JPH085763A - 時計装置 - Google Patents

時計装置

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Publication number
JPH085763A
JPH085763A JP6134462A JP13446294A JPH085763A JP H085763 A JPH085763 A JP H085763A JP 6134462 A JP6134462 A JP 6134462A JP 13446294 A JP13446294 A JP 13446294A JP H085763 A JPH085763 A JP H085763A
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JP
Japan
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hand
time
timepiece
clock
pressing
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Application number
JP6134462A
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English (en)
Inventor
Muneyuki Ogawa
宗之 小川
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、指針式の時計装置において、時刻修
正等を行なう際に、ねじやつまみの回転操作やタイマデ
ータの変更操作等を行なう必要なく、長針又は短針を直
接的に操作し、非常に簡単に所望の時刻に設定すること
を目的とする。 【構成】液晶表示部16の時刻表示画面に対応する透明
タブレット装置12上をタッチペンPで押圧操作した際
に、CPUに読出される押圧座標(x,y)までの指針
中心座標(x0 ,y0 )からの距離Lに基づき、長針操
作か短針操作かが判断されると共に、その押圧位置の移
動に応じて変化する押圧座標(x,y)に対応する時計
基準位置「12時(0分)」からの角度θが順次算出さ
れ、該算出角度θに応じて操作対象である長針又は短針
の表示指示位置が移動修正され、さらに、その指針修正
位置に対応する角度θから修正後の「分」又は「時」デ
ータが算出されて時間データレジスタのタイマデータも
修正される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長針と短針とで時刻を
視覚的に表示する指針式の時計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、指針式の時計は、ぜんまいやモー
タにより長針及び短針を機械的に回転させるものと、液
晶等の画面上に表示させた長針及び短針を電子的に回転
させるものが実用されている。
【0003】前記機械指針式の時計にあって、その表示
時刻の修正は、長針及び短針の各指針にギヤ等の機械機
構を介して結合された時刻調整用のねじやつまみ等を回
転操作することにより行なわれる。
【0004】また、電子指針式の時計にあって、その長
針及び短針は、内蔵のタイマにより計時更新される時間
データ(時間,分)に対応してその表示位置が設定され
るため、表示時刻の修正は、前記タイマにより計時更新
される時間データをデジタル表示させ、その表示数値を
キーやボタン等で変更操作することにより行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、前記機械
指針式の時計では、時刻調整用のねじやつまみ等を一々
回転操作しなければならず、また、前記電子指針式の時
計では、タイマによる計時データを一々表示させてその
数値変更操作をしなければならないため、機械式,電子
式の何れの時計にあっても、その時刻修正操作が非常に
面倒な問題がある。
【0006】本発明は、前記課題に鑑みなされたもの
で、例えば時刻修正を行なう際に、ねじやつまみの回転
操作やタイマデータの変更操作等を行なう必要なく、長
針又は短針を直接的に操作し、非常に簡単に所望の時刻
に設定することが可能になる時計装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る第1の時計装置は、長針と短針で時刻を視覚的に示す
