JPWO2019012621A1 - 規則充填物、規則充填物用シート、規則充填物の製造方法 - Google Patents

規則充填物、規則充填物用シート、規則充填物の製造方法 Download PDF

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Abstract

複数のシート状体21…21が積層されてブロック状とされた規則充填物2であり、前記複数のシート状体21…21には、空間Sを形成するための切欠211を上下方向における少なくとも一方の端部に有するシート状体21が含まれており、前記規則充填物2における上下方向における少なくとも一方の端部に前記切欠211が現れたシート状体21と、当該一方の端部に前記切欠211が現れていないシート状体21とが積層方向で混在する規則充填物2である。

Description

本発明は、複数成分が混合した原液から各成分を分離するために用いる蒸留塔に内蔵される規則充填物、及び、当該規則充填物を構成するための規則充填物用シート、及び、当該規則充填物の製造方法に関するものである。
蒸留塔には、気液接触を行うため、ブロック状とされた規則充填物が上下方向に(必要により水平方向にも)、複数組み合わされたものが内蔵されている。各規則充填物は、例えば特許文献1に記載されたように、孔の開いた金属薄板等のシート状体または金網等の網状体が波板状に加工された上で積層されて、ブロック状とされている。
日本国特開平5−103978号公報
このようにブロック状とされた規則充填物は複数用いられるが、規則充填物が上下方向に重ね合わされた境目部分では圧力損失が大きくなっていた。蒸留塔において運転負荷を上げていくと圧力損失が上昇し、「フラッディング」という現象(塔内での液体落下が妨げられる現象)が発生することで、正常な運転が継続できなくなってしまい問題であった。
そこで本発明は前記問題に鑑み、複数の規則充填物が上下方向に重ね合わされた境目部分における圧力損失の上昇を抑えることで、蒸留塔の運転範囲(運転可能な負荷の範囲)を拡大できる規則充填物、規則充填物用シート、規則充填物の製造方法を提供することを課題とする。
本発明は、複数のシート状体が積層されてブロック状とされた規則充填物であり、前記複数のシート状体には、空間を形成するための、少なくとも一つの切欠を、上下方向における少なくとも一方の端部に有するシート状体が含まれており、前記規則充填物における上下方向における少なくとも一方の端部に前記切欠が現れたシート状体と、当該一方の端部に前記切欠が現れていないシート状体とが積層方向で混在する規則充填物である。
また、前記規則充填物の上下方向における少なくとも一方の端部において、前記複数のシート状体の各々での一定幅領域における端縁の合計長さが前記切欠の形成に応じて長いシート状体と、前記合計長さが短いシート状体とが積層方向で混在する規則充填物である。
また本発明は、前記規則充填物を構成する規則充填物用シートである。
また本発明は、積層後の方向基準で上下方向における少なくとも一方の端部に切欠を有する第1のシート状体と、当該一方の端部に切欠を有しない第2のシート状体とを各々複数用い、
積層後の方向基準で水平方向に一致する積層方向で前記一方の端部が重なるように、前記第1のシート状体と前記第2のシート状体とを混在するように積層してブロック状とする、規則充填物の製造方法である。
また、前記複数のシート状体の各々が前記切欠を有した同一形状であって、前記切欠を有する側の端部が積層方向で交互に上下逆方向となるように配置されることもできる。
また、積層後の方向基準で上下方向における一方の端部には切欠を有し、他方の端部には切欠を有さないシート状体を複数用い、積層後の方向基準で水平方向に一致する積層方向で前記一方の端部と前記他方の端部とが重なるように、複数のシート状体を積層してブロック状とする、規則充填物の製造方法ともできる。
また、前記複数のシート状体には、前記切欠を上下方向における少なくとも一方の端部に有しないシート状体が含まれており、前記シート状体にて前記切欠の存在しない端部が、前記規則充填物における上下方向におけるいずれの端部にも位置することもできる。
また、前記複数のシート状体の各々に前記切欠が複数形成され、各切欠の形状が同一の幾何学形状であることもできる。また、前記凹部が多角形状の切欠であることもできる。
