JP6077440B2 - 燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のセルスタックを具備する燃料電池モジュールおよび燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、種々の燃料電池モジュールが提案されており、このような燃料電池モジュールとしては、収納容器内に、複数の燃料電池セルを電気的に直列に接続してなるセルスタック装置を収納したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このセルスタック装置は、2個のセルスタックの上方に改質器を配置してなるとともに、該改質器がU字状をなしており、水を気化して水蒸気を生成する気化部と、該気化部で発生した水蒸気を用いて原燃料ガスを水蒸気改質する改質部とを具備している。そして、原燃料ガス供給管および水供給管が、改質器の一端である気化部に接続され、気化部で発生した水蒸気と原燃料ガスとが混合されて改質部に供給され、この改質部にて原燃料ガスが改質されるように構成されている。
そして、燃料電池セルからの排ガスは、収納容器の側壁に設けられた排ガス排出路を介して排出されるように構成されている。
特開2007−207446号公報
しかしながら、特許文献1では、収納容器の側壁に排ガス排出路が設けられていたため、セルスタック数が増加すると、収納容器の中央部に配置されたセルスタックから収納容器の側壁に設けられた排ガス排出路までの距離が長くなり、排ガスの排出性が低下するおそれがあった。これに起因して、セルスタックから排出される排ガス(余剰の燃料ガス)の燃焼状態が不安定になり、セルスタックの温度が低下する等、セルスタックに悪影響を与えるおそれがあった。
本発明は、排ガスの排出性を向上できるとともに、セルスタックへの悪影響を低減できる燃料電池モジュールおよび燃料電池装置を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池モジュールは、収納容器内に、所定間隔を置いて配列した複数のセルスタックと、該複数のセルスタックの上方に配置された改質器と、前記セルスタックの上方に開口し、前記セルスタックからの排ガスを前記セルスタックの上方から下方に流す排ガス排出路とを収容してなるとともに、前記排ガス排出路が、前記セルスタックの配列方向における前記収納容器の両側の側壁、および1または複数の前記セルスタックからなる複数のセルスタック群の間に設けられており、前記複数のセルスタック群の間に設けられた中央側排ガス排出路の前記セルスタックの側に、熱伝導抑制部材が設けられていることを特徴とする。
本発明の燃料電池モジュールでは、セルスタック数が多くても、セルスタックの配列方向における収納容器の両側の側壁、複数のセルスタック群の間に設けられた排ガス排出路により排ガスを十分に排出することができるとともに、中央側排ガス排出路のセルスタックの側には熱伝導抑制部材が設けられているため、セルスタックへの悪影響を低減できる。
燃料電池モジュールの一形態を示す縦断面図である。 (a)は4個のセルスタックを有するセルスタック装置を示す平面図、(b)はマニホールドに2個のセルスタックを設けた状態を示す斜視図である。 改質器を示すもので、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 セルスタック装置を示す側面図である。 原燃料ガス供給管およびその近傍の改質器を示すもので、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。 (a)は原燃料ガス供給管が気化改質部連結路内に突出していない形態の改質器を示す平面図、(b)は気化部復路内の仕切板を、セルスタックの燃料電池セルの配列方向中央部よりも、原燃料ガス供給管側に位置させた形態の改質器を示す平面図である。 気化部往路と気化部復路との端面同士、および改質部往路と改質部復路との端面同士を補強板で連結した形態の改質器を示す斜視図である。 セルスタックの下端部に位置する中央側排ガス排出路には、熱伝導抑制部材が配置されていない燃料電池モジュールの縦断面図である。 3個の中央側排ガス排出路が設けられた燃料電池モジュールの縦断面図である。 燃料電池装置を示す斜視図である。
