JPWO2018092746A1 - 光沢繊維 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)可視光波長域の平均反射率が20%以上、平均透過率が40%以下、対比光沢度が3.0以下であることを特徴とする光沢繊維、
(2)繊維軸に垂直方向の繊維断面において、繊維の内接円径RBと外接円径RCの関係が1.0≦RC/RB≦3.0であることを特徴とする(1)に記載の光沢繊維、
(3)繊維を構成する少なくとも1つのポリマー中に光吸収粒子が0.01〜5.0wt%含有しており、該光吸収粒子の可視光波長域での平均透過率が40%以下であることを特徴とする(1)または(2)に記載の光沢繊維、
(4)繊維を構成する少なくとも1つのポリマー中に空気孔が存在しており、該空気孔の数密度が5.0孔/μm2以上であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載の光沢繊維、
(5)繊維横断面において、2種のポリマーの積層からなる積層領域と積層領域とは異なるポリマー種からなる非積層領域を有することを特徴とする(1)に記載の光沢繊維、
(6)積層領域において、異なるポリマーが同心状に積層されており、単層厚みが0.01μmから1.0μm、積層数が5層以上であることを特徴とする(5)に記載の光沢繊維、
(7)繊維横断面において、積層領域と非積層領域の面積比率が50/50から95/5であることを特徴とする(5)または(6)に記載の光沢繊維、
(8)積層領域が該非積層領域により分割されており、積層領域の分割数が2以上であることを特徴とする(5)〜(7)のいずれか1項に記載の光沢繊維。
(9)(1)から(8)のいずれか1項に記載の光沢繊維が少なくとも1部を構成することを特徴とする繊維製品、
である。
深みのある艶やかな光沢を有する天然物、例えば金、銀などの金属が発現する光沢は金属表面に入射した光エネルギーが金属内の自由電子により一度吸収され、その後放出された際の光といった複雑なメカニズムにより発現すると言われている。すなわち、この複雑な現象によりなされる光の吸収と反射のバランスが、天然物独特の深みのある艶やかな光沢を発現させていると理解できる。
n:2種のポリマーの平均屈折率
d:2種のポリマーの平均層厚み(nm)
m:任意の整数(1,2…)
λ:干渉波長(nm)
本発明の光沢繊維を製糸する方法としては、溶融紡糸が生産性を高めるという観点から好適である。該光沢繊維が2種類以上のポリマーから構成される場合は、後述する複合口金を用いることにより製造可能である。その際の紡糸温度については、用いるポリマー種のうち、主に高融点や高粘度ポリマーが流動性を示す温度とする。この流動性を示す温度としては、分子量によっても異なるが、そのポリマーの融点から融点+60℃の間で設定すると安定して製造することができる。
実施例および比較例については下記の評価を行った。
チップ状のポリマーを真空乾燥機によって、水分率200ppm以下とし、東洋精機製キャピログラフによって、歪速度を段階的に変更して、溶融粘度を測定した。なお、測定温度は紡糸温度と同様にし、窒素雰囲気下で加熱炉にサンプルを投入してから測定開始までを5分とし、せん断速度1216s−1の値をポリマーの溶融粘度として評価した。
JIS K7142(1996)A法に従って測定した。
100mの繊維の重量を測定し、その値を100倍した値を算出した。この動作を10回繰り返し、その平均値の小数点第2位を四捨五入した値を繊度(dtex)とした。また上記の繊度をフィラメント数で割った値が単糸繊度(dtex)となる。
繊維を繊維軸方向に対して垂直に切断し、繊維断面をHITACHI製走査型電子顕微鏡(SEM)にて倍率500〜80000倍の中で、繊維断面全体が確認できる任意の倍率において、横断面観察を行った。得られた写真をコンピューターソフトウェアの三谷商事製 WinROOFを用いて画像解析することで、光沢繊維の内接円径RB(例えば図1(a)のBの直径)と外接円径RC(例えば図1(a)のCの直径)の比であるRC/RBを算出した。ただし、本発明においては、1フィラメントにつき3回測定を行い、これを10フィラメントについて行った結果の単純な数平均を求め、小数点第2位を四捨五入した値をRC/RBとした。
また、該繊維断面が光吸収粒子を含有する光吸収領域(例えば図1(a)のE)と光吸収粒子を含有しない光反射領域(例えば図1(a)のF)からなる場合には、光沢繊維の外接円径RC(例えば図1(a)のCの直径)と該光吸収領域の外接円径RD(例えば図1(a)のDの直径)の比であるRD/RCについても算出した。ただし、本発明においては、1フィラメントにつき3回測定を行い、これを10フィラメントについて行った結果の単純な数平均を求め、小数点第3位で四捨五入した値をRD/RCとした。
添加粒子1.0wt%が適切な溶媒中に均一に分散した溶液と溶媒のみを石英ガラスセルに充填したサンプルを作製し、HITACHI製 U―3010形分光光度計を用いて光入射角0°の光をサンプルに入射し、溶媒のみのサンプルの透過光強度を100として、添加粒子分散溶液サンプルの透過光強度の割合を測定し、測定した波長10nm毎の値から可視光波長域(300〜800nm)を抽出し、その平均値を算出した。この動作を1箇所あたり3回行い、これを合計10箇所について行った結果の単純な数平均を求め、小数点第2位を四捨五入した値を添加粒子の平均透過率とした。
繊維中に空気孔が存在する場合には、空気孔の孔数は、BIB2法(冷却)により光沢繊維の繊維横断面を作製後、金属微粒子をスパッタコートした。この試料を日立ハイテクノロジーズ製 電界放射型走査電子顕微鏡(FE−SEM)SU8020にて加速電圧1.5kVの条件下で、倍率5000〜1000000倍の中で100個以上の空気孔が観察できる倍率において横断面観察を行い、得られた写真をデジタル化した。該断面写真をコンピューターソフトウェアの三谷商事製 WinROOFを用いて画像解析し、該画像中に存在する空気孔の孔数に対して、該画像中に存在する空気孔の数を2次元的に撮影された該画像の写す繊維断面の面積で割返した値を小数点2桁目まで測定し、小数点第3位を四捨五入する。この動作を任意の繊維断面の10箇所について行った結果の単純な数平均を求め、小数点第2位を四捨五入した値を空気孔の数密度とした。
また空気孔の孔径は、前述の撮影された該画像と同一画像内で無作為に抽出した100個の空気孔の直径をそれぞれnm単位で小数点1桁目まで測定し、各空気孔の直径の単純な数平均値を求め、小数点第1位を四捨五入した値を空気孔の孔径とした。ここで繊維軸に垂直な断面に現れる空気孔が真円で無い場合はその面積を測定し、円換算で求められる値を採用した。
繊維の経糸密度と緯糸密度を同じにし、かつカバーファクター(CF)が1100となるように繊維本数を調整し、平織地を作成した。ただし、ここで言うカバーファクター(CF)とは、織物の密度をJIS?L?1096:2010 8.6.1に準じて2.54cmの区間にて測定し、カバーファクター(CF)=緯糸密度×(緯糸繊度)1/2の式より求めた値である。得られた平織地について、以下の手法を用いて平均反射率・平均透過率・対比光沢度の3つの光学パラメータを算出した。
次に対比光沢度は、村上色彩技術研究所製 自動変角光度計(GONIOPHOTOMETER GP―200型)を用いて、入射角60°で各サンプルに光を入射し、0.1°毎に受光角0°〜90°での光強度を二次元反射光分布測定にて求め、受光角60°付近における最大光強度(鏡面反射)を受光角0°付近における最小光強度(拡散反射)で割った値を算出した。この動作を1箇所あたり3回行い、これを合計10箇所について行った結果の単純な数平均を求め、小数点第2位を四捨五入した値を対比光沢度とした。
一定光量の下、G.で作製した平織地について、検査者(5人)の視認により、光沢感をそれぞれ次の基準に基づき3段階判定した。
◎:非常に深みのある艶やかな光沢を呈している
○:深みのある艶やかな光沢を呈している
×:深みのある艶やかな光沢を呈していない
G.で作製した平織地について、検査者(5人)の触感により次の基準に基づき4段階判定した。
優:風合いが優れている
良:風合いが良好
可:衣料用途として使用可能なレベル
不可:風合いが悪い
発泡スチロールの台座上に黒画用紙を密着させ、黒画用紙上の中央部に温度センサーを固定した後、F.で作製した平織地を20×20cmの試験布とし、固着面を下側にしてセットした。その後、20℃65%RH環境下にて300Wハロゲンランプを試験布の真上50cmの距離から5分照射し、5分後の上昇温度ΔTを測定した。結果の単純な数平均を求め、小数点第2位を四捨五入した値を遮熱性とした。
繊維を繊維軸方向の任意の位置で切断し、繊維断面をHITACHI製走査型電子顕微鏡(SEM)にて観察し、積層数と積層厚みを測定した。ただし、ここでいう積層数と積層厚みとは繊維断面の最外層に存在する積層領域中の任意の点(図1(a)のF)から繊維中心(図1(a)のD)に向かって引いた直線(図1(a)のE)上に存在する積層領域中の積層構造の総積層数と1層の厚みのことをいう。この操作を10ヶ所において行い、得られた結果の平均値を積層数と積層厚みとした。
繊維を繊維軸方向の任意の位置で切断し、繊維断面をHITACHI製走査型電子顕微鏡(SEM)にて観察し、積層領域と非積層領域の面積比および積層領域の分割数を測定した。ただし、ここでいう積層領域と非積層領域の面積比とは{積層領域を形成する2種のポリマーの面積(図1(a)のA、B部の面積)の合計}/{非積層領域を形成するその他のポリマーの面積(図1(a)のC部の面積)の合計}のことを言う。また積層領域の分割数とは、繊維断面中の非積層領域を取り除いた時に分割される積層領域の数のことを言う。例えば図1(a)であれば分割数は4となる。
黒色板に繊維のマルチフィラメントを間隔空けずに50本平行に並べた糸サンプルを作製した。得られた糸サンプルについて、一定光量の下、検査者(5人)の視認により、構造発色を、それぞれ次の基準に基づき4段階判定した。
◎:強い構造発色を呈している
○:構造発色を呈している
△:薄い構造発色を呈している
×:構造発色を呈していない
ポリマー1として、カーボンブラック粒子(平均透過率0.1%)を0.5wt%含んだポリエチレンテレフタレート(CB0.5wt%含有PET 溶融粘度:120Pa・s)と、ポリマー2としてポリエチレンテレフタレート(PET 溶融粘度:120Pa・s)、ポリマー3としてポリエチレングリコール10wt%をアロイ化したポリエチレンテレフタレート(PEG10wt%アロイPET 溶融粘度:40Pa・s)を準備した。
これらのポリマーを290℃で別々に溶融後、ポリマー1/ポリマー2/ポリマー3を繊維断面中の面積比が10/45/45となるような吐出比にて、図5に例示した複合口金が組み込まれた紡糸パックに流入させ、図1(b)に示すような三葉状の複合繊維断面であって積層数が10層の複合形態となるように、吐出孔から流入ポリマーを吐出した。この時、光吸収領域はポリマー1からなるY状の芯であり、光反射領域はポリマー2が最外層でポリマー2/ポリマー3/ポリマー2/…の同心状交互積層からなる鞘となるように配置した。
吐出された複合ポリマー流に冷却固化後油剤を付与し、紡糸速度1000m/minで巻取り、90℃と130℃に加熱したローラー間で延伸を行うことで、84dtex−36フィラメント(単糸繊度:2.3dtex)の延伸繊維を製造した。その後、該延伸繊維に脱PEG処理を行うことで、繊維中に空気孔(孔径:36nm、数密度:16.7孔/μm2)を有する光沢繊維を得た。
ポリマー1を、ペリレンブラック粒子(平均透過率0.5%)を1.0wt%含んだポリエチレンテレフタレート(PB1.0wt%含有PET 溶融粘度:120Pa・s)とする以外は全て実施例1に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
得られた光沢繊維を用いた布帛の外観はペリレンブラック添加による深みのある艶やかな光沢を呈しており、単糸繊度が2.3dtexと柔軟性を持った繊維により構成することで該繊維からなる布帛は柔軟な触感を有したものであった。また、光の反射等が高く、機能として遮熱性に優れているものであった。結果を表1に示す。
ポリマー1として、ペリレンブラック粒子(平均透過率0.5%)を1.0wt%含んだポリブチレンテレフタレート(PB1.0wt%含有PBT 溶融粘度:140Pa・s)と、ポリマー2としてポリブチレンテレフタレート(PBT 溶融粘度:140Pa・s)、ポリマー3としてポリエチレングリコール10wt%をアロイ化したポリ乳酸(PEG10wt%アロイPLA 溶融粘度:100Pa・s)を260℃で別々に溶融する以外は全て実施例1に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
得られた光沢繊維を用いた布帛はPBTとPLAの屈折率差により優れた反射率を有するとともに、ペリレンブラック添加により光透過率を制御することで、遮熱性に優れる布帛になるものであった。結果を表1に示す。
ポリマー1として、カーボンブラック粒子(平均透過率0.1%)を0.5wt%含んだポリアミド6(CB0.5wt%含有N6 溶融粘度:100Pa・s)と、ポリマー2としてポリアミド6(N6 溶融粘度:100Pa・s)、ポリマー3として5−ナトリウムスルホイソフタル酸を共重合したポリエチレンテレフタレート(SSIA共重合PET10wt%アロイN6 溶融粘度:120Pa・s)を280℃で別々に溶融する以外は実施例1に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
得られた布帛は柔軟性に優れ、ポリアミド6独特の触感を呈しながらも深みのある艶やかな光沢有したものであった。結果を表1に示す。
ポリマー1として、カーボンブラック粒子(平均透過率0.1%)を0.5wt%含んだポリエチレンテレフタレート(CB0.5wt%含有PET 溶融粘度:120Pa・s)と、ポリマー2としてポリエチレンテレフタレート(PET 溶融粘度:120Pa・s)を290℃で別々に溶融後、ポリマー1/ポリマー2を繊維断面中の面積比が5/95となるような吐出比にて、図5に例示した複合口金が組み込まれた紡糸パックに流入させ、複合形態を図4(a)に示すような同心円複合繊維断面となるように、吐出孔から流入ポリマーを吐出した。
吐出された複合ポリマー流を、冷却固化後油剤付与し、紡糸速度1000m/minで巻取り、90℃と130℃に加熱したローラー間で延伸を行うことで、84dtex−36フィラメント(単糸繊度:2.3dtex)の光沢繊維を製造した。
得られた布帛の外観は光沢が低く、光透過が高く深みのある艶やかな光沢を呈していなかった。また、遮熱性においても、光が鞘部分から透過することにより、遮熱性能が低いものであった。結果を表1に示す。
積層数が2層となる複合形態(図1(b))にする以外は全て実施例1に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
ポリマー1として、カーボンブラック粒子(平均透過率0.1%)を0.5wt%含んだポリエチレンテレフタレート(CB0.5wt%含有PET 溶融粘度:120Pa・s)と、ポリマー2としてポリエチレングリコール5wt%をアロイ化したポリエチレンテレフタレート(PEG5wt%アロイPET 溶融粘度:80Pa・s)を290℃で別々に溶融後、ポリマー1/ポリマー2を繊維断面中の面積比が10/90となるような吐出比にて、図5に例示した複合口金が組み込まれた紡糸パックに流入させ、図1(a)に示すような三葉状の複合繊維断面となるように、吐出孔から流入ポリマーを吐出した。この時、光吸収領域はポリマー1からなるY状の芯であり、光反射領域はポリマー2からなる鞘となるように配置した。
吐出された複合ポリマー流を、冷却固化後油剤付与し、紡糸速度1000m/minで巻取り、90℃と130℃に加熱したローラー間で延伸を行うことで、84dtex−36フィラメント(単糸繊度:2.3dtex)の延伸繊維を製造した。その後、該延伸繊維に脱PEG処理を行うことで、光沢繊維を得た。
得られた光沢繊維は積層を有さないので光沢感が低目ではあるが、問題のないレベルのものであった。結果を表2に示す。
ポリマー2としてポリエチレンテレフタレート(PET 溶融粘度:120Pa・s)とする以外は実施例6に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
得られた光沢繊維を用いた布帛の外観は角度により光沢が増す特徴的な外観を有しており、風合いも優れたものであった。結果を表2に示す。
図5に例示した複合口金が組み込まれた紡糸パックに溶融ポリマーを流入させ、複合形態を図3(a)に示す三葉状の複合繊維断面とする以外は実施例7に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
得られた光沢繊維を用いた布帛の外観は角度により光沢が増す特徴的な外観を有しており、風合いも優れたものであった。結果を表2に示す。
ポリエチレンテレフタレート(PET 溶融粘度:120Pa・s)を290℃で溶融後、紡糸パックに流入させ、三葉状の繊維断面となるように、吐出孔から流入ポリマーを吐出した。吐出された複合ポリマー流を、冷却固化後油剤付与し、紡糸速度1000m/minで巻取り、90℃と130℃に加熱したローラー間で延伸を行うことで、84dtex−36フィラメント(単糸繊度:2.3dtex)の光沢繊維を得た。
この繊維を用いた布帛は平均反射率が高く、光の透過も高いために、角度により強い光が感じられるものであり、魅力的な光沢を発現しないものであった。結果を表2に示す。
図5に例示した複合口金が組み込まれた紡糸パックに溶融ポリマーを流入させ、三葉状の繊維断面の異型度が実施例1より大きくなるように吐出孔形状を調整した以外は実施例1に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
得られた光沢繊維を用いた布帛の外観は角度により光沢が増す魅力的な光沢を有したものであった。結果を表3に示す。
図5に例示した複合口金が組み込まれた紡糸パックに溶融ポリマーを流入させ、三葉状の繊維断面の異型度が実施例9より大きくなるよう、吐出孔を調整する以外は実施例1に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
この繊維を用いた布帛の外観は対比光沢度が高くなることで、ギラツキを感じるものであり、平均透過率が低くなることでこのギラツキが助長されるものであった。結果を表3に示す。
図2(b)に示す丸状の複合繊維断面であって積層数が10層の複合形態とする以外は全て実施例1に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
得られた光沢繊維を用いた布帛の外観は深みのある艶やかな光沢を有したものであり、丸断面により構成された布帛は表面が滑らかであり、単糸繊度が低いことでしなやかな触感を有したものであった。また該布帛の風合いは優れた風合いを有していた。結果を表3に示す。
図4(b)に示す丸状の複合繊維断面であって積層数が10層の複合形態とする以外は全て実施例1に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
得られた光沢繊維を用いた布帛は平均透過率が高くなるものであったが、深みのある艶やかな光沢を発現するものであり、丸断面に起因した滑らかな触感を有したものであった。結果を表3に示す。
ポリマー1/ポリマー2/ポリマー3を繊維断面中の面積比が5/47.5/47.5となるような吐出比にする以外は実施例11に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
比較例4の繊維を用いた布帛の外観は、ポリマー1の比率が低下することで平均透過率が高くなっており、光沢は強いものの深みに欠けたものであった。結果を表3に示す。
ポリマー1を、カーボンブラック粒子(平均透過率0.1%)を5.0wt%含んだポリエチレンテレフタレート(CB5.0wt%含有PET 溶融粘度:120Pa・s)とする以外は実施例1に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
得られた光沢繊維を用いた布帛の外観は、深色の魅力的な光沢を有したものであった。結果を表4に示す。
ポリマー3をポリエチレングリコール1.0wt%をアロイ化したポリエチレンテレフタレート(PEG1.0wt%アロイPET 溶融粘度:100Pa・s)とする以外は全て実施例1に従い、84dtex−36フィラメントの光沢繊維を得た。
得られた光沢繊維を用いた布帛の外観は角度により光沢が増す特徴的な光沢を有したものであった。結果を表4に示す。
フィラメント数を24とする以外は実施例1に従い、84dtex−24フィラメント(単糸繊度3.5dtex)の光沢繊維を得た。
得られた光沢繊維を用いた布帛の外観は深みのある艶やかな光沢を呈していた。また該布帛の風合いは良好な風合いを有していた。結果を表4に示す。
フィラメント数を12とする以外は実施例1に従い、84dtex−12フィラメント(単糸繊度7.0dtex)の光沢繊維を得た。
得られた光沢繊維を用いた布帛の外観は角度により光沢が増しており、単糸繊度が太くなったことにより、布帛の凹凸感が強調され、陰影感のある外観を有したものであった。単糸繊度が増加することで、布帛の剛性が増すものであったが、衣料用途として使用するのに問題のないレベルのものであった。結果を表4に示す。
ポリマー1を、カーボンブラック粒子(平均透過率0.1%)を20wt%含んだポリエチレンテレフタレート(CB20wt%含有PET 溶融粘度:120Pa・s)とする以外は実施例1に従い、84dtex−36フィラメントの繊維を得た。
得られた繊維を用いた布帛の外観は、光沢がほとんど無く黒色であり、光沢に欠けたものであった。結果を表5に示す。
ポリマー1を、カーボンブラック粒子(平均透過率0.1%)を20wt%含んだポリエチレンテレフタレート(CB20wt%含有PET 溶融粘度:120Pa・s)とする以外は実施例7に従い、84dtex−36フィラメントの繊維を得た。
得られた繊維を用いた布帛の外観は、光沢がほとんど無く黒色であり、光沢に欠けたものであった。結果を表5に示す。
[比較例7]
ポリマー1を、カーボンブラック粒子(平均透過率0.1%)を20wt%含んだポリエチレンテレフタレート(CB20wt%含有PET 溶融粘度:120Pa・s)とする以外は実施例8に従い、84dtex−36フィラメントの繊維を得た。
得られた繊維を用いた布帛の外観は、光沢がほとんど無く黒色であり、光沢に欠けたものであった。結果を表5に示す。
ポリマー1を、カーボンブラック粒子(平均透過率0.1%)を20wt%含んだポリエチレンテレフタレート(CB20wt%含有PET 溶融粘度:120Pa・s)とし、丸断面の繊維となるように吐出した以外は比較例7に従い、84dtex−36フィラメントの繊維を得た。
得られた繊維を用いた布帛の外観は、光沢がほとんど無く黒色であり、光沢に欠けたものであった。結果を表5に示す。
ポリマー1を、シリカ粒子(平均透過率62.2%)を1.0wt%含んだポリエチレンテレフタレート(SiO21.0wt%含有PET 溶融粘度:120Pa・s)とする以外は実施例1に従い、84dtex−36フィラメントの繊維を得た。
得られた繊維を用いた布帛の外観は、光沢は強いものの、深みのある艶やかな光沢を呈していなかった。結果を表5に示す。
複合成分1として、ポリエチレンテレフタレート(PET 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.66)と、複合成分2としてスピログリコール及びシクロヘキサンジカルボン酸を共重合したポリエチレンテレフタレート(SPG−CHDC共重合PET 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.53)、複合成分3としてカーボンブラック(CB)を0.5wt%含んだポリエチレンテレフタレート(CB0.5wt%含有PET 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.66)を285℃で別々に溶融後、積層成分1/積層成分2/非積層成分を複合繊維断面中の面積比が40/40/20となるような吐出比にて、図10に例示した複合口金が組み込まれた紡糸パックに流入させ、図5に示すような複合繊維断面であって積層数が20層の複合形態となるように、吐出孔から流入ポリマーを吐出した。この時、非積層領域は非積層成分からなる十字状であり、積層領域は積層成分1が最外層となり、積層成分1/積層成分2/積層成分1/…の交互積層となるように配置した。吐出された複合ポリマー流を、冷却固化後油剤付与し、紡糸速度1300m/minで巻取り、180dtex−24フィラメント(総吐出量23g/min)の未延伸糸を採取した。巻き取った未延伸繊維を90℃と130℃に加熱したローラー間で3.2倍延伸を行い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維を得た。得られた光沢繊維の積層領域の1層厚みは各成分共に0.30μmであり、非積層領域による積層領域の分割数は4であった。該光沢繊維の外観は非常に艶やかな光沢を呈しつつ、強い赤紫色に発色していた。また該光沢繊維を用いた布帛は優れた風合いを有していた。結果を表6に示す。
積層数が10層の複合形態とする以外は実施例16に従い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維と得た。得られた光沢繊維の外観は艶やかな光沢を呈しつつ、層厚みが変化したことで赤色に発色していた。結果を表6に示す。
積層数が4層の複合形態とする以外は実施例16に従い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維と得た。得られた光沢繊維の外観はわずかに艶やかな光沢を呈しつつ、層厚みが変化したことで薄い赤色に発色していた。結果を表6に示す。
複合成分3を5−ナトリウムスルホイソフタル酸を共重合したポリエチレンテレフタレート(SSIA共重合PET 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.63)とする以外は実施例16に従い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維と得た。得られた光沢繊維を黒色のカチオン染料にて染色すると、その外観は非常に艶やかな光沢を呈しつつ、強い赤紫色に発色していた。結果を表6に示す。
図7(a)のような積層領域が同心円状積層、非積層領域が中心円となる繊維断面にする以外は実施例16に従い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維を得た。得られた光沢繊維は非常に艶やかな光沢を呈しつつ、層厚みが変化したことで強い赤橙色に発色していた。結果を表6に示す。
図7(b)のような積層領域が同心円状積層、非積層領域が一字状となる繊維断面にする以外は実施例16に従い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維を得た。得られた光沢繊維は見る角度で変化するものの、非常に艶やかな光沢を呈しつつ、層厚みが変化したことで強い赤橙色に発色していた。結果を表6に示す。
図6のような積層領域が同心楕円状積層となる繊維断面にする以外は実施例16に従い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維を得た。得られた光沢繊維は非常に艶やかな光沢を呈しつつ、強い赤紫色に発色していた。また繊維断面が扁平であることから、該光沢繊維を用いた布帛はわずかに硬いものの良好な風合いを有していた。結果を表6に示す。
積層成分1として、ポリエチレンテレフタレート(PET 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.66)と、積層成分2としてスピログリコール及びシクロヘキサンジカルボン酸を共重合したポリエチレンテレフタレート(SPG−CHDC共重合PET 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.53)を285℃で別々に溶融後、積層成分1/積層成分2を複合繊維断面中の面積比が50/50となるような吐出比にて、図10に例示した複合口金が組み込まれた紡糸パックに流入させ、図8に示すような同心円状均一積層繊維断面であって積層数が24層の複合形態となるように、吐出孔から流入ポリマーを吐出した。この際、積層成分1が最外層となり、積層成分1/積層成分2/積層成分1/…の交互積層となるように配置した。吐出された複合ポリマー流を、冷却固化後油剤付与し、紡糸速度1300m/minで巻取り、180dtex−24フィラメント(総吐出量23g/min)の未延伸糸を採取した。巻き取った未延伸繊維を90℃と130℃に加熱したローラー間で3.2倍延伸を行い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の延伸繊維を得た。しかし、該延伸繊維の外観は艶やかな光沢を呈していなかった。結果を表6に示す。
積層成分1として、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を共重合したポリエチレンテレフタレート(SSIA共重合PET 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.63)、積層成分2としてポリアミド−6(N6 溶融粘度100Pa・s 屈折率1.53)、非積層成分として5−ナトリウムスルホイソフタル酸を共重合したポリエチレンテレフタレート(SSIA共重合PET 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.63)を285℃で別々に溶融後、積層成分1/積層成分2/非積層成分を複合繊維断面中の面積比が20/20/60となるような吐出比にて、図10に例示した複合口金が組み込まれた紡糸パックに流入させ、図9に示すような複合繊維断面であって積層数が40層の複合形態となるように、吐出孔から流入ポリマーを吐出した。この時、非積層領域が最外層の保護層となり、積層領域は積層成分1が最外層となり、積層成分1/積層成分2/積層成分1/…の交互板状積層となるように配置した。吐出された複合ポリマー流を、冷却固化後油剤付与し、紡糸速度1300m/minで巻取り、扁平状の384dtex−24フィラメント(総吐出量50g/min)の未延伸糸を採取した。巻き取った未延伸繊維を90℃と130℃に加熱したローラー間で3.2倍延伸を行い、120dtex−24フィラメント(単糸繊度5.0dtex)の延伸繊維を得た。しかし、該光沢繊維の外観は艶やかな光沢を呈していなかった。また該延伸繊維を用いた布帛の触感は硬く、風合いも不可であった。結果を表6に示す。
未延伸糸を270dtex−24フィラメント(総吐出量35g/min)とする以外は実施例16に従い、84dtex−24フィラメント(単糸繊度3.5dtex)の延伸繊維と得た。得られた光沢繊維の外観は非常に艶やかな光沢を呈しつつ、層厚みが変化したことで強い青色に発色していた。また単糸繊度が太くなったことから、該光沢繊維を用いた布帛はわずかに硬いものの良好な風合いを有していた。結果を表7に示す。
複合繊維断面中の面積比が25/25/50となるような吐出比とする以外は実施例16に従い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維と得た。得られた光沢繊維の外観は、わずかに黒味を帯びた、艶やかな光沢を呈しつつ、層厚みが変化したことで強い青緑色に発色していた。結果を表7に示す。
複合繊維断面中の面積比が15/15/70となるような吐出比とする以外は実施例16に従い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維と得た。得られた光沢繊維の外観は、黒味を帯びた、わずかに艶やかな光沢を呈しつつ、層厚みが変化したことで強い紫色に発色していた。結果を表7に示す。
積層成分2を1,4−シクロヘキサンジメタノールを30モル%共重合したポリエチレンテレフタレート(CHDM共重合PET 溶融粘度100Pa・s 屈折率1.58)とする以外は実施例16に従い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維を得た。得られた光沢繊維は艶やかな光沢を呈しつつ、赤紫色に発色していた。結果を表7に示す。
積層成分1として、ポリエチレンテレフタレート(PET 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.66)と、積層成分2としてポリブチレンテレフタレート(PBT 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.65)、非積層成分としてカーボンブラック(CB)を0.5wt%含んだポリエチレンテレフタレート(CB0.5wt%含有PET 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.66)を280℃で別々に溶融する以外は実施例16に従い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維を得た。得られた光沢繊維はわずかに艶やかな光沢を呈しつつ、薄赤紫色に発色していた。結果を表7に示す。
積層成分1として、ポリブチレンテレフタレート(PBT 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.65)と、積層成分2としてポリ乳酸(PLA 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.45)、非積層成分としてカーボンブラック(CB)を0.5wt%含んだポリブチレンテレフタレート(CB0.5wt%含有PBT 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.65)を260℃で別々に溶融後、積層成分1/積層成分2/非積層成分を複合繊維断面中の面積比が40/40/20となるような吐出比にて、図10に例示した複合口金が組み込まれた紡糸パックに流入させ、図5に示すような複合繊維断面であって積層数が20層の複合形態となるように、吐出孔から流入ポリマーを吐出した。この時、非積層領域は十字状であり、積層領域は積層成分1が最外層となり、積層成分1/積層成分2/積層成分1/…の交互積層となるように配置した。吐出された複合ポリマー流を、冷却固化後油剤付与し、紡糸速度3000m/minで巻取り、90dtex−24フィラメント(総吐出量27g/min)の未延伸糸を採取した。巻き取った未延伸繊維を90℃と130℃に加熱したローラー間で1.6倍延伸を行い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維を得た。得られた光沢繊維は非常に艶やかな光沢を呈しつつ、強い青色に発色していた。結果を表7に示す。
積層成分1として、ポリアミド−6(N6 溶融粘度100Pa・s 屈折率1.53)と、積層成分2として5−ナトリウムスルホイソフタル酸を共重合したポリエチレンテレフタレート(SSIA共重合PET 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.63)、非積層成分としてカーボンブラック(CB)を0.5wt%含んだポリアミド−6(CB0.5wt%含有N6 溶融粘度100Pa・s 屈折率1.53)を280℃で別々に溶融する以外は実施例16に従い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の光沢繊維を得た。得られた光沢繊維は非常に艶やかな光沢を呈しつつ、強い赤紫色に発色していた。結果を表7に示す。
積層成分1を共にポリエチレンテレフタレート(PET 溶融粘度120Pa・s 屈折率1.66)とする以外は実施例16に従い、56dtex−24フィラメント(単糸繊度2.3dtex)の延伸繊維を得た。得られた延伸繊維は積層構造を有しておらず、外観も艶やかな光沢を呈していなかった。結果を表7に示す。
B 繊維断面に2点以上で内接する真円(内接円)
C 繊維断面に2点以上で外接する真円(外接円)
D 繊維断面の光吸収領域に2点以上で外接する真円(外接円)
E 光吸収領域
F 光反射領域
G 光反射領域を構成する交互積層構造の外層
H 光反射領域を構成する交互積層構造の内層
I 繊維断面の最外層に存在する光反射領域上の任意の点
J 繊維断面の最外層に存在する光反射領域上の任意の点から繊維中心へ引いた直線
K 積層領域1
L 積層領域2
M 非積層領域
N 繊維表面上の任意の点から繊維中心へ引いた任意の直線
O 繊維表面上の任意の点
1 計量プレート
2 分配プレート
3 吐出プレート
Claims (9)
- 可視光波長域の平均反射率が20%以上、平均透過率が40%以下、対比光沢度が3.0以下であることを特徴とする光沢繊維。
- 繊維軸に垂直方向の繊維断面において、繊維の内接円径RBと外接円径RCの関係が1.0≦RC/RB≦3.0であることを特徴とする請求項1に記載の光沢繊維。
- 繊維を構成する少なくとも1つのポリマー中に光吸収粒子が0.01〜5.0wt%含有しており、該光吸収粒子の可視光波長域での平均透過率が40%以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光沢繊維。
- 繊維を構成する少なくとも1つのポリマー中に空気孔が存在しており、該空気孔の数密度が5.0孔/μm2以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光沢繊維。
- 繊維横断面において、2種のポリマーの積層からなる積層領域と積層領域とは異なるポリマー種からなる非積層領域を有することを特徴とする請求項1に記載の光沢繊維。
- 積層領域において、異なるポリマーが同心状に積層されており、単層厚みが0.01μmから1.0μm、積層数が5層以上であることを特徴とする請求項5に記載の光沢繊維。
- 繊維横断面において、積層領域と非積層領域の面積比率が50/50から95/5であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光沢繊維。
- 積層領域が該非積層領域により分割されており、積層領域の分割数が2以上であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の光沢繊維。
- 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光沢繊維が少なくとも1部を構成することを特徴とする繊維製品。
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