JPWO2018105398A1 - 円筒形の非水電解質二次電池 - Google Patents
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Abstract
本開示は、円筒形の非水電解質二次電池において、巻回電極体の最外周面に金属箔からなる負極芯体が露出する構成における負極芯体のシワの発生を抑制することを目的とする。本開示の一態様に係る非水電解質二次電池は、正極と、負極芯体上に負極合材層が形成された負極とが、セパレータを介して渦巻き状に巻回され、最外周面に負極芯体が露出しており、負極の巻き終わり端部を最外周面に固定するように巻き止めテープが粘着された巻回電極体と、巻回電極体及び非水電解質を収容する外装体とを含む。負極の巻き終わり端部は、正極の巻き終わり端より巻き方向に延出され、セパレータの巻き終わり端部は、負極の巻き終わり端より巻き方向に延出され、巻き止めテープは、セパレータの巻き終わり端部に跨って貼着されている。
Description
本開示は、円筒形の非水電解質二次電池に関する。
円筒形の非水電解質二次電池は、正極と負極とがセパレータを介して渦巻き状に巻回されてなる巻回電極体を備え、巻回電極体が外装体に収容されることにより構成される。近年、携帯機器等の電気機器の高性能化に伴い、その電源としての二次電池に対しさらなる容量増大の期待が高まっている。このため、円筒形のリチウムイオン電池等の非水電解質二次電池において、体積エネルギー密度を最大限まで高めるために、巻回電極体の最外周に、負極において銅箔からなる負極芯体を露出させた構成が実用化されている。
特許文献1には、巻回電極体の最外周面に、負極の銅箔からなる集電体(負極芯体)を露出させ、その集電体の電極端の巻き内側面にのみ活物質層を形成した円筒形の非水電解質二次電池が記載されている。
特許文献1に記載された技術のように、巻回電極体の最外周面に負極芯体が露出する構成では、最外周面にセパレータのみが露出する構成に比べてセパレータが短くなるため、体積エネルギー密度の向上の面から有利と考えられる。しかしながら、この構成では、シワを発生しやすい金属箔が巻回電極体の最外周面に露出するため、金属箔の損傷を防止する面から改良の余地がある。
特に、二次電池が低温環境で使用される場合、または二次電池で充放電が繰り返された場合のサイクル末期において、巻回電極体が大きく膨張する可能性がある。また、巻回電極体の最外周面には、巻き戻り防止のための巻き止めテープが貼着される。これにより、上記のように巻回電極体が大きく膨張した場合に、最外周面の金属箔において、巻き止めテープに固定された部分の周辺部にシワが発生し、そのシワによって金属箔が損傷しやすくなる可能性がある。
本開示の目的は、円筒形の非水電解質二次電池において、巻回電極体の最外周面に金属箔からなる負極芯体が露出する構成における負極芯体のシワの発生を抑制することである。
本開示の一態様である円筒形の非水電解質二次電池は、正極と、金属の箔からなる負極芯体上に負極合材層が形成された負極とが、セパレータを介して渦巻き状に巻回され、最外周面に負極芯体が露出しており、負極の巻き終わり端部を最外周面に固定するように巻き止めテープが粘着された巻回電極体と、非水電解質と、巻回電極体及び非水電解質を収容する外装体とを備える。負極の巻き終わり端部は、正極の巻き終わり端より巻き方向に延出される。セパレータの巻き終わり端部は、負極の巻き終わり端より巻き方向に延出される。巻き止めテープは、セパレータの巻き終わり端部に跨って貼着されている。
本開示に係る円筒形の非水電解質二次電池によれば、巻回電極体の最外周面に金属箔からなる負極芯体が露出する構成における負極芯体のシワの発生を抑制できる。
以下、実施形態の1例について詳細に説明する。実施形態の説明で参照する図面は模式的に記載されたものであるから、各構成要素の具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断されるべきである。本明細書において「略〜」との用語は、略同一を例に説明すると、完全に同一はもとより、実質的に同一と認められるものを含む意図である。また、「端部」の用語は対象物の端及びその近傍を、「中央部」の用語は対象物の中央及びその近傍をそれぞれ意味するものである。以下で説明する形状、材料、個数及び数値は説明のための例示であって、非水電解質二次電池の使用に応じて適宜変更することができる。
