JP2017142120A - アナログ電子時計、コンピュータ、時刻合わせシステム及び時刻合わせ方法 - Google Patents

アナログ電子時計、コンピュータ、時刻合わせシステム及び時刻合わせ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アナログ電子時計において時刻針の位置が不明である場合であっても、正確な時刻合わせをすることのできるアナログ電子時計、コンピュータ、時刻合わせシステム及び時刻合わせ方法を提供する。【解決手段】アナログ電子時計は、1又は複数の時刻針と、前記時刻針の位置合わせを行う操作部材であって、その操作中に前記時刻針の通常駆動を停止させる操作部材と、前記操作部材の操作終了時における前記時刻針が示す時刻である基準時刻と、現在時刻との差を特定する差情報を、コンピュータから受信する時計受信部と、前記差情報に基づいて、前記時刻針の位置を、現在時刻を示す位置に合わせる時刻合わせ部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明はアナログ電子時計、コンピュータ、時刻合わせシステム及び時刻合わせ方法に関する。
いわゆるアナログ電子時計において、電気的通信により正確な時刻を受信することにより時刻針の位置を修正して、時刻合わせを行なうことが提案されている。
例えば、下記特許文献1には、基準時刻データ及び指針式時計の指針が指示する指示時刻データを指針式時計に送信する時刻修正指示装置と、受信した基準時刻データ及び指示時刻データの比較結果に基づいて、指針の指示を基準時刻データに修正する指針式時計と、を備える時刻修正システムが記載されている。
特許第4200835号公報
アナログ電子時計は、ステッピングモータ等の電気的動力により時刻針を駆動する。したがって、ある時刻における時刻針の回転位置が既知であれば、駆動による時刻針の回転量をカウントすることにより、時刻針の位置を知ることができる。
ここで、ユーザの操作によりアナログ電子時計の時刻合わせをする場合を考える。アナログ電子時計においては、ユーザの操作による時刻合わせとして、電子的に行う方法―すなわち、竜頭やプッシュボタン等の操作により受け付けた時刻針の回転補正量を一旦電気的な指令値として受け付け、かかる指令値に基づいて電気的動力を駆動することにより時刻針の位置を合わせる方法―と、機械的に行う方法―すなわち、時刻針を駆動する輪列を巻真と機械的に係合させ、竜頭を回すことにより、電気的動力と切り離された状態で時刻針を直接回転させて位置を合わせる方法―の2つがあり、前者では時刻針の回転量を電子的又は電気的に追跡することができるから、時刻針の位置は失われないが、後者ではユーザの操作による回転量が不明であるため、時刻合わせの操作後に時刻針の現在位置は失われる。
時刻合わせの操作をユーザの操作のみに依存して行う場合、ユーザは別に用意された時計などに示される正確な時刻を見ながら、タイミング良く操作をしなければならず、1秒前後の誤差が避けられない等、正確な時刻合わせをすることは難しい。そこで、近年、アナログ電子時計においても、いわゆるスマートフォン等の携帯端末から時刻情報を受信して、正確な時刻合わせを行なうことが試みられているが、かかる時刻合わせは時刻針の回転位置が既知であることを前提としており、上述のユーザの操作による時刻合わせを機械的に行う形式のアナログ電子時計に適用することはできない。上述の引用文献1に記載された発明は、かかる形式のアナログ電子時計にも適用できる可能性があるものと考えられるが、駆動中のアナログ電子時計の時々刻々と変化する時刻針の位置を正確に読み取る必要があり、専用の時刻修正装置を要する等、ユーザが気軽に利用できるものとは言い難い。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、アナログ電子時計において時刻針の位置が不明である場合であっても、正確な時刻合わせをすることのできるアナログ電子時計、コンピュータ、時刻合わせシステム及び時刻合わせ方法を提供することである。
上記課題を解決すべく本出願において開示される発明は種々の側面を有しており、それら側面の代表的なものの概要は以下の通りである。
(1)アナログ電子時計は、1又は複数の時刻針と、前記時刻針の位置合わせを行う操作部材であって、その操作中に前記時刻針の通常駆動を停止させる操作部材と、前記操作部材の操作終了時における前記時刻針が示す時刻である基準時刻と、現在時刻との差を特定する差情報を、コンピュータから受信する時計受信部と、前記差情報に基づいて、前記時刻針の位置を、現在時刻を示す位置に合わせる時刻合わせ部と、を有する。
(2)(1)において、前記差情報は、前記基準時刻を示す情報と、現在時刻を示す情報を含む、アナログ電子時計。
(3)(1)において、前記差情報は、前記基準時刻を示す情報と、現在時刻との時間差を示す情報を含む、アナログ電子時計。
(4)(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記操作部材の操作終了時に、前記コンピュータに対し前記操作部材の操作が終了したことを通知する時計送信部をさらに有する、アナログ電子時計。
