JPWO2019021440A1 - 双極板、セルフレーム、セルスタック、及びレドックスフロー電池 - Google Patents
双極板、セルフレーム、セルスタック、及びレドックスフロー電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2019021440A1 JPWO2019021440A1 JP2018567319A JP2018567319A JPWO2019021440A1 JP WO2019021440 A1 JPWO2019021440 A1 JP WO2019021440A1 JP 2018567319 A JP2018567319 A JP 2018567319A JP 2018567319 A JP2018567319 A JP 2018567319A JP WO2019021440 A1 JPWO2019021440 A1 JP WO2019021440A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- groove
- bipolar plate
- introduction
- liquid reservoir
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 219
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 claims abstract description 88
- 239000008151 electrolyte solution Substances 0.000 claims abstract description 74
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 31
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 13
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 7
- 244000126211 Hericium coralloides Species 0.000 claims description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 10
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 10
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 description 7
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 4
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 4
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 4
- 239000011149 active material Substances 0.000 description 3
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 230000036647 reaction Effects 0.000 description 2
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 241000894007 species Species 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
- 229910001456 vanadium ion Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/02—Details
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/18—Regenerative fuel cells, e.g. redox flow batteries or secondary fuel cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
Description
レドックスフロー電池の正極電極と負極電極との間に配置され、前記正極電極及び前記負極電極の少なくとも一方の電極に対向する対向面に、電解液が流通する流路を備える双極板であって、
前記対向面が鉛直方向に沿うように、前記双極板をレドックスフロー電池の所定位置に配置したときの鉛直方向下側を前記双極板の下側、鉛直方向上側を前記双極板の上側とするとき、
前記流路は、
前記双極板の下側に電解液の導入口と、
前記双極板の上側に電解液の排出口と、
前記導入口に繋がる導入溝部と、
前記排出口に繋がる排出溝部とを備え、
前記導入溝部及び前記排出溝部は、
局所的に小さな断面積を有し、前記導入口と前記排出口とを連通させる連通部、
又は、前記導入溝部及び前記排出溝部を互いに分断する閉端部を備え、
前記導入溝部は、
前記導入口から前記導入溝部の先端に向かう長手方向の途中で、前記双極板の下側に向かって屈曲する下側屈曲部と、
前記下側屈曲部よりも前記導入溝部の先端側に電解液を貯留する導入液溜め部とを備える。
電力供給源に停電が起こった場合、外部系統からの電力供給なしに電池の起動を行うことが望まれている。
