JPWO2019004401A1 - バルブ用弁座検査及び耐圧検査装置並びにこれらの検査方法 - Google Patents

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Abstract

バルブの弁座検査と耐圧検査とを連続して実施でき、バルブの種類や、クラス、サイズが異なる場合であっても、略一定の時間で高精度にサーチガスの漏れを検出して迅速かつ正確に検査可能なバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置並びにこれらの検査方法とバルブを提供する。供試弁2の弁座漏れと耐圧検査を可能とし、検査用チャンバ20内に供試弁2を固定するクランプ載置機構21と、チャンバ20の検査空間Sの容積を調整する検査空間調整機構22と、供試弁2の流路内に配置した弁座検査用のガスセンサ23と供試弁2の耐圧検査のためにチャンバ20内の適宜位置に設けたガスセンサ24とが備えられ、供試弁2の種類、クラス或はサイズが異なってもチャンバ20の検査空間Sの容積を略一定に調整した。

Description

本発明は、例えば、グローブバルブやゲートバルブ、ボールバルブ等の各種のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置並びにこれらの検査方法とバルブに関し、特に、弁座検査と耐圧検査とを連続して実施する場合に適した検査装置並びに検査方法とバルブに関する。
従来、製造後のバルブには、弁座からの漏れの有無を確認する弁座検査(弁座漏れ試験:シートテスト)、耐圧部の強度・漏れの有無を確認する耐圧検査(弁箱耐圧試験:シェルテスト)などの圧力検査がおこなわれ、これらにより出荷前のバルブが検査される。この場合、これらの検査を連続して実施するようにした検査方法が知られている。
例えば、特許文献1においては、逆止弁に対して低圧シートリークテスト及び高圧シートリークテスト(弁座検査)に続いて、気密試験(耐圧検査)をおこなうようにした技術が開示されている。この逆止弁用試験装置では、金属製の耐圧・密閉式容器である気密試験箱に被検査逆止弁が収納され、試験用のサーチガスとして、ヘリウムガスが用いられる。気密試験箱の一、二次側の流路には、一次側圧力計、二次側圧力計がそれぞれ配置され、弁座検査、耐圧検査では、これら一、二次側圧力計によってサーチガスの圧力値が測定される。
このような検査装置では、低コスト化を図る理由などから、サーチガスとして水素ガスが用いられる場合もある。例えば、特許文献2では、フード内にエアコンの熱交換器などの被検査体(ワーク)が収容され、このワークのリークテスト用のサーチガスとして、水素ガスと窒素ガスの混合ガスが使用される。このリーク検出装置では、フードに接続される配管に真空引き用の真空ポンプが設けられ、この真空ポンプの吐出口とこの吐出口の吐出側に設けられる吐出弁との間にガスセンサが設けられている。
特許第3201667号公報 特開2012−47651号公報
前者の特許文献1のような検査装置では、気密試験箱の容積が予め所定の大きさに決められていることが多い。すなわち、高精度な検出を行う目的のもと、真空引きを行っている関係上、気密試験箱の容積を変える思想はもともとない。気密試験箱が所定の大きさである場合、バルブの種類や、呼び圧力等の違いによりクラス或はサイズの異なるバルブを連続して検査する際、例えば、呼び圧力に応じた大口径のバルブに対応して設置された試験箱を、異なる呼び圧力の小口径のバルブに共用しようとしたときに、バルブの体積が小さくなる分だけ試験箱内の検査用の空間が相対的に広くなる。このため、弁箱の耐圧検査時において、試験箱内にバルブから漏れ出したヘリウムガスが拡散してセンサで検出するまでの時間が余分にかかり、検査に要する時間が長くなり、体積が小さいバルブなど大量に生産する必要があることから、検出時間の長期化は、生産能力の低下につながる。このことから、バルブの種類、クラス、サイズなどが異なると、サーチガスの検出時間が変わることで、耐圧検査時の漏れを正確に検出することが難しくなる。
また、特許文献1の検査装置での密封した気密試験箱内をヘリウムリークディテクターの真空ポンプにより真空排気した後に気密試験を行うため、密封するための設備が必要であり、また、真空排気時間も考慮しなければならず、検査全体に要する時間が長くなる。
サーチガスの圧力検出用センサとして、半導体式ガスセンサを用いると、このガスセンサにサーチガスが大量に加わって急激に圧力上昇したときに、いわゆる被毒と呼ばれる現象が発生してセンサの感度が鈍くなったり、損傷が生じたりすることがある。特に、半導体式ガスセンサを弁座検査用として弁座の連通位置に配置すると、万が一、検査時に大きな漏れが生じた際には、センサに甚大な損傷が生じ、前記の被毒によってサーチガスの漏れを正確に検出できなくなるおそれがある。
この検査装置は、一箇所の弁座でシールする逆止弁用であり、ボール弁などの弁体を挟んだ一、二次側にそれぞれ弁座が設けられている場合の漏れを検出する方法は開示されていない。
一方、特許文献2においては、単なるリークテスト(弁座検査)用のみの装置であり、この装置で弁座検査に続いて耐圧検査を連続的に実施することはできない。しかも、この装置では、真空ポンプにより真空引きしつつ、ガスセンサで配管内の漏れを検出しているため、被毒による半導体式ガスセンサの消耗が一層激しくなる。
本発明は、従来の課題を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、バルブの弁座検査と耐圧検査とを連続して実施でき、バルブの種類や、クラス、サイズが異なる場合であっても、略一定の時間で高精度にサーチガスの漏れを検出して迅速かつ正確に検査可能なバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置並びにこれらの検査方法とバルブを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、供試弁の弁座漏れと耐圧検査を可能としたバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置において、検査用チャンバ内に供試弁を固定するクランプ載置機構と、チャンバの検査空間の容積を調整する検査空間調整機構と、供試弁の流路内に配置した弁座検査用のガスセンサと供試弁の耐圧検査のためにチャンバ内の適宜位置に設けたガスセンサとが備えられ、供試弁の種類、クラス或はサイズが異なってもチャンバの検査空間の容積を略一定に調整してサーチガスの検出時間が略一定になるようにしたバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置である。
請求項2に係る発明は、検査用チャンバ内へのクランプの挿入深さによりチャンバの検査空間の容積を略一定に調整したバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置である。
請求項3に係る発明は、検査用チャンバ内への載置台の昇降によりチャンバの検査空間の容積を略一定に調整したバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置である。
請求項4に係る発明は、弁座検査時において、検査圧の供給が完了するまでガスセンサへの流路を遮断するための遮断機構が備えられたバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置である。
請求項5に係る発明は、供試弁は、グローブバルブ又はゲートバルブを含んだバルブであるバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置である。
請求項6に係る発明は、供試弁にサーチガスを所定の検査圧で供給してこの供試弁の弁座からの漏れの有無を検出する弁座検査工程と、容積を調整可能な検査空間に収容された供試弁にサーチガスを供給してこの供試弁から拡散するサーチガスの漏れを検出する耐圧検査工程と、供試弁の種類、クラス或はサイズに対応した弁座検査と耐圧検査の検査圧を設定するための検査圧制御工程とを有するバルブ用弁座検査及び耐圧検査方法である。
請求項7に係る発明は、サーチガスは、水素を含む気体からなる水素と窒素との混合気体であるバルブ用弁座検査及び耐圧検査方法である。
