JPWO2018167822A1 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018167822A1
JPWO2018167822A1 JP2019505320A JP2019505320A JPWO2018167822A1 JP WO2018167822 A1 JPWO2018167822 A1 JP WO2018167822A1 JP 2019505320 A JP2019505320 A JP 2019505320A JP 2019505320 A JP2019505320 A JP 2019505320A JP WO2018167822 A1 JPWO2018167822 A1 JP WO2018167822A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indoor unit
mounting plate
main body
center position
unit main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019505320A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6716011B2 (ja
Inventor
清 安富
清 安富
周平 横田
周平 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2018167822A1 publication Critical patent/JPWO2018167822A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6716011B2 publication Critical patent/JP6716011B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/20Casings or covers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

本発明に係る空気調和機の室内機は、上方に突出したフックを有し、空調対象空間の壁面に取り付けられる据付板と、穴部を有し、該穴部にフックが挿入されることにより、背面部が据付板と対向した状態で据付板に取り付けられる室内機本体と、を備えた空気調和機の室内機であって、室内機本体の前面部に取り外し自在に貼り付けられ、空調対象空間に当該室内機を据え付けるときに用いられる情報が記載されたシートを有し、室内機本体は、上面部に吸込口を有し、該吸込口の横方向の中心位置は、室内機本体の横方向の中心位置とずれており、フック及び穴部は、室内機本体の横方向の中心位置と据付板の横方向の中心位置とが一致した状態のときに、フックが穴部に挿入される位置に設けられており、シートには、室内機本体の横方向の中心位置を示すマークが記されている。

Description

本発明は、空気調和機の室内機に関し、特に、空調対象空間の壁面に据え付けられる壁掛け型の室内機に関するものである。
従来、空気調和機の室内機として、部屋等の空調対象空間の壁面に据え付けられる壁掛け型の室内機が知られている。このような壁掛け型の室内機は、空調対象空間の壁面にネジ止め等で取り付けられる据付板と、該据付板に取り付けられる室内機本体と、を備える。具体的には、据付板の例えば上部には、上方向に突出した例えば複数のフックが設けられている。また、室内機本体の背面部には、据付板のフックが挿入される例えば複数の穴部が形成されている。そして、室内機本体の穴部に据付板のフックを挿入することにより、換言すると、室内機本体の穴部に据付板のフックを引っ掛けることにより、室内機本体は据付板に取り付けられる。室内機本体が据付板に取り付けられた状態においては、室内機本体の背面部と据付板とが対向した状態となる。
また、従来の壁掛け型の室内機には、室内機の前面部に、製品情報及び据付注意内容等を記したシートを貼り付けているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−196995号公報
空気調和機の室内機は、年々、機能の向上に伴って熱交換器の大きさが大きくなっている。熱交換器を収納している室内機本体においては、上下方向及び横方向(左右方向)の大きさは、据付の制約等から限界に達している。このため、室内機本体において熱交換器の大きさに合わせて延ばすことができる部分は、前後方向(奥行き方向)のみとなってきている。しかしながら、室内機本体の前後方向(奥行き方向)の寸法の拡大は、室内機本体の高重量化だけでなく、据付板のフックの視認性の悪化をも招いている。一般的に、室内機本体が据付板に取り付けられた状態においては、室内機本体の横方向の中心位置と据付板の横方向の中心位置とが略一致する。換言すると、据付板のフック及び室内機本体の穴部は、室内機本体の横方向の中心位置と据付板の横方向の中心位置とが一致した状態のときに、フックが穴部に挿入される位置に設けられている。このため、据付板のフックの視認性が悪い場合、据付作業者は、室内機本体の横方向の中心位置と据付板の横方向の中心位置とを一致させ、室内機本体の穴部に据付板のフックを挿入することにより、室内機本体を据付板に取り付けている。
