JPWO2018016071A1 - 同軸線路−導波管変換器 - Google Patents

同軸線路−導波管変換器 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018016071A1
JPWO2018016071A1 JP2018523829A JP2018523829A JPWO2018016071A1 JP WO2018016071 A1 JPWO2018016071 A1 JP WO2018016071A1 JP 2018523829 A JP2018523829 A JP 2018523829A JP 2018523829 A JP2018523829 A JP 2018523829A JP WO2018016071 A1 JPWO2018016071 A1 JP WO2018016071A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
coaxial line
connection end
waveguide converter
strip conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018523829A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6362820B2 (ja
Inventor
明道 廣田
明道 廣田
大島 毅
毅 大島
米田 尚史
尚史 米田
淳 西原
淳 西原
博之 野々村
博之 野々村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6362820B2 publication Critical patent/JP6362820B2/ja
Publication of JPWO2018016071A1 publication Critical patent/JPWO2018016071A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/02Waveguides; Transmission lines of the waveguide type with two longitudinal conductors
    • H01P3/06Coaxial lines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/12Hollow waveguides
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
    • H01P5/10Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced with unbalanced lines or devices
    • H01P5/103Hollow-waveguide/coaxial-line transitions
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
    • H01P5/10Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced with unbalanced lines or devices
    • H01P5/107Hollow-waveguide/strip-line transitions

Abstract

同軸線路−導波管変換器(1)は、導波管(10)と、導波管(10)の広壁面(16)に結合された端部を有する同軸線路(20)と、導波管(10)の中空路(10h)内に配置されているストリップ導体(30)とを備える。同軸線路(20)は、導波管(10)の中空路(10h)内に突出する導体芯線(22)を含む。ストリップ導体(30)は、同軸線路(20)の導体芯線(22)を導波管(10)の終端面(12)と短絡させるように配置されている。

Description

本発明は、同軸線路と導波管との間で伝送モードの変換を行う変換器に関するものである。
VHF(Very High Frequency)帯、UHF(Ultra High Frequency)帯、ミリ波帯またはマイクロ波帯などの高周波帯域の信号を伝送するために同軸線路−導波管変換器が広く使用されている。
たとえば、特許文献1(実開平5−25804号公報)には、所定の位置に孔が開けられた導波管と、その孔に挿入されている誘電体と、この誘電体を介して当該導波管の内部に突出するように配置された金属プローブとを備えた同軸線路−導波管変換器が開示されている。また、特許文献2(昭62−173803号公報)においては、導波管部と、この導波管部の短絡面からその導波管部の内部に突出する同軸の芯線と、この芯線の先端を当該導波管部の内部の壁面(H面)に結合する金属板からなる磁界結合型の変換部とを備えた同軸線路−導波管変換器が開示されている。
実開平5−25804号公報 実昭62−173803号公報
上記特許文献1に開示されている同軸線路−導波管変換器の構成では、同軸線路の伝送モード(同軸モード)と導波管の伝送モード(導波管モード)とが互いに電界的に結合されるので、広帯域の電気特性を実現することができる。しかしながら、その同軸線路−導波管変換器に大電力が入力された場合、当該導波管の内部に突出している金属プローブの先端部分が発熱して変形すると、当該同軸線路−導波管変換器の電気特性が大きく劣化するという課題がある。
一方、特許文献2に開示されている同軸線路−導波管変換器の構成では、大電力が入力された場合でも、導波管部の内部に突出する芯線の先端部分で発生した熱は、その導波管部の壁面に伝達することができる。このため、当該同軸線路−導波管変換器の電気特性の劣化は抑制される。しかしながら、磁界結合により伝送モードが変換されるので、その電気特性が狭帯域特性になるという課題がある。
上記に鑑みて本発明の目的は、大電力が入力された場合でも、安定した広帯域特性を実現することができる同軸線路−導波管変換器を提供することである。
本発明の一態様による同軸線路−導波管変換器は、自己の管軸方向に垂直な断面において互いに対向する一対の長辺及び互いに対向する一対の短辺を有し、前記一対の長辺を形成する一対の広壁面と前記一対の短辺を形成する一対の狭壁面とを内部壁面として有する導波管と、前記導波管の外部に配置され、前記一対の広壁面のうちの一方の広壁面に結合された端部を有する少なくとも1つの同軸線路と、前記導波管の中空路内に配置されているストリップ導体とを備え、前記導波管は、当該導波管の前記管軸方向における一端部の内部に終端面を有し、前記少なくとも1つの同軸線路は、当該少なくとも1つの同軸線路の当該端部から前記導波管の中空路内に突出する少なくとも1つの導体芯線を含み、前記ストリップ導体は、前記少なくとも1つの導体芯線を前記終端面または前記一対の狭壁面のうちの少なくとも一方の狭壁面と短絡させることを特徴とする。
本発明によれば、大電力が入力された場合でも、導体芯線の先端部で発生した熱がストリップ導体を介して排熱されるので、安定した広帯域特性を実現することができる。
本発明に係る実施の形態1である同軸線路−導波管変換器の概略構成を示す上面図である。 図1に示した同軸線路−導波管変換器のII−II線における概略断面図である。 図1に示した同軸線路−導波管変換器のIII−III線における概略断面図である。 実施の形態1の同軸線路−導波管変換器内における電界分布の一例を示す概略断面図である。 比較例の同軸線路−導波管変換器内における電界分布の一例を示す概略断面図である。 本発明に係る実施の形態2の同軸線路−導波管変換器の概略断面図である。 本発明に係る実施の形態3の同軸線路−導波管変換器の概略断面図である。 図7に示した同軸線路−導波管変換器3のVIII−VIII線における概略断面図である。 本発明に係る実施の形態4の同軸線路−導波管変換器の概略断面図である。 図9に示した同軸線路−導波管変換器のX−X線における概略断面図である。 本発明に係る実施の形態5の同軸線路−導波管変換器の概略断面図である。 図11に示した同軸線路−導波管変換器のXII−XII線における概略断面図である。 本発明に係る実施の形態6の同軸線路−導波管変換器の構成を示す概略断面図である。 実施の形態6の変形例である同軸線路−導波管変換器の構成を示す概略断面図である。 本発明に係る実施の形態7の同軸線路−導波管変換器の概略構成を示す上面図である。 図15に示した同軸線路−導波管変換器のXVI−XVI線における概略断面図である。 図15に示した同軸線路−導波管変換器のXVII−XVII線における概略断面図である。 実施の形態1の変形例である実施の形態8の同軸線路−導波管変換器の構成を示す概略断面図である。 実施の形態1の他の変形例である実施の形態9の同軸線路−導波管変換器の構成を示す概略断面図である。 実施の形態1の更に他の変形例である同軸線路−導波管変換器の構成を示す概略断面図である。 実施の形態1の更に他の変形例である同軸線路−導波管変換器の断面構造を示す概略図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る種々の実施の形態について詳細に説明する。なお、図面全体において同一符号を付された構成要素は、同一構成及び同一機能を有するものとする。また、図面に示されるX軸、Y軸及びZ軸は互いに直交する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る実施の形態1である同軸線路−導波管変換器1の概略構成を示す上面図である。図2は、図1に示した同軸線路−導波管変換器1のII−II線における概略断面図である。図3は、図1に示した同軸線路−導波管変換器1のIII−III線における概略断面図である。
図1〜図3に示されるように、同軸線路−導波管変換器1は、高周波信号の入出力に使用される入出力端11を有する導波管10と、この導波管10と結合された端部を有する同軸線路20と、導波管10の中空路10h内に配置されたストリップ線路であるストリップ導体30とを備える。この同軸線路−導波管変換器1は、導波管10と同軸線路20との間で、VHF帯、UHF帯、ミリ波帯またはマイクロ波帯などの予め定められた使用周波数帯域の高周波信号の伝送モードの変換を相互に行う機能を有するとともに、導波管10と同軸線路20との間で特性インピーダンスの変換を相互に行う機能をも有する。同軸線路−導波管変換器1は、たとえば、同軸線路20の伝送モードであるTEM(Transverse ElectroMagnetic)モードと、導波管10の伝送モードであるTE(Transverse Electric)モードとのうちの一方から他方へ伝送モードを変換することができる。
導波管10は、図2に示されるように、当該導波管10の管軸方向(X軸方向)と垂直な平面(Y軸及びZ軸を含むY−Z平面)において矩形断面を有する金属製の矩形導波管である。導波管10は、たとえば数mm程度の厚みを有している。図3に示されるように導波管10の中空路10hは、その管軸方向に沿って延在している。
また、導波管10は、その矩形断面の短辺を形成する一対の狭壁面13,14と、その矩形断面の長辺を形成する一対の広壁面15,16とを有する。これら狭壁面13,14及び広壁面15,16は、管軸方向に沿って延在する内部壁面であり、導波管10の中空路10hを形成する。狭壁面13,14は電界に平行なE面であり、広壁面15,16は磁界に平行なH面である。導波管10の広壁面15,16間の間隔である内径D1は、たとえば数mm〜数百mmである。更に、導波管10は、当該導波管10のX軸正方向一端部に閉塞状態の終端部を有しており、この終端部の内部壁面である終端面に短絡面12が設けられている。導波管10のX軸負方向側端部には、入出力端11が設けられている。
なお、導波管10の中空路10hの断面形状は矩形状であるため、当該矩形状の4つの角部の形状は、2つの長辺と2つの短辺とが互いに90°で直交する直交形状である。後述するように、そのような直交形状の角部を有する導波管10に代えて、一定の曲率を持つ円弧状あるいは一部楕円形状などの曲線形状の角部を有する導波管が使用されてもよい。
次に、同軸線路20は、図2及び図3に示されるように、導波管10の外部に配置されており、Z軸負方向側の端面に入出力端21を有し、Z軸正方向側に導波管10の広壁面16と物理的に結合された端部を有する。また、同軸線路20は、信号線として機能する銅線などの導体芯線22と、この導体芯線22を同心円状に取り囲む環状の外導体24と、これら導体芯線22と外導体24との間に介在する電気絶縁性の誘電体23とを含んで構成されている。導体芯線22の端部22p(以下「挿入端部22p」ともいう。)は、中空路10h内に挿入され、同軸線路20の端部からZ軸正方向に突出するように配置されている。
次に、ストリップ導体30は、図1〜図3に示されるように、導波管10の中空路10h内において管軸方向(X軸方向)に延在するように配置された金属製の板状部材である。ストリップ導体30は、中空路10h内に突出する導体芯線22の挿入端部22pを短絡面12に短絡させるために、挿入端部22pの先端に接続されている接続端部(第1の接続端部)31と、導波管10の短絡面12に接触した状態で接続されている接続端部(第2の接続端部)32とを有している。ストリップ導体30の接続端部31は、たとえば、半田などの導電性接着剤を用いて挿入端部22pの先端に接続されればよい。その接続端部31と挿入端部22pとによって、同軸線路−導波管変換器1のプローブが構成される。
また、ストリップ導体30は、一方の広壁面15の方向を向いたおもて面と、他方の広壁面16の方向を向いた裏面とを有している。当該おもて面と裏面とは、広壁面15,16とそれぞれ平行となるように配置されている。すなわち、ストリップ導体30のおもて面と裏面は、X軸及びY軸を含むX−Y平面と平行である。更に、ストリップ導体30の厚みは、広壁面15,16間の内径D1と比べると薄い。具体的には、その厚みは、たとえば内径D1の5分の1以下とすることができる。ストリップ導体30はこのような配置及び厚みを有するので、中空路10h内の電界分布を乱すことを抑制することができる。
また、プローブを構成する接続端部31の中心と短絡面12に対する接続端部32の接触面との間におけるストリップ導体30の長さL1は、当該ストリップ導体30での高周波信号の波長(伝送線路上の波長)λの4分の1(=λ/4)の奇数倍とほぼ等しくなるように設計されている。
次に、上記同軸線路−導波管変換器1の動作について説明する。以下、同軸線路20の入出力端21に高周波電力が入力され、導波管10の入出力端11から変換後の高周波電力が出力される場合を考える。
図4は、同軸線路−導波管変換器1内における電界分布の一例を示す概略断面図である。図4において、電界の向きは矢印で示されている。図4に示されるように、プローブを構成する接続端部31から導波管10の広壁面15に向かう電界分布、及び、広壁面16から接続端部31付近へ向かう電界分布が生じている。このような電界分布は、導波管10を伝搬するTE10モードの電界分布と一致することから、同軸線路20を同軸モードで伝搬する高周波信号は、プローブ付近で導波管10のTE10モードと電界的に結合することができる。
一方、図5は、ストリップ導体30が取り除かれた導波管10と同軸線路20とを有する同軸線路−導波管変換器100内における電界分布の一例を示す概略断面図である。この同軸線路−導波管変換器100でも、導体芯線22のプローブ(挿入端部22p)から導波管10の広壁面15に向かう電界分布、及び、広壁面16からプローブ付近へ向かう電界分布が生じている。このような電界分布は、導波管10を伝搬するTE10モードの電界分布と一致する。
本実施の形態のストリップ導体30のおもて面及び裏面は、図4に示されるように、広壁面15,16とそれぞれ平行となるように配置されている。またストリップ導体30の厚みは、導波管10の内径D1と比べると薄い。このため、本実施の形態は、導波管10の中空路10hにおいて、図5の同軸線路−導波管変換器100の内部で発生する電界分布とほぼ同様の電界分布を作り出すことができる。また、ストリップ導体30の接続端部31は、導波管10の短絡面12に短絡(ショート)される。このため、プローブをなす接続端部31から、λ/4の奇数倍(90度の電気長に相当する。)だけ離れた短絡面12を視たときのインピーダンスは、ほぼ無限大(オープン状態)となる。よって、電気的には、ストリップ導体30が接続されていない状態と等価な状態を作り出すことができる。したがって、ストリップ導体30は、電気的には、導波管10内部の電界分布及びプローブのインピーダンスに影響を与えない。本実施の形態の同軸線路−導波管変換器1は、図5の同軸線路−導波管変換器100の場合と同様に、同軸モードで伝搬する高周波信号を導波管10の伝送モード(たとえば、TE10モード)と電界的に結合し、導波管10の入出力端11から当該伝送モードの高周波信号を出力することができる。これにより、広帯域特性を実現することができる。
図5の同軸線路−導波管変換器100の場合、同軸線路20の入出力端21に大電力が入力されたとき、導体芯線22の先端部分で発生する熱を逃がすことが難しいため、当該先端部分の形状が熱により変形し、同軸線路−導波管変換器100の電気特性を劣化させるおそれがある。これに対し、本実施の形態1の同軸線路−導波管変換器1の場合、同軸線路20の入出力端21に大電力が入力されても、プローブで発生する熱は、ストリップ導体30を伝達して導波管10の壁面から排熱される。よって、プローブが熱により変形することが防止される。したがって、同軸線路−導波管変換器1の電気特性は劣化せず、良好な広帯域特性を維持することができる。
以上に説明したように実施の形態1の同軸線路−導波管変換器1は、大電力が入力されても、電気特性を劣化させず、良好な広帯域特性を維持することができる構造を有している。
また、上述のとおり、ストリップ導体30は、電気的には、導波管10内部の電界分布及びプローブのインピーダンスに影響を与えない。このストリップ導体30を図5の同軸線路−導波管変換器100に追加するだけで、本実施の形態の同軸線路−導波管変換器1を構成することができる。このとき、図5の同軸線路−導波管変換器100の各種物理寸法を変更せずに済むので、本実施の形態の同軸線路−導波管変換器1は、非常に設計し易い構成を有している。
実施の形態2.
図6は、本発明に係る実施の形態2の同軸線路−導波管変換器2の概略断面図である。本実施の形態の同軸線路−導波管変換器2の構成は、上記実施の形態1のストリップ導体30に代えて、図6のストリップ導体30A及び締結部材41を有する点を除いて、実施の形態1の同軸線路−導波管変換器1の構成と同じである。
本実施の形態のストリップ導体30Aは、導体芯線22の挿入端部22pを短絡面12に短絡させるために、この挿入端部22pの先端に接続されている接続端部(第1の接続端部)31と、締結部材41によって導波管10の短絡面12に固定された接続端部(第2の接続端部)32Aとを有している。ストリップ導体30Aの構成は、接続端部32Aの形状を除いて、上記実施の形態1のストリップ導体30の構成と同じである。
図6に示されるように、締結部材41の軸部は、接続端部32Aに形成された貫通孔に挿通され、短絡面12に形成された取付孔に螺合されている。また、締結部材41の頭部は、接続端部32Aの表面にX軸正方向へ押圧されている。実施の形態1の場合と同様に、プローブを構成する接続端部31の中心と短絡面12に対する接続端部32Aの接触面との間におけるストリップ導体30Aの長さは、当該ストリップ導体30Aでの高周波信号の波長(伝送線路上の波長)λの4分の1(=λ/4)の奇数倍とほぼ等しくなるように設計されている。
実施の形態2でも、上記実施の形態1と同様に、大電力が入力されても電気特性が劣化せず、良好な広帯域特性を維持することができる。また、締結部材41を用いてストリップ導体30Aが短絡面12に固定される。これにより、ストリップ導体30Aが短絡面12と確実に接触するので、製造ばらつきによる特性劣化を小さくすることができる。
実施の形態3.
図7は、本発明に係る実施の形態3の同軸線路−導波管変換器3の概略断面図である。また、図8は、図7に示した同軸線路−導波管変換器3のVIII−VIII線における概略断面図である。本実施の形態の同軸線路−導波管変換器3の構成は、上記実施の形態1の導波管10に代えて、図7の導波管10A及び締結部材42を有する点を除いて、実施の形態1の同軸線路−導波管変換器1の構成と同じである。
本実施の形態の導波管10Aは、図7及び図8に示されるようにX軸正方向一端部に閉塞状態の終端部を有し、この終端部の内部壁面(終端面)に短絡面12Aが設けられている。この短絡面12Aの一部がX軸負方向に突起して取付部17を構成している。ストリップ導体30の接続端部32は、締結部材42によってその取付部17に固定される。この導波管10Aの構造は、図3の短絡面12に代えて図7の短絡面12Aを有する点を除いて、実施の形態1の導波管10の構造と同じである。ストリップ導体30は、上記実施の形態1の場合と同様に、導波管10Aの中空路10Ah内に配置されている。
図7及び図8に示されるように、締結部材42の軸部は、ストリップ導体30の接続端部32に形成された貫通孔に挿通され、取付部17に形成された取付孔に螺合されている。また、締結部材42の頭部は、ストリップ導体30のおもて面にZ軸負方向に押圧されている。実施の形態1の場合と同様に、プローブを構成する接続端部31の中心と短絡面12Aに対する接続端部32の接触面との間におけるストリップ導体30の長さは、当該ストリップ導体30での高周波信号の波長(伝送線路上の波長)λの4分の1(=λ/4)の奇数倍とほぼ等しくなるように設計されている。
実施の形態3でも、上記実施の形態1と同様に、大電力が入力されても電気特性が劣化せず、良好な広帯域特性を維持することができる。また、締結部材42を用いてストリップ導体30が短絡面12Aに固定される。これにより、ストリップ導体30が短絡面12Aと確実に接触するので、製造ばらつきによる特性劣化を小さくすることができる。
実施の形態4.
図9は、本発明に係る実施の形態4の同軸線路−導波管変換器4の概略断面図である。また、図10は、図9に示した同軸線路−導波管変換器4のX−X線における概略断面図である。本実施の形態の同軸線路−導波管変換器4の構成は、上記実施の形態3のストリップ導体30(図7及び図8)に代えて図9のストリップ導体30Bを有する点を除いて、実施の形態3の同軸線路−導波管変換器3の構成と同じである。
本実施の形態のストリップ導体30Bは、導体芯線22の挿入端部22pを短絡面12Aに短絡させるために、この挿入端部22pの先端に接続されている接続端部(第1の接続端部)31Bと、締結部材42によって導波管10の短絡面12Aに固定された接続端部(第2の接続端部)32と、これら接続端部31B,32間を物理的に接続する直線状の線路部33とを有している。このストリップ導体30Bの構成は、プローブを構成する接続端部31Bを除いて、上記実施の形態1のストリップ導体30の構成と同じである。接続端部31Bは、たとえば、半田などの導電性接着剤を用いて挿入端部22pの先端に接続されればよい。その接続端部31Bと挿入端部22pとによって、同軸線路−導波管変換器4のプローブが構成される。
図10に示されるように、プローブを構成する接続端部31Bと短絡面12Aに対する接続端部32の接触面との間のストリップ導体30Bの長さ(すなわち線路部33の長さ)L2は、当該ストリップ導体30Bでの高周波信号の波長(伝送線路上の波長)λの4分の1(=λ/4)の奇数倍とほぼ等しくなるように設計されている。このため、実施の形態1の場合と同様に、接続端部31Bから短絡面12Aを視たときのインピーダンスは、ほぼ無限大(オープン状態)となる。よって、電気的には、ストリップ導体30Bが接続されていない状態と等価な状態を作り出すことができる。
また、図10に示されるように、Z軸方向から視たときにプローブを構成する接続端部31Bの外形寸法は、短絡面12Aに接続される接続端部32の外形寸法と比べると大きい。また、実施の形態1,3では、図8に示したように接続端部31の外形寸法は、導体芯線22の挿入端部22pの外形寸法とほぼ同じである。これに対し、図10に示されるように本実施の形態の接続端部31Bの外形寸法は、導体芯線22の挿入端部22pの外形寸法よりも明らかに大きい。このように外形寸法の大きな接続端部31Bを使用することで、Z軸方向から視たときのプローブの先端部の寸法が大きくなる。これにより、より広帯域の電気特性を実現することができる。
以上に説明したように実施の形態4でも、上記実施の形態1と同様に、大電力が入力されても電気特性が劣化せず、良好な広帯域特性を維持することができる。また、上記実施の形態1〜3と比べると、より広帯域の電気特性を実現することができる。
実施の形態5.
図3に示したように実施の形態1では、ストリップ導体30の端部が導波管10の終端面に接続されている。このように終端面に接続されたストリップ導体30に代えて、導波管10の狭壁面13,14の少なくとも一方に接続されたストリップ導体が使用されてもよい。以下、このようなストリップ導体を有する実施の形態5について説明する。
図11は、本発明に係る実施の形態5の同軸線路−導波管変換器5の概略断面図である。また、図12は、図11に示した同軸線路−導波管変換器5のXII−XII線における概略断面図である。本実施の形態の同軸線路−導波管変換器5の構成は、上記実施の形態1のストリップ導体30に代えて、図11及び図12に示されるストリップ導体30Cを有する点を除いて、実施の形態1の同軸線路−導波管変換器1の構成と同じである。
本実施の形態のストリップ導体30Cは、図11及び図12に示されるように、導体芯線22の挿入端部22pを狭壁面13に短絡させるために、挿入端部22pの先端に接続されている接続端部(第1の接続端部)31と、導波管10の狭壁面13に接触した状態で接続されている接続端部(第2の接続端部)32Cと、これら接続端部31,32C間を物理的に接続するストリップ線路であるベンド部(屈曲部)34とを有する金属製の板状部材である。ベンド部34は、X軸方向に延在する部分とY軸方向に沿って延在する部分とで構成されている。ストリップ導体30Cの接続端部31は、たとえば、半田などの導電性接着剤を用いて挿入端部22pの先端に接続されればよい。その接続端部31と挿入端部22pとによって、同軸線路−導波管変換器5のプローブが構成される。
ストリップ導体30Cは、実施の形態1のストリップ導体30と同様に、一方の広壁面15の方向を向くおもて面と、他方の広壁面16の方向を向く裏面とを有している。当該おもて面と裏面とは、広壁面15,16とそれぞれ平行となるように配置されている。また、ストリップ導体30Cの厚みは、実施の形態1のストリップ導体30の厚みと同じである。ストリップ導体30Cはこのような配置及び厚みを有するので、中空路10h内の電界分布を乱すことを抑制することができる。
更に、図12に示されるように、プローブを構成する接続端部31の中心と狭壁面13に対する接続端部32Cの接触面との間のストリップ導体30Cの長さL3は、当該ストリップ導体30Cでの高周波信号の波長(伝送線路上の波長)λの4分の1(=λ/4)の奇数倍とほぼ等しくなるように設計されている。このため、実施の形態1の場合と同様に、接続端部31から狭壁面13を視たときのインピーダンスは、ほぼ無限大(オープン状態)となる。よって、電気的には、ストリップ導体30Cが接続されていない状態と等価な状態を作り出すことができる。したがって、ストリップ導体30Cは、電気的には、導波管10内部の電界分布及びプローブのインピーダンスに影響を与えない。本実施の形態の同軸線路−導波管変換器5は、同軸モードで伝搬する高周波信号を導波管10の伝送モードと電界的に結合し、導波管10の入出力端11から当該伝送モードの高周波信号を出力することができる。これにより、広帯域特性を実現することができる。
また、同軸線路20の入出力端21に大電力が入力されても、プローブで発生する熱は、ストリップ導体30Cを伝達して導波管10の狭壁面13から排熱される。よって、プローブが熱により変形することがない。したがって、同軸線路−導波管変換器5の電気特性は劣化せず、良好な広帯域特性を維持することができる。
以上に説明したように実施の形態5の同軸線路−導波管変換器5は、大電力が入力されても、電気特性を劣化させず、良好な広帯域特性を維持することができる構造を有している。
なお、上記実施の形態2(図6)または上記実施の形態3(図7及び図8)のように締結部材41または42を用いてストリップ導体の端部が狭壁面13に固定されるように本実施の形態の構成が変形されてもよい。また、本実施の形態の接続端部31に代えて、上記実施の形態4の接続端部31B(図9及び図10)が使用されてもよい。
実施の形態6.
上記実施の形態5では、ストリップ導体30Cは、狭壁面13と1箇所で接続されているが、これに限定されるものではない。放熱性能の向上のために、導波管10の狭壁面13,14と複数箇所で接続されるようにストリップ導体30Cの構成が変更されてもよい。これにより、大電力に対して高い耐久性を有する同軸線路−導波管変換器を構成することができる。
図13は、本発明に係る実施の形態6の同軸線路−導波管変換器5Aの構成を示す概略断面図である。この同軸線路−導波管変換器5Aの構成は、図12のストリップ導体30Cに代えて図13のストリップ導体30Dを有する点を除いて、上記実施の形態5の同軸線路−導波管変換器5の構成と同じである。
本実施の形態のストリップ導体30Dは、導体芯線22の挿入端部22pを狭壁面13,14に短絡させるために、この挿入端部22pの先端に接続されている接続端部(第1の接続端部)31と、一方の狭壁面13に接触した状態で接続されている接続端部32Daと、他方の狭壁面14に接触した状態で接続されている接続端部32Dbと、これら接続端部31,32Da,32Db間を物理的に接続するT字状のストリップ線路である分岐線路部35とを有している。接続端部31と挿入端部22pとによって、同軸線路−導波管変換器5Aのプローブが構成される。
ストリップ導体30Dは、実施の形態1のストリップ導体30と同様に、広壁面15,16の方向をそれぞれ向いたおもて面及び裏面を有し、当該おもて面と裏面とは、広壁面15,16とそれぞれ平行となるように配置されている。ストリップ導体30Dの厚みは、実施の形態1のストリップ導体30の厚みと同じである。ストリップ導体30Dはこのような配置及び厚みを有するので、中空路10h内の電界分布を乱すことを抑制することができる。
また、図13に示されるように、プローブを構成する接続端部31の中心と狭壁面14に対する接続端部32Dbの接触面との間のストリップ導体30Dの長さL4は、当該ストリップ導体30Dでの高周波信号の波長(伝送線路上の波長)λの4分の1(=λ/4)の奇数倍とほぼ等しくなるように設計されている。接続端部31の中心と狭壁面13に対する接続端部32Daの接触面との間のストリップ導体30Dの長さも、長さL4と等しい。このため、実施の形態1の場合と同様に、接続端部31から狭壁面13,14を視たときのインピーダンスは、ほぼ無限大(オープン状態)となる。よって、電気的には、ストリップ導体30Dが接続されていない状態と等価な状態を作り出すことができる。本実施の形態の同軸線路−導波管変換器5Aは、同軸モードで伝搬する高周波信号を導波管10の伝送モードと電界的に結合し、導波管10の入出力端11から当該伝送モードの高周波信号を出力することができる。これにより、広帯域特性を実現することができる。
更に、大電力が入力されても、プローブで発生する熱は、ストリップ導体30Dを伝達して導波管10の狭壁面13,14から排熱される。よって、プローブが熱により変形することが防止される。したがって、同軸線路−導波管変換器5Aの電気特性は劣化せず、良好な広帯域特性を維持することができる。
図14は、実施の形態6の変形例である同軸線路−導波管変換器5Bの構成を示す概略断面図である。この同軸線路−導波管変換器5Bの構成は、図13のストリップ導体30Dとは異なる形状のストリップ導体30Eを有する点を除き、実施の形態6の同軸線路−導波管変換器5Aの構成と同じである。
図14に示されるように、ストリップ導体30Eは、導体芯線22の挿入端部22pの先端に接続されている接続端部(第1の接続端部)31Eと、一方の狭壁面13に接触した状態で接続されている接続端部32Eaと、他方の狭壁面14に接触した状態で接続されている接続端部32Ebと、その接続端部31Eと一方の接続端部32Eaとの間を物理的に接続する屈曲部36aと、その接続端部31Eと他方の接続端部32Ebとの間を物理的に接続する屈曲部36bとを有している。図14に示されるように、プローブを構成する接続端部31Eの中心と狭壁面14に対する接続端部32Ebの接触面との間のストリップ導体30Eの長さL5は、当該ストリップ導体30Eでの高周波信号の波長(伝送線路上の波長)λの4分の1(=λ/4)の奇数倍とほぼ等しくなるように設計されている。同様に、接続端部31Eの中心と狭壁面13に対する接続端部32Eaの接触面との間のストリップ導体30Eの長さは、長さL5と等しい。このような同軸線路−導波管変換器5Bも、実施の形態6と同様の効果を奏することができる。
なお、上記実施の形態2(図6)または上記実施の形態3(図7及び図8)のように締結部材41または42を用いてストリップ導体の複数端部が狭壁面13,14に固定されるように本実施の形態の構成が変形されてもよい。また、本実施の形態の接続端部31Eに代えて、上記実施の形態4の接続端部31B(図9及び図10)が使用されてもよい。
実施の形態7.
上記実施の形態1〜6の各実施の形態では、導波管に結合される同軸線路の個数は1つであるが、これに限定されるものではない。以下、2個の同軸線路を備えた実施の形態7の同軸線路−導波管変換器6について説明する。
図15は、本発明に係る実施の形態7の同軸線路−導波管変換器6の概略構成を示す上面図である。図16は、図15に示した同軸線路−導波管変換器6のXVI−XVI線における概略断面図である。図17は、図15に示した同軸線路−導波管変換器6のXVII−XVII線における概略断面図である。
図15〜図17に示されるように、同軸線路−導波管変換器6は、高周波信号の入出力に使用される入出力端11を有する導波管10Bと、この導波管10Bと結合された端部をそれぞれ有する2個の同軸線路20A,20Bと、導波管10Bの中空路10Bh内に並列に配置された2本のストリップ線路であるストリップ導体30F,30Gとを備える。この同軸線路−導波管変換器6は、導波管10Bと同軸線路20A,20Bとの間で、予め定められた使用周波数帯域の高周波信号の伝送モードの変換を相互に行う機能を有するとともに、導波管10Bと同軸線路20A,20Bとの間で特性インピーダンスの変換を相互に行う機能をも有する。
また、同軸線路20A,20Bはそれぞれ入出力端21A,21Bを有している。同軸線路−導波管変換器6は、これら入出力端21A,21Bにそれぞれ入力された高周波信号の電力を合成し、当該合成電力を有する高周波信号を導波管10Bの入出力端11から出力する電力合成器としての機能を有する。また、同軸線路−導波管変換器6は、導波管10Bの入出力端11に入力された高周波信号の電力を2つの電力に分配して、一方の電力を有する高周波信号を同軸線路20Aの入出力端21Aから出力し、且つ他方の電力を有する高周波信号を同軸線路20Bの入出力端21Bから出力する電力分配器として機能することができる。
導波管10Bの構造は、広壁面16Bに2本の同軸線路20A,20Bが結合されている点を除いて、上記実施の形態1の導波管10の構造と同じである。本実施の形態の導波管10Bは、当該導波管10Bの矩形断面の短辺を形成する一対の狭壁面13,14と、その矩形断面の長辺を形成する一対の広壁面15,16Bとを有している。これら狭壁面13,14と広壁面15,16Bとは、導波管10Bの中空路10Bhを形成する。狭壁面13,14は電界に平行なE面であり、広壁面15,16Bは磁界に平行なH面である。
一方の同軸線路20Aは、図16及び図17に示されるように、導波管10Bの外部に配置されており、Z軸負方向側の端面に入出力端21Aを有し、Z軸正方向側に導波管10Bの広壁面16Bと物理的に結合された端部を有する。また、同軸線路20Aは、信号線として機能する銅線などの導体芯線22Aと、この導体芯線22Aを同心円状に取り囲む環状の外導体24Aと、これら導体芯線22Aと外導体24Aとの間に介在する電気絶縁性の誘電体23Aとを含んで構成されている。導体芯線22Aの端部22Ap(以下「挿入端部22Ap」ともいう。)は、中空路10Bh内に挿入され、同軸線路20Aの端部からZ軸正方向に突出するように配置されている。
他方の同軸線路20Bは、同軸線路20Aと同じ構造を有している。すなわち、同軸線路20Bは、導波管10Bの外部に配置されており、Z軸負方向側の端面に入出力端21Bを有し、Z軸正方向側に導波管10Bの広壁面16Bと物理的に結合された端部を有する。また、同軸線路20Bは、信号線として機能する銅線などの導体芯線22Bと、この導体芯線22Bを同心円状に取り囲む環状の外導体24Bと、これら導体芯線22Bと外導体24Bとの間に介在する電気絶縁性の誘電体23Bとを含んで構成されている。導体芯線22Bの端部22Bp(以下「挿入端部22Bp」ともいう。)は、中空路10Bh内に挿入され、同軸線路20Bの端部からZ軸正方向に突出するように配置されている。
次に、ストリップ導体30F,30Gの各々は、図15〜図17に示されるように、導波管10Bの中空路10Bh内において管軸方向(X軸方向)に延在するように配置された金属製の板状部材である。一方のストリップ導体30Fは、中空路10Bh内に突出する導体芯線22Aの挿入端部22Apを導波管10Bの短絡面12に短絡させるために、挿入端部22Apの先端に接続されている接続端部(第1の接続端部)31Fと、導波管10Bの短絡面12に接触した状態で接続されている接続端部(第2の接続端部)32Fとを有している。他方のストリップ導体30Gも、中空路10Bh内に突出する導体芯線22Bの挿入端部22Bpを導波管10Bの短絡面12に短絡させるために、挿入端部22Bpの先端に接続されている接続端部(第1の接続端部)31Gと、導波管10Bの短絡面12に接触した状態で接続されている接続端部(第2の接続端部)32Gとを有している。これらストリップ導体30F,30Gの接続端部31F,31Gは、たとえば、半田などの導電性接着剤を用いて挿入端部22Ap,22Bpの先端にそれぞれ接続されればよい。それら接続端部31F,31Gと挿入端部22Ap,22Bpとによって、同軸線路−導波管変換器6のプローブが構成される。
また、ストリップ導体30F,30Gの各々は、一方の広壁面15の方向を向いたおもて面と、他方の広壁面16Bの方向を向いた裏面とを有している。当該おもて面と裏面とは、広壁面15,16Bとそれぞれ平行となるように配置されている。更に、ストリップ導体30F,30Gの厚みは、広壁面15,16B間の内径D1と比べると薄い。具体的には、その厚みは、たとえば内径D1の5分の1以下とすることができる。ストリップ導体30はこのような配置及び厚みを有するので、中空路10Bh内の電界分布を乱すことを抑制することができる。
また、プローブを構成する接続端部31F,31Gの中心と短絡面12に対する接続端部32F、32Gの接触面との間におけるストリップ導体30F,30Gの長さL1は、当該ストリップ導体30F,30Gでの高周波信号の波長λの4分の1(=λ/4)の奇数倍とほぼ等しくなるように設計されている。
ストリップ導体30F,30Gの接続端部31F,31Gは、導波管10Bの短絡面12に短絡(ショート)される。このため、プローブをなす接続端部31F,31Gから、λ/4の奇数倍(90度の電気長に相当する。)だけ離れた短絡面12を視たときのインピーダンスは、ほぼ無限大(オープン状態)となる。よって、電気的には、ストリップ導体30F,30Gが接続されていない状態と等価な状態を作り出すことができる。したがって、ストリップ導体30F,30Gは、電気的には、導波管10B内部の電界分布及びプローブのインピーダンスに影響を与えない。本実施の形態の同軸線路−導波管変換器6は、同軸線路20A,20B内を同軸モードで伝搬する高周波信号を導波管10Bの伝送モード(たとえば、TE10モード)と電界的に結合し、導波管10Bの入出力端11から当該伝送モードの高周波信号を出力することができる。これにより、広帯域特性を実現することができる。
また、同軸線路20A,20Bの入出力端21A,21Bに大電力が入力されても、プローブで発生する熱は、ストリップ導体30F,30Gを伝達して導波管10Bの壁面から排熱される。よって、プローブが熱により変形することが防止される。したがって、同軸線路−導波管変換器6の電気特性は劣化せず、良好な広帯域特性を維持することができる。
なお、上記実施の形態2(図6)または上記実施の形態3(図7及び図8)のように締結部材41または42を用いてストリップ導体の端部が狭壁面13に固定されるように本実施の形態の構成が変形されてもよい。また、本実施の形態の接続端部31F,31Gに代えて、上記実施の形態4の接続端部31B(図9及び図10)が使用されてもよい。
以上に説明したように実施の形態7の同軸線路−導波管変換器6は、大電力が入力されても、電気特性を劣化させず、良好な広帯域特性を維持することができる構造を有している。また、本実施の形態の同軸線路−導波管変換器6は、2入力且つ1出力の電力合成器として動作することができ、1入力且つ2出力の電力分配器として動作することができる。
なお、本実施の形態では、1個の導波管10Bに2個の同軸線路20A,20Bが結合されている。これに代えて、1個の導波管10BにM個(Mは3以上の整数)の同軸線路が結合された同軸線路−導波管変換器もあり得る。この同軸線路−導波管変換器は、M入力且つ1出力の電力合成器として動作することができ、1入力且つM出力の電力分配器として動作することができる。
実施の形態8.
上記実施の形態1〜7では、ストリップ導体30,30A〜30Gの線路幅は一定であるが、これに限定されるものではない。上記ストリップ導体30,30A〜30Gのいずれかの線路幅の一部が、より広くまたはより狭くなるように変更されてもよい。線路幅の一部の変更は、電気長として90度(λ/4の奇数倍に相当する。)を確保しつつ、ストリップ導体の物理長を変更することを可能とするため、設計の自由度が増加するという効果が得られる。以下、全長に亘って一定ではない線路幅を有するストリップ導体を備えた実施の形態8,9について説明する。
図18は、上記実施の形態1の変形例である実施の形態8の同軸線路−導波管変換器1Aの構成を示す概略断面図である。この同軸線路−導波管変換器1Aの構成は、図1のストリップ導体30とは異なる形状のストリップ導体30Hを有する点を除き、実施の形態1の同軸線路−導波管変換器1の構成と同じである。
図18に示されるように、このストリップ導体30Hは、導体芯線22の挿入端部22pの先端に接続されている接続端部(第1の接続端部)31Hと、短絡面12に接触した状態で接続されている接続端部32Eと、これら接続端部31H,32E間で接続端部31Hの線路幅よりも大きな線路幅を有する線路部33Hとを有している。プローブを構成する接続端部31Hの中心と短絡面12に対する接続端部32Hの接触面との間におけるストリップ導体30Hの長さL6は、当該ストリップ導体30Hでの高周波信号の波長(伝送線路上の波長)λの4分の1(=λ/4)の奇数倍とほぼ等しくなるように設計されている。
実施の形態9.
図19は、上記実施の形態1の他の変形例である実施の形態9の同軸線路−導波管変換器1Bの構成を示す概略断面図である。この同軸線路−導波管変換器1Bの構成は、図1のストリップ導体30とは異なる形状のストリップ導体30Jを有する点を除き、実施の形態1の同軸線路−導波管変換器1の構成と同じである。
図19に示されるように、このストリップ導体30Jは、導体芯線22の挿入端部22pの先端に接続されている接続端部(第1の接続端部)31Jと、短絡面12及び狭壁面13,14のいずれにも接触した状態で接続されている接続端部32Jとを有している。プローブを構成する接続端部31Jの中心と接続端部32Jとの間におけるストリップ導体30Jの長さL7は、当該ストリップ導体30Jでの高周波信号の波長(伝送線路上の波長)λの4分の1(=λ/4)の奇数倍とほぼ等しくなるように設計されている。このため、実施の形態1の場合と同様に、電気的には、ストリップ導体30Jが接続されていない状態と等価な状態を作り出すことができる。
また、接続端部32JのY軸方向における幅は、接続端部31Jの幅よりも大きい。接続端部32JのX軸正方向側端面は短絡面12と接触し、接続端部32JのY軸方向における両端面は、狭壁面13,14とそれぞれ接触している。このような接続端部31Jと導波管10の内部壁面との接触面積は大きいので、高い放熱性能が得られる。したがって、大電力に対する耐久性の更なる向上が可能となる。
以上、図面を参照して本発明に係る種々の実施の形態1〜9について述べたが、これら実施の形態1〜9は本発明の例示であり、これら実施の形態1〜9以外の様々な形態を採用することもできる。
たとえば、上記実施の形態1では、ストリップ導体30の接続端部31は、挿入端部22pの先端と接続されている。これに代えて、図20の同軸線路−導波管変換器1Cのように、挿入端部22pの先端よりも同軸線路20に近い箇所でストリップ導体30の接続端部31が挿入端部22pと接続されてもよい。図20の同軸線路−導波管変換器1Cの構成は、ストリップ導体30の接続端部31が挿入端部22pと接続される箇所が異なる点を除いて、実施の形態1の同軸線路−導波管変換器1の構成と同じである。
また、上記実施の形態1〜9の導波管10,10A,10Bの中空路の断面形状はいずれも矩形状であるため、当該矩形状の4つの角部の形状は、2つの長辺と2つの短辺とが互いに90°で直交する直交形状である。そのような直交形状の角部を有する導波管10,10A,10Bに代えて、一定の曲率を持つ円弧状あるいは一部楕円形状などの曲線形状の角部を有する導波管が使用されてもよい。図21は、そのような曲線形状の角部を有する導波管10Dを備えた同軸線路−導波管変換器1Dの断面構造を示す概略図である。図21に示される導波管10Dは、互いに対向する一対の狭壁面13D,14Dと、互いに対向する一対の広壁面15D,16Dとを有している。中空路10Dhの四隅において狭壁面13D,14Dと広壁面15D,16Dとが交差する角部は、曲線形状を有している。
なお、本発明の範囲内において、上記実施の形態1〜9の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
本発明に係る同軸線路−導波管変換器は、VHF帯、UHF帯、ミリ波帯またはマイクロ波帯などの高周波帯域の信号を伝送する高周波伝送路において使用されることから、たとえば、アンテナ装置、レーダ装置及び通信装置での利用に適している。
1,1A〜1D,2〜5,5A,5B,6 同軸線路−導波管変換器、10,10A,10B,10D 導波管、11 入出力端、12,12A 短絡面(終端面)、13,13D,14,14D 狭壁面、15,15D,16,16B,16D 広壁面、17 取付部、20,20A,20B 同軸線路、21,21A,21B 入出力端、22,22A,22B 導体芯線、22p,22Ap,22Bp 挿入端部、23,23A,23B 誘電体、24,24A,24B 外導体、30,30A〜30H,30J ストリップ導体、31,31B,31F,31G,31E,31H 接続端部、32,32A,32C,32Da,32Db,32Ea,32Eb,32F〜32H,32J 接続端部、33,33H 線路部、34 ベンド部、35 分岐線路部、36a,36b 屈曲部、41,42 締結部材。
本発明の一態様による同軸線路−導波管変換器は、自己の管軸方向に垂直な断面において互いに対向する一対の長辺及び互いに対向する一対の短辺を有し、前記一対の長辺を形成する一対の広壁面と前記一対の短辺を形成する一対の狭壁面とを内部壁面として有する導波管と、前記導波管の外部に配置され、前記一対の広壁面のうちの一方の広壁面に結合された端部を有する少なくとも1つの同軸線路と、前記導波管の中空路内に配置されているストリップ導体とを備え、前記導波管は、当該導波管の前記管軸方向における一端部の内部に終端面を有し、前記少なくとも1つの同軸線路は、当該少なくとも1つの同軸線路の当該端部から前記導波管の中空路内に突出する少なくとも1つの導体芯線を含み、前記ストリップ導体は、前記少なくとも1つの導体芯線を前記終端面または前記一対の狭壁面のうちの少なくとも一方の狭壁面と短絡させるように配置され、前記ストリップ導体は、前記少なくとも1つの導体芯線と接続されている第1の接続端部と、前記終端面または前記少なくとも一方の狭壁面と接続されている第2の接続端部とを含み、前記第1の接続端部と前記第2の接続端部との間における前記ストリップ導体の長さは、当該ストリップ導体での高周波信号の波長の4分の1の奇数倍であることを特徴とする。

Claims (11)

  1. 自己の管軸方向に垂直な断面において互いに対向する一対の長辺及び互いに対向する一対の短辺を有し、前記一対の長辺を形成する一対の広壁面と前記一対の短辺を形成する一対の狭壁面とを内部壁面として有する導波管と、
    前記導波管の外部に配置され、前記一対の広壁面のうちの一方の広壁面に結合された端部を有する少なくとも1つの同軸線路と、
    前記導波管の中空路内に配置されているストリップ導体と
    を備え、
    前記導波管は、当該導波管の前記管軸方向における一端部の内部に終端面を有し、
    前記少なくとも1つの同軸線路は、当該少なくとも1つの同軸線路の当該端部から前記導波管の中空路内に突出する少なくとも1つの導体芯線を含み、
    前記ストリップ導体は、前記少なくとも1つの導体芯線を前記終端面または前記一対の狭壁面のうちの少なくとも一方の狭壁面と短絡させる、
    ことを特徴とする同軸線路−導波管変換器。
  2. 請求項1記載の同軸線路−導波管変換器であって、
    前記ストリップ導体は、
    前記少なくとも1つの導体芯線と接続されている第1の接続端部と、
    前記終端面または前記少なくとも一方の狭壁面と接続されている第2の接続端部とを含み、
    前記第1の接続端部と前記第2の接続端部との間における前記ストリップ導体の長さは、当該ストリップ導体での高周波信号の波長の4分の1の奇数倍である
    ことを特徴とする同軸線路−導波管変換器。
  3. 請求項1記載の同軸線路−導波管変換器であって、
    前記ストリップ導体は、前記一対の広壁面の方向をそれぞれ向いたおもて面及び裏面を有する板状部材であり、
    前記おもて面及び前記裏面は、前記一対の広壁面とそれぞれ平行となるように配置されている、
    ことを特徴とする同軸線路−導波管変換器。
  4. 請求項3記載の同軸線路−導波管変換器であって、前記ストリップ導体の厚みは、前記一対の短辺に平行な方向における前記一対の広壁面の間隔の5分の1以下であることを特徴とする同軸線路−導波管変換器。
  5. 請求項4記載の同軸線路−導波管変換器であって、前記第1の接続端部は、前記少なくとも1つの導体芯線の外形寸法よりも大きな外形寸法を有することを特徴とする同軸線路−導波管変換器。
  6. 請求項4記載の同軸線路−導波管変換器であって、前記ストリップ導体は、前記第1の接続端部と前記第2の接続端部との間に前記第1の接続端部の幅よりも大きな幅を有する線路部を更に含むことを特徴とする同軸線路−導波管変換器。
  7. 請求項4記載の同軸線路−導波管変換器であって、前記第2の接続端部の幅は、前記第1の接続端部の幅よりも大きいことを特徴とする同軸線路−導波管変換器。
  8. 請求項1記載の同軸線路−導波管変換器であって、
    前記ストリップ導体は、
    前記少なくとも1つの導体芯線と接続されている第1の接続端部と、
    前記少なくとも一方の狭壁面と接続されている第2の接続端部と
    を含むことを特徴とする同軸線路−導波管変換器。
  9. 請求項1記載の同軸線路−導波管変換器であって、
    前記ストリップ導体は、
    前記少なくとも1つの導体芯線と接続されている第1の接続端部と、
    前記一対の狭壁面と複数箇所でそれぞれ接続されている複数の接続端部と
    を含むことを特徴とする同軸線路−導波管変換器。
  10. 請求項1記載の同軸線路−導波管変換器であって、
    前記少なくとも1つの同軸線路は、前記一対の広壁面と接続された複数端部をそれぞれ有する複数の同軸線路からなり、
    前記少なくとも1つの導体芯線は、前記複数の同軸線路の当該複数端部からそれぞれ前記中空路内に突出する複数の導体芯線からなる
    ことを特徴とする同軸線路−導波管変換器。
  11. 請求項1記載の同軸線路−導波管変換器であって、前記ストリップ導体の端部を前記終端面または前記少なくとも一方の狭壁面に固定する締結部材を更に備えることを特徴とする同軸線路−導波管変換器。
JP2018523829A 2016-07-22 2016-07-22 同軸線路−導波管変換器 Active JP6362820B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/071541 WO2018016071A1 (ja) 2016-07-22 2016-07-22 同軸線路-導波管変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6362820B2 JP6362820B2 (ja) 2018-07-25
JPWO2018016071A1 true JPWO2018016071A1 (ja) 2018-09-06

Family

ID=60993235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018523829A Active JP6362820B2 (ja) 2016-07-22 2016-07-22 同軸線路−導波管変換器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10992018B2 (ja)
JP (1) JP6362820B2 (ja)
CN (1) CN109478705B (ja)
DE (1) DE112016006983T5 (ja)
WO (1) WO2018016071A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3081617B1 (fr) 2018-05-23 2020-05-08 Sairem Societe Pour L'application Industrielle De La Recherche En Electronique Et Micro Ondes Dispositif coupleur/combineur micro-ondes et generateur micro-ondes associe
CN109802217B (zh) * 2018-12-11 2022-01-18 北京铭安博运科技有限公司 一种同轴耦合的微波介质谐振腔
CN109587925A (zh) * 2018-12-11 2019-04-05 北京铭安博运科技有限公司 一种微波等离子体装置
CN111063974A (zh) * 2020-01-15 2020-04-24 江苏德是和通信科技有限公司 超大功率合成器
KR102550815B1 (ko) * 2021-07-06 2023-07-03 인천대학교 산학협력단 5세대 이동통신용 6 GHz 이하 통과하면서 28 GHz 대역의 신호를 제거하는 초소형 도파관 대역 차단 필터
DE102022112314A1 (de) 2022-05-17 2023-11-23 Muegge Gmbh Einrichtung zum Kombinieren oder Aufteilen von Mikrowellen

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2909735A (en) * 1955-12-08 1959-10-20 Itt Twin probe waveguide transition
US3023381A (en) * 1959-09-08 1962-02-27 D S Kennedy & Co Transition device
DE1104002B (de) 1959-12-19 1961-04-06 Telefunken Gmbh Anordnung zur Einkopplung der Energie aus einer koaxialen Leitung in einen rechteckfoermigen Hohlleiter zur Anregung der H-Welle
FR1380714A (fr) * 1963-10-24 1964-12-04 Thomson Houston Comp Francaise Perfectionnements au couplage entre un guide d'onde et des lignes de transmission
US3462713A (en) 1967-07-19 1969-08-19 Bell Telephone Labor Inc Waveguide-stripline transducer
US3942138A (en) * 1974-02-04 1976-03-02 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Short depth hardened waveguide launcher assembly element
JPS62173803U (ja) 1986-04-24 1987-11-05
JPH0525804U (ja) 1991-08-27 1993-04-02 アルプス電気株式会社 同軸導波管変換器
JPH07254803A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Toshiba Corp 導波管同軸変換器
DE112013001764B4 (de) * 2012-03-29 2017-12-28 Mitsubishi Electric Corporation Antennenfeldvorrichtung mit geschlitztem Wellenleiter
JP6276567B2 (ja) * 2013-11-22 2018-02-07 新日本無線株式会社 非導波管線路−導波管変換器
CN105789805A (zh) * 2016-03-08 2016-07-20 江苏恒达微波技术开发有限公司 一种波导同轴转换装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6362820B2 (ja) 2018-07-25
US10992018B2 (en) 2021-04-27
DE112016006983T5 (de) 2019-02-28
CN109478705B (zh) 2021-09-07
CN109478705A (zh) 2019-03-15
US20200328491A1 (en) 2020-10-15
WO2018016071A1 (ja) 2018-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6362820B2 (ja) 同軸線路−導波管変換器
JP5688977B2 (ja) 誘電体導波管の入出力接続構造
JP6143971B2 (ja) 同軸マイクロストリップ線路変換回路
JPWO2012101699A1 (ja) 同軸導波管変換器、及びリッジ導波管
JP2011223203A (ja) 導波管・平面線路変換器及び高周波回路
JP6415790B2 (ja) 導波管−平面導波路変換器
JP4532433B2 (ja) 導波管電力分配器
JP2006191428A (ja) マイクロストリップ線路導波管変換器
WO2019142377A1 (ja) 変換器およびアンテナ装置
CN210350057U (zh) 转换器
KR20140118891A (ko) 유전체 도파관 입출력 구조
JP2008079085A (ja) 伝送線路導波管変換器
KR101713769B1 (ko) 동축 도파관 기반의 공간 전력 결합기
WO2014132657A1 (ja) 有極型帯域通過フィルタ
JP2006081160A (ja) 伝送路変換器
JP5053245B2 (ja) 180度ハイブリッド
JP2006245863A (ja) フレキシブルストリップ線路
JP2010263285A (ja) 導波管電力分配器、および導波管スロットアレーアンテナ
US9893405B2 (en) Input/output coupling structure of dielectric waveguide
JP5766971B2 (ja) 導波管伝送線路変換器
JP2023529107A (ja) 特性インピーダンス不整合防止用コネクタ
JP2001358506A (ja) 高周波変換構造
JP2003163502A (ja) 伝送線路および送受信装置
JP2020005083A (ja) 導波管−伝送線路変換器
JPH0620617A (ja) 進行波管

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180509

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180509

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180509

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6362820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250