JPWO2018142513A1 - 筒状軟体物取付装置および取付方法 - Google Patents

筒状軟体物取付装置および取付方法 Download PDF

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Abstract

先端部11が円筒形となっている筒状軟体物10の先端部11を、先端が円筒状または円柱状の剛性を有する取付部20の外周に嵌め合わせることで、筒状軟体物10を取付部20に取り付ける方法であり、筒状軟体物10を把持部材30で把持し、把持部材30で把持された筒状軟体物10の先端部11を取付部20の先端21に当接させた状態で、把持部材30および筒状軟体物10を、筒状軟体物10の先端部11の軸線A1が取付部20の軸線A2に対して一方および他方に傾斜するように揺動機構40で揺動させながら、移動機構50で取付部20に向けて移動させることにより筒状軟体物10を取付部20に取り付ける。

Description

本発明は、筒状軟体物取付装置および取付方法に関するものである。より詳しくは、少なくとも先端部が円筒形となっている筒状軟体物(例えばホース)の先端部を、先端が円筒状または円柱状となっている剛性を有する取付部(例えば樹脂製管状部)の外周に嵌め合わせることで、筒状軟体物を取付部に取り付ける筒状軟体物取付装置および取付方法に関するものである。
従来、例えば特許文献1に見られるように、管状部材の端部にその軸線と直交する平面に対し25度〜60度のアプローチ角度でホースの端部を接近させ、ロボットハンドのチャックからのホースの端部の突き出し量を10mm〜15mmとして、前記角度方向に前記突き出し量より2mm程度少ない一次挿入量挿入し、その後、管状部材の軸線とホースの軸線とが一致するようにホースを起こすことで、ホースを管状部材に取り付けるホース取付方法が知られている。
特開平7−178636号公報
上述した従来のホース取付方法は、ホースを一次挿入量挿入した後、管状部材の軸線とホースの軸線とが一致するようにホースを起こすという動作を行うことで、ホースを管状部材1に取り付けようとするものである。その際、ホースが軟体物のためホース先端の軸線のずれが大きく、管状部材の軸線とホース軸線が一致しない。これにより、ホースが管状部材に接触するなどして安定した変形状態によっては取付ができない。したがって、取付時間が安定しない。
本発明が解決しようとする課題は、筒状軟体物の取付時間を安定させることができる筒状軟体物取付装置および取付方法を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の筒状軟体物取付装置は、
先端部が円筒形となっている筒状軟体物の前記先端部を、先端が円筒状または円柱状の剛性を有する取付部の外周に嵌め合わせることで、前記筒状軟体物を前記取付部に取り付ける装置であって、
前記筒状軟体物を把持する把持部材と、
この把持部材で把持された筒状軟体物の先端部を前記取付部の先端に当接させた状態で、把持部材および筒状軟体物を、該筒状軟体物の先端部の軸線が前記取付部の軸線に対して一方および他方に傾斜するように揺動させる揺動機構と、
この揺動機構により揺動する前記把持部材および筒状軟体物を、前記取付部に向けて移動させる移動機構と、
を備えていることを特徴とする。
この筒状軟体物取付装置によれば、筒状軟体物は、把持部材で把持され、先端部が取付部の先端に当接させられた状態で、揺動機構によって、把持部材とともに、当該筒状軟体物の先端部の軸線が前記取付部の軸線に対して一方および他方に傾斜するように揺動させられ、この揺動機構により揺動させられる把持部材および筒状軟体物が、移動機構によって、前記取付部に向けて移動させられる。
つまり、筒状軟体物は、把持部材で把持され、先端部が揺動機構で揺動させられながら移動機構で取付部に向けて押されることで取付部に取り付けられることとなる。