室内機本体には、上面部に吸込口を有するものもある。このように室内機本体の上面部に吸込口を有する場合、据付作業者は、吸込口の横方向の中心位置を室内機本体の横方向の中心位置であると認識し、室内機本体を据付板に取り付けようとする。例えば、吸込口には、室内機本体の前後方向に延びる複数の縦桟、及び、室内機本体の横方向に延びる例えば複数の横桟が、設けられている。このため、据付作業者は、吸込口の横方向の中心位置に設けられた縦桟の位置が室内機本体の横方向の中心位置である認識し、室内機本体を据付板に取り付けようとする。
ここで、室内機本体の上面部に設けられる吸込口は、室内機本体に収納されている熱交換器と対向する位置に配置される。この際、室内機本体には、熱交換器以外にも、吸込口から室内機本体内に空調対象空間の空気を吸い込む送風ファン、該送風ファンを回転させるモータ、及び、熱交換器の伝熱管に接続された冷媒配管等も収納されている。そして、前記のモータ及び冷媒配管は、室内機本体内において、該室内機本体の横方向の一方の端部側に収納される。このため、熱交換器は、室内機本体内において、該室内機本体の横方向の中心位置よりも該室内機本体の他方の端部側寄りに収納される。換言すると、熱交換器の横方向の中心位置と室内機本体の横方向の中心位置とは、ずれている。すなわち、室内機本体の上面部に設けられた吸込口は、熱交換器と対向する位置に配置されているため、該吸込口の横方向の中心位置もまた、室内機本体の横方向の中心位置に対してずれている。
このため、据付作業者は、吸込口の横方向の中心位置を据付板の横方向の中心位置に合わせて、室内機本体を据付板に取り付けようとすると、室内機本体の横方向の中心位置と据付板の横方向の中心位置とが一致しない。すなわち、室内機本体の穴部の位置と、据付板のフックの位置とが一致しない。したがって、室内機本体が上面部に吸込口を有する場合、室内機本体を据付板に取り付けるのが難しく、室内機本体の据付板への取り付け作業性が悪いという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、上面部に吸込口を有する室内機本体の据付板への取り付け作業性を向上させることができる空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機の室内機は、上方に突出したフックを有し、空調対象空間の壁面に取り付けられる据付板と、穴部を有し、該穴部に前記フックが挿入されることにより、背面部が前記据付板と対向した状態で前記据付板に取り付けられる室内機本体と、を備えた空気調和機の室内機であって、前記室内機本体の前面部に取り外し自在に貼り付けられ、前記空調対象空間に当該室内機を据え付けるときに用いられる情報が記載されたシートを有し、前記室内機本体は、上面部に吸込口を有し、該吸込口の横方向の中心位置は、前記室内機本体の横方向の中心位置とずれており、前記フック及び前記穴部は、前記室内機本体の横方向の中心位置と前記据付板の横方向の中心位置とが一致した状態のときに、前記フックが前記穴部に挿入される位置に設けられており、前記シートには、前記室内機本体の横方向の中心位置を示すマークが記されている。
本発明に係る空気調和機の室内機においては、シートに記されているマークによって、室内機本体の横方向の中心位置を視覚的に認知できる。このため、本発明に係る空気調和機の室内機においては、シートに記されているマークと据付板の横方向の中心位置とを一致させることにより、室内機本体の横方向の中心位置と据付板の横方向の中心位置とを容易に一致させることができる。すなわち、本発明に係る空気調和機の室内機においては、シートに記されているマークと据付板の横方向の中心位置とを一致させることにより、室内機本体の穴部の位置と据付板のフックの位置とを容易に一致させることができる。したがって、本発明に係る空気調和機の室内機は、室内機本体の上面部に吸込口を有していても、室内機本体を据付板に容易に取り付けることができ、室内機本体の据付板への取り付け作業性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機を正面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機を正面側から見た斜視図であり、室内機本体と据付板とを分解して示した分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機の据付板を正面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機において室内機本体の背面部を構成する台枠を背面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機の据付方法を説明するための説明図であり、据付途中の室内機の側面図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機の据付方法を説明するための説明図であり、室内機本体の穴部及び据付板のフックの近傍を横方向から見た縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機における室内機本体の内部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機における室内機本体の平面図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機における室内機本体の前面部に貼り付けられているシートを示す図である。