JPWO2017195857A1 - 結像光学系及び画像投写装置 - Google Patents

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Abstract

結像光学系は、1枚以上のレンズを含みズーム時に互いの間隔が変化するように移動する複数のレンズ群を有する。結像光学系は、拡大側の拡大共役点と結像光学系の内部の中間結像位置とを共役にする。結像光学系は、縮小側の縮小共役点と結像光学系の内部の中間結像位置とを共役にする。結像光学系は、拡大側から縮小側へと順に、第1レンズ群と、後群と、を備える。第1レンズ群は結像光学系において最も拡大側に位置する。第1レンズ群は、像面湾曲補正レンズ群と、フォーカスレンズ群とを有する。像面湾曲補正レンズ群は、像面湾曲量を変化させる際に光軸に沿って移動する。フォーカスレンズ群は、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に光軸に沿って移動する。さらに、結像光学系は、下記の条件式を満足する。|{(1−βcw2)×βcrw2)}/{(1−βfw2)×βfrw2}|<0.2

Description

本開示は、複数のレンズ素子を有するレンズ系によって結像させる結像光学系及びそれを有する画像投写装置に関する。
特許文献1は、入力側からの光を中間結像して出力側に最終像として結像するレンズシステムを開示する。このレンズシステムは、第1の光学系を有し、第1の光学系が合焦を行う第1のサブシステムを備える。第1のサブシステムは、第1のレンズと、第2のレンズとを含む。第1のレンズは、中間像の入力側に最も接近した位置に配置され、フォーカシングの際に動く。第2のレンズは、中間像の出力側に最も接近した位置に配置され、フォーカシングの際に動く。これにより、優れたフォーカス性能を実現することができる。
特開2015−179270号公報
本開示は、結像性能に優れた結像光学系及びそれを有する画像投写装置を提供する。
本開示に係る結像光学系は、1枚以上のレンズを含みズーム時に互いの間隔が変化するように移動する複数のレンズ群を有する結像光学系である。結像光学系は、拡大側の拡大共役点と結像光学系の内部の中間結像位置とを共役にする。さらに、結像光学系は、拡大側の拡大共役点と結像光学系の内部の中間結像位置とを共役にする。結像光学系は、拡大側から縮小側へと順に、正のパワーの第1レンズ群と、正のパワーの第2レンズ群と、正のパワーの第3レンズ群と、正のパワーの第4レンズ群と、を備え、以下の条件(7)を満足する。
3.0<fl/fp<15.0 ・・・(7)
ここで、
fl:中間結像位置よりも拡大側にあるレンズ系の合成焦点距離
fp:中間結像位置よりも縮小側にあるレンズ系の合成焦点距離
である。
本開示における結像光学系によれば、結像性能の優れた像を形成することができる。
図1は、実施例1の結像光学系の無限遠合焦状態を示す広角端のレンズ配置図である。 図2は、実施例1の結像光学系の光路を示す広角端のレンズ配置図である。 図3は、実施例1の結像光学系の物体距離が無限遠における縦収差図である。 図4は、実施例1の結像光学系の投写サイズ200インチにおける縦収差図である。 図5は、実施例1の結像光学系の投写サイズ70インチにおける縦収差図である。 図6は、実施例2の結像光学系の無限遠合焦状態を示す広角端のレンズ配置図である。 図7は、実施例2の結像光学系の光路を示す広角端のレンズ配置図である。 図8は、実施例2の結像光学系の物体距離が無限遠における縦収差図である。 図9は、実施例2の結像光学系の投写サイズ200インチにおける縦収差図である。 図10は、実施例2の結像光学系の投写サイズ70インチにおける縦収差図である。 図11は、実施例3の結像光学系の無限遠合焦状態を示す広角端のレンズ配置図である。 図12は、実施例3の結像光学系の光路を示す広角端のレンズ配置図である。 図13は、実施例3の結像光学系の物体距離が無限遠における縦収差図である。 図14は、実施例3の結像光学系の投写サイズ200インチにおける縦収差図である。 図15は、実施例3の結像光学系の投写サイズ70インチにおける縦収差図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
