JPWO2018168465A1 - 紙幣処理装置 - Google Patents
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Abstract
紙幣処理装置は、紙幣が入金される入金部と、入金部から入金された紙幣を識別する紙幣識別部と、を有する上部ユニットと、紙幣識別部で識別された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、一時保留部で保留された紙幣を収納する紙幣収納部と、を有する下部ユニットと、を有する。このように、一時保留部は、下位ユニットに収容されるので、ユーザは、一時保留部のメンテナンスが容易となる。
Description
本発明は、紙幣処理装置に関する。
従来、上部の処理部と、中間部の第1金庫部と、下部の第2金庫部と、に大別された紙幣処理装置が存在する。この紙幣処理装置は、上部の処理部が、入金部、出金部、搬送部、識別部、および一時保留部等の様々な装置を有している(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら特許文献1では、上記したように様々な装置が上部の処理部に組み込まれているため、上部の処理部内は、様々な装置が入り組み、一時保留部へのアクセスが困難であるという問題がある。
そこで本発明は、一時保留部へのアクセスを容易にする技術を提供することを目的とする。
本発明の紙幣処理装置は、紙幣が入金される入金部と、前記入金部から入金された紙幣を識別する紙幣識別部と、を有する上部ユニットと、前記紙幣識別部で識別された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、前記一時保留部で保留された紙幣を収納する紙幣収納部と、を有する下部ユニットと、を有する。
本発明によれば、一時保留部へのアクセスが容易となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る紙幣処理装置1の斜視図である。図1に示す紙幣処理装置1は、例えば、銀行やスーパーマーケット等、大量に現金が取り扱われる分野において用いられる。例えば、紙幣処理装置1は、銀行窓口の出納業務や、スーパーマーケットの売上金業務等において、現金の入金や出金、計数、保管管理等に用いられる。以下では、紙幣処理装置1に対し、図1に示すx、y、z軸の直交座標系を設定する。
図1は、第1の実施の形態に係る紙幣処理装置1の斜視図である。図1に示す紙幣処理装置1は、例えば、銀行やスーパーマーケット等、大量に現金が取り扱われる分野において用いられる。例えば、紙幣処理装置1は、銀行窓口の出納業務や、スーパーマーケットの売上金業務等において、現金の入金や出金、計数、保管管理等に用いられる。以下では、紙幣処理装置1に対し、図1に示すx、y、z軸の直交座標系を設定する。
図1に示すように、紙幣処理装置1は、上部ユニット2aと、下部ユニット2bと、に分けられる。
上部ユニット2aは、入金部3と、出金部4a,4bと、上カバー5と、施錠部6と、を有している。入金部3は、紙幣処理装置1に入金する紙幣を投入する投入口である。出金部4a,4bは、紙幣処理装置1から出金された紙幣を取出す取出口である。また、出金部4a,4bは、リジェクト紙幣や識別できなかった紙幣等を取出す取出口である。
上カバー5は、上部ユニット2aの少なくとも前面を覆うカバーである。上カバー5は、施錠部6によって、上部ユニット2a本体に施錠され、固定されている。上カバー5は、施錠部6による施錠が解除されると、以下で説明する上部ユニット2a内部の各種装置(例えば、図2に示す入金部3、出金部4a,4b、制御部11、搬送部12、または識別部13を参照)と共に、上部ユニット2a本体から前方へ引き出せるようになっている。
施錠部6は、上カバー5の前面に設けられている。施錠部6は、例えば、電子錠であり、上部ユニット2a内部のアクセスを制限する。例えば、施錠部6は、予め設定された暗証番号が入力されないと、上部ユニット2a内部の各種装置を上部ユニット2a本体から引き出せないようにしている。
これにより、施錠部6の暗証番号を知っている特定の権限を持ったユーザは、上部ユニット2a内部にアクセスできる。例えば、特定の権限を持ったユーザは、上部ユニット2a内部の各種装置にアクセスできる。
下部ユニット2bは、開閉扉7aと、施錠部7bと、を有している。開閉扉7aは、下部ユニット2b内部にアクセスするための扉である。
開閉扉7aの前面には、施錠部7bが設けられている。施錠部7bは、例えば、電子錠であり、下部ユニット2b内部へのアクセスを制限する。例えば、開閉扉7aは、施錠部7bに予め設定された暗証番号が入力されないと、開けることができないようになっている。
これにより、施錠部7bの暗証番号を知っている特定の権限を持ったユーザは、下部ユニット2b内部にアクセスできる。例えば、特定の権限を持ったユーザは、以下で説明する下部ユニット2a内部の一時保留部または金庫(例えば、図2に示す一時保留部14または金庫15を参照)にアクセスできる。
なお、上記で説明した施錠部6,7bは、電子錠に限られない。施錠部6,7bは、例えば、シリンダー錠等であってもよい。
