JP7375768B2 - ステアリングコラムおよびステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二次衝突時の衝撃荷重の吸収機能を有するステアリングコラム、および、該ステアリングコラムを備えたステアリング装置に関する。
図23は、自動車用のステアリング装置の1例を示している。ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト2の後側端部に取り付けられている。ステアリングシャフト2は、車体に支持された筒状のステアリングコラム3の内径側に回転自在に支持されている。ステアリングホイール1の回転運動は、ステアリングシャフト2、自在継手4a、中間シャフト5、および別の自在継手4bを介して、ステアリングギヤユニット6を構成するピニオン軸7に伝達される。ピニオン軸7の回転運動は、ステアリングギヤユニット6を構成する図示しないラック軸の直線運動に変換される。これにより、1対のタイロッド8が押し引きされ、左右1対の操舵輪に、ステアリングホイール1の操作量に応じた舵角が付与される。
ステアリング装置に関して、前後方向、幅方向、および上下方向は、ステアリング装置が組み付けられる車体の前後方向、幅方向、および上下方向である。
図24~図26は、特開2013-136385号公報に記載された、ステアリング装置のより具体的な構造を示している。このステアリング装置は、ステアリングシャフト2aの後側端部に取り付けられるステアリングホイール1の高さ位置の調節機能と、自動車の衝突事故に伴う二次衝突時の衝撃荷重の吸収機能とを有する。
ステアリングコラム3aは、前側に配された筒状のインナコラム9と、後側に配された筒状のアウタコラム10とを備える。インナコラム9の後側部は、アウタコラム10の前側部に圧入により内嵌されている。インナコラム9は、後側部の外周面の周方向等間隔となる4箇所に、径方向外側に突出しかつ軸方向に伸長する突条11を有する。インナコラム9の外周面は、突条11のそれぞれの頂部に対応する部分のみで、アウタコラム10の内周面と締め代を有する状態で接触(嵌合)している。
インナコラム9の前側端部は、車体に支持された電動アシスト装置12を構成するギヤハウジング13の後側端部に固定されている。したがって、インナコラム9は、通常時だけでなく、二次衝突時にも、車体に対して前方へ変位しないように支持される。ギヤハウジング13は、車体に対し、幅方向に配されたチルト軸14を中心とする揺動変位を可能に支持されている。
ステアリングコラム3aは、アウタコラム10に固定されたコラム側ブラケット15を備える。コラム側ブラケット15は、U字形状を有し、幅方向両側部に、互いに平行に配された1対の側板部16を備える。コラム側ブラケット15は、1対の側板部16の上端部をアウタコラム10の軸方向中間部外周面の幅方向両側部に溶接することにより、アウタコラム10に固定されている。
ステアリングコラム3aは、軸方向中間部において、車体側ブラケット17およびクランプ機構18を介して、車体に支持されている。
車体側ブラケット17は、コラム側ブラケット15を幅方向両側から挟む位置に互いに略平行に配された1対の支持板部19を備える。車体側ブラケット17は、車体に対し、二次衝突時の衝撃によって前方への離脱が可能となるように支持されている。
クランプ機構18は、1対の支持板部19がコラム側ブラケット15を幅方向両側から挟持する力を高めて、車体側ブラケット17に対するコラム側ブラケット15の変位を阻止するロック状態と、1対の支持板部19がコラム側ブラケット15を幅方向両側から挟持する力を低下または喪失させて、車体側ブラケット17に対するコラム側ブラケット15の変位を可能とするアンロック状態とを、切り換える機能を有する。アンロック状態では、ステアリングコラム3aがチルト軸14を中心として揺動変位することにより、ステアリングホイール1の高さ位置を調節することが可能となる。これに対して、ロック状態では、ステアリングホイールを調節後の高さ位置に保持することが可能である。
衝突事故の際には、二次衝突時の衝撃荷重によって、車体側ブラケット17が車体に対して前方へ離脱することにより、ステアリングホイール1と、ステアリングシャフト2aの後側シャフト69と、アウタコラム10とが、インナコラム9およびステアリングシャフト2aの前側シャフト70に対して前方へ変位する。この際、インナコラム9の外周面とアウタコラム10の内周面とが軸方向に摺動することに基づいて、二次衝突時の衝撃荷重が吸収される。
上述したステアリング装置では、アウタコラム10の内周面に対するインナコラム9の外周面の接触箇所が、突条11のそれぞれの頂部に対応する部分に限定されている。すなわち、二次衝突時には、インナコラム9の外周面のうち、突条11のそれぞれの頂部に対応する部分のみが、アウタコラム10の内周面に対して軸方向に摺動する。このため、二次衝突時にインナコラム9とアウタコラム10とを軸方向に安定して摺動させて、衝撃荷重の吸収性能を安定させることができる。
特開2013-136385号公報
図24~図26に示した従来構造では、アウタコラム10に固定されたコラム側ブラケット15が、アウタコラム10のうち、インナコラム9が圧入により内嵌される部分である被圧入部の外径側に位置している。このような従来構造の場合には、以下の点で、改良の余地がある。
図24~図26に示した従来構造では、インナコラム9とアウタコラム10とを軸方向に摺動させることに基づいて二次衝突時の衝撃荷重を吸収する構成が採られているため、運転者の保護を十分に図る観点から、インナコラム9とアウタコラム10との軸方向の摺動抵抗、すなわち、アウタコラム10に対するインナコラム9の圧入荷重Fを適正範囲に収めることが重要となる。
図24~図26に示した従来構造では、コラム側ブラケット15をアウタコラム10に対して溶接により固定している。このため、コラム側ブラケット15をアウタコラム10に固定すると、アウタコラム10の溶接箇所の周辺部に残留応力が発生することに基づき、アウタコラム10に変形が生じる可能性がある。特に、図24~図26に示した従来構造では、コラム側ブラケット15を構成する1対の側板部16の上端部が、アウタコラム10に対し、周方向に大きく離れた2つの溶接箇所で溶接されている。このため、アウタコラム10は、当該2つの溶接箇所の周辺部に残留応力が発生することに基づいて、当該2つの溶接箇所が幅方向両側に引っ張られるように、楕円変形する傾向となる。
図24~図26に示した従来構造のように、アウタコラム10に固定されたコラム側ブラケット15が、アウタコラム10の被圧入部の外径側に位置する場合には、上述のような楕円変形が、被圧入部に生じる傾向となる。この結果、インナコラム9とアウタコラム10との嵌合部の締め代(インナコラム9の複数の突条11とアウタコラム10の内周面との接触部の締め代)のばらつきが大きくなる。