図1は、本発明の一実施形態に係る規則充填物の一例を示す概略的な斜視図である。 図2は、蒸留塔に規則充填物が内蔵された状態の一例を示す透視斜視図である。 図3は、規則充填物を上下方向に積層した状態の一例を示す概略的な斜視図である。 図4は、前記蒸留塔内に内蔵された前記規則充填物における液体と気体の流れを示す概略図である。 図5Aは、前記規則充填物を構成する複数のシート状体(規則充填物用シート)の組み合わせの一例を示す、斜視の概略図である。 図5Bは、前記規則充填物を構成する複数のシート状体(規則充填物用シート)の組み合わせの一例を示す、斜視の概略図である。 図5Cは、前記規則充填物を構成する複数のシート状体(規則充填物用シート)の組み合わせの一例を示す、斜視の概略図である。 図5Dは、前記規則充填物を構成する複数のシート状体(規則充填物用シート)の組み合わせの一例を示す、斜視の概略図である。 図6Aは、前記規則充填物を構成する複数のシート状体(規則充填物用シート)の組み合わせの一例を示す、斜視の概略図である。 図6Bは、前記規則充填物を構成する複数のシート状体(規則充填物用シート)の組み合わせの一例を示す、斜視の概略図である。 図7は、本実施形態の規則充填物の一種と従来の規則充填物とについての圧力損失の測定結果を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態に係る規則充填物2について説明する。なお、以下における上下方向及び水平方向の表現は、蒸留塔1に内蔵された状態(図2参照)における方向に対応している(シート状体21の単体に関する方向表現も同じである)。また、各シート状体21における以下の「端部」「上端部」「下端部」との表現は、最も端の部分(際の部分)を含んだ近傍部分を指す。
本実施形態の規則充填物2は、例えば図1に示すように、山・谷交互に波状に折り曲げられた状態のシート状体(規則充填物用シート)21が複数積層され、相互に接合されてブロック状とされている。前記「ブロック状」とは、複数の規則充填物2を上下方向に積み重ね可能な立体形状のことを指し、例えば直方体状、立方体状、円柱状、また、円柱が軸方向に平行な平面で複数に切断された場合の個々の切断後形状が挙げられる。図1に示された形状は円柱状である。図示のように規則充填物2の外周部にバンド22を配置して、複数のシート状体21…21を結束することもできる。ただし、規則充填物2の立体形状は前記列挙したものに限定されず、種々の立体形状とできる。規則充填物2を形成するための複数のシート状体21…21の積層は、折り曲げられた状態のシート状体21における、折り曲げの山・谷の延びる方向が1枚ごとに交差する(例えば一枚が右斜め上方向に延びる場合、積層方向(重なり合う方向)に隣接する一枚は左斜め上方向に延びる)ようになされる。複数のシート状体21…21の各々(以下「各シート状体」)としては、例えば金属製や樹脂製のシートや網状体が用いられる。複数のシート状体21…21の積層方向は水平方向とされ、各シート状体21の、正面視及び背面視において水平方向に延びる辺が規則充填物2の上面及び下面に位置する。複数のシート状体21…21の積層方向は上下方向に直交する方向である。つまり、各シート状体21の前記水平方向に延びる辺は、複数の規則充填物2…2を上下方向に積層した際に当接する関係にある他の規則充填物2に対して実際に当接をなす部分である。ただし、図5Aまたは図5Bに示すように、三角形の切欠211が連続して形成されたシート状体21においては前記水平方向に延びる辺が現れず、隣り合う切欠211,211の間にほぼ点状の部分が現れることになるが、この点状の部分でも他の規則充填物2に対して当接をなすことは可能である。なお、各シート状体21に、厚み方向に貫通する貫通孔や厚み方向での凹凸を形成することもできる。このように、ブロック状体とされた規則充填物2の具体的な形状は種々に変更することができる。
例えば図2に示すように、複数の規則充填物2は水平及び上下方向に並ぶように蒸留塔1に内蔵される。図3に示す(各シート状体21を平面状と略示する)ように、積層状態で上方に位置する規則充填物2と下方に位置する規則充填物2とのシート状体21の延びる方向(巨視的な方向)は同一方向とはならずに交わるようにされている。図3に示した状態は直交した状態である。これにより、上方に位置する規則充填物2の下部が下方に位置する規則充填物2の上部に入り込んでしまうことが起こりにくく、蒸留塔1内に安定して規則充填物2を配置できる。
