JPWO2018142902A1 - コネクタ - Google Patents

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    • A61M39/22Valves or arrangement of valves
    • A61M39/28Clamping means for squeezing flexible tubes, e.g. roller clamps

Abstract

第1コネクタ1Aは、透析液が通過する透析ラインの途中に設置して用いられ、ラインの途中を液密的に接続する接続状態と、接続状態が解除される接続解除状態とを取り得るものである。第1コネクタ1Aは、接続解除状態となっている間、透析ラインを構成するトランスファーチューブ18を圧閉し、接続状態となっている間、トランスファーチューブ18に対する圧閉を解除するよう作動が切り換えられる圧閉部36と、トランスファーチューブ18の長手方向に対する位置を維持したまま、トランスファーチューブ18回りに回転操作することにより、圧閉部36の作動を切り換える操作部として機能する外筒4とを有する。圧閉部36の挟持部35は、傾斜角度が異なる第1の傾斜面351、第2の傾斜面352を有する。

Description

本発明は、コネクタに関する。
近年、腹膜透析による治療法は、人工腎臓による透析法に比し、装置、器具が小型で簡易であり、治療費も安いこと、腹膜癒着の防止が可能となったこと等の理由から、注目されている。
この腹膜透析法は、患者自身が自宅や職場で透析液のバッグの交換を行なうことができるため、社会復帰がし易く、大いに注目されている。この腹膜透析法では、患者側に接続されたチューブと、透析液が入った透析液バッグ側に接続されたチューブとを接続する。これらのチューブ同士の接続は、各チューブの端部にそれぞれ設置された連結具同士の連結により行なわれる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の連結具では、当該連結具同士の連結を解除すると、チューブ内の透析液の残量によっては、この解除された連結具から透析液が漏れ出す恐れがあった。
特開平5−31178号公報
本発明の目的は、液体が通過するラインの途中での接続状態を解除したときに液漏れが生じるのを防止することができるコネクタを提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(11)の本発明により達成される。
(1) 液体が通過するラインの途中に設置して用いられ、前記ラインの途中を液密的に接続する接続状態と、該接続状態が解除される接続解除状態とを取り得るコネクタであって、
前記接続解除状態となっている間、前記ラインを構成するチューブを圧閉し、前記接続状態となっている間、前記チューブに対する圧閉を解除するよう作動が切り換えられる圧閉部と、
前記チューブの長手方向に対する位置を維持したまま、前記チューブ回りに回転操作することにより、前記圧閉部の作動を切り換える操作部とを備え、
当該コネクタは、前記接続状態が螺合によりなされ、前記接続解除状態が前記螺合の解除によりなされるよう構成されており、
前記操作部を回転操作し、前記チューブを圧閉した状態から前記チューブに対する圧閉を解除するとともに、前記接続解除状態から前記接続状態とする際は、前記螺合に要する力は、前記チューブに対する圧閉の解除に要する力よりも小さく、
前記操作部を回転操作し、前記チューブに対する圧閉を解除した状態から前記チューブを圧閉するとともに、前記接続状態から前記接続解除状態とする際は、前記螺合の解除に要する力は、前記チューブの圧閉に要する力よりも大きいことを特徴とするコネクタ。
(2) 液体が通過するラインの途中に設置して用いられ、前記ラインの途中を液密的に接続する接続状態と、該接続状態が解除される接続解除状態とを取り得るコネクタであって、
前記接続解除状態となっている間、前記ラインを構成するチューブを圧閉し、前記接続状態となっている間、前記チューブに対する圧閉を解除するよう作動が切り換えられる圧閉部と、
前記チューブの長手方向に対する位置を維持したまま、前記チューブ回りに回転操作することにより、前記圧閉部の作動を切り換える操作部と、
前記操作部の回転操作により前記チューブ回りに回転する突部とを備え、
前記圧閉部は、前記チューブの周方向に沿って配置され、互いに接近、離間可能に支持された複数の挟持部を有し、該複数の挟持部は、互いに接近することにより、前記チューブを挟持して圧閉し、互いに離間することにより、前記チューブに対する圧閉を解除し、
前記複数の挟持部は、それぞれ、前記チューブの周方向に沿って配置され、傾斜角度の異なる第1の傾斜面と第2の傾斜面とを有し、
前記接続解除状態から前記接続状態に切り換わる際に、前記突部が前記第1の傾斜面を乗り越え、前記接続状態から前記接続解除状態に切り換わる際に、前記突部が前記第2の傾斜面を乗り越えることを特徴とするコネクタ。
(3) 前記複数の挟持部は、それぞれ、前記第1の傾斜面および前記第2の傾斜面が設けられ、弾性変形可能な弾性部を有する上記(2)に記載のコネクタ。
(4) 前記突部が前記第1の傾斜面を乗り越えるときの抵抗と、前記突部が前記第2の傾斜面を乗り越えるときの抵抗とは異なる上記(2)または(3)に記載のコネクタ。
(5) 前記第1の傾斜面の傾斜角度は、前記第2の傾斜面の傾斜角度よりも大きい上記(2)ないし(4)のいずれかに記載のコネクタ。
(6) 当該コネクタは、前記接続状態が螺合によりなされ、前記接続解除状態が前記螺合の解除によりなされるよう構成されており、
前記接続解除状態から前記接続状態とした際、前記螺合は、前記チューブに対する圧閉の解除よりも先行して行なわれ、前記接続状態から前記接続解除状態とした際、前記チューブに対する圧閉は、前記螺合の解除よりも先行して行なわれる上記(2)ないし(5)のいずれかに記載のコネクタ。
(7) 前記接続解除状態から前記接続状態とした際、該接続状態の完了を音および振動のうちの少なくとも一方を発して報知し、前記接続状態から前記接続解除状態とした際、該接続解除状態の開始を前記音および前記振動のうちの少なくとも一方を発して報知する報知部を有する上記(2)ないし(6)のいずれかに記載のコネクタ。
(8) 前記操作部が配された外筒と、該外筒内で相対的に同心的に回転可能に支持され、前記複数の挟持部を互いに接近、離間可能に支持する内筒とを備え、
前記外筒は、該外筒の内周部に設けられた前記突部を有し、
前記報知部は、前記突部、前記第1の傾斜面および前記第2の傾斜面を有し、前記突部が前記第1の傾斜面または前記第2の傾斜面を乗り越えることにより、前記音および前記振動のうちの少なくとも一方を発する上記(7)に記載のコネクタ。
(9) 前記螺合に要する力は、前記突部が前記第1の傾斜面を乗り越えるときの力よりも小さく、