図1は、実施例1に係る結像光学系のレンズ配置図である。図6は、実施例2に係る結像光学系のレンズ配置図である。図11は、実施例3に係る結像光学系のレンズ配置図である。各図において、レンズ群の記号の下の片側矢印はフォーカスレンズ群であることを示しており、矢印の方向は無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカスレンズ群の移動方向を表している。また各図において、左側を拡大側、右側が縮小側である。また各図において、各レンズ群の符号に付された記号(+)及び記号(−)は、各レンズ群のパワーの符号に対応する。また各図において、最も右側に記載された直線は、原画像Sの位置を表す。原画像Sの左側のPは、色分解、色合成用のプリズム、光学フィルター、平行平板ガラス、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等の光学素子を表している。
図2は、実施例1に係る結像光学系の光路を示す光学断面図である。図7は、実施例2に係る結像光学系の光路を示す光学断面図である。図12は、実施例3に係る結像光学系の光路を示す光学断面図である。中間結像位置MIを境に、拡大側が拡大光学系Op、縮小側がリレー光学系Olである。拡大光学系Opは、拡大側の拡大共役点(投写像)と結像光学系の内部の中間結像位置MIとを共役にする。リレー光学系Olは、縮小側の縮小共役点(原画像S)と結像光学系の内部の中間結像位置MIとを共役にする。
図3は、実施例1に係る結像光学系の物体距離が無限遠における縦収差図である。図8は、実施例2に係る結像光学系の物体距離が無限遠における縦収差図である。図13は、実施例3に係る結像光学系の物体距離が無限遠における縦収差図である。各図における(a)、(b)、(c)は、それぞれ本開示の結像光学系の焦点距離が、広角端、中間位置、望遠端のときの収差図である。ここで、広角端とは最短焦点距離状態を指す。また、中間位置とは中間焦点距離状態を指す。望遠端とは最長焦点距離状態を指す。最短焦点距離状態における焦点距離をf、最長焦点距離状態における焦点距離はfとすると、中間焦点距離状態における焦点距離fmは以下の数式[数1]で規定される。
Figure 2017195857
図4は、実施例1に係る結像光学系の投写サイズ200インチ(145.1倍)における縦収差図である。図9は、実施例2に係る結像光学系の投写サイズ200インチ(145.1倍)における縦収差図である。図14は、実施例3に係る結像光学系の投写サイズ200インチ(145.1倍)における縦収差図である。各図における(a)、(b)、(c)は、それぞれ本開示の結像光学系の焦点距離が、広角端、中間位置、望遠端のときの収差図である。
図5は、実施例1に係る結像光学系の投写サイズ70インチ(50.8倍)における縦収差図である。図10は、実施例2に係る結像光学系の投写サイズ70インチ(50.8倍)における縦収差図である。図15は、実施例3に係る結像光学系の投写サイズ70インチ(50.8倍)における縦収差図である。各図における(a)、(b)、(c)は、それぞれ本開示の結像光学系の焦点距離が、広角端、中間位置、望遠端のときの収差図である。
各縦収差図には、左側から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図が示されている。球面収差図において、横軸は球面収差(SA(mm))を表し、縦軸はFナンバー(図中、Fで示す)を表す。球面収差図において、実線はd線(d−line)、短破線はF線(F−line)、長破線はC線(C−line)の特性を示す。非点収差図において、横軸は非点収差(AST(mm))を表し、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表す。非点収差図において、実線はサジタル平面(図中、sで示す)、破線はメリディオナル平面(図中、mで示す)の特性を示す。歪曲収差図において、横軸は歪曲収差(DIS(%))を表し、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表す。
また、以下の実施の形態では、結像光学系を液晶やDMD(Digital Micromirror Device)等の画像形成素子によって形成された原画をスクリーンに投写するプロジェクター(画像投写装置)に用いた場合について説明する。本開示の実施の形態においては、図示しないスクリーンが拡大側の延長線上に配置されている。結像光学系は、縮小側に配置される液晶パネル等の原画像Sを拡大してスクリーンに投写する。
本開示の結像光学系は、拡大側から縮小側へと順に正のパワーの第1レンズ群G1と、正のパワーの第2レンズ群G2と、正のパワーの第3レンズ群G3と、正のパワーの第4レンズ群G4とを備える。
