JPWO2017209101A1 - 電池およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、異形状を有する外装体の内部に電解液を注液して、電極体の内部全体に電解液を浸透させるまでの時間を短くすることができる電池およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の電池(100)は、正極、負極、および正極と負極との間に配置されているセパレータを有する電極体と、電解液と、直方体および立方体以外の形状を有し、電極体および電解液を収容した外装体(20)とを備える。外装体(20)は、正極、セパレータ、および負極の並ぶ方向に複数の内面を有する。外装体(20)は、複数の内面のうち最も広い内面に、電解液を注液するための注液口(30)を有し、外装体20の最も広い内面と電極体との間には、電解液の注液時に注液口(30)から注液された電解液を一時的に保持可能な保持領域が設けられている。外装体(20)の各内面と電極体との間に存在する各領域のうち、保持領域と隣接する領域は、保持領域に注液された電解液の流出を抑制し得る大きさの領域である。

Description

本発明は、電極体および電解液を外装体に収容してなる電池、およびその製造方法に関する。
セパレータを間に挟んだ正極および負極を有する電極体と、電解液とを外装体に収容した電池が知られている。このような電池には、外装体に注液口が設けられており、電池の製造時に、電極体を収容した外装体の注液口から電解液を注液する。注液口から注液された電解液は電極体の内部に少しずつ浸透していくが、内部に浸透していくのに時間がかかるため、電解液は複数回に分けて注液する必要がある。
特許文献1には、注液口を複数設けた電池が開示されている。注液口を複数設けることにより、いずれかの注液口から電解液を注液すると、他の注液口から外装体内の気体が排出されるので、排出された気体に相当する量の電解液をスムーズに外装体内に注入することができる。
特開平10−241741号公報
ここで、電極体および電解液を収容する外装体の形状として、直方体や立方体の形状はよく知られている。特許文献1に開示されている外装体の形状も、角部が丸みを帯びているものの、略直方体の形状である。
しかしながら、外装体が直方体や立方体以外の形状(以下、「異形状」ともいう)を有するものである場合においては、注液口の位置によって電極体の内部全体に電解液を浸透させるのに要する時間が変動する。そのため、どの位置に注液口を設けるかによって電池の生産性が左右されることになるが、これまで、外装体の形状と注液口の最適な位置との関係については、必ずしも十分な知見が共有されておらず、効率のよい注液を行うことができにくい場合があった。
本発明は、異形状を有する外装体の内部に電解液を注液して、電極体の内部全体に電解液を浸透させるまでの時間を短くすることができる電池およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の電池は、正極、負極、および前記正極と前記負極との間に配置されているセパレータを有する電極体と、電解液と、直方体および立方体以外の異形状を有し、前記電極体および前記電解液を収容した外装体とを備え、前記外装体は、前記正極、前記セパレータ、および前記負極の並ぶ方向と平行な方向に複数の内面を有し、前記外装体は、前記複数の内面のうち最も広い内面に、電解液を注液するための注液口を有し、前記外装体の前記最も広い内面と前記電極体との間には、前記電解液の注液時に前記注液口から注液された電解液を一時的に保持可能な保持領域が設けられており、前記外装体の各内面と前記電極体との間の各領域のうち、前記保持領域と隣接する領域は、前記注液口から前記保持領域に注液された電解液が前記保持領域から流出するのを抑制し得る大きさの領域である、ことを特徴とする。
また、前記保持領域と隣接する領域を構成する前記外装体の内面と前記電極体との間の距離は、20μm未満としてもよい。
また、前記保持領域を構成する前記外装体の前記最も広い内面と前記電極体との間の距離は、50μm以上500μm以下としてもよい。
また、前記保持領域の体積をV1、前記電極体の体積をV2、前記電極体の空隙率をX(%)としたときに、下記(1)式が成り立つようにしてもよい。
20≦V1/(V2×X/100)≦80 …(1)
前記電極体は、前記正極および前記負極が前記セパレータを介して交互に複数積層された積層電極体であってもよい。