図2は、図1の紙幣処理装置1を+y軸方向から見た概略断面図である。図2において、図1と同じものには同じ符号が付してある。図2では、図1の紙幣処理装置1の形状等を簡略化して図示している。
図2に示すように、紙幣処理装置1の上部ユニット2aは、制御部11と、搬送部12と、識別部13と、を有している。
制御部11は、紙幣処理装置1全体を制御する。例えば、制御部11は、入金部3に入金された紙幣の入金処理を行う。具体的には、制御部11は、搬送部12を制御し、入金部3に入金された紙幣を識別部13に搬送する。制御部11は、識別部13を制御し、紙幣の真贋、正損、または金種等を識別させる。制御部11は、識別部13の識別結果に基づいて、正常紙幣等を下部ユニット2bの一時保留部14に一時保留し、リジェクト紙幣を出金部4a,4bに搬送する。そして、制御部11は、例えば、ユーザによって、入金確定操作等が行われると、一時保留部14に一時保留した紙幣を、紙幣収納部18a〜18eに搬送する。
また、制御部11は、例えば、紙幣収納部18a〜18eに収納されている紙幣の出金処理を行う。具体的には、制御部11は、ユーザからの出金要求に応じた紙幣を、紙幣収納部18a〜18eから繰出す。制御部11は、搬送モジュール17および搬送部12を制御し、繰出した紙幣を出金部4a,4bに搬送する。制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび所定のデータを記憶するメモリ等とを備えた装置によって、上記の機能を実現する。
搬送部12は、ループ状の搬送路を有している。搬送部12は、入金部3、出金部4a,4b、一時保留部14、搬送モジュール17、および紙幣収納部18a〜18eと接続されている。搬送部12は、制御部11の指示に応じて、紙幣を各部へ搬送する。
識別部13は、搬送部12上に設けられている。識別部13は、画像センサ、赤外線センサ、紫外線センサ、または磁気センサ等を備え、搬送部12を搬送する紙幣の真贋、正損、または金種等を識別する。
下部ユニット2bは、一時保留部14と、金庫15と、開閉扉16aと、施錠部16bと、搬送モジュール17と、紙幣収納部18a〜18eと、を有している。
一時保留部14は、例えば、入金部3に投入された紙幣を一時的に保留する。また、一時保留部14は、例えば、出金処理時に発生したリジェクト紙幣等を一時的に保留する。一時保留部14は、例えば、紙幣を巻き取るドラムを有した巻取式の保留部である。
一時保留部14は、下部ユニット2bに配置される。例えば、一時保留部14は、下部ユニット2bの金庫15の前面と、開閉扉7aとの間の空間に設置される。言い換えれば、一時保留部14は、金庫15外であって、下部ユニット2b内に配置される。
ここで、上部ユニット2aは、入金部3、出金部4a,4b、制御部11、搬送部12、および識別部13等の各種装置を有する。そのため、一時保留部14を、上位ユニット2aに配置すると、各種装置と入り組むことになり、ユーザは、一時保留部14へのアクセスが困難となる。具体的には、施錠部6による施錠が解除され、上部ユニット2a内部の各種装置が前方へ引き出されても、入金部3、出金部4a,4b、制御部11、搬送部12、または識別部13などの各種装置が邪魔になり、一時保留部14が外部からアクセスされにくい配置になることがある。そのため、一時保留部14に滞留した紙幣を取り除いたり、一時保留部14の部品を交換したりする作業が困難となる。
しかし、上記したように、一時保留部14は、入金部3、出金部4a,4b、制御部11、搬送部12、および識別部13等の各種装置を有していない、下部ユニット2bに配置される。より具体的には、上記したように、金庫15の前面と、開閉扉7aとの間の空間に、一時保留部14は配置される。施錠部7bによる施錠が解除され、開閉扉7aが開かれると、一時保留部14は外部に露出した状態とされる。
これにより、ユーザは、一時保留部14に容易にアクセスでき、一時保留部14のメンテナンスを容易に行うことができる。より具体的には、ユーザは、開閉扉7aを開けると、一時保留部14にアクセスでき、一時保留部14のメンテナンスを容易に行うことができる。
金庫15は、搬送モジュール17と、紙幣収納部18a〜18eとを収容している。金庫15は、前面に開閉扉16aと、施錠部16bと、を有している。開閉扉16aは、金庫15内部にアクセスするための扉である。
施錠部16bは、開閉扉16aの前面に設けられている。施錠部16bは、例えば、電子錠であり、金庫15内部へのアクセスを制限する。例えば、開閉扉16aは、施錠部16bに予め設定された暗証番号が入力されないと、開けることができないようになっている。
これにより、施錠部16bの暗証番号を知っている特定の権限を持ったユーザは、金庫15内部にアクセスできる。例えば、特定の権限を持ったユーザは、金庫15内に収容されている紙幣収納部18a〜18eにアクセスできる。
搬送モジュール17は、金庫15内に収容されている。搬送モジュール17は、金庫15に対し、着脱可能となっている。搬送モジュール17は、搬送部12と、紙幣収納部18bとを結ぶ搬送路を有している。