第1レンズ群G1は、第1前側サブレンズ群G1fと、第1後側サブレンズ群G1rとからなる。第1レンズ群G1は、第1レンズL1から第16レンズL16までのレンズから構成される。第1前側サブレンズ群G1fは、最も拡大側に配置される非球面レンズの第3レンズL3から拡大側に配置されるレンズで構成される。第1後側サブレンズ群G1rは、最も拡大側に配置される非球面レンズ第3レンズL3よりも縮小側に配置されるレンズで構成される。
第1レンズ群G1は、拡大側から縮小側へと順に、負の第1レンズL1と、拡大側に凸を向けた正のメニスカスの第2レンズL2と、拡大側に凸を向けた負のメニスカスの第3レンズL3と、拡大側に凸を向けた正のメニスカスの第4レンズL4と、負の第5レンズL5と、縮小側に凸を向けた正のメニスカスの第6レンズL6と、両凸レンズの第7レンズL7と、両凸レンズの第8レンズL8と、縮小側に凸を向けた負のメニスカスの第9レンズL9と、両凸レンズの第10レンズL10と、正の第11レンズL11と、拡大側に凸を向けた正のメニスカスの第12レンズL12と、負の第13レンズL13と、縮小側に凸を向けた負のメニスカスの第14レンズL14と、縮小側に凸を向けた正のメニスカスの第15レンズL15と、縮小側に凸を向けた正のメニスカスの第16レンズL16レンズとを備える。
第3レンズL3の縮小側の面は非球面である。第3レンズL3の拡大側には、球面の負のパワーの第1レンズL1と球面の正のパワーの第2レンズL2とが位置する。非球面レンズは有効径が大きいほど製造が難しくなる。本開示の結像光学系においては、非球面を第3レンズL3に形成することで、像面湾曲と歪曲収差が低減される。さらに、拡大側に隣接する第2レンズL2が正のパワーであるため非球面レンズの有効径を小さくできる。第16レンズL16は、正のパワーを有し、フォーカシングの際に光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群である。
また、第1レンズ群G1は、正のパワーの第8レンズL8と負のパワーの第9レンズL9を含む像面湾曲補正レンズ群を有している。像面湾曲補正レンズ群は、フォーカシングの際の各レンズ群の移動にともない生ずる像面湾曲の変動を補正する。その際、第8レンズL8と第9レンズL9は光軸に沿って移動する。第8レンズL8と第9レンズL9は、フォーカシングレンズ群である第16レンズL16のピント移動量、像面湾曲変動の補正量に従って、拡大側に移動してもよいし、縮小側へ移動してもよい。像面湾曲補正レンズ群を1枚の負のレンズと1枚の正のレンズで構成することにより、簡素な構成で像面湾曲を補正しつつ、ピント感度を抑えることができる。
第2レンズ群G2は、両凸レンズの第17レンズL17からなる。
第3レンズ群G3は、第18レンズL18から第22レンズL22までのレンズで構成される。第3レンズ群G3は、拡大側から縮小側へと順に、縮小側に凸を向けた負のメニスカスの第18レンズL18と、負の第19レンズL19と、両凸レンズの第20レンズL20と、両凸レンズの第21レンズL21と、拡大側に凸を向けた正のメニスカスの第22レンズL22とを備える。なお、第16レンズL16と第17レンズL17との間には、フレアカット絞りAfが配置される。
第4レンズ群G4は、絞りAと第23レンズL23から第29レンズL29までのレンズとプリズムPによって構成される。第4レンズ群G4は、拡大側から縮小側へと順に、両凹レンズの第23レンズL23と、両凸レンズの第24レンズL24と、両凹レンズの第25レンズL25と、両凹レンズの第26レンズL26と、両凸レンズの第27レンズL27と、両凸レンズの第28レンズL28と、両凸レンズの第29レンズL29と、プリズムPが配置される。
第5レンズL5は、アッベ数が30未満で透過光の波長が400nmにおける吸収係数が0.008未満の低アッベ数で高透過率のレンズであればよい。ここで、吸収係数は、−1/t×ln(I/I)で求められる値であり、tは光がレンズを通過する距離、Iはレンズに入射する前の光の強度、Iはレンズに入射した光が距離tだけ進んだ後の光の強度である。
また、上記第5レンズL5の拡大側に配置される負のパワーの第1レンズL1、第3レンズL3は、アッベ数が30以上、もしくは、透過光の波長が400nmにおける吸収係数が0.008以上であればよい。
広角端から望遠端までのズーミングするとき、第1レンズ群G1は、原画像Sの像面に対して相対的に固定されている。第2レンズ群G2は、原画像Sの像面に対して拡大側に単調に移動する。第3レンズ群G3は原画像Sの像面に対して拡大側に単調に移動する。第4レンズ群G4は、原画像Sの像面に対して相対的に固定されている。
