JPWO2018216168A1 - 電動機、圧縮機および空気調和装置 - Google Patents

電動機、圧縮機および空気調和装置 Download PDF

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Abstract

電動機は、圧縮機に用いられる。当該電動機は、軸線を中心とする周方向に延在するヨーク部と、ヨーク部から軸線に向かって延在し、周方向に配列された複数のティースとを有するステータコアと、ステータコアの複数のティースに波巻で巻かれた巻線とを備えたステータと、軸線を中心とする径方向においてステータの内側に配置された極数Pのロータとを備える。複数のティースの数をSで表すと、S/P≧6が成立する。ヨーク部は、冷媒を軸線の方向に流通させる冷媒通路を有する。

Description

本発明は、電動機、圧縮機および空気調和装置に関する。
電動機におけるステータの巻線の巻き方には、集中巻と分布巻とがある。空気調和装置等に用いられる電動機では、集中巻よりも騒音および振動の抑制に有利な分布巻が多く用いられる。
分布巻の中では同心巻が多く用いられるが、特許文献1および特許文献2には、同心巻よりもコイルエンド部を小さく構成できる波巻を用いたものが開示されている。
特開2015−136195号公報(図3参照) 特開2015−126628号公報(図1〜図3参照)
一方、電動機が圧縮機に用いられる場合には、振動および騒音を抑制するだけでなく、電動機の内部に冷媒の通路を設け、電動機の運転時に冷媒の十分な流量を確保する必要がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、振動および騒音を抑制すると共に、電動機の運転時の冷媒の流量を増加させることを目的とする。
本発明の電動機は、圧縮機に用いられる電動機であって、軸線を中心とする周方向に延在するヨーク部と、ヨーク部から軸線に向かって延在し、周方向に配列された複数のティースとを有するステータコアと、ステータコアの複数のティースに波巻で巻かれた巻線とを備えたステータと、軸線を中心とする径方向においてステータの内側に配置された極数Pのロータとを備える。複数のティースの数をSで表すと、S/P≧6が成立する。ヨーク部は、冷媒を軸線の方向に流通させる冷媒通路を有する。
本発明では、ティースの数Sと極数PとがS/P≧6を満足するため、巻線に生じる誘起電圧の高調波を低減し、振動および騒音を抑制することができる。また、巻線がティースに波巻で巻かれるため、巻線の径方向外側への張り出しが少ない。そのため、ヨーク部に設けられた冷媒通路を通過する冷媒の流れが巻線によって妨げられず、冷媒の流量を増加させることができる。
実施の形態1の電動機を示す断面図である。 実施の形態1の巻線を巻き付けていない電動機を示す斜視図である。 実施の形態1の巻線を巻き付けた電動機を示す斜視図である。 実施の形態1の電動機の各部の寸法を説明するための模式図(A)およびティースの周囲を拡大して示す模式図(B)である。 実施の形態1のティースおよびヨーク内の磁束の流れを示す模式図(A)およびティースの周囲を拡大して示す模式図(B)である。 実施の形態1の巻線を示す斜視図である。 実施の形態1の巻線の一部を拡大して示す模式図である。 実施の形態1の巻線の1本の巻線部分を示す斜視図である。 実施の形態1の巻線の2本の巻線部分を示す斜視図である。 実施の形態1のステータの同一スロットに挿入される巻線部分を示す斜視図である。 比較例の電動機を示す断面図である。 スロット数Sと極数Pとの比S/Pと、基本波の巻線係数との関係を示すグラフである。 S/Pと、3次の巻線係数との関係を示すグラフである。 S/Pと、5次の巻線係数との関係を示すグラフである。 S/Pと、ティースの先端部の幅と根元部の幅との比W1/W2との関係を示すグラフである。 S/Pと、ティース幅とスロット幅との比との関係を示すグラフである。 実施の形態1と比較例とで銅損を比較して示すグラフである。 実施の形態1の変形例の電動機を示す断面図(A)、(B)、(C)および(D)である。 実施の形態1の電動機を適用した圧縮機を示す縦断面図である。 図19の圧縮機を備えた空気調和装置を示す図である。
実施の形態1.