図1は、実施形態の1例における円筒形の非水電解質二次電池10の断面図である。図2は、図1に示す非水電解質二次電池10から巻回電極体14を外径側から見た正面図である。図3は、図1のA−A断面図である。図4は、実施形態の巻回電極体14の最外周面における巻き止めテープ30の貼着位置を説明するための図2のB−B断面図である。
図1に示すように、非水電解質二次電池10は、巻回電極体14と、非水電解質(図示せず)と、外装体である電池ケース15とを備える。以下、非水電解質二次電池10は二次電池10と記載し、巻回電極体14は電極体14と記載する。電極体14は、正極11と、負極12と、セパレータ13とを有し、図3に示すように、正極11と負極12とがセパレータ13を介して渦巻状に巻回されてなる。図3では分かりやすくするために、正極11を斜格子部分で示し、負極12を砂地部分で示している。後述する図2でも負極12を砂地部分で示している。なお、図1、図3では、電極体における正極、負極、セパレータの配置関係を分かりやすくするために、実際の場合より巻回数を少なくして正極、負極、セパレータそれぞれの厚みを誇張して示している。
非水電解質は、非水溶媒と、非水溶媒に溶解した電解質塩とを含む。非水電解質は、液体電解質に限定されず、ゲル状ポリマー等を用いた固体電解質であってもよい。以下では、電極体14の巻き軸方向一方側を「上」、巻き軸方向他方側を「下」という場合がある。
電極体14を構成する正極11、負極12、及びセパレータ13は、いずれも帯状に形成され、渦巻状に巻回されることで電極体14の半径方向に交互に積層された状態となる。電極体14において、各電極の長手方向が巻回方向となり、各電極の幅方向が巻き軸方向となる。図1に示すように、正極11と正極端子とを電気的に接続する正極リード19は、例えば電極体14の半径方向における巻き内側端と巻き外側端との略中央に設けられ、電極群の上端から延出している。電極群とは、電極体14のうち、リードを除く部分を意味する。
また、図3に示すように、電極体14において、負極12の巻き終わり端部12aは、正極11の巻き終わり端11aより巻き方向に延出している。また、後述のように、負極12のうち電極体14の最外周に対応する部分では、金属箔からなる負極芯体の巻き内側面のみに、負極合材層が形成される。そして、電極体14の最外周には負極12が配置されている。また、最外周に配置された負極12の巻き外側面には負極合材層が形成されていないため、電極体14の最外周面には負極芯体が露出している。電極体14の最外周面に露出している負極芯体は、二次電池10の負極端子である金属製のケース本体16の内側面に接触する。これにより、負極12は、ケース本体16に電気的に導通する。このため、負極12をケース本体16に接続するための負極リードは必ずしも必要ではない。
図1に示す例では、有底円筒状の金属製容器であるケース本体16と、封口体17とによって、電極体14及び非水電解質を収容する金属製の電池ケース15が構成されている。電極体14の上下には、絶縁板18a,18bがそれぞれ設けられる。正極リード19は正極11に接続されて、電極体14の上側に伸びる。そして、正極リード19は、絶縁板18aの貫通孔を通って封口体17側に延び、封口体17の底板であるフィルタ22の下面に溶接される。二次電池10では、フィルタ22に電気的に接続された封口体17の天板であるキャップ26が正極端子となる。また、負極12では、電極体14の最外周面において負極芯体が、負極端子となるケース本体16の筒部の内側面に接触して、ケース本体16に電気的に接続される。なお、ケース本体16の筒部の内側面に電極体14の最外周面に露出している負極芯体を接触させた状態で、負極芯体に負極リード(図示せず)を接続することもできる。この場合、その負極リードにおいて、負極芯体より下側に延出させた部分をケース本体16の底板と電気的に接続させる。
