JPWO2017212570A1 - 光アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

光アンテナ装置(1)は、レーザ光を集光させるレンズ光学系(13)と、レンズ光学系(13)の外周縁部を保持する光学系保持部材(10)と、レンズ光学系(13)の後側焦点面に配置されている光接続部材(20)と、光学系保持部材(10)の端部から光接続部材(20)に向けて延在し第1の線膨張係数を有する第1のシャフト部(15A,15C)と、光接続部材(20)の端部から光学系保持部材(10)に向けて延在する第2のシャフト部(16A,16C)とを備える。第2のシャフト部(16A,16C)は、第1の線膨張係数とは異なる第2の線膨張係数を有する。第1のシャフト部(15A,15C)と第2のシャフト部(16A,16C)とは、光学系保持部材(10)と光接続部材(20)との間の所定の固定位置で互いに固定されている。

Description

本発明は、レーザ光の送信もしくは受信またはレーザ光の送受信を行う光アンテナ装置に関する。
レーザ光の送受信に使用されるレンズ光学系では、温度が変動すると、レンズアレイ、またはレンズ鏡筒などのレンズ保持部材が熱膨張または熱収縮して焦点距離またはフランジバックを変動させ、これにより、レーザ光の集光点までの集光距離が変動することがある。この現象が発生すると、たとえば、レーザ光を使用するセンサ装置による計測値が温度変動に応じて変動するという問題が生ずる。
この種の問題に対処するために、たとえば、特許文献1(特開平8−313774号公報)には、温度変化が生じたときの、プラスチック製コリメートレンズの焦点距離の増減とレンズ鏡筒の線膨張とを打ち消し合う技術が開示されている。
特開平8−313774号公報(たとえば、段落0007)
しかしながら、特許文献1に開示されているようなアサーマル(Athermal:温度補償)設計がなされたとしても、レンズ光学系の製造後に、そのレンズ光学系の光学特性の温度依存性が許容範囲を超えて残存していることが判明する場合がある。このような場合、レンズアレイ及びレンズ保持部材の再設計及び再試作が必要となり、試作期間及び開発コストを増大させるという課題がある。
また、再設計によりレンズ光学系の外形寸法が変更された場合に、その再設計されたレンズ光学系のセンサ装置への実装の際にそのレンズ光学系と他部品との間で空間的な干渉が発生するおそれがある。その場合、レンズ光学系の再設計及び再試作のみならず、センサ装置全体の大幅な設計変更が必要となる。
上記に鑑みて本発明の目的は、簡易且つ低コストな方法でレンズ光学系の温度依存性を改善することを可能とする構造を有する光アンテナ装置を提供することである。
本発明の一態様による光アンテナ装置は、入射したレーザ光を集光させるレンズ光学系と、前記レンズ光学系の外周縁部を保持する光学系保持部材と、前記レンズ光学系の後側焦点面に配置されている光接続部材と、前記光学系保持部材の端部から前記光接続部材に向けて前記レンズ光学系の光軸方向に沿って延在し、前記光軸方向に第1の線膨張係数を有する第1のシャフト部と、前記光接続部材の一部から前記光学系保持部材に向けて前記光軸方向に沿って延在し、前記光軸方向において前記第1の線膨張係数とは異なる第2の線膨張係数を有する第2のシャフト部とを備え、前記第1のシャフト部と前記第2のシャフト部とは、前記光学系保持部材と前記光接続部材との間の所定の固定位置で互いに固定されていることを特徴とする。
本発明に係る光アンテナ装置は、レンズ光学系の光学特性の温度依存性を簡易且つ低コストな方法で改善することができる構造を有している。
本発明に係る実施の形態1の光アンテナ装置の全体構成の一例を概略的に示す図である。 図2Aは、図1の光アンテナ装置の正面図であり、図2Bは、図1の光アンテナ装置の背面図である。 実施の形態1におけるレンズ光学系の焦点距離の温度変化を概略的に示す図である。 本発明に係る実施の形態2の光アンテナ装置の全体構成の一例を概略的に示す図である。 図5Aは、図4の光アンテナ装置の正面図であり、図2Bは、図4の光アンテナ装置の背面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る種々の実施の形態について詳細に説明する。