インナコラム9とアウタコラム10との嵌合部の締め代のばらつきが大きくなると、アウタコラム10に対するインナコラム9の圧入荷重Fを適正範囲に収めるために行う、インナコラム9とアウタコラム10とを選択的に組み合わせる作業に要する時間が長くなるなどの理由により、製造コストが嵩む可能性がある。
本発明の目的は、インナコラムとアウタコラムとの軸方向の摺動抵抗を適正範囲に収めることが容易な構造を実現することにある。
本発明のステアリングコラムは、筒状のアウタコラムと、前記アウタコラムに内嵌支持されている筒状のインナコラムと、前記アウタコラムの外周面に溶接により固定されたコラム側ブラケットとを備える。
前記アウタコラムは、前記インナコラムが内径側に圧入される被圧入部を有する。
前記被圧入部の内周面と前記インナコラムの外周面とは、周方向に離隔した複数の接触箇所でのみ直接または他の部材を介して締め代を有する状態で接触している。
前記コラム側ブラケットは、軸方向の少なくとも1箇所が、前記被圧入部の外周面に対して、周方向に近接した2つの溶接箇所でのみ溶接されている。
本発明のステアリングコラムでは、前記2つの溶接箇所が、前記複数の接触箇所のうち周方向に隣り合う2つの接触箇所に挟まれた周方向範囲内において、該2つの接触箇所から周方向に離れた位置に存在している構成を採用することができる。
本発明のステアリングコラムでは、前記インナコラムは、前記複数の接触箇所に対応する前記外周面の周方向に離隔した複数箇所に、径方向外側に突出しかつ軸方向に伸長する突条を有しており、前記インナコラムの外周面のうちの前記突条のそれぞれの頂部に対応する部分のみが前記被圧入部の内周面と接触する構成を採用することができる。
本発明のステアリングコラムでは、前記コラム側ブラケットは、連結板部と、前記連結板部の幅方向両端部から上下方向に折れ曲り、前記アウタコラムを幅方向両側から挟んだ1対の側板部と、前記1対の側板部のそれぞれの前後方向両端部から幅方向内側に折れ曲がった固定板部とを備えることができる。
前記固定板部のうち、前記コラム側ブラケットの前後方向の少なくとも一方側に位置する1対の固定板部が、前記被圧入部の外周面に対して、前記2つの溶接箇所で溶接されている構成を採用することができる。
本発明のステアリングコラムでは、前記1対の側板部のそれぞれが、上下方向に関して前記連結板部と反対側部の前後方向中間部に、周囲の部分に対して幅方向内側にオフセットしたオフセット部を有することができる。
本発明のステアリングコラムでは、前記連結板部は、幅方向に伸長する補強リブを有することができる。
本発明のステアリングコラムでは、前記コラム側ブラケットは、金属板製であり、前記コラム側ブラケットを構成する前記金属板の厚さ寸法と、前記被圧入部の厚さ寸法との差が、前記被圧入部の厚さ寸法の30%以下である構成を採用することができる。
本発明のステアリング装置は、ステアリングコラムと、車体側ブラケットと、クランプ機構とを備える。
前記ステアリングコラムは、本発明のステアリングコラムにより構成される。
前記車体側ブラケットは、前記アウタコラムおよび前記コラム側ブラケットを幅方向両側から挟む1対の支持板部と、該1対の支持板部のそれぞれに形成された上下方向に伸長するチルト調節用長孔とを有し、車体に支持されることができる。
前記クランプ機構は、前記1対の支持板部のそれぞれの前記チルト調節用長孔を幅方向に挿通するとともに前記コラム側ブラケットを幅方向に挿通した調節ロッドと、前記1対の支持板部の幅方向外側に突出した前記調節ロッドの軸方向両側部に配置され、幅方向に関する互いの間隔を拡縮することにより、前記1対の支持板部同士の幅方向の間隔を拡縮させることが可能である1対の押圧部とを有する。
本発明のステアリング装置では、前記インナコラムが、前記アウタコラムの前側に配され、かつ、車体に対して前方への変位を阻止された状態で支持されている構成を採用することができる。
本発明によれば、インナコラムとアウタコラムとの軸方向の摺動抵抗を適正範囲に収めることが容易となる。
図1は、本発明の実施の形態の第1例のステアリング装置の側面図である。 図2は、一部を省略して示す、図1のA-A断面図である。 図3は、第1例のステアリングコラムおよび車体側ブラケットを上側かつ後側から見た斜視図である。 図4は、第1例のステアリングコラムを上側かつ後側から見た斜視図である。 図5は、第1例のステアリングコラムを下側かつ後側から見た斜視図である。 図6は、第1例のステアリングコラムを下側かつ前側から見た斜視図である。 図7は、第1例のステアリングコラムの側面図である。 図8は、第1例のステアリングコラムについての図2のB-B断面図である。 図9は、図7のC-C断面図である。 図10は、第1例のインナコラムを上側かつ後側から見た斜視図である。 図11(a)は、第1例のインナコラムおよび取付板を後側から見た図であり、図11(b)は、図11(a)のD部拡大図である。 図12は、第1例の車体側ブラケットの側面図である。 図13は、一部を省略して示す、図2の部分拡大図である。 図14は、本発明に関連する参考例の1例に関する、ステアリングコラムを下側かつ後側から見た斜視図である。 図15は、図14に示したステアリングコラムを下側かつ前側から見た斜視図である。 図16は、図14に示したステアリングコラムの側面図である。 図17は、図14に示したステアリングコラムについての図2のB-B断面に相当する図である。 図18は、図14に示したステアリングコラムを後側から見た図である。 図19は、本発明の実施の形態の第2例のステアリングコラムを下側かつ後側から見た斜視図である。 図20は、第2例のステアリングコラムを下側かつ前側から見た斜視図である。 図21は、第2例のステアリングコラムの側面図である。 図22は、第2例のステアリングコラムについての図2のB-B断面に相当する図である。 図23は、ステアリング装置の従来構造の1例を示す斜視図である。 図24は、ステアリング装置のより具体的な構造の1例を示す側面図である。 図25は、一部を省略して示す、図24のE-E断面図である。 図26は、インナコラムおよびアウタコラムのみを取り出して示す、図25と同様の断面図である。
[実施の形態の第1例]
本発明の実施の形態の第1例について、図1~図13を用いて説明する。
本例のステアリング装置は、図1および図2に示すように、ステアリングシャフト20と、ステアリングコラム21と、車体側ブラケット22と、クランプ機構23とを備える。
