JPWO2017169282A1 - プラント管理システム、プラント管理方法、プラント管理装置、および、プラント管理プログラム - Google Patents

プラント管理システム、プラント管理方法、プラント管理装置、および、プラント管理プログラム Download PDF

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Abstract

本発明は、現場でプラントを観察あるいは検査する作業者の感覚や経験を、積極的にプラントの管理処理に組み込むプラント管理システムに関するものである。本プラント管理システムは、少なくとも、現場の作業者によって異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得部と、少なくとも、異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定部と、特定されたセンサに関する情報収集方法を設定する設定部と、を備える。さらに、異常被疑イベントの種類および異常被疑イベントの発生時刻の少なくとも一方を考慮してもよい。

Description

本発明は、プラント管理システム、プラント管理方法、プラント管理装置、および、プラント管理プログラムに関する。
上記技術分野において、特許文献1には、パトロール装置がプラントの運転スケジュールに連携してパトロールを行ない、プラント機器の温度、異音、振動など雰囲気的な運転状況を示す機器運転情報を収集して、プラント機器の計測点にあらかじめ設置された各種センサで得られるプラント機器の監視情報と共に、中央監視を行なうプラント監視装置に表示する技術が開示されている。また、引用文献2には、プラントの検出器からの計測信号に対して異常予兆を診断した場合に、異常予兆を診断した検出器が取り付けられた配管や機器の上流側にある、配管や機器とその位置での計測信号とを関連付けて得、モニタに表示する技術が開示されている。
特開2012−133509号公報 国際公開WO2011/061793号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、現場でプラントを観察あるいは検査する作業者の感覚や経験を積極的にプラントの管理処理に組み込むことができなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るプラント管理システムは、
少なくとも、現場の作業者によって異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得手段と、
少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、前記異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定手段と、
前記特定されたセンサに関する情報収集方法を設定する設定手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係るプラント管理方法は、
少なくとも、現場の作業者によって異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得ステップと、
少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、前記異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定ステップと、
前記特定されたセンサに関する情報収集方法を設定する設定ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係るプラント管理装置は、
現場の作業者が携帯する端末から、少なくとも、異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得手段と、
少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、前記異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定手段と、
前記特定されたセンサに関する情報収集方法を設定するよう指示する指示手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係るプラント管理プログラムは、
現場の作業者が携帯する端末に、前記作業者が行なうべきタスクのリストを表示させる表示ステップと、
前記端末から、少なくとも、異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得ステップと、
少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置と基づいて特定された、前記異常被疑イベントに関連するセンサの情報を提示する提示ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係るプラント管理プログラムは、
現場の作業者が携帯する端末から、少なくとも、異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得ステップと、
少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、前記異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定ステップと、
前記特定されたセンサに関する情報収集方法を設定させるよう指示する指示ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係るプラント管理プログラムは、
現場の作業者が携帯する端末から取得した、異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
前記蓄積手段を参照して、前記異常被疑イベントに関連する異常被疑センサを判定する判定手段と、
前記異常被疑イベントの発生を前記異常被疑センサのランキング表示に反映させて、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて特定されたセンサの情報収集方法を設定させるよう指示する指示ステップと、
をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、現場でプラントを観察あるいは検査する作業者の感覚や経験を積極的にプラントの管理処理に組み込むことができる。
