JP6210026B2 - スピーカ - Google Patents

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R7/00Diaphragms for electromechanical transducers; Cones
    • H04R7/16Mounting or tensioning of diaphragms or cones
    • H04R7/18Mounting or tensioning of diaphragms or cones at the periphery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04R2307/00Details of diaphragms or cones for electromechanical transducers, their suspension or their manufacture covered by H04R7/00 or H04R31/003, not provided for in any of its subgroups
    • H04R2307/207Shape aspects of the outer suspension of loudspeaker diaphragms

Description

本発明は、サブウーハ等のスピーカに関する。
スピーカは、通常、フレームにエッジを介して支持されたコーン状の振動板と、振動板を駆動する磁気回路と、ダンパとを有して構成されている。
磁気回路は、一般的に、振動板の内周部に固定されたボイスコイルボビンに巻かれたボイスコイルと、フレームに固定されたプレートと、永久磁石及びヨークとを有する。
ダンパは、一般的に、一端側がボイスコイルボビンに固定され、他端側がフレームに固定されている。振動板は、音声信号に応じた電流がボイスコイルに印加されることで振動する。エッジ及びダンパは、通常、振動板を正規の位置に戻すためのサスペンションとしての機能を有する。
振動板は放音方向及びその反対方向に振動する。振動板は、振動方向のストロークに制限をかけない方が、音圧を大きくとれ、音色がよいといったメリットを有する。その反面、スピーカの一形態であるサブウーハ等では、ストロークが大きいので、特に放音方向とは反対方向のストロークに制限をかけないと、ボイスコイルボビンやボイスコイル、または、ダンパが永久磁石やヨークに当たってしまい、音質を悪化させたり、スピーカが破壊したりする虞がある。
特許文献1には、フレームに、エッジの変形を制限する突起部を設けることで、放音方向とは反対方向のストロークに制限をかけるように構成したスピーカが記載されている。
実開昭62−32698号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているスピーカでは、軟らかく、肉薄の弾性変形部材からなるエッジが、硬いフレームの突起部に何度も当たることによって損傷する可能性が高い。
本発明は上記の問題点に鑑み、放音方向のストロークには制限をかけず、放音方向とは反対方向のストロークには制限をかけることができ、かつ、エッジの損傷を抑制することができるスピーカを提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、振動板と、前記振動板の外周部に接続された内周部を有し、環状の弾性変形部材からなるエッジと、前記エッジの外周部に接続され、前記振動板を、前記エッジを介して支持するフレームと、前記振動板を放音方向である第1の方向及び前記放音方向とは反対方向である第2の方向に変位させて、前記振動板を振動させる磁気回路とを備え、前記エッジは、前記エッジの内周部と外周部との間の領域に、前記第2の方向に凸状とされ、前記振動板の前記第2の方向へのストロークを制限するリブを有することを特徴とするスピーカを提供する。
本発明のスピーカによれば、放音方向のストロークには制限をかけず、放音方向とは反対方向のストロークには制限をかけることができ、かつ、エッジの損傷を抑制することができる。
