JPWO2018185941A1 - ヘッドユニット及び部品実装機 - Google Patents

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Abstract

本開示のヘッドユニットは、部品を保持可能な複数の部品保持具が所定の円周に沿って等しい間隔で配置された回転体を有し、前記回転体を回転させることにより前記複数の部品保持具を旋回させるヘッドユニットである。このヘッドユニットは、前記回転体とは独立して設けられ、前記複数の部品保持具のうち前記ヘッドユニットの所定の昇降位置に位置する部品保持具を昇降させる昇降装置と、前記回転体に連動して回転しないように前記円周の内側に設けられ、前記複数の部品保持具のうち前記昇降位置に位置するもの以外の部品保持具を所定の高さ位置で支持可能であり、前記昇降位置に位置する部品保持具の前記昇降装置による昇降動作を許容する部品保持具支持部材と、を備える。

Description

本明細書は、ヘッドユニット及び部品実装機を開示する。
従来より、部品実装機に装備されるヘッドユニットとして、複数のノズルシャフトが所定の円周に沿って等しい間隔で配置された回転体を有し、その回転体を回転させることにより複数のノズルシャフトを旋回させるものが知られている(例えば特許文献1参照)。ノズルシャフトとは、先端にノズルを備えたシャフトである。こうしたヘッドユニットでは、部品が装着された基板の上方をヘッドユニットが通過する場合、ノズルが部品と干渉しないようにする必要がある。そのため、こうしたヘッドユニットでは、ノズルシャフトに挿通された細いノズルシャフトスプリングの弾性力によってノズルシャフトを所定の高さ位置に弾性支持している。
特開2011−100955号公報
しかしながら、基板に装着された部品の高さが高い場合、その部品にノズルが干渉しないようにするためにはノズルシャフトの高さ位置をより高くする必要があるが、ノズルシャフトスプリングは細いためノズルシャフトの高さ位置を高くするのに限界があった。また、ノズルシャフトの高さ位置を高くするためにノズルシャフトスプリングを太くすると、装置構成が大型化するという問題があった。
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、装置構成を大型化することなく部品保持具の高さ位置を高くすることを主目的とする。
本開示のヘッドユニットは、
部品を保持可能な複数の部品保持具が所定の円周に沿って等しい間隔で配置された回転体を有し、前記回転体を回転させることにより前記複数の部品保持具を旋回させるヘッドユニットであって、
前記回転体とは独立して設けられ、前記複数の部品保持具のうち前記ヘッドユニットの所定の昇降位置に位置する部品保持具を昇降させる昇降装置と、
前記回転体に連動して回転しないように前記円周の内側に設けられ、前記複数の部品保持具のうち前記昇降位置に位置するもの以外の部品保持具を所定の高さ位置で支持可能であり、前記昇降位置に位置する部品保持具の前記昇降装置による昇降動作を許容する部品保持具支持部材と、
を備えたものである。
このヘッドユニットでは、回転体に連動して回転しないように設けられた部品保持具支持部材が、複数の部品保持具のうち昇降位置に位置するもの以外の部品保持具を所定の高さ位置で支持可能となっている。この部品保持具支持部材は、複数の部品保持具が並んだ円周の内側に設けられている。すなわち、部品保持具に挿通された細いスプリングで部品保持具の高さ位置を決めるのではなく、複数の部品保持具に囲まれた部品保持具支持部材で部品保持具の高さ位置を決められるようになっている。したがって、装置構成を大型化することなく部品保持具の高さを高く設定することができる。
部品実装機10の概略構成を示す斜視図。 ノズル昇降板49が下方位置にあるときのヘッドユニット40の説明図。 ヘッド本体42の一部を示す斜視図。 ノズル昇降板49が上方位置にあるときのヘッドユニット40の説明図。 制御装置100の電気的な接続関係を示すブロック図。 部品実装処理ルーチンのフローチャート。 ノズル昇降板49が下方位置にあるときのヘッドユニット40の説明図。
本開示のヘッドユニット及び部品実装機の好適な実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。図1は部品実装機10の概略構成を示す斜視図、図2はノズル昇降板49が下方位置にあるときのヘッドユニット40の説明図(部分断面図)、図3はヘッド本体42の一部を示す斜視図、図4はノズル昇降板49が上方位置にあるときのヘッドユニット40の説明図(部分説明図)、図5は制御装置100の電気的な接続関係を示すブロック図である。なお、図1の左右方向がX軸方向であり、前後方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
