JPWO2017188126A1 - 無アルカリガラス - Google Patents

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Abstract

高い比弾性率を有しながら、適度な歪点、低い密度、低すぎない熱膨張係数、および良好な清澄性と溶解性とを有する無アルカリガラスを提供する。酸化物基準のモル%表示で、SiO2:62〜70%、Al2O3:11〜14%、B2O3:3〜6%、MgO:7〜10%、CaO:3〜9%、SrO:1〜5%、BaO:0〜1%を含有し、[SiO2]+0.7[Al2O3]+1.2[B2O3]+0.5[MgO]+0.4[CaO]−0.25[SrO]−0.88[BaO]が85以上であり、[SiO2]+0.45[Al2O3]+0.21[B2O3]−0.042[MgO]+0.042[CaO]+0.15[SrO]+0.38[BaO]が72〜75であり、0.4[SiO2]+0.4[Al2O3]+0.25[B2O3]−0.7[MgO]−0.88[CaO]−1.4[SrO]−1.7[BaO]が19以下であり、比弾性率が32MN・m/kg以上、歪点が690〜710℃、密度が2.54g/cm3以下、50〜350℃での平均熱膨張係数が35×10−7/℃以上、ガラス粘度が102dPa・sとなる温度T2が1610〜1680℃である無アルカリガラス。

Description

本発明は、各種ディスプレイ用やフォトマスク用などの基板ガラス等として好適な無アルカリガラスに関する。
従来、各種ディスプレイ用やフォトマスク用のガラス板(ガラス基板)、特に表面に金属または酸化物等の薄膜を形成するガラス板に用いるガラスでは、以下の(1)〜(4)などの特性が要求されている。
(1)ガラスがアルカリ金属酸化物を含有している場合、アルカリ金属イオンが上記薄膜中に拡散して薄膜の膜特性を劣化させるため、ガラスが実質的にアルカリ金属イオンを含まないこと。
(2)薄膜形成工程でガラス板が高温にさらされる際に、ガラス板の変形およびガラスの構造安定化に伴う収縮(熱収縮)を最小限に抑えうるように歪点が高いこと。
(3)半導体形成に用いる各種薬品に対して充分な化学耐久性を有すること。特にSiOやSiNのエッチングのためのバッファードフッ酸(BHF:フッ酸とフッ化アンモニウムの混合液)、ITOのエッチングに用いる塩酸を含有する薬液、金属電極のエッチングに用いる各種の酸(硝酸、硫酸等)、および、レジスト剥離液のアルカリ等に対して耐久性のあること。
(4)内部および表面に欠点(泡、脈理、インクルージョン、ピット、キズ等)がないこと。
上記の要求に加えて、近年、更に、以下の(5)〜(9)の要求もなされている。
(5)ディスプレイの軽量化が要求され、ガラス自身も比重の小さいガラスが望まれる。
(6)ディスプレイの軽量化が要求され、ガラス板の薄板化が望まれる。
(7)これまでのアモルファスシリコン(a−Si)タイプの液晶ディスプレイに加え、熱処理温度の高い多結晶シリコン(p−Si)タイプの液晶ディスプレイが作製されるようになってきた(a−Siの耐熱性:約350℃、p−Siの耐熱性:350〜550℃)ため、耐熱性が望まれる。
(8)液晶ディスプレイの作製の際の熱処理の昇降温速度を速くして生産性を上げたり、耐熱衝撃性を上げたりするために、ガラスの平均熱膨張係数の小さいガラスが求められる。一方で、ガラスの平均熱膨張係数が小さすぎる場合、液晶ディスプレイ作製の際のゲート金属膜やゲート絶縁膜などの各種成膜工程が多くなると、ガラスの反りが大きくなってしまい、液晶ディスプレイの搬送時に割れや傷が生じるなどの不具合が起き、露光パターンのずれが大きくなってしまうなどの問題がある。
(9)また、近年、ガラス基板の大板化・薄板化に伴い、比弾性率(ヤング率/密度)が高いガラスが求められている。