ケース本体16と封口体17との間にはガスケット27が設けられ、電池ケース15内の密閉性が確保されている。ケース本体16は、例えば側面部を外側からプレスして形成された、封口体17を支持する張り出し部21を有する。張り出し部21は、ケース本体16の周方向に沿って環状に形成されることが好ましく、その上面で封口体17を支持する。
封口体17は、電極体14側から順に、フィルタ22、下弁体23、絶縁部材24、上弁体25、及びキャップ26が積層された構造である。封口体17を構成する各部材は、例えば円板形状又はリング形状を有し、絶縁部材24を除く各部材は互いに電気的に接続されている。下弁体23と上弁体25は各々の中央部で互いに接続され、各々の周縁部の間には絶縁部材24が介在している。異常発熱で電池の内圧が上昇すると、下弁体23がキャップ26側に膨れて破断して上弁体25が下弁体23から離れる。これにより下弁体23と上弁体25の電気的接続が遮断される。さらに内圧が上昇すると、上弁体25が破断し、キャップ26の開口部からガスが排出される。
正極11、負極12、セパレータ13の構成について詳説する。正極11は、矩形状の正極芯体と、正極合材層とを備える。正極合材層は、正極活物質及び結着材を含み、正極芯体上に形成される。好適な正極芯体の一例は、アルミニウム又はアルミニウム合金を主成分とする金属の箔である。正極芯体の厚みは、例えば5μm〜30μmである。
正極リード19は、正極11の正極芯体の表面が露出した部分に接続される。このため、電極体14の最外周面の周方向一部であって、正極リード19に対し電極体14の半径方向の外側に位置する部分は、正極リード19の厚みに対応して半径方向外側にわずかに突出するか、その外周面の周方向一部における巻き軸中心からの半径方向長さが大きくなる。この半径方向の外側に位置することは、電極体14を上または下から見た場合に、周方向について正極リード19の中央位置を通る半径方向の線と平行で、正極リード19の周方向両端を通る2つの線の間の正極リードより最外周側の範囲に位置することである。これら2つの線は後述の図7の矢印βの両端に接する2つの一点鎖線に対応し、最外周側の範囲は図7の周方向の矢印βで示す範囲に対応する。
正極合材層は、正極芯体の厚み方向の両側面に形成されることが好適である。正極合材層には、例えば正極活物質、結着材、及び導電材が含まれる。正極11は、正極活物質、結着材、導電材、及びN−メチル−2−ピロリドン(NMP)等の溶剤を含む正極合材スラリーを正極芯体の両面に塗布し、塗膜を圧縮することにより作製できる。
正極活物質としては、Co、Mn、Ni等の遷移金属元素を含有するリチウム含有遷移金属酸化物が例示できる。リチウム含有遷移金属酸化物は、特に限定されないが、一般式Li1+xMO2(式中、−0.2<x≦0.2、MはNi、Co、Mn、Alの少なくとも1種を含む)で表される複合酸化物であることが好ましい。導電材としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、黒鉛等の炭素材料が例示できる。これらは、単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
結着材としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)等のフッ素樹脂、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリオレフィン等が例示できる。また、これらの樹脂と、カルボキシメチルセルロース(CMC)又はその塩、ポリエチレンオキシド(PEO)等が併用されてもよい。これらは、単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
負極12は、矩形状の負極芯体と、負極芯体上に形成された負極合材層とを備える。負極芯体は、銅または銅合金を主成分とする金属の箔からなる。負極芯体の厚みは、例えば5μm〜30μmである。
負極12は、正極11よりも大きく、長手方向両端部に正面視又は背面視で略長方形状の露出部をそれぞれ有する。負極合材層は、負極芯体の厚み方向両側面に形成されることが好適である。一方、負極芯体の電極体14の最外周に対応する部分では、電極体14の最外周面に負極芯体を露出させるように、負極芯体の巻き内側面のみに負極合材層が形成される。負極合材層には、例えば負極活物質及び結着材が含まれる。負極12は、負極活物質、結着材、及び水を含む負極合材スラリーを負極集電体の両面に塗布し、塗膜を圧縮することにより作製できる。
