JP5376402B2 - 燃料電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池モジュールに係わり、特に、燃料と発電用空気が反応して発電する複数の燃料電池セルからなる燃料電池セル集合体を備えた燃料電池モジュールに関する。
固体電解質型燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:以下「SOFC」とも言う)は、電解質として酸化物イオン導電性固体電解質を用い、その両側に電極を取り付け、一方の側に燃料(燃料ガス)を供給し、他方の側に発電用空気を供給して、比較的高温で発電反応を生じさせて発電を行う燃料電池である。
この種の燃料電池では、燃料電池セル集合体を収納する発電室において、発電に寄与しない燃料と発電用空気とが燃焼し、その排気ガスが、発電室の上部から排気ガス排出路を通って排出されるようになっている。
特許文献1には、燃料電池セルを一列に配列したセルスタックを収容する発電室と、この発電室の両側に設けられ、発電に使用されなかった酸素含有ガスと燃料ガスとが燃焼した排気ガスを排出する排気ガス流通空間を備えた燃料電池モジュールが開示されている。この文献1のものでは、発電室と排気ガス流通空間との間に断熱材が配置されている。
特許文献2には、同様に、燃料電池スタックを収容する発電室と、この発電室の周囲に配設された断熱保温層を備えた燃料電池システム(燃料電池モジュール)が開示されている。この特許文献2のものでは、この断熱保温層を通して、発電室内の発電反応に伴って発生する反応熱が外部に放熱されるので、この放熱ロスを防止して反応熱を有効利用するために、断熱保温層内に水の入ったジャケット容器等の熱利用手段を設けるようにしている。
特開2008−66127号公報 特開2005−100821号公報
上述した特許文献1及び特許文献2のように、発電室の周囲に断熱材又は断熱保温層を設けた場合、燃料電池セルスタックの中心部が比較的高温となり、一方、セルスタックの周辺部は比較的低温となり、温度のバラツキがあるので、断熱材又は断熱保温層の厚みは、この比較的高温であるセルスタックの中心部の温度に対応した厚みとしなければならず、それにより、断熱材又は断熱保温層の厚みが大きくなり、コンパクト化が要請される燃料電池モジュールにおいては、問題であった。
さらに、特許文献1及び特許文献2には明示されていないが、燃料電池セルスタックや燃料電池セル集合体における温度のバラツキは、良好な電池反応を行うためには好ましくない。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、燃料電池セル集合体の温度のバラツキを低減することができる燃料電池モジュールを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、燃料と発電用空気が反応して発電する複数の燃料電池セルからなる燃料電池セル集合体を備えた燃料電池モジュールにおいて、燃料電池セル集合体が配置される発電室と、燃料電池セルの発電反応に用いられなかった燃料と発電用空気が燃焼することにより生じる排気ガスを発電室の上方空間から排出するための排気ガス排出路と、発電室と排気ガス排出路との間の発電室の周辺部に沿って設けられ且つ発電室及び排気ガス排出路のそれぞれとの間で熱移動が可能である空気層と、を有し、排気ガス排出路は複数の入口部とこれらの入口部と連通する本体部を備え、この排気ガス排出路の入口部のそれぞれが、発電室の上方空間の周辺部の中央部を除く隅部に設けられていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、排気ガス排出路の入口部が発電室の上方空間の周辺部の中央部を除く隅部に設けられているので、燃料と発電用空気が燃焼することにより生じる排気ガスが発電室の上方空間から排気ガス排出路の複数の入口部内に流入する。このとき、入口部において、排気ガスが通過する流路面積が狭くなり圧力損失が増大するので、排気ガスが複数の入口部にほぼ均一に分配される。