本発明の第1実施形態に係るプラント管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムの動作概要を示す図である。 既存技術に係るプラント管理システムの動作概要を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムのソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムのワークフローを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムの動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムの他の動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係るデータ蓄積部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る異常被疑情報データベースの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサ位置データベースの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るデータ蓄積部の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るワークフロー制御部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサ特定テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報収集方法設定テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るワークフロー制御部の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムにおける作業のワークフローを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムにおける第1情報収集方法を実現する構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る第1情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムにおける第2情報収集方法を実現する構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る第2情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムにおける第3情報収集方法を実現する構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る第3情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムにおける第4情報収集方法を実現する構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る第4情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムにおける第5情報収集方法を実現する構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る第5情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムにおける第6情報収集方法を実現する構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る第6情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムにおける第7情報収集方法を実現する構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る第7情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムにおける第8情報収集方法を実現する構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る第8情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報収集方法の設定/終了を制御するワークフローを示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、本明細書で使用する「異常被疑イベント」との文言は、例えばプラントなどの構造物に関連して発生する正常でないと疑われる現象の発生を意味し、臭いとか、異音とか、振動とか、ネジが落ちていたとか、光っていたとか、液体が床にあったとか、煙や曇っているとか、通常の運転環境では見聞きしない現象全般を指している。また、「異常被疑情報」との文言は、発生している異常被疑イベントの情報と、関連する異常被疑イベントの発生位置、異常被疑イベントの発生時刻などとを含んでいる。また、「センサ情報」との文言は、特別な注釈が無い限り、図面で示したセンサが検出した計測情報、その時系列データを指すものとする。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としてのプラント管理システム100について、図1を用いて説明する。プラント管理システム100は、プラントなどを点検または保守するためのシステムである。
図1に示すように、プラント管理システム100は、取得部101と、センサ特定部102と、設定部103と、を含む。取得部101は、少なくとも、現場の作業者によって異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置111と、を取得する。センサ特定部102は、少なくとも、異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、異常被疑イベントに関連するセンサ121を特定する。設定部103は、特定されたセンサに関する情報収集方法131を設定する。
本実施形態によれば、現場の作業者によって異常が疑われた異常被疑イベントの情報を用いてセンサに関する情報収集方法を設定するので、現場でプラントを観察あるいは検査する作業者の感覚や経験を積極的にプラントの管理処理に組み込むことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るプラント管理システムについて説明する。本実施形態に係るプラント管理システムは、現場の作業者によって異常が疑われた異常被疑イベントの情報を蓄積し、異常被疑イベントの発生位置に基づいてセンサを特定して、そのセンサについては情報収集方法を設定する。例えば、使用するセンサを選別したり、分析エンジンによる分析へのセンサ情報の関与を変更したり、分析エンジンの分析結果に基づき現場の観測情報を取得したりする。
異常被疑イベントが発生した位置は、作業者が携帯する端末の位置に基づいて取得する。また、異常被疑イベントが発生した位置から異常被疑イベントの種類に対応する所定距離内にあるセンサ、あるいは、異常被疑イベントの種類に対応して、異常被疑イベントが発生した位置と関連付けられる位置にあるセンサを特定する。例えば、異常被疑イベントが発生した場所の近くやその論理的関連性のある位置のセンサ、あるいは、異常登録された場所の近上流のセンサなどが含まれる。さらに、異常被疑イベントの発生時刻も考慮して、センサを特定する。さらに、現場の作業者からの前記異常被疑イベントの消滅を示す情報を取得し、異常被疑イベントの消滅を示す情報も蓄積する。
なお、本実施形態における端末は、例えば、ヘッドマウンティングディスプレイ(HMD:Head Maunting Display)、携帯電話、スマトフォーン、タブレットなどが使用される。また、端末は、現場の情報を取得可能な自律移動可能なロボットやドローンなどでもよい。その場合、ロボットやドローンに指定点や方向を示して音声録音や映像撮影を指示し、異常被疑イベントの発生を検出することになる。ロボットやドローンによる検出と管理センタへの通知が、作業者の観察による異常被疑イベントの発生の報告を代行する。
《既存のプラント管理システム》
まず、本実施形態の特徴を明らかとするため、図3を参照して、既存技術に係るプラント管理システム300の動作概要を示す。