ステアリングシャフト20は、筒状のステアリングコラム21の内径側に回転自在に支持されている。運転者により操作されるステアリングホイール1(図23参照)は、ステアリングシャフト20の後側端部に取り付けられる。車体側ブラケット22は、車体に取り付けられた状態で、ステアリングコラム21の軸方向中間部を車体に対して支持する機能を有する。クランプ機構23は、ステアリングホイール1の高さ位置を調節可能とするために、ステアリングコラム21が車体側ブラケット22に対して上下方向に変位することを許容するアンロック状態と、ステアリングコラム21が車体側ブラケット22に対して上下方向に変位することを阻止するロック状態とを切り換える機能を有する。
本例のステアリングコラム21は、図4~図9に示すように、前側に配されたインナコラム24と、後側に配されたアウタコラム25と、アウタコラム25に固定されたコラム側ブラケット26とを備える。
インナコラム24およびアウタコラム25のそれぞれは、鋼、アルミニウムなどの金属製の略円筒状部材である。本例では、インナコラム24およびアウタコラム25のそれぞれは、素材である引抜き管などの素管に対して、ハイドロフォーミングや絞り加工などの塑性加工を施すことにより、この素管の軸方向の一部分の内径寸法および外径寸法を変化させる工程を含む、所定の製造方法によって造られている。本発明を実施する場合、インナコラム24およびアウタコラム25のそれぞれは、鋳造などの他の製造方法によって製造することもできる。本例では、インナコラム24の厚さ寸法は、全体的にほぼ一定であり、アウタコラム25の厚さ寸法は、後側端部(軸受保持部42)を除いた残りの部分でほぼ一定である。インナコラム24の後側部は、アウタコラム25の前側部に、圧入により内嵌されている。換言すれば、インナコラム24の後側部は、アウタコラム25の前側部に、締り嵌めにより内嵌されている。
インナコラム24は、円筒状の大径筒部27と、大径筒部27よりも前側に位置する円筒状の小径筒部28とを備える。小径筒部28の外径寸法は、大径筒部27の外径寸法よりも小さい。大径筒部27の前側端部と小径筒部28の後側端部とは、前側に向かうほど外径寸法が小さくなる円すい筒状の連結部29により連結されている。
大径筒部27は、外周面の周方向に離隔した複数箇所(3箇所以上)に、径方向外側に突出しかつ軸方向に伸長する突条30を有する。突条30の径方向外側面は、凸円弧形の断面形状を有する。本例では、突条30は、大径筒部27の外周面の周方向等間隔となる4箇所に配されている。突条30のそれぞれは、大径筒部27のうち、ステアリングコラム21の組立状態でアウタコラム25と嵌合する軸方向範囲、具体的には、大径筒部27の軸方向の後側端部および中間部に対応する連続した軸方向範囲に存在している。ただし、突条30が存在する軸方向範囲は、本例の構造よりも前側に延長した、より広い軸方向範囲とすることもできる。
本例では、突条30のそれぞれは、大径筒部27の一部を径方向外側に向けて塑性変形させることで形成されている。このため、突条30のそれぞれの背面側である大径筒部27の内周面側には、軸方向に伸長する凹溝が存在している。突条30を形成するための塑性加工としては、たとえばプレス加工などを採用することができる。
本例では、突条30の径方向高さ寸法H30を、大径筒部27の外周面の突条30から外れた箇所の外径寸法D27の0.5%以上7%以下としている(図9参照)。たとえば、大径筒部27の外周面の突条30から外れた箇所の外径寸法D27が38.5mmである場合には、突条30の径方向高さ寸法H30を0.5mm~1.0mmとすることができる。
インナコラム24は、通常時だけでなく、二次衝突時にも、車体に対して前方へ変位しないように支持されている。このために、インナコラム24の前側端部は、車体に支持された電動アシスト装置31を構成するギヤハウジング32の後側端部に結合固定されている。電動アシスト装置31は、ステアリングホイール1から操舵輪につながる操舵力伝達経路に、電動モータ33を動力源として発生した補助動力を付与することにより、運転者がステアリングホイール1を操作するのに要する力を低減するものである。本例では、ステアリングホイール1の高さ位置を調節可能とするために、ギヤハウジング32は、車体に対し、チルト軸34を中心とする揺動変位を可能に支持されている。
本例では、ステアリングコラム21は、インナコラム24の前側端部をギヤハウジング32の後側端部に結合固定するための取付板35をさらに備える。取付板35は、環状の平板部材であり、インナコラム24の小径筒部28の前側端部に外嵌固定されている。取付板35は、周方向に離隔した複数箇所(図示の例では3箇所)に、取付孔36を有する。一方、ギヤハウジング32は、後側端部のうち、取付板35の取付孔36のそれぞれと整合する箇所に、図示しないねじ孔を有する。インナコラム24の前側端部は、取付板35の取付孔36のそれぞれに後側から挿通した図示しないボルトを、ギヤハウジング32の前記ねじ孔に螺合することによって、ギヤハウジング32の後側端部に結合固定されている。
本例では、インナコラム24の前側端部がギヤハウジング32の後側端部に結合固定された状態で、ギヤハウジング32に対する複数の突条30の周方向位置、すなわち、使用状態での複数の突条30の周方向位置が一義的に決まるように、取付板35が備える取付孔36の周方向に関する配置の位相が規制されている。具体的には、取付孔36が周方向に関して不等間隔に配されている。
本例では、使用状態での複数の突条30の周方向位置を、図2および図9に示すように、上端部から周方向両側にそれぞれ45゜ずつずれた2箇所位置と、下端部から周方向両側にそれぞれ45゜ずつずれた2箇所位置との、合計4箇所位置としている。
アウタコラム25は、円筒状の前側小径筒部37と、前側小径筒部37よりも後側に位置する円筒状の大径筒部38と、大径筒部38よりも後側に位置する後側小径筒部39とを備える。大径筒部38の内径寸法は、前側小径筒部37および後側小径筒部39のそれぞれの内径寸法よりも大きい。大径筒部38の前側端部と前側小径筒部37の後側端部とは、前側に向かうほど内径寸法が小さくなる円すい筒状の前側連結部40により連結されている。大径筒部38の後側端部と後側小径筒部39の前側端部とは、後側に向かうほど内径寸法が小さくなる円すい筒状の後側連結部41により連結されている。
後側小径筒部39は、後側半部に、軸受保持部42を有する。軸受保持部42は、アウタコラム25の内径側にステアリングシャフト20(後側シャフト52)を回転自在に支持するための図示しない転がり軸受が内嵌保持される部位である。軸受保持部42の内径寸法は、後側小径筒部39の前側半部の内径寸法よりも大きい。したがって、軸受保持部42の厚さ寸法は、後側小径筒部39の前側半部の厚さ寸法よりも小さい。
大径筒部38は、軸方向中間部の周方向1箇所に、ステアリングロック機構のロックピンを挿通するためのキーロック孔43を有する。