上記のような要求を満たすために、これまで、例えば、液晶ディスプレイパネル用ガラスでは、様々なガラス組成が提案されている(特許文献1〜4参照)。
日本国特開2001−172041号公報 日本国特開平5−232458号公報 日本国特開2012−41217号公報 国際公開第2013/183626号
例えば、厚さ1mm以下の薄いガラス板、特に大型のサイズのものでは、自重によるたわみや、各種成膜に伴う反りが大きくなり、問題となる。たわみや反りは比弾性率(ヤング率/密度)を高くすることで抑制され得る。しかし、従来の比弾性率が高い無アルカリガラスは、歪点が高すぎる、密度が高い、清澄性が悪い、溶解性が悪い、熱膨張係数が低すぎる等といった問題があった。
本発明は、上記の問題を解決する無アルカリガラス、すなわち、高い比弾性率を有しながら、適度な歪点、低い密度、低すぎない熱膨張係数、および良好な清澄性と溶解性とを有する無アルカリガラスを提供することを目的とする。
本発明には、下記の各態様が含まれる。
[1]酸化物基準のモル%表示で、
SiO:62〜70%、Al:11〜14%、 B :3〜6%、MgO:7〜10%、 CaO:3〜9%、 SrO:1〜5%、BaO:0〜1%を含有し、
[SiO]+0.7[Al]+1.2[B]+0.5[MgO]+0.4[CaO]−0.25[SrO]−0.88[BaO]が85以上であり、
[SiO]+0.45[Al]+0.21[B]−0.042[MgO]+0.042[CaO]+0.15[SrO]+0.38[BaO]が72以上かつ75以下であり、
0.4[SiO]+0.4[Al]+0.25[B]−0.7[MgO]−0.88[CaO]−1.4[SrO]−1.7[BaO]が19以下であり、
比弾性率が32MN・m/kg以上であり、歪点が690〜710℃であり、密度が2.54g/cm以下であり、50〜350℃での平均熱膨張係数が35×10−7/℃以上であり、かつ、ガラス粘度が10dPa・sとなる温度Tが1610〜1680℃であることを特徴とする無アルカリガラス。
[2][MgO]≧[CaO]≧[SrO]≧[BaO]である、[1]に記載の無アルカリガラス。
[3][MgO]>[CaO]>[SrO]>[BaO]である、[1]1または[2]2に記載の無アルカリガラス。
[4]MgO+CaO+SrO+BaOが15〜21%である、[1]〜[3]のいずれかに記載の無アルカリガラス。
[5]MgO/(MgO+CaO+SrO+BaO)が0.35〜0.70である、[1]〜[4]のいずれかに記載の無アルカリガラス。
[6]ガラス粘度が10dPa・sとなる温度Tが1320℃以下である、[1]〜[5]のいずれかに記載の無アルカリガラス。
[7]失透粘度が103.6dPa・s以上である、[1]〜[6]のいずれかに記載の無アルカリガラス。
[8]ヤング率が81GPa以上である、[1]〜[7]のいずれかに記載の無アルカリガラス。
[9](T−歪点)が920〜1000℃である、[1]〜[8]のいずれかに記載の無アルカリガラス。
[10]ガラス転位点が730〜770℃である、[1]〜[9]のいずれかに記載の無アルカリガラス。
[11]厚みが0.1〜2.0mmであるガラス板である、[1]〜[10]のいずれかに記載の無アルカリガラス。
[12]フロート法又はフージョン法で製造される、[1]〜[11]のいずれかに記載の無アルカリガラス。
本発明の無アルカリガラスは、低比重で、薄くてもたわみにくい上に、製造効率がよく、ディスプレイ、フォトマスク等における基板ガラスとして使用に適した特性を有している。
以下、本発明の無アルカリガラスを説明する。
以下において、ガラスの各成分の組成範囲は、酸化物基準のモル%で表示する。
SiOの含有量が62モル%(以下、単に、%という)未満では、歪点が充分に上がらず、かつ、平均熱膨張係数が増大し、比重が上昇する傾向がある。そのため、SiOの含有量は62%以上であり、好ましくは63%以上、より好ましくは64%以上、特に好ましくは65%以上、最も好ましくは65.5%以上である。