この結果、本発明によれば、燃料電池セル集合体の中央部の比較的高温の排気ガスを均一に分配して、排気ガス排出路内の熱を均一化して、発電室から熱が奪われ難くしたので、燃料電池セル集合体の温度のバラツキを低減することができる。本発明によれば、さらに、空気層を発電室と排気ガス排出路との間の発電室の周辺部に沿って設けたので、この空気層が断熱機能を有し、これにより、発電室が排気ガス排出路から断熱され発電室の温度低下を防止することができ、さらに、発電室から空気層へ熱が移動したとき、空気層内で空気が高温領域から低温領域へ熱拡散するので空気層内の空気の温度が均一化され、これにより、燃料電池セル集合体の温度のバラツキを低減することができる。
本発明において、好ましくは、排気ガス排出路の本体部は発電室の周辺部の中央部を除く隅部に設けられている。
このように構成された本発明においては、排気ガス排出路の本体部が発電室の隅部に設けられ発電室の周辺部の中央部には設けられていないので、最も温度が高い燃料電池セル集合体の中央部の熱が外気である空気に奪われる。その結果、本発明によれば、燃料電池セル集合体の温度のバラツキを低減することができる。
本発明において、好ましくは、排気ガス排出路の本体部は発電室の周辺部に沿って設けられている。
このように構成された本発明においては、排気ガス排出路の本体部は発電室の周辺部に沿って設けられているので、発電室から熱が奪われ難くなり、燃料電池セル集合体の温度のバラツキを低減することができる。
本発明の燃料電池モジュールによれば、燃料電池セル集合体の温度のバラツキを低減することができる。
本発明の第1実施形態による燃料電池モジュールを備えた固体電解質型燃料電池(SOFC)を示す全体構成図である。 本発明の第1実施形態による燃料電磁モジュールを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による燃料電池モジュールを示す正面断面図である。 図3のIV-IV線に沿って断面図である。 図3のVI-VI線に沿って見た断面図である。 本発明の第1実施形態による燃料電池モジュールを示す概略正面図である。 本発明の第2実施形態による燃料電池モジュールの図5に対応した断面図である。 本発明の第2実施形態による燃料電池モジュールを示す図6に対応した概略正面図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態による固体電解質型燃料電池(SOFC)の燃料電池モジュールを説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による燃料電池モジュールを備えた固体電解質型燃料電池(SOFC)を示す全体構成図である。この図1に示すように、固体電解質型燃料電池(SOFC)1は、燃料電池モジュール2と、補機ユニット4を備えている。
燃料電池モジュール2は、ハウジング6を備え、このハウジング6内部には、密封空間8が形成されている。この密閉空間8の下方部分である発電室10には、燃料(燃料ガス)と発電用空気とにより発電反応を行う燃料電池セル集合体12が配置されている。この燃料電池セル集合体12は、10個の燃料電池セルスタック14を備え、この燃料電池セルスタック14は、16本の燃料電池セル16から構成されている。このように、燃料電池セル集合体12は、160本の燃料電池セル16を有し、これらの燃料電池セル16の全てが直列接続されている。
燃料電池モジュール2の密封空間8の上述した発電室10の上方には、燃焼室18が形成され、この燃焼室18で、発電反応に使用されなかった残余の燃料(燃料ガス)と残余の発電用空気とが燃焼し、排気ガスを生成するようになっている。
また、この燃焼室18の上方には、燃料ガスを改質する改質器20が配置され、残余の燃料ガスの燃料熱によって改質器20を改質反応が可能な温度となるように加熱している。さらに、この改質器20の上方には、燃焼熱を受けて発電用空気を加熱するための空気用熱交換器22が配置されている。