そして、筒状軟体物の先端部は、その軸線が取付部の軸線に対して一方および他方に傾斜するように、つまり取付部の軸線に対して両方向に揺動させられながら取付部に押し込まれるので、筒状軟体物の変形状態によらず取付部に安定的に取り付けられる。したがって、取付時間が安定する。
この筒状軟体物取付装置においては、
前記揺動機構は、少なくとも、前記筒状軟体物の先端部が、該先端部の軸線が前記取付部の軸線に対して一方に傾斜する第1の傾斜位置と他方に傾斜する第2の傾斜位置とを含むように前記筒状軟体物を揺動させる揺動機構であり、
前記移動機構は、前記第1の傾斜位置にある筒状軟体物の先端部に対し前記第2の傾斜位置にある筒状軟体物の先端部の方が、前記取付部に対してより移動した位置となるように移動させる移動機構であり、
前記揺動機構は、前記取付部の軸線に対する前記第1の傾斜位置の傾斜角に比べて前記第2の傾斜位置の傾斜角を小さくする構成とすることができる。
このように構成すると、筒状軟体物の先端部が取付部に対し取付方向へ移動するにつれて、取付部の軸線に対する筒状軟体物の先端部の傾斜角を小さくすることができるため、移動機構による筒状軟体物の先端部の取付部への押し込み動作を円滑化することが可能となる。結果として、筒状軟体物を取付部に円滑に取り付けることが可能となる。
この筒状軟体物取付装置においては、
前記筒状軟体物の先端部を前記取付部の先端に当接させる前に、前記筒状軟体物の先端部に潤滑水を塗布する塗布ノズルをさらに備えている構成とすることができる。
このように構成すると、筒状軟体物の先端部に潤滑水が塗布されることで、筒状軟体物の先端部の取付部への押し込み動作を円滑化することが可能となる。結果として、筒状軟体物を取付部に円滑に取り付けることが可能となる。
この筒状軟体物取付装置においては、
前記把持部材は、前記筒状軟体物の先端面から、筒状軟体物の先端部の内径の1.5倍以上、4倍以下の部位を把持する構成とすることができる。
このように構成すると、筒状軟体物を取付部に円滑に取り付けることが可能となる。
把持部材による把持位置を、筒状軟体物の先端面から、筒状軟体物の先端部の内径の1.5倍未満とすると、筒状軟体物の把持部から先端面までの部分の自由度(撓りやすさ)が低くなって筒状軟体物の先端部の取付部への円滑な押し込み動作が困難になるおそれがある。一方、把持部材による把持位置を、筒状軟体物の先端面から、筒状軟体物の先端部の内径の4倍超とすると、筒状軟体物の把持部から先端面までの部分は、自由度(撓りやすさ)が高くなりすぎて座屈を生じるおそれがある。座屈が生じると筒状軟体物の先端部の取付部への円滑な押し込み動作が困難になる。
これに対し、把持部材の把持位置を、筒状軟体物の先端面から、筒状軟体物の先端部の内径の1.5倍以上、4倍以下の部位とすることで、筒状軟体物の先端部の取付部への押し込み動作を円滑化することが可能となる。結果として、筒状軟体物を取付部に円滑に取り付けることが可能となる。
上記課題を解決するために本発明の筒状軟体物取付方法は、
先端部が円筒形となっている筒状軟体物の前記先端部を、先端が円筒状または円柱状の剛性を有する取付部の外周に嵌め合わせることで、前記筒状軟体物を前記取付部に取り付ける方法であって、
前記筒状軟体物を把持部材で把持し、
この把持部材で把持された筒状軟体物の先端部を前記取付部の先端に当接させた状態で、把持部材および筒状軟体物を、該筒状軟体物の先端部の軸線が前記取付部の軸線に対して一方および他方に傾斜するように揺動機構で揺動させながら、移動機構で前記取付部に向けて移動させることにより筒状軟体物を取付部に取り付けることを特徴とする。
この筒状軟体物取付方法によれば、筒状軟体物は、把持部材で把持され、先端部が取付部の先端に当接させられた状態で、揺動機構によって把持部材とともに当該筒状軟体物の先端部の軸線が前記取付部の軸線に対して一方および他方に傾斜するように揺動させられながら、移動機構によって前記取付部に向けて移動させられることとなる。
つまり、筒状軟体物は、把持部材で把持され、先端部が揺動機構で揺動させられながら移動機構で取付部に向けて押されることで取付部に取り付けられることとなる。