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機を正面側から見た斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機を正面側から見た斜視図であり、室内機本体と据付板とを分解して示した分解斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機の据付板を正面側から見た斜視図である。また、図4は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機において室内機本体の背面部を構成する台枠を背面側から見た斜視図である。つまり、図4は、室内機本体1の背面部を構成する台枠5を、図2に示す矢印A方向に観察した斜視図である。
なお、以下の説明では、図1に示すX軸方向を室内機100の横方向とし、図1に示すZ方向を室内機100の上下方向とし、図1に示すY方向を室内機100の前後方向として、室内機100を説明していく。
図1に示すように、本実施の形態に係る空気調和機の室内機100は、横方向に長い略直方体形状をした室内機本体1を備えている。梱包されている室内機本体1を開梱した際、室内機本体1の前面部には、シート2が取り外し自在に貼り付けられている。本実施の形態では、シート2は、テープ3によって、室内機本体1の前面部に貼り付けられている。このシート2には、空調対象空間に室内機100を据え付けるときに用いられる情報が記載されている。空調対象空間に室内機100を据え付けるときに用いられる情報とは、例えば、製品情報、及び、室内機100を据え付ける際に注意すべき注意内容等である。したがって、据付作業者は、空調対象空間に室内機100を据え付ける際、シート2に記載された情報を参照しながら、室内機100の据付作業を行うこととなる。
図2に示すように、室内機100は、室内機本体1に加え、据付板4を備える。この据付板4は、ネジ又は釘等により、部屋等の空調対象空間の壁面に取り付けられるものである。そして、室内機本体1は、空調対象空間の壁面に取り付けられた据付板4に取り付けられる。すなわち、本実施の形態に係る室内機100は、壁掛け型の室内機である。
図3に示すように、据付板4は、例えば上縁部に、上方に突出した複数のフック4aを有している。これらのフック4aは、室内機本体1を据付板4に取り付ける際、室内機本体1の後述する穴部5aに挿入されるものである。本実施の形態では、据付板4は、3つのフック4aを有している。3つのフック4aのうちの1つは、横方向において据付板4の中心となる位置に設けられている。また、3つのフック4aのうちの残りの2つは、据付板4の横方向の両端部近傍に設けられている。また、据付板4は、例えば下縁部に、複数の穴部4bを有している。これらの穴部4bは、室内機本体1を据付板4に取り付ける際、室内機本体1の後述する爪5bが挿入されるものである。本実施の形態では、据付板4は、2つの穴部4bを有している。これらの穴部4bは、据付板4の横方向の両端部近傍に設けられている。
一方、図4に示すように、室内機本体1の背面部を構成する台枠5は、例えば上縁部に、据付板4のフック4aが挿入される複数の穴部5aを有している。これら穴部5aは、フック4aが下方から挿入可能となるように、少なくとも下方に開口している。上述のように、本実施の形態では、据付板4は3つのフック4aを有している。このため、台枠5も、フック4aの数に合わせて、3つの穴部5aを有している。このうち、据付板4の横方向の中心位置に設けられたフック4aが挿入される穴部5aは、横方向において台枠5の中心となる位置に設けられている。また、残りの2つの穴部5aは、据付板4の横方向の両端部近傍に設けられたフック4aに対応して、台枠5の横方向の両端部近傍に設けられている。
すなわち、室内機本体1の穴部5aに据付板4のフック4aを挿入することにより、換言すると、室内機本体1の穴部5aに据付板4のフック4aを引っ掛けることにより、室内機本体1は据付板4に取り付けられる。室内機本体1が据付板4に取り付けられた状態においては、据付板4と室内機本体1の背面部を構成する台枠5とが対向した状態となる。また、室内機本体1が据付板4に取り付けられた状態においては、室内機本体1の横方向の中心位置と据付板4の横方向の中心位置とが略一致する。換言すると、据付板4のフック4a及び室内機本体1の穴部5aは、室内機本体1の横方向の中心位置と据付板4の横方向の中心位置とが一致した状態のときに、フック4aが穴部5aに挿入される位置に設けられている。