<電動機の構成>
図1は、実施の形態1の電動機100を示す断面図である。この電動機100は、ブラシレスDCモータであり、後述する圧縮機500(図19)に用いられる。また、この電動機100は、ロータ3に永久磁石32を埋め込んだ永久磁石埋込型の電動機である。
電動機100は、ステータ1と、ステータ1の内側に回転可能に設けられたロータ3とを有する。ステータ1とロータ3との間には、エアギャップが設けられている。また、ステータ1は、圧縮機500の円筒状のシェル4に組み込まれている。
ロータ3は、円筒状のロータコア30と、ロータコア30に取り付けられた永久磁石32とを有する。ロータコア30は、例えば厚さ0.1〜0.7mmの電磁鋼板を回転軸の方向に積層し、カシメ等により固定したものである。ロータコア30の径方向の中心には、円形のシャフト孔34が形成されている。シャフト孔には、回転軸であるシャフト35が圧入によって固定されている。シャフト35の中心軸である軸線C1は、ロータ3の回転軸をなしている。
以下では、シャフト35の軸線C1の方向を、「軸方向」と称する。また、軸線C1を中心とする円周方向(図1に矢印R1で示す)を、「周方向」と称する。軸線C1を中心とする半径方向を、「径方向」と称する。
ロータコア30の外周に沿って、複数の磁石挿入孔31が、周方向に等間隔に形成されている。磁石挿入孔31の数は、ここでは4個である。磁石挿入孔31は、ロータコア30を軸方向に貫通している。また、磁石挿入孔31は、ロータコア30の外周面に沿って、直線状に延在している。
磁石挿入孔31の内部には、永久磁石32が配置されている。永久磁石32は、軸方向に長さを有し、周方向に幅を有し、径方向に厚さを有する平板状の部材である。1つの磁石挿入孔31には、1つの永久磁石32が配置されている。但し、1つの磁石挿入孔31に、複数の永久磁石32が配置された構成も可能である。
ここでは、ロータ3の極数Pは、4である。但し、ロータ3の極数Pは、4に限定されるものではなく、2以上であればよい。また、ここでは、1つの磁極に1つの磁石挿入孔31および1つの永久磁石32が対応しているが、1つの磁極に複数の磁石挿入孔31が対応していてもよく、また、1つの磁極に複数の永久磁石32が対応していてもよい。
磁石挿入孔31の周方向の中心は、極中心となる。ここでは、磁石挿入孔31は、極中心を通る径方向の直線(磁極中心線とも称する)に直交する方向に延在している。隣り合う磁石挿入孔31の間は、極間である。
永久磁石32は、ネオジウム(Nd)、鉄(Fe)、ボロン(B)およびディスプロシウム(Dy)を含む希土類焼結磁石で構成される。希土類焼結磁石は、残留磁束密度が高いため、所望の出力を得るために必要なロータ3の軸方向の長さを小さくすることが可能になる。
それぞれの永久磁石32は、径方向外側と径方向内側とが反対の磁極を有するように着磁されている。また、周方向に隣り合う永久磁石32は、互いに反対の磁極を外周側に向けている。
磁石挿入孔31の周方向の両端には、フラックスバリア33がそれぞれ形成されている。フラックスバリア33は、磁石挿入孔31の周方向端部からロータコア30の外周に向けて径方向に延在する空隙である。フラックスバリア33は、隣り合う磁極間の漏れ磁束(すなわち極間を通って流れる磁束)を抑制するために設けられる。
<ステータの構成>
ステータ1は、ステータコア10と、ステータコア10に波巻で巻かれた巻線2(図3)とを有する。ステータコア10は、例えば厚さ0.1〜0.7mmの電磁鋼板を軸方向に積層し、カシメ部17により固定したものである。
ステータコア10は、環状のヨーク部11と、ヨーク部11から径方向内側に延在する複数のティース12とを有する。図1に示した例では、ティース12の数は、36である。ティース12の幅(周方向の長さ)は、ティース12の先端に近づくほど、すなわち径方向内側ほど狭くなる。
周方向に隣り合うティース12の間に、スロット13が形成される。スロット13は、ティース12に巻かれる巻線2を収容する部分であり、径方向に延在している。スロット13の数は、ティース12の数と同じであり、スロット数Sと称する。図1に示した例では、スロット数Sは36であり、ロータ3の1磁極に9個のスロット13が対応している。
3相分布巻の場合には、スロット数Sは、極数Pの3n(nは自然数)倍となる。そのため、極数Pに対するスロット数Sの比(割合)S/Pは、例えば3、6、9、12、15等となる。なお、S/Pは、簡単のため、スロット数Sと極数Pとの比とも称する。
ステータコア10には、ステータコア10を軸方向に貫通する貫通穴15が形成されている。貫通穴15は、ヨーク部11において、周方向の複数箇所に形成されている。ここでは、6個の貫通穴15が、周方向に等間隔に配置されている。貫通穴15は、冷媒を軸方向に通過させる冷媒通路を構成する。なお、貫通穴15は、冷媒ガスを通過させる穴であるため、風穴とも呼ばれる。貫通穴15の断面形状は、ここでは円形であるが、円形に限定されるものではない。
図2は、ステータコア10に巻線2を巻き付けていない状態の電動機100を示す斜視図である。図2に示すように、ステータコア10のヨーク部11は、円筒状の外周面18を有し、この外周面18が円筒状のシェル4の内周面41に嵌合している。
ステータコア10の外周面18には、切欠き部16が形成されている。切欠き部16は、円筒状の外周面18を、軸線C1に平行な平面で切り欠いたものである。言い換えると、切欠き部16は、軸線C1に直交する面において、ヨーク部11の外周を直線状に切り欠いた形状(すなわち弦のような形状)を有する。
