JPH07254803A - 導波管同軸変換器 - Google Patents
導波管同軸変換器Info
- Publication number
- JPH07254803A JPH07254803A JP4294794A JP4294794A JPH07254803A JP H07254803 A JPH07254803 A JP H07254803A JP 4294794 A JP4294794 A JP 4294794A JP 4294794 A JP4294794 A JP 4294794A JP H07254803 A JPH07254803 A JP H07254803A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveguide
- coaxial
- circular waveguide
- short
- circular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、小型でしかも直交偏波抑圧度が劣
化することのない導波管同軸変換器を提供することを目
的としている。 【構成】直交両偏波が一端から入力される円形導波管１
１と、この円形導波管１１にその入力端から同一距離で
直交両偏波のそれぞれの偏波方向に一致させて設けられ
た同軸プローブ１２，１５と、円形導波間１１に同軸プ
ローブ１２，１５を挟んで入力端と反対側に設けられる
直交両偏波の短絡面１７とを有する導波管同軸変換器に
おいて、短絡面１７の中心から、円形導波管１１の中心
軸と一致させて、同軸プローブ１２，１５の近傍まで達
する長さの金属突起１８を設けるように構成している。
化することのない導波管同軸変換器を提供することを目
的としている。 【構成】直交両偏波が一端から入力される円形導波管１
１と、この円形導波管１１にその入力端から同一距離で
直交両偏波のそれぞれの偏波方向に一致させて設けられ
た同軸プローブ１２，１５と、円形導波間１１に同軸プ
ローブ１２，１５を挟んで入力端と反対側に設けられる
直交両偏波の短絡面１７とを有する導波管同軸変換器に
おいて、短絡面１７の中心から、円形導波管１１の中心
軸と一致させて、同軸プローブ１２，１５の近傍まで達
する長さの金属突起１８を設けるように構成している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、直交両偏波（Ｈ波，
Ｖ波）を受信するための導波管同軸変換器の改良に関す
る。
Ｖ波）を受信するための導波管同軸変換器の改良に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、近年では、通信衛星の直
交両偏波（Ｈ波，Ｖ波）を使用した放送サービスが開始
されたが、衛星から送出される放送電波の偏波は、各衛
星によって異なる。このため、各衛星からの放送を受信
するためには、受信アンテナでＨ波及びＶ波の両偏波の
電波を受信する必要がある。一般的に、受信アンテナの
反射鏡で反射されたＨ，Ｖ両偏波は、１次フィードで導
波管モードに給電され、導波管でＨ，Ｖ両偏波に分離さ
れた後、導波管同軸変換器により同軸モードに変換され
て次段のマイクロ波回路に導出される。
交両偏波（Ｈ波，Ｖ波）を使用した放送サービスが開始
されたが、衛星から送出される放送電波の偏波は、各衛
星によって異なる。このため、各衛星からの放送を受信
するためには、受信アンテナでＨ波及びＶ波の両偏波の
電波を受信する必要がある。一般的に、受信アンテナの
反射鏡で反射されたＨ，Ｖ両偏波は、１次フィードで導
波管モードに給電され、導波管でＨ，Ｖ両偏波に分離さ
れた後、導波管同軸変換器により同軸モードに変換され
て次段のマイクロ波回路に導出される。
【０００３】図２は、このような導波管偏波分離処理も
兼ねる従来の導波管同軸変換器の構成を示している。す
なわち、図示のような電界方向の電波を円形導波管１１
に入力した場合、電波はＴＥモードで導波管を伝幡す
る。Ｖ偏波は、電界方向と同一に設けられた同軸プロー
ブ１２で給電され、出力端子１３に導出される。このと
き、Ｖ偏波の短絡は、円形導波管１１の内径でＶ偏波電
界方向と同一方向に設けられた短絡棒（金属棒）１４に
よって実現されている。
兼ねる従来の導波管同軸変換器の構成を示している。す
なわち、図示のような電界方向の電波を円形導波管１１
に入力した場合、電波はＴＥモードで導波管を伝幡す
る。Ｖ偏波は、電界方向と同一に設けられた同軸プロー
ブ１２で給電され、出力端子１３に導出される。このと
き、Ｖ偏波の短絡は、円形導波管１１の内径でＶ偏波電
界方向と同一方向に設けられた短絡棒（金属棒）１４に
よって実現されている。
【０００４】また、Ｈ偏波は、短絡棒１４と電界方向が
直交しているため、短絡棒１４で短絡されずに、Ｈ偏波
電界方向と同一方向に設けられた同軸プローブ１５で給
電され、出力端子１６に導出される。このとき、Ｈ偏波
の短絡は、円形導波管１１内の短絡面（金属面）１７に
よって実現されている。
直交しているため、短絡棒１４で短絡されずに、Ｈ偏波
電界方向と同一方向に設けられた同軸プローブ１５で給
