JP2020098750A - 燃料電池モジュール - Google Patents

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文雄 坪井
Fumio Tsuboi
文雄 坪井
卓哉 松尾
Takuya Matsuo
卓哉 松尾
肇 大村
Hajime Omura
肇 大村
琢也 星子
Takuya Hoshiko
琢也 星子
晃 川上
Akira Kawakami
晃 川上
修平 田中
Shuhei Tanaka
修平 田中
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Abstract

【課題】発電用の空気を燃料電池セルスタックの各燃料電池セルの供給すべき箇所に優先的に供給することができ、燃料電池セルスタックの温度分布を均一化することができる燃料電池モジュールを提供する。【解決手段】本発明の燃料電池モジュール1は、複数の燃料電池セル8を備えた燃料電池セルスタック6と、原燃料ガスを改質して、水素を含む燃料ガスを生成し、燃料電池セルスタックに供給する改質器12と、燃料電池セルスタックにおいて発電に使用されずに残った残余燃料ガスを燃焼させ、改質器を加熱する燃焼部Bと、燃料電池セルスタックの外側に設けられ、燃料電池セルの側面に発電用の空気を供給する空気供給路18を備えた外郭容器部材2,16と、燃料電池セルの側面とこれと対向する外郭容器部材の壁面2aとの隙間に挿入された絶縁部材22と、を有し、外郭容器部材の壁面には、絶縁部材を支持して位置決めする支持部材24が設けられている。【選択図】図5

Description

本発明は、燃料電池モジュールに関し、特に、供給された燃料ガスと酸化剤ガスを反応させることにより発電する燃料電池モジュールに関する。
従来から、供給された燃料ガスと酸化剤ガスを反応させることにより発電する燃料電池モジュールとして、例えば、特許文献1に記載されているものが知られている。
このような特許文献1に記載されている従来の燃料電池モジュールにおいて、そのモジュールケース内には、複数の燃料電池セルを備えた燃料電池セルスタック、改質器、及び、熱交換モジュール(熱交換器、蒸発器)等が設けられている。
また、モジュールケースの側板には、空気供給通路が設けられており、この空気供給通路の複数の吹出口から発電用の空気を各燃料電池セルに向けて噴射することにより、発電用の空気が各燃料電池セルに供給されるようになっている。
特開2016−51510号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている従来の燃料電池モジュールにおいては、各燃料電池セルの外側面とこれと対向するモジュールケースの内壁面との間に隙間が形成されている。これにより、空気供給通路の複数の吹出口から各燃料電池セルに供給される発電用の空気の一部がこのような隙間を無駄にすり抜けてしまう等の空気ロスが生じることになるため、複数の燃料電池セルのそれぞれに対して発電用の空気を優先的に且つ均等に供給することが難しいという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、発電用の空気を燃料電池セルスタックの各燃料電池セルの供給すべき箇所に優先的に供給することができ、燃料電池セルスタックの温度分布を均一化することができる燃料電池モジュールを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、供給された燃料ガスと酸化剤ガスを反応させることにより発電する燃料電池モジュールであって、複数の燃料電池セルを備えた燃料電池セルスタックと、原燃料ガスを改質して、水素を含む燃料ガスを生成し、上記燃料電池セルスタックに供給する改質器と、上記燃料電池セルスタックにおいて発電に使用されずに残った残余燃料ガスを燃焼させ、上記改質器を加熱する燃焼部と、上記燃料電池セルスタックの外側に設けられ、上記燃料電池セルの側面に発電用の空気を供給する空気供給路を備えた外郭容器部材と、上記燃料電池セルの側面とこれと対向する上記外郭容器部材の壁面との隙間に挿入された絶縁部材と、を有し、上記外郭容器部材の壁面には、上記絶縁部材を支持して位置決めする支持部材が設けられていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、燃料電池セルの側面とこれと対向する外郭容器部材の壁面との隙間に絶縁部材を挿入し、外郭容器部材の壁面に設けられた支持部材により絶縁部材を確実に支持して位置決めすることができる。
これにより、燃料電池セルの側面と外郭容器部材の壁面との隙間を絶縁部材で埋めることができるため、発電用の空気が燃料電池セルの側面と外郭容器部材の壁面との隙間を無駄にすり抜けてしまう等の空気ロスを抑制することができる。