次に、補機ユニット4は、水道等の水供給源24からの水を貯水してフィルターにより純水とする純水タンク26と、この貯水タンクから供給される水の流量を調整する水流量調整ユニット28(モータで駆動される「水ポンプ」等)を備えている。また、補機ユニット4は、都市ガス等の燃料供給源30から供給された燃料ガスを遮断するガス遮断弁32と、燃料ガスから硫黄を除去するための脱硫器36と、燃料ガスの流量を調整する燃料流量調整ユニット38(モータで駆動される「燃料ポンプ」等)を備えている。さらに、補機ユニット4は、空気供給源40から供給される空気(発電用空気及び改質用空気)を遮断する電磁弁42と、改質用空気の流量を調整する改質用空気流量調整ユニット44(モータで駆動される「空気ブロア」等)及び発電用空気の流量を調整する発電用空気流量調整ユニット45(モータで駆動される「空気ブロア」等)と、改質器20に供給される改質用空気を加熱する第1ヒータ46と、発電室に供給される発電用空気を加熱する第2ヒータ48とを備えている。これらの第1ヒータ46と第2ヒータ48は、起動時の昇温を効率よく行うために設けられているが、省略しても良い。
次に、燃料電池モジュール2には、排気ガスが供給される温水製造装置50が接続されている。この温水製造装置50には、水供給源24から水道水が供給され、この水道水が排気ガスの熱により温水となり、図示しない外部の給湯器の貯湯タンクへ供給されるようになっている。
また、燃料電池モジュール2には、燃料ガスの供給量等を制御するための制御ボックス52が取り付けられている。
さらに、燃料電池モジュール2には、燃料電池モジュールにより発電された電力を外部に供給するための電力取出部(電力変換部)であるインバータ54が接続されている。
次に、図2乃至図6により、本発明の第2実施形態による燃料電池モジュールの内部構造を説明する。図2は本発明の第2実施形態による燃料電磁モジュールを示す斜視図であり、図3は本発明の第1実施形態による燃料電池モジュールを示す正面断面図であり、図4は図3のIV-IV線に沿って断面図であり、図5は図3のVI-VI線に沿って見た断面図でり、図6は本発明の第1実施形態による燃料電池モジュールを示す概略正面図である。
図2乃至図4に示すように、燃料電池モジュール2のハウジング6内の密閉空間8には、上述したように、下方から順に、燃料電池セル集合体12、改質器20、空気用熱交換器22が配置されている。
改質器20は、その上流端側に純水を導入するための純水導入管60と改質される燃料ガスと改質用空気を導入するための被改質ガス導入管62が取り付けられ、また、改質器20の内部には、上流側から順に、蒸発部20aと改質部20bを形成され、改質部20bには改質触媒が充填されている。この改質器20に導入された水蒸気(純水)が混合された燃料ガス及び空気は、改質器20内に充填された改質触媒により改質される。改質触媒としては、アルミナの球体表面にニッケルを付与したものや、アルミナの球体表面にルテニウムを付与したものが適宜用いられる。
この改質器20の下流端側には、燃料ガス供給管64が接続され、この燃料ガス供給管64は、下方に延び、さらに、燃料電池セル集合体12の下方に形成されたマニホールド66内で水平に延びている。燃料ガス供給管64の水平部64aの下方面には、複数の燃料供給孔64bが形成されており、この燃料供給孔64bから、改質された燃料ガスがマニホールド66内に供給される。
このマニホールド66の上方には、上述した燃料電池セルスタック14を支持するための貫通孔を備えた下支持板68が取り付けられており、マニホールド66内の燃料ガスが、燃料電池セル16内に供給される。
次に、改質器20の上方には、空気用熱交換器22が設けられている。この空気用熱交換器22は、上流側に空気集約室70、下流側に2つの空気分配室72を備え、これらの空気集約室70と空気分配室72は、6個の空気流路管74により接続されている。ここで、図3に示すように、3個の空気流路管74が一組(74a,74b,74c,74d,74e,74f)となっており、空気集約室70内の空気が各組の空気流路管74からそれぞれの空気分配室72へ流入する。
空気用熱交換器22の6個の空気流路管74内を流れる空気は、燃焼室18で燃焼して上昇する排気ガスにより予熱される。
空気分配室72のそれぞれには、空気導入管76が接続され、この空気導入管76は、下方に延び、その下端側が、発電室10の下方空間に連通し、発電室10に余熱された空気を導入する。