第1〜第3の実施形態のスピーカを示す断面図である。 第1の実施形態のスピーカにおけるエッジを示す断面図である。 図2に示す振動板が放音方向とは反対方向に振動したときのエッジの変形状態を示す断面図である。 図2に示す振動板が放音方向に振動したときのエッジの変形状態を示す断面図である。 第1の実施形態のスピーカにおけるエッジの変形例を示す断面図である。 第2の実施形態のスピーカにおけるエッジを示す断面図である。 図6に示す振動板が放音方向とは反対方向に振動したときのエッジの変形状態を示す断面図である。 図7に示す振動板が放音方向とは反対方向にさらに振動したときのエッジの変形状態を示す断面図である。 第3の実施形態のスピーカにおけるエッジを示す断面図である。 図9に示す振動板が放音方向とは反対方向に振動したときのエッジの変形状態を示す断面図である。 第3の実施形態のスピーカにおけるエッジの変形例を示す断面図である。
<第1の実施形態>
図1〜図4を用いて、第1の実施形態のスピーカを説明する。
図1に示すように、スピーカ100は、フレーム1、振動板2、ボイスコイルボビン3、ボイスコイル4、永久磁石5、ヨーク6、ダンパ7、プレート8、キャップ9、及び、エッジ10を有して構成されている。
ボイスコイル4、永久磁石5、プレート8、及び、ヨーク6は、振動板2を振動させる磁気回路を構成している。ボイスコイル4は、磁気回路のギャップ部に配置されている。
フレーム1は金属からなり、振動板2を、エッジ10を介して支持している。
振動板2は、コーン形状を有する。また、振動板2は、外周部がエッジ10に固着され、内周部がボイスコイルボビン3に固着されている。また、振動板2の内周部には、ボイスコイルボビン3を覆うようにキャップ9が固着されている。
エッジ10は、振動板2とフレーム1とを変形自在に連結する、環状の弾性変形部材である。
ボイスコイルボビン3は円筒形状を有し、振動板2の中心部に固定されている。
ボイスコイル4は、ボイスコイルボビン3の外周部に巻かれており、電磁コイルとして機能する。
永久磁石5とヨーク6は、ボイスコイル4の近傍に配置されている。
本実施形態では、ボイスコイル4の近傍において、永久磁石5がボイスコイルボビン3の外側に配置され、ヨーク6がボイスコイルボビン3の内側に配置されている。
プレート8は、永久磁石5上に固定されている。プレート8には、フレーム1の下端部が固定されている。
ボイスコイル4と、永久磁石5及びプレート8とは、ギャップを有して対向配置されている。また、ボイスコイルボビン3とヨーク6とは、ギャップを有して対向配置されている。
ダンパ7は弾性変形部材からなり、ボイスコイルボビン3とフレーム1とを変形自在に連結している。なお、ダンパ7は、振動板2とフレーム1とを変形自在に連結してもよい。
従って、振動板2は、ボイスコイルボビン3及びボイスコイル4と共に、弾性変形部材からなるエッジ10及びダンパ7を介してフレーム1に支持されている。
エッジ10及びダンパ7は、振動板2を支えるサスペンションとして機能する。
ボイスコイル4に外部から音声信号に応じた電流が供給されると、磁気回路によって形成された静磁場内で電流が流れるため、ボイスコイル4にフレミングの左手の法則に則った力が発生する。この力により、振動板2は、ボイスコイルボビン3及びボイスコイル4と共に、上下方向に振動する。
上下方向とは、図1における左右方向である。スピーカ100の上方向(図1の左方向)が振動板2が音を放出する放音方向(第1の方向)である。
ここで、図2〜図4を用いて、エッジ10を詳細に説明する。
図2に示すように、エッジ10は、放音側に凸とされた円弧状の断面形状を有する円弧部11と、円弧部11の一端側に形成されて振動板2の外周部に接続するエッジ内周部17と、円弧部11の他端側に形成されてフレーム1に接続するエッジ外周部18とを有する。円弧部11の凹内面12には、放音方向とは反対方向(第2の方向)に突出した複数のリブ13〜16が形成されている。
円弧部11、リブ13〜16、エッジ内周部17、及び、エッジ外周部18は、共通の弾性変形材料を一体成型することで作製することができる。
リブ13〜16は、エッジ10(振動板2)の径方向(振動板2の中心から離れる方向)に並べて配置されている。
また、リブ13〜16は、環状のエッジ10に沿って全周に亘ってそれぞれ環状に形成してもよく、また、環状のエッジ10に沿った特定の箇所のみに断続的に形成してもよい。
振動板2の径方向に対するリブ13〜16の位置は特に限定されるものではない。音質に影響を与えにくく、かつ、放音方向とは反対方向のストロークに徐々に制限をかけるのがよい。そのために、円弧部11の凹内面12において、振動板2の中心から離れた方の領域にリブ13〜16を配置することが好ましい。
また、リブ13〜16の断面形状は、台形、長方形、三角形、楕円形等、いずれの形状も適用可能であり、特に限定されるものではない。本実施形態では、リブ13〜16の断面形状を、円弧部11の凹内面12側が幅広で、先端側が幅狭の台形形状としている。
