JPWO2018025303A1 - 歯間ブラシ - Google Patents

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Abstract

プラークの除去能力に優れた歯間ブラシを提供する。歯間ブラシ1は、柄部10、芯部20、及びブラシ部30を備えている。芯部20は、柄部10から直線状に延びている。ブラシ部30は、芯部20から、芯部20の延在方向と交わる方向に延びる複数の主フィラメント32を有している。ブラシ部30は、主フィラメント32に加えて、副フィラメント32aも有している。副フィラメント32aは、少なくとも1つの主フィラメント32の側面から、当該主フィラメント32の延在方向と交わる方向に延びている。

Description

本発明は、歯間ブラシに関する。
従来の歯間ブラシとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された歯間ブラシは、把持部材、及び把持部材に結合されたブラシ部を備えている。ブラシ部は、ワイヤーと、ワイヤーから半径方向外方へ延びるフィラメントとからなる。この歯間ブラシを使用するには、把持部材を手に持って、ブラシ部を歯間に挿入すればよい。その状態でブラシ部を往復運動させることにより、歯間のプラークを除去することができる。
特開2010−82029号公報
上述の歯間ブラシにおいてブラシ部は、通常、当該ブラシ部の径よりも小さな歯間に挿入される。そのため、ブラシ部を歯間に挿入する際、フィラメントは、手前(ブラシ部の挿入方向後方)に倒れた状態となることが多い。その場合、フィラメントの先端ではなく側面が、歯間の周囲の歯に当たることになる。このことは、従来の歯間ブラシにおいて、プラークの除去能力を低下させる要因となっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、プラークの除去能力に優れた歯間ブラシを提供することを目的とする。
本発明による歯間ブラシは、柄部と、上記柄部から直線状に延びる芯部と、上記芯部から当該芯部の延在方向と交わる方向に延びる複数の主フィラメントを有するブラシ部と、を備え、上記ブラシ部は、少なくとも1つの上記主フィラメントの側面から、当該主フィラメントの延在方向と交わる方向に延びる副フィラメントを有することを特徴とする。
この歯間ブラシにおいては、ブラシ部が、主フィラメントに加えて副フィラメントを有している。副フィラメントは、少なくとも1つの主フィラメントの側面から、当該主フィラメントの延在方向と交わる方向に延びている。このように主フィラメントの側面に副フィラメントを設けることにより、歯間の周囲の歯に主フィラメントの先端が当たらない場合であっても、当該歯に副フィラメントの先端が当たるようにすることができる。このため、副フィラメントが設けられていない場合に比して、プラークの除去能力が向上する。
本発明によれば、プラークの除去能力に優れた歯間ブラシが実現される。
本発明による歯間ブラシの第1実施形態を示す側面図である。 副フィラメント32aが設けられた主フィラメント32を示す拡大図である。 ブラシ部30を示す正面図である。 本発明による歯間ブラシの第2実施形態を示す側面図である。 本発明による歯間ブラシの第3実施形態を示す側面図である。 図5におけるブラシ部50を示す拡大図である。 一変形例に係る歯間ブラシを示す側面図である。 他の変形例に係る歯間ブラシを示す側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による歯間ブラシの第1実施形態を示す側面図である。歯間ブラシ1は、柄部10、芯部20、及びブラシ部30を備えている。柄部10は、歯間ブラシ1の使用者が手で持つ部分である。柄部10は、細長い形状をしている。柄部10の先端10aの近傍は、略直角に屈曲している。柄部10の材料としては、例えば、ポリエチレン等のプラスチックを用いることができる。
芯部20は、柄部10から直線状に延びている。芯部20は、その後端20bが柄部10の先端10aに連結されている。芯部20は、歯間に挿入される際、直線状の形状を維持できる程度の剛性を有している。芯部20としては、例えば、ステンレス等の金属からなるワイヤを用いることができる。芯部20の太さは、例えば、0.1〜0.5mm程度である。
ブラシ部30は、芯部20から、芯部20の延在方向(図1の左右方向)と交わる方向に延びる複数のフィラメント(主フィラメント32)を有している。なお、以下の記述において「複数の主フィラメント」は、別段の断りがない限り、ブラシ部30を構成する全ての主フィラメントを指すものとする。主フィラメント32の延在方向は、芯部20の延在方向と略直角に交わっている。複数の主フィラメント32は、芯部20に固定されている。かかる固定は、例えば、2つ折りにされて捻じり合わされたワイヤの間に主フィラメント32を挟持させることにより行うことができる。