(5)(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記時刻針は、少なくとも連動する時針及び分針を含み、前記操作部材の操作により機械的に位置合わせがされる、アナログ電子時計。
(6)コンピュータは、アナログ電子時計の時刻針の位置合わせを行う目標時刻である基準時刻を表示する表示部と、前記基準時刻と、現在時刻を示す前記時刻針の位置との差を特定する差情報を前記アナログ電子時計に送信する送信部と、を有する。
(7)(6)において、前記表示部は、前記基準時刻として、少なくとも1の前記時刻針が正時方向の位置となる時刻を表示する、コンピュータ。
(8)(6)又は(7)において、前記表示部は、前記基準時刻として、現在時刻よりも前の時刻を表示する、コンピュータ。
(9)(6)〜(8)のいずれかにおいて、前記操作部材の操作が終了したことを表す通知を、前記アナログ電子時計から受信する受信部を有し、前記送信部は、前記操作部材の操作が終了したことを表す通知を受信した場合に、前記差情報を送信する、コンピュータ。
(10)(1)〜(5)のいずれかのアナログ電子時計と、(6)〜(9)のいずれかのコンピュータと、を含む時刻合わせシステム。
(11)時刻合わせ方法は、1又は複数の時刻針を有し、コンピュータから情報を受信するアナログ電子時計の時刻合わせ方法であって、前記コンピュータが、前記アナログ電子時計の前記時刻針の位置合わせを行う目標時刻である基準時刻を表示し、ユーザが、前記アナログ電子時計の前記時刻針を、前記基準時刻を示す位置に位置合わせし、前記コンピュータが、前記基準時刻と、現在時刻との差を特定する差情報を、前記アナログ電子時計に送信し、前記電子時計が、前記差情報に基づいて、前記時刻針の位置を、現在時刻を示す位置に合わせる。
上記本発明の(1)〜(3)、(6)、(10)及び(11)の側面によれば、アナログ電子時計において時刻針の位置が不明である場合であっても、正確な時刻合わせをすることができる。
また、上記本発明の(4)、(9)の側面によれば、操作部材の操作を終了したあと、追加の操作を必要とせずに正確に時刻合わせがなされる。
また、上記本発明の(5)の側面によれば、操作部材の操作により機械的に時刻針の位置合わせを行う構成のアナログ時計において、正確な時刻合わせをすることができる。
また、上記本発明の(7)の側面によれば、アナログ電子時計の時刻針の位置を、基準時刻を示す位置に正確に合わせやすく、操作部材の操作ミスによる時刻合わせのずれを低減できる。
また、上記本発明の(8)の側面によれば、時刻合わせに要する時間が短くて済む。
本発明の実施形態に係る電子時計の外観の一例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る時刻合わせシステムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る時刻合わせシステムにおいて実行される時刻合わせ処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る携帯端末に表示される基準時刻の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯端末から送信される差情報の第1の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯端末から送信される差情報の第2の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る時刻合わせシステムにおいて実行される時刻合わせ処理の変形例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る時刻合わせシステムにおいて実行される前処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るアナログ電子腕時計1の外観の一例を示す平面図である。本実施形態に係るアナログ電子腕時計1は、一般的なアナログ時計の外観を有し、1又は複数の時刻針、ここでは、時針22、分針23及び秒針21を電気的動力、ここではステッピングモータにより回転駆動させ、時刻を表示するようになっている。時刻針は何らかの時刻を指し示すためのアナログ表示部材であり、代表的なものは指針であるが、特殊なものとして、回転円板や、レトログラードなども時刻針に含まれ得る。本実施形態では、3本の時刻針である時針22、分針23及び秒針21は輪列により互いに連動しており、1のステッピングモータにより3本の時刻針全てが駆動されるものとなっている。なお、時刻針が時々刻々と変化する現在時刻を動的に表示している駆動状態を、通常駆動と呼ぶこととする。