時計と、この時計による時刻表示領域をカバーし該時刻
表示領域上での押圧位置を検出する透明のタブレット装
置と、このタブレット装置の押圧による指定位置に前記
時計の長針又は短針を移動させる指針移動手段とを備え
て構成したものである。
【0008】また、本発明に係わる第2の時計装置は、
長針と短針で時刻を視覚的に示す時計と、この時計によ
る時刻表示領域をカバーし該時刻表示領域上での押圧位
置を検出する透明のタブレット装置と、このタブレット
装置の押圧位置から長針又は短針を選択する指針選択手
段と、この指針選択手段により選択された長針又は短針
を前記タブレット装置の押圧による指定位置に移動させ
る指針移動手段とを備えて構成したものである。
【0009】また、本発明に係わる第3の時計装置は、
前記第1又は第2の時計装置にあって、前記時計による
時刻表示領域上での長針及び短針の回転中心に対する該
時刻表示領域上での基準位置と前記タブレット装置の押
圧位置とのなす角度を算出する角度算出手段と、この角
度算出手段により算出された前記タブレット装置の押圧
位置に対応する角度から時間データを算出する時間算出
手段とをさらに備えて構成したものである。
【0010】また、本発明に係わる第4の時計装置は、
前記第1又は第2の時計装置にあって、前記時計の時刻
に対応した位置データを書込んだテーブルをさらに備
え、前記指針移動手段を、前記テーブルに基づき前記タ
ブレットの押圧による指定位置に対応した時刻を得て前
記時計の長針又は短針を移動させる手段として構成した
ものである。
【0011】
【作用】つまり、前記第1の時計装置では、時計による
時刻表示領域上の指定位置が、該時刻表示領域をカバー
するタブレット装置の押圧により検出され、この検出さ
れた押圧位置に対応して前記時計の長針又は短針が移動
されることになる。
【0012】また、前記第2の時計装置では、時計によ
る時刻表示領域上の指定位置が、該時刻表示領域をカバ
ーするタブレット装置の押圧により検出され、この検出
された押圧位置に応じて前記時計の長針又は短針が選択
され、この選択された長針又は短針が前記タブレット装
置の押圧位置に対応して移動されることになる。
【0013】また、前記第3の時計装置では、前記第1
又は第2の時計装置にあって、さらに、時計による時刻
表示領域上での長針及び短針の回転中心に対する該時刻
表示領域上での基準位置とタブレット装置の押圧位置と
のなす角度が算出され、この算出された前記タブレット
装置の押圧位置に対応する角度から時間データが算出さ
れることになる。
【0014】また、前記第4の時計装置では、前記第1
又は第2の時計装置にあって、そのタブレット装置の押
圧による指定位置に対応する時刻表示領域上での時刻
が、時計の時刻に対応した位置データを書込んだテーブ
ルに従って求められ、前記時計の長針又は短針が移動さ
れることになる。
【0015】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明の時計装置を搭載した電子手帳の電
子回路の構成を示すブロック図である。
【0016】この電子手帳は、中央処理装置(CPU)
11を備えている。前記CPU11は、透明タブレット
装置12からタブレット駆動部13を介して検出され
る、該タブレット装置12の押圧位置に対応するX,Y
座標に応じて操作内容を判断し、ROM14に予め記憶
されているシステムプログラムを起動させ、回路各部の
動作制御を実行するもので、このCPU11には、前記
タブレット駆動部13、及びROM14の他、表示駆動
部15を介して液晶表示部(LCD)16が接続される
と共に、RAM17、及び時計部18が接続される。
【0017】前記透明タブレット装置12は、液晶表示
部16の表示画面領域に対応したタッチペンによる押圧
入力領域を有し、該表示画面上に覆い重ねて配設される
もので、この透明タブレット装置12から出力される押
圧位置検出電圧Voutは、タブレット駆動部13を介
して押圧位置に対応する液晶表示部16上でのXY座標
に変換され、押圧位置検出座標(x,y)としてCPU
11に与えられる。
【0018】これにより、CPU11では、液晶表示部
16の表示画面上での押圧位置が判断される。ここで、