電され、出力端子１６に導出される。このとき、Ｈ偏波
の短絡は、円形導波管１１内の短絡面（金属面）１７に
よって実現されている。
【０００５】ところで、このような構成の導波管同軸変
換器によれば、入力Ｈ，Ｖ両偏波は、円形導波管１１の
伝幡モードであるＴＥモードでＨ，Ｖ偏波に分離される
ため、両偏波間の直交偏波抑圧度は良好に保たれるが、
導波管の長さが長くなるので、結果として後段に接続さ
れる低雑音周波数変換器の配置に大きな負担を与え、大
型化を招くという不都合がある。
換器によれば、入力Ｈ，Ｖ両偏波は、円形導波管１１の
伝幡モードであるＴＥモードでＨ，Ｖ偏波に分離される
ため、両偏波間の直交偏波抑圧度は良好に保たれるが、
導波管の長さが長くなるので、結果として後段に接続さ
れる低雑音周波数変換器の配置に大きな負担を与え、大
型化を招くという不都合がある。
【０００６】図３（ａ）は、上記の不都合を解決するた
めに開発された従来の導波管同軸変換器を示している。
図２と同一機能を有する部分には同一符号を付して説明
すると、円形導波管１１の入力から同一の距離にＨ，Ｖ
それぞれの偏波に対する同軸プローブ１２，１５を設
け、短絡面１７によってＨ，Ｖ両偏波に対する短絡を実
現することで、導波管の長さを短くするようにしてい
る。
めに開発された従来の導波管同軸変換器を示している。
図２と同一機能を有する部分には同一符号を付して説明
すると、円形導波管１１の入力から同一の距離にＨ，Ｖ
それぞれの偏波に対する同軸プローブ１２，１５を設
け、短絡面１７によってＨ，Ｖ両偏波に対する短絡を実
現することで、導波管の長さを短くするようにしてい
る。
【０００７】しかしながら、このような構成の導波管同
軸変換器では、図３（ｂ）に示すように、例えばＶ偏波
用の同軸プローブ１２からの放射電波は、導波管モード
になる前にＨ側の同軸プローブ１５に結合してしまい、
結果として直交偏波抑圧度を劣化させるという問題が生
じることになる。
軸変換器では、図３（ｂ）に示すように、例えばＶ偏波
用の同軸プローブ１２からの放射電波は、導波管モード
になる前にＨ側の同軸プローブ１５に結合してしまい、
結果として直交偏波抑圧度を劣化させるという問題が生
じることになる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
導波管同軸変換器では、導波管モードで直交偏波を分離
するため、導波管の長さが長くなり製品の大型化を招く
という不都合があり、また、小型化を図ろうとすると同
軸モードでの放射電波により直交偏波抑圧度が劣化する
という問題を有している。
導波管同軸変換器では、導波管モードで直交偏波を分離
するため、導波管の長さが長くなり製品の大型化を招く
という不都合があり、また、小型化を図ろうとすると同
軸モードでの放射電波により直交偏波抑圧度が劣化する
という問題を有している。
【０００９】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、小型でしかも直交偏波抑圧度が劣化する
ことのない極めて良好な導波管同軸変換器を提供するこ
とを目的とする。
されたもので、小型でしかも直交偏波抑圧度が劣化する
ことのない極めて良好な導波管同軸変換器を提供するこ
とを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この発明に係る導波管同
軸変換器は、直交両偏波が一端から入力される円形導波
管と、この円形導波管にその入力端から同一距離で直交
両偏波のそれぞれの偏波方向に一致させて設けられた同
軸プローブと、円形導波間に同軸プローブを挟んで入力
端と反対側に設けられる直交両偏波の短絡面とを有する
ものを対象としている。そして、短絡面の中心から、円
形導波管の中心軸と一致させて、同軸プローブの近傍ま
で達する長さの金属突起を設けるように構成したもので
ある。
軸変換器は、直交両偏波が一端から入力される円形導波
管と、この円形導波管にその入力端から同一距離で直交
両偏波のそれぞれの偏波方向に一致させて設けられた同
軸プローブと、円形導波間に同軸プローブを挟んで入力
端と反対側に設けられる直交両偏波の短絡面とを有する
ものを対象としている。そして、短絡面の中心から、円
形導波管の中心軸と一致させて、同軸プローブの近傍ま
で達する長さの金属突起を設けるように構成したもので
ある。
【００１１】
【作用】上記のような構成によれば、一方の同軸プロー
ブからの放射電波は、金属突起に電界が集中することに
なるので、他方の同軸プローブへの影響が非常に小さく
なり、直交偏波抑圧度を大きく改善することができる。
また、円形導波管の入力から同一距離にそれぞれの偏波
に対する同軸プローブを設けるようにしているので、導
波管の長さを短くし小型化を図ることができる。
ブからの放射電波は、金属突起に電界が集中することに
なるので、他方の同軸プローブへの影響が非常に小さく
なり、直交偏波抑圧度を大きく改善することができる。
また、円形導波管の入力から同一距離にそれぞれの偏波
に対する同軸プローブを設けるようにしているので、導