本発明の電池の製造方法は、直方体および立方体以外の形状を有する外装体の内部に、正極、負極、および前記正極と前記負極との間に配置されているセパレータを有する電極体と、電解液とが収容され、前記外装体は、前記正極、前記セパレータ、および前記負極の並ぶ方向と平行な方向の複数の内面を有する構造の電池の製造方法であって、(a)前記複数の内面のうち最も広い内面に注液口が設けられている外装体に前記電極体が収容され、前記外装体の前記最も広い内面と前記電極体との間に、前記注液口から注液された前記電解液を一時的に保持可能な保持領域を有するとともに、前記外装体の各内面と前記電極体との間に存在する各領域のうち、前記保持領域と隣接する領域は、前記注液口から前記保持領域に注液された電解液が前記保持領域から流出するのを抑制し得る大きさの領域である電極体収容体を用意する工程と、(b)前記注液口から前記外装体の内部に前記電解液を注液する工程と、(c)注液を一旦停止して、注液された前記電解液を前記電極体の内部に浸透させる工程と、(d)前記電極体の内部全体への前記電解液の浸透が終了するまで、前記(b)の工程および前記(c)の工程を繰り返す工程と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、正極、セパレータ、および負極の並ぶ方向と平行な方向の外装体の各内面と電極体との間の領域のうちの最も大きい領域である、外装体の上記最も広い内面と電極体との間の保持領域に、注液口から注液された電解液が一時的に保持されて、電極体の内部に少しずつ浸透していくので、電解液の1回の注液量を多くすることができる。これにより、外装体が直方体および立方体以外の異形状を有するものである場合でも、電極体の内部全体に非水電解液を浸透させるまでの注液回数を少なくして、電極体の内部全体に非水電解液が浸透するまでの時間を短くすることができる。
本発明の第1の実施形態におけるリチウムイオン電池の外観形状を示す斜視図である。 図1に示すリチウムイオン電池のII−II線に沿った断面図である。 図1に示すリチウムイオン電池のIII−III線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるリチウムイオン電池の外観形状を示す斜視図である。 図4に示すリチウムイオン電池のV−V線に沿った断面図である。 本発明の第3の実施形態におけるリチウムイオン電池の外観形状を示す斜視図である。 図6に示すリチウムイオン電池のVII−VII線に沿った断面図である。
以下に本発明の実施形態を示して、本発明の特徴とするところをさらに具体的に説明する。以下では、本発明の電池として、リチウムイオン電池を例に挙げて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態におけるリチウムイオン電池100の外観形状を示す斜視図である。図2は、図1に示すリチウムイオン電池100のII−II線に沿った断面図である。図3は、図1に示すリチウムイオン電池100のIII−III線に沿った断面図である。
リチウムイオン電池100は、電極体10と、電極体10および非水電解液(不図示)を収容する外装体としての外装缶20とを備える。
電極体10は、図3に示すように、正極11と負極14とがセパレータ17を介して交互に複数積層されることによって構成された積層電極体である。本明細書では、正極11および負極14が積層されている方向(y軸方向)を積層方向と呼ぶ。
正極11は、アルミニウムなどの金属箔からなる正極集電体12の両面に、正極活物質13が塗工されることによって形成されている。正極集電体12は、図2に示すように、L字状の形状を有する。正極活物質13としては、例えばコバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム、リン酸鉄リチウム、または、それらの遷移金属の一部を別の金属で置き換えたものが用いられている。これらを単独で用いてもよいし、二種以上を組み合わせて用いてもよい。全ての正極集電体12は、図示しない正極端子と接続されている。