SiOの含有量が70%超では、ガラスの溶解性が低下し、ヤング率が低下し、失透温度が上昇する傾向がある。そのため、SiOの含有量は70%以下であり、好ましくは69%以下、より好ましくは68%以下、さらに好ましくは67%以下、特に好ましくは66.7%以下、最も好ましくは66.5%以下である。
Alは、ヤング率を上げてたわみを抑制し、かつガラスの分相性を抑制し、平均熱膨張係数を下げ、歪点を上げ、破壊靱性値を向上させてガラス強度を上げる。Alの含有量が11%未満では、これらの効果があらわれにくく、また、平均熱膨張係数を増大させる他成分が相対的に増加することになるため、結果的に平均熱膨張係数が大きくなる傾向がある。そのため、Alの含有量は11%以上であり、好ましくは11.5%以上、より好ましくは12%以上である。
Alの含有量が14%超ではガラスの溶解性が悪くなる、また、失透温度を上昇させるおそれがある。そのため、Alの含有量は14%以下であり、好ましくは13.5%以下、より好ましくは13%以下である。
は、耐BHF性を改善し、かつガラスの溶解反応性をよくし、失透温度を低下させる。Bの含有量が3%未満ではこの効果が現れにくく、耐BHF性が悪くなる傾向があり、また、歪点が過度に高くなり得る。そのため、Bの含有量は3%以上であり、好ましくは3.5%以上、より好ましくは4%以上である。
の含有量が6%超ではフッ酸エッチング処理(以下、「薄板化処理」ともいう)後のガラス板の表面粗さが大きくなって薄板化処理後の強度が低くなる傾向があり、さらに歪点も低下する傾向がある。したがってBの含有量は6%以下であり、5.5%以下が好ましく、5.2%以下がより好ましく、5%以下がさらに好ましい。
MgOは、比重を上げずにヤング率を上げるため、比弾性率を高くすることでたわみの問題を軽減でき、破壊靱性値を向上させてガラス強度を上げる。また、MgOは溶解性も向上させる。MgOの含有量が7%未満では、これらの効果が現れにくく、また、熱膨張係数が低くなりすぎるおそれがある。そのため、MgOの含有量は7%以上であり、好ましくは7.3%以上、より好ましくは7.5%以上である。
しかし、MgO含有量が多すぎると、失透温度が上昇しやすくなる。そのため、MgOの含有量は10%以下であり、9%以下が好ましく、8.8%以下がより好ましい。
CaOは、アルカリ土類金属中ではMgOに次いで比弾性率を高くし、かつ歪点を過大には低下させないという特徴を有し、MgOと同様に溶解性も向上させる。さらに、MgOと比べて失透温度を高くしにくいという特徴も有する。CaOの含有量が3%未満では、これらの効果が現れにくくなる。そのため、CaOの含有量は3%以上であり、好ましくは4%以上、より好ましくは4.5%以上である。
CaOの含有量が9%超では平均熱膨張係数が高くなりすぎ、また失透温度が高くなってガラスの製造時に失透が問題となりやすくなる。そのため、CaOの含有量は9%以下であり、好ましくは8%以下、より好ましくは7.5%以下である。
SrOは、ガラスの失透温度を上昇させず、溶解性を向上させるが、SrOの含有量が1%未満ではこれらの効果が現れにくくなる。そのため、SrOの含有量は1%以上であり、好ましくは1.2%以上であり、より好ましくは1.5%以上であり、さらに好ましくは2%以上である。
SrOは上記効果がBaOよりも低く、SrOを多くしすぎるとむしろ比重を大きくする効果が勝り、平均熱膨張係数も高くなりすぎ得る。そのため、SrOの含有量は5%以下であり、好ましくは4.5%以下であり、より好ましくは4.2%以下であり、さらに好ましくは4%以下である。
