JPWO2019013269A1 - 反応ガス導入部材、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 - Google Patents

反応ガス導入部材、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 Download PDF

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Abstract

セルスタック、マニホールドおよび改質器を有するセルスタック装置と、セルスタック装置に酸素含有ガスを導入するための反応ガス導入部材と、セルスタック装置および反応ガス導入部材を収納する収納容器と、を備え、反応ガス導入部材は、一対の板状壁を有し、その少なくとも一方の板状壁は他方の板状壁に部分的に突出する複数のリブを有する。複数のリブには、板状壁の表面の上下方向に延びる中心線に沿って並ぶ、少なくとも2組の第1リブセットが含まれ、この2組の第1リブセットには、一方のリブと他方のリブとが中心線を挟んで対称な位置にある一対のリブが含まれ、上方に位置する第1組の第1リブセットの各リブの外形は、下方に位置する第2組の第1リブセットの各リブの外形より大きい。

Description

本開示は、反応ガス導入部材、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、水素含有ガス(燃料ガス)と酸素含有ガス(通常は空気)とを用いて電力を得ることができる固体酸化物形の燃料電池セルを配列してなるセルスタックを備える燃料電池装置の開発が進められている。燃料電池装置として、燃料電池セルおよび上記水素含有ガスを生成するための改質器を収納容器内に収納した燃料電池モジュールと、燃料電池モジュールを作動させるための補機とを、外装ケースに格納したものがある。
また、外殻部材と内殻部材とによって反応ガス流路(酸素含有ガス流路)を形成するとともに、この反応ガス流路に垂下して設けた反応ガス導入部材によって、セルスタックを収納した収納室に酸素含有ガスを導入する構成の燃料電池モジュールが提案されている。
このような燃料電池モジュールでは、セルスタックにセルの配列方向に沿って中央部の温度が高く、端部側の温度が低いという温度分布が生じる場合がある。それゆえ、反応ガス導入部材を流れる酸素含有ガスの流れを制御し、温度分布を均一に近づけることを目的とした反応ガス導入部材が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
一方で、一般に燃料電池装置の稼働時は収納室内が高温になり、上記反応ガス導入部材が熱変形を生じてしまう場合がある。そこで、この熱変形を抑制するために反応ガス導入部材にリブを形成して剛性を高めた燃料電池用筐体が提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開2010−146783号公報 特開2010−44991号公報
本開示の反応ガス導入部材は、燃料電池セルに反応ガスを供給するための反応ガス導入部材であって、該反応ガス導入部材は、一対の板状壁を有し、前記一対の板状壁の少なくとも一方の板状壁は他方の板状壁に部分的に突出する複数のリブを有し、前記複数のリブには、前記複数のリブを有する板状壁の表面の上下方向に延びる中心線に沿って並ぶ、少なくとも2組の第1リブセットが含まれ、前記少なくとも2組の第1リブセットの内の上方に位置する第1組の第1リブセットの各リブの外形は、下方に位置する第2組の第1リブセットの各リブの外形より大きい。
また、本開示の燃料電池モジュールは、収納容器と、該収納容器内に配置され、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう複数の燃料電池セルを備えるセルスタックと、上記に記載の反応ガス導入部材と、を有し、前記収納容器は、二重壁を有する構造であり、前記セルスタックを収納するための収納室を構成する内壁と、前記内壁と所定間隔を隔てて外側に配設される外壁とによって、反応ガス流路を構成し、前記反応ガス導入部材は、前記内壁から前記収納室内に垂下し、前記反応ガス流路に接続されている。