一時保留部14は、内部に紙幣を収納する収納部である。また、紙幣収納部18a〜18eも、内部に紙幣を収納する収納部である。第1の実施の形態では、これらの収納部が下部ユニット2bに集中的に配置されている。一方、上部ユニット2aには、内部に紙幣を収納する収納部が配置されていない。このように、紙幣処理装置1は、収納機能を有する下部ユニット2bと、紙幣の入出金や識別などの処理機能を有する上部ユニット2aとの、機能的に区別されたユニットから構成される。
図3は、+y軸方向から見た搬送モジュール17の概略断面図である。図3に示すように、搬送モジュール17は、搬送部(搬送路)21〜23を有している。
搬送モジュール17が金庫15に装着された状態(例えば図2に示す状態)では、図3に示す搬送部21は、図2の搬送部12と接続された搬送部と接続される。また、図3に示す搬送部22は、図2の紙幣収納部18bの上側の収納部と接続された搬送部と接続される。また、図3に示す搬送部23は、図2の紙幣収納部18bの下側の収納部と接続された搬送部と接続される。
搬送モジュール17は、紙幣の搬送経路を切替える複数の分岐部を有している。搬送モジュール17は、制御部11による分岐部の制御に応じて、紙幣の搬送先を切替える。
例えば、搬送モジュール17は、図2の搬送部12から搬送された紙幣を搬送部22に搬送して、図2の紙幣収納部18bの上側の収納部に搬送したり、図2の搬送部12から搬送された紙幣を搬送部23に搬送して、図2の紙幣収納部18bの下側の収納部に搬送したりする。また、搬送モジュール17は、図2の紙幣収納部18bの上側の収納部から繰出された紙幣を搬送部21に搬送して、図2の搬送部12に搬送したり、図2の紙幣収納部18bの下側の収納部から繰出された紙幣を搬送部21に搬送して、図2の搬送部12に搬送したりする。
搬送モジュール17は、図2に示した紙幣収納部18a〜18eと入れ替えることができる。例えば、搬送モジュール17は、図2に示した紙幣収納部18cの位置に装着されることができる。この場合、図2の紙幣収納部18dの位置には、2つの収納部を備えた紙幣収納部18bが位置する。すなわち、紙幣処理装置1は、着脱式の搬送部モジュール17によって、搬送路および紙幣収納部をフレキシブルに構成することができる。
図2の説明に戻る。紙幣収納部18a〜18eは、金庫15内に収容されている。紙幣収納部18a〜18eは、金庫15に対し、着脱可能となっている。
紙幣収納部18a,18c〜18eは、紙幣を収納および繰出す開口部を上面に有している。紙幣収納部18a,18c〜18eは、搬送部12から搬送される紙幣を、上面に設けられた開口部から収納する。また、紙幣収納部18a,18c〜18eは、収納している紙幣を、上面に設けられた開口部から搬送部12に繰出す。
紙幣収納部18bは、上下方向(z軸方向)において2つの収納部を有している。紙幣収納部18bは、2つの収納部のそれぞれにおいて、紙幣を収納および繰出す開口部を側面に有している。紙幣収納部18bは、搬送モジュール17から搬送される紙幣を、側面に設けられた開口部から収納する。また、紙幣収納部18bは、収納している紙幣を、側面に設けられた開口部から搬送モジュール17に繰出す。
搬送モジュール17および紙幣収納部18a〜18eは、例えば、金庫15内の底面に設けられているレール(図示せず)の上に、金庫15の前面および背面方向(x軸方向)に可動するよう設置されている。これにより、ユーザは、搬送モジュール17および紙幣収納部18a〜18eを、金庫15の外に引き出すことができる。例えば、ユーザは、下部ユニット2bの開閉扉7aを開け、一時保留部14を外し、金庫15の開閉扉16aを開けることにより、搬送モジュール17および紙幣収納部18a〜18eを、金庫15の外に引き出すことができる。また、ユーザは、金庫15外に引き出した搬送モジュール17および紙幣収納部18a〜18eを、金庫15の中に収容することができる。
紙幣処理装置1の管理権限について説明する。まず、上部ユニット2aと、下部ユニット2bは、図1で説明したように、それぞれ施錠部6と施錠部7bとを有している。これにより、上部ユニット2aと、下部ユニット2bとの管理権限を、別々にすることができる。
さらに、下部ユニット2b内の一時保留部14と紙幣収納部18a〜18eは、施錠部16bを有した金庫15により、互いに隔離された領域に配置されている。例えば、一時保留部14は、下部ユニット2b内であって、金庫15外に配置され、紙幣収納部18a〜18eは、下部ユニット2b内であって、金庫15内に配置されている。これにより、下部ユニット2bの一時保留部14と、紙幣収納部18a〜18eとの管理権限を、別々にすることができる。
すなわち、紙幣処理装置1は、上部ユニット2aと、下部ユニット2bの一時保留部14と、下部ユニット2bの紙幣収納部18a〜18eとの管理権限を、別々にすることができる。
例えば、上部ユニット2a内にアクセスできる権限を持つユーザには、上部ユニット2aの施錠部6の暗証番号を伝える。下部ユニット2bの一時保留部14にアクセスできる権限を持つユーザには、下部ユニット2bの開閉扉7aを開けるための施錠部7bの暗証番号を伝える。下部ユニット2bの紙幣収納部18a〜18eにアクセスできる権限を持つユーザには、下部ユニット2bの開閉扉7aを開けるための施錠部7bの暗証番号と、金庫15の開閉扉16aを開けるための施錠部16bの暗証番号を伝える。これにより、上部ユニット2aと、一時保留部14と、紙幣収納部18a〜18eとの管理権限を別々にすることができる。
