JPWO2017179568A1 - エステル化合物及びその用途 - Google Patents
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C69/00—Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
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Abstract
Description
[1]一般式[化1](1)
[2]一般式[化3](I)
[3][1]又は[2]においてR3が水素原子で示されるエステル化合物。
[4][1]又は[2]においてR3がメチル基で示されるエステル化合物。
[5][1]又は[2]においてR3がメトキシメチル基で示されるエステル化合物。
[6][1]においてR3がエチニル基で示されるエステル化合物。
[7][1]乃至[6]のいずれか1に記載のエステル化合物を有効成分として含有する有害生物防除剤。
[8][1]乃至[6]のいずれか1に記載のエステル化合物を有害生物又は有害生物の生息場所に施用する有害生物の防除方法。
本発明化合物(Cl含有エステル化合物)の製造法について説明する。
本発明化合物は、通常のエステル化合物を製造する方法であれば、特に限定されるものではないが、例えば以下に示す方法により製造することができる。
式[化5](3)
該反応は、通常、縮合剤又は塩基の存在下、溶媒中で行なわれる。
縮合剤としては、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライドが挙げられ、また、塩基としては、トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基が挙げられる。
溶媒としては、例えばトルエン及びヘキサン等の炭化水素、テトラヒドロフラン等のエ−テル、エチルアセテートなどのエステル、並びに、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、及びこれらの混合溶媒等が挙げられる。
縮合剤又は塩基は、式(3)で示されるアルコ−ル化合物1モルに対して、通常は0.25モルから過剰量まで任意の割合で使用することができ、好ましくは0.5モル〜2モルである。これらの縮合剤又は塩基は、式(4)で示されるカルボン酸化合物又はその反応性誘導体の種類により適宜選択される。
反応終了後の反応混合物は、これを濾過して濾液を濃縮する、又は、これを水に注加した後に有機溶媒抽出、濃縮する等の通常の後処理操作を施すことにより、本発明化合物を得ることができる。得られた本発明化合物はクロマトグラフィ−、蒸留等の操作によって精製することができる。
上記参考製造法1において式(3)で示されるアルコール化合物(式中、R3は水素原子、トリフルオロメチル基、メチル基、メトキシ基、メトキシメチル基、アリル基、エチニル基またはプロパルギル基を表す。)は、例えば下記合成経路[化8](5)→(3)にて製造することができる。
上記製造法2において式(5)で示されるエステル化合物(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表し、R3は水素原子、トリフルオロメチル基、メチル基、メトキシ基、メトキシメチル基、アリル基、エチニル基またはプロパルギル基を表す。)は、例えば下記合成経路[化9](6)→(5)にて製造することができる。
上記参考製造法3において式(6)で示されるエステル化合物(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表し、R3は水素原子、トリフルオロメチル基、メチル基、メトキシ基、メトキシメチル基、アリル基、エチニル基またはプロパルギル基を表す。)は、例えば下記合成経路[化10](7)→(6)にて製造することができる。
上記参考製造法4において式(7)で示されるエステル化合物(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表し、R3は水素原子、トリフルオロメチル基、メチル基、メトキシ基、メトキシメチル基、アリル基、エチニル基またはプロパルギル基を表す。)は、例えば下記合成経路[化11](8)→(7)にて製造することができる。
本発明化合物A1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物B1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物C1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物D1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物E1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物F1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物G1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物H1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物I1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物J1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジブロモ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物K1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−(2,2−ジブロモ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物L1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物M1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物N1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物O1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物P1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物Q1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物R1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物S1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物T1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物U1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(Z)−(2−シアノ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物V1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−[(Z)−(2−シアノ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物W1;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物A2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物B2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物C2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物D2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物E2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物F2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物G2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物H2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物I2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物J2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジブロモ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物K2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−(2,2−ジブロモ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物L2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物M2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物N2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物O2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物P2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物Q2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物R2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物S2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物T2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物U2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(Z)−(2−シアノ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物V2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−[(Z)−(2−シアノ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物W2;2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物A3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物B3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物C3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物D3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