前側小径筒部37は、インナコラム24の後側部が圧入により内嵌される被圧入部である。すなわち、本例では、アウタコラム25の前側部である前側小径筒部37に、インナコラム24の後側部である大径筒部27の軸方向中間部および後側部が、圧入により内嵌されている。この状態で、大径筒部27の外周面は、突条30のそれぞれの頂部に対応する部分のみが、前側小径筒部37の内周面に締め代を有する状態で接触している。本例では、前側小径筒部37は、アウタコラム25の素材となる前記素管の一部となっている。
コラム側ブラケット26は、アウタコラム25のうち、インナコラム24の大径筒部27が圧入により内嵌される部分である、前側小径筒部37の前側部の外径側(下側)に配された状態で、アウタコラム25に固定されている。
コラム側ブラケット26は、鋼などの金属板にプレス加工を施すことにより造られたもので、1対の側板部44と、連結板部45と、側板部44のそれぞれに対して2つずつの固定板部46とを備える。1対の側板部44は、幅方向に離隔して互いに平行に配されている。連結板部45は、幅方向両端部のそれぞれが1対の側板部44の下端部に接続されることで、1対の側板部44の下端部同士を連結している。換言すれば、1対の側板部44は、連結板部45の幅方向両端部から上側に向けて直角に折れ曲がるように配されている。固定板部46は、側板部44の前後方向両端部の上下方向中間部から幅方向内側に向けて直角に折れ曲がるように配されている。側板部44のそれぞれの前側端部から幅方向内側に向けて直角に折れ曲がるように配された1対の固定板部46の先端縁部同士は、幅方向に近接対向している。また、側板部44のそれぞれの後側端部から幅方向内側に向けて直角に折れ曲がるように配された1対の固定板部46の先端縁部同士は、幅方向に近接対向している。本例では、固定板部46は、前後方向に離隔して配された2対の固定板部46により構成されている。
側板部44のそれぞれは、幅方向に関して互いに整合する下側部に、円形の通孔47を有する。側板部44のそれぞれは、上側部の前後方向中間部に、オフセット部48を有する。オフセット部48は、矩形平板形状を有し、かつ、周囲の部分に対して幅方向内側にオフセットしている。オフセット部48の存在により、側板部44の剛性が高められている。
連結板部45は、補強リブ49を有する。補強リブ49は、連結板部45の前後方向中間部に、幅方向に伸長するように幅方向の全長にわたり形成されている。補強リブ49は、上側が凸で下側が凹の円弧形の断面形状を有する。補強リブ49の存在により、連結板部45の剛性が高められている。
固定板部46のそれぞれは、先端側である幅方向内側に向かうほど上下方向の幅寸法が小さくなる略三角形状を有している。固定板部46のそれぞれの先端部の上端縁部は、アウタコラム25の前側小径筒部37の外周面に沿う円弧形状を有する(図13参照)。
コラム側ブラケット26は、アウタコラム25を構成する前側小径筒部37の前側部の下側部に、溶接により固定されている。本例では、溶接によって生じる前側小径筒部37の変形量を少なくするために、前側小径筒部37に対するコラム側ブラケット26の溶接箇所が工夫されている。
すなわち、コラム側ブラケット26を構成する固定板部46のそれぞれの先端部の上端縁部のみが、アウタコラム25の前側小径筒部37の下面に対して、溶接ビード部50により溶接接合されている。
本例では、コラム側ブラケット26をアウタコラム25に固定するための溶接ビード部50が、コラム側ブラケット26の前後方向両側に2つずつ存在する。コラム側ブラケット26の前後方向両側のそれぞれにおいて、2つの溶接ビード部50は、アウタコラム25の下端部を挟んだ周方向両側の対称位置に存在するとともに、周方向に関して互いに近接している。これらの2つの溶接ビード部50同士の周方向間隔は、アウタコラム25の中心軸を中心とする中心角φ1(図9参照)で表した場合に、15°以下(好ましくは、5゜以下)となっている。本例では、これらの2つの溶接ビード部50が存在する周方向範囲は、アウタコラム25の中心軸を中心とする中心角φ2(図9参照)で表した場合に、30°以下(好ましくは、25゜以下)となっている。
本例では、コラム側ブラケット26の前後方向両側のそれぞれにおいて、2つの溶接ビード部50が周方向に近接して配されている。すなわち、アウタコラム25の前側小径筒部37のうち、周方向に近接した2箇所(溶接ビード部50が存在する箇所)が溶接箇所となる。このため、溶接後に、当該2箇所の周辺部に残留応力が発生することにより、前側小径筒部37が当該2箇所を幅方向両側に引っ張られるように変形する場合でも、前側小径筒部37に楕円変形が起こりにくくなる。本例では、溶接箇所となる2箇所が周方向に近接しているため、溶接後の前側小径筒部37の変形は、溶接箇所が周方向の1箇所のみの場合とほぼ同様の態様となる。したがって、溶接後の前側小径筒部37の変形量を少なくすることができる。
本例では、コラム側ブラケット26の前後方向両側のそれぞれにおいて、2つの溶接ビード部50は、アウタコラム25の前側小径筒部37の内周面とインナコラム24の複数の突条30との接触部のうち、ステアリングコラム21の下半部で周方向に隣り合う2つの接触部に挟まれた周方向範囲α(図9参照)において、該2つの接触部から周方向に離れた位置に存在している。このため、前側小径筒部37のうち、溶接箇所の周辺に生じる局所的な変形が、前側小径筒部37の内周面のうちで突条30が接触する部分に及ぶことを防止または抑制できる。
本例では、アウタコラム25とコラム側ブラケット26とを溶接ビード部50により溶接接合する際に、アウタコラム25とコラム側ブラケット26との互いの位置関係(特に、上下方向に関する位置関係、たとえば、アウタコラム25からコラム側ブラケット26の1対の通孔47の中心軸までの上下方向距離など)を所望通りに調節できるようにするために、固定板部46の先端部の上端縁部と、前側小径筒部37の外周面との間に、調整代としての微小隙間が設けられている。このため、コラム側ブラケット26の径方向の剛性が、前側小径筒部37の径方向の剛性よりも高い場合には、溶接ビード部50による溶接接合時に、当該微小隙間の存在に基づいて、前側小径筒部37がコラム側ブラケット26に引き寄せられる傾向となり、前側小径筒部37の変形量が増大してしまう。
本例では、このような理由による前側小径筒部37の変形量を少なくするために、具体的には、コラム側ブラケット26の径方向の剛性と、前側小径筒部37の径方向の剛性との差を小さくするために、コラム側ブラケット26を構成する金属板の厚さ寸法T26と、前側小径筒部37の厚さ寸法Toutとを、ほぼ等しくしている。具体的には、コラム側ブラケット26を構成する金属板の厚さ寸法と、前側小径筒部37の厚さ寸法との差を、前側小径筒部37の厚さ寸法の30%以下(好ましくは15%以下)としている。