したがって、発電用の空気を燃料電池セルスタックの各燃料電池セルの供給すべき箇所に優先的に供給することができる。また、燃料電池セルスタックの温度分布を均一化することができる。
本発明において、好ましくは、さらに、上記絶縁部材は、可撓性材料からなる。
このように構成された本発明においては、燃料電池セルの側面と外郭容器部材の壁面との間の設計誤差や熱膨張差について、絶縁部材の可撓性により吸収することができる。
本発明において、好ましくは、上記燃料電池セルスタックは、上記複数の燃料電池セルのそれぞれが鉛直方向に延びるように配列され、上記絶縁部材は、上記燃料電池セルスタックの側方に配置され、且つ、鉛直方向に連続的に配置されている。
このように構成された本発明においては、燃料電池セルスタックにおける複数の燃料電池セルのそれぞれが鉛直方向に延びるように配列されていても、絶縁部材が燃料電池セルスタックの側方に配置され、且つ、鉛直方向に連続的に配置されているため、発電用の空気が燃料電池セルの側面と外郭容器部材の壁面との間で燃料電池セルスタックの側方に形成される隙間を絶縁部材でより効果的に埋めることができる。
これにより、発電用の空気が燃料電池セルの側面と外郭容器部材の壁面との隙間を鉛直方向に無駄にすり抜けてしまう等の空気ロスをより効果的に抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記空気供給路は、上記外郭容器部材の内壁とその外側の外壁との間に形成されており、上記空気供給路は、上記燃料電池セルスタックよりも上方の位置に設けられた熱交換部を備えており、この熱交換部は、上記燃焼部で上記残余燃料ガスを燃焼させて発生した排気ガスと上記空気供給路内の発電用の空気との間で熱交換を行うように構成されている。
このように構成された本発明においては、空気供給路内の発電用の空気は、燃料電池セルスタックよりも上方の位置に設けられた空気供給路の熱交換部により、燃焼部で残余燃料ガスを燃焼させて発生した排気ガスと空気供給路内の発電用の空気との間で熱交換が行われ、発電用の空気を昇温させることができる。
そして、このように昇温させた発電用の空気について、燃料電池セルスタックの各燃料電池セルの優先的に供給すべき箇所に供給することができる。
また、燃料電池セルの側面と外郭容器部材の壁面との隙間に挿入された絶縁部材により、燃料電池セルスタックの各燃料電池セルに供給された発電用の空気の温度ムラを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記支持部材は、上記絶縁部材の下端を支持するように構成され、上記外郭容器部材の壁面における上記支持部材よりも下方の位置には、上記燃料電池セルに対して側方から空気を供給する空気供給口が設けられている。
このように構成された本発明においては、空気供給路内の熱交換部を通過した後の発電用の空気について、外郭容器部材の壁面における支持部材よりも下方の空気供給口から各燃料電池セルの側面に向かって優先的に且つ効果的に供給することができる。
本発明において、好ましくは、上記燃焼部は、上記複数の燃料電池セルの上端で上記残余燃料ガスを燃焼させて生成した燃焼熱により上記改質器を加熱するように構成されている。
このように構成された本発明においては、燃焼部により、複数の燃料電池セルの上端で残余燃料ガスを燃焼させて生成した燃焼熱により改質器を効率良く加熱することができるため、改質器における改質反応を効果的に促進することができる。
本発明において、好ましくは、上記絶縁部材の上端は、上記燃料電池セルの上端の下方近傍に位置している。
このように構成された本発明においては、絶縁部材の上端が燃料電池セルの上端に対して下方近傍に位置しているため、燃料電池セルスタックの上方に燃焼部を配置することができる。
これにより、絶縁部材が燃焼部の燃焼熱により損傷することを抑制することができる。
本発明の燃料電池モジュールによれば、発電用の空気を燃料電池セルスタックの各燃料電池セルの供給すべき箇所に優先的に供給することができ、燃料電池セルスタックの温度分布を均一化することができる。
本発明の一実施形態による燃料電池モジュールの斜視図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 図3に示す本発明の一実施形態による燃料電池モジュールにおいて、モジュールケース内の上方部分を拡大した部分拡大断面図である。 本発明の一実施形態による燃料電池モジュールにおける空気供給路の下方部分を拡大した斜視断面図である。