負極活物質としては、リチウムイオンを可逆的に吸蔵、放出できるものであれば特に限定されないが、好ましくは黒鉛等の炭素材料、Si、Sn等のリチウムと合金化する金属、又はこれらを含む合金、酸化物などが用いられる。結着材としては、正極の場合と同様にフッ素樹脂、PAN、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリオレフィン等を用いることができる。水系溶媒を用いて合材スラリーを調製する場合は、CMC又はその塩、スチレン−ブタジエンラバー(SBR)、ポリアクリル酸(PAA)又はその塩等を用いることが好ましい。これらは、単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
セパレータ13は、巻き軸方向(幅方向)(図2の上下方向)において、負極12より大きい矩形状である。セパレータ13には、イオン透過性及び絶縁性を有する多孔性シートが用いられる。多孔性シートの具体例としては、微多孔膜、織布、不織布等が挙げられる。セパレータ13の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、セルロースなどが好適である。セパレータ13は、セルロース繊維層及びオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂繊維層を有する積層体であってもよい。
図2、図3に示すように、セパレータ13の巻き終わり端部13aは、負極12の巻き終わり端12bより巻き方向(図2、図3の右方向)に延出される。図3、図4に示す例では、セパレータ13は、巻き終わり端部で2枚が重なっており、その巻き終わり端は2枚で巻き方向における位置が一致している。
そして、図3に示すように、負極12の巻き終わり端部12aを電極体14の最外周面に固定するように、電極体14の最外周面に巻き止めテープ30が貼着されている。巻き止めテープ30は、例えばPPテープ等の絶縁材料製のテープである。PPテープは、多孔質性または非多孔性のポリプロピレン製の基材の一方の面に粘着層が形成されたものである。そして、巻き止めテープ30は、中間部がセパレータ13の巻き終わり端部13aに跨って、負極12の負極芯体の巻き終わり端12bと最外周面の巻き戻り方向に位置する部分とに貼着されている。このとき、図4に示すように、巻き止めテープ30は、セパレータ13の巻き終わり端部13aにも貼着される。図2に示す例では、巻き止めテープ30は、電極体14の最外周面の巻き軸方向両端寄りの2つの位置に貼着される。巻き止めテープ30は、電極体14の最外周面の巻き軸方向中間部に1つのみ、または電極体14の最外周面の巻き軸方向に離れた3つ以上の位置に貼着されてもよい。図2に示す例では、各巻き止めテープ30は、電極体14のほぼ全周を覆うように貼着されている。負極12の巻き終わり端部12aを電極体14の最外周面に固定できれば、巻き止めテープ30は電極体14のほぼ全周にわたって貼着されていなくてもよい。
上記の二次電池10によれば、電極体14の最外周面に金属箔からなる負極芯体が露出する構成における負極芯体のシワの発生を抑制できる。
このシワの発生抑制効果を説明するために、まず、比較例を説明する。図5は、比較例における非水電解質二次電池の巻回電極体の正面図である。図6は、比較例の巻回電極体44の最外周面における巻き止めテープ30の貼着位置を説明するための図5のC−C断面図である。以下、巻回電極体44は電極体44と記載する。図5、図6に示す比較例では、図1から図4に示した実施形態とは異なり、負極12の巻き終わり端部12aが、セパレータ13の巻き終わり端13bより巻き方向に延出している。これにより、比較例では、セパレータ13の巻き終わり端部は、負極12の巻き終わり端12bより巻き方向に延出していない。また、巻き止めテープ30は、負極12の最外周面に露出する負極芯体の巻き終わり端部12aと、巻き終わり端12bを超えて巻き戻り方向に位置する部分とに貼着されており、セパレータ13には貼着されていない。
