JP2009192556A - ズームレンズ、これを搭載する光学機器および変倍方法 - Google Patents

ズームレンズ、これを搭載する光学機器および変倍方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 固体撮像素子等を用いたビデオカメラや電子スチルカメラ等に好適で、特にズームレンズの配置場所が限定された際の使用を考慮した、超小型、高画質で且つ高変倍なズームレンズ及びこれを搭載する光学機器を提供する。
【解決手段】 本発明は、光路を折り曲げる光学素子(光路折り曲げ光学素子)Pを有するズームレンズにおいて、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5とを有し、第5レンズ群G5は複数のレンズを有し、第1レンズ群G1の焦点距離をfG1とし、レンズ全系の広角端の焦点距離をfWとし、レンズ全系の望遠端の焦点距離をfTとしたとき、次式1.7<fG1/(fW×fT)(1/2)<3.0の条件を満足する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ズームレンズ、特に固体撮像素子等を用いたビデオカメラ、電子スチルカメラ等に好適なズームレンズ、これを搭載する光学機器および変倍方法に関する。
昨今、デジタルスチルカメラ等の携行時の携帯性が重視され、カメラ本体の小型化、薄型化、軽量化を図るために、撮影レンズであるズームレンズの小型化及び軽量化が求められてきた。そこで、レンズ系の一部に光路を略90度に折り曲げる光学素子を備えたズームレンズが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のズームレンズは、第1〜第5レンズ群からなる正負正正負の5群タイプであり、第1レンズ群内に光路を折り曲げる光学素子(プリズム)を含んで構成されている。このように光路を折り曲げられるズームレンズを搭載することで、格納状態から使用状態へと移行する際にカメラ本体より突出することがないため、使用状態において携帯性に優れているとともに、カメラの小型化、薄型化に大きく寄与することができるようになっている。
特開2006−301543号公報
しかしながら、上記のズームレンズは、広角端から望遠端へのズーミングの際に第2、第4及び第5レンズ群を移動させ、各レンズ群間の空気間隔を効果的に可変させることで小型化に寄与していたものの、変倍比を3倍以上にすることが困難であった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、固体撮像素子等を用いたビデオカメラや電子スチルカメラ等に好適で、特にズームレンズの配置場所が限定された際の使用を考慮した、超小型、高画質で且つ高変倍なズームレンズ、これを搭載する光学機器および変倍方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明は、光路を折り曲げる光学素子(例えば、本実施形態における光路折り曲げ光学素子P)を有するズームレンズ(例えば、本実施形態における撮影レンズZL)において、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、負の屈折力を有する第5レンズ群とを有し、前記第5レンズ群は複数のレンズを有し、前記第1レンズ群の焦点距離をfG1とし、レンズ全系の広角端の焦点距離をfWとし、レンズ全系の望遠端の焦点距離をfTとしたとき、次式1.7<fG1/(fW×fT)(1/2)<3.0の条件を満足することを特徴とする。
また、本発明の光学機器(例えば、本実施形態におけるデジタルスチルカメラCAM)は、前記ズームレンズを搭載することを特徴とする。
また、本発明は、光路を折り曲げる光学素子(例えば、本実施形態における光路折り曲げ光学素子P)を有するズームレンズの変倍方法において、光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有するレンズ群と、負の屈折力を有するレンズ群と、正の屈折力を有するレンズ群と、正の屈折力を有するレンズ群と、負の屈折力を有するレンズ群とを配置し、前記最も像側に配置された負の屈折力を有するレンズ群は複数のレンズを有し、前記最も物体側に配置された正の屈折力を有するレンズ群の焦点距離をfG1とし、レンズ全系の広角端の焦点距離をfWとし、レンズ全系の望遠端の焦点距離をfTとしたとき、次式1.7<fG1/(fW×fT)(1/2)<3.0の条件を満足することを特徴とする。
本発明によれば、固体撮像素子等を用いたビデオカメラや電子スチルカメラ等に好適で、特にズームレンズの配置場所が限定された際の使用を考慮した、超小型、高画質で且つ高変倍なズームレンズ、これを搭載する光学機器および変倍方法を提供することができる。
以下、好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。撮影レンズとして本実施形態に係るズームレンズZLを備えたデジタルスチルカメラCAM(光学機器)が図1に示されている。なお、図1において、(a)はデジタルスチルカメラCAMの正面図を、(b)は背面図をそれぞれ示す。また図2は、図1(a)中の矢印II−IIに沿った断面図であり、本実施形態に係るズームレンズZLの概要を示している。
図1及び図2に示すデジタルスチルカメラCAMは、不図示の電源釦を押すと、撮影レンズZLの不図示のシャッタが開放されて、撮影レンズZLで被写体(物体)からの光が集光され、像面Iに配置された(例えば、CCDやCMOS等からなる)撮像素子Cに結像される。撮像素子Cに結像された被写体像は、デジタルスチルカメラCAMの背後に配置された液晶モニターMに表示される。撮影者は、液晶モニターMを見ながら被写体像の構図を決めた後、レリーズ釦B1を押し下げて被写体像を撮像素子Cで撮影し、不図示のメモリーに記録保存する。
撮影レンズは本実施形態に係るズームレンズZLで構成されており、デジタルスチルカメラCAMの正面から入射した光は、ズームレンズZL内の光路折り曲げ光学素子Pで略90度下方(図2の紙面下方)へ光路が折り曲げられるため、デジタルスチルカメラCAMを薄型化することが可能になる。また、デジタルスチルカメラCAMには、被写体が暗い場合に補助光を発光する補助光発光部D、ズームレンズZLを広角端状態(W)から望遠端状態(T)にズーミングする際のワイド(W)−テレ(T)釦B2、及び、デジタルスチルカメラCAMの種々の条件設定等に使用するファンクション釦B3等が配置されている。
本実施形態に係るズームレンズZLは、図2に示すように、光軸に沿って物体側から順に並んだ、光路折り曲げ光学素子Pを備えて正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、光量を調節することを目的とした開口絞りSを含み、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5とから構成されている。