竜頭2は、その操作により時刻針の位置合わせ―すなわち、時刻合わせ―を行う操作部材である。竜頭2の操作方法は一般的なアナログ腕時計のものと同様であり、竜頭2を引き出して、回転させることにより時刻針を手動で回転させ、所望の位置となった時点で竜頭2を押し込むというものである。本実施形態では、竜頭2を引き出すことにより、時針22及び分針23を駆動する輪列と、竜頭2が取り付けられた巻真とが機械的に係合して、竜頭2を回すと、つられて時針22及び分針23が連動して回転するようになっている。この時、時針22及び分針23とステッピングモータ間のパワートレーンは切り離される。一方、秒針21は巻真とは係合せず、竜頭2の操作によっては回転しない。このとき、秒針21はステッピングモータと係合した状態のままとされるため、ステッピングモータが回転すれば秒針21も連動して回転することになるが、アナログ電子腕時計1は、竜頭2が引き出された状態では、通常駆動を停止して、ステッピングモータの回転を止めるため、秒針21はそのままの位置で停止することになる。
また、アナログ電子腕時計1は、コンピュータである携帯端末30との間で近距離無線通信を行う機能を有している。近距離無線通信を行うための通信回路やアンテナは、外装(時計ケース)である胴内に納められている。近距離無線通信の規格は特に限定されず、公知のいかなるものであってもよい。さらに、アナログ電子腕時計1は必要に応じて適宜の任意の意匠を有するものであってよい。例えば、ここで例示した時刻針以外の指針や日付、曜日の表示、デジタルディスプレイその他の表示部材を有するものであってもよい。また、文字板10や時刻針の配置などのデザインは一例であり、どのようなものであってもよい。さらに、時針22、分針23及び秒針21は全てが互いに連動して回転するものでなくともよく、例えば、時針22と分針23のみが連動し、秒針21は別途設けられたステッピングモータにより独立に駆動されるものであってもよい。また、竜頭2の操作時に、通常駆動が停止されることは必要であるが、巻真と時刻針とが機械的に係合することは必ずしも必要ではない。しかしながら、時刻針が互いに連動して回転するものであれば、ステッピングモータの数が少なくて済み、また、巻真と時針22及び分針23が機械的に係合する機構は、一般的なアナログ電子時計として広く用いられているものであり、簡易かつ低コストな構造であって、信頼性が高いメリットがある。
アナログ電子腕時計1には、文字板10を覆うようにガラス等の透明材料により形成された風防が胴に取り付けられている。また、風防の反対側においては裏蓋が胴に取り付けられている。本明細書では、以降、電子腕時計1の風防が配置される方向(図1における紙面手前方向)を表側、裏蓋が配置される方向(図1における紙面奥方向)を裏側と呼ぶ。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る時刻合わせシステム100の機能ブロック図である。時刻合わせシステム100は、携帯端末30と、アナログ電子腕時計1とを含み、電子腕時計1の時刻合わせを行うシステムである。なお、同図に示した各ブロックには、携帯端末30及び電子腕時計1に搭載されたプロセッサ等の汎用の情報処理回路上で実行されるプログラムによりソフトウェア的に実現される機能に注目して示すものが含まれており、必ずしも各ブロックに対応する物理的構成を必要とするものではない。
本実施形態では、アナログ電子腕時計1と相互に通信するコンピュータとして、携帯端末30を例示している。携帯端末30は、スマートフォンやタブレットPC等の携帯に適した型式のコンピュータであり、インターネット等の外部回線に接続されることにより、正確な時刻情報を取得できるものである。もちろん、コンピュータは携帯端末30に限定されず、据え置き型等、携帯に適さない型式のものであってもよい。携帯端末30は、操作受付部31と、端末通信部32と、基準時刻決定部33と、現在時刻取得部34と、差情報生成部35と、表示部36とを有する。操作受付部31は、電子腕時計1の秒針21を回転させるための操作を受け付ける。上述したように、本実施形態では、アナログ電子腕時計1の竜頭2を引き出した状態では、竜頭2の操作によって秒針21を回転させることができない一方、秒針21はステッピングモータと係合した状態のままであるため、ステッピングモータを駆動させることにより、秒針21を単独で回転させて位置合わせをすることができる。携帯端末30の操作受付部31により操作が受け付けられると、後述するように、携帯端末30からアナログ電子腕時計1に、秒針21を回転させる指令である秒針操作情報が通知される。
端末通信部32は、端末送信部32aと、端末受信部32bとを含み、時計通信部41と無線通信を行う。具体的には、端末通信部32と時計通信部41は、近距離無線通信により通信を行う。端末送信部32aは、時刻針43が指し示すべき基準時刻と、現在時刻との差を特定する差情報を送信する。端末受信部32bは、時刻針43の位置合わせを行う竜頭2の操作が開始されたことを表す通知と、竜頭2の操作が終了したことを表す通知を、アナログ電子腕時計1から受信する。