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本発明化合物F3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
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本発明化合物P3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物Q3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物R3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物S3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物T3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物U3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(Z)−(2−シアノ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物V3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−[(Z)−(2−シアノ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物W3;2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物A4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物B4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物C4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物D4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物E4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物F4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物G4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
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本発明化合物J4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジブロモ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物K4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−(2,2−ジブロモ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物L4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物M4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物N4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物O4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物P4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物Q4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物R4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物S4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物T4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物U4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(Z)−(2−シアノ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物V4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−[(Z)−(2−シアノ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物W4;2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物A5;2−クロロ−3,5,6−トリフルオロ−4−トリフルオロメチルベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物B5;4−アリル−2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物C5;2−クロロ−4−プロパルギル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物D5;2−クロロ−4−メトキシ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート
本発明化合物(Br含有エステル化合物)の製造法について説明する。
本発明化合物は、通常のエステル化合物を製造する方法であれば、特に限定されるものではないが、例えば以下に示す方法により製造することができる。
式[化12](III)
該反応は、通常、縮合剤又は塩基の存在下、溶媒中で行なわれる。
縮合剤としては、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライドが挙げられ、また、塩基としては、トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基が挙げられる。
溶媒としては、例えばトルエン及びヘキサン等の炭化水素、テトラヒドロフラン等のエ−テル、エチルアセテートなどのエステル、並びに、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、及びこれらの混合溶媒等が挙げられる。
縮合剤又は塩基は、式(III)で示されるアルコ−ル化合物1モルに対して、通常は0.25モルから過剰量まで任意の割合で使用することができ、好ましくは0.5モル〜2モルである。これらの縮合剤又は塩基は、式(IV)で示されるカルボン酸化合物又はその反応性誘導体の種類により適宜選択される。
反応終了後の反応混合物は、これを濾過して濾液を濃縮する、又は、これを水に注加した後に有機溶媒抽出、濃縮する等の通常の後処理操作を施すことにより、本発明化合物を得ることができる。得られた本発明化合物はクロマトグラフィ−、蒸留等の操作によって精製することができる。
上記参考製造法1において一般式(III)で示されるアルコール化合物(式中、R3は水素原子、トリフルオロメチル基、メチル基、メトキシ基、メトキシメチル基、アリル基、エチニル基またはプロパルギル基を表す。)は、例えば下記合成経路[化15](VI)→(III)にて製造することができる。
上記参考製造法2において一般式(VI)で示されるエステル化合物(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表し、R3は水素原子、トリフルオロメチル基、メチル基、メトキシ基、メトキシメチル基、アリル基、エチニル基またはプロパルギル基を表す。)は、例えば下記合成経路[化16](VII)→(VI)にて製造することができる。
上記参考製造法3において一般式(VII)で示されるエステル化合物(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表し、R3は水素原子、トリフルオロメチル基、メチル基、メトキシ基、メトキシメチル基、アリル基、エチニル基またはプロパルギル基を表す。)は、例えば下記合成経路[化17](VIII)→(VII)にて製造することができる。
上記参考製造法4において一般式(VIII)で示されるエステル化合物(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表し、R3は水素原子、トリフルオロメチル基、メチル基、メトキシ基、メトキシメチル基、アリル基、エチニル基またはプロパルギル基を表す。)は、例えば下記合成経路[化18](IX)→(VIII)にて製造することができる。
本発明化合物1;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物2;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物3;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物4;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物5;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物6;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物7;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物8;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物9;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物10;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジブロモ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物11;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−(2,2−ジブロモ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物12;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物13;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物14;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物15;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物16;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物17;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物18;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物19;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物20;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物21;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約2/1)、