そして、筒状軟体物の先端部は、その軸線が取付部の軸線に対して一方および他方に傾斜するように、つまり取付部の軸線に対して両方向に揺動させられながら取付部に押し込まれるので、筒状軟体物の変形状態によらず取付部に安定的に取り付けられる。したがって、取付時間が安定する。
本発明に係る筒状軟体物取付装置の実施の形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は図(b)の部分平面図。 同実施の形態の取付動作後の状態を示す図で、(a)は正面図、(b)は左側面図。 (a)〜(f)は作動説明図。 (g)〜(j)は作動説明図。 変形例を示すを示す図で、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は図(b)の部分平面図。 他の変形例を示す図で、(a)は部分省略正面図、(b)は図(b)の底面図、(c)は図(a)におけるc−c断面図、(d)は図(c)の拡大図。
以下、本発明に係る筒状軟体物取付装置および取付方法の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
図1に示す筒状軟体物取付装置1は、先端部11が円筒形となっている筒状軟体物(例えばホース)10の前記先端部11を、先端21が円筒状または円柱状の剛性を有する取付部(例えば樹脂製パイプまたは金属製パイプ)20の外周22に嵌め合わせることで、筒状軟体物10を取付部20に取り付ける装置である。
この筒状軟体物取付装置1は、筒状軟体物10を把持する把持部材30と、筒状軟体物10を揺動させる揺動機構40と、筒状軟体物10を取付部20に向けて移動させる移動機構50とを備えている。
揺動機構40は、把持部材30で把持された筒状軟体物10の先端部11を取付部20の先端21に当接させた状態で(図3参照)、把持部材30および筒状軟体物10を、筒状軟体物10の先端部11の軸線A1が取付部20の軸線A2に対して一方および他方に傾斜するように揺動させる。
移動機構50は、揺動機構40により揺動する把持部材30および筒状軟体物10を、取付部20に向けて移動させる。
上記のような筒状軟体物取付装置1を用いた筒状軟体物取付方法は、筒状軟体物10を把持部材30で把持し、この把持部材30で把持された筒状軟体物10の先端部11を取付部20の先端21に当接させた状態で、把持部材30および筒状軟体物10を、筒状軟体物10の先端部11の軸線A1が取付部20の軸線A2に対して一方および他方に傾斜するように揺動機構40で揺動させながら、移動機構50で取付部20に向けて移動させることにより筒状軟体物10を取付部20に取り付けることを特徴としている。
この実施の形態の筒状軟体物取付装置1ないし取付方法によれば、筒状軟体物10は、把持部材30で把持され、先端部11が取付部20の先端21に当接させられた状態で、揺動機構40によって、例えば図3に示すように、筒状軟体物10の先端部11の軸線A1が取付部20の軸線A2に対して一方および他方(図3において右左方向)に傾斜するように揺動させられ、この揺動機構40により揺動させられる把持部材30(図3においては図示を省略)および筒状軟体物10が、移動機構50によって、取付部20に向けて移動させられる。
つまり、筒状軟体物10は、把持部材30で把持され、先端部11が揺動機構40で揺動させられながら移動機構50で取付部20に向けて押されることで取付部20に取り付けられることとなる。
そして、筒状軟体物10の先端部11は、その軸線A1が取付部20の軸線A2に対して一方および他方に傾斜するように、つまり取付部20の軸線A2に対して両方向に揺動させられながら取付部20に押し込まれるので、筒状軟体物10の変形状態によらず取付部20に安定的に取り付けられる。したがって、取付時間が安定する。
把持部材30は、筒状軟体物10を揺動させながら取付部20に押し込むことができるように筒状軟体物10を把持することができる構造であれば任意の構造を採用し得る。この実施の形態では、平行開閉型のエアチャック機構31で開閉する一対のクランパ32,32で構成されている。図1(a)の実線は筒状軟体物10を把持した状態を示しており、仮想線は筒状軟体物10を開放する状態を示している。