また、図4に示すように、室内機本体1の背面部を構成する台枠5は、例えば下縁部に、据付板4の穴部4bに挿入される複数の爪5bを有している。上述のように、本実施の形態では、据付板4は2つの穴部4bを有している。このため、台枠5も、穴部4bの数に合わせて、2つの爪5bを有している。これらの爪5bは、据付板4の横方向の両端部近傍に設けられた穴部4bに対応して、台枠5の横方向の両端部近傍に設けられている。
続いて、本実施の形態に係る空気調和機の室内機100の据付方法について説明する。
図5は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機の据付方法を説明するための説明図であり、据付途中の室内機の側面図である。また、図6は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機の据付方法を説明するための説明図であり、室内機本体の穴部及び据付板のフックの近傍を横方向から見た縦断面図である。
室内機100を空調対象空間に据え付ける際、まず、ネジ又は釘等により、据付板4を空調対象空間の壁面に取り付ける。その後、この据付板4に、室内機本体1を取り付ける。詳しくは、図5に示すように、室内機本体1を前面部側が持ち上がるように傾け、据付板4のフック4aを台枠5の穴部5aに差し込む。そして、図6に示すように、フック4aを、完全に穴部5aに差し込む。その後、室内機本体1を、前面部側が下がるように傾けていく。これにより、室内機本体1は、フック4a及び穴部5aを中心として、下面部が据付板4に近づくように回転していく。最後に、台枠5の爪5bを据付板4の穴部4bに挿入することにより、室内機本体1が据付板4に固定される。
ところで、一般的に、室内機本体は、内部に熱交換器を収納している。この熱交換器は、空調対象空間の空気と熱交換し、該空気を加熱又は冷却するものである。このため、室内機本体は、該室内機本体の内部に空調対象空間の空気を吸い込むための吸込口と、該室内機本体の内部から熱交換器と熱交換後の空気を空調対象空間に吹き出すための吹出口と、を有する。そして、室内機の機能の向上に伴って、年々、熱交換器の大きさが大きくなっている。熱交換器を収納している室内機本体においては、上下方向及び横方向の大きさは、据付の制約等から限界に達している。このため、室内機本体において熱交換器の大きさに合わせて延ばすことができる部分は、前後方向のみとなってきている。この室内機本体の前後方向の寸法の拡大は、据付板のフックの視認性の悪化を招く。このため、据付作業者は、室内機本体の横方向の中心位置と据付板の横方向の中心位置とを一致させ、室内機本体の穴部に据付板のフックを挿入することにより、室内機本体を据付板に取り付けている。
本実施の形態に係る室内機100においても、室内機本体1に収納されている熱交換器の大きさが大きくなっている。そして、室内機本体1の前後方向の寸法も大きくなっている。このため、本実施の形態に係る室内機100においても、従来と同様に、据付作業者は、室内機本体1の横方向の中心位置と据付板4の横方向の中心位置とを一致させ、室内機本体1を据付板4に取り付けようとする。ここで、図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る室内機本体1は、上面部に吸込口9を有している。このように室内機本体1の上面部に吸込口9を有する場合、上述のように室内機本体1を据付板4に取り付けようとしても、室内機本体1を据付板4に取り付けるのが難しく、室内機本体1の据付板4への取り付け作業性が悪化してしまうという課題があった。以下、図7及び図8を用いて、当該課題が発生する理由について説明していく。
図7は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機における室内機本体の内部を示す斜視図である。この図7は、室内機本体1の内部を正面側から見た斜視図となっている。換言すると、図7は、図1及び図2と同じ観察方向で、室内機本体1の内部を示した斜視図となっている。また、図8は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機における室内機本体の平面図である。なお、図8は、紙面下側が室内機本体1の前面部側(正面側)となっており、紙面上側が背面部側(台枠5側)となっている。
図7に示すように、室内機本体1には、熱交換器7、吸込口9から室内機本体1内に空調対象空間の空気を吸い込む送風ファン、該送風ファンを回転させるモータ6、及び、熱交換器7の伝熱管に接続された冷媒配管8等の部品が収納されている。これらの部品は、室内機本体1のデザイン又は据付等の制約上、限られた空間内に配置する必要がある。このため、上記モータ6及び冷媒配管8は、室内機本体1内において、該室内機本体1の横方向の一方の端部側(図7では右側の端部側)にしか収納できない。したがって、熱交換器7は、室内機本体1内において、該室内機本体1の横方向の中心位置よりも該室内機本体1の他方の端部側寄り(図7では左側の端部寄り)に収納される。換言すると、熱交換器7の横方向の中心位置と室内機本体1の横方向の中心位置とは、ずれている。