負極14は、銅などの金属箔からなる負極集電体15の両面に、負極活物質16が塗工されることによって形成されている。負極集電体15は、L字状の形状を有する。負極活物質16としては、例えば黒鉛(天然黒鉛、人造黒鉛)、ハードカーボン、ソフトカーボン、などの炭素材料、酸化シリコン、酸化スズ、酸化インジウム、酸化亜鉛および酸化リチウムなどの酸化物、Al、Si、Pb、Sn、In、Bi、Ag、Ba、Ca、Hg、Pd、Pt、Te、Zn、Laなどの金属とリチウムとの2元、3元またはそれ以上の合金が用いられている。これらを単独で用いてもよいし、二種以上を組み合わせて用いてもよい。全ての負極集電体15は、図示しない負極端子と接続されている。
セパレータ17としては、シート状のものが用いられており、例えば、絶縁性に優れたポリプロピレン製の微多孔性薄膜によって構成されている。セパレータ17もL字状の形状を有する。セパレータ17が微多孔性薄膜によって構成されていることにより、リチウムイオンはセパレータ17を透過する。なお、セパレータ17は、シート状のものに限定されることはなく、正極11または負極14を個別に収容可能な袋状の形態であってもよいし、九十九折りの形態であってもよい。
非水電解液は、溶質と溶媒を含む。溶質には、例えば、LiPF6やLiBF4などのLi塩が好ましく用いられる。溶媒には、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジエチルカーボネート(DEC)などの有機溶媒が好ましく用いられる。電解質は液体でもよいし、ポリマー状のものを用いてもよい。
外装缶20は、例えばステンレス、アルミニウム、ニッケル、鉄などの金属からなり、直方体および立方体以外の異形の形状を有する。直方体には、角部が丸みを帯びている略直方体のものも含まれる。また、立方体には、角部が丸みを帯びている略立方体のものも含まれる。
この実施形態では、外装缶20は、xy平面と平行な第1の面21、第2の面22、および第3の面23と、yz平面と平行な第4の面24、第5の面25、および第6の面26と、xz平面と平行な第7の面27および第8の面28とを有する。
第2の面22および第3の面23はそれぞれ、第1の面21と対向する。第5の面25および第6の面26はそれぞれ、第4の面24と対向する。また、第7の面27は、第8の面28と対向する。第1の面21〜第6の面26の形状はそれぞれ長方形であり、第7の面27および第8の面28の形状はそれぞれ、L字形状である。
上述した第1の面21〜第8の面のうち、第1の面21〜第6の面26は、正極11、セパレータ17、および負極14の並ぶ方向と平行な面である。この第1の面21〜第6の面26のうち、最も広い面積を有する面は、第1の面21である。外装缶20を構成する部材の厚みは、全ての面において略同じであるため、上記第1の面21〜第6の面26にそれぞれ対応する外装缶20の複数の内面のうち、最も広い内面は、第1の面21の内側の面21aである。
換言すると、外装缶20は、正極11、セパレータ17、および負極14の並ぶ方向と平行な方向の複数の内面を有し、この複数の内面のうち最も広い内面は、第1の面21の内側の面21aである。
外装缶20には、非水電解液を注液するための注液口30が設けられている。注液口30は、封止栓31によって封止されている。
注液口30は、外装缶20の上記最も広い内面21aに設けられている。特に、注液口30は、上記最も広い内面21aの中央に設けられていることが好ましい。
外装缶20の上記最も広い内面21aと電極体10との間には、非水電解液の注液時に注液口30から注液された非水電解液を一時的に保持することが可能な保持領域40が設けられている。
保持領域40を構成する外装缶20の上記最も広い内面21aと電極体10との間の距離が50μm未満であると、非水電解液を一時的に保持できる量が少なくなり、それにより、非水電解液の注液回数が多くなってしまう。また、保持領域40を構成する外装缶20の上記最も広い内面21aと電極体10との間の距離が50μm未満であると、電極体10の内部で非水電解液の未含浸領域が発生する可能性があり、その場合には電池の特性が低下する。一方、保持領域40を構成する外装缶20の上記最も広い内面21aと電極体10との間の距離が500μmより大きくなると、デッドスペースが大きくなるため、十分な体積エネルギー密度の電池を得ることができなくなる。したがって、この実施形態では、保持領域40を構成する外装缶20の上記最も広い内面21aと電極体10との間の距離は、50μm以上500μm以下とする。