請求項8に係る発明は、供試弁がボールバルブの場合には、中間開度で水素ガスを注入後、バルブを全閉として水素ガスをキャビティに内封し、その後、弁座検査に備えてボールバルブの一、二次側配管内の水素ガスを排気するようにしたバルブ用弁座検査及び耐圧検査方法である。
請求項9に係る発明は、バルブ用弁座検査及び耐圧検査装置で検査を施したバルブである。
請求項1に係る発明によると、バルブの弁座検査と耐圧検査とを連続して実施でき、バルブの種類や、呼び圧力などによりクラスやサイズが異なる場合でも、クランプ載置機構により供試弁を検査可能な正確な位置に保持し、検査空間調整機構によりチャンバ内の検査空間の容積を略一定に調整することで、弁座検査を実施した後に、外部の風などの影響を防いだ状態でチャンバ内にサーチガスを拡散させて耐圧検査を実施し、略一定の時間で高精度にサーチガスの漏れを検出できる。これにより、各種の供試弁を対象とし、多品種少量の供試弁を迅速かつ正確に弁座検査及び耐圧検査できる。
請求項2又は3に係る発明によると、載置台やクランプなどの検査空間調整機構が、供試弁を検査装置に装着する構成部品を兼ねているので、最小限の構成で、検査時間が略一定となる検査装置を提供することができる。
請求項4に係る発明によると、弁座検査時において、検査圧の供給が完了するまで遮断機構で弁座検査用ガスセンサを保護し、このガスセンサに急激な圧力が加わることを防ぐ。このため、万が一、弁座から大漏れが生じた場合であってもガスセンサの大幅な電圧低下や損傷を防止する。ガスセンサとして半導体式ガスセンサを用いたときに、被毒を防いでセンサ感度の低下や損傷を防止でき、この半導体式ガスセンサにより低濃度のサーチガスの場合でも高感度に検知し、長寿命で安定性に優れた検査をおこなうことが可能になる。
請求項5に係る発明によると、供試弁としてグローブバルブやゲートバルブを含むバルブを使用でき、これらの種類、クラス、サイズが異なる場合でも、簡易な構成で迅速かつ高精度に弁座検査及び耐圧検査を実施でき、これら異なる仕様のバルブを連続して弁座検査及び耐圧検査して検査の自動化を図ることも可能になる。
請求項6に係る発明によると、弁座検査工程を介して供試弁の弁座からの漏れの有無を検出し、耐圧検査工程を介して供試弁の弁箱からの漏れの有無を検出して耐圧検査し、これらの検査を連続して実施可能になる。供試弁の種類、クラスやサイズが異なる場合でも、弁座検査及び耐圧検査時において各供試弁に対応した検査圧を検査圧制御工程を介して設定することで、これら供試弁に対して弁座検査及び耐圧検査を高精度に連続して実施できる。
請求項7に係る発明によると、サーチガスが水素を含む気体からなる水素と窒素との混合気体であることにより、水素の拡散性を利用して弁座検査及び耐圧検査を迅速に実施できる。外部漏れの発生時に供試弁の周りに水素を滞留させる性質を向上でき、水素センサを用いることで微量な外部漏れでも安全かつ正確に検出可能になる。
請求項8に係る発明によると、一、二次側の二箇所に弁座が設けられたボールバルブにおいても、それぞれの弁座シール側で弁座検査及び耐圧検査を実施可能になる。この場合、ボールバルブの中間開度でサーチガスを注入後、バルブを全閉状態としてキャビティにサーチガスを内封し、その後、ボールバルブの一、二次側配管内のサーチガスを排気することで弁座検査でき、この弁座検査時には、一、二次側に設けたガスセンサでそれぞれの弁座漏れの有無を正確に検査できる。
請求項9に係る発明によると、弁座検査及び耐圧検査装置によって検査をおこなうことにより、弁座漏れを抑え、耐圧性に優れたバルブを提供することができる。
本発明のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の第1実施形態を示した概略縦断面図である。 図1の平面図である。 バルブ装着前のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の概略縦断面図である。 (a)は、バルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の概略斜視図である。(b)は、置き治具の概略正面図である。 グローブバルブ用の検査ラインを示すブロック図である。 バルブ用弁座検査及び耐圧検査装置に小型バルブを装着した状態を示す概略縦断面図である。 バルブ用弁座検査及び耐圧検査方法における検査の工程を示すフローチャートである。 テーブルの一例を示す表である。 本発明のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の第2実施形態を示す概略縦断面図である。 ボールバルブ用の検査ラインを示すブロック図である。 図10の検査ラインにおける各工程を示すブロック図である。 (a)は本発明のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の第3実施形態を示した概略縦断面図である。(b)は本発明のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の第4実施形態を示した概略縦断面図である。
以下に、本発明におけるバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置を実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1においては、本発明のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の第1実施形態であり、供試弁を装着した状態を示す概略縦断面図を示しており、図2は図1の平面図、図3はバルブ装着前のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の概略縦断面図を示している。
本発明のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置(以下、装置本体1という)は、被検査物である供試弁2にサーチガスを供給し、この供試弁2の弁座検査(弁座漏れ検査)と耐圧検査を実施可能としたものである。
図1において、装置本体1で検査される供試弁2は、例えば、クローブバルブ又はゲートバルブ、又はボールバルブを含んだバルブからなり、本実施形態では、図に示すグローブバルブが供試弁2として用いられる。グローブバルブ2は、ボデー部10と、グランド部11とを有し、これらにステム12やジスク13が組込まれた状態で、袋ナット状のナット部材14、15の螺着により全体が一体化される。ステム12は、螺着によりグランド部11に昇降動自在に取付けられ、このステム12の先端部に固定されたジスク13がボデー部10内に設けられた弁座16に接離して流路が開閉される。本実施形態における供試弁2は、両側の接続部として図示しないめねじが設けられているが、この接続部は、おねじであったり、フランジ形状であってもよい。
上記供試弁2に対して、弁座検査及び耐圧検査時に供給されるサーチガスとしては、例えば、水素を含む気体が用いられ、このうち、拡散性を有するガスとして5%水素と、不活性のガスとして95%窒素をそれぞれ含有する混合気体が用いられる。この混合気体は、弁座試験時に弁座16からの漏れがある場合には、弁座16から二次側に漏れ出し、耐圧試験時に外部漏れがある場合には、ボデー部10とグランド部11との接合部やグランド部11とナット部材14、15の螺着部付近から漏れ出す性質を有している。
サーチガスである5%水素と95%窒素の混合気体は不燃性の高圧ガスであるため、安全に使用可能となる。サーチガスは、水素を含む気体以外のガスであってもよく、例えば、ヘリウムガス、メタンガスなどの各種ガスを用いることができる。サーチガスとしてヘリウムガスを用いた場合には、水素含有の混合気体と同様に拡散性が高い。
図1〜図4において、装置本体1は、検査用チャンバ20、クランプ載置機構21、検査空間調整機構22、弁座検査用ガスセンサ23、耐圧検査用ガスセンサ24、遮断機構25を有し、装置本体1を用いて前記供試弁2の弁座検査及び耐圧検査がおこなわれる。装置本体1で弁座検査及び耐圧検査される供試弁2のサイズとしては、例えば、1/4B〜2Bまでとする。図1は、呼び圧力16K、呼び径2Bの供試弁の例を示している。本実施形態において、装置本体1を構成するチャンバ20やクランプ載置機構21などは、供試弁2の種類やクラス、サイズが異なっても、共通のものを用いている。
