JP7322509B2 - 組付装置及び組付方法 - Google Patents
組付装置及び組付方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7322509B2 JP7322509B2 JP2019097899A JP2019097899A JP7322509B2 JP 7322509 B2 JP7322509 B2 JP 7322509B2 JP 2019097899 A JP2019097899 A JP 2019097899A JP 2019097899 A JP2019097899 A JP 2019097899A JP 7322509 B2 JP7322509 B2 JP 7322509B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connecting end
- frame
- bellows
- fitted
- tightening member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Diaphragms And Bellows (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
上記構成によれば、揺動させながら第1連結端部の全周を開口端部に嵌合させる際に、フレーム及び保持機構を介して容易にベローズを組付対象に向けて押圧できる。
上記組付装置において、前記第1締付部材は、該第1締付部材の外周側に突出した突出部を有するものであり、前記第1位置決め機構は、前記保持機構に対して前記スライド方向及び前記回動軸の軸方向と交差する方向に弾性的に変位可能な第1位置決め部材を備え、前記第1位置決め部材には、前記突出部が挿入される凹部が形成されることが好ましい。
上記組付装置において、前記第2締付部材は、環状部、及び環状部から径方向外側に突出した一対の爪部を有し、前記一対の爪部を周方向に互いに近接させることで、前記環状部が拡径するように形成されたものであって、前記第2位置決め機構は、前記一対の爪部を互いに接離可能に構成されることが好ましい。
まず、組付装置により組み付けられるベローズを備えた操舵装置について、図1~図6を参照して説明する。
詳しくは、第1締付部材55は、第1環状部61と、重畳部62と、かしめ部63と、接続部64とを有している。第1環状部61は、その基端と先端とが周方向において対向するような円環状に湾曲されている。重畳部62は、第1環状部61の先端から連続し、第1環状部61の外周に沿って延びる円弧状に湾曲されている。かしめ部63は、重畳部62の先端から連続し、第1環状部61から径方向外側に突出するように形成されている。つまり、かしめ部63が第1締付部材55の外周側に突出する突出部に相当する。本実施形態のかしめ部63は、上底が第1環状部61側に位置する台形状に折り曲げられている。接続部64は、かしめ部63の先端から連続し、第1環状部61の外周に沿って延びる円弧状に湾曲されている。接続部64は、第1環状部61の外周面に溶接等により接続されている。
詳しくは、第2締付部材57は、第2環状部71と、一対の爪部72,73とを有している。第2環状部71は、その基端と先端とが一部重なるような円環状に湾曲されている。第2環状部71の内径は、第2連結端部54の外径よりも僅かに小さく設定されている。第2環状部71の基端には、その長手方向に延びる挿入孔74が形成されている。一方、第2環状部71の先端は、他の部分よりも短手方向の幅が小さくなるように形成されており、挿入孔74内に挿入されている。爪部72は、第2環状部71の基端から連続し、径方向外側に延びている。爪部73は、第2環状部71の先端から連続し、径方向外側に延びている。
本実施形態では、筒状部21の軸方向が水平方向に沿うとともにマウント部32が鉛直方向下側を向くような所定の載置姿勢で載置されたラックハウジング13に対して、組付装置81を用いてベローズ34を組み付ける。
(1)組付装置81は、第1連結端部53の中心線L1を筒状部21の軸線L2に対して傾斜させた状態で第1連結端部53の一部を開口端部31に嵌合させる。そして、この状態からベローズ34を開口端部31に押し付けながら第1連結端部53の中心線L1が筒状部21の軸線L2に一致するように揺動させることで、第1連結端部53の全周を開口端部31に嵌合させるようにした。このように第1連結端部53が揺動する際においては、第1連結端部53における開口端部31のエッジに当たる部分が伸張されており、この伸張される部分が周方向に沿って順次移動する。そのため、ベローズ34の第1連結端部53全周が同時には伸張せず、第1連結端部53全体での変形量が小さくても、第1連結端部53の全周を開口端部31に嵌合させることができる。したがって、比較的弾性係数の高い弾性材料からなるベローズ34であっても、組み付け時にベローズ34が弾性限界を超えて変形することを抑制できる。また、第1連結端部53の中心線L1が筒状部21の軸線L2と一致する状態のまま、ベローズ34を筒状部21の軸方向に沿って移動させて第1連結端部53を開口端部31に嵌合させる場合と異なり、例えば第1連結端部53の一部がその内周側に巻き込まれるような組み付け不良の発生を抑制できる。
・上記実施形態において、第1締付部材55として、第2締付部材57のように、一対の爪部を周方向に互いに近接させることで、環状部が拡径するものを採用してもよい。この場合、一対の爪部を互いに接離可能に第1位置決め機構87を構成する、又は第1締付部材55をベローズ34の組み付け後に別途組み付ける方法を採用することができる。
・上記実施形態において、組付装置81が第2位置決め機構88を備えない構成としてもよい。
Claims (4)
- 組付対象における筒状部の開口端部に弾性材料からなるベローズを組み付ける組付装置において、
前記ベローズは、前記開口端部の外周に嵌合する環状の第1連結端部、及び前記第1連結端部に連続するとともに前記筒状部の軸方向及び該軸方向と交差する方向に変形可能な筒状の可撓部を有するものであって、
フレームを直線的に移動させるスライド機構と、
前記フレームに支持されるスイング機構及び保持機構とを備え、