基準時刻決定部33は、竜頭2の操作終了時における時刻針43が指し示すべき基準時刻を決定する。基準時刻決定部33は、少なくとも1の時刻針43が正時方向となる位置を基準時刻として決定してよい。本実施形態では、時刻針43には連動して回転する時針22、分針23が含まれるから、基準時刻は、分針23が各正時方向を指す時刻である、毎時0分、5分、・・・、55分の5分刻みの時刻のいずれかとなる。また、基準時刻決定部33は、現在時刻よりも前の時刻を基準時刻として決定してよい。
現在時刻取得部34は、外部回線を通じて現在時刻を取得する。現在時刻取得部34は、インターネット回線を通じて、例えばいわゆる時刻サーバから正確な現在時刻を取得してもよいし、携帯端末30の有するGPS(Global Positioning System)機能等を利用して、時差情報やサマータイム情報を取得して、現在位置に応じた現在時刻を取得してもよい。
差情報生成部35は、竜頭2の操作終了時における時刻針43が指し示す基準時刻と、現在時刻との差を特定する差情報を生成する。差情報は、基準時刻を示す情報と、現在時刻を示す情報を含むものであってよいし、基準時刻と、現在時刻との時間差を示す情報を含むものであってもよい。基準時刻を示す情報は、基準時刻そのものであっても、基準時刻を指し示す時刻針43の位置その他基準時刻を特定することができる任意の情報であってもよい。現在時刻を示す情報についても同様である。時間差を示す情報は、時間差そのものであってもよいし、時刻針43において、当該時間差に相当する位置の差やカウント数、すなわち、当該時間差に相当するだけ時刻針43を進めるのに必要なステッピングモータのステップ数その他時間差を特定することができる任意の情報であってもよい。
表示部36は、アナログ電子腕時計1の時刻針43の位置合わせを行う目標時刻である基準時刻を表示する。ここで、基準時刻の表示形式は特に限定されないが、本実施形態では、ユーザの直感的な理解のため、アナログ電子腕時計1の時刻針43が当該基準時刻を指している状態の画像が表示されるようになっている。基準時刻は、時々刻々と変化する現在時刻とは異なり、特定の変化しない時刻である。
アナログ電子腕時計1は、時計通信部41と、竜頭2と、時刻合わせ部42と、時刻針43と、秒針21とを含む。
時計通信部41は、時計送信部41aと、時計受信部41bとを含み、携帯端末30の端末通信部32と近距離無線通信により通信する。時計送信部41aは、竜頭2の操作開始時に、携帯端末30に対し竜頭2の操作が開始されたことを通知し、竜頭2の操作終了時に、携帯端末30に対し竜頭2の操作が終了したことを通知する。時計受信部41bは、竜頭2の操作終了時における時刻針43が示す時刻である基準時刻と、現在時刻との差を特定する差情報を、携帯端末30から受信する。
竜頭2は、図1に示した通りのものであり、時刻針43の位置合わせを行う際に操作する部材である。竜頭2は、3時方向に引くことで操作が開始され、9時方向に押しこむことで操作が終了する。竜頭2の操作開始及び操作終了は、時計通信部41により携帯端末30に通知される。
時刻合わせ部42は、携帯端末30から受信した差情報に基づいて、時刻針43の位置を、現在時刻を示す位置に合わせる。また、携帯端末30から受信した指令に従って、秒針21の位置合わせを行う。
本実施形態では、時刻針43には、時針22と分針23が含まれる。そして、上述の通り、時針22と分針23とは連動して回転し、時針22は、分針が1回転すると、連動して1/12回転する。時刻針43の位置合わせは、ユーザが、竜頭2を回すことにより基準時刻を指し示す位置に位置合わせする操作と、時刻合わせ部42が、時刻針43を早送りすることにより自動で現在時刻を指し示す位置に位置合わせする動作の2つの場合に行われる。
図3は、本発明の実施形態に係る時刻合わせシステム100において実行される時刻合わせ処理の一例を示すフローチャートである。時刻合わせ処理は、ユーザがアナログ電子腕時計1の竜頭2を引き出すことではじまる(S1)。また、竜頭2を引き出すことにより、時刻針43の通常駆動は停止される。
竜頭2が引かれると、時計送信部41aは、携帯端末30に対し竜頭2の操作が開始されたことを通知する(S2)。当該通知は、携帯端末30の端末受信部32bで受信され(S3)、携帯端末30において時刻合わせアプリケーションが起動される。なお、竜頭2の操作が開始されたことの通知を端末受信部32bで受信した場合、時刻合わせアプリケーションを立ち上げるようユーザに呼びかけるメッセージを携帯端末30に表示してもよく、メッセージを確認したユーザが時刻合わせアプリケーションを起動させてもよい。
時刻合わせアプリケーションは、表示部36により、アナログ電子腕時計1の時刻針43が指し示すべき基準時刻を表示する(S4)。また、秒針操作情報を受け付けて、秒針操作情報をアナログ電子腕時計1に送信する(S5)。
図4は、本発明の実施形態に係る携帯端末30に表示される基準時刻を示す画像の一例を示す図である。同図では、表示部36に表示される画面の一例を示しており、基準時刻表示36aと、基準時刻説明文36bと、秒針逆転ボタン36cと、秒針正転ボタン36dと、を含む。
基準時刻表示36aは、時刻針43が基準時刻を指し示している様子を図示する。また、基準時刻説明文36bは、「基準時刻は、『15時0分0秒』です。」という文字からなり、ユーザに基準時刻を説明する。基準時刻は、携帯端末30の基準時刻決定部33により決定される。
