JPWO2018037918A1 - 密封装置 - Google Patents

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Abstract

軸とハウジングが相対的に移動した場合に、軸と共に移動してしまうことを抑制可能とする密封装置を提供する。樹脂シールリング100は、円筒部110と、円筒部110の軸線方向両側にそれぞれ設けられる一対の内周リップ120と、円筒部110の軸線方向両側にそれぞれ設けられる一対の外周リップ130と、円筒部110の外周面に設けられ、弾性体シールリング300が装着される環状の装着溝111と、を備え、一対の内周リップ120は、円筒部110から遠ざかるに従って、軸の外周面に摺動自在なリップ先端121に向けて内周面側及び外周面側のいずれも縮径しており、一対の外周リップ130は、円筒部110から遠ざかるに従って、ハウジングの軸孔の内周面に密着するリップ先端131に向けて内周面側及び外周面側のいずれも拡径していることを特徴とする。

Description

本発明は、相対的に移動する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置に関する。
相対的に移動する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置において、軸線方向の両側に対して優れた密封機能を発揮させる技術が検討されている。図4は仮想技術に係る密封装置を用いた密封構造の模式的断面図である。図示の密封装置700は、相対的に移動する軸500と、ハウジング600との間の環状隙間を封止する機能を発揮する。ハウジング600の軸孔の内周面には、環状の切欠き610が設けられ、かつハウジング600の先端には環状部材650が取り付けられている。これにより、密封装置700が取り付けられる環状の溝が形成されている。また、この密封装置700は、樹脂材により構成される。そして、密封装置700は、円筒部の軸線方向両側にそれぞれ設けられる一対の内周リップ710、及び一対の外周リップ720を備えている。一対の内周リップ710は軸500の外周面に対して摺動自在に構成され、一対の外周リップ720はハウジング600の軸孔の内周面に密着するように構成されている。つまり、軸500とハウジング600が相対的に移動する際には、密封装置700はハウジング600に対して固定され、軸500と一対の内周リップ710との間で摺動することで、密封性が維持されることを狙っている。
しかしながら、高温環境下で使用されると、内周リップ710が縮径し、軸500に対する内周リップ710の緊迫力が増加して、軸500と共に密封装置700が移動してしまうことがある。これにより、軸500とハウジング600が相対的に往復移動する使用条件下においては、密封装置700が環状の溝の壁面に対して接触してしまい、内周リップ710や外周リップ720が変形して、密封性が低下してしまうおそれがある。また、軸500とハウジング600が相対的に回転又は揺動する使用条件下においては、外周リップ720がハウジング600の軸孔の内周面と摺動し、外周リップ720に摺動摩耗が生じることで、密封性が低下してしまうおそれがある。
また、樹脂製の密封装置700の場合には、ゴム状弾性体製の密封装置に比べて剛性が高い。そのため、ハウジング600の軸孔の内周面に環状の溝を形成して、この溝内に密封装置700を装着する場合には、上記の通り、ハウジング600に環状の切欠き610を設けて、この切欠き610内に密封装置700を装着した後に、環状部材650を取り付ける必要がある。図示の仮想技術の場合には、軸500とハウジング600が相対的に往復移動する使用条件下において、密封装置700がハウジング600の軸孔から抜け出してしまわないように、環状の溝を形成することが必須となる。従って、環状部材650をハウジング600に取付けることが必須となり、部品点数が増加してしまう問題もある。
特開2014−137139号公報
本発明の目的は、軸とハウジングが相対的に移動した場合に、軸と共に移動してしまうことを抑制可能とする密封装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の密封装置は、
相対的に移動する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
樹脂製の樹脂シールリングと、
前記樹脂シールリングの外周面側に装着され、前記ハウジングにおける前記軸が挿通される軸孔の内周面に密着するゴム状弾性体製の弾性体シールリングと、
