JPWO2018181467A1 - アナログ電子時計システムおよびアナログ電子時計 - Google Patents

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Abstract

アナログ電子時計は、時計内部時刻を有し、時計内部時刻に基づいて指針群の回転を制御する。端末機器は、指針群26b〜26eの回転を停止させ、撮像部により指針文字板画像Pを生成し、指針文字板画像Pの一部である識別エリアAS〜AD内で指針群26b〜26eの現在表示位置を検出し、現在表示位置に基づいて現在表示時刻情報を生成し、現在表示時刻情報と時計内部時刻情報との差分に基づいた表示時刻補正情報を生成する。アナログ電子時計は、表示時刻補正情報に基づいて、指針群26b〜26eの表示位置を補正する。表示時刻補正に要する時間を削減することができるアナログ電子時計システムおよびアナログ電子時計を提供する。

Description

本発明は、アナログ電子時計システムおよびアナログ電子時計に関する。
ユーザーが所有する端末機器と、無線通信を介して、時刻に関する時刻情報等の情報を送受信することができるアナログ電子時計が提案されている。アナログ電子時計は、ステップモータにより秒針、分針、時針および日板などの指針群を回転させることにより、内部時刻に基づいた表示位置に指針群を位置させることで、ユーザーに現在時刻を認識させるものである。
ところで、アナログ電子時計は、各種の外的要因により、指針群がずれる場合がある。指針群がずれている場合は、現在内部時刻と、指針群の現在表示位置に基づいた現在表示時刻とがずれることとなる。このため、アナログ電子時計では、表示時刻の補正機能が備わっている(特許文献1参照)。従来、表示時刻補正を行う場合は、指針群を現在表示位置から基準位置となるまで、指針群の位置情報に基づいて回転させている。ユーザーによる手動補正の場合は、ユーザーの指示により、表示時刻補正が開始されると、現在位置情報と、基準位置に対応する基準位置情報とを比較し、指針群を基準位置情報に基づいた表示位置まで回転させ、アナログ電子時計の操作部を操作し、指針群が基準位置とずれている場合は、基準位置となるように指針群を調整し、ユーザーの指示により、指針群を内部時刻に基づいて回転させる。また、端末機器による自動補正の場合も、同様に、ユーザーの指示により、指針群を基準位置情報に基づいた表示位置まで回転させ、ユーザーが端末機器により指針群を含めて文字板を撮像して、生成された画像における指針群の表示位置を認識し、指針群が基準位置とずれていると判断すると、表示時刻補正情報をアナログ電子時計に送信し、表示時刻補正情報を受信したアナログ電子時計が表示時刻補正情報に基づいて、指針群が基準位置となるように自動的に調整し、ユーザーの指示により、指針群を内部時刻に基づいて回転させる。
特開2015−78943号公報
上記アナログ電子時計の表示時刻補正では、指針群を基準位置情報に基づいた表示位置まで回転させることが、補正を行うための条件となっている。指針群の現在表示位置に対応する時刻と基準位置に対応する時刻とが大きく離れている場合は、指針群を基準位置情報に基づいた表示位置まで回転するための回転動作時間および指針群を基準位置から現在内部時刻に対応する表示位置まで回転するための回転動作時間が長くなる。したがって、表示時刻補正に要する時間が長くなり、アナログ電子時計として本来の機能を発揮できない時間が長くなり、ユーザーの不利益となるおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、表示時刻補正に要する時間を削減することができるアナログ電子時計システムおよびアナログ電子時計を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本実施形態におけるアナログ電子時計システムは、インデックスが形成された文字板と、前記文字板上を回転する1以上の指針と、を有するアナログ電子時計と、外部と少なくとも時刻に関する時刻情報を送受信することができる端末側通信部と、前記文字板を撮像し、前記指針および前記文字板に対応する画像を含む指針文字板画像を生成する撮像部と、前記指針文字板画像の前記インデックスに基づいて前記指針の現在表示位置を検出し、前記現在表示位置に基づいて現在表示時刻情報を生成し、前記現在表示時刻情報と、前記アナログ電子時計から受信した時計内部時刻情報との差分に基づいた表示時刻補正情報を生成する端末側制御部と、を有する端末機器と、を備え、前記端末側制御部は、前記撮像部による撮像を行う前に、前記指針の回転を停止する回転停止信号を前記アナログ電子時計に出力し、前記指針文字板画像の一部であり、前記時計内部時刻情報に基づいた前記指針の予定表示位置と、前記インデックスと、を含む識別エリア内で前記指針の現在表示位置を検出し、前記表示時刻補正情報を前記アナログ電子時計に出力し、前記アナログ電子時計は、前記回転停止信号に基づいて、前記指針の回転を停止し、前記表示時刻補正情報に基づいて、前記指針の表示位置を補正する、ことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本実施形態におけるアナログ電子時計は、インデックスが形成された文字板と、前記文字板上を回転する1以上の指針と、前記指針を回転させる駆動機構部と、外部と少なくとも時刻に関する時刻情報を送受信することができる時計側通信部と、少なくとも、時計内部時刻を有し、前記時計内部時刻に基づいて前記駆動機構部による前記指針の回転駆動を制御する時計側制御部と、を備え、前記時計側制御部は、端末機器からの回転停止信号に基づいて、前記駆動機構部による前記指針の回転を停止し、前記指針および前記文字板に対応する画像を含む指針文字板画像の一部であり、時計内部時刻情報に基づいた前記指針の予定表示位置と、前記インデックスと、を含む識別エリア内で検出された前記指針の現在表示位置に基づいて生成された現在表示時刻情報と、アナログ電子時計から受信した時計内部時刻情報との差分に基づいた前記端末機器からの表示時刻補正情報に基づいて、前記指針の表示位置を補正する、ことを特徴とする。
本発明におけるアナログ電子時計システムおよびアナログ電子時計は、表示時刻補正を行う際に、指針の回転を停止し、指針文字板画像の一部である識別エリア内で指針の現在位置を検出するので、指針を基準位置情報に基づいて回転させずに表示時刻補正を行うことができる。また、指針文字板画像の全エリア内で指針の表示位置を検出することなく表示時刻補正を行うことができる。これらにより、表示時刻補正に要する時間を削減することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態におけるアナログ電子時計システムの全体構成図である。 図2は、実施形態におけるアナログ電子時計のブロック図である。 図3は、実施形態における端末機器のブロック図である。 図4は、端末機器により撮像された指針文字板画像および識別エリア(通常)を示す図である。 図5は、実施形態におけるアナログ電子時計システムによる表示時刻補正処理のシーケンス図である。 図6は、端末機器における表示時刻補正処理のフロー図である。 図7は、アナログ電子時計における表示時刻補正処理のフロー図である。 図8は、指針文字板画像に対する識別エリア(拡大)の説明図である。 図9は、変形例における指針文字板画像に対する識別エリアの説明図である。 図10は、変形例における指針文字板画像に対する識別エリアの説明図である。 図11は、変形例における端末機器の表示面に対する注意表示画像の表示例を示す図である。 図12は、変形例における端末機器の表示面に対する注意表示画像の表示例を示す図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態〕
図1は、実施形態におけるアナログ電子時計システムの全体構成図である。図2は、実施形態におけるアナログ電子時計のブロック図である。図3は、実施形態1における端末機器のブロック図である。図4は、端末機器により撮像された指針文字板画像および識別エリア(通常)を示す図である。
実施形態にかかるアナログ電子時計システム1は、アナログ電子時計2と、端末機器3とを備える。アナログ電子時計システム1は、アナログ電子時計2と端末機器3との間で、時刻に関する時刻情報を互いに送受信することで、アナログ電子時計2に対する表示時刻補正を行うものである。本実施形態におけるアナログ電子時計システム1は、アナログ電子時計2と端末機器3との間の通信手段として、近距離無線通信手段の1つであるBluetooth(登録商標)を用いる場合について説明するが、通信手段はこれに限定されるものではなく、他の近距離無線通信手段や広域通信網等を用いてもよい。
アナログ電子時計2は、後述するアナログ表示部26を有する時計であり、アナログ表示部26における秒針26b、分針26c、時針26dおよび日板26e(以下、単に「指針群26b〜26e」ともいう)と、文字板26aとの位置関係に対応する時刻をユーザーに認識させるものである。アナログ電子時計2は、アンテナ21と、通信部22と、制御部23と、電源部24と、駆動機構部25と、アナログ表示部26と、操作部27と、を有する。本実施形態におけるアナログ電子時計2は、ユーザーが腕に装着する腕時計として説明するが、置き時計や掛け時計であってもよい。