揺動機構40は、把持部材30で筒状軟体物10を把持したまま把持部材30と筒状軟体物10とを一緒に揺動させることができる構成であれば任意の構成を採用し得る。
この実施の形態では、揺動機構40は、揺動機構支持体41と、この揺動機構支持体41に軸42で回動可能に支持されたセクター歯車43と、このセクタ−歯車43と噛み合うラック44と、このラック44を往復動させることで前記セクター歯車43を軸42回りに回動(揺動)させるシリンダー45と、前記セクター歯車43と軸42で一体化されていてセクター歯車43と一緒に回動する把持部材支持体46とを備えている。この把持部材支持体46に前記把持部材30が取り付けられている。
したがって、シリンダー45の作動でラック44が往復動すると、セクター歯車43、把持部材支持体46、把持部材30、および筒状軟体物10が一緒になって、軸42回りに回動する。
なお、軸42は揺動機構支持体41に対して回動可能に支持され、セクター歯車43と把持部材支持体46は軸42に対して回動不能に取り付けられている。図示のものは、セクター歯車43と把持部材支持体46とが軸42で一体化されているが、軸42によってではなく、把持部材支持体46をセクター歯車43に対して直接一体的に構成することもできる。
シリンダ45は揺動機構支持体41に取り付けられており、そのロッド45rが前記ラック44に連結されている。
移動機構50は、揺動機構40により揺動する把持部材30および筒状軟体物10を、取付部20に向けて移動させることができる構成であれば任意の構成を採用し得る。
この実施の形態では、移動機構50は、取付部42の軸線A2方向に関し、前記揺動機構支持体41自体を取付部42の方向に進退動させるシリンダ51を備えている。
シリンダ51はこの筒状軟体物取付装置1のフレーム1Fに取り付けられており、そのロッド51rが揺動機構支持体41に連結されている。
したがって、シリンダー50の作動で揺動機構支持体41が取付部42の方向に進退動すると、揺動機構支持体41に取り付けられている揺動機構40全体が把持部材30および筒状軟体物10と一緒に、取付部42の方向に進退動する(図2参照)。
52、52は揺動機構支持体41の両側に取り付けられたガイドブロック、53はガイドブロック52を案内するガイドロッドである。ガイドロッド52は前記フレーム1Fに取り付けられている。54はロッド51rと揺動機構支持体41との連結部である。
図1に示すように、この実施の形態の取付部20は樹脂製のパイプであり、先端21に、本体部23より径が大きい拡径部21cと、この拡径部21cにR形状21rを介して連続する縮径部21bとを有している。
このように構成すると、筒状軟体物10の先端部11を、取付部20の先端21に対して揺動させやすくなる。したがって、筒状軟体物10の先端部11を取付部20に取り付けやすくなる。
取付部20は、保持部材60によって保持される。
保持部材60は、取付部20を確実に保持することができる構造であれば任意の構造を採用し得る。本実施の形態では、平行開閉型のエアチャック機構61で開閉する一対のクランパ62,62で構成されている。図1(a)の実線は取付部20を保持した状態を示しており、仮想線は取付部20を開放する状態を示している。
揺動機構40は、筒状軟体物10の揺動動作中において、少なくとも、筒状軟体物10の先端部11が、該先端部11の軸線A1が取付部20の軸線A2に対して一方に傾斜する第1の傾斜位置(例えば図3(c)に傾斜角θ1で示す位置)と他方に傾斜する第2の傾斜位置(例えば図3(e)に傾斜角θ2で示す位置)とが含まれるように筒状軟体物10を揺動させる。
また、移動機構50は、第1の傾斜位置にある筒状軟体物10の先端部11(例えば図3(c)参照)に対し第2の傾斜位置にある筒状軟体物10の先端部11(例えば図3(e)参照)の方が、取付部20に対してより移動した(進んだ)位置となるように移動させる。