プラント管理システム300は、プラントなどの構造物を監視あるいは保守するためのシステムである。例えば、プラント管理システム300の管理センタでは、プラントの動作を、各種センサ360を配置してセンサ情報361や362を収集してデータベース311に蓄積し、異常あるいは故障がないかを監視する。なお、異常が認識された場合、管理者350は管理センタ端末330からデータベース311に蓄積されたセンサ情報の分析を指示して、例えば、異常の原因となった被疑センサランキングなどが生成され、対応する現場の作業者に観察を指示してもよい。そして、異常あるいは故障が見付かった場合、または、センサ情報の分析や解析によって異常あるいは故障が予測される場合に、管理者350は管理センタ端末330から保守作業を現場に指示する。
しかしながら、収集したデータのみから異常箇所、異常種類、その原因を絞り込むので、データに現れない現象は分析に加味できない。
《本実施形態のプラント管理システム》
図2および図4〜図6を参照して、本実施形態のプラント管理システム200の構成および操作について説明する。
(動作概要)
図2は、本実施形態に係るプラント管理システム200の動作概要を示す図である。
プラント管理システム200は、プラントなどの構造物を監視あるいは保守するためのシステムである。例えば、プラント管理システム200の管理センタは、センサ情報データベース211を含むプラント管理装置210を有している。センサ情報データベース211には、図2ではプラントの一部240(以下、計測対象とも言う)に設置したセンサ260から収集されたセンサ情報が蓄積される。そして、図示しない分析エンジンで分析されて、プラント管理、例えば監視、保守などが行なわれる。
ここで、プラント管理装置210が、現場の作業者250から携帯する端末220により送られた、異常被疑情報221を受信するとする。例えば、臭いが変であるなどの情報である。異常被疑情報221を受信したプラント管理装置210は、異常被疑情報221の送信元である端末220が取得した位置情報を異常被疑情報の発生位置として、異常被疑情報に関連するセンサを特定して、特定センサの情報収集方法を調整する。
例えば、特定センサの情報収集方法の調整には、分析対象センサの絞り込み、関連センサの閾値調整、関連センサに応じた特徴変換、関連センサへの付加情報表示、検査指示による原因特定、関連センサの分析間隔短縮、関連センサの重みづけ変更、などが含まれる。
分析対象センサの絞り込みであれば、プラント管理装置210はセンサ情報261を取得して、プラント管理のための分析に使用するが、センサ情報262は使用しない。関連センサの閾値調整であれば、プラント管理装置210はセンサ情報261に対する閾値を低下させる。
なお、端末220による位置情報の取得は、GPS(Global Positioning System)を使用したものであっても、GPS測位できない場所では、トンネル内でのカーナビのように自律測位を組み合わせてもよい。また、位置を、カメラが撮像した撮像画像を解析することによって取得してもよい。
(機能構成)
図4は、本実施形態に係るプラント管理システム200の機能構成を示すブロック図である。なお、図4において、図2と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略する。
プラント管理システム200は、異常被疑情報取得部401と、異常被疑情報データベース402と、センサ特定部403と、情報収集方法設定部404と、センサ位置データベース405と、を備える。また、プラント管理システム200は、プラント分析部406と、センサ情報収集部407と、を備える。
異常被疑情報取得部401は、現場の作業者が携帯する端末220から煙や臭いあるいは異音などの異常被疑情報を位置情報や時刻情報と共に取得する。異常被疑情報データベース402は、異常被疑情報取得部401が取得した異常被疑情報を位置情報や時刻情報と対応付けて格納する。センサ特定部403は、異常被疑情報データベース402から得た異常被疑情報およびその発生位置や発生時刻と、センサ位置データベース405から得た各センサの種類およびその設置位置とから、情報収集方法を色々と設定する対象となるセンサを特定する。センサの特定方法としては、異常被疑インベントの種類がセンサの検出対象であり、かつ、発生位置に近いセンサ、あるいは、流体の流れるプラントであれば、異常被疑情報の発生位置の上流にあるセンサなどの、異常被疑インベントの種類や発生位置との関連からの方法がある。あるいは、プラントの運転時刻と異常被疑情報の発生時刻との関連からの方法もある。さらに、プラントの構造から分析して特定する方法や、今までの異常被疑情報の履歴から解析して、異常被疑情報とセンサで検出すべき対象との関連を求める方法もある。
情報収集方法設定部404は、センサ特定部403が特定したセンサに対して情報収集方法を色々と設定するように制御する。例えば、センサ情報を収集するセンサを選別したり、分析に使用するセンサ情報を選別したりする。センサ位置データベース405は、プラントに設置されたセンサとセンサ位置とを対応付けて格納する。プラント分析部406は、異常被疑情報データベース402に蓄積された異常被疑情報と、センサ情報データベース211に蓄積されたセンサ情報とを分析する。本実施形態においては、かかるプラント分析部406の分析には、情報収集方法設定部404よる特定センサに対する情報収集方法の適用により、プラント分析部406での分析が変化することになる。センサ情報収集部407は、センサ260からのセンサ情報を収集する。本実施形態においては、情報収集方法設定部404よる特定センサに対する情報収集方法の適用により、センサ情報を収集するセンサが変化する。この変化は、センサ情報データベース211のセンサ情報を利用するプラント分析部406での分析にも影響することになる。
(ハードウェア構成)
図5Aは、本実施形態に係るプラント管理システム200のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、図5Aにおいて、プラント管理システム200の主要な構成要素であるセンサ260は、煩雑さを避けるために省略をしている。また、図5Aにおいて、図2Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付している。プラント管理システム200のいずれの装置も、プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)およびメモリを有する装置であり、装置の各部の機能はメモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行した結果として得られるものである。
図5Aにおいて、プラント管理システム200は、ネットワーク540を介して接続されたプラント管理装置210と、作業者250が携帯する端末220と、を備える。なお、ネットワーク540は、プラント全体、または、複数のプラント間を跨って構成されたネットワークであり、VPN(Virtual Private Network)等を用いてインターネットを経由する構成もありうる。また、ネットワーク540は、有線/無線を問わない。
プラント管理装置210は、ワークフロー装置510とデータ管理装置530とを有する。ワークフロー装置510は、少なくとも、アラーム送受信部511と、ワークフロー制御部512と、入出力制御部513と、を有する。アラーム送受信部511は、外部で発生したアラームの受信、および、外部へのアラームの送信を行う機能を含む。ワークフロー制御部512は、所定の記法や標準(例えば、ISA(International Society of Automation)−95)に則ったワークフローを制御する。入出力制御部513は、アラームの送受信やワークフロー制御に従うデータ入出力を制御する。ワークフロー装置510は、さらに、ユーザへのタスクリストの表示、および、ユーザからの作業結果の入力指示に関する制御をするタスクリスト部を有してもよい。