BaOは必須成分ではないが、ガラスの失透温度を上昇させず、溶解性を向上させるため含有させることができる。しかし、BaOを多く含有すると比重が大きくなり、ヤング率が下がり、平均熱膨張係数が大きくなりすぎる傾向がある。そのため、BaOの含有量は1%以下であり、好ましくは0.5%以下である。より好ましくは、本発明の無アルカリガラスはBaOを実質的に含有しない。
なお、本明細書において「実質的に含有しない」とは、原料等から混入する不可避的不純物以外には含有しないこと、すなわち、意図的に含有させないことを意味する。本発明において、BaOを実質的に含有しないとは、例えば0.3%以下であり、好ましくは0.2%以下である。
アルカリ土類金属酸化物においては、陽イオン半径の小さいものほど比重を上げずにヤング率を上げる、即ち、比弾性率を高くする効果が大きい。そのため、本発明の無アルカリガラスは、[MgO]≧[CaO]≧[SrO]≧[BaO]が好ましい。より好ましくは[MgO≧[CaO]>[SrO]≧[BaO]であり、さらに好ましくは[MgO]≧[CaO]>[SrO]>[BaO]であり、特に好ましくは[MgO]>[CaO]>[SrO]>[BaO]である。ここで、角括弧で囲まれた成分の表示は、無アルカリガラス中のその成分の含有量(モル%)を表す(本明細書中の他の箇所の記載においても同じである。)。
アルカリ土類金属酸化物の合計量、即ち、MgO+CaO+SrO+BaO(以下、「RO」ともいう)が少ないと、ガラス粘度が10dPa・sとなる温度Tが高くなり、フロート成形に用いられるフロートバスの筐体構造物やヒーターの寿命を極端に短くする恐れがある。そのため、ROは15%以上が好ましく、15.5%以上がより好ましく、16%以上がさらに好ましい。
ROが多すぎると、平均熱膨張係数を小さくできないおそれがある。そのため、ROは21%以下が好ましく、19%以下がより好ましく、18.5%以下がさらに好ましく、18%以下が特に好ましい。
また、MgO/ROは0.35以上が好ましく、0.37以上がより好ましく、0.4以上がさらに好ましい。ROおよびMgO/ROが上記の条件を満たすことにより、失透温度を上昇させることなく、分相を抑制し、かつ、ヤング率および比弾性率を上昇させ、さらにガラスの粘度が10dPa・sとなる温度Tを下げることができる。また、ガラス粘度が10dPa・sとなる温度Tと歪点との差、すなわち(T−歪点)を小さくすることができる。
MgO/ROは0.70以下が好ましく、0.65以下がより好ましく、0.60以下がさらに好ましい。MgO/ROが0.70以下であれば、(T−歪点)を大きくすることができる。
本発明の無アルカリガラスは、NaO、KO等のアルカリ金属酸化物を実質的に含有しない。本発明において、アルカリ金属酸化物を実質的に含有しないとは、例えば、0.1%以下であり、好ましくは0.08%以下、さらに好ましくは0.05%以下、最も好ましくは0.03%以下である。
無アルカリガラス板をディスプレイ製造に用いたときに、ガラス板表面に設ける金属または酸化物等の薄膜の特性劣化を生じさせないために、本発明の無アルカリガラスはPを実質的に含有しないことが好ましい。本発明において、Pを実質的に含有しないとは、例えば0.1%以下である。さらに、ガラスのリサイクルを容易にするため、本発明の無アルカリガラスはPbO、As、Sbを実質的に含有しないことが好ましい。本発明において、PbO、As、Sbを実質的に含有しないとは、PbO、As、Sbの含有量がそれぞれ、例えば0.01%以下であり、好ましくは0.005%以下である。
ガラスの溶解性、清澄性、成形性等を改善するため、本発明の無アルカリガラスには、ZrO、ZnO、Fe、SO、F、Cl、およびSnOのうちの1種以上を総量で2%以下、好ましくは1%以下、より好ましくは0.5%以下で含有してもよい。
本発明の無アルカリガラスは、下記式(I)で表される値が85以上である。