前記螺合の解除に要する力は、前記突部が前記第2の傾斜面を乗り越えるときの力よりも大きい上記(8)に記載のコネクタ。
(10) 前記チューブは、弾性を有するものであり、前記複数の挟持部を互いに離間する方向に付勢する付勢部として機能する上記(2)ないし(9)のいずれかに記載のコネクタ。
(11) 前記操作部の回転限界を規制する規制部を有する上記(1)ないし(10)のいずれかに記載のコネクタ。
本発明によれば、液体が通過するラインの途中を液密的に接続する接続状態からその接続状態が解除される接続解除状態とする際に、接続解除状態となるのに先行して、操作部を操作することにより、ラインを構成するチューブを圧閉することができる。これにより、接続解除状態で液漏れが生じるのを防止することができる。
また、接続状態が当該コネクタの螺合によりなされる場合には、報知部を有することにより、接続状態の完了と接続解除状態の開始とをそれぞれ音および振動のうちの少なくとも一方で報知することができる。これにより、当該コネクタをどの程度ねじ込めば、接続状態の完了となるのかを容易かつ確実に把握することができる。また、接続解除状態の開始となったことを容易かつ確実に把握することができる。
また、第1の傾斜面の傾斜角度と第2の傾斜面の傾斜角度とを異ならせることにより、例えば、接続状態から接続解除状態に切り換わる際に、突部が第2の傾斜面を容易に乗り越えることができる。
図1は、本発明のコネクタ(第1実施形態)を用いた腹膜透析セットの一例を示す概略図である。 図2は、図1に示すコネクタを示す斜視図である。 図3は、図1に示すコネクタの接続解除状態を示す縦断面(斜視)図である。 図4は、図1に示すコネクタが接続状態にあるときの当該コネクタを図3中のA−A線で切断したときの横断面(斜視)図である。 図5は、図1に示すコネクタが接続解除状態にあるときの図3中のA−A線断面図である。 図6は、図1に示すコネクタの挟持部を示す平面図である。 図7は、本発明のコネクタ(第2実施形態)の接続状態を示す横断面図(図3中のA−A線断面図に相当)である。 図8は、図7に示すコネクタの接続解除状態を示す横断面図(図3中のA−A線断面図に相当)である。 図9は、図7に示すコネクタの挟持部を示す平面図である。
以下、本発明のコネクタを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のコネクタ(第1実施形態)を用いた腹膜透析セットの一例を示す概略図である。図2は、図1に示すコネクタを示す斜視図である。図3は、図1に示すコネクタの接続解除状態を示す縦断面(斜視)図である。図4は、図1に示すコネクタが接続状態にあるときの当該コネクタを図3中のA−A線で切断したときの横断面(斜視)図である。図5は、図1に示すコネクタが接続解除状態にあるときの図3中のA−A線断面図である。図6は、図1に示すコネクタの挟持部を示す平面図である。なお、以下では、説明の都合上、図2、図3中の上側を「基端」、下側を「先端」と言う。
図1に示す腹膜透析セット100は、腹膜透析法に好適に用いることができるもの、すなわち、腹膜透析を行なうに際し、患者の腹膜内(腹腔内)に透析液を注入、供給し、その後、透析液の排液を回収するものである。
腹膜透析セット100は、透析液が予め充填された透析液バッグ14と、透析液の排液を回収する排液バッグ19と、透析液バッグ14および排液バッグ19にそれぞれ接続されたバッグ側チューブ11と、患者の腹膜内に留置されたカテーテル(図示せず)に接続されたトランスファーチューブ18と、バッグ側チューブ11とトランスファーチューブ18とを着脱自在に接続する腹膜透析用コネクタ20とを有している。なお、腹膜透析セット100は、必要に応じて、透析液バッグ14または排液バッグ19が省略されていてもよい。
また、腹膜透析セット100では、バッグ側チューブ11とトランスファーチューブ18とで、透析液(その排液を含む)が通過する透析ライン10を構成している。また、腹膜透析用コネクタ20は、第1コネクタ1Aと、第2コネクタ1Bとを有している。そして、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとが接続されることにより、透析ライン10を透析液が上流から下流に向かって流下することができる。また、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの接続が解除されることにより、透析ライン10の途中を分離することができる。これにより、例えば使用済の透析液バッグ14や排液バッグ19を、新たな、すなわち、未使用の透析液バッグ14や排液バッグ19に交換することができる。
トランスファーチューブ18の患者側と反対側には、腹膜透析用コネクタ20の第1コネクタ1Aが接続されている。また、トランスファーチューブ18には、その途中を着脱自在に接続するコネクタ17と、コネクタ17よりも第1コネクタ1A側でトランスファーチューブ18内を開閉するローラクランプ16とが設置されている。
バッグ側チューブ11は、透析液バッグ14と腹膜透析用コネクタ20の第2コネクタ1Bとを接続するチューブ111と、チューブ111の途中から分岐した分岐チューブ112とで構成されている。チューブ111と分岐チューブ112とは、分岐部113を介して互いに連通している。また、分岐チューブ112は、分岐部113と反対側で排液バッグ19に接続されている。このようなバッグ側チューブ11では、その一部を選択的に閉塞して、透析液の流路を切り替えることができる。換言すれば、バッグ側チューブ11では、透析液バッグ14から患者側に透析液を供給するときには、分岐チューブ112の分岐部113近傍を閉塞する。また、患者側から排液バッグ19に排液を回収するときには、チューブ111の分岐部113の透析液バッグ14側近傍を閉塞する。このチューブを閉塞する方法としては、特に限定されず、例えば、閉塞したいチューブにクレンメを装着する方法が挙げられる。
腹膜透析用コネクタ20は、前述したように第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとを有し、透析液(液体)が通過する透析ライン10の途中に設置して用いられるものである。第1コネクタ1Aは、いわゆる「オスコネクタ」であり、第2コネクタ1Bは、いわゆる「メスコネクタ」であり、互いに螺合することができる。この螺合により、透析ライン10の途中を液密的に接続する接続状態(図4参照)となる。また、前記螺合を解除することにより、接続状態が解除される接続解除状態(図3、図5参照)となる。