ここで第1レンズ群G1内の中間結像位置MIにおいて、中間像が結像される。具体的には、第13レンズL13と第14レンズL14との間に中間結像位置MIが存在する。第1レンズ群G1は中間結像の前後で周辺光線を縮小側へ導光するフィールドレンズの光学作用と投写レンズの作用の両方を兼ねている。
本実施の形態に係る結像光学系は、1枚以上のレンズを含みズーム時に互いの間隔が変化するように移動する複数のレンズ群を有する結像光学系である。結像光学系は、結像光学系の拡大側の共役点と結像光学系内部の中間結像位置とを共役にする。結像光学系は、結像光学系の縮小側の共役点と結像光学系内部の中間結像位置とを共役にする。結像光学系は、拡大側から縮小側へと順に、第1レンズ群と、後群と、を備える。第1レンズ群は、結像光学系において最も拡大側に位置する。第1レンズ群は、像面湾曲補正レンズ群と、フォーカスレンズ群とを有する。像面湾曲補正レンズ群は、像面湾曲量を変化させるために光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群。フォーカスレンズ群は、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群とを有する。さらに、結像光学系が満足する条件を以下に示す。
本開示の結像光学系の第1レンズ群は、以下の条件(1)を満足する。
1.5<f1b/f1<4.0 ・・・(1)
ここで、
f1b:第1レンズ群の内、最も拡大側に配置される非球面レンズよりも縮小側に位置する第1後側サブレンズ群の焦点距離
f1:第1レンズ群の焦点距離
である。
条件(1)は、第1レンズ群G1の最も拡大側に配置される非球面レンズよりも縮小側に位置する第1後側サブレンズ群G1fと、第1レンズ群G1との関係を規定する条件式である。条件(1)を満足することで、非球面の第3レンズL3の有効径を小さくしつつ、像面湾曲と歪曲収差の補正を容易にすることができる。条件(1)の下限値を下回ると、第1レンズ群G1内の非球面の第3レンズL3よりも縮小側に位置する第1後側サブレンズ群のパワーが強くなり過ぎるため、像面湾曲と歪曲収差の補正後が困難となる。また、条件(1)の上限値を上回ると、第1レンズ群G1内の非球面の第3レンズL3よりも縮小側に位置する第1後側サブレンズ群のパワーが弱くなり過ぎるため、第1後側サブレンズ群に隣接する非球面の第3レンズL3の有効径が大きくなり、製造コストが高くなる。
更に、以下の条件(1a)を満足することで上記効果を更に奏功させることができる。
2.0<f1b/f1<3.5 ・・・(1a)
本開示の結像光学系は、以下の条件(2)を満足する。
0.01<|d/fw|<1.50 ・・・(2)
ここで、
d:第1レンズ群内の最も拡大側に配置される非球面レンズよりも拡大側に位置する負のパワーのレンズと正のパワーのレンズとの光軸上の間隔
fw:広角端における全系の焦点距離
である。
条件(2)は、第1レンズ群G1における非球面レンズよりも拡大側にあるレンズ素子の間隔を規定する条件式である。条件(2)を満足することで、像面湾曲と歪曲収差を良好に補正しつつ、非球面レンズとそれよりも拡大側に配置されたレンズの有効径を小さくできる。条件(2)の下限値を下回ると、非球面レンズよりも拡大側に配置される負レンズと正レンズとの間隔が短くなり過ぎるため、像面湾曲と歪曲収差の補正が十分でなくなる。反対に、上限値を上回ると、非球面レンズと拡大側にあるレンズの有効径が大きくなってしまう。
更に、以下の条件(2a)を満足することで上記効果を更に奏功させることができる。
0.05<|d/fw|<1.00 ・・・(2a)
本開示の結像光学系は、以下の条件(3)を満足する。
0.5<(R1f+R1r)/(R1f−R1r)<5.0 ・・・(3)
ここで、
R1f:最も拡大側に配置される非球面レンズよりも拡大側に位置する球面の負のパワーのレンズの拡大側の面の曲率半径
R1r:最も拡大側に配置される非球面レンズよりも拡大側に位置する球面の負のパワーのレンズの縮小側の面の曲率半径
である。
条件(3)は、非球面レンズよりも拡大側に配置される球面の負レンズのシェーピングファクターを規定する条件式である。条件(3)を満足することで、像面湾曲と歪曲収差を補正しつつ、レンズの有効径を小さくできる。条件(3)の下限値を下回ると、像面湾曲と歪曲収差を十分に補正することができなくなる。一方、上限値を上回ると、非球面レンズよりも拡大側に位置するレンズの有効径が大きくなってしまう。
以下の条件(3a)を満足することで上記効果を更に奏功させることができる。