そして、ズームレンズZLは、広角端状態から望遠端状態まで焦点距離が変化するズーミングの際に、第1レンズ群G1及び開口絞りSを含む第3レンズ群G3が像面Iに対して固定されるとともに、第2レンズ群G2、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5が移動するように構成されている。より詳しくは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が増大するようになっている。
このように、最も物体側の第1レンズ群G1を広角端から望遠端へのズーミング及びフォーカシングの際に像面Iに対して固定とすることで、各レンズ群の中で一番大きくて重量を有する第1レンズ群G1を可動させる必要がなくなるため、構造的に簡素化することが可能である。その結果、ズーミング及びフォーカシングの際には、最も大きい第1レンズ群G1以外のレンズ群、具体的には第2レンズ群G2、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5を可動させることになり、駆動系を従来のものより小型化することも可能である。
第1レンズ群G1は、各レンズ群の中で最も物体側に位置しており、光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有するレンズと、光路を折り曲げる光学素子Pと、正の屈折力を有するレンズとを含んで構成されており、光路を略90度折り曲げる作用及び光束を収斂する作用を有している。この構成により、第1レンズ群G1では、広角端における倍率色収差及びコマ収差の補正を良好に行うことができる。
本実施形態のズームレンズZLは、第1レンズ群G1が光路を折り曲げる光学素子としてのプリズムと、正のレンズ成分を1つと、負のレンズ成分とを1つ有するのが好ましい。また、第1レンズ群G1は、物体側から順に、負、光路を折り曲げる光学素子、正の順番にレンズ成分を、空気間隔を介在させて配置するのが好ましい。
第2レンズ群G2は、第1レンズ群G1により形成される被写体(物体)の像を拡大する作用を有しており、広角端から望遠端に向かうに従い、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔を広げることにより拡大率を高めて、焦点距離を変化させている。
本実施形態のズームレンズZLは、第2レンズ群G2が正のレンズ成分を1つと、負のレンズ成分を1つ有するのが好ましい。また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、負、正の順番にレンズ成分を、空気間隔を介在して配置するのが好ましい。なお、前記正レンズ成分には、接合レンズを用いることが好ましい。
第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有するレンズと、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとの接合レンズとを含んで構成されており、第2レンズ群G2によって拡大された光束を収斂させる作用を有している。この構成により、第3レンズ群G3では、ズーミングによる倍率色収差の変動及びコマ収差の補正を良好に行うことができる。
第4レンズ群G4は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとの接合レンズのみで構成されており、第3レンズ群G3によって収斂される光束をより収斂させる作用を有している。この構成により、広角端状態から望遠端状態へのズーミングの際に第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の間隔を積極的に変化させることで、焦点距離の変化に対する像面の変動、すなわち倍率色収差の変動を良好に抑えることができる。
第5レンズ群G5は、複数のレンズを有して構成されている。その結果、第5レンズ群G5を構成するレンズ面が多くなるため、収差補正に寄与することができ、好ましい。なお、第5レンズ群G5は、本実施形態では、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する正レンズと負の屈折力を有する負レンズとからなり、前記正レンズと前記負レンズとは接合されている。この構成により、ズーミングによる倍率色収差の変動を良好に抑えることができる。
第5レンズ群G5と像面Iとの間には、固体撮像素子の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルタLPSが配置されている。
上記構成のズームレンズZLにおいて、第1レンズ群G1の焦点距離をfG1とし、レンズ全系の広角端の焦点距離をfWとし、レンズ全系の望遠端の焦点距離をfTとしたとき、次式(1)の条件を満足することが好ましい。
1.7<fG1/(fW×fT)(1/2)<3.0 …(1)
上記条件式(1)は、第1レンズ群G1の焦点距離fG1と、ズームレンズZLの広角端の焦点距離fW及び望遠端の焦点距離fTとの適切な比率を規定している。この条件式(1)において、上限値を上回ると、第1レンズ群G1が大型化してしまい、好ましくない。また、非点収差の補正が困難となり、好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の上限値を2.5にすることが好ましい。さらに好ましくは、条件式(1)の上限値を2.0にすることが好ましい。一方、上記下限値を下回ると、倍率色収差及びコマ収差の補正が困難となり、好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値を1.72に設定することが好ましい。
また、上記構成のズームレンズZLにおいて、第3レンズ群G3の焦点距離をfG3とし、第4レンズ群G4の焦点距離をfG4としたとき、次式(2)の条件を満足することが好ましい。
1.0<fG3/fG4<3.0 …(2)
上記条件式(2)は、第3レンズ群G3の焦点距離fG3と、第4レンズ群G4の焦点距離fG4との適切な比率を規定している。この条件式(2)において、上限値を上回ると、ズーミングによる倍率色収差の変動を良好に抑えることが困難となり、好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の上限値を2.5にすることが好ましい。さらに好ましくは、条件式(2)の上限値を2.0にすることが好ましい。一方、条件式(2)において、下限値を下回ると、球面収差を良好に補正することが困難となり、好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の下限値を1.2に設定することが好ましい。また、条件式(2)を満たす場合、第3レンズ群G3を光軸と直交方向に移動可能な手ぶれ補正レンズ群とすることもでき、好ましい。その際、開口絞りSは光軸と直交方向に移動せず、手ぶれ補正時に固定としてもよい。