アンテナ21は、時計側通信部の一部を構成するものであり、近距離無線通信規格の一つであるBluetooth規格の電波を受信するものである。アンテナ21は、通信部22と接続されている。
通信部22は、時計側通信部の一部を構成するものであり、外部と少なくとも時刻に関する時刻情報を送受信することができるものである。通信部22は、Bluetoothモジュール22aと変換部22bとを有する。Bluetoothモジュール22aは、アンテナ21を介して、外部である端末機器3との間でBluetooth通信を行うための通信制御モジュールである。変換部22bは、シリアル信号をパラレル信号に変換、あるいはパラレル信号をシリアル信号に変換するものである。制御部23から出力され、外部に送信される送信情報(送信データ)は、変換部22bにおいてシリアル/パラレル変換等の信号処理が行われ、Bluetoothモジュール22aからアンテナ21を介して端末機器3に送信される。一方、アンテナ21を介して、Bluetoothモジュール22aが受信した受信情報(受信データ)は、変換部22bにおいてシリアル/パラレル変換等の信号処理が行われ、制御部23に出力される。
制御部23は、時計側制御部であり、アナログ電子時計2に含まれる各種回路や機構等を制御するものであり、少なくとも時計内部時刻に基づいて駆動機構部25による指針群26b〜26eの回転を制御するものである。また、制御部23は、指針群26b〜26eの基準位置情報を記憶しており、基準位置情報を更新するものである。制御部23は、マイクロコントローラ23aと、モータ駆動回路23bと、不揮発性メモリ23cと、RTC(Real Time Clock)23dとを有する。
マイクロコントローラ23aは、演算部23eと、RAM(Random Access Memory)23fと、ROM(Read Only Memory)23gと、を有する。マイクロコントローラ23aは、1つの集積回路により構成されている。演算部23eは、RTC23dから出力されたクロック信号に含まれるパルスを図示しないカウンタによりカウントする。演算部23eは、ROM23gに格納されたプログラムにしたがって各種の情報処理を行う。本実施形態における演算部23eは、表示時刻補正処理を実行する。演算部23eは、カウントされたパルスの数に応じた時計内部時刻を決定する。RAM23fは、演算部23eのワークメモリとして機能し、演算部23eの処理対象となる情報が書き込まれる。また、RAM23fは、制御部23により時計内部時刻に基づいて指針群26b〜26eの回転を駆動機構部25により制御する指針群26b〜26eの制御動作に基づく、それぞれの現在位置情報を記憶するものでもある。
モータ駆動回路23bは、演算部23eにより決定された時計内部時刻に基づいて、駆動機構部25に含まれる後述するステップモータ25a〜25cをそれぞれ駆動する駆動信号を出力する。
不揮発性メモリ23cは、電源部24により、制御部23に電力が供給されていない場合や、アナログ電子時計2を再起動する場合等において、情報を保持するメモリである。不揮発性メモリ23cは、指針群26b〜26eの基準位置情報が記憶されている。本実施形態における基準位置情報は、予め設定されている基準位置に基づく情報である。ここで、基準位置は、例えば、秒針26b、分針26c、時針26dが文字板26aの12時を指す位置であり、かつ、日板26eが文字板26aの日窓26gから「1」を視認できる位置である。基準位置情報は、基準時刻(1日午前12時00分00秒)における指針群26b〜26eのそれぞれの位置に関する初期値情報である。不揮発性メモリ23cは、例えば、フラッシュメモリやEEPROM等である。
RTC23dは、アナログ電子時計2の内部で計時に使用されるクロック信号をマイクロコントローラ23aに出力するものである。
電源部24は、アナログ電子時計2の電力源であり、通信部22、制御部23、駆動機構部25等、アナログ電子時計2内の各部に対して電力を供給する。電源部24は、発電回路24aと、バッテリ24bと、電源電圧検出回路24cとを有する。
発電回路24aは、アナログ表示部26の後述する文字板26aの下側に配置される光発電素子を含むものである。発電回路24aは、文字板26aに対して照射される太陽光等の外光によって発電するものであり、発電した電力をバッテリ24bに供給するものである。
バッテリ24bは、充放電可能な二次電池であり、例えば、リチウムイオン電池等である。バッテリ24bは、充電および放電を管理する図示しないバッテリーマネジメント回路により、発電回路24aが発電した電力を充電、あるいはアナログ電子時計2内の各部に対して電力を供給するために放電する。
電源電圧検出回路24cは、バッテリ24bの電圧を測定する回路である。測定された電圧を示す信号は、マイクロコントローラ23aに出力される。
駆動機構部25は、モータ駆動回路23bから出力される駆動信号に応じて回転駆動(例えば、1制御パルスごとに180度)する複数のステップモータ25a,25b,25cと、図示しない輪列とを有する。駆動機構部25は、各ステップモータ25a〜25cの回転力を輪列が伝達することで、指針群26b〜26eを予め設定されている1回の回転量ごとに回転させる。本実施形態においては、ステップモータ25aにより秒針26bが回転され、ステップモータ25bにより分針26cおよび時針26dが回転され、ステップモータ25cにより日板26eが回転される。ここで、分針26cおよび時針26dは、連動して回転するものであり、時針26dが分針26cの回転速度に対して1/12の比で連動して回転する。ステップモータ25a〜25cは、秒針26bに対して6度、分針26cに対して1度、日板26eに対して360/(31×170)度を1回の回転量として、回転させる。
アナログ表示部26は、アナログ電子時計2のうち外部から視認可能な位置に配置されている。アナログ表示部26は、図1および図2に示すように、文字板26aと、秒針26bと、分針26cと、時針26dと、日板26eとを有する。文字板26aは、円盤状に形成されており、外光を透過するものである。文字板26aは、インデックス26fと、日窓26gが形成されている。インデックス26fは、秒針26b、分針26cおよび時針26d(以下、単に「3針26b〜26d」ともいう)との相対位置により、ユーザーに現在時刻を認識させるものである。インデックス26fは、文字板26aに対して周方向に等間隔に形成されている。本実施形態におけるインデックス26fは、6度ごとに等間隔に形成されるものと、30度ごとに等間隔に形成されるものとがある。日窓26gは、文字板26aの上下方向において日板26eと対向する位置に形成されており、文字板26aを上下に貫通するものである。本実施形態における日窓26gは、矩形形状であり、文字板26aにおいて「3時」の位置に形成されている。秒針26b、分針26cおよび時針26dは、図示しないフレームに回転自在に支持されており、文字板26aの上側、例えば文字板26aの中心部において同軸上を回転する。秒針26b、分針26cおよび時針26dは、文字板26a上のインデックス26fに対する位置を指し示すことで、表示時刻の秒、分、時を指し示す。日板26eは、図示しないフレームに回転自在に支持されており、文字板26aの下側を回転する。日板26eは、日窓26gにより文字板26aの上側に露出可能であり、日窓26gを介して、時刻のうち「日」を指し示す。日板26eは、日を識別することができる識別パターン、本実施形態では1〜31の数字が周方向に等間隔に配置して形成されている。秒針26bは現在時刻のうち「秒」を指し、分針26cは現在時刻のうち「分」を指し、時針26dは現在時刻のうち「時」を指すものである。本実施形態における3針26b〜26dは、分針26c、秒針26b、時針26dの順で、回転半径方向において文字板26aの中心からの長さが短く形成されている。
操作部27は、例えば、リューズや操作ボタン等である。操作部27は、ユーザーが操作することで、入力操作に応じた操作内容が制御部23に出力される。ここで、制御部23は、操作内容に応じて、各種の処理を実行する。
端末機器3は、アナログ電子時計2とは別個であり、アナログ電子時計システム1の表示時刻補正機能に対応する表示時刻補正アプリケーション(以下、単に、「アプリ」ともいう)が、端末機器3の初期時(工場出荷時)から記憶部37に記憶、あるいは外部サーバからダウンロードや接続された記録媒体から読み込むことで記憶部37に記憶されるものである。本実施形態における端末機器3は、一部の機能として、アナログ電子時計システム1としての機能を有し、他の機能、例えば、電話機能、インターネット接続機能などを有しているスマートフォン、タブレットなどの携帯端末であるがこれに限定されるものではなく、ノートパソコンなどのパーソナルコンピュータであってもよい。端末機器3は、図1、図3に示すように、撮像部31と、タッチパネル部32と、アンテナ33と、通信部34と、制御部35と、電源部36と、記憶部37と、内蔵時計部38と、音声入出力部39とを含んで構成されている。なお、端末機器3は、要求される機能に応じて、例えば、振動発生部などが追加されてもよい。