本開示によれば、停電時にも電池セルの内部に電解液を貯留可能である双極板、セルフレーム、セルスタック、及びレドックスフロー電池を提供できる。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
レドックスフロー電池の正極電極と負極電極との間に配置され、前記正極電極及び前記負極電極の少なくとも一方の電極に対向する対向面に、電解液が流通する流路を備える双極板であって、
前記対向面が鉛直方向に沿うように、前記双極板をレドックスフロー電池の所定位置に配置したときの鉛直方向下側を前記双極板の下側、鉛直方向上側を前記双極板の上側とするとき、
前記流路は、
前記双極板の下側に電解液の導入口と、
前記双極板の上側に電解液の排出口と、
前記導入口に繋がる導入溝部と、
前記排出口に繋がる排出溝部とを備え、
前記導入溝部及び前記排出溝部は、
局所的に小さな断面積を有し、前記導入口と前記排出口とを連通させる連通部、
又は、前記導入溝部及び前記排出溝部を互いに分断する閉端部を備え、
前記導入溝部は、
前記導入口から前記導入溝部の先端に向かう長手方向の途中で、前記双極板の下側に向かって屈曲する下側屈曲部と、
前記下側屈曲部よりも前記導入溝部の先端側に電解液を貯留する導入液溜め部とを備える。
前記排出溝部は、
前記排出口から前記排出溝部の先端に向かう長手方向の途中で、前記双極板の上側に向かって屈曲する上側屈曲部と、
前記上側屈曲部よりも前記排出溝部の先端側に電解液を貯留する排出液溜め部とを備え、
前記導入液溜め部及び前記排出液溜め部が、前記連通部に備えらえることが挙げられる。
前記排出溝部は、
前記排出口から前記排出溝部の先端に向かう長手方向の途中で、前記双極板の上側に向かって屈曲する上側屈曲部と、
前記上側屈曲部よりも前記排出溝部の先端側に電解液を貯留する排出液溜め部とを備え、
前記導入溝部と前記排出溝部とは、互いに分断されており、
前記導入液溜め部と前記排出液溜め部とは、互いに噛み合って対向配置されることが挙げられる。
前記導入溝部は、
前記双極板の上下方向に沿った導入幹溝部と、
前記導入幹溝部の長手方向の途中で前記双極板の上下方向と交差する方向に延設される複数の導入枝溝部と、
前記導入枝溝部の先端に前記導入液溜め部とを備え、
前記排出溝部は、
前記双極板の上下方向に沿った排出幹溝部と、
前記排出幹溝部の長手方向の途中で前記双極板の上下方向と交差する方向に延設される複数の排出枝溝部と、
前記排出枝溝部の先端に前記排出液溜め部とを備えることが挙げられる。
本発明の実施形態に係る双極板、セルフレーム、セルスタック、及びレドックスフロー電池の詳細を、以下に図面を参照しつつ説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。
本実施形態の特徴の一つは、停電時にも電池セルの内部に電解液を貯留可能な構成を双極板に備える点にある。以下では、まず、図1〜図4を参照して、実施形態1に係るレドックスフロー電池、セルスタック、及びセルフレームの基本構成を説明し、その後、図4を参照して、実施形態1のセルフレーム(セルスタック、レドックスフロー電池)に備わる双極板の構成を詳細に説明する。
レドックスフロー電池(以下、RF電池)1は、代表的には、図1に示すように、交流/直流変換器や変電設備等を介して、発電部と、電力系統や需要家等の負荷とに接続され、発電部を電力供給源として充電を行い、負荷を電力消費対象として放電を行う。発電部は、例えば、太陽光発電機、風力発電機、その他一般の発電所等が挙げられる。
RF電池1は、代表的には、複数の電池セル100が積層されたセルスタック2と呼ばれる形態で利用される。セルスタック2は、図3に示すように、あるセルフレーム3、正極電極104、隔膜101、負極電極105、別のセルフレーム3が繰り返し積層された積層体と、積層体を挟む一対のエンドプレート210,220と、エンドプレート210,220間を繋ぐ長ボルト等の連結部材230及びナット等の締結部材とを備える。締結部材によってエンドプレート210,220間が締め付けられると、積層体は、その積層方向の締付力によって積層状態が保持される。セルスタック2は、所定数の電池セル100をサブスタック200とし、複数のサブスタック200を積層した形態で利用される。
セルフレーム3は、図3に示すように、正極電極104と負極電極105との間に配置される双極板4と、双極板4の外周に設けられる枠体5とを備える。双極板4は、電流を流すが電解液を流さない導電部材で構成され、その一面側には正極電極104が接触するように配置され、他面側には負極電極105が接触するように配置される。枠体5は、内側に電池セル100となる領域を形成する。例えば、枠体5の厚みは、双極板4の厚みよりも大きく、双極板4の外周を枠体5で囲むことで、双極板4の表面(裏面)と枠体5の表面(裏面)とで、内部に正極電極104(負極電極105)が配置される空間を形成する段差が形成される。
図4を参照して、実施形態1に係る双極板4Aについて説明する。この双極板4Aは、上述した双極板4に相当する部材である。なお、図4の上図では、RF電池1の運転時における双極板4A上での電解液の流れを示し、図4の下図では、RF電池1の停止(停電)時における双極板4A上での電解液の貯留状態を示す。図4の上図では、双極板4Aの外周に設けられる枠体5も図示している。