波管の長さを短くし小型化を図ることができる。
【００１２】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図１（ａ）において、図３
（ａ）と同一部分には同一符号を付して示している。す
なわち、短絡面１７の中央部から、円形導波管１１の中
心軸に一致させて、同軸プローブ１２，１５の近傍に達
するまでの長さを有する、略円筒形状の金属突起１８を
形成するようにしたことが、従来と異なる部分である。
照して詳細に説明する。図１（ａ）において、図３
（ａ）と同一部分には同一符号を付して示している。す
なわち、短絡面１７の中央部から、円形導波管１１の中
心軸に一致させて、同軸プローブ１２，１５の近傍に達
するまでの長さを有する、略円筒形状の金属突起１８を
形成するようにしたことが、従来と異なる部分である。
【００１３】このような構成によれば、例えばＶ偏波用
の同軸プローブ１２からの放射電波は、図１（ｂ）に示
すように、金属突起１８に電界が集中することになるの
で、同軸プローブ１２に直交するＨ偏波用の同軸プロー
ブ１５への影響が非常に小さくなり、直交偏波抑圧度を
大きく改善することができる。実験によれば、Ｃ１２０
円形導波管を用い、１２ＧＨｚ帯の直交偏波抑圧度を測
定したところ、金属突起１８がない状態で２０ｄＢ弱の
抑圧度であったが、金属突起１８の長さ及び太さを最適
化することで３０ｄＢ以上の直交偏波抑圧度が示され、
１０ｄＢ以上の改善があったことが報告されている。
の同軸プローブ１２からの放射電波は、図１（ｂ）に示
すように、金属突起１８に電界が集中することになるの
で、同軸プローブ１２に直交するＨ偏波用の同軸プロー
ブ１５への影響が非常に小さくなり、直交偏波抑圧度を
大きく改善することができる。実験によれば、Ｃ１２０
円形導波管を用い、１２ＧＨｚ帯の直交偏波抑圧度を測
定したところ、金属突起１８がない状態で２０ｄＢ弱の
抑圧度であったが、金属突起１８の長さ及び太さを最適
化することで３０ｄＢ以上の直交偏波抑圧度が示され、
１０ｄＢ以上の改善があったことが報告されている。
【００１４】また、図３（ａ）に示した導波管同軸変換
器と同様に、円形導波管１１の入力から同一距離にＨ，
Ｖそれぞれの偏波に対する同軸プローブ１２，１５を設
け、短絡面１７によってＨ，Ｖ両偏波に対する短絡を実
現しているので、導波管の長さを短くし小型化を図るこ
とができる。さらに、金属突起１８を設けることによ
り、同軸プローブ１２，１５の円形導波管１１内への出
寸法を一定にすることが容易に行なえるようになり、製
造性も大幅に向上させることができる。また、上記実施
例では、金属突起１８の形状を円筒形状としたが、これ
に限らず、例えば矩形状であっても同様な効果を得るこ
とができる。なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
器と同様に、円形導波管１１の入力から同一距離にＨ，
Ｖそれぞれの偏波に対する同軸プローブ１２，１５を設
け、短絡面１７によってＨ，Ｖ両偏波に対する短絡を実
現しているので、導波管の長さを短くし小型化を図るこ
とができる。さらに、金属突起１８を設けることによ
り、同軸プローブ１２，１５の円形導波管１１内への出
寸法を一定にすることが容易に行なえるようになり、製
造性も大幅に向上させることができる。また、上記実施
例では、金属突起１８の形状を円筒形状としたが、これ
に限らず、例えば矩形状であっても同様な効果を得るこ
とができる。なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
小型でしかも直交偏波抑圧度が劣化することのない極め
て良好な導波管同軸変換器を提供することができる。
小型でしかも直交偏波抑圧度が劣化することのない極め
て良好な導波管同軸変換器を提供することができる。
【図１】この発明に係る導波管同軸変換器の一実施例を
示す構成図。
示す構成図。
【図２】従来の導波管同軸変換器を示す構成図。
【図３】他の従来の導波管同軸変換器を示す構成図。
１１…円形導波管、１２…同軸プローブ、１３…出力端
子、１４…短絡棒、１５…同軸プローブ、１６…出力端
子、１７…短絡面、１８…金属突起。
子、１４…短絡棒、１５…同軸プローブ、１６…出力端
子、１７…短絡面、１８…金属突起。
Claims (1)
- 【請求項１】 直交両偏波が一端から入力される円形導
波管と、この円形導波管にその入力端から同一距離で前
記直交両偏波のそれぞれの偏波方向に一致させて設けら
れた同軸プローブと、前記円形導波間に前記同軸プロー
ブを挟んで前記入力端と反対側に設けられる前記直交両
偏波の短絡面とを有する導波管同軸変換器において、前
記短絡面の中心から、前記円形導波管の中心軸と一致さ
せて、前記同軸プローブの近傍まで達する長さの金属突
起を設けるように構成してなることを特徴とする導波管