コラム側ブラケット26がアウタコラム25に固定された状態で、1対の側板部44のそれぞれの上側部は、アウタコラム25の前側小径筒部37を幅方向両側から挟む位置に配される。本例では、1対の側板部44のそれぞれの上端部は、アウタコラム25の前側小径筒部37の幅方向両側部に溶接されない。本例では、アウタコラム25とコラム側ブラケット26とを溶接ビード部50により溶接接合する際に、アウタコラム25とコラム側ブラケット26との互いの位置関係(特に、幅方向に関する位置関係)を所望通りに調節できるようにし、かつ、1対の側板部44のそれぞれの上側部同士の間隔が前側小径筒部37によって幅方向に押し拡げられないようにする(1対の側板部44同士が傾かないようにする)ために、ステアリングコラム21の単体の状態では、1対の側板部44のそれぞれの上側部と、アウタコラム25の前側小径筒部37の幅方向両側部との間に、調整代としての微小隙間が設けられている。
ステアリングシャフト20は、図1に示すように、前側に配された前側シャフト51と、後側に配された後側シャフト52とを備える。前側シャフト51と後側シャフト52とは、トルク伝達を可能に、かつ、軸方向の相対変位を可能にスプライン嵌合している。
後側シャフト52は、アウタコラム25に対し、軸受保持部42に内嵌保持された図示しない転がり軸受により、回転のみを可能に支持されている。後側シャフト52のうち、軸方向に関してアウタコラム25のキーロック孔43と整合する箇所には、ステアリングロック機構の図示しないキーロックカラーが外嵌固定されている。後側シャフト52の後側端部は、アウタコラム25の内径側から軸方向に突出している。ステアリングホイール1は、後側シャフト52の後側端部に取り付けられる。
前側シャフト51は、図示しない転がり軸受により、インナコラム24およびギヤハウジング32に対して、回転のみを可能に支持されている。前側シャフト51の前側端部は、インナコラム24の内径側から軸方向に突出するとともに、ギヤハウジング32の内側に挿入されている。
車体側ブラケット22は、鋼などの金属製で、取付板部53と、1対の支持板部54とを備える。取付板部53は、車体側ブラケット22の上側部を構成するもので、幅方向に配されている。取付板部53は、車体に対し、二次衝突時の衝撃によって前方への離脱が可能となるように支持されている。1対の支持板部54は、コラム側ブラケット26を幅方向両側から挟む位置に、互いに略平行に配されている。支持板部54のそれぞれは、上端部が取付板部53の幅方向中間部に結合固定されている。支持板部54のそれぞれは、幅方向に関して互いに整合し、かつ、コラム側ブラケット26の通孔47と整合する箇所に、上下方向に伸長するチルト調節用長孔55を有する。チルト調節用長孔55のそれぞれは、チルト軸34を中心とする円弧形状を有する。
本例では、支持板部54のそれぞれは、図12および図13に示すように、前後方向の中間部に、周囲の部分に対して幅方向内側にオフセットした略矩形平板状のオフセット部56を有する。チルト調節用長孔55は、オフセット部56の下側部を幅方向に貫通するように形成されている。そして、支持板部54のそれぞれは、オフセット部56の存在により、剛性が高められている。
図12に示すように、オフセット部56は、コラム側ブラケット26の側板部44と幅方向に対向する位置に配されている。
クランプ機構23は、図2に示すように、調節ロッド58と、調節ナット59と、カム装置60と、調節レバー61と、スラスト軸受62とを備える。
調節ロッド58は、1対のチルト調節用長孔55と1対の通孔47とを幅方向に挿通している。調節ロッド58は、基端部(図2の左端部)に頭部63を有し、先端部(図2の右端部)に雄ねじ部64を有する。調節ナット59は、雄ねじ部64に螺合している。カム装置60は、頭部63と一方(図2の左方)の支持板部54との間に配されている。カム装置60は、幅方向外側に位置する駆動側カム65と、幅方向内側に位置する被駆動側カム66とを有する。調節レバー61は、その基端部が、駆動側カム65に固定されている。被駆動側カム66は、一方の支持板部54のチルト調節用長孔55に対し、相対回転不能に係合している。調節ロッド58を中心として調節レバー61を揺動させることにより、駆動側カム65と被駆動側カム66とを相対回転させると、駆動側カム65と被駆動側カム66との互いに対向する側面(カム面)同士の押し付け合いに基づいて、カム装置60の軸方向寸法が拡縮する。本例では、調節レバー61を所定方向に揺動させた場合にカム装置60の軸方向寸法が増大し、調節レバー61を所定方向と反対方向に揺動させた場合にカム装置60の軸方向寸法が減少する。スラスト軸受62は、調節ナット59と他方(図2の右方)の支持板部54との間に配されている。
ステアリングホイール1の高さ位置を調節する際には、調節レバー61を所定方向に揺動させることにより、クランプ機構23をアンロック状態とする。すなわち、調節レバー61を所定方向(たとえば下方)に揺動させると、カム装置60の軸方向寸法が減少し、被駆動側カム66とスラスト軸受62との間隔が拡がる。この結果、1対の支持板部54の幅方向内側面と1対の側板部44の幅方向外側面との間に作用する摩擦力が低下または喪失し、車体側ブラケット22に対するコラム側ブラケット26の変位が可能なアンロック状態となる。このアンロック状態では、ステアリングコラム21をチルト軸34を中心として揺動変位させることにより、調節ロッド58が1対のチルト調節用長孔55の内側で動ける範囲で、ステアリングホイール1の高さ位置が調節可能となる。
ステアリングホイール1の高さ位置の調節後は、調節レバー61を所定方向と逆方向(たとえば上方)に揺動させることにより、クランプ機構23をロック状態とする。すなわち、調節レバー61を所定方向と反対方向に揺動させると、カム装置60の軸方向寸法が増大し、1対の押圧部である被駆動側カム66とスラスト軸受62との間隔が縮まることに伴い、1対の支持板部54同士の間隔が縮まる。この結果、1対の支持板部54の幅方向内側面と1対の側板部44の幅方向外側面との間に作用する摩擦力が増大し、車体側ブラケット22に対するコラム側ブラケット26の変位が不能なロック状態となる。このロック状態において、ステアリングホイール1は、調節後の高さ位置に保持される。