チャンバ20は、内部に供試弁2を収容可能な大きさの略直方体形状のカバー部30を有し、このカバー部30と、後述するクランプ31の固定クランプ治具32とにより構成されて供試弁2を収容可能になっている。チャンバ20の内部には供試弁2の検査空間Sが設けられ、この検査空間Sは外部から隔離された状態となっている。本発明における「外部から隔離された状態」とは、チャンバ20内が密封状態となることを意味せず、外部の風などの影響が供試弁2に及ぶことを防止すると共に、チャンバ20内において、供試弁2から漏れ出た水素が検査時間内にセンサ24に到達する程度の、気体の流れを許容できる状態をいう。なお、クランプ31は、固定クランプ治具32と可動クランプ治具33とを備えている。
本実施形態における「検査空間S」とは、カバー部30と固定クランプ治具32とにより構成されるチャンバ20と、載置台40の昇降台43とにより囲われる空間において、供試弁2と可動クランプ治具33を除く空間であり、サーチガスが拡散可能な空間をいう。
カバー部30内の両側面の適宜位置には、耐圧検査用ガスセンサ24が設けられ、この耐圧検査用ガスセンサ24により、チャンバ20内の供試弁2からのサーチガスの漏れをその両側から検知可能になっている。本実施形態においては、カバー部30内の片側に各3個ずつ、両側で合わせて6個の耐圧検査用ガスセンサ24が設けられている。この場合、供試弁2の一、二次側の流路付近の両側に合わせて4個のセンサが配設され、グランド部11の上部付近の両側に合わせて2個のセンサが配設される。このように、6個の耐圧検査用ガスセンサ24を使用することで検出能力が向上し、検出時間の短縮や自動化にもつながっている。
本実施形態においては、供試弁2の種類やクラス、サイズが異なっても、ガスセンサ24の数や取付け位置、高さは共通している。なお、耐圧検査用ガスセンサ24の数、取付け位置、高さは、対象となる供試弁2の大きさや形状などに応じて適宜変更することもでき、各種供試弁に応じて適切な耐圧検査を実施可能になっている。
チャンバ20には二点鎖線で示した排気ファン34が設けられ、この排気ファン34により、チャンバ20の検査空間S内に残留する水素ガスが外部に排出可能になっている。チャンバ20の上部には、バルブ開閉操作器(ナットランナ)35が設けられ、このナットランナ35の先端に装着するビット(部品)に供試弁2のステム12上端が接続され、ナットランナ35の回転によりジスク13が開閉操作可能に設けられている。なお、本実施形態において、ナットランナ35の先端ビットは、供試弁2のステム12の形状や大きさに合わせて数種の中から選択できるようになっている。
クランプ載置機構21は、チャンバ20内に供試弁2を固定する載置台40とクランプ31とからなっている。載置台40は、供試弁2を載置するための置き治具42と、供試弁2をチャンバ20内で昇降動可能な昇降台43とを有している。
図4(a)において、置き治具42は、供試弁2の両側を載置して保持可能な載置部44を有し、この載置部44は、六角形や八角形などの多角形状からなるバルブ側部を保持可能なテーパ形状、或は円筒形状のバルブ側部を保持可能な円弧形状などの適宜形状に設けられる。本実施形態では、六角形のバルブ側部を保持可能な傾斜角度のテーパ形状に形成されている。置き治具42は、供試弁2の面間寸法に応じてその間隔を調節可能な状態で昇降台43に取付けられている。
図4(b)に示すように、載置部44には調整治具45が設けられていてもよい。調整治具45は、図の矢印方向(載置方向)に進退自在に設けられ、この調整治具45の進退を調節することで、小型から大型までの各種サイズの供試弁2の側部を保持可能になる。
昇降台43は、図示しないシリンダ等により昇降動可能に設けられ、この昇降台43の昇降操作により上面に設けられた置き治具42に載置された供試弁2の高さ方向が調節可能になっている。
なお、昇降台43とチャンバ20との間は密封する必要がなく、昇降可能な隙間が形成されている。
一方、図1〜図3のクランプ31は、前述したように固定クランプ治具32、可動クランプ治具33を有している。
固定クランプ治具32は、供試弁2の二次側となる位置に、チャンバ20の一面を成すように板状に配置され、この固定クランプ治具32と前述したカバー部30とによりチャンバ20が構成される。固定クランプ治具32にはブロック部材50が一体に設けられ、これらクランプ治具32とブロック部材50との内部には、供試弁2に供給されたサーチガスが流れる二次側流路51が形成されている。固定クランプ治具32における供試弁2の二次側流路2aと対向する位置には、ガスケットからなるシール部材52が設けられ、このシール部材52により固定クランプ治具32と供試弁2との圧接部分からの漏れが防がれる。
ブロック部材50内の二次側流路51には、供試弁2の流路2aと連通するように弁座検査用ガスセンサ23が配置され、この弁座検査用ガスセンサ23により供試弁2の弁座検査を実施可能に設けられている。図示しないが、この弁座検査用ガスセンサ23の代わりに、流量センサを用いてもよい。
弁座検査用ガスセンサ23と、前述の耐圧検査用ガスセンサ24は、サーチガスである水素ガスを検出可能な水素センサからなっている。この水素センサ23、24を用いることで、拡散性の気体である、水素と窒素との混合気体中の水素の漏れを確実に検出可能になっている。何れのセンサ23、24も、チャンバ20内又は固定クランプ治具32内に固定されているが、移動してその位置を調整可能に設けられていてもよい。サーチガスとして、ヘリウムガスを用いることもでき、この場合、気体熱伝導式センサを用いるようにすればよい。
センサ23、24は、所定の電圧印加により、漏れ出した水素の濃度に応じた電圧を出力するモジュールからなっている。検査前には、抵抗調整用のボリュームにより出力電圧を変えて、センサ23、24の暖機状態や大気中の水素濃度の変化に応じて感度調整を精細におこなう必要がある。
センサ23、24としては、アナログ信号(0−5V)を出力可能な、市販の半導体式センサが用いられ、例えば、熱線型半導体式水素センサが用いられる。この水素センサ23、24は、酸化第二スズ(SnO)などの金属酸化物半導体表面での水素ガスの吸着による電気伝導度の変化を利用するセンサである。この場合、出力電圧が、ガス濃度に対して対数的になって、低濃度でも高感度の出力が可能になる。
複数のセンサ23、24を用いる場合には、その基準電圧を後述のCPUを介して一定値に揃える調整機能を有していることが好ましい。これにより、各センサ23、24の感度を均一化して漏れ出した水素ガスを高精度に検出できる。
弁座検査用センサ23の一次側には、保護用の遮断機構25が設けられ、本例ではこの遮断機構25としてシャッターが用いられる。シャッター25は、シリンダ53により弁座検査用ガスセンサ23への二次側流路51を開閉可能に設けられ、このシャッター25の開閉制御により、弁座検査用ガスセンサ23への検査圧の供給が完了するまで二次側流路51を遮断可能になっている。シャッター25のサーチガス入口側にはOリングからなるシール部材54が設けられ、このOリング54により遮断状態のシャッター25がシールされ、弁座検査用センサ23側へのサーチガスの漏れが防がれる。
さらに、弁座検査用ガスセンサ23及びシャッター25よりも一次側には、二次側流路51と連通して排気圧供給路55が設けられる。この排気圧供給路55を介して二次側流路51及び供試弁2内の残留ガスが排気可能に設けられる。
可動クランプ治具33は、供試弁2よりも一次側に配置され、前記固定クランプ治具32とにより供試弁2を保持するために進退自在に取付けられる。可動クランプ部材33の内部には一次側流路56が形成され、この一次側流路56を介して供試弁2にサーチガスを供給可能になっている。可動クランプ治具33の供試弁2側の一次側流路2bと対向する位置には、固定クランプ治具32と同様にガスケットからなるシール部材52が設けられ、このシール部材52により可動クランプ治具33と供試弁2との圧接部分からの漏れが防がれる。