第1コネクタ1Aは、本発明のコネクタである。図2〜図5に示すように、第1コネクタ1Aは、コネクタ本体2と、内筒3と、外筒4と、圧閉部36とを備え、これらの部材同士を組み立ててなる組立体である。以下、各部材の構成について説明する。なお、各部材の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリカーボネート、高密度ポリエチレン、ポリアセタールのような樹脂が好ましい。これにより、各部材の成形を容易に行なうことができる。
コネクタ本体2は、管状をなし、その先端側から順に、雄ネジ部21と、フランジ部22と、チューブ接続部23とを有している。
雄ネジ部21は、コネクタ本体2の先端部に設けられ、その外周部に雄ネジ211が形成された部分である。この雄ネジ部21は、第2コネクタ1Bの雌ネジ部(図示せず)と螺合することができる。これにより、図4に示す接続状態を確実に維持することができる。また、雄ネジ部21の基端部には、環状をなす封止部材7が設置されている。この封止部材7により、接続状態において、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの間を確実に封止することができ、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとを確実に液密的に接続することができる。なお、封止部材7の構成材料としては、特に限定されず、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの混合物等の弾性材料が挙げられる。
また、雄ネジ部21の内側には、接続状態で第2コネクタ1Bと液密的に接続される第2コネクタ接続部24が設けられている。この第2コネクタ接続部24は、チューブ接続部23と連通している。これにより、接続状態での透析液の行き来が可能となる。
チューブ接続部23は、コネクタ本体2の基端部に設けられ、透析ライン10の一部を構成するトランスファーチューブ18が嵌合して液密的に接続される部分である。チューブ接続部23の外周部には、その周方向に沿ったリング状の突出部231が複数形成されている。これらの突出部231は、コネクタ本体2の長手方向に沿って間隔を置いて配置され、それぞれ、トランスファーチューブ18の先端内周部と係合することができる。これにより、トランスファーチューブ18がチューブ接続部23から抜けてしまうのを防止することができる。
雄ネジ部21とチューブ接続部23との間には、フランジ部22が設けられている。フランジ部22は、コネクタ本体2の外周部に板状に突出形成された部分である。
コネクタ本体2のチューブ接続部23は、トランスファーチューブ18とともに内筒3に挿入されている。内筒3は、その先端側から順に、フランジ部31と、フランジ部32と、フランジ部33とを有している。
フランジ部31は、内筒3の先端外周部に板状に突出形成された部分である。そして、内筒3は、フランジ部31がコネクタ本体2のフランジ部22に対して固定されている。なお、この固定方法としては、特に限定されず、例えば、係合による方法、融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)による方法、接着(接着剤や溶媒による接着)による方法等が挙げられる。
フランジ部32は、内筒3の外周部の長手方向の途中に板状に突出形成された部分である。
フランジ部33は、内筒3の基端外周部に板状に突出形成された部分である。フランジ部33には、その径方向に沿って貫通するスリット331が形成されている。このスリット331には、圧閉部36、すなわち、トランスファーチューブ18を挟持可能な後述する2つの挟持部35がスリット331の形成方向に沿って移動可能に挿入(支持)されている。この移動により、2つの挟持部35は、互いに接近したり(図3、図5参照)、離間したり(図4参照)することができる。
圧閉部36は、本実施形態では、2つの挟持部(挟持部材)35で構成されている。2つの挟持部35で圧閉部36を構成することにより、第1コネクタ1Aの長手方向における圧閉部36の長さ(図3中の上下方向の長さ)を短くすることができる。これにより、第1コネクタ1Aの全長を短くすることができ、第1コネクタ1Aの小型化を図ることができる。
また、各挟持部35は、トランスファーチューブ18の途中にその周方向に沿って配置された、すなわち、トランスファーチューブ18を介して配置された状態となっている。また、各挟持部35は、平面視で、第1コネクタ1Aの中心に対して点対称となるように配置されている。また、各挟持部35は、互いに反対方向に突出している。この2つの挟持部35の形状(構造)等の構成は、同様であるので、以下では、2つの挟持部35のうちの一方の挟持部35について説明する。
図6に示すように、挟持部35は、所定形状をなす小片(部材)で構成されている。挟持部35の形状は、本実施形態では、平面視で(第1コネクタ1Aの長手方向から見て)、四角形の1辺から突起350が突出した形状をなしている。また、突起350の形状は、平面視で、その突起350の両側面のうちの一端側(図6中の下側)が凹状をなし、他端側(図6中の上側)が凸状をなしている。
より詳細には、平面視で、挟持部35の突起350は、トランスファーチューブ18の周方向に沿って配置され、傾斜角度の異なる第1の傾斜面351と第2の傾斜面352を有している。なお、第1の傾斜面351は、突起350の両側面のうちの一端側に配置され、第2の傾斜面352は、突起350の両側面のうちの他端側に配置されている。また、第1の傾斜面351は、第1の部分3511と、第1の部分3511に連続し、第1の部分3511と傾斜角度の異なる第2の部分3512とで構成されている。また、第2の傾斜面352は、第1の部分3521と、第1の部分3521に連続し、第1の部分3521と傾斜角度の異なる第2の部分3522とで構成されている。
また、第1の傾斜面351の第1の部分3511と第2の傾斜面352の第1の部分3521とは連続しており、また、平面視で、第1の部分3511と第1の部分3521との境界部は、丸みを帯びている。また、平面視で、第1の傾斜面351の第1の部分3511と第2の部分3512との境界部は、丸みを帯びている。また、平面視で、第2の傾斜面352の第1の部分3521と第2の部分3522との境界部は、丸みを帯びている。
また、本実施形態では、平面視で、第1の部分3511、第2の部分3512、第1の部分3521および第2の部分3522は、それぞれ、直線状をなしている。なお、第1の部分3511、第2の部分3512、第1の部分3521および第2の部分3522の形状は、それぞれ、前記直線状に限定されず、例えば、平面視で、湾曲していてもよい。
ここで、傾斜面の傾斜角度とは、平面視で、挟持部35の移動方向に対して直交する軸8と、傾斜面とのなす角を言う。
