、例えば弗素系の樹脂を加工して形成され、プローブピン15は、耐摩耗性を有する導電材、例えばタングステンである。
可動プローブユニット12、13、14においても、可動プローブユニット11と同様であり、その説明は省略する。
図3はプローブカード10の可動プローブユニット11、12、13、14の配置を説明するための平面図である。
図3に示すように、可動プローブユニット11の第1の側面11bと可動プローブユニット12の第2の側面12cとが当接している。可動プローブユニット12の第1の側面12bと可動プローブユニット13の第2の側面13cとが当接している。
可動プローブユニット13の第1の側面13bと可動プローブユニット14の第2の側面14cとが当接している。可動プローブユニット14の第1の側面14bと可動プローブユニット11の第2の側面11cとが当接している。
第1の側面と第2の側面とが当接する位置をスライドさせることにより、開口16のサイズを無断階に可変することができるので、可変範囲内において任意のサイズの半導体チップで共用することが可能である。
図4はプローブカード10の全体の構造を示す平面図である。
図4に示すように、可動プローブユニット11、12、13、14は、矩形状の開口16を形成するように隣り合う可動プローブユニット同士の第1の側面と第2の側面とを当接させて基台30上に配置されている。
基台30には、平行なガイド溝31a、31bが第1の方向(紙面のX方向に)に対して斜めに形成されている。
可動プローブユニット11には、底面にガイド溝31a、31bに勘合する図示されない凸部が形成されている。
可動プローブユニット11の凸部をガイド溝31a、31bに摺動させると、可動プローブユニット11は、ガイド溝31a、31bに沿って移動する。
ガイド溝31a、31bの位置および傾斜角度は、可動プローブユニット11を基台30の内側に移動させると、可動プローブユニット11の第2の側面11c側の端部が基台30の中心35に近づくように設定されている。
ガイド溝32a、32b、33a、33b、34a、34b、および可動プローブユニット12、13、14についても、同様でありその説明は省略する。
最初に、可動プローブユニット11、12、13、14を、開口16の中心が基台30の中心35に一致するように組み立てておく。次に、可動プローブユニット11、12、13、14を連動して緩やかに均等に移動させる。
これにより、隣り合う可動プローブユニット同士の第1の側面と第2の側面とが当接する位置がスライドし、開口16の中心を基台30の中心35に一致させながら、半導体チップのサイズに応じて、開口16のサイズを可変することが可能である。
図5はプローブカード10の要部を示す断面図で、図5(a)は図4のA−A線に沿って切断し矢印方向に眺めた断面図、図5(b)は図4のB−B線に沿って切断し矢印方向に眺めた断面図である。
図5に示すように、基台30のガイド溝31a、31b、は逆T字状である。逆T字状のガイド溝31a、31bは、例えば幅広の溝を有する基台と幅狭の貫通溝を有する第2基台を張り合わせることにより形成することができる。
可動プローブユニット11の凸部41a、41bは、ガイド溝31a、31bに嵌合する逆T字状である。凸部41a、41bとガイド溝31a、31bとは、予め組み立て時に嵌合させておく。
これにより、可動プローブユニット11が基台30から離脱することなく、基台30上を移動することができる。
可動プローブユニット11の挿入孔17の底面から、固定ピン42が立設している。プローブピン15は底を有する筒状のピンである。プローブピン15は固定ピン42に被せられ、固定ピン42の外側に同軸的に配置されている。
コイルバネ(弾性体)43は、固定ピン42とプローブピン15との間に同軸的に配置され、挿入孔17に装着されている。
プローブピン15は、コイルバネ43の弾性により、ピン20が溝孔18の上端部18aに当接するまで押し上げられ、主面11aから高さH2だけ突出している。
固定ピン42は金属製のピンであり、コイルバネ43は金属、例えばリン青銅製のバネである。固定ピン42の底部に配線44の一端が接続されている。
プローブピン15は、コイルバネ43、固定ピン42、配線44を介して外部に引き出され、テスターに接続される。
図6はプローブカード10のプローブピン格納制御板19の機能を説明するための図である。
図6に示すように、プローブピン格納制御板19は、主板19aの第1の側面11b側の端部に形成された第1クリーニング手段22と、主板19aの主面11a側の面に形成された第2クリーニング手段23と、側板19bのピン20に当接する部位に形成されたパターン23とを具備している。
第1クリーニング手段21は、例えば主板19aの第2の側面11b側の端部に形成されたU字状の凹部に取り付けられた金属製のブラシ51である。
ブラシ51は押し下げられているプローブピン15に摺接するので、プローブピン15の側面に付着している異物52、例えば電極パッドとプローブピン15とが擦れて生じる金属粉や大気中の埃などを除去することができる。
第2クリーニング手段22は、例えば主板19aの主面11a側の面に取り付けられた研削板53である。