そしてさらに、揺動機構40は、取付部20の軸線A2に対する前記第1の傾斜位置の傾斜角(例えばθ1)に比べて前記第2の傾斜位置の傾斜角(例えばθ2)を小さくする。
このように構成すると、筒状軟体物10の先端部11が取付部20に対し取付方向へ移動するにつれて、取付部20の軸線A2に対する筒状軟体物10の先端部11の傾斜角を小さくすることができるため、移動機構50による筒状軟体物10の先端部11の取付部20への押し込み動作を円滑化することが可能となる。結果として、筒状軟体物10を取付部20に円滑に取り付けることが可能となる。
図3は、この実施の形態による筒状軟体物10の取付部20への取付動作の一具体例の説明図である。
この具体例では、図3(a)に示すように筒状軟体物10の先端部11を一方側および他方側への揺動を2回(計4回)行いながら筒状軟体物10の先端部11を取付部20へ向け移動させて押し込むようにして取り付ける。その動作は揺動機構40および移動機構50によってなされる。
以下、順を追って説明する。
(1) 把持部材30(図1参照)で筒状軟体物10を把持し、移動機構50で筒状軟体物10の先端部11を取付部20に向けて移動させ、図3(b)に示すように、先端部11の先端面11sを取付部20の先端21に当接または近接させた状態に位置決めする。
(2) 図3(b)から(c)に示すように筒状軟体物10の先端部11を一方側へ傾斜角θ1まで傾斜させながら取付部20へ向けて進める。
(3) 図3(c)から(e)に示すように、筒状軟体物10の先端部11を他方側へ傾斜角θ2まで傾斜させながら取付部20へ向けて進める。
この過程で図3(d)に示すように、筒状軟体物10の先端部11の軸線A1と取付部20の軸線A2とが一致する状態が生じ、この状態においても移動機構50による筒状軟体物10の先端部11の取付部20への押し込み動作は生じているから、筒状軟体物10の先端部11の取付部20への押し込みが促進される。
なお、θ2<θ1である。
(4) 図3(e)から図4(g)に示すように、筒状軟体物10の先端部11を再び一方側へ傾斜角θ3まで傾斜させながら取付部20へ向けて進める。
この過程で図3(f)に示すように、筒状軟体物10の先端部11の軸線A1と取付部20の軸線A2とが一致する状態が生じ、この状態においても移動機構50による筒状軟体物10の先端部11の取付部20への押し込み動作は生じているから、筒状軟体物10の先端部11の取付部20への押し込みが促進される。
なお、θ3<θ2である。
(5) 図4(g)から図4(i)に示すように、筒状軟体物10の先端部11を再び他方側へ傾斜角θ4まで傾斜させながら取付部20へ向けて進める。
この過程で図3(h)に示すように、筒状軟体物10の先端部11の軸線A1と取付部20の軸線A2とが一致する状態が生じ、この状態においても移動機構50による筒状軟体物10の先端部11の取付部20への押し込み動作は生じているから、筒状軟体物10の先端部11の取付部20への押し込みが促進される。
なお、θ4<θ3である。
(6) 図4(i)から(j)に示すように、筒状軟体物10の先端部11を中立位置(軸線A1とA2とが一致する位置)まで戻しながら取付部20へ向けて進めることによって、筒状軟体物10の先端部11の取付部20への取付動作が終了する。
取付動作が終了した時点での装置1の状態を図2に示す。
なお、以上のような動作を含め、この筒状軟体物取付装置1の動作は、図示しない制御部によって制御される。
また、図3,図4に示した例では、筒状軟体物10の先端部11の一方側および他方側への揺動を各2としたが、その回数は、一方側一回以上、他方側一回以上であれば、筒状軟体物10の形状や材質、および取付部20の形状や材質に応じて適宜設定できる。
図1(b)に示すように、この筒状軟体物取付装置1は、筒状軟体物10の先端部11を取付部20の先端21に当接させる前に、筒状軟体物10の先端部11に潤滑水Wを塗布する塗布ノズル1nを備えている。
このように構成すると、筒状軟体物10の先端部11に潤滑水Wが塗布されることで、筒状軟体物10の先端部11の取付部20への押し込み動作を円滑化することが可能となる。結果として、筒状軟体物10を取付部20に円滑に取り付けることが可能となる。