非水電解質二次電池では、低温環境で使用される場合、またはハイレートでの充放電が繰り返された場合のサイクル末期において、電極体14が大きく膨張する可能性がある。上記の比較例では、巻き止めテープ30がセパレータ13に跨らずに負極芯体のみに直接に貼着される。この場合には、電極体44が大きく膨張すると負極芯体の最外周面がケース本体16(図1参照)の筒部の内側面に強く押し付けられた状態で、負極芯体の巻き終わり端12bがその内側に面する負極芯体の対向部分に直接に強く接触する。そして、電極体44が膨張及び収縮を繰り返した場合に、負極芯体の巻き終わり端12bが周方向にずれる際に負極芯体の対向部分に引っかかりやすくなるため、負極芯体にシワが発生しやすくなる。負極芯体にシワが発生した場合、例えば、そのシワの突起が内側のセパレータ等を突き破って短絡が生じる可能性があるため、シワの発生を抑制する必要がある。
一方、図4に示した実施形態によれば、負極芯体の巻き終わり端12bよりセパレータ13の巻き終わり端部が巻き方向に延出している。また、巻き止めテープ30において、負極芯体の巻き終わり端12bから巻き方向に延出した部分が、セパレータ13の巻き終わり端部13aに跨って貼着されて、かつ、負極芯体の最外周面に露出した巻き戻り方向に位置する部分に貼着される。これにより、接触した相手を滑らせやすくかつ柔らかいセパレータ13が負極芯体の巻き終わり端12bと直接対向するため、セパレータ13が滑り材かつ緩衝材となって負極芯体の巻き終わり端12bの引っ掛かりを抑制できる。したがって、電極体14の最外周面における負極芯体のシワの発生を抑制できる。なお、図4及び後述する図6では、電極体14の各要素の厚みを大きくして示したため、巻き止めテープ30の内側面と負極12及びセパレータ13の巻き終わり端との間に大きな隙間が形成された図となっているが、実際はこの隙間はないか、またはほとんどない。
さらに、実施形態において、好ましくは、図3に示すように、負極12の巻き終わり端12bからの巻き戻り方向1周分の長さ(L1+L2)に対して、電極体14の最外周面に露出する負極12の巻き方向長さL1の割合は、3/4以上である。このとき、負極12の巻き終わり端12bからの巻き戻り方向1周分の長さに対して、セパレータ13における負極12の巻き終わり端12bからの巻き方向の延出長さL2の割合は、1/4以下である。これにより、上記の好ましい構成によれば、電池の体積エネルギー密度を高くできる。さらに、実施形態において、好ましくは、セパレータ13において、負極の巻き終わり端12bからの巻き方向の延出長さL2は、0.5mm以上であることが好ましい。この好ましい構成によれば、負極の巻き終わり端部におけるシワの発生をより効果的に抑制できる。
図7は、実施形態において、正極リード19の配置位置に対する負極12の巻き終わり端12bの好適な配置範囲を説明するための図1のA−A断面模式図である。図7では、巻き内端と巻き外端を示す二重円で電極体14の断面を模式化して示している。正極リード19は、電極体14の周方向一部において巻き内端と巻き外端との間に配置される。これにより、電極体14の最外周面の周方向一部であって、正極リード19に対し電極体14の半径方向の外側に位置する部分は半径方向外側に突出するか、または、その最外周面における巻き軸中心からの半径方向長さが大きくなる。これにより、図7の電極体14の周方向の矢印βで示す範囲の最外周面は電極体14が膨張した場合に電池ケースの内側面に強く接触しやすくなる。そのため、矢印βで示す範囲に負極の巻き終わり端12bが位置していると、巻き終わり端部12aにおけるシワの発生の可能性が高くなる。そこで、実施形態では、好ましくは、負極の巻き終わり端12bは、正極リード19に対し電極体14の半径方向の外側に位置しないように、電極体14の最外周面のうち図7の周方向の矢印αで示す範囲のいずれかに配置される。
以下、実施例により本開示をさらに説明するが、本開示はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
[正極の作製]