撮像部31は、アナログ電子時計2の文字板26aを撮像するものであり、図4に示すように、指針群26b〜26eおよび文字板26aに対応する画像を含む指針文字板画像Pを生成するものである。撮像部31は、端末機器3の裏面(タッチパネル部32の後述する表示面32aが設けられている面と反対側の面)に配置されており、電源部36からの電力により駆動する撮像素子が面状に配列されたCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの撮像センサ31aを有するものである。撮像センサ31aは、露光ごとに、入射される光に応じた出力値に基づいて指針文字板画像Pを生成し、画像信号として制御部35に出力する。撮像部31は、撮像センサ31aの撮像条件、すなわち露光タイミング、露光時間などに基づいて、各撮像素子を駆動制御する。ここで、指針文字板画像Pは、文字板26aに対応する画像、秒針26bに対応する画像、分針26cに対応する画像、時針26dに対応する画像、日板26eのうち日窓26gから露出する部分に対応する画像、インデックス26fに対応する画像が含まれる。
タッチパネル部32は、表示部および入力部として機能するディスプレイである。タッチパネル部32は、表示部の機能として、表示面32aを有し、撮像部31により撮像された指針文字板画像Pを表示面32aに表示する。タッチパネル部32は、端末機器3の表面に配置されており、電源部36からの電力により駆動する液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどのディスプレイである。タッチパネル部32は、制御部35から出力される画像データ信号に基づいて、撮像部31により撮像された画像である指針文字板画像Pを表示する。タッチパネル部32は、入力部としての機能として、ユーザーが任意の位置を押圧することで、操作入力位置に対する操作入力信号が制御部35に出力される。
アンテナ33は、端末側通信部の一部を構成するものであり、少なくともBluetooth規格の電波を受信するものである。アンテナ33は、通信部34と接続されている。
通信部34は、端末側通信部の一部を構成するものであり、外部と少なくとも時刻に関する時刻情報を送受信することができるものである。本実施形態における通信部34は、通信部22と同様に、アンテナ33を介して、少なくとも外部であるアナログ電子時計2との間でBluetooth通信を行うための図示しないBluetoothモジュールおよび変換部を有する。制御部35から出力される送信情報(送信データ)、例えば時刻情報は、通信部34の変換部において信号処理が行われ、Bluetoothモジュールからアンテナ33を介してアナログ電子時計2に送信される。一方、アンテナ33を介して、通信部34のBluetoothモジュールが受信した受信情報(受信データ)、例えば時刻情報は、変換部において信号処理が行われ、制御部35に出力される。また、通信部34は、各地に設置されている基地局と、無線通信により、情報の送受信を行うことができるものでもある。
制御部35は、端末側制御部であり、撮像部31を含む端末機器3を構成する機器を制御するものである。制御部35は、上記アプリを実行することで、アナログ電子時計2の指針群26b〜26eの回転を停止させ、アナログ電子時計2の回転停止状態におけるアナログ表示部26の撮像を実現するものである。また、制御部35は、撮像部31が生成した指針文字板画像Pを画像処理することで、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出し、現在表示時刻情報を生成するものである。また、制御部35は、アナログ電子時計2から受信した時計内部時刻情報と、撮像部31が生成した指針文字板画像Pから検出した現在表示時刻情報とを比較し、表示時刻補正情報をアナログ電子時計2に向けて出力するものである。ここで、制御部35のハードウェア構成は、周知の端末機器の制御部のハードウェア構成と同一であり、例えば、図示しない演算部、RAM、ROMを有する。
電源部36は、端末機器3の電力源であり、撮像部31と、タッチパネル部32と、通信部34と、制御部35と、記憶部37と、内蔵時計部38と、音声入出力部39等、端末機器3を構成する各種の機器に対して電力を供給する。電源部36は、少なくとも充放電可能なバッテリを有する。
記憶部37は、制御部35が実行する表示時刻補正アプリケーションに対応するプログラムを含む各種のプログラム、初期設定情報などを記憶するものである。記憶部37は、例えば、フラッシュメモリやEEPROM等である。
内蔵時計部38は、端末内部時刻を計時して保持するカウンタである。端末機器3では、制御部35により端末内部時刻が読み出され、タッチパネル部32の表示面32aに表示される。また、端末機器3では、制御部35により、端末内部時刻と設定時刻とを比較することで、各種動作が行われる。端末内部時刻は、通信部34によって端末機器3と基地局との通信が行われている際に、基地局から取得される基地局側時刻情報に基づいて、制御部35により随時更新が行われる。
音声入出力部39は、主にユーザーと端末機器3との間で音声を介して情報を伝達するものである。音声入出力部39は、マイク39aと、スピーカー39bとを有する。マイク39aは、主に、ユーザーの音声を入力するものであり、音波を音声信号に変換し、制御部35などに出力するものである。スピーカー39bは、主に、ユーザーに対して音声を出力するものであり、制御部35などから出力された音声信号を音波に変換し、端末機器3の外部に出力するものである。
次に、本実施形態におけるアナログ電子時計システム1による表示時刻補正について説明する。図5は、実施形態におけるアナログ電子時計システムによる表示時刻補正処理のシーケンス図である。図6は、端末機器における表示時刻補正処理のフロー図である。図7は、アナログ電子時計における表示時刻補正処理のフロー図である。図8は、指針文字板画像に対する識別エリア(拡大)の説明図である。以下、図5のシーケンスについて、図6および図7のフロー図を用いて詳しく説明する。
まず、ユーザーは、図5に示すように、端末機器3において表示時刻補正アプリケーションを起動する。ここで、アプリの起動は、例えば、ユーザーが表示面32aに表示されたアプリに対応する起動ボタンのアイコンを押下する(表示面32aのうち、起動ボタンのアイコン表示位置に対して操作入力する)。ここで、本実施形態における端末機器3の通信部34は、アプリの起動により、アナログ電子時計2の通信部22との間で、Bluetooth通信を確立する。
次に、端末機器3の制御部35は、図6に示すように、アプリが起動しているか否かを判断する(ステップST301)。
次に、制御部35は、アプリが起動していると判断する(ステップST301:Yes)と、アナログ電子時計2に対して回転停止信号を送信する(ステップST302)。現時点で、アナログ電子時計2の指針群26b〜26eが回転状態であるため、制御部35は、指針群26b〜26eが停止している状態で撮像部31による撮像ができるように、通信部34,22を介して、指針群26b〜26eの回転を停止させる回転停止信号を制御部23に出力する。なお、制御部35は、アプリが起動していないと判断する(ステップST301:No)と、アプリが起動されるまでステップST301を繰り返す。
次に、アナログ電子時計2の制御部23は、図7に示すように、回転停止信号を受信したか否かを判断する(ステップST201)。
次に、制御部23は、回転停止信号を受信したと判断する(ステップST201:Yes)と、指針群26b〜26eの回転を停止する(ステップST202)。ここでは、制御部23は、モータ駆動回路23bに対して駆動機構部25に出力している駆動信号の出力を停止させる。これにより、アナログ電子時計2は、指針群26b〜26eが現在表示位置において停止することとなる。また、制御部23は、カウンタによるカウントを禁止し、時計内部時刻情報の更新、すなわち時計内部時刻の計時を停止する。なお、制御部23は、回転停止信号を受信していないと判断する(ステップST201:No)と、回転停止信号を受信するまでステップST201を繰り返す。
次に、制御部23は、端末機器3に対して時計内部時刻情報を送信する(ステップST203)。現時点で、指針群26b〜26eが回転停止状態であるため、指針群26b〜26eが回転を停止した際の時計内部時刻情報に基づいた指針群26b〜26eの予定表示位置と現在表示位置とを端末機器3において比較するために、通信部22,34を介して、時計内部時刻情報を制御部35に出力する。
次に、制御部35は、図6に示すように、時計内部時刻情報を受信したか否かを判断する(ステップST303)。
次に、制御部35は、時計内部時刻情報を受信したと判断する(ステップST303:Yes)と、撮像部31を起動する(ステップST304)。ここでは、制御部35は、時計内部時刻情報を取得し、指針群26b〜26eが回転停止状態のアナログ表示部26を撮像するために、撮像部31を起動する。制御部35は、撮像部31が起動されると、撮像部31からリアルタイムに出力される画像信号に基づいた画像を表示面32aに表示させる。つまり、ユーザーは、表示面32aを視認することで、撮像部31が撮像しようとする被写体、すなわちアナログ表示部26を確認することができる。また、制御部35は、撮像部31による撮像を指示するシャッターをアイコンとして表示する。なお、制御部35は、時計内部時刻情報を受信していないと判断する(ステップST303:No)と、時計内部時刻情報を受信するまでステップST303を繰り返す。また、制御部35は、一定期間、時計内部時刻情報を受信していない場合に、アナログ電子時計2との通信が不通であることをユーザーに認識させる注意表示画像を表示面32aに表示したのち、後述するアプリを終了(ステップST313)してもよい。また、アナログ電子時計2との通信が不通である場合は、アナログ電子時計2との通信が確立できない状態か、アナログ電子時計2の電池容量が低下しており、指針群26b〜26eの回転が停止している状態である可能性もあるため、アナログ電子時計2との通信が不通であることとともに、アナログ電子時計2との通信を確立すること、またはアナログ電子時計2の充電をユーザーに促す注意表示画像を合わせて表示面32aに対して表示してもよい。