部品実装機10は、図1に示すように、部品供給装置20と、基板搬送装置25と、XYロボット30と、ヘッドユニット40と、制御装置100(図5参照)とを備えている。
部品供給装置20は、部品が収容されたテープ21をリール22から引き出してピッチ送りすることで、部品を部品供給位置20pに供給するテープフィーダとして構成されている。部品供給装置20は、フィーダ台23に左右方向(X軸方向)に並ぶように複数セットされる。
基板搬送装置25は、前後に間隔を開けて設けられ左右方向に架け渡された1対のコンベアベルト26,26(図1では一方のみ図示)を有している。基板Sはこのコンベアベルト26,26により搬送されて所定の取込位置に到達すると、裏面側に多数立設された支持ピン27によって支持される。
XYロボット30は、前後方向(Y軸方向)に沿って設けられた左右一対のY軸ガイドレール33,33と、左右一対のY軸ガイドレール33,33に架け渡されたY軸スライダ34とを備えている。また、XYロボット30は、Y軸スライダ34の前面に左右方向(X軸方向)に沿って設けられたX軸ガイドレール31,31と、X軸ガイドレール31,31に取り付けられたX軸スライダ32とを備えている。X軸スライダ32は、X軸モータ36(図5参照)の駆動によってX軸方向に移動可能であり、Y軸スライダ34は、Y軸モータ38(図5参照)の駆動によってY軸方向に移動可能である。なお、X軸スライダ32は、X軸位置センサ37(図5参照)によりX軸方向の位置が検知され、Y軸スライダ34は、Y軸位置センサ39(図5参照)によりY軸方向の位置が検知される。X軸スライダ32にはヘッドユニット40が取り付けられている。ヘッドユニット40は、XYロボット30を駆動制御することにより、XY平面上の任意の位置に移動される。
ヘッドユニット40は、図2に示すように、X軸スライダ32に固定されたヘッドフレーム35に取り付けられおり、ヘッド本体42と、R軸駆動装置75と、Q軸駆動装置80と、Z軸駆動装置90とを備えている。ヘッドフレーム35には、上下方向に延びる主軸41が固定されている。
ヘッド本体42は、円柱状の回転体であり、主軸41の周りに回転可能なように主軸41に支持されている。ヘッド本体42は、エアシリンダ43と、フランジパイプ50と、ノズルシャフト支持スリーブ56と、ノズルシャフト61とを備えている。
エアシリンダ43は、ヘッド本体42の下面中央に設けられた円筒穴44に、ピストンロッド46を備えたピストン45が気密な状態を維持しつつ上下方向に移動するように取り付けられている。円筒穴44には、内側に段差47aを持つピストンスリーブ47が挿入され固定されている。ピストンスリーブ47は、一部が円筒穴44の内部に入り込み、残りが円筒穴44から露出した状態で固定されている。ピストンスリーブ47の段差47aとピストン45の下面との間には、ピストンスプリング48が設けられている。ピストンロッド46の下端には、円板状のノズル昇降板49が取り付けられている。ピストン45の上面と円筒穴44の上底との間に主軸41内の図示しないエア供給路からエアが供給されると、図2に示すように、ピストン45はピストンスプリング48の付勢力に抗して下降してピストンスリーブ47の上端面に当接した状態となり、ノズル昇降板49は下方位置で維持される。このとき、エアが供給される空間は気密になっている。この状態ではノズル70の先端は高さ位置H1にある。一方、ピストン45の上面と円筒穴44の上底との間のエアが図示しない排出ポートから排出されると、図4に示すように、ピストン45はピストンスプリング48の付勢力によって上昇してピストンスリーブ47の下端面にノズル昇降板49が押し当てられた状態となり、ノズル昇降板49は上方位置で維持される。この状態ではノズル70の先端は高さ位置H2(>H1)にある。
フランジパイプ50は、パイプ部51の下端にフランジ部52を備えたものである。フランジ部52は、ヘッド本体42の上面の外周に沿って立設された複数のボルト53(図3参照、図3には1本のみ示す)によってヘッド本体42の上面から持ち上げられた状態で支持されている。フランジ部52には、各ノズルシャフト61と干渉しないように半円溝52a(図3参照)が設けられている。フランジパイプ50は、パイプ部51が主軸41に挿通されているため、主軸41に対して回転可能となっている。フランジパイプ50のパイプ部51の外周面下方には、ベアリング54を介してカラー55が取り付けられている。