を備える密封装置において、
前記樹脂シールリングは、
円筒部と、
前記円筒部の軸線方向両側にそれぞれ設けられる一対の内周リップと、
前記円筒部の軸線方向両側にそれぞれ設けられる一対の外周リップと、
前記円筒部の外周面に設けられ、前記弾性体シールリングが装着される環状の装着溝と、を備え、
前記一対の内周リップは、前記円筒部から遠ざかるに従って、前記軸の外周面に摺動自在なリップ先端に向けて内周面側及び外周面側のいずれも縮径しており、
前記一対の外周リップは、前記円筒部から遠ざかるに従って、前記軸孔の内周面に密着するリップ先端に向けて内周面側及び外周面側のいずれも拡径していることを特徴とする。
本発明によれば、樹脂シールリングにおける円筒部の外周面に設けられた環状の装着溝に、ハウジングの軸孔の内周面に密着するように構成されたゴム状弾性体製の弾性体シールリングが装着される。そのため、樹脂シールリングがハウジングに対して移動してしまうことが抑制される。これにより、樹脂シールリングが軸と共に移動してしまうことが抑制され、密封装置が軸と共に移動してしまうことが抑制される。
また、樹脂シールリングにおいて、一対の内周リップは、円筒部から遠ざかるに従って、軸の外周面に摺動自在なリップ先端に向けて内周面側及び外周面側のいずれも縮径するように構成されている。これにより、リップ先端以外の部位が軸の外周面に接触することが抑制され、樹脂シールリングが軸と共に移動してしまうことをより確実に抑制可能となる。
更に、樹脂シールリングにおいて、一対の外周リップは、円筒部から遠ざかるに従って、軸孔の内周面に密着するリップ先端に向けて内周面側及び外周面側のいずれも拡径するように構成されている。従って、一対の外周リップは径方向内側に撓みやすい。そのため、弾性体シールリングを装着溝に対して容易に装着でき、弾性体シールリングへの負荷を抑制することができる。また、弾性体シールリングをより確実に軸孔内周面に密着させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、軸とハウジングが相対的に移動した場合に、密封装置が軸と共に移動してしまうことを抑制することができる。
図1は本発明の実施例に係る密封装置の模式的断面図である。 図2は本発明の実施例に係る樹脂シールリングの模式的断面図である。 図3は本発明の実施例に係る密封装置を用いた密封構造の模式的断面図である。 図4は仮想技術に係る密封装置を用いた密封構造の模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1〜図3を参照して、本発明の実施例に係る密封装置について説明する。図1は本発明の実施例に係る密封装置の模式的断面図である。密封装置は略回転対称形状であり、図1においては、密封装置の中心軸線を含む面で密封装置を切断した断面図を示している。なお、以下、「軸線方向」とは、密封装置の中心軸線が伸びる方向を意味する。図2は本発明の実施例に係る樹脂シールリングの模式的断面図である。図2においても、樹脂シールリングの中心軸線を含む面で樹脂シールリングを切断した断面図を示している。図3は本発明の実施例に係る密封装置を用いた密封構造の模式的断面図である。図3においても、密封装置の中心軸線を含む面で密封装置を切断した断面図を示している。
<密封構造>
図3を参照して、本実施例に係る密封装置を用いた密封構造の概略を説明する。本実施例に係る密封装置10は、相対的に移動する軸500とハウジング600との間の環状隙間を封止する役割を担っている。なお、軸500とハウジング600とが、相対的に往復移動する場合、相対的に回転する場合、相対的に揺動する場合、これらの移動の2つ以上が組み合わされる場合のいずれの場合にも、本実施例に係る密封装置10は適用可能である。
ハウジング600における軸500が挿通される軸孔の内周面には、環状の切欠き610が設けられている。密封装置10は、この切欠き610内に装着される。そして、軸500とハウジング600とが相対的に移動すると、密封装置10は、ハウジング600に対して固定された状態が維持され、軸500の外周面に対して摺動することで、密封性が維持される。
<密封装置>
特に、図1及び図2を参照して、本実施例に係る密封装置10について説明する。密封装置10は、樹脂製の樹脂シールリング100と、樹脂シールリング100の外周面側に装着されるゴム状弾性体製の弾性体シールリング300と、金属製のバネ部材200とから構成される。樹脂シールリング100の材料としては、PTFE,PA,PEEK,PPS,ETFE,PFAなどを適用することができる。また、弾性体シールリング300の材料としては、NBR,FKM,EPDM,CRなどを適用することができる。