なお、本実施形態のズームレンズZLは、各レンズ群において、任意の面を回折面としてもよい。また、本実施形態のズームレンズZLは、各レンズ群において、任意のレンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしてもよい。
また、本実施形態のズームレンズZLは、正の屈折力を有するレンズ群のうち、いずれかのレンズ群あるいはレンズ群の一部を光軸と直交方向または、ある1点を中心とした曲線状に移動させることにより、手ぶれ補正レンズとすることも可能である。
以下、各実施例を図面に基づいて説明する。各実施例に係るズームレンズZL(レンズ系)は、前述したように、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りSを含み、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5とを有して構成されている。なお、第5レンズ群G5と像面Iとの間には、固体撮像素子の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルタLPSが配置されている。また、像面Iは、不図示の撮像素子上に形成され、該撮像素子はCCDやCMOS等から構成されている。
そして、ズームレンズZLは、広角端から望遠端へのズーミングの際、第2レンズ群G2、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5が光軸に沿って移動し、第1レンズ群G1及び開口絞りSを含む第3レンズ群G3が像面Iに対して固定されている。このとき、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が増大している。
以下に、表1〜表4を示すが、これらは第1〜第4実施例における各諸元の表である。いずれの表においても、fは焦点距離を、FNoはFナンバーを、ωは半画角を、Yは像高を、TLはレンズ全長を、Bfはバックフォーカスを表している。また、mは光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ面の順序(以下、面番号と称する)を、rは各レンズの曲率半径を、dは各光学面から次の光学面(又は像面)までの光軸上の距離を、ndはd線(波長587.56nm)に対する屈折率を、νdはd線を基準としたアッベ数を示している。
なお、表中において、焦点距離f、曲率半径、面間隔、その他の長さの単位は、一般に「mm」が使われている。但し、光学系は、比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが可能である。また、表中において、曲率半径の「∞」は平面または開口を示し、空気の屈折率「1.00000」の記載は省略している。
また、表中において*印が付される非球面は、光軸に垂直な方向の高さをyとし、非球面の頂点における接平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸に沿った距離(サグ量)をS(y)とし、基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)をrとし、円錐係数をKとし、n次の非球面係数をAnとしたとき、以下の式(a)で表される。なお、各実施例において、2次の非球面係数A2は0であり、その記載を省略している。また、Enは、×10nを表す。例えば、1.234E-05=1.234×10-5である。
S(y)=(y2/r)/{1+(1−K・y2/r21/2
+A4×y4+A6×y6+A8×y8+A10×y10 …(a)
(第1実施例)
第1実施例について、図3、図4及び表1を用いて説明する。図3は、第1実施例に係るズームレンズZLの構成を示すとともに、広角端状態(W)から中間焦点距離状態(M)を経て望遠端状態(T)までの焦点距離状態の変化、すなわちズーミングの際の各レンズ群の移動の様子を示している。
本実施例に係るズームレンズZLにおいて、第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、光路を90度折り曲げるための直角プリズム(光路折り曲げ光学素子)Pと、両凸形状の正レンズL12とから構成されている。第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と、両凹形状の負レンズL22と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23との接合レンズとから構成されている。第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と両凹形状の負レンズL33との接合レンズとから構成されている。第4レンズ群G4は、両凸形状の正レンズL41と像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズから構成されている。第5レンズ群G5は、両凸形状の正レンズL51と両凹形状の負レンズL52との接合レンズから構成されている。
なお、本実施例に係るズームレンズZLでは、図2では直角プリズム(光路折り曲げ光学素子)Pにより光路を90度偏光しているが、図3で示すレンズ構成図にはこれを展開して示している。
表1に第1実施例における各諸元の表を示す。なお、表1における面番号1〜27は、図3に示す面1〜27に対応している。また、第1実施例において、第5面、第6面、第8面、第13面及び第18面の各レンズ面は、いずれも非球面形状に形成されている。
また、表中において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔をd6とし、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔をd11とし、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との軸上空気間隔をd17とし、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との軸上空気間隔をd20とし、第5レンズ群G5とローパスフィルタLPSとの軸上空気間隔をd23とする。これらの軸上空気間隔、すなわちd6、d11、d17、d20及びd23はズーミングに際して変化する。また、表中において、上記の条件式(1)及び(2)に対応する値も示している。
(表1)
[レンズ諸元]
m r d nd νd
1 19.9501 0.7000 1.922860 20.88
2 8.7000 3.2000
3 ∞ 8.8000 1.846660 23.78
4 ∞ 0.2000
5* 17.9059 2.7500 1.693500 53.22
6* -17.5189 d6
7 -27.2642 0.5000 1.851350 40.10
8* 7.9847 1.0000