なお、図面全体において同一符号を付された構成要素は、同一構成及び同一機能を有するものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る実施の形態1の光アンテナ装置1の全体構成を概略的に示す図である。また、図2Aは、Z軸負方向から視たときの図1の光アンテナ装置1の正面図であり、図2Bは、Z軸正方向から視たときの図1の光アンテナ装置1の背面図である。図1には、光アンテナ装置1の主要部の断面構造を表す端面が概略的に示されている。図1,図2A及び図2Bに示されるZ軸は、この光アンテナ装置1の光軸方向と平行である。また、図1,図2A及び図2Bに示されるX軸及びY軸は互いに直交し、且つZ軸と直交する。
この光アンテナ装置1は、ライダ(LIDAR:LIght Detection And Ranging)装置などの、レーザ光を使用するアクティブセンサに組み込まれて使用される。ライダ装置は、大気中にレーザ光を放射し、当該大気中に浮遊する塵または微粒子などの散乱体で反射されたレーザ散乱光を受信して、ドップラー効果による周波数変化量または波長変化量を測定することができるアクティブセンサである。ライダ装置は、その測定結果に基づいて当該散乱体の移動速度及び移動方向をそれぞれ風速及び風向として計測することができる。
図1,図2A及び図2Bに示されるように、光アンテナ装置1は、外部空間における集光点Pにレーザ光を集光させ、あるいは反射レーザ光RLを受信する円柱形状のレンズ光学系13と、このレンズ光学系13の外周縁部を保持する光学系保持部材である円筒形状の集光距離調整部10と、レンズ光学系13の後側焦点面に配置された金属製の光接続部材である光入出力プレート20と、この光入出力プレート20の背面に取り付けられた光入出力部21A〜21Eと、集光距離調整部10と光入出力プレート20との間に配設された第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dからなるシャフト群とを備えて構成されている。
レンズ光学系13は、たとえば、光軸方向(Z軸方向)に沿って配列された複数枚のレンズからなるレンズアレイと、このレンズアレイの外周縁部を保持するレンズ鏡筒とを含んで構成され得る。レンズ光学系13は、図2Aに示されるようにレーザ光が出射もしくは入射される円形状の前面を有し、円環状の金属製フランジ部11の内側に配置されている。また、レンズ光学系13の外周面とフランジ部11の内周面との間には、螺合部12が形成されている。
本実施の形態の集光距離調整部10は、螺合部12とフランジ部11とで構成される。螺合部12は、フランジ部11の内周面に螺旋状に設けられた雄ねじ部と、レンズ光学系13の外周面に螺旋状に設けられた雌ねじ部とで構成されている。これら雄ねじ部と雌ねじ部とは互いに螺合している。なお、この螺合部12に代えて、フランジ部11の内面に螺旋状に設けられた雌ネジ部と、レンズ光学系13の外周面に設けられた雌ねじ部との組が採用されてもよい。ユーザがフランジ部11に対してレンズ光学系13を光軸周りに相対的に回転させると、そのレンズ光学系13の回転運動が光軸方向の並進運動に変換される。たとえば、時計回りに回転するレンズ光学系13がフランジ部11に対してZ軸正方向に移動し、反時計回りに回転するレンズ光学系13がフランジ部11に対してZ軸負方向に移動するように螺合部12を構成することが可能である。このようにしてユーザは集光距離を微調整することができる。
第1シャフト部15A〜15Dは、図2Aの正面図に示されるようにレンズ光学系13の光軸の周りにフランジ部11の周方向に沿って等間隔で配置されており、これら第1シャフト部15A〜15Dの一端部(Z軸負方向側端部)はフランジ部11の後側端部に取り付けられている。また、図1に示されるように第1シャフト部15A,15Cは、フランジ部11の後側端部から光入出力プレート20に向けて(Z軸正方向へ)延在している。同様に、他の第1シャフト部15B,15Dも、フランジ部11の後側端部から光入出力プレート20に向けて(Z軸正方向へ)延在している。このような第1シャフト部15A〜15Dは、光軸方向すなわちZ軸方向において線膨張係数αを有する材料で構成されている。