本発明化合物22;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約2/1)、
本発明化合物23;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物24;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物25;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物26;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物27;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物28;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物29;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物30;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物31;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物32;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物33;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジブロモ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物34;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−(2,2−ジブロモ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物35;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物36;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物37;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物38;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物39;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物40;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物41;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物42;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物43;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物44;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約2/1)、
本発明化合物45;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約2/1)、
本発明化合物46;2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物47;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物48;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物49;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物50;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物51;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジフルオロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物52;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物53;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物54;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物55;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物56;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2,2−ジブロモ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物57;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−(2,2−ジブロモ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物58;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−トランス、シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物59;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1RS)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物60;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物61;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物62;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物63;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物64;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物65;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物66;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物67;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス、シス−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約2/1)、
本発明化合物68;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約2/1)、
本発明化合物69;2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物70;2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロ−4−トリフルオロメチルベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物71;4−アリル−2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物72;4−アリル−2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)、
本発明化合物73;2−ブロモ−4−プロパルギル−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
本発明化合物74;2−ブロモ−4−メトキシ−3,5,6−トリフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート
本発明の有害生物防除剤は本発明化合物(Cl含有エステル化合物、Br含有エステル化合物)そのもののみ単独で用いることも可能であるが、下記のような製剤として使用することもできる。それら製剤としては、例えば、蚊取線香、蚊取マットや蚊取リキッドのような加熱蒸散剤、ファン式蚊取、油剤、乳剤、エアゾール剤、炭酸ガス製剤、水和剤、フロアブル剤(水中懸濁剤、水中乳濁剤等)、マイクロカプセル剤、粉剤、粒剤、錠剤、ピエゾ式殺虫製剤、加熱燻煙剤(自己燃焼型燻煙剤、化学反応型燻煙剤、多孔セラミック板燻煙剤等)、非加熱蒸散剤(樹脂蒸散剤、紙蒸散剤、不織布蒸散剤、編織物蒸散剤、昇華性錠剤等)、煙霧剤(フォッギング剤)、直接接触剤(シート状接触剤、テープ状接触剤、ネット状接触剤等)、ULV剤及び毒餌などが挙げられる。
[1]本発明化合物を、固体担体、液体担体、ガス状担体、餌等と混合し、必要に応じて界面活性剤その他の製剤用補助剤を添加・加工する方法。
[2]本発明化合物を、有効成分を含有していない基材に含浸する方法。
[3]本発明化合物及び基材を混合した後に成形加工する方法。
これらの製剤には、製剤形態にもよるが、通常、本発明化合物を重量比で0.001〜98%含有する。
蚊取マットの基材としては、例えばコットンリンターを板状に固めたもの、及びコットンリンターとパルプとの混合物のフィリブルを板状に固めたものが挙げられる。
自己燃焼型燻煙剤の基材としては、例えば、硝酸塩、亜硝酸塩、グアニジン塩、塩素酸カリウム、ニトロセルロース、エチルセルロース、木粉等の燃焼発熱剤、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩の熱分解刺激剤、硝酸カリウム等の酸素供給剤、メラミン、小麦デンプン等の支燃剤、珪藻土等の増量剤及び合成糊料等の結合剤が挙げられる。
[1]ピレスロイド系化合物
ピレトリン(pyrethrins)、アレスリン(allethrin)、プラレトリン(prallethrin)、フラメトリン(furamethrin)、レスメトリン(resmethrin)、フタルスリン(phthalthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、イミプロトリン(imiprothrin)、エンペントリン(empenthrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、プロフルトリン(profluthrin)、フェノトリン(phenothrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、ペルメトリン(permethrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta−cyfluthrin)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、フルメトリン(flumethrin)、アクリナトリン(acrinathrin)、トラロメトリン(tralomethrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、ラムダシハロトリン(lambda−cyhalothrin)、テフルトリン(tefluthrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フルバリネート(fluvalinate)、エトフェンプロックス(etofenprox)、シラフルオフェン(silafluofen)、モンフルオロトリン(momfluorothrin)、ジメフルトリン(dimefluthrin)等;