なお、施錠部6,7b,16bが、例えば、シリンダー錠である場合、シリンダー錠の鍵を、上部ユニット2aと、一時保留部14と、紙幣収納部18a〜18eとのそれぞれの管理権限を持つユーザに渡せばよい。
また、施錠部6,7b,16bの暗証番号は、各管理権限を有するユーザが、他の管理権限の部位にアクセスできないよう、異なる暗証番号にする。施錠部6,7b,16bがシリンダー錠の場合、各管理権限において、異なる鍵にする。
以上説明したように、紙幣処理装置1の上部ユニット2aは、紙幣が入金される入金部3と、入金部3から入金された紙幣を識別する識別部13と、を有する。下部ユニット2bは、識別部13で識別された紙幣を一時的に保留する一時保留部14と、一時保留部14で一時保留された紙幣を収納する紙幣収納部18a〜18eと、を有する。このように、一時保留部14は、下位ユニット2bに収容されるので、ユーザは、一時保留部14のメンテナンスが容易となる。
また、一時保留部14は、金庫15の開閉扉16aと、下部ユニット2bの開閉扉7aとの間に設けられる。これにより、紙幣処理装置1は、一時保留部14を上部ユニット2aに配置した場合より、装置の高さを低くすることができる。例えば、上部ユニット2aは、入金部3や識別部13等の各種装置を収容する。このため、仮に一時保留部14を上部ユニット2aに配置すると、上部ユニット2aの高さが高くなってしまう。これに対し、一時保留部14は、金庫15の開閉扉16aと、下部ユニット2bの開閉扉7aとの間に設けられるので、上部ユニット2aの高さを低くできる。
また、紙幣処理装置1は、上部ユニット2aの内部へのアクセスを制限する施錠部6と、一時保留部14が設けられる領域へのアクセスを制限する施錠部7bと、紙幣収納部18a〜18eが設けられる領域へのアクセスを制限する施錠部16bと、を有する。これにより、上部ユニット2aと、下部ユニット2bの一時保留部14と、下部ユニット2bの紙幣収納部18a〜18eとの管理権限を別々にすることができる。
また、上記したように、制御部11は、入金部3に入金された紙幣を、一時保留部14に一時保留し、ユーザによって、入金確定操作等が行われると、一時保留部14に一時保留した紙幣を紙幣収納部18a〜18eに収納する。従って、一時保留部14には、入金確定前および入金確定後の状態の紙幣が保留される。
一般的に入金確定前と入金確定後とでは、紙幣の管理権限が異なる。そのため、一時保留部14は、管理権限の明確な領域に配置されるのが望ましい。紙幣処理装置1では、一時保留部14は、下部ユニット2bの施錠部7bを有する開閉扉7aと、施錠部16bを有する金庫15との間の領域に配置されるので、一時保留部14の管理権限を明確にすることができる。
なお、上記では、一時保留部14は、巻取式の保留部として説明したが、これに限られない。例えば、一時保留部14は、スタック式の保留部であってもよい。
図4は、図1の紙幣処理装置1を+y軸方向から見た別の概略断面図である。図3において、図2と同じものには同じ符号が付してある。
図4に示すように、紙幣処理装置1は、スタック式の一時保留部31を有している。一時保留部31は、紙幣を印刷面に垂直な方向に積み重ねて収納する。
このように、一時保留部14は、スタック式の保留部であってもよい。この場合も、巻取式の保留部と同様に、例えば、入金部3に投入された紙幣を一時的に保留したり、出金処理時に発生したリジェクト紙幣等を一時的に保留することができる。また、一時保留部14をスタック式にすることで、巻取式に比べて収納枚数を多くすることができる。一時保留部14の収納枚数を紙幣収納部18aと同等以上とすることで、紙幣収納部18a〜18eの紙幣を回収したり、紙幣収納部18a〜18eに紙幣を補充したりすることができる。さらに、一時保留部14は、紙幣収納部18a〜18eと同じ構成としてもよい。
また、上記では、金庫15の開閉扉16aを、金庫15の前面に設けるとしたが、金庫15の背面に設けてもよい。例えば、図4の矢印A1に示す金庫15の背面に、金庫15内部にアクセスするための開閉扉と、その開閉扉を施錠する施錠部とを設けてもよい。この場合、一時保留部31の管理権限を有するユーザは、紙幣処理装置1の前面からアクセスし、紙幣収納部18a〜18eの管理権限を有するユーザは、紙幣処理装置1の背面からアクセスする。このように、金庫15の開閉扉および施錠部を、矢印A1に示す背面に設けることにより、一時保留部31の管理権限と、紙幣収納部18a〜18eの管理権限とを、紙幣処理装置1に対する方向からも、規制することができる。
また、従来、上部ユニット2aに配置されていた一時保留部31は、下部ユニット2bに配置される。これにより、上部ユニット2aに配置されていた一時保留部31のスペースに、ボックスを配置してもよい。例えば、図4の矢印A2に示す点線のスペースに、ボックスを配置してもよい。ボックスには、例えば、リジェクト紙幣を収納し、または偽券の疑いのある紙幣を収納してよい。ボックスは、繰出機能を有さない収納専用庫としてよい。ボックスは、1以上、上部ユニット2aに設けられてもよい。ボックスを、繰出機能を有さない収納専用庫とした場合は、紙幣処理装置1は、繰出収納機能を有する下部ユニット2bと、紙幣の入出金や識別などの処理機能と収納機能を有する上部ユニット2aとの、機能的に区別されたユニットから構成される。