図1は、燃料電池モジュール(以下、モジュールという場合がある)の一形態を示す縦断面図であり、図2はセルスタック装置を示す図である。なお、異なる図中の同一の構成要素については、同一の符号を付与するものとする。
モジュール1は、直方体状の収納容器2の内部に、燃料ガス流路を有する燃料電池セル3を立設させた状態で一列に配列し、隣接する燃料電池セル3間に集電部材(図示せず)を介して電気的に直列に接続してなる4個のセルスタック5を収納して構成されている。
燃料電池セル3の下端部はガラスシール材等の絶縁性接合材(図示せず)でマニホールド4に固定されている。1個のマニホールド4には、2個のセルスタック5が固定されており、4個のセルスタック5のそれぞれの両端には、図2(a)に示すように、引出部5aが接続され、一方側の引出部5a同士は連結部材5bで連結され、4個のセルスタック5が電気的に直列に接続されている。
また、図1、2においては、燃料電池セル3の内部に燃料電池セル3の長さ方向yに設けられた燃料ガス流路を燃料ガスが流れる中空平板型で、支持基板の表面に、燃料側電極、固体電解質及び酸素側電極を順に設けてなる固体酸化物形の燃料電池セル3を例示している。
また、燃料電池セル3にて使用する改質ガスを得るために、図3に示すように、天然ガスや灯油等の燃料を改質して燃料ガス(改質ガス)を生成するためのW字状(ミアンダ形状)の改質器6が4個のセルスタック5の上方に配置されている。そして、図4に示すように、改質器6で生成された燃料ガス(改質ガス)は、改質ガス導出管7により2個のマ
ニホールド4に供給され、マニホールド4を介して燃料電池セル3の内部に設けられた燃料ガス流路に供給される。これにより、セルスタック装置8が構成されている。すなわち、セルスタック装置8は、図1に示したように、マニホールド4と、マニホールド4に固定されたセルスタック5と、4個のセルスタック5の上方に配置された1個の改質器6とを具備して構成されている。
燃料電池セル3の燃料ガス流路に供給され、発電に使用されなかった余剰の燃料ガス(排ガス)は、燃料電池セル3の上方に放出される。余剰の燃料ガスは、燃料電池セル3の外部に供給された酸素含有ガス(空気)と反応させ燃焼させることができる。
改質器6は、図3に示したように、水を気化して水蒸気を生成する気化部6aと該気化部6aで発生した水蒸気を用いて原燃料ガスを水蒸気改質する改質部6bとを具備している。
気化部6aは、水を供給するための水供給管13が接続された気化部往路6a1と水蒸気が流れる気化部復路6a2とを具備し、原燃料ガス供給管15により供給された原燃料ガスが改質される改質部往路6b1と改質ガスを導出するための改質ガス導出管7が接続された改質部復路6b2とを具備している。水供給管13、原燃料ガス供給管15および改質ガス導出管7は、改質器6の一方側に接続され、同じ方向に引き出されている。
気化部往路6a1、気化部復路6a2、改質部往路6b1および改質部復路6b2の下方には、4個のセルスタック5がそれぞれ配置されており、セルスタック5を構成する燃料電池セル3の配列方向xに沿って、気化部往路6a1、気化部復路6a2、改質部往路6b1および改質部復路6b2が延設されている。図3(b)にセルスタック5を一点鎖線で示す。
気化部往路6a1と気化部復路6a2とが気化部連結路6c1で連結され、気化部復路6a2と改質部往路6b1とが気化改質部連結路6c2で連結され、改質部往路6b1と改質部復路6b2とが改質部連結路6c3で連結されており、原燃料ガス供給管15が気化改質部連結路6c2に接続されている。
このように、原燃料ガス供給管15が、水供給管13が接続された気化部往路6a1よりも下流側の気化改質部連結路6c2に接続されているため、原燃料ガスが低温であったとしても、原燃料ガスが追加混合される時には、供給された水が殆ど気化しており、改質器6の一部(気化部往路6a1)における低温化を抑制できる。これにより改質器6の気化部往路6a1下方におけるセルスタック5の低温化を抑制して発電性能が低下することを抑制でき、セルスタック装置8全体としての発電性能を向上できる。
