JPWO2018124080A1 - 調光フィルム - Google Patents

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Abstract

調光フィルムの耐久性を向上する。フィルム状の透明な第1基材15を少なくとも有する第1積層体5Uと、フィルム状の透明な第2基材6を少なくとも有する第2積層体と、前記第1積層体5Uと前記第2積層体5Dとの間に挟持された液晶8aと、前記第1積層体5U及び前記第2積層体5Dの少なくとも一方に設けられた透明電極11,16と、を備え、前記透明電極11,16の駆動により前記液晶8aの配向を制御して透過光を制御する調光フィルム1において、前記第1基材15と遅相軸と前記第2基材6の遅相軸とが平行である。

Description

本発明は、例えば窓に貼り付けて外来光の透過を制御する電子ブラインド等に利用可能な調光フィルムに関する。
従来、例えば窓に貼り付けて外来光の透過を制御する調光部材に関する工夫が種々に提案されている(特許文献1、2)。このような調光部材の1つに、液晶を利用したものがある。この液晶を利用した調光フィルムは、透明電極を作製した透明フィルム材により液晶材料を挟持する。そして、液晶に印加する電界を変えることにより液晶の配向を変更し、外来光の透過量を制御する。
特開平03−47392号公報 特開平08−184273号公報
この種の調光フィルムは、一般的に広い面積に貼着されるため、張り替え等が容易でなく、高い耐久性が望まれている。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、調光フィルムの耐久性を向上することを目的とする。
具体的には、本発明では、以下のようなものを提供する。
(1) フィルム状の透明な第1基材を少なくとも有する第1積層体と、フィルム状の透明な第2基材を少なくとも有する第2積層体と、前記第1積層体と前記第2積層体との間に挟持された液晶と、前記第1積層体及び前記第2積層体の少なくとも一方に設けられた透明電極と、を備え、前記透明電極の駆動により前記液晶の配向を制御して透過光を制御する調光フィルムにおいて、前記第1基材の遅相軸と前記第2基材の遅相軸とが平行である調光フィルム。
(2) (1)において、前記第1基材及び前記第2基材の熱膨張係数が7.0×10−5/℃以下である。
(3) (1)又は(2)において、前記第1基材及び前記第2基材それぞれの面内位相差は、15nm以下である。
(4) (1)から(3)のいずれかにおいて、前記第1基材及び前記第2基材が、ポリカーボネートフィルム、COPフィルム、PETフィルムのいずれかである。
(5) (1)から(4)のいずれかにおいて、前記液晶に、二色性色素が混合されていてもよい。
(6) 透明部材と、前記透明部材に配置される(1)から(5)までのいずれかに記載の調光フィルムと、を備える調光部材。
(7) (1)から(5)までのいずれかに記載の調光フィルムが、外光が入射する部位に配置された車両。
本発明によれば、調光フィルムの耐久性を向上することができる。
実施形態の調光フィルムを示す断面図である。 実施形態の調光フィルムにおける第1基材、第2基材の配置を説明する図である。 比較形態の調光フィルムにおける第1基材、第2基材の配置を説明する図である。 実施形態の調光フィルムの製造工程を示すフローチャートである。 第2実施形態の調光フィルムを示す断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
なお、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
本明細書において、板、シート、フィルム等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
また、本発明において透明とは、少なくとも利用する波長の光を透過するものをいう。例えば、仮に可視光を透過しないものであっても、赤外線を透過するものであれば、赤外線用途に用いる場合においては、透明として取り扱うものとする。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において規定する具体的な数値には、一般的な誤差範囲は含むものとして扱うべきものである。すなわち、±10%程度の差異は、実質的には違いがないものであって、本件の数値範囲をわずかに超えた範囲に数値が設定されているものは、実質的には、本件発明の範囲内のものと解釈すべきである。