次に、制御部35は、シャッターが押下されたか否かを判断する(ステップST305)。
次に、制御部35は、シャッターが押下されたと判断する(ステップST305:Yes)と、指針文字板画像Pを生成する(ステップST306)。ここでは、制御部35は、ユーザーにより表示面32aに表示されたシャッターのアイコンが押下されると、撮像部31による撮像を指示する撮像指示信号を撮像部31に出力し、撮像部31による撮像が行われ、指針文字板画像Pが生成される。また、制御部35は、シャッターが押下されていないと判断する(ステップST305:No)と、シャッターが押下されるまで、ステップST305を繰り返す。
次に、制御部35は、識別エリアAS,AM,AH,AD(以下、単に「AS〜AD」ともいう)を決定する(ステップST307)。ここでは、制御部35は、図4に示すように、秒針26bに対応する識別エリアAS、分針26cに対応する識別エリアAM、時針26dに対応する識別エリアAH、日板26eに対応する識別エリアADを決定する。各識別エリアAS〜ADは、指針文字板画像Pの一部である。識別エリアAS,AM,AHは、文字板26aに対する秒針26b、分針26c、時針26dの時計内部時刻情報に基づいたそれぞれの予定表示位置およびインデックス26fがそれぞれ含まれることを条件に決定される通常の識別エリアである。本実施形態における識別エリアAS,AM,AHは、指針文字板画像Pにおける文字板26aの中心を基準とする中心角が同一の扇型(予定表示時刻±30度)であり、回転半径方向外側端部がインデックス26fよりも回転半径方向外側に位置するように形成されている。ここで、文字板26aに対する日窓26gの位置は、3針26b〜26dと異なり変化せず、アナログ電子時計2の機種が異なっても数カ所である。したがって、制御部35は、予め文字板26aに対する日窓26gの位置を数種類設定しておき、数種類の中から識別エリアADを決定する。
次に、制御部35は、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出できたか否かを判断する(ステップST308)。ここでは、制御部35は、各識別エリアAS〜AD内で、秒針26b、分針26c、時針26dおよび日板26e(日板26eの識別パターン)を検出し、文字板26aに対する現在表示位置を検出する。本実施形態における制御部35は、指針文字板画像Pのうち、各識別エリアAS〜ADにおける画像に対して、パターンマッチング処理を行うことで、指針群26b〜26eおよびインデックス26fを検出する。ここで、パターンマッチング処理は、各識別エリアAS〜ADにおける各画素が有する輝度、彩度、明度、色相などの値を比較して、幾何学形状情報、本実施形態では、例えば細長い形状、識別パターンなどを抽出するものである。
次に、制御部35は、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出できたと判断する(ステップST308:Yes)と、現在表示時刻情報を生成する(ステップST309)。ここでは、制御部35は、検出した3針26b〜26dとインデックス26fとの相対位置に基づいて、現在表示時刻における「秒」、「分」、「時」を決定する。文字板26aに対する各識別エリアAS,AM,AH(以下、単に「AS〜AH」ともいう)の位置は、制御部35が識別エリアAS〜AHを決定した際に、制御部35により認識されている。したがって、制御部35は、各識別エリアAS〜AH内で検出されたインデックス26fが文字板26aのどのインデックス26fであるかを把握することができる。つまり、制御部35は、検出した3針26b〜26dとインデックス26fとの相対位置を認識することができるとともに、3針26b〜26dの表示位置を認識することができ、3針26b〜26dの表示位置に基づいて現在表示時刻における「秒」、「分」、「時」を決定する。一方、制御部35は、検出した日板26eの識別パターンにより、現在表示時刻における「日」を決定する。ここで、制御部35は、時計内部時刻情報を取得しているため、日窓26gから露出する日板26eの予想識別パターンに基づいて、日板26eの現在表示位置を検出することができる。
次に、制御部35は、表示時刻補正情報を生成する(ステップST310)。ここでは、制御部35は、現在表示時刻情報と、アナログ電子時計2から取得した時計内部時刻情報との差分に基づいた表示時刻補正情報を生成する。本実施形態における制御部35は、時計内部時刻から現在表示時刻との差分として、「秒」に関する秒差分情報、「分・時」に関する分時差分情報、「日」に関する日差分情報を表示時刻補正情報として算出する。
次に、制御部35は、アナログ電子時計2に対して表示時刻補正情報を送信する(ステップST311)。現時点で、アナログ電子時計2の指針群26b〜26eが回転停止状態であるため、制御部35は、時計内部時刻の計時を停止している状態で、各指針群26b〜26eを駆動機構部25によりそれぞれ回転させることができるように、通信部34,22を介して、指針群26b〜26eの表示位置を補正する表示時刻補正情報を制御部23に出力する。
次に、制御部23は、図7に示すように、表示時刻補正情報を受信したか否かを判断する(ステップST204)。
次に、制御部23は、表示時刻補正情報を受信したと判断する(ステップST204:Yes)と、表示時刻補正情報に基づいて指針群26b〜26eの表示位置を補正する(ステップST205)。ここでは、制御部23は、時計内部時刻ではなく、表示時刻補正情報、すなわち「秒」に関する秒差分情報、「分・時」に関する分時差分情報、「日」に関する日差分情報に基づいて、駆動機構部25の各ステップモータ25a〜25cに対してモータ駆動回路23bが駆動信号を出力する。したがって、指針群26b〜26eは、現在の表示位置から表示時刻補正情報に基づいた補正表示位置にそれぞれ回転する。なお、現在位置情報は、現在の表示位置から補正表示位置に対応する位置情報となり、RAM23fに記憶される。また、制御部23は、表示時刻補正情報を受信していないと判断する(ステップST204:No)と、表示時刻補正情報を受信するまでステップST204を繰り返す。
次に、制御部23は、指針群26b〜26eの回転を再開する(ステップST206)。ここでは、制御部23は、時計内部時刻の計時を再開するとともに、時計内部時刻に基づいてモータ駆動回路23bおよび駆動機構部25を介して、指針群26b〜26eの回転を再開させる。
次に、制御部23は、端末機器3に対して表示時刻補正完了通知を送信する(ステップST207)。現時点で、アナログ電子時計2の表示時刻補正が完了し、指針群26b〜26eが回転再開状態であるため、制御部23は、アプリを終了できるように、通信部22,34を介して、アプリ終了のトリガーとなる表示時刻補正完了通知を制御部35に出力する。
次に、制御部35は、図6に示すように、表示時刻補正完了通知を受信したか否かを判断する(ステップST312)。
次に、制御部35は、表示時刻補正完了通知を受信したと判断する(ステップST312:Yes)と、アプリを終了する(ステップST313)。ここでは、制御部35は、表示時刻補正完了通知を受信すると、例えば、表示面32aに表示時刻補正が完了した旨をユーザーに認識させる注意喚起表示を表示したのち、アプリを終了する。また、制御部35は、表示時刻補正完了通知を受信していないと判断する(ステップST312:No)と、表示時刻補正完了通知を受信するまでステップST312を繰り返す。
また、制御部35は、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出できないと判断する(ステップST308:No)と、識別エリアを拡大する(ステップST313)。本実施形態における制御部35は、各識別エリアAS、AM、AH内で3針26b〜26dの現在表示位置を検出することができないと判断すると、図8に示すように、指針文字板画像Pのうち、文字板26aに対応する画像を各識別エリアAS、AM、AHとする。なお、制御部35は、各識別エリアAS、AM、AH内で3針26b〜26dの現在表示位置を検出することができないと判断すると、各識別エリアAS、AM、AHにおける回転半径方向における長さ、回転方向における長さを段階的に大きくしてもよく、最終的に指針文字板画像Pの全部を各識別エリアAS、AM、AHとしてもよい。