また、データ管理装置530は、HMI(Human Machine Interface)機能や(SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)機能を含み、プラントに関連するデータを収集して蓄積し、プラント管理者の管理とのインタフェースに基づいて蓄積されたデータを解析してプラントのプロセス制御を行なう。データ管理装置530は、少なくとも、データ収集部531と、データ蓄積部532と、プロセス制御部533と、を有する。データ収集部531は、センサが検出したデータおよび他の装置から送信されたデータを収集する。データ蓄積部532は、データ収集部531が収集したデータを、検索可能におよび解析可能に蓄積する。プロセス制御部533は、データ蓄積部532に蓄積されたデータを解析して、解析結果に対応してプラントのプロセス制御を行なう。本実施形態においては、データ収集部531が異常被疑情報を収集し、データ蓄積部532が異常被疑情報を蓄積し、プロセス制御部533が異常被疑情報を解析する。
また、作業者250が携帯する端末220は、少なくとも、入出力制御部521と、音声入出力部522と、表示部523と、を有する。入出力制御部521は、ネットワーク540を介した、表示部523に表示されるタスクリストや作業者への指示情報、あるいは、音声入出力部522のスピーカから出力される音声のデータの入力を制御する。また、入出力制御部521は、ネットワーク540を介した、端末220の現在位置情報や作業者が入力した異常被疑情報の出力、あるいは、音声入出力部522のマイクで収集された音声のデータの出力を制御する。音声入出力部522は、マイクとスピーカとを含む。そして、表示部523は、タッチパネルの操作部を含み、本実施形態に関連してタスクリストや作業者への指示情報を表示し、異常被疑情報の入力、作業関連の情報入力、カメラ操作、録音操作などの操作を実現する。なお、端末220からの位置情報の送信は、プラント管理装置210により定期的に収集される構成の場合も、異常被疑情報の送信時に現場の作業者250の操作により送信される構成の場合も含まれる。
なお、本実施形態においては、データ蓄積部532に蓄積された、異常被疑情報、センサ情報、センサ位置情報などに基づいて、ワークフロー制御部512が、異常被疑情報に関連してセンサを特定し、情報収集方法を設定するワークフローを起動する手順によって、本実施形態の特徴ある機能を実現した。しかしながら、かかる構成に限定されるものではない。異常被疑情報、センサ情報、センサ位置情報などに基づいて、異常被疑情報に関連してセンサを特定し、情報収集方法を設定する、新たな機能構成部や新たなワークフローを追加することで実現してもよいし、専用の他の装置を設けて実現してもよい。
(ソフトウェア構成)
図5Bは、本実施形態に係るプラント管理システム200のソフトウェア構成を示すブロック図である。なお、図5Bには、プラント管理システム200を実現するための最小構成が図示されており、他のソフトウェアツールの追加や図示のソフトウェアツールの細分化、あるいは、複数のソフトウェアツールの重なりなどは図示されていない。
図5Bのプラント管理ツール群550は、少なくとも、プラントの作業者250が現場での作業中に携帯する端末220に関連する処理を定義し管理する作業者の端末用ツール551と、プラントを管理するセンタの管理者によるプラント運用の関連するプラント運用のワークフロー用ツール552と、センサ情報を含むデータを収集してプラント動作を監視するプラント監視用ツール553と、を有する。プラント監視用ツール553は、プラントを構成する設備を登録すると共に、その駆動履歴を蓄積するプラント設備データベース554の情報を解析して、プラント動作を監視し、障害の発見や予測、発生の未然防止の保守作業を生成する。プラント監視用ツール553による出力情報を参照しながら、作業者の端末用ツール551およびプラント運用のワークフロー用ツール552において、現場の観察保守作業やセンタの管理作業が生成される。
なお、本実施形態においては、プラント運用のワークフロー用ツール552と作業者の端末用ツール551とプラント監視用ツール553との協働によって、現場の作業者250の携帯する端末220からの異常被疑情報を蓄積して、関連するセンサを特定し、特定センサに対する情報収集方法を設定する。例えば、現場の作業者250の携帯する端末220からの異常被疑情報の取得は、作業者の端末用ツール551に従う。また、異常被疑情報の蓄積と分析は、プラント監視用ツール553に従う。そして、関連するセンサの特定と、特定センサに対する情報収集方法の設定は、プラント運用のワークフロー用ツール552に従う。
このように、本実施形態においては、現場の作業者250からの異常被疑情報を考慮することに、収集されたセンサ情報のみの机上の解析結果に偏ることなく、現場の作業者250のより向上した観察や検査情報と収集されたセンサ情報とが相互に関連付けられ、現場の作業をより効果的にプラント管理に組み込むことができる。
(ワークフロー)
図5Cは、本実施形態に係るプラント管理システム200のワークフローを示す図である。なお、図5Cは、プラント管理システム200の構成要素全体を用いた全体のワークフローであり、以降で示す各作業に対応する作業ワークフローとは異なるものである。また、プラント管理システム200のワークフローは、図5Cに限定されない。
図5Cのプラント管理システム200のワークフローにおいて、プラント管理システム200は、タスクT501において、作業者250の端末220からの異常被疑情報を取得する。プラント管理システム200は、タスクT503において、現場の作業者250の端末220の位置情報を取得する。プラント管理システム200は、タスクT505において、作業者250の端末220の位置情報に対応して異常被疑情報を蓄積する。
プラント管理システム200は、タスクT507において、異常蓄積情報およびセンサ情報を分析する。なお、情報分析のワークフローを立ち上げてもよい。そして、プラント管理システム200は、タスクT509において、異常被疑情報および位置情報からセンサを特定する。なお、時刻情報を考慮してもよい。プラント管理システム200は、タスクT511において、特定センサへの情報収集方法を異常被疑情報に対応して設定する。なお、情報収集方法を選別するワークフローを立ち上げてもよい。
プラント管理システム200は、タスクT513において、特定されたセンサから設定された情報収集方法によりセンサ情報を取得する。プラント管理システム200は、タスクT515において、作業者250が計測位置の指示に従って計測したかの確認情報を取得する。そして、プラント管理システム200は、タスクT517において、センサ情報を、センサIDと関連する異常被疑情報とに対応付けて蓄積する。
(動作シーケンス)
図6Aは、本実施形態に係るプラント管理システム200の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図6Aにシーケンス図は、本実施形態の特徴を良く表わす動作手順に限定して示すが、この動作手順に限定されるわけではない。