具体的には、第1の傾斜面351の傾斜角度は、平面視で、軸8と第1の傾斜面351の第1の部分3511とのなす角θ1である。また、第2の傾斜面352の傾斜角度は、平面視で、軸8と第2の傾斜面352の第1の部分3521とのなす角θ2である。以下では、第1の傾斜面351の傾斜角度をθ1、第2の傾斜面352の傾斜角度をθ2とする。
この挟持部35では、第1の傾斜面351の傾斜角度θ1と、第2の傾斜面352の傾斜角度θ2とは異なっている。具体的には、第1の傾斜面351の傾斜角度θ1は、第2の傾斜面352の傾斜角度θ2よりも大きい。
このような構成により、外筒4の後述する突部45が第1の傾斜面351を乗り越えるときの抵抗と、突部45が第2の傾斜面352を乗り越えるときの抵抗とは異なる。具体的には、突部45が第1の傾斜面351を乗り越えるときの抵抗は、突部45が第2の傾斜面352を乗り越えるときの抵抗よりも大きい。すなわち、突部45が第2の傾斜面352を乗り越えるときの抵抗は、突部45が第1の傾斜面351を乗り越えるときの抵抗よりも小さい。
このような大小関係により、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合に要する力を、突部45が第1の傾斜面351を乗り越えるときの抵抗(力)よりも小さくなるように設定することできる。これにより、後述する報知部6により、螺合が完了してから(接続状態の完了後)、その完了を報知することができる。また、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合の解除に要する力を、突部45が第2の傾斜面352を乗り越えるときの抵抗(力)よりも大きくなるように設定することができる。これにより、報知部6により、螺合の解除の開始(接続解除状態の開始)を報知することができる。
また、接続状態から接続解除状態に切り換わる際に、突部45が第2の傾斜面352を容易に乗り越えることができ、報知部6による後述するクリック感の発動確率を向上させることができる。
また、第1の傾斜面351の傾斜角度θ1、第2の傾斜面352の傾斜角度θ2は、互いに異なっていれば特に限定されないが、傾斜角度θ1は、50〜90度程度であることが好ましく、60〜80度程度であることがより好ましい。また、傾斜角度θ2は、10〜50度程度であることが好ましく、20〜40度程度であることがより好ましい。また、傾斜角度θ1と傾斜角度θ2との比(θ1/θ2)は、1.5〜5程度であることが好ましく、2〜4程度であることがより好ましい。傾斜角度θ1、θ2をこのような範囲内に設定することにより、報知部6によるクリック感の発動確率を向上させることができる。
なお、第1の傾斜面351では、第1の部分3511の傾斜角度は、第2の部分3512の傾斜角度よりも大きい。また、第2の傾斜面352では、第1の部分3521の傾斜角度は、第2の部分3522の傾斜角度よりも小さい。
後述するように、2つの挟持部35同士は、外筒4を所定方向に回転操作することにより、トランスファーチューブ18の弾性力に抗して、互いに接近する方向に押圧される。そして、図3、図5に示すように、互いに接近した挟持部35同士によって、トランスファーチューブ18の途中を挟持して圧閉することができる。この圧閉は、接続解除状態となっている間維持される。これにより、トランスファーチューブ18内に残留した透析液が第1コネクタ1Aから漏れ出すのを防止することができる。
また、外筒4を前記と反対方向に回転操作することにより、各挟持部35に対する押圧が解除される。これにより、2つの挟持部35同士は、トランスファーチューブ18の弾性力、すなわち、復元力によって、互いに離間する方向に確実に付勢される。そして、図4に示すように、互いに離間した2つの挟持部35同士は、トランスファーチューブ18に対する圧閉を解除することとなる。この圧閉解除は、接続状態となっている間維持される。これにより、透析液の行き来が可能となる。
このように圧閉部36は、接続解除状態となっている間、トランスファーチューブ18を圧閉し、接続状態となっている間、トランスファーチューブ18に対する圧閉を解除するよう作動が切り換えられる。また、トランスファーチューブ18は、弾性を有しており、2つの挟持部35同士を互いに離間する方向に付勢する付勢部として機能する。
外筒4は、トランスファーチューブ18回りに回転操作することにより、トランスファーチューブ18に対する圧閉部36の作動を切り換える操作部として機能する。この外筒4の基端側からは、コネクタ本体2に接続されているトランスファーチューブ18が突出している。
図3に示すように、外筒4は、先端内周部の内径が縮径した縮径部41を有している。この縮径部41は、内筒3のフランジ部31とフランジ部32との間に位置し、フランジ部31とフランジ部32とのそれぞれに係合することができる。この係合により、外筒4は、トランスファーチューブ18(内筒3)の長手方向に対する位置を維持したまま、すなわち、トランスファーチューブ18の長手方向に沿った移動が規制された状態で、トランスファーチューブ18回りに、内筒3に対して同心的に回転することができる。そして、この回転操作により、トランスファーチューブ18に対する圧閉と、その圧閉解除とが切り換えられる。また、外筒4は、回転操作に関わらず、トランスファーチューブ18の長手方向に沿った移動が規制されているため、第1コネクタ1A全体としての小型化が図れる。
また、外筒4には、その筒壁を貫通する2つのスリット46が形成されている。各スリットは、内筒3のフランジ部33が臨む位置に配置されている。また、各スリット46は、トランスファーチューブ18を介して互いに反対側に配置されている。図4に示すように、各スリット46には、挟持部35の外周側の一部が入り込むことができる。これにより、2つの挟持部35同士は、できる限り離間することができ、よって、トランスファーチューブ18内は、透析液が容易に通過可能な程度に広がることとなる。また、2つの挟持部35同士は、トランスファーチューブ18の弾性力によって付勢されている。これにより、挟持部35の離間状態が維持される。
また、外筒4の内周部であって、各スリット46の図4中の時計回り方向の近傍には、それぞれ、突部45が形成されている。この2つの突部45は、外筒4の内周部のうち、内筒3のフランジ部33が臨む位置に、互いに対向する方向、すなわち、内側に向かって突出している。また、各突部45の平面視での形状(横断面形状)は、丸みを帯びている。このように形成された各突部45は、外筒4の回転操作によりトランスファーチューブ18回りに回転する。そして、外筒4の回転方向に応じて、挟持部35の第1の傾斜面351を第2の傾斜面352と反対側から乗り越えたり、第2の傾斜面352を第1の傾斜面351と反対側から乗り越えたりする。具体的には、接続解除状態から接続状態に切り換わる際に、突部45は第1の傾斜面351を乗り越え、接続状態から接続解除状態に切り換わる際に、突部45は第2の傾斜面352を乗り越える。そして、いずれの乗り越え時にも音および振動を発することとなる。第1コネクタ1Aの使用者は、この発せられた音や振動を感じることにより、接続状態の完了と、接続解除状態の開始とをそれぞれ確実に認識することができる。なお、振動は、使用者にとってクリック感として得られる。