研削板53は押し下げられたプローブピン15に摺接するので、プローブピン15の先端が研削され、プローブピン15の異物、例えばプローブピン15の先端の酸化皮膜54を除去することができる。
パターン23を有する側板19bは、所謂直進カムとなり、側板19bの往復直線運動Xをピン20の上下運動Yに変換するので、パターン形状によりピン20の押し下げ量を可変することができる。
パターン23を波形にすることにより、押し下げられたプローブピン15を主面11aより緩やかに突出させ、プローブピン15に過大な衝撃を与えないようにして、研削板53に摺接させることができる。
これらの機能は、開口16のサイズを変更するときに自動的に行われるので、機会を逸することなくプローブピン15のクリーニングを行うことができる。
例えば、一旦、開口16のサイズを最大から最小まで振ってから、目的の開口サイズに設定することにより、いつもプローブピン15をクリーニングされた清浄な状態に初期化してから、使用することが可能である。
以上説明したように、本実施例のプローブカード10は、主面11aと、第1の方向に沿った第1の側面11bと、第1の側面11bに隣接する第2の側面11cとを有し、主面11aに第1の方向に沿って、複数のプローブピン15が内部に格納可能に立設された可動プローブユニット11、および同様の可動プローブユニット12、13、14を具備している。
その結果、開口16を形成するように隣り合う可動プローブユニット同士の第1の側面と第2の側面とを当接させて基台30に載置し、第1の側面と第2の側面とが当接する位置をスライドさせることにより、半導体チップのサイズに応じて開口16のサイズを可変することができる。
更に、プローブピン格納制御板19により、複数のプローブピン15のうち、開口16の周りのプローブピン15を立設し、開口16の外側のプローブピン15を内部に格納することができる。
そのため、開口16の外側のプローブピン15が隣接する半導体チップの電極パッドに接触して、電気的な特性試験に支障をきたすこともなくなる。
開口16のサイズを可変するときに、第1および第2クリーニング手段21、22により、自動的にプローブピン15のクリーニングを行うことができる。
従って、サイズの異なる半導体チップの通電試験に共用可能なプローブカードが得られる。
ここでは、プローブピン15がコイルバネ43、固定ピン42を介して配線44に接続されている場合について説明したが、電気的特性からはプローブピン15を配線44に直接接続する構造とすることが望ましい。
プローブピン15がワイヤの配線44を介して外部に引き出される場合について説明したが、埋め込み配線を介して外部に引き出すこともできる。
図7は埋め込み配線を介して外部に引き出されたプローブピンを示す断面図である。図7に示すように、基台30には、固定ピン42と対応する部位に、ガイド溝31a、31bに沿った複数の埋め込み配線60が形成されている。
固定ピン42は貫通孔17の内壁に、例えば貫通孔17と固定ピン42との間に同軸的に嵌合する中間筒(図示せず)を介して固定されている。
可動プローブユニット11の凸部41a、41bが基台30のガイド溝31a、31bに嵌合すると、固定ピン42と埋め込み配線60が接触し、プローブピン15がコイルバネ43および埋め込み配線60を介して外部に引き出される。
可動プローブユニット11を移動すると、固定ピン42は埋め込み配線60上を摺動するので、プローブピン15と外部との電気的接続が維持される。
これによれば、配線44の束が不要になるので、整然とした外観が得られるとともに、可動プローブユニット11を移動させる作業がやり易くなり、配線40を束ねることによる電気的トラブルが生じる恐れも防止することができる利点が得られる。
パターン23が波形である場合について説明したが、その他の形状であっても構わない。例えば、大波と小波を組み合わせたパターンとすることにより、プローブピン15と研削板53との摺接を断続的に行うことができる。
これによれば、プローブピン15の先端の研削量を調整することができ、過度なクリーニングによるプローブピン15の磨耗を防止し、プローブピン15の寿命を向上させることができる利点が得られる。
本発明の実施例2に係るプローブカードについて、図8を用いて説明する。図8は本実施例のプローブカードの稼動プローブユニットを示す図で、図8(a)はその平面図、図8(b)はその正面図、図8(c)はその側面図である。
本実施例において、上記実施例1と同一の構成部分には同一符号を付してその部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。
本実施例が実施例1と異なる点は、可動プローブユニットがスライド自在に装着されたプローブピン格納制御板を有することにある。
即ち、図8に示すように、本実施例の可動プローブユニット71は、第1の側面71bに第1の方向に沿って形成されたガイド溝72と、第3の側面71dに第1の方向に沿って形成されたガイド溝73と、第2の側面11b側の端部に形成された切り欠き部74、とを具備している。