9 -54.2984 0.5000 1.755000 52.32
10 7.4016 1.2500 1.922860 20.88
11 56.8068 d11
12 ∞ 0.6500 (開口絞りS)
13* 8.2475 1.3500 1.743300 49.32
14 -61.2485 0.2500
15 8.0223 1.5500 1.497820 82.56
16 -22.1714 0.5000 1.883000 40.80
17 7.4033 d17
18* 13.6322 3.2000 1.693500 53.22
19 -6.6000 0.7500 1.846660 23.78
20 -12.8445 d20
21 15.6750 2.7000 1.497820 82.56
22 -7.6427 0.6000 1.834000 37.35
23 25.2498 d23
24 ∞ 0.2100 1.516800 64.10
25 ∞ 1.0000
26 ∞ 0.5000 1.516800 64.10
27 ∞ Bf
[非球面データ]
第5面
K=+1.0000,A4=-5.06590E-05,A6=-2.88220E-07,A8=2.10300E-09,A10=0.00000E-00
第6面
K=1.0000,A4=-3.13220E-06,A6=-1.55960E-07,A8=7.11450E-10,A10=0.00000E-00
第8面
K=-6.0414,A4=1.45720E-03,A6=-5.89340E-05,A8=1.70990E-06,A10=0.00000E-00
第13面
K=1.0000,A4=-1.51530E-04,A6=-4.91710E-06,A8=2.46130E-07,A10=0.00000E-00
第18面
K=-0.9600,A4=-1.04500E-04,A6=5.54390E-06,A8=-3.51050E-07,A10=8.82570E-09
[全体諸元]
ズーム比 3.77059
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 5.10000 〜 10.94402 〜 19.23002
FNo 3.65391 〜 4.10566 〜 5.12431
ω 40.15140 〜 20.09895 〜 11.70281
Y 4.05000 〜 4.05000 〜 4.05000
TL 55.66618 〜 55.66618 〜 55.66618
Bf 0.88251 〜 0.88251 〜 0.88251
[ズーミングデータ]
可変間隔 広角端 中間焦点距離 望遠端
d6 0.60030 6.40430 8.96053
d11 8.96290 3.15891 0.60267
d17 7.35658 4.08679 1.10331
d20 2.71480 4.76819 5.57521
d23 2.98909 4.20547 6.38195
[ズームレンズ群データ]
群番号 群初面 群焦点距離
G1 1 17.80031
G2 7 -6.73928
G3 13 16.45217
G4 18 11.27694
G5 21 -24.41774
[条件式]
条件式(1) fG1/(fW×fT)(1/2)=1.7974
条件式(2) fG3/fG4=1.4589
表1に示す諸元の表から、本実施例に係るズームレンズZLでは、上記条件式(1)及び(2)を全て満たすことが分かる。
図4は、第1実施例の諸収差図であり、(a)は広角端状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(c)は望遠端状態における無限遠合焦状態での諸収差図である。
各収差図において、FNOはFナンバーを、Yは像高を示している。球面収差を示す収差図において、実線は球面収差を示し、破線はサインコンディション(正弦条件)を示す。また、非点収差を示す収差図において、実線はサジタル像面を示し、破線はメリジオナル像面を示す。さらに、コマ収差において、実線はメリジオナルコマを示し、破線はサジタルコマを示す。以上の収差図の説明は、他の実施例においても同様とし、その説明を省略する。
各収差図から明らかなように、第1実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。その結果、第1実施例のズームレンズZLを搭載することにより、デジタルスチルカメラCAM(光学機器。図1参照)においても、優れた光学性能を確保することができる。
(第2実施例)
第2実施例について、図5、図6及び表2を用いて説明する。図5は、第2実施例に係るズームレンズZLの構成を示すとともに、広角端状態(W)から中間焦点距離状態(M)を経て望遠端状態(T)までの焦点距離状態の変化、すなわちズーミングの際の各レンズ群の移動の様子を示している。
本実施例に係るズームレンズZLにおいて、第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、光路を90度折り曲げるための直角プリズム(光路折り曲げ光学素子)Pと、両凸形状の正レンズL12とから構成されている。第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と、両凹形状の負レンズL22と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23との接合レンズとから構成されている。第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と両凹形状の負レンズL33との接合レンズとから構成されている。第4レンズ群G4は、両凸形状の正レンズL41と像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズから構成されている。第5レンズ群G5は、両凸形状の正レンズL51と両凹形状の負レンズL52との接合レンズから構成されている。
なお、本実施例に係るズームレンズZLでは、図2では直角プリズム(光路折り曲げ光学素子)Pにより光路を90度偏光しているが、図5で示すレンズ構成図にはこれを展開して示している。
表2に第2実施例における各諸元の表を示す。なお、表2における面番号1〜27は、図5に示す面1〜27に対応している。また、第2実施例において、第5面、第6面、第8面、第13面及び第18面の各レンズ面は、いずれも非球面形状に形成されている。
また、表中において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔をd6とし、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔をd11とし、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との軸上空気間隔をd17とし、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との軸上空気間隔をd20とし、第5レンズ群G5とローパスフィルタLPSとの軸上空気間隔をd23とする。これらの軸上空気間隔、すなわちd6、d11、d17、d20及びd23はズーミングに際して変化する。また、表中において、上記の条件式(1)及び(2)に対応する値も示している。