上記双極板4Aでは、RF電池1の運転時、図4の上図に示すように、給液マニホールド51(52)から給液整流部55に導入された電解液は、各導入口40iに分配され、各導入口40iから導入溝部42の導入主溝部421を流通し、双極板4Aの全面に行き渡る。導入主溝部421に流れる電解液は、双極板4Aの表面に配置される電極に浸透し、双極板4Aの表面を跨いで、導入溝部42に隣り合う排出溝部43の排出主溝部431に流れる。排出主溝部431に流れる電解液は、排出口40oから排液整流部56に排出されて集約され、排液マニホールド53(54)から電池セル100の外部に排出される。つまり、双極板4A上での電解液の流れは、導入主溝部421及び排出主溝部431に沿った流れ(図4の上図で示す実線矢印の方向)と、導入主溝部421と排出主溝部431との間の畝部45を介して横方向(図4の左右方向)に渡るような流れ(図4の上図で示す破線矢印の方向)とを形成する。
一方、上記双極板4Aでは、停電等によりポンプ112,113(図1及び図2)が停止した場合、図4の下図に示すように、排出溝部43内の電解液は、そのまま排出溝部43内に貯留され(図4の下図の左下がりの斜めハッチング)、導入溝部42内の電解液は、一部が導入液溜め部422に貯留され(図4の下図の右下がりの斜めハッチング)、他部が導入口40iから給液整流部55、給液マニホールド51(52)を介して電池セル100の外部に排出される。排出溝部43内、及び導入溝部42内の導入液溜め部422に電解液を貯留できることで、停電等によってポンプ112,113が停止した場合であっても、貯留された電解液によってRF電池1の起動を行える。なお、1枚の双極板4Aに貯留される電解液量は比較的少ないが、多数のセルフレーム3を積層したセルスタック2全体では相当量の電解液が貯留でき、通常のポンプ112,113を起動する程度の電力を得るには十分である。
図5を参照して、実施形態2に係る双極板4Bについて説明する。図5の上図では、RF電池1の運転時における双極板4B上での電解液の流れを示し、図5の下図では、RF電池1の停止(停電)時における双極板4B上での電解液の貯留状態を示す。
実施形態2に係る双極板4Bは、導入溝部42と排出溝部43とが互いに分断されており、導入液溜め部422と排出液溜め部432とが互いに噛み合って対向配置される点を特徴の一つとする。
RF電池1の運転時、図5の上図に示すように、双極板4B上での電解液の流れは、導入溝部42及び排出溝部43に沿った流れ(図5の上図で示す実線矢印の方向)と、導入溝部42と排出溝部43との間の畝部45を介して横方向(図5の左右方向)に渡るような流れ(図5の上図で示す破線矢印の方向)とを形成する。導入溝部42に沿った流れは、導入主溝部421から導入液溜め部422に沿った流れを形成し、排出溝部43に沿った流れは、排出液溜め部432から排出主溝部431に沿った流れを形成する。
一方、上記双極板4Bでは、停電等によりポンプ112,113(図1及び図2)が停止した場合、図5の下図に示すように、排出溝部43内の電解液は、そのまま排出溝部43内に貯留され(図5の下図の左下がりの斜めハッチング)、導入溝部42内の電解液は、一部が導入液溜め部422に貯留され(図5の下図の右下がりの斜めハッチング)、他部が導入口40iから図4の給液整流部55、給液マニホールド51(52)を介して電池セル100の外部に排出される。排出溝部43内、及び導入溝部42内の導入液溜め部422に電解液を貯留できることで、実施形態1と同様に、停電等によってポンプ112,113が停止した場合であっても、貯留された電解液によってRF電池1の起動を行える。上記双極板4Bは、導入液溜め部422と排出液溜め部432とが非連通で互いに噛み合って対向配置されるため、貯留された電解液によって効率的に電池反応が行え、RF電池1の起動を早期に行い易い。
図6を参照して、実施形態3に係る双極板4Cについて説明する。図6の上図では、RF電池1の運転時における双極板4C上での電解液の流れを示し、図6の下図では、RF電池1の停止(停電)時における双極板4C上での電解液の貯留状態を示す。
実施形態3に係る双極板4Cは、一つの導入溝部42に二つの導入液溜め部422を備えると共に、一つの排出溝部43に二つの排出液溜め部432を備え、導入液溜め部422と排出液溜め部432とがそれぞれ非連通で互いに噛み合って対向配置される点を特徴の一つとする。
RF電池1の運転時、図6の上図に示すように、双極板4C上での電解液の流れは、導入溝部42及び排出溝部43に沿った流れ(図6の上図で示す実線矢印の方向)と、導入溝部42と排出溝部43との間の畝部45を介して横方向(図6の左右方向)に渡るような流れ(図6の上図で示す破線矢印の方向)とを形成する。導入溝部42に沿った流れは、導入主溝部421から導入液溜め部422に沿った流れを形成し、排出溝部43に沿った流れは、排出液溜め部432から排出主溝部431に沿った流れを形成する。
一方、上記双極板4Cでは、停電等によりポンプ112,113(図1及び図2)が停止した場合、図6の下図に示すように、排出溝部43内の電解液は、そのまま排出溝部43内に貯留され(図6の下図の左下がりの斜めハッチング)、導入溝部42内の電解液は、一部が導入液溜め部422に貯留され(図6の下図の右下がりの斜めハッチング)、他部が導入口40iから図4の給液整流部55、給液マニホールド51(52)を介して電池セル100の外部に排出される。排出溝部43内、及び導入溝部42内の導入液溜め部422に電解液を貯留できることで、実施形態1と同様に、停電等によってポンプ112,113が停止した場合であっても、貯留された電解液によってRF電池1の起動を行える。上記双極板4Cは、導入溝部42及び排出溝部43にそれぞれ二つずつ導入液溜め部422及び排出液溜め部432を備え、各導入液溜め部422と排出液溜め部432とが非連通で互いに噛み合って対向配置されるため、貯留された電解液によって効率的に電池反応が行え、RF電池1の起動を早期に行い易い。