例えばこの電子手帳の動作モードの切換えは、液晶表示
部16に表示された複数のアイコンからなるメニュー画
面を押圧操作することで行なわれる。
【0019】前記ROM14には、この電子手帳の全体
処理を司るシステムプログラムの他、時計モード,スケ
ジュールモード,アドレスモード等に応じた各動作モー
ド処理を司る個々のプログラムが記憶される。
【0020】前記RAM17には、透明タブレット装置
12による押圧入力操作等により、液晶表示部16に入
力表示されたスケジュールデータやアドレスデータ等の
各種手帳データが登録されるもので、このRAM16内
の登録データは、データ検索モードに応じて読出され、
液晶表示部16に表示される。
【0021】また、前記RAM17には、時計モードが
設定されて液晶表示部16に長針及び短針からなる指針
式の電子時計が表示された状態で、タッチペンによる前
記透明タブレット装置12の押圧位置に基づき、前記C
PU11により前記長針が選択されていると判断された
場合にセットされる長針フラグレジスタFL 、及び前記
短針が選択されていると判断された場合にセットされる
短針フラグレジスタFS が備えられる。
【0022】前記時計部18は、現在時刻の計時を行な
うもので、この計時時刻に対応する時間及び分データ
は、時間データレジスタ18aに逐次更新セットされ
る。ここで、この電子手帳が時計モードに設定されて前
記液晶表示部16に表示される指針式時計の長針及び短
針は、前記時計部18の時間データレジスタ18aにセ
ットされている時間及び分データに対応する角度で表示
される。
【0023】次に、前記構成による時計装置を搭載した
電子手帳の動作について説明する。図2は前記時計装置
を搭載した電子手帳における時計モード設定時の時計修
正処理を示すフローチャートである。
【0024】すなわち、この時計修正処理は、指針選択
処理(ステップSA)→指針移動処理(ステップSB)
→時計変更処理(ステップSC)→短針補正処理(ステ
ップSD)から構成される。
【0025】前記指針選択処理(ステップSA)は、液
晶表示部16上の透明タブレット装置12をタッチペン
により押圧操作した際に、その押圧位置に基づき、長針
に対する操作か又は短針に対する操作かを選択判断する
処理である。
【0026】前記指針移動処理(ステップSB)は、前
記指針選択処理(ステップSA)により選択された長針
又は短針の何れかの指針を、前記透明タブレット装置1
2に対する押圧位置に対応させて移動させる処理であ
る。
【0027】前記時計変更処理(ステップSC)は、前
記指針移動処理(ステップSB)による長針又は短針の
移動位置に対応する分データ又は時間データを算出し、
前記時計部18の時間データレジスタ18aにセットす
る処理である。
【0028】前記短針補正処理(ステップSD)は、前
記時計変更処理(ステップSC)により前記時計部18
の時間データレジスタ18aにセットされた分データに
対応して、短針の表示位置を補正する処理である。
【0029】図3は前記時計装置を搭載した電子手帳に
おける時計モード設定時の時計修正処理に伴なう指針選
択処理(ステップSA)を示すフローチャートである。
図4は前記時計装置を搭載した電子手帳における時計モ
ード設定時の時計修正処理に伴なう指針移動処理(ステ
ップSB)を示すフローチャートである。
【0030】図5は前記時計装置を搭載した電子手帳に
おける時計モード設定時の時計修正処理に伴なう時計変
更処理(ステップSC)を示すフローチャートである。
図6は前記時計装置を搭載した電子手帳における時計モ
ード設定時の時計修正処理に伴なう時刻表示画面上での
タッチペン操作及び時刻表示状態を示す図である。
【0031】ここでは、CPU11が時計モードに設定
され、液晶表示部16に長針及び短針からなる指針式時
計が表示されている状態で、現在の表示時刻を、例えば
図6(A)で示すように、10時10分から、図6
(B)で示すように、10時30分に修正する場合につ
いて説明する。
【0032】まず、図3における指針選択処理(ステッ
プSA)において、図6(A)で示すように、液晶表示
部16に10時10分として表示されている長針の先端
部に対応して透明タブレット装置12がタッチペンPで
押圧されると、タブレット駆動部13を介してその押圧
位置に対応する表示画面上のXY座標(x1 ,y1 )が