(表2)
[レンズ諸元]
m r d nd νd
1 19.9615 0.7000 1.922860 20.88
2 8.7000 3.2000
3 ∞ 8.8000 1.846660 23.78
4 ∞ 0.2000
5* 17.9205 2.7500 1.693500 53.22
6* -17.5034 d6
7 -27.1347 0.5000 1.851350 40.10
8* 7.9977 1.0000
9 -58.8634 0.5000 1.755000 52.32
10 7.3322 1.2500 1.922860 20.88
11 52.8991 d11
12 ∞ 0.6500 (開口絞りS)
13* 8.2581 1.3500 1.743300 49.32
14 -62.0396 0.2500
15 8.0088 1.5500 1.497820 82.56
16 -22.4561 0.5000 1.883000 40.80
17 7.4062 d17
18* 13.6500 3.2000 1.693500 53.22
19 -6.6000 0.7500 1.846660 23.78
20 -12.8315 d20
21 15.5609 2.7000 1.497820 82.56
22 -7.6608 0.6000 1.834000 37.35
23 24.9564 d23
24 ∞ 0.2100 1.516800 64.10
25 ∞ 1.0000
26 ∞ 0.5000 1.516800 64.10
27 ∞ Bf
[非球面データ]
第5面
K=1.0000,A4=-5.12440E-05,A6=-2.65390E-07,A8=1.18610E-09,A10=0.00000E-00
第6面
K=1.0000,A4=-3.61240E-06,A6=-1.40480E-07,A8=-1.27480E-11,A10=0.00000E-00
第8面
K=-6.0328,A4=1.44940E-03,A6=-5.86840E-05,A8=1.70190E-06,A10=0.00000E-00
第13面
K=1.0000,A4=-1.54860E-04,A6=-3.65500E-06,A8=1.22820E-07,A10=0.00000E-00
第18面
K=-1.4430,A4=-8.03000E-05,A6=5.29170E-06,A8=-3.46490E-07,A10=8.79560E-09
[全体諸元]
ズーム比 3.77059
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 5.10000 〜 10.94402 〜 19.23002
FNo 3.65240 〜 4.10338 〜 5.12097
ω 40.15163 〜 20.09885 〜 11.70269
Y 4.05000 〜 4.05000 〜 4.05000
TL 55.66857 〜 55.66857 〜 55.66857
Bf 0.88251 〜 0.88251 〜 0.88251
[ズーミングデータ]
可変間隔 広角端 中間焦点距離 望遠端
d6 0.60030 6.40430 8.96053
d11 8.96290 3.15891 0.60267
d17 7.36000 4.09021 1.10673
d20 2.70073 4.75412 5.56114
d23 3.00213 4.21851 6.39499
[ズームレンズ群データ]
群番号 群初面 群焦点距離
G1 1 17.80031
G2 7 -6.73928
G3 13 16.45217
G4 18 11.27694
G5 21 -24.41774
[条件式]
条件式(1) fG1/(fW×fT)(1/2)=1.7974
条件式(2) fG3/fG4=1.4589
表2に示す諸元の表から、本実施例に係るズームレンズZLでは、上記条件式(1)及び(2)を全て満たすことが分かる。
図6は、第2実施例の諸収差図であり、(a)は広角端状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(c)は望遠端状態における無限遠合焦状態での諸収差図である。
各収差図から明らかなように、第2実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。その結果、第2実施例のズームレンズZLを搭載することにより、デジタルスチルカメラCAM(光学機器。図1参照)においても、優れた光学性能を確保することができる。
(第3実施例)
第3実施例について、図7、図8及び表3を用いて説明する。図7は、第3実施例に係るズームレンズZLの構成を示すとともに、広角端状態(W)から中間焦点距離状態(M)を経て望遠端状態(T)までの焦点距離状態の変化、すなわちズーミングの際の各レンズ群の移動の様子を示している。
本実施例に係るズームレンズZLにおいて、第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、光路を90度折り曲げるための直角プリズム(光路折り曲げ光学素子)Pと、両凸形状の正レンズL12とから構成されている。第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と、両凹形状の負レンズL22と両凸形状の正レンズL23との接合レンズから構成されている。第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と両凹形状の負レンズL33との接合レンズから構成されている。第4レンズ群G4は、両凸形状の正レンズL41と像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズから構成されている。第5レンズ群G5は、両凸形状の正レンズL51と両凹形状の負レンズL52との接合レンズから構成されている。
なお、本実施例に係るズームレンズZLでは、図2では直角プリズム(光路折り曲げ光学素子)Pにより光路を90度偏光しているが、図7で示すレンズ構成図にはこれを展開して示している。
表3に第3実施例における各諸元の表を示す。なお、表3における面番号1〜27は、図7に示す面1〜27に対応している。また、第3実施例において、第5面、第6面、第8面、第13面及び第18面の各レンズ面は、いずれも非球面形状に形成されている。