切欠き部16は、ヨーク部11において、周方向の複数箇所に形成されている。ここでは、6個の切欠き部16が、周方向に等間隔に配置されている。切欠き部16は、シェル4の内周面41との間に、冷媒を軸方向に通過させる冷媒通路を構成する。
すなわち、ステータコア10の貫通穴15および切欠き部16は、いずれも冷媒通路を構成するものである。このようにステータ1に冷媒通路(貫通穴15および切欠き部16)が形成されているため、ロータ3に冷媒通路を形成した場合と比較して、冷媒が流れやすい。
なお、貫通穴15および切欠き部16は、互いに同数(ここでは6個)であり、周方向に交互に配置されている。すなわち、周方向に隣り合う切欠き部16の間に貫通穴15が位置し、周方向に隣り合う貫通穴15の間に切欠き部16が位置する。これにより、冷媒流量の周方向の分布が均一になる。
また、ステータコア10の電磁鋼板を互いに固定するカシメ部17は、ヨーク部11に形成されている。カシメ部17によって磁束の流れを妨げないようにするためである。また、カシメ部17では軸方向に電流が流れやすく、ティース12にカシメ部17を形成すると、ティース12に流れる磁束の時間変化によって渦電流が発生するためである。カシメ部17は、例えば、ヨーク部11の外周側で、切欠き部16の周方向中心に対応する位置に形成されている。
図3は、ステータコア10に巻線2を巻き付けた電動機100を示す斜視図である。巻線2は、ステータコア10の36個のティース12に、波巻で巻き付けられる。巻線2は、波巻で巻かれているため、ティース12から径方向外側への突出量が少ない。そのため、巻線2は、冷媒通路である貫通穴15および切欠き部16を通過する冷媒の流れを妨げることがない。
また、巻線2が波巻で巻かれているため、同心巻で巻かれた場合と比較して、巻線2のステータコア10からの軸方向の突出量も少ない。すなわち、巻線2の全長のうち、駆動力の発生に寄与しないコイルエンド部が小さいため、より少ない電流で所望のトルクを得ることができ、電動機効率が向上する。また、巻線2の軸方向の突出量が少ないため、電動機100の軸方向の長さが短い。
図4(A)は、電動機100の各部の寸法を説明するための模式図である。ステータ1の直径、すなわちステータコア10の直径D1は、シェル4の内周面41に嵌合する長さに設定されている。ロータ3の直径(すなわちロータコア30の直径)D2は、例えば、60mm〜120mmである。
図4(B)は、ステータ1の一部を拡大して示す模式図である。上記の通り、ティース12の幅は、ティース12の先端部12aに近づくほど狭くなる。ティース12の先端部12a(径方向の内側端部)での幅をW1とし、ティース12の根元部12b(径方向の外側端部)での幅をW2とすると、W1<W2が成り立つ。幅W1,W2の平均を、ティース12の平均幅Wtと称する。すなわち、Wt=(W1+W2)/2となる。ティース12の平均幅Wtは、ティース12内を径方向に流れる磁路の幅であり、単に幅Wtとも称する。
ティース12の径方向の長さ(すなわち根元部12bから先端部12aまでの距離)を、H1とする。H1は、スロット13の長さでもある。また、ティース12の根元部12bからヨーク部11の外周面18までの距離(ヨーク幅)を、H2とする。ヨーク幅H2は、ヨーク部11内を周方向に流れる磁路の幅である。
スロット13には、巻線2が一列に配列される。スロット13の周方向の幅Wsは、巻線2が一列に配列される程度の幅に設定される。すなわち、スロット13は、周方向の幅Wsおよび径方向の長さH1を有する長方形形状を有する。スロット13の径方向内側の端部は、巻線2を挿入する開口部13aであり、径方向外側の端部は、終端部13bである。
図5(A)は、ティース12およびヨーク部11における磁束の流れを示す模式図である。ロータ3の永久磁石32からの磁束は、先端部12aからティース12に流入し、ティース12内を径方向外側に流れ、根元部12bからヨーク部11に流入し、ヨーク部11内を周方向両側に流れる。
図5(B)は、ティース12、スロット13およびヨーク部11を拡大して示す模式図である。貫通穴15は、ヨーク部11内に、ティース12の根元部12bに対向する位置に形成されている。より具体的には、貫通穴15は、ティース12の周方向中心を通る径方向の直線C2上に形成されている。スロット13から貫通穴15までの最短距離は、T1とする。
スロット13から貫通穴15までの最短距離T1は、ティース12の平均幅Wtの1/2より長く設定される。ティース12からヨーク部11に流れ込む磁束をできるだけ妨げないようにするためである。ティース12の平均幅Wtは(W1+W2)/2であるため、T1は、T1≧(W1+W2)/4を満足するように設定される。
<巻線の構成>
次に、巻線2について説明する。巻線2は、導体(例えば銅)に、耐腐食性の被膜、例えばポリエステルイミドまたはポリアミドイミドの被膜を施したものである。巻線2は、電動機100が設けられる圧縮機500の内部を循環する冷媒に接するためである。
図6は、波巻で巻かれた巻線2のみを取り出して示す模式図である。巻線2は、スロット13(図1)内に挿入される直線部22と、ロータコア30の軸方向の一端面で周方向に延在するコイルエンド部21と、ロータコア30の軸方向の他端面で周方向に延在するコイルエンド部23とを有する。ここでは、1つのスロット13(図1)に、巻線2の8本の巻線部分20が挿入されているものとする。