0.7<(R1f+R1r)/(R1f−R1r)<3.5 ・・・(3a)
本開示の結像光学系は、以下の条件(4)を満足する。
|{(1−βcw)×βcrw)}/{(1−βfw)×βfrw}|<0.2 ・・・(4)
ここで、
βcw:像面湾曲量を変化させる際に光軸に沿って移動する像面湾曲補正レンズ群の広角端における近軸横倍率
βcrw:像面湾曲量を変化させる際に光軸に沿って移動する像面湾曲補正レンズ群よりも縮小側に位置する全てのレンズの広角端における近軸横倍率
βfw:フォーカシングの際に光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群の広角端における近軸横倍率
βfrw:フォーカシングの際に光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群より縮小側に位置する全てのレンズの広角端における近軸横倍率
である。
条件(4)は、像面湾曲補正レンズ群とフォーカスレンズ群のピント感度に関する条件式である。条件(4)を満足することで、像面湾曲量を調整する際に像面湾曲補正レンズ群を移動させた場合であってもフォーカスがずれてしまうことを抑制できる。条件(4)の上限値を上回ると、像面湾曲補正レンズ群を移動させた際に、フォーカスがずれてしまい、像面湾曲の補正とフォーカシングが困難となる。
以下の条件(4a)を満足することで上記効果を更に奏功させることができる。
|{(1−βcw)×βcrw)}/{(1−βfw)×βfrw}|<0.15 ・・・(4a)
本開示の結像光学系は、以下の条件(5)を満足する。
|ff/fc|<0.8 ・・・(5)
ここで、
ff:フォーカシングの際に光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群の焦点距離
fc:像面湾曲量を変化させる際に光軸に沿って移動する像面湾曲補正レンズ群の焦点距離
である。
条件(5)は、フォーカスレンズ群の焦点距離に対する像面湾曲補正レンズ群の焦点距離を規定する条件式である。条件(5)を満足することで、像面湾曲補正レンズ群のピント感度に対する影響を小さくできる。条件(5)の上限値を上回ると、像面湾曲補正レンズ群のパワーが強くなるため、像面湾曲補正レンズ群を移動したときに、フォーカスがずれてしまう。
以下の条件(5a)を満足することで上記効果を更に奏功させることができる。
|ff/fc|<0.6 ・・・(5a)
第1レンズ群G1は、以下の条件(6)を満足する。
|fc/f1|<0.3 ・・・(6)
ここで、
f1:第1レンズ群の焦点距離
である。
条件(6)は、第1レンズ群G1の焦点距離に対する像面湾曲補正レンズ群の焦点距離を規定する条件式である。条件(6)を満足することで、像面湾曲補正レンズ群の移動量に対するピントの変化を小さくすることができるため、像面湾曲の補正の為に移動する場合であっても、フォーカスがずれることを抑制できる。条件(6)の上限値を上回ると、像面湾曲補正レンズ群を移動させた時にフォーカスがずれてしまい、像面湾曲補正とフォーカスの調整が難しくなる。
以下の条件(6a)を満足することで上記効果を更に奏功させることができる。
|fc/f1|<0.2 ・・・(6a)
本開示の結像光学系は、以下の条件(7)を満足する。
3.0<fl/fp<15.0 ・・・(7)
ここで、
fl:中間結像位置よりも縮小側にあるリレー光学系の広角端における合成焦点距離
fp:中間結像位置よりも拡大側にある拡大光学系の広角端における合成焦点距離
である。
条件(7)は、拡大光学系とリレー光学系とを規定する条件式である。条件(7)を満足することで、結像光学系の諸収差を抑制しつつ小型化できる。条件(7)の下限値を下回ると、縮小側の結像面から出る光のうち、主光線と主光線以外の光とを略平行とすることが困難になる。また、上限値を上回ると、拡大側のレンズの有効径を小さくすることが困難となる。
以下の条件(7a)を満足することで上記効果を更に奏功させることができる。
4.0<fl/fp<12.0 ・・・(7a)
本開示の結像光学系は、以下の条件(8)を満足する。
2.0<|f4/ft|<10.0 ・・・(8)
ここで、
f4:第4レンズ群の焦点距離
ft:望遠端における全系の焦点距離
である。
条件(8)は、第4レンズ群G4のパワーを規定する条件式である。条件(8)を満足することで、全長を短くしつつ、縮小側の結像面から出る軸外の光を光軸と略平行にすることができる。条件(8)の下限値を下回ると、縮小側の結像面から出る軸外の光の主光線を平行にできなくなる。また、上限値を上回ると、全長の短縮が困難となる。