改質器6は燃料電池セル3の反応熱および燃料電池セル3からの余剰の燃料ガスの燃焼熱で加熱されるため、気化部往路6a1に供給された水は水蒸気となり、気化部連結路6c1、気化部復路6a2、気化改質部連結路6c2、改質部往路6b1を順に流れ、また、気化改質部連結路6c2では、原燃料ガス供給管15から原燃料ガスが供給され、気化改質部連結路6c2で水蒸気と混合され、改質部往路6b1、改質部連結路6c3、改質部復路6b2を流れる間に改質され、水素を含む改質ガス(燃料ガス)が生成され、改質ガス導出管7から各マニホールド4に導出される。
気化部往路6a1、気化部復路6a2、改質部往路6b1、改質部復路6b2、気化部連結路6c1、気化改質部連結路6c2、改質部復路6c3は、横断面が矩形状の管体から構成されている。気化部往路6a1を構成する管体と気化部復路6a2を構成する管体との間、および改質部往路6b1を構成する管体と改質部復路6b2を構成する管体との
間には、空間が形成されており、この空間が、排ガスを改質器6の上方に流すための排ガス流通路18とされている。この排ガス流通路18には、図1に示したように、酸素含有ガス供給板12が挿通し、その先端がセルスタック5間の下部に位置している。排ガスは、酸素含有ガス供給板12周囲の排ガス流通路18を流れる。
一方、気化部復路6a2を構成する管体と改質部往路6b1を構成する管体との間にも、空間が形成されており、排ガス流通路18とされている。この排ガス流通路18には、後述する中央側排ガス排出路29が挿通し、その上端は、セルスタック5の上方に開口し、言い換えれば、改質器6の上方に位置する開口部29aを有している。なお、気化部復路6a2を構成する管体と改質部往路6b1を構成する管体との間が、連結板で接続され塞がれており、この連結板に排ガス流通孔を形成し、この排ガス流通孔を、後述する中央側排ガス排出路29が挿通しても良い。
気化部往路6a1および気化部復路6a2内の、燃料電池セル3の配列方向x中央部に仕切板6a11、6a21がそれぞれ設けられ、これらの仕切板6a11、6a21間が気化室とされており、水供給管13の先端部(供給部)は、図3(b)に示すように、仕切板6a11の上流側に位置し、気化室の手前に水を供給する。気化室内には、気化を促進するためセラミックボールが収納されており、仕切板6a11、6a21は、水蒸気は通過するが、セラミックボールは通過しないように形成されている。水供給管13は、セルスタック5の燃料電池セル3の配列方向x中央部の上方における気化室に水を供給するように構成されている。燃料電池セル3の配列方向x中央部は温度が高くなり易いため、気化を促進できる。
さらに、改質部往路6b1および改質部復路6b2にも、それぞれ仕切板6b11、6b21が配置され、仕切板6b11、6b21間に位置する改質部往路6b1、改質部連結路6c3、改質部復路6b2が改質室とされ、この改質室には改質触媒が収納されている。仕切板6b11、6b21は、水蒸気、原燃料ガス、改質ガス等のガスは通過できるが、改質触媒は通過できないように構成されている。
また、気化改質部連結路6c2に接続した原燃料ガス供給管15は、気化改質部連結路6c2を構成する管体の壁を貫通し、先端部が気化改質部連結路6c2内に突出した突出部15aを有しており、この突出部15aは、図5に示すように、上下に貫通孔15a1が複数所定間隔をおいて形成されている。水蒸気は、貫通孔15a1が形成された原燃料ガス供給管15の突出部15aの外面を滑るように流れ、この際に、貫通孔15a1から出てきた原燃料ガスと混合するように構成されている。突出部15aの先端は開口していても良く、閉塞していても良いが、開口している場合には、開口部が管壁近傍に位置していることが望ましい。
すなわち、原燃料ガス供給管15は、気化改質部連結路6c2の流路内に、原燃料ガス供給管15内の原燃料ガスの流れ方向が水蒸気の流れ方向と交差する突出部15aを有している。それぞれの貫通孔15a1から原燃料ガスが流れ出し、水蒸気との混合を促進できる。