正極活物質として、LiNi0.82Co0.12Al0.06O2で表されるリチウムニッケルコバルトアルミニウム複合酸化物を用いた。正極活物質を100質量部と、アセチレンブラック(AB)を2質量部と、バインダを3質量部とを混合し、さらにN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を適量加えて、正極合材スラリーを調製した。次に、当該正極合材スラリーを厚み15μmのアルミニウム箔からなる長尺正極芯体の両面に、ドクターブレード法により均一に塗布した。次に、加熱した乾燥機中で100〜150℃の温度で加熱処理して塗膜を乾燥させてNMPを除去した。これを極板の厚みが150μmとなるようにロールプレス機で塗膜を圧延して正極合材層を形成した。そして、正極合材層が形成された長尺状の正極芯体を所定の電極サイズに切断して、所定のサイズの正極芯体の両面に正極合材層が形成された正極11を作製した。
[正極の作製]
正極活物質として、LiNi0.82Co0.12Al0.06O2で表されるリチウムニッケルコバルトアルミニウム複合酸化物を用いた。正極活物質を100質量部と、アセチレンブラック(AB)を2質量部と、バインダを3質量部とを混合し、さらにN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を適量加えて、正極合材スラリーを調製した。次に、当該正極合材スラリーを厚み15μmのアルミニウム箔からなる長尺正極芯体の両面に、ドクターブレード法により均一に塗布した。次に、加熱した乾燥機中で100〜150℃の温度で加熱処理して塗膜を乾燥させてNMPを除去した。これを極板の厚みが150μmとなるようにロールプレス機で塗膜を圧延して正極合材層を形成した。そして、正極合材層が形成された長尺状の正極芯体を所定の電極サイズに切断して、所定のサイズの正極芯体の両面に正極合材層が形成された正極11を作製した。
[負極の作製]
負極活物質としての黒鉛と、結着材としてのスチレン−ブタジエンゴム(SBR)と、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロース(CMC)とを、96:2:2の重量比で混合し、さらに水を適量加えて、負極合材スラリーを調製した。次に、当該負極合材スラリーを銅箔からなる負極芯体の両面に均一に塗布し、加熱した乾燥機中で100〜150℃の温度で加熱処理して水分を除去することにより塗膜を乾燥させた。これを極板の厚みが160μmとなるようにロールプレス機で塗膜を圧延して負極合材層を形成した。そして、負極合材層が形成された長尺状の負極芯体を所定の電極サイズに切断して、所定のサイズの負極芯体の両面に負極合材層が形成された負極12を作製した。
負極活物質としての黒鉛と、結着材としてのスチレン−ブタジエンゴム(SBR)と、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロース(CMC)とを、96:2:2の重量比で混合し、さらに水を適量加えて、負極合材スラリーを調製した。次に、当該負極合材スラリーを銅箔からなる負極芯体の両面に均一に塗布し、加熱した乾燥機中で100〜150℃の温度で加熱処理して水分を除去することにより塗膜を乾燥させた。これを極板の厚みが160μmとなるようにロールプレス機で塗膜を圧延して負極合材層を形成した。そして、負極合材層が形成された長尺状の負極芯体を所定の電極サイズに切断して、所定のサイズの負極芯体の両面に負極合材層が形成された負極12を作製した。
[非水電解液の調製]
エチレンカーボネート(EC)と、エチルメチルカーボネート(EMC)と、ジメチルカーボネート(DMC)とを、25:30:45の体積比で混合し、さらにその混合したものと合わせた全体に対する重量比としてビニレンカーボネート(VC)を2重量部加えた。当該混合溶媒に1.4モル/Lの濃度になるようにLiPF6を溶解させて、非水電解液を調製した。
エチレンカーボネート(EC)と、エチルメチルカーボネート(EMC)と、ジメチルカーボネート(DMC)とを、25:30:45の体積比で混合し、さらにその混合したものと合わせた全体に対する重量比としてビニレンカーボネート(VC)を2重量部加えた。当該混合溶媒に1.4モル/Lの濃度になるようにLiPF6を溶解させて、非水電解液を調製した。
[電池の作製]