以下の条件(8a)を満足することで、上記効果を更に奏功させることができる。
3.0<|f4/ft|<6.5 ・・・(8a)
本開示の結像光学系は、以下の条件(9)を満足する。
0.4<f4/bf<1.0 ・・・(9)
ここで、
bf:最も縮小側にあるレンズ面から縮小側の結像面までの距離
である。
条件(9)は、バックフォーカスを規定する条件式である。条件(9)を満足することで、全長を短縮化しつつ、縮小側の結像面から出る軸外の光の主光線を平行にできる。条件(9)の下限値を下回ると、バックフォーカスが長くなり全長の短縮化が困難となる。また、上限値を上回ると、縮小側の結像面から出る軸外の光の主光線を平行にできなくなる。
以下の条件(9a)を満足することで上記効果を更に奏功させることができる。
0.55<f4/bf<0.8 ・・・(9a)
本開示の結像光学系は以下の条件(10)を満足する。
Φht/Φs<0.9 ・・・(10)
ここで、
Φht:アッベ数が30未満で400nmの光の吸収率が0.008未満のレンズの有効径
Φs;開口絞りの絞り径
である。
条件(10)は、有効径が絞り径よりも小さいレンズを規定する条件式である。条件(10)を満足することで、入射瞳位置の付近に配置される有効径が小さいレンズが集光された光によって温度上昇することを抑制することができる。条件(10)の上限値を上回ると、レンズの有効径が大きくなりコストが増大する。
以下の条件(10a)を満足することで上記効果を更に奏功させることができる。
Φht/Φs<0.6 ・・・(10a)
本開示の結像光学系は、以下の条件(11)を満足する。
0.1<|fht/fw|<100.0 ・・・(11)
ここで、
fht:高透過率レンズの焦点距離
である。
条件(11)は、アッベ数が30未満で400nmの光の吸収率が0.08未満のレンズの焦点距離を規定する条件式である。条件(11)を満足することで、色収差の補正を良好に行うことができる。条件(11)の下限値を下回ると、色収差の補正効果が弱くなる。また、上限値を上回ると、色収差の発生が顕著になる。
以下の条件(11a)を満足することで上記効果を更に奏功させることができる。
0.8<|fht/fw|<50.0 ・・・(11a)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
以下、実施例1〜3の結像光学系の数値実施例を説明する。なお、各数値実施例において、表中の長さの単位はすべて「mm」であり、画角の単位はすべて「°」である。また、各数値実施例において、rは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、vdはd線に対するアッベ数である。また、各数値実施例において、*印を付した面は非球面であり、非球面形状は次式[数2]で定義している。
Figure 2017195857
ここで、
Z:光軸からの高さがhの非球面上の点から、非球面頂点の接平面までの距離、
h:光軸からの高さ、
r:頂点曲率半径、
κ:円錐定数、
:n次の非球面係数
である。
(数値実施例1)
実施例1における結像光学系のスローレシオは、広角端で0.7、望遠端で0.9である。なお、スローレシオは、投写距離をスクリーンに投影された画像の水平方向のサイズで除した値である。投写距離は、結像光学系の最も拡大側(スクリーン側)のレンズ面からスクリーンまでの投写方向の距離である。
なお、下記のデータ中の像高は、画像形成素子の対角方向のサイズである17.5mmよりも大きい値を用いている。これは、結像光学系の光軸を画像形成素子に対してシフトさせた設計を想定しているためである。
実施例1のレンズデータを表1〜10に示す。表2と表3は、一連の面データである。なお、開口絞りの有効径は、43.318mmである。
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
(数値実施例2)
実施例2における結像光学系のスローレシオは、広角端で0.5、望遠端で0.6である。
実施例2のレンズデータを表11〜20に示す。表12と表13は、一連の面データである。なお、開口絞りの有効径は、45.444mmである。
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
(数値実施例3)
実施例3における結像光学系のスローレシオは、広角端で0.9、望遠端で1.1である。
実施例3のレンズデータを表21〜30に示す。表22と表23は、一連の面データである。なお、開口絞りの有効径は、43.570mmである。