つぎに、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による燃料電池モジュールについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による燃料電池モジュールの斜視図である。また、図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。さらに、図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。
まず、図1〜図3に示すように、本発明の一実施形態による燃料電池モジュール1において、ハウジングHの内部には、断熱材I(図2、図3参照)等を介してモジュールケース2(外郭容器部材)が内蔵されている。
ここで、図1においては、ハウジングH及び断熱材Iを省略して示しているが、図2及び図3に示すように、モジュールケース2は、断熱材Iにより覆われており、燃料電池モジュール1の内部の熱が、外気へ発散するのを抑制している。
つぎに、モジュールケース2内には、下方から上方に向かって、マニホールド4及び燃料電池セルスタック6がそれぞれ設けられている。
マニホールド4は、その上方の発電室Eに収容される燃料電池セルスタック6の複数の燃料電池セル8の各下端部を支持している。
また、マニホールド4の側部には、燃料ガス供給管10の一端が接続されており、この燃料ガス供給管10の他端(上端)は、モジュールケース2内の上方の改質器12に接続されている。
さらに、燃料電池セルスタック6は、燃料ガスと酸化剤ガス(以下、適宜「発電用空気」又は「空気」と呼ぶ。)とにより発電反応を行うものである。
各燃料電池セル8は、鉛直方向に延びて互いに等間隔で配列されており、集電部材(図示せず)を介して互いに電気的に接続されている。
つぎに、モジュールケース2内において、発電室Eの上方、すなわち、各燃料電池セル8の上端付近及びその上方には、燃焼室B(燃焼部)が設けられている。
燃焼室Bには、点火装置13が設けられている。燃焼室B内において、点火装置13を点火することによって、発電反応に使用されなかった(発電に寄与しなかった)残余の燃料ガスと残余の空気とが各燃料電池セル8の上端付近で燃焼し、排気ガス(言い換えると「燃焼ガス」)が生成されるようになっている。
この燃焼室Bの上方には、燃料ガスを改質する改質器12が配置されている。この改質器12は、原燃料ガスを改質して、水素を含む燃料ガスを生成し、燃料電池セルスタックに供給するものである。
また、改質器12は、燃焼室Bの各燃料電池セル8の上端付近における残余ガスの燃焼熱によって加熱される、いわゆる、「セルバーナー方式」で加熱されることにより、改質反応が可能な温度となるようになっている。
なお、本実施形態では、セルバーナー方式を採用した例について説明するが、セルバーナー方式以外の方式(燃焼器等)によって改質器が加熱される形態であってもよい。
つぎに、ハウジングH内においてモジュールケース2の外部上方には、蒸発器14が断熱材Iを介して設けられている。この蒸発器14は、供給された水と排気ガスとの間で熱交換が行われることによって、水を蒸発させて水蒸気を生成し、この水蒸気と原燃料ガスとの混合ガス(以下では「燃料ガス」と呼ぶこともある。)がモジュールケース2内の改質器12に供給されるようになっている。
また、改質器12内で改質された燃料ガスは、燃料ガス供給管10を経てマニホールド4内に供給された後、マニホールド4から各燃料電池セル8に供給されるようになっている。
つぎに、図4は、図3に示す本発明の一実施形態による燃料電池モジュールにおいて、モジュールケース内の上方部分を拡大した部分拡大断面図である。
図1〜図4に示すように、モジュールケース2は、その外側に設けられた空気通路カバー16を備えている。この空気通路カバー16の内面とこれに対向するモジュールケース2の外面とは互いに離間しており、両者の間には、空気供給路18が形成されている。これにより、各燃料電池セル8に供給されるべき発電用空気が、空気供給路18に沿って上方から下方に向かって流れるようになっている。
また、図4に示すように、空気供給路18内の上方側の流路には、複数のフィン18aが設けられている。これにより、空気供給路18内の発電用空気がこれらのフィン18aを通過すると、空気供給路18に隣接する排気通路19内の排気ガスとの熱交換が行われ、加熱されるようになっている。
すなわち、空気供給路18内におけるフィン18aが設けられた部分は、熱交換部として機能することができるようになっている。
さらに、モジュールケース2の上面には、空気供給管20が設けられている。発電用の空気は、モジュールケース2の外部から空気供給管20を経て空気供給路18に供給されるようになっている。
つぎに、図5は、本発明の一実施形態による燃料電池モジュールにおける空気供給路の下方部分を拡大した斜視断面図である。