検査空間調整機構22は、前述した可動クランプ治具33、クランプ載置機構21により構成され、この検査空間調整機構22によりチャンバ20内の検査空間Sの容積を調整可能になっている。この場合、可動クランプ治具33を進退させてチャンバ20への挿入深さを変えたり昇降台43を昇降することにより、チャンバ20内容積における検査空間Sの大きさを調整可能となる。
これらのように、検査用チャンバ20内へのクランプ31の挿入深さや、チャンバ20内への載置台40の昇降により、チャンバ20の検査空間の容積を略一定に調整可能となり、検査空間調整機構22により検査空間Sの調整をおこなうことで、供試弁2の種類、クラス或はサイズが異なっても、チャンバ20の検査空間Sの容積が略一定になるように調整可能になる。これにより、大きさの異なる供試弁2であっても、サーチガスの検出時間を略同じに設定することができる。
本実施形態では、供試弁2の仕様として、呼び圧力10K、16K、20K、呼び径1/4〜2インチを想定し、検査空間Sの容積を850cm前後の略一定値となるよう調整している。具体的には、後述する図6の供試弁80において、チャンバ20と昇降台43とにより囲われる空間の体積は1800cm、供試弁80の体積は55cm、可動クランプ治具33の体積は900cmであり、これらに基づく検査空間Sの容積は845cmに設定している。本実施形態における略一定値とは、±5%の範囲を想定している。具体的には、850cmの+5%、すなわち約893cmを超える容積となると、サーチガスの検出時間が長くなる。
図5においては、供試弁がグローブバルブであるときの装置本体1を備えた検査ラインの一例を示している。この検査ライン60において、水素ガス供給側から装置本体1の一次側までの流路を第一流路61、装置本体1の二次側以降の流路を第二流路62とする。
検査ライン60は、前述した装置本体1に加えて、水素ガス供給源63、レギュレータ64、圧力センサ65、加圧用バルブ66、開閉用バルブ67、排気用バルブ68、換気用バルブ69、チャッキ弁70、圧縮エア供給源71、フローセンサ72、制御部73、テーブル(設置データ)74を有している。
水素ガス供給源63は、検査ライン60の第一流路61から供試弁2に水素ガスを供給可能に設けられ、この水素ガスがレギュレータ64を介して、例えば1.4MPa程度に昇圧されて加圧用バルブ66に供給される。このときの供給圧力は、圧力センサ65により測定される。加圧用バルブ66、開閉用バルブ67、排気用バルブ68は、その開閉操作により弁座検査時、耐圧検査時に供試弁2に水素ガスを供給又は供試弁2から排気可能に設けられる。換気用バルブ69は、第二流路62内の水素ガスを排出して排気バルブ68内も換気可能に設けられ、この換気用バルブ69と装置本体1との間には、逆流防止用のチャッキ弁70が配置される。圧縮エア供給源71は、換気用バルブ69に圧縮エアを供給可能に設けられる。フローセンサ72は、開閉用バルブ67の二次側に設けられ、比較的大きな弁座漏れの有無を確認可能になっている。
制御部73は、CPU(中央処理装置)からなり、この制御部73と、各センサ23、24、各バルブ66〜70、水素ガス供給源63、圧縮エア供給源71などの各素子とが電気的に接続され、制御部73により各部の動作が制御可能に設けられている。制御部73には、供試弁2の呼び圧力、呼び径、弁種等に基づいて設定されたテーブル(設置データ)74が格納され、このテーブル74に基づいて各部の動作が制御される。
供試弁2から水素漏れが生じた場合には、制御部73における信号処理部を介して、水素ガス濃度に応じた電圧としてデジタル表示部に出力される(図示せず)。デジタル表示部は、LCD(液晶ディスプレイ)を有し、このLCDに各センサ23、24の出力電圧がインジケータ表示される。
続いて、図5に示した装置本体1を有する検査ライン60により、グローブバルブからなる供試弁2の弁座検査及び耐圧検査方法並びにバルブを説明する。本実施形態におけるバルブ用弁座検査及び耐圧検査方法は、例えば、JIS B 2003(バルブの検査通則)に規定される弁座漏れ検査及び弁箱耐圧検査の各空気圧試験に準じるものとする。
本実施形態の工程としては、図7に示すように、1.検査条件設定工程、2.検査準備工程、3.検査圧制御工程(1)、4.弁座検査工程、5.検査圧制御工程(2)、6.耐圧検査工程、7.排気工程、8.検査終了工程を備えている。図8においては、本実施形態で用いられる供試弁2と、テーブル74におさめられるデータの内容を示している。
検査条件設定工程では、制御部73に接続された図示しないキーボード等の入力部において、供試弁2の仕様が選択されるか、或は直接入力することにより、検査条件が設定される。供試弁2の仕様としては、呼び圧力、呼び径、弁種、品名などがある。
検査準備工程においては、次の(1)〜(7)までの手順により実施される。
(1)制御部73の図示しないスイッチをオンにし、装置本体1の自動操作が開始されると、予め検査圧等の検査条件が入力されたテーブル74により、少なくとも弁座検査に用いるサーチガスである水素ガスの圧力が設定され、レギュレータ64を介して水素ガス供給源63からの圧力が自動調整される。
(2)供試弁2のクラス、サイズに応じたテーブル74により、自動的に昇降台43が所定の移動量で昇降動し、高さが自動調整される。このとき、供試弁2に対して、固定クランプ治具32、可動クランプ治具33による押圧力も予め自動的に設定される。これにより、後述の供試弁2のクランプ時には、異圧の条件下でも適切なクランプ力が発揮され、シール部材52の耐久性の低下が抑えられることとなる。
(3)テーブル74により、供試弁2に応じたナットランナ35の先端ビットが自動的に選択されて装置本体1にセットされる。
(4)テーブル74に基づいて昇降台43が所定の移動量で昇降動し、供試弁2の一、二次側流路の高さがクランプ31に位置合わせされる。この場合、図4(b)に示すように、載置部44に調整治具45が設けられている場合には、供試弁2が小型であってもこの調整治具45により高さ位置が微調整され、クラスやサイズの小さい供試弁2にも確実に所定の高さ位置にセットされる。
(5)ここで、作業者による手動或は自動により、(2)で自動調整されたクランプ載置機構21の載置台42の置き治具42に供試弁2が載置される。この場合、図4(a)に示すように、置き治具42の載置部44がテーパ形状であるため、供試弁2の側部の外径や形状が検査毎に異なる場合でも、安定状態で載置される。
可動クランプ治具33が供試弁2を挟持する方向に進み、この可動クランプ治具33と固定クランプ治具32とにより、載置台40に載置された供試弁2の両端部が、その面間に応じてテーブル74により自動調整されつつクランプされて固定される。このとき、ガスケット52、52により供試弁2の両端がシールされ、クランプの一、二次側流路56、51と供試弁2の流路2aとが連通した状態となる。
次いで、チャンバ20が固定クランプ治具32側に進み、このチャンバ20と固定クランプ治具32との内部に供試弁2が収容され、これらにより供試弁2が検査空間S内に置かれた状態となる。
以上の(5)の連続動作により、装置本体1内の所定位置に供試弁2が装着されて弁座検査及び耐圧検査可能な状態となる。
(6)ナットランナ35が下降して、その先端ビットが供試弁2のステム12に接続され、供試弁2が弁閉状態に操作される。
(7)弁座検出用ガスセンサ23、耐圧検査用ガスセンサ24の基準電圧がアジャストされ、このアジャストした基準電圧に対して水素を検知可能な電圧が設定される。この場合、各ガスセンサ23、24ごとに個別に基準電圧がアジャストされるか、又は全てのセンサ23、24が一定の基準電圧にアジャストされる。
上記した検査準備工程(1)〜(7)は、供試弁2が一種類のバルブである場合に限らず、例えば、グローブバルブに加えてゲートバルブやボールバルブを検査ライン60で連続して検査する場合にも同様に機能し、供試弁2の仕様に応じて装置本体1内の所定位置にセットされる。この場合、前述した検査条件設定工程において、予め各供試弁2の仕様を入力しておくようにする。
検査圧制御工程では、供試弁2のグローブバルブ、ゲートバルブなどの種類、クラス或はサイズに対応してテーブル74により弁座検査と耐圧検査の検査圧が設定される。検査圧制御工程は、検査圧制御工程(1)、検査圧制御工程(2)として、それぞれ、弁座検査工程、耐圧検査工程の前におこなわれる。