また、図3に示すように、燃料ガスと空気との燃焼を開始するための点火装置83が、燃焼室18に設けられている。
次に、図4に示すように、マニホールド66の下方には、排気ガス室78が形成されている。また、図5及び図6に示すように、ハウジング6の長手方向に沿った面である前面6aと後面6bの内側の4隅には、上下方向に延びる4つの排気ガス排出路80(80a,80b,80c,80d)が形成されている。これらの排気ガス排出路80は、その上端側である入口部80Aと入口部80Aの下方側と連通する本体部80Bを備え、入口部80Aは、空気用熱交換器22(空気流路管78)が配置された発電室10の上方の空間と連通し、本体部80Bの下端側は、排気ガス室78と連通している。また、排気ガス室78の下面のほぼ中央には、排気ガス排出管82が接続され、この排気ガス排出管82の下流端は、図1に示す上述した温水製造装置50に接続されている。
さらに、図4及び図5に示すように、排気ガス排出路80と発電室8との間の空間には、空気層84が形成されている。この空気層84は、燃料電池セル集合体12が平面視で長方形形状となっているので、この燃料電池セル集合体12の長手方向に沿って、前側と後側の2箇所に設けられている。なお、排気ガス排出路80が4隅のみに配置されているため、この空気層84は、発電室8の周辺部の中央部において、ハウジング6の前面6aと後面6bと接している。
これらの空気層84は、図4に示すように、発電室8の前側と後側で且つ燃料電池セル集合体12の長手方向に沿って設けられた第1板状部材86と、排気ガス排出路80の内部側壁として機能する第2板状部材88から形成される。
次に、上述した第1実施形態による燃料電池モジュールの作用(動作)を説明する。
本実施形態による燃料電池モジュールにおいては、排気ガス排出路80の入口部80Aが発電室10の上方空間の周辺部の中央部を除く4隅に設けられているので、燃料と発電用空気が燃焼することにより生じる排気ガスが発電室10の上方空間から排気ガス排出路80の4つの入口部80A内に流入する。このとき、排気ガス排出路80の入口部80Aにおいて、排気ガスが通過する流路面積が小さくなり、圧力損失が増大するので、排気ガスが4つの入口部80Aにほぼ均一に分配される。この結果、本実施形態によれば、燃料電池セル集合体12の中央部の比較的高温の排気ガスを均一に分配して、排気ガス排出路80内の熱を均一化して、発電室10から熱が奪われ難くしたので、燃料電池セル集合体12の温度のバラツキを低減することができる。
更に、本実施形態においては、排気ガス排出路80の本体部80Bが、発電室10の周辺部の中央部を除く4隅に設けられ、発電室10の周辺部の中央部には設けられていないので、最も温度が高い燃料電池セル集合体12の中央部の熱がハウジング6の前面6aと後面6bを介して外気である空気に奪われる。その結果、本実施形態によれば、燃料電池セル集合体12の温度のバラツキを低減することができる。
更に、本実施形態においては、発電室10と排気ガス排出路80との間の発電室の周辺部に沿って空気層84を設けているので、この空気層84が断熱機能を有し、これにより、発電室10が排気ガス排出路80から断熱され発電室10の温度低下を防止することができる。次に、発電室10から空気層84へ熱が移動したとき、空気層84内で空気が高温領域から低温領域へ熱拡散するので空気層内の空気の温度が均一化され、これにより、燃料電池セル集合体12の温度のバラツキを低減することができる。
次に、図7及び図8を参照して、本発明の第2実施形態による燃料電池モジュールを説明する。第1実施形態と同一部分には同一符号を付し説明を省略する。以下、第1実施形態と異なる部分のみ説明する。図7は本発明の第2実施形態による燃料電池モジュールの図5に対応した断面図であり、図8は本発明の第2実施形態による燃料電池モジュールを示す図6に対応した概略正面図である。