室内機本体1の吸込口9は、室内機本体1の内部に、熱交換器7と熱交換する空調対象空間の空気を吸い込むためのものである。このため、室内機本体1の上面部に設けられた吸込口9は、熱交換器7と対向する位置に配置される。したがって、図8に示すように、該吸込口9の横方向の中心位置もまた、室内機本体1の横方向の中心位置に対してずれている。詳しくは、モータ6及び冷媒配管8が収納されている側である室内機本体1の右側の端部の端面と、吸込口9の右側端部との間の距離をC1とする。また、室内機本体1の左側の端部の端面と、吸込口9の左側端部との間の距離をC2とする。このように定義した場合、モータ6及び冷媒配管8の収納スペースを確保しなければならないため、C1がC2よりも大きくなる。このため、吸込口9の横方向の中心位置11は、室内機本体1の横方向の中心位置10に対して、B=C1−C2だけ、室内機本体1の左側へずれてしまう。
ここで、室内機本体1の上面部に吸込口9を有する場合、据付作業者は、室内機本体1の横方向の中心位置と据付板4の横方向の中心位置とを一致させ、室内機本体1を据付板4に取り付けようとする際、吸込口9の横方向の中心位置を室内機本体1の横方向の中心位置と認識してしまう。このため、据付作業者は、吸込口9の横方向の中心位置を据付板4の横方向の中心位置に合わせて、室内機本体1を据付板4に取り付けようとする。図8に示すように、本実施の形態に係る室内機本体1の吸込口9には、吸込口9周辺の強度を確保するため、室内機本体1の前後方向に延びる複数の縦桟9a,9b、及び、室内機本体1の横方向に延びる例えば複数の横桟9cが設けられている。例えば、据付作業者は、吸込口9の横方向の中心位置に設けられた縦桟9aの位置が室内機本体1の横方向の中心位置である認識し、室内機本体1を据付板4に取り付けようとする。
しかしながら、上述のように、吸込口9の横方向の中心位置は、室内機本体1の横方向の中心位置に対してずれている。このため、吸込口9の横方向の中心位置を据付板4の横方向の中心位置に合わせても、室内機本体1の穴部5aの位置と、据付板4のフック4aの位置とが一致しない。したがって、室内機本体1の上面部に吸込口9を有する場合、室内機本体1を据付板4に取り付けるのが難しく、室内機本体1の据付板4への取り付け作業性が悪化してしまう。
そこで、本実施の形態に係る室内機100においては、室内機本体1の開梱時に該室内機本体1の前面部に貼り付けられているシート2を以下のように構成し、室内機本体1の据付板4への取り付け作業性を向上させている。
図9は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機における室内機本体の前面部に貼り付けられているシートを示す図である。
シート2には、上述のように、空調対象空間に室内機100を据え付けるときに用いられる情報が記載されている。空調対象空間に室内機100を据え付けるときに用いられる情報とは、例えば、製品情報、及び、室内機100を据え付ける際に注意すべき注意内容12等である。さらに、本実施の形態に係る室内機100においては、シート2に、室内機本体1の横方向の中心位置を示すマーク13が記されている。換言すると、シート2は、マーク13と室内機本体1の横方向の中心位置とが一致するように、室内機本体1の前面部に貼り付けられている。
したがって、本実施の形態に係る室内機100においては、シート2に記されているマーク13によって、室内機本体1の横方向の中心位置を視覚的に認知できる。このため、本実施の形態に係る室内機100においては、シート2に記されているマーク13と据付板4の横方向の中心位置とを一致させることにより、室内機本体1の横方向の中心位置と据付板4の横方向の中心位置とを容易に一致させることができる。すなわち、本実施の形態に係る室内機100においては、シート2に記されているマーク13と据付板4の横方向の中心位置とを一致させることにより、室内機本体1の穴部5aの位置と据付板4のフック4aの位置とを容易に一致させることができる。したがって、本実施の形態に係る室内機100は、室内機本体1の上面部に吸込口9を有していても、室内機本体1を据付板4に容易に取り付けることができ、室内機本体1の据付板4への取り付け作業性を向上させることができる。
以上、本実施の形態に係る室内機100は、上方に突出したフック4aを有し、空調対象空間の壁面に取り付けられる据付板4と、穴部5aを有し、該穴部5aにフック4aが挿入されることにより、背面部を構成する台枠5が据付板4と対向した状態で据付板4に取り付けられる室内機本体1と、を備える。また、本実施の形態に係る室内機100は、室内機本体1の前面部に取り外し自在に貼り付けられ、空調対象空間に室内機100を据え付けるときに用いられる情報が記載されたシート2を有し、室内機本体1は、上面部に吸込口9を有し、該吸込口9の横方向の中心位置は、室内機本体1の横方向の中心位置とずれており、フック4a及び穴部5aは、室内機本体1の横方向の中心位置と据付板4の横方向の中心位置とが一致した状態のときに、フック4aが穴部5aに挿入される位置に設けられており、シート2には、室内機本体1の横方向の中心位置を示すマーク13が記されている。