図7は、巻線2のコイルエンド部21の一部を拡大して示す図である。コイルエンド部21では、径方向の同じ巻き付け位置(例えば最内周位置)に、9本の巻線部分20が、1スロット分ずつ周方向位置をずらしながら巻き回されている。最内周に巻かれた9本の巻線部分20のうちの3本を、巻線部分20a,20b,20cとする。
図8は、1本の巻線部分20a取り出して示す模式図である。巻線部分20aは、2つのコイルエンド部21aと、4つの直線部22aと、2つのコイルエンド部23aとを有する。巻線部分20aは、9個のティース12にまたがるように巻き回される。すなわち、巻線部分20aの直線部22aは、9個おきのスロット13に挿入される。
コイルエンド部21aは、直線部22aの軸方向一端(図8における上端)同士をつなぐように延在し、コイルエンド部23aは、直線部22aの軸方向他端(図8における下端)同士をつなぐように延在する。コイルエンド部21aとコイルエンド部23aとは、軸線C1を中心とする周方向に交互に配置されている。
コイルエンド部21aの周方向の中心部には、径方向に変位量E1だけ変位するノーズ部25aが設けられている。コイルエンド部21aは、図8に矢印A1で示すように軸線C1を中心とする時計回りに周方向に延在し、ノーズ部25aで径方向内側に変位量E1だけ変位して、再び矢印A1で示す方向に延在する。
また、コイルエンド部23aの周方向の中心部には、径方向に変位量E1だけ変位するノーズ部26aが設けられている。コイルエンド部23aは、図8に矢印A2で示すように軸線C1を中心とする時計回りに周方向に延在し、ノーズ部26aで径方向外側に変位量E1だけ変位して、再び矢印A2で示す方向に延在する。
図9は、2本の巻線部分20a,20bを示す模式図である。巻線部分20aと同様に、巻線部分20bは、2つのコイルエンド部21bと、4つの直線部22bと、2つのコイルエンド部23bとを有する。
巻線部分20bの直線部22bは、巻線部分20aの直線部22aに対して、軸線C1を中心とする時計回りに1スロット分だけシフトした位置にある。コイルエンド部21b,23bの周方向の中心部には、コイルエンド部21a,23aのノーズ部25a,26aと同様に、ノーズ部25b,26bがそれぞれ形成されている。
巻線部分20a,20bのコイルエンド部21a,21bは、軸方向に重なり合って周方向に延在し、ノーズ部25a,25bを経て上下(軸方向の位置関係)が逆転する。同様に、巻線部分20a,20bのコイルエンド部23a,23は、軸方向に重なり合って周方向に延在し、ノーズ部26a,26bを経て上下が逆転する。そのため、巻線部分20a,20bの直線部22a,22bを、互いに干渉することなく、隣り合うスロット13(図1)に挿入することができる。
図9には、2本の巻線部分20a,20bのみを示しているが、巻線部分20a,20bと同じ径方向の巻き付け位置(例えば最内周位置)に、これらを含む合計9本の巻線部分20が巻き回される。すなわち、ステータコア10の36個の全てのスロット13に、巻線2の直線部22が挿入される。
図10は、図8に示した巻線部分20aと同じスロット13に挿入される合計8本の巻線部分20を示す模式図である。8本の巻線部分20は、径方向に等間隔に巻き回されている。このように、巻線部分20を周方向に1スロット分だけずらして巻き回し(図9)、また径方向にも巻き回すことにより、図6に示した波巻の巻線2が形成される。
なお、1つのスロット13に挿入される巻線部分20の数、および巻線部分20がまたがるティース12の数は、図6〜図10に示した例に限定されるものではなく、極数Pおよびスロット数Sに応じて任意に設定することができる。
<比較例>
次に、比較例の電動機100Eについて説明する。図11は、比較例の電動機100Eを示す断面図である。比較例の電動機100Eは、ステータ1Eとロータ3とを有する。ロータ3は、実施の形態1のロータ3と同様に構成されている。ステータ1Eは、ステータコア10Eと巻線2Eとを有する。ステータコア10Eは、環状のヨーク部11Eと、ヨーク部11Eから径方向内側に延在する12個のティース12Eとを有する。周方向に隣接するティース12Eの間には、スロット13Eが形成される。
比較例の電動機100Eでは、巻線2Eは、ティース12Eに同心巻で巻かれている。同心巻で巻かれた巻線2Eは、ティース12Eから径方向外側に大きく突出する。そのため、ヨーク部11Eに冷媒を通過させる貫通穴等を形成したとしても、冷媒の流れが巻線2Eによって妨げられる。また、同心巻で巻かれた巻線2Eは、ステータコア10Eからの軸方向の突出量も大きく、従ってコイルエンド部が大きくなる。すなわち、巻線2Eの全長のうち、トルクの発生に寄与しない巻線部分の長さが多くなるため、電動機効率が低い。
<誘起電圧の高調波成分の低減効果>
次に、スロット数Sと極数Pとの比S/Pの好ましい範囲について説明する。まず、S/Pと、誘起電圧の高調波成分の低減効果との関係について説明する。
ロータ3が回転すると、永久磁石32の磁界により、ステータ1の巻線2に電圧(誘起電圧)が誘起される。誘起電圧の基本波成分はトルク発生に寄与するが、高調波成分はトルクリップルとなり、電動機100の振動および騒音の原因となる。そのため、誘起電圧の高調波成分の抑制が課題となる。
誘起電圧の基本波および高調波成分は、巻線係数によって評価することができる。巻線係数は、短節巻係数Kpと分布巻係数Kdとの積で算出される。短節巻係数Kpは、次数、極数P、スロット数Sおよびコイルスロー(巻線2がまたがるティース数)に基づき、次の式(1)により算出される。
Kp=sin(次数×180×極数/スロット数×コイルスロー/2)・・・(1)