したがって、挟持部35の第1の傾斜面351、第2の傾斜面352および外筒4の突部45は、接続状態の完了と、接続解除状態の開始とを報知する報知部6として機能する。
図4に示す状態では、各挟持部35のトランスファーチューブ18に対する圧閉が解除された状態となっている。
図4に示す状態から図5に示すように、外筒4を矢印α方向に回転操作すると、各突部45が各挟持部35の第2の傾斜面352を乗り越え、第1の傾斜面351に移動する。このとき2つの挟持部35は、トランスファーチューブ18の弾性力(付勢力)に抗して、2つの突部45により互いに接近する方向に押圧される。この押圧により、2つの挟持部35は、互いに接近してトランスファーチューブ18を挟持することができる。これにより、トランスファーチューブ18が圧閉された状態となる。このように、第1の傾斜面351、第2の傾斜面352および突部45は、トランスファーチューブ18の弾性力(付勢力)に抗して、2つの挟持部35を互いに接近する方向に押圧する押圧部と言うことができる。従って、第1コネクタ1Aでは、第1の傾斜面351の一部、第2の傾斜面352の一部および突部45が前記押圧部として機能することにより、簡単な構成で、圧閉部36の作動を確実に切り換えることができる。
また、外筒4の外周部には、レバー43が2つ設けられている。これら2つのレバー43は、互いに反対方向に突出しており、指を掛けることができる。これにより、外筒4を回転操作する際に、レバー43に指を掛けて、その回転操作を容易に行なうことができる。
また、第1コネクタ1Aは、外筒4の回転限界を規制する規制部5を有している。規制部5は、外筒4に突出形成された突出部44a、突出部44b、突出部44cおよび突出部44dと、内筒3に突出形成された突出部38aおよび突出部38bとで構成されている。
突出部38aと突出部38bとは、内筒3のフランジ部33の縁部から互いに反対方向、すなわち、外側に向かって突出している。また、突出部38aおよび突出部38bの各頂部381は、凸状に湾曲しており、外筒4の内周部に当接している。
突出部44a、突出部44b、突出部44cおよび突出部44dは、外筒4の内周部のうち、内筒3のフランジ部33が臨む位置に配置されている。また、突出部44aと突出部44cとは、所定間隔に配置され、突出部44bと突出部44dとは、所定間隔に配置されている。そして、突出部44aと突出部44bとは、互いに対向する方向、すなわち、内側に向かって突出し、突出部44cと突出部44dとは、互いに対向する方向、すなわち、内側に向かって突出している。また、突出部44a、突出部44b、突出部44cおよび突出部44dの頂部441は、凹状に湾曲しており、内筒3の外周部に当接している。
図4に示す状態では、外筒4の突出部44cが内筒3の突出部38aに当接し、外筒4の突出部44dが内筒3の突出部38bに当接している。これにより、外筒4の内筒3に対する図4中時計回りの回転が規制される。また、このとき、トランスファーチューブ18に対する圧閉が解除されている。
図4に示す状態から図5に示すように、外筒4を矢印α方向、すなわち、図4中反時計回りに回転操作すると、外筒4の突出部44a、突出部44b、突出部44cおよび突出部44dがそれぞれ内筒3の外周部を摺動するとともに、内筒3の突出部38aおよび突出部38bがそれぞれ外筒4の内周部を摺動する。そして遂には、外筒4の突出部44aが内筒3の突出部38aに当接し、外筒4の突出部44bが内筒3の突出部38bに当接する。これにより、外筒4の内筒3に対する矢印α方向へのそれ以上の回転が規制される、すなわち、外筒4の内筒3に対する回転が停止する。また、このとき、トランスファーチューブ18が圧閉される。
なお、外筒4の突出部44a、突出部44b、突出部44cおよび突出部44dの前記各摺動と、内筒3の突出部38aおよび突出部38bの前記各摺動とにより、外筒4を安定して回転操作することができる。
また、規制部5によって規制される内筒3に対する外筒4の最大回転角度は、本実施形態では36度程度となっているが、これに限定されず、例えば、5度以上、45度以下とすることができる。このような構成の規制部5を設けることにより、規制される外筒4の最大回転角度を比較的小さくすることができ、外筒4の回転操作の操作性を向上させることができる。
また、図5に示す状態から外筒4を矢印β方向(α方向と反対方向)、すなわち、図5中時計回りに回転操作することもできる。これにより、トランスファーチューブ18に対する圧閉が再度解除される。
なお、各挟持部35は、接続状態、接続解除状態に関わらず内筒3のフランジ部33の外周部(縁部)から突出している。
次に、第1コネクタ1A全体の動作について、図3〜図5を参照しつつ説明する。
まず、接続解除状態にある第1コネクタ1Aに第2コネクタ1Bを接続して、接続状態となるまでの動作について説明する。
[1−1] 図3、図5に示すように、第1コネクタ1Aは、接続解除状態となっている。このとき、圧閉部36は、トランスファーチューブ18を圧閉している。また、規制部5は、内筒3に対する外筒4の矢印α方向への回転を規制している。また、外筒4の各突部45は、対応する挟持部35の第1の傾斜面351に位置している。
[1−2] そして、第1コネクタ1Aの外筒4を一方の手で把持して、第2コネクタ1Bを他方の手で把持する。
[1−3] 次いで、第1コネクタ1Aの雄ネジ部21を第2コネクタ1Bに螺合させようとして、第1コネクタ1Aを把持したまま、第1コネクタ1A全体を矢印β方向に回転させていく。これにより、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合が開始される。また、外筒4は、内筒3に対しては未だ回転せずに停止したままとなっているか、または、徐々に矢印β方向に回転していく。この状態は、螺合が完了するまで継続される。
[1−4] そして、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合が完了して接続状態となり(図4参照)、さらに第1コネクタ1Aを回転させようとトルクを付加していくと、このトルクによって、外筒4は、図4に示すように規制部5で回転が規制されるまで回転することができる。また、このとき、各突部45は、それぞれ、対応する挟持部35の第1の傾斜面351に沿って矢印β方向に移動し、第1の傾斜面351を乗り越え、第2の傾斜面352に沿って矢印β方向に移動し、各挟持部35の突起350は、対応するスリット46に挿入される。この乗り越えにより、音と振動とが発生して、接続状態の完了が報知される。これにより、使用者は、接続状態の完了を確実に認識することができ、よって、腹膜透析を安心して行なうことができる。また、この外筒4の回転が規制される位置では、圧閉部36によるトランスファーチューブ18に対する圧閉が解除される。これにより、腹膜透析が可能となる。