CPU11に読出される(ステップA1→A2)。
【0033】すると、時刻表示画面上での分針及び短針
の中心座標(x0 ,y0 )と、前記タッチペンPによる
押圧座標(x1 ,y1 )との距離Lが、下式(1)に基
づき算出されると共に、前記指針中心座標(x0 ,y
0 )に対し、時計の基準位置である「12時(0分)」
の方向を0度とした前記押圧座標(x1 ,y1 )までの
角度θ(この場合、60度)が算出される(ステップA
3)。
【0034】 L=Rt{(x1 −x02 +(y1 −y02 } …式(1) 但し、Rt{…}は平方根(ルート)の掛かる範囲を示
す。ここで、前記ステップA3にて算出された指針中心
座標(x0 ,y0 )から押圧座標(x1 ,y1 )までの
距離Lに基づき、その押圧位置が長針の操作範囲に属す
るのか短針の操作範囲に属するのかが判断される(ステ
ップA4)。
【0035】つまり、前記押圧座標(x1 ,y1 )まで
の距離Lが、短針の長さよりも長い場合には、長針に対
する操作と判断され、短針の長さ以下である場合には、
短針に対する操作と判断されるもので、ここでは、前記
押圧座標(x1 ,y1 )までの距離Lは短針の長さより
も長いので、長針に対する操作と判断され、前記ステッ
プA3にて算出された時計基準位置「12時(0分)」
を0度とした押圧座標(x1 ,y1 )までの角度θ(6
0度)に基づき、その押圧位置に対応する「分」(10
分)が算出される(ステップA4→A5)。
【0036】すると、前記ステップA5にて算出され
た、ユーザ押圧位置に対応する「分」と、時計部18の
時間データレジスタ18aにセットされている現在の長
針指示位置に対応する「分」とが、予め設定された誤差
範囲内(例えば、±2分以内)で一致するか否か判断さ
れる(ステップA6)。
【0037】このステップA6にて「Yes」、つま
り、前記押圧位置に対応して算出された「分」と、現在
の長針指示位置に対応する「分」とが一致することで、
長針に対する操作が確認されると、RAM17内の長針
フラグレジスタFL がセットされる(ステップA6→A
7)。
【0038】一方、例えば前記ステップA3にて算出さ
れた押圧座標(x1 ,y1 )までの距離Lが、短針の長
さ以下であり、短針に対する操作と判断されると、同ス
テップA3にて算出された時計基準位置「12時(0
分)」を0度とした押圧座標(x1 ,y1 )までの角度
θに基づき、その押圧位置に対応する「時」が算出され
る(ステップA4→A8)。
【0039】すると、前記ステップA8にて算出され
た、ユーザ押圧位置に対応する「時」と、時計部18の
時間データレジスタ18aにセットされている現在の短
針指示位置に対応する「時」とが一致するか否か判断さ
れる(ステップA9)。
【0040】このステップA9にて「Yes」、つま
り、前記押圧位置に対応して算出された「時」と、現在
の短針指示位置に対応する「時」とが一致することで、
短針に対する操作が確認されると、RAM17内の短針
フラグレジスタFS がセットされる(ステップA9→A
10)。
【0041】こうして、前記図3における指針選択処理
(ステップSA)により、長針フラグレジスタFL がセ
ットされた状態で、図4における指針移動処理(ステッ
プSB)において、図6(A)の矢印aで示すように、
タッチペンPによる現在の長針指示位置(10分)に対
応させたユーザ押圧位置を、目的とする分修正位置(3
0分)まで移動させると、そのタッチペンPの移動に伴
ない変化する押圧座標(x1 ,y1 )〜(x2 ,y2
が、タブレット駆動部13を介して順次CPU11に読
出される(ステップB1)。
【0042】すると、前記タッチペンPの移動に伴ない
変化する押圧座標(x1 ,y1 )〜(x2 ,y2 )のそ
れぞれに対応する前記時計基準位置「12時(0分)」
を0度とした角度θが順次算出され、そのそれぞれの算
出角度θに応じて、長針の表示指示位置が移動修正され
る(ステップB3)。
【0043】つまり、前記図6(A)の矢印aで示すよ
うな、時刻表示画面上でのタッチペンPの移動軌跡に対
応して、長針の表示指示位置も移動されるもので、この
タッチペンPによる時刻表示画面上での押圧移動操作が
継続される状態、すなわち、透明タブレット装置12か
らタブレット駆動部13を介してその押圧座標(x1