ノズルシャフト支持スリーブ56は、大径部57と小径部58とを有する段付きの円筒部材であり、所定の円周に沿って並んだ複数のノズルシャフト61の内側に配置されている(図3参照)。大径部57の側面には、大径部57の上端から下端にかけて逃がし溝57aが設けられている。この逃がし溝57aは、所定の昇降位置PUDに位置するノズルシャフト61のツマミ66が上下方向に移動するのを許容するために設けられている。つまり、逃がし溝57aは、昇降位置PUDに位置するノズルシャフト61の昇降動作を許容する。ノズルシャフト支持スリーブ56は、支持スプリング59を介してカラー55に弾性支持されている。ノズルシャフト支持スリーブ56の段差には、図2に示すように、ヘッドフレーム35に固定された上下方向に延びるポール60が挿通されている。ノズルシャフト支持スリーブ56は、このポール60によって主軸41の周りに回転不能となっている。つまり、ノズルシャフト支持スリーブ56は、ヘッド本体42に連動して回転しないようになっている。支持スプリング59もカラー55も、ノズルシャフト支持スリーブ56と同様、主軸41の周りに回転不能となっている。なお、ノズルシャフト支持スリーブ56は、ポール60に対して上下方向に移動することは可能である。一方、ヘッド本体42にボルト53(図3参照)を介して一体化されたフランジパイプ50は、ベアリング54を介してカラー55に取り付けられているため、主軸41の周りに回転可能となっている。
ノズルシャフト61は、ヘッド本体42の円周方向に等しい間隔で複数設けられている(図3参照)。ここでは、ノズルシャフト61は、中心角45°毎に8個設けられている。ノズルシャフト61の下部は、ノズル昇降板49を上下方向に貫通する穴に挿通されている。ノズルシャフト61の下部には、ノズルシャフトフランジ62が設けられている。このノズルシャフトフランジ62は、ノズルシャフト61がノズル昇降板49の穴をノズル昇降板49の下から上へ抜けるのを阻止している。ノズルシャフト61の下部には、ロックスリーブ63が上下方向に移動可能に挿入されている。ロックスリーブ63は、ロックスプリング64を介してノズルシャフトフランジ62に支持されている。ノズルシャフト61の下端には、一対の逆J字状の誘導溝65が互いに対向する位置に設けられている。ノズル70をノズルシャフト61に取り付ける場合、ノズル70の上部を直径方向に貫通したノズルピン71を誘導溝65に沿って上方向に移動させていく。すると、ノズルピン71がロックスリーブ63の下端に当たる。その後、ロックスプリング64の付勢力に抗してロックスリーブ63をノズルピン71で持ち上げながら、誘導溝65に沿ってノズルピン71を進入させる。ノズルピン71は最終的には誘導溝65を下方向に移動して誘導溝65の終端に至る。このとき、ノズルピン71は、ロックスプリング64によって下向きに付勢されたロックスリーブ63により誘導溝65の終端に押しつけられた状態となり、ロックされる。なお、ノズル70をノズルシャフト61から外すときには、ロックした手順と逆の手順を行えばよい。ノズル70は、図示しない圧力調整弁を介して負圧が供給されると部品を吸着し、正圧が供給されると部品を放す。
ノズルシャフト61の上端には、段付きの円板状のツマミ66を備える。このツマミ66は、ノズルシャフト61の上端に設けられた上下軸66aの周りにベアリングを介して回転可能に取り付けられている。所定の昇降位置PUDに位置するノズルシャフト61以外のノズルシャフト61は、ノズルシャフトフランジ62がノズル昇降板49の下面に当接した状態で、ツマミ66の段差面がノズルシャフト支持スリーブ56の大径部57の円周縁57bに引っかかるように設計されている。なお、所定の昇降位置PUDに位置するノズルシャフト61は、そのツマミ66がZ軸駆動装置90のツマミ把持部95によって把持されるため、ツマミ把持部95によって高さ位置が決定される。各ノズルシャフト61は、ノズルシャフトスプリング67に挿通されている。このノズルシャフトスプリング67は、第3Q軸ギヤ83とノズルシャフト61の上端に設けられたストッパ(図示せず)との間に圧縮された状態で取り付けられている。
なお、図2では、ノズル70が取り付けられたノズルシャフト61と、ノズル70が取り付けられていないノズルシャフト61を示したが、通常はすべてのノズルシャフト61の下端にノズル70が取り付けられている(図4及び図7も同じ)。以下、ノズルシャフト61はノズル70が取り付けられているものを指すこととする。
R軸駆動装置75は、図2に示すように、R軸ギヤ76と、R軸モータ77と、R軸位置センサ78(図5参照)とを備えている。R軸ギヤ76は、ヘッド本体42の外周面の上部に取り付けられている。R軸モータ77は、ヘッドフレーム35に固定されている。R軸モータ77のモータギヤ77aは、R軸ギヤ76と噛み合っており、R軸ギヤ76を介してヘッド本体42を回転駆動する。R軸位置センサ78は、R軸モータ77の回転位置を検知する。R軸駆動装置75は、R軸モータ77によってR軸ギヤ76を介してヘッド本体42を回転駆動することにより、ヘッド本体42に支持された複数のノズルシャフト61、ひいてはノズル70を円周方向に旋回(公転)させる。また、ノズル70を所定間隔毎に間欠回転することもできる。本実施形態では、間欠回転する場合、ノズル70の数が8個であるため、中心角45°毎に回転する。