また、紙幣処理装置1は、3つの施錠部6,7b,16bを有するので、紙幣処理装置1の管理権限をどのように割り振るか、紙幣処理装置1を使用するユーザによって自由に決めることができる。
例えば、紙幣処理装置1を、上部ユニット2aと、下部ユニット2bとの2つの管理権限に分ける場合、上部ユニット2aの管理権限を有するユーザには、施錠部6の暗証番号を伝える。下部ユニット2bの管理権限を有するユーザには、施錠部7bの暗証番号と、施錠部16bの暗証番号とを伝える。また、紙幣処理装置1を、上部ユニット2aと、一時保留部14と、紙幣収納部18a〜18eとの3つの管理権限に分ける場合、上部ユニット2aの管理権限を有するユーザには、施錠部6の暗証番号を伝える。一時保留部14の管理権限を有するユーザには、施錠部7bの暗証番号を伝える。紙幣収納部18a〜18eの管理権限を有するユーザには、施錠部7b,16bの2つの暗証番号を伝える。
なお、紙幣処理装置1は、上部ユニット2aの内部へのアクセスを制限する施錠部6と、一時保留部14が設けられる領域へのアクセスを制限するための、下部ユニット2bの開閉扉7aの施錠部7bと、紙幣収納部18a〜18eが設けられる領域へのアクセスを制限するための、金庫15の施錠部16bとを有するものとしたが、これに限定されない。例えば、一時保留部14自体に施錠部を設けることで、一時保留部14の内部へのアクセスを制限するようにしてもよい。この場合は、施錠部7bと施錠部16bのいずれか一方を省略しても同様の管理権限を設けることができる。また、紙幣処理装置1が設置されている空間の管理権限(例えば、部屋に入室できる権限)と、上部ユニット2aの管理権限が同等の場合は、施錠部6を省略してもよい。また、紙幣処理装置1が設置されている空間の管理権限と、一時保留部14の管理権限が同等の場合は、施錠部7bを省略してもよい。また、上部ユニット2aの管理権限と一時保留部14の管理権限が同等の場合は、施錠部6と施錠部7bを同じ鍵で解錠できる施錠部としてもよい。また、一時保留部14の管理権限と紙幣収納部18a〜18eの管理権限が同等の場合は、施錠部7bと施錠部16bを同じ鍵で解錠できる施錠部としてもよいし、施錠部16bを省略してもよい。
このように、上部ユニット2a、下部ユニット2b、一時保留部14、および紙幣収納部18a〜18eの少なくとも1つに、内部へのアクセスを制限する施錠部が設けられてもよい。さらに、上部ユニット2a、下部ユニット2b、一時保留部14、および紙幣収納部18a〜18eの少なくとも2つに施錠部が設けられ、それらの施錠部は、解錠するための鍵または解錠するために入力される情報がそれぞれ異なるようにされてもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、巻取式の一時保留部の構造による、下部ユニット2bへの取付け方について説明する。
第2の実施の形態では、巻取式の一時保留部の構造による、下部ユニット2bへの取付け方について説明する。
図5は、第2の実施の形態に係る紙幣処理装置1を+y軸方向から見た概略断面図である。図5において、図2と同じものには同じ符号が付してある。
図5に示すように、紙幣処理装置1の下部ユニット2bは、巻取式の一時保留部41を有している。一時保留部41は、下部ユニット2bの開閉扉7aの内側に設けられている。一時保留部41は、以下で説明するが(例えば図7を参照)、開閉扉7aを開けたとき、巻き取られる紙幣の内側にアクセス可能な姿勢で、開閉扉7aの内側に設けられている。
一時保留部41は、一時保留部の内部と外部とを隔離する隔離部材を有している。隔離部材は、例えば、開閉扉42とされる。開閉扉42は、一時保留部41の内部にアクセスするための扉である。開閉扉42は、一時保留部41の開閉扉7aに固定されている面とは反対側の面(金庫15側の面)に設けられている。
図6は、下部ユニット2bの開閉扉7aを開けたときの一時保留部41の概略斜視図である。図6において、図5と同じものには同じ符号が付してある。図6には、一時保留部41の他に、下部ユニット2bの開閉扉7aと、金庫15の開閉扉16aと、が示してある。
図6に示すように、一時保留部41は、開閉扉7aの内側に固定されている。従って、開閉扉7aを開くと、下部ユニット2bの内側から、一時保留部41が現れる。
図6には、開閉扉42が開いた状態の一時保留部41が示してある。ユーザは、図6に示すように、開閉扉42を開けることにより、一時保留部41の内部にアクセスできる。つまり、ユーザは、下部ユニット2bの開閉扉7aを開け、一時保留部41の開閉扉42を開けることにより、一時保留部41のメンテナンスを行うことができる。
一時保留部41は、上面に開口部43を有している。一時保留部41は、開閉扉7aが閉じられた状態において(例えば図5に示す開閉扉7aの状態において)、搬送部12から搬送される紙幣を、開口部43から収納し、一時保留する。また、一時保留部41は、一時保留した紙幣を、開口部43から搬送部12に繰出す。
図7は、一時保留部41を+y軸方向から見た概略断面図である。図7において、図5と同じものには同じ符号が付してある。図7に示すように、一時保留部41は、ドラム51,52と、テープ53と、を有している。図7には、一時保留部41に一時保留される紙幣P1も示してある。