本実施形態において複数の主フィラメント32の長さは、一定である。各主フィラメント32の長さは、例えば、0.2〜3.0mm程度である。また、複数の主フィラメント32の太さも、一定である。各主フィラメント32の太さは、例えば、1.0〜5.0mil(1mil=0.0254mm)程度である。芯部20の延在方向についてのブラシ部30の長さ、すなわち芯部20における主フィラメント32が設けられた部分の長さは、例えば、5〜15mm程度である。主フィラメント32の材料としては、例えばナイロンを用いることができる。
ブラシ部30は、主フィラメント32に加えて、副フィラメント32aも有している。副フィラメント32aは、少なくとも1つの主フィラメント32の側面から、当該主フィラメント32の延在方向と交わる方向に延びている。副フィラメント32aは、複数の主フィラメント32のうち一部の主フィラメントにのみ設けられている。複数の主フィラメント32全体に占める副フィラメント32aが設けられた主フィラメント32の割合(本数の割合)は、20%以下であることが好ましい。副フィラメント32aは、複数の主フィラメント32のうち最大の長さを有する主フィラメント32に設けられることが好ましい。本実施形態において副フィラメント32aは、複数の主フィラメント32のうち芯部20の後端20bに最も近い主フィラメント32に設けられている。副フィラメント32aは、当該主フィラメント32にのみ設けられてもよいし、他の主フィラメント32にも設けられてもよい。
図2は、副フィラメント32aが設けられた主フィラメント32を示す拡大図である。副フィラメント32aの延在方向は、主フィラメント32の延在方向と略直角に交わっている。1つの主フィラメント32に対して複数の副フィラメント32aが設けられている。なお、以下の記述において「複数の副フィラメント」は、別段の断りがない限り、1つの主フィラメントに設けられた全ての副フィラメントを指すものとする。複数の副フィラメント32aは、主フィラメント32の延在方向の複数箇所(図2においては5箇所)にわたって設けられている。複数の副フィラメント32aの長さは、主フィラメント32の後端32cから先端32bに向かうにつれて次第に大きくなっている。各副フィラメント32aの太さは、主フィラメント32の太さよりも小さい。副フィラメント32aは、主フィラメント32と同一の材料からなっていてもよいし、異なる材料からなっていてもよい。副フィラメント32aは、例えば、主フィラメント32の側面を毛羽立たせることにより形成することができる。
図3は、ブラシ部30を示す正面図である。同図からわかるように、複数の主フィラメント32は、芯部20から放射状に広がっている。
歯間ブラシ1の効果を説明する。歯間ブラシ1においては、ブラシ部30が、主フィラメント32に加えて副フィラメント32aを有している。副フィラメント32aは、少なくとも1つの主フィラメント32の側面から、当該主フィラメント32の延在方向と交わる方向に延びている。このように主フィラメント32の側面に副フィラメント32aを設けることにより、歯間の周囲の歯に主フィラメント32の先端が当たらない場合であっても、当該歯に副フィラメント32aの先端が当たるようにすることができる。これにより、副フィラメント32aで掻き出すようにしてプラークを除去することができる。このため、副フィラメント32aが設けられていない場合に比して、プラークの除去能力が向上する。したがって、プラークの除去能力に優れた歯間ブラシ1が実現されている。
副フィラメント32aの延在方向は、主フィラメント32の延在方向と略直角に交わっている。これにより、主フィラメント32が歯と平行になった状態でも、当該歯に副フィラメント32aを当接させやすくなる。
1つの主フィラメント32に対して複数の副フィラメント32aが設けられている。これにより、副フィラメント32aが1つしか設けられていない場合に比して、プラークの除去能力を向上させることができる。
複数の副フィラメント32aは、主フィラメント32の延在方向の複数箇所にわたって設けられている。これにより、歯の広範囲に副フィラメント32aを届かせることができる。このことも、プラークの除去能力の向上に資する。
ブラシ部30を歯間に挿入する際、主フィラメント32は、手前(ブラシ部30の挿入方向後方)に倒れた状態となることが多い。それゆえ、主フィラメント32においては、後端32cが挿入方向前方に位置し、先端32bが挿入方向後方に位置することになる。この点、複数の副フィラメント32aの長さは、主フィラメント32の後端32cから先端32bに向かうにつれて次第に大きくなっている。このように挿入方向後方の副フィラメント32aの長さに比して挿入方向前方の副フィラメント32aの長さを小さくすることにより、ブラシ部30を歯間に挿入しやすくなる。
副フィラメント32aの太さは、主フィラメント32の太さよりも小さい。このように実際に歯に当接する副フィラメント32aの太さを小さくすることは、プラークの除去能力を向上させるのに有利である。
副フィラメント32aが主フィラメント32と同一の材料からなる場合、主フィラメント32の側面を加工することにより副フィラメント32aを形成することが可能となる。このことは、副フィラメント32aを低コストで形成するのに有利である。主フィラメント32の側面を毛羽立たせることにより副フィラメント32aを形成した場合、副フィラメント32aの形成コストを特に低く抑えることができる。
副フィラメント32aは、複数の主フィラメント32のうち一部の主フィラメント32にのみ設けられている。これにより、全ての主フィラメント32に副フィラメント32aを設ける場合に比して、歯間ブラシ1の製造コストを低く抑えることができる。このように歯間ブラシ1の製造コストを低く抑える観点から、複数の主フィラメント32全体に占める副フィラメント32aが設けられた主フィラメント32の割合は、20%以下であることが好ましい。他方、当該割合が小さすぎると、プラークの除去に支障が生じかねない。かかる観点から、上記割合は、5%以上であることが好ましい。
長さが大きい主フィラメント32程、ブラシ部30を歯間に挿入する際、手前に大きく倒れるため、その先端32bが歯に当たりにくい。それゆえ、複数の主フィラメント32のうち最大の長さを有する主フィラメント32に副フィラメント32aを設けることにより、プラークの除去能力を効率良く高めることができる。
複数の主フィラメント32の長さは、一定である。これにより、歯間に挿入されたブラシ部30を均一の強さで往復運動させることができる。
ところで、歯間ブラシは、通常、歯の表側から歯間に挿入される。歯間ブラシの構造上、歯の裏側からでは歯間に挿入しにくいからである。このことは、従来の歯間ブラシにおいて、歯の裏面付近のプラークの除去を困難にしていた。この点、歯間ブラシ1においては、芯部20の後端20bに最も近い主フィラメント32に副フィラメント32aが設けられている。ブラシ部30全体を歯の表側から歯間に挿入した場合、ブラシ部30を手前に引く際に、芯部20の後端20bに最も近い主フィラメント32が歯の裏側に引っ掛かることになる。それゆえ、当該主フィラメント32に副フィラメント32aを設けることにより、副フィラメント32aを歯の裏側に当接させることができる。このため、歯間ブラシ1によれば、歯の裏面付近のプラークを効果的に除去することができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明による歯間ブラシの第2実施形態を示す側面図である。歯間ブラシ2は、柄部10、芯部20、及びブラシ部40を備えている。柄部10及び芯部20の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。
ブラシ部40は、芯部20から、芯部20の延在方向と交わる方向に延びる複数のフィラメント(主フィラメント)を有している。複数の主フィラメントは、主フィラメント42(第1の主フィラメント)、及び主フィラメント44(第2の主フィラメント)、及び主フィラメント46を含んでいる。これらの主フィラメント42、主フィラメント44及び主フィラメント46は、相異なる主フィラメントである。
主フィラメント42は、芯部20の先端20aに最も近い主フィラメントである。主フィラメント44は、主フィラメント42よりも小さな長さを有し、かつ主フィラメント42に最も近い主フィラメントである。つまり、主フィラメント44は、主フィラメント42よりも小さな長さを有する主フィラメントのうち、主フィラメント42に最も近い主フィラメントである。主フィラメント46は、芯部20の後端20bに最も近い(先端20aから最も遠い)主フィラメントである。
主フィラメント44は、当然ながら、主フィラメント42と主フィラメント46との間に位置する。主フィラメント42から主フィラメント46までの距離を1としたとき、主フィラメント42から主フィラメント44までの距離は、0.1以上0.3以下であることが好ましい。
主フィラメント42の長さは、複数の主フィラメントの平均長よりも大きい。当該平均長は、ブラシ部40を構成する全ての主フィラメントの長さの算術平均として定義される。また、主フィラメント42の長さは、主フィラメント44の長さの1.5倍以上であることが好ましく、2倍以上であることがより好ましい。主フィラメント42は、複数の主フィラメントの中で最大の長さを有している。主フィラメント42の長さは、例えば、0.3〜3.0mm程度である。なお、各主フィラメントの長さは、芯部20から当該主フィラメントの先端までの距離として定義される。
主フィラメント44は、複数の主フィラメントの中で最小の長さを有している。主フィラメント44の長さは、例えば、0.2〜1.5mm程度である。本実施形態において複数の主フィラメントの長さは、主フィラメント44から主フィラメント46までの区間において一定である。それゆえ、当該区間内にある全ての主フィラメント(主フィラメント44及び主フィラメント46を含む。)が、複数の主フィラメントの中で最小の長さを有している。
ブラシ部40は、副フィラメント42aを有している。副フィラメント42aは、少なくとも1つの主フィラメントの側面から、当該主フィラメントの延在方向と交わる方向に延びている。副フィラメント42aは、複数の主フィラメントのうち一部の主フィラメントにのみ設けられている。本実施形態において副フィラメント42aは、主フィラメント42に設けられている。副フィラメント42aは、主フィラメント42にのみ設けられてもよいし、他の主フィラメントにも設けられてもよい。副フィラメント42aの構成は、副フィラメント32a(図2参照)と同様である。また、ブラシ部40のその他の構成は、第1実施形態で説明したブラシ部30と同様である。
歯間ブラシ2の効果を説明する。歯間ブラシ2においては、ブラシ部40が、主フィラメントに加えて副フィラメント42aを有している。副フィラメント42aは、少なくとも1つの主フィラメントの側面から、当該主フィラメントの延在方向と交わる方向に延びている。このように主フィラメントの側面に副フィラメント42aを設けることにより、歯間の周囲の歯に主フィラメントの先端が当たらない場合であっても、当該歯に副フィラメント42aの先端が当たるようにすることができる。これにより、副フィラメント42aで掻き出すようにしてプラークを除去することができる。このため、副フィラメント42aが設けられていない場合に比して、プラークの除去能力が向上する。したがって、プラークの除去能力に優れた歯間ブラシ2が実現されている。
芯部20の先端20aに最も近い位置にある主フィラメント42の長さが、ブラシ部40を構成する全ての主フィラメントの平均長よりも大きい。これにより、ブラシ部40を歯の表側から歯間に挿入した場合であっても、ブラシ部40を手前に引く際に、主フィラメント42が歯の裏側に引っ掛かりやすくなる。このため、歯の裏面付近のプラークを除去しやすくなる。
主フィラメント42と主フィラメント44との長さの差を大きくした方が、ブラシ部40を手前に引く際に、主フィラメント42が歯の裏側に引っ掛かりやすくなる。かかる観点から、主フィラメント42の長さは、主フィラメント44の長さの1.5倍以上であることが好ましく、2倍以上であることがより好ましい。他方、主フィラメント42の長さが大きすぎると、主フィラメント42が歯間を通りにくくなる。かかる観点から、主フィラメント42の長さは、主フィラメント44の長さの3倍以下であることが好ましい。
主フィラメント42は、複数の主フィラメントの中で最大の長さを有している。また、主フィラメント44は、複数の主フィラメントの中で最小の長さを有している。これにより、主フィラメント42と主フィラメント44との長さの差を大きくとりやすくなる。ただし、主フィラメント42が最大の長さを有することは必須でないし、主フィラメント44が最小の長さを有することも必須でない。
副フィラメント42aは、主フィラメント42に設けられている。このように主フィラメント42に副フィラメント42aを設けることにより、ブラシ部40を手前に引く際に、副フィラメント42aを歯の裏側に当接させることができる。このため、歯の裏面付近のプラークを効果的に除去することができる。歯間ブラシ2のその他の効果は、歯間ブラシ1と同様である。
(第3実施形態)
図5は、本発明による歯間ブラシの第3実施形態を示す側面図である。歯間ブラシ3は、柄部10、芯部20、及びブラシ部50を備えている。柄部10及び芯部20の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。
ブラシ部50は、芯部20から、芯部20の延在方向と交わる方向に延びる複数のフィラメント(主フィラメント)を有している。ブラシ部50は、芯部20の延在方向に沿って連続する一群の主フィラメントからなるフィラメント束をn個(nは3以上の整数)含んでいる。本実施形態においてnは4以上の整数であり、具体的にはn=8である。複数の主フィラメントは、何れかのフィラメント束に属している。なお、図5においては、各フィラメント束が1本の線で表されている。
図6は、図5におけるブラシ部50を示す拡大図である。各フィラメント束は、複数の主フィラメントによって構成されている。各フィラメント束において、隣り合う主フィラメントは、互いに接している(ただし、図6においては、見やすくするため、隣り合う主フィラメント間に隙間を設けて図示している。)。
フィラメント束のうち芯部20の先端20aに最も近いフィラメント束53(第1のフィラメント束)と、その隣のフィラメント束との間隔d1(第1の間隔)は、n個のフィラメント束の平均間隔よりも広い。間隔d1は、n個のフィラメント束の最大間隔に等しい。
同様に、フィラメント束のうち芯部20の後端20bに最も近いフィラメント束57(第2のフィラメント束)と、その隣のフィラメント束との間隔d2(第2の間隔)も、n個のフィラメント束の平均間隔よりも広い。間隔d2も、n個のフィラメント束の最大間隔に等しい。すなわち、本実施形態において間隔d2は、間隔d1に等しい。フィラメント束53,57以外のフィラメント束どうしの間隔d3は、一定である。間隔d1、間隔d2及び間隔d3について、d1=d2>d3の関係が成り立っている。
上記平均間隔は、ブラシ部50を構成する全てのフィラメント束について、隣り合うフィラメント束の間隔の算術平均として定義される。具体的には、本実施形態の場合、平均間隔d0=(d1+d2+d3×5)/7である。
ブラシ部50は、副フィラメント52aを有している。副フィラメント52aは、少なくとも1つの主フィラメントの側面から、当該主フィラメントの延在方向と交わる方向に延びている。副フィラメント52aは、複数の主フィラメントのうち一部の主フィラメントにのみ設けられている。本実施形態において副フィラメント52aは、フィラメント束53に属する主フィラメント、及びフィラメント束57に属する主フィラメントに設けられている(ただし、図6においては、副フィラメント52aの図示を省略している。)。副フィラメント52aは、これらの主フィラメントにのみ設けられてもよいし、他の主フィラメントにも設けられてもよい。副フィラメント52aの構成は、副フィラメント32a(図2参照)と同様である。また、ブラシ部50のその他の構成は、第1実施形態で説明したブラシ部30と同様である。
歯間ブラシ3の効果を説明する。歯間ブラシ3においては、ブラシ部50が、主フィラメントに加えて副フィラメント52aを有している。副フィラメント52aは、少なくとも1つの主フィラメントの側面から、当該主フィラメントの延在方向と交わる方向に延びている。このように主フィラメントの側面に副フィラメント52aを設けることにより、歯間の周囲の歯に主フィラメントの先端が当たらない場合であっても、当該歯に副フィラメント52aの先端が当たるようにすることができる。これにより、副フィラメント52aで掻き出すようにしてプラークを除去することができる。このため、副フィラメント52aが設けられていない場合に比して、プラークの除去能力が向上する。したがって、プラークの除去能力に優れた歯間ブラシ3が実現されている。
芯部20の先端20aに最も近いフィラメント束であるフィラメント束53と、その隣のフィラメント束との間隔(第1の間隔)が、全てのフィラメント束の平均間隔よりも広い。このように第1の間隔を広くすることにより、フィラメント束53に属する主フィラメントが倒れやすくなる。これにより、ブラシ部50を歯間に挿入する際、ブラシ部50が歯間の周囲の歯から受ける抵抗を小さく抑えることができる。このため、ブラシ部50を歯間に挿入しやすくなる。
芯部20の後端20bに最も近いフィラメント束であるフィラメント束57と、その隣のフィラメント束との間隔(第2の間隔)が、全てのフィラメント束の平均間隔よりも広い。このように第2の間隔を広くすることにより、フィラメント束57に属する主フィラメントが倒れやすくなる。これにより、ブラシ部50を手前に引く際、ブラシ部50が歯間の周囲の歯から受ける抵抗を小さく抑えることができる。このため、ブラシ部50を歯間から引き抜きやすくなる。
各主フィラメントは、フィラメント束を構成している。このようにフィラメント束を構成することにより、各主フィラメントの太さを大きくしなくても、フィラメント束全体として充分な剛性を確保することができる。なお、第1及び第2実施形態においても、各主フィラメントがフィラメント束を構成していてもよい。歯間ブラシ3のその他の効果は、歯間ブラシ1と同様である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、ブラシ部30を構成する複数の主フィラメント32の長さが一定である場合を例示した。しかし、複数の主フィラメント32の長さは、図7に示すように、芯部20の先端20aから後端20bに向かうにつれて次第に大きくなってもよい。このようにブラシ部30全体を先細りの形状とすることにより、ブラシ部30を歯間に挿入しやすくなる。ブラシ部40を構成する複数の主フィラメント(主フィラメント44から主フィラメント46までの区間内にあるものに限る。)、及びブラシ部50を構成する複数の主フィラメントについても同様である。
また、複数の主フィラメント32の長さは、図8に示すように、芯部20の先端20aから中央に向かうにつれて次第に大きくなるとともに、芯部20の上記中央から後端20bに向かうにつれて次第に小さくなってもよい。ここで、「芯部20の中央」とは、芯部20において先端20aと後端20bとの間に存在する任意の地点をいう。同図において副フィラメント32aは、芯部20の上記中央に位置する主フィラメント32(最大の長さを有する主フィラメント32)に設けられている。このようにブラシ部30の両端を先細りの形状とすることにより、ブラシ部30を歯間に挿入しやすくなるとともに、ブラシ部30を歯間から引き抜きやすくなる。ブラシ部40を構成する複数の主フィラメント(主フィラメント44から主フィラメント46までの区間内にあるものに限る。)、及びブラシ部50を構成する複数の主フィラメントについても同様である。
上記実施形態においては、副フィラメントが一部の主フィラメントにのみ設けられた場合を例示した。しかし、副フィラメントは、全ての主フィラメントに設けられてもよい。
上記実施形態においては、主フィラメントの延在方向が芯部20の延在方向と略直角に交わる場合を例示した。しかし、主フィラメントの延在方向は、芯部20の延在方向と鋭角ないし鈍角に交わってもよい。
上記実施形態においては、副フィラメントの延在方向が主フィラメントの延在方向と略直角に交わる場合を例示した。しかし、副フィラメントの延在方向は、主フィラメントの延在方向と鋭角ないし鈍角に交わってもよい。
上記実施形態においては、複数の副フィラメントの長さが主フィラメントの後端から先端に向かうにつれて次第に大きくなる場合を例示した。しかし、複数の副フィラメントの長さの相互関係は、任意である。例えば、複数の副フィラメントの長さは、一定であってもよい。
上記実施形態においては、柄部10の先端10aの近傍が屈曲している場合を例示した。しかし、柄部10は、全体が一直線状をしていてもよい。
1 歯間ブラシ
2 歯間ブラシ
3 歯間ブラシ
10 柄部
10a 先端
20 芯部
20a 先端
20b 後端
30 ブラシ部
32 主フィラメント
32a 副フィラメント
32b 先端
32c 後端
40 ブラシ部
42 主フィラメント(第1の主フィラメント)
42a 副フィラメント
44 主フィラメント(第2の主フィラメント)
46 主フィラメント
50 ブラシ部
52a 副フィラメント
53 フィラメント束(第1のフィラメント束)
57 フィラメント束(第2のフィラメント束)

Claims (25)

  1. 柄部と、
    前記柄部から直線状に延びる芯部と、
    前記芯部から当該芯部の延在方向と交わる方向に延びる複数の主フィラメントを有するブラシ部と、を備え、
    前記ブラシ部は、少なくとも1つの前記主フィラメントの側面から、当該主フィラメントの延在方向と交わる方向に延びる副フィラメントを有することを特徴とする歯間ブラシ。
  2. 請求項1に記載の歯間ブラシにおいて、
    前記副フィラメントの延在方向は、前記主フィラメントの前記延在方向と略直角に交わる歯間ブラシ。
  3. 請求項1又は2に記載の歯間ブラシにおいて、
    1つの前記主フィラメントに対して複数の前記副フィラメントが設けられている歯間ブラシ。
  4. 請求項3に記載の歯間ブラシにおいて、
    前記複数の副フィラメントは、前記主フィラメントの前記延在方向の複数箇所にわたって設けられている歯間ブラシ。
  5. 請求項4に記載の歯間ブラシにおいて、
    前記複数の副フィラメントの長さは、前記主フィラメントの後端から先端に向かうにつれて次第に大きくなる歯間ブラシ。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の歯間ブラシにおいて、
    前記副フィラメントの太さは、前記主フィラメントの太さよりも小さい歯間ブラシ。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の歯間ブラシにおいて、
    前記副フィラメントは、前記主フィラメントと同一の材料からなる歯間ブラシ。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の歯間ブラシにおいて、
    前記副フィラメントは、前記主フィラメントの前記側面を毛羽立たせることにより形成されている歯間ブラシ。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の歯間ブラシにおいて、
    前記副フィラメントは、前記複数の主フィラメントのうち最大の長さを有する主フィラメントに設けられている歯間ブラシ。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の歯間ブラシにおいて、
    前記副フィラメントは、前記複数の主フィラメントのうち一部の主フィラメントにのみ設けられている歯間ブラシ。
  11. 請求項10に記載の歯間ブラシにおいて、
    前記複数の主フィラメント全体に占める前記副フィラメントが設けられた主フィラメントの割合は、20%以下である歯間ブラシ。
  12. 請求項1乃至11の何れかに記載の歯間ブラシにおいて、
    前記複数の主フィラメントの長さは、一定である歯間ブラシ。
  13. 請求項1乃至11の何れかに記載の歯間ブラシにおいて、
    前記複数の主フィラメントの長さは、前記芯部の先端から後端に向かうにつれて次第に大きくなる歯間ブラシ。
  14. 請求項12又は13に記載の歯間ブラシにおいて、
    前記副フィラメントは、前記複数の主フィラメントのうち前記芯部の後端に最も近い主フィラメントに設けられている歯間ブラシ。
  15. 請求項1乃至11の何れかに記載の歯間ブラシにおいて、
    前記複数の主フィラメントの長さは、前記芯部の先端から中央に向かうにつれて次第に大きくなるとともに、前記芯部の前記中央から後端に向かうにつれて次第に小さくなる歯間ブラシ。
  16. 請求項1乃至11の何れかに記載の歯間ブラシにおいて、
    前記複数の主フィラメントは、前記芯部の先端に最も近い主フィラメントである第1の主フィラメントと、前記第1の主フィラメントよりも小さな長さを有し、かつ当該第1の主フィラメントに最も近い主フィラメントである第2の主フィラメントと、を含み、
    前記第1の主フィラメントの長さは、前記複数の主フィラメントの平均長よりも大きい歯間ブラシ。
  17. 請求項16に記載の歯間ブラシにおいて、
    前記副フィラメントは、前記第1の主フィラメントに設けられている歯間ブラシ。
  18. 請求項16又は17に記載の歯間ブラシにおいて、
    前記第1の主フィラメントは、前記複数の主フィラメントの中で最大の長さを有する歯間ブラシ。
  19. 請求項16乃至18の何れかに記載の歯間ブラシにおいて、
    前記第2の主フィラメントは、前記複数の主フィラメントの中で最小の長さを有する歯間ブラシ。
  20. 請求項1乃至19の何れかに記載の歯間ブラシにおいて、
    前記ブラシ部は、前記芯部の前記延在方向に沿って連続する一群の前記主フィラメントからなるフィラメント束をn個(nは3以上の整数)含んでおり、
    前記フィラメント束のうち前記芯部の先端に最も近いフィラメント束を第1のフィラメント束としたとき、
    前記第1のフィラメント束と当該第1のフィラメント束の隣のフィラメント束との間隔である第1の間隔は、前記n個のフィラメント束の平均間隔よりも広い歯間ブラシ。
  21. 請求項20に記載の歯間ブラシにおいて、
    前記副フィラメントは、前記第1のフィラメント束に属する前記主フィラメントに設けられている歯間ブラシ。
  22. 請求項20又は21に記載の歯間ブラシにおいて、
    前記第1の間隔は、前記n個のフィラメント束の最大間隔に等しい歯間ブラシ。
  23. 請求項20乃至22の何れかに記載の歯間ブラシにおいて、
    前記nは、4以上の整数であり、
    前記フィラメント束のうち前記芯部の後端に最も近いフィラメント束を第2のフィラメント束としたとき、
    前記第2のフィラメント束と当該第2のフィラメント束の隣のフィラメント束との間隔である第2の間隔は、前記平均間隔よりも広い歯間ブラシ。
  24. 請求項23に記載の歯間ブラシにおいて、
    前記副フィラメントは、前記第2のフィラメント束に属する前記主フィラメントに設けられている歯間ブラシ。
  25. 請求項23又は24に記載の歯間ブラシにおいて、
    前記第2の間隔は、前記n個のフィラメント束の最大間隔に等しい歯間ブラシ。
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