上記正極11にアルミニウム製の正極リードを取り付け、厚みが16μmのPE製のセパレータを介して正極11及び負極12を渦巻き状に巻回することにより巻回型の電極体14を作製した。当該電極体14を、電池ケースの有底円筒形状のケース本体に収容し、上記の非水電解液を注入した後、ガスケット及び封口体によりケース本体の開口部を封口して、外径が21mmで高さが70mmの円筒形の二次電池10を作製した。そして、この二次電池10を21700型で、電池容量を4300mAhとした。
上記正極11にアルミニウム製の正極リードを取り付け、厚みが16μmのPE製のセパレータを介して正極11及び負極12を渦巻き状に巻回することにより巻回型の電極体14を作製した。当該電極体14を、電池ケースの有底円筒形状のケース本体に収容し、上記の非水電解液を注入した後、ガスケット及び封口体によりケース本体の開口部を封口して、外径が21mmで高さが70mmの円筒形の二次電池10を作製した。そして、この二次電池10を21700型で、電池容量を4300mAhとした。
また、実施例1では、表1に示すように、電極体14の最外周面における負極芯体及びセパレータ13の割合を設定した。ここで、電極体14の最外周面とは、電極体の最外周の巻き外側の面を意味する。表1では、「最外周負極芯体(銅箔)の割合」が、電極体の最外周面の周方向における負極芯体の割合を示し、「最外周セパレータの割合」が、電極体の最外周面の周方向におけるセパレータ13の割合を示している。具体的には、実施例1では、電極体14の最外周面の周方向における負極芯体の割合が99.2%であり、セパレータ13の割合が0.8%である。このとき、セパレータ13の巻き終わり端部において、負極芯体の巻き終わり端からのセパレータの延出長さは0.5mmであった。
<実施例2>
実施例2では、表1に示すように、電極体14の最外周面の周方向における負極芯体の割合が75%であり、セパレータ13の割合が25%である。実施例2において、それ以外の構成は、実施例1と同様である。
実施例2では、表1に示すように、電極体14の最外周面の周方向における負極芯体の割合が75%であり、セパレータ13の割合が25%である。実施例2において、それ以外の構成は、実施例1と同様である。
<実施例3>
実施例3では、表1に示すように、電極体14の最外周面の周方向における負極芯体の割合が91%であり、セパレータ13の割合が9%である。このとき、セパレータ13の巻き終わり端部において、負極芯体の巻き終わり端からのセパレータの延出長さは5mmであった。実施例3において、それ以外の構成は、実施例1と同様である。
実施例3では、表1に示すように、電極体14の最外周面の周方向における負極芯体の割合が91%であり、セパレータ13の割合が9%である。このとき、セパレータ13の巻き終わり端部において、負極芯体の巻き終わり端からのセパレータの延出長さは5mmであった。実施例3において、それ以外の構成は、実施例1と同様である。
<比較例1>
比較例1では、表1に示すように、電極体44の最外周面の周方向における負極芯体の割合が100%であり、図5、図6に示した構成と同様に構成される。比較例1において、それ以外の構成は、実施例1と同様である。
比較例1では、表1に示すように、電極体44の最外周面の周方向における負極芯体の割合が100%であり、図5、図6に示した構成と同様に構成される。比較例1において、それ以外の構成は、実施例1と同様である。
[試験方法]
上記実施例1〜3及び比較例1を用いて、以下の試験条件で充放電サイクルのサイクル試験を実施し、電極体の最外周面におけるシワの発生の有無を確認した。
上記実施例1〜3及び比較例1を用いて、以下の試験条件で充放電サイクルのサイクル試験を実施し、電極体の最外周面におけるシワの発生の有無を確認した。
[試験条件]
試験を行う場合の環境温度は、−5°である。また、充電は、定電流定電圧充電方式(CCCV)を採用した。具体的には、充電電流を4.30Aに保持した状態で定電流充電を行い電池電圧が上昇して4.3Vに達すると、電池電圧を4.3Vに保持した状態で充電電流が86mAになるまで定電圧充電を行った。そして20分間の休止後、放電を行った。放電は、定電流放電方式(CC)を採用した。具体的には、放電電流を4.30Aに保持した状態で電池電圧が2.5Vに達するまで放電した。この充放電サイクルを500回繰り返した。500サイクル後に二次電池を解体し、電極体の最外周面における負極芯体のシワの発生の有無を目視により確認した。
