JPWO2018062133A1 - 切削工具及びこれを用いた切削加工物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

本開示の切削工具は、流入口及び流出口を有する流路と、流路に連続して位置するとともに雄ネジ及び雌ネジを有する封止部と、を備える。雄ネジにおける複数のネジ山は、第1ネジ山を有し、雌ネジにおける複数のネジ溝は、第1ネジ溝を有している。第1ネジ山の頂部が第1ネジ溝の底部に接触している。

Description

本開示は、切削工具及びこれを用いた切削加工物の製造方法に関する。
従来からクーラント供給機構を有した切削工具が種々提案されている。また、特表2014−509563号公報(特許文献1)に記載されているように、ホルダの内部に形成された流路に連続する部位がネジなどで閉じられた切削工具も提案されている。
本開示の切削工具は、流入口及び流出口を有する流路と、前記流路に連続して位置するとともに雄ネジ及び雌ネジを有する封止部と、を備える。前記雄ネジにおける複数のネジ山は、第1ネジ山を有し、前記雌ネジにおける複数のネジ溝は、第1ネジ溝を有し、前記第1ネジ山の頂部が前記第1ネジ溝の底部に接触している。
本開示の切削加工物の製造方法は、被削材と上述した本開示に係る切削工具とを準備する工程と、前記被削材又は前記切削工具を回転させる工程と、前記被削材と前記切削工具とを互いに接触させる工程と、前記被削材と前記切削工具とを互いに離す工程と、を備える。
図1は、本開示の一実施形態に係る切削工具を示す斜視図である。 図2は、図1からインサートを除くとともに主として流路を透視した状態を示す図である。 図3は、図1の切削工具を別の方向から見た斜視図である。 図4は、図3からインサートを除くとともに主として流路を透視した状態を示す図である。 図5は、図1の切削工具における封止部の周辺を拡大して示す断面図である。 図6は、本開示の一実施形態に係る雄ネジを拡大して示す側面図である。 図7は、図6におけるI−I線断面図である。 図8は、本開示の一実施形態に係る雌ネジを拡大して示す断面図である。 図9は、本開示の一実施形態に係る切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 図10は、本開示の一実施形態に係る切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 図11は、本開示の一実施形態に係る切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。
<切削工具>
本開示の様々な実施形態に係る切削工具について、図面を用いて説明する。なお、ここで、切削工具とは、工作機械に取り付けられて切削加工に関与する部材のことを意味するものとする。したがって、本開示の切削工具は、例えば、ドリルなどのように切刃と本体とが一体の構成、インサート及びホルダを備える構成などの他に、ホルダ単体なども含む。ここで、上に列挙した、ドリルなどのように切刃と本体とが一体の構成の部位、インサート及びホルダを備える構成の部位及びホルダ単体などを便宜的に工具本体と呼んでもよい。以下、本開示の実施形態に係る切削工具について、インサート及びホルダを備える構成を例にとって、詳細に説明する。
なお、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本開示の切削工具は、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び寸法比率などを忠実に表したものではない。これらの点は、後述する切削加工物の製造方法においても同様である。
図1に示すように、実施形態の一例の切削工具1は、旋削加工に用いられる工具であり、インサート2及びホルダ3を備える構成である。そして、切削工具1は、図2〜図5に示すように、流路4及び封止部5を備えている。以下、切削工具1の各構成要素について、順に説明する。
(インサート)
実施形態の一例のインサート2は、図1に示すように、板状の部材であり、上面21、下面22、第1端面23、第2端面24、側面25、貫通孔26及び切刃27を有している。
上面21及び下面22はいずれも、四角形状(長方形状)の面である。四角形状とは、厳密な意味での四角形状のみならず、若干の凹凸又は湾曲などをも含む趣旨である。また、上面21及び下面22の形状はいずれも、四角形状に限定されるものではない。これらの点は、後述する第1端面23及び第2端面24についても同様である。なお、上面21及び下面22はいずれも、側面25の側の外縁を長辺とし、第1端面23の側及び第2端面24の側のそれぞれの外縁を短辺とする。上面21の少なくとも一部は、切削加工を行うときに切屑が流れるすくい面として機能することが可能である。なお、上面21及び下面22は、便宜上の表現であり、上及び下の方向性を示すものではない。例えば、上面21は、切削工具1を使用するときに上方を向く面である必要はない。