次に、制御部35は、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出できたか否かを判断する(ステップST314)。本実施形態における制御部35は、拡大された各識別エリアAS〜AH内および識別エリアAD内で、秒針26b、分針26c、時針26dおよび日板26eを検出し、文字板26aに対する現在表示位置を検出する。なお、制御部35は、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出できたと判断する(ステップST314:Yes)と、ステップST309〜ステップST313を行う。一方、制御部35は、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出できないと判断する(ステップST314:No)と、例えば、表示面32aに現在表示一を認識できなかった旨をユーザーに認識させる注意喚起表示を表示したのち、アプリを終了する(ステップST313)。
以上のように、本実施形態におけるアナログ電子時計システム1では、回転している指針群26b〜26eを回転停止させて、時計内部時刻情報と、現在表示位置に基づいた現在表示時刻情報と、に基づいて表示時刻補正情報を生成し、指針群26b〜26eが回転停止状態において指針群26b〜26eを表示時刻補正情報に基づいて補正し、指針群26b〜26eの回転を再開する。ここで、一般的に、ユーザーが行う表示時刻補正では、時計内部時刻と現在表示時刻とが大きくずれていることが少なく、表示時刻補正において指針群26b〜26eを補正する際の指針群26b〜26eの回転量は少ない。したがって、表示時刻補正情報により指針群26b〜26eを現在の表示位置から補正表示位置まで回転させる時間は、表示時刻補正のうち他の動作、処理に要する時間よりも短いため、表示時刻補正のうち他の動作、処理に要する時間を短くすることが、表示時刻補正に要する時間の削減ために効果的である。アナログ電子時計システム1は、指針文字板画像Pを生成するために、指針群26b〜26eを現在表示位置から基準位置まで回転することを行わない。つまり、表示時刻補正は、表示時刻補正開始からアナログ表示部26を撮像部31により撮像するまでの時間を削減することができる。また、表示時刻補正は、指針文字板画像Pを生成した後は、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出するための画像処理時間と、表示時刻補正情報により指針群26b〜26eを現在の表示位置から補正表示位置まで回転させる時間とを要するのみで、指針群26b〜26eを時計内部時刻に基づいた回転を再開することができる。これにより、アナログ電子時計システム1は、指針群26b〜26eを基準位置情報に基づいて回転させずに表示時刻補正を行うことができるので、表示時刻補正に要する時間を削減することができる。
また、アナログ電子時計システム1では、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出する際に、指針文字板画像Pの全部を指針群26b〜26eの検出対象とせず、指針文字板画像Pの一部である識別エリアAS〜ADを検出対象とするので、検出対象となる画素数を削減することができる。したがって、アナログ電子時計システム1は、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出するための画像処理時間を削減することができるので、表示時刻補正に要する時間を削減することができる。また、アナログ電子時計システム1は、指針文字板画像Pの一部である識別エリアAS〜ADを検出対象とするので、指針文字板画像Pの全部を検出対象とする場合に比べ、文字板26aの模様やロゴなどのノイズを抑制でき、誤検出などを抑制することができ、検出精度を向上することができる。
また、時計内部時刻と現在表示時刻とのずれは、時計内部時刻に基づいた表示位置と現在表示位置とのずれであり、すなわち基準位置と、指針群26b〜26eが現在位置情報と基準位置情報とに基づいて実際の基準位置まで回転した際における実基準位置とのずれである。つまり、アナログ電子時計システム1は、時計内部時刻と現在表示時刻との差分に基づいた表示時刻補正情報により、基準位置の補正を行うこともできる。この場合、アナログ電子時計システム1は、表示時刻補正情報に基づいて不揮発性メモリ23cに記憶されている基準位置情報を補正、すなわち更新する。したがって、アナログ電子時計システム1は、指針群26b〜26eを基準位置まで回転させることなく、表示時刻補正に伴い基準位置情報を補正することができる。
また、アナログ電子時計システム1は、通常の各識別エリアAS、AM、AH内で3針26b〜26dの現在表示位置を検出することができないと判断すると、指針文字板画像Pのうち、文字板26aを含む拡大された各識別エリアAS〜AH内で3針26b〜26dの現在表示位置を検出することとなる。したがって、アナログ電子時計システム1は、例えば、3針26b〜26dのずれ量が大きく、通常の各識別エリアAS、AM、AH内に3針26b〜26dに対応する画像がない場合において、指針文字板画像Pのうち、文字板26aに対応する画像よりも大きい画像を各識別エリアAS〜AHとするので、3針26b〜26dを検出することができる。これにより、アナログ電子時計システム1は、指針文字板画像Pにより、各指針群26b〜26eを確実に検出することができ、表示時刻補正を確実に実行することができる。
〔変形例〕
なお、上記実施形態におけるアナログ電子時計システム1は、通常の各識別エリアAS、AM、AHを同一形状としたが、これに限定されるものではない。図9は、変形例における指針文字板画像に対する識別エリアの説明図である。図10は、変形例における指針文字板画像に対する識別エリアの説明図である。制御部35は、各識別エリアAS、AM、AHを決定する際に、3針26b〜26dのそれぞれの回転半径方向における長さに応じて、識別エリアにおける回転半径方向のエリア長さを異ならせてもよい。ここで、制御部35は、3針26b〜26dとインデックス26fとの相対位置に基づいて、各識別エリアAS、AM、AHにおいて3針26b〜26dを検出することとなる。したがって、検出においては、各識別エリアAS、AM、AHに、インデックス26fに対応する画像と3針26b〜26dの回転半径方向外側の一部に対応する画像があればよい。つまり、3針26b〜26dのうち回転半径方向外側の端部である先端部がインデックス26fに近いものは、先端部がインデックス26fより遠いものよりも、回転半径方向におけるエリア長さを短くすることができる。そこで、制御部35は、図9に示すように、3針26b〜26dのうち、3針26b〜26dとインデックス26fとの相対位置が他の3針26b〜26dに対して離れている指針、本実施形態における時針26dに対応する識別エリアAHを秒針26b、分針26cに対応する識別エリアAS,AMよりも、回転半径方向において広く決定する。これにより、各識別エリアAS〜AHの回転半径方向における長さを異ならせることで、各識別エリアAS〜AHにおいて検出対象となる画素数を削減することができる。したがって、アナログ電子時計システム1は、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出するための画像処理時間を削減することができるので、表示時刻補正に要する時間をさらに削減することができる。
また、制御部35は、各識別エリアAS、AM、AHを決定する際に、3針26b〜26dの1回の回転量に応じて、識別エリアにおける回転方向のエリア長さを異ならせてもよい。ここで、3針26b〜26dの1回の回転量が異なり、秒針26b、分針26c、時針26dの順で1回の回転量が小さくなる。時計内部時刻と現在表示時刻とのずれは、1回の回転量が大きいほど大きくなる傾向にあるため、時針26d、分針26c、秒針26bの順で、時計内部時刻に基づいた表示位置と現在表示位置とのずれが大きくなる可能性が高くなる。したがって、検出においては、各識別エリアAS、AM、AHにおいて、3針26b〜26dの1回の回転量ごとに基づいて、回転方向における検出対象を異ならせればよい。つまり、3針26b〜26dのうち1回の回転量が少ないものは、1回の回転量が多いものよりも、回転方向における長さを短くすることができる。そこで、制御部35は、図10に示すように、3針26b〜26dのうち、1回の回転量が他の3針26b〜26dに対して少ない指針、本実施形態における分針26cに対応する識別エリアAMを秒針26bに対応する識別エリアASよりも、時針26dに対応する識別エリアAHを分針26cに対応する識別エリアAMよりも、回転方向において狭く決定する。これにより、各識別エリアAS〜AHの回転方向における長さを異ならせることで、各識別エリアAS〜AHにおいて検出対象となる画素数を削減することができる。したがって、アナログ電子時計システム1は、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出するための画像処理時間を削減することができるので、表示時刻補正に要する時間をさらに削減することができる。
また、上記実施形態におけるアナログ電子時計システム1において、制御部35により指針群26b〜26eの現在表示位置を検出する前に、予めユーザーに指針群26b〜26eの現在表示位置の検出精度を向上するための操作を行わせてもよい。図11は、変形例における端末機器の表示面に対する注意表示画像の表示例を示す図である。図12は、変形例における端末機器の表示面に対する注意表示画像の表示例を示す図である。