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
Figure 2017195857
以下の表31に、各数値実施例のレンズ系における各要件の対応値を示す。ただし、条件(10)と条件(11)の値については、有効径が最小のレンズのみを表31に記載しており、他の有効径のレンズの値は、表1〜30を参照されたい。
Figure 2017195857
本開示は、プロジェクターなどの画像投写装置やデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、監視システムにおける監視カメラ、Webカメラ、車載カメラ等に適用可能である。特に本開示は、プロジェクターやデジタルスチルカメラシステム、デジタルビデオカメラシステムといった高画質が要求される撮影光学系に適用可能である。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L7 第7レンズ
L8 第8レンズ
L9 第9レンズ
L10 第10レンズ
L11 第11レンズ
L12 第12レンズ
L13 第13レンズ
L14 第14レンズ
L15 第15レンズ
L16 第16レンズ
L17 第17レンズ
L18 第18レンズ
L19 第19レンズ
L20 第20レンズ
L21 第21レンズ
L22 第22レンズ
L23 第23レンズ
L24 第24レンズ
L25 第25レンズ
L26 第26レンズ
L27 第27レンズ
L28 第28レンズ
L29 第29レンズ
A 開口絞り
Af フレアカット絞り
MI 中間結像位置
Ol リレー光学系
Op 拡大光学系
P プリズム
S 原画像

Claims (19)

  1. 1枚以上のレンズを含みズーム時に互いの間隔が変化するように移動する複数のレンズ群を有する結像光学系であって、
    前記結像光学系は、
    前記結像光学系の拡大側の共役点と、前記結像光学系内部の中間結像位置とを共役にし、
    前記結像光学系の縮小側の共役点と、前記中間結像位置とを共役にし、
    前記結像光学系は、拡大側から縮小側へと順に、
    最も拡大側に位置する第1レンズ群と、
    後群と、を備え、
    前記第1レンズ群は、像面湾曲量を変化させる際に光軸に沿って移動する像面湾曲補正レンズ群と、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群とを有し、
    以下の条件(4)を満足する、結像光学系:
    |{(1−βcw)×βcrw)}/{(1−βfw)×βfrw}|<0.2 ・・・(4)
    ここで、
    βcw:像面湾曲量を変化させる際に光軸に沿って移動する像面湾曲補正レンズ群の広角端における近軸横倍率
    βcrw:像面湾曲量を変化させる際に光軸に沿って移動する像面湾曲補正レンズ群よりも縮小側に位置する全てのレンズの広角端における近軸横倍率
    βfw:フォーカシングの際に光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群の広角端における近軸横倍率
    βfrw:フォーカシングの際に光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群より縮小側に位置する全てのレンズの広角端における近軸横倍率
    である。
  2. 以下の条件(5)を満足する、請求項1に記載の結像光学系:
    |ff/fc|<0.8 ・・・(5)
    ここで、
    ff:フォーカシングの際に光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群の焦点距離
    fc:像面湾曲量を変化させる際に光軸に沿って移動する像面湾曲補正レンズ群の焦点距離
    である。
  3. 前記像面湾曲補正レンズ群は、1枚の負レンズと1枚の正レンズとからなる、
    請求項1に記載の結像光学系。
  4. 以下の条件(6)を満足する、請求項1記載の結像光学系:
    |fc/f1|<0.3 ・・・(6)
    ここで、
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    fc:像面湾曲量を変化させる際に光軸に沿って移動する像面湾曲補正レンズ群の焦点距離
    である。
  5. 前記第1レンズ群は、非球面レンズを含み、最も拡大側に配置される前記非球面レンズから拡大側のレンズ素子で構成される第1前側サブレンズ群と、最も拡大側に配置される前記非球面レンズよりも縮小側の第1後側サブレンズ群とからなり、