ユーザは、表示部36に表示された基準時刻表示36a及び基準時刻説明文36bを確認して、手動で竜頭2を回転させ、時刻針43、ここでは時針22及び分針23が基準時刻を指し示すよう位置合わせする。また、竜頭2の操作によっては、秒針21の位置を合わせることはできないので、ユーザは、表示部36に表示された秒針逆転ボタン36c及び秒針正転ボタン36dを選択して、アナログ電子腕時計1の秒針21を正転又は逆転させ、基準時刻を指し示すよう位置合わせする。秒針逆転ボタン36c及び秒針正転ボタン36dが選択される度、携帯端末30から電子腕時計1に秒針操作情報が送信され、電子腕時計1の時刻合わせ部42によりステッピングモータに対し駆動パルスが印加され、秒針21が1秒分正転又は逆転される。秒針逆転ボタン36c及び秒針正転ボタン36dの長押し操作がなされた場合に、秒針21を連続動作させてもよい。本例の場合、ユーザは、竜頭2、秒針逆転ボタン36c及び秒針正転ボタン36dを操作して、アナログ電子腕時計1の秒針21、時針22及び分針23を15時0分0秒の位置に合わせる。
図3に戻り、アナログ電子腕時計1の時計受信部41bにより、携帯端末30から秒針操作情報を受信すると(S6)、時刻合わせ部42により秒針21の位置合わせが行なわれる(S7)。また、ユーザによる竜頭2の操作により、時針22及び分針23の位置合わせが行なわれる(S8)。その後、ユーザにより竜頭2が9時方向に押し込まれ、竜頭2の操作が終了すると(S9)、通常駆動が再開されるとともに、時計送信部41aにより、携帯端末30に対して竜頭2の操作が終了したことが通知される(S10)。
携帯端末30は、竜頭2の操作が終了したことを受信すると(S11)、現在時刻取得部34により現在時刻を取得する(S12)。なお、携帯端末30がカメラを備える場合、竜頭2の操作が終了したことの通知を端末受信部32bにより受信した際に、ユーザに対し、カメラによりアナログ電子腕時計1を表側から撮影するように指示してもよい。そして、カメラにより撮影されたアナログ電子腕時計1の画像を解析し、秒針21、時針22及び分針23が基準時刻を示す位置に合わせられているか判定してよい。ここで、正しく位置合わせされていると判定される場合、現在時刻取得部34により現在時刻を取得し、正しく位置合わせされていないと判定される場合、ユーザに修正を促すメッセージを表示して、S4以降の処理を行うこととしてもよい。現在時刻取得部34により現在時刻が取得された後、差情報生成部35は、基準時刻と、取得した現在時刻との差を特定する差情報を生成する(S13)。生成された差情報は、端末送信部32aによりアナログ電子腕時計1に送信される(S14)。
アナログ電子腕時計1は、時計受信部41bにより差情報を受信し(S15)、時刻合わせ部42は、受信した差情報に基づいて、時刻針43の位置を現在時刻を示す位置に自動で位置合わせする(S17)。この位置合わせは、受信した差情報が例えば基準時刻と現在時刻との時刻差である場合には、かかる時刻差に相当する時刻針43の移動量となるカウント数を求め、かかるカウント数分の時刻針43の早送りをすることにより容易に行うことができる。このとき、早送りは通常駆動と同時に行われるため、早送り中に時間が進むことにより、位置合わせされた時刻がずれることはない。
ここで、ステップS9でユーザが竜頭2を押し込んでから、ステップS15で差情報を受信するまでは、ごくわずかな時間しかかからない。そのため、ユーザが竜頭2を押し込んでからアナログ電子腕時計1が差情報を受信するまでのタイムラグは、時刻合わせにほとんど影響を及ぼさないと考えられるため無視しているが、アナログ電子腕時計1側でステップS9でユーザが竜頭2を押し込んでから、ステップS15で差情報を受信するまでの時間を計測しておき、かかる時間を受信した差情報に加算することで、より正確な時刻合わせを行うようにしてもよい。
本実施形態に係る時刻合わせシステム100によれば、時刻針43の位置がアナログ電子腕時計から見て不明である場合であっても、携帯端末30等の汎用のコンピュータを利用して、専用の時刻修正装置を必要とすることなく、正確な時刻合わせをすることができる。
ここで、本実施形態では、アナログ電子腕時計1は、竜頭2による時刻針43の位置合わせを機械的に行う形式のものであった。そのため、ユーザが竜頭2を引き出すと、時針22及び分針23がパワートレーンから切り離され、自由回転可能となるので、その位置はアナログ電子腕時計1から見て失われ、不明となる。しかしながら、本実施形態に係る時刻合わせシステム100は、かかる形式のアナログ電子腕時計1にのみ適用されるべきものではなく、時刻合わせを電子的に行う形式のアナログ電子腕時計に対しても、その時刻針の位置が不明となる場合には有効に用いることができる。そのような場合として、例えば、電源電圧の低下や電池交換により一時的に機能停止し、時刻針の位置が失われた場合や、外部からの衝撃などにより、時刻針の位置がずれた場合等が考えられる。