端末220、センサ260、プラント管理装置210に含まれるワークフロー装置510およびデータ管理装置530は、ステップS601において、互いにプラント管理アプリケーションを起動する。なお、プラント管理アプリケーションは、1つのプログラムである必要はなく複数のプログラムツール群により構成されていてもよい。その場合には、全構成部が同時にプラント管理アプリケーションを起動する必要はなく、プラント管理システム200への参入時に起動すればよい。例えば、端末220は、プラント管理装置210と接続するためにログインを行ない、プラント管理装置210がログインを受け付けて登録する。
センサ260は、ステップS603において、センサ情報を取得してプラント管理装置210に送信する。データ管理装置530は、ステップS605において、取得したセンサ情報を蓄積する。
一方、端末220は、ステップS611において、端末220を携帯する作業者250が、例えば臭いなどの異常を観測すると、作業者250が入力した異常被疑情報を取得する。端末220は、ステップS613において、現在の位置情報を取得する。そして、異常被疑情報と位置情報とをプラント管理装置210に送信する。データ管理装置530は、ステップS617において、取得した異常被疑情報を位置情報に対応付けて蓄積する。なお、履歴の関連を分析するには、時刻情報も関連付けて蓄積する。そして、データ管理装置530は、ステップS619において、センサ情報や異常被疑情報を分析する。
ワークフロー装置510は、ステップS621において、データ管理装置530からセンサ位置情報を取得して、異常被疑情報およびその発生位置から、異常被疑情報の発生に関連するセンサを特定する。なお、異常被疑情報の発生に関連するセンサの特定には、ステップS619でのセンサ情報や異常被疑情報の分析結果が考慮されてもよい。あるいは、異常被疑情報の発生時刻を考慮してもよい。ワークフロー装置510は、ステップS623において、特定されたセンサによる情報収集方法を種々の方法から選別して適用する。
ワークフロー装置510は、ステップS625において、選別した情報収集方法によるセンサ情報収集ワークフローを起動させて、その下で、端末220、センサ260、プラント管理装置210に含まれるワークフロー装置510およびデータ管理装置530を制御する。このセンサ情報収集ワークフローの下で、センサ260は、ステップS627において、センサ情報を取得してプラント管理装置210に送信する。また、このセンサ情報収集ワークフローの下で、端末220は、ステップS629において、作業者250による観察情報を取得してプラント管理装置210に送信する。
データ管理装置530は、ステップS631において、取得したセンサ情報と観察情報とを対応付けて蓄積する。データ管理装置530は、ステップS633において、蓄積されたセンサ情報と観察情報とを分析する。そして、分析結果をワークフロー装置510に通知する。
図6Bは、本実施形態に係るプラント管理システム200の他の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図6Bにおいて、図6Aと同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。
端末220は、ステップS645において、異常被疑イベントの発生した位置に対応する位置情報をプラント管理装置210に送信する。図6Bの例では、図6Aのように異常被疑情報は送信しない。オプションとして、データ管理装置530は、ステップS649において、位置情報を分析してもよい。すなわち、過去の位置情報の履歴から取得した位置情報に関連するセンサ位置情報を絞ってもよい。
ワークフロー装置510は、ステップS651において、異常被疑イベントの発生した位置に対応する位置情報と、データ管理装置530からのセンサ位置情報によって、関連するセンサを特定する。すなわち、異常被疑イベントに関連する異常被疑情報は考慮されない。そして、ワークフロー装置510は、ステップS653において、特定されたセンサに関連する情報収集方法を設定する。このように、端末220からプラント管理装置210に異常被疑イベントに関する異常被疑情報を送信する必要がないので、作業者250は手元の「異常ボタン」を押すだけで、関連するセンサを特定して情報処理方法を設定できます。
図6Bには、設定された情報収集方法を終了して、平常の方法に復帰する動作手順について図示している。なお、図6Aにおいても、同様の処理が行なわれる。端末220は、ステップS661において、現場の作業者250が異常被疑イベントの終了を観測すると、異常被疑イベントの終了をプラント管理装置210に通知する。プラント管理装置210のワークフロー装置510は、異常被疑イベントの終了通知を受信して、設定された情報収集方法を終了させて、元の平常処理に復帰させる。なお、異常被疑イベントの終了通知は、ワークフロー装置510のアラーム送受信部511がアラームの1つとして受信して、ワークフロー制御部512に知らせてもよい。
《データ管理装置のデータ蓄積部》
図7Aは、本実施形態に係るデータ蓄積部532の機能構成を示すブロック図である。データ蓄積部532は、データ管理装置530にあって、データ収集部531が収集したデータを蓄積する。本実施形態においては、作業者250が端末220から通知した異常被疑情報を異常被疑情報データベース402に蓄積すると共に、センサが検出したセンサ情報をセンサ情報データベース211に蓄積する。また、センサ位置を蓄積するセンサ位置データベース405を有する。なお、図7Aにおいて、図2または図4と同様の機能構成部には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
データ蓄積部532は、通信制御部701と、異常被疑情報受信部702と、センサ情報受信部703と、プラント設備データベース554と、データ解析アルゴリズムデータベース705と、情報提供部706と、を備える。
通信制御部701は、同じデータ管理装置530のデータ収集部531とプロセス制御部533との通信を制御する。異常被疑情報受信部702は、作業者250が端末220から通知した異常被疑情報を受信して、異常被疑情報データベース402に送る。センサ情報受信部703は、センサが検出したセンサ情報を受信して、センサ情報データベース211に送る。プラント設備データベース554は、管理対象のプラントを構成する設備情報を格納する。データ解析アルゴリズムデータベース705は、異常被疑情報データベース402に蓄積された異常被疑情報やセンサ情報データベース211に蓄積されたセンサ情報を解析するアルゴリズムを格納する。情報提供部706は、各データベースから処理に必要なデータを取得して提供する。
(異常被疑情報データベース)
図7Bは、本実施形態に係る異常被疑情報データベース402の構成を示す図である。異常被疑情報データベース402は、作業者250が端末220から通知した異常被疑情報を格納する。
異常被疑情報データベース402は、異常被疑情報が報告された報告日時711と、端末の位置である異常被疑情報の発生位置712と、異常被疑情報730と、を対応付けて蓄積する。異常被疑情報730は、臭いや音などの異常被疑インベントの種類と、臭いの種類や音の種類などの異常被疑インベントの内容とを含む。
ここで、異常被疑インベントの種類としては、危険度、重要度、異常内容種別などの中位の概念と、その中位の概念の各々に含まれる下位の概念がある。例えば、中位の危険度や重要度に含まれる下位の概念としては、人命に影響あり、事故に発展する可能性あり、安全(単なる情報提供)、操業停止、操業停止に発展する可能性ありなどの種別が含まれる。また、中位の異常内容種別に含まれる下位の概念としては、臭いがある、異音がある、振動がある、ネジ落下、発光、液体漏洩、発煙、曇り、等の種別が含まれる。また、異常被疑イベントの内容とは、例えば、「酸の臭い」、「ギーギーとの異音」、「パイプ表面が光っていた」、「液体が床にあった」、などのさらに具体的な異常の内容を示す。
(センサ位置データベース)
図7Cは、本実施形態に係るセンサ位置データベース405の構成を示す図である。センサ位置データベース405は、プラントに設置されたセンサの位置を格納する。
センサ位置データベース405は、センサID721と、センサ種類722と、センサ設置位置情報723と、を対応付け格納する。センサ設置位置情報723は、プラントID、プラントの一部である計測対象ID、計測対象内の計測位置ID、を含む。
《データ蓄積部の動作手順》
図7Dは、本実施形態に係るデータ蓄積部532の動作手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、データ管理装置530またはデータ蓄積部532を制御するプロセッサがメモリを使用して実行し、図7Aの機能構成部を実現する。以下の説明では、データ管理装置530のプロセッサが実行するとして説明する。
データ管理装置530は、ステップS711において、異常被疑情報を受信したか否かを判定する。異常被疑情報を受信した場合、データ管理装置530は、ステップS713において、異常被疑情報を異常被疑情報データベース402に蓄積する。
異常被疑情報を受信しなかった場合、データ管理装置530は、ステップS721において、センサ情報を受信したか否かを判定する。センサ情報を受信した場合、データ管理装置530は、ステップS723において、センサ情報をセンサ情報データベース211に蓄積する。
異常被疑情報を受信せず、センサ情報を受信しなかった場合、データ管理装置530は、ステップS731において、異常被疑情報に関連付いたセンサを特定するための情報の要求か否かを判定する。センサを特定するための情報の要求であれば、データ管理装置530は、ステップS733において、異常被疑情報を異常被疑情報データベース402から取得する。また、データ管理装置530は、ステップS735において、センサ位置データベース405からセンサ位置を取得する。そして、データ管理装置530は、ステップS737において、位置情報を含む異常被疑情報とセンサ位置とを要求先に提供する。
異常被疑情報を受信せず、センサ情報を受信せず、センサの特定でもない場合、データ管理装置530は、ステップS741において、プラント分析に使用する情報の要求か否かを判定する。プラント分析に使用する情報の要求であれば、データ管理装置530は、ステップS743において、異常被疑情報を異常被疑情報データベース402から取得する。また、データ管理装置530は、ステップS745において、センサ位置データベース405からセンサ位置を取得する。また、データ管理装置530は、ステップS747において、データ解析アルゴリズムデータベース705から対応するデータ解析アルゴリズムを取得する。そして、データ管理装置530は、ステップS749において、取得情報を要求先に提供する。
異常被疑情報を受信せず、センサ情報を受信せず、センサの特定でもなく、プラント分析用でもない場合、データ管理装置530は、ステップS751において、他の処理か否かを判定して、他の処理であれば、ステップS753において、他の処理を行なう。
《ワークフロー装置のワークフロー制御部》
図8Aは、本実施形態に係るワークフロー制御部512の機能構成を示すブロック図である。ワークフロー制御部512は、所定の記法や標準、例えばISA−95に則ったワークフローを制御する。本実施形態においては、端末220からの異常被疑情報を受信すると、端末220の位置情報に基づいて関連するセンサを特定して、種々の情報収集方法から選別された方法で情報を収集するワークフローを起動させる。
ワークフロー制御部512は、通信制御部801と、アラーム受信部802と、異常被疑情報受信部803と、センサ位置受信部804と、分析情報受信部805と、ワークフロー起動部806と、を備える。ワークフロー起動部806は、センサ特定テーブル807と情報収集方法設定テーブル808とを有する。また、ワークフロー制御部512は、さらに、ワークフロー指示部809を備える。かかるワークフロー指示部809による指示がセンサ特定部403や情報収集方法設定部404の処理を実現する。
(センサ特定テーブル)
図8Bは、本実施形態に係るセンサ特定テーブル807の構成を示す図である。センサ特定テーブル807は、異常被疑情報に関連付けられるセンサを特定するために使用される。
センサ特定テーブル807は、異常被疑情報811とセンサ情報812とから、センサ特定アルゴリズム813にしたがって、特定センサ814を特定する。センサ特定アルゴリズム813には、異常被疑情報の発生位置とセンサ位置との関連や、プラントの流れ(上流か下流か)、あるいは、発生時刻などからセンサを特定するアルゴリズムが含まれる。
(情報収集方法設定テーブル)
図8Cは、本実施形態に係る情報収集方法設定テーブル808の構成を示す図である。情報収集方法設定テーブル808は、異常被疑情報に関連して特定されたセンサに対する情報収集方法の設定を行なうために使用される。
情報収集方法設定テーブル808は、異常被疑情報821と、特定センサ822と、必要であれば分析情報823とを使用して、情報収集方法設定アルゴリズム824にしたがって、情報収集方法825が設定される。情報収集方法設定アルゴリズム824には、情報収集を特定センサに制限すべきか、特定センサを重視すべきか、あるいは、分析への関与の変更などを基準とする、情報収集方法の選別が含まれる。
《ワークフロー制御部の動作手順》
図8Dは、本実施形態に係るワークフロー制御部512の動作手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、ワークフロー装置510あるいはワークフロー制御部512のプロセッサがメモリを使用して実行し、図8Aの機能構成部を実現する。以下の説明では、ワークフロー装置510のプロセッサが実行するとして説明する。
ワークフロー装置510は、ステップS801において、データ蓄積部532の異常被疑情報データベース402から異常被疑情報を取得する。ワークフロー装置510は、ステップS803において、データ蓄積部532のセンサ位置データベース405からセンサ位置を取得する。また、必要であれば、ワークフロー装置510は、ステップS805において、分析情報を取得する。
ワークフロー装置510は、ステップS807において、センサ特定テーブル807を用いて、異常被疑情報に関連するセンサを特定する。なお、センサの特定には、異常発生時刻などが考慮されてもよい。ワークフロー装置510は、ステップS809において情報収集方法設定テーブル808を用いて、異常被疑情報と特定センサとにしたがって情報収集方法を設定する。なお、情報収集方法の設定には、センサ位置や異常発生時刻などが考慮されてもよい。
ワークフロー装置510は、ステップS811において、設定した情報収集方法のワークフローの起動を指示する。
《作業ワークフロー》
図9は、本実施形態に係るプラント管理システム200における作業のワークフローを示す図である。なお、図9のワークフローは、本実施形態において現場の端末からの異常被疑情報に基づいてセンサを特定して情報収集方法を設定する処理部分を記載する新規なワークフローである。以下に示すワークフローは、ワークフロー装置510がプラント管理システムの各構成装置や各機能構成部を使って実施する作業手順を示している。なお、図9には、本実施形態の最小限の基本的なタスクのみを示しており、種々のタスクが追加されてよい。