第1端面23及び第2端面24はいずれも、上面21及び下面22の間に位置しており、上面21及び下面22のそれぞれと接続している面である。第1端面23及び第2端面24はいずれも、四角形状の面である。第1端面23は、後述するホルダ3の第1端3aの側に位置している面である。第1端面23の少なくとも一部は、切削加工を行うときに逃げ面として機能することが可能である。第2端面24は、第1端面23の反対側であって後述するホルダ3の第2端3bの側に位置している面である。
側面25は、上面21及び下面22の間、且つ、第1端面23及び第2端面24の間に位置しており、上面21及び下面22のそれぞれと接続している面である。側面25は、平行四辺形状の面である。平行四辺形状とは、厳密な意味での平行四辺形状のみならず、若干の凹凸又は湾曲などをも含む趣旨である。また、側面25の形状は、平行四辺形状に限定されるものではない。
一例のインサート2は、側面25を2つ有している。そして、図1に示す一例における貫通孔26は、2つの側面25の間を貫通している。貫通孔26は、インサート2をホルダ3に固定する固定部材が挿入される部位である。図1に示す一例における固定部材は、ネジ8である。すなわち、切削工具1は、固定部材としてネジ8を備えている。そして、ネジ8を貫通孔26及び後述するポケット34のネジ孔341(図2参照)の順に挿入して締め付けることによって、インサート2をホルダ3に固定している。なお、固定部材は、ネジ8に限定されるものではなく、他の固定部材であってもよい。他の固定部材としては、例えば、クランプ部材などが挙げられる。
切刃27は、インサート2における2つの面が交わる稜部28の少なくとも一部に位置している部位である。図1に示す一例における切刃27は、上面21と第1端面23とが交わる稜部28の全体に位置している。インサート2は、切刃27がホルダ3の第1端3aの側において突出している状態で、ホルダ3に固定されている。
なお、インサート2の形状は、図1に示す一例に限定されるものではない。例えば、側面25が三角形であって、上面21とは反対側において第1端面23が第2端面24に接続されていてもよい。この一例におけるインサート2は下面22を有さない形状である。また、図1に示すインサート2は板状の部材であるが、例えば、インサート2が棒状の部材であっても何ら問題ない。
インサート2の材質としては、例えば、超硬合金及びサーメットなどが挙げられる。超硬合金としては、例えば、WC−Co、WC−TiC−Co及びWC−TiC−TaC−Coなどが挙げられる。WC−Coは、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成される。WC−TiC−Coは、WC−Coに炭化チタン(TiC)を添加したものである。WC−TiC−TaC−Coは、WC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したものである。サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料である。サーメットとしては、例えば、炭化チタン(TiC)及び窒化チタン(TiN)などのチタン化合物を主成分としたものが挙げられる。
インサート2の表面は、被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、例えば、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)及びアルミナ(Al23)などが挙げられる。被膜の成膜方法としては、例えば、化学蒸着(CVD)法及び物理蒸着(PVD)法などが挙げられる。
インサート2の大きさは、例えば、次のような値に設定できる。上面21及び下面22における長辺の長さは、例えば、12〜20mmである。上面21及び下面22における短辺の長さは、例えば、2〜8mmである。上面21から下面22までの厚みは、例えば、6〜12mmである。
(ホルダ)
実施形態の一例のホルダ3は、図1に示すように、第1端3aから第2端3bにかけて延びる形状である。言い換えれば、ホルダ3は、柱状である。図1に示す一例におけるホルダ3は、四角柱状である。四角柱状とは、厳密な意味での四角柱状のみならず、若干の凹凸又は湾曲などをも含む趣旨である。なお、ホルダ3の形状は、四角柱状に限定されるものではない。
一例のホルダ3は、第1端3aの側に位置しているヘッド32及び第2端3bの側に位置しているシャンク33を有している。ヘッド32は、インサート2を固定する部位であり、上顎321及び下顎322を有している。シャンク33は、工作機械によって把持される部位である。一例の切削工具1は、シャンク33を介して工作機械に取り付けられて切削加工に関与する。
一例のホルダ3は、図2に示すように、第1端3aの側に位置しているポケット34を有している。ポケット34は、インサート2が位置する部位であり、ヘッド32において窪んでいる部位である。ポケット34は、図1に示すネジ8と螺合可能なネジ孔341を有している。
ホルダ3の材質としては、例えば、鋼、鋳鉄及びアルミニウム合金などが挙げられる。ホルダ3の大きさは、例えば、次のような値に設定できる。ホルダ3の長手方向aに平行な方向における長さは、例えば、60〜200mmである。長手方向aに垂直な方向における幅は、例えば、6〜50mmである。
(流路)
流路4は、図2及び図4に示すように、ホルダ3の内部に位置しており、クーラント(冷却流体)が流れる部位として機能する。図2及び図4に示す一例のように、ホルダ3が内部に位置する流路4を有していると言い換えてもよい。クーラントとしては、例えば、不水溶性油剤及び水溶性油剤などが挙げられる。不水溶性油剤としては、例えば、油性形、不活性極圧形及び活性極圧形などの切削油が挙げられる。水溶性油剤としては、例えば、エマルジョン、ソリューブル及びソリューションなどの切削油が挙げられる。また、クーラントは液体に限定されるものではなく、不活性ガスなどの気体であってもよい。
流路4の形状は、クーラントを流すことが可能な限り特に限定されない。実施形態の一例の流路4は、クーラントの流れる方向に直交する断面の形状が円形状であるが、例えば、上記の断面における流路4の形状が、楕円形であっても、また、多角形であってもよい。流路4の内径は、例えば、1〜10mmである。
一例として、図2及び図4に示す流路4は、第1流路4a、第2流路4b及び第3流路4cを有している。図2及び図4に示す一例においては、第1流路4aの一端が後述する流入口41であり、第3流路4cの一端が後述する流出口42である。そして、第1流路4aの内径は、例えば、5〜10mmであり、第2流路4bの内径は、例えば、1〜7mmであり、第3流路4cの内径は、例えば、0.8〜6mmである。すなわち、図2及び図4に示す一例における流路4の内径は、流入口41から流出口42に向かうにつれて、段階的に小さくなっていてもよい。流路4の内径が段階的に小さくなっている場合には、クーラントの噴射圧を効率よく高めることができる。
流路4は、図2及び図4に示すように、流入口41及び流出口42を有している。流入口41は、外部から供給されるクーラントを流路4の内部に流入させる部位である。図3及び図4に示す一例の流入口41は、ホルダ3の第2端3bの側の端面35に開口している。なお、流入口41が開口する位置は、端面35に限定されるものではない。例えば、流入口41は、ホルダ3の一側面に開口していてもよい。また、流入口41の数は、少なくとも1つであればよく、複数であってもよい。流入口41の数が複数のときは、工作機械に応じて使用する流入口41を選択することができる。
流出口42は、インサート2に向かってクーラントを流出させる部位である。一例として、図1及び図2に示す流出口42は、下顎322の第1端3aの側に位置しており、インサート2と対向するように開口している。なお、流出口42が開口する位置は、下顎322に限定されるものではない。また、流出口42の数は、少なくとも1つであればよく、複数であってもよい。流出口42の数が複数のときは、インサート2の形状などに応じて流出口42が開口する位置を設定することができる。
(封止部)
封止部5は、流路4からクーラントが漏れないように封止される部位である。具体的に説明すると、流路4は、例えば、ドリルなどを用いる孔加工によって形成される。そして、孔加工によって形成された孔部のうち流路4として機能しない部位の開口部分は、クーラントが漏れないように封止部材によって封止される。したがって、封止部5は、この孔部における流路4として機能しない部分であって、封止部材によって封止された部分に相当する。封止部5の数は、流路4の形状にもよるが、少なくとも1つあればよく、複数であってもよい。例えば、流路4が、一度の孔加工によって形成される1つの孔部が複数連結された構成である場合、この複数の孔部は、流入口41及び流出口42以外の開口部分を複数有するかもしれない。そのような場合には、流入口41及び流出口42以外の複数の開口部分に、封止部5が位置していればよい。
実施形態の一例の流路4は、上述したように、第1流路4a、第2流路4b及び第3流路4cを有している。第1流路4a、第2流路4b及び第3流路4cは、図2及び図4に示す一例において、いずれも、その両端のうち一端のみが外方に開口して形成された孔部である。そして、第1流路4aの一端であって外方に開口する部分は、流入口41であり、第3流路4cの一端であって外方に開口する部分は、流出口42である。一方、第2流路4bの一端であって外方に開口する部分は、流入口41及び流出口42ではない。そのため、図2及び図4に示す一例においては、第2流路4bの開口部分に封止部5が位置している。
なお、封止部5は、図2及び図4に示すように、流路4に連続して位置していてもよい。このとき、封止部5は、流路4の延長線上に位置していてもよく、また、流路4の延長線上に位置していなくてもよい。そして、封止部5は、図5に示すように、雄ネジ6及び雌ネジ7を有している。雄ネジ6は雌ネジ7に取り付けられており、雄ネジ6及び雌ネジ7は、互いに協働して、封止機構として機能する。ここで、雄ネジ6は、封止部材の一例であると捉えることができる。
雌ネジ7はホルダ3と別体で形成されていてもよいが、図5に示す一例においては、雌ネジ7がホルダ3と一体で形成されている。そのため、実施形態の一例においては、ホルダ3が、内部に位置する孔部を有し、この孔部が、流路4及び流路4に連続して位置する雌ネジ7を有していると言い換えてもよい。
実施形態の一例の切削工具1は上記の構成を有していることから、以下の通り言い換えてもよい。すなわち、実施形態の一例の切削工具1は、工具本体と、封止部材とを備え、工具本体は、内部に位置する孔部を有し、孔部は、流入口41及び流出口42を有する流路4と、流路4に連続して位置する雌ネジ7とを有し、封止部材の一例である雄ネジ6が雌ネジ7に取り付けられている。このとき、図1に示す一例においては、インサート2、ホルダ3及び固定部材(ネジ8)によって工具本体が構成されている。また、図5に示す一例においては、工具本体における雌ネジ7と、封止部材の一例である雄ネジ6とによって封止部5が構成されている。
雄ネジ6は、図6及び図7に示すように、複数のネジ山61を有している。ネジ山61の数は、例えば、2〜20個である。ネジ山61の高さは、例えば、0.1〜10mmである。互いに隣り合うネジ山61間の距離(ピッチ)は、例えば、0.1〜8mmである。雄ネジ6の長手方向bに平行な方向における長さは、例えば、0.5〜160mmである。雄ネジ6の外径は、例えば、0.5〜80mmである。
雄ネジ6は、例えば、頭を有するネジであってもよく、また、頭を有さないネジであってもよい。頭を有するネジとしては、例えば、皿ネジ、トラスネジ及び低頭ネジなどが挙げられる。また、頭を有さないネジとしては、例えば、止めネジ(イモネジ)などが挙げられる。図5に示す一例においては、雄ネジ6が、止めネジである。この場合には、切削加工時に雄ネジ6の頭が装置などと干渉する可能性を低減することができる。
また、雄ネジ6は、その長手方向bの一端部に位置している凹部62を有していてもよい。凹部62は、雄ネジ6を雌ネジ7に挿入して締め付けるときに使用する工具と嵌合する部位である。工具としては、例えば、六角レンチ及びドライバーなどが挙げられる。
雄ネジ6の材質としては、例えば、金属などの無機材料が挙げられる。金属としては、例えば、ステンレス及び鋼などが挙げられる。
雌ネジ7は、図8に示すように、複数のネジ溝71を有している。ネジ溝71の数は、例えば、2〜50個である。ネジ溝71の深さは、例えば、0.1〜10mmである。互いに隣り合うネジ溝71間の距離は、例えば、0.1〜8mmである。雌ネジ7の長手方向cに平行な方向における長さは、例えば、0.5〜160mmである。雌ネジ7の内径は、例えば、0.1〜80mmである。雌ネジ7は、ホルダ3の表面31に連続していてもよい。
ここで、封止部5は、図5に示すように、接触部51を有している。接触部51は、雄ネジ6の複数のネジ山61のうち少なくとも1つの頂部611と、雌ネジ7の複数のネジ溝71のうち少なくとも1つの底部711とが、接触している部位である。なお、接触部51は、雄ネジ6における複数のネジ山61が第1ネジ山61aを有するとともに、雌ネジ7における複数のネジ溝71が第1ネジ溝71aを有し、第1ネジ山61aの頂部611が第1ネジ溝71aの底部711に接触している構成であると言い換えてもよい。実施形態の一例は、上記の構成を有していることから、クーラントが封止部5から漏れるおそれが小さくなり、また、クーラントの液圧によって雄ネジ6が緩む可能性を低減することができる。
具体的に説明すると、近時、厳しい切削条件が要求されており、それに伴い、冷却機能を向上させるためにクーラントの液圧が高まる傾向にある。上述した構成によれば、接触部51においてネジ山61とネジ溝71との間の隙間が少なくなって両者が密着しやすくなる。これにより、例えば、1MPa以上の液圧がかかるような切削条件下においても雄ネジ6が緩む可能性を低減することができる。その結果、厳しい切削条件下においても、実施形態の一例に係る切削工具1は、優れた冷却機能を発揮することが可能となる。
ネジ山61の頂部611とネジ溝71の底部711とが接触しているとは、頂部611の少なくとも一部と、底部711の少なくとも一部とが、接触していることを意味するものとする。また、頂部611と底部711とが接触していることの確認は、例えば、図5に示すような封止部5の断面を顕微鏡観察することによって行うことができる。
頂部611と底部711とが接触している状態にするには、例えば、雌ネジ7が第1の不完全ネジ部7aを有し、雄ネジ6を雌ネジ7に挿入して雌ネジ7の第1の不完全ネジ部7aまで締め付けることによって、雄ネジ6のネジ山61を、雌ネジ7の第1の不完全ネジ部7aのネジ溝71に沿って塑性変形させればよい。この場合には、接触部51は、雄ネジ6の不完全ネジ部と雌ネジ7の第1の不完全ネジ部7aとで構成されると言い換えることができる。
なお、不完全ネジ部とは、例えば、JIS B 0176−1:2002で規定されているように、完全なネジ山の形をもたない部分である。なお、後述する完全ネジ部とは、例えば、JIS B 0176−1:2002で規定されているように、完全なネジ山の形をもつ部分である。ただし、完全なネジ山の形とは、厳密にネジ山の高さが一定であることを要求するものではなく、若干のバラつきを有していてもよい。具体的には、複数のネジ山における最も高さが高いものに対して最も高さが低いものが5%程度異なっていてもよい。同様に、完全なネジ山の形とは、厳密にネジ山のピッチ及びネジ山の角度が一定であることを要求するものではなく、それぞれ5%程度のバラつきを有していてもよい。
雌ネジ7の第1の不完全ネジ部7aの構成の一つとして、例えば、互いに隣り合うネジ溝71間の距離が、完全ネジ部における当該距離よりも狭い構成が挙げられる。また、雌ネジ7の第1の不完全ネジ部7aの構成の別の一つとして、例えば、ネジ溝71の深さが、完全ネジ部における当該深さよりも浅い構成が挙げられる。
なお、封止部5において雄ネジ6及び雌ネジ7が接触していない部分、言い換えれば、雄ネジ6及び雌ネジ7の間の隙間には、充填剤が充填されていてもよい。充填剤が充填されている場合には、クーラントが封止部5から漏れるおそれが更に小さくなり、また、クーラントの液圧によって雄ネジ6が緩む可能性を更に低減することができる。特に、充填剤が接着剤である場合には、クーラントの液圧によって雄ネジ6が緩む可能性をより一層低減することができる。接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系及びシリコーンゴム系の有機接着剤などが挙げられる。
雄ネジ6におけるネジ山61の高さは一定であってもよいが、例えば、接触部51におけるネジ山61の高さが、接触部51以外におけるネジ山61の高さより低くてもよい。言い換えれば、第1ネジ山61aの高さが、雄ネジ6における第1ネジ山61aを除く複数のネジ山61の高さより低くてもよい。接触部51に位置する第1ネジ山61aの高さが相対的に低い場合には、接触部51の外径を相対的に小さくできる。そのため、クーラントが封止部5から漏れるおそれが更に小さくなる。
封止部5において接触部51は特定の位置に限定されるものではない。接触部51は、封止部5における流路4に近い側に位置していても、流路4から遠い側に位置していてもよい。図に示す一例においては、接触部51が、封止部5における流路4に近い側に位置している。言い換えれば、第1ネジ山61aは、雄ネジ6における流路4に近い側に位置している。第1ネジ山61aが雄ネジ6における流路4に近い側に位置している場合には、雄ネジ6を雌ネジ7に容易に取り付けることが可能でありつつ、安定して接触部51を形成することが可能である。
なお「封止部5における流路4に近い側」とは、少なくとも、雄ネジ6の軸に沿った方向(長手方向)bにおける雄ネジ6の中央Mよりも流路4の近くの領域を意味している。また、「封止部5における流路4から遠い側」とは、少なくとも、雄ネジ6の軸に沿った方向bにおける雄ネジ6の中央Mよりも流路4から離れた領域を意味している。
接触部51において、雄ネジ6における複数のネジ山61のうち最も流路4の側に位置しているネジ山61の頂部611と、雌ネジ7の複数のネジ溝71のうち最も流路4の側に位置しているネジ溝71の底部711とが、接触していてもよい。すなわち、第1ネジ山61aが、雄ネジ6における複数のネジ山61のうち最も流路4の側に位置していてもよい。第1ネジ山61aが上記のように位置している場合には、封止部5へクーラントが侵入する可能性を低減することができる。
接触部51は、雄ネジ6の複数のネジ山61のうち2つ以上の各々の頂部611と、雌ネジ7の複数のネジ溝71のうち2つ以上の各々の底部711とが、それぞれ接触している構成であってもよい。言い換えれば、複数のネジ山61が、第1ネジ山61aよりも流路4から離れて位置する第2ネジ山61bを更に有するとともに、複数のネジ溝71が、第1ネジ溝71aよりも流路4から離れて位置する第2ネジ溝71bを更に有し、第2ネジ山61bの頂部611が第2ネジ溝71bの底部711に接触していてもよい。切削工具1が上記の構成を有している場合には、接触部51による上述した効果が向上することから、液圧によって雄ネジ6が緩む可能性をより低減することができる。
雄ネジ6における複数のネジ山61が第2ネジ山61bを有する場合において、この第2ネジ山61bの高さは特定の値に限定されるものではない。例えば、第2ネジ山61bの高さが、雄ネジ6における第1ネジ山61a及び第2ネジ山61bを除く複数のネジ山61の高さよりも低く、且つ、第1ネジ山61aの高さが、第2ネジ山61bの高さより低くてもよい。第2ネジ山61bの高さが、雄ネジ6における第1ネジ山61a及び第2ネジ山61bを除く複数のネジ山61の高さよりも低い場合には、接触部51の外径を相対的に小さくできる。また、第1ネジ山61aの高さが、第2ネジ山61bの高さより低い場合には、雄ネジ6を雌ネジ7に取り付けることが容易となる。
図5に示すように封止部5は接触部51を有している。このとき、封止部5の全体が接触部51であってもよく、また、封止部5の一部が接触部51であってもよい。言い換えれば、複数のネジ山61における複数の頂部611の全てが、雌ネジ7における複数のネジ溝71の底部711にそれぞれ接触していてもよく、また、複数のネジ山61における複数の頂部611の一部のみが、雌ネジ7における複数のネジ溝71の底部711に接触していてもよい。
図5に示す一例においては、複数のネジ山61における一部の頂部611が雌ネジ7における底部711から離れている。言い換えれば、図5に示す一例においては、複数のネジ山61が、第1ネジ山61a及び第2ネジ山61bよりも流路4から離れて位置する第3ネジ山61cを更に有しており、複数のネジ溝71が、第3ネジ山61cと対向する第3ネジ溝71cを更に有し、第3ネジ山61cの頂部611が第3ネジ溝71cの底部711から離れている。切削工具1が上記の第3ネジ山61c及び第3ネジ溝71cを有している場合には、雄ネジ6を雌ネジ7に容易に取り付けることが可能でありつつ、安定して接触部51を形成することが可能である。
雌ネジ7の硬度は、雄ネジ6の硬度よりも大きくてもよい。このような構成によれば、雄ネジ6を雌ネジ7に挿入して締め付けたときに、雄ネジ6のネジ山61が雌ネジ7のネジ溝71に沿って塑性変形して潰れて接触部51を形成することができる。そのため、接触部51における雄ネジ6及び雌ネジ7がいずれも不完全ネジ部となることから、雄ネジ6が緩む方向に回転する可能性を低減することができる。また、雌ネジ7の硬度が雄ネジ6の硬度よりも大きい場合には、雄ネジ6と比較して雌ネジ7が塑性変形しにくい。そのため、雄ネジ6を雌ネジ7に取り付ける際に雌ネジ7の内径が広がりにくい。このように、接触部51の外径が大きくなりにくいことから、クーラントが封止部5から漏れるおそれが更に小さくなる。
雌ネジ7は、例えば、ビッカース硬さ(Vickers hardness:以下、「HV」ということがある。)が340〜610である。雄ネジ6は、例えば、HVが200〜280である。雌ネジ7のHVと雄ネジ6のHVとの差は、例えば、100〜220である。HVは、JIS Z 2244:2009に準拠して測定される値である。
図5に示す一例のように、第1ネジ山61aの頂部611が第1ネジ溝71aの底部711に接触している一方で、雄ネジ6における複数のネジ山61の基底部63が、複数のネジ溝の縁部73から離れていてもよい。雌ネジ7の硬度が雄ネジ6の硬度よりも大きい場合においては、基底部63が縁部73から離れていることによって、雄ネジ6の耐久性が向上する。
雄ネジ6の全体が、雌ネジ7の内部に位置していてもよい。このような構成によれば、工作機械にホルダ3を取り付ける際の作業性が良好であるとともに、切削加工時に雄ネジ6が装置などと干渉する可能性を低減することができる。
封止部5は、雌ネジ7における接触部51よりも外方の領域に位置する第2の不完全ネジ部7cを更に有していてもよい。言い換えれば、封止部5は、雌ネジ7における接触部51よりもホルダ3の表面31の側の領域に位置する第2の不完全ネジ部7cを更に有していてもよい。このような構成によれば、第2の不完全ネジ部7cがストッパーとして機能することから、もし仮に雄ネジ6が緩んだとしても、第2の不完全ネジ部7cによって雄ネジ6が更に緩むのを低減することができる。第2の不完全ネジ部7cは、例えば、2つ以上のネジ溝71にわたって位置していてもよい。
第2の不完全ネジ部7cは特定の構成に限定されるものではない。例えば、第2の不完全ネジ部7cにおける互いに隣り合うネジ溝71間の距離が、完全ネジ部7bにおける互いに隣り合うネジ溝71間の距離より狭い構成であってもよい。また、図5に示す一例のように、第2の不完全ネジ部7cに位置する複数のネジ溝71が、少なくとも1つの突起74を有する構成であってもよい。図5に示す一例は、複数の突起74を有している。第2の不完全ネジ部7cが突起74を有している場合には、この突起74がストッパーとしての機能を果たす。
このとき、突起74が流路4に向かって突出している場合には、突起74によって雄ネジ6が更に緩みにくくなる。例えば、図5に示す一例においては、第2の不完全ネジ部7cに対して流路4が左側に位置しており、突起74が右側から左側に向かって突出している。クーラントの液圧によって雄ネジ6には押圧力が加わる。図5に示す一例においては、雄ネジ6には左側から右側に向かって押圧力が加わる。そのため、もし仮に雄ネジ6が緩んだとしても、雄ネジ6が突起74に押し付けられることになる。従って、突起74によって雄ネジ6が更に緩みにくくなる。
封止部5における雌ネジ7が、ホルダ3の表面31の側から順に、第2の不完全ネジ部7c、完全ネジ部7b及び第1の不完全ネジ部7cが位置する構成である場合には、完全ネジ部7bが第1の不完全ネジ部7a及び第2の不完全ネジ部7cで挟まれている。その結果、封止部5において雄ネジ6が緩む可能性をより一層低減することができる。
第2の不完全ネジ部7cは、例えば、雄ネジ6を雌ネジ7に挿入して締め付けた後、接触部51よりも外方に位置している雌ネジ7のネジ溝71を変形させることによって形成してもよい。ネジ溝71における上記の変形した部分(以下、便宜的に変形部とする。)は、第2の不完全ネジ部7cとなる雌ネジ7の内周面の全周にわたって形成してもよいし、一部に形成してもよい。ネジ溝71の変形部を雌ネジ7の内周面の全周にわたって形成するときは、例えば、円柱状の器具を雌ネジ7に圧入すればよい。ネジ溝71の変形部を雌ネジ7の内周面の一部に形成するときは、例えば、棒状の器具によってネジ溝71の一部を切り欠けばよい。すなわち、図5に示すように、第2の不完全ネジ部7cは、ネジ溝71の一部を切り欠いて形成された切り欠き部72を有していてもよい。
また、上述した構成によれば、封止部5の形成が容易になる。すなわち、雄ネジ6を雌ネジ7に挿入するときは、まず、雄ネジ6が雌ネジ7の完全ネジ部7bに螺合する(図8参照)。これにより、雄ネジ6を挿入するときに軸ズレが発生するのを低減することができ、雄ネジ6を雌ネジ7にスムーズに挿入することができる。また、雌ネジ7の硬度が雄ネジ6の硬度よりも大きいときは、上述したように、雄ネジ6を第1の不完全ネジ部7aまで挿入して締め付けることによって、雄ネジ6のネジ山61を雌ネジ7のネジ溝71に沿って塑性変形させることができる。これにより、封止部5の接触部51を容易に形成することができる。
なお、雄ネジ6を雌ネジ7に挿入して締め付けた後、接触部51よりも外方に位置している雌ネジ7のネジ溝71を変形させることによって、雄ネジ6の挿入時に用いた完全ネジ部の一部が第2の不完全ネジ部7cになり、残部が完全ネジ部7bになる(図5及び図8参照)。
<切削加工物の製造方法>
次に、本開示の様々な実施形態に係る切削加工物の製造方法について、図9〜図11を参照して詳細に説明する。
実施形態の一例に係る切削加工物の製造方法は、以下の(1)〜(4)の工程を備えている。
(1)図9に示すように、被削材100と切削工具1とを準備する工程。
(2)被削材100又は切削工具1を回転させる工程。
(3)図10に示すように、被削材100と切削工具1とを互いに接触させる工程。
(4)図11に示すように、被削材100と切削工具1とを互いに離す工程。
具体的に説明すると、(1)の工程において準備する被削材100の材質としては、例えば、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄及び非鉄金属などが挙げられる。また、図9に示す一例においては、(1)の工程において上述した切削工具1を準備する。
(2)の工程では、図9に示すように、被削材100をその回転軸Oを基準に回転させる。
(3)の工程では、まず、切削工具1を矢印X1方向に移動させて、回転している被削材100に切削工具1を相対的に近付ける。次に、図10に示すように、被削材100と切削工具1の切刃27とを互いに接触させて、被削材100を切削する。このとき、流出口42からクーラントを流出させつつ被削材100を切削してもよい。
(4)の工程では、図11に示すように、切削工具1を矢印X2方向に移動させることによって、被削材100と切削工具1とを互いに離し、切削加工物110を得る。
実施形態に係る切削加工物の製造方法によれば、切削工具1を使用することから、高いクーラント圧がかかる切削条件下で切削加工を行うことができ、結果として精度が高い加工表面を有する切削加工物110を得ることができる。
なお、(2)の工程では、切削工具1を回転させてもよい。(3)の工程では、被削材100を切削工具1に近付けてもよい。(4)の工程では、被削材100を切削工具1から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、被削材100を回転させた状態を維持して、被削材100の異なる箇所に切刃27を接触させる工程を繰り返せばよい。
以上、本開示に係る実施形態の切削工具1及び切削加工物110の製造方法について例示したが、本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることはいうまでもない。