(調光フィルム)
図1は、本発明の実施形態に係る調光フィルム1を示す断面図である。この調光フィルム1は、建築物の窓ガラス、ショーケース、屋内の透明パーテーション、車両のウインドウ等の調光を図る部位(外光が入射する部位、例えば、フロントや、サイド、リア、ルーフ等のウインドウ)に、粘着剤層等により貼り付けたり、透明部材(例えば、ガラス)と組み合わせて調光部材の形態として配置したりして使用され、印加電圧を変更することにより透過光の光量を制御する。
調光フィルム1は、液晶を利用して入射光の透過を制御する調光フィルム1であり、第2積層体5D及び第1積層体5Uにより液晶層8を挟持する液晶セル4により構成されている。
調光フィルム1には、液晶層8の厚みを一定に保持するためのスペーサ12が第1積層体5U及び又は第2積層体5Dに設けられている。第1積層体5Uは、第1基材15に第1透明電極16、第1配向層17を順次作成して形成される。第2積層体5Dは、第2基材6に第2透明電極11、第2配向層13を順次作成して形成される。
なお、IPS方式による場合、第1透明電極16、第2透明電極11は、第1配向層17又は第2配向層13側に纏めて製造される。
調光フィルム1は、第1透明電極16、第2透明電極11との間の電位差を変化させることにより外来光の透過を制御し、透明状態と非透明状態とで状態を切り替えるように構成される。
(基材)
第1基材15、第2基材6は、液晶セル4に適用可能な可撓性を有するTAC(トリアセチルセルロース)、ポリカーボネート、COP(シクロオレフィンポリマー)、アクリル、PET(ポリエチレンテレフタラート)など各種の透明フィルム材を適用することができる。本実施形態では、両面にハードコート層が作製されたポリカーボネート製のフィルム材を用いる。上下基板の遅相軸については後述する。
本実施形態では遅相軸を例にして説明するが、遅相軸とは、屈折率異方性を有する材料における屈折率が最大となる方向を向いた軸である。
なお、本実施形態では遅相軸を用いて屈折率異方性の方向を規定して説明を行うが、進相軸を用いて屈折率異方性の方向を規定してもよく、そのような構成についても本発明の範囲内である。
(電極)
第1透明電極16、第2透明電極11は、液晶層8に電界を印加可能であって、透明と知覚される種々の構成を適用することができるが、本実施形態では、透明電極材であるITO(Indium Tin Oxide)による透明導電膜を第1基材15、第2基材6の全面に製造して形成される。なお、IPS方式等においては、電極は所望の形状によりパターンニングされて製造される。
(配向層)
第1配向層17、第2配向層13は、ラビング処理により製造される。この場合、第1配向層17、第2配向層13は、ポリイミド等の配向層に適用可能な各種材料層を製造した後、この材料層の表面にラビングロールを使用したラビング処理により微細なライン状凹凸形状を製造して形成される。第1配向層17、第2配向層13は、ポリイミド樹脂層の他にアクリル、ポリエステル樹脂層であってもよい。
このようなラビング処理による配向層に代えて、ラビング処理により製造した微細なライン状凹凸形状を賦型処理により製造して配向層を製造してもよい。
また、上述の例では、ラビング処理を行い配向層を作製したが、ラビング処理を行わなくてもよい。
また、第1配向層17、第2配向層13は、光配向層により形成してもよい。光配向層に適用可能な光配向材料は、光配向の手法を適用可能な各種の材料を広く適用することができるが、本実施形態では、例えば光二量化型の材料を使用する。この光二量化型の材料については、「M.Schadt, K.Schmitt, V. Kozinkov and V. Chigrinov : Jpn. J. Appl.Phys., 31, 2155 (1992)」、「M. Schadt, H. Seiberle and A. Schuster : Nature, 381, 212(1996)」等に開示されている。
(スペーサ)
スペーサ12は、液晶層8の厚みを規定するために設けられ、各種の樹脂材料を広く適用することができるが、本実施形態ではフォトレジストにより製造される。スペーサ12は、第2透明電極11を製造した基材6の上に、フォトレジストを塗工して露光、現像することにより製造される。