図7を参照して、実施形態4に係る双極板4Dについて説明する。図7の上図では、RF電池1の運転時における双極板4D上での電解液の流れを示し、図7の下図では、RF電池1の停止(停電)時における双極板4D上での電解液の貯留状態を示す。
実施形態4に係る双極板4Dは、導入溝部42の長手方向に沿って複数の導入液溜め部422を備えると共に、排出溝部43の長手方向に沿って複数の排出液溜め部432を備え、導入液溜め部422と排出液溜め部432とがそれぞれ非連通で互いに噛み合って対向配置される点を特徴の一つとする。
RF電池1の運転時、図7の上図に示すように、双極板4D上での電解液の流れは、導入溝部42及び排出溝部43に沿った流れ(図7の上図で示す実線矢印の方向)と、導入溝部42と排出溝部43との間の畝部45を介して横方向(図7の左右方向)に渡るような流れ(図7の上図で示す破線矢印の方向)とを形成する。導入溝部42に沿った流れは、導入幹溝部421から導入液溜め部422に沿った流れを形成し、排出溝部43に沿った流れは、排出液溜め部432から排出幹溝部431に沿った流れを形成する。
一方、上記双極板4Dでは、停電等によりポンプ112,113(図1及び図2)が停止した場合、図7の下図に示すように、排出溝部43内の電解液は、そのまま排出溝部43内に貯留され(図7の下図の左下がりの斜めハッチング)、導入溝部42内の電解液は、一部が導入液溜め部422に貯留され(図7の下図の右下がりの斜めハッチング)、他部が導入口40iから図4の給液整流部55、給液マニホールド51(52)を介して電池セル100の外部に排出される。排出溝部43内、及び導入溝部42内の導入液溜め部422に電解液を貯留できることで、実施形態1と同様に、停電等によってポンプ112,113が停止した場合であっても、貯留された電解液によってRF電池1の起動を行える。上記双極板4Dは、導入溝部42及び排出溝部43の長手方向に沿って複数の導入液溜め部422及び排出液溜め部432を備え、各導入液溜め部422と排出液溜め部432とが非連通で互いに噛み合って対向配置されるため、貯留された電解液によって効率的に電池反応が行え、RF電池1の起動を早期に行い易い。
図8を参照して、実施形態5に係る双極板4Eについて説明する。図8の上図では、RF電池1の運転時における双極板4E上での電解液の流れを示し、図8の下図では、RF電池1の停止(停電)時における双極板4E上での電解液の貯留状態を示す。
実施形態5に係る双極板4Eは、導入溝部42と排出溝部43の各々が互いに分断された渦巻状に構成されている点を特徴の一つとする。
RF電池1の運転時、図8の上図に示すように、双極板4E上での電解液の流れは、導入溝部42及び排出溝部43に沿った渦巻状の流れ(図8の上図で示す実線矢印の方向)と、導入溝部42と排出溝部43との間の畝部45を介して縦方向(図8の上下方向)に渡るような流れ(図8の上図で示す破線矢印の方向)とを形成する。
一方、上記双極板4Eでは、停電等によりポンプ112,113(図1及び図2)が停止した場合、図8の下図に示すように、排出溝部43内の電解液は、そのまま排出溝部43内に貯留され(図8の下図の左下がりの斜めハッチング)、導入溝部42内の電解液は、一部が導入液溜め部422に貯留され(図8の下図の右下がりの斜めハッチング)、他部が導入口40iから図4の給液整流部55、給液マニホールド51(52)を介して電池セル100の外部に排出される。排出溝部43内、及び導入溝部42内の導入液溜め部422に電解液を貯留できることで、実施形態1と同様に、停電等によってポンプ112,113が停止した場合であっても、貯留された電解液によってRF電池1の起動を行える。上記双極板4Eは、導入溝部42と排出溝部43とが互いに噛み合って対向配置される領域を増加し易く、双極板4Eの中央部分に導入液溜め部422を配置できるため、貯留された電解液によって効率的に電池反応が行え、RF電池1の起動を早期に行い易い。
図9を参照して、実施形態6に係る双極板4Fについて説明する。実施形態6に係る双極板4Fは、実施形態5に係る双極板4Eと同様に、導入溝部42と排出溝部43の各々が互いに分断された渦巻状に構成されている点を特徴の一つとする。実施形態6に係る双極板4Fは、実施形態5に係る双極板4Eに対して、導入口40i及び排出口40oがそれぞれ縦溝部に繋がっている点が異なり、それ以外の点は同様である。
2 セルスタック
3 セルフレーム
4,4A,4B,4C,4D,4E,4F 双極板
40 流路
40i 導入口
40o 排出口
41 溝部
42 導入溝部
420 下側屈曲部
421 導入主溝部(導入幹溝部)
422 導入液溜め部
423 導入枝溝部
43 排出溝部
430 上側屈曲部
431 排出主溝部(排出幹溝部)
432 排出液溜め部
433 排出枝溝部
44a,44b ユニット
45 畝部
5 枠体
51,52 給液マニホールド
53,54 排液マニホールド
51s,52s 給液ガイド溝
53s,54s 排液ガイド溝
55 給液整流部
56 排液整流部
57 シール溝
6 シール部材
100 電池セル
101 隔膜
102 正極セル
103 負極セル
104 正極電極