ドラム51は、紙幣P1を一時保留する場合、図7の矢印A11方向に回転する。また、テープ53が巻き付けられているドラム52は、紙幣P1を一時保留する場合、図7の矢印A12方向に回転する。ドラム52に巻き付けられているテープ53は、図7の矢印A12に示す回転によって、ドラム51に繰出され、ドラム51に繰出されたテープ53は、図7の矢印A11に示す回転によって、ドラム51に巻き取られる。
紙幣P1は、一時保留部41に一時保留される場合、一時保留部41内の搬送部(図示せず)によって、テープ53と、ドラム51の外周との間に搬送される。紙幣P1は、テープ53と、ドラム51の外周との間に挟まれて、ドラム51に巻き取られる。
図7の矢印A13は、紙幣P1のドラム51の外周に接する面を示している。すなわち、矢印A13は、ドラム51に巻き取られる紙幣P1の内側を示している。
上記したように、一時保留部41は、開閉扉7aを開けたとき、巻き取られる紙幣P1の内側(矢印A13に示す面)にアクセス可能な姿勢で、開閉扉7aの内側に設けられている。そのため、下部ユニット2bの開閉扉7aを開けて、一時保留部41の開閉扉42を開けたとき、巻き取られる前または巻き取られる途中の紙幣P1の矢印A13に示す側の面には、テープ53が存在しない。これにより、ユーザは、例えば、一時保留部41内で紙幣のジャムが発生しても、容易にメンテナンスすることができる。なお、一時保留部41の紙幣の繰出動作は、上記の収納動作とは逆の動作となる。
これに対し、次に説明するように、一時保留部41が、巻き取られる紙幣P1の内側にアクセスできない姿勢で、開閉扉7aの内側に設けられている場合、メンテナンスが困難となる。
図8は、図7の一時保留部41と比較するための一時保留部41aの概略断面図である。図8に示す一時保留部41aは、図7に示した一時保留部41とは異なり、ドラム51aに巻き取られる紙幣P1の内側(矢印A13aに示す面)が、開閉扉7a側を向いている。このため、下部ユニット2bの開閉扉7aを開けて、一時保留部41aの開閉扉42aを開けたとき、テープ53aの向こう側に紙幣P1aが存在する。
従って、図8の例のような配置では、例えば、一時保留部41a内で紙幣のジャムが発生すると、ユーザは、容易に紙幣P1aにアクセスすることができず、メンテナンスが困難となる。
以上説明したように、巻取式の一時保留部41は、開閉扉7aを開けたとき、巻き取られる紙幣の内側にアクセス可能な姿勢で、開閉扉7aの内側に配置される。これにより、ユーザは、一時保留部41のメンテナンスを容易に行うことができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、スタック式の一時保留部の下部ユニット2bへの取付け方について説明する。
第3の実施の形態では、スタック式の一時保留部の下部ユニット2bへの取付け方について説明する。
図9は、第3の実施の形態に係る紙幣処理装置1を+y軸方向から見た概略断面図である。図9において、図2と同じものには同じ符号が付してある。
図9に示すように、紙幣処理装置1の下部ユニット2bは、スタック式の一時保留部61を有している。一時保留部61は、下部ユニット2bの開閉扉7aの内側に設けられている。一時保留部61は、収容した紙幣にアクセスするための開閉扉62を有している。
一時保留部61は、ユーザが開閉扉7aを開けたとき、開閉扉62にアクセス可能な姿勢で、下部ユニット2bの開閉扉7aの内側に固定されている。
図10は、下部ユニット2bの開閉扉7aを開けたときの一時保留部61の概略斜視図である。図10において、図9と同じものには同じ符号が付してある。図10には、一時保留部61の他に、下部ユニット2bの開閉扉7aと、金庫15の開閉扉16aと、が示してある。
図10に示すように、一時保留部61は、開閉扉7aの内側に固定されている。従って、開閉扉7aを開くと、下部ユニット2bの内側から、一時保留部61が現れる。
図10には、開閉扉62が開いた状態の一時保留部61が示してある。ユーザは、図10に示すように、開閉扉62を開けることにより、一時保留部61の内部にアクセスできる。つまり、ユーザは、下部ユニット2bの開閉扉7aを開け、一時保留部61の開閉扉62を開けることにより、一時保留部61のメンテナンスを行うことができる。
一時保留部61は、上面に開口部63を有している。一時保留部61は、開閉扉7aが閉じられた状態において(例えば図9に示す開閉扉7aの状態において)、搬送部12から搬送される紙幣を、開口部63から収納し、一時保留する。また、一時保留部61は、一時保留した紙幣を、開口部63から搬送部12に繰出す。
以上説明したように、一時保留部61は、収納した紙幣を取出すための開閉扉62を有し、下部ユニット2bの開閉扉7aを開けたとき、開閉扉62にアクセス可能な姿勢で、開閉扉7aに配置される。これにより、ユーザは、下部ユニット2bの開閉扉7aを開け、一時保留部61の開閉扉62を開けることにより、一時保留部61のメンテナンスを容易に行うことができる。
[第4の実施の形態]
第3の実施の形態では、図9に示したように、スタック式の一時保留部61の開閉扉62は、一時保留部61の金庫15側の面に設けられた。第4の実施の形態では、スタック式の一時保留部の開閉扉が、一時保留部の下部ユニット2bの開閉扉7a側の面に設けられる。