[2]有機リン系化合物
アセフェート(acephate)、ブタチオホス(butathiofos)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos:DDVP)、ジメトエート(dimethoate)、フェンチオン(fenthion:MPP)、フェニトロチオン(fenitrothion:MEP)、マラチオン(malathion)、ピリダフェンチオン(pyridafenthion)、プロパホス(propaphos)、トリクロルホン(trichlorphon:DEP)等;
[3]カーバメート系化合物
カルバリル(carbary1)、カルボフラン(carbofuran)、フェノブカルブ(fenobucarb)、イソプロカルブ(isoprocarb:MIPC)、メソミル(methomyl)、NAC、プロポクスル(propoxur:PHC)等;
[4]ネライストキシン系化合物
カルタップ(cartap)、ベンスルタップ(bensu1tap)等;
[5]ネオニコチノイド系化合物
イミダクロプリド(imidac1oprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、アセタミプリド(acetamiprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チアクロプリド(thiacloprid)、ジノテフラン(dinotefuran)、クロチアニジン(clothianidin)等;
[6]ベンゾイル尿素系化合物
クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron)等;
[7]フェニルピラゾール系化合物
フィプロニル(fiproni1)、ピリプロール(pyriprole)、ピラフルプロール(pyrafluprole)等;
[8]ヒドラジン系化合物
クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)等;
[9]天然系殺虫剤
マシン油(machine oil)、硫酸ニコチン(nicotine−sulfate);
[10]その他の殺虫剤
アベルメクチン(avermectin−B)、ブプロフェジン(buprofezin)、クロルフェナピル(chlorphenapyr)、ハイドロプレン(hydroprene)、メトプレン(methoprene)、インドキサカルブ(indoxacarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、ミルベマイシンA(milbemycin−A)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、スピノサッド(spinosad)、スルフラミド(sulfluramid)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、フルベンジアミド(flubendiamide)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、臭化メチル(Methyl bromide)、オレイン酸カリウム(Potassium oleate)等が挙げられる。
双翅目害虫:アカイエカ、コガタアカイエカ、チカイエカ、ネッタイイエカ等のイエカ類、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等のヤブカ類、オオツルハマダラカ、シナハマダラカ等のハマダラカ類、ユスリカ類、イエバエ、オオイエバエ、ヒメイエバエ等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、タネバエ、タマネギバエ等のハナバエ類、ミバエ類、ハモグリバエ類、ショウジョウバエ類、チョウバエ類、ノミバエ類、アブ類、ブユ類、サシバエ類、ヌカカ類等;
網翅目害虫:チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリ、トビイロゴキブリ、コバネゴキブリ等;
膜翅目害虫:アリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、カブラハバチ等のハバチ類等;
隠翅目害虫:イヌノミ、ネコノミ、ヒトノミ等;
シラミ目害虫:ヒトジラミ、ケジラミ、アタマジラミ、コロモジラミ等;
等翅目害虫:ヤマトシロアリ、イエシロアリ等;
半翅目害虫:ヒメトビウンカ、トビイロウンカ等のウンカ類、ツマグロヨコバイ等のヨコバイ類、ワタアブラムシ等のアブラムシ類、カメムシ類、トコジラミ等のトコジラミ類等;
鱗翅目害虫:ニカメイガ、コブノメイガ等のメイガ類、ハスモンヨトウ、アワヨトウ、ヨトウガ等のヨトウ類、シンクイガ類、ハモグリガ類、ドクガ類、コナガ、イチモンジセセリ、イガ、コイガ等;
鞘翅目害虫:ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、コクゾウムシ、アズキゾウムシ等のゾウムシ類、チャイロコメノゴミムシダマシ、コクヌストモドキ等のゴミムシダマシ類、シバンムシ類、ヒラタキクイムシ類等;
ダニ類:コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニ等のヒョウヒダニ類、ケナガコナダニ、ムギコナダニ等のコナダニ類、チリニクダニ、イエニクダニ、サナアシニクダニ等のニクダニ類、クワガタツメダニ、フトツメダニ等のツメダニ類、ホコリダニ類、マルニクダニ類、イエササラダニ類、フタトゲチマダニ等のマダニ類、トリサシダニ、ワクモ等のワクモ類。
本発明の有害生物防除剤の施用方法としては、例えば以下の方法が挙げられ、本発明の有害生物防除剤の形態、使用場所等に応じて適宜選択できる。
[1]本発明の有害生物防除剤をそのまま有害生物又は有害生物の生息場所に処理する方法。
[2]本発明の有害生物防除剤を水等の溶媒で希釈した後に、有害生物又は有害生物の生息場所に散布処理する方法。
この場合には、通常、乳剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル製剤等に製剤化された本発明の有害生物防除剤を本発明化合物の濃度が0.1〜10000ppmとなるように希釈する。
[3]本発明の有害生物防除剤を有害生物の生息場所で、加熱等の手段により有効成分を揮散させる方法。
この場合、本発明化合物の施用量、施用濃度はいずれも本発明の有害生物防除剤の形態、施用時期、施用場所、施用方法、有害生物の種類、被害状況等に応じて適宜定めることができる。
本発明の有害生物防除組成物を害虫防除用として施用する空間としては、例えば、リビングルーム、食堂、寝室、クローゼット、押入れ、和ダンス、食器棚、トイレ、浴場、物置、倉庫、車内等が挙げられ、さらに野外の開放空間で施用することもできる。
本発明化合物(Cl含有エステル化合物)の製造例を示す。
メチル 2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(316mg,1.41mmol)のトルエン(5mL)及びテトラヒドロフラン(5mL)の混合溶液に氷冷下で水素化ジイソブチルアルミニウム(1.5M トルエン溶液、2.4mL、3.60mmol)を滴下した。氷冷下で2時間撹拌した後、反応液を1N塩酸水溶液及び水に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化19](9)
メチル 4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゾエート(1.01g,4.55mmol)のトルエン(15mL)溶液に室温下でトリエチルアミン(1.9mL,13.65mmol)、ベンジルアミン(1.00g,9.33mmol)を順次滴下した。100℃で10時間撹拌した後、反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化20](10)
メチル 2−ベンジルアミノ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(1.15g、3.72mmol)の酢酸エチル(50mL)溶液に室温下でパラジウム炭素(117mg)を注加して、反応液を水素雰囲気下に置換した。水素雰囲気下において室温で3時間撹拌した後、反応液をセライト濾過した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化21](11)
メチル 2−アミノ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(678mg、3.10mmol)の酢酸(7mL)と濃塩酸(14mL)の混合溶液に氷冷下で亜硝酸ナトリウム(213mg、3.10mmol)の水(7mL)溶液を徐々に添加する。反応液同温度下で50分撹拌する。氷冷下で、反応液に塩化銅(I)(612mg、3.10mmol)を2分にわたって分割添加する。室温で12時間撹拌した後、反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化22](12)
メチル 2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(502mg,2.10mmol)のトルエン(5mL)及びテトラヒドロフラン(5mL)の混合溶液に氷冷下で水素化ジイソブチルアルミニウム(1.5M トルエン溶液、3.5mL、5.25mmol)を滴下した。氷冷下で1時間撹拌した後、反応液を1N塩酸水溶液及び水に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化23](13)
メチル 4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゾエート(2.03g,8.06mmol)のトルエン(20mL)溶液に室温下でトリエチルアミン(3.4mL,24.53mmol)、ベンジルアミン(1.73g,16.14mmol)を順次滴下した。100℃で7時間撹拌した後、反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化24](14)
メチル 2−ベンジルアミノ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(2.32g、6.84mmol)の酢酸エチル(80mL)溶液に室温下でパラジウム炭素(230mg)を注加して、反応液を水素雰囲気下に置換した。水素雰囲気下において室温で3時間撹拌した後、反応液をセライト濾過した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化25](15)
メチル 2−アミノ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(326mg、1.31mmol)の酢酸(4mL)と濃塩酸(8mL)の混合溶液に氷冷下で亜硝酸ナトリウム(91mg、1.32mmol)の水(4mL)溶液を徐々に添加する。反応液同温度下で50分撹拌する。氷冷下で、反応液に塩化銅(I)(259mg、2.62mmol)を2分にわたって分割添加する。室温で5時間撹拌した後、反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化26](16)