Q軸駆動装置80は、第1〜第3Q軸ギヤ81〜83と、Q軸モータ84と、Q軸位置センサ86(図5参照)とを備えている。Q軸モータ84のモータギヤ84aは、主軸41の周りに回転可能な外歯車である第1Q軸ギヤ81に噛み合っている。第1Q軸ギヤ81の下面中央は、フランジパイプ50のパイプ部51と主軸41との間に挿通された中間パイプ85に連結されている。中間パイプ85の下端には、外歯車である第2Q軸ギヤ82が連結されている。第2Q軸ギヤ82は、各ノズルシャフト61にスプライン嵌合された第3Q軸ギヤ83と噛み合っている。そのため、ノズルシャフト61は、第3Q軸ギヤ83の回転に伴って回転する一方、第3Q軸ギヤ83に対して上下方向に移動可能となっている。Q軸位置センサ86は、Q軸モータ84の回転位置を検知する。Q軸駆動装置80は、Q軸モータ84によって第1〜第3Q軸ギヤ81〜83を回転駆動することにより、各ノズルシャフト61をその中心軸回りに同一回転方向に同一回転量でもって回転させる。これに伴い、ノズル70も回転(自転)する。
Z軸駆動装置90は、ヘッド本体42とは独立してヘッドフレーム35に設けられている。Z軸駆動装置90は、ノズルシャフト61の旋回(公転)軌道上の所定の昇降位置PUDに設けられ、その昇降位置PUDに位置するノズルシャフト61を昇降させるように構成されている。Z軸駆動装置90は、ボールネジ91と、Z軸モータ94と、ツマミ把持部95と、Z軸位置センサ96(図5参照)とを備えている。ボールネジ91は、ナット92とネジ軸93とで構成され、上下方向に延びるネジ軸93がZ軸モータ94によって回転駆動されるのに伴ってナット92が昇降する。ナット92には、ツマミ把持部95が取り付けられている。ツマミ把持部95は、ツマミ66を上下から挟み込む部材である。ツマミ把持部95のうちツマミ66の上面と接する部分は、水平軸周りに回転するカムフォロワ95aとなっている。Z軸位置センサ96は、ボールネジ91のナット92の高さ位置を検知する。Z軸駆動装置90は、昇降位置PUDに位置するノズルシャフト61のツマミ66をツマミ把持部95で把持した状態で、Z軸モータ94を駆動してナット92をネジ軸93に沿って昇降させることにより、そのノズルシャフト61をノズル昇降板49に対して上下方向に移動させる。ノズルシャフト61がヘッド本体42と共に回転して昇降位置PUDに到達する際、そのノズルシャフト61のツマミ66はノズルシャフト支持スリーブ56の円周縁57bから外れてツマミ把持部95に把持される。また、昇降位置PUDに位置するノズルシャフト61がヘッド本体42と共に回転して昇降位置PUDから離れると、そのノズルシャフト61のツマミ66がツマミ把持部95から外れてノズルシャフト支持スリーブ56の円周縁57bによって支持される。
制御装置100は、図5に示すように、CPU101を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU101の他に、ROM102やHDD103、RAM104、入出力インタフェース105などを備える。これらはバス106を介して接続されている。制御装置100には、XYロボット30(X軸位置センサ37やY軸位置センサ39)からの検知信号やヘッドユニット40(R軸位置センサ78やQ軸位置センサ86、Z軸位置センサ96)からの検知信号などが入出力インタフェース105を介して入力される。また、制御装置100からは、部品供給装置20への制御信号や基板搬送装置25への制御信号、XYロボット30(X軸モータ36やY軸モータ38)への制御信号、ヘッドユニット40(R軸モータ77やQ軸モータ84、Z軸モータ94)への制御信号などが入出力インタフェース105を介して出力される。
次に、部品実装機10が部品実装処理を行うときの動作について説明する。制御装置100のCPU101は、図示しない管理装置から受信した生産プログラムに基づいて、部品実装機10の各部を制御して複数の部品が実装された基板Sを生産する。具体的には、CPU101は、部品実装処理ルーチンのプログラムをHDD103から読み出して実行する。図6は、部品実装処理ルーチンのフローチャートである。
まず、CPU101は、XYロボット30を制御してヘッドユニット40をフィーダ台23の上方に移動させる(S110)。ヘッドユニット40をフィーダ台23の上方に移動させる場合、通常、CPU101は、エアシリンダ43のピストン45の上面と円筒穴44の上底との間を気密にした状態でエアを供給して、ノズル昇降板49を下方位置に位置決めする(図2参照)。このとき、昇降位置PUDに位置するノズルシャフト61以外のノズルシャフト61は、ノズルシャフトフランジ62がノズル昇降板49の下面に当接した状態で、ツマミ66がノズルシャフト支持スリーブ56の円周縁57bに引っ掛けられる。そのため、ノズルシャフト支持スリーブ56は、これらのノズルシャフト61によって支持スプリング59の付勢力に抗して押圧されて下がった状態で維持される。また、昇降位置PUDに位置するノズルシャフト61も、ノズルシャフトフランジ62がノズル昇降板49の下面に当接した状態で、ツマミ66がツマミ把持部95に把持される。このとき、各ノズル70は高さ位置H1で支持される。
但し、ノズル昇降板49を下方位置に位置決めした状態でヘッドユニット40をフィーダ台23の上方に移動させると、ノズル70の先端が部品実装機10の他の部材(例えば基板Sに装着された背の高い部品など)と干渉するおそれがある場合には、CPU101は、ノズル昇降板49を上方位置に位置決めする。すなわち、CPU101は、エアシリンダ43のピストン45の上面と円筒穴44の上底との間のエアを排出させて、ノズル昇降板49を上方位置に位置決めする(図4参照)。図4では、昇降位置PUDに位置するノズルシャフト61以外のノズルシャフト61は、ノズルシャフトフランジ62がノズル昇降板49の下面に当接した状態で、ツマミ66がノズルシャフト支持スリーブ56の円周縁57bに引っ掛けられる。このとき、ノズルシャフト支持スリーブ56は、これらのノズルシャフト61を、支持スプリング59の付勢力を利用して支持する。また、昇降位置PUDに位置するノズルシャフト61も、ノズルシャフトフランジ62がノズル昇降板49の下面に当接した状態で、ツマミ66がツマミ把持部95に把持される。このとき、各ノズル70は高さ位置H1よりも高い高さ位置H2で支持される。図4において、ノズルシャフト支持スリーブ56が存在しないとすれば、ノズルシャフト61は自重によって図4よりも下がった位置(ノズルシャフト61の自重とノズルシャフトスプリング67の付勢力とが釣り合う位置)まで下がってしまう。
続いて、CPU101は、8つのノズル70に、順次、部品を吸着させる(S120)。具体的には、CPU101は、部品供給装置20を制御して、テープ21をリールから引き出してピッチ送りすることにより部品供給位置20pに部品を供給する。また、CPU101は、Z軸駆動装置90を制御して、昇降位置PUDにあるノズルシャフト61のツマミ66を把持しているツマミ把持部95を下降させ、そのノズルシャフト61のノズル70を部品供給装置20の部品供給位置20pに供給された部品に接近させる。図7は、ノズル昇降板49が下方位置に位置決めされている状態でノズル70を下降させたときの様子を示す。そして、CPU101は、この状態でノズル70に負圧を供給してノズル70に部品を吸着させる。ツマミ把持部95のカムフォロワ95aがツマミ66を押下してノズル70を下降させると、ノズルシャフトスプリング67は圧縮されるため、ノズルシャフトスプリング67の付勢力によってカムフォロワ95aとツマミ66との接触状態が維持される。その後、CPU101は、Z軸駆動装置90を制御して、ツマミ把持部95によりツマミ66を元の位置まで上昇させ、R軸駆動装置75を制御して、ヘッド本体42を45°旋回させる。すると、部品を吸着したノズル70のノズルシャフト61は昇降位置PUDから45°旋回してノズルシャフト支持スリーブ56の円周縁57bに支持される。また、次のノズルシャフト61が昇降位置PUDに配置されると共にそのツマミ66がツマミ把持部95に把持される。その後、同様にして昇降位置PUDにあるノズルシャフト61のノズル70に部品を吸着させる。なお、図7はノズル昇降板49が下方位置に位置決めされている場合の動作説明図であるが、ノズル昇降板49が上方位置に位置決めされている場合も同様である。
続いて、CPU101は、XYロボット30を制御してヘッドユニット40を基板Sの上方に移動させ(S130)、R軸駆動装置75やZ軸駆動装置90を制御して、順次、ノズル70に吸着された部品を基板Sの所定位置に装着させる(S140)。S130やS140においても、CPU101は、S110と同様にして、ノズル昇降板49を下方位置に位置決めした状態とするか、上方位置に位置決めした状態とするかを決定する。なお、CPU101は、適時、Q軸駆動装置80を制御してノズル70に吸着された部品の向きを変える。その後、CPU101は、基板Sへ実装すべきすべての部品の装着が完了したか否かを判定し(S150)、完了していなければ再びS110以降の処理を実行し、完了したならば本ルーチンを終了する。