更に、可動プローブユニット71は、スライド自在に装着され、主面71aに対向する主板75aと、第1の側面71bに対向し、ガイド溝72に嵌合する凸部76を有する側板75bと、第3の側面71dに対向し、ガイド溝73に嵌合する凸部77を有する側板75cとを備え、スライド自在に装着されたコ字状のプローブピン格納制御板75を具備している。
切り欠き部74は、隣接する可動プローブユニット同士の第1の側面と第2の側面とが当接するのを、側板75bにより妨げられることがないように設けられている。
ガイド溝72、73、およびそれに嵌合する凸部76、77は、コ字状のプローブピン格納制御板75が可動プローブユニット71を挟み込み、プローブピン格納制御板75を可動プローブユニット71にスライド自在に装着するために設けられている。
プローブピン格納制御板75の凸部76、77を、それぞれ可動プローブユニット71の切り欠き部74と反対側からガイド溝73、72に嵌合させることにより、プローブピン格納制御板75が可動プローブユニット71に装着される。
プローブピン格納制御板75の凸部76、77をガイド溝73、72に沿って摺動させると、プローブピン格納制御板75は可動プローブユニット71に沿って移動する。
その結果、プローブピン格納制御板75により、可動プローブユニット71の配置状態にかかわらずプローブピン15の格納動作を実行することが可能である。
実施例1において説明した可動プローブユニット11では、プローブピン格納制御板19は可動プローブユニット11に固着されており、可動プローブユニット11のスライドに応じて、プローブピン格納制御板19が隣接する可動プローブユニットのプローブピン15の格納動作を制御していた。
図9はプローブピン15が可動プローブユニット71から立接している状態および可動プローブユニット71内に格納されている状態を示す断面図である。
図9(a)に示すように、コ字状のプローブピン格納制御板75が可動プローブユニット71を挟み込んでいるが、プローブピン格納制御板75に当接していないピン20が溝孔18の上端部に当接して、プローブピン15が可動プローブユニット71から立接している。
図9(b)に示すように、コ字状のプローブピン格納制御板75が可動プローブユニット71を挟み込み、プローブピン格納制御板75に当接しているピン20が押し下げられて、プローブピン15が可動プローブユニット71内に格納されている。
図10はプローブピン格納制御板75が可動プローブユニット71にスライド自在に装着されたプローブカートを示す斜視図である。
図10に示すように、プローブカート80は、開口16を形成するように隣り合う可動プローブユニット同士の第1の側面と第2の側面とが当接させて基台(図示せず)上に配置されている。
ここでは、プローブピン格納制御板75が、第2の側面71b側の端部に至るまでスライドされて可動プローブユニット71に装着され、全てのプローブピン15が可動プローブユニット71内に格納された場合を示している。
以上説明したように、本実施例のプローブカード80の可動プローブユニット71は、スライド自在に装着されるプローブピン格納制御板75を具備している。
その結果、隣り合う可動プローブユニット同士の第1の側面と第2の側面が当接する位置をスライドさせなくとも、プローブピン格納制御板75を単独でスライドさせることにより、プローブピン15の格納動作を実行することができる利点がある。
例えば、半導体チップの電気的特性の試験中に、測定を一時停止してでもプローブピン15のクリーニングを行いたい場合などに適している。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 請求項1において、前記第1乃至第4可動プローブユニットは、前記主面に形成され、前記プローブピンが挿入される挿入孔と、前記挿入孔内に装着された弾性体と、前記第1の側面と対向する第3の側面から前記挿入孔の内側面に至る溝孔と、前記主面に対向する主板、前記第1の側面に対向する第1の側板および前記第3の側面に対向する第2の側板とを有し、スライド自在に装着されたプローブピン格納制御板とを備え、
前記プローブピンは、前記弾性体により、前記プローブピンの側面から前記溝孔を通って外部に突出したピンが前記溝孔の上端部に当接するまで押し上げられることにより、前記可動プローブユニットの前記主面に立設され、前記ピンが前記プローブピン格納制御板に当接して押し下げられることにより、前記可動プローブユニットの内部に格納されるプローブカード。
(付記2) 付記1において、前記第1乃至第4可動プローブユニットは、第1の側面に第1の方向に沿って形成された第1のガイド溝と、第3の側面に第1の方向に沿って形成された第2のガイド溝と、第2の側面側の端部に形成された切り欠き部と、前記第1の側板に形成され、前記第1のガイド溝と嵌合する第1の凸部と、前記第2の側板に形成され、前記第2のガイド溝と嵌合する第2の凸部と、を具備するプローブカード。