制御部35は、例えば、識別エリアAS〜ADを決定する前に、図11に示すように、表示面32aに対して、指針文字板画像Pを表示するとともに、文字板26aにおける12時に対応するインデックス位置Tに対して操作入力を促す注意表示画像PM1を表示してもよい。制御部35は、変形例では、指針文字板画像Pを生成した後、識別エリアAS〜ADを決定する前に、表示面32aに指針文字板画像Pと注意表示画像PM1とを同時に表示する。注意表示画像PM1は、例えば、「12時の位置をタッチして下さい」と表示する。制御部35は、ユーザーにより、文字板26aにおける12時に対応するインデックス位置Tが押下されたか否かを判断し、インデックス位置Tが押下された、すなわち操作入力されたと判断すると、時計内部時刻情報および指針文字板画像Pに対する操作入力位置情報に基づいて識別エリアAS,AM,AH,ADを決定する。したがって、制御部35は、識別エリアAS〜ADを決定する前に、指針文字板画像Pにおける文字板26aに対応する画像の状態、例えば上下方向、回転角度などを12時に対応するインデックス位置Tに基づいて決定することができる。これにより、制御部35は、識別エリアAS〜ADを決定する前に、撮像部31に対するアナログ表示部26の相対位置関係を把握することができるので、識別エリアAS〜ADを決定する時間を短くすることができるので、表示時刻補正に要する時間をさらに削減することができる。なお、制御部35は、注意表示画像PM1を表示面32aに対して表示することと、併せて、あるいは別に、音声などのユーザーに対する報知手段により、文字板26aにおける12時に対応するインデックス位置Tに対して操作入力を促してもよい。
また、制御部35は、例えば、指針群26b〜26eの現在表示位置を認識する前に、図12に示すように、表示面32aに対して、複数のアナログ電子時計識別画像PW1〜PW4を表示するとともに、複数のアナログ電子時計識別画像PW1〜PW4のうち1つを選択する操作入力を促す注意表示画像PM2を表示してもよい。制御部35は、変形例では、アプリが起動していると判断した後、撮像部31が起動する前に、表示面32aにアナログ電子時計識別画像PW1〜PW4と注意表示画像PM2とを同時に表示する。アナログ電子時計識別画像PW1〜PW4は、予め記憶部37に記憶されているものであり、機種ごとに異なるアナログ電子時計ごとの指針群および文字板に関する形状情報を含む指針文字板情報に関連づけられたものである。変形例におけるアナログ電子時計識別画像PW1〜PW4は、アナログ電子時計の文字板を含む画像である。変形例における指針文字板情報は、制御部35により、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出する際に、利用することができるものであり、指針群26b〜26e、文字板26aおよびインデックス26fの輪郭画像であり、パターンマッチング処理において、輪郭画像に基づいて幾何学形状情報を抽出する。注意表示画像PM2は、例えば、「自分の時計を選んで下さい」と表示する。制御部35は、ユーザーにより、複数のアナログ電子時計識別画像PW1〜PW4のいずれかが押下されたか否かを判断し、押下された、すなわち操作入力されたと判断すると、操作入力位置に対応する選択されたアナログ電子時計識別画像PW1〜PW4に関連する指針文字板情報を撮像部31によりアナログ表示部26を撮像する際に、表示面32aにリアルタイムに撮像されているアナログ表示部26に重畳して表示する。例えば、選択されたアナログ電子時計識別画像PW1〜PW4の文字板26aおよびインデックス26fの輪郭画像を半透明として、表示面32aに表示する。したがって、ユーザーは、アナログ表示部26を撮像部31により撮像する際に、表示される指針群および文字板の輪郭画像にアナログ表示部26の指針群26b〜26e、文字板26aおよびインデックス26fを合わせた状態で、アナログ表示部26を撮像することができる。これにより、制御部35は、識別エリアAS〜ADを決定する前に、指針文字板画像Pにおける文字板26aに対応する画像の状態、例えば上下方向、回転角度などを決定することができる。また、制御部35は、時計内部時刻情報および選択されたアナログ電子時計識別画像PW1〜PW4に関連する形状情報に基づいて識別エリアAS,AM,AH,ADを決定する。つまり、制御部35は、識別エリアAS〜ADを決定する前に、撮像部31に対するアナログ表示部26の相対位置関係を把握することができ、識別エリアAS〜ADを決定する時間を短くすることができるので、表示時刻補正に要する時間をさらに削減することができる。さらに、制御部35は、複数のアナログ電子時計識別画像PW1〜PW4のうち、操作入力位置に対応する選択されたアナログ電子時計識別画像PW1〜PW4と関連する指針文字板情報に基づいて識別エリアAS,AM,AH,AD内における指針群26b〜26eの現在表示位置を検出する。これにより、制御部35は、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出する際に、指針文字板情報を用いて画像処理を行うことができるので、指針群26b〜26eの現在表示位置の検出時間を短くすることができ、表示時刻補正に要する時間をさらに削減することができる。なお、指針文字板情報は、形状情報のみならず、他の情報を含んでいてもよい。指針文字板情報は、例えば、指針群26b〜26e、文字板26a、インデックス26fの色などの色情報を含んでいてもよい。色情報を含むことで、各識別エリアAS〜ADにおける各画素の色に関する情報から幾何学形状情報を容易に抽出することができる。なお、制御部35は、注意表示画像PM2を表示面32aに対して表示することと、併せて、あるいは別に、音声などのユーザーに対する報知手段により、複数のアナログ電子時計識別画像PW1〜PW4のうち1つを選択する操作入力を促してもよい。
なお、変形例におけるアナログ電子時計システム1においては、アナログ電子時計ごとの指針文字板情報を外部から予め取得してもよい。この場合において制御部35は、ユーザーが所持しているアナログ電子時計2に対応する指針文字板情報を取得することがこのましい。例えば、制御部35は、アプリを最初にインストールする時や、アプリ更新時に、ユーザーにアナログ電子時計2のムーブメントの製品番号を示すキャリバーナンバーをタッチパネル部32の操作に基づいて、あるいはマイク39aによる音声に基づいて入力することを促す注意表示画像を表示面32aに対して表示し、ユーザーにより入力されたキャリバーナンバーに対応する1以上の指針文字板情報を、外部にある予め製品化されたアナログ電子時計の指針文字板情報を記憶しているサーバに対して要求する。制御部35は、要求に応じて外部サーバから取得した1以上の指針文字板情報を記憶部37に記憶する。ここで、ユーザーにおいてキャリバーナンバーが不明の場合は、外装番号であってもよい。各外装番号は、1種類のアナログ電子時計に対応するものである。従って、制御部35は、外装番号に基づいて外部サーバから指針文字板情報を取得する場合において、1種類のアナログ電子時計に対応する1つの指針文字板情報を記憶部37に記憶することとなる。また、ユーザーにおいて所持しているアナログ電子時計2に対応する各種番号が不明の場合は、アナログ電子時計2の属性(文字板26aの大きさ、インデックス等の表示態様、日窓26gの位置など)に基づいて、に基づいて外部サーバから指針文字板情報を取得する。
例えば、表示面32aに表示された指針文字板画像Pがユーザーの所持するアナログ電子時計2の文字板26a及び指針群26b〜26eを含む指針文字板と合致しない場合は、文字板26aの大きさ、小レジスターの有無、文字板26aにおける「時」の文字の種類(バーインデックス、算用数字、ローマ数字)の順でユーザーに選択させることを促す表示を表示面32aに表示し、ユーザーが所持するアナログ電子時計2に対応する指針文字板情報を取得する。
また、上記実施形態および変形例(以下、単に「実施形態等」ともいう)におけるアナログ電子時計システム1においては、表示時刻補正処理の際に、アナログ電子時計2の時計内部時刻を端末機器3の端末内部時刻により補正してもよい。
また、上記実施形態等においては、各指針群26b〜26eの表示時刻補正を行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、各指針群26b〜26eのうち、時計内部時刻情報に基づいた指針群26b〜26eの予定表示位置と現在表示位置とが大きくずれるおそれがあるもの、例えば、秒針26bおよび分針26cのみの表示時刻補正を行ってもよい。
また、上記実施形態等において、回転停止状態における3針26b〜26dの表示位置が近接している場合は、3針26b〜26dのうち、近接している指針における識別エリアAS〜AHの回転方向における長さを狭めてもよい。ここでは、近接している指針のうち、1回の回転量が多い指針に対応する識別エリアよりも、1回の回転量が少ない指針に対応する識別エリアの回転方向における長さを狭めることが好ましい。