試験を行う場合の環境温度は、−5°である。また、充電は、定電流定電圧充電方式(CCCV)を採用した。具体的には、充電電流を4.30Aに保持した状態で定電流充電を行い電池電圧が上昇して4.3Vに達すると、電池電圧を4.3Vに保持した状態で充電電流が86mAになるまで定電圧充電を行った。そして20分間の休止後、放電を行った。放電は、定電流放電方式(CC)を採用した。具体的には、放電電流を4.30Aに保持した状態で電池電圧が2.5Vに達するまで放電した。この充放電サイクルを500回繰り返した。500サイクル後に二次電池を解体し、電極体の最外周面における負極芯体のシワの発生の有無を目視により確認した。
[試験結果]
図8(a)はサイクル試験後における実施例3の電極体14の最外周面を示す図であり、図8(b)はサイクル試験後における比較例1の電極体44の最外周面を示す図である。
図8(a)はサイクル試験後における実施例3の電極体14の最外周面を示す図であり、図8(b)はサイクル試験後における比較例1の電極体44の最外周面を示す図である。
表1は、サイクル試験後の電極体の最外周面における負極芯体のシワの発生の有無を示している。比較例1では、表1の試験結果及び図8(b)から分かるように、サイクル試験後に電極体44の最外周面における負極芯体にシワが発生した。比較例1では、負極芯体の巻き終わり端がその内側に面する負極芯体の対向部分に直接に強く接触することで、負極芯体にシワが発生しやすくなったものと考えられる。
一方、実施例1〜3のいずれの場合でも、表1の試験結果及び図8(a)から分かるように、サイクル試験後において、電極体14の最外周面における負極芯体にシワを確認できなかった。実施例1〜3のいずれでも、セパレータ13が負極芯体の巻き終わり端と内側の負極芯体の巻き戻り方向に位置する部分との間に介在して、セパレータ13が負極芯体の巻き終わり端に直接対向している。これにより、セパレータ13が滑り材かつ緩衝材となって、負極芯体にシワが発生しにくくなったものと考えられる。
10 非水電解質二次電池(二次電池)、11 正極、11a 巻き終わり端、12 負極、12a 巻き終わり端部、12b 巻き終わり端、13 セパレータ、13a 巻き終わり端部、13b 巻き終わり端、14 巻回電極体(電極体)、15 電池ケース、16 ケース本体、17 封口体、18a,18b 絶縁板、19 正極リード、21 張り出し部、22 フィルタ、23 下弁体、24 絶縁部材、25 上弁体、26 キャップ、27 ガスケット、30 巻き止めテープ、44 巻回電極体(電極体)。
Claims (3)
- 正極と、金属の箔からなる負極芯体上に負極合材層が形成された負極とが、セパレータを介して渦巻き状に巻回され、最外周面に前記負極芯体が露出しており、前記負極の巻き終わり端部を前記最外周面に固定するように巻き止めテープが粘着された巻回電極体と、
非水電解質と、
前記巻回電極体及び前記非水電解質を収容する外装体とを備え、
前記負極の巻き終わり端部は、前記正極の巻き終わり端より巻き方向に延出され、
前記セパレータの巻き終わり端部は、前記負極の巻き終わり端より巻き方向に延出され、
前記巻き止めテープは、前記セパレータの巻き終わり端部に跨って貼着されている、円筒形の非水電解質二次電池。 - 請求項1に記載の円筒形の非水電解質二次電池において、
前記負極の巻き終わり端からの巻き戻り方向1周分の長さに対して、前記巻回電極体の前記最外周面に露出する前記負極の巻き方向長さの割合は、3/4以上であり、
前記セパレータにおいて、前記負極の巻き終わり端からの巻き方向の延出長さは、0.5mm以上である、円筒形の非水電解質二次電池。 - 請求項1または請求項2に記載の円筒形の非水電解質二次電池において、
前記正極に巻き軸方向外側に伸びる正極リードが接続されており、
前記負極の巻き終わり端は、前記正極リードに対し前記巻回電極体の半径方向の外側に位置しないように配置される、円筒形の非水電解質二次電池。
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