[SiO]+0.7[Al]+1.2[B]+0.5[MgO]+0.4[CaO]−0.25[SrO]−0.88[BaO] …(I)
式(I)で表される値は無アルカリガラスの密度(ρ)の指標であり、この値が85%未満であると密度が高くなる。式(I)で表される値は85.4以上がより好ましく、85.8以上がさらに好ましく、86以上が特に好ましい。式(I)で表される値は、特に限定されないが、90以下が好ましく、88以下であるのがより好ましい。
本発明の無アルカリガラスは、下記式(II)で表される値が72以上、75以下である。
[SiO]+0.45[Al]+0.21[B]−0.042[MgO]+0.042[CaO]+0.15[SrO]+0.38[BaO] …(II)
式(II)で表される値は無アルカリガラスの溶解温度の指標であり、この値が72未満であると、ガラス粘度が10dPa・sとなる温度Tが低くなる。式(II)で表されるこの値は好ましくは72.5以上であり、より好ましくは73以上である。式(II)で表されるこの値が75超であるとTが高くなり得る。この値は好ましくは74以下であり、より好ましくは73.5以下である。
本発明の無アルカリガラスは、下記式(III)で表される値が19以下である。
0.4[SiO]+0.4[Al]+0.25[B]−0.7[MgO]−0.88[CaO]−1.4[SrO]−1.7[BaO] …(III)
式(III)で表される値は無アルカリガラスの熱膨張係数αの指標であり、この値が19超であると、平均熱膨張係数が低くなりすぎてしまう。式(III)で表される値は18.9以下が好ましく、18.7以下がより好ましい。式(III)で表される値は、特に限定されないが、15.8以上が好ましく、16.5以上であるのがより好ましい。
なお、上記式(I)〜(III)で表される値は、その単位はパーセント(%)であるが、単位を省略して示す。
本発明の無アルカリガラスは、たわみや反りを抑えるために、比弾性率(ヤング率(GPa)/密度(g/cm))が32MN・m/kg以上である。比弾性率は33MN・m/kg以上が好ましく、33.5MN・m/kg以上がより好ましい。一方、比弾性率は、通常は36MN・m/kg以下である。
本発明の無アルカリガラスは、歪点が690〜710℃である。歪点が690℃未満であると、ディスプレイの薄膜形成工程でガラス板が高温にさらされる際に、ガラス板の変形およびガラスの構造安定化に伴う収縮(熱収縮)が起こりやすくなる。歪点は好ましくは695℃以上である。一方、歪点が高すぎると、それに応じて成形装置の温度を高くする必要があり、成形装置の寿命が低下する傾向がある。該歪点は好ましくは705℃以下であり、より好ましくは700℃以下である。
本発明の無アルカリガラスは、製品の軽量化を実現し、比弾性率を高めるために、密度が2.54g/cm以下である。密度は2.53g/cm以下が好ましく、2.52g/cm以下がより好ましい。一方、該密度は、通常は2.40g/cm以上である。
本発明の無アルカリガラスは、50〜350℃での平均熱膨張係数が35×10−7/℃以上である。例えば、フラットパネルディスプレイのTFT側基板の製造においては、無アルカリガラス上に銅などのゲート金属膜、窒化ケイ素などのゲート絶縁膜が順に積層されることがあるが、該平均熱膨張係数が35×10−7/℃未満では、ゲート絶縁膜とガラスとの間の膨張率差が小さくなりすぎる。そのため、ゲート金属膜の成膜によって生じるガラスの反りが、ゲート絶縁膜によってキャンセルされる効果が小さくなってしまう。その結果、基板の反りが大きくなり、搬送上の不具合が生じたり、露光時のパターンずれが大きくなってしまうなどの問題が生じる。
平均熱膨張係数は35.2×10−7/℃以上が好ましく、35.5×10−7/℃以上がより好ましい。平均熱膨張係数の上限は特に限定されないが、ディスプレイ等の製品製造における生産性や耐熱衝撃性の観点から43×10−7/℃以下が好ましく、40×10−7/℃以下がより好ましく、38.5×10−7/℃以下がさらに好ましい。