本例では、アウタコラム25に対するコラム側ブラケット26の溶接箇所は、コラム側ブラケット26の前後方向両側のそれぞれにおける、周方向に近接した2箇所(溶接ビード部50が存在する箇所)である。また、ステアリングコラム21の単体の状態では、1対の側板部44のそれぞれの上側部と、アウタコラム25の前側小径筒部37の幅方向両側部との間には、微小隙間が存在する。しかしながら、本例の構造では、このような微小隙間の存在にかかわらず、ロック状態において、1対の支持板部54によるコラム側ブラケット26およびアウタコラム25の幅方向の支持剛性を十分に確保することができる。
本例の構造では、ロック状態を実現する際に、調節レバー61の揺動に基づいて、被駆動側カム66とスラスト軸受62との間隔が縮まると、被駆動側カム66とスラスト軸受62とのそれぞれから、1対の支持板部54の外側面に、幅方向に関して内向きの荷重Pが作用する。この結果、まず、1対の支持板部54のそれぞれが、上端部を中心として幅方向内側に向けて揺動する。そして、1対の支持板部54のそれぞれの下側部の内側面が、コラム側ブラケット26の1対の側板部44の下端部の外側面に当接する。このように当接した箇所が、第1の支点S1となる。本例の構造では、1対の側板部44の下端部同士を連結する連結板部45は、前後方向中間部に補強リブ49を有し、この補強リブ49によって剛性が高められている。このため、1対の支持板部54のそれぞれから第1の支点S1に加わる荷重を、連結板部45により十分に支承することができる。
続いて、1対の支持板部54のそれぞれは、荷重Pの作用に基づいて、図13に太い破線で示すように、幅方向内側が凸となるように弾性変形する。そして、1対の支持板部54のそれぞれの上側部の内側面が、コラム側ブラケット26の1対の側板部44の上側部の外側面を押圧する。これにより、1対の側板部44のそれぞれの上側部が幅方向内側に変位する。そして、1対の側板部44のそれぞれの上側部の内側面(オフセット部48の内側面)が、アウタコラム25の前側小径筒部37の幅方向両側面に当接する。すなわち、1対の側板部44のそれぞれの上側部と、アウタコラム25の前側小径筒部37の幅方向両側部との間に存在していた微小隙間が消失する。この状態で、1対の支持板部54のそれぞれの上側部の内側面と、コラム側ブラケット26の1対の側板部44の上側部の外側面との当接部が、第2の支点S2となる。本例の構造では、1対の側板部44のそれぞれは、上側部の前後方向中間部に、周囲の部分に対して幅方向内側にオフセットしたオフセット部48を有する。このため、1対の側板部44のそれぞれの剛性を、オフセット部48の存在に基づいて大きくすることができ、結果として、1対の側板部44のそれぞれが、図13に太い破線で示す方向に弾性変形することが抑えられる。また、1対の側板部44のそれぞれの内側面のうち、アウタコラム25の前側小径筒部37の幅方向両側面に対して当接する箇所を、オフセット部48の内側面に限定することができる。したがって、1対の側板部44のそれぞれの内側面を、アウタコラム25の前側小径筒部37の幅方向両側面に対して、所定の接触面積で精度良く当接させることができる。本例の構造では、アウタコラム25の前側小径筒部37は、アウタコラム25の素材となる素管の一部である。素管の外周面は、形状精度(真円度)が高い円筒面である。したがって、このことによっても、1対の側板部44のそれぞれのオフセット部48の内側面を、アウタコラム25の前側小径筒部37の幅方向両側面に対して、所定の接触面積で精度よく当接させることができる。
以上のように、本例の構造では、ロック状態において、1対の側板部44のそれぞれの上側部と、アウタコラム25の前側小径筒部37の幅方向両側部との間に存在していた微小隙間が消失するとともに、1対の支持板部54とコラム側ブラケット26との間に、下側の2つの第1の支点S1と、上側の2つの第2の支点S2との、合計4つの支点が存在するようになる。これにより、1対の支持板部54によるコラム側ブラケット26およびアウタコラム25の幅方向の支持剛性を十分に確保することができる。
自動車が衝突事故を起こし、運転者の身体がステアリングホイール1に衝突する二次衝突が発生すると、ステアリングホイール1から後側シャフト52を介して、アウタコラム25および車体側ブラケット22に前方に向いた衝撃荷重が加わる。この衝撃荷重により、車体側ブラケット22が車体に対して前方へ離脱するとともに、アウタコラム25、後側シャフト52、およびステアリングホイール1が、インナコラム24および前側シャフト51に対して前方へ変位する。この際に、インナコラム24の大径筒部27の外周面と、アウタコラム25の前側小径筒部37の内周面とが軸方向に摺動することに基づいて、二次衝突時の衝撃荷重が吸収される。
本例では、アウタコラム25の前側小径筒部37の内周面に対する、インナコラム24の大径筒部27の外周面の接触箇所が、突条30のそれぞれの頂部に対応する部分に限定されている。すなわち、二次衝突時には、インナコラム24の大径筒部27の外周面のうち、突条30のそれぞれの頂部に対応する部分のみが、アウタコラム25の前側小径筒部37の内周面と軸方向に摺動する。このため、二次衝突時にインナコラム24の大径筒部27の外周面とアウタコラム25の前側小径筒部37の内周面とを軸方向に安定して摺動させることができ、衝撃荷重の吸収性能を安定したものとすることができる。
本例のステアリング装置は、インナコラム24の外周面とアウタコラム25の内周面とを軸方向に摺動させることに基づいて二次衝突時の衝撃荷重を吸収するものであるため、運転者の保護を十分に図る観点から、インナコラム24とアウタコラム25との軸方向の摺動抵抗、すなわち、アウタコラム25の内周面に対するインナコラム24の外周面の圧入荷重Fを適正範囲に収めることが重要となる。この点に関して、本例のステアリング装置では、アウタコラム25の内周面に対するインナコラム24の外周面の圧入荷重Fを適正範囲に収めることが容易である。
本例では、アウタコラム25の前側小径筒部37は、アウタコラム25の素材となる素管の一部である。素管の内周面は、形状精度(真円度)が高く、内径寸法のばらつきが小さい円筒面である。このため、前側小径筒部37の内周面も、形状精度が高く、内径寸法のばらつきが小さい円筒面となっている。したがって、その分、前側小径筒部37の内周面と複数の突条30との接触部の締め代である、インナコラム24の大径筒部27とアウタコラム25の前側小径筒部37との嵌合部の締め代λのばらつきを小さくすることができる。
本例の構造では、アウタコラム25の前側小径筒部37にコラム側ブラケット26を溶接することに伴う、前側小径筒部37の変形の量を少なくすることができる。このため、このような変形によって生じる、インナコラム24の大径筒部27とアウタコラム25の前側小径筒部37との嵌合部の締め代λのばらつきの増大量を少なくすることができる。