また、表中において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔をd6とし、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔をd11とし、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との軸上空気間隔をd17とし、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との軸上空気間隔をd20とし、第5レンズ群G5とローパスフィルタLPSとの軸上空気間隔をd23とする。これらの軸上空気間隔、すなわちd6、d11、d17、d20及びd23はズーミングに際して変化する。また、表中において、上記の条件式(1)及び(2)に対応する値も示している。
(表3)
[レンズ諸元]
m r d nd νd
1 20.6254 0.8000 1.922860 20.88
2 8.7071 3.1000
3 ∞ 8.8000 1.846663 23.78
4 ∞ 0.2000
5* 17.1808 2.9437 1.693500 53.20
6* -17.3055 d6
7 -32.8187 0.5000 1.851348 40.10
8* 7.6104 0.9639
9 -22.3858 0.5000 1.755000 52.32
10 8.4734 1.2819 1.922860 20.88
11 -439.1103 d11
12 ∞ 0.7000 (開口絞りS)
13* 7.6741 1.3607 1.743300 49.32
14 -47.0801 0.1000
15 8.5164 1.4942 1.497820 82.56
16 -19.4470 0.5000 1.883000 40.81
17 7.1936 d17
18* 14.2071 3.0001 1.693500 53.20
19 -6.4457 0.6371 1.846663 23.78
20 -12.9522 d20
21 18.7873 3.0000 1.497820 82.56
22 -7.0852 0.8000 1.834000 37.35
23 37.6970 d23
24 ∞ 0.6500 1.544370 70.51
25 ∞ 1.0000
26 ∞ 0.5000 1.516798 64.19
27 ∞ Bf
[非球面データ]
第5面
K=0.3559,A4=-3.81790E-05,A6=-1.63840E-07,A8=4.14210E-09,A10=-1.55190E-10
第6面
K=1.0000,A4=7.40520E-07,A6=9.98320E-08,A8=-6.21800E-09,A10=0.00000E-00
第8面
K=-3.8061,A4=1.12080E-03,A6=-3.44130E-05,A8=1.21990E-06,A10=0.00000E-00
第13面
K=-0.0659,A4=9.23200E-05,A6=-7.92830E-07,A8=6.31960E-08,A10=0.00000E-00
第18面
K=3.4103,A4=-2.86920E-04,A6=3.45980E-06,A8=-3.38290E-07,A10=8.67190E-09
[全体諸元]
ズーム比 3.77059
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 5.10000 〜 10.94402 〜 19.23002
FNo 3.67776 〜 4.10468 〜 5.06328
ω 40.12961 〜 19.98522 〜 11.70758
Y 4.05000 〜 4.05000 〜 4.05000
TL 55.39792 〜 55.39792 〜 55.39792
Bf 0.60006 〜 0.60006 〜 0.60006
[ズーミングデータ]
可変間隔 広角端 中間焦点距離 望遠端
d6 0.60000 6.38859 8.93805
d11 8.93807 3.14948 0.60000
d17 7.02077 3.82237 1.00000
d20 2.65276 4.92779 5.37140
d23 2.75469 3.67804 6.05680
[ズームレンズ群データ]
群番号 群初面 群焦点距離
G1 1 17.19755
G2 7 -6.63362
G3 13 15.87834
G4 18 11.59948
G5 21 -25.27814
[条件式]
条件式(1) fG1/(fW×fT)(1/2)=1.7366
条件式(2) fG3/fG4=1.3689
表3に示す諸元の表から、本実施例に係るズームレンズZLでは、上記条件式(1)及び(2)を全て満たすことが分かる。
図8は、第3実施例の諸収差図であり、(a)は広角端状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(c)は望遠端状態における無限遠合焦状態での諸収差図である。
各収差図から明らかなように、第3実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。その結果、第3実施例のズームレンズZLを搭載することにより、デジタルスチルカメラCAM(光学機器。図1参照)においても、優れた光学性能を確保することができる。
(第4実施例)
第4実施例について、図9、図10及び表4を用いて説明する。図9は、第4実施例に係るズームレンズZLの構成を示すとともに、広角端状態(W)から中間焦点距離状態(M)を経て望遠端状態(T)までの焦点距離状態の変化、すなわちズーミングの際の各レンズ群の移動の様子を示している。
本実施例に係るズームレンズZLにおいて、第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、光路を90度折り曲げるための直角プリズム(光路折り曲げ光学素子)Pと、両凸形状の正レンズL12とから構成されている。第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と、両凹形状の負レンズL22と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23との接合レンズとから構成されている。第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と両凹形状の負レンズL33との接合レンズから構成されている。第4レンズ群G4は、両凸形状の正レンズL41と像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズから構成されている。第5レンズ群G5は、両凸形状の正レンズL51と両凹形状の負レンズL52との接合レンズから構成されている。
なお、本実施例に係るズームレンズZLでは、図2では直角プリズム(光路折り曲げ光学素子)Pにより光路を90度偏光しているが、図9で示すレンズ構成図にはこれを展開して示している。
表4に第4実施例における各諸元の表を示す。なお、表4における面番号1〜27は、図9に示す面1〜27に対応している。また、第4実施例において、第5面、第6面、第8面、第13面及び第18面の各レンズ面は、いずれも非球面形状に形成されている。