さらに、改質器6から導出された燃料ガスは、図4に示すように、改質ガス導出管7により、分配器19を介して2つのマニホールド4に供給される。すなわち、改質ガス導出管7は、改質器6から分配器19までのU字状の第1改質ガス導出管7aと、分配器19から下方の2つのマニホールド4にそれぞれ延びる第2改質ガス導出管7bとを具備している。第1改質ガス導出管7a、第2改質ガス導出管7bは、改質ガスをマニホールド4に均等に供給すべく、同じ断面積で同じ長さ(圧力損失が同じ)とされている。
燃料電池モジュール1は、図1に示したように、収納容器2の内部にセルスタック装置8を収納してなるもので、セルスタック5の配列方向(燃料電池セル3の配列方向xと直交する方向)の両側における収納容器2の側壁には、外側から酸素含有ガス導入路21、端部側排ガス排出路23が形成されている。酸素含有ガス導入路21は、収納容器2の底部から側部を介して上部まで形成され、酸素含有ガス供給板12に酸素含有ガスを供給するように構成されている。
一方、端部側排ガス排出路23は、収納容器2の側部から底部まで形成され、燃料電池セル3の上端からの排ガスが、気化部往路6a1を構成する管体と気化部復路6a2を構成する管体との間、および改質部往路6b1を構成する管体と改質部復路6b2を構成する管体との間の排ガス流通路18を通過し、改質器6の上方に位置する排ガスが、収納容器2の側部から底部の端部側排ガス排出路23を介して排出口から排出されるように構成されている。すなわち、端部側排ガス排出路23は、セルスタック5の上方に開口し、言い換えれば改質器6の上方に開口部を有している。酸素含有ガスが酸素含有ガス導入路21を流れる間に、端部側排ガス排出路23を流れる排ガスにより加熱される。
また、気化部復路6a1と改質部往路6b1との間の排ガス流通路18を、中央側排ガス排出路29が挿通し、その下端が端部側排ガス排出路23の下流側に接続されている。
琲ガス排出路23、29と、2個のセルスタック5からなるセルスタック群5gとが交互に配置されており、セルスタック群5gの一方側には端部側排ガス排出路23が、他方側には中央側排ガス排出路29が配置されている。
なお、琲ガス排出路23、29は、改質器6の上方に開口する場合について説明したが、改質器6と同一高さに開口していても良い。同一高さに開口するとは、改質器の下面から上面までの間に開口する場合をいう。
排ガス排出路23、29は、中空平板状の管体からなり、セルスタック5の側に熱伝導抑制部材31が設けられている。この熱伝導抑制部材31は断熱材からなり、例えば、アルミナ−シリカ系等の一般的な断熱材を使用できる。熱伝導抑制部材31は、琲ガス排出路23、29を構成する管体の側面の、マニホールド4、セルスタック5、改質器6に対向する部分全体に連続して形成されている。すなわち、熱伝導抑制部材31により、琲ガス排出路23、29を流れる排ガスの熱が、セルスタック5に影響しないようにされている。
熱伝導抑制部材31は、中央側排ガス排出路29のセルスタック5側の面に形成されていれば良く、セルスタック5側の面と直交する面に形成する必要はない。セルスタック5間に、該セルスタック5に沿って配置された板状管体の内部が、中央側排ガス排出路29を構成している。
また、熱伝導抑制部材31は、酸素含有ガス供給板12からセルスタック5に酸素含有ガスを供給し易くするため、セルスタック5に対向する部分が、他の部分よりもセルスタック5側に突出した突出部31aを有している。なお、中央側ガス排出路29に熱伝導抑制部材31を設ければ良く、必ずしも端部側ガス排出路23に設ける必要はない。
以上のようなセルスタック装置では、セルスタック数が多くても、排ガス排出路23、29により、排ガスを十分に排出することができるとともに、気化部往路6a1、気化部復路6a2、改質部往路6b1、気化部復路6a2の上下面および側面を排ガスが沿って流れ、改質器6を排ガスで効率的に加熱することができる。
また、排ガス排出路23、29を構成する板状管体の、セルスタック5の側に熱伝導抑制部材31が設けられているため、琲ガス排出路23、29を流れる排ガス温度が、セルスタック5に影響を及ぼすことを低減できる。例えば、排ガス温度が低い場合にセルスタック5温度が低下することがなく、また、排ガス温度が高い場合に、セルスタック5の高温部分をさらに加熱することがない。