以上のように、第1コネクタ1Aでは、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合に要する力は、突部45が第1の傾斜面351を乗り越えるときの抵抗(力)よりも小さくなるように設定されている。これにより、前述したように、乗り越え時の音や振動が発生しさえすれば、螺合が完了、すなわち、接続状態の完了と認識することができる。そして、以降の操作を安全に行なうことができる。なお、このような力の大小関係を満足するには、例えば、第1の傾斜面351の傾斜角度θ1、突部45の寸法等を適宜設定することにより可能となる。
また、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合に要する力は、トランスファーチューブ18に対する圧閉の解除に要する力よりも小さくなるように設定されている。「螺合に要する力」とは、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとを螺合する際、気密性が確保された状態になるまでに要する力を言う。
すなわち、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合は、突部45の第1の傾斜面351の乗り越え直後になされるトランスファーチューブ18に対する圧閉の解除よりも先行して行なわれる。これにより、螺合が確実に完了してから透析液の行き来が行われ、よって、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの間から透析液が漏れてしまうのを確実に防止することができる。
次に、接続状態にある第1コネクタ1Aから第2コネクタ1Bを離脱させて、再度接続解除状態となるまでの動作について説明する。
[2−1] 図4に示すように、第1コネクタ1Aは、接続状態となっている。このとき、圧閉部36によるトランスファーチューブ18に対する圧閉が解除されている。また、規制部5は、内筒3に対する外筒4の矢印β方向への回転を規制している。また、外筒4の各突部45は、対応する挟持部35の第2の傾斜面352に位置している。また、各挟持部35の突起350は、対応するスリット46に挿入される。
[2−2] そして、第1コネクタ1Aの外筒4を一方の手で把持して、第2コネクタ1Bを他方の手で把持する。
[2−3] 次いで、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合を解除させようとして、第1コネクタ1Aを把持したまま、第1コネクタ1A全体を前記と反対方向、すなわち、矢印α方向に回転させていく。これにより、まず第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合の解除に先立って、外筒4は、規制部5で回転が規制されるまで、内筒3に対して矢印α方向に回転していく。また、このとき、外筒4が回転し始めた直後に、各突部45は、それぞれ、対応する挟持部35の第2の傾斜面352に沿って矢印α方向に移動し、第2の傾斜面352を乗り越え、第1の傾斜面351に沿って矢印α方向に移動し、各挟持部35の突起350は、対応するスリット46の外に出る。この乗り越えにより、音と振動とが発生して、これから接続解除状態となっていくこと、すなわち、接続解除状態の開始が報知される。これにより、使用者は、接続解除状態の開始を確実に認識することができる。また、この外筒4の回転が規制される位置では、圧閉部36がトランスファーチューブ18を圧閉する。これにより、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合が解除されても、第1コネクタ1Aから透析液が漏出するのを防止することができる。
[2−4] そして、さらに第1コネクタ1Aを回転させようとトルクを付加していくと、このトルクによって、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合が徐々に解除されていき、遂には第1コネクタ1Aから第2コネクタ1Bが離脱する。これにより、再度接続解除状態となる(図3、図5参照)。
以上のように、第1コネクタ1Aでは、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合の解除に要する力は、突部45が第2の傾斜面352を乗り越えるときの抵抗(力)よりも大きくなるように設定されている。すなわち、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合の解除に要する力は、トランスファーチューブ18の圧閉に要する力よりも大きくなるように設定されている。
これにより、前述したように、螺合の解除に先行して、圧閉部36によるトランスファーチューブ18に対する圧閉がなされる。これにより、接続解除状態となったときに透析液の漏れが生じるのを防止することができる。なお、このような力の大小関係を満足するには、例えば、第2の傾斜面352の傾斜角度θ2、突部45の寸法等を適宜設定することにより可能となる。
<第2実施形態>
図7は、本発明のコネクタ(第2実施形態)の接続状態を示す横断面図(図3中のA−A線断面図に相当)である。図8は、図7に示すコネクタの接続解除状態を示す横断面図(図3中のA−A線断面図に相当)である。図9は、図7に示すコネクタの挟持部を示す平面図である。
以下、これらの図を参照して本発明のコネクタの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主として、圧閉部36の挟持部35の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7〜図9に示すように、本実施形態の第1コネクタ1Aでは、圧閉部36の各挟持部35は、それぞれ、弾性変形可能な弾性部356と、弾性部356を弾性変形可能に支持する支持部357とを有している。各挟持部35の構成は、同様であるので、以下では、2つの挟持部35のうちの一方の挟持部35について説明する。