本発明の実施例1に係るプローブカードの要部の外観を示す斜視図。 本発明の実施例1に係るプローブカードの可動プローブユニットを示す図で、図2(a)はその平面図、図2(b)はその正面図、図2(c)はその側面図。 本発明の実施例1に係るプローブカードの可動プローブユニットの配置を説明するための平面図。 本発明の実施例1に係るプローブカードの全体の構成を示す平面図。 本発明の実施例1に係るプローブカードの要部を示す断面図で、図5(a)は図4のA−A線に沿って切断し矢印方向に眺めた断面図、図5(b)は図4のB−B線に沿って切断し矢印方向に眺めた断面図。 本発明の実施例1に係るプローブカードのプローブピン格納制御板の機能を説明するための図。 本発明の実施例1に係る別のプローブカードの要部を示す斜視図。 本発明の実施例2に係るプローブカードの稼動プローブユニットを示す図で、図8(a)はその平面図、図8(b)はその正面図、図8(c)はその側面図。 本発明の実施例2に係るプローブカードのプローブピンの格納状態を示す断面図。 本発明の実施例2に係るプローブピン格納制御板が可動プローブユニットに装着されたプローブカードを示す斜視図。
符号の説明
10、80 プローブカード
11、12、13、14、71 可動プローブユニット
11a 主面
11b 第1の側面
11c 第2の側面
11d 第3の側面
15 プローブピン
16 開口
17 挿入孔
18 溝孔
19、75 プローブピン格納制御板
19a 主板
19b 側板
20 ピン
21 第1クリーニング手段
22 第2クリーニング手段
23 パターン
12b、13b、14b 第1の側面
12c、13c、14c 第2の側面
30 基台
31a〜34a、31b〜34b ガイド溝
35 中心
18a 上端部
41a、41b、76、77 凸部
42 固定ピン
43 コイルバネ
44 配線
51 ブラシ
52 異物
53 研削板
54 酸化皮膜
60 埋め込み配線
72、73 ガイド溝
74 切り欠き部

Claims (5)

  1. 半導体チップに形成された電極パッドにプロービングし、内部回路に通電可能とするためのプローブカードであって、
    主面と、第1の方向に沿った第1の側面と、前記第1の側面に隣接する第2の側面とを有し、前記主面に前記第1の方向に沿って、複数のプローブピンが内部に格納可能に立設された第1乃至第4可動プローブユニットを具備し、
    前記第1乃至第4可動プローブユニットは、開口を形成するように隣り合う前記可動プローブユニット同士の前記第1の側面と前記第2の側面とを当接させて基台上に配置され、前記半導体チップのサイズに応じて、前記第1の側面と前記第2の側面とが当接する位置をスライドさせることにより、前記開口のサイズを可変するとともに、前記複数のプローブピンのうち、前記開口の周りの前記プローブピンが立設し、前記開口の外側の前記プローブピンが内部に格納されることを特徴とするプローブカード。
  2. 前記第1乃至第4可動プローブユニットは、前記主面に形成され、前記プローブピンが挿入される挿入孔と、前記挿入孔内に装着された弾性体と、前記第1の側面と対向する第3の側面から前記挿入孔の内側面に至る溝孔と、前記第2の側面側の端部から前記第1の方向と直交して前記第3の側面側に延伸するとともに、隣接する前記可動プローブユニットの前記主面に対向する主板と前記第3の側面に対向する側板とを有するプローブピン格納制御板とを備え、
    前記プローブピンは、前記弾性体により、前記プローブピンの側面から前記溝孔を通って外部に突出したピンが前記溝孔の上端部に当接するまで押し上げられることにより、前記可動プローブユニットの前記主面に立設され、
    前記プローブピンは、前記ピンが隣接する前記可動プローブユニットの前記プローブピン格納制御板に当接して押し下げられることにより、前記可動プローブユニットの内部に格納されることを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  3. 前記プローブピン格納制御板は、前記主板の前記第1の側面側の端部に、前記第1の側面と前記第2の側面とが当接する位置のスライドに伴って押し下げられる前記プローブピンの側面に摺接し、前記プローブピンの側面に付着した異物を除去する第1クリーニング手段を具備することを特徴とする請求項2に記載のプローブカード。
  4. 前記プローブピン格納制御板は、前記主板の前記主面側の面に、前記第1の側面と前記第2の側面とが当接する位置のスライドに伴って格納された前記プローブピンの先端に摺接し、前記プローブピンの先端の異物を除去する第2クリーニング手段を具備することを特徴とする請求項2に記載のプローブカード。
  5. 前記プローブピン格納制御板は、前記側板の前記ピンに当接する部位に、前記プローブピンの押し下げ量を可変するためのパターンが形成されていることを特徴とする請求項2に記載のプローブカード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014081234A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Micronics Japan Co Ltd 検査装置
CN116953491A (zh) * 2023-09-21 2023-10-27 深圳市日声数码科技有限公司 一种蓝牙芯片测试工装

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