前記スイング機構は、前記フレームのスライド方向と直交する方向に延びるように設けられる回動軸と、該回動軸に連結され該回動軸周りに回動するアームとを有し、
前記保持機構は、前記アームの回動に応じて前記第1連結端部の中心線が前記スライド方向に対して傾動するように前記可撓部を保持する保持部材を有し、
前記第1連結端部は、該第1連結端部の外周に環状の第1締付部材が嵌合された状態で、前記開口端部に嵌合されるものであって、
前記フレームに支持され、前記第1締付部材の前記組付対象に対する周方向の相対位置を予め設定された第1範囲内に保持する第1位置決め機構を備え、
前記第1締付部材は、該第1締付部材の外周側に突出した突出部を有するものであり、
前記第1位置決め機構は、前記保持機構に対して前記スライド方向及び前記回動軸の軸方向と交差する方向に弾性的に変位可能な第1位置決め部材を備え、
前記第1位置決め部材には、前記突出部が挿入される凹部が形成された組付装置。 - 組付対象における筒状部の開口端部に弾性材料からなるベローズを組み付ける組付装置において、
前記ベローズは、前記開口端部の外周に嵌合する環状の第1連結端部、及び前記第1連結端部に連続するとともに前記筒状部の軸方向及び該軸方向と交差する方向に変形可能な筒状の可撓部を有するものであって、
フレームを直線的に移動させるスライド機構と、
前記フレームに支持されるスイング機構及び保持機構とを備え、
前記スイング機構は、前記フレームのスライド方向と直交する方向に延びるように設けられる回動軸と、該回動軸に連結され該回動軸周りに回動するアームとを有し、
前記保持機構は、前記アームの回動に応じて前記第1連結端部の中心線が前記スライド方向に対して傾動するように前記可撓部を保持する保持部材を有し、
前記ベローズは、前記可撓部における前記第1連結端部と反対側に連続して設けられ、前記筒状部から軸方向に突出した前記組付対象の軸状部の外周に嵌合する環状の第2連結端部を有し、
前記第2連結端部は、該第2連結端部の外周に環状の第2締付部材が嵌合された状態で、前記軸状部の外周に嵌合されるものであって、
前記フレームに支持され、前記第2締付部材の前記組付対象に対する周方向の相対位置を予め設定された第2範囲内に保持する第2位置決め機構を備え、
前記第2締付部材は、環状部、及び該環状部から径方向外側に突出した一対の爪部を有し、前記一対の爪部を周方向に互いに近接させることで、前記環状部が拡径するように形成されたものであって、
前記第2位置決め機構は、前記一対の爪部を互いに接離可能に構成された組付装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の組付装置において、
前記フレームを前記組付対象に向けて押圧する押圧機構を備えた組付装置。 - 組付対象における筒状部の開口端部に組付装置を用いて弾性材料からなるベローズを組み付ける組付方法において、
前記ベローズは、前記開口端部の外周に嵌合する環状の第1連結端部、及び前記第1連結端部に連続するとともに前記筒状部の軸方向及び該軸方向と交差する方向に変形可能な筒状の可撓部を有するものであり、
前記組付装置は、
フレームを直線的に移動させるスライド機構と、
前記フレームに支持されるスイング機構及び保持機構とを備え、
前記スイング機構は、前記フレームのスライド方向と直交する方向に延びるように設けられる回動軸と、該回動軸に連結され該回動軸周りに回動するアームとを有し、
前記保持機構は、前記アームの回動に応じて前記第1連結端部の中心線が前記スライド方向に対して傾動するように前記可撓部を保持する保持部材を有し、
前記第1連結端部は、該第1連結端部の外周に環状の第1締付部材が嵌合された状態で、前記開口端部に嵌合されるものであって、
前記フレームに支持され、前記第1締付部材の前記組付対象に対する周方向の相対位置を予め設定された第1範囲内に保持する第1位置決め機構を備え、
前記第1締付部材は、該第1締付部材の外周側に突出した突出部を有するものであり、
前記第1位置決め機構は、前記保持機構に対して前記スライド方向及び前記回動軸の軸方向と交差する方向に弾性的に変位可能な第1位置決め部材を備え、
前記第1位置決め部材には、前記突出部が挿入される凹部が形成されるものであって、
前記スイング機構により前記第1連結端部の中心線が前記筒状部の軸線に対して傾斜するように前記アームを回動させた状態で、前記スライド機構により前記フレームを前記筒状部の軸方向に沿って移動させることにより、前記第1連結端部の一部を前記開口端部に嵌合させ、
前記第1連結端部の一部を前記開口端部に嵌合させた後に、前記フレームが前記スライド方向に移動可能な状態で該フレームを前記組付対象に向けて押圧しつつ、前記スイング機構により前記第1連結端部の中心線が前記筒状部の軸線と一致するように前記アームを回動させることにより、前記第1連結端部の全周を前記開口端部に嵌合させる組付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019097899A JP7322509B2 (ja) | 2019-05-24 | 2019-05-24 | 組付装置及び組付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019097899A JP7322509B2 (ja) | 2019-05-24 | 2019-05-24 | 組付装置及び組付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020192617A JP2020192617A (ja) | 2020-12-03 |
JP7322509B2 true JP7322509B2 (ja) | 2023-08-08 |
Family
ID=73548477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019097899A Active JP7322509B2 (ja) | 2019-05-24 | 2019-05-24 | 組付装置及び組付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7322509B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001062647A (ja) | 1999-08-27 | 2001-03-13 | Toyota Motor Corp | 弾性筒状部材の組付装置 |