ここで、本実施形態のヘッドユニット40の構成要素と本開示のヘッドユニットの構成要素との対応関係を明らかにする。ノズルシャフト61(ノズル70を備えたもの)が部品保持具に相当し、ヘッド本体42が回転体に相当し、Z軸駆動装置90が昇降装置に相当し、ノズルシャフト支持スリーブ56が部品保持具支持部材に相当し、高さ位置H2が所定の高さ位置に相当する。また、ノズル昇降板49が部品保持具昇降板に相当し、支持スプリング59が大型弾性体に相当する。更に、ノズルシャフトスプリング67が小型弾性体に相当し、カムフォロワ95aが押さえ部材に相当する。更にまた、XYロボット30が移動装置に相当し、部品供給装置20が部品供給装置に相当し、制御装置100が制御装置に相当する。なお、大型弾性体は小型弾性体と比較して大きいという意味である。
以上説明したヘッドユニット40では、ヘッド本体42に連動して回転しないように設けられたノズルシャフト支持スリーブ56が、複数のノズルシャフト61のうち昇降位置PUDに位置するもの以外のノズルシャフト61を所定の高さ位置で支持可能となっている。このノズルシャフト支持スリーブ56は、複数のノズルシャフト61が並んだ円周の内側に設けられている。すなわち、ノズルシャフト61に挿通された細いノズルシャフトスプリング67でノズルシャフト61の高さ位置を決めるのではなく、複数のノズルシャフト61に囲まれたノズルシャフト支持スリーブ56でノズルシャフト61の高さ位置を決められるようになっている。したがって、装置構成を大型化することなくノズルシャフト61の高さ、ひいてはノズル70の高さを高く設定することができる。
また、ノズル昇降板49が上方位置に位置決めされると、ノズルシャフト支持スリーブ56が複数のノズルシャフト61のうち昇降位置PUDに位置するもの以外のノズルシャフト61を高さ位置H2で支持スプリング59の付勢力を利用して支持する。一方、ノズル昇降板49が下方位置に位置決めされると、ノズル昇降板49に係止されたノズルシャフト61によってノズルシャフト支持スリーブ56は支持スプリング59の付勢力に抗して押下される。このように、ノズル昇降板49が上方位置と下方位置との間で昇降するのに伴ってノズルシャフト61が昇降する場合でも、ノズル昇降板49が上方位置に位置決めされたときにはノズル70の先端を高さ位置H2で支持することができる。
更に、ノズル昇降板49が上方位置に位置決めされているときにノズルシャフト61がノズルシャフト支持スリーブ56によって支持されていなかったとすると、高さ位置H2よりも低い位置でノズルシャフト61の自重とノズルシャフトスプリング67の付勢力とが釣り合う。そのため、ノズルシャフトスプリング67のサイズは小さくて構わない。
更にまた、ノズルシャフト61の上端に設けたツマミ66をノズルシャフト支持スリーブ56の円周縁57bに引っ掛けることにより、ノズルシャフト61をノズルシャフト支持スリーブ56に支持するようにしたため、比較的構造が簡単である。
そしてまた、ツマミ66は、ノズルシャフト61に対して上下軸66aの周りに回転可能に取り付けられているため、ヘッド本体42が回転するのに伴ってノズルシャフト61が旋回したときに、ノズルシャフト61のツマミ66とノズルシャフト支持スリーブ56の円周縁57bとの間で摩擦による不具合が発生することがない。
そして更に、Z軸駆動装置90のカムフォロワ95aがツマミ66を押下することによりノズルシャフト61を下降させるとき、ノズルシャフトスプリング67の付勢力によってカムフォロワ95aとツマミ66との接触状態が維持されるため、ノズル70を下降させるときにノズル70のがたつきをなくすことができる。そのため、ノズル70による部品保持や部品装着の精度が高まる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、ノズル昇降板49をヘッド本体42の下面に対してエアシリンダ43によって上方位置か下方位置で位置決めするようにしたが、ノズル昇降板49の位置を上方位置で固定してもよい。その場合、ノズル昇降板49を昇降させる機構(エアシリンダ43など)を省略してもよく、ノズルシャフト支持スリーブ56をヘッド本体42の上面に対して昇降させる必要もなくなるため支持スプリング59をなくしてもよい。
上述した実施形態では、ヘッド本体42の上面にノズルシャフト支持スリーブ56を取り付けたが、ヘッドフレーム35にノズルシャフト支持スリーブ56を吊り下げるように取り付けてもよい。
上述した実施形態では、支持スプリング59をヘッド本体42に連動して回転しないようにしたが、支持スプリング59をヘッド本体42に連動して回転するようにしてもよい。例えば、支持スプリング59の下端をフランジパイプ50に固定し、支持スプリング59の上端をベアリングを介してノズルシャフト支持スリーブ56の小径部58に取り付けてもよい。
上述した実施形態では、ノズル昇降板49をヘッド本体42の下面に対してエアシリンダ43によって上方位置か下方位置で位置決めするようにしたが、テレスコピック型エアシリンダを用いて上方位置と下方位置との間の1箇所以上の中間位置でも位置決めするようにしてもよい。また、アクチュエータとしてエアシリンダ43を用いたが、その代わりに油圧シリンダや電磁弁、モータなどを用いてもよい。