さらにまた、本開示の燃料電池装置は、上記に記載の燃料電池モジュールと、前記燃料電池モジュールを作動させるための補機と、前記燃料電池モジュールおよび前記補機を収容する外装ケースと、を備える。
本開示の目的、特色、および利点は、下記の詳細な説明と図面とから、より明確になるであろう。
実施形態に係る反応ガス導入部材を備える燃料電池モジュールの断面図である。 実施形態のセルスタック装置と反応ガス導入部材を示す斜視図である。 実施形態の反応ガス導入部材の正面図である。 実施形態の反応ガス導入部材の断面斜視図である。 実施形態の反応ガス導入部材における各リブの構成例を示す断面図である。 実施形態の反応ガス導入部材における各リブの他の構成例を示す断面図である。 実施形態の反応ガス導入部材における各リブの他の構成例を示す断面図である。 実施形態に係る燃料電池装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。
以下、図面を参考にして、実施形態を詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る反応ガス導入部材を備える燃料電池モジュールの概略構成を示す断面図、図2は図1に示す燃料電池モジュールのうち、セルスタック装置と反応ガス導入部材とを抜粋して示す斜視図である。
図1に示すように、燃料電池モジュール50は、収納容器20を有している。収納容器20は、外壁21と内壁22とを有する、少なくとも二重壁構造(例では、三重壁構造)であり、外壁21によって収納容器20の外枠が形成されるとともに、内壁22と排ガス壁25によって排ガス回収部28Aと排ガス流路28が形成され、排ガス壁25の内部に、セルスタック装置10を収納する収納室23が形成されている。
ここで、排ガス回収部28Aは、各燃料電池セル1により排出される排ガスを一旦回収する領域である。また、セルスタック装置10は、複数の燃料電池セル1を配列させたセルスタック2、改質器3およびマニホールド4を有する装置である。図2のセルスタック装置10においては、4個のセルスタック2を配設した燃料電池モジュールの例が示されているが、これを1組として複数組み収納してもよい。なお、内壁22および排ガス壁25は、内壁の一例である。
収納室23には、主に改質器3、4個のセルスタック2、2個のマニホールド4、および2個の反応ガス導入部材7が収納されている。なお、図1に示すように、燃料電池モジュール50は、中心線を挟んで左右対称の構成であるので、以下では、主に左側の構成について説明し、右側の構成については説明を省略する。
改質器3は、原燃料供給管(図示せず)を介して供給される天然ガスまたは灯油等の原燃料を改質して改質ガスを生成する。さらに、改質器3は、改質効率のよい改質反応である水蒸気改質を行うことができる構造とすることができ、水を気化させるための気化部(図示せず)、および原燃料を改質ガスに改質するための改質触媒が配置された改質部(図示せず)を備えている。
また、改質器3は、例えばW字状(ミアンダ形状)の改質器であり、その断面は矩形状である。そして、改質器3で生成された改質ガスは、改質ガス導出管(図示せず)によって2個のマニホールド4に供給され、これらのマニホールド4を介して各燃料電池セル1に分配される。
さらに、4個のセルスタック2は、端部の引出部5a同士が連結部材5bで連結され、電気的に直列に接続されている。なお、図2におけるx方向は燃料電池セル1の配列方向であり、y方向は燃料電池セル1の立設方向である。また、セルスタック2の個数は、4個に限定するものではなく、2個または8個などであってもよい。
セルスタック2は、改質ガスを生成する改質器3と、改質ガスと酸素含有ガス(通常は空気)とを利用して発電を行う燃料電池セル1を複数配列して構成される。セルスタック2は、改質ガス導出管(図示せず)を介して改質器から供給された改質ガスを個々の燃料電池セル1に分配するマニホールド4に下端部が固定されて、セルスタック装置とされている。