このため、本実施の形態に係る室内機100は、室内機本体1の上面部に吸込口9を有していても、室内機本体1を据付板4に容易に取り付けることができ、室内機本体1の据付板4への取り付け作業性を向上させることができる。また、マーク13は、シート2への印刷であるため、自由に位置を変更することができる。このため、様々な仕様の室内機100に、本発明を実施することができる。
また、本実施の形態に係る室内機100においては、フック4aは、据付板4の横方向の中心位置に設けられている。このため、シート2のマーク13は、フック4aの挿入位置である穴部5aを指し示すこととなる。したがって、フック4aを据付板4の横方向の中心位置に設けることにより、室内機本体1の据付板4への取り付け作業性をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態に係る室内機100においては、シート2は、テープ3によって室内機本体1に貼り付けられている。このため、室内機100の据付終了後、シート2を室内機本体1から容易に剥がすことができる。このため、テープ3によって貼り付けられたシート2にマーク13を記している本実施の形態に係る室内機100は、マーク13を刻印又は接着剤等によって室内機100に付す場合と比べ、室内機100の意匠性の低下を防止できるという効果が得られる。
なお、本実施の形態では、据付板4に3つのフック4aを設けた。しかしながら、フック4aの数は、3つに限定されるものではない。室内機本体1を据付板4に保持できる強度が得られれば、フック4aの数は任意である。
また、本実施の形態では、三角形状のマーク13をシート2に記した。しかしながら、マーク13の形状は、三角形状に限定されるものではない。室内機本体1の横方向の中心位置を認識できれば、マーク13の形状は任意である。
1 室内機本体、2 シート、3 テープ、4 据付板、4a フック、4b 穴部、5 台枠、5a 穴部、5b 爪、6 モータ、7 熱交換器、8 冷媒配管、9 吸込口、9a 縦桟、9b 縦桟、9c 横桟、10 中心位置、11 中心位置、12 注意内容、13 マーク、100 室内機。

Claims (3)

  1. 上方に突出したフックを有し、空調対象空間の壁面に取り付けられる据付板と、
    穴部を有し、該穴部に前記フックが挿入されることにより、背面部が前記据付板と対向した状態で前記据付板に取り付けられる室内機本体と、
    を備えた空気調和機の室内機であって、
    前記室内機本体の前面部に取り外し自在に貼り付けられ、前記空調対象空間に当該室内機を据え付けるときに用いられる情報が記載されたシートを有し、
    前記室内機本体は、上面部に吸込口を有し、
    該吸込口の横方向の中心位置は、前記室内機本体の横方向の中心位置とずれており、
    前記フック及び前記穴部は、前記室内機本体の横方向の中心位置と前記据付板の横方向の中心位置とが一致した状態のときに、前記フックが前記穴部に挿入される位置に設けられており、
    前記シートには、前記室内機本体の横方向の中心位置を示すマークが記されている空気調和機の室内機。
  2. 前記フックは、前記据付板の横方向の中心位置に設けられている請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記シートは、テープによって前記室内機本体に貼り付けられている請求項1又は請求項2に記載の空気調和機の室内機。
JP2019505320A 2017-03-13 2017-03-13 空気調和機の室内機 Active JP6716011B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/009977 WO2018167822A1 (ja) 2017-03-13 2017-03-13 空気調和機の室内機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018167822A1 true JPWO2018167822A1 (ja) 2019-06-27
JP6716011B2 JP6716011B2 (ja) 2020-07-01

Family

ID=63523584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019505320A Active JP6716011B2 (ja) 2017-03-13 2017-03-13 空気調和機の室内機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6716011B2 (ja)
