JPWO2018030075A1 - サポートカテーテル - Google Patents

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Abstract

サポートカテーテル(1)は、治療用カテーテル(5)が挿入され且つ血管内において治療用カテーテル(5)を案内するためのガイディングカテーテル4と共に使用され、ガイディングカテーテル(4)の基端側開口から挿入されてガイディングカテーテル(4)の先端開口から突出する長さを有し、治療用カテーテル(5)の先端部分を治療部位まで案内するようになっており、治療用カテーテル(5)を挿入可能なチューブ状に形成され、サポートカテーテルの先端側部分を構成するディスタルシャフト(33)と、サポートカテーテル(1)の基端側部分を構成するプロキシマルシャフト(34)とを備え、プロキシマルシャフト(34)は、ディスタルシャフト(33)の基端側部分に変性ポリオレフィン系接着剤によって接続されている。

Description

本発明は、治療用カテーテル及びガイディングカテーテルと共に使用され、治療用カテーテルを治療部位に案内するラピッドエクスチェンジタイプのサポートカテーテルに関する。
経皮的冠動脈インターベーション(PCI)では、治療用カテーテル及びガイディングカテーテルと共にサポートカテーテルが使用されることがあり、サポートカテーテルとしては、例えば特許文献1のようなカテーテルが知られている。特許文献1のカテーテルは、挿通チューブとワイヤとを有している。ワイヤは、延出先端部にU字状に折り曲げられた鉤状部を有している。鉤状部は、挿通チューブの外周面に重ね合わされ、挿通チューブの外周面には被覆チューブが被覆されている。被覆チューブは、熱収縮可能な材料から成り、熱収縮させることによって挿通チューブに被着されている。これにより、ワイヤが2つのチューブに挟まれて挿通チューブの外周面に固定されている。
特許5392566号明細書
特許文献1のカテーテルを用いて大腿部アプローチを行った際、先端を冠動脈内の狭窄部位まで押し込むまでに、挿通チューブとワイヤとの接続部分が曲がった状態が生じる。このように曲がった状態で且つ特許文献1のカテーテルとそれを挿入しているガイディングカテーテルとの間にクリアランスがある状態で、特許文献1のカテーテルが繰り返して押し引きされると、2つのチューブの間で鉤状部の滑りが発生し、ワイヤ(プロキシマルシャフト)と挿通チューブ(ディスタルシャフト)との間で押込み力が上手く伝達されなくなる。
そこで本発明は、押し引きを繰り返して行った際、プロキシマルシャフトからディスタルシャフトへと押込み力が上手く伝達されなくなることを抑制することができるサポートカテーテルを提供することを目的としている。
本発明のサポートカテーテルは、治療用カテーテルが挿入され且つ血管内において前記治療用カテーテルを案内するためのガイディングカテーテルと共に使用され、前記ガイディングカテーテルの基端側開口から挿入されて前記ガイディングカテーテルの先端開口から突出する長さを有し、前記治療用カテーテルの先端部分を治療部位まで案内するサポートカテーテルであって、前記治療用カテーテルを挿入可能なチューブ状に形成され、前記サポートカテーテルの先端側部分を構成するディスタルシャフトと、前記サポートカテーテルの基端側部分を構成するプロキシマルシャフトとを備え、前記プロキシマルシャフトは、前記ディスタルシャフトの基端側部分に変性ポリオレフィン系接着剤によって接続されている。
本発明に従えば、ディスタルシャフトに対してプロキシマルシャフトが滑りを生じること抑制することができる。これにより、繰り返して押し引きしてもプロキシマルシャフトからディスタルシャフトへと押込み力を伝達することができ、押込み力が低減されることを抑制することができる。
本発明によれば、押し引きを繰り返し行った際に、プロキシマルシャフトからディスタルシャフトへと押込み力が上手く伝達されなくなることを抑制することができる。
本件発明の第1実施形態のサポートカテーテルを治療用カテーテル及びガイディングカテーテルと共に使用されている状態を示す図である。 図1のサポートカテーテルを、そのカバーシャフトを切断した状態で示す側面図である。 図2のサポートカテーテルにおいて、プロキシマルシャフトとディスタルシャフトとの接合部分を下方から見た拡大図である。 本件発明の第2実施形態のサポートカテーテルにおいて、プロキシマルシャフトとディスタルシャフトとの接合部分を下方から見た拡大図である。 本件発明の第3実施形態のサポートカテーテルにおいて、プロキシマルシャフトとディスタルシャフトとの接合部分を下方から見た拡大図である。
以下、本発明に係る第1乃至第3実施形態のサポートカテーテル1,1A,1Bについて図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明するサポートカテーテル1,1A,1Bは、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。
[第1実施形態]
図1に示すような冠動脈2内に形成される狭窄部3を拡張するための手技として、例えば経皮的冠動脈インターベーション(PCI)が知られている。PCIでは、主にガイディングカテーテル4と、バルーンカテーテル5と、サポートカテーテル1と、ガイドワイヤ25とが用いられている。
<ガイディングカテーテルについて>
ガイディングカテーテル4は、血管内においてバルーンカテーテル5及びサポートカテーテル1を案内するためのカテーテルであり、後述するシース7を用いて例えば橈骨動脈8や大腿動脈(図示せず)に挿入される。ガイディングカテーテル4は、ガイディングカテーテル本体11と、Y型コネクタ12とを有している。ガイディングカテーテル本体11は、長尺のチューブ形状になっており、ガイディングカテーテル本体11の中にバルーンカテーテル5及びサポートカテーテル1を挿入できるように構成されている。また、ガイディングカテーテル本体11は、湾曲可能な円筒状の可撓性チューブから成り、湾曲する血管内を押し進めることができるようになっている。更に、ガイディングカテーテル本体11の基端部には、Y型コネクタ12が設けられている。Y型コネクタ12は、本体部分12a及びサイドアーム12bを有しており、サイドアーム12bから薬液や造影剤が注入できるようになっている。また、本体部分12aの先端部分は、ガイディングカテーテル本体11の基端部に取付けられている。更に、本体部分12aは、その基端に基端側開口12cを有しており、その基端側開口12cからバルーンカテーテル5及びサポートカテーテル1を挿入できるようになっている。
<バルーンカテーテルについて>
治療用カテーテルであるバルーンカテーテル5は、冠動脈内の狭窄部3に挿入し、狭窄部3を押し拡げるためのカテーテルである。なお、バルーンカテーテル5は、従来から公知のものが適宜に採用可能である。例えば、バルーンカテーテル5は、ラピッドエクスチェンジ型(RX型)のカテーテルであり、図1に示すように治療用カテーテル本体21及びコネクタ22を備えている。治療用カテーテル本体21は、長尺のチューブ形状に形成されている。本実施形態において、治療用カテーテル本体21は、その先端部分にステント24が外装されたバルーン23を有している。なお、ステント24は、従来公知のものが適宜に採用可能である。バルーンカテーテル5は、ガイドワイヤ25、ガイディングカテーテル4及びサポートカテーテル1と共に使用される。
<サポートカテーテルについて>
サポートカテーテル1は、冠動脈2の入口より更に狭窄部3に近い位置、即ち狭窄部3までバルーンカテーテル5のバルーン23を案内するためのカテーテルである。また、サポートカテーテル1は、狭窄部3にバルーン23を挿入する際にバルーン23をサポートするためのカテーテルでもある。このような機能を有するサポートカテーテル1は、図2に示すようにサポートカテーテル本体31と、ハブ32とを備えており、サポートカテーテル本体31は、ディスタルシャフト33とプロキシマルシャフト34とを有している。ディスタルシャフト33は、大略円筒状に形成されており、バルーンカテーテル5を挿入可能になっている。このように構成されるディスタルシャフト33は、サポートカテーテル1の先端側部分1aを構成しており、シャフト本体35と、被覆チューブ37と、カバーシャフト38とを有している。
シャフト本体35は、内層、補強層、及び外層の3つの層を有する三層構造の大略円筒部材で構成されている。内層は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)又はテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等から成り、外層は、例えば造影剤を配合されたポリアミド、又はポリアミドエラストマー等(本実施形態では、ポリエーテルブロックアミド(Pebax(商標)(アルケマ社))から成っている。なお、内層及び外層の材料は、互いに同じ材料を用いて構成されてもよく、前述のような材料に限定されない。また、内層と外層との間には、ステンレス鋼から成るメッシュ状の大略円筒部材が埋設されており、このメッシュ状の円筒部材が補強層を構成している。更に、シャフト本体35の外周面には、ポリウレタン、ポリビニルピロリドン(PVP)等を含有する親水性ポリマがコーティングされている。このように構成されているシャフト本体35の外周面には、プロキシマルシャフト34が取付けられている。
プロキシマルシャフト34は、例えばステンレス鋼から成る長尺の線材であり、その表面には、PTFEがコーティングされている。また、プロキシマルシャフト34の基端部には、ハブ32が設けられている。ハブ32は、ポリアミドエラストマー等から成る円柱状部材であり、施術者が指で把持できるようになっている。このように構成されるプロキシマルシャフト34は、サポートカテーテル1の基端側部分1bを構成しており、その先端部分41がディスタルシャフト33の基端側部分であってその外周面に取付けられている。
更に詳細に説明すると、プロキシマルシャフト34は、図3に示すようにその先端で折り返されており、折り返される先端の前後の部分(即ち、折り返された位置の前後の部分)が互いに隣接している。これにより、プロキシマルシャフト34の先端部分41は、フック状(又はU字状)に形成されている。このような形状を有する先端部分41は、シャフト本体35の外周面上に沿わせて配置されており、先端部分41全体がシャフト本体35の外周面上に位置している。このように配置されている先端部分41には、接着剤36が付着(配置)されており、先端部分41は接着剤36によってシャフト本体35の外周面に固着(接続)されている。
接着剤36は、例えば変性ポリオレフィン系接着剤(好ましくは、塩素化ポリプロピレンを含む接着剤)が採用されている。変性ポリオレフィン系接着剤は、熱可塑性の変性ポリオレフィンを接着成分として含む接着剤であり、ホットメルト系や溶剤系等が知られている。例えば、溶剤系であれば、高温で乾燥させることで先端部分41とシャフト本体35の外周面とを接着するようになっている。また、変性ポリオレフィン系接着剤は、一般的に、低極性又は非極性であるポリオレフィン樹脂の分子に、側鎖又は置換基等として極性基が導入された分子構造を有している。それ故、ポリアミドやポリアミドエラストマー等のポリアミド樹脂とステンレス鋼とに良好に接着することができる。なお、接着剤36としては、変性ポリオレフィン系接着剤に限定されず、シャフト本体35を構成する樹脂とステンレス鋼とを良好に接着するものであれば、どのような接着剤でも用いることができる。
このように構成される接着剤36は、先端部分41をシャフト本体35の外周面に沿わせて配置した状態で、シャフト本体35の外周面であって先端部分41及びその周辺に付着される。その後、接着剤36を高温(例えば、200℃以上)に加熱して乾燥させることによって、接着剤36が固化して先端部分41とシャフト本体35の外周面とが接着される。また、シャフト本体35の外周面には、先端部分41とシャフト本体35との接続強度を向上させるべく被覆チューブ37が被せられている。
被覆チューブ37は、熱可塑性を有する樹脂材料から成る大略円筒状部材であり、シャフト本体35の基端側部分に外装されるようになっている。また、被覆チューブ37は、先端部分41より軸線方向に長く延在しており、先端部分41全体を覆うようになっている。このような形状を有する被覆チューブ37は、シャフト本体35に外装された状態で被覆チューブ37に熱が加えられ、塑性変形(詳しくは、熱収縮)させられる。これにより被覆チューブ37は、シャフト本体35の外周面に被着し、先端部分41がシャフト本体35と被覆チューブ37によって挟持される。その後、被覆チューブ37の上には、円筒状のカバーシャフト38が被せられる。
カバーシャフト38は、ポリアミド、又はポリアミドエラストマー等から成っている。カバーシャフト38は、熱が加えられると塑性変形(詳しくは、熱収縮)して被覆チューブ37に被着させるようになっている。このように構成されるカバーシャフト38は、シャフト本体35及びプロキシマルシャフト34の先端部分41を保護している。
<サポートカテーテルの使用方法について>
以下では、PCIにおいて橈骨動脈からアプローチする方法について図1を参照しながら説明する。この方法では、前述するサポートカテーテル1、ガイディングカテーテル4、バルーンカテーテル5及びガイドワイヤ25が用いられる。PCIでは、まず施術者が橈骨動脈8を図示しない針で穿刺し、穿刺箇所にシース7を挿入する。その後、シース7を通じてガイディングカテーテル4が橈骨動脈8に挿入される。挿入した後、ガイディングカテーテル4は、その先端側開口4aが大動脈弓9を通って冠動脈2の入口2aに達するまで推し進められ、先端側開口4aが入口2aに達するとガイドワイヤ25を挿入して、ガイディングカテーテル4の基端側開口4bからサポートカテーテル1が挿入される。サポートカテーテル1は、施術者によって押し引きされながら、その先端側部分1aが先端側開口4aから突出するまで、ガイドワイヤ25に案内されながらガイディングカテーテル4内を押し進められる。これにより、サポートカテーテル1の先端側部分1aが冠動脈2内に挿入され、更に狭窄部3に達する。
このようにサポートカテーテル1が押し進められる橈骨動脈8及び大動脈弓9の各々は、枝分かれしたり湾曲したりしている。それ故、サポートカテーテル1は、それらの動脈管の形状に沿わせて曲げられ、また曲がっている状態で動脈管を押し進められるようになっている。それは、ディスタルシャフト33とプロキシマルシャフト34とが接続されている接続部分1cも例外ではない。このように曲がっている状態で押し進めると、接続部分1cでは、ディスタルシャフト33及びプロキシマルシャフト34の各々に対して互いを離すような力が作用する。
従来技術である特許文献1のカテーテルの場合、挿通チューブとワイヤとが接着されていない。それ故、挿通チューブ及びワイヤの先端部分に互いを離すような力が作用することによって、挿通チューブと被覆チューブとの間が押し広げられて隙間が生じる。この隙間により、挿通チューブと被覆チューブとの間でワイヤが摺動可能になる。これにより、ワイヤの押し引きが行われる際にワイヤが摺動し、挿通チューブとワイヤとの間の押込み力の伝達効率が低下する。なお、以下で説明するように耐久性試験において摺動を繰り返した場合、被覆チューブ及びそれを覆うように設けられるカバーシャフトが削られてワイヤが露出するような事態が発生した。ワイヤの押し引きを更に繰り返すと、ワイヤの先端部分がやがて突出し、挿通チューブとワイヤとの間で特許文献1のカテーテルが断裂した。
これに対して、本実施形態のサポートカテーテル1では、プロキシマルシャフト34の先端部分41とシャフト本体35の外周面とが接着剤36によって固着されているので、接続部分1cが曲げられても先端部分41とシャフト本体35の外周面とが離れることがなく、先端部分41がシャフト本体35の外周面上を摺動することもない。それ故、プロキシマルシャフト34に与えられる押込み力をそのまま先端部分41からディスタルシャフト33に伝達することができる。また、先端部分41がシャフト本体35の外周面上を摺動することがないので、被覆チューブ37及びカバーシャフト38が削られることを抑制することができる。これにより、プロキシマルシャフトの押し引きを繰り返しても、プロキシマルシャフト34の先端部分41が被覆チューブ37及びカバーシャフト38から外方に露出したり、また先端部分41が被覆チューブ37及びカバーシャフト38から突出してプロキシマルシャフト34がディスタルシャフト33から外れてサポートカテーテル1が断裂したりすることを抑制することができる。
このようにしてサポートカテーテル1の先端側部分1aを狭窄部3まで押し込んだ後は、次にバルーンカテーテル5がガイディングカテーテル4の基端側開口4bから挿入される。バルーンカテーテル5は、その先端がディスタルシャフト33内に挿入され、その後ディスタルシャフト33の先端から突出するまで押し進められる。このように押し進めることによって、バルーンカテーテル5の先端部分が狭窄部3に挿入され、バルーン23及びステント24が狭窄部3に位置する。そうすると、バルーンカテーテル5の押込みが止められる。
このようにバルーンカテーテル5を押し進めることによって、バルーンカテーテル5の先端部分がガイディングカテーテル4によって冠動脈2の入口2aまで案内され、更に入口2aの先ではサポートカテーテル1によって狭窄部3まで案内される。また、サポートカテーテル1のディスタルシャフト33は、狭窄部3又はその近くまで延びているので、バルーンカテーテル5の先端部分を狭窄部3に押し込む際にディスタルシャフト33の先端部分によってバルーンカテーテル5の先端部分がサポートされる。その後、圧力流体によってバルーン23が膨らむ。それと共に、ステント24が展開拡張されて狭窄部3が拡張される。これにより、狭窄部3の血流を回復させることができる。
<耐久試験>
特許文献1のカテーテル(但し、弾性伸長部は不採用)及びサポートカテーテル1に関して、以下のような2つの耐久性試験を行った。1つ目は、大腿部アプローチを想定したモデル試験であり、2つ目は、カテーテルの先端部分と中間部分とを把持して長手方向への引っ張る引張耐久試験である。モデル試験は、前述する橈骨動脈アプローチではないが、それに類似する大腿部アプローチを想定した試験である。モデル試験では、まず大腿部アプローチを想定した大動脈弓の血管モデルが作成され、その血管モデルの下行大動脈から上行大動脈を通って冠動脈に特許文献1のカテーテル及びサポートカテーテル1が夫々押し込まれる。また、挿通チューブ及びディスタルシャフト33は、その中央部を冠動脈に入れた状態で鉗子等によって固定されている。これにより、大動脈弓9の湾曲部分9aに接続部分1cを位置させ、この状態で特許文献1のカテーテル及びサポートカテーテル1の押し引きを繰り返し行う。
このようなモデル試験では、以下のような結果が得られた。即ち、特許文献1のカテーテルでは、15N以上20N以下の範囲内の荷重で押し引きの繰り返し回数が3回以上15回以下の範囲で断裂が発生した。他方、サポートカテーテル1では、50回以上の押し引きが繰り返されても断裂が発生しなかった。即ち、接続部分1cが曲がった状態において、サポートカテーテル1が押し引きされた際に滑りの発生を抑制して断裂を抑制する効果が得られることが確認された。
引張耐久試験では、サポートカテーテル1の先端を把持すると共にそこから所定の長さ離れたワイヤの一部分及びプロキシマルシャフト34の一部分を把持し、所定の速度(例えば、500mm/min)及び所定の荷重(例えば、15N以下)を繰り返し引っ張ることによって耐久性を評価する。このような引張耐久試験では、以下のような結果が得られた。即ち、特許文献1のカテーテルでは、複数の試験体に関して試験を行い、全てにおいて挿通チューブとワイヤとの間に滑り(摺動)が生じると共に断裂した。なお、断裂するまでに要した最小の繰り返し回数は、4回であった。他方、サポートカテーテル1では、複数の試験体に関して試験を行い、全てにおいて押し引きを30回繰り返しても断裂が発生しなかった。即ち、ディスタルシャフト33とプロキシマルシャフト34との間で生じる滑り(摺動)が抑制されている。従って、接続部分1cが曲がった状態だけでなく接続部分1cが真直ぐの状態でも、サポートカテーテル1が押し引きされた際に前述のような効果が得られることが確認された。
このようにサポートカテーテル1では、接着剤36によってディスタルシャフト33とプロキシマルシャフト34とを固着することによって、プロキシマルシャフト34を繰り返して押し引きしてもディスタルシャフト33とプロキシマルシャフト34との間で生じる滑りを抑制することができる。これにより、プロキシマルシャフト34に与えられる押込み力がディスタルシャフト33に伝達されなくなることを抑制することができる。即ち、ディスタルシャフト33とプロキシマルシャフト34との間でサポートカテーテル1が断裂して、プロキシマルシャフト34からディスタルシャフト33への押込み力の伝達が低下することを抑制することができる。また、ディスタルシャフト33とプロキシマルシャフト34との間で生じる滑りを抑制することができるので、先端部分41によってフッ素樹脂製の被覆チューブ37及びカバーシャフト38が削られて先端部分41が突出することを防ぐことができる。これによっても、プロキシマルシャフト34からディスタルシャフト33への押込み力の伝達が低下することを抑制することができる。
また、サポートカテーテル1では、プロキシマルシャフト34の先端部分41がフック状に形成されており、先端部分41において折り返されている先端の前後の部分が互いに隣接するように並んでいる。このような形状を有する先端部分41には、その全体及びその周辺に接着剤36が付着されており、前記前後の部分の間に接着剤36が流れ込んでディスタルシャフト33との接触面積が広くなっている。それ故、プロキシマルシャフト34が押し引きされる際にプロキシマルシャフト34の先端が固化した接着剤36に引っ掛かるようになっている。これによっても、ディスタルシャフト33に対してプロキシマルシャフト34がずれることを抑制することができる。なお、接着剤36は、必ずしも先端部分41周辺まで付着している必要はなく、先端部分41だけに付着するようにしてもよい。また付着方法については、例えば、先端部分41に接着剤を吹き付けたり、先端部分41を接着液に浸漬させたり、先端部分41をはけ等で塗りつけたりする方法が挙げられるが、その方法については特に限定されない。
<接着剤と被覆チューブとの組み合わせについて>
また、従来技術のモノレールタイプカテーテルのように挿通チューブ及びワイヤは、基本的に被覆チューブ37を熱収縮させて挿通チューブの外周面に被着させることによって互いに固着される。しかし、このような固着では、上述するような特殊な場合において挿通チューブに対してワイヤの滑りが生じることが今回発見され、このような課題を解決すべきことが求められた。そのような課題を解決すべく、サポートカテーテル1では、被覆チューブ37を熱収縮させてシャフト本体35の外周面に被着させて先端部分41とシャフト本体35の外周面とを固着させると共に、更に接着剤36を用いて先端部分41とシャフト本体35とを接着するに至った。このように、上述するような特殊な場合においてシャフト本体35に対してと先端部分41が滑ることが初めて見出され、それを克服すべく接着剤36を用いて先端部分41とシャフト本体35とを接着することが創造された。これにより、ディスタルシャフト33とプロキシマルシャフト34との間で断裂が発生したり、プロキシマルシャフト34からディスタルシャフト33への押込み力の伝達が低下したりすることを抑制することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態のサポートカテーテル1Aは、第1実施形態のサポートカテーテル1と構成が類似している。従って、以下では第2実施形態のサポートカテーテル1Aの構成について第1実施形態のサポートカテーテル1の構成と異なる点について主に説明し、同一の構成については同一の符号を付す等して図示及び説明を省略する。
第2実施形態のサポートカテーテル1Aは、図4に示すようなプロキシマルシャフト34Aを備えている。プロキシマルシャフト34Aは、第1実施形態のプロキシマルシャフト34と同じく例えばステンレス鋼から成り且つその表面にPTFEがコーティングされている長尺の線材からなり、線材の先端側の部分を潰すことによって先端部分41Aを形成している。即ち、プロキシマルシャフト34Aの先端部分41Aは、平板状に形成されている。更に詳細に説明すると、プロキシマルシャフト34Aの先端部分41Aは、平面視で大略矩形状に形成されている。即ち、先端部分41Aは、残余部分42より幅広に形成されており、先端部分41Aの幅hは、例えば残余部分42の直径dの1.5倍以上4倍以下となっている。先端部分41Aの長手方向一端の中央部分には、残余部分42が一体的に繋がっており、長尺の線状に形成されている残余部分42は、長手方向一端から長方向一方(即ち、基端側)に突出している。
このように構成されているプロキシマルシャフト34Aは、第1実施形態のプロキシマルシャフト34と同様に、先端部分41Aをシャフト本体35の外周面上に沿わせて配置されている、即ち先端部分41A全体がシャフト本体35の外周面上に位置している。また、先端部分41Aには、そのシャフト本体35側の面全体に接着剤36が付着(配置)されており、先端部分41Aは接着剤36によってシャフト本体35の外周面に固着(接続)されている。それ故、プロキシマルシャフト34Aとシャフト本体35とを固着させる際の接着面積を広くとることができ、接着強度を高めることができる。即ち、接触面積を増加させることによって、プロキシマルシャフト34Aをディスタルシャフト33へとより強固に固定することができる。
<耐久試験>
サポートカテーテル1Aについても、第1実施形態のサポートカテーテル1と同様の引張耐久試験を行った。即ち、サポートカテーテル1Aについて、サポートカテーテル1Aの先端を把持すると共にそこから所定の長さ離れたプロキシマルシャフト34Aの一部分を把持し、所定の速度(例えば、500mm/min)及び所定の荷重(例えば、15N以下)を繰り返し引っ張ることによって耐久性を評価する。この引張耐久試験では、第1実施形態のサポートカテーテル1と同様に、サポートカテーテル1Aもまた押し引きを30回繰り返しても断裂が発生しなかった。更に、30回繰り返した後において、ディスタルシャフト33に対するプロキシマルシャフト34,34Aの剥離長(即ち、ずれ量)は以下のようになった。例えば、第1実施形態のサポートカテーテル1では剥離長が約11mmであって、第2実施形態のサポートカテーテル1Aでは剥離長が約3mmであった。このように第2実施形態のサポートカテーテル1Aは、第1実施形態のサポートカテーテル1に対して更に高い耐久強度を有している。
また、第1及び第2実施形態のサポートカテーテル1,1Aに対しては引張耐久試験とは別の引張試験を実施した。引張試験では、サポートカテーテル1,1Aの先端側部分を把持すると共にそこから所定の長さ離れたプロキシマルシャフト34,34Aの一部分を把持し、荷重を増加させながら所定の速度(例えば、500mm/min)で引っ張り、破断する荷重値(即ち、破断強度)を計測した。第1実施形態のサポートカテーテル1の破断強度は約20Nであるのに対して、サポートカテーテル1Aの破断強度は約25Nとなっている。即ち、サポートカテーテル1Aは、第1実施形態のサポートカテーテル1に比べて高い破断強度を有し、破断しにくくなっている。
その他、第2実施形態のサポートカテーテル1Aは、第1実施形態のサポートカテーテル1と同様の作用効果を奏する。
[第3実施形態]
第3実施形態のサポートカテーテル1Bは、第2実施形態のサポートカテーテル1Aと構成が類似している。従って、以下では第3実施形態のサポートカテーテル1Bの構成について第2実施形態のサポートカテーテル1Aの構成と異なる点について主に説明し、同一の構成については同一の符号を付す等して図示及び説明を省略する。
第3実施形態のサポートカテーテル1Bは、図5に示すようなプロキシマルシャフト34Bを備えており、プロキシマルシャフト34Bの先端部分41Bは以下のような形状を有している。即ち、プロキシマルシャフト34Bの先端部分41Bは、厚み方向に貫通する貫通孔43を有している。貫通孔43は、先端部分41Bの幅方向中央部分に形成され、先端部分41Bの長手方向に延在している。このような形状を有するプロキシマルシャフト34Bは、第2実施形態のプロキシマルシャフト34Aと同様に、先端部分41Bをシャフト本体35の外周面上に沿わせて配置されている、即ち先端部分41B全体がシャフト本体35の外周面上に位置している。また、先端部分41Bには、そのシャフト本体35側の面全体に接着剤36が付着(配置)されており、先端部分41Aは接着剤36によってシャフト本体35の外周面に固着(接続)されている。
また、接着剤36は、先端部分41Bをシャフト本体35の外周面に固着する際に貫通孔43内が接着剤36で満たされる程度に先端部分41Bに付着されている。このように貫通孔43内に入り込んだ接着剤はやがて固化し、貫通孔43内が固化した接着剤36にて満たされる。このように貫通孔43内にて接着剤36が固化すると、以下のような効果が得られる。即ち、プロキシマルシャフト34Bを押し引きする際、貫通孔43に入り込んで固化した接着剤36が先端部分41Bの内周縁に引っ掛かる。これにより、ディスタルシャフト33に対するプロキシマルシャフト34Bのズレを抑制することができる。即ち、ディスタルシャフト33に対するプロキシマルシャフト34Bの剥離長を小さくすることができ、プロキシマルシャフト34Bがディスタルシャフト33から外れることを抑制することができる。また、貫通孔43が長手方向に延在しているので、貫通孔43内で固化した接着剤36の強度を高めることができ、更にプロキシマルシャフト34Bの剥離長を更に小さくすることができる。
その他、第3実施形態のサポートカテーテル1Bは、第2実施形態のサポートカテーテル1Aと同様の作用効果を奏する。
[その他の実施形態について]
第1乃至第3実施形態のサポートカテーテル1,1A,1Bが使用される手技に関して、主にPCIの橈骨動脈からアプローチする方法について説明した。しかし、使用される手技は、モデル試験において想定された大腿部からアプローチする方法のPCIであってもよく、サポートカテーテル1,1A,1Bが使用される手技は限定されない。また、サポートカテーテル1,1A,1Bでは、バルーン23にステント24を外装させているが、必ずしもバルーン23にステント24を外装させている必要はない。また、治療用カテーテルとしては、バルーンカテーテル5に限定されず、ロータブレーター(RA)及び方向性アテレクトミー(DCA)等のカテーテルであってもよい。
更に、サポートカテーテル1,1A,1Bのディスタルシャフト33は、必ずしも三層構造である必要はなく、単層構造、二層構造、又は四層以上の複数層を有する構造で当てもよい。更に、サポートカテーテル1,1A,1Bのディスタルシャフト33及びプロキシマルシャフト34,34A,34Bを構成する材料も上述するような材料に限定されず、適当な材料が用いられればよい。この際、接着剤36は、シャフト本体35を構成する材料と、且つプロキシマルシャフト34を構成する材料とを接着することが可能な有機系接着剤であればよい。なお、変性ポリオレフィン系接着剤の場合、乾燥するまでの時間が短く、早期の接着が可能である。それ故、サポートカテーテル1の製造が容易である。
また、第1乃至第3実施形態のサポートカテーテル1,1A,1Bでは、被覆チューブ37及びカバーシャフト38を備えているが、必ずしもそれらを備えている必要はない。即ち、接着剤36だけでディスタルシャフト33の基端側部分の外周面とプロキシマルシャフト34の先端部分41,41A,41Bとを固着させてもよい。また、第1実施形態のプロキシマルシャフト34の先端部分41は、必ずしもフック状に形成されている必要はなく、L字状等の他の形状であってもよく、直線状であってもよい。また、第2及び第3実施形態のプロキシマルシャフト34A,34Bの先端部分41A,41Bもまた、必ずしも平面矩形状である必要はなく、多角形及び丸型でもよい。更に、第3実施形態のプロキシマルシャフト34Bの先端部分41Bに長手方向に長尺な貫通孔が形成されているが、必ずしも長尺である必要なく、その形状は問わない。
更に、プロキシマルシャフト34,34A,34Bの先端部分41,41A,41Bは、必ずしもディスタルシャフト33の外周面に固着される必要はない。ディスタルシャフト33が複数の層から成る場合、2つの層の間に挿入して接着剤によって固着するようにしてもよく、内周面に接着剤によって固着するようにしてもよい。
1,1A,1B サポートカテーテル
1a 先端側部分
1b 基端側部分
3 狭窄部(治療部位)
4 ガイディングカテーテル
4b 基端側開口
5 バルーンカテーテル
8 橈骨動脈(血管)
9 大動脈弓(血管)
23 バルーン(治療用カテーテルの先端部分)
33 ディスタルシャフト
34,33A,34B プロキシマルシャフト
36 接着剤
37 被覆チューブ
41 先端部分
43 貫通孔

Claims (6)

  1. 治療用カテーテルが挿入され且つ血管内において前記治療用カテーテルを案内するためのガイディングカテーテルと共に使用され、前記ガイディングカテーテルの基端側開口から挿入されて前記ガイディングカテーテルの先端開口から突出する長さを有し、前記治療用カテーテルの先端部分を治療部位まで案内するサポートカテーテルであって、
    前記治療用カテーテルを挿入可能なチューブ状に形成され、前記サポートカテーテルの先端側部分を構成するディスタルシャフトと、
    前記サポートカテーテルの基端側部分を構成するプロキシマルシャフトとを備え、
    前記プロキシマルシャフトは、前記ディスタルシャフトの基端側部分に変性ポリオレフィン系接着剤によって接続されている、サポートカテーテル。
  2. 前記プロキシマルシャフトは、ステンレス鋼から成り、その先端側部分を前記ディスタルシャフトの基端側部分であって外周面に前記変性ポリオレフィン系接着剤によって固着させており、
    前記ディスタルシャフトの外周面は、ポリアミド樹脂によって構成されている、請求項1に記載のサポートカテーテル。
  3. 前記変性ポリオレフィン系接着剤は、前記プロキシマルシャフトの先端側部分に配置されており、
    前記プロキシマルシャフトの先端側部分は、折り返されてフック状に形成され、前記変性ポリオレフィン系接着剤によって前記ディスタルシャフトの基端側部分であって外周面に固着されている、請求項1又は2に記載のサポートカテーテル。
  4. 前記ディスタルシャフトの基端側部分の外周面を前記プロキシマルシャフトの先端側部分と共にカバーシャフトを備えている、請求項1乃至3の何れか1つに記載のサポートカテーテル。
  5. 前記変性ポリオレフィン系接着剤は、前記プロキシマルシャフトの先端側部分に配置されており、
    前記プロキシマルシャフトの先端側部分は、残余部分に対して幅広な平板状に形成され、前記ディスタルシャフトの基端側部分であって外周面に当接させた状態で前記変性ポリオレフィン系接着剤によって前記ディスタルシャフトの基端側部分であって外周面に固着されている、請求項1又は2に記載のサポートカテーテル。
  6. 前記プロキシマルシャフトの先端側部分は、その厚み方向に貫通する貫通孔を有しており、
    前記変性ポリオレフィン系接着剤は、前記貫通孔内に入り込んでいる、請求項5に記載のサポートカテーテル。
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