また、外装缶20の各内面と電極体10との間に存在する各領域のうち、保持領域40と隣接する領域は、注液口30から保持領域40に注液された非水電解液が保持領域40から流出するのを抑制し得る大きさの領域である。この実施形態では、外装缶20の各内面と電極体10との間に存在する各領域のうち、保持領域40と隣接する領域とは、第4の面24の内側の面と電極体10との間の領域、および第6の面26の内側の面と電極体10との間の領域である。これらの領域を構成する外装缶20の内面と電極体10との間の距離は、例えば20μm未満である。すなわち、外装缶20の内面と電極体10との間の距離が20μm未満であれば、注液口30から保持領域40に注液された非水電解液が保持領域40から流出するのを抑制することができる。
なお、「非水電解液が保持領域40から流出するのを抑制し得る大きさ」とは、非水電解液が保持領域40から全く流出しない大きさを意味するものではなく、非水電解液の一部が保持領域40から流出する大きさも含まれる。
ここで、保持領域40の体積をV1、電極体10の体積をV2、電極体10の空隙率をX(%)としたときに、V1、V2、およびXの間には、下記(1)式の関係が成り立つようにすることが好ましい。ただし、電極体10の空隙率X(%)とは、電極体10の体積V2に対して、正極11、負極14、およびセパレータ17が設けられていない領域の体積の割合である。
20≦V1/(V2×X/100)≦80 …(1)
V1/(V2×X/100)が20未満である場合、注液口30から注液された非水電解液を一時的に保持する領域が狭くなり、それにより、非水電解液の注液回数が多くなってしまう。また、V1/(V2×X/100)が20未満である場合、電極体10の内部で非水電解液の未含浸領域が発生する可能性があり、その場合には電池の特性が低下する。一方、V1/(V2×X/100)が80を超えると、デッドスペースが大きくなるため、十分な体積エネルギー密度の電池を得ることができなくなる。したがって、V1、V2、およびXの間には、(1)式の関係が成り立つようにすることが好ましい。
[非水電解液の注液方法]
リチウムイオン電池100を製造するための一工程である非水電解液の注液の方法について説明する。電極体10を内部に収容した外装缶20を、上記最も広い内面21a側を上側として載置する。この状態では、外装缶20の第2の面22が下面となる。外装缶20は、例えば、第7の面27側を蓋のように取り外して電極体10を内部に収容可能な構造となっている。
続いて、注液口30から、外装缶20の内部に非水電解液を注液する。
ここで、上述したように、外装缶20の各内面と電極体10との間に存在する各領域のうち、保持領域40と隣接する領域は、注液口30から保持領域40に注液された非水電解液が保持領域40から流出するのを抑制し得る大きさの領域である。また、注液口30から注液された非水電解液は、すぐに電極体10の内部に浸透するわけではなく、少しずつ時間をかけて電極体10の内部に浸透していく。したがって、注液口30から注液された非水電解液は、外装缶20の上記最も広い内面21aと電極体10との間の保持領域40に一時的に保持される。保持領域40が非水電解液によってある程度満たされると、注液を一旦停止する。
本実施形態では、正極11、セパレータ17、および負極14は、図1のy軸方向に積層されている。これにより、正極11、セパレータ17、および負極14の端部は、少なくとも外装缶20の上記最も広い内面21a側に露出しているので、上記最も広い内面21aと電極体10との間の保持領域40に溜まっている非水電解液は、重力により、電極体10の上部から内部に少しずつ浸透していく。
非水電解液が電極体10の内部に浸透していくにつれて、保持領域40に溜まっていた非水電解液は減少していく。保持領域40に溜まっていた非水電解液がある程度減少すると、再び、注液口30から外装缶20の内部に非水電解液を注液する。そして、保持領域40内に非水電解液がある程度溜まると、注液を一旦停止して、非水電解液が電極体10の内部に浸透するのを待つ。
上述した処理を繰り返すことにより、電極体10の内部に非水電解液を完全に浸透させる。
ここで、保持領域40は、外装缶20の上記最も広い内面21aと電極体10との間の領域であるため、外装缶20の各内面と電極体10との間の距離が均一である場合、外装缶20の各内面と電極体10との間の領域のうち、上記最も広い内面21aと電極体10との間の保持領域40が体積的に最も大きくなる。したがって、注液口30から注液された非水電解液を一時的に保持する領域として最も大きくなるので、1回の注液量を最大とすることができる。これにより、電極体10の内部全体に非水電解液を浸透させるまでの注液回数を少なくすることができるとともに、電極体10の内部全体に非水電解液が浸透するまでの時間を短くすることができる。これにより、リチウムイオン電池100の製造時間を短くすることができる。
一方、注液口30を電極体10の上記最も広い内面21a以外の内面に設けた場合、注液された非水電解液は、保持領域40よりも狭い領域に一時的に保持されることになる。したがって、電極体10の上記最も広い内面21aに注液口30を設けた場合と比べて、1回の注液量は少なくなるため、注液回数が多くなり、電極体10の内部全体に非水電解液が浸透するまでの時間が長くなる。
[第2の実施形態]
図4は、第2の実施形態におけるリチウムイオン電池100Aの外観形状を示す斜視図である。図5は、図4に示すリチウムイオン電池100AのV−V線に沿った断面図である。図4および図5において、図1〜図3に示す構成と同じ構成部分については、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
リチウムイオン電池100Aは、電極体10と、電極体10および非水電解液(不図示)を収容する外装体としての外装缶20Aとを備える。
電極体10の正極11、セパレータ17、および負極14はそれぞれ、台形の形状を有する。正極11、セパレータ17、および負極14の積層方向は、y軸方向である。
外装缶20Aは、直方体および立方体以外の異形の形状を有する。この実施形態では、外装缶20Aは、第1の面41と、第2の面42と、第3の面43と、第4の面44と、第5の面45と、第6の面46とを備える。
第1の面41および第2の面42は、xy平面と平行であり、互いに対向する。第5の面45および第6の面46は、xz平面と平行であり、互いに対向する。第1の面41〜第4の面44の形状はそれぞれ長方形であり、第5の面45および第6の面46の形状はそれぞれ台形である。
上述した第1の面41〜第6の面46のうち、第1の面41〜第4の面44は、正極11、セパレータ17、および負極14の並ぶ方向と平行な面である。これら第1の面41〜第4の面44のうち、最も広い面積を有する面は、第1の面41である。外装缶20Aの厚みは、全ての面において略同じであるため、上記第1の面41〜第4の面44にそれぞれ対応する外装缶20Aの複数の内面のうち、最も広い内面は、第1の面41の内側の面41aである。
注液口30は、外装缶20Aの上記最も広い内面41aに設けられている。注液口30は、上記最も広い内面41aの中央に設けられていることが好ましい。
外装缶20Aの上記最も広い内面41aと電極体10との間には、注液口30から注液された非水電解液を一時的に保持可能な保持領域40が設けられている。第1の実施形態と同様に、保持領域40を構成する上記最も広い内面41aと電極体10との間の距離は、例えば50μm以上500μm以下である。正極11、セパレータ17、および負極14の並ぶ方向と平行な方向の外装缶20Aの各内面と電極体10との間の領域のうち、上記最も広い内面41aと電極体10との間に形成されている保持領域40の体積は最大である。
第1の実施形態と同様に、外装缶20Aの各内面と電極体10との間に存在する各領域のうち、保持領域40と隣接する領域は、注液口30から保持領域40に注液された非水電解液が保持領域40から流出するのを抑制し得る大きさの領域である。この実施形態では、外装缶20Aの各内面と電極体10との間に存在する各領域のうち、保持領域40と隣接する領域とは、第3の面43の内側の面と電極体10との間の領域、および第4の面44の内側の面と電極体10との間の領域である。これらの領域を構成する外装缶20Aの内面と電極体10との間の距離は、例えば20μm未満である。
注液口30から注液された非水電解液は、外装缶20Aの上記最も広い内面41aと電極体10との間の保持領域40に一時的に保持されて、電極体10の上部からその内部に少しずつ浸透していく。上述したように、上記最も広い内面41aと電極体10との間の保持領域40は、その体積が最大であるため、非水電解液の1回の注液量を最大とすることができる。これにより、電極体10の内部全体に非水電解液を浸透させるまでの注液回数を少なくすることができ、電極体10の内部全体に非水電解液が浸透するまでの時間を短くすることができる。これにより、リチウムイオン電池100の製造時間を短くすることができる。