したがって、本例の構造では、圧入荷重Fを適正範囲に収めるために、インナコラム24およびアウタコラム25の精度を過度に高くする必要がない。また、圧入荷重Fを適正範囲に収めるために、インナコラム24とアウタコラム25とを選択的に組み合わせる作業が不要になるか、あるいは、この作業が必要になる場合でも、その作業時間を短くすることができる。したがって、ステアリング装置の製造コストを低く抑えることができる。
[参考例の1例]
本発明に関連する参考例の1例について、図14~図18を用いて説明する。
本参考例では、ステアリングコラム21aを構成するアウタコラム25aは、前側小径筒部37aよりも前側に位置する、円筒状の前側大径筒部67を備える。前側大径筒部67の内径寸法は、前側小径筒部37aの内径寸法よりも大きい。前側大径筒部67の後側端部と前側小径筒部37aの前側端部とは、前側に向かうほど内径寸法が大きくなる円すい筒状の連結部68より連結されている。前側大径筒部67の内周面および連結部68の内周面は、インナコラム24の複数の突条30とは接触していない。すなわち、本参考例では、実施の形態の第1例と同様、インナコラム24の大径筒部27は、アウタコラム25aの前側小径筒部37aにのみ圧入されている。そして、インナコラム24の複数の突条30は、アウタコラム25aの内周面のうち、前側小径筒部37aの内周面にのみ締め代を有する状態で接触している。
アウタコラム25aが備える前側大径筒部67の軸方向位置は、コラム側ブラケット26aの前側端部の軸方向位置と一致している。アウタコラム25aが備える大径筒部38aの前側端部の軸方向位置は、コラム側ブラケット26aの後側端部の軸方向位置と一致している。コラム側ブラケット26aが備える固定板部46aのそれぞれは、本発明の実施の形態の第1例の場合よりも幅方向寸法が短い。固定板部46aのそれぞれの先端部である幅方向内端部は、アウタコラム25aの幅方向両側部の下方に位置している。
本参考例も、第1例と同様、コラム側ブラケット26aをアウタコラム25aに固定するために、コラム側ブラケット26aを構成する固定板部46aのそれぞれの先端部の上端縁部のみが、アウタコラム25の下面に対して、溶接ビード部50により溶接接合されている。ただし、本参考例では、溶接箇所である溶接ビード部50の位置が、実施の形態の第1例と異なる。
本参考例では、コラム側ブラケット26aの前側に位置する1対の固定板部46aのそれぞれの先端部の上端縁部は、アウタコラム25aの前側大径筒部67の幅方向両側部の下面に対して、溶接ビード部50により溶接接合されている。コラム側ブラケット26aの後側に位置する1対の固定板部46aのそれぞれの先端部の上端縁部は、アウタコラム25aの大径筒部38の前側端部の幅方向両側部の下面に対して、溶接ビード部50により溶接接合されている。
本参考例では、アウタコラム25aに対するコラム側ブラケット26aの溶接箇所を、アウタコラム25aのうち、インナコラム24が圧入により内嵌される部分(前側小径筒部37a)から軸方向に外れた部分(前側大径筒部67、大径筒部38の前側端部)としている。このため、溶接に伴うアウタコラム25aの変形が、アウタコラム25aのうち、インナコラム24が圧入により内嵌される部分(前側小径筒部37a)に及ぶことを防止または抑制することができる。このため、当該変形によって生じる、インナコラム24の大径筒部27とアウタコラム25aの前側小径筒部37aとの嵌合部の締め代λのばらつきの増大量を抑えることができる。したがって、その分、アウタコラム25aの前側小径筒部37aの内周面に対するインナコラム24の大径筒部27の外周面の圧入荷重Fを適正範囲に収めることが容易となる。
本参考例では、コラム側ブラケット26aの前後方向両側のそれぞれにおいて、2つの溶接ビード部50同士の周方向間隔が、第1例の場合に比べて大きくなっている。このため、アウタコラム25aに対するコラム側ブラケット26aの支持剛性を高くすることができる。
本参考例の変形例として、コラム側ブラケットの前後方向両側のうち、少なくとも一方の側において、2つの溶接ビード部を、第1例のように周方向に近接して配することもできる。この場合、当該少なくとも一方の側における、溶接に伴うアウタコラムの変形の量を、本参考例の場合よりも小さくすることができる。したがって、このような変形によって生じる、インナコラムとアウタコラムとの嵌合部の締め代λのばらつきの増大量を、より小さくすることができる。その他の構成および作用効果は、第1例と同様である。
[実施の形態の第2例]
本発明の実施の形態の第2例について、図19~図22を用いて説明する。
本例では、ステアリングコラム21bを構成するアウタコラム25bの前側端部の構成と、コラム側ブラケット26bの前側に位置する1対の固定板部46aの構成と、アウタコラム25bの前側端部に対する、コラム側ブラケット26bの前側に位置する1対の固定板部46aの溶接接合に関する構成とが、参考例の1例と同様である。
すなわち、アウタコラム25bは、前側端部に、参考例の1例と同様の前側大径筒部67および連結部68を備える。コラム側ブラケット26bの前側に位置する1対の固定板部46aのそれぞれは、第1例の場合よりも幅方向寸法が短い。コラム側ブラケット26bの前側に位置する1対の固定板部46aのそれぞれの先端部の上端縁部は、アウタコラム25bの前側大径筒部67の幅方向両側部の下面に対して、溶接ビード部50により溶接接合されている。
その他の構成は、第1例と同様である。すなわち、本例では、コラム側ブラケット26bの後側に位置する1対の固定板部46のそれぞれは、アウタコラム25bの前側小径筒部37の下面に対して、周方向に近接した溶接ビード部50により溶接接合されている。
本例の構造では、コラム側ブラケット26bの前側において、2つの溶接ビード部50同士の周方向間隔が、第1例の場合に比べて大きくなっている。このため、アウタコラム25bに対するコラム側ブラケット26bの支持剛性を、第1例の場合に比べて高くすることができる。アウタコラム25bのうち、インナコラム24が圧入により内嵌される部分である前側小径筒部37の軸方向寸法が、参考例の1例の場合に比べて大きくなっている。このため、二次衝突時の衝撃吸収ストロークを、参考例の1例の場合に比べて長くすることができる。その他の作用効果は、第1例および参考例の1例と同様である。
実施の形態の各例の構造、および、参考例の構造は、矛盾を生じない限り、適宜組み合わせて実施することができる。
本発明を実施する場合には、コラム側ブラケットは、アウタコラムのうち、インナコラムが圧入により内嵌される部分の上側に配された構成を採用することもできる。
本発明を実施する場合には、アウタコラムの内周面とインナコラムの外周面とが、周方向に離隔した複数箇所でのみ、他の部材を介して締め代を有する状態で接触している構成を採用することもできる。この場合に、他の部材としては、たとえば、軸方向に配された金属製の線材などを用いることができる。