なお、スペーサ12は、第1積層体5Uに設けるようにしてもよく、第1積層体5U及び第2積層体5Dの双方に設けるようにしてもよい。またスペーサ12は、第2配向層13の上に設けるようにしてもよい。さらに、スペーサは、いわゆるビーズスペーサを適用してもよい。
(液晶層)
液晶層8は、この種の調光フィルムに適用可能な各種の液晶材料を広く適用することができる。本実施形態では、液晶層8は、二色性色素が混合されたゲストホスト方式の液晶8aである。ゲストホスト方式の液晶層8は、液晶分子の移動に伴い、二色性色素を移動させることで、光の透光及び遮光を制御することができる。
ホストとして、TN液晶(twisted Nematic liquid crystal)を用い、二色性色素をゲストとした場合、調光フィルムは、電圧が印加されていないときは液晶分子及び二色性色素が水平に並び、光をさえぎって画面が「黒」になる、いわゆるノーマリブラック型である。徐々に電圧を印加していくと、液晶分子が垂直に立ち上がるとともに二色性色素も立ち上がり、光が透過する。
またVA液晶(Vertical aligntment liquid crystal)用い、二色性色素をゲストとした場合、調光フィルムは、電圧が印加されていないときは液晶分子及び二色性色素が垂直に並び、二色性色素も立ち上がり光が透過する。いわゆるノーマリホワイト型である。徐々に電圧を印加していくと、液晶分子が水平になるとともに光をさえぎって画面が「黒」になる。
ただし、これに限らず、ゲストホスト方式に用いられる液晶材料と色素としては、ゲストホスト方式について提案されている液晶材料と色素との混合物を広く適用することができる。
さらに、ゲストホスト方式に限らず、液晶層8の駆動に、VA(Virtical Alignment)方式を用いてもよい。VA方式は、液晶の配向を垂直配向と水平配向とで変化させて透過光を制御する方式であり、無電界時、液晶を垂直配向させることにより、液晶層8を垂直配向層により挟持して液晶セル4が構成され、電界の印加により液晶材料を水平配向させるように構成される。VA方式の場合、一般に電圧が印加されていないときに画面が「黒」になる、いわゆるノーマリブラック型である。
また、IPS(In−Plane−Switching)方式を用いてもよい。IPS方式は、液晶層を挟持する1対の基材のうちの一方の基材に駆動用の電極をまとめて作製して、この電極により基材表面の面内方向の電界であるいわゆる横電界を形成して液晶の配向を制御する駆動方式である。
液晶層8を囲むように、枠状にシール材19が配置されている。シール材19は第1積層体5Uと第2積層体5Dとに固定され、このシール材19により液晶の漏出が防止されている。ここでシール材19は、例えばエポキシ樹脂、紫外線硬化性樹脂等を適用することができる。
(基材の配置)
図2は、調光フィルム1における第1基材15、第2基材6の配置を説明する図である。調光フィルム1は、同一の材料、厚みによる透明フィルム材が第1基材15、第2基材6に用いられて、遅相軸L1が平行となるように第1基材15、第2基材6が配置される。
第1基材15、第2基材6との遅相軸L1を平行にする理由は以下の通りである。
本実施形態で用いる第1基材15や第2基材6のようなフィルム部材は、一般に延伸工程を経て製造される。そして、フィルム部材は、延伸されると、その延伸方向の熱膨張係数(線膨張係数)が小さくなり、遅相軸は延伸方向を向く。
図3は比較形態の調光フィルム1’における第2基材6’、第1基材15’の配置を説明する図である。比較形態では液晶層8を挟んで上下に配置された第2基材6と第1基材15との遅相軸方向が直交している。このように第2基材6と第1基材15との遅相軸方向を直交させると、伸縮方向が異なるので、第2基材6’と第1基材15’との間の端部において、シール材との剥離が生じやすい。
これに対して本実施形態によると、液晶層8を挟んで上下に配置された第2基材6と第1基材15との遅相軸方向が同じである。したがって、第2基材6と第1基材15との間の伸縮の差が小さく、第2基材6と第1基材15との間の端部における、シール材との剥離を抑制することができ、調光フィルムの耐久性を向上することができる。