上述した実施形態では、ツマミ66は円板状としたが、リング状にしてもよい。
上述した実施形態では、8個のノズル70が等しい間隔で同一円周上に並んだヘッド本体42を例示したが、ノズル70の数は8個に限定されるものではなく、例えば4個とか12個とか20個とか24個とかであってもよい。
上述した実施形態では、部品保持具としてノズル70を例示したが、特にノズル70に限定されるものではなく、部品を保持可能な部材であればよい。例えば、部品を掴んだり放したりするフィンガー形状のチャックを用いてもよい。
上述した実施形態では、ノズル昇降板49が下方位置に位置決めされているとノズル70の先端が部品実装機10の他の部材と干渉する場合に、ノズル昇降板49を上方位置に位置決めしてノズル70を高さ位置H2に上げるようにしたが、ノズル昇降板49を上方位置に設定するのはこれに限られない。例えば、ノズル70を交換したりヘッド本体42を交換したりするときにノズル昇降板49を上方位置に位置決めするようにしてもよい。
本開示のヘッドユニットは、以下のように構成してもよい。
本開示のヘッドユニットは、前記回転体の下面に対してアクチュエータによって昇降可能に設けられ、前記複数の部品保持具が係止された部品保持具昇降板と、前記部品保持具支持部材を弾性支持する大型弾性体と、を備え、前記部品保持具昇降板が所定の上方位置に位置決めされると、前記部品保持具支持部材が前記複数の部品保持具のうち前記昇降位置に位置するもの以外の部品保持具を前記高さ位置で前記大型弾性体の弾性力を利用して支持し、前記部品保持具昇降板が所定の下方位置に位置決めされると、前記部品保持具昇降板に係止された前記部品保持具によって前記部品保持具支持部材が前記大型弾性体の弾性力に抗して押圧されるようにしてもよい。こうすれば、部品保持具昇降板が上方位置と下方位置との間で昇降するのに伴って部品保持具が昇降する場合でも、部品保持具昇降板が上方位置に位置決めされたときには部品保持具を所定の高さ位置で支持することができる。
本開示のヘッドユニットにおいて、前記部品保持具は、小型弾性体を介して前記回転体に支持されており、前記部品保持具支持部材によって前記所定の高さ位置に支持されていない状態では、前記所定の高さ位置よりも低い位置で前記部品保持具の自重と前記小型弾性体の弾性力とが釣り合うようにしてもよい。こうすれば、小型弾性体のサイズを小さくすることができる。
本開示のヘッドユニットにおいて、前記部品保持具は、上端に円板状又はリング状のツマミを有し、前記部品保持具支持部材は、円周縁を有し、該円周縁に前記部品保持具の前記ツマミを引っ掛けた状態で前記部品保持具を支持するようにしてもよい。こうすれば、比較的簡単な構造で、部品保持具支持部材により部品保持具を支持することができる。また、前記ツマミは、前記部品保持具に対して上下軸周りに回転可能に取り付けられていてもよい。こうすれば、回転体が回転するのに伴って部品保持具が旋回したときに、部品保持具のツマミと部品保持具支持部材の円周縁との間で摩擦による不具合が発生することがない。
本開示のヘッドユニットは、部品実装機に利用されるものである。こうした部品実装機は、上述したヘッドユニットと、前記ヘッドユニットを移動させる移動装置と、前記部品保持具に部品を供給可能な部品供給装置と、前記回転体を回転させる動作と前記ヘッドユニットを移動させる動作を伴いながら、前記昇降位置に位置する部品保持具が前記部品供給装置によって供給された部品を保持し、保持終了後に各部品を基板に装着するよう、前記回転体、前記移動装置、前記昇降装置及び前記部品供給装置を制御する制御装置と、を備えたものとしてもよい。この部品実装機では、回転体を回転させる動作とヘッドユニットを移動させる動作を伴いながら、昇降位置に位置する部品保持具が部品供給装置によって供給された部品を保持し、保持終了後に各部品を基板に装着する。ここで、ヘッドユニットは、回転体に連動して回転しないように設けられた部品保持具支持部材が、複数の部品保持具のうち昇降位置に位置するもの以外の部品保持具を所定の高さ位置で支持可能となっている。この部品保持具支持部材は、複数の部品保持具が並んだ円周の内側に設けられている。すなわち、部品保持具に挿通された細いスプリングで部品保持具の高さ位置を決めるのではなく、複数の部品保持具に囲まれた部品保持具支持部材で部品保持具の高さ位置を決められるようになっている。したがって、装置構成を大型化することなく部品保持具の高さを高く設定することができる。
本発明は、部品を基板上に実装する作業を行う各種産業に利用可能である。