1 )〜(x2 ,y2 )が継続的に読出される状態で
は、該押圧座標(x1 ,y1 )〜(x2 ,y2 )の変化
に伴なう長針表示位置の移動修正処理も継続される(ス
テップB4→B1)。
【0044】こうして、前記図4における指針移動処理
(ステップSB)により、長針の表示指示位置が、(1
0分)の位置から(30分)の位置へ移動修正される
と、図5における時計変更処理(ステップSC)におい
て、まず、長針指示位置が移動修正されたことが、RA
M14内の長針フラグレジスタFL がセットされている
ことで判断される(ステップC1)。
【0045】すると、前記ステップB4においてタッチ
ペンPが透明タブレット装置12から離れたと判断され
た時点で前記ステップB2において既に算出されている
ユーザ押圧位置(x2 ,y2 )に対応する長針角度θ、
つまり、長針移動修正後の指示位置に対応する角度θ
(この場合、180度)に基づき、現在の長針指示位置
に対応する「分」(30分)が算出され、時計部18に
おける時間データレジスタ18aに修正後の分データと
してセットされる(ステップC2,C3)。
【0046】一方、前記図5における時計変更処理(ス
テップSC)において、RAM14内の短針フラグレジ
スタFS がセットされていることで短針指示位置が移動
修正されたと判断された場合には、前記ステップB4に
おいてタッチペンPが透明タブレット装置12から離れ
たと判断された時点で前記ステップB2において既に算
出されているユーザ押圧位置に対応する短針角度θ、つ
まり、短針移動修正後の指示位置に対応する角度θに基
づき、現在の短針指示位置に対応する「時」が算出さ
れ、時計部18における時間データレジスタ18aに修
正後の時データとしてセットされる(ステップC1→C
4,C3)。
【0047】こうして、前記指針選択処理(ステップS
A)、指針移動処理(ステップSB)、時計変更処理
(ステップSC)を経て、例えば前記図6(A)で示し
たように、前記長針の表示指示位置がタッチペンPの移
動押圧操作に応じて“10分”の位置から“30分”の
位置に移動修正される共に、該長針の移動後の位置に対
応する分データにより、前記時計部18における時間デ
ータレジスタ18aも修正されると、図6(B)の矢印
bで示すように、該修正後の長針指示位置に対応する分
データ(30分)に対応して、短針による表示指示位置
も、前記時間データレジスタ18aで示される時データ
(この場合、10時)の範囲内で移動されて補正される
(ステップAD)。
【0048】一方、前述したように、タッチペンPによ
る長針の移動修正操作により、時刻表示画面上における
時刻表示が、例えば10時30分に修正されると共に、
時計部18における時間データレジスタ18aも10時
30分に修正された状態で、さらに、例えば11時30
分に修正すべく、まず、図6(B)で示すように、タッ
チペンPにより、液晶表示部16に表示されている短針
の先端部に対応して透明タブレット装置12を押圧する
と、前記図3における指針選択処理(ステップSA)に
おいて、タブレット駆動部13を介してその押圧位置に
対応する表示画面上のXY座標(x3 ,y3 )がCPU
11に読出される(ステップA1→A2)。
【0049】すると、前記指針中心座標(x0 ,y0
と、前記タッチペンPによる短針の先端に対応する押圧
座標(x3 ,y3 )との距離Lが、下式(2)に基づき
算出されると共に、時計基準位置「12時(0分)」を
0度としたその押圧座標(x3 ,y3 )までの角度θ
(この場合、315度)が算出される(ステップA
3)。
【0050】 L=Rt{(x3 −x02 +(y3 −y02 } …式(2) 但し、Rt{…}は平方根(ルート)の掛かる範囲を示
す。ここで、前記ステップA3にて算出された指針中心
座標(x0 ,y0 )から押圧座標(x3 ,y3 )までの
距離Lに基づき、その押圧位置が短針の操作範囲に属す
ると判断されると、同ステップA3にて算出された時計
基準位置「12時(0分)」を0度とした押圧座標(x
3 ,y3 )までの角度θ(315度)に基づき、その押
圧位置に対応する「時」(この場合、10時)が算出さ
れる(ステップA4→A8)。
【0051】すると、前記ステップA8にて算出され
た、ユーザ押圧位置に対応する「時」(10時)と、時