反応ガス導入部材7は、内壁22から収納室23内に垂下し、反応ガス流路27に接続されている。反応ガス導入部材7は、収納容器20の構造を利用して、反応ガスを各燃料電池セル1に供給するための部材である。この反応ガス導入部材7は、一対の板状壁から成り、各燃料電池セル1の配列方向に沿って設けられた複数の反応ガス流出口33から反応ガスを流出させる。図2に示されるように、燃料電池モジュール50においては、2個の反応ガス導入部材7が配設されており、各反応ガス導入部材7は、それぞれの両側に配設されているセルスタック2に反応ガスを供給する。
反応ガス導入部材7は、図3に示すように、複数の燃料電池セル1に反応ガスを供給するための反応ガス流出口33を有する一対の板状壁から構成される部材であって、複数のリブが形成されている。それぞれのリブでは、少なくとも一方の板状壁が他方の板状壁に部分的に突出している。そして、これら複数のリブは、複数組のリブセットを構成する。
ここで、リブセットとは、上記リブが形成される板状壁の表面の上下方向に延びる中心線に沿って並ぶリブのグループをいう。そして、各リブセットは、中心線を挟んで対称に並ぶ、少なくとも2個の同一形状のリブを含んでいる。
反応ガス導入部材7は、例えばステンレス鋼を用いてプレス加工によって形成される。また、反応ガス導入部材7の下位に設けられている反応ガス流出口33は、例えば、レーザ加工により形成される。なお、反応ガス導入部材7の材質は、上記のステンレス鋼に限定するものではなく、他の材質や、別途小板金部品を製作、溶接などを用い、他の製法によって形成してもよい。
さらに、反応ガス導入部材7の内側には熱電対30が挿入され、測温部30aにおいて、セルスタック2の中心付近の温度が測定される。
上記のように、燃料電池モジュール50は、少なくとも二重壁構造の収納容器20と、収納容器内に配置され、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう複数の燃料電池セルを備えるセルスタックと、上記の反応ガス導入部材と、を有している。
次に、燃料電池モジュール50における各種のガスの流れについて説明する。図1に示すように、収納容器20内には、外壁21と内壁22とによって、酸素含有ガスを流過させる反応ガス流路27が形成され、吸気口26および反応ガス流路27を介して、外部から取り入れた酸素含有ガスが収納室23に導入される。
さらに、収納容器20の内部には、各燃料電池セル1に酸素含有ガスを導入するための反応ガス導入部材7が配設されている。反応ガス導入部材7は、マニホールド4上に並置されたセルスタック2の間に配置され、吸気口26および反応ガス流路27を介して導入した反応ガスを上端部から下端部に流過させ、下端部に設けた反応ガス流出口33から収納室23に流出させて、各燃料電池セル1に反応ガスを供給する。
さらにまた、反応ガス導入部材7は、上端側に酸素含有ガスを流入させるための酸素含有ガス流入口(図示せず)とフランジ部31とを備えており、フランジ部31と内壁22との間には、断熱部材32が配置されている。
一方、収納室23内の排ガスは、排ガス壁25の天板に設けられた孔部25aを経て排ガス回収部28Aに回収され、排ガス回収部28Aから排ガス流路28に沿って上方から下方に向けて流過し、収納容器20の底部に設けられた排気孔29を経て外部に排気される。
なお、収納室23内には、燃料電池モジュール50内の熱が極端に放散され、燃料電池セル1(セルスタック2)の温度が低下して発電量が減少しないように、燃料電池モジュール50の温度を高温に維持するための断熱部材19が、適宜配設されている。
図3は、実施形態に係る反応ガス導入部材の正面図である。図3に示される反応ガス導入部材7は、複数の燃料電池セル1に反応ガスを供給するための部材である。
反応ガス導入部材7は、一対の板状壁を有し、この一対の板状壁の少なくとも一方の板状壁(以下、「第1壁」とも称する)は、他方の板状壁(以下、「第2壁」とも称する)に部分的に突出する複数のリブを有している。さらに、複数のリブには、板状壁の表面の上下方向に延びる中心線に沿って並ぶ、少なくとも2組の第1リブセットが含まれ、これら2組の第1リブセットの内の上方に位置する第1組の第1リブセットの各リブの外形は、下方に位置する第2組の第1リブセットの各リブの外形より大きい。
反応ガス導入部材7は、上述のような各種のリブを適切な位置に配置することで、熱変形を抑制するほか、反応ガス導入部材7の内部の上位から下位に向けて流過する反応ガスの流れ方を制御する機能を有している。