105 負極電極
100P 正極循環機構
100N 負極循環機構
106 正極電解液タンク
107 負極電解液タンク
108,109,110,111 導管
112,113 ポンプ
200 サブスタック
210,220 エンドプレート
230 連結部材
Claims (12)
- レドックスフロー電池の正極電極と負極電極との間に配置され、前記正極電極及び前記負極電極の少なくとも一方の電極に対向する対向面に、電解液が流通する流路を備える双極板であって、
前記対向面が鉛直方向に沿うように、前記双極板をレドックスフロー電池の所定位置に配置したときの鉛直方向下側を前記双極板の下側、鉛直方向上側を前記双極板の上側とするとき、
前記流路は、
前記双極板の下側に電解液の導入口と、
前記双極板の上側に電解液の排出口と、
前記導入口に繋がる導入溝部と、
前記排出口に繋がる排出溝部とを備え、
前記導入溝部及び前記排出溝部は、
局所的に小さな断面積を有し、前記導入口と前記排出口とを連通させる連通部、
又は、前記導入溝部及び前記排出溝部を互いに分断する閉端部を備え、
前記導入溝部は、
前記導入口から前記導入溝部の先端に向かう長手方向の途中で、前記双極板の下側に向かって屈曲する下側屈曲部と、
前記下側屈曲部よりも前記導入溝部の先端側に電解液を貯留する導入液溜め部とを備える双極板。 - 前記導入溝部と前記排出溝部の各々は、互いに噛み合って対向配置される櫛歯領域を備える請求項1に記載の双極板。
- 前記排出溝部は、
前記排出口から前記排出溝部の先端に向かう長手方向の途中で、前記双極板の上側に向かって屈曲する上側屈曲部と、
前記上側屈曲部よりも前記排出溝部の先端側に電解液を貯留する排出液溜め部とを備え、
前記導入液溜め部及び前記排出液溜め部が、前記連通部に備えられる請求項2に記載の双極板。 - 前記導入液溜め部及び前記排出液溜め部は、局所的に幅が狭い請求項3に記載の双極板。
- 前記導入液溜め部及び前記排出液溜め部は、局所的に深さが浅い請求項3又は請求項4に記載の双極板。
- 前記導入口と前記排出口とが前記連通部で連通したユニットを複数備え、
隣り合う前記ユニットは、互いに独立して存在する請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の双極板。 - 前記排出溝部は、
前記排出口から前記排出溝部の先端に向かう長手方向の途中で、前記双極板の上側に向かって屈曲する上側屈曲部と、
前記上側屈曲部よりも前記排出溝部の先端側に電解液を貯留する排出液溜め部とを備え、
前記導入溝部と前記排出溝部とは、互いに分断されており、
前記導入液溜め部と前記排出液溜め部とは、互いに噛み合って対向配置される請求項2に記載の双極板。 - 前記導入溝部は、
前記双極板の上下方向に沿った導入幹溝部と、
前記導入幹溝部の長手方向の途中で前記双極板の上下方向と交差する方向に延設される複数の導入枝溝部と、
前記導入枝溝部の先端に前記導入液溜め部とを備え、
前記排出溝部は、
前記双極板の上下方向に沿った排出幹溝部と、
前記排出幹溝部の長手方向の途中で前記双極板の上下方向と交差する方向に延設される複数の排出枝溝部と、
前記排出枝溝部の先端に前記排出液溜め部とを備える請求項7に記載の双極板。 - 前記導入溝部と前記排出溝部とは、互いに分断された渦巻状に構成されている請求項2に記載の双極板。
- 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の双極板と、前記双極板の外周に設けられる枠体とを備えるセルフレーム。
- 請求項10に記載のセルフレームを備えるセルスタック。
- 請求項11に記載のセルスタックを備えるレドックスフロー電池。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2017/027327 WO2019021440A1 (ja) | 2017-07-27 | 2017-07-27 | 双極板、セルフレーム、セルスタック、及びレドックスフロー電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6536867B1 JP6536867B1 (ja) | 2019-07-03 |
JPWO2019021440A1 true JPWO2019021440A1 (ja) | 2019-07-25 |
Family
ID=65041349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018567319A Active JP6536867B1 (ja) | 2017-07-27 | 2017-07-27 | 双極板、セルフレーム、セルスタック、及びレドックスフロー電池 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6536867B1 (ja) |
TW (1) | TW201911634A (ja) |
WO (1) | WO2019021440A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11749813B2 (en) | 2019-02-14 | 2023-09-05 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Bipolar plate, cell frame, cell stack, and redox flow battery |