本発明の無アルカリガラスは、ガラス粘度が10dPa・sとなる温度Tが1610〜1680℃である。Tが1610℃未満であると、ガラスの清澄性が悪くなるだけでなく、低粘度となった溶融液による後述する溶解炉の浸食や、成形装置のヒーターの負担が増加し得る。Tは好ましくは1620℃以上であり、より好ましくは1630℃以上である。一方、Tが1680℃超であると、ガラスの溶解性が悪く、高温を要するため製造装置への負担が高まる。Tは好ましくは1670℃以下であり、より好ましくは1660℃以下である。
また、本発明の無アルカリガラスは、好ましくは、ガラス粘度が10dPa・sとなる温度Tが1320℃以下であり、より好ましくは1300℃以下、さらに好ましくは1297℃以下、特に好ましくは1295℃以下である。Tが上記範囲内であるガラスはフロート法による成形に好適である。
また、本発明の無アルカリガラスの、失透温度における粘度(失透粘度)は、103.6ポアズ(dPa・s)以上が好ましい。これにより、フュージョン法またはフロート法による成形の際に失透しにくくなる。失透粘度はより好ましくは103.8ポアズ以上、さらに好ましくは103.85ポアズ以上、特に好ましくは103.9ポアズ以上である。
本発明における失透温度は、下記のように求めることができる。すなわち、白金製の皿に粉砕されたガラス粒子を入れ、一定温度に制御された電気炉中で17時間熱処理を行い、熱処理後に光学顕微鏡を用いて、ガラスの表面および内部に結晶が析出する最高温度と結晶が析出しない最低温度とを観察し、その平均値を失透温度とする。失透温度における粘度は、前記失透温度におけるガラスの粘度を測定することで得られる。失透温度が上昇すると、失透温度における粘度が低くなり、溶融ガラスの温度が成形温度より高い状態において失透が起こりやすくなる。失透温度は、1330℃以下が好ましく、1320℃以下がより好ましく、1310℃以下がさらに好ましい。
また、本発明の無アルカリガラスのガラス転移点は730〜770℃が好ましい。ガラス転移点が730℃未満であると、ディスプレイの薄膜形成工程でガラス板が高温にさらされる際に、ガラス板の変形およびガラスの構造安定化に伴う収縮(熱収縮)が起こりやすくなる。ガラス転移点は好ましくは740℃以上であり、より好ましくは745℃以上である。一方、ガラス転移点が高すぎると、それに応じて成形装置の温度を高くする必要があり、成形装置の寿命が低下する傾向がある。ガラス転移点は好ましくは760℃以下であり、より好ましくは755℃以下である。
また、本発明の無アルカリガラスのヤング率は81GPa以上が好ましい。高いヤング率は比弾性率を高め、ガラスの破壊靭性を向上させるため、ガラス板の大型化や薄板化が求められる各種ディスプレイ用基板ガラスやフォトマスク用基板ガラスに好適である。ヤング率はより好ましくは82GPa以上、さらに好ましくは83GPa以上、さらに好ましくは83.5GPa以上、特に好ましくは84GPa以上、最も好ましくは84.5GPa以上である。ヤング率は超音波法により測定できる。一方、ヤング率は、通常は88GPa以下である。
また、本発明の無アルカリガラスのガラス粘度が10dPa・sとなる温度Tと歪点との差、すなわち(T−歪点)は、920〜1000℃が好ましい。(T−歪点)が920℃未満であると、ガラスの成形において、温度勾配が大きくなるために板厚を均一にしにくい。(T−歪点)は930℃以上がより好ましく、935℃以上がさらに好ましい。一方、(T−歪点)が1000℃超であると、ガラスが溶解炉から成形装置へ持ち込む顕熱が少なく、成形装置のヒーター負荷が増大し、成形装置への負担が高まる。(T−歪点)は980℃以下がより好ましく、970℃以下がさらに好ましい。