メチル 2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(130mg,0.48mmol)のトルエン(3mL)及びテトラヒドロフラン(3mL)の混合溶液に氷冷下で水素化ジイソブチルアルミニウム(1.5M トルエン溶液、1.0mL、1.50mmol)を滴下した。氷冷下で1時間撹拌した後、反応液を1N塩酸水溶液及び水に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化27](17)
2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(50mg,0.26mmol)及び(1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(47mg,0.28mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(54mg、0.28mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で24時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化28](18)
2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(40mg,0.20mmol)のテトラヒドロフラン溶液(2mL)にピリジン(100mg,1.20mmol)、(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸クロライド(76mg,0.34mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を順次加えた。室温で19時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化29](19)
2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(45mg,0.23mmol)及び(1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)(53mg,0.34mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(53mg、0.28mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で20時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化30](20)
2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(31mg,0.16mmol)及び(1R)−トランス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(40mg,0.19mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(37mg、0.19mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で24時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化31](21)
2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(30mg,0.15mmol)及び(1R)−シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(40mg,0.20mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(37mg、0.19mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で24時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化32](22)
2−クロロ−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(70mg,0.36mmol)及び2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸(61mg,0.43mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(83mg、0.43mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で24時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化33](23)
2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(50mg,0.24mmol)及び(1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(52mg,0.31mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(59mg、0.31mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で6時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化34](24)
2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(50mg,0.24mmol)のテトラヒドロフラン溶液(2mL)にピリジン(112mg,1.42mmol)、(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸クロライド(191mg,0.36mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を順次加えた。室温で7時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化35](25)
2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(41mg,0.19mmol)及び(1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)(39mg,0.25mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(49mg、0.26mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(2mg)を加えた。室温で19時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化36](26)
2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(35mg,0.17mmol)及び(1R)−トランス−3−[(E)−(2−メトキシカルボニル−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(46mg,0.22mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(41mg、0.21mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で21時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化37](27)
2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(30mg,0.14mmol)及び(1R)−シス−3−[(Z)−(2−メトキシカルボニル−1−エテニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(37mg,0.19mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(36mg、0.19mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で14時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化38](28)
2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(35mg,0.17mmol)及び2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸(31mg,0.22mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(41mg、0.21mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で19時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化39](29)
2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(16mg,0.07mmol)及び(1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(17mg,0.10mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(20mg、0.10mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(2mg)を加えた。室温で15時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化40](30)
2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(56mg,0.23mmol)のテトラヒドロフラン溶液(5mL)にピリジン(130mg,1.65mmol)、(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸クロライド(250mg,0.47mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を順次加えた。室温で18時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化41](31)
2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(67mg,0.28mmol)及び(1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)(64mg,0.42mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(80mg、0.42mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で22時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化42](32)
2−クロロ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(50mg,0.21mmol)及び2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸(45mg,0.32mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(60mg、0.32mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で24時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化43](33)
2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(65mg,0.29mmol)及び(1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(59mg,0.35mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(67mg、0.35mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(4mg)を加えた。室温で17時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化44](34)
2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(40mg,0.18mmol)のテトラヒドロフラン溶液(3mL)にピリジン(100mg,1.27mmol)、(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸クロライド(191mg,0.36mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を順次加えた。室温で19時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化45](35)
2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(48mg,0.22mmol)及び(1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)(40mg,0.26mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(50mg、0.26mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で23時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化46](36)
2−クロロ−4−エチニル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(45mg,0.20mmol)及び2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸(34mg,0.24mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(46mg、0.24mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で25時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化47](37)
2−クロロ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(40mg,0.190mmol)及び(1RS)−シス−3−[(Z)−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(46mg,0.190mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(55mg、0.286mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(5mg)を加えた。室温で17時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化48](38)
本発明化合物C1,I1,P1,R1,T1、W1、C2,I2,M2,P2,R2,T2、W2、C3、I3、P3、W3、C4,I4,P4及びW4の各々0.1部をキシレン10部に溶解し、これを脱臭灯油89.9部に混合して、油剤を得る。
本発明化合物C1,I1,P1,R1,T1、W1、C2,I2,M2,P2,R2,T2、W2、C3、I3、P3、W3、C4,I4,P4及びW4の各々0.1部及び脱臭灯油39.9部を混合溶解したものをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取付けた後、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)60部を加圧充填して、油性エアゾールを得る。
本発明化合物C1,I1,P1,R1,T1、W1、C2,I2,M2,P2,R2,T2、W2、C3、I3、P3、W3、C4,I4,P4及びW4の各々0.6部、キシレン5部、脱臭灯油3.4部及びレオドールMO−60(乳化剤、花王株式会社登録商標)1部を混合溶解したものと、水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
本発明化合物C1,I1,P1,R1,T1、W1、C2,I2,M2,P2,R2,T2、W2、C3、I3、P3、W3、C4,I4,P4及びW4の各々0.3g及びBHT0.5gを、蚊取線香用基材(除虫菊抽出粕粉、木粉、タブ粉、及び澱粉を混合したもの)99.2gに均一に攪拌混合した後、着色剤としてマラカイトグリーンを含む水100mLを加え、十分混練したものを成型乾燥し、蚊取線香を得る。
本発明化合物C1,I1,P1,R1,T1、W1、C2,I2,M2,P2,R2,T2、W2、C3、I3、P3、W3、C4,I4,P4及びW4の各々0.8g、ピペロニルブトキシド0.4g、及び染料に脱臭灯油を加えて溶解し、全部で10mLとする。この溶液0.5mLを22mm×35mm、厚さ2.8mmの蚊取マット用基材(コットンリンターとパルプの混合物のフィリブルを板状に固めたもの)に均一に含浸させて、蚊取マット剤を得る。
本発明化合物C1,I1,P1,R1,T1、W1、C2,I2,M2,P2,R2,T2、W2、C3、I3、P3、W3、C4,I4,P4及びW4の各々0.7部及びBHT0.3部を、界面活性剤(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)50部と精製水49部に溶解して得られる液剤をポリエステル製容器に入れ、上部をヒーターで加熱できるようにした吸液芯(無機粉体を焼成したもの)を挿入することにより、加熱蒸散装置に用いる水性蚊取リキッド剤を得る。
本発明化合物C1,I1,P1,R1,T1、W1、C2,I2,M2,P2,R2,T2、W2、C3、I3、P3、W3、C4,I4,P4及びW4の各々3.0部、メトキサジアゾン3.0部及びアゾジカルボンアミド94.0部をよく混合後、その20gをプラスチックフィルム袋に充填し、これを耐熱容器に収納するとともに点火具を装填して燻煙剤を得る。
本発明化合物C1,I1,P1,R1,T1、W1、C2,I2,M2,P2,R2,T2、W2、C3、I3、P3、W3、C4,I4,P4及びW4の各々10mgを適量のアセトンに溶解し、5cm×5cm、厚さ0.3mmの不織布に均一に塗布した後、アセトンを風乾して、常温揮散剤を得る。
本発明化合物C1,I1,P1,R1,T1、W1、C2,I2,M2,P2,R2,T2、W2、C3、I3、P3、W3、C4,I4,P4及びW4の各々10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部、及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、10%フロアブル剤を得る。
直径28mm、内高13mm、底面積6.15cm2であるシャーレに本発明化合物C1,I1,P1,R1,T1,W1,C4,I4,P4及びW4を0.1mg含む0.2%アセトン溶液0.05mLを滴下し、底面に均一になるよう拡げた後、2連球でアセトンを除去する。各試料が底面に保持されたシャーレに、アカイエカの雌6匹を入れ、穴あきフィルムで上側をカバーした後、1分毎にノックダウン数を記録し、KT50(50%ノックダウンする時間)と24時間後の致死率を測定しかつ記録した。ノックダウン率につき所定以上の数値を示す試料については、前記0.2%アセトン溶液に更にアセトンを加えて10倍に希釈し、0.02%アセトン溶液とし、前記の各器具(シャーレ)、試験方法を順次繰り返した。
また、比較対照としてフタルスリン:1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1,3−ジオキソ−2H−イソインドール−2−イル (1R)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下、比較化合物Aと記す。)を用い、同様に試験を行った。
結果を表1に示す。
直径28mm、内高13mm、底面積6.15cm2であるシャーレに本発明化合物C2,I2,P2,R2,T2,W2,C3、I3、P3及びW3を0.1mg含む 0.2%アセトン溶液0.05mLを滴下し、底面に均一になるよう拡げた後、2連球でアセトンを除去する。各試料が底面に保持されたシャーレに、アカイエカの雌6匹を入れ、穴あきフィルムで上側をカバーした後、1分毎にノックダウン数を記録し、KT50(50%ノックダウンする時間)と24時間後の致死率を測定しかつ記録した。ノックダウン率につき所定以上の数値を示す試料については、前記0.2%アセトン溶液に更にアセトンを加えて10倍に希釈し、0.02%アセトン溶液とし、前記の各器具(シャーレ)、試験方法を順次繰り返した。
また、比較対照としてフタルスリン:1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1,3−ジオキソ−2H−イソインドール−2−イル (1R)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下、比較化合物Aと記す。)を用い、同様に試験を行った。
結果を表2に示す。
直径9cm、内高1.9cm、底面積63.6cm2であるシャーレにアカイエカの雌10匹を入れ、16メッシュの金網で蓋をする。同じサイズのシャーレ(直径9cm、内高1.9cm、底面積63.6cm2)に調製した薬剤の本発明化合物I1、P1、W1、I2、P2、W2、I3、P3、W3、P4及びW4を0.09mg含む2%アセトン溶液0.5mLを滴下し、アセトンを風乾した。ついで、この薬剤を塗布したシャーレを上記金網の上に倒置した。そして、1分毎にノックダウンしたアカイエカ雌成虫の数を調査し、ノックダウン率を求めた。
また、比較対照として下記式[化49](39)
その結果を表3に示す。
70cm立方のガラスチャンバー内にアカイエカ成虫約50匹を放ち、電池式小型扇風機(羽根の径13cm)を箱内に設置し回転させた。そこへ製剤例4によって得られた本発明化合物C1、I1、P1、R1、T1、C2、I2、M2、P2、R2、C3、I3、P3、C4及びI4の蚊取線香0.1gの両端に点火したものを入れると、15分以内に80%以上のアカイエカをノックダウンさせることができ、翌日にはその80%以上を致死させることができた。
製剤例7に準じて調製した本発明化合物C1、I1、P1、R1、T1、C2、I2、M2、P2、R2、T2、C3、I3、P3、C4、I4及びP4の燻煙剤1袋を6畳の部屋でヒーターを用いて約250℃に加熱したところ、プラスチックフィルムで形成された噴煙孔から成分が部屋全体に拡散し、ゴキブリ、ノミ、トコジラミをはじめ、ヒョウヒダニやケナガコナダニ等の屋内塵性ダニ類の防除にも効果的であった。