ワークフロー装置510は、タスクT901において、異常被疑情報を現場の作業者250の端末220から収集する。ワークフロー装置510は、タスクT903において、収集した異常被疑情報を蓄積する。ワークフロー装置510は、タスクT905において、異常被疑情報に関連するセンサを特定する。ワークフロー装置510は、タスクT907において、特定センサによる情報収集方法を設定する。そして、ワークフロー装置510は、タスクT907において、設定された情報収集方法でセンサ情報を収集して蓄積する。なお、本実施形態の情報収集方法は、情報収集のみでなく収集した情報の使用方法をも含むものとして使用している。
《センサの情報収集方法の設定例》
図10A〜図17Bを参照して、特定センサの情報収集方法を選別して設定する例を説明する。なお、図10A〜図17Aにおいて、図2や図4と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
(データ収集の選別)
まず、図10A〜図11Bを参照して、センサからのデータ収集を選別する例を説明する。この例では、特定されたセンサからのデータ入力を他のセンサからのデータ入力と選別する情報収集方法を設定する。なお、センサからのデータ収集を選別する方法は、以下の例に限定されるものではない。
図10Aおよび図10Bに示す第1情報収集方法においては、データ入力を特定されたセンサに絞り込む情報収集方法を設定する。
図10Aは、本実施形態に係るプラント管理システム200における第1情報収集方法を実現する構成を示す図である。なお、図10Aにおいて、図2および図4と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明は省略する。
図10Aのプラント管理システム1000においては、プラント管理装置210が、分析エンジン1011と、分析対象センサ選択部1012と、を有する。分析エンジン1011は、センサからのセンサ情報を分析する。分析対象センサ選択部1012は、異常被疑情報データベース402に蓄積された異常被疑情報と、センサ位置データベース405に蓄積されたセンサ位置とに基づいて、センサ260からの入力から分析エンジン1011へのセンサ情報の伝達を、センサ関連情報により特定されたセンサに選択するように、フィルタリングする。
例えば、異常登録があった箇所の周辺の圧力センサCおよび電圧センサEに関連するセンサのみに絞り込む。すなわち、分析エンジン1011への入力を、センサCおよびセンサCを含むインバリアントや、センサCおよびセンサEの上流・下流に関係するセンサ群に関係するインバリアントのみに絞り込む。
図10Bは、本実施形態に係る第1情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。
ワークフロー制御部512は、タスクT1001において、センサからのセンサ情報を取得する。ワークフロー制御部512は、タスクT1003において、分析対象の特定センサからのセンサ情報を選択する。ワークフロー制御部512は、タスクT1005において、選択されたセンサ情報を分析エンジン1011に転送する。
図11Aおよび図11Bに示す第2情報収集方法においては、特定されたセンサのデータ入力の間隔を変更する情報収集方法を設定する。
図11Aは、本実施形態に係るプラント管理システム200における第2情報収集方法を実現する構成を示す図である。なお、図11Aにおいて、図2、図4および図10Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明は省略する。
図11Aのプラント管理システム1100においては、プラント管理装置210が、センサ毎のセンサ情報サンプリング間隔設定部1112、を有する。センサ毎のセンサ情報サンプリング間隔設定部1112は、異常被疑情報に関連する特定センサからのセンサ情報のサンプリング間隔を短くするように調整して、特定センサからのセンサ情報をたくさん分析エンジン1011に送って、特定センサからのセンサ情報の分析への関与を高める。
例えば、異常被疑情報に関連する圧力センサCおよび圧電センサEのサンプリング間隔は10秒間隔であり、関連の小さい流通センサDのサンプリング間隔は30分である。
図11Bは、本実施形態に係る第2情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。
ワークフロー制御部512は、タスクT1101において、センサごとにサンプリング間隔を設定する。この時に、異常被疑情報に関連する特定センサのサンプリング間隔を通常よりも短くなるように設定する。ワークフロー制御部512は、タスクT1103において、センサから設定されたサンプリング間隔でセンサ情報を取得する。ワークフロー制御部512は、タスクT1105において、設定されたサンプリング間隔で取得されたセンサ情報を分析エンジン1011に転送する。
なお、第2情報収集方法の実行は、自動でもいいし、保守作業員が判断するツールとしてUI実装してもよい。
(データ分析の選別)
次に、図12A〜図13Bを参照して、データ分析において選別する例を説明する。この例では、特定されたセンサからのデータの分析を他のセンサからのデータの分析と選別する情報収集方法を設定する。なお、データ分析において選別する方法は、以下の例に限定されるものではない。
図12Aおよび図12Bに示す第3情報収集方法においては、特定されたセンサの異常検知のための閾値を変更する情報収集方法を設定する。
図12Aは、本実施形態に係るプラント管理システム200における第3情報収集方法を実現する構成を示す図である。なお、図12Aにおいて、図2および図4と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明は省略する。
図12Aのプラント管理システム1200においては、プラント管理装置210が、異常被疑情報に関連する特定センサの異常検知レベルを低下させる分析エンジン1211を有する。分析エンジン1211は、例えば、グラフ1212に示すように、振動異常が登録された近傍にある電圧センサE閾値を下げて異常検知を判定し易くする。
図12Bは、本実施形態に係る第3情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。
ワークフロー制御部512は、タスクT1201において、分析エンジン1211に対して、異常被疑情報に関連する特定センサの異常検知レベルを低下させて、異常検知の官度を高める。ワークフロー制御部512は、タスクT1203において、設定された異常検知レベルに基づいて異常検知を行なう。ワークフロー制御部512は、タスクT1205において、異常検知情報を蓄積する。
図13Aおよび図13Bに示す第4情報収集方法においては、特定されたセンサのデータを分析する分析間隔を変更する情報収集方法を設定する。
図13Aは、本実施形態に係るプラント管理システム200における第4情報収集方法を実現する構成を示す図である。なお、図13Aにおいて、図2、図4および図10Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明は省略する。
図13Aのプラント管理システム1300においては、プラント管理装置210が、センサ毎の分析間隔設定部1312、を有する。センサ毎の分析間隔設定部1312は、異常被疑情報に関連する特定センサからのセンサ情報を用いた分析エンジン1011の分析間隔を短くなるように調整して、特定センサからのセンサ情報を分析エンジン1011における分析に、より高く関与させる。