また、上記実施形態等において、回転停止状態における3針26b〜26dの表示位置が近接している場合は、3針26b〜26dのうち、近接している指針を互いに離間させるように回転させてから、表示時刻補正を行ってもよい。この場合、制御部35は、時計内部時刻を取得後、3針26b〜26dの表示位置が近接しているか否かを判断し、近接していると判断した場合は、仮想時刻情報を制御部23に出力する。制御部23は、仮想時刻情報に基づいて駆動機構部25の各ステップモータ25a〜25cに対してモータ駆動回路23bが駆動信号を出力して、回転停止している指針群26b〜26eを仮想時刻情報に基づく表示位置まで回転させる。制御部35は、仮想時刻情報と、現在表示時刻情報とに基づいて表示時刻補正情報を生成し、制御部23が表示時刻補正情報に基づいて指針群26b〜26eの表示位置を補正した後、回転停止した際の表示位置まで指針群26b〜26eを回転させて、時計内部時刻情報に基づいて指針群26b〜26eの回転を再開する。これにより、制御部35は、指針群26b〜26eの現在表示位置を確実に検出することができるので、表示時刻補正を確実に行うことができる。
また、上記実施形態等における制御部35は、3針群26b〜26dの現在表示位置を検出できない場合に、アプリを終了するがこれに限定されるものではなく、3針26b〜26dのうち少なくともいずれかを回転させて、再度ユーザーが撮像部31による撮像を行い、再度指針文字板画像Pを生成し、指針文字板画像Pに基づいて表示時刻補正を行ってもよい。例えば、制御部35は、3針26b〜26dのうち、現在表示位置を検出できない指針を回転させて、再度ユーザーが撮像部31による撮像を行い、再度指針文字板画像Pを生成し、指針文字板画像Pに基づいて現在表示位置を検出できない指針に対する表示時刻補正を行ってもよい。つまり、再度撮像部31により撮像することで、アナログ電子時計2に対する撮像を連続的に行い、時系列的に連続する複数の指針文字板画像Pに基づいて、表示時刻補正を行ってもよい。具体的には、3針群26b〜26dはそれぞれ時間経過に対する移動量が異なるため、連続する指針文字板画像Pにおいてそれぞれの差異部分から移動量と時間経過とを求め、3針26b〜26dそれぞれの移動量に合致するかを判断し、指針位置を検出してもよい。これにより、表示面32aに生じた不必要な映り込みや文字板26a上の「時」の文字に対して、3針26b〜26dの分別が容易になり、3針26b〜26dの種別と位置を正確に検出でき、表示時刻の補正が可能になる。この場合は、制御部35は、ユーザーにすぐに再度撮影することを促す、またはユーザーに所定時時間経過後に再度撮影することを促す注意表示画像を表示面32aに対して表示することが好ましい。撮像部31による撮影に時間的な間隔が発生するため、外光による反射など撮影環境が変化させることができるので、誤検出などを抑制することができ、検出精度を向上することができる。なお、制御部35は、ユーザーに再度撮影することを促す際に、併せて撮影環境を変えることを促す注意表示画像を表示面32aに対して表示してもよい。
また、現在表示位置を検出できない場合において指針を回転させる際は、3針26b〜26dの進み方向と遅れ方向との回転を交互に繰り返すように動作させ、それに伴い指針文字板画像Pの撮像を連続的に行うことで、3針26b〜26dの検出を容易にできる。また、3針26b〜26dの検出に失敗した時には、失敗した回数に応じて進み方向と遅れ方向の回転量を段階的に大きくするとともに、撮影の回数も増やすことで、指針の検出確率を向上させることができる。
また、上記実施形態におけるアナログ電子時計2は、時計内部時刻情報を送信する前に、アナログ電子時計2の状態に関する時計状態情報を端末機器3に送信してもよい。ここで、時計状態情報とは、警告運針状態、パワーセーブ状態、パワーブレイク状態など、電池容量が低下しており、指針群26b〜26eが通常の回転と異なる回転の状態、または回転が停止している状態に関する情報である。制御部35は、時計状態情報を取得し、指針群26b〜26eが通常の回転を行っていない場合に、アナログ電子時計2の充電をユーザーに促す注意表示画像を合わせて表示面32aに対して表示しアプリを終了してもよい。この場合、制御部35は、指針群26b〜26eが通常の回転に復帰することで、時計状態情報を取得するまで、アプリの使用を禁止することが好ましい。
具体的には、電池電圧が規定量より低下するとユーザーに充電を促すため、2秒間隔で2秒分の距離を秒針26bが間欠的に移動する警告運針を、一定時間行う。このようにユーザーに対して注意や警告を、通常とは異なる運針で示す状態を、警告運針状態と呼ぶ。警告運針状態では、秒針26bの回転速度が通常の倍以上になるため、端末機器3で文字板26aを撮影する際に、秒針26bに対応する画像がぶれて秒針26bの表示位置を認識することが困難になる。従って、アナログ電子時計2が警告運針状態に移行する直前に、警告運針状態であることを時計状態情報として端末機器3に送ることで、指針群26b〜26eの表示位置検出を実施させない、すなわち表示位置検出を禁止するように制御するため、電力消費を抑制できる。あるいは、アナログ電子時計2が警告運針状態である通知を受けた端末機器3は、高速回転する秒針26bがぶれないように撮像部31の露出とシャッター速度を変更して、指針文字板画像Pを生成し、表示位置検出を行ってもよい。電池電圧が規定電圧以上に復帰したときにアナログ電子時計2は、端末機器3に対して警告運針状態から通常状態に移行することを示す時計状態情報を通知し、これを受けた端末機器3は指針群26b〜26eの表示位置検出の禁止を解除し、撮像部31の設定を変更した場合は通常の設定に戻す。
また、警告運針状態のまま発電が検出できない期間が一定時間続くか、または電池電圧が規定電圧よりも低下すると、秒針26bの回転を停止させて消費電力を低減するパワーセーブ状態に移行する。このとき秒針26bは、定まった位置、例えば文字板26aの12時を指す位置に停止しているため、端末機器3がアナログ電子時計2から受け取る時計内示部時刻情報に対応する時計内部時刻に基づいた秒針26bの表示位置と異なる。従って、アナログ電子時計2がパワーセーブ状態に移行する直前に、パワーセーブ状態に移行することを時計状態情報として端末機器3に送ることで、指針群26b〜26eの表示位置検出を禁止するように制御するため、電力消費を抑制できる。また、端末機器3は、時計状態情報に基づいてアナログ電子時計2がパワーセーブ状態であると判断すると、識別エリアADを秒針26bが停止している定まった位置に限定して、指針群26b〜26eの表示位置検出を行ってもよい。この際、端末機器3は、表示面32aに充電を促すメッセージやアイコンを表示してもよい。電池電圧が規定電圧以上に復帰したときにアナログ電子時計2は、端末機器3にパワーセーブ状態から通常状態に移行したことを示す時計状態情報を通知し、これを受けた端末機器3は、指針群26b〜26eの表示位置検出の禁止を、あるいは識別エリアADの限定を解除する。
また、パワーセーブ状態のまま発電が検出できない期間が一定時間続くか、電池電圧がさらに低い規定量よりも低下すると、駆動機構部25および制御部23を停止、すなわち給電を禁止させるパワーブレイク状態に移行する。このときアナログ電子時計2は、時計内部時刻情報に関する情報をリセットし、端末機器3との通信回路である通信部22を停止する。従って、アナログ電子時計2がパワーブレイク状態に移行する直前に、パワーブレイク状態に移行することを時計状態情報として端末機器3に送ることで、指針群26b〜26eの表示位置検出を禁止するように制御するため、電力消費を抑制できる。この際、端末機器3は、時計状態情報に基づいてアナログ電子時計2がパワーブレイク状態であると判断すると、表示面32aに充電を促すメッセージやアイコンを表示してもよい。電池電圧が規定電圧以上に復帰したときにアナログ電子時計2は、端末機器3にパワーブレイク状態から通常状態に移行したことを示す時計状態情報を通知し、これを受けた端末機器3は、指針群26b〜26eの表示位置検出の禁止を解除する。
また、上記実施形態等では、撮像部31がユーザーによりシャッターの押下後に、アナログ表示部26を1回撮像することで、指針文字板画像Pを生成するがこれに限定されるものではない。撮像部31は、アナログ表示部26を撮像する際に、撮像条件を変更し複数回撮像することで、複数の指針文字板画像Pを生成してもよい。例えば、制御部35は、生成された複数の指針文字板画像Pを合成する画像処理を行うことで、1つの指針文字板画像Pを生成してもよい。これにより、制御部35による各識別エリアAS〜ADの決定および指針群26b〜26eの現在表示位置の検出に適した指針文字板画像Pを生成することができる。