第3の実施の形態では、図9に示したように、スタック式の一時保留部61の開閉扉62は、一時保留部61の金庫15側の面に設けられた。第4の実施の形態では、スタック式の一時保留部の開閉扉が、一時保留部の下部ユニット2bの開閉扉7a側の面に設けられる。
図11は、第4の実施の形態に係る紙幣処理装置1を+y軸方向から見た概略断面図である。図11において、図9と同じものには同じ符号が付してある。
図11に示すように、紙幣処理装置1の下部ユニット2bは、スタック式の一時保留部71を有している。一時保留部71は、下部ユニット2bの開閉扉7aの内側に設けられている。一時保留部71は、収容した紙幣にアクセスするための開閉扉72を有している。
一時保留部71は、開閉扉7aの前面から、ユーザが開閉扉72にアクセス可能な姿勢で、下部ユニット2bの開閉扉7aの内側に固定されている。
図12は、図11の紙幣処理装置1の斜視図である。図12において、図11と同じものには同じ符号が付してある。
図12に示すように、一時保留部71の開閉扉72は、下部ユニット2bの前面からアクセスできるようになっている。開閉扉72の前面には、施錠部81が設けられている。
施錠部81は、例えば、電子錠であり、一時保留部71内部へのアクセスを制限する。例えば、一時保留部71の開閉扉72は、施錠部81に予め設定された暗証番号が入力されないと、開けることができないようになっている。
施錠部81は、例えば、電子錠であり、一時保留部71内部へのアクセスを制限する。例えば、一時保留部71の開閉扉72は、施錠部81に予め設定された暗証番号が入力されないと、開けることができないようになっている。
以上説明したように、一時保留部71は、開閉扉7aの前面から、開閉扉72にアクセス可能な姿勢で、開閉扉7aの内側に配置される。これにより、ユーザは、下部ユニット2bの開閉扉7aを開けなくても、一時保留部71の開閉扉72を開けることができ、一時保留部71のメンテナンスを容易に行うことができる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態では、一時保留部が金庫に収容される。
第5の実施の形態では、一時保留部が金庫に収容される。
図13は、第5の実施の形態に係る紙幣処理装置1を+y軸方向から見た概略断面図である。図13において、図2と同じものには同じ符号が付してある。
図13に示すように、紙幣処理装置1の下部ユニット2bは、金庫91と、開閉扉92aと、施錠部92bと、搬送モジュール93と、一時保留部94a,94bと、紙幣収納部95a〜95hと、を有している。
金庫91の前面には、金庫91内部にアクセスするための開閉扉92aが設けられている。開閉扉92aの前面には、施錠部92bが設けられている。
施錠部92bは、例えば、電子錠であり、金庫91内部へのアクセスを制限する。例えば、施錠部92bは、施錠部92bに予め設定された暗証番号が入力されないと、開けることができないようになっている。
搬送モジュール93は、金庫91に収容されている。搬送モジュール93は、図2で説明した搬送モジュール17と同様に、紙幣の搬送経路を切替える複数の分岐部を有している。搬送モジュール93は、制御部11による分岐部の制御に応じて、紙幣の搬送先を切替える。
例えば、搬送モジュール93は、図13の搬送部12から搬送された紙幣を一時保留部94a,94bに搬送したり、紙幣収納部95a〜95hに搬送したりする。また、搬送モジュール93は、一時保留部94a,94bから繰出された紙幣を搬送部12に搬送したり、紙幣収納部95a〜95hから繰出された紙幣を搬送部12に搬送したりする。
一時保留部94a,94bは、巻取式の一時保留部である。一時保留部94a,94bは、金庫91に収容されている。一時保留部94a,94bは、金庫91に対し、着脱可能となっている。
紙幣収納部95a〜95hは、巻取式の紙幣収納部である。紙幣収納部95a〜95hは、金庫91に収容されている。紙幣収納部95a〜95hは、金庫91に対し、着脱可能となっている。
以上説明したように、一時保留部94a,94bは、紙幣収納部95a〜95hを収容した金庫91の中に収容される。これによっても、一時保留部94a,94bのメンテナンスは容易となる。
また、金庫91は、施錠部92bによって、上部ユニット2aの管理権限と別の管理権限とすることができる。
また、搬送部12を搬送される紙幣は、搬送モジュール93を介して、一時保留部94a,94bおよび紙幣収納部95a〜95bに搬送される。これにより、金庫91は、搬送部12と搬送モジュール93とを結ぶ搬送部の開口を有していればよく、紙幣処理装置1は、セキュリティを高めることができる。例えば、図13の例の場合、金庫91は、搬送部12と搬送モジュール93とを結ぶ搬送部のための開口を1つ有している。これにより、紙幣処理装置1は、セキュリティを高めることができる。