分布巻係数Kdは、巻線間の位相差αに基づき、以下の式(2)により算出される。
Kd=cos(次数×α/2)・・・(2)
ここで、巻線間の位相差αは、次の式(3)で求められる。
α=180×極数/スロット数 ・・・(3)
図1に示した電動機100において、スロット数Sと極数Pとの比S/Pを変化させ、基本波、3次高調波および5次高調波の巻線係数をそれぞれ求めた。図12は、S/Pと基本波の巻線係数との関係を示すグラフである。図13は、S/Pと3次の巻線係数との関係を示すグラフである。図14は、S/Pと5次の巻線係数との関係を示すグラフである。図12,13,14において、S/Pの値は、3、6、9、11、12、15と変化させている。
基本波(1次)の巻線係数は、図12に示すように、S/Pが3の場合には1であり、S/Pが6、9、11、12、15と大きくなるにつれ、0.95〜0.96まで徐々に小さくなる。
また、3次の巻線係数は、図13に示すように、S/Pが3の場合には1であり、S/Pが6の場合には0.7まで小さくなり、S/Pが9、11、12、15と大きくなるにつれ、0.65まで小さくなる。
また、5次の巻線係数は、図14に示すように、S/Pが3の場合には1であり、S/Pが6の場合には0.25まで小さくなり、S/Pが9、11、12、15と大きくなるにつれ、0.2まで小さくなる。
S/Pが3の場合には、基本波の巻線係数が大きいため、巻線鎖交磁束を最大限に利用することができ、高いトルクを得る上では有利である。しかしながら、3次および5次の巻線係数も大きいため、高調波成分が誘起電圧に重畳され、電動機100の振動および騒音が発生する可能性がある。
これに対し、S/Pが6以上の場合には、基本波の巻線係数は低減するが、3次および5次の巻線係数も低減するため、誘起電圧の高調波を低減し、電動機100の振動および騒音を抑制することができる。
この結果から、S/Pが6以上(すなわちS/P≧6)であれば、誘起電圧の高調波を低減し、電動機100の振動および騒音を抑制できることが分かる。
<ティース形状>
次に、S/Pと、ティース12の先端部12aの幅W1に対する根元部12bの幅W2の比W1/W2との関係について説明する。波巻の場合には、図4(B)に示したようにスロット13内に巻線2を一列に挿入するため、スロット13の形状(より具体的には、軸線C1に直交する断面形状)は長方形となる。そのため、隣り合うスロット13の間のティース12の形状は、台形形状になる。
ティース12の形状は、長方形に近い方が、ティース12内の磁束密度分布の偏りを抑制できるため、ティース12内での局所的な磁気飽和あるいは鉄損増加を抑制することができる。従って、ティース12の先端部12aの幅W1に対する根元部12bの幅W2の比W2/W1が1に近い方が、良好な磁気特性が得られる。
一般に、分布巻(波巻を含む)が用いられる圧縮機用のモータのロータ外径は60〜120mmであるため、ここでは、ロータ3の外径D2を60、80、100、120mmと変化させた。図15は、ロータ3の外径D2を60、80、100、120mmと変化させた場合の、S/PとW2/W1との関係を示すグラフである。
図15より、ロータ3の外径D2が80〜120mmの場合には、S/Pが3のときにW2/W1が最大となり、S/Pが6、9、12、15と増加するにつれてW2/W1が減少して1に近づく。また、S/Pが12以上では、W2/W1の減少率が横ばいになる。
これに対し、ロータ3の外径D2が60mmの場合には、S/Pが3,6,9と増加するにつれてW2/W1は減少するが、S/Pが12から15に増加するとW2/W1が大きく増加し、S/Pが15のときにはW2/W1が最大となる。
すなわち、S/Pが15のときには、ロータ3が小径の場合にティース12の形状が長方形から大きく外れることになるため、ティース12内の磁束密度分布の偏りを抑制するという点では望ましくない。
この結果から、ティース12内における磁束密度分布の偏りを抑制するためには、6≦S/P≦12が望ましいことが分かる。
<ティース幅とスロット幅との比>
次に、S/Pと、スロット13の幅Wsに対するティース12の幅Wtの比(Wt/Ws)との関係について説明する。ティース12の幅Wtは、上述した(W1+W2)/2である。ティース12の幅Wtが狭いと、ティース12内で磁気飽和が生じて鉄損の増加につながる可能性があるため、ティース12の幅Wtは広い方が望ましい。特に、ティース12の幅Wtのスロット13の幅Wsに対する比Wt/Wsは1以上であることが望ましい。
図16は、ロータ3の外径D2を60、80、100、120mmと変化させた場合の、S/PとWt/Wsとの関係を示すグラフである。図16に示すように、ロータ3の外径D2が60、80、100、120mmの何れの場合も、S/Pが大きくなるほど、Wt/Wsが小さくなる傾向がある。
また、S/Pが15のときには、ロータ3の外径D2が60mmの場合に、Wt/Wsが1を下回る(言い換えると、ティース12の幅Wttがスロット13の幅Wsよりも狭くなる)ため、鉄損の抑制という点では望ましくない。
この結果から、ティース12内での磁気飽和を抑制して鉄損を向上するためには、6≦S/P≦12が望ましいことが分かる。
なお、ティース12の幅Wtに対してスロット13の幅Wsが狭すぎると、巻線2の線径が細くなることで巻線2に流れる電流密度が増加する。電流密度が増加すると、巻線の耐熱性を向上しなければならず、製造コストの増加につながる。そのため、ティース12の幅Wtはスロット13の幅Wsの6倍以下であることが望ましい。すなわち、1≦Wt/Ws≦6が望ましい。