図1(b)に示すように、把持部材30は、筒状軟体物10の先端面11sから、筒状軟体物10の先端部11の内径D1の1.5倍以上、4倍以下の部位を把持する構成とすることが望ましい。つまり、筒状軟体物10の先端面11sから把持位置までの長さL1は内径D1の1.5倍以上、4倍以下とするのが望ましい。
このように構成すると、筒状軟体物10を取付部20により円滑に取り付けることが可能となる。
なお、先端部11の内径D1は、通常、15〜25.8mmである。この場合、取付部20の拡径部21cの最大外径(R形状21r部分の外径)D2は15.5〜26mm、本体部23の外径D3は14〜25mmである。各径は、D3<D1<D2が成立するように設定される。
把持部材30による把持位置を、筒状軟体物10の先端面11sから、筒状軟体物10の先端部11の内径D1の1.5倍未満とすると、筒状軟体物10の把持部から先端面11sまでの部分の自由度(撓りやすさ)が低くなって筒状軟体物10の先端部11の取付部20への円滑な押し込み動作が困難になるおそれがある。一方、把持部材30による把持位置を、筒状軟体物10の先端面11sから、筒状軟体物10の先端部11の内径D1の4倍超とすると、筒状軟体物10の把持部から先端面11sまでの部分は、自由度(撓りやすさ)が高くなりすぎて座屈を生じるおそれが高くなる。座屈が生じると筒状軟体物10の先端部11の取付部20への円滑な押し込み動作が困難になる。
これに対し、把持部材30の把持位置を、筒状軟体物10の先端面11sから、筒状軟体物10の先端部11の内径D1の1.5倍以上、4倍以下の部位とすることで、先端部11の自由度を確保しながら座屈も生じ難くすることができる。したがって、筒状軟体物10の先端部11の取付部20への押し込み動作を円滑化することが可能となる。結果として、筒状軟体物10を取付部20に円滑に取り付けることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
例えば、揺動機構40は、前述したセクタ−歯車43とラック44とによる機構に代えて、図5に示すように、シリンダ45で進退動される溝カム70と、この溝カム70のカム溝71と係合するカムフォロアであるピン72とで構成することもできる。ピン72は把持部材支持体46に取り付けられている。
また、例えば図6に示すように、取付部20を複数(図示のものは3つ)有する集合管25の各取付部20に筒状軟体物10を取り付ける場合には、同図に示すように、回転軸33の先端部に開閉可能な3本指状のチャック34を有するロボットハンド35で集合管25を把持し、各取付部20を順次筒状軟体物10に対向させるように矢印R方向へ間欠回転させて、各取付部20に筒状軟体物10を取り付けるようにすることもできる。
この場合、保持部材60は取付部20の位置決め部材としての役割も果たす。
図6において、80は締付バンドである。締付バンド80は、取付部20に取り付けられた筒状軟体物10の先端部11を取付部20に対して締め付けるためのものである。81は締付ボルトである。92,92は締付バンド80の位置決め部材である。位置決め部材92,92は、クランパ62,62と同様に平行開閉型のエアチャック機構で開閉可能に構成されている。位置決め部材92,92は、クランパ62,62上で、取付部20の周りに、締付バンド80の中心80aを取付部の中心20aに対して偏心させた状態で位置決めする。
このように構成すると、締付ボルト81による締付動作を円滑に行うことができる。
また、上記の実施形態においては、軸A2に対して二次元で軸A1を揺動させる、すなわち、図3(c)で示すように取付部20の先端21より下方に筒状軟体物の先端部11の一部(紙面右端)を位置させた状態で筒状軟体物の先端部11を反対側(紙面左側)に揺動させることで、一端をひっかけたまま図(d)で示すように筒状軟体物の先端部11の端部全周を取付部先端21より下方に位置させるようにしたが、軸A2に対して三次元で軸A1を揺動させる、即ち、軸A2に対して軸A1を傾斜させつつ回転させるように揺動させて筒状軟体物の先端部11の端部全周を取付部先端21より下方に位置させるようにすることもできる。