図4に、蒸留塔1内に内蔵された前記規則充填物2における液体と気体の流れを略示する。規則充填物2にて気液接触を行わせるため、液体は複数の規則充填物2…2の集合体の上方から分散して下方へと供給され(図示「L」)、気体(具体的には蒸気)は前記集合体の下方から上昇してくる(図示「G」)。各規則充填物2において、液体は波状に成形されているシート状体21の表面に沿って落下していく。そして、規則充填物2の内部(具体的には、隣り合うシート状体21,21間の空間)を上昇していく気体と触れることになる。この気液接触により、沸点の異なる複数成分が含まれた液体及び気体(蒸気)を、所定成分が所望の濃度となるように物質移動を行うことができる。
ここで従来、ブロック状とされた規則充填物が上下方向に重ね合わされた境目部分、つまり、規則充填物の上下方向における当接面を含む部分では圧力損失が大きくなっていた。その原因として次のことが推察される。積層状態で上方に位置する規則充填物(以下「上充填物」)と、下方に位置する規則充填物(以下「下充填物」)との関係に着目してみる。上充填物における各シート状体の表面から下充填物における各シート状体の表面へ液体が乗り移る際に、上方充填物の下端部に、落下してくる液体が滞留して「液溜まり」が発生する。この「液溜まり」により上昇する気体(蒸気)の通過可能な空間が狭まってしまう。その結果、規則充填物における気体の通過が妨げられるため、前記境目部分で圧力損失が大きくなる。
前述のように、上充填物と下充填物とのシート状体の延びる方向は同一方向とはならずに交わる(例えば図3に示すように直交する)ようにされている。このため、上充填物と下充填物とではシート状体の表面が一つの面として連続するようにできない。よって、シート状体の表面が不連続となる部分である、規則充填物が上下方向に重ね合わされた境目部分で前記「液溜まり」が発生してしまうのである。
このような「液溜まり」の発生の抑制に着目し、本実施形態の規則充填物2においては、各シート状体21として、上端部または下端部に、空間Sを形成するための切欠211を有するシート状体21が用いられている。なお、本実施形態では説明の都合上「切欠」との用語を用いているが、切欠211を形成するための方法がシート状体21を刃物等で切り欠く方法に限定されるものではなく、種々の方法で切欠211を形成してよい。この切欠211は、各シート状体21において、図5Aまたは図5Cに二点鎖線で示す、各シート状体21の最上端または最下端の各々を結ぶ延長線21Lから各シート状体21の広がり方向に沿って入り込んだ部分である。この切欠211は、規則充填物2の上部または下部において空間S(図3参照)を確保することに貢献する部分である。なお、前記「広がり方向」とは、山・谷の折り曲げ等による微視的な形状を考慮しない、各シート状体21全体の巨視的な広がりの方向のことである。つまり、前記微視的な形状を無視して前記シート状体21を平面的なシートとみなした場合における平面に沿う方向である。また、複数のシート状体21…21の積層方向は、各シート状体21の広がり方向に直交する方向である。具体的には水平方向である。
シート状体21の切欠211により、切欠211を有するシート状体21とその表側及び裏側に位置する別のシート状体21との間では、上下方向に重ね合わされた規則充填物2の境目部分にて空間Sが確保される。この空間Sに速やかに、上充填物2から落下する液体を導くことができるため、シート状体21に沿って落下する液体が滞留して、前記境目部分で気体の上昇を阻害することを抑制できる。このため、蒸留塔1内部での圧力損失の上昇を抑制できる。
ただし、各シート状体21の上部、下部の両方に切欠211を形成すると、規則充填物2の上下面に露出する各シート状体21の辺長が短くなってしまう。このため、他の規則充填物2との接触長さが小さくなることにより、積層状態とされた規則充填物2の上下方向における耐荷重性が低下してしまう。ここで、各シート状体21において耐荷重性に寄与する部分は、規則充填物2の上面または下面に露出する、各シート状体21の最上端または最下端の各々を結ぶ延長線21Lに一致する辺である。このため、前記辺の辺長が一定幅領域において長いシート状体21と短いシート状体21とが、ブロック状とされた規則充填物2の上下各部において積層方向で混在するように、複数のシート状体21…21が積層されている。なお、辺長さの評価に当たり、本実施形態では、図5A及び図5Bに示す、隣り合う三角形状の切欠211,211の間における角の頂点部分については、辺が存在しない(辺長が0)とは評価せず、極めて短い長さの辺(辺長が0を超える)とみなして評価するものとする。本実施形態の構成により、切欠211によって蒸留塔1内部での圧力損失の上昇を抑制できる。更に、前記延長線21Lに一致する部分の辺長が長いシート状体21によって、他の規則充填物2に対して確実に当接をなすことができる。このため、規則充填物2の上下方向における耐荷重性の低下を抑制できる。