次に、図2及び図3を用いて、振動板2が放音方向とは反対方向に変位したときのエッジ10の変形状態を説明する。図2は、振動板2が振動していないときのエッジ10の通常状態を示している。また、図3は、振動板2が振動して放音方向とは反対方向に変位したときのエッジ10の変形状態を示している。
振動板2が放音方向とは反対方向に変位し始めると、エッジ10のリブ13の内周側の円弧部11との接続箇所20に応力が集中する。そのため、接続箇所20を支点としてエッジ10が変形すると共に、リブ13が、隣接するリブ14に接触する。リブ13がリブ14に接触することで、エッジ10の変形がわずかに抑制されるため、放音方向とは反対方向のストロークがわずかに制限される。
振動板2が放音方向とは反対方向に引き続き変位すると、エッジ10が接続箇所20を支点としてさらに変形し、リブ14が、隣接するリブ15に接触する。リブ14がリブ15に接触することで、エッジ10の変形がさらに抑制されるため、放音方向とは反対方向のストロークがさらに制限される。
そして、振動板2が放音方向とは反対方向にさらに変位すると、図3に示すように、エッジ10が接続箇所20を支点としてさらに変形し、リブ15が、隣接するリブ16に接触する。リブ15がリブ16に接触することで、エッジ10の変形がさらに抑制されるため、放音方向とは反対方向のストロークがさらに制限される。
振動板2が放音方向とは反対方向に変位するにつれて、リブ13〜16が順々に接触していくことで、振動板2の放音方向とは反対方向のストロークに徐々に制限をかけることが可能になる。
即ち、リブ13〜16は、振動板2が放音方向とは反対方向に変位する程度が大きくなるほど、振動板2のストロークを制限する程度が大きくなるように構成されている。
リブ13〜16の長さ(円弧部11の凹内面12から先端までの長さ)やリブ間のピッチは特に限定されるものではないが、リブ13,14,15,16どうしが接触したときに先端の位置が一致しないほうが好ましい。ここでの位置とは、振動板2の振動方向に沿った方向の位置である。リブ13〜16の先端の位置が一致すると、振動板2が放音方向とは反対方向に変位するにつれてリブ13〜16の先端に応力が集中する。
それに対して、リブ13〜16の先端の位置が一致しないように、リブ13〜16のそれぞれの長さやリブ間のピッチを設定することにより、振動板2が放音方向とは反対方向に変位しても応力を分散することができる。即ち、エッジ10の変形によって生じる応力がリブ13〜16で分散されるため、リブの材料破断に対する設計の自由度が向上する。
本実施形態では、振動板2が放音方向とは反対方向に変位した場合に、リブ13の先端がリブ14の隣接側面と接し、リブ14の先端がリブ15の隣接側面と接し、リブ15の先端がリブ16の隣接側面と接するように、リブ13〜16の長さ及びピッチを設定している。
また、リブ13〜16の台形先端部の角をR形状とすることで、台形先端部の角にかかる応力をさらに分散させることができる。
次に、図2及び図4を用いて、振動板2が放音方向に振動したときのエッジ10の変形状態を説明する。図4は、振動板2が放音方向に変位したときのエッジ10の変形状態を示している。
振動板2が放音方向に変位すると、エッジ10の円弧部11とフレーム1との接続箇所21に応力が集中するため、接続箇所21を支点としてエッジ10が変形すると共に、リブ13,14,15,16の先端どうしが互いに離れる方向にエッジ10が変形する。
従って、振動板2が放音方向に変位する場合は、リブ13〜16どうしが接触しない。そのため、放音方向のストロークは、リブ13〜16の制限を受けない。
このように、本実施形態によれば、振動板2に対して、放音方向のストロークにはリブ13〜16による制限をかけず、かつ、放音方向とは反対方向のストロークにはリブ13〜16によって徐々に制限をかけることが可能である。
また、本実施形態によれば、エッジ10を構成するリブ13〜16で放音方向とは反対方向のストロークに制限をかけるため、エッジ10がフレーム1に当たることはない。従って、フレーム1によって発生するエッジ10の損傷を抑制することができる。
さらに、リブ13〜16がストロークに対して徐々に制限をかけるため、エッジ10にかかる応力が分散する。これにより材料の破壊も低減することができる。
また、本実施形態によれば、リブ13〜16が、放音方向とは反対方向のストロークに対して徐々に制限をかけることが可能になるため、ダンパ7にかかる負担を低減することができる。