図9に示すように、挟持部35の弾性部356は、支持部357により片持ち支持されている。具体的には、弾性部356の一端部(図9中の上側の端部)、すなわち、弾性部356の第2の傾斜面352側の端部は、支持部357の一端部(図9中の上側の端部)に支持されている。本実施形態では、弾性部356と支持部357とは、一体的に形成されている。そして、弾性部356が弾性変形する際は、主に、弾性部356の前記一端部が変形する。また、弾性部356には、第1の傾斜面351および第2の傾斜面352が設けられている。また、第1の傾斜面351は、第1の部分3511のみで構成されている。なお、第1の傾斜面351は、例えば、第1の部分3511と第2の部分(図示せず)とで構成されていてもよい。また、第2の傾斜面352は、第1の部分3521と第2の部分3522とで構成されている。
このような弾性部356を設けることにより、突部45が挟持部35の第2の傾斜面352を乗り越える際、弾性部356が弾性変形し、これにより、突部45が第2の傾斜面352を乗り越えるときの抵抗を小さくすることができる。一方、突部45が挟持部35の第1の傾斜面351を乗り越える際は、弾性部356は弾性変形し難い。これにより、突部45が第1の傾斜面351を乗り越えるときの抵抗を大きくすることができる。
これにより、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合の解除に要する力が、突部45が第2の傾斜面352を乗り越えるときの抵抗(力)よりも大きくなるような設定を容易かつ確実に行うことができる。また、第1コネクタ1Aと第2コネクタ1Bとの螺合に要する力が、突部45が第1の傾斜面351を乗り越えるときの抵抗(力)よりも小さくなるような設定を容易かつ確実に行うことができる。
また、外筒4は、各スリット46内に、それぞれ、対応する挟持部35の弾性部356に当接可能な当接部47を有している。図7に示すように、各当接部47は、それぞれ、対応する挟持部35の弾性部356が対応するスリット46に挿入された状態で、対応する挟持部35の弾性部356に当接する。これにより、各挟持部35の弾性部356の外周側への移動が規制される。
なお、本実施形態では、当接部47は、外筒4の他の部分と別部材で構成されているが、これに限らず、例えば、一体的に形成されていてもよい。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
また、各抵抗について、設定可能な範囲が広くなり、これにより、設計の自由度が高まる。
以上、本発明のコネクタを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、コネクタを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のコネクタは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、第1コネクタと第2コネクタとは、前記各実施形態では腹膜透析に用いられているが、これに限定されず、例えば、輸液、血液システム、細胞培養システム等にも用いることができる。
また、圧閉部として機能する挟持部の配置数は、前記各実施形態では2つであったが、これに限定されず、例えば、3つ以上であってもよい。挟持部の設置数が3つ以上の場合、これらの挟持部は、トランスファーチューブの周方向に沿って等間隔に配置されるのが好ましい。
また、各挟持部の形状および寸法は、前記各実施形態では同一であったが、これに限定されず、例えば、形状と寸法とのうちのいずれか一方または両方が異なっていてもよい。具体例としては、例えば、2つの挟持部のうちの一方を第1実施形態の挟持部で構成し、他方を第2実施形態の挟持部で構成する組み合わせ等が挙げられる。
また、レバーの設置数は、前記各実施形態では2つであるが、これに限定されず、例えば、1つまたは3つ以上であってもよい。レバーの設置数が3つ以上の場合、これらのレバーは、外筒の周方向に沿って等間隔に配置されるのが好ましい。また、レバーを省略することも可能である。
また、報知部は、前記各実施形態では音および振動の双方を発するよう構成されているが、これに限定されず、例えば、音および振動のうちの一方を発するよう構成されていてもよい。
本発明のコネクタは、液体が通過するラインの途中に設置して用いられ、前記ラインの途中を液密的に接続する接続状態と、該接続状態が解除される接続解除状態とを取り得るコネクタであって、
前記接続解除状態となっている間、前記ラインを構成するチューブを圧閉し、前記接続状態となっている間、前記チューブに対する圧閉を解除するよう作動が切り換えられる圧閉部と、
前記チューブの長手方向に対する位置を維持したまま、前記チューブ回りに回転操作することにより、前記圧閉部の作動を切り換える操作部とを備え、
当該コネクタは、前記接続状態が螺合によりなされ、前記接続解除状態が前記螺合の解除によりなされるよう構成されており、
前記操作部を回転操作し、前記チューブを圧閉した状態から前記チューブに対する圧閉を解除するとともに、前記接続解除状態から前記接続状態とする際は、前記螺合に要する力は、前記チューブに対する圧閉の解除に要する力よりも小さく、
前記操作部を回転操作し、前記チューブに対する圧閉を解除した状態から前記チューブを圧閉するとともに、前記接続状態から前記接続解除状態とする際は、前記螺合の解除に要する力は、前記チューブの圧閉に要する力よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明のコネクタは、液体が通過するラインの途中に設置して用いられ、前記ラインの途中を液密的に接続する接続状態と、該接続状態が解除される接続解除状態とを取り得るコネクタであって、
前記接続解除状態となっている間、前記ラインを構成するチューブを圧閉し、前記接続状態となっている間、前記チューブに対する圧閉を解除するよう作動が切り換えられる圧閉部と、
前記チューブの長手方向に対する位置を維持したまま、前記チューブ回りに回転操作することにより、前記圧閉部の作動を切り換える操作部と、
前記操作部の回転操作により前記チューブ回りに回転する突部とを備え、
前記圧閉部は、前記チューブの周方向に沿って配置され、互いに接近、離間可能に支持された複数の挟持部を有し、該複数の挟持部は、互いに接近することにより、前記チューブを挟持して圧閉し、互いに離間することにより、前記チューブに対する圧閉を解除し、
前記複数の挟持部は、それぞれ、前記チューブの周方向に沿って配置され、傾斜角度の異なる第1の傾斜面と第2の傾斜面とを有し、
前記接続解除状態から前記接続状態に切り換わる際に、前記突部が前記第1の傾斜面を乗り越え、前記接続状態から前記接続解除状態に切り換わる際に、前記突部が前記第2の傾斜面を乗り越えることを特徴とする。