つまり、複数のシート状体21…21には、切欠211を上下方向における少なくとも一方の端部に有するシート状体21が含まれている。そして、規則充填物2における上下方向における少なくとも一方の端部に切欠211が現れたシート状体21と、当該一方の端部に前記切欠21が現れていないシート状体とが積層方向で混在している。
また、規則充填物2の上下方向における少なくとも一方の端部において、複数のシート状体21の各々での一定幅領域における端縁の合計長さが切欠211の形成に応じて長いシート状体21と、前記合計長さが短いシート状体とが積層方向で混在している。ここで言う「端縁」は、各シート状体21における幅方向両端の縦方向の辺は含まず、延長線21Lに一致する辺と各切欠211を規定する、各シート状体21の広がり方向に沿って入り込んだ辺とを合わせた概念である。
前述した構成により、圧力損失の上昇の抑制と、耐荷重性の低下の抑制が両立できた、優秀な規則充填物2を提供できる。なお、前記「積層方向で混在する」態様の具体例に関しては後述する。
図5A〜図5Dは、複数のシート状体21…21の組み合わせの一例を示す概略図である。なお簡略化のため、図示状態は、各シート状体21が波状に折り曲げられた状態とはせずに平板状としている。
切欠211は、各シート状体21の上端縁または下端縁の延長線21L(図5Aまたは図5Cに二点鎖線で示す)から内部(シート状体21の中央部)に凹む幾何学形状の切欠である。より詳しくは多角形状の切欠である。切欠211をこのような形状とすることで、法則性のない不規則な形状と比べて切欠211の形成が容易である。この切欠211は、シート状体21の上端部及び下端部の両方に設けることもできるが、その場合、前述のように規則充填物2の上下方向における耐荷重性が低下してしまうことを抑制するため、積層の仕方を工夫する必要がある。
図5A、図5Bに、切欠211の形状を三角形(二等辺三角形)としたものを示す。図5C、図5Dに、切欠211の形状を長方形としたものを示す。なお、切欠211の形状は図5A〜図5Dに例示したものに限定されず、例えば半円形、台形等、種々の多角形状とすることができる。
なお切欠211の形状を多角形(角部にアールが設けられない形状)とした場合、シート状体21にかかる応力の状況によっては、角部から亀裂が生じる可能性がある。この可能性を排除するため、切欠211の形状を半円形等の角部の無い形状としたり、角部にアールを設けたりすることができる。
図5Aまたは図5Bに示す形態では、三角形の切欠211が複数、間隔を置かずに並んでおり(密接しており)、各シート状体21において切欠211の形成された側の端部に、規則充填物2の正面視及び背面視において直線状に現れる部分(実際の規則充填物2では、平面視及び底面視において波打った端部形状として現れる部分)が存在しない、または僅かにしか存在しない形態である。この形態の切欠211は、各シート状体21の最上端または最下端の各々を結ぶ延長線21Lから各シート状体21の広がり方向に沿って入り込む斜め方向に延びる2本の線分と当該延長線21Lとにより規定される領域である。当該領域の内部は各シート状体21の構成材料が存在しない。このため、当該領域の内部において気体及び液体の通過が可能である。この形態にて、各シート状体21において切欠211の形成された側の端部では、各シート状体21が複数の切欠211…211を備えることにより、各シート状体21の最上端または最下端の各々を結ぶ延長線21Lに一致する辺が分断されることで、隣り合う切欠211,211の間に辺213(当該辺が点状である場合も含む)が断続的に現れる形態となる。一方、各シート状体21において切欠211の形成されていない側の端部では、連続的な辺212が現れる形態となる。
一方、図5Cまたは図5Dに示す形態では、長方形の切欠211が複数、間隔を置いて並んでおり(分散しており)、各シート状体21において切欠211の形成された側の端部に、規則充填物2の正面視において直線状に現れる部分が断続的に表れる形態である。この形態の切欠211は、各シート状体21の最上端または最下端の各々を結ぶ延長線21Lから各シート状体21の広がり方向に沿って入り込む、上下方向に延びる2本の線分と当該2本の線分の端部から水平方向に延びる1本の線分とからなる3本の線分と当該延長線21Lとにより規定される領域である。当該領域の内部は気体及び液体の通過が可能である。当該領域の内部は各シート状体21の構成材料が存在しない。このため、当該領域の内部において気体及び液体の通過が可能である。この形態でも、各シート状体21において切欠211の形成された側の端部では、各シート状体21が複数の切欠211…211を備えることにより、各シート状体21の最上端または最下端の各々を結ぶ延長線21Lに一致する辺が分断されることで、隣り合う切欠211,211の間に辺213が断続的に現れる形態となる。一方、各シート状体21において切欠211の形成されていない側の端部では、連続的な辺212が現れる形態となる。