    前記第1前側サブレンズ群は、負のパワーの球面レンズである第1負レンズと、正のパワーの球面レンズである第1正レンズとを有する、
    請求項1に記載の結像光学系。
  6. 以下の条件(1)を満足する、請求項5に記載の結像光学系:
    1.5<f1b/f1<4.0 ・・・(1)
    ここで、
    f1b:第1レンズ群の内、最も拡大側に配置される非球面レンズよりも縮小側に位置する第1後側サブレンズ群の焦点距離
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    である。
  7. 前記第1前側サブレンズ群は、拡大側から縮小側へと順に、前記第1負レンズと、前記第1正レンズとを有する、
    請求項5に記載の結像光学系。
  8. 以下の条件(2)を満足する、請求項5に記載の結像光学系:
    0.01<|d/fw|<1.50 ・・・(2)
    ここで、
    d:最も拡大側に配置される非球面レンズよりも拡大側に位置する負のパワーのレンズと正のパワーのレンズとの光軸上の間隔
    fw:広角端における全系の合成焦点距離
    である。
  9. 前記第1負レンズは、前記最も拡大側に配置される非球面レンズよりも拡大側に位置し、
    以下の条件(3)を満足する、請求項5に記載の結像光学系:
    0.5<(R1f+R1r)/(R1f−R1r)<5.0 ・・・(3)
    ここで、
    R1f:前記第1負レンズの拡大側の面の曲率半径
    R1r:前記第1負レンズの縮小側の面の曲率半径
    である。
  10. 前記第1レンズ群は、正のパワーを有し、
    前記後群は、拡大側から縮小側へと順に、
    正のパワーの第2レンズ群と、
    正のパワーの第3レンズ群と、
    正のパワーの第4レンズ群と、を備え、
    以下の条件(7)を満足する、請求項1に記載の結像光学系:
    3.0<fl/fp<15.0 ・・・(7)
    ここで、
    fl:中間結像位置よりも縮小側にあるリレー光学系の合成焦点距離
    fp:中間結像位置よりも拡大側にある拡大光学系の合成焦点距離
    である。
  11. 以下の条件(8)を満足する、請求項10に記載の結像光学系:
    2.0<|f4/ft|<10.0 ・・・(8)
    ここで、
    f4:第4レンズ群の焦点距離
    ft:望遠端における全系の合成焦点距離
    である。
  12. 以下の条件(9)を満足する、請求項10に記載の結像光学系:
    0.4<f4/bf<1.0 ・・・(9)
    ここで、
    f4:第4レンズ群の焦点距離
    bf:最も縮小側にあるパワーを有するレンズの縮小側の面より縮小側の結像位置までの距離
    である。
  13. 前記第1レンズ群は、
    アッベ数が30未満かつ、透過光の波長が400nmにおける吸収係数が0.008未満である高透過率レンズと、
    前記高透過率レンズの拡大側に少なくとも1枚の負のパワーのレンズを有する、
    請求項1に記載の結像光学系。
  14. 前記高透過率レンズの拡大側に位置する負のパワーのレンズは、アッベ数が30以上である、
    請求項13に記載の結像光学系。
  15. 前記高透過率レンズの拡大側に位置する負のパワーのレンズは、透過光の波長が400nmにおける吸収係数が0.008以上である、
    請求項13に記載の結像光学系。
  16. 開口絞りをさらに備え、
    以下の条件(10)を満足する、請求項13に記載の結像光学系:
    Φht/Φs<0.9 ・・・(10)
    ここで、
    Φht:前記高透過率レンズの有効径
    Φs;開口絞りの絞り径
    である。
  17. 以下の条件(11)を満足する、請求項13に記載の結像光学系:
    0.1<|fht/fw|<100.0 ・・・(11)
    ここで、
    fht:前記高透過率レンズの焦点距離
    fw:広角端における全系の合成焦点距離
    である。
  18. 前記第1レンズ群内で中間像を結像する、
    請求項1に記載の結像光学系。
  19. 請求項1に記載の結像光学系と、
    スクリーンに投写する画像を生成する画像形成素子と、を備えた、
    画像投写装置。
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