本実施形態では、ダンパ7がストローク限界まで振動すると音質が大きく劣化する虞があるため、ダンパ7のストローク限界を振動板2のストローク限界よりも大きくなるように設計している。
なお、本実施形態では、4つのリブ13〜16を有する構成としたが、リブの数については特に限定されるものではない。
<第1の実施形態の変形例>
以下に、第1の実施形態の変形例として、エッジが1つのリブを有する構成について図5を用いて説明する。図5は第1の実施形態の図2に対応する。
本変形例のスピーカは、第1の実施形態のスピーカと比較して、エッジ30の構成が異なり、それ以外の図1に示す構成については、第1の実施形態のスピーカと同じである。そのため、説明をわかりやすくするために、第1の実施形態と同じ構成部には同じ符号を付して説明する。
図5に示すように、エッジ30は、振動板2とフレーム1とを変形自在に連結する、環状の弾性変形部材である。
エッジ30は、振動板2を支えるサスペンションとして機能する。
また、エッジ30は、放音側に凸とされた円弧状の断面形状を有する円弧部31と、円弧部31の一端側に形成されて振動板2の外周部に接続するエッジ内周部37と、円弧部31の他端側に形成されてフレーム1に接続するエッジ外周部38とを有する。円弧部31の凹内面32におけるエッジ外周部38の近傍には、放音方向とは反対方向に突出したリブ33が形成されている。
円弧部31、リブ33、エッジ内周部37、及び、エッジ外周部38は、共通の弾性変形材料を一体成型することで作製することができる。
リブ33は、環状のエッジ30に沿って全周に亘って環状に形成してもよく、また、環状のエッジ30に沿った特定の箇所のみに断続的に形成してもよい。
振動板2が放音方向とは反対方向に変位すると、エッジ30のリブ33の内周側の円弧部31との接続箇所34に応力が集中するため、この接続箇所34を支点としてエッジ30が変形し、リブ33の先端部が近傍のエッジ外周部38の内側面35に接触する。これにより、放音方向とは反対方向のストロークに制限をかけることができる。
また、リブ33は、弾性変形部材からなるため、振動板2が放音方向とは反対方向に振動するに従って、リブ33の先端部が徐々に変形することで、放音方向とは反対方向のストロークに徐々に制限をかけることができる。
一方、振動板2が放音方向に変位すると、エッジ30の円弧部31とフレーム1との接続箇所36に応力が集中するため、接続箇所36を支点としてエッジ30が変形する。そのため、リブ33の先端が,エッジ外周部38の内側面35から離れる方向にエッジ10が変形する。
従って、振動板2が放音方向に変位する場合は、放音方向のストロークはリブ33の制限を受けない。
従って、上述した変形例も第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第2の実施形態>
図6,図7及び図8を用いて、第2の実施形態のスピーカを説明する。図6及び図8は、第1の実施形態の図2及び図3にそれぞれ対応する。
第2の実施形態のスピーカは、第1の実施形態のスピーカと比較して、エッジ40及びフレーム51の構成が異なり、それ以外の図1に示す構成については、第1の実施形態のスピーカと同じである。そのため、説明をわかりやすくするために、第1の実施形態と同じ構成部には同じ符号を付して説明する。
図6に示すように、エッジ40は、振動板2とフレーム51とを変形自在に連結する、環状の弾性変形部材である。
エッジ40は、振動板2を支えるサスペンションとして機能する。
また、エッジ40は、放音側に凸とされた円弧状の断面形状を有する円弧部41と、円弧部41の一端側に形成されて振動板2の外周部に接続するエッジ内周部47と、円弧部41の他端側に形成されてフレーム51に接続するエッジ外周部48とを有する。円弧部41の凹内面42におけるエッジ外周部48の近傍には、放音方向とは反対方向に凸状に形成され、かつ、円弧部41よりも肉厚とされたリブ43が形成されている。
円弧部41、リブ43、エッジ内周部47、及び、エッジ外周部48は、共通の弾性変形材料を一体成型することで作製することができる。
リブ43は、環状のエッジ40に沿って全周に亘って環状に形成してもよく、また、環状のエッジ40に沿った特定の箇所のみに断続的に形成してもよい。
フレーム51は、その外縁部53に、エッジ40のエッジ外周部48が接続されたエッジ接続領域54と、振動板2が放音方向とは反対方向に振動したときに、リブ43の先端が接触するリブ接触領域55とを有する。
振動板2が放音方向とは反対方向に変位し始めると、リブ43の先端がフレーム51のリブ接触領域55に近づく方向にエッジ40が変形し始め、さらに放音方向とは反対方向に変位すると、図7に示すように、リブ43の先端の角部がフレーム51のリブ接触領域55に接触する。