なお、この遅相軸L1の平行の範囲は、計測誤差、製造誤差等をも含めて2つの遅相軸L1の成す角度が±20度以内ではあるが、はがれを実用上充分に抑圧する観点からは、±10度以内であることが好ましく、さらには±5度以内であることがより好ましい。
また基材の厚みは、バラツキがあることにより、同一のフィルム材を第1基材15、第2基材6に適用した場合、基材6の厚み±10μmが基材15の厚みであるが、遮光時における透過率を実用上充分に抑圧する観点からは、基材6の厚み±10μmが基材15の厚みであることが好ましく、さらには基材6の厚み±5μmが基材15の厚みであることがより好ましい。
また、本実施形態において、第1基材15、第2基材6の熱膨張係数は、7.0×10−5/℃以下が好ましい。熱膨張係数が大きいと、調光フィルム1をガラス等の比較的熱膨張係数の小さな被貼着物に貼着した際に、熱膨張係数の差によってシール材が剥がれやすくなるからである。
(製造工程)
図4は、調光フィルムの製造工程を示すフローチャートである。この製造工程は、電極作製工程SP2おいて、フォトリソグラフィーの手法を適用して、第2基材6、第1基材15の上に透明電極11、16をそれぞれ作成する。
さらに続いてスペーサ作製工程SP3において、基材6にフォトレジスト膜を作製した後、露光、現像処理し、これによりスペーサ12を作製する。なお、上述したように、ビーズスペーサを用いてもよい。
続いて、配向層作製工程SP4において、スペーサ12を作製した基材6の上に、また透明電極16を作製した基材15の上に、ポリイミド樹脂層の塗工液を塗工した後、乾燥、加熱処理し、これによりポリイミド膜を作製する。またこのポリイミド膜をラビング処理し、これにより配向層13、17を作製する。なお、上述したように、ラビング処理は、必須ではなく、行わなくてもよい。
また続いてこの製造工程は、封止工程SP5において、配向層13を作製した基材6に、ディスペンサーを使用して枠形状によりシール材を塗布した後、この枠形状により囲まれる所定位置に、ディスペンサーを使用して液晶層8に係る液晶材料を滴下する。なお、シール材はディスペンサーに限らず、スクリーン印刷で形成してもよい。
その後、この製造工程は、第1基材15、第2基材6を積層した後、押圧して加熱し、これにより液晶層8を挟持するようにして、第1積層体5U及び第2積層体5Dをシール材19により貼り合せて一体化し、調光フィルム1を作製する。このとき、第2基材6と第1基材15の遅相軸とが平行となるようにする。
(実施例1)
両面にハードコート層が作製されたポリカーボネートによるフィルム材を基材として用い、第1基材15、第2基材6の遅相軸L1が平行となるように調光フィルム1を作製した。第1基材15、第2基材6の熱膨張係数は7.0×10−5/℃以下である。なお、第1基材15、第2基材6には、上述したように他の材料を用いてもよく、例えば、PETを素材として用いた場合には、第1基材15、第2基材6の熱膨張係数は2.0×10−5/℃である。
そしてその調光フィルム1を、−40℃と80℃との間で冷却加熱するヒートサイクル試験を行った。ヒートサイクルの回数は30回である。
その結果、調光フィルム1において、第2基材6と第1基材15の端部において剥離が生じないことを確認した。すなわち、シール材19と第2基材6との間、シール材19と配向層13、17との間の剥がれや、シール材19の破損等は観察されなかった。
(比較例)
図3は比較例の調光フィルム1’における第2基材6’、第1基材15’の配置を説明する図である。
実施例と同様に両面にハードコート層が作製されてなるポリカーボネートによるフィルム材を基材として用い、第2基材6’、第1基材15’の遅相軸L1が直交するように調光フィルム1’を作製した。第2基材6’、第1基材15’の熱膨張係数は、比較例においても7.0×10−5/℃以下である。
そしてその調光フィルム1’を、実施例と同様に、−40℃と80℃との間で冷却加熱するヒートサイクル試験を行った。ヒートサイクルの回数は30回である。
その結果、調光フィルム1’において、第2基材6’と第1基材15’の端部において剥離が生じることを確認した。すなわち、シール材と第2基材6’との間、シール材と配向層13、17との間の剥がれが観察された。