60cm立方のガラスチャンバー内にイエバエ雌成虫約30匹を放ち、チャンバーの側壁の孔から、製剤例2によって得られた本発明化合物C1、I1、P1、R1、T1、W1、C2、I2、M2、P2、R2、T2、W2、I3、P3、I4及びP4のエアゾールを1秒間噴霧した。その結果、2分以内に100%のイエバエをノックダウンさせることができた、本発明化合物は高いノックダウン効果を有していることが認められた。
本発明化合物(Br含有エステル化合物)の製造例を示す。
メチル 2−アミノ−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(558mg,2.72mmol)のアセトニトリル(25mL)溶液に室温下でテトラブチルアンモニウムブロミド(1440mg,4.47mmol)、カンファースルホン酸(624mg,2.69mmol)、亜硝酸ナトリウム(186mg,2.69mmol)、2価の臭化銅(5mg,0.02mmol)を順次添加する。60℃で24時間撹拌した後、室温下で反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化50](X)
メチル 2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(340mg,1.27mmol)のトルエン(4mL)及びテトラヒドロフラン(4mL)の混合溶液に氷冷下で水素化ジイソブチルアルミニウム(1.5M トルエン溶液,2.8mL,4.19mmol)を滴下した。氷冷下で2時間撹拌した後、反応液を1N塩酸水溶液及び水に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化51](XI)
メチル 4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゾエート(1.01g,4.55mmol)のトルエン(15mL)溶液に室温下でトリエチルアミン(1.9mL,13.65mmol)、ベンジルアミン(1.00g,9.33mmol)を順次滴下した。100℃で10時間撹拌した後、反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化52](XII)
メチル 2−ベンジルアミノ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(1.15g、3.72mmol)の酢酸エチル(50mL)溶液に室温下でパラジウム炭素(117mg)を注加して、反応液を水素雰囲気下に置換した。水素雰囲気下において室温で3時間撹拌した後、反応液をセライト濾過した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化53](XIII)
メチル 2−アミノ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(637mg,2.91mmol)のアセトニトリル(30mL)溶液に室温下でテトラブチルアンモニウムブロミド(1867mg,5.80mmol)、カンファースルホン酸(809mg,3.49mmol)、亜硝酸ナトリウム(290mg,4.20mmol)、2価の臭化銅(18mg,0.08mmol)を順次添加する。60℃で24時間撹拌した後、室温下で反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化54](XIV)
メチル 2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(354mg,1.25mmol)のトルエン(3mL)及びテトラヒドロフラン(3mL)の混合溶液に氷冷下で水素化ジイソブチルアルミニウム(1.5M トルエン溶液,2.5mL,3.75mmol)を滴下した。氷冷下で2時間撹拌した後、反応液を1N塩酸水溶液及び水に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化55](XV)
メチル 4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゾエート(2.03g,8.06mmol)のトルエン(20mL)溶液に室温下でトリエチルアミン(3.4mL,24.53mmol)、ベンジルアミン(1.73g,16.14mmol)を順次滴下した。100℃で7時間撹拌した後、反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化56](XVI)
メチル 2−ベンジルアミノ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(2.32g,6.84mmol)の酢酸エチル(80mL)溶液に室温下でパラジウム炭素(230mg)を注加して、反応液を水素雰囲気下に置換した。水素雰囲気下において室温で3時間撹拌した後、反応液をセライト濾過した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化57](XVII)
メチル 2−アミノ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(314mg,1.26mmol)のアセトニトリル(15mL)溶液に室温下でテトラブチルアンモニウムブロミド(811mg,2.52mmol)、カンファースルホン酸(351mg,1.51mmol)、亜硝酸ナトリウム(104mg,1.51mmol)、2価の臭化銅(5mg,0.02mmol)を順次添加する。60℃で24時間撹拌した後、室温下で反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化58](XVIII)
メチル 2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンゾエート(121mg,0.39mmol)のトルエン(2mL)及びテトラヒドロフラン(2mL)の混合溶液に氷冷下で水素化ジイソブチルアルミニウム(1.5M トルエン溶液,0.8mL,1.20mmol)を滴下した。氷冷下で2時間撹拌した後、反応液を1N塩酸水溶液及び水に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化59](XIX)
2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(49mg,0.20mmol)及び(1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(51mg,0.30mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(59mg、0.31mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(2mg)を加えた。室温で19時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化60](XX)
2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(88mg,0.37mmol)及び(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(99mg,0.48mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(91mg,0.47mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で18時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化61](XXI)
2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(41mg,0.17mmol)及び(1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)(40mg,0.26mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(50mg、0.26mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で24時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化62](XXII)
2−ブロモ−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(35mg,0.15mmol)及び2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸(33mg,0.23mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(44mg、0.23mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で20時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化63](XXIII)
2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(30mg,0.12mmol)及び(1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(30mg,0.18mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(34mg、0.18mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(2mg)を加えた。室温で20時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化64](XXIV)
2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(30mg,0.12mmol)及び(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(37mg,0.18mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(35mg,0.18mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で16時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化65](XXV)
2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(84mg,0.33mmol)及び(1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)(66mg,0.43mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(82mg、0.43mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(5mg)を加えた。室温で18時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化66](XXVI)