図2〜図5に示すように、燃料電池セルスタック6の各燃料電池セル8の側面とこれに対向するモジュールケース2の内壁面2aとの隙間には、絶縁部材22が挿入されている。
この絶縁部材22は、非導電性の断熱材からなることに加えて、可撓性材料(例えば、アルミナファイバー、非晶質ガラス等)からなるため、各燃料電池セル8の側面とこれに対向するモジュールケース2の内壁面2aとの間の設計誤差や熱膨張差を抑制することができるようになっている。
また、図5に示すように、モジュールケース2の内壁面2aには、支持部材24が固定されており、この支持部材24によって絶縁部材22の下端が支持されている。
ここで、支持部材24は、L字形の横断面形状を備えたアングル材として図示しているが、剛性などの必要に応じて、支持部材24の断面形状を矩形、U字形などとしてもよい。
また、支持部材24については、絶縁部材22の下端面に沿って長手方向に連続的に支持するような単一の細長い梁状の形態であってもよいし、或いは、絶縁部材22の下端面に沿って間隔を置いて配置した複数の梁又はアングル材で断続的に支持するような形態であってもよい。
さらに、図2及び図3に示すように、絶縁部材22は、燃料電池セルスタック6の側方の全周に亘って配置されている。
これにより、絶縁部材22は、各燃料電池セル8の側面に接触した状態で、支持部材24の上面から鉛直方向上方に連続的に延びており、絶縁部材22の上端が燃焼室Bの点火装置13よりも下方の各燃料電池セル8の上端の下方近傍付近に位置している。
つぎに、図2及び図5に示すように、モジュールケース2の内壁面2aにおいて、支持部材24よりも下方には、複数の貫通孔である空気供給口26が水平方向に配列されている。
図2〜図5に示すように、空気供給路18のフィン18a(熱交換部)を通過して熱交換された発電用空気は、各空気供給口26から各燃料電池セル8の側面の下方部分に優先的に供給されるようになっている。
上述した本発明の一実施形態の燃料電池モジュール1によれば、燃料電池セルスタック6の各燃料電池セル8の側面とこれと対向するモジュールケース2(外郭容器部材)の内壁面2aとの隙間に絶縁部材22を挿入すると共に、モジュールケース2(外郭容器部材)の内壁面2aに設けられた支持部材24により絶縁部材22を確実に支持して位置決めすることができる。
これにより、各燃料電池セル8の側面とモジュールケース2(外郭容器部材)の内壁面2aとの隙間を絶縁部材22で埋めることができる。よって、発電用の空気が各燃料電池セル8の側面とモジュールケース2(外郭容器部材)の内壁面2aとの隙間を無駄にすり抜けてしまう等の空気ロスを抑制することができる。
したがって、発電用の空気を燃料電池セルスタック6の各燃料電池セル8の供給すべき箇所(各燃料電池セル8の下方側面)に優先的に供給することができる。また、燃料電池セルスタック6の温度分布を均一化することができる。
また、本実施形態の燃料電池モジュール1によれば、絶縁部材22が、非導電性の断熱材からなることに加えて、可撓性材料からなるため、各燃料電池セル8の側面とこれに対向するモジュールケース2の内壁面2aとの間の設計誤差や熱膨張差について、絶縁部材22の可撓性により吸収して抑制することができる。
さらに、本実施形態の燃料電池モジュール1によれば、燃料電池セルスタック6における複数の燃料電池セル8のそれぞれが鉛直方向に延びるように配列されていても、絶縁部材22が燃料電池セルスタック6の側方に全周に亘って配置され、且つ、鉛直方向に連続的に配置されている。
これにより、各燃料電池セル8の側面とモジュールケース2(外郭容器部材)の内壁面2aとの隙間を絶縁部材22でより効果的に埋めることができる。よって、発電用の空気が各燃料電池セル8の側面とモジュールケース2(外郭容器部材)の内壁面2aとの隙間を無駄にすり抜けてしまう等の空気ロスをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の燃料電池モジュール1によれば、空気通路カバー16の内面とこれに対向するモジュールケース2の外面とは互いに離間しており、両者の間には、空気供給路18が形成されている。さらに、空気供給路18内の上方側の流路には、複数のフィン18a(熱交換部)が設けられている。
これらにより、これにより、空気供給路18内の発電用空気がこれらのフィン18aを通過すると、空気供給路18に隣接する排気通路19内の排気ガス(燃焼室Bで残余燃料ガスを燃焼させて発生した排気ガス)と空気供給路18内の発電用の空気との間で熱交換が行われるため、発電用の空気を加熱して昇温させることができる。
そして、このように昇温させた空気供給路18内の発電用の空気について、空気供給口26から燃料電池セルスタック6の各燃料電池セル8の優先的に供給すべき箇所(各燃料電池セル8の下方側面)に供給することができる。