1:筒状軟体物取付装置、1n:塗布ノズル、10:筒状軟体物、11:先端部、11s:先端面、20:取付部、21:先端、22:外周、30:把持部材、A1:先端部11の軸線、A2:取付部20の軸線、40:揺動機構、50:移動機構。

Claims (5)

  1. 先端部(11)が円筒形となっている筒状軟体物(10)の前記先端部(11)を、先端が円筒状または円柱状の剛性を有する取付部(20)の外周に嵌め合わせることで、前記筒状軟体物(10)を前記取付部(20)に取り付ける装置であって、
    前記筒状軟体物(10)を把持する把持部材(30)と、
    この把持部材(30)で把持された筒状軟体物(10)の先端部(11)を前記取付部(20)の先端(21)に当接させた状態で、把持部材(30)および筒状軟体物(10)を、該筒状軟体物(10)の先端部(11)の軸線(A1)が前記取付部(20)の軸線(A2)に対して一方および他方に傾斜するように揺動させる揺動機構(40)と、
    この揺動機構(40)により揺動する前記把持部材(30)および筒状軟体物(10)を、前記取付部(20)に向けて移動させる移動機構(50)と、
    を備えていることを特徴とする筒状軟体物取付装置。
  2. 請求項1において、
    前記揺動機構(40)は、少なくとも、前記筒状軟体物(10)の先端部(11)が、該先端部(11)の軸線(A1)が前記取付部(20)の軸線(A2)に対して一方に傾斜する第1の傾斜位置と他方に傾斜する第2の傾斜位置とを含むように前記筒状軟体物(10)を揺動させる揺動機構(40)であり、
    前記移動機構(50)は、前記第1の傾斜位置にある筒状軟体物(10)の先端部(11)に対し前記第2の傾斜位置にある筒状軟体物(10)の先端部(11)の方が、前記取付部(20)に対してより移動した位置となるように移動させる移動機構(50)であり、
    前記揺動機構(40)は、前記取付部(20)の軸線(A2)に対する前記第1の傾斜位置の傾斜角に比べて前記第2の傾斜位置の傾斜角を小さくすることを特徴とする筒状軟体物取付装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記筒状軟体物(10)の先端部(11)を前記取付部(20)の先端(21)に当接させる前に、前記筒状軟体物(10)の先端部(11)に潤滑水(W)を塗布する塗布ノズル(1n)をさらに備えていることを特徴とする筒状軟体物取付装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項において、
    前記把持部材(30)は、前記筒状軟体物(10)の先端面(11s)から、筒状軟体物(10)の先端部(11)の内径(D1)の1.5倍以上、4倍以下の部位を把持することを特徴とする筒状軟体物取付装置。
  5. 先端部(11)が円筒形となっている筒状軟体物(10)の前記先端部(11)を、先端が円筒状または円柱状の剛性を有する取付部(20)の外周(22)に嵌め合わせることで、前記筒状軟体物(10)を前記取付部(20)に取り付ける方法であって、
    前記筒状軟体物(10)を把持部材(30)で把持し、
    この把持部材(30)で把持された筒状軟体物(10)の先端部(11)を前記取付部(20)の先端(21)に当接させた状態で、把持部材(30)および筒状軟体物(10)を、該筒状軟体物(10)の先端部(11)の軸線(A1)が前記取付部(20)の軸線(A2)に対して一方および他方に傾斜するように揺動機構(40)で揺動させながら、移動機構(50)で前記取付部(20)に向けて移動させることにより筒状軟体物(10)を取付部(20)に取り付けることを特徴とする筒状軟体物取付方法。
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