また、例えば、制御部35は、各識別エリアAS〜ADにそれぞれ対応して指針文字板画像Pを生成してもよい。この場合は、制御部35は、撮像部31によりアナログ表示部26を撮像する際に、各指針群26b〜26eにそれぞれ対応した被写界深度が異ならせて4回撮像する。文字板26a(日板26e)に対して、時針26d、分針26c、秒針26bの順で上側に位置している。従って、各撮像の際の被写界深度は、秒針26b、分針26c、時針26d、文字板26a(日板26e)の順で深くし、各指針群26b〜26eにそれぞれピントが合うように設定される。つまり、秒針26bに対応する被写界深度で撮像されて生成された指針文字板画像Pに基づいて識別エリアASを決定し、分針26cに対応する被写界深度で撮像されて生成された指針文字板画像Pに基づいて識別エリアAMを決定し、時針26dに対応する被写界深度で撮像されて生成された指針文字板画像Pに基づいて識別エリアAHを決定し、日板26eに対応する被写界深度で撮像されて生成された指針文字板画像Pに基づいて識別エリアADを決定する。従って、各識別エリアAS〜ADにおける各指針群26b〜26eは、それぞれピントが合った状態となるため、1つの指針文字板画像Pから決定された各識別エリアAS〜ADを検出対象とする場合と比較して、誤検出などを抑制することができ、検出精度を向上することができる。また、アナログ電子時計システム1は、指針群26b〜26eの現在表示位置を検出するための画像処理時間を削減することができるので、表示時刻補正に要する時間をさらに削減することができる。ここで、制御部35は、撮像部31によりアナログ表示部26を撮像する際に、被写界深度の設定を予め浅く、すなわち撮像開始時に秒針26bとピントが合うようにしておくことが好ましい。この場合は、各指針群26b〜26eにそれぞれ対応した撮像する際に、段階的に、被写界深度を深くすることとなる。なお、制御部35は、撮像部31によりアナログ表示部26を撮像する際に、被写界深度の設定を予め深く、すなわち撮像開始時に時針26c、あるいは日板26eとピントが合うようにしておいてもよい。
また、例えば、制御部35は、画素数が異なる複数の指針文字板画像Pを生成してもよい。この場合は、制御部35は、まず、画素数の少ない指針文字板画像Pに基づいて各識別エリアAS〜ADを決定し、各指針群26b〜26eの現在表示位置を検出し、画素数の少ない指針文字板画像Pに基づいて各指針群26b〜26eの現在表示位置を検出できない場合に、画素数の多い指針文字板画像Pに基づいて各識別エリアAS〜ADを決定し、各指針群26b〜26eの現在表示位置を検出することとなる。アナログ電子時計システム1は、まず画素数の少ない指針文字板画像P、すなわち画像処理時間が短い指針文字板画像Pに基づいて指針群26b〜26eの現在表示位置を検出するので、画像処理時間を削減することができる。
なお、上記実施形態における制御部35は、各識別エリアAS〜ADに基づいて指針群26b〜26eの現在表示位置を検出する前に、事前識別エリアに基づいて非識別エリア内に指針群26b〜26eがないことを検出してもよい。ここで、事前識別エリアとは、文字板26aに対する秒針26b、分針26c、時針26dの時計内部時刻情報に基づいたそれぞれの予定表示位置を除くことを条件に決定される識別エリアである。つまり、事前識別エリアは、文字板26aに対して3針26b〜26dが位置しないと時計内示部時刻情報に基づいて予測できる識別エリアである。例えば、事前識別エリアは、秒針26b、分針26c、時針26dの各予定表示位置または各予定表示位置を含む所定エリア(3針26b〜26dの回転速度を考慮した回転方向における長さとなるエリア)を除く識別エリアである。制御部35は、事前識別エリア内に3針26b〜26dが位置しないことを判定した場合に、識別エリア内AS〜ACにおいて3針26b〜26dがそれぞれ位置することが確実となるので、パターンマッチング処理においてマッチングの程度が低い場合であっても、識別エリア内AS〜AC内において3針26b〜26dを検出できることとなる。これにより、誤検出などを抑制することができ、検出精度を向上することができる。
1 アナログ電子時計システム
2 アナログ電子時計
21 アンテナ(時計側通信部)
22 通信部(時計側通信部)
23 制御部(時計側制御部)
25 駆動機構部
26 アナログ表示部
26a 文字板
26b 秒針
26c 分針
26d 時針
26e 日板
26f インデックス
3 端末機器
31 撮像部
32 タッチパネル部
32a 表示面
33 アンテナ(端末側通信部)
34 通信部(端末側通信部)
35 制御部(端末側制御部)
T インデックス位置
P 指針文字板画像
PM1,PM2 注意表示画像
PW1〜PW4 アナログ電子時計識別画像

Claims (7)

  1. インデックスが形成された文字板と、
    前記文字板上を回転する1以上の指針と、
    を有するアナログ電子時計と、
    外部と少なくとも時刻に関する時刻情報を送受信することができる端末側通信部と、
    前記文字板を撮像し、前記指針および前記文字板に対応する画像を含む指針文字板画像を生成する撮像部と、
    前記指針文字板画像の前記インデックスに基づいて前記指針の現在表示位置を検出し、前記現在表示位置に基づいて現在表示時刻情報を生成し、前記現在表示時刻情報と、前記アナログ電子時計から受信した時計内部時刻情報との差分に基づいた表示時刻補正情報を生成する端末側制御部と、
    を有する端末機器と、
    を備え、
    前記端末側制御部は、
    前記撮像部による撮像を行う前に、前記指針の回転を停止する回転停止信号を前記アナログ電子時計に出力し、
    前記指針文字板画像の一部であり、
    前記時計内部時刻情報に基づいた前記指針の予定表示位置と、
    前記インデックスと、
    を含む識別エリア内で前記指針の現在表示位置を検出し、
    前記表示時刻補正情報を前記アナログ電子時計に出力し、
    前記アナログ電子時計は、
    前記回転停止信号に基づいて、前記指針の回転を停止し、
    前記表示時刻補正情報に基づいて、前記指針の表示位置を補正する、
    ことを特徴とするアナログ電子時計システム。
  2. 請求項1に記載のアナログ電子時計システムにおいて、
    2以上の前記指針のうち、前記指針と前記インデックスとの相対位置が他の前記指針に対して離れている前記指針に対応する前記識別エリアは、他の前記指針に対応する前記識別エリアよりも、前記指針の回転半径方向において広い、
    アナログ電子時計システム。
  3. 請求項1または2に記載のアナログ電子時計システムにおいて、
    2以上の前記指針のうち、1回の回転量が他の前記指針に対して少ない前記指針に対応する前記識別エリアは、他の前記指針に対応する前記識別エリアよりも、前記指針の回転方向において狭い、
    アナログ電子時計システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のアナログ電子時計システムにおいて、
    前記端末側制御部は、前記識別エリア内で前記指針の現在表示位置を検出することができないと判断すると、前記識別エリアを拡大する、
    アナログ電子時計システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のアナログ電子時計システムにおいて、
    前記端末機器は、表示面と、前記表示面に対するユーザーによる操作入力位置を検出するタッチパネル部を有し、
    前記端末側制御部は、
    前記識別エリアを決定する前に、
    前記表示面に対して、前記指針文字板画像を表示するとともに、前記文字板における12時に対応するインデックス位置に対して操作入力を促し、
    前記操作入力がされたと判断すると、前記時計内部時刻情報および前記指針文字板画像に対する操作入力位置情報に基づいて前記識別エリアを決定する
    アナログ電子時計システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のアナログ電子時計システムにおいて、
    前記端末機器は、表示面と、前記表示面に対するユーザーによる操作入力位置を検出するタッチパネル部を有し、
    前記端末側制御部は、
    前記指針の現在表示位置を検出する前に、
    前記表示面に対して、前記端末機器に予め記憶されているアナログ電子時計ごとの指針および文字板に関する形状情報を含む指針文字板情報と関連づけられたアナログ電子時計識別画像を前記表示面に複数表示するとともに、複数の前記アナログ電子時計識別画像のうち1つを選択する操作入力を促し、
    前記操作入力がされたと判断すると、複数の前記アナログ電子時計識別画像のうち、前記操作入力位置に対応する前記アナログ電子時計識別画像と関連する前記指針文字板情報に基づいて前記識別エリア内における前記指針の現在表示位置を検出する、
    アナログ電子時計システム。
  7. インデックスが形成された文字板と、
    前記文字板上を回転する1以上の指針と、
    前記指針を回転させる駆動機構部と、
    外部と少なくとも時刻に関する時刻情報を送受信することができる時計側通信部と、
    少なくとも、時計内部時刻を有し、前記時計内部時刻に基づいて前記駆動機構部による前記指針の回転駆動を制御する時計側制御部と、
    を備え、
    前記時計側制御部は、
    端末機器からの回転停止信号に基づいて、前記駆動機構部による前記指針の回転を停止し、
    前記指針および前記文字板に対応する画像を含む指針文字板画像の一部であり、
    時計内部時刻情報に基づいた前記指針の予定表示位置と、
    前記インデックスと、
    を含む識別エリア内で検出された前記指針の現在表示位置に基づいて生成された現在表示時刻情報と、アナログ電子時計から受信した時計内部時刻情報との差分に基づいた前記端末機器からの表示時刻補正情報に基づいて、前記指針の表示位置を補正する、
    ことを特徴とするアナログ電子時計。
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