なお、上記形態では、原燃料ガス供給管15を気化改質部連結路6c2に接続したが、これに限定されるものではなく、例えば、原燃料ガス供給管15を気化部復路6a2の下流側に接続しても良く、さらには、改質部往路6b1の上流側端に接続しても良い。原燃料ガス供給管15による原燃料ガスの供給位置は、水供給管13の水供給位置と同じでも良い。
また、上記形態では、原燃料ガス供給管15が、気化改質部連結路6c2内に突出した突出部15aを有する場合について説明したが、図6(a)に示すように、突出部を有しない場合であっても、原燃料ガス供給管15により原燃料ガスを改質器6の気化改質部連結路6c2内に供給でき、水蒸気と混合できる。
さらに、上記形態では、気化部復路6a2内の仕切板6a21は、セルスタック5の燃料電池セル3の配列方向x中央部に位置させたが、図6(b)に示すように、セルスタック5の燃料電池セル3の配列方向x中央部よりも、原燃料ガス供給管15側に位置することが、セルスタック5の燃料電池セル3の配列方向x中央部の熱を水の気化に有効利用できるため望ましい。
また、改質器6は、図7に示すように、気化部往路6a1と気化部復路6a2との端面同士、改質部往路6b1と改質部復路6b2との端面同士、および気化部復路6a2と改質部往路6b1との端面同士を補強板25で連結することが望ましい。これにより、改質器6を補強できる。
さらに、上記図1の形態では、熱伝導抑制部材31を、琲ガス排出路23、29を構成する板状管体の側面の、マニホールド4、セルスタック5、改質器6に対向する部分全体に形成した形態について説明したが、図8に示すように、琲ガス排出路23、29のセルスタック5の下端部に対応する部位には、熱伝導抑制部材31が配置されていない形態であっても良い。言い換えれば、琲ガス排出路23、29を構成する板状管体の側面のうち、セルスタック5の下端部に位置する部分が露出している。
このような形態では、一般に熱は上方に移動し、また、燃焼ガスもセルスタック5の上方で発生するため、セルスタック5の下端部は上端部に比較して低温となる傾向にあるが、図8の形態では、ガス排出路23、29を流れる排ガスの熱が耐熱性金属製の管体を伝導し、セルスタック5の下端部を加熱でき、セルスタック5の発電性能を向上できる。
また、上記図1の形態では、4個のセルスタックを有する燃料電池モジュールについて説明したが、図9に示すように、16個のセルスタックを有する燃料電池モジュールであっても良い。この場合、図3で示したような4個の改質器6を有している。
この場合に、中央側ガス排出路29の孔径(流路断面積)を変更することで排気圧損を制御することができる。例えば、両側の中央側ガス排出路29の孔径(流路断面積)を中央の中央側ガス排出路29の孔径よりも大きくすることで、排気圧損が同じになるように制御することもできる。
図10は、外装ケース内に燃料電池モジュール1と、燃料電池モジュール1を動作させ
るための補機とを収納してなる燃料電池装置の一例を示す分解斜視図である。なお、図10においては一部構成を省略して示している。
図10に示す燃料電池装置は、支柱54と外装板55とから構成される外装ケース内を仕切板56により上下に区画し、その上方側を上述した燃料電池モジュール1を収納するモジュール収納室57とし、下方側を燃料電池モジュール1を動作させるための補機類を収納する補機収納室58として構成されている。なお、補機収納室58に収納する補機類は省略して示している。
また、仕切板56には、補機収納室58の空気をモジュール収納室57側に流すための空気流通口59が設けられており、モジュール収納室57を構成する外装板55の一部に、モジュール収納室57内の空気を排気するための排気口60が設けられている。
このような燃料電池装置では、上述したようなモジュール1を外装ケース内に収納することにより、発電効率を向上した燃料電池装置とすることができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
例えば、燃料電池セル3の形状としては、平板型、円筒型、中空平板型等のいずれであっても良い。燃料電池セル3(セルスタック5)の発電を効率よく行なう上で、中空平板型の燃料電池セルとすることが好ましい。