具体的には、図3の矢印(⇒)で示すように、反応ガス導入部材7の上端部から導入した反応ガスを、反応ガス導入部材7の端部側より中央側により多く流過させるように各種のリブを配置する。これは、発電時において、セルスタック2の中央付近は、端部に比べて冷却されにくく高温になるため、中央付近により多くの反応ガスを流過させて中央付近の熱交換を多く行うことによって、温度の均一化を図るものである。
ここで、反応ガス導入部材7に含まれる2組の第1リブセットにおいて、一方の板状壁は、他方の板状壁と、第1組の第1リブセットおよび第2組の第1リブセットのそれぞれのリブで接触していてもよく、双方の板状壁が接触しないように空間をあけて構成してもよい。この場合、双方の板状壁がそれぞれ内側に突出していてもよいし、一方の板状壁のみが内側に突出していてもよい。これら他の例については、後記の図5A〜図5Cで説明する。
反応ガス導入部材7は、主たる第1リブセット(2個のリブ73から構成される第1組の第1リブセット、および2個のリブ74から構成される第2組の第1リブセット)を、少なくとも2組有している。ここで、リブ73の外形(例えば、楕円形)は、リブ74の外形(例えば、円形)に比べて大きい。これらの主たる2組の第1リブセットを設けることによって、反応ガス導入部材7の内部を流過する反応ガスの中央側への大きな流れを制御することが可能となる。
また、第1組の第1リブセットにおけるリブ73とリブ73との間の距離は、第2組の第1リブセットにおけるリブ74とリブ74との間の距離よりも大きくすることができる。これにより、幅の広いリブ73とリブ73との間を流れた空気が、幅の狭いリブ74とリブ74との間を流れることで、より反応ガス導入部材7の中央側に流れることとなる。それにより、セルスタック2の中央部の熱交換が促進され、セルスタック2の温度の均一化を図ることができる。
さらに、反応ガス導入部材7は、上記第2組の第1リブセットの各リブより小さいサイズの第2リブセット(第3組の第2リブセットおよび第4組の第2リブセット)を、少なくとも2組有している。ここで、第3組の第2リブセットにおけるリブ75の外形は、例えば円形であり、第4組の第2リブセットにおけるリブ76の外形と等しい。このように、さらに第2リブセットを設けることによって、さらに熱変形を抑制することができるほか、反応ガス導入部材7の内部を流過する反応ガスの中央側へのより細かな流れを制御することが可能となる。
ここで、上記2組の第2リブセットの上方に位置する第3組の第2リブセットにおけるリブ75とリブ75との間の距離は、第1組の第1リブセットにおけるリブ73とリブ73との間の距離よりも小さくすることができる。さらには、上記2組の第2リブセットの下方に位置する第4組の第2リブセットにおけるリブ76とリブ76との間の距離は、第2組の第1リブセットにおけるリブ74とリブ74との間の距離よりも小さくすることができる。
言い換えれば、2組の第2リブセットは、2組の第1リブセットの内側にあるということができる。それにより、上記第2リブセットを設けることで、上記第1リブセットによる効果を補助し、反応ガス導入部材7の内部を流過する反応ガスの中央側へのより細かな流れを制御することができる。
また、この第2リブセットにおいても、第1リブセットと同様に、上方に位置する第3組の第2リブセットにおけるリブ75とリブ75との間の距離を、下方に位置する第4組の第2リブセットにおけるリブ76とリブ76との間の距離よりも大きくすることができる。これにより、幅の広いリブ75間を流れた空気が、幅の狭いリブ76間の間を流れることで、より反応ガス導入部材の中央側に流れることとなる。それにより、セルスタック2の温度の均一化を図ることができる。
さらにまた、反応ガス導入部材7は、上記熱電対30を挿入する際のガイド用のリブとして、中心線に対称な、極小サイズの2組のリブセット(例えば、8個の極小リブ77)を有している。この場合においても、さらに熱変形を抑制することができる。