振動板2が放音方向とは反対方向にさらに変位すると、図8に示すように、リブ43の先端が角部から徐々にフレーム51のリブ接触領域55に接触していく。リブ43は、弾性変形部材からなるため、振動板2が放音方向とは反対方向に変位するに従って、フレーム51との接触面積が徐々に大きくなるようにリブ33が変形する。そのため、放音方向とは反対方向のストロークに徐々に制限をかけることができる。
一方、振動板2が放音方向に変位する場合は、リブ43の先端がフレーム51のリブ接触領域55から離れる方向にエッジ40が変形する。
従って、振動板2が放音方向に振動する場合は、放音方向のストロークはリブ43の制限を受けない。
本実施形態によれば、肉厚のリブ43が徐々に弾性変形することによって、放音方向とは反対方向のストロークに制限をかけるため、フレーム51によって発生するエッジ40の損傷を抑制することができる。
従って、本実施形態も第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3の実施形態>
図9及び図10を用いて、第3の実施形態のスピーカを説明する。図9及び図10は、第1の実施形態の図2及び図3にそれぞれ対応する。
第3の実施形態のスピーカは、第1の実施形態のスピーカと比較して、エッジ60及びフレーム71の構成が異なり、それ以外の図1に示す構成については、第1の実施形態のスピーカと同じである。そのため、説明をわかりやすくするために、第1の実施形態と同じ構成部には同じ符号を付して説明する。
図9に示すように、エッジ60は、振動板2とフレーム71とを変形自在に連結する、環状の弾性変形部材である。
エッジ60は、振動板2を支えるサスペンションとして機能すると共に、振動板2の分割振動を抑制する制振機能を有する。
また、エッジ60は、放音側に凸とされた円弧状の断面形状を有する円弧部61と、円弧部61の一端側に形成されて振動板2の外周部に接続するエッジ内周部67と、円弧部61の他端側に形成されてフレーム71に接続するエッジ外周部68とを有する。円弧部61の内縁部62及びエッジ内周部67の近傍には、放音方向とは反対方向に凸状に形成され、かつ、円弧部61よりも肉厚とされたリブ63が形成されている。
円弧部61、リブ63、エッジ内周部67、及び、エッジ外周部68は、共通の弾性変形材料を一体成型することで作製することができる。
リブ63は、エッジ内周部67と共に振動板2の外周部に接続されている。本実施形態では、リブ63の先端を平坦面としている。
また、リブ63は、環状のエッジ60に沿って全周に亘って環状に形成してもよく、また、環状のエッジ60に沿った特定の箇所のみに断続的に形成してもよい。
フレーム71は、その外縁部72に、エッジ60のエッジ外周部68が接続されたエッジ接続領域73を有する。また、フレーム71は、振動板2が放音方向とは反対方向に振動したときに、リブ63の先端が接触するリブ接触領域74を有する。
振動板2が放音方向とは反対方向に変位し始めると、リブ63の先端がフレーム71のリブ接触領域74に近づく方向にエッジ60が変形し始め、さらに放音方向とは反対方向に変位すると、図10に示すように、リブ63の先端がフレーム71のリブ接触領域74に接触する。これにより、放音方向とは反対方向のストロークに制限をかけることができる。
一方、振動板2が放音方向に変位する場合は、リブ63の先端がフレーム71のリブ接触領域74から離れる方向にエッジ60が変形する。
従って、振動板2が放音方向に振動する場合は、放音方向のストロークはリブ63の制限を受けない。
本実施形態によれば、放音方向とは反対方向のストロークに制限をかけるときには、肉厚のリブ63がフレーム71に接触し、かつ、リブ63を振動板2で押さえることになるため、フレーム71によって発生するエッジ60の損傷を抑制することができる。
また、本実施形態では、リブ63が振動板2と接触する位置に配置されている。そのため、振動板2が放音方向とは反対方向に振動したときに、リブ63は放音方向とは反対方向に沿って移動する。そこで、例えばリブ63の先端がフレーム71のリブ接触領域74に接触したときに音を発生させることも可能である。音を発生させることによって使用者への注意喚起をすることができる。
<第3の実施形態の変形例>
図11を用いて、第3の実施形態のスピーカにおけるエッジの変形例を用いて説明する。図11は第3の実施形態の図9に対応する。