<銅損の低減>
次に、実施の形態1において巻線2が波巻で巻かれていることによる銅損の低減効果について説明する。図17は、巻線2が同心巻で巻かれた比較例(図11)の電動機100Eと、巻線2が波巻で巻かれた実施の形態1の電動機100とで、銅損を比較した結果を示すグラフである。
ここでは、比較例の電動機100E(図11)における銅損を100%とし、実施の形態1の電動機100における銅損がどの程度低減されるかを測定した。図17に示すように、比較例の電動機100Eに対して、実施の形態1では、銅損が65.6%となり、34.4%の減少が確認された。これは、巻線2が波巻の場合、同心巻と比較して、巻線2の周長が短くなることによるものである。
<実施の形態の効果>
以上説明したように、本発明の実施の形態1の電動機100では、ステータ1のティース12に巻線2が波巻で巻かれ、スロット数Sと極数PとがS/P≧6を満足し、ステータコア10のヨーク部11に冷媒を軸方向に流通させる冷媒通路(すなわち、貫通穴15および切欠き部16)を有する。そのため、ロータ3の回転時に巻線2に生じる誘起電圧の高調波を低減し、これにより電動機100の振動および騒音を抑制することができる。
また、巻線2がティース12に波巻で巻かれるため、巻線2の径方向外側への張り出しが少ない。そのため、貫通穴15および切欠き部16を通過する冷媒の流れが巻線2によって妨げられず、冷媒の十分な流量を確保することができる。
さらに、巻線2がティース12に波巻で巻かれるため、巻線2のステータコア10からの軸方向の突出量も少ない。そのため、コイルエンド部を小さくして電動機効率を向上し、電動機100のサイズを小型化することができる。
特に、業務用空調装置等の大型機器では、振動および騒音が少なく、且つ小型で軽量な電動機100が求められる。実施の形態1の電動機100は、このような用途に特に適している。
また、スロット数Sと極数Pとが6≦S/P≦12を満足することにより、ティース12の形状を長方形に近付けることができ、局所的な磁気飽和を抑制し、鉄損を低減することができる。
また、巻線2が、ポリエステルイミドまたはポリアミドイミド(耐腐食性材料)によって被覆されているため、圧縮機500内を循環する冷媒による腐食を防止することができる。
また、ロータ3は、希土類焼結磁石で構成された永久磁石32を有し、希土類焼結磁石は残留磁束密度および保磁力が高いため、電動機100の高効率化および減磁耐力の向上を図ることができる。
また、カシメ部17がヨーク部11に形成されているため、カシメ部17をティース12に形成した場合のようにティース12内の磁束の流れの妨げにならず、ステータ1の十分な強度を得ると共に、電動機効率を向上することができる。
また、ステータ1が、ヨーク部11を軸線C1の方向に貫通する貫通穴15を有するため、貫通穴15を通って冷媒が流れやすく、冷媒流量を増加させることができる。
また、ティース12の先端部12aにおける幅W1と、根元部12bにおける幅W2と、スロット13から貫通穴15までの最短距離T1とが、T1≧(W1+W2)/4を満足するため、ティース12からヨーク部11に流れ込む磁束をできるだけ妨げないようにし、電動機効率をさらに向上することができる。
また、ステータ1が、ヨーク部11の外周に、ヨーク部11の前記軸線の方向の全域に亘って形成された切欠き部16を有するため、切欠き部16とシェル4との間を通って冷媒が流れやすく、冷媒流量を増加させることができる。
また、貫通穴15および切欠き部16がそれぞれ複数設けられており、貫通穴15と切欠き部16とが周方向に交互に形成されているため、冷媒流量の周方向の分布が均一になる。
<変形例>
次に、実施の形態1の変形例について説明する。図18(A)、(B)、(C)および(D)は、実施の形態1の変形例の電動機100A,100B,100C,100Dを示す模式図である。
上述した実施の形態1の電動機100(図1)は、ステータ1が貫通穴15と切欠き部16の両方を有していた。しかしながら、図18(A)に示す電動機100Aのように、ステータ1Aが貫通穴15を有し、切欠き部16を有さない構成も可能である。この場合には、ステータ1Aの貫通穴15が、冷媒を通過させる冷媒通路となる。
また、図18(B)に示す電動機100Bのように、ステータ1Bが切欠き部16を有し、貫通穴15を有さない構成も可能である。この場合には、ステータ1Bの切欠き部16が、冷媒を通過させる冷媒通路となる。
上述した実施の形態1の電動機100(図1)は、ステータ1の円筒状の外周面18を平面で切り欠いた切欠き部16を有していた。しかしながら、図18(C)に示す電動機100Cのように、ステータ1Cの外周面18に、矩形状の断面を有する溝16Cを設けてもよい。この場合には、ステータ1Cの貫通穴15および溝16Cが、冷媒を通過させる冷媒通路となる。
また、図18(D)に示す電動機100Cのように、ステータ1Dの外周面18に、V状の断面を有する溝16Dを設けてもよい。この場合には、ステータ1Dの貫通穴15および溝16Dが、冷媒を通過させる冷媒通路となる。なお、図18(C)および(D)の電動機100C,100Dにおいて、貫通穴15を設けない構成も可能である。
上述した実施の形態1および各変形例において、貫通穴15の数および切欠き部16の数は、任意に設定することができる。すなわち、ステータ1のヨーク部11に、少なくとも1つの貫通穴15または少なくとも1つの切欠き部16が形成されていればよい。
<圧縮機>