計部18の時間データレジスタ18aにセットされてい
る現在の短針指示位置に対応する「時」(10時)とが
一致することで、短針に対する操作が確認されると、R
AM17内の短針フラグレジスタFS がセットされる
(ステップA9→A10)。
【0052】こうして、前記図3における指針選択処理
(ステップSA)により、短針フラグレジスタFS がセ
ットされた状態で、図4における指針移動処理(ステッ
プSB)において、図6(A)の矢印cで示すように、
タッチペンPによる現在の短針指示位置(10.5時)
に対応させたユーザ押圧位置を、目的とする時修正位置
(11時)まで移動させると、そのタッチペンPの移動
に伴ない変化する押圧座標(x3 ,y3 )〜(x4 ,y
4 )が、タブレット駆動部13を介して順次CPU11
に読出される(ステップB1)。
【0053】すると、前記タッチペンPの移動に伴ない
変化する押圧座標(x3 ,y3 )〜(x4 ,y4 )のそ
れぞれに対応する前記時計基準位置「12時(0分)」
を0度とした角度θが順次算出され、そのそれぞれの算
出角度θに応じて、短針の表示指示位置が移動修正され
る(ステップB3)。
【0054】つまり、前記図6(B)の矢印cで示すよ
うな、時刻表示画面上でのタッチペンPの移動軌跡に対
応して、短針の表示指示位置も移動されるもので、この
タッチペンPによる時刻表示画面上での押圧移動操作が
継続される状態、すなわち、透明タブレット装置12か
らタブレット駆動部13を介してその押圧座標(x3
3 )〜(x4 ,y4 )が継続的に読出される状態で
は、該押圧座標(x3 ,y3 )〜(x4 ,y4 )の変化
に伴なう短針表示位置の移動修正処理も継続される(ス
テップB4→B1)。
【0055】こうして、前記図4における指針移動処理
(ステップSB)により、短針の表示指示位置が、(1
0.5時)の位置から(11時)の位置へ移動修正され
ると、図5における時計変更処理(ステップSC)にお
いて、まず、短針指示位置が移動修正されたことが、R
AM14内の短針フラグレジスタFS がセットされてい
ることで判断される(ステップC1)。
【0056】すると、前記ステップB4においてタッチ
ペンPが透明タブレット装置12から離れたと判断され
た時点で前記ステップB2において既に算出されている
ユーザ押圧位置(x4 ,y4 )に対応する短針角度θ、
つまり、短針移動修正後の指示位置に対応する角度θ
(この場合、330度)に基づき、現在の短針指示位置
に対応する「時」(11時)が算出され、時計部18に
おける時間データレジスタ18aに修正後の時データと
してセットされる(ステップC1→C4,C3)。
【0057】こうして、前記指針選択処理(ステップS
A)、指針移動処理(ステップSB)、時計変更処理
(ステップSC)を経て、例えば前記図6(B)で示し
たように、前記短針の表示指示位置がタッチペンPの移
動押圧操作に応じて“10.5時”の位置から“11
時”の位置に移動修正される共に、該短針の移動後の位
置に対応する時データにより、前記時計部18における
時間データレジスタ18aも修正されると、その時点の
長針指示位置に対応する分データ(この場合、30分)
に対応して、前記短針による表示指示位置は、前記時間
データレジスタ18aで示される時データ(この場合、
11時)の範囲内で正確に補正される(ステップA
D)。
【0058】これにより、時刻表示画面上における透明
タブレット装置12上でのタッチペンPの押圧操作のみ
で、長針及び短針による表示指示位置が修正され、これ
に伴ない、時計部18内の時間データレジスタ18aも
修正されるようになる。
【0059】したがって、前記構成の時計装置を搭載し
た電子手帳によれば、液晶表示部16の時刻表示画面に
対応する透明タブレット装置12上をタッチペンPで押
圧操作した際に、タブレット駆動部13を介してCPU
11に読出される押圧座標(x,y)までの指針中心座
標(x0 ,y0 )からの距離Lに基づき、長針操作か短
針操作かが判断されると共に、その押圧位置の移動に応
じて変化する押圧座標(x,y)に対応する時計基準位
置「12時(0分)」からの角度θが順次算出され、該
算出角度θに応じて操作対象である長針又は短針の表示
指示位置が移動修正され、さらに、その指針修正位置に
対応する角度θから修正後の「分」又は「時」データが