また、各燃料電池セル8の側面とモジュールケース2(外郭容器部材)の内壁面2aとの隙間に挿入された絶縁部材22により、燃料電池セルスタック6の各燃料電池セル8に供給された発電用の空気の温度ムラを抑制することができる。
さらに、本実施形態の燃料電池モジュール1によれば、支持部材24が絶縁部材22の下端を支持しており、モジュールケース2(外郭容器部材)の内壁面2aにおける支持部材24よりも下方の位置には、燃料電池セル8のそれぞれに対して側方から空気を供給する空気供給口26が設けられている。
これにより、空気供給路18内のフィン18a(熱交換部)を通過した後の発電用の空気について、モジュールケース2(外郭容器部材)の内壁面2aにおける支持部材24よりも下方の空気供給口26から各燃料電池セル8の下方側面に向かって優先的に且つ効果的に供給することができる。
さらに、本実施形態の燃料電池モジュール1によれば、燃焼室B内において、複数の燃料電池セル8の上端で残余燃料ガスを燃焼させて生成した燃焼熱により改質器12を効率良く加熱することができるため、改質器12における改質反応を効果的に促進することができる。
さらに、本実施形態の燃料電池モジュール1によれば、絶縁部材22の上端が各燃料電池セル8の上端の下方近傍に位置しているため、燃料電池セルスタック6の上方に燃焼室B(燃焼部)や点火装置13を配置することができる。
これにより、絶縁部材22が燃焼室B(燃焼部)の燃焼熱により損傷することを抑制することができる。
1 燃料電池モジュール
2 モジュールケース(外郭容器部材)
2a モジュールケースの内壁面(外郭容器部材の壁面)
4 マニホールド
6 燃料電池セルスタック
8 燃料電池セル
10 燃料ガス供給管
12 改質器
13 点火装置
14 蒸発器
16 空気通路カバー(外郭容器部材)
18 空気供給路
18a フィン(熱交換部)
19 排気通路
20 空気供給管
22 絶縁部材
24 支持部材
26 空気供給口
B 燃焼室(燃焼部)
E 発電室
H ハウジング
I 断熱材

Claims (7)

  1. 供給された燃料ガスと酸化剤ガスを反応させることにより発電する燃料電池モジュールであって、
    複数の燃料電池セルを備えた燃料電池セルスタックと、
    原燃料ガスを改質して、水素を含む燃料ガスを生成し、上記燃料電池セルスタックに供給する改質器と、
    上記燃料電池セルスタックにおいて発電に使用されずに残った残余燃料ガスを燃焼させ、上記改質器を加熱する燃焼部と、
    上記燃料電池セルスタックの外側に設けられ、上記燃料電池セルの側面に発電用の空気を供給する空気供給路を備えた外郭容器部材と、
    上記燃料電池セルの側面とこれと対向する上記外郭容器部材の壁面との隙間に挿入された絶縁部材と、を有し、
    上記外郭容器部材の壁面には、上記絶縁部材を支持して位置決めする支持部材が設けられていることを特徴とする燃料電池モジュール。
  2. 上記絶縁部材は、可撓性材料からなる請求項1記載の燃料電池モジュール。
  3. 上記燃料電池セルスタックは、上記複数の燃料電池セルのそれぞれが鉛直方向に延びるように配列され、
    上記絶縁部材は、上記燃料電池セルスタックの側方に配置され、且つ、鉛直方向に連続的に配置されている請求項1又は2に記載の燃料電池モジュール。
  4. 上記空気供給路は、上記外郭容器部材の内壁とその外側の外壁との間に形成されており、
    上記空気供給路は、上記燃料電池セルスタックよりも上方の位置に設けられた熱交換部を備えており、この熱交換部は、上記燃焼部で上記残余燃料ガスを燃焼させて発生した排気ガスと上記空気供給路内の発電用の空気との間で熱交換を行うように構成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の燃料電池モジュール。
  5. 上記梁は、上記絶縁部材の下端を支持するように構成され、
    上記外郭容器部材の壁面における上記支持部材よりも下方の位置には、上記燃料電池セルに対して側方から空気を供給する空気供給口が設けられている請求項4記載の燃料電池モジュール。
  6. 上記燃焼部は、上記複数の燃料電池セルの上端で上記残余燃料ガスを燃焼させて生成した燃焼熱により上記改質器を加熱するように構成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の燃料電池モジュール。
  7. 上記絶縁部材の上端は、上記燃料電池セルの上端の下方近傍に位置している請求項6記載の燃料電池モジュール。
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