このように、複数の切欠211は密接して形成してもよいし、分散して形成してもよい。また、各シート状体21に占める切欠211の大きさは種々に設定できる。ただし、切欠211の大きさや配置は、圧力損失の上昇を抑制するのに十分な大きさや配置を超えてしまうと、規則充填物2における物質移動の効率低下を招くため、総合的観点で適切に設計されることが望ましい。
また、異形の切欠211を一枚のシート状体21に一緒に形成したり、積層方向に隣り合う一方のシート状体21の切欠211と他方のシート状体21の切欠211とを異なる形状にしたりすることもできる。
本実施形態の規則充填物2は、図5A及び図5Cに示すように、複数のシート状体21…21が上下方向におけるいずれかの端部にのみ複数の切欠211…211を有した同一形状のシート状体21から構成され、各シート状体21が上下逆方向に積層されることができる。具体的に、ブロック状とされた規則充填物2の上下方向における各部において、切欠211を有するシート状体21(21a)の次には、上下方向の対応部分において切欠211の無いシート状体21(21b)が積層されている。このような構成によると、シート状体21を共通化できることから、シート状体21の製造コストを低減できるメリットがある。
一方、図5B及び図5Dに示すように、切欠211の形成されたシート状体(第1のシート状体)21(21a)と、上下方向における両端部共に切欠211の形成されていないシート状体(第2のシート状体)21(21c)とを交互に積層することもできる。図5B及び図5Dに示す実施形態では、切欠211はシート状体21(21a)の下端部にのみ形成されている。規則充填物2が上下方向に重ね合わされた境目部分に発生する「液溜まり」は、主に各規則充填物2の下部において発生するから、切欠211がシート状体21(21a)の下端に形成されていれば、前記「液溜まり」の大部分を解消することができる。
なお、図示はしていないが、図5B及び図5Dに示すものとは逆に、切欠211がシート状体21の上端部にのみ形成されたシート状体21(21b)と、上下方向における両端部共に切欠211の形成されていないシート状体21(21c)とを交互に積層することもできる。
更に、図6A及び図6Bに示すように、上下方向における両端部に切欠211の形成されたシート状体21と、上下方向におけるいずれかの端部に切欠211が形成されたシート状体21とを交互に積層することもできる。具体的に、図6Aに示すものでは、ブロック状とされた規則充填物2の下部において、切欠211を上下に有するシート状体21(21d)の次には、下方向の対応部分において切欠211の無いシート状体21(21b)が積層されている。一方、図6Bに示すものでは、ブロック状とされた規則充填物2の上部において、切欠211を上下に有するシート状体21(21d)の次には、上方向の対応部分において切欠211の無いシート状体21(21a)が積層されている。規則充填物2をこのように構成することも可能である。
また本実施形態の規則充填物2は、図5A〜図5Dに示すように、各シート状体21にて、切欠211の存在しない連続的な辺212として、正面視において直線状に現れる辺(実際のシート状体21では、平面視及び底面視において波打った端部形状として現れる辺)が、ブロック状とされた規則充填物2の上面及び下面に対応して位置する。このような構成によると、連続的な辺212が、上下方向に隣接する他の規則充填物2と当接する。このため、連続的な辺212において確実に荷重を負担できる。このため、下充填物2に上充填物2の一部が入り込むようというように、規則充填物2に座屈が生じにくく、蒸留塔1内で安定的に規則充填物2を配置できる。
本実施形態では、積層された2枚のシート状体21,21が1組とされて、複数組によって規則充填物2が構成されている。しかしこれに限定されず、例えば3枚のシート状体21…21のうち中間の一枚にのみ切欠211を形成する等して、3枚で1組とされることも可能であり、シート状体21の積層パターンは種々とできる。