算出されて時計部18における時間データレジスタ18
aも修正されるので、従来の指針式時計装置のように、
ねじやつまみの回転操作やタイマデータの面倒な変更操
作等を行なう必要はなく、長針又は短針に対し、タッチ
ペンPを直接的に押圧指示し、その修正先を移動指示す
るだけで、非常に簡単に指針表示時刻及びタイマ時刻の
修正を行なうことができる。
【0060】なお、前記実施例では、タッチペンPによ
る押圧座標(x,y)に対応する指針中心座標(x0
0 )からの距離Lを算出すると共に、時計基準位置
「12時(0分)」からの角度θを算出し、この算出距
離L及び角度θに応じて長針又は短針の表示指示位置が
選択的に移動修正されると共に、対応する分データ又は
時データが算出されて時間データレジスタ18aも変更
修正される構成としたが、タッチペンPによる押圧位置
から対応する指針位置及び時間データを割出す他の実施
手段として、次のように構成してもよい。
【0061】図7は前記時計装置を搭載した電子手帳の
他の実施例を説明するための時刻表示領域における1分
毎(0〜59)の分割線を示す図である。図8は前記時
計装置を搭載した電子手帳の他の実施例に用いられる座
標位置変換テーブルを示す図である。
【0062】すなわち、図7で示すように、時刻表示領
域における指針中心座標(x0 ,y0 )と、例えば1分
毎の目盛り(0〜59)とを結ぶそれぞれの線分に対応
して設定された、各線分毎に長針範囲Lと短針範囲Sと
で分割した所定数のX,Y座標(x1 ,y1 )〜(x
n ,yn )を、図8で示すように、前記1分毎の目盛り
データ(0〜59)のそれぞれに対応させて記憶させた
テーブルを備えさせる。
【0063】そして、タッチペンPによる押圧座標
(x,y)を、前記テーブル内の各XY座標との一致に
より検出し、長針が操作されたか短針が操作されたかを
判断すると共に、その押圧座標(x,y)に対応する分
目盛り又は時目盛りを、同テーブル内の目盛りデータ
(0〜59)により直接得て、ユーザ押圧位置に対応し
た指針表示指示位置の移動修正や時間データの変更修正
を行なう構成としてもよい。
【0064】また、前記実施例では、タッチペンPによ
る最初の押圧座標(x,y)が現在の長針表示指示位置
又は短針表示指示位置に一致するかを選択判断し、その
後の押圧移動操作に伴ない変化する押圧座標(x,y)
…に従って、長針又は短針の表示指示位置を順次移動し
て修正する構成としたが、タッチペンPによる最初の押
圧位置を、直接修正先の位置とし、その押圧座標(x,
y)が長針範囲か短針範囲かを選択判断し、該押圧座標
(x,y)に対応する時計角度θ又は目盛りデータに従
って、1点押圧操作で長針又は短針の移動修正を行なう
構成としてもよい。
【0065】さらに、前記実施例では、電子手帳等、電
子機器に搭載される指針式電子時計装置を対象として説
明したが、ステップモータ等のサーボモータで指針駆動
される機械式の時計装置の時刻表示領域上に、透明タブ
レット装置を配設し、タッチペンPによる押圧座標
(x,y)に従って、前記実施例同様にサーボモータを
駆動制御し、その長針又は短針を移動修正する構成とし
てもよい。この場合、例えば高所に配置された掛時計や
置時計等に対しても、容易に表示時刻の修正を行なうこ
とができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の時計装置
によれば、時計による時刻表示領域上の指定位置が、該
時刻表示領域をカバーするタブレット装置の押圧により
検出され、この検出された押圧位置に対応して前記時計
の長針又は短針が移動されるようになる。
【0067】また、本発明の第2の時計装置によれば、
時計による時刻表示領域上の指定位置が、該時刻表示領
域をカバーするタブレット装置の押圧により検出され、
この検出された押圧位置に応じて前記時計の長針又は短
針が選択され、この選択された長針又は短針が前記タブ
レット装置の押圧位置に対応して移動されるようにな
る。
【0068】また、本発明の第3の時計装置によれば、
前記第1又は第2の時計装置にあって、さらに、時計に
よる時刻表示領域上での長針及び短針の回転中心に対す
る該時刻表示領域上での基準位置とタブレット装置の押
圧位置とのなす角度が算出され、この算出された前記タ
ブレット装置の押圧位置に対応する角度から時間データ