JP7325154B1 (ja) * | 2021-09-27 | 2023-08-14 | 東英Es株式会社 | レドックスフロー電池システム |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH084010B2 (ja) * | 1989-03-23 | 1996-01-17 | 関西電力株式会社 | 電解液循環型二次電池 |
JP3642697B2 (ja) * | 1999-03-05 | 2005-04-27 | 住友電気工業株式会社 | 流体流通型電池用セル |
JP2002175822A (ja) * | 2000-12-07 | 2002-06-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | レドックスフロー電池およびその運転方法 |
EP2514015B1 (en) * | 2009-12-18 | 2015-06-17 | United Technologies Corporation | Flow battery with interdigitated flow field |
JP2015122230A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 住友電気工業株式会社 | レドックスフロー電池 |
JP2016091834A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | 住友電気工業株式会社 | 電解液循環型電池 |
-
2017
- 2017-07-27 JP JP2018567319A patent/JP6536867B1/ja active Active
- 2017-07-27 WO PCT/JP2017/027327 patent/WO2019021440A1/ja active Application Filing
-
2018
- 2018-06-20 TW TW107121076A patent/TW201911634A/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2019021440A1 (ja) | 2019-01-31 |
TW201911634A (zh) | 2019-03-16 |
JP6536867B1 (ja) | 2019-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102272748B1 (ko) | 쌍극판, 셀 프레임, 셀 스택, 및 레독스 플로우 전지 | |
CN107710487B (zh) | 双极板、电池框架、电池堆和氧化还原液流电池 | |
JP6099005B2 (ja) | 電池セル、およびレドックスフロー電池 | |
US20190088972A1 (en) | Electrode and electrolyte-circulating battery | |
JP2007305339A (ja) | 電解液循環型電池用セル | |
JP6536867B1 (ja) | 双極板、セルフレーム、セルスタック、及びレドックスフロー電池 | |
JP6956949B2 (ja) | 双極板、セルフレーム、セルスタック、及びレドックスフロー電池 | |
JP6525120B1 (ja) | セルフレーム、セルスタック、およびレドックスフロー電池 | |
JP7435479B2 (ja) | 電池セル、セルスタック、及びレドックスフロー電池 | |
WO2020158623A1 (ja) | 電池セル、セルスタック、及びレドックスフロー電池 | |
JP7347448B2 (ja) | 電池セル、セルスタック、及びレドックスフロー電池 | |
JP7101771B2 (ja) | 双極板、セルフレーム、セルスタック、及びレドックスフロー電池 | |
JP7281094B2 (ja) | 双極板、セルフレーム、セルスタック、およびレドックスフロー電池 | |
JP6908031B2 (ja) | レドックスフロー電池セル、レドックスフロー電池セルスタック、及びレドックスフロー電池 | |
JP2020173892A (ja) | 双極板、電池セル、セルスタック、およびレドックスフロー電池 | |
JP2020170694A (ja) | 双極板、電池セル、セルスタック、及びレドックスフロー電池 | |
KR20200116557A (ko) | 셀 프레임, 전지 셀, 셀 스택, 및 레독스 플로우 전지 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190108 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20190108 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20190319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190508 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190521 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6536867 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |