JPWO2018042901A1 - スピーカーグリル及びスピーカー装置 - Google Patents

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Abstract

音質の向上を図る。スピーカー装置は、筐体として機能するフレームと、音声の出力時に振動する振動板と、振動板を振動させる磁気回路と、フレームに取り付けられたスピーカーグリルとを備え、前記スピーカーグリルには環状に形成された枠状部と、枠状部の内側に位置され一部が枠状部に連続された桟部とを備え、桟部は非同心円形状に形成されると共に少なくとも一部が曲線状の曲線部として形成された。これにより、桟部に同心円形状の構成が存在しない状態で曲線部を有する構造が構成されるため、周波数特性において、特に、ディップが発生し難く、音声の良好な出力状態を確保することができる。

Description

本技術は、環状に形成された枠状部と枠状部の内側に位置された桟部とを有するスピーカーグリル及びこれを備えたスピーカー装置についての技術分野に関する。
アンプによって増幅された音声を出力するスピーカー装置があり、スピーカー装置は、一般に、筐体として機能するフレームと音声の出力時に振動する振動板と振動板を振動させる磁気回路とフレームに取り付けられたスピーカーグリルとを備え、振動板の振動に伴って出力される音声がスピーカーグリルを介して外部に出力される。
スピーカー装置にスピーカーグリルが設けられることにより、スピーカー装置の内部構造への指の接触等が防止され、内部構造が保護される。
スピーカー装置において用いられるスピーカーグリルには、各種の形状が存在し、例えば、同心円状の形状を有する構造に形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたスピーカーグリルは、径の異なる円環状の複数の部分によって形成された同心円状の構造を有し、円環状の複数の部分が放射方向に延びる直線状の部分によって連結されて構成され、隣り合う円環状の部分のピッチが異なるようにされている。
特開2002−305784号公報
ところで、上記のようなスピーカーグリルを有するスピーカー装置においては、音声の出力がスピーカーグリルに形成された開口を通って行われるため、スピーカーグリルによって音声の干渉や遮断が生じることがある。このようなスピーカーグリルによる音声の干渉や遮断が生じると、周波数特性においてピークやディップが発生するおそれがあり、スピーカーグリルが同心円状の構造を有する場合には、特に、ディップが発生して音質の低下を来たすおそれがある。
そこで、本技術スピーカーグリル及びスピーカー装置は、上記した問題点を克服し、音質の向上を図ることを目的とする。
第1に、本技術に係るスピーカーグリルは、環状に形成された枠状部と、前記枠状部の内側に位置され一部が前記枠状部に連続された桟部とを備え、前記桟部は非同心円形状に形成されると共に少なくとも一部が曲線状の曲線部として形成されたものである。
これにより、桟部に同心円形状の構成が存在しない状態で曲線部を有する構造が構成される。
第2に、上記したスピーカーグリルにおいては、前記枠状部が円環状に形成されることが望ましい。
これにより、枠状部が簡素な形状になる。
第3に、上記したスピーカーグリルにおいては、前記桟部が前記枠状部の中心を基準にした点対称の形状に形成されることが望ましい。
これにより、桟部の内側の空間である開口が枠状部の中心を基準にした点対称の形状に形成される。
第4に、上記したスピーカーグリルにおいては、前記桟部には同一形状に形成された複数の同一形状部が設けられ、前記複数の同一形状部が前記枠状部の周方向において連続して形成されることが望ましい。
これにより、周方向において隣り合う同一形状部の開口の合計面積が同じにされる。
第5に、上記したスピーカーグリルにおいては、前記桟部が複数の前記曲線部のみによって構成されることが望ましい。
これにより、桟部に角張った部分が存在せず応力集中が生じ難い。
第6に、上記したスピーカーグリルにおいては、前記桟部には前記枠状部の中央部から前記枠状部に近付くに従って曲率が小さくなる曲線状の複数の曲率変化部が前記枠状部の周方向において離隔して設けられることが望ましい。
これにより、複数の曲率変化部によって桟部に渦巻き状の構造を構成することが可能になる。
第7に、上記したスピーカーグリルにおいては、前記桟部が前記複数の曲率変化部のみによって構成されることが望ましい。
これにより、複数の曲率変化部によって桟部に渦巻き状の構造のみを構成することが可能になる。
第8に、上記したスピーカーグリルにおいては、前記桟部の太さが前記枠状部の太さより細くされることが望ましい。
これにより、桟部の内側の空間である開口が大きくなる。
第9に、上記したスピーカーグリルにおいては、前記桟部の太さが一定にされることが望ましい。
これにより、桟部の強度が部位によって異ならないと共に桟部の内側の空間である開口の合計の開口面積を一定以上にすることが可能である。
第10に、上記したスピーカーグリルにおいては、前記枠状部の中央部に前記桟部の一部として環状部が設けられることが望ましい。
これにより、枠状部の中央部に一定の大きさの開口が形成される。
第11に、上記したスピーカーグリルにおいては、前記環状部が円環状に形成されることが望ましい。
これにより、枠状部の中央部に一定の大きさの開口が形成されると共に円環状の部分が存在する。
第12に、上記したスピーカーグリルにおいては、ガラスフィラーが含有される樹脂材料によって形成されることが望ましい。
これにより、ガラスフィラーによって材料の強度が高くなる。
第13に、上記したスピーカーグリルにおいては、前記桟部から前記枠状部の軸方向における一方に突出され振動板の振動を抑制する抑制突部が設けられることが望ましい。
これにより、振動板が振動したときに抑制突部によって振動板の過度の振動が防止される。
第14に、上記したスピーカーグリルにおいては、前記曲線部がフィボナッチ数列を適用した曲線状に形成され、複数の前記曲線部が前記枠状部の周方向において離隔して設けられることが望ましい。
これにより、第1の曲線部と第2の曲線部によって桟部に渦巻き状の構造を構成することが可能になると共に第1の曲線部と第2の曲線部の形状の設計が容易になる。
第15に、本技術に係るスピーカー装置は、筐体として機能するフレームと、音声の出力時に振動する振動板と、前記振動板を振動させる磁気回路と、前記フレームに取り付けられたスピーカーグリルとを備え、前記スピーカーグリルには環状に形成された枠状部と前記枠状部の内側に位置され一部が前記枠状部に連続された桟部とが設けられ、前記桟部は非同心円形状に形成されると共に少なくとも一部が曲線状の曲線部として形成されたものである。
これにより、スピーカーグリルにおける桟部に同心円形状の構成が存在しない状態で曲線部を有する構造が構成される。
本技術によれば、桟部に同心円形状の構成が存在しない状態で曲線部を有する構造が構成されるため、周波数特性において、特に、ディップが発生し難く、音声の良好な出力状態を確保することができる。
尚、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
図2乃至図45と共に本技術スピーカーグリル及びスピーカー装置の実施の形態を示すものであり、本図は、スピーカー装置の断面図である。 スピーカーグリルの斜視図である。 スピーカーグリルの正面図である。 スピーカーグリルの同一形状部を示す正面図である。 スピーカーグリルの背面図である。 スピーカーグリルの平面図である。 スピーカーグリルの底面図である。 スピーカーグリルの右側面図である。 スピーカーグリルの左側面図である。 音圧に関する測定結果を示すグラフ図である。 第1の変形例に係るスピーカーグリルの斜視図である。 第1の変形例に係るスピーカーグリルの正面図である。 第1の変形例に係るスピーカーグリルの同一形状部を示す正面図である。 第1の変形例に係るスピーカーグリルの背面図である。 第1の変形例に係るスピーカーグリルの平面図である。 第1の変形例に係るスピーカーグリルの底面図である。 第1の変形例に係るスピーカーグリルの右側面図である。 第1の変形例に係るスピーカーグリルの左側面図である。 第2の変形例に係るスピーカーグリルの斜視図である。 第2の変形例に係るスピーカーグリルの正面図である。 第2の変形例に係るスピーカーグリルの同一形状部を示す正面図である。 第2の変形例に係るスピーカーグリルの背面図である。 第2の変形例に係るスピーカーグリルの平面図である。 第2の変形例に係るスピーカーグリルの底面図である。 第2の変形例に係るスピーカーグリルの右側面図である。 第2の変形例に係るスピーカーグリルの左側面図である。 第3の変形例に係るスピーカーグリルの斜視図である。 第3の変形例に係るスピーカーグリルの正面図である。 第3の変形例に係るスピーカーグリルの同一形状部を示す正面図である。 第3の変形例に係るスピーカーグリルの背面図である。 第3の変形例に係るスピーカーグリルの平面図である。 第3の変形例に係るスピーカーグリルの底面図である。 第3の変形例に係るスピーカーグリルの右側面図である。 第3の変形例に係るスピーカーグリルの左側面図である。 第4の変形例に係るスピーカーグリルの正面図である。 第4の変形例に係るスピーカーグリルの同一形状部を示す正面図である。 第5の変形例に係るスピーカーグリルの正面図である。 第5の変形例に係るスピーカーグリルの同一形状部を示す正面図である。 第6の変形例に係るスピーカーグリルの正面図である。 第6の変形例に係るスピーカーグリルの同一形状部を示す正面図である。 第7の変形例に係るスピーカーグリルの正面図である。 第7の変形例に係るスピーカーグリルの同一形状部を示す正面図である。 図44及び図45と共に本技術に係るスピーカーグリルをヘッドホンにおいて用いた例を示すものであり、本図は、ヘッドホンの斜視図である。 ヘッドホンの正面図である。 ヘッドホンのスピーカーグリルが配置された部分を示す側面図である。
以下に、本技術スピーカーグリル及びスピーカー装置を実施するための形態を添付図面に従って説明する。
尚、スピーカー装置には筐体として機能するフレームとフレームに取り付けられたスピーカーグリルとが設けられ、以下にはスピーカーグリルが位置する側を前方としフレームが位置する側を後方として上下前後左右の方向を示す。但し、以下に示す上下前後左右の方向は、説明の便宜上示すものであり、本技術はこれらの方向に限定して適用されることはない。
<スピーカー装置の構成等>
先ず、スピーカー装置の構成について説明する(図1参照)。
スピーカー装置1はフレーム2と磁気回路3とボビン4と振動板5とスピーカーグリル6を有している。
フレーム2は筐体として機能し、例えば、金属材料やガラスフィラーが含有された樹脂材料等の剛性の高い材料によって全体として略円環状に形成されている。フレーム2は外周部がグリル取付部2aとして設けられ、内周部がヨーク取付部2bとして設けられている。
磁気回路3はヨーク7とマグネット8とプレート9とコイル10を有している。
ヨーク7は円環状のベース部7aとベース部7aの外周部から前方に突出された円筒状の周面部7bとを有している。ヨーク7は前端部がフレーム2のヨーク取付部2bに取り付けられている。
マグネット8は円環状に形成され、ヨーク7におけるベース部7aの前面に取り付けられている。
プレート9は金属等の磁性材料によって円環状に形成され、マグネット8の前面に取り付けられている。プレート9はヨーク7における周面部7bの内周側に位置されている。
コイル10はボビン4の外周面に巻き付けられている。ボビン4は円筒状に形成され、一部がヨーク7における周面部7bとプレート9の間に挿入され、周面部7bとプレート9の間にコイル10が位置されている。
振動板5は前方に凸の曲面状に形成されたドーム部5aとドーム部5aの外周に連続されたエッジ部5bとを有している。振動板5のドーム部5aとエッジ部5bの連続部分にはボビン4の前端部が結合されている。振動板5はエッジ部5bの外周部がフレーム2の外周部に取り付けられている。
スピーカーグリル6は外形状が略円形状に形成され、外周部がフレーム2のグリル取付部2aに取り付けられている。従って、振動板5におけるエッジ部5bの外周部はフレーム2とスピーカーグリル6に挟持された状態でグリル取付部2aに取り付けられている。
スピーカーグリル6は、例えば、ガラスフィラーが含有された樹脂材料によって形成されている。スピーカーグリル6は枠状部11と桟部12を有している(図2乃至図9参照)。
枠状部11は環状、例えば、円環状に形成されている。尚、枠状部11はフレーム2の外形状に応じた形状の環状に形成されていればよく、楕円形や長円形や矩形等の円環状以外の形状に形成されていてもよい。
桟部12は非同心円形状に形成され、枠状部11の中心部に設けられた環状部13と、環状部13と枠状部11を連結する第1の曲線部14、14、・・・と、第1の曲線部14、14、・・・と枠状部11を連結する第2の曲線部15、15、・・・とを有している。桟部12は枠状部11から枠状部11の中央部に近付くに従って前方に緩やかに変位し、全体として前方に凸の形状に形成されている。スピーカーグリル6は、例えば、九つの第1の曲線部14、14、・・・と九つの第2の曲線部15、15、・・・とを有している。
環状部13は、例えば、円環状に形成されている。環状部13の内側の空間は開口13aとして形成されている。
第1の曲線部14、14、・・・は周方向に、例えば、等間隔に離隔して設けられている。第1の曲線部14は一端部14aが環状部13に連続され他端部14bが枠状部11に連続されている。第1の曲線部14は、例えば、フィボナッチ数列を適用した曲線状に形成されている。従って、第1の曲線部14は環状部13から枠状部11に近付くに従って曲率が小さくなる曲線状の曲率変化部として設けられている。第1の曲線部14、14、・・・は正面形状においてそれぞれ反時計回り方向側に凸の曲線状に形成され、全体として渦巻き状に形成されている。
第2の曲線部15、15、・・・は周方向に、例えば、等間隔に離隔して設けられている。第2の曲線部15は一端部15aが第1の曲線部14に連続され他端部15bが枠状部11に連続されている。第2の曲線部15も、例えば、フィボナッチ数列を適用した曲線状に形成されている。従って、第2の曲線部15は第1の曲線部14から枠状部11に近付くに従って曲率が小さくなる曲線状の曲率変化部として設けられている。第2の曲線部15、15、・・・は正面形状においてそれぞれ時計回り方向側に凸の曲線状に形成され、全体として渦巻き状に形成されている。
但し、枠状部11の中央部においてフィボナッチ数列を適用すると第1の曲線部14、14、・・・と第2の曲線部15、15、・・・が密集して開口が形成されなくなってしまい、枠状部11の中央部からの音声の出力が行われなくなり音声の出力に関する良好な周波数特性が確保されなくなる可能性がある。
そこで、スピーカーグリル6にあっては、上記したように、枠状部11の中央部に内側の空間が開口13aとされた環状部13が形成され、音声の出力に関する良好な周波数特性が確保されている。
桟部12は上記のような形状に形成されており、隣り合う第1の曲線部14、14とこの第1の曲線部14、14の間に位置された四つの第2の曲線部15、15、・・・の各一部とによって同一形状部16が構成され、同一形状部16、16、・・・が周方向において連続して形成されている。
枠状部11の内側において桟部12の各部又は桟部12の各部と枠状部11の各部とによって囲まれた各空間は、音声が出力される開口17、17、・・・として形成されている。
桟部12は環状部13と第1の曲線部14、14、・・・と第2の曲線部15、15、・・・の太さが、例えば、一定にされ、枠状部11の太さより細くされている。
スピーカーグリル6には桟部12の各部から後方に突出された抑制突部18、18、・・・が周方向に離隔して設けられている。抑制突部18は第1の曲線部14と第2の曲線部15が連続された部分から後方に突出されて設けられている。抑制突部18、18、・・・は、スピーカーグリル6がフレーム2に取り付けられた状態において、振動板5のドーム部5aとエッジ部5bの連続部分の直ぐ前側に位置されている。
<音声に関する測定結果>
以下に、スピーカー装置1等から出力される音声に関する測定結果について説明する(図10参照)。
図10に示すグラフ図は、スピーカー装置1と同心円状の構造を有するスピーカーグリルが設けられた従来のスピーカー装置Xとスピーカーグリルが設けられていないスピーカー装置とについて周波数特性の測定結果を示すグラフ図である。横軸は周波数(KHz)であり、縦軸は音圧(db SPL)である。
図10に示すように、同心円状の構造を有するスピーカーグリルが設けられた従来のスピーカー装置Xにおいては20KHz以上のハイレゾリューション領域でピークやディップ、特に、大きなディップが生じたが、スピーカー装置1においては目立ったピークやディップが生じなかった。また、スピーカーグリルが設けられていないスピーカー装置においてはピークやディップが生じておらず、音声の干渉や遮断が生じないことが示されている。
このように桟部12が非同心円形状に形成されたスピーカー装置1においては、目立ったピークやディップが生じず、良好な音質が確保されている結果が得られた。
<スピーカーグリルの変形例>
以下に、スピーカーグリル6の各変形例について説明する(図11乃至図42参照)。
上記には、九つの第1の曲線部14、14、・・・と九つの第2の曲線部15、15、・・・を有するスピーカーグリル6の例を示したが、スピーカー装置1には、以下のように第1の曲線部14、14、・・・と第2の曲線部15、15、・・・の数が相違する第1の変形例に係るスピーカーグリル6A、第2の変形例に係るスピーカーグリル6B又は第3の変形例に係るスピーカーグリル6Cが設けられていてもよい(図11乃至図34参照)。
スピーカーグリル6Aは、例えば、枠状部11の外径がスピーカーグリル6における枠状部11の外径より小さくされ、七つの第1の曲線部14、14、・・・と七つの第2の曲線部15、15、・・・とを有している(図11乃至図18参照)。スピーカーグリル6Aにおいては第1の曲線部14、14とこの第1の曲線部14、14の間に位置された三つの第2の曲線部15、15、・・・の各一部とによって同一形状部16が構成され、同一形状部16、16、・・・が周方向において連続して形成されている。
スピーカーグリル6Bは、例えば、枠状部11の外径がスピーカーグリル6Aにおける枠状部11の外径より小さくされ、六つの第1の曲線部14、14、・・・と六つの第2の曲線部15、15、・・・とを有している(図19乃至図26参照)。スピーカーグリル6Bにおいては第1の曲線部14、14とこの第1の曲線部14、14の間に位置された三つの第2の曲線部15、15、15の各一部とによって同一形状部16が構成され、同一形状部16、16、・・・が周方向において連続して形成されている。
スピーカーグリル6Cは、例えば、枠状部11の外径がスピーカーグリル6Bにおける枠状部11の外径より小さくされ、五つの第1の曲線部14、14、・・・と五つの第2の曲線部15、15、・・・とを有している(図27乃至図34参照)。スピーカーグリル6Cにおいては第1の曲線部14、14とこの第1の曲線部14、14の間に位置された二つの第2の曲線部15、15の各一部とによって同一形状部16が構成され、同一形状部16、16、・・・が周方向において連続して形成されている。
また、スピーカー装置1には、スピーカーグリル6、スピーカーグリル6A、スピーカーグリル6B又はスピーカーグリル6Cに代えて桟部の構成が相違する以下の第4の変形例に係るスピーカーグリル6D、第5の変形例に係るスピーカーグリル6E、第6の変形例に係るスピーカーグリル6F又は第7の変形例に係るスピーカーグリル6Gが設けられていてもよい(図35乃至図42参照)。
スピーカーグリル6Dは桟部12に長さが異なる2種類の第1の曲線部14、14、・・・が周方向において交互に設けられ、隣り合う第1の曲線部14、14は一方が他方より長さが稍短くされている(図35参照)。スピーカーグリル6Dは第1の曲線部14、14、・・・と第2の曲線部15、15、・・・の数がスピーカーグリル6より多くされている。スピーカーグリル6Dにおいては三つの第1の曲線部14、14、14とこの第1の曲線部14、14、14の間に位置された複数の第2の曲線部15、15、・・・の各一部とによって同一形状部16が構成され(図36参照)、同一形状部16、16、・・・が周方向において連続して形成されている。
スピーカーグリル6Eは桟部12に長さが異なる2種類の第1の曲線部14、14、・・・が周方向において交互に設けられ、隣り合う第1の曲線部14、14は一方が他方より長さが約半分にされている(図37参照)。スピーカーグリル6Eは第1の曲線部14、14、・・・と第2の曲線部15、15、・・・の数がスピーカーグリル6より多くされている。スピーカーグリル6Eにおいては三つの第1の曲線部14、14、14とこの第1の曲線部14、14、14の間に位置された複数の第2の曲線部15、15、・・・の各一部とによって同一形状部16が構成され(図38参照)、同一形状部16、16、・・・が周方向において連続して形成されている。
スピーカーグリル6Fは桟部12が、環状部13と第2の曲線部15、15、・・・を連結する第1の曲線部14、14、・・・と、第1の曲線部14、14、・・・と枠状部11を連結する第2の曲線部15、15、・・・とを有している(図39参照)。スピーカーグリル6Fは、例えば、九つの第1の曲線部14、14、・・・と九つの第2の曲線部15、15、・・・とを有している。
第1の曲線部14は環状部13から第2の曲線部15へ行くに従って幅が広くなる形状に形成されている。第1の曲線部14は外側の端部が第2の曲線部15における枠状部11側の端部寄りの部分に連結されている。
第2の曲線部15は外側の半部が二股状に形成され、二股状の両方の部分が枠状部11に連結されている。第1の曲線部14の外側の端部は第2の曲線部15における二股状の一方の部分に連結されている。
スピーカーグリル6Fにおいては、隣り合う二つの第1の曲線部14、14と、この第1の曲線部14、14の間に位置された二つの第2の曲線部15、15の各一部と、第1の曲線部14と枠状部11の間に位置された二股状の部分を含む二つの第2の曲線部15、15の各一部とによって同一形状部16が構成され(図40参照)、同一形状部16、16、・・・が周方向において連続して形成されている。
スピーカーグリル6Gは桟部12に長さが異なる3種類の第1の曲線部14、14、・・・が周方向において繰り返し設けられ、長さが最も長い第1の曲線部14、14、・・・が枠状部11の中心部において結合されている(図41参照)。従って、スピーカーグリル6Gには環状部13が設けられていない。長さが中間の第1の曲線部14、14、・・・は一端部が枠状部11の中央よりの位置においてそれぞれ第2の曲線部15、15、・・・に結合され、長さが最も短い第1の曲線部14、14、・・・は二つずつの一端部が枠状部11の中央よりの位置において結合されている。
第2の曲線部15、15、・・・は第1の曲線部14、14、・・・を反転した形状に形成され、長さが最も長い第2の曲線部15、15、・・・が枠状部11の中心部において結合されている。従って、長さが最も長い第1の曲線部14、14、・・・と長さが最も長い第2の曲線部15、15、・・・が枠状部11の中心部において結合されている。
スピーカーグリル6Gにおいては隣り合う四つの第1の曲線部14、14、・・・とこの第1の曲線部14、14、・・・の間に位置された複数の第2の曲線部15、15、・・・の各一部とによって同一形状部16が構成され(図42参照)、同一形状部16、16、・・・が周方向において連続して形成されている。
尚、上記したスピーカーグリル6A、6B、6C、6D、6E、6F、6Gにおいては、図示はしていないが、桟部12の各部から後方に突出された抑制突部18、18、・・・が周方向に離隔して設けられている。但し、スピーカーグリル6A、6B、6C、6D、6E、6F、6Gにおいて、抑制突部18、18、・・・が設けられていなくてもよい。
<まとめ>
以上に記載した通り、スピーカー装置1にあっては、スピーカーグリル6、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G(以下、「スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6G」とする。)が環状に形成された枠状部11と、枠状部11の内側に位置され一部が枠状部11に連続された桟部12とを備え、桟部12は非同心円形状に形成されると共に少なくとも一部が曲線状に形成されている。
従って、桟部12に同心円形状の構成が存在しない状態で曲線部を有する構造が構成されるため、周波数特性において、特に、ディップが発生し難く、音声の良好な出力状態を確保することができる。
また、枠状部11が円環状に形成されることにより、枠状部11が簡素な形状であるため、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gを容易に成形することができる。また、枠状部11が円環状に形成されることにより、出力される音声の指向性が低減されるため、音声の良好な出力状態を確保することができる。
さらに、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gは桟部12が枠状部11の中心を基準にした点対称の形状に形成されているため、開口17、17、・・・が枠状部11の中心を基準にした点対称の形状に形成され、出力される音声の指向性が低減され、音声の良好な出力状態を確保することができる。
さらにまた、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gの桟部12は複数の同一形状部16、16、・・・が周方向において連続して形成されているため、周方向において隣り合う同一形状部16、16の開口17、17、・・・の合計面積が同じにされ、出力される音声の指向性が低減され、音声の良好な出力状態を確保することができる。
また、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gは桟部12が曲線部のみによって構成されているため、桟部12に角張った部分が存在せず応力集中が生じ難く、高い剛性を確保した上で音質の向上を図ることができる。
さらに、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gの桟部12には枠状部11の中央部から枠状部11に近付くに従って曲率が小さくなる曲率変化部として設けられた第1の曲線部14、14、・・・と第2の曲線部15、15、・・・が周方向において離隔して設けられている。
従って、複数の曲率変化部によって桟部12に渦巻き状の構造を構成することが可能になり、高い剛性及び良好なデザイン性を確保した上で音質の向上を図ることができる。
尚、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gにおいて桟部12は複数の曲率変化部のみによって構成されていてもよい。桟部12が複数の曲率変化部のみによって構成されることにより、複数の曲率変化部によって桟部12に渦巻き状の構造のみを構成することが可能になり、高い剛性及び一層良好なデザイン性を確保した上で音質の向上を図ることができる。
また、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gにおいては、桟部12の太さが枠状部11の太さより細くされているため、開口17、17、・・・が大きくなり、音声の良好な出力状態を確保することができる。特に、超高音質のハイレゾリューションの周波数帯域(約20KHz以上)における音声の良好な出力状態を確保することが可能とされている。
さらに、スピーカーグリル6Fを除いてスピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gは桟部12の太さが一定にされていることにより、桟部12の強度が部位によって異ならないと共に開口17、17、・・・の合計の開口面積を一定以上にすることが可能であるため、スピーカーグリル6、6A、6B、6C、6D、6E、6Gの一定以上の強度を確保することができると共に音声の良好な出力状態を確保することができる。
尚、スピーカーグリル6Fは桟部12の第1の曲線部14、14、・・・の太さ(幅)が外側へ行くに従って太くされていることにより、桟部12の強度が高く、強度の向上を確保することができると共に音声の良好な出力状態を確保することができる。
さらにまた、スピーカーグリル6、6A、6B、6C、6D、6E、6Fは枠状部11の中央部に桟部12の一部として環状部13が設けられているため、枠状部11の中央部に一定の大きさの開口13aが形成され、音声の良好な出力状態を確保することができる。
また、環状部13が円環状に形成されているため、枠状部11の中央部に一定の大きさの開口13aが形成されると共に円環状の部分が存在するため、音声の良好な出力状態を確保することができると共に円環状が応力集中の生じない形状であり高い強度を確保することができる。
さらに、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gはガラスフィラーが含有された樹脂材料によって形成されているため、ガラスフィラーによって材料の強度が高くなり、高い強度を確保することができる。
尚、スピーカーグリル6、6A、6B、6C、6D、6E、6Fにあっては、上記したように、第1の曲線部14は一端部14aが環状部13に連続されているが、第2の曲線部15は一端部15aが第1の曲線部14に連続された状態に構成されている。このように第2の曲線部15の一端部15aが環状部13に連続されず第1の曲線部14に連続される構成にすることにより、環状部13の周囲の領域における開口17、17、・・・の面積が大きくされており、高い開口率の確保による音声の出力に関する良好な周波数特性を確保することができる。
また、スピーカーグリル6、6A、6B、6C、6D、6E、6Fにおいては、環状部13の内側の空間の開口13aの開口面積と、第1の曲線部14、14、・・・と第2の曲線部15、15、・・・によって形成された開口17、17、・・・の各開口面積とに大きな差がないようにされ、スピーカーグリル6、6A、6B、6C、6D、6E、6Fの全体に亘って部分的に開口面積の差が生じないように構成されている。従って、出力される音声の指向性が低減され、音声の良好な出力状態を確保することができる。
さらに、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gにおいては、開口13aと開口17は指や軸状の構造物、例えば、筆記具等が誤って接触されたときに、これらの先端が振動板5に達しない程度の開口面積にされており、振動板5が桟部12によって保護されるように構成されている。
さらにまた、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gには抑制突部18、18、・・・が設けられているため、振動板5が振動したときに抑制突部18、18、・・・によって振動板5の過度の振動が防止され、音質の向上を図ることができる。また、抑制突部18、18、・・・が設けられることにより、抑制突部18、18、・・・が補強リブとしても機能し、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gの剛性の向上を図ることもできる。
加えて、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gは第1の曲線部14、14、・・・と第2の曲線部15、15、・・・がフィボナッチ数列を適用した曲線状に形成され、第1の曲線部14、14、・・・と第2の曲線部15、15、・・・がそれぞれ周方向において離隔して設けられている。
従って、第1の曲線部14、14、・・・と第2の曲線部15、15、・・・によって桟部12に渦巻き状の構造を構成することが可能になると共に第1の曲線部14、14、・・・と第2の曲線部15、15、・・・の形状の設計が容易であり、高い剛性、良好なデザイン性及び設計の容易化を図った上で音質の向上を図ることができる。
尚、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gは、上記したように、桟部12が枠状部11から枠状部11の中央部に近付くに従って前方に緩やかに変位し、全体として前方に凸の形状に形成され、また、第1の曲線部14と第2の曲線部15は上下左右の幅に対して前後の幅が大きくされている。従って、スピーカーグリル6乃至スピーカーグリル6Gの強度の向上が図られている。
<ヘッドホンへの適用例>
以下に、スピーカーグリル6がヘッドホンにおいて用いられた例について説明する(図43乃至図45参照)。
尚、以下にはスピーカーグリル6が用いられた例を示すが、スピーカーグリル6に代えてスピーカーグリル6A、6B、6C、6D、6E、6F、6Gの何れが用いられてもよい。
ヘッドホン20はヘッドバンド21とハンガー22、22とハウジング23、23を有している。
ヘッドバンド21は湾曲された形状に形成され、長手方向における両端部が離接する方向に弾性変形可能とされている。ヘッドバンド21には、その長さを調整するためのスライド機構が設けられていてもよい。
ハンガー22、22はそれぞれヘッドバンド21の長手方向における両端部に連結されている。ハンガー22、22にはそれぞれコード接続部22a、22aが設けられ、コード接続部22a、22aにはそれぞれ図示しないケーブルが接続される。
ハウジング23、23はそれぞれハンガー22、22に連結され、ハンガー22、22に対して回動可能とされている。ハウジング23、23の内部にはそれぞれスピーカー装置(スピーカーユニット)が配置されている。ハウジング23、23の内部に配置されたスピーカー装置はそれぞれスピーカーグリル6、6を有し、スピーカーグリル6、6はそれぞれスピーカー装置における内側に位置されている。
スピーカーグリル6、6の外面側にはそれぞれ網目状のネット24、24が配置されている。ネット24、24によってスピーカーグリル6、6の保護やスピーカー装置への塵埃の侵入の抑制が図られている。
ハウジング23、23の内面にはそれぞれ耳に宛がわれるイヤーパッド25、25が取り付けられている。イヤーパッド25、25は環状に形成され、内側の空間からスピーカーグリル6、6とネット24、24の少なくとも各一部が臨まれている。
上記のように構成されたヘッドホン20はイヤーパッド25、25がそれぞれ耳に宛がわれヘッドバンド21が頭頂部に宛がわれて頭部に装着される。各スピーカー装置から出力される音声はスピーカーグリル6、6及びネット24、24を介して各耳に伝達される。
このようにスピーカーグリル6がヘッドホン20に用いられた場合においても、スピーカーグリル6が環状に形成された枠状部11と非同心円形状に形成され少なくとも一部が曲線状に形成された桟部12とを有するため、周波数特性において、特に、ディップが発生し難く、音声の良好な出力状態を確保することができる。
<本技術>
本技術は、以下のような構成にすることができる。
(1)
環状に形成された枠状部と、
前記枠状部の内側に位置され一部が前記枠状部に連続された桟部とを備え、
前記桟部は非同心円形状に形成されると共に少なくとも一部が曲線状の曲線部として形成された
スピーカーグリル。
(2)
前記枠状部が円環状に形成された
前記(1)に記載のスピーカーグリル。
(3)
前記桟部が前記枠状部の中心を基準にした点対称の形状に形成された
前記(2)に記載のスピーカーグリル。
(4)
前記桟部には同一形状に形成された複数の同一形状部が設けられ、
前記複数の同一形状部が前記枠状部の周方向において連続して形成された
前記(1)から前記(3)の何れかに記載のスピーカーグリル。
(5)
前記桟部が複数の前記曲線部のみによって構成された
前記(1)から前記(4)の何れかに記載のスピーカーグリル。
(6)
前記桟部には前記枠状部の中央部から前記枠状部に近付くに従って曲率が小さくなる曲線状の複数の曲率変化部が前記枠状部の周方向において離隔して設けられた
前記(1)から前記(5)の何れかに記載のスピーカーグリル。
(7)
前記桟部が前記複数の曲率変化部のみによって構成された
前記(6)に記載のスピーカーグリル。
(8)
前記桟部の太さが前記枠状部の太さより細くされた
前記(1)から前記(7)の何れかに記載のスピーカーグリル。
(9)
前記桟部の太さが一定にされた
前記(1)から前記(8)の何れかに記載のスピーカーグリル。
(10)
前記枠状部の中央部に前記桟部の一部として環状部が設けられた
前記(1)から前記(9)の何れかに記載のスピーカーグリル。
(11)
前記環状部が円環状に形成された
前記(10)に記載のスピーカーグリル。
(12)
ガラスフィラーが含有された樹脂材料によって形成された
前記(1)から前記(11)の何れかに記載のスピーカーグリル。
(13)
前記桟部から前記枠状部の軸方向における一方に突出され振動板の振動を抑制する抑制突部が設けられた
前記(1)から前記(12)の何れかに記載のスピーカーグリル。
(14)
前記曲線部がフィボナッチ数列を適用した曲線状に形成され、
複数の前記曲線部が前記枠状部の周方向において離隔して設けられた
前記(1)から前記(13)の何れかに記載のスピーカーグリル。
(15)
筐体として機能するフレームと、
音声の出力時に振動する振動板と、
前記振動板を振動させる磁気回路と、
前記フレームに取り付けられたスピーカーグリルとを備え、
前記スピーカーグリルには環状に形成された枠状部と前記枠状部の内側に位置され一部が前記枠状部に連続された桟部とが設けられ、
前記桟部は非同心円形状に形成されると共に少なくとも一部が曲線状の曲線部として形成された
スピーカー装置。
1…スピーカー装置、2…フレーム、3…磁気回路、5…振動板、6…スピーカーグリル、11…枠状部、12…桟部、13…環状部、14…第1の曲線部、15…第2の曲線部、16…同一形状部、18…抑制突部、6A…スピーカーグリル、6B…スピーカーグリル、6C…スピーカーグリル、6D…スピーカーグリル、6E…スピーカーグリル、6F…スピーカーグリル、6G…スピーカーグリル

Claims (15)

  1. 環状に形成された枠状部と、
    前記枠状部の内側に位置され一部が前記枠状部に連続された桟部とを備え、
    前記桟部は非同心円形状に形成されると共に少なくとも一部が曲線状の曲線部として形成された
    スピーカーグリル。
  2. 前記枠状部が円環状に形成された
    請求項1に記載のスピーカーグリル。
  3. 前記桟部が前記枠状部の中心を基準にした点対称の形状に形成された
    請求項2に記載のスピーカーグリル。
  4. 前記桟部には同一形状に形成された複数の同一形状部が設けられ、
    前記複数の同一形状部が前記枠状部の周方向において連続して形成された
    請求項1に記載のスピーカーグリル。
  5. 前記桟部が複数の前記曲線部のみによって構成された
    請求項1に記載のスピーカーグリル。
  6. 前記桟部には前記枠状部の中央部から前記枠状部に近付くに従って曲率が小さくなる曲線状の複数の曲率変化部が前記枠状部の周方向において離隔して設けられた
    請求項1に記載のスピーカーグリル。
  7. 前記桟部が前記複数の曲率変化部のみによって構成された
    請求項6に記載のスピーカーグリル。
  8. 前記桟部の太さが前記枠状部の太さより細くされた
    請求項1に記載のスピーカーグリル。
  9. 前記桟部の太さが一定にされた
    請求項1に記載のスピーカーグリル。
  10. 前記枠状部の中央部に前記桟部の一部として環状部が設けられた
    請求項1に記載のスピーカーグリル。
  11. 前記環状部が円環状に形成された
    請求項10に記載のスピーカーグリル。
  12. ガラスフィラーが含有された樹脂材料によって形成された
    請求項1に記載のスピーカーグリル。
  13. 前記桟部から前記枠状部の軸方向における一方に突出され振動板の振動を抑制する抑制突部が設けられた
    請求項1に記載のスピーカーグリル。
  14. 前記曲線部がフィボナッチ数列を適用した曲線状に形成され、
    複数の前記曲線部が前記枠状部の周方向において離隔して設けられた
    請求項1に記載のスピーカーグリル。
  15. 筐体として機能するフレームと、
    音声の出力時に振動する振動板と、
    前記振動板を振動させる磁気回路と、
    前記フレームに取り付けられたスピーカーグリルとを備え、
    前記スピーカーグリルには環状に形成された枠状部と前記枠状部の内側に位置され一部が前記枠状部に連続された桟部とが設けられ、
    前記桟部は非同心円形状に形成されると共に少なくとも一部が曲線状の曲線部として形成された
    スピーカー装置。
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