すなわち、外装缶20Aが図4に示すような形状であっても、正極11、セパレータ17、および負極14の並ぶ方向と平行な方向の複数の内面のうちの最も広い内面41aに注液口30が設けられていることにより、他の位置に注液口30が設けられている構成と比べて、非水電解液が電極体10の内部全体に浸透するまでの時間を短くすることができる。
[第3の実施形態]
図6は、第3の実施形態におけるリチウムイオン電池100Bの外観形状を示す斜視図である。図7は、図6に示すリチウムイオン電池100BのVII−VII線に沿った断面図である。図6および図7において、図1〜図3に示す構成と同じ構成部分については、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
リチウムイオン電池100Bは、電極体10と、電極体10および非水電解液(不図示)を収容する外装体としての外装缶20Bとを備える。
電極体10の正極11、セパレータ17、および負極14はそれぞれ、凸状の形状を有する。正極11、セパレータ17、および負極14の積層方向は、y軸方向である。
外装缶20Bは、直方体および立方体以外の異形の形状を有する。この実施形態では、外装缶20Bは、xy平面と平行な第1の面61、第2の面62、第3の面63、第4の面64と、yz平面と平行な第5の面65、第6の面66、第7の面67、および第8の面68と、xz平面と平行な第9の面69、および第10の面70とを備える。
第2の面62、第3の面63、および第4の面64は、第1の面61と対向する。第5の面65は第8の面68と対向し、第6の面66は、第7の面67と対向する。第9の面69は、第10の面70と対向する。第1の面61〜第8の面68の形状はそれぞれ長方形であり、第9の面69および第10の面70の形状は、凸状である。
上述した第1の面61〜第10の面70のうち、第1の面61〜第8の面68は、正極11、セパレータ17、および負極14の並ぶ方向と平行な面である。これら第1の面61〜第8の面68のうち、最も広い面積を有する面は、第1の面61である。外装缶20Bの厚みは、全ての面において略同じであるため、上記第1の面61〜第8の面68にそれぞれ対応する外装缶20Bの複数の内面のうち、最も広い内面は、第1の面61の内側の面61aである。
注液口30は、外装缶20Bの上記最も広い内面61aに設けられている。注液口30は、上記最も広い内面61aの中央に設けられていることが好ましい。
外装缶20Bの上記最も広い内面61aと電極体10との間には、注液口30から注液された非水電解液を一時的に保持可能な保持領域40が設けられている。第1および第2の実施形態と同様に、保持領域40を構成する上記最も広い内面61aと電極体10との間の距離は、例えば50μm以上500μm以下である。正極11、セパレータ17、および負極14の並ぶ方向と平行な方向の外装缶20Bの各内面と電極体10との間の領域のうち、上記最も広い内面41aと電極体10との間に形成されている保持領域40の体積は最大である。
第1および第2の実施形態と同様に、外装缶20Bの各内面と電極体10との間に存在する各領域のうち、保持領域40と隣接する領域は、注液口30から保持領域40に注液された非水電解液が保持領域40から流出するのを抑制し得る大きさの領域である。この実施形態では、外装缶20Bの各内面と電極体10との間に存在する各領域のうち、保持領域40と隣接する領域とは、第5の面65の内側の面と電極体10との間の領域、および第8の面68の内側の面と電極体10との間の領域である。これらの領域を構成する外装缶20Bの内面と電極体10との間の距離は、例えば20μm未満である。
注液口30から注液された非水電解液は、外装缶20Bの上記最も広い内面61aと電極体10との間の保持領域40に一時的に保持されて、電極体10の上部からその内部に少しずつ浸透していく。上述したように、上記最も広い内面61aと電極体10との間の保持領域40は、その体積が最大であるため、非水電解液の1回の注液量を最大とすることができる。これにより、電極体10の内部全体に非水電解液を浸透させるまでの注液回数を少なくすることができ、電極体10の内部全体に非水電解液が浸透するまでの時間を短くすることができる。これにより、リチウムイオン電池100の製造時間を短くすることができる。
すなわち、外装缶20Bが図6に示すような形状であっても、正極11、セパレータ17、および負極14の並ぶ方向と平行な方向の複数の内面のうちの最も広い内面61aに注液口30が設けられていることにより、他の位置に注液口30が設けられている構成と比べて、非水電解液が電極体10の内部全体に浸透するまでの時間を短くすることができる。
上述した実施形態では、電極体および非水電解液を収容する外装体は、外装缶であるものとして説明したが、外装缶に限定されることはなく、例えば、ラミネートフィルムであってもよい。
また、外装体の形状が上述した各実施形態で説明した形状に限定されることもない。すなわち、外装体は、直方体および立方体以外の異形の形状を有するものであればよい。
電極体は、上述した積層電極体に限定されることはなく、例えば、セパレータを間に挟んだ正極および負極が巻回された巻回電極体であってもよい。電極体を巻回電極体とした場合でも、正極、セパレータ、および負極の並ぶ方向と平行な方向の複数の内面のうち最も広い内面に、電解液を注液するための注液口が設けられていればよい。これにより、外装体の上記最も広い内面と電極体との間の保持領域に溜まった非水電解液は、その最も広い内面側から巻回電極体の内部に浸透していくので、単位時間あたりの電解液の内部浸透量を多くして、電解液が電極体の内部に完全に浸透するまでの時間を短くすることができる。
上述した実施形態では、リチウムイオン電池を例に挙げて説明したが、リチウムイオン電池以外の電池であってもよい。
本発明は、さらにその他の点においても上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
本発明による電池は、電極体および電解液を収容した外装体は、直方体および立方体以外の異形の形状を有しており、電極体の正極、セパレータ、および負極の並ぶ方向と平行な方向の複数の内面を有し、この複数の内面のうちの最も広い内面に、電解液を注液するための注液口を有し、外装体の上記最も広い内面と外装体との間には、電解液の注液時に注液口から注液された電解液を一時的に保持可能な保持領域が設けられている。また、外装体の各内面と電極体との間の各領域のうち、保持領域と隣接する領域は、注液口から保持領域に注液された電解液が保持領域から流出するのを抑制し得る大きさの領域である。この構成によれば、注液口から注液された電解液は、外装体の上記最も広い内面と外装体との間の保持領域に一時的に保持されて、電極体の内部に少しずつ浸透していく。これにより、外装体が直方体および立方体以外の異形状を有する場合において、他の位置に注液口が設けられている構成と比べて、電解液の1回の注液量を最大とすることができる。したがって、電極体の内部全体に電解液を浸透させるまでの注液回数を少なくすることができ、電極体の内部全体に電解液が浸透するまでの時間を短くすることができる。
また、保持領域と隣接する領域を構成する外装体の内面と電極体との間の距離を、20μm未満とすることにより、注液口から注液された電解液の大部分を保持領域に一時的に保持することができる。
また、保持領域を構成する外装体の最も広い内面と電極体との間の距離を、50μm以上500μm以下とすることにより、十分な電池の体積エネルギー密度を確保しつつ、電解液を一時的に保持する領域として十分な領域を確保することができる。
また、電解液を一時的に保持可能な保持領域の体積をV1、電極体の体積をV2、電極体の空隙率をX(%)としたときに、下記(1)式の関係が成り立つようにすることにより、十分な電池の体積エネルギー密度を確保しつつ、電解液を一時的に保持する領域として十分な領域を確保することができる。
20≦V1/(V2×X/100)≦80 …(1)
また、電極体は、正極および負極がセパレータを介して交互に複数積層された積層電極体であっても、電解液が積層電極体の内部に完全に浸透するまでの時間を短くすることができる。
また、本発明による電池の製造方法は、直方体および立方体以外の形状を有する外装体の内部に、電極体と電解液とが収容され、外装体は、正極、セパレータ、および負極の並ぶ方向と平行な方向の複数の内面を有する構造の電池の製造方法であって、(a)上記複数の内面のうち最も広い内面に注液口が設けられている外装体に電極体が収容され、外装体の上記最も広い内面と電極体との間に、注液口から注液された電解液を一時的に保持可能な保持領域を有するとともに、外装体の各内面と電極体との間に存在する各領域のうち、保持領域と隣接する領域は、注液口から保持領域に注液された電解液が保持領域から流出するのを抑制し得る大きさの領域である電極体収容体を用意する工程と、(b)注液口から外装体の内部に電解液を注液する工程と、(c)注液を一旦停止して、注液された電解液を電極体の内部に浸透させる工程と、(d)電極体の内部全体への電解液の浸透が終了するまで、(b)の工程および(c)の工程を繰り返す工程とを備えている。これにより、外装体が直方体および立方体以外の異形状を有する場合において、外装体の上記最も広い内面と電極体との間の最も広い領域に電解液を一時的に保持することができるので、電解液の1回の注液量を多くすることができる。したがって、電極体の内部全体に電解液を浸透させるまでの注液回数を少なくすることができ、電極体の内部全体に電解液が浸透するまでの時間を短くすることができる。