本発明によれば、液体が通過するラインの途中を液密的に接続する接続状態からその接続状態が解除される接続解除状態とする際に、接続解除状態となるのに先行して、操作部を操作することにより、ラインを構成するチューブを圧閉することができる。これにより、接続解除状態で液漏れが生じるのを防止することができる。また、接続状態が当該コネクタの螺合によりなされる場合には、報知部を有することにより、接続状態の完了と接続解除状態の開始とをそれぞれ音および振動のうちの少なくとも一方で報知することができる。これにより、当該コネクタをどの程度ねじ込めば、接続状態の完了となるのかを容易かつ確実に把握することができる。また、接続解除状態の開始となったことを容易かつ確実に把握することができる。また、第1の傾斜面の傾斜角度と第2の傾斜面の傾斜角度とを異ならせることにより、例えば、接続状態から接続解除状態に切り換わる際に、突部が第2の傾斜面を容易に乗り越えることができる。
したがって産業上の利用可能性を有する。
1A 第1コネクタ
1B 第2コネクタ
2 コネクタ本体
21 雄ネジ部
211 雄ネジ
22 フランジ部
23 チューブ接続部
231 突出部
24 第2コネクタ接続部
3 内筒
31、32、33 フランジ部
331 スリット
35 挟持部
350 突起
351 第1の傾斜面
3511 第1の部分
3512 第2の部分
352 第2の傾斜面
3521 第1の部分
3522 第2の部分
356 弾性部
357 支持部
36 圧閉部
38a、38b 突出部
381 頂部
4 外筒
41 縮径部
43 レバー
44a、44b、44c、44d 突出部
441 頂部
45 突部
46 スリット
47 当接部
5 規制部
6 報知部
7 封止部材
8 軸
10 透析ライン
11 バッグ側チューブ
111 チューブ
112 分岐チューブ
113 分岐部
14 透析液バッグ
16 ローラクランプ
17 コネクタ
18 トランスファーチューブ
19 排液バッグ
20 腹膜透析用コネクタ
100 腹膜透析セット
α、β 矢印

Claims (11)

  1. 液体が通過するラインの途中に設置して用いられ、前記ラインの途中を液密的に接続する接続状態と、該接続状態が解除される接続解除状態とを取り得るコネクタであって、
    前記接続解除状態となっている間、前記ラインを構成するチューブを圧閉し、前記接続状態となっている間、前記チューブに対する圧閉を解除するよう作動が切り換えられる圧閉部と、
    前記チューブの長手方向に対する位置を維持したまま、前記チューブ回りに回転操作することにより、前記圧閉部の作動を切り換える操作部とを備え、
    当該コネクタは、前記接続状態が螺合によりなされ、前記接続解除状態が前記螺合の解除によりなされるよう構成されており、
    前記操作部を回転操作し、前記チューブを圧閉した状態から前記チューブに対する圧閉を解除するとともに、前記接続解除状態から前記接続状態とする際は、前記螺合に要する力は、前記チューブに対する圧閉の解除に要する力よりも小さく、
    前記操作部を回転操作し、前記チューブに対する圧閉を解除した状態から前記チューブを圧閉するとともに、前記接続状態から前記接続解除状態とする際は、前記螺合の解除に要する力は、前記チューブの圧閉に要する力よりも大きいことを特徴とするコネクタ。
  2. 液体が通過するラインの途中に設置して用いられ、前記ラインの途中を液密的に接続する接続状態と、該接続状態が解除される接続解除状態とを取り得るコネクタであって、
    前記接続解除状態となっている間、前記ラインを構成するチューブを圧閉し、前記接続状態となっている間、前記チューブに対する圧閉を解除するよう作動が切り換えられる圧閉部と、
    前記チューブの長手方向に対する位置を維持したまま、前記チューブ回りに回転操作することにより、前記圧閉部の作動を切り換える操作部と、
    前記操作部の回転操作により前記チューブ回りに回転する突部とを備え、
    前記圧閉部は、前記チューブの周方向に沿って配置され、互いに接近、離間可能に支持された複数の挟持部を有し、該複数の挟持部は、互いに接近することにより、前記チューブを挟持して圧閉し、互いに離間することにより、前記チューブに対する圧閉を解除し、
    前記複数の挟持部は、それぞれ、前記チューブの周方向に沿って配置され、傾斜角度の異なる第1の傾斜面と第2の傾斜面とを有し、
    前記接続解除状態から前記接続状態に切り換わる際に、前記突部が前記第1の傾斜面を乗り越え、前記接続状態から前記接続解除状態に切り換わる際に、前記突部が前記第2の傾斜面を乗り越えることを特徴とするコネクタ。
  3. 前記複数の挟持部は、それぞれ、前記第1の傾斜面および前記第2の傾斜面が設けられ、弾性変形可能な弾性部を有する請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記突部が前記第1の傾斜面を乗り越えるときの抵抗と、前記突部が前記第2の傾斜面を乗り越えるときの抵抗とは異なる請求項2または3に記載のコネクタ。
  5. 前記第1の傾斜面の傾斜角度は、前記第2の傾斜面の傾斜角度よりも大きい請求項2ないし4のいずれか1項に記載のコネクタ。
  6. 当該コネクタは、前記接続状態が螺合によりなされ、前記接続解除状態が前記螺合の解除によりなされるよう構成されており、
    前記接続解除状態から前記接続状態とした際、前記螺合は、前記チューブに対する圧閉の解除よりも先行して行なわれ、前記接続状態から前記接続解除状態とした際、前記チューブに対する圧閉は、前記螺合の解除よりも先行して行なわれる請求項2ないし5のいずれか1項に記載のコネクタ。
  7. 前記接続解除状態から前記接続状態とした際、該接続状態の完了を音および振動のうちの少なくとも一方を発して報知し、前記接続状態から前記接続解除状態とした際、該接続解除状態の開始を前記音および前記振動のうちの少なくとも一方を発して報知する報知部を有する請求項2ないし6のいずれか1項に記載のコネクタ。
  8. 前記操作部が配された外筒と、該外筒内で相対的に同心的に回転可能に支持され、前記複数の挟持部を互いに接近、離間可能に支持する内筒とを備え、
    前記外筒は、該外筒の内周部に設けられた前記突部を有し、
    前記報知部は、前記突部、前記第1の傾斜面および前記第2の傾斜面を有し、前記突部が前記第1の傾斜面または前記第2の傾斜面を乗り越えることにより、前記音および前記振動のうちの少なくとも一方を発する請求項7に記載のコネクタ。
  9. 前記螺合に要する力は、前記突部が前記第1の傾斜面を乗り越えるときの力よりも小さく、
    前記螺合の解除に要する力は、前記突部が前記第2の傾斜面を乗り越えるときの力よりも大きい請求項8に記載のコネクタ。
  10. 前記チューブは、弾性を有するものであり、前記複数の挟持部を互いに離間する方向に付勢する付勢部として機能する請求項2ないし9のいずれか1項に記載のコネクタ。
  11. 前記操作部の回転限界を規制する規制部を有する請求項1ないし10のいずれか1項に記載のコネクタ。
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