以上、本実施形態によると、液晶層8を挟んで上下に配置された第2基材6と第1基材15との遅相軸方向が同じである。したがって、第2基材6と第1基材15との間の伸縮の差が小さく、第2基材6と第1基材15との間の端部における、シール材との剥離を抑制することができ、調光フィルムの耐久性を向上することができる。
特に、本実施形態で液晶層8は、ゲストホスト方式の液晶層8である。ゲストホスト方式は、偏光板が不要である。偏光板は、熱収縮が非常に大きい。
本実施形態によると、ゲストホスト方式により偏光板を使用しないので、全体の熱的なゆがみが格段に抑えられ、シール材19の決壊を抑えることができる。
特に、第1基材15及び第2基材6が500μm以下、300μm以下、200μm以下など薄い場合には、偏光板を用いると熱収縮により第1基材15及び第2基材6が破壊される可能性があるが、本実施形態の場合、そのような可能性が低減される。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態の調光フィルムを示す断面図である。
第2実施形態は、第2基材6、及び、第1基材15の素材を、面内の屈折率異方性が第1実施形態よりも大幅に小さい材料を用いた点が、本発明の構成としては、第1実施形態と大きく異なる。なお、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態の第2基材6、及び、第1基材15には、無延伸のポリカーボネートを用いており、第2基材6、及び、第1基材15の面内の位相差は15nm以下となっている。
先に説明した第1実施形態では、延伸されたポリカーボネートを用いている。延伸の程度にもよるが、延伸されたポリカーボネートでは、第2基材6、及び、第1基材15の面内の位相差は100nm〜600nm程度と非常に大きな値である。これに対して、第2実施形態では、上述したように、第2基材6、及び、第1基材15の面内の位相差は15nm以下となっている。
基材の遅相軸及び位相差を測定する測定装置としては、大塚電子製のRETS−100、王子計測機器製のKOBRA−WRが候補としてある独自の平行ニコル回転法を用いた偏光解析装置を用いる。そして、試料の上下に偏光板(偏光子・検光子)をおき、単一波長光束を偏光子側から照射し、偏光子・検光子を平行ニコルに保ちながら光線軸回りに一回転したときの、透過光強度の角度依存性から試料の位相差を求める。
第2実施形態の第2基材6、及び、第1基材15は、第1実施形態よりも面内の位相差が小さいが、遅相軸は、第1実施形態と同様に、屈折率が最大となる方向を向いた軸として定義できる。
なお、実際には、上述のように各基材上には、透明電極や、配向層が形成されている場合があるが、配向層は位相差を有さないため基材上に設けた状態で上記測定をしても測定結果に影響はない。しかし、透明電極は位相差を有する場合があるため、基材上に透明電極が設けられている状態で測定するときは、透明電極のリタデーションReが、Re<10nmであることが望ましく、Re<5nmであることがより望ましい。
材料が延伸されると、物理的特性に異方性が顕著に現われ、本発明で着目している熱膨張係数についても、異方性が顕著に発現する。具体的には、第1実施形態においても説明したように、延伸方向の熱膨張係数(線膨張係数)が小さくなり、遅相軸は延伸方向を向く。
ここで、面内の位相差は、材料が延伸されたか否かによって大きな影響を受け、延伸されるほど位相差が大きくなる傾向にある。さらに、無延伸であるとして作製された素材であっても、例えば、製造過程における搬送装置による搬送時等に、一方向に力が作用することにより屈折率の異方性が生じ、位相差が生じることが確認されている。一方で、材料が延伸されたか否かは、材料単体を観察しても容易には判別が困難である。
第2実施形態では、第2基材6、及び、第1基材15には、無延伸のポリカーボネートを用いているが、その場合においても、第2基材6、及び、第1基材15の遅相軸の方向を平行に揃えて配置することとした。これにより、第2基材6と第1基材15との間の伸縮の差がさらに小さくなり、第2基材6と第1基材15との間の端部における、シール材との剥離を抑制することができ、調光フィルムの耐久性を、さらに向上することができる。また、遅相軸を用いて第2基材6、及び、第1基材15の向きを合せるので、見た目では判別不可能な位相差の面内異方性の方向を一致させることが可能である。