JP2001099320A (ja) | 1999-09-30 | 2001-04-10 | Honda Motor Co Ltd | 固定用バンド締付装置および方法並びに等速ジョイント装置 |
JP2001121357A (ja) | 1999-10-29 | 2001-05-08 | Nissan Motor Co Ltd | ブーツバンドの取付方法および取付装置 |
WO2018142513A1 (ja) | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 本田技研工業株式会社 | 筒状軟体物取付装置および取付方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0435063Y2 (ja) * | 1987-01-12 | 1992-08-20 | ||
JPH0566396U (ja) * | 1992-02-13 | 1993-09-03 | 三菱自動車工業株式会社 | ホースクリップの装着装置 |
US5911301A (en) * | 1997-02-12 | 1999-06-15 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Apparatus for fixing boots of a constant velocity joint assembly and apparatus for positioning the joint assembly for use therein |
-
2019
- 2019-05-24 JP JP2019097899A patent/JP7322509B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001062647A (ja) | 1999-08-27 | 2001-03-13 | Toyota Motor Corp | 弾性筒状部材の組付装置 |
JP2001099320A (ja) | 1999-09-30 | 2001-04-10 | Honda Motor Co Ltd | 固定用バンド締付装置および方法並びに等速ジョイント装置 |
JP2001121357A (ja) | 1999-10-29 | 2001-05-08 | Nissan Motor Co Ltd | ブーツバンドの取付方法および取付装置 |
WO2018142513A1 (ja) | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 本田技研工業株式会社 | 筒状軟体物取付装置および取付方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020192617A (ja) | 2020-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5309605B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP2003276614A (ja) | ステアリング装置 | |
US10752281B1 (en) | Collapsible steering column assembly | |
JP2004351990A (ja) | 伸縮構造及び車両用ステアリングコラム装置 | |
EP1640241A1 (en) | Steering apparatus | |
JP7322509B2 (ja) | 組付装置及び組付方法 | |
CN208376864U (zh) | 转向管柱和车辆 | |
JP2009090856A (ja) | ステアリング装置 | |
CN208376861U (zh) | 转向管柱和车辆 | |
JP2022030139A (ja) | 組付装置及び組付方法 | |
CN208376866U (zh) | 转向系统及车辆 | |
CN208376863U (zh) | 转向管柱和车辆 | |
JP2000247243A (ja) | 自動車用操向コラムの調節装置 | |
CN208530677U (zh) | 转向管柱和车辆 | |
CN208376862U (zh) | 转向管柱和车辆 | |
US10960916B2 (en) | Collapsible steering column assembly | |
CN208376867U (zh) | 转向管柱和车辆 | |
JP5522293B2 (ja) | ステアリング装置 | |
CN208530680U (zh) | 转向管柱和车辆 | |
JP7375768B2 (ja) | ステアリングコラムおよびステアリング装置 | |
KR101369124B1 (ko) | 랙과 피니언 방식 조향장치 | |
JP7314951B2 (ja) | ステアリングコラムおよびステアリング装置 | |
JP2008007035A (ja) | 電動テレスコ調整式ステアリング装置 | |
JP5459427B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP2013129322A (ja) | 保持構造及び保持構造の組立方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220414 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230627 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230710 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7322509 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |