JPWO2018066022A1 - 植物栽培装置 - Google Patents

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Abstract

NFT方式の水耕栽培と、DFT方式の水耕栽培と、の双方を実施することができる比較的小型の人工光式植物栽培装置を提供する。養液を貯留するための貯留槽20と、植物を支持する植物支持体30・30Aと、植物支持体30・30Aを貯留槽20の所定位置に配置するための配置手段と、貯留槽20に配置された植物に人工光を照射するための光源61と、を備える植物栽培装置1である。配置手段は、植物支持体30・30Aを載置させる載置面41aを有し載置面41aに傾斜が設けられている第一部材40と、植物支持体30・30Aを貯留槽20の底壁21から離隔させた状態で吊り下げて支持する第二部材50と、の双方を有する。

Description

本発明は、植物栽培装置に関する。
従来より、土壌の代わりに養液を用いて植物を栽培する水耕栽培技術が実用化されている。現在においては、発光ダイオード(LED)や半導体レーザ(LD)を採用した光源から人工光を植物に照射して植物を栽培する比較的大型の設備が提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。このような人工光を採用した設備を採用すると、屋内で温度や湿度を管理しながら、天候の影響を受けることなく安定的に植物を栽培することが可能となる、とされている。
また、近年においては、養液を満たした水槽に発泡スチロール板を浮かべ、この発泡スチロール板に設けた貫通孔に小型ポットを嵌め込み、小型ポットの内部に充填したスポンジに種をまき、上方に配置したLED照明装置から人工光を照射して水耕栽培を行う装置が提案されている(例えば、特許文献4参照)。かかる装置を採用すると、家庭でも比較的簡単に水耕栽培を行うことができる、とされている。
特開2007―159410号公報 特開2013―165706号公報 特開2016―36312号公報 実用新案登録第3180253号公報
ところで、水耕栽培の方式は、薄膜水耕(“Nutrient Film Technique”、以下「NFT」と称する)方式と、湛液型水耕(“Deep Flow Technique”、以下「DFT」と称する)方式と、に大別される。NFT方式は、緩やかな傾斜が設けられた平面上に養液を少量ずつ流し、根や地下茎を気中及び養液中に配置する方式であり、DFT方式は、根や地下茎を養液中に浸す方式である。
特許文献4に記載された装置では、DFT方式の水耕栽培が可能ではあるものの、その構造上、NFT方式の水耕栽培を行うことができないという問題があった。このため、植物の種類に応じてNFT方式とDFT方式の双方を実施することを可能とする家庭用の水耕栽培装置が待望されていた。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、NFT方式の水耕栽培と、DFT方式の水耕栽培と、の双方を実施することができる比較的小型の人工光式植物栽培装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る植物栽培装置は、養液を貯留するための貯留槽と、植物を支持する植物支持体と、植物支持体を貯留槽の所定位置に配置するための配置手段と、貯留槽に配置された植物に人工光を照射するための光源と、を備えるものであって、配置手段は、植物支持体を載置させる載置面を有しこの載置面に傾斜が設けられている第一部材と、植物支持体を貯留槽の底壁から離隔させた状態で吊り下げて支持する第二部材と、の双方を有するものである。
かかる構成を採用すると、第一部材を用いて、NFT方式の水耕栽培を実施することができる。すなわち、第一部材を貯留槽内に配置し、第一部材の載置面に植物支持体を載置し、傾斜した載置面上で養液を流すことにより、植物支持体によって支持された植物の根を気中及び養液中に配置することができる。また、第二部材を用いて、DFT方式の水耕栽培を実施することができる。すなわち、第二部材によって、植物支持体を貯留槽の底壁から離隔させた状態で吊り下げて支持し、貯留槽内を養液で満たすことにより、植物支持体によって支持された植物の根を養液中に配置することができる。このように、本発明に係る植物栽培装置によれば、一つの装置で、NFT方式の水耕栽培とDFTの水耕栽培との双方を実施することが可能となる。
本発明に係る植物栽培装置において、載置面が設けられた載置板と、載置板の側方を囲う側壁と、載置板を支持する脚部と、載置板上に養液を供給するための供給口と、載置板から養液を排出するための排出口と、を有し、脚部が貯留槽の底壁に載置されたときに排出口が供給口よりも鉛直方向下方になるように載置板に傾斜が設けられている第一部材を採用することができる。
かかる構成を採用すると、第一部材の脚部を貯留槽の底壁に載置したときに第一部材の排出口が供給口よりも鉛直方向下方になるように第一部材の載置板に傾斜が設けられているため、第一部材の供給口から排出口への養液の流れを生成することができる。また、第一部材の載置板の側方には側壁が設けられているため、第一部材の供給口から供給した養液が載置板の側方から下方へと流れ落ちるのを防ぐことができる。
本発明に係る植物栽培装置において、板部と、板部に設けられた貫通孔と、を有し、貯留槽の開口縁に板部を取り付けた状態で貫通孔の上方から植物支持体を嵌め込んで係止させることにより、植物支持体の少なくとも底部を板部よりも鉛直方向下方に配置するように構成されている第二部材を採用することができる。
かかる構成を採用すると、貯留槽の開口縁に第二部材の板部を取り付けた状態で第二部材の貫通孔の上方から植物支持体を嵌め込んで係止させることにより、植物支持体の少なくとも底部を第二部材の板部よりも鉛直方向下方に配置した状態で、植物支持体を第二部材で吊り下げて支持することができる。従って、第二部材の板部付近まで貯留槽内を養液で満たすことにより、植物支持体の少なくとも底部を養液に浸すことができる。
本発明に係る植物栽培装置において、貫通孔の縁部に係止するフランジが設けられた容器状部材を有する植物支持体を採用することができる。
かかる構成を採用すると、植物支持体の容器状部材を第二部材の貫通孔の上方から嵌め込み、容器状部材のフランジを貫通孔の縁部に係止させることにより、植物支持体を第二部材で吊り下げて支持することができる。
本発明に係る植物栽培装置において、容器状部材の内部に充填されて植物を支持する固体培地を有する植物支持体を採用し、容器状部材の開口側にある固体培地の端面を、容器状部材の開口縁よりも内側に配置することができる。固体培地としては、スポンジ、ロックウール、土(ココピート、ピートモス、バーミキュライト等の土壌改良剤を含む)等を採用することができる。
かかる構成を採用すると、容器状部材の開口側にある固体培地の端面が容器状部材の開口縁よりも内側に配置しているため、固体培地の端面の側方を、容器状部材の側壁の開口縁付近の部分(固体培地の端面から容器状部材の開口縁までの部分)によって囲うことができる。従って、固体培地の端面に植物の種を置いた場合に、種が容器状部材の外側に落下することを防ぐことができる。
本発明に係る植物栽培装置において、固体培地の端面を部分的に被覆する被覆部材を備えることができる。
かかる構成を採用すると、固体培地の端面を、被覆部材で部分的に被覆することができる。従って、固体培地の端面の被覆した部分に藻が生えるのを抑制することができる。また、固体培地の端面の被覆していない部分には、光源からの人工光を照射することができるため、この被覆していない部分から植物を発芽させることが可能となる。すなわち、被覆部材によって人工光が照射される位置を限定することにより、植物の発芽位置を限定することが可能となる。
本発明に係る植物栽培装置において、被覆部材として、略中央部分に貫通孔が設けられた板状部材を採用することができる。
かかる構成を採用すると、固体培地の端面を、その略中央部分を除いて被覆することができる。従って、固体培地の端面の略中央部分に光源からの人工光を照射することができるため、この略中央部分から植物を発芽させることが可能となる。
本発明に係る植物栽培装置において、被覆部材を、分割可能に構成することができる。
かかる構成を採用すると、固体培地の端面から植物が発芽して被覆部材を下から押し上げた場合においても、その植物の発育に併せて被覆部材が分割されるため、被覆部材で植物を上から抑え込むことがなく、植物の発育を妨げることがない。
本発明によれば、NFT方式の水耕栽培と、DFT方式の水耕栽培と、の双方を実施することができる比較的小型の人工光式植物栽培装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る植物栽培装置の全体構成を示すものであり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は側面図、(E)は背面図である。 図1に示す植物栽培装置の台座を示すものであり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は側面図、(E)は背面図である。 図1に示す植物栽培装置の養液トレイを示すものであり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は側面図である。 図1に示す植物栽培装置の苗ポッドを示すものであり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は苗ポッドの内部にスポンジを充填した状態を示す斜視図である。 図1に示す植物栽培装置の苗トレイを示すものであり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は背面図である。 図1に示す植物栽培装置の苗カバーを示すものであり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は背面図である。 図1に示す植物栽培装置の天板を示すものであり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は背面図、(D)は底面図(光源が取り付けられた図)、(E)は(A)のE部分の拡大図である。 図1に示す植物栽培装置のポンプユニットの構成を説明するための説明図である。 図1に示す植物栽培装置の浮き部材を示すものであり、(A)は正面図、(B)〜(D)は養液トレイ内の養液の量を変化させた場合の浮き部材の位置を説明するための説明図である。 図1に示す植物栽培装置の養液トレイ内に多肉植物栽培用の鉢を形成するための部材を示すものであり、(A)は鉢用天板の平面図、(B)及び(C)は鉢用天板を支持する板状の脚部材の正面図である。 図10に示す部材を組み立てて多肉植物栽培用の鉢を形成する手順を説明するための説明図である。 図10に示す鉢用天板に代えて養液トレイ内に配置可能な多肉植物栽培用の底板の平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態はあくまでも好適な適用例であって、本発明の適用範囲がこれに限定されるものではない。
まず、図1〜図9を用いて、本発明の実施形態に係る植物栽培装置1の構成について説明する。本実施形態に係る植物栽培装置1は、図1に示すように、全体で略直方体状を呈しており、所定の場所(床面の上やテーブルの上等)に設置されて、その内部空間で植物の水耕栽培を実施することができるものである。
植物栽培装置1は、台座10(図2)、養液を貯留するための養液トレイ20(図3)、植物を支持する苗ポッド30及びスポンジ30A(図4)、苗ポッド30を養液トレイ20の所定位置に配置するための苗トレイ40及び苗カバー50(図5及び図6)、養液トレイ20に配置された植物に人工光を照射するための光源61を有する天板60(図7)、養液トレイ20に貯留した養液を循環させるためのポンプユニット70(図8)、等を備えている。
台座10は、図2(A)〜(E)に示すような平面視矩形状の枠状部材であり、環状に連結された側壁11を有している。側壁11の一部には、図2(B)に示すように、ポンプユニット70に設けられた凹部73(図8)を嵌め込むための凸部12が形成されている。また、側壁11の4つの角部には、図2(B)に示すように、支柱80(図1)を取り付けるための支柱取付穴13が形成されている。台座10は、図1に示すように、養液トレイ20の上方に載置されて、支柱80を介して天板60を支持するものである。台座10は、例えばABS樹脂等の合成樹脂で構成することができる。
養液トレイ20は、図3(A)〜(D)に示すような浅い容器状の部材であり、平面視略矩形状の底壁21と、底壁21に連接された第一側壁22と、第一側壁22の上部に連接された第二側壁23と、を有している。第一側壁22と第二側壁23との連接部分には段部24が形成されており、この段部24に台座10の側壁11の下端が当接するようになっている。この際、台座10の内側に第二側壁23が嵌め込まれることとなり、台座10の位置ずれが抑制される。第二側壁23の上部内側には、図3(B)に示すように、苗カバー50の板部51の縁部に設けられたカバー側突出部51a(図6(A))を当接させるためのトレイ側突出部25が形成されている。養液トレイ20は、図1に示すように植物栽培装置1の最下部に配置され、植物に養分を供給する養液を貯留するためのものであり、本発明における貯留槽に相当する。養液トレイ20は、例えばABS樹脂等の合成樹脂で構成することができる。
苗ポッド30は、図4(A)〜(C)に示すような略直方体状の容器状部材であり、底壁31と、底壁31に連接された側壁32と、を有している。側壁32の上端には、苗カバー50の貫通孔52の縁部52a(図6(B))に係止するフランジ33が設けられている。苗ポッド30は、図4(C)に示すように、植物を支持するスポンジ30Aがその内部に充填されるように構成されている。苗ポッド30及びスポンジ30Aは、本発明における植物支持体を構成する。苗ポッド30は、例えばポリアセタール樹脂等の合成樹脂で構成することができる。スポンジ30Aは、本発明における固体培地に相当するものである。なお、固体培地はスポンジ30Aに限られるものではなく、例えばロックウールや土(ココピート、ピートモス、バーミキュライト等の土壌改良剤を含む)等を固体培地として採用することもできる。
苗ポッド30の開口側にあるスポンジ30Aの端面30Aaは、図4(C)に示すように、苗ポッド30の開口縁30aよりも容器の内側に配置されている。このため、スポンジ30Aの端面30Aaの側方を、苗ポッド30の側壁32の開口縁30a付近の部分(スポンジ30Aの端面30Aから苗ポッド30の開口縁30aまでの部分)によって囲うことができる。従って、スポンジ30Aの端面30Aaに植物の種を置いた場合に、種が苗ポッド30の外側に落下することを防ぐことができる。
苗ポッド30の側壁32の連接部となる4つの角部には、図4(A)、(C)に示すように、貫通孔(第一の貫通孔)34が形成されている。第一の貫通孔34の総面積は、例えば、側壁32の総面積の30〜50%程度に設定することができる。また、図4(B)に示すように、底壁31の4つの角部にも、貫通孔(第二の貫通孔)35が形成されている。第二の貫通孔35の総面積は、例えば、第二の貫通孔35が形成される前の略矩形状の底壁31の面積の30〜50%程度に設定することができる。
本実施形態においては、スポンジ30Aの端面30Aaを部分的に被覆する被覆部材36を採用している。被覆部材36は、略中央部分に貫通孔37が設けられた板状部材であり、貫通孔37を通る分割線38によって二つに分割されるように構成されている。このような被覆部材36を採用することにより、スポンジ30Aの端面30Aaの被覆した部分に藻が生えるのを抑制することができ、被覆していない部分には、光源61からの人工光を照射することができる。また、スポンジ30Aの端面30Aaから植物が発芽して被覆部材36を下から押し上げた場合においても、その植物の発育に併せて被覆部材36が分割されるため、被覆部材36で植物の発育を妨げることがない。なお、本実施形態においては、二つに分割可能な被覆部材36を採用したが、三つや四つに分割可能な被覆部材を採用してもよい。
苗トレイ40及び苗カバー50は、何れも、苗ポッド30を養液トレイ20の所定位置に配置するためのものであり、本発明における配置手段に相当する。以下、図5及び図6を用いて、各々の構成について具体的に説明する。
苗トレイ40は、図5(A)〜(C)に示すように、苗ポッド30を載置させる載置面41aが設けられた載置板41と、載置板41の側方を囲う側壁42と、載置板41を支持する脚部43と、載置板41上に養液を供給するための供給口44と、載置板41から養液を排出するための排出口45と、を有する部材であり、本発明における第一部材に相当する。載置板41には、脚部43が養液トレイ20の底壁21に載置されたときに排出口45が供給口44よりも鉛直方向下方になるように、傾斜が設けられている。
本実施形態においては、図5(B)に示すように、載置板41の中央に矩形状の孔41bを形成しており、この孔41bの縁部にも側壁42を設けている。これにより、孔41bを挟んで対向する所定幅Wの載置面41aが形成されている。このように形成される載置面41aの幅Wは、苗ポッド30のサイズに合わせて適宜設定する(例えば、苗ポッド30の底壁31の辺よりも若干長く設定する)ことができる。苗トレイ40は、例えばABS樹脂等の合成樹脂で構成することができる。
苗カバー50は、苗ポッド30を養液トレイ20の底壁21から離隔させた状態で吊り下げて支持するものであり、本発明における第二部材に相当する。苗カバー50は、図6(A)〜(C)に示すように、板部51と、板部51に設けられた貫通孔52と、を有し、養液トレイ20の開口部(第二側壁23の上端部)に板部51を取り付けた状態で貫通孔52の上方から苗ポッド30を嵌め込んで係止させることにより、苗ポッド30の少なくとも底部を板部51よりも鉛直方向下方に配置するように構成されている。本実施形態における苗カバー50は8個の貫通孔52を有しているが、貫通孔52の個数はこれに限定されるものではない。
板部51の縁部には、図6(B)、(C)に示すように、養液トレイ20のトレイ側突出部25(図3(B))に当接するカバー側突出部51aが形成されている。板部51に形成された各貫通孔52の縁部52aは、苗ポッド30のフランジ33を係止させるように、板部51の上面よりも若干凹んだ状態で形成されている。板部51には、後述する浮き部材90(図9)を挿入するための中空部53aを有する筒体53が取り付けられている。苗カバー50は、例えばポリアセタール樹脂等の合成樹脂で構成することができる。
天板60は、図7(A)〜(D)に示すように、養液トレイ20に配置された植物に人工光を照射するための光源61が設けられた部材であり、図1に示すように、支柱80を介して養液トレイ20の上方に取り付けられるように構成されている。天板60の裏側には、図7(D)に示すように、光源61を複数取り付けることを可能とした光源取付部60aが設けられている(本実施形態においては、2つの光源61を取り付けている)。光源61としては、発光ダイオード(LED)等を採用することができる。また、天板60の裏側には、支柱80を取り付けるための支柱取付穴60bが設けられている。天板60の正面には、図7(E)に示すように、使用者が操作可能な各種スイッチ(光源用スイッチ62、ポンプ用スイッチ63、電源用スイッチ64)が設けられている。天板60は、例えばアクリル樹脂等の合成樹脂で構成することができる。
ポンプユニット70は、養液トレイ20に貯留した養液を苗トレイ40に供給するためのものであり、図8に示すように、養液トレイ20に貯留した養液を矢印Aの方向にくみ上げるポンプ71と、ポンプ71によってくみ上げた養液を循環させて矢印Bの方向に吐出するための養液循環部材72と、を有している。ポンプ71は、図示されていない電源から供給される電力により駆動されるようになっている。養液循環部材72は、台座10の側壁12の一部に設けられた凸部13(図2(B))に嵌め込まれる凹部73と、養液を吐出する吐出口74と、ポンプ71を装着させるポンプ装着部75と、を有している。養液循環部材72は、例えばABS樹脂等の合成樹脂で構成することができる。
養液循環部材72の凹部73を台座10の凸部13に嵌め込むことによりポンプユニット70が台座10に取り付けられる。このとき、台座10上の養液トレイ20に設置された苗トレイ40の供給口44の上方付近に、養液循環部材72の吐出口74が配置されるようになっている。このため、養液トレイ20に貯留した養液をポンプ71でくみ上げ、その養液を養液循環部材72で循環させ吐出口74から吐出して、苗トレイ40の供給口44に供給することができる。
浮き部材90は、養液トレイ20に貯留した養液の量を把握するためのものであり、図9(A)に示すように、円柱部分91と円板部分92とを有しており、養液よりも比重が小さい材料(例えばEVA)から構成される。浮き部材90の円柱部分91は、苗カバー50の板部51に設けられた筒体53の中空部53a(図6)に下方から挿入される。
養液トレイ20に充分な量の養液が貯留されている場合には、図9(B)に示すように、養液により浮き上がった浮き部材90の頭部(円柱部分91の先端部)93が台座10の上端(苗カバー50の板部51の上面)よりも上方に位置する。この状態から養液トレイ20内の養液の量が減少すると、図9(C)に示すように浮き部材90の頭部93が台座10の上端とほぼ同じ高さとなり、さらに養液の量が減少すると、図9(D)に示すように浮き部材90の頭部93が隠れて見えなくなる。このように、浮き部材90の頭部93の位置によって養液トレイ20内の養液の量を把握することが可能となる。
続いて、本実施形態に係る植物栽培装置1の使用方法について説明する。
<NFT方式>
最初に、植物栽培装置1の苗トレイ40を用いて、NFT方式による水耕栽培を実施する方法について説明する。まず、植物栽培装置1の養液トレイ20の底壁21に苗トレイ40の脚部43を当接させるようにして苗トレイ40を養液トレイ20内に配置するとともに、養液トレイ20の上に台座10を嵌め込む。次いで、台座10の凸部12にポンプユニット70の凹部73を嵌め込むことにより、台座10にポンプユニット70を取り付ける。このとき、ポンプユニット70の吐出口74が苗トレイ40の供給口44の上方付近に配置される。続いて、台座10の各支柱取付穴13に支柱80の下端を取り付け、これら支柱80の上端を天板60の支柱取付穴60bに取り付けることにより、台座10の上方に天板60を設置する。天板60の裏側には、栽培する植物に適した数の光源61を取り付けておく。支柱80の長さは、栽培する植物の種類に応じて適宜変更することができる。
次いで、苗トレイ40の載置板41の載置面41aに所望の数の苗ポッド30を載置し、これら苗ポッド30内のスポンジ30Aに植物の苗や種を配置する。続いて、養液トレイ20の内部に養液を供給して貯留させ、ポンプユニット70のポンプ71を駆動させることにより、養液トレイ20内に貯留した養液をくみ上げて、ポンプユニット70の吐出口74から苗トレイ40の供給口44へと養液を吐出させる。苗トレイ40の供給口44を介して載置板41の載置面41aへと供給された養液は、載置板41に設けられた傾斜により載置面41a上を流れて排出口45へと向かい、排出口45から養液トレイ20へと流れ落ちる。このように養液の流れを生成した後、光源61を作動させて、苗トレイ40上にある植物に光源61からの人工光を照射させる。以上の手順により、NFT方式による水耕栽培を実施することができる。
<DFT方式>
次に、植物栽培装置1の苗カバー50を用いて、DFT方式による水耕栽培を実施する方法について説明する。まず、植物栽培装置1の養液トレイ20の開口部に苗カバー50の板部51を取り付けるとともに、養液トレイ20の上に台座10を嵌め込む。次いで、台座10の各支柱取付穴13に支柱80の下端を取り付け、これら支柱80の上端を天板60の支柱取付穴60bに取り付けることにより、台座10の上方に天板60を設置する。天板60の裏側には、栽培する植物に適した数の光源61を取り付けておくのはNFT方式と同様である。
次いで、苗カバー50の貫通孔52の上方から苗ポッド30を嵌め込み、苗ポッド30のフランジ33を苗カバー50の貫通孔52の縁部52aに係止させることにより、苗ポッド30を養液トレイ20の底壁21から離隔させた状態で吊り下げ、これら苗ポッド30内のスポンジ30Aに植物の苗や種を配置する。続いて、養液トレイ20の内部に養液を供給し、苗カバー50の板部51付近まで養液トレイ20内を養液で満たす。この際、養液トレイ20内の養液の量は、浮き部材90を用いて把握することができる。このように養液を貯留した後、光源61を作動させて、苗カバー50に設置された植物に光源61からの人工光を照射させる。以上の手順により、DFT方式による水耕栽培を実施することができる。
以上説明した実施形態に係る植物栽培装置1を採用すると、苗トレイ40を用いて、NFT方式による水耕栽培を実施することができる。すなわち、苗トレイ40を養液トレイ20内に配置し、苗トレイ40の載置面41aに苗ポッド30を載置し、傾斜した載置面41a上で養液を流すことにより、苗ポッド30内のスポンジ30Aによって支持された植物の根を気中及び養液中に配置することができる。また、苗カバー50を用いて、DFT方式による水耕栽培を実施することができる。すなわち、苗カバー50によって、苗ポッド30を養液トレイ20の底壁21から離隔させた状態で吊り下げて支持し、養液トレイ20内を養液で満たすことにより、苗ポッド30内のスポンジ30Aによって支持された植物の根を養液中に配置することができる。このように、本装置1によれば、一つの装置で、NFT方式の水耕栽培とDFTの水耕栽培との双方を実施することが可能となる。本装置1を採用すると、ブロッコリースプラウト、リーフレタス、ルッコラ、水菜、スイートバジル、スイスチャード、サニーレタス、サラダ菜、クレソン、マスタードスプラウト、ラディッシュスプラウト、イタリアンパセリ、ディル、赤バジル、チンゲン菜、からし菜、ニラ、パセリ、パクチー、レモンバーム、チャイブ、マリーゴールド、イチゴ、ミニトマト、ミント、ミニヒマワリ、ジニア等の各種植物を栽培することが可能となる。
また、以上説明した実施形態に係る植物栽培装置1においては、苗トレイ40の脚部43を養液トレイ20の底壁21に載置したときに排出口45が供給口44よりも鉛直方向下方になるように苗トレイ40の載置板41に傾斜が設けられているため、供給口44から排出口45への養液の流れを生成することができる。また、苗トレイ40の載置板41の側方には側壁42が設けられているため、供給口44から供給した養液が載置板41の側方から下方へと流れ落ちるのを防ぐことができる。
また、以上説明した実施形態に係る植物栽培装置1においては、養液トレイ20の開口縁に苗カバー50の板部51を取り付けた状態で苗カバー50の貫通孔52の上方から苗ポッド30を嵌め込んで係止させることにより、苗ポッド30の少なくとも底部を板部51よりも鉛直方向下方に配置した状態で、苗ポッド30を苗カバー50で吊り下げて支持することができる。従って、苗カバー50の板部51付近まで養液トレイ20内を養液で満たすことにより、苗ポッド30の少なくとも底部を養液に浸すことができる。
また、以上説明した実施形態に係る植物栽培装置1においては、苗ポッド30はフランジ33を有しているため、苗ポッド30を苗カバー50の貫通孔52の上方から嵌め込み、苗ポッド30のフランジ33を苗カバー50の貫通孔52の縁部52aに係止させることにより、苗ポッド30を苗カバー50で吊り下げて支持することができる。
また、以上説明した実施形態に係る植物栽培装置1においては、苗ポッド30の開口側にあるスポンジ30Aの端面30Aaが苗ポッド30の開口縁30aよりも内側に配置されているため、スポンジ30Aの端面30Aaの側方を、苗ポッド30の側壁32の開口縁付近の部分(スポンジ30Aの端面30Aaから苗ポッド30の開口縁30aまでの部分)によって囲うことができる。従って、スポンジ30Aの端面30Aaに植物の種を置いた場合に、種が苗ポッド30の外側に落下することを防ぐことができる。
また、以上説明した実施形態に係る植物栽培装置1においては、スポンジ30Aの端面30Aaを、被覆部材36で部分的に被覆することができる。従って、スポンジ30Aの端面30Aaの被覆した部分に藻が生えるのを抑制することができる。また、スポンジ30Aの端面30Aaの被覆していない部分には、光源61からの人工光を照射することができるため、この被覆していない部分から植物を発芽させることが可能となる。すなわち、被覆部材36によって人工光が照射される位置を限定することにより、植物の発芽位置を限定することが可能となる。本実施形態においては、被覆部材36として、略中央部分に貫通孔37が設けられた板状部材を採用しているため、スポンジ30Aの端面30Aaを、その略中央部分を除いて被覆することができる。従って、スポンジ30Aの端面30Aaの略中央部分に光源61からの人工光を照射することができるため、この略中央部分から植物を発芽させることが可能となる。
また、以上説明した実施形態に係る植物栽培装置1においては、スポンジ30Aの端面30Aaから植物が発芽して被覆部材36を下から押し上げた場合においても、その植物の発育に併せて被覆部材36が分割されるため、被覆部材36で植物を上から抑え込むことがなく、植物の発育を妨げることがない。
なお、本実施形態においては、全体で略直方体状(平面視略矩形状)を呈する植物栽培装置1を採用した例を示したが、本発明に係る植物栽培装置の形状はこれに限られるものではなく、例えば全体で略多角柱(三角柱、五角柱、六角柱等)状を呈するものや、全体で略円柱状・略楕円柱状を呈するものを採用することもできる。また、本実施形態においては、全体で略直方体状(平面視略矩形状)を呈する苗ポッド30を採用した例を示したが、苗ポッドの形状もこれに限られるものではない。例えば全体で略多角柱状を呈するものや、全体で略円柱状・略楕円柱状を呈するものを採用することもできる。
また、本実施形態においては、台座10と養液トレイ20とを分離させた例を示したが、これらを一体化させることもできる。例えば、養液トレイ20に、支柱80を取り付けるための支柱取付穴を形成するとともに、ポンプユニット70の凹部73を嵌め込むための凸部を形成して、台座を省いてもよい。
また、本実施形態においては、配置手段の第一部材として、載置板41と側壁42と脚部43とを有する苗トレイ40を採用した例を示したが、第一部材の構成はこれに限られるものではなく、植物支持体を載置させる載置面を有し、この載置面に傾斜が設けられてNFT方式の水耕栽培を実現させるものであればいかなる構成を採用してもよい。また、本実施形態においては、配置手段の第二部材として、板部51と貫通孔52とを有する苗カバー50を採用した例を示したが、第二部材の構成はこれに限られるものではなく、植物支持体を貯留槽の底壁から離隔させた状態で吊り下げて支持し、DFT方式の水耕栽培を実現させるものであればいかなる構成を採用してもよい。
なお、本実施形態に係る植物栽培装置1は水耕栽培用の装置であるが、この装置1の養液トレイ20に土壌を入れて多肉植物栽培用の装置を構成することもできる。例えば、本実施形態に係る植物栽培装置1の養液トレイ20の内部に、苗トレイ40及び苗カバー50に代えて多肉植物栽培用の鉢100(図11(C))を設置し、この鉢100の内部101に土壌を入れて多肉植物の苗を植えて栽培することもできる。鉢100は、例えば図10(A)に示すような平面視ロ字状の鉢用天板110と、図10(B)及び(C)に示すような板状の脚部材(2箇所のスリット121を有する長尺の第一脚部材120及び2箇所のスリット131を有する短尺の第二脚部材130)と、を用いて形成することができる。
図10に示す部材を組み立てるには、まず図11(A)に示すように2枚の第一脚部材120と2枚の第二脚部材130とを各スリット121・131を介して平面視井字状に組んで脚部140を形成し、次いで図11(B)に示すように脚部140上に平面視ロ字状の鉢用天板110を載置して、図11(C)に示すような中空部101を有する鉢100を形成する。そして、このように形成した鉢100を植物栽培装置1の養液トレイ20の内部に設置し、鉢100の中空部101と養液トレイ20の底壁21とから形成される空間に土壌を入れ、この土壌に多肉植物の苗を植えて栽培することができる。なお、鉢100の中空部101と養液トレイ20の底壁21とから形成される空間に、底部に孔を開けた植木鉢用のブリスターを収納し、このブリスターの底面にメッシュシートを配置し、その上に土壌を入れることが好ましい。
また、鉢用天板110の代わりに、図12に示すような底板200を脚部140上に載置し、この底板200の上に、別途用意した(図示していない)鉢を載置し、この鉢の内部に土壌を入れ多肉植物用の苗を植えて栽培してもよい。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、かかる実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。すなわち、前記実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前記実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1…植物栽培装置
20…養液トレイ(貯留槽)
21…底壁
30…苗ポッド(植物支持体、容器状部材)
30a…開口縁
30A…スポンジ(植物支持体、固体培地)
30Aa…端面
31…底壁
32…側壁
33…フランジ
34…第一の貫通孔
35…第二の貫通孔
36…被覆部材
37…貫通孔
40…苗トレイ(配置手段、第一部材)
41…載置板
41a…載置面
42…側壁
43…脚部
44…供給口
45…排出口
50…苗カバー(配置手段、第二部材)
51…板部
52…貫通孔
52a…縁部
61…光源

Claims (8)

  1. 養液を貯留するための貯留槽と、植物を支持する植物支持体と、前記植物支持体を前記貯留槽の所定位置に配置するための配置手段と、前記貯留槽に配置された植物に人工光を照射するための光源と、を備える植物栽培装置であって、
    前記配置手段は、前記植物支持体を載置させる載置面を有し前記載置面に傾斜が設けられている第一部材と、前記植物支持体を前記貯留槽の底壁から離隔させた状態で吊り下げて支持する第二部材と、の双方を有する、植物栽培装置。
  2. 前記第一部材は、前記載置面が設けられた載置板と、前記載置板の側方を囲う側壁と、前記載置板を支持する脚部と、前記載置板上に養液を供給するための供給口と、前記載置板から養液を排出するための排出口と、を有し、前記脚部が前記貯留槽の前記底壁に載置されたときに前記排出口が前記供給口よりも鉛直方向下方になるように前記載置板に傾斜が設けられている、請求項1に記載の植物栽培装置。
  3. 前記第二部材は、板部と、前記板部に設けられた貫通孔と、を有し、前記貯留槽の開口縁に前記板部を取り付けた状態で前記貫通孔の上方から前記植物支持体を嵌め込んで係止させることにより、前記植物支持体の少なくとも底部を前記板部よりも鉛直方向下方に配置するように構成されている、請求項1又は2に記載の植物栽培装置。
  4. 前記植物支持体は、前記貫通孔の縁部に係止するフランジが設けられた容器状部材を有する、請求項3に記載の植物栽培装置。
  5. 前記植物支持体は、前記容器状部材の内部に充填されて植物を支持する固体培地を有し、
    前記容器状部材の開口側にある前記固体培地の端面は、前記容器状部材の開口縁よりも内側に配置されている、請求項4に記載の植物栽培装置。
  6. 前記固体培地の前記端面を部分的に被覆する被覆部材を備える、請求項5に記載の植物栽培装置。
  7. 前記被覆部材は、略中央部分に貫通孔が設けられた板状部材である、請求項6に記載の植物栽培装置。
  8. 前記被覆部材は、分割可能に構成されている、請求項6又は7に記載の植物栽培装置。
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