10 部品実装機、20 部品供給装置、20p 部品供給位置、21 テープ、22 リール、23 フィーダ台、25 基板搬送装置、26 コンベアベルト、27 支持ピン、30 XYロボット、31 X軸ガイドレール、32 X軸スライダ、33 Y軸ガイドレール、34 Y軸スライダ、35 ヘッドフレーム、36 X軸モータ、37 X軸位置センサ、38 Y軸モータ、39 Y軸位置センサ、40 ヘッドユニット、41 主軸、42 ヘッド本体、43 エアシリンダ、44 円筒穴、45 ピストン、46 ピストンロッド、47 ピストンスリーブ、47a 段差、48 ピストンスプリング、49 ノズル昇降板、50 フランジパイプ、51 パイプ部、52 フランジ部、52a 半円溝、53 ボルト、54 ベアリング、55 カラー、56 ノズルシャフト支持スリーブ、57 大径部、57a 逃がし溝、57b 円周縁、58 小径部、59 支持スプリング、60 ポール、61 ノズルシャフト、62 ノズルシャフトフランジ、63 ロックスリーブ、64 ロックスプリング、65 誘導溝、66 ツマミ、66a 上下軸、67 ノズルシャフトスプリング、70 ノズル、71 ノズルピン、75 R軸駆動装置、76 R軸ギヤ、77 R軸モータ、77a モータギヤ、78 R軸位置センサ、80 Q軸駆動装置、81 第1Q軸ギヤ、82 第2Q軸ギヤ、83 第3Q軸ギヤ、84 Q軸モータ、84a モータギヤ、85 中間パイプ、86 Q軸位置センサ、90 Z軸駆動装置、91 ボールネジ、92 ナット、93 ネジ軸、94 Z軸モータ、95 ツマミ把持部、95a カムフォロワ、96 Z軸位置センサ、100 制御装置、101 CPU、102 ROM、103 HDD、104 RAM、105 入出力インタフェース、106 バス、H1,H2 高さ位置、PUD 昇降位置。

Claims (6)

  1. 部品を保持可能な複数の部品保持具が所定の円周に沿って等しい間隔で配置された回転体を有し、前記回転体を回転させることにより前記複数の部品保持具を旋回させるヘッドユニットであって、
    前記回転体とは独立して設けられ、前記複数の部品保持具のうち前記ヘッドユニットの所定の昇降位置に位置する部品保持具を昇降させる昇降装置と、
    前記回転体に連動して回転しないように前記円周の内側に設けられ、前記複数の部品保持具のうち前記昇降位置に位置するもの以外の部品保持具を所定の高さ位置で支持可能であり、前記昇降位置に位置する部品保持具の前記昇降装置による昇降動作を許容する部品保持具支持部材と、
    を備えたヘッドユニット。
  2. 請求項1に記載のヘッドユニットであって、
    前記回転体の下面に対してアクチュエータによって昇降可能に設けられ、前記複数の部品保持具が係止された部品保持具昇降板と、
    前記部品保持具支持部材を弾性支持する大型弾性体と、
    を備え、
    前記部品保持具昇降板が所定の上方位置に位置決めされると、前記部品保持具支持部材が前記複数の部品保持具のうち前記昇降位置に位置するもの以外の部品保持具を前記高さ位置で前記大型弾性体の弾性力を利用して支持し、前記部品保持具昇降板が所定の下方位置に位置決めされると、前記部品保持具昇降板に係止された前記部品保持具によって前記部品保持具支持部材が前記大型弾性体の弾性力に抗して押圧される、
    ヘッドユニット。
  3. 前記部品保持具は、小型弾性体を介して前記回転体に支持されており、前記部品保持具支持部材によって前記所定の高さ位置に支持されていない状態では、前記所定の高さ位置よりも低い位置で前記部品保持具の自重と前記小型弾性体の弾性力とが釣り合う、
    請求項1又は2に記載のヘッドユニット。
  4. 前記部品保持具は、上端に円板状又はリング状のツマミを有し、
    前記部品保持具支持部材は、円周縁を有し、該円周縁に前記部品保持具の前記ツマミを引っ掛けた状態で前記部品保持具を支持する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッドユニット。
  5. 前記ツマミは、前記部品保持具に対して上下軸周りに回転可能に取り付けられている、
    請求項4に記載のヘッドユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットを移動させる移動装置と、
    前記部品保持具に部品を供給可能な部品供給装置と、
    前記回転体を回転させる動作と前記ヘッドユニットを移動させる動作を伴いながら、前記昇降位置に位置する部品保持具が前記部品供給装置によって供給された部品を保持し、保持終了後に各部品を基板に装着するよう、前記回転体、前記移動装置、前記昇降装置及び前記部品供給装置を制御する制御装置と、
    を備えた部品実装機。
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