例えば、上述の実施形態では、切削工具1を旋削加工に用いられる工具としたが、これに代えて、切削工具1を転削加工に用いられる工具としてもよい。
また、上述の実施形態では、雄ネジ6の全体が雌ネジ7の内部に位置してもよいことを説明したが、雄ネジ6の一部が雌ネジ7から露出している実施形態にしてもよい。
また、本開示の全体において、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈から明らかにそうでないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
1・・・切削工具
2・・・インサート
21・・・上面
22・・・下面
23・・・第1端面
24・・・第2端面
25・・・側面
26・・・貫通孔
27・・・切刃
28・・・稜部
3・・・ホルダ
3a・・・第1端
3b・・・第2端
31・・・表面
32・・・ヘッド
321・・・上顎
322・・・下顎
33・・・シャンク
34・・・ポケット
341・・・ネジ孔
35・・・端面
4・・・流路
41・・・流入口
42・・・流出口
4a・・・第1流路
4b・・・第2流路
4c・・・第3流路
5・・・封止部
51・・・接触部
6・・・雄ネジ
61・・・ネジ山
61a・・・第1ネジ山
61b・・・第2ネジ山
61c・・・第3ネジ山
611・・・頂部
62・・・凹部
63・・・基底部
7・・・雌ネジ
71・・・ネジ溝
71a・・・第1ネジ溝
71b・・・第2ネジ溝
71c・・・第3ネジ溝
711・・・底部
72・・・切り欠き部
73・・・縁部
74・・・突起
7a・・・第1の不完全ネジ部
7b・・・完全ネジ部
7c・・・第2の不完全ネジ部
8・・・ネジ
100・・・被削材
110・・・切削加工物

Claims (15)

  1. 流入口及び流出口を有する流路と、前記流路に連続して位置するとともに雄ネジ及び雌ネジを有する封止部と、を備え、
    前記雄ネジにおける複数のネジ山は、第1ネジ山を有し、
    前記雌ネジにおける複数のネジ溝は、第1ネジ溝を有し、
    前記第1ネジ山の頂部が前記第1ネジ溝の底部に接触している、切削工具。
  2. 前記第1ネジ山の高さは、前記雄ネジにおける前記第1ネジ山を除く前記複数のネジ山の高さよりも低い、請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記第1ネジ山は、前記雄ネジにおける前記流路に近い側に位置している、請求項1又は2に記載の切削工具。
  4. 前記第1ネジ山は、前記雄ネジにおける前記複数のネジ山のうち最も前記流路の近くに位置している、請求項3に記載の切削工具。
  5. 前記複数のネジ山は、前記第1ネジ山よりも前記流路から離れて位置する第2ネジ山を更に有し、
    前記複数のネジ溝は、前記第1ネジ溝よりも前記流路から離れて位置する第2ネジ溝を更に有し、
    前記第2ネジ山の頂部が前記第2ネジ溝の底部に接触している、請求項1〜4のいずれか1つに記載の切削工具。
  6. 前記第2ネジ山の高さは、前記雄ネジにおける前記第1ネジ山及び前記第2ネジ山を除く前記複数のネジ山の高さよりも低く、且つ、前記第1ネジ山の高さは、前記第2ネジ山の高さよりも低い、請求項5に記載の切削工具。
  7. 前記複数のネジ山は、前記第1ネジ山及び前記第2ネジ山よりも前記流路から離れて位置する第3ネジ山を更に有し、
    前記複数のネジ溝は、前記第3ネジ山と対向する第3ネジ溝を更に有し、
    前記第3ネジ山の頂部が前記第3ネジ溝の底部から離れている、請求項6に記載の切削工具。
  8. 前記雌ネジの硬度は、前記雄ネジの硬度よりも大きい、請求項1〜7のいずれか1つに記載の切削工具。
  9. 前記複数のネジ山の基底部が、前記複数のネジ溝の縁部から離れている、請求項8に記載の切削工具。
  10. 前記雄ネジは、止めネジである、請求項1〜9のいずれか1つに記載の切削工具。
  11. 前記雄ネジの全体が、前記雌ネジの内部に位置している、請求項10に記載の切削工具。
  12. 前記封止部における前記雌ネジは、前記雄ネジよりも外方の領域に位置する不完全ネジ部を更に有している、請求項11に記載の切削工具。
  13. 前記不完全ネジ部に位置する前記複数のネジ溝は、少なくとも1つの突起を有している、請求項12に記載の切削工具。
  14. 前記突起は、前記流路に向かって突出している、請求項13に記載の切削工具。
  15. 被削材と請求項1〜14のいずれか1つに記載の切削工具とを準備する工程と、
    前記被削材又は前記切削工具を回転させる工程と、
    前記被削材と前記切削工具とを互いに接触させる工程と、
    前記被削材と前記切削工具とを互いに離す工程と、を備える、切削加工物の製造方法。
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