次に、上述した実施の形態1の電動機100を用いた圧縮機について説明する。図19は、上述した実施の形態1の電動機100を用いた圧縮機(スクロール圧縮機)500の構成を示す断面図である。
圧縮機500は、スクロール圧縮機であり、密閉容器502内に、圧縮機構510と、圧縮機構510を駆動する電動機100と、圧縮機構510と電動機100とを連結する主軸501と、主軸501の圧縮機構510の反対側の端部(副軸部)を支持するサブフレーム503と、密閉容器502の底部の油だめ505に貯留される潤滑油504とを備える。
圧縮機構510は、固定スクロール511と、主軸501に取り付けられた揺動スクロール512とを有する。固定スクロール511および揺動スクロール512は、いずれも渦巻部分を有し、両者の間に渦巻き状の圧縮室516が形成される。圧縮機構510は、さらに、揺動スクロール512の自転を規制して揺動スクロール512を揺動させるオルダムリング513と、揺動スクロール512が取り付けられたコンプライアントフレーム514と、これらを支持するガイドフレーム515とを備える。
固定スクロール511には、密閉容器502を貫通した吸入管506が圧入されている。また、密閉容器502を貫通して、固定スクロール511の吐出ポート511aから吐出される高圧の冷媒ガスを外部に吐出する吐出管507が設けられている。
密閉容器502は、円筒状のシェル4(図1)を有し、このシェル4の内周側に、実施の形態1の電動機100が取り付けられる。密閉容器502には、電動機100のステータ1と駆動回路とを電気的に接続するためのガラス端子508が溶接により固定されている。主軸501は、電動機100のシャフト35(図1)である。
圧縮機500の動作は、以下の通りである。電動機100が回転すると、ロータ3と共に主軸501(シャフト35)が回転する。主軸501が回転すると、揺動スクロール512が揺動し、固定スクロール511と揺動スクロール512との間の圧縮室516の容積を変化させる。これにより、吸入管506から圧縮室516に冷媒ガスを吸入して圧縮する。
圧縮室516内で圧縮された高圧の冷媒ガスは、固定スクロール511の吐出ポート511aから密閉容器502内に排出され、吐出管507から外部に排出される。また、圧縮室516から密閉容器502内に排出された冷媒ガスの一部は、ステータ1の貫通穴15および切欠き部16(図1)を通過し、電動機100および潤滑油504を冷却する。
上記の通り、実施の形態1の電動機100は、誘起電圧の高調波を抑制することができるため、圧縮機500の運転時における振動および騒音を抑制することができる。また、実施の形態1の電動機100は、巻線2が波巻で巻かれているため、貫通穴15および切欠き部16(図1)を通る冷媒の十分な流量を確保して電動機100の冷却効率を向上し、圧縮機500の動作の安定性を向上することができる。
なお、圧縮機500は、実施の形態1の電動機100に限らず、各変形例の電動機100A,100B,100C,100D(図18)を用いても良い。また、ここでは、圧縮機の一例としてスクロール圧縮機について説明したが、実施の形態1および各変形例の電動機100(100A〜100D)は、スクロール圧縮機以外の圧縮機に適用してもよい。
<空気調和装置>
次に、図19に示した圧縮機500を有する空気調和装置(冷凍サイクル装置)について説明する。図20は、空気調和装置400の構成を示す図である。図20に示した空気調和装置400は、圧縮機401と、凝縮器402と、絞り装置(減圧装置)403と、蒸発器404とを備えている。圧縮機401、凝縮器402、絞り装置403および蒸発器404は、冷媒配管407によって連結されて冷凍サイクルを構成している。すなわち、圧縮機401、凝縮器402、絞り装置403および蒸発器404の順に、冷媒が循環する。
圧縮機401、凝縮器402および絞り装置403は、室外機410に設けられている。圧縮機401は、図19に示した圧縮機500で構成されている。室外機410には、凝縮器402に室外の空気を供給する室外側送風機405が設けられている。蒸発器404は、室内機420に設けられている。この室内機420には、蒸発器404に室内の空気を供給する室内側送風機406が設けられている。
空気調和装置400の動作は、次の通りである。圧縮機401は、吸入した冷媒を圧縮して送り出す。凝縮器402は、圧縮機401から流入した冷媒と室外の空気との熱交換を行い、冷媒を凝縮して液化させて冷媒配管407に送り出す。室外側送風機405は、凝縮器402に室外の空気を供給する。絞り装置403は、開度を変化させることによって、冷媒配管407を流れる冷媒の圧力等を調整する。
蒸発器404は、絞り装置403により低圧状態にされた冷媒と室内の空気との熱交換を行い、冷媒に空気の熱を奪わせて蒸発(気化)させて、冷媒配管407に送り出す。室内側送風機406は、蒸発器404に室内の空気を供給する。これにより、蒸発器404で熱が奪われた冷風が、室内に供給される。
圧縮機401(図19の圧縮機500)には、実施の形態1および変形例で説明した電動機100が適用されるため、空気調和装置400の運転時における振動および騒音を抑制することができる。また、空気調和装置400の運転時における圧縮機401の動作の安定性を向上し、運転効率を向上することができる。
なお、実施の形態1および各変形例の電動機100(100A〜100D)を適用した圧縮機500は、図20に示した空気調和装置400に限らず、他の種類の空気調和装置に用いてもよい。