本変形例のスピーカは、第3の実施形態のスピーカと比較して、エッジ80の構成が異なり、それ以外の図1及び図9に示す構成については、第3の実施形態のスピーカと同じである。そのため、説明をわかりやすくするために、第3の実施形態と同じ構成部には同じ符号を付して説明する。
図11に示すように、エッジ80は、振動板2とフレーム71とを変形自在に連結する、環状の弾性変形部材である。
エッジ80は、振動板2を支えるサスペンションとして機能する。
また、エッジ80は、放音側に凸とされた円弧状の断面形状を有する円弧部81と、円弧部81の一端側に形成されて振動板2の外周部に接続するエッジ内周部87と、円弧部81の他端側に形成されてフレーム71に接続するエッジ外周部88とを有する。円弧部81の内縁部82及びエッジ内周部87の近傍には、放音方向とは反対方向に凸状に形成され、かつ、円弧部81よりも肉厚とされたリブ83が形成されている。
円弧部81、リブ83、エッジ内周部87、及び、エッジ外周部88は、共通の弾性変形材料を一体成型することで作製することができる。
リブ83は、エッジ内周部87と共に振動板2の外周部に接続されている。
また、リブ83は、環状のエッジ80に沿って全周に亘って環状に形成してもよく、また、環状のエッジ80に沿った特定の箇所のみに断続的に形成してもよい。
第3の実施形態では、リブ63の先端は平坦面である。それに対して、本変形例では、リブ83の先端の断面形状を、フレーム71のリブ接触領域74に向かって凸状とされた三角形状としている。
そのため、本変形例では、第3の実施形態と比較して、振動板2が放音方向とは反対方向に変位すると、リブ83は、三角形状の先端から徐々にフレーム71のリブ接触領域74に接触していく。リブ83は、弾性変形部材からなるため、振動板2が放音方向とは反対方向に変位するに従って、フレーム71との接触面積が徐々に大きくなるようにリブ83が変形する。そのため、放音方向とは反対方向のストロークに徐々に制限をかけることができる。
なお、本発明に係る実施形態は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。第1の実施形態と第3の実施形態とを組み合わせた構成とすることが可能であり、第2の実施形態と第3の実施形態とを組み合わせた構成とすることも可能である。
1,51,71 フレーム
2 振動板
3 ボイスコイルボビン
4 ボイスコイル(磁気回路)
5 永久磁石(磁気回路)
6 ヨーク(磁気回路)
8 プレート(磁気回路)
10 エッジ
13〜16,33,43,63,83 リブ
17,37,47,67,87 エッジ内周部
18,38,48,68,88 エッジ外周部
55,74 リブ接触領域
100 スピーカ

Claims (5)

  1. 振動板と、
    前記振動板の外周部に接続された内周部を有し、環状の弾性変形部材からなるエッジと、
    前記エッジの外周部に接続され、前記振動板を、前記エッジを介して支持するフレームと、
    前記振動板を放音方向である第1の方向及び前記放音方向とは反対方向である第2の方向に変位させて、前記振動板を振動させる磁気回路と、
    を備え、
    前記エッジは、前記エッジの内周部と外周部との間の領域に、前記第2の方向に凸状とされ、前記振動板の前記第2の方向へのストロークを制限するリブを有する
    ことを特徴とするスピーカ。
  2. 前記リブとして、前記エッジの径方向に並んで配置された複数のリブを有し、
    前記エッジは、前記振動板が前記第2の方向に変位したときには、前記複数のリブが互いに接触するように変形し、かつ、前記振動板が前記第1の方向に変位したときには、前記複数のリブが互いに離れるように変形する
    ことを特徴とする請求項1記載のスピーカ。
  3. 前記複数のリブは、前記振動板が前記第2の方向に変位する程度が大きくなるほど、前記振動板のストロークを制限する程度が大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項2記載のスピーカ。
  4. 前記フレームは、前記振動板が前記第2の方向に変位したときに、前記リブが接触するリブ接触領域を有することを特徴とする請求項1記載のスピーカ。
  5. 前記リブは、前記振動板が前記第2の方向に変位する程度が大きくなるほど、前記リブ接触領域に接触する面積が大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項4記載のスピーカ。
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