また、複数の一時保留部94a,94bを設けたことにより、以下のような処理が可能となる。例えば、入金処理において、入金された紙幣を、識別結果に基づいて、複数の一時保留部94a,94bに分類して一時保留することができる。例えば、金種ごとに分類してもよいし、正損ごとに分類してもよい。また、偽券の疑いのある紙幣だけを、別に分類してもよい。また、リジェクト紙幣とすべき紙幣だけを分類し、まとめて出金部4aに排出してもよい。また、入金処理において、1つの一時保留部の収納枚数を超える枚数の入金があった場合は、複数の一時保留部94a,94bに分けて一時保留してもよい。また、複数の一時保留部94a,94bを、時間や収納枚数に基づいて、交互に使用してもよい。
2017年3月15日出願の特願2017−049787の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、全て本願に援用される。
1 紙幣処理装置
2a 上部ユニット
2b 下部ユニット
6 施錠部
7a 開閉扉
7b 施錠部
11 制御部
12 搬送部
13 識別部
14 一時保留部
15 金庫
16a 開閉扉
16b 施錠部
17 搬送モジュール
18a〜18e 紙幣収納部
2a 上部ユニット
2b 下部ユニット
6 施錠部
7a 開閉扉
7b 施錠部
11 制御部
12 搬送部
13 識別部
14 一時保留部
15 金庫
16a 開閉扉
16b 施錠部
17 搬送モジュール
18a〜18e 紙幣収納部
Claims (13)
- 紙幣が入金される入金部と、前記入金部から入金された紙幣を識別する紙幣識別部と、を有する上部ユニットと、
前記紙幣識別部で識別された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、前記一時保留部で保留された紙幣を収納する紙幣収納部と、を有する下部ユニットと、
を有する紙幣処理装置。 - 前記上部ユニットの管理権限は、前記下部ユニットの管理権限とは異なる、
請求項1に記載の紙幣処理装置。 - 前記一時保留部と前記紙幣収納部は、互いに隔離された領域に設けられ、前記一時保留部の管理権限は、前記紙幣収納部の管理権限とは異なる、
請求項1または2のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。 - 前記上部ユニット、前記下部ユニット、前記一時保留部、および前記紙幣収納部の少なくとも1つに、内部へのアクセスを制限する施錠部が設けられる、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。 - 前記上部ユニット、前記下部ユニット、前記一時保留部、および前記紙幣収納部の少なくとも2つのそれぞれに、内部へのアクセスを制限する施錠部が設けられ、
少なくとも2つの前記施錠部は、解錠するための鍵または解錠するために入力される情報がそれぞれ異なる、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。 - 前記施錠部は、
前記上部ユニットの内部へのアクセスを制限する第1の施錠部と、
前記一時保留部が設けられる領域へのアクセスを制限する第2の施錠部と、
前記紙幣収納部が設けられる領域へのアクセスを制限する第3の施錠部と、を含み、
前記第1の施錠部、前記第2の施錠部、および前記第3の施錠部は、解錠するための鍵または解錠するために入力される情報がそれぞれ異なる、
請求項5に記載の紙幣処理装置。 - 前記紙幣収納部は金庫に収容され、
前記施錠部は、前記金庫の内部を外部と隔離する金庫扉に設けられる
請求項4乃至6のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。 - 前記下部ユニットの内部を外部と隔離する外扉を有し、
前記一時保留部は、前記金庫の外に設けられるとともに、前記施錠部は前記外扉に設けられる、
請求項7に記載の紙幣処理装置。 - 前記金庫と前記外扉は、それぞれ装置の異なる方向に向けて開放される、
請求項8に記載の紙幣処理装置。 - 前記下部ユニットの内部を外部と隔離する外扉を有し、
前記一時保留部は、前記外扉を開けたときに、巻き取られる紙幣の内側にアクセス可能な姿勢で、前記外扉の内側に配置された巻取式収納部である、
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。 - 前記下部ユニットの内部を外部と隔離する外扉を有し、
前記一時保留部は、前記一時保留部の内部と外部とを隔離する隔離部材を有し、前記外扉を開けたときに、前記隔離部材にアクセス可能な姿勢で、前記外扉の内側に配置されたスタック式収納部である、
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。 - 前記下部ユニットの内部を外部と隔離する外扉を有し、
前記一時保留部は、前記一時保留部の内部と外部とを隔離する隔離部材を有し、外扉の前面から、前記隔離部材にアクセス可能な姿勢で、前記外扉の内側に配置されたスタック式収納部である、
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。 - 前記紙幣収納部は金庫に収容され、
前記一時保留部は、前記紙幣収納部を収容した金庫の中に収容されている、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。
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