なお、第2実施形態では、無延伸のポリカーボネートを用いていることから、熱膨張時の面内の伸縮の異方性は、第1実施形態の場合と比べると小さい。よって、第2実施形態では、第2基材6、及び、第1基材15の遅相軸の方向を平行に揃えて配置するときの許容されるばらつき、すなわち、第2基材6、及び、第1基材15の遅相軸の方向が厳密な平行とならずに平行とみなせる範囲を広げることが可能である。よって、第1実施形態に比べ、第2基材6、及び、第1基材15の遅相軸の方向が厳密に平行でなくても、シール材の剥離を抑制するという効果を奏することが可能である。なお、この許容範囲については、要求される耐久性によって適宜増減可能な設計事項である。よって、本発明における遅相軸の方向を「平行」とする範囲には、上述した本願発明の効果を得られる範囲において許容される範囲の平行(厳密には、非平行な関係)も含まれるものである。
なお、基材の他にも、第2実施形態の調光フィルムについては、第1実施形態と異なる点がある。
第2実施形態の第2配向層13及び第1配向層17は、ラビング処理を一切行っていない構成とした。
また、第2実施形態のスペーサ12は、ビーズスペーサにより構成した。
なお、これらの点については、第1実施形態でも説明したように、他の構成としてもよい。すなわち、第2実施形態においても、第2配向層13及び第1配向層17は、ラビング処理を行って作製してもよいし、第2実施形態のスペーサ12は、フォトレジストを用いて作製してもよい。
また、第2実施形態の基材は、無延伸のポリカーボネートを用いたが、例えば、無延伸のPETを基材に用いてもよい。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に変更することができる。
すなわち上述の実施形態では、TN方式、VA方式により液晶材料を駆動する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、IPS方式により駆動する場合にも広く適用することができる。
また上述の第1実施形態では、フォトレジストによりスペーサを作製する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、いわゆるビーズスペーサを適用するようにしてもよい。
なお、各実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 調光フィルム
4 液晶セル
5D 第2積層体
5U 第1積層体
6 第2基材
8 液晶層
11 第2透明電極
12 スペーサ
13 第2配向層
15 第1基材
16 第1透明電極
17 第1配向層
19 シール材

Claims (7)

  1. 透明なフィルム状の第1基材を少なくとも有する第1積層体と、
    透明なフィルム状の第2基材を少なくとも有する第2積層体と、
    前記第1積層体と前記第2積層体との間に挟持された液晶と、
    前記第1積層体及び前記第2積層体の少なくとも一方に設けられた透明電極と、を備え、
    前記透明電極の駆動により前記液晶の配向を制御して透過光を制御する調光フィルムにおいて、
    前記第1基材の遅相軸と前記第2基材の遅相軸とが平行である調光フィルム。
  2. 前記第1基材及び前記第2基材の熱膨張係数が7.0×10−5/℃以下である、
    請求項1に記載の調光フィルム。
  3. 前記第1基材及び前記第2基材それぞれの面内位相差は、15nm以下である、
    請求項1又は請求項2に記載の調光フィルム。
  4. 前記第1基材及び前記第2基材が、
    ポリカーボネートフィルム、COPフィルム、PETフィルムのいずれかである、
    請求項1から請求項3までのいずれかに記載の調光フィルム。
  5. 前記液晶に、二色性色素が混合されている、
    請求項1から請求項4までのいずれかに記載の調光フィルム。
  6. 透明部材と、
    前記透明部材に配置される請求項1から請求項5までのいずれかに記載の調光フィルムと、
    を備える調光部材。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の調光フィルムが、外光が入射する部位に配置された車両。
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