樹脂シールリング100は、円筒部110と、円筒部110の軸線方向両側にそれぞれ設けられる一対の内周リップ120と、円筒部110の軸線方向両側にそれぞれ設けられる一対の外周リップ130とを備えている。また、円筒部110の外周面には、弾性体シールリング300が装着される環状の装着溝111が設けられている。一対の内周リップ120は、円筒部110から遠ざかるに従って、軸500の外周面に摺動自在なリップ先端121に向けて内周面側及び外周面側のいずれも縮径するように構成されている。また、一対の外周リップ130は、円筒部110から遠ざかるに従って、ハウジング600の軸孔の内周面(切欠き610が設けられている部分の内周面)に密着するリップ先端131に向けて内周面側及び外周面側のいずれも拡径するように構成されている。
そして、内周リップ120と外周リップ130との間に形成される断面U字形状の環状凹部内にバネ部材200が装着されている。バネ部材200は、内周リップ120を径方向内側に押圧する内周押圧部210と、外周リップ130を径方向外側に押圧する外周押圧部220とを備えている。なお、外周リップ130の先端には、バネ部材200の抜け落ちを防止するためのストッパ部132が設けられている。また、バネ部材200は、円筒部110の両側にそれぞれ設けられた内周リップ120と外周リップ130との間にそれぞれ設けられている。このように、バネ部材200を設けることによって、樹脂製の樹脂シールリング100における内周リップ120や外周リップ130が経時的に塑性変形してしまっても、長期に亘って安定的に密封性を維持させることができる。
外力が作用していない状態において、樹脂シールリング100における円筒部110の内径は、軸500の外径よりも大きい。そして、外力が作用していない状態において、樹脂シールリング100における一対の内周リップ120の各リップ先端121の内径は、軸500の外径よりも小さい。これにより、密封装置10が使用される際においては、樹脂シールリング100における一対の内周リップ120のリップ先端121付近のみが軸500の外周面に対して摺動する。
また、外力が作用していない状態において、樹脂シールリング100における円筒部110の外径、及び外周リップ130の根元付近の外径は、ハウジング600の軸孔のうち、切欠き610が設けられている部位の内径よりも小さい。そして、外力が作用していない状態において、樹脂シールリング100における一対の外周リップ130の各リップ先端131の外径は、ハウジング600の軸孔のうち、切欠き610が設けられている部位の内径よりも大きい。これにより、密封装置10が使用される際においては、樹脂シールリング100に関しては、樹脂シールリング100のうち一対の外周リップ130の各リップ先端131付近のみが軸孔の内周面に対して密着する。
また、樹脂シールリング100の剛性を確保する観点から、装着溝111の溝幅Hは、樹脂シールリング100の軸線方向の最大幅H1に対して、20%以上40%以下となるように設計されている。同様の理由により、樹脂シールリング100において、円筒部110の肉厚Tは、円筒部110の内周面から装着溝111の開口端縁までの距離T1に対して、44%以上60%以下となるように設計されている。
本実施例に係る弾性体シールリング300は、断面形状が円形のOリングである。そして、外力が作用していない状態において、弾性体シールリング300の内径は、樹脂シールリング100における円筒部110の外径(装着溝111の溝底面の外径)よりも小さい。また、外力が作用していない状態において、弾性体シールリング300の外径は、樹脂シールリング100における一対の外周リップ130の各リップ先端131の外径よりも小さく、かつハウジング600の軸孔のうち、切欠き610が設けられている部位の内径よりも大きい。これにより、密封装置10が使用される際においては、弾性体シールリング300は、樹脂シールリング100における装着溝111の溝底面とハウジング600における軸孔の内周面に対して密着する。なお、弾性体シールリング300の圧縮率は50%以下となるように設計されている。ここで、外力が作用していない状態における弾性体シールリング300の線径をDとし、使用時における弾性体シールリング300の圧縮方向の線径をD1とすると、圧縮率は、((D−D1)÷D)×100(%)である。また、本実施例においては、弾性体シールリング300の具体例として、断面が円形のOリングの場合を示したが、本発明における弾性体シールリングはOリングに限定されることはない。弾性体シールリングの具体例として、断面が矩形の角リングや、断面がD字形状のDリングを採用することも可能である。