本発明の無アルカリガラスの板厚は特に限定されないが、1.0mm以下のガラス板に成形することが好ましい。板厚を薄くすることでディスプレイの軽量化が達成しやすくなる。成形により得られるガラス板の板厚は、より好ましくは0.7mm以下、さらに好ましくは0.5mm以下、よりさらに好ましくは0.4mm以下、特に好ましくは0.35mm以下、最も好ましくは0.25mm以下である。板厚を0.1mm以下、あるいは0.05mm以下とすることもできる。ただし、自重たわみを防ぐ観点からは、板厚は0.1mm以上が好ましく、0.2mm以上がより好ましい。
本発明の無アルカリガラスの製造は、例えば、以下の手順で実施できる。
上記各成分の原料をガラス組成中で目標含有量となるように調合し、これを溶解炉に投入し、1500〜1800℃に加熱して溶解して溶融ガラスを得る。得られた溶融ガラスを成形装置にて、所定の板厚のガラスリボンに成形し、このガラスリボンを徐冷後、切断することによって、無アルカリガラスを得ることができる。
本発明においては、溶融ガラスをフロート法またはフュージョン法等にてガラス板に成形することが好ましい。フュージョン法を用いることにより、ガラス転移点付近の平均冷却速度が速くなり、得られたガラス板をフッ酸(HF)エッチング処理によりさらに薄膜化する際に、フッ酸(HF)エッチング処理した側の面におけるガラス板の表面粗さが小さくなりやすく、ガラス板の強度が向上しやすくなる。一方、大型の板ガラス(例えば一辺が2m以上)を安定して生産するという観点からは、フロート法を用いることが好ましい。
以下、実施例について説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。以下において、例1〜20、25〜36は実施例であり、例21〜24は比較例である。
ガラス組成が表1〜3に示す目標組成(単位:モル%)になるように、各成分の原料を調合し、白金坩堝を用いて1600℃で1時間溶解した。溶解後、溶融液をカーボン板上に流し出し、(ガラス転移点+30℃)の温度にて60分保持後、毎分1℃で室温(25℃)まで冷却して板状ガラスを得た。これを鏡面研磨し、ガラス板を得て、各種評価を行った。結果を表1〜3に示す。なお、表1〜表3において、括弧内に示す値は計算値である。
以下に各物性の測定方法を示す。
(平均熱膨張係数)
JIS R3102(1995年)に規定されている方法に従い、示差熱膨張計(TMA)を用いて測定した。測定温度範囲は50〜350℃で、単位を10−7/℃として表した。
(密度)
JIS Z 8807に規定されている方法に従い、泡を含まない約20gのガラス塊をアルキメデス法によって測定した。
(歪点)
JIS R3103−2(2001年)に規定されている方法に従い測定した。
(ガラス転移点Tg)
JIS R3103−3(2001年)に規定されている方法に従い、示差熱膨張計(TMA)を用いて測定した。
(ヤング率)
JIS Z 2280に規定されている方法に従い、厚さ0.5〜10mmのガラスについて、超音波パルス法により測定した。
(T
ASTM C 965−96に規定されている方法に従い、回転粘度計を用いて粘度を測定し、10d・Pa・sとなるときの温度T(℃)を測定した。
(T
ASTM C 965−96に規定されている方法に従い、回転粘度計を用いて粘度を測定し、10d・Pa・sとなるときの温度T(℃)を測定した。
(失透温度)
前述の方法により、失透温度を求めた。
Figure 2017188126
Figure 2017188126
Figure 2017188126
表1〜3に示されているように、例1〜20、25〜36のガラスは、本発明の全ての要件を満たしており、良好な比弾性率、歪点、密度、熱膨張係数、およびTを有している。