また、極小リブ77によりできた空間に、上述の熱電対30を挿入することができる。この場合、極小リブ77は、上方から下方に向けて極小リブ間の距離が徐々に小さくなるように設けることができる。それにより、熱電対30を上方から挿入する際に、その挿入口となる最も上に配置された極小リブ77間の幅が大きいことから、熱電対30を挿入しやすくなる。
一方で、最も下に配置された極小リブ77間の幅が狭ことから、熱電対30の先端部の位置決めを容易とすることができる。なお、反応ガス導入部材7に設けられるリブは、上記のリブに限定するものではなく、他のリブを含んでいてもよい。
図4は、実施形態に係る反応ガス導入部材の断面斜視図である。図4に示す反応ガス導入部材7は、第1壁71と第2壁72の両方を、それぞれ内側に突出させ、互いに接するように構成した場合の具体例を示している。なお、上記のように、第1壁71と第2壁72のいずれか一方を内側に突出させることとしてもよい。
反応ガス導入部材7は、例えば、何れも厚さ1.2mm(T1=T2)のステンレス鋼の第1壁71と第2壁72とから構成され、第1壁71と第2壁72の距離(T0)は、例えば、0.01〜0.1mmであるが、厚さも空間のサイズもこの限りではない。反応ガス導入部材7は、例えば、2枚の鋼板をプレス加工によって第1壁71と第2壁72とを形成し、接合することによって製造する。
図5A〜図5Cは、実施形態に係る反応ガス導入部材における各リブの具体例を示す断面図である。図5Aは、両側の壁から他方の壁に突出させ、かつ、両壁が接触するようにリブを形成した場合を模式的に示した図である。この場合、反応ガスは、リブ73Aを回避して流過するため、効果的に反応ガスの流れを制御することができる。
図5Bは、片側の壁から他方の壁に突出させ、かつ、両壁が接触するようにリブを形成した場合を模式的に示した図である。この場合も図5Aの場合と同様、リブ73Bによって効果的に反応ガスの流れを制御することができる。なお、図5Bのように、第2壁72にリブを設けない場合は、コスト削減が可能となる。
図5Cは、片側の壁から他方の壁に突出させるが、両壁は接触しないようにリブを形成した場合を模式的に示した図である。この場合、一定量の反応ガスがリブ73Cの下を流過するものの、リブを設けない場合と比較して、反応ガスの流れは、リブ73Cの箇所で制限される。
以上、詳述したように、本実施形態の燃料電池モジュール50によれば、反応ガス導入部材7の熱変形が抑制されるとともに、セルスタック2の温度分布を改善することができる。
次に、図6は、実施形態の燃料電池装置構成を概略的に示す分解斜視図である。図6では、外装ケース60内に燃料電池モジュール50と、燃料電池モジュール50を動作させるための補機類とを収納する燃料電池装置100の一例を示している。なお、図6においては一部構成を省略して示している。
燃料電池装置100は、支柱54と外装板55とから構成される外装ケース内を仕切板56により上下に区画し、その上方側を上述した各モジュールを収納するモジュール収納室57とし、下方側を、各モジュールを動作させるための補機類を収納する補機収納室58として構成されている。なお、補機収納室58に収納する補機類は省略して示している。
また、仕切板56には、補機収納室58の空気をモジュール収納室57側に流すための空気流通口59が設けられており、モジュール収納室57を構成する外装板55の一部に、モジュール収納室57内の空気を排気するための排気口53が設けられている。
上記実施形態の燃料電池装置100によれば、モジュールの反応ガス導入部材7の熱変形が抑制されるとともに、モジュールのセルスタック2の温度分布を改善することがとなる。
以上、本開示について詳細に説明したが、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、改良または組合せ等が可能である。
例えば、図3に示すように、主たる第1組の第1リブセットとして、楕円形状のリブを設ける実施例を示したが、楕円形状をそれぞれ内側に傾斜させたリブ73Dを設けて、より容易に反応ガスの中央付近への流過を促すように構成してもよい。また、燃料電池モジュールにおけるセルスタック2が1個の場合は、反応ガス導入部材7における反応ガス流出口33は片側にのみ設けられていてもよい。