<本実施例に係る密封装置の優れた点>
本実施例に係る密封装置10によれば、樹脂シールリング100における円筒部110の外周面に設けられた環状の装着溝111に、ハウジング600の軸孔の内周面に密着するように構成されたゴム状弾性体製の弾性体シールリング300が装着される。そのため、樹脂シールリング100がハウジング600に対して移動してしまうことが抑制される。これにより、樹脂シールリング100が軸500と共に移動してしまうことが抑制され、密封装置10が軸500と共に移動してしまうことが抑制される。従って、軸500とハウジング600が相対的に往復移動する使用条件下で密封装置10が用いられる場合、密封装置10が切欠き610の側壁面に対して接触してしまうことを抑制することができる。これにより、密封性の低下を抑制することができる。また、密封装置10がハウジング600の軸孔から抜け出してしまわないような対策も不要となるため、環状の溝を形成させる必要がなく、切欠き610のままでよいため、部品点数が増加してしまうこともない。
また、軸500とハウジング600が相対的に回転又は揺動する使用条件下で密封装置10が用いられる場合、外周リップ130がハウジング600の軸孔の内周面と摺動してしまうことを抑制することができる。これにより、密封性の低下を抑制することができる。
また、樹脂シールリング100において、一対の内周リップ120は、円筒部110から遠ざかるに従って、軸500の外周面に摺動自在なリップ先端121に向けて内周面側及び外周面側のいずれも縮径するように構成されている。これにより、リップ先端121以外の部位が軸500の外周面に接触することが抑制され、樹脂シールリング100が軸と共に移動してしまうことをより確実に抑制可能となる。
また、樹脂シールリング100において、一対の外周リップ130は、円筒部110から遠ざかるに従って、ハウジング600の軸孔の内周面に密着するリップ先端131に向けて内周面側及び外周面側のいずれも拡径するように構成されている。従って、一対の外周リップ130は径方向内側に撓みやすい。そのため、弾性体シールリング300を装着溝111に対して容易に装着でき、弾性体シールリング300への負荷を抑制することができる。また、弾性体シールリング300をより確実に軸孔内周面に密着させることができる。
更に、外周面側に弾性体シールリング300が設けられているため、密封装置10の外周面側からの密封対象流体の漏れをより確実に抑制することができる。また、本実施例に係る密封装置10は、軸線方向の両側にそれぞれ内周リップ120と外周リップ130が設けられているので、軸線方向の両側に対して密封性が発揮される。
10 密封装置
100 樹脂シールリング
110 円筒部
111 装着溝
120 内周リップ
121 リップ先端
130 外周リップ
131 リップ先端
132 ストッパ部
200 バネ部材
210 内周押圧部
220 外周押圧部
300 弾性体シールリング
500 軸
600 ハウジング

Claims (1)

  1. 相対的に移動する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
    樹脂製の樹脂シールリングと、
    前記樹脂シールリングの外周面側に装着され、前記ハウジングにおける前記軸が挿通される軸孔の内周面に密着するゴム状弾性体製の弾性体シールリングと、
    を備える密封装置において、
    前記樹脂シールリングは、
    円筒部と、
    前記円筒部の軸線方向両側にそれぞれ設けられる一対の内周リップと、
    前記円筒部の軸線方向両側にそれぞれ設けられる一対の外周リップと、
    前記円筒部の外周面に設けられ、前記弾性体シールリングが装着される環状の装着溝と、を備え、
    前記一対の内周リップは、前記円筒部から遠ざかるに従って、前記軸の外周面に摺動自在なリップ先端に向けて内周面側及び外周面側のいずれも縮径しており、
    前記一対の外周リップは、前記円筒部から遠ざかるに従って、前記軸孔の内周面に密着するリップ先端に向けて内周面側及び外周面側のいずれも拡径していることを特徴とする密封装置。
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