同軸変換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4294794A JPH07254803A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 導波管同軸変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4294794A JPH07254803A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 導波管同軸変換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07254803A true JPH07254803A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12650216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4294794A Pending JPH07254803A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 導波管同軸変換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07254803A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2907601A1 (fr) * | 2006-10-24 | 2008-04-25 | Satimo Sa | Coupleur a bande de fonctionnement ultra large de jonction a mode orthogonal |
| CN100459280C (zh) * | 2004-04-06 | 2009-02-04 | 西南交通大学 | 插板式同轴微波模式变换器 |
| CN109478705A (zh) * | 2016-07-22 | 2019-03-15 | 三菱电机株式会社 | 同轴线-波导管转换器 |
| RU193638U1 (ru) * | 2019-06-06 | 2019-11-07 | Открытое акционерное общество "Межгосударственная Корпорация Развития" (ОАО "Межгосударственная Корпорация Развития") | Волноводно-коаксиальный переход |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP4294794A patent/JPH07254803A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100459280C (zh) * | 2004-04-06 | 2009-02-04 | 西南交通大学 | 插板式同轴微波模式变换器 |
| FR2907601A1 (fr) * | 2006-10-24 | 2008-04-25 | Satimo Sa | Coupleur a bande de fonctionnement ultra large de jonction a mode orthogonal |
| WO2008049776A1 (fr) * | 2006-10-24 | 2008-05-02 | Ste D'applications Technologiques De L'imagerie Micro-Onde | Coupleur à bande de fonctionnement ultra large de jonction à mode orthogonal |
| US8125295B2 (en) | 2006-10-24 | 2012-02-28 | Ste D'applications Technologiques De L'imagerie Micro-Onde | Orthogonal-mode coupler of the coaxial type having a branched central conductor |
| CN109478705A (zh) * | 2016-07-22 | 2019-03-15 | 三菱电机株式会社 | 同轴线-波导管转换器 |
| US10992018B2 (en) | 2016-07-22 | 2021-04-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Coaxial-waveguide-to-hollow- waveguide transition circuit |
| RU193638U1 (ru) * | 2019-06-06 | 2019-11-07 | Открытое акционерное общество "Межгосударственная Корпорация Развития" (ОАО "Межгосударственная Корпорация Развития") | Волноводно-коаксиальный переход |
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