さらに、本開示は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施できる。したがって、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本開示の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲に属する変形や変更は全て本開示の範囲内のものである。
1 燃料電池セル
2 セルスタック
3 改質器
4 マニホールド
7 反応ガス導入部材
10 セルスタック装置
20 収納容器
21 外壁
22 内壁
23 収納室
27 反応ガス流路
50 燃料電池モジュール
71 第1壁
72 第2壁
73,73A,73B,73C,73D リブ
74,75,76,77 リブ
100 燃料電池装置

Claims (8)

  1. 燃料電池セルに反応ガスを供給するための反応ガス導入部材であって、
    該反応ガス導入部材は、一対の板状壁を有し、前記一対の板状壁の少なくとも一方の板状壁は他方の板状壁に部分的に突出する複数のリブを有し、
    前記複数のリブには、前記複数のリブを有する板状壁の表面の上下方向に延びる中心線に沿って並ぶ、少なくとも2組の第1リブセットが含まれ、
    前記少なくとも2組の第1リブセットの内の上方に位置する第1組の第1リブセットの各リブの外形は、下方に位置する第2組の第1リブセットの各リブの外形より大きい、反応ガス導入部材。
  2. 前記第1リブセットは、前記中心線を挟んで対称な位置に設けられており、
    前記第1組の第1リブセットにおけるリブ間距離は、前記第2組の第1リブセットにおけるリブ間距離より大きい、請求項1に記載の反応ガス導入部材。
  3. 前記一方の板状壁は、前記他方の板状壁と、前記第1組の第1リブセットおよび前記第2組の第1リブセットのそれぞれのリブで接触している、請求項1または2に記載の反応ガス導入部材。
  4. 前記第1組の第1リブセットの各リブの形状は楕円形であり、前記第2組の第1リブセットの各リブの形状は円形である、請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の反応ガス導入部材。
  5. 前記複数のリブは、前記中心線に沿って並ぶ、少なくとも2組の第2リブセットをさらに含み、
    前記少なくとも2組の第2リブセットには、前記第2組の第1リブセットの円形のリブより小さい直径を有する円形の一対の小リブが含まれ、
    前記第2リブセットの内の上方に位置する第3組の第2リブセットにおけるリブ間距離は、前記第1組の第1リブセットにおけるリブ間距離より小さく、かつ、前記第2リブセットの内の下方に位置する第4組の第2リブセットにおけるリブ間距離より大きい、請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の反応ガス導入部材。
  6. 前記第2リブセットの内側に配置され、前記中心線に沿って並ぶ前記小リブより小さい直径の円形の複数ペアの極小リブを有し、該複数ペアの極小リブは、上方から下方に向けて、前記極小リブのリブ間距離が徐々に小さくなるように配設されている、請求項1〜5のいずれか1つに記載の反応ガス導入部材。
  7. 収納容器と、
    該収納容器内に配置され、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう複数の燃料電池セルを備えるセルスタックと、
    請求項1〜6のいずれか1つに記載の反応ガス導入部材と、
    を有し、
    前記収納容器は、少なくとも二重壁を有する構造であり、前記セルスタックを収納するための収納室を構成する内壁と、前記内壁と所定間隔を隔てて外側に配設される外壁とによって、反応ガス流路を構成し、
    前記反応ガス導入部材は、前記内壁から前記収納室内に垂下し、前記反応ガス流路に接続されている、燃料電池モジュール。
  8. 請求項7に記載の燃料電池モジュールと、
    前記燃料電池モジュールを作動させるための補機と、
    前記燃料電池モジュールおよび前記補機を収容する外装ケースと、を備える燃料電池装置。
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