また、上記形態では、4個のセルスタック5の上方に1個の改質器6を配置した形態について説明したが、例えば、2個または3個のセルスタックの上方に1個の改質器を配置しても良く、さらに、5個以上のセルスタックの上方に1個の改質器6を配置しても良い。
さらに、1個のマニホールド4に2個のセルスタック5を配置した形態について説明したが、1個のマニホールドに1個のセルスタックを配置しても良く、また、1個のマニホールドに3個以上のセルスタックを配置しても良い。
また、図1の形態では、2個のセルスタック5をセルスタック群5gとし、図9の形態では、4個のセルスタック5をセルスタック群5gとしたが、1個のセルスタック5をセルスタック群としても良く、また3個、または5個以上のセルスタック5をセルスタック群としても良い。
また、上記形態では、4個のセルスタックを有する場合、16個のセルスタックを有する場合について説明したが、セルスタックの数は限定されない。
さらに、上記形態では、図3で示したような改質器6を有する燃料電池モジュールについて説明したが、他の構造を有する改質器であっても良い。
1:燃料電池モジュール
2:収納容器
3:燃料電池セル
5:セルスタック
5g:セルスタック群
6:改質器
6a:気化部
6a1:気化部往路
6a2:気化部復路
6b:改質部
6b1:改質部往路
6b2:改質部復路
6c1:気化部連結路
6c2:気化改質部連結路
6c3:改質部連結路
7:改質ガス導出管
12:酸素含有ガス供給板
13:水供給管
15:原燃料ガス供給管
18:排ガス流通路
23:端部側排ガス排出路
29:中央側排ガス排出路
29a:開口部
31:熱伝導抑制部材

Claims (5)

  1. 収納容器内に、所定間隔を置いて配列した複数のセルスタックと、該複数のセルスタックの上方に配置された改質器と、前記セルスタックの上方に開口し、前記セルスタックからの排ガスを前記セルスタックの上方から下方に流す排ガス排出路とを収容してなるとともに、前記排ガス排出路が、前記セルスタックの配列方向における前記収納容器の両側の側壁、および1または複数の前記セルスタックからなる複数のセルスタック群の間に設けられており、前記複数のセルスタック群の間に設けられた中央側排ガス排出路の前記セルスタックの側に、熱伝導抑制部材が設けられていることを特徴とする燃料電池モジュール。
  2. 前記熱伝導抑制部材は、前記セルスタックの下端部に対応する部位には配置されていないことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池モジュール。
  3. 前記セルスタックからの排ガスを前記改質器の上方に導出する排ガス流通路を有することを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池モジュール。
  4. 前記改質器が、水を気化する気化部と該気化部で発生した水蒸気を用いて原燃料ガスを改質する改質部とを具備し、前記気化部が、水を供給するための水供給管が接続された気化部往路および前記水蒸気が流れる気化部復路とを具備し、前記改質部が、原燃料ガス供給管により供給された原燃料ガスが改質される改質部往路および改質ガスを導出する改質ガス導出管が接続された改質部復路とを具備するとともに、前記気化部往路と前記気化部復路とが気化部連結路で連結され、前記気化部復路と前記改質部往路とが気化改質部連結路で連結され、前記改質部往路と前記改質部復路とが改質部連結路で連結されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかに記載の燃料電池モジュール。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれかに記載の燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールを作動させるための補機とを、外装ケース内に収納してなることを特徴とする燃料電池装置。
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