一方、第2シャフト部16A〜16Dは、図2Bの背面図に示されるように円形状の光入出力プレート20の周方向に沿って等間隔で配置されており、これら第2シャフト部16A〜16Dの一端部は光入出力プレート20の前面(Z軸負方向側の面)に取り付けられている。また、図1に示されるように第2シャフト部16A,16Cは、光入出力プレート20の前面からフランジ部11に向けて(Z軸負方向へ)延在している。同様に、他の第2シャフト部16B,16Dも、光入出力プレート20の前面からフランジ部11に向けて延在している。このような第2シャフト部16A〜16Dは、光軸方向すなわちZ軸方向において線膨張係数αとは異なる線膨張係数βを有する材料で構成されている。第1シャフト部15A〜15Dの構成材料と第2シャフト部16A〜16Dの構成材料との組み合わせとしては、たとえば、約12×10−6/Kの線膨張係数を有する鉄と約23×10−6/Kの線膨張係数を有するアルミニウムとの組み合わせ、または、約17×10−6/Kの線膨張係数を有するステンレス鋼と約23×10−6/Kの線膨張係数を有するアルミニウムとの組み合わせを使用することが可能である。
更に、フランジ部11の後側端部と光入出力プレート20の前面との間の所定位置(シャフト固定位置)で、第1シャフト部15A〜15Dの他端部(Z軸正方向側端部)は、それぞれ第2シャフト部16A〜16Dの他端部(Z軸負方向側端部)と光軸方向に沿った方向に連結されている。たとえば、図1に示されるように、第1シャフト部15Aの端部と第2シャフト部16Aの端部とが互いに連結され、第1シャフト部15Cの端部と第2シャフト部16Cの端部とが互いに連結されている。同様に、他の第1シャフト部15Bの他端部と第2シャフト部16Bの他端部とが互いに連結され、第1シャフト部15Dの他端部と第2シャフト部16Dの他端部とが互いに連結されている。第1シャフト部15Aと第2シャフト部16Aとの組、第1シャフト部15Bと第2シャフト部16Bとの組、第1シャフト部15Cと第2シャフト部16Cとの組、及び、第1シャフト部15Dと第2シャフト部16Dとの組は、同じ構造及び同じ寸法を有している。また、第1シャフト部15A〜15Dと第2シャフト部16A〜16Dとを互いに連結する方法は、特に限定されるものではない。たとえば、第1シャフト部15Aの他端部に雄ねじ部が形成され、第2シャフト部15Bの他端部にその雄ねじ部に適合する雌ねじ部が形成されていればよい。その第1シャフト部15Aの雄ねじ部を第2シャフト部15Bの雌ねじ部と螺合することで、第1シャフト部15Aと第2シャフト部15Bとを互いに連結することができる。
一方、図2Bに示されるように光入出力部21A,21B,…,21Eが光入出力プレート20の背面に設けられている。これら光入出力部21A,21B,…,21Eは、それぞれ、光ファイバなどの光伝搬路22A,22B,…,22Eと光学的に結合している。光伝搬路22A,22B,…,22Eをそれぞれ伝搬した5本の送信用レーザ光は、光入出力部21A〜21E及び光入出力プレート20の孔部を通過した後にレンズ光学系13に向けて出射される。レンズ光学系13は、これら5本の送信用レーザ光をそれぞれ5つの点に集光させる。図1に示される光軸上の集光点Pは、光入出力プレート20の中央部に取り付けられた光入出力部21Eの出射光が集光する点である。このように光アンテナ装置1は、5視線分の計測を可能とする構成を有している。逆に、外部空間からの反射レーザ光は、レンズ光学系13によって集光された後に、光入出力部21A〜21Eを介して光伝搬路22A,22B,…,22Eに出力される。
図1に示されるように、レンズ光学系13は、光入出力プレート20から当該レンズ光学系13に入力されたレーザ光を所定の集光距離Lだけ離れた点Pに集光させる。また、レンズ光学系13の後側端部と光入出力プレート20の前面との間の光軸方向の長さ、すなわちフランジバックをLとする。本実施の形態では、第1シャフト部15Aと第2シャフト部16Aとの組の光軸方向における全長が、フランジバックLと一致するものとする。レンズ光学系13の焦点距離がfで表されると、以下の関係式(1)が成立する。
1/L+1/L=1/f (1)
なお、ユーザは、レンズ光学系13を回転させてレンズ光学系13を光軸方向に並進させることで、フランジバックLを変化させることができる。上式(1)より、フランジバックLを変化させることで集光距離Lを調節することが可能である。