WO (1) WO2018167822A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110043955A (zh) * 2019-04-22 2019-07-23 宁波奥克斯电气股份有限公司 壁挂板固定结构、空调器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07151376A (ja) * 1993-11-29 1995-06-13 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置
JP2002213769A (ja) * 2001-01-16 2002-07-31 Mitsubishi Electric Corp 壁掛け形空気調和機及び壁掛け形空気調和機の傾斜保持装置
JP2003106637A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空調用室内ユニットおよびその空調用室内ユニットを備えた空気調和機
JP2010133674A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Panasonic Corp 空気調和機の据付装置
JP2010196995A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Panasonic Corp 空気調和機
WO2014208143A1 (ja) * 2013-06-25 2014-12-31 三菱電機株式会社 空気調和装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07151376A (ja) * 1993-11-29 1995-06-13 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置
JP2002213769A (ja) * 2001-01-16 2002-07-31 Mitsubishi Electric Corp 壁掛け形空気調和機及び壁掛け形空気調和機の傾斜保持装置
JP2003106637A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空調用室内ユニットおよびその空調用室内ユニットを備えた空気調和機
JP2010133674A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Panasonic Corp 空気調和機の据付装置
JP2010196995A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Panasonic Corp 空気調和機
WO2014208143A1 (ja) * 2013-06-25 2014-12-31 三菱電機株式会社 空気調和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6716011B2 (ja) 2020-07-01
WO2018167822A1 (ja) 2018-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5103251B2 (ja) 天井埋め込み型熱源機及び空気調和機
JP6115782B2 (ja) 空気調和装置
JPWO2018167822A1 (ja) 空気調和機の室内機
JP4849241B2 (ja) 空気調和機
JP5401355B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2003106637A (ja) 空調用室内ユニットおよびその空調用室内ユニットを備えた空気調和機
JP2002106947A (ja) 空気調和装置
JP4658552B2 (ja) 天井埋込型空気調和装置
JP5894816B2 (ja) ビルトイン型空気調和機
JP2005180912A (ja) 空気調和装置
JP6319064B2 (ja) 天井埋込型空気調和機
WO2004020914A1 (ja) 天井埋込型空気調和装置
CN106839392B (zh) 空调器室内机
JP7179173B2 (ja) 空気調和機の室内機、及び室内機の付加装置
JP6971620B2 (ja) 空気調和装置の室内機
US10852030B2 (en) Indoor unit for air-conditioning apparatus
JP2021094877A (ja) Hvacユニット
CN219036847U (zh) 室内机及空调器
JP6419301B2 (ja) 室内機および冷凍サイクル装置
JP4432240B2 (ja) 可搬製品、製品型紙、空気調和装置、空気調和機の据付方法
WO2021156961A1 (ja) 空気調和機の室外機
JP2018035956A (ja) 空気調和機の設置構造
CN211084254U (zh) 一种垂直式窗机的电控盒安装结构
JP6439936B2 (ja) ダクト型空気調和機
JP2009257646A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6716011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250