1 ステアリングホイール
2、2a ステアリングシャフト
3、3a ステアリングコラム
4a、4b 自在継手
5 中間シャフト
6 ステアリングギヤユニット
7 ピニオン軸
8 タイロッド
9 インナコラム
10 アウタコラム
11 突条
12 電動アシスト装置
13 ギヤハウジング
14 チルト軸
15 コラム側ブラケット
16 側板部
17 車体側ブラケット
18 クランプ機構
19 支持板部
20 ステアリングシャフト
21、21a、21b ステアリングコラム
22 車体側ブラケット
23 クランプ機構
24 インナコラム
25、25a、25b アウタコラム
26、26a、26b コラム側ブラケット
27 大径筒部
28 小径筒部
29 連結部
30 突条
31 電動アシスト装置
32 ギヤハウジング
33 電動モータ
34 チルト軸
35 取付板
36 取付孔
37、37a 前側小径筒部
38、38a 大径筒部
39 後側小径筒部
40 前側連結部
41 後側連結部
42 軸受保持部
43 キーロック孔
44 側板部
45 連結板部
46、46a 固定板部
47 通孔
48 オフセット部
49 補強リブ
50 溶接ビード部
51 前側シャフト
52 後側シャフト
53 取付板部
54 支持板部
55 チルト調節用長孔
56 オフセット部
58 調節ロッド
59 調節ナット
60 カム装置
61 調節レバー
62 スラスト軸受
63 頭部
64 雄ねじ部
65 駆動側カム
66 被駆動側カム
67 前側大径筒部
68 連結部
69 後側シャフト
70 前側シャフト

Claims (11)

  1. 筒状のアウタコラムと、
    前記アウタコラムに内嵌支持されている筒状のインナコラムと、
    前記アウタコラムの外周面に溶接により固定されたコラム側ブラケットと、
    を備え、
    前記アウタコラムは、前記インナコラムが内径側に圧入される被圧入部を有しており、
    前記被圧入部の内周面と前記インナコラムの外周面とは、周方向に離隔した複数の接触箇所でのみ直接または他の部材を介して締め代を有する状態で接触しており、
    前記コラム側ブラケットは、連結板部と、前記連結板部の幅方向両端部から上下方向に折れ曲り、前記アウタコラムを幅方向両側から挟んだ1対の側板部と、前記1対の側板部の前側端部および後側端部のそれぞれから幅方向内側に折れ曲がった2対の固定板部とを備え、
    前記コラム側ブラケットは、前記2対の固定板部においてのみ、前記アウタコラムの外周面に溶接されており、
    前記2対の固定板部のうちの少なくとも一方の1対の固定板部の先端縁部同士は幅方向に近接対向し、かつ、該少なくとも一方の1対の固定板部の先端部が、前記被圧入部の外周面に対して、周方向に近接した2つの溶接箇所でのみ溶接されており、および、
    前記少なくとも一方の1対の固定板部の前記2つの溶接箇所が、前記複数の接触箇所のうち周方向に隣り合う2つの接触箇所に挟まれた周方向範囲内において、該2つの接触箇所から周方向に離れた位置に存在している、
    ステアリングコラム。
  2. 前記2対の固定板部の両方の先端縁部同士が幅方向に近接対向しており、該2対の固定板部を構成するそれぞれの1対の固定板部の先端部が、前記被圧入部の外周面に対して、周方向に近接した2つの溶接箇所でのみ溶接されている、請求項1に記載のステアリングコラム。
  3. 前記インナコラムは、前記複数の接触箇所に対応する前記外周面の周方向に離隔した複数箇所に、径方向外側に突出しかつ軸方向に伸長する突条を有しており、前記インナコラムの外周面のうちの前記突条のそれぞれの頂部に対応する部分のみが前記被圧入部の内周面と締め代を有する状態で接触する、請求項1または2に記載のステアリングコラム。
  4. 前記1対の側板部のそれぞれと前記被圧入部の幅方向両側部との間に、該ステアリングコラム単体の状態においては、微小隙間が存在する、請求項1~3のうちの何れか1項に記載のステアリングコラム。
  5. 前記1対の側板部のそれぞれは、上下方向に関して前記連結板部と反対側部の前後方向中間部に、周囲の部分に対して幅方向内側にオフセットしたオフセット部を有する、請求項1~のうちの何れかに記載のステアリングコラム。
  6. 前記連結板部は、幅方向に伸長する補強リブを有する、請求項1~のうちの何れかに記載のステアリングコラム。
  7. 前記コラム側ブラケットは、金属板製であり、前記コラム側ブラケットを構成する前記金属板の厚さ寸法と、前記被圧入部の厚さ寸法との差が、前記被圧入部の厚さ寸法の30%以下である、請求項~6のうちの何れか1項に記載のステアリングコラム。
  8. 前記1対の固定板部のそれぞれの前記2つの溶接箇所が存在する周方向範囲は、前記アウタコラムの中心軸を中心とする中心角で表した場合に、30°以下であり、前記1対の固定板部のそれぞれの前記2つの溶接箇所同士の周方向間隔は、前記中心角で表した場合に、15°以下である、請求項1~7のうちの何れか1項に記載のステアリングコラム。
  9. ステアリングコラムと、車体側ブラケットと、クランプ機構と、
    を備え、
    前記ステアリングコラムは、請求項1~のうちの何れか1項に記載のステアリングコラムにより構成されており、
    前記車体側ブラケットは、前記アウタコラムおよび前記コラム側ブラケットを幅方向両側から挟む1対の支持板部と、該1対の支持板部のそれぞれに形成された上下方向に伸長するチルト調節用長孔とを有し、車体に支持されることが可能であり、
    前記クランプ機構は、前記1対の支持板部のそれぞれの前記チルト調節用長孔を幅方向に挿通するとともに前記コラム側ブラケットを幅方向に挿通した調節ロッドと、前記1対の支持板部の幅方向外側に突出した前記調節ロッドの軸方向両側部に配置され、幅方向に関する互いの間隔を拡縮することにより、前記1対の支持板部同士の幅方向の間隔を拡縮させることが可能である1対の押圧部とを有する、
    ステアリング装置。
  10. 前記インナコラムが、前記アウタコラムの前側に配され、かつ、車体に対して前方への変位を阻止された状態で支持されている、請求項に記載のステアリング装置。
  11. 前記1対の押圧部同士の間隔が縮まった場合に、前記1対の側板部のそれぞれの上下方向に関して前記連結板部と反対側の部分と前記被圧入部の前記外周面との間に存在する前記微小隙間が消失し、前記1対の側板部のそれぞれの前記反対側の部分の内側面が、前記被圧入部の前記外周面に当接する、請求項4に従属する請求項9または10に記載のステアリング装置。
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