が算出されるようになる。
【0069】また、本発明の第4の時計装置によれば、
前記第1又は第2の時計装置にあって、そのタブレット
装置の押圧による指定位置に対応する時刻表示領域上で
の時刻が、時計の時刻に対応した位置データを書込んだ
テーブルに従って求められ、前記時計の長針又は短針が
移動されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる時計装置を搭載した電
子手帳の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記時計装置を搭載した電子手帳における時計
モード設定時の時計修正処理を示すフローチャート。
【図3】前記時計装置を搭載した電子手帳における時計
モード設定時の時計修正処理に伴なう指針選択処理を示
すフローチャート。
【図4】前記時計装置を搭載した電子手帳における時計
モード設定時の時計修正処理に伴なう指針移動処理を示
すフローチャート。
【図5】前記時計装置を搭載した電子手帳における時計
モード設定時の時計修正処理に伴なう時計変更処理を示
すフローチャート。
【図6】前記時計装置を搭載した電子手帳における時計
モード設定時の時計修正処理に伴なう時刻表示画面上で
のタッチペン操作及び時刻表示状態を示す図。
【図7】前記時計装置を搭載した電子手帳の他の実施例
を説明するための時刻表示領域における1分毎(0〜5
9)の分割線を示す図。
【図8】前記時計装置を搭載した電子手帳の他の実施例
に用いられる座標位置変換テーブルを示す図。
【符号の説明】
11…中央処理装置(CPU)、12…透明タブレット
装置、13…タブレット駆動部、14…ROM、15…
表示駆動部、16…液晶表示部(LCD)、17…RA
M、FL …長針フラグレジスタ、FS …短針フラグレジ
スタ、18…時計部、18a…時間データレジスタ、P
…タッチペン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長針と短針で時刻を視覚的に示す時計
    と、 この時計による時刻表示領域をカバーし該時刻表示領域
    上での押圧位置を検出する透明のタブレット装置と、 このタブレット装置の押圧による指定位置に前記時計の
    長針又は短針を移動させる指針移動手段と、を具備した
    ことを特徴とする時計装置。
  2. 【請求項2】 長針と短針で時刻を視覚的に示す時計
    と、 この時計による時刻表示領域をカバーし該時刻表示領域
    上での押圧位置を検出する透明のタブレット装置と、 このタブレット装置の押圧位置から長針又は短針を選択
    する指針選択手段と、 この指針選択手段により選択された長針又は短針を前記
    タブレット装置の押圧による指定位置に移動させる指針
    移動手段と、を具備したことを特徴とする時計装置。
  3. 【請求項3】 前記時計による時刻表示領域上での長針
    及び短針の回転中心に対する該時刻表示領域上での基準
    位置と前記タブレット装置の押圧位置とのなす角度を算
    出する角度算出手段と、 この角度算出手段により算出された前記タブレット装置
    の押圧位置に対応する角度から時間データを算出する時
    間算出手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の時計装置。
  4. 【請求項4】 前記時計の時刻に対応した位置データを
    書込んだテーブルをさらに備え、前記指針移動手段は、
    前記テーブルに基づき前記タブレットの押圧による指定
    位置に対応した時刻を得て前記時計の長針又は短針を移
    動させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    時計装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6944472B1 (en) 1999-03-26 2005-09-13 Nec Corporation Cellular phone allowing a hand-written character to be entered on the back
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