図5は、本発明の実施形態に係る携帯端末30から送信される差情報の第1の例(第1の差情報50a)を示す図である。第1の差情報50aは、基準時刻を示す基準時刻情報51と、現在時刻を示す現在時刻情報52を含む。基準時刻情報51は、基準時刻が、15時0分0秒であることを表している。また、現在時刻情報は、現在時刻が15時10分5秒であることを示している。第1の差情報50aを受信したアナログ電子腕時計1は、時刻針43が、ユーザにより基準時刻を指し示す位置に位置合わせされていることを前提として、時刻針43の位置合わせを行う。本例の場合、アナログ電子腕時計1は、第1の差情報50aに基づいて基準時刻と現在時刻との差を演算し、時刻針43を10分5秒に相当する角度だけ正転方向に早送りする。
差情報は、図5に示した型式(第1の差情報50a)に限定されない。図6は、本発明の実施形態に係る携帯端末30から送信される差情報の第2の例(第2の差情報50b)を示す図である。第2の差情報50bは、基準時刻と、現在時刻との時間差を示す時間差情報53を含む。時間差情報53は、基準時刻と、現在時刻との時間差が10分5秒であることを表している。第2の差情報50bを受信したアナログ電子腕時計1は、時刻針43が、ユーザにより基準時刻を指し示す位置に位置合わせされていることを前提として、時間差情報53に基づいて、時刻針43の位置合わせを行う。本例の場合、アナログ電子腕時計1は、時間差情報53に従い、時刻針43を10分5秒に相当する角度だけ正転方向に早送りする。
上述した実施形態では、時刻合わせシステム100は、アナログ電子腕時計1の竜頭2を引き出す操作により、時刻合わせ処理を開始したが、これに限定されず、その他の操作、例えば、竜頭2の引き出し後の回転や、アナログ電子腕時計1に別途設けられたプッシュボタン等の操作により時刻合わせ処理を開始してもよく、或いは、後述するように、携帯端末30上の操作により時刻合わせ処理を開始するようにしてもよい。また、時刻合わせ操作の終了、すなわち、操作終了情報が生じるタイミングも、竜頭2の押し込み時に限定されるものでなく、アナログ電子腕時計1又は携帯端末30上の任意の操作により時刻合わせ操作を終了するものとしてよい。このとき、アナログ電子腕時計1における通常駆動の再開は、時刻合わせ操作の終了時から行うとよい。
また、本実施形態に係る携帯端末30は、図4に示した例のように、基準時刻として、少なくとも1の時刻針43が正時方向の位置となる時刻を表示部36に表示する。通常、アナログ電子腕時計1の文字板10の正時方向の位置には時字が設けられており、位置合わせの際の目印となるため、ユーザが竜頭2を操作して時刻針43を位置合わせする際に、容易かつ正確に位置合わせしやすい。そのため、基準時刻決定部33が、少なくとも1の時刻針43が正時方向の位置となる時刻を基準時刻とすると、ユーザにとって、より容易でかつ正確な時刻合わせを行うことができる。
さらに、本実施形態に係る携帯端末30は、基準時刻として、現在時刻よりも前の時刻を表示部36に表示する。例えば、図5に示すように、現在時刻が15時10分前後であるのに対して、基準時刻は15時0分0秒である等である。基準時刻が現在時刻よりも前である場合、図3のステップS16において時刻合わせ部42が時刻針43を位置合わせする際に、時刻針43の早送り方向は指し示す時刻を進める方向、すなわち、正転方向となる。一般的に、アナログ電子腕時計1において時刻針43の駆動に用いられるステップモータは、正転方向の回転速度のほうが逆転方向の回転速度よりも高速である特徴を有しているから、基準時刻を現在時刻よりも前の時刻とすることで、時刻針43の自動位置合わせ時の早送り回転方向を高速な正転方向とすることができ、位置合わせに要する時間を短縮することができる。なお、基準時刻決定部33は、現在時刻よりも前の時刻のうち、現在時刻に最も近い、少なくとも1の時刻針43が正時方向の位置となる時刻を基準時刻として決定してよい。
図7は、本発明の実施形態に係る時刻合わせシステム100において実行される時刻合わせ処理の変形例を示すフローチャートである。本変形例の時刻合わせ処理は、図3に示した時刻合わせ処理の例と比較して、時刻合わせ処理の開始方法が異なる。具体的には、本変形例では、ユーザが携帯端末30を操作して時刻合わせアプリケーションを起動させる(又は当該時刻合わせアプリケーション上で所定の操作、例えばボタンを選択する等を行う)ことから時刻合わせ処理が開始されるのに対して、図3に示した例では、ユーザが電子腕時計1の竜頭2を引くことで時刻合わせ処理が開始される点が異なる。
本変形例による時刻合わせ処理は、ユーザが携帯端末30を操作して時刻合わせアプリケーションを起動させることにより始まる。時刻合わせアプリケーションが起動されると、携帯端末30は、アナログ電子腕時計1に対して運針停止情報を送信する(S20)。運針停止情報の送信は、ユーザが時刻合わせアプリケーションを起動した際に自動で送信してもよいし、ユーザからの明示の指令により送信してもよい。