次に、本実施形態の規則充填物2は、上下方向における一方の端部に連続的な辺212が現れ、他方の端部に切欠211により断続的な辺213が現れたシート状体21を複数用い、前記一方の端部と他方の端部とが積層方向で重なるように複数のシート状体21…21を積層してブロック状とすることで製造される。切欠211は、金型を用いた打ち抜きや切断刃物を用いた切り取りにより形成される。前述のように、切欠211を形成するための方法は「切り欠き」だけに限定されるものではなく、種々の方法で切欠211を形成できる。シート状体21の大きさ(正面視における面積)は、完成した規則充填物2のブロック状に対応した大きさとされる。
切欠211を有するシート状体21の製造に当たり、波状の加工と切欠211の形成加工の順番は問わない。つまり、平坦なシート状体21に切欠211を形成し、その後にシート状体21を波状に折り曲げることもできる。その逆に、平坦なシート状体21をまず波状に折り曲げ、その後、曲げられたシート状体21に切欠211を形成することもできる。
次に、本実施形態の規則充填物2として、図5Aに示す形状のシート状体21が積層された規則充填物2と従来の規則充填物(全てに切欠211なし)とについての圧力損失の、発明者による測定結果を図7のグラフに示す。実験は実験用の模擬塔として用意した円筒状体の内部に実験対象の規則充填物を配置して行った。また、実験に用いた流体は空気と水であって、液ガス比(単位断面積当たりの空気流量に対する水流量の比)は0.8で、大気圧下で実験を行った。
図7における横軸の「F-Factor」とは、実験用の模擬塔内の気体の速度(m/s)に気体密度(単位:kg/m3)の平方根を乗じたものである。
図7中、本実施形態において図5Aに示すように切欠211を形成した規則充填物2の測定結果を丸印でプロットし、従来の形状である規則充填物の測定結果を正方形印でプロットしている。この実験により、「F-Factor」が2.7未満の範囲では圧力損失はほぼ同じであるが、2.7以上の範囲では、既に述べたように、本実施形態の規則充填物2で圧力損失が顕著に低下していることが実際に確認できた。したがって、本実施形態の優位性は、架空の理論にとどまらず実際に発揮されることが裏付けられたのである。
以上、本実施形態によると、シート状体21の各々に切欠211が形成された規則充填物2を用いることにより、蒸留塔1の内部における圧力損失の上昇を抑制できる。このため、本実施形態の規則充填物2では、上下方向に重ね合わされた境目部分における圧力損失の上昇が抑えられることから、蒸留塔1の運転範囲を拡大できることが期待される。
最後に、前記実施形態に関する構成と作用につき、以下にまとめて記載する。前記実施形態は、複数のシート状体21…21が積層されてブロック状とされた規則充填物2であり、前記複数のシート状体21…21には、空間Sを形成するための、少なくとも一つの切欠211を、上下方向における少なくとも一方の端部に有するシート状体21が含まれており、前記規則充填物2における上下方向における少なくとも一方の端部に前記切欠211が現れたシート状体21と、当該一方の端部に前記切欠211が現れていないシート状体21とが積層方向で混在する規則充填物2である。
また、前記規則充填物2の上下方向における少なくとも一方の端部において、前記複数のシート状体21…21の各々での一定幅領域における端縁の合計長さが前記切欠211の形成に応じて長いシート状体21と、前記合計長さが短いシート状体21とが積層方向で混在する規則充填物2である。
また前記実施形態は、前記規則充填物2を構成する規則充填物用シート21である。
また前記実施形態は、積層後の方向基準で上下方向における少なくとも一方の端部に切欠211を有する第1のシート状体21と、当該一方の端部に切欠211を有しない第2のシート状体21とを各々複数用い、積層後の方向基準で水平方向に一致する積層方向で前記一方の端部が重なるように、前記第1のシート状体21と前記第2のシート状体21とを混在するように積層してブロック状とする、規則充填物2の製造方法である。
前記各構成によると、シート状体21の各々に形成された切欠211により、上下方向に重ね合わされた複数の規則充填物2…2の境目部分に空間Sが確保される。この空間Sにより、シート状体21に沿って落下する液体が滞留して気体の上昇を阻害することを抑制できる。このため、蒸留塔1の内部における圧力損失の上昇を抑制できる。