弁座検査工程では、検査圧制御工程(1)を介して設定された所定の検査圧(例えば0.6MPa)により、供試弁2にサーチガスが供給され、この供試弁2の弁閉状態における弁座16からの漏れの有無が検出される。より詳しくは、次の(1)〜(8)までの手順に従って実施される。
(1)排気用バルブ68が閉状態にされ、供試弁2への第一流路61に分岐して設けられた排気路75が塞がれた状態となる。
(2)加圧用バルブ66が開状態にされ、水素ガス供給源63からの水素ガスが供試弁2の一次側に供給される。
(3)圧力センサ65により、供試弁2に供給される水素ガスが所定の弁座検査圧に到達していることが確認される。
(4)加圧用バルブ66が閉操作され、水素ガスが供試弁2の一次側に内封される。
(5)第二流路62の開閉用バルブ67が開状態とされ、フローセンサ72により大きな弁座漏れの有無が確認される。
(6)開閉用バルブ67が閉状態に操作される。
(7)保護用のシャッター25が開状態に操作されて所定時間を経過させ、弁座検査に適した状態に水素ガスが安定した後に、弁座検出用ガスセンサ23により弁座漏れの有無の確認がおこなわれる。
(8)シャッター25が閉状態にされ、弁座検出用ガスセンサ23への検査圧の伝達が防がれる。
上記の弁座検査工程のうち、手順(3)、(5)、(7)により弁座検査が実施され、手順(3)、(5)により弁座検査用ガスセンサ23が保護される。ここで、遮断機構として、シャッター25の代わりに図示しない切替弁が用いられていてもよく、この場合、余分なセンサガスの浸入を防ぐために、例えばバラフライ弁などのキャビティの無いバルブを切替弁とするとよい。
耐圧検査工程では、検査圧制御工程(2)を介して容積を調整可能なチャンバ20の検査空間Sに収容された供試弁2にサーチガスが供給され、供試弁2から拡散するサーチガスの漏れが検出される。より詳しくは、次の(1)〜(6)までの手順に従って実施される。
(1)ナットランナ35により、供試弁2が半開状態まで操作される。
(2)レギュレータ64の操作により、弁座検査工程で用いられた水素ガスが所定の耐圧検査圧(例えば1.4MPa)まで昇圧される。なお、水素ガス供給源63は、弁座検査用と耐圧検査用とに分けて設けてもよい。
(3)加圧用バルブ66の開操作により、昇圧後の水素ガスが供試弁2に供給される。
(4)圧力センサ65により、供試弁2に供給された水素ガスが、所定の耐圧検査圧まで到達していることが確認される。
(5)加圧用バルブ66の閉操作により、水素ガスが供試弁2に内封される。
(6)所定時間経過後、耐圧検査に適した状態に水素ガスが安定した状態で、6個の耐圧検査センサ24により耐圧検査による漏れの有無の確認がおこなわれる。
上記の耐圧検査工程のうち、手順(4)、(6)により耐圧検査が実施される。
排気工程では、次の(1)、(2)の手順により排気がおこなわれる。
(1)排気用バルブ68の開操作により、排気路75が開放され、供試弁2を含む配管(検査ライン60)内から水素ガスが排気される。
(2)換気用バルブ69の開操作により、圧縮エア供給源71より第二流路を介して換気用エアが供給され、供試弁2を含む検査ライン60から水素ガスが強制排気される。
検査終了工程では、次の(1)〜(4)までの手順に従って作業がおこなわれる。
(1)ナットランナ35の操作により、供試弁2が弁閉状態とされる。
(2)チャンバ20がオープンな状態に開操作される。
(3)クランプ31が供試弁2から外され、装置本体1の自動操作の終了状態となる。
(4)装置本体1から供試弁2を持ち上げるようにして取り出される。
以上により、グローブバルブからなる供試弁2の弁座検査及び耐圧検査が完了となる。
図6においては、前述の供試弁2とは別の供試弁80が装置本体1に装着された状態を示している。具体的には、図1と弁種が同じであり、呼び圧力10K、呼び径1/4Bの供試弁の例を示している。このように小型のグローブバルブからなる供試弁80である場合にも、前述の各工程を経て弁座検査及び耐圧検査可能となる。
この場合、特に、検査準備工程の(4)の手順において、供試弁80を載置台40に載置する際には、2つの置き治具42の間隔が供試弁80の面間寸法に合わせて調節され、これら置き治具42、42に供試弁80が確実に載置され、テーパ形状の載置部44により傾きやぐらつきのない状態で保持される。
検査準備工程の(4)の手順では、載置台40が供試弁80に合わせて昇降動し、この供試弁80の一、二次側流路の高さ位置がクランプ31の高さに位置合わせされ、可動クランプ治具33が供試弁80を挟持する方向に進んで固定クランプ治具32とにより供試弁80の両端部がガスケット52のシール状態でクランプされる。
ここで、供試弁80の面間寸法に対応して、可動クランプ治具33の移動量yは、テーブル74に基づいて設定され、押圧力Fにより供試弁80をクランプする。このように、この実施形態においては、検査空間Sを昇降台43の高さx、可動クランプ治具33の移動量y(チャンバ20内への挿入量)により、一定となるよう設定している。
なお、チャンバ20を図の破線の状態まで下降したり、チャンバ20の天板部のみを下降したり、側面を移動したりすることで、このチャンバ20と固定クランプ治具32とによる検査空間Sの容量を略一定とするようにしてもよい。このように、小型の供試弁80の場合であっても、装置本体1内に適切な状態で装着し、弁座検査及び耐圧検査を実施可能となる。耐圧検査用ガスセンサ24は、チャンバ20内のハッチングで示した位置に設けられていてもよく、この場合、このセンサ24が供試弁80に近接することで、漏れたサーチガスをより速く検知する。
検査空間Sを略一定にする手段として、チャンバ20のカバー部30の形状を可変構造としたり、チャンバ20内に別途の部材を進退させるようにしてもよい。
次に、本発明のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の上記実施形態における作用を述べる。
本発明のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置は、1つの装置本体1で供試弁であるグローブバルブ2の弁座漏れ検査及び耐圧検査を連続して実施可能であり、クランプ載置機構21と、検査空間調整機構22と、弁座検査用ガスセンサ23と耐圧検査用ガスセンサ24とが備えられ、供試弁2の種類、クラス或はサイズが異なっても、クランプ載置機構21により供試弁2を検査可能な所定位置にクランプしつつ、検査空間調整機構22でチャンバ20の検査空間Sの容積を略一定に調整し、水素ガスの検出時間が略一定になるようにしているので、検査に要する時間を短縮でき、異なる仕様のバルブを連続して短時間で弁座検査及び耐圧検査可能になる。連続して検査するので、弁座検査に用いたサーチガスを排気することなく耐圧検査に利用することができ、サーチガスの消費量を抑えることができる。
弁座検査時においては、その検査圧の供給が完了するまで弁座検査用ガスセンサ23をシャッター25で保護し、弁座検査用ガスセンサ23に急激な圧力が加わることを防ぐ。これにより、万が一、弁座16から大漏れが生じた場合であっても、センサ23の大幅な電圧低下や損傷を防止する。そのため、センサ23として半導体式ガスセンサを用いた場合にも、被毒を防いでセンサ感度の低下や損傷を防止し、この半導体式ガスセンサにより、低濃度のサーチガスの場合でも高感度に検知して長寿命で安定性に優れた検査を実施可能となる。
図9においては、本発明のバルブ用弁座検査装置及び耐圧検査装置の第2実施形態であり、供試弁をボールバルブとしたときの装置本体の概略縦断面図を示しており、図10においては、ボールバルブ用の検査ラインのブロック図を示している。なお、この実施形態以降において、前記実施形態と同一部分は同一符号によって表し、その説明を省略する。
この実施形態においては、供試弁90として一、二次側の二箇所に弁座95が備えられたボールバルブが用いられ、この供試弁90を装置本体91に装着して各検査をおこなうようにしたものである。この場合には、遮断機構(シャッター)25がボールバルブ90の一、二次側にそれぞれ設けられ、各遮断機構25、25により一、二次側を遮断することにより、それぞれのシール側の弁座検査と、耐圧検査を実施可能になっている。図9においては、載置台を省略している。