アナログ電子腕時計1の時計受信部41bにより運針停止情報が受信されると(S21)、時刻合わせ部42により通常駆動が停止される(S22)。これにより、時刻針43や、秒針21の運針は停止する。一方、携帯端末30の表示部36には、基準時刻が表示される(S23)。時刻合わせアプリケーションは、ユーザによる秒針操作を受け付けて、秒針操作情報をアナログ電子腕時計1に送信する(S24)。なお、基準時刻の表示や秒針操作の受付は、運針停止情報の送信以後であればよく、基準時刻の表示は、運針停止情報の送信と同時であってもよい。
アナログ電子腕時計1の時計受信部41bにより、携帯端末30から秒針操作情報を受信すると(S25)、時刻合わせ部42により秒針21の位置合わせが行なわれる(S26)。また、ユーザにより竜頭2が3時方向に引かれ(S27)、竜頭2の操作により、時針22及び分針23の位置合わせが行なわれる(S28)。その後、ユーザにより竜頭2が9時方向に押し込まれ、竜頭2の操作が終了すると(S29)、時計送信部41aにより、携帯端末30に対して竜頭2の操作が終了したことが通知される(S30)。
携帯端末30は、竜頭2の操作が終了したことを受信すると(S31)、現在時刻取得部34により現在時刻を取得する(S32)。そして、差情報生成部35は、決定した基準時刻と、取得した現在時刻とに基づいて、基準時刻と現在時刻との差を特定する差情報を生成する(S33)。生成された差情報は、端末送信部32aによりアナログ電子腕時計1に送信される(S34)。
アナログ電子腕時計1は、時計受信部41bにより差情報を受信し(S35)、時刻合わせ部42は、受信した差情報に基づいて、時刻針43の位置を現在時刻を示す位置に自動で位置合わせする。(S36)。この位置合わせの方法は、先の例で示したものと同様の方法であってよい。
本変形例に係る時刻合わせ処理によれば、航空機による移動中等、携帯端末30とアナログ電子腕時計1との近距離無線通信が使用できない場合や、携帯端末30の電源が入っておらず、時刻合わせが行えない場合に、誤ってアナログ電子腕時計1を操作して、アナログ電子腕時計1に表示される時刻が却ってずれてしまうという事態が防止される。
図8は、本発明の実施形態に係る時刻合わせシステム100において実行される前処理を示すフローチャートである。同図では、電子腕時計1と携帯端末30との通信が必ずしも確立されていない場合に、電子腕時計1において行なわれる処理を示している。
本処理は、竜頭操作情報が記憶されているか否かの判定から始まる(S40)。ここで、竜頭操作情報とは、操作部材である竜頭2がユーザにより操作されたことを示す情報である。竜頭操作情報を記憶するタイミングについては、後に詳しく説明する。
竜頭操作情報が記憶されていない場合、竜頭2が引かれているか否かが判定される(S41)。竜頭2が引かれていない場合、前処理は終了する。竜頭2が引かれている場合、時計通信部41と携帯通信部32との接続が確立しているか否かが判定される(S42)。ここで、接続済みと判定される場合、電子腕時計1から携帯端末30に対し、時刻合わせアプリケーションの立ち上げを指示する情報が送信される(S43)。ここで、時刻合わせアプリケーションの立ち上げを指示する情報は、時刻合わせアプリケーションを自動で起動させる指令であってもよいし、時刻合わせアプリケーションの起動をユーザに促す指示画面の表示指令であってもよい。その後に行う処理は、図3のS3以降の処理であってもよいし、図7のS20以降の処理であってもよい。
携帯端末30との接続が確立されていないと判定される場合、時計通信部41は、携帯通信部32との接続を試行する(S44)。試行後、再度携帯端末30との接続状態について判定し(S45)、接続が確立している場合は時刻合わせアプリケーションの立ち上げを指示する情報を送信する(S43)。一方、携帯端末30との通信が確立されない場合、竜頭操作情報を記憶する(S46)。電子腕時計1は、竜頭2の引き出しや回転を検知する検知機構を備えて、当該検知機構からの検知情報に基づいて、自動で竜頭操作情報を記憶してもよいし、ユーザによる操作部材の操作に基づいて、竜頭操作情報を記憶してもよい。
図8に示すフローチャートの先頭に戻り、竜頭操作情報が記憶されている場合(S40:Y)、携帯端末30から電子腕時計1との接続を試みるようユーザに促すため、変則運針を行う(S47)。変則運針は、通常の計時動作以外のものであればよく、例えば秒針21を数秒間反時計回りに回転させる運針であってよい。
その後、携帯端末30との接続状態について判定し(S45)、接続が確立している場合は、竜頭操作情報をリセットして(S49)、時刻合わせアプリケーションの立ち上げを指示する情報を送信する(S43)。一方、携帯端末30との通信が確立されない場合、処理を終了する。なお、携帯端末30との接続状態についての判定は、変則運針を行った後、一定の期間にわたって行ってよい。
本処理によれば、携帯端末30の電源が切られている場合等、携帯端末30と電子腕時計1の接続が行えない場合であっても、ユーザに対し携帯端末30の操作を促し、携帯端末30と電子腕時計1の接続を確立させることができ、時刻合わせ処理を行うことができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、この実施形態に示した具体的な構成は一例として示したものであり、本発明の技術的範囲をこれに限定することは意図されていない。