また、前記複数のシート状体21…21の各々が前記切欠211を有した同一形状であって、前記切欠211を有する側の端部が積層方向で交互に上下逆方向となるように配置されることもできる。
また、積層後の方向基準で上下方向における一方の端部には切欠211を有し、他方の端部には切欠211を有さないシート状体21を複数用い、積層後の方向基準で水平方向に一致する積層方向で前記一方の端部と前記他方の端部とが重なるように、複数のシート状体21…21を積層してブロック状とする、規則充填物2の製造方法ともできる。
前記各構成によると、複数のシート状体21の各々の形状を共通化できる。このため、シート状体21の製造コストを低減できる。
また、前記複数のシート状体21…21には、前記切欠211を上下方向における少なくとも一方の端部に有しないシート状体21が含まれており、前記シート状体21にて前記切欠211の存在しない端部が、前記規則充填物2における上下方向におけるいずれの端部にも位置することもできる。
この構成によると、切欠211の存在しない端部を、上下方向に隣接する他の規則充填物2と当接させられる。このため、規則充填物2に座屈が生じにくく、蒸留塔1の内部において安定的に複数の規則充填物2…2を配置できる。
また、前記複数のシート状体21…21の各々に前記切欠211が複数形成され、各切欠211の形状が同一の幾何学形状であることもできる。また、前記切欠211が多角形状の切欠であることもできる。
この構成によると、切欠211が幾何学形状または多角形状の切欠のため、不規則な形状と比べて切欠211の形成が容易である。
1 蒸留塔
2 規則充填物
21 シート状体(規則充填物用シート)
21a 下端に切欠のあるシート状体、第1のシート状体
21b 上端に切欠のあるシート状体
21c 上下端に切欠の無いシート状体、第2のシート状体
21L 各シート状体の最上端または最下端の各々を結ぶ延長線
211 切欠
212 連続的な辺
213 断続的な辺
S 空間

Claims (9)

  1. 複数のシート状体が積層されてブロック状とされた規則充填物であり、
    前記複数のシート状体には、空間を形成するための、少なくとも一つの切欠を、上下方向における少なくとも一方の端部に有するシート状体が含まれており、
    前記規則充填物における上下方向における少なくとも一方の端部に前記切欠が現れたシート状体と、当該一方の端部に前記切欠が現れていないシート状体とが積層方向で混在する規則充填物。
  2. 前記規則充填物の上下方向における少なくとも一方の端部において、前記複数のシート状体の各々での一定幅領域における端縁の合計長さが前記切欠の形成に応じて長いシート状体と、前記合計長さが短いシート状体とが積層方向で混在する、請求項1に記載の規則充填物。
  3. 前記複数のシート状体の各々が前記切欠を有した同一形状であって、前記切欠を有する側の端部が積層方向で交互に上下逆方向となるように配置されている、請求項1または2に記載の規則充填物。
  4. 前記複数のシート状体には、前記切欠を上下方向における少なくとも一方の端部に有しないシート状体が含まれており、
    前記シート状体にて前記切欠の存在しない端部が、前記規則充填物における上下方向におけるいずれの端部にも位置する、請求項1〜3のいずれかに記載の規則充填物。
  5. 前記複数のシート状体の各々に前記切欠が複数形成され、各切欠の形状が同一の幾何学形状である、請求項1〜4のいずれかに記載の規則充填物。
  6. 前記各切欠の形状が多角形状である、請求項5に記載の規則充填物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の規則充填物を構成する規則充填物用シート。
  8. 積層後の方向基準で上下方向における少なくとも一方の端部に切欠を有する第1のシート状体と、当該一方の端部に切欠を有しない第2のシート状体とを各々複数用い、
    積層後の方向基準で水平方向に一致する積層方向で前記一方の端部が重なるように、前記第1のシート状体と前記第2のシート状体とを混在するように積層してブロック状とする、規則充填物の製造方法。
  9. 積層後の方向基準で上下方向における一方の端部には切欠を有し、他方の端部には切欠を有さないシート状体を複数用い、
    積層後の方向基準で水平方向に一致する積層方向で前記一方の端部と前記他方の端部とが重なるように、複数のシート状体を積層してブロック状とする、規則充填物の製造方法。
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