2−ブロモ−4−メチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(25mg,0.10mmol)及び2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸(21mg,0.15mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(29mg、0.15mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で22時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化67](XXVII)
2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(69mg,0.24mmol)及び(1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(80mg,0.48mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(70mg、0.36mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(2mg)を加えた。室温で23時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化68](XXVIII)
2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(48mg,0.17mmol)及び(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロ−1−エテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(53mg,0.25mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(49mg,0.26mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で20時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化69](XXIX)
2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(36mg,0.13mmol)及び(1R)−トランス−3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(二重結合に関する異性体の比率:Z/E=約8/1)(30mg,0.20mmol)のクロロホルム溶液(3mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(38mg、0.20mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で18時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化70](XXX)
2−ブロモ−4−メトキシメチル−3,5,6−トリフルオロベンジルアルコール(30mg,0.11mmol)及び2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸(23mg,0.16mmol)のクロロホルム溶液(2mL)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(30mg、0.16mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg)を加えた。室温で24時間攪拌した後、反応液に水を注加し、これを酢酸エチルで抽出した。該有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧条件下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式[化71](XXXI)
本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69の各々0.1部をキシレン10部に溶解し、これを脱臭灯油89.9部に混合して、油剤を得る。
本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69の各々0.1部及び脱臭灯油39.9部を混合溶解したものをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取付けた後、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)60部を加圧充填して、油性エアゾールを得る。
本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69の各々0.6部、キシレン5部、脱臭灯油3.4部及びレオドールMO−60(乳化剤、花王株式会社登録商標)1部を混合溶解したものと、水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69の各々0.3g及びBHT0.5gを、蚊取線香用基材(除虫菊抽出粕粉、木粉、タブ粉、及び澱粉を混合したもの)99.2gに均一に攪拌混合した後、着色剤としてマラカイトグリーンを含む水100mLを加え、十分混練したものを成型乾燥し、蚊取線香を得る。
本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69の各々0.8g、ピペロニルブトキシド0.4g、及び染料に脱臭灯油を加えて溶解し、全部で10mLとする。この溶液0.5mLを22mm×35mm、厚さ2.8mmの蚊取マット用基材(コットンリンターとパルプの混合物のフィリブルを板状に固めたもの)に均一に含浸させて、蚊取マット剤を得る。
本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69の各々0.7部及びBHT0.3部を、界面活性剤(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)50部と精製水49部に溶解して得られる液剤をポリエステル製容器に入れ、上部をヒーターで加熱できるようにした吸液芯(無機粉体を焼成したもの)を挿入することにより、加熱蒸散装置に用いる水性蚊取リキッド剤を得る。
本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69の各々3.0部、メトキサジアゾン3.0部及びアゾジカルボンアミド94.0部をよく混合後、その20gをプラスチックフィルム袋に充填し、これを耐熱容器に収納するとともに点火具を装填して燻煙剤を得た。
本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69の各々10mgを適量のアセトンに溶解し、5cm×5cm、厚さ0.3mmの不織布に均一に塗布した後、アセトンを風乾して、常温揮散剤を得る。
本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69の各々10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部、及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、10%フロアブル剤を得る。
直径28mm、内高13mm、底面積6.15cm2であるシャーレに本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69を0.1mg含む0.2%アセトン溶液0.05mLを滴下し、底面に均一になるよう拡げた後、2連球でアセトンを除去する。各試料が底面に保持されたシャーレに、アカイエカの雌6匹を入れ、穴あきフィルムで上側をカバーした後、1分毎にノックダウン数を記録し、KT50(50%ノックダウンする時間)と24時間後の致死率を測定しかつ記録した。ノックダウン率につき所定以上の数値を示す試料については、前記0.2%アセトン溶液に更にアセトンを加えて10倍に希釈し、0.02%アセトン溶液とし、前記の各器具(シャーレ)、試験方法を順次繰り返した。
また、比較対照としてフタルスリン:1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1,3−ジオキソ−2H−イソインドール−2−イル (1R)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下、比較化合物Aと記す。)を用い、同様に試験を行った。
結果を表4に示す。
直径9cm、内高1.9cm、底面積63.6cm2であるシャーレにアカイエカの雌10匹を入れ、16メッシュの金網で蓋をする。同じサイズのシャーレ(直径9cm、内高1.9cm、底面積63.6cm2)に調製した薬剤の本発明化合物23,46及び69を0.09mg含む2%アセトン溶液0.5mLを滴下し、アセトンを風乾した。ついで、この薬剤を塗布したシャーレを上記金網の上に倒置した。そして、1分毎にノックダウンしたアカイエカ雌成虫の数を調査し、ノックダウン率を求めた。
また、比較対照としてエンペントリン:(RS)−(EZ)−1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル (1R)−トランス、シス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下、比較化合物Bと記す。)を用い、同様に試験を行った。
その結果を表5に示す。
70cm立方のガラスチャンバー内にアカイエカ成虫約50匹を放ち、電池式小型扇風機(羽根の径13cm)を箱内に設置し回転させた。そこへ製剤例4によって得られた本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69の蚊取線香0.1gの両端に点火したものを入れると、15分以内に80%以上のアカイエカをノックダウンさせることができ、翌日にはその80%以上を致死させることができた。
製剤例7に準じて調製した本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69の燻煙剤1袋を6畳の部屋でヒーターを用いて約250℃に加熱したところ、プラスチックフィルムで形成された噴煙孔から成分が部屋全体に拡散し、ゴキブリ、ノミ、トコジラミをはじめ、ヒョウヒダニやケナガコナダニ等の屋内塵性ダニ類の防除にも効果的であった。
60cm立方のガラスチャンバー内にイエバエ雌成虫約30匹を放ち、チャンバーの側壁の孔から、製剤例2によって得られた本発明化合物3,9,16,23,26,32,39,46,49,55,62及び69のエアゾールを1秒間噴霧した。その結果、2分以内に100%のイエバエをノックダウンさせることができた、本発明化合物は高いノックダウン効果を有していることが認められた。
Claims (8)
- 請求項1又は2においてR3が水素原子で示されるエステル化合物。
- 請求項1又は2においてR3がメチル基で示されるエステル化合物。
- 請求項1又は2においてR3がメトキシメチル基で示されるエステル化合物。
- 請求項1においてR3がエチニル基で示されるエステル化合物。
- 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のエステル化合物を有効成分として含有する有害生物防除剤。
- 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のエステル化合物を有害生物又は有害生物の生息場所に施用する有害生物の防除方法。
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