ハウジング6の長手方向に沿った面である前面6aと後面6bの内側に沿って2つの排気ガス排出路90(90a,90b)が設けられている。これらの2つの排気ガス排出路90のそれぞれは、発電室10の4隅に位置する2つの入口部90Aと、これらの2つの入口部90Aの下方側と連通する本体部90Bを備えている。ここで、入口部90Aは、空気用熱交換器22(空気流路管78)が配置された発電室10の上方の空間と連通し、本体部90Bの下端側は、排気ガス室78と連通している。
さらに、図7に示すように、排気ガス排出路90と発電室8との間の空間には、空気層92が形成されている。この空気層92は、燃料電池セル集合体12が平面視で長方形形状となっているので、この燃料電池セル集合体12の長手方向に沿って、前側と後側の2箇所に設けられている。
次に、第2実施形態による燃料電池モジュールの作用(動作)を説明する。
第2実施形態による燃料電池モジュールにおいても、第1実施形態と同様に、排気ガス排出路90の入口部90Aが発電室10の上方空間の周辺部の中央部を除く4隅に設けられているので、燃料と発電用空気が燃焼することにより生じる排気ガスが発電室10の全体の空間から排気ガス排出路90の4つの入口部90A内に流入する。このとき、排気ガス排出路90の入口部90Aにおいて、排気ガスが通過する流路面積が小さくなり、圧力損失が増大するので、排気ガスが4つの入口部90Aにほぼ均一に分配される。この結果、第2実施形態においても、同様に、燃料電池セル集合体12の中央部の比較的高温の排気ガスを均一に分配して、排気ガス排出路90内の熱を均一化して、発電室10から熱が奪われ難くしたので、燃料電池セル集合体12の温度のバラツキを低減することができる。
更に、第2実施形態においては、排気ガス排出路90の本体部90Bは発電室10の周辺部に沿って設けられているので、発電室10から熱が奪われ難くなり、燃料電池セル集合体14の温度のバラツキを低減することができる。
更に、第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、発電室10と排気ガス排出路90との間の発電室の周辺部に沿って空気層92を設けているので、この空気層92が断熱機能を有し、これにより、発電室10が排気ガス排出路90から断熱され発電室10の温度低下を防止することができる。次に、発電室10から空気層92へ熱が移動したとき、空気層92内で空気が高温領域から低温領域へ熱拡散するので空気層内の空気の温度が均一化され、これにより、燃料電池セル集合体12の温度のバラツキを低減することができる。
1 固体電解質型燃料電池(SOFC)
2 燃料電池モジュール
6 ハウジング
10 発電室
12 燃料電池セル集合体
14 燃料電池セルスタック
16 燃料電池セル
18 燃焼室
80,90 排気ガス排出路
80A,90A 入口部
80B,90B 本体部
84,92 空気層

Claims (4)

  1. 燃料と発電用空気が反応して発電する複数の燃料電池セルからなる燃料電池セル集合体を備えた燃料電池モジュールにおいて、
    燃料電池セル集合体が配置される発電室と、
    上記燃料電池セルの発電反応に用いられなかった燃料と発電用空気が燃焼することにより生じる排気ガスを上記発電室の上方空間から排出するための排気ガス排出路と、
    上記発電室と上記排気ガス排出路との間の上記発電室の周辺部に沿って設けられ且つ上記発電室及び上記排気ガス排出路のそれぞれとの間で熱移動が可能である空気層と、を有し、
    上記排気ガス排出路は複数の入口部とこれらの入口部と連通する本体部を備え、この排気ガス排出路の入口部のそれぞれが、上記発電室の上方空間の周辺部の中央部を除く隅部に設けられていることを特徴とする燃料電池モジュール。
  2. 上記排気ガス排出路の入口部は、上記発電室の隅部に中央部よりも近接して設けられている請求項1に記載の燃料電池モジュール。
  3. 上記排気ガス排出路の本体部は上記発電室の周辺部の中央部を除く隅部に設けられている請求項1又は2に記載の燃料電池モジュール。
  4. 上記排気ガス排出路の本体部は上記発電室の周辺部に沿って設けられている請求項1又は2に記載の燃料電池モジュール。
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