また、表中において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔をd6とし、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔をd11とし、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との軸上空気間隔をd17とし、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との軸上空気間隔をd20とし、第5レンズ群G5とローパスフィルタLPSとの軸上空気間隔をd23とする。これらの軸上空気間隔、すなわちd6、d11、d17、d20及びd23はズーミングに際して変化する。また、表中において、上記の条件式(1)及び(2)に対応する値も示している。
(表4)
[レンズ諸元]
m r d nd νd
1 20.0815 0.8000 1.922860 20.88
2 8.6070 3.1000
3 ∞ 8.8000 1.846663 23.78
4 ∞ 0.2000
5* 17.5186 2.9127 1.693500 53.20
6* -17.0259 d6
7 -25.0758 0.5000 1.851348 40.10
8 7.6129 0.8682
9 -45.0590 0.5000 1.755000 52.32
10 7.6315 1.2939 1.922860 20.88
11 93.0936 d11
12 ∞ 0.7000 (開口絞りS)
13* 8.1247 1.3227 1.743300 49.32
14 -58.0582 0.4304
15 7.4541 1.5203 1.497820 82.56
16 -24.3167 0.5000 1.883000 40.81
17 7.0271 d17
18* 13.6932 3.0000 1.693500 53.20
19 -6.4316 0.8000 1.846663 23.78
20 -13.2158 d20
21 22.7931 3.0000 1.497820 82.56
22 -7.6879 0.8000 1.834000 37.35
23 49.0304 d23
24 ∞ 0.6500 1.544370 70.51
25 ∞ 1.0000
26 ∞ 0.5000 1.516798 64.19
27 ∞ Bf
[非球面データ]
第5面
K=-1.4515,A4=-6.09810E-06,A6=2.64910E-08,A8=1.58740E-09,A10=-3.14790E-10
第6面
K=1.0000,A4=-1.09620E-05,A6=5.66980E-07,A8=-1.89040E-08,A10=0.00000E-00
第8面
K=-4.8573,A4=1.32390E-03,A6=-5.14330E-05,A8=1.49140E-06,A10=0.00000E-00
第13面
K=-0.0844,A4=8.50870E-05,A6=-1.80840E-06,A8=1.32780E-07,A10=0.00000E-00
第18面
K=0.2532,A4=-1.68380E-04,A6=5.07310E-06,A8=-2.82520E-07,A10=6.17250E-09
[全体諸元]
ズーム比 3.77057
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 5.10000 〜 10.99991 〜 19.22992
FNo 3.69295 〜 4.06591 〜 5.03525
ω 40.12682 〜 20.00748 〜 11.72370
Y 4.05000 〜 4.05000 〜 4.05000
TL 55.83455 〜 55.83455 〜 55.83455
Bf 0.60006 〜 0.60006 〜 0.60006
[ズーミングデータ]
可変間隔 広角端 中間焦点距離 望遠端
d6 0.60000 6.46434 8.95884
d11 8.95885 3.09452 0.60000
d17 7.31675 3.95844 1.00000
d20 2.39504 4.94009 5.40532
d23 2.76567 3.57890 6.07213
[ズームレンズ群データ]
群番号 群初面 群焦点距離
G1 1 17.23225
G2 7 -6.55828
G3 13 15.24569
G4 18 11.56329
G5 21 -27.48089
[条件式]
条件式(1) fG1/(fW×fT)(1/2)=1.7401
条件式(2) fG3/fG4=1.3185
表4に示す諸元の表から、本実施例に係るズームレンズZLでは、上記条件式(1)及び(2)を全て満たすことが分かる。
図10は、第4実施例の諸収差図であり、(a)は広角端状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(c)は望遠端状態における無限遠合焦状態での諸収差図である。
各収差図から明らかなように、第4実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。その結果、第4実施例のズームレンズZLを搭載することにより、デジタルスチルカメラCAM(光学機器。図1参照)においても、優れた光学性能を確保することができる。
なお、上述の実施形態において、以下に記載の内容は、光学性能を損なわない範囲で適宜採用可能である。
各実施例では、ズームレンズとして5群構成を示したが、6群、7群等の他の群構成にも適用可能である。具体的には、最も像側に正のレンズ群を追加した構成が挙げられる。
本実施形態のズームレンズZLにおいて、単独または複数のレンズ群、または部分レンズ群を光軸方向に移動させて、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う合焦レンズ群としてもよい。この合焦レンズ群は、オートフォーカスにも適用でき、オートフォーカス用の(超音波モーター等による)モーター駆動にも適している。特に第4レンズ群G4を合焦レンズ群とするのが好ましいが、第2レンズ群または第5レンズ群でもよい。
本実施形態のズームレンズZLにおいて、レンズ群または部分レンズ群を光軸に垂直な方向に振動させて、手ブレによって生じる像ブレを補正する防振レンズ群としてもよい。特に、第3レンズ群G3の全体または一部を防振レンズ群とするのが好ましい。
本実施形態のズームレンズZLにおいて、各レンズ面を非球面としても構わない。また、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも構わない。なお、非球面は各レンズ群に配置されることが好ましい。
本実施形態のズームレンズZLにおいて、開口絞りは第3レンズ群G3の近傍に配置されるのが好ましいが、開口絞りとしての部材を設けずに、レンズ枠でその役割を代用してもよい。