供試弁90がボールバルブの場合には、中間開度で水素ガスを注入後、供試弁90を全閉状態に操作し、水素ガス(サーチガス)をキャビティCに内封する。その後、弁座検査に備えて供試弁90の一、二次側配管の水素ガスを排気し、一、二次側のそれぞれに設けられた弁座検査用ガスセンサ23、23を用いて弁座漏れの有無を確認する。
この実施形態において、装置本体91には供給流路92が設けられ、この供給流路92は途中で分岐されて装置本体91の一、二次側にそれぞれ接続されている。供給流路92には3方向切換用の切換バルブ93が設けられ、この切換バルブ93の分岐部分には排気流路94が接続される。切換バルブ93の流路の切換により、供給流路92からの水素ガスやパージガスが供試弁90に供給可能に設けられ、或は、排気流路94を介して供試弁90内のガスが排気される。
この装置本体91を用いた検査ライン100によるボールバルブ90の弁座検査及び耐圧検査方法を、図10、図11に示すブロック図を用いて詳細に説明する。
図10に示す検査ライン100において、装置本体91への供給流路92には、水素ガス供給源63、圧縮エア供給源71、圧力センサ65、電磁弁101、102が設けられ、これらは図に示すように接続されている。供試弁90の一、二次側には、それぞれ図9のシャッター25とシャッター25開閉用のシリンダ53に接続された電磁弁103、104が設けられ、シャッタ25により遮断可能な状態で弁座検査用ガスセンサ23が設けられている。さらに、装置本体91には排気流路94が設けられ、この排気流路94には排気弁106が設けられる。
図11においては、検査の各工程を示しており、図11(a)〜図11(e)の順序により検査がおこなわれる。図中、実線の流路は連通状態、一点鎖線の流路は閉状態を示している。供試弁90及び各電磁弁101〜104において、白抜きは流路の開状態、黒塗りは閉状態をそれぞれ示している。図示しないが、検査ライン100の初期状態では、排気弁106のみが開状態となっている。検査前には、耐圧検査用ガスセンサ24をゼロアジャストしておくようにする。
図11(a)は、水素ガスにより装置本体91に装着された供試弁90を加圧した状態を示している。この場合、排気弁106を閉状態、水素ガス供給源63が接続された電磁弁101を開状態とし、供試弁90の一、二次側の双方から、中間開度状態のボールバルブに水素ガスを加えるようにする。このとき、電磁弁102も電磁弁101と同様に開状態とし、水素ガス供給源63からの水素ガス圧力を圧力センサ65で確認できる。
図11(b)は、装置本体91の排気状態を示している。この場合、電磁弁101を閉状態に操作し、供試弁90への水素ガス供給源63からの水素ガスの供給を終了する。排気弁106を開状態に操作し、弁閉状態の供試弁90の一、二次側の配管から水素ガスを排気する。
図11(c)は、装置本体91をエアパージした状態を示している。このとき、圧縮エア供給源71よりパージエアを供給し、供試弁90の一、二次側の双方から水素ガスを排気させる。この排気は、40秒程度おこなうことが望ましい。
図11(b)、図11(c)における工程は、供試弁90が、特にボールバルブであるときに、弁座検査を迅速かつ正確におこなうために必須となる。
この状態から電磁弁101を閉状態に操作し、パージエアの供給を終了する。このとき、排気弁106は、開状態をしばらく維持するようにする。これは、排気106弁を電磁弁101の閉操作と同時に閉状態とすると、検査ライン100内の圧力が落ち着きにくくなり、正確な検査をおこなうことが難しくなるためである。排気流路94をやや遅れて閉塞すれば、正確に検査を実施できる。排気弁106を閉操作する際には、弁座検査用ガスセンサ23のゼロアジャストをおこなうようにする。
図11(d)は、弁座検査をおこなう場合の回路の状態を示している。この場合、供試弁90の一、二次側の電磁弁103、電磁弁104をそれぞれ開状態に操作し、シリンダ53を駆動してシャッター25を開けることにより、弁座検査用ガスセンサ23への通路を開通し、供試弁90の一、二次側の双方の弁座検査を実施する。
図11(e)は、耐圧検査をおこなう場合の回路の状態を示している。この場合、電磁弁103、電磁弁104をそれぞれ閉状態に操作し、シリンダ53を駆動してシャッター25を閉めると共に、電磁弁102を開状態として供試弁90と圧力センサ65とを接続状態にする。
供試弁90を全開状態に操作し、キャビティC内の水素ガスを検査ライン100内に開放し、キャビティC内の水素ガスの残圧値を確認する。このとき、残圧値が予め定められた規定値を超えていれば、弁座検査が正しくおこなわれたこととなる。
耐圧検査については、チャンバ20内の供試弁90のグランド部90a近傍に位置するように配置された図示しない水素センサを用いておこなう。
全ての検査の終了後には、排気弁106を開状態に操作し、検査ライン100内の水素ガスを排気する。必要に応じて電磁弁101も開状態とし、圧縮エア供給源71からパージエアを検査ライン100内に供給して強制排気をおこなうようにしてもよい。
上述したように、ボールバルブ90のように一、二次側の二箇所に弁座95、95が備えられた構造の供試弁の場合にも、それぞれの弁座95の漏れ検査を実施し、その後耐圧検査をおこなうことができ、グローブバルブやゲートバルブのように内部の一箇所に弁座が設けられている構造のバルブの場合と同様に、クラス、サイズが異なるボールバルブの場合であっても、略一定の時間で迅速に検査を実施可能となる。
図12(a)においては、本発明のバルブ用弁座検査装置及び耐圧検査装置の第3実施形態を示している。
この実施形態における装置本体120においては、前述した図1の実施形態における置き治具42、昇降台43を有する載置台40を省略し、固定クランプ治具32、可動クランプ治具33を有するクランプ31でグローブバルブからなる供試弁2を両側から挟持し、これによってチャンバ20内に載置している。
このように、載置台は必ずしも必要ではなく、少なくともクランプ31を設けるようにすれば、クランプ31で供試弁2を一次側流路56、二次側流路51の間にシール状態で配置し、弁座検査及び耐圧検査を実施可能となる。
この場合、図に示すようにカバー部30の下部に底板30aが設けられ、この底板30aにより供試弁2の下部が覆われている。底板30aは、可動クランプ治具33に可能な限り近づけるように設計され、この底板30aでカバー部30の下部が塞がれていることで外乱の影響を受けにくい。これによって、弁座検査及び耐圧検査を高精度におこなうことができる。
弁座検査及び耐圧検査時には、供試弁2のバルブサイズが大となった場合にも、チャンバ20の下部を載置台を用いた場合のように下降させる必要が無いため、検査時間を短縮することができる。載置台を省略したことにより、装置本体120全体の省スペース化を図ることもできる。
図12(b)においては、本発明のバルブ用弁座検査装置及び耐圧検査装置の第4実施形態を示している。
この実施形態の装置本体130においては、上記した図12(a)の装置本体120に小型のグローブバルブからなる供試弁80を両側から挟持してチャンバ20内に保持したものである。この場合にも、図12(a)の供試弁2を保持する場合と同様に、クランプ31により供試弁80を確実に固定した状態で、弁座検査及び耐圧検査を実施可能となる。
前述した図12(a)の装置本体120の場合、例えば供試弁2のバルブサイズ(バルブ口径)が2インチである場合、クランプ31による挟圧力を0.3MPa程度にするとよく、一方、図12(b)の装置本体130の場合、例えば供試弁80のバルブサイズが1/4インチである場合、クランプ31による挟圧力を0.1MPa程度に下げるとよい。これらにより、各供試弁2、80の流路側端面に対して大径であるシール部材52で局部的な圧力を加えることなく挟持し、シール部材52に対して流路側端面がより小さい供試弁80に対しても、シール部材52の局部的な変形や、供試弁80自体の変形を防止し、両端面をシール部材52により均圧状態で保持して芯出し状態で二次側流路56、一次側流路51とのずれを阻止して漏れを防いだ状態で各検査を実施できる。