10 電極体
11 正極
12 正極集電体
13 正極活物質
14 負極
15 負極集電体
16 負極活物質
17 セパレータ
20,20A,20B 外装缶
21a,41a,61a 正極、セパレータ、および負極の並ぶ方向と平行な方向の外装缶の複数の内面のうち、最も広い内面
30 注液口
31 封止栓
40 保持領域
100,100A,100B リチウムイオン電池

Claims (6)

  1. 正極、負極、および前記正極と前記負極との間に配置されているセパレータを有する電極体と、
    電解液と、
    直方体および立方体以外の形状を有し、前記電極体および前記電解液を収容した外装体と、
    を備え、
    前記外装体は、前記正極、前記セパレータ、および前記負極の並ぶ方向と平行な方向の複数の内面を有し、
    前記外装体は、前記複数の内面のうち最も広い内面に、電解液を注液するための注液口を有し、
    前記外装体の前記最も広い内面と前記電極体との間には、前記電解液の注液時に前記注液口から注液された電解液を一時的に保持可能な保持領域が設けられており、
    前記外装体の各内面と前記電極体との間に存在する各領域のうち、前記保持領域と隣接する領域は、前記注液口から前記保持領域に注液された電解液が前記保持領域から流出するのを抑制し得る大きさの領域である、
    ことを特徴とする電池。
  2. 前記保持領域と隣接する領域を構成する前記外装体の内面と前記電極体との間の距離は、20μm未満である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池。
  3. 前記保持領域を構成する前記外装体の前記最も広い内面と前記電極体との間の距離は、50μm以上500μm以下である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電池。
  4. 前記保持領域の体積をV1、前記電極体の体積をV2、前記電極体の空隙率をX(%)としたときに、下記(1)式が成り立つ、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電池。
    20≦V1/(V2×X/100)≦80 …(1)
  5. 前記電極体は、前記正極および前記負極が前記セパレータを介して交互に複数積層された積層電極体である、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電池。
  6. 直方体および立方体以外の形状を有する外装体の内部に、正極、負極、および前記正極と前記負極との間に配置されているセパレータを有する電極体と、電解液とが収容され、前記外装体は、前記正極、前記セパレータ、および前記負極の並ぶ方向と平行な方向の複数の内面を有する構造の電池の製造方法であって、
    (a)前記複数の内面のうち最も広い内面に注液口が設けられている外装体に前記電極体が収容され、前記外装体の前記最も広い内面と前記電極体との間に、前記注液口から注液された前記電解液を一時的に保持可能な保持領域を有するとともに、前記外装体の各内面と前記電極体との間に存在する各領域のうち、前記保持領域と隣接する領域は、前記注液口から前記保持領域に注液された電解液が前記保持領域から流出するのを抑制し得る大きさの領域である電極体収容体を用意する工程と、
    (b)前記注液口から前記外装体の内部に前記電解液を注液する工程と、
    (c)注液を一旦停止して、注液された前記電解液を前記電極体の内部に浸透させる工程と、
    (d)前記電極体の内部全体への前記電解液の浸透が終了するまで、前記(b)の工程および前記(c)の工程を繰り返す工程と、
    を備えていることを特徴とする電池の製造方法。
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