図3に示されるように、レンズ光学系13のおける温度変化ΔTに応じてレンズ光学系13の焦点距離fは変化する。一方、温度変化ΔTに応じたフランジバックLの変化量ΔL(以下「フランジバック変化量ΔL」ともいう。)は、第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dの線膨張係数α,βと、第1シャフト部15A〜15Dの光軸方向長さと第2シャフト部16A〜16Dの光軸方向長さとの間の比率とによって決まるということができる。本実施の形態の光アンテナ装置1は、温度変化ΔTに応じた焦点距離fの変化量Δf(以下「焦点距離変化量Δf」ともいう。)がフランジバック変化量ΔLによる集光距離変化を打ち消すように構成されている。
今、フランジバックLに対する第1シャフト部15Aの光軸方向長さの比率をcとし、フランジバックLに対する第2シャフト部16Aの光軸方向長さの比率を1−cとする。このとき、図1に示されるように第1シャフト部15Aの光軸方向長さは、L×cとなり、第2シャフト部16Aの光軸方向長さは、L×(1−c)となる。また、第1シャフト部15A〜15Dの線膨張係数αと、第2シャフト部16A〜16Dの線膨張係数βとが与えられたとき、第1シャフト部15Aと第2シャフト部16Aとの組全体の実効的な線膨張係数γは、次の線形結合式(2)で表現される。
γ=c×α+(1−c)×β (2)
以下に説明するように、レンズ光学系13の製造後に温度変化による集光距離Lの変化が残存していることが判明した場合であっても、第1シャフト部15A〜15Dの光軸方向長さと第2シャフト部16A〜16Dの光軸方向長さとの間の比率cを変更するだけで、実効的な線膨張係数γを調整することができる。よって、第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dを交換するだけで、温度変化による集光距離の変化を抑制することができる。第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dは、レンズ光学系13を保持する集光距離調整部10とは別の部材として構成されているので、第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dの交換は容易である。よって、低コストで簡易な方法により、短い試作期間でレンズ光学系13の光学特性の温度依存性を改善することができる。また、レンズ設計の自由度向上も可能となる。更に、この方法では、第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dを交換後の寸法は実質的に変化せず、光アンテナ装置1の外形形状も実質的に変化しない。よって、この方法が、光アンテナ装置1が組み込まれるアクティブセンサに与える影響を回避することができる。
さて、温度変化量ΔTに対応するフランジバック変化量ΔLは、次式(3)で表される。
ΔL=L×γ×ΔT (3)
レンズ光学系13における温度変化ΔTによりレンズアレイの熱膨張及び屈折率の変化が発生し、これにより焦点距離fが変化する。本実施の形態では、焦点距離変化量Δfについて、アサーマル設計により、上式(1)における温度変化時のフランジバックLの変化に応じて集光距離Lが一定となるよう焦点距離fが変化する。実効的な線膨張係数γを使用すれば、近似的に次式(4)が成立する。
Δf=L×γ×ΔT (4)
よって、レンズ光学系13の製造公差等の要因による光学特性のばらつきにより、温度変化量ΔTに応じて焦点距離変化量がΔfとなった場合の実効的な線膨張係数をγとすれば、次式(5)が近似的に成立する。
Δf=L×γ×ΔT (5)
また、第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dの交換後において、第1シャフト部15A〜15Dに代替する第1シャフト部の長さの比率をcとすれば、上式(2)と同様に、次式(6)が成立する。
γ=c×α+(1−c)×β (6)
第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dの交換による比率cの変化量をδcとすれば、上式(2),(6)により次式(7)が導出される。
δc=c−c=(γ−γ)/(α−β) (7)
上式(5)のγ(=Δf/(L×ΔT))を式(7)に代入して整理すると、変化量δcを求めることができる。したがって、変化量δcを用いれば、次式(8)が導出される。
=c+δc
=c+{1/[L×(α−β)]}×(Δf/ΔT−L×γ)
(8)
更に、レンズ光学系13のアサーマル化条件として、次の不等式(9)の条件を満たすことが望ましい。ここで、焦点距離変化量Δf及び長さLの単位はmm(ミリメートル)である。
|Δf/ΔT−L×γ|<0.001 (9)
この条件式(9)が満たされることで、焦点距離変化量Δfとフランジバック変化量との差を小さく抑えることができるため、温度変化による集光距離変化が抑制された光アンテナ構成を得ることができる。
以上に説明したように実施の形態1の光アンテナ装置1では、レンズ光学系13の製造後に、温度変化による集光距離Lの変化が残存していることが判明した場合であっても、第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dの交換という簡易且つ低コストな方法により、光アンテナ装置1の外形形状を変化させずに短い試作期間でレンズ光学系13の光学特性の温度依存性を改善することができる。すなわち、第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dの長さの比率c,1−cを調整することで、実効的な線膨張係数γを調整して温度変化による集光距離変化を改善することが可能である。また、実効的な線膨張係数γを調整すれば足りるため、レンズ光学系13の設計の自由度が向上する。第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dは、レンズ光学系13を保持する集光距離調整部10とは別の部材として構成されているので、第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dの交換は容易である。更に、比率c,1−cを調整するだけで済むので、交換時に光アンテナ装置1の外形寸法が変化しない。よって、光アンテナ装置1が組み込まれるアクティブセンサへの影響が小さいという有利な効果がある。
なお、本実施の形態では、光入出力部21A〜21Eは合計5か所に取り付けられているが、これは5視線分の計測を行うためである。この代わりに、用途に応じて1か所のみに光入出力部が取り付けられてもよいし、あるいは、6箇所以上に光入出力部が取り付けられてもよい。また、光入出力部の取り付け位置は、図2Bに示した位置に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、フランジ部11と光入出力プレート20との間を物理的に接続するために4本の第1シャフト部15A〜15D及び4本の第2シャフト部16A〜16Dが使用されているが、それら4本に限定されるものではない。剛性向上のために4本よりも多い本数が採用されてもよく、あるいは、コスト低減のために4本よりも少ない本数が採用されてもよい。
更に、第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dに代えて、剛性向上のために、内部に光路を有する円筒形状のシャフト部の組が採用されてもよい。
また、上記した螺合部12を有する集光距離調整部10に代えて、ヘリコイドが使用されてもよい。ヘリコイドが使用される場合、レンズ光学系13自体は回転せずに並進運動することが可能である。
実施の形態2.
次に、上記実施の形態1の変形例である実施の形態2について説明する。図4は、本発明に係る実施の形態2の光アンテナ装置1Aの概略構成図である。また、図5Aは、Z軸負方向から視たときの光アンテナ装置1Aの正面図であり、図5Bは、Z軸正方向から視たときの光アンテナ装置1Aの背面図である。図4には、光アンテナ装置1Aの主要部の断面構造を表す端面が概略的に示されている。図4,図5A及び図5Bに示されるZ軸は、この光アンテナ装置1Aの光軸方向と平行である。また、図4,図5A及び図5Bに示されるX軸及びY軸は互いに直交し、且つZ軸と直交する。
図4,図5A及び図5Bに示されるように光アンテナ装置1Aは、レンズ光学系13、集光距離調整部10、光入出力プレート20、固定部材34A〜34D、第1シャフト部35A〜35D及び第2シャフト部36A〜36Dを備えて構成されている。本実施の形態の光アンテナ装置1Aの構成は、図1の第1シャフト部15A〜15D及び第2シャフト部16A〜16Dに代えて、固定部材34A〜34D,第1シャフト部35A〜35D及び第2シャフト部36A〜36Dを備える点を除いて、上記実施の形態1の光アンテナ装置1の構成と同じである。
本実施の形態では、第1シャフト部35A〜35Dは、図5Aの正面図に示されるようにレンズ光学系13の光軸の周りにフランジ部11の周方向に沿って等間隔で配置されており、これら第1シャフト部35A〜35Dの一端部(Z軸負方向側端部)はフランジ部11の後側端部に取り付けられている。また、図4に示されるように第1シャフト部35A,35Cは、フランジ部11の後側端部から光入出力プレート20に向けて(Z軸正方向へ)延在している。同様に、他の第1シャフト部35B,35Dも、フランジ部11の後側端部から光入出力プレート20に向けて延在している。このような第1シャフト部35A〜35Dは、光軸方向すなわちZ軸方向において線膨張係数αを有する材料で構成されている。第1シャフト部35A〜35Dの構成材料は、上記実施の形態1の第1シャフト部15A〜15Dの構成材料と同じである。
一方、第2シャフト部36A〜36Dは、図5Bの背面図に示されるように円形状の光入出力プレート20の周方向に沿って等間隔で配置されており、これら第2シャフト部36A〜36Dの一端部(Z軸正方向側端部)は光入出力プレート20の前面に取り付けられている。また、図4に示されるように第2シャフト部36A,36Cは、光入出力プレート20の前面からフランジ部11に向けて(Z軸負方向へ)延在している。同様に、他の第2シャフト部36B,36Dも、光入出力プレート20の前面からフランジ部11に向けて延在している。このような第2シャフト部36A〜36Dは、光軸方向すなわちZ軸方向において線膨張係数αとは異なる線膨張係数βを有する材料で構成されている。第2シャフト部36A〜36Dの構成材料は、上記実施の形態1の第2シャフト部16A〜16Dの構成材料と同じである。
第1シャフト部35A〜35Dと第2シャフト部36A〜36Dとは、光軸方向とは垂直な径方向に互いにずれた状態で延在している。また、図4に示されるようにフランジ部11の後側端部と光入出力プレート20の前面との間の所定位置(シャフト固定位置)で、第1シャフト部35Aと第2シャフト部36Aとは重なり合った状態で固定部材34Aにより径方向に互いに固定され、第1シャフト部35Cと第2シャフト部36Cとは重なり合った状態で固定部材34Cにより径方向に互いに固定されている。同様に、他の第1シャフト部35Bと第2シャフト部36Bとは重なり合った状態で固定部材34Bにより径方向に互いに固定され、第1シャフト部35Dと第2シャフト部36Dとは重なり合った状態で固定部材34Dにより径方向に互いに固定されている。第1シャフト部35Aと第2シャフト部36Aとの組、第1シャフト部35Bと第2シャフト部36Bとの組、第1シャフト部35Cと第2シャフト部36Cとの組、及び、第1シャフト部35Dと第2シャフト部36Dとの組は、同じ構造及び同じ寸法を有する。
本実施の形態では、フランジバックLに対する、第1シャフト部35Aの接続端部からシャフト固定位置までの第1シャフト部の長さの比率がcとされ、フランジバックLに対する、第2シャフト部36Aの接続端部からシャフト固定位置までの第2シャフト部の長さの比率が1−cとされる。このときの実効的な線膨張係数γは、上式(2)と同様に、次の線形結合式(2A)で表現される。
γ=c×α+(1−c)×β (2A)
また、本実施の形態においても、上式(8)を導出可能である。また、本実施の形態においても、上式(9)の条件を満たすことが望ましい。
以上に説明したように実施の形態2でも、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。すなわち、レンズ光学系13の製造後に、温度変化による集光距離Lの変化が残存していることが判明した場合であっても、固定部材34A〜34D、第1シャフト部35A〜35D及び第2シャフト部36A〜36Dの交換あるいは固定部材34A〜34Dの位置変更という簡易且つ低コストな方法により、光アンテナ装置1Aの外形形状を変化させずに短い試作期間でレンズ光学系13の光学特性の温度依存性を改善することができる。特に、本実施の形態では、固定部材34A〜34Dの位置を光軸方向にずらすだけで、実効的な線膨張係数γを変更することが可能であることから、第1シャフト部35A〜35D及び第2シャフト部36A〜36Dを交換せずに済むという利点がある。
なお、第1シャフト部35A〜35Dの長さと第2シャフト部36A〜36Dの長さは、できるだけ長く設定されることが望ましい。その理由は、第1シャフト部35A〜35Dと第2シャフト部36A〜36Dとが重なり合って配置されている領域を長く設定することで、固定部材34A〜34Dの可動範囲を広く設定することができ、これにより実効的な線膨張係数γの調整範囲を広げることが可能となるからである。
ここで、第1シャフト部35A〜35Dの長さと第2シャフト部36A〜36Dの長さは、フランジバックLよりも短くすることが必要である。その理由は、たとえば、第1シャフト部35A〜35Dの端部が光入出力プレート20に衝突しないようにするためである。第2シャフト部36A〜36Dの端部がフランジ部11と衝突しないことも必要である。また、第1シャフト部35A〜35Dが熱膨張したときに光入出力プレート20と衝突しないように、第1シャフト部35A〜35Dの長さのマージンを設定する必要がある。第2シャフト部36A〜36Dが熱膨張したときにフランジ部11と衝突しないように第2シャフト部36A〜36Dの長さのマージンを設定することも必要である。
以上、図面を参照して本発明に係る種々の実施の形態について述べたが、これら実施の形態は本発明の例示であり、これら実施の形態以外の様々な形態を採用することもできる。
なお、本発明の範囲内において、上記実施の形態1,2の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
本発明に係る光アンテナ装置は、レーザ光の送信もしくは受信またはレーザ光の送受信の双方を行う機能を有するので、ライダ装置などの、レーザ光を使用するアクティブセンサに使用されることに適している。
1,1A 光アンテナ装置、10 集光距離調整部、11 フランジ部、12 螺合部、13 レンズ光学系、15A〜15D 第1シャフト部、16A〜16D 第2シャフト部、20 光入出力プレート、21A〜21E 光入出力部、22A〜22E 光伝搬路、34A〜34D 固定部材、35A〜35D 第1シャフト部、36A〜36D 第2シャフト部、P 集光点。
本発明の一態様による光アンテナ装置は、入射したレーザ光を集光させるレンズ光学系と、前記レンズ光学系の外周縁部を保持する光学系保持部材と、前記レンズ光学系の後側焦点面に配置されている光接続部材と、前記光学系保持部材の端部から前記光接続部材に向けて前記レンズ光学系の光軸方向に沿って延在し、前記光軸方向に第1の線膨張係数を有する第1のシャフト部と、前記光接続部材の一部から前記光学系保持部材に向けて前記光軸方向に沿って延在し、前記光軸方向において前記第1の線膨張係数とは異なる第2の線膨張係数を有する第2のシャフト部とを備え、前記第1のシャフト部と前記第2のシャフト部とは、前記光学系保持部材と前記光接続部材との間の所定の固定位置で互いに固定されており、前記光学系保持部材と前記光接続部材との間のフランジバックに対する、前記光学系保持部材の当該端部から前記固定位置までの前記第1のシャフト部の長さの比率がcと、前記フランジバックに対する、前記光接続部材の当該一部から前記固定位置までの前記第2のシャフト部の長さの比率が1−cと、前記第1の線膨張係数がαと、前記第2の線膨張係数がβと、前記第1及び第2のシャフト部の全体の実効的な線膨張係数がγとそれぞれ表されるとき、前記実効的な線膨張係数は、γ=c×α+(1−c)×β、との線形結合式で表現されることを特徴とする。
本発明の一態様による光アンテナ装置は、入射したレーザ光を集光させるレンズ光学系と、前記レンズ光学系の外周縁部を保持する光学系保持部材と、前記レンズ光学系の後側焦点面に配置されている光接続部材と、前記光学系保持部材の端部から前記光接続部材に向けて前記レンズ光学系の光軸方向に沿って延在し、前記光軸方向に第1の線膨張係数を有する第1のシャフト部と、前記光接続部材の一部から前記光学系保持部材に向けて前記光軸方向に沿って延在し、前記光軸方向において前記第1の線膨張係数とは異なる第2の線膨張係数を有する第2のシャフト部とを備え、前記第1のシャフト部と前記第2のシャフト部とは、前記光学系保持部材と前記光接続部材との間の所定の固定位置で互いに固定されており、前記第1のシャフト部は、前記光学系保持部材の当該端部から前記固定位置まで前記光軸方向に沿って連続的に延在し、前記第2のシャフト部は、前記光接続部材の当該一部から前記固定位置まで前記光軸方向に沿って連続的に延在し、前記光学系保持部材と前記光接続部材との間のフランジバックに対する、前記光学系保持部材の当該端部から前記固定位置までの前記第1のシャフト部の長さの比率がcと、前記フランジバックに対する、前記光接続部材の当該一部から前記固定位置までの前記第2のシャフト部の長さの比率が1−cと、前記第1の線膨張係数がαと、前記第2の線膨張係数がβと、前記第1及び第2のシャフト部の全体の前記光軸方向における実効的な線膨張係数がγとそれぞれ表されるとき、前記実効的な線膨張係数は、γ=c×α+(1−c)×β、との線形結合式で表現されることを特徴とする。

Claims (5)

  1. 入射したレーザ光を集光させるレンズ光学系と、
    前記レンズ光学系の外周縁部を保持する光学系保持部材と、
    前記レンズ光学系の後側焦点面に配置されている光接続部材と、
    前記光学系保持部材の端部から前記光接続部材に向けて前記レンズ光学系の光軸方向に沿って延在し、前記光軸方向に第1の線膨張係数を有する第1のシャフト部と、
    前記光接続部材の一部から前記光学系保持部材に向けて前記光軸方向に沿って延在し、前記光軸方向において前記第1の線膨張係数とは異なる第2の線膨張係数を有する第2のシャフト部と
    を備え、
    前記第1のシャフト部と前記第2のシャフト部とは、前記光学系保持部材と前記光接続部材との間の所定の固定位置で互いに固定されている
    ことを特徴とする光アンテナ装置。
  2. 請求項1記載の光アンテナ装置であって、前記光学系保持部材と前記光接続部材との間のフランジバックに対する、前記光学系保持部材の当該端部から前記固定位置までの前記第1のシャフト部の長さの比率がcと、前記フランジバックに対する、前記光接続部材の当該一部から前記固定位置までの前記第2のシャフト部の長さの比率が1−cと、前記第1の線膨張係数がαと、前記第2の線膨張係数がβと、前記第1及び第2のシャフト部の全体の実効的な線膨張係数がγとそれぞれ表されるとき、前記実効的な線膨張係数は、
    γ=c×α+(1−c)×β、
    との線形結合式で表現されることを特徴とする光アンテナ装置。
  3. 請求項1記載の光アンテナ装置であって、
    前記第1のシャフト部の前記光軸方向における一端部は、前記光学系保持部材の当該端部と接続され、
    前記第2のシャフト部の前記光軸方向における一端部は、前記光接続部材の当該一部と接続され、
    前記第1のシャフト部の前記光軸方向における他端部と前記第2のシャフト部の前記光軸方向における他端部とは、前記固定位置で互いに連結されている
    ことを特徴とする光アンテナ装置。
  4. 請求項1記載の光アンテナ装置であって、前記第1のシャフト部と前記第2のシャフト部とを前記固定位置で相互に固定する固定部材を更に備え、
    前記第1のシャフト部の前記光軸方向における一端部は、前記光学系保持部材の当該端部と接続され、
    前記第2のシャフト部の前記光軸方向における一端部は、前記光接続部材の当該一部と接続され、
    前記第1のシャフト部と前記第2のシャフト部とは、前記光軸方向と垂直な方向に互いにずれた状態で前記光軸方向に沿って延在し、且つ前記固定位置で前記垂直な方向において重なり合っている
    ことを特徴とする光アンテナ装置。
  5. 請求項2記載の光アンテナ装置であって、温度変化量がΔTと、前記温度変化量ΔTによる前記レンズ光学系の焦点距離の変動量がΔf(単位:ミリメートル)と、前記レンズ光学系と前記光接続部材との間の前記光軸方向における距離がLとそれぞれ表されるとき、
    |Δf/ΔT−L×γ|<0.001、
    との条件式が成立することを特徴とする光アンテナ装置。
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