本実施形態のズームレンズZLにおいて、各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減して高コントラストの高い光学性能を達成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。
本実施形態のズームレンズZLは、35mmフィルムサイズ換算での焦点距離が広角端状態で33mm(より好ましくは30mm)より小さく、望遠端状態で100〜120mm程度であり、変倍比が3.5〜4.0程度である。なお、本実施形態のズームレンズZLは、広角端状態での焦点距離が6.0より小さく、さらには5.8より小さいので、広角端状態での焦点距離を短くすることができ、好ましい。
なお、本発明を分かりやすくするために、実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
(a)はデジタルスチルカメラの正面図であり、(b)はデジタルスチルカメラの背面図である。 図1(a)中のII−IIに沿った断面図である。 第1実施例に係るズームレンズの構成を示す断面図であり、(W)は広角端状態における無限遠合焦状態を、(M)は中間焦点距離状態における無限遠合焦状態を、(T)は望遠端状態における無限遠合焦状態をそれぞれ示す。 第1実施例に係るズームレンズの諸収差図であり、(a)は広角端状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(c)は望遠端状態における無限遠合焦状態での諸収差図である。 第2実施例に係るズームレンズの構成を示す断面図であり、(W)は広角端状態における無限遠合焦状態を、(M)は中間焦点距離状態における無限遠合焦状態を、(T)は望遠端状態における無限遠合焦状態をそれぞれ示す。 第2実施例に係るズームレンズの諸収差図であり、(a)は広角端状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(c)は望遠端状態における無限遠合焦状態での諸収差図である。 第3実施例に係るズームレンズの構成を示す断面図であり、(W)は広角端状態における無限遠合焦状態を、(M)は中間焦点距離状態における無限遠合焦状態を、(T)は望遠端状態における無限遠合焦状態をそれぞれ示す。 第3実施例に係るズームレンズの諸収差図であり、(a)は広角端状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(c)は望遠端状態における無限遠合焦状態での諸収差図である。 第4実施例に係るズームレンズの構成を示す断面図であり、(W)は広角端状態における無限遠合焦状態を、(M)は中間焦点距離状態における無限遠合焦状態を、(T)は望遠端状態における無限遠合焦状態をそれぞれ示す。 第4実施例に係るズームレンズの諸収差図であり、(a)は広角端状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における無限遠合焦状態での諸収差図であり、(c)は望遠端状態における無限遠合焦状態での諸収差図である。
符号の説明
CAM デジタルスチルカメラ(光学機器)
ZL ズームレンズ
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
LPS ローパスフィルタ
P 直角プリズム(光路折り曲げ光学素子)
S 開口絞り
I 像面

Claims (10)

  1. 光路を折り曲げる光学素子を有するズームレンズにおいて、
    光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、負の屈折力を有する第5レンズ群とを有し、
    前記第5レンズ群は複数のレンズを有し、
    前記第1レンズ群の焦点距離をfG1とし、レンズ全系の広角端の焦点距離をfWとし、レンズ全系の望遠端の焦点距離をfTとしたとき、次式
    1.7<fG1/(fW×fT)(1/2)<3.0
    の条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第5レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する正レンズと負の屈折力を有する負レンズとからなり、前記正レンズと前記負レンズとは接合されていることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 開口絞りは、前記第3レンズ群に含まれており、広角端から望遠端へのズーミングに際して固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有するレンズと、前記光路を折り曲げる光学素子と、正の屈折力を有するレンズとを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有するレンズと、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとの接合レンズとを含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第4レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとの接合レンズのみで構成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第3レンズ群の焦点距離をfG3とし、前記第4レンズ群の焦点距離をfG4としたとき、次式
    1.0<fG3/fG4<3.0
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のズームレンズを搭載することを特徴とする光学機器。
  9. 光路を折り曲げる光学素子を有するズームレンズの変倍方法において、
    光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有するレンズ群と、負の屈折力を有するレンズ群と、正の屈折力を有するレンズ群と、正の屈折力を有するレンズ群と、負の屈折力を有するレンズ群とを配置し、
    前記最も像側に配置された負の屈折力を有するレンズ群は複数のレンズを有し、
    前記最も物体側に配置された正の屈折力を有するレンズ群の焦点距離をfG1とし、レンズ全系の広角端の焦点距離をfWとし、レンズ全系の望遠端の焦点距離をfTとしたとき、次式
    1.7<fG1/(fW×fT)(1/2)<3.0
    の条件を満足することを特徴とするズームレンズの変倍方法。
  10. 開口絞りは、前記レンズ群のいずれかに含まれており、広角端から望遠端へのズーミングに際して固定されていることを特徴とする請求項9に記載のズームレンズの変倍方法。
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