図13Bは、本実施形態に係る第4情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。
ワークフロー制御部512は、タスクT1301において、センサごとに分析間隔を設定する。この時に、異常被疑情報に関連する特定センサの分析間隔を通常よりも短くなるように設定する。ワークフロー制御部512は、タスクT1303において、センサからサンプリング間隔でセンサ情報を取得する。ワークフロー制御部512は、タスクT1305において、センサからのセンサ情報をバッファして、設定された分析間隔で分析エンジン1011に転送する。
なお、第4情報収集方法の実行は、自動でもいいし、保守作業員が判断するツールとしてUI実装してもよい。
(センサ表示の選別)
次に、図14A〜図15Bを参照して、異常被疑のセンサ表示において選別する例を説明する。この例では、特定されたセンサの表示を選別する情報収集方法を設定する。なお、異常被疑のセンサ表示において選別する方法は、以下の例に限定されるものではない。
図14Aおよび図14Bに示す第5情報収集方法においては、異常被疑センサのランキング表示の特定されたセンサに異常被疑イベントの情報を付加する情報収集方法を設定する。
図14Aは、本実施形態に係るプラント管理システム200における第5情報収集方法を実現する構成を示す図である。なお、図14Aにおいて、図2および図4と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明は省略する。
図14Aのプラント管理システム1400においては、プラント管理装置210が、センサ情報出力部1412を有する。センサ情報出力部1412は、分析エンジン1011の分析結果から生成されたセンサの異常被疑ランキングに対して、異常被疑情報データベース402を参照して、関連する異常被疑情報を付加した異常被疑ランキング1413を出力する。ここで、関連する異常被疑情報は、異常被疑情報の発生位置との関連ばかりでなく、異常被疑インベントの種類による関連や、プラントの運転状況なども考慮した関連も含むものである。
例えば、異常被疑ランキング1413においては、ランキング1位の電圧センサEに関連して振動異常が発生したことが出力され、ランキング3位の温度センサAに関連してネジが落ちていたことが出力されている。現場の作業者250あるいはプラント管理者は、これらの異常被疑情報を参考にすることにより、プラントの異常防止を高めることができる。
図14Bは、本実施形態に係る第5情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。
ワークフロー制御部512は、タスクT1401において、分析エンジン1011によりセンサ情報を分析して、センサの異常被疑ランキングを生成する。ワークフロー制御部512は、タスクT1403において、異常被疑ランキングの高い異常被疑センサについて、関連する異常被疑情報が異常被疑情報データベース402にあるかを検索する。そして、ワークフロー制御部512は、タスクT1405において、検索された異常被疑情報を関連するセンサに関連付けて出力し、現場の作業者250あるいはプラント管理者に提示する。
図15Aおよび図15Bに示す第5情報収集方法においては、異常被疑センサのランキング表示における特定されたセンサの順位を変更する情報収集方法を設定する。
図15Aは、本実施形態に係るプラント管理システム200における第6情報収集方法を実現する構成を示す図である。なお、図15Aにおいて、図2および図4と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明は省略する。
図15Aのプラント管理システム1500においては、プラント管理装置210が、登録された異常被疑情報に関連する特定センサに重み付けをして、センサの異常被疑ランキングに反映させる分析エンジン1511、を有する。分析エンジン1511は、例えば、電圧センサEに近くで異常被疑情報が発生した情報を得ると、電圧センサEに異常被疑情報との関連の程度に従う重み付けを行なう。図15Aにおいては、その重み付けを考慮した分析エンジン1511に分析結果として、電圧センサEが1位となった異常被疑ランキング1512が出力され、現場の作業者250あるいはプラント管理者に提示される。
例えば、電圧センサEの近くで「臭い異常」や「振動」が登録されているので、センサEの重み付けを2倍にしたり、電圧センサEの近くで「臭い異常」の登録時刻が他のセンサ周辺異常登録時刻よりも早かったので、センサEの重み付けを2倍にしたりした結果、異常被疑ランキング1512では電圧センサEが1位となった。
図15Bは、本実施形態に係る第6情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。
ワークフロー制御部512は、タスクT1501において、分析エンジン1011によりセンサ情報や異常被疑情報を分析して、プラントやセンサの異常または異常予兆を検出する。ワークフロー制御部512は、タスクT1503において、異常被疑センサに関連する異常被疑情報を、異常被疑情報データベース402から検索する。そして、ワークフロー制御部512は、タスクT1505において、関連する異常被疑情報が検索されたセンサに異常被疑への重み付けをして、異常被疑ランキングの上位となるようにし、現場の作業者250あるいはプラント管理者に提示する。
(観測指示)
次に、図16Aおよび図16Bを参照して、観測指示において選別する例を説明する。この例では、特定されたセンサの位置に関連して蓄積され異常被疑イベントの観測を現場の作業者に指示する情報収集方法を設定する。なお、観測指示において選別する方法は、以下の例に限定されるものではない。
図16Aは、本実施形態に係るプラント管理システム200における第7情報収集方法を実現する構成を示す図である。なお、図14Aにおいて、図2、図4および図10Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明は省略する。
図16Aのプラント管理システム1600においては、プラント管理装置210が、異常原因情報データベース1602と、観測/検査判定部1613と、観測/検査指示部1614と、原因特定部1615と、を有する。
異常原因情報データベース1602は、異常被疑情報データベース402を参照して、特定の故障に対して、過去にどの位置でどんな異常情報が登録されたか、例えば、臭いとか、音とか振動とか、ネジが落ちていたとか、光っていたとか、液体が床にあったとか、の異常と原因との関連を格納する。観測/検査判定部1613は、分析エンジン1011からのセンサの異常被疑ランキング1612の上位センサについて、異常原因情報データベース1602を参照して、現場における観測や検査が必要か否かを判定する。観測/検査指示部1614は、現場の観測や検査が必要と判定された場合に、現場の端末220から作業者250に作業指示1621を行なう。そして、原因特定部1615は、現場の端末220から新たな観測情報1622を受信すると、新たな観測情報1622を用いて、異常被疑となった原因を特定する。
図16Bは、本実施形態に係る第7情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。
ワークフロー制御部512は、タスクT1601において、分析エンジン1011によりセンサ情報や異常被疑情報を分析して、プラントやセンサの異常または異常予兆を検出する。ワークフロー制御部512は、タスクT1