例えば、上述の実施形態では、秒針21を携帯端末30の操作受付部31により受け付けた操作により位置合わせをするものとして説明したが、これに替えて、別途アナログ電子腕時計1に設けたプッシュボタンなどの竜頭2以外の操作部材を用いて位置合わせをするものとしてもよい。或いは、竜頭2を2段階に引き出すことができるものとしておき、竜頭2をさらに引き出すことにより、竜頭2の回転により秒針21の位置合わせができるものとしてもよい。さらに、秒針21等、一部の指針に、その位置を検出する機構を設けておき、位置が検出可能である指針に限っては、ユーザによる位置合わせを要求することなく、時刻合わせ部42による自動の位置合わせを行ってもよい。そのような位置検出機構の一例としては、秒針21と連動して回転するスリット(又は穴)付き円板と、光電センサを用いて、秒針21が0秒位置にあることを検出するもの等が挙げられる。
当業者は、これら開示された実施形態を適宜変形してもよく、本明細書にて開示される発明の技術的範囲は、そのようになされた変形をも含むものと理解すべきである。
1 アナログ電子腕時計、2 竜頭、10 文字板、21 秒針、22 時針、23 分針、31 操作受付部、32 端末通信部、32a 端末送信部、32b 端末受信部、33 基準時刻決定部、34 現在時刻取得部、35 差情報生成部、36 表示部、36a 基準時刻表示、36b 基準時刻説明文、36c 秒針逆転ボタン、36d 秒針正転ボタン、41 時計通信部、41a 時計送信部、41b 時計受信部、42 時刻合わせ部、43 時刻針、50a 第1の差情報、50b 第2の差情報、51 基準時刻情報、52 現在時刻情報、53 時間差情報。

Claims (11)

  1. 1又は複数の時刻針と、
    前記時刻針の位置合わせを行う操作部材であって、その操作中に前記時刻針の通常駆動を停止させる操作部材と、
    前記操作部材の操作終了時における前記時刻針が示す時刻である基準時刻と、現在時刻との差を特定する差情報を、コンピュータから受信する時計受信部と、
    前記差情報に基づいて、前記時刻針の位置を、現在時刻を示す位置に合わせる時刻合わせ部と、
    を有するアナログ電子時計。
  2. 前記差情報は、前記基準時刻を示す情報と、現在時刻を示す情報を含む、
    請求項1に記載のアナログ電子時計。
  3. 前記差情報は、前記基準時刻を示す情報と、現在時刻との時間差を示す情報を含む、
    請求項1に記載のアナログ電子時計。
  4. 前記操作部材の操作終了時に、前記コンピュータに対し前記操作部材の操作が終了したことを通知する時計送信部をさらに有する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のアナログ電子時計。
  5. 前記時刻針は、少なくとも連動する時針及び分針を含み、前記操作部材の操作により機械的に位置合わせがされる、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のアナログ電子時計。
  6. アナログ電子時計の時刻針の位置合わせを行う目標時刻である基準時刻を表示する表示部と、
    前記基準時刻と、現在時刻を示す前記時刻針の位置との差を特定する差情報を前記アナログ電子時計に送信する送信部と、
    を有するコンピュータ。
  7. 前記表示部は、前記基準時刻として、少なくとも1の前記時刻針が正時方向の位置となる時刻を表示する、
    請求項6に記載のコンピュータ。
  8. 前記表示部は、前記基準時刻として、現在時刻よりも前の時刻を表示する、
    請求項6又は7に記載のコンピュータ。
  9. 前記操作部材の操作が終了したことを表す通知を、前記アナログ電子時計から受信する受信部を有し、
    前記送信部は、前記操作部材の操作が終了したことを表す通知を受信した場合に、前記差情報を送信する、
    請求項6〜8のいずれか1項に記載のコンピュータ。
  10. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のアナログ電子時計と、請求項6〜9のいずれか1項に記載のコンピュータと、を含む時刻合わせシステム。
  11. 1又は複数の時刻針を有し、コンピュータから情報を受信するアナログ電子時計の時刻合わせ方法であって、
    前記コンピュータが、前記アナログ電子時計の前記時刻針の位置合わせを行う目標時刻である基準時刻を表示し、
    ユーザが、前記アナログ電子時計の前記時刻針を、前記基準時刻を示す位置に位置合わせし、
    前記コンピュータが、前記基準時刻と、現在時刻との差を特定する差情報を、前記アナログ電子時計に送信し、
    前記電子時計が、前記差情報に基づいて、前記時刻針の位置を、現在時刻を示す位置に合わせる、
    時刻合わせ方法。
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