上述した図12(a)、図12(b)の何れの場合にも、例えば、ナットランナ35が図示された位置に配置された、図示しないロボットや吊り下げ工具により供試弁2、80を二次側流路51に対向するように配置した後、可動クランプ治具33を検査用チャンバ20内に進出させることにより、供試弁2、80を固定クランプ治具32と可動クランプ治具33との間に、いわゆる宙吊り状態で挟持するようにしてもよい。この宙吊り状態の場合にも、載置台を用いた場合と同様の機能を発揮して供試弁2、80を検査用チャンバ20内に固定し、クランプすることができる。その後、供試弁2、80をカバー部30や底板30aで覆い、前述の検査空間Sを形成する。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は、前記実施の形態記載に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載されている発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の変更ができるものである。例えば、本発明は、グローブバルブやゲートバルブ、ボールバルブ以外のバルブにも適用でき、バルブ以外の配管機器や、各種の圧力容器に適用してもよい。
1、91、120、130 装置本体
2、80、90 供試弁
2a 流路
16、95 弁座
20 チャンバ
21 クランプ載置機構
22 検査空間調整機構
23 弁座検査用ガスセンサ
24 耐圧検査用ガスセンサ
25 シャッター(遮断機構)
31 クランプ
40 載置台
C キャビティ
S 検査空間
【0001】
技術分野
[0001]
本発明は、例えば、グローブバルブやゲートバルブ、ボールバルブ等の各種のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置並びにバルブに関し、特に、弁座検査と耐圧検査とを連続して実施する場合に適した検査装置並びにバルブに関する。
背景技術
[0002]
従来、製造後のバルブには、弁座からの漏れの有無を確認する弁座検査(弁座漏れ試験:シートテスト)、耐圧部の強度・漏れの有無を確認する耐圧検査(弁箱耐圧試験:シェルテスト)などの圧力検査がおこなわれ、これらにより出荷前のバルブが検査される。この場合、これらの検査を連続して実施するようにした検査方法が知られている。
[0003]
例えば、特許文献1においては、逆止弁に対して低圧シートリークテスト及び高圧シートリークテスト(弁座検査)に続いて、気密試験(耐圧検査)をおこなうようにした技術が開示されている。この逆止弁用試験装置では、金属製の耐圧・密閉式容器である気密試験箱に被検査逆止弁が収納され、試験用のサーチガスとして、ヘリウムガスが用いられる。気密試験箱の一、二次側の流路には、一次側圧力計、二次側圧力計がそれぞれ配置され、弁座検査、耐圧検査では、これら一、二次側圧力計によってサーチガスの圧力値が測定される。
[0004]
このような検査装置では、低コスト化を図る理由などから、サーチガスとして水素ガスが用いられる場合もある。例えば、特許文献2では、フード内にエアコンの熱交換器などの被検査体(ワーク)が収容され、このワークのリークテスト用のサーチガスとして、水素ガスと窒素ガスの混合ガスが使用される。このリーク検出装置では、フードに接続される配管に真空引き用の
【0003】
このガスセンサにサーチガスが大量に加わって急激に圧力上昇したときに、いわゆる被毒と呼ばれる現象が発生してセンサの感度が鈍くなったり、損傷が生じたりすることがある。特に、半導体式ガスセンサを弁座検査用として弁座の連通位置に配置すると、万が一、検査時に大きな漏れが生じた際には、センサに甚大な損傷が生じ、前記の被毒によってサーチガスの漏れを正確に検出できなくなるおそれがある。
この検査装置は、一箇所の弁座でシールする逆止弁用であり、ボール弁などの弁体を挟んだ一、二次側にそれぞれ弁座が設けられている場合の漏れを検出する方法は開示されていない。
[0009]
一方、特許文献2においては、単なるリークテスト(弁座検査)用のみの装置であり、この装置で弁座検査に続いて耐圧検査を連続的に実施することはできない。しかも、この装置では、真空ポンプにより真空引きしつつ、ガスセンサで配管内の漏れを検出しているため、被毒による半導体式ガスセンサの消耗が一層激しくなる。
[0010]
本発明は、従来の課題を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、バルブの弁座検査と耐圧検査とを連続して実施でき、バルブの種類や、クラス、サイズが異なる場合であっても、略一定の時間で高精度にサーチガスの漏れを検出して迅速かつ正確に検査可能なバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置並びにバルブを提供することにある。
課題を解決するための手段
[0011]
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、供試弁の弁座漏れと耐圧検査を可能としたバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置において、供試弁の一側を固定する固定クランプ治具と供試弁の他側を可動しながら固定する可動クランプ治具とを有し、かつ、下方側を解放した供試弁カバー用のカバー部を設け、このカバー部の内側に複数のガスセンサを固着し、カバー部を固定クランプ側に移動させた状態で固定クランプ治具とカバー部とで非密封状態のチャンバを構成し、検査用チャンバ内へ可動クランプが供試弁の体積の大きさに応じて挿入され、この可動クランプの挿入深さと供試弁の体積によりチャンバの検査空間の容積を供試弁の体積に応じて略一定に調整可能に設けられると共に、このチャンバ内部には、供試弁の検査空間が非密封状態に設けられ、かつ供試弁を外部と隔離した非密封状態でサーチガスがカバー部内で拡散するようにしたバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置である。
【0004】
[0012]
請求項2に係る発明は、チャンバの下方側に載置台を設け、この載置台の昇降によりチャンバの検査空間の容積を調整したバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置である。
[0013]
請求項3に係る発明は、弁座検査時において、検査圧の供給が完了するまで供試弁の二次側流路に設けたガスセンサへの流路を遮断するための遮断機構が備えられたバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置である。
[0014]
請求項4に係る発明は、供試弁は、グローブバルブ又はゲートバルブを含んだバルブであるバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置である。
[0015]
請求項5に係る発明は、サーチガスは、水素を含む気体からなる水素と窒素との混合気体であるバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置である。
[0016]
請求項6に係る発明は、供試弁がボールバルブの場合には、中間開度でサーチガスを注入して、バルブを全閉状態でサーチガスをキャビティに内封すると共に、弁座検査に備えてボールバルブの一次と、二次側配管内のサーチガスを排気するようにしたバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置である。
[0017]
請求項7に係る発明は、バルブ用弁座検査及び耐圧検査装量で検査を施したバルブである。
[0018]
[0019]
発明の効果
[0020]
本発明によると、バルブの弁座検査と耐圧検査とを連続して実施でき、バルブの種類や、呼び圧力などによりクラスやサイズが異なる場合でも、供試弁を検査可能な正確な位置に保持し、チャンバ内の検査空間の容積を略一定に調整することで、弁座検査を実施した後に、外部の風などの影響を防いだ状態でチャンバ内にサーチガスを拡散させて耐圧検査を実施し、略一定の時間で高精度にサーチガスの漏れを検出できる。これにより、各種の供試弁を対象とし、多品種少量の供試弁を迅速かつ正確に弁座検査及び耐圧検査できる。
【0005】
[0021]
しかも、載置台が、供試弁を検査装置に装着する構成部品を兼ねているので、最小限の構成で、検査時間が略一定となる検査装置を提供することができる。
[0022]
弁座検査時において、検査空間に近い位置にセンサを設けることで迅速かつ正確に弁座検査でき、このとき、検査圧の供給が完了するまで遮断機構で供試弁の二次側流路の弁座検査用ガスセンサを保護し、このガスセンサに急激な圧力が加わることを防ぐ。このため、万が一、弁座から大漏れが生じた場合であってもガスセンサの大幅な電圧低下や損傷を防止する。ガスセンサとして半導体式ガスセンサを用いたときに、被毒を防いでセンサ感度の低下や損傷を防止でき、この半導体式ガスセンサにより低濃度のサーチガスの場合でも高感度に検知し、長寿命で安定性に優れた検査をおこなうことが可能になる。
[0023]
供試弁として、グローブバルブやゲートバルブを含むバルブを使用でき、これらの種類、クラス、サイズが異なる場合でも、簡易な構成で迅速かつ高精度に弁座検査及び耐圧検査を実施でき、これら異なる仕様のバルブを連続して弁座検査及び耐圧検査して検査の自動化を図ることも可能になる。
[0024]
【0006】
[0025]
サーチガスが水素を含む気体からなる水素と窒素との混合気体であることにより、水素の拡散性を利用して弁座検査及び耐圧検査を迅速に実施できる。外部漏れの発生時に供試弁の周りに水素を滞留させる性質を向上でき、水素センサを用いることで微量な外部漏れでも安全かつ正確に検出可能になる。
[0026]
一、二次側の二箇所に弁座が設けられたボールバルブにおいても、それぞれの弁座シール側で弁座検査及び耐圧検査を実施可能になる。この場合、ボールバルブの中間開度でサーチガスを注入後、バルブを全閉状態としてキャビティにサーチガスを内封し、その後、ボールバルブの一、二次側配管内のサーチガスを排気することで弁座検査でき、この弁座検査時には、一、二次側に設けたガスセンサでそれぞれの弁座漏れの有無を正確に検査できる。
[0027]
上記の弁座検査及び耐圧検査装置によって検査をおこなうことにより、弁座漏れを抑え、耐圧性に優れたバルブを提供することができる。
図面の簡単な説明
[0028]
[図1]本発明のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の第1実施形態を示した概略縦断面図である。
[図2]図1の平面図である。
[図3]バルブ装着前のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の概略縦断面図である。
[図4](a)は、バルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の概略斜視図である。(b)は、置き治具の概略正面図である。
[図5]グローブバルブ用の検査ラインを示すブロック図である。
[図6]バルブ用弁座検査及び耐圧検査装置に小型バルブを装着した状態を示す概略縦断面図である。
[図7]バルブ用弁座検査及び耐圧検査方法における検査の工程を示すフローチャートである。
本発明は、例えば、グローブバルブやゲートバルブ、ボールバルブ等の各種のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置並びにこれらの検査方法に関し、特に、弁座検査と耐圧検査とを連続して実施する場合に適した検査装置並びにこれらの検査方法に関する。
本発明は、従来の課題を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、バルブの弁座検査と耐圧検査とを連続して実施でき、バルブの種類や、クラス、サイズが異なる場合であっても、略一定の時間で高精度にサーチガスの漏れを検出して迅速かつ正確に検査可能なバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置並びにこれらの検査方法を提供することにある。
請求項7に係る発明は、供試弁の一側を固定クランプ治具で固定し、この固定クランプ治具側に可動クランプ治具を可動させて供試弁の他側を固定しつつ、この可動クランプ治具側に設けた下方側を開放した供試弁カバー用のカバー部を固定クランプ治具側に移動させてこの固定クランプ治具とカバー部とで非密封状態のチャンバを構成し、この供試弁の体積の大きさに応じて可動クランプ治具をチャンバ内に挿入することにより、可動クランプ治具の挿入深さと供試弁の体積によりチャンバの検査空間の容積を供試弁の体積に応じて略一定に調整すると共に、チャンバ内部の供試弁の検査空間を外部と隔離した非密封状態とし、かつ供試弁を外部と隔離した非密封状態でサーチガスをカバー部内に拡散させながら、カバー内の内側に固着した複数のガスセンサで供試弁の弁座漏れと耐圧検査を行なうようにしたバルブ用弁座検査及び耐圧検査方法である。
以下に、本発明におけるバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置並びにこれらの検査方法を実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1においては、本発明のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置に供試弁を装着した状態を示す概略縦断面図、図2は図1の平面図、図3はバルブ装着前のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置の概略縦断面図を示している。


Claims (9)

  1. 供試弁の弁座漏れと耐圧検査を可能としたバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置において、検査用チャンバ内に供試弁を固定するクランプ載置機構と、前記チャンバの検査空間の容積を調整する検査空間調整機構と、供試弁の流路内に配置した弁座検査用のガスセンサと供試弁の耐圧検査のためにチャンバ内の適宜位置に設けたガスセンサとが備えられ、供試弁の種類、クラス或はサイズが異なっても前記チャンバの検査空間の容積を略一定に調整したことを特徴とするバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置。
  2. 前記検査用チャンバ内への前記クランプの挿入深さにより前記チャンバの検査空間の容積を略一定に調整した請求項1に記載のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置。
  3. 前記検査用チャンバ内への前記載置台の昇降により前記チャンバの検査空間の容積を略一定に調整した請求項1又は2に記載のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置。
  4. 前記弁座検査時において、検査圧の供給が完了するまで前記ガスセンサへの流路を遮断するための遮断機構が備えられた請求項1乃至3の何れか1項に記載のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置。
  5. 前記供試弁は、グローブバルブ又はゲートバルブを含んだバルブである請求項1乃至4の何れか1項に記載のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置。
  6. 供試弁にサーチガスを所定の検査圧で供給してこの供試弁の弁座からの漏れの有無を検出する弁座検査工程と、容積を調整可能な検査空間に収容された前記供試弁に前記サーチガスを供給してこの供試弁から拡散するサーチガスの漏れを検出する耐圧検査工程と、前記供試弁の種類、クラス或はサイズに対応した弁座検査と耐圧検査の検査圧を設定するための検査圧制御工程とを有することを特徴とするバルブ用弁座検査及び耐圧検査方法。
  7. 前記サーチガスは、水素を含む気体からなる水素と窒素との混合気体である請求項6に記載のバルブ用弁座検査及び耐圧検査方法。
  8. 前記供試弁がボールバルブの場合には、中間開度でサーチガスを注入後、バルブを全閉としてサーチガスをキャビティに内封し、その後、弁座検査に備えて前記ボールバルブの一、二次側配管内のサーチガスを排気するようにした請求項6又は7に記載のバルブ用弁座検査及び耐圧検査方法。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載のバルブ用弁座検査及び耐圧検査装置で検査を施したことを特徴とするバルブ。
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