一方、例21のガラスは、Bが3%未満であるため、歪点が過度に高くなっている。また、例21のガラスは、式(I)で表される値が本発明で規定される範囲より低く、密度が高くなっている。例22のガラスは、式(II)で表される値が本発明で規定される範囲より低いため、Tが低くなっている。その結果、溶解温度が低下し、清澄性が悪化して、ガラスの泡品質が悪い。例22のガラスは歪点も低い。例23のガラスは、式(II)で表される値が本発明で規定される範囲より高いため、Tが高くなっている。その結果、溶解性が悪い。また、例23のガラスは式(III)で表される値が本発明で規定される範囲より高いため、結果として熱膨張係数が低くなりすぎている。例24のガラスも、式(III)で表される値が本発明で規定される範囲より高くなっており、MgOの含有量も少ないため、熱膨張係数が低くなりすぎている。
本発明の無アルカリガラスは、たわみが小さいためにガラス板としての利用に適しており、特にディスプレイやフォトマスク用等の基板用の高品質ガラスとして好適である。
なお、2016年4月27日に出願された日本特許出願2016−088988号の明細書、特許請求の範囲、図面、及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。

Claims (12)

  1. 酸化物基準のモル%表示で、
    SiO 62〜70%、
    Al 11〜14%、
    3〜6%、
    MgO 7〜10%、
    CaO 3〜9%、
    SrO 1〜5%、
    BaO 0〜1%、
    を含有し、
    [SiO]+0.7[Al]+1.2[B]+0.5[MgO]+0.4[CaO]−0.25[SrO]−0.88[BaO]が85以上であり、
    [SiO]+0.45[Al]+0.21[B]−0.042[MgO]+0.042[CaO]+0.15[SrO]+0.38[BaO]が72〜75であり、
    0.4[SiO]+0.4[Al]+0.25[B]−0.7[MgO]−0.88[CaO]−1.4[SrO]−1.7[BaO]が19以下であり、
    比弾性率が32MN・m/kg以上であり、歪点が690〜710℃であり、密度が2.54g/cm以下であり、50〜350℃での平均熱膨張係数が35×10−7/℃以上であり、かつ、ガラス粘度が10dPa・sとなる温度Tが1610〜1680℃であることを特徴とする無アルカリガラス。
  2. [MgO]≧[CaO]≧[SrO]≧[BaO]である請求項1に記載の無アルカリガラス。
  3. [MgO]>[CaO]>[SrO]>[BaO]である請求項1または2に記載の無アルカリガラス。
  4. MgO+CaO+SrO+BaOが15〜21%である請求項1〜3のいずれかに記載の無アルカリガラス。
  5. MgO/(MgO+CaO+SrO+BaO)が0.35〜0.70である請求項1〜4のいずれかに記載の無アルカリガラス。
  6. ガラス粘度が10dPa・sとなる温度Tが1320℃以下である、請求項1〜5のいずれかに記載の無アルカリガラス。
  7. 失透粘度が103.6dPa・s以上である、請求項1〜6のいずれかに記載の無アルカリガラス。
  8. ヤング率が81GPa以上である、請求項1〜7のいずれかに記載の無アルカリガラス。
  9. (T−歪点)が920〜1000℃である、請求項1〜8のいずれかに記載の無アルカリガラス。
  10. ガラス転位点が730〜770℃である請求項1〜9のいずれかに記載の無アルカリガラス。
  11. 厚みが0.1〜2.0mmであるガラス板である請求項1〜10のいずれかに記載の無アルカリガラス。
  12. フロート法又はフージョン法で製造される請求項1〜11のいずれかに記載の無アルカリガラス。
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