以上、本発明の望ましい実施の形態について具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良または変形を行なうことができる。
1,1A,1B,1C,1D ステータ、 2 巻線、 3 ロータ、 4 シェル、 10,10E ステータコア、 11 ヨーク部、 12 ティース、 12a 先端部、 12b 根元部、 13 スロット、 15 貫通穴、 16 切欠き部、 16C,16D 溝、 17 カシメ部、 18 外周、 20,20a,20b,20c 巻線部分、 21,21a,21b コイルエンド部、 22,22a,22b 直線部、 23,23a,23b コイルエンド部、 25a,25b ノーズ部、 26a,26b ノーズ部、 30 ロータコア、 31 磁石挿入孔、 32 永久磁石、 33 フラックスバリア、 34 シャフト孔、 35 シャフト、 100,100A,100B,100C,100D 電動機、 400 空気調和装置、 401 室外機、 402 室内機、 403 冷媒配管、 405 送風機、 406 羽根、 500 スクロール圧縮機(圧縮機)、 501 主軸、 502 密閉容器、 510 圧縮機構。
本発明の電動機は、圧縮機に用いられる電動機であって、軸線を中心とする周方向に延在するヨーク部と、ヨーク部から軸線に向かって延在し、周方向に配列された複数のティースとを有するステータコアと、ステータコアの複数のティースに波巻で巻かれた巻線とを備えたステータと、軸線を中心とする径方向においてステータの内側に配置された極数Pのロータとを備える。複数のティースの数をSで表すと、S/P≧6が成立する。ヨーク部は、冷媒を軸線の方向に流通させる冷媒通路を有する。冷媒通路は、ヨーク部を軸線の方向に貫通する複数の貫通穴と、ヨーク部の外周に、ヨーク部の軸線の方向の全域に亘って形成された複数の切欠き部とを有する。複数の貫通穴と複数の切欠き部とは、軸線を中心とする周方向に交互に形成されている。

Claims (14)

  1. 圧縮機に用いられる電動機であって、
    軸線を中心とする周方向に延在するヨーク部と、前記ヨーク部から前記軸線に向かって延在し、前記周方向に配列された複数のティースとを有するステータコアと、
    前記ステータコアの前記複数のティースに波巻で巻かれた巻線と
    を備えたステータと、
    前記軸線を中心とする径方向において前記ステータの内側に配置された極数Pのロータと
    を備え、
    前記複数のティースの数をSで表すと、S/P≧6が成立し、
    前記ヨーク部は、冷媒を前記軸線の方向に流通させる冷媒通路を有する
    電動機。
  2. 6≦S/P≦12が成立する
    請求項1に記載の電動機。
  3. 前記巻線は、導体にポリエステルイミドまたはポリアミドイミドの被覆を形成したものである
    請求項1または2に記載の電動機。
  4. 前記ステータコアは、電磁鋼板を前記軸線の方向に積層してカシメ部で固定したものであり、前記カシメ部は前記ヨーク部に形成されている
    請求項1から3までの何れか1項に記載の電動機。
  5. 前記冷媒通路は、前記ヨーク部を前記軸線の方向に貫通する貫通穴を有する
    請求項1から4までの何れか1項に記載の電動機。
  6. 前記ステータコアは、前記複数のティースのうち前記周方向に隣り合う2つのティースの間に位置するスロットを有し、
    前記複数のティースのそれぞれにおいて、前記径方向の内側端部における前記周方向の幅をW1とし、前記径方向の外側端部における前記周方向の幅をW2とし、前記スロットから前記貫通穴までの最短距離をT1とすると、
    T1≧(W1+W2)/4が成立する
    請求項5に記載の電動機。
  7. 前記冷媒通路は、前記ヨーク部の外周に、前記ヨーク部の前記軸線の方向の全域に亘って形成された切欠き部を有する
    請求項1から6までの何れか1項に記載の電動機。
  8. 前記切欠き部は、前記軸線に直交する面内において、前記ヨーク部の前記外周を直線状に切り欠いた形状を有する
    請求項7に記載の電動機。
  9. 前記冷媒通路は、
    前記ヨーク部を前記軸線の方向に貫通する複数の貫通穴と、
    前記冷媒通路は、前記ヨーク部の外周に、前記ヨーク部の前記軸線の方向の全域に亘って形成された複数の切欠き部と
    を有し、
    前記複数の貫通穴と前記複数の切欠き部とは、前記軸線を中心とする周方向に交互に形成されている
    請求項1から4までの何れか1項に記載の電動機。
  10. 前記圧縮機は、円筒状のシェルを有し、
    前記ステータコアは、前記シェルの内側に嵌合する
    請求項1から9までの何れか1項に記載の電動機。
  11. 前記ロータは、希土類焼結磁石で構成された永久磁石を有する
    請求項1から10までの何れか1項に記載の電動機。
  12. 前記ロータは、極数Pに対応する数の磁石挿入孔を有するロータコアを有する
    請求項11に記載の電動機。
  13. 請求項1から12までのいずれか1項に記載の電動機と、
    前記電動機によって駆動される圧縮機構と
    を備えた圧縮機。
  14. 圧縮機、凝縮器、減圧装置および蒸発器を備えた空気調和装置であって、
    前記圧縮機は、請求項1から12までのいずれか1項に記載の電動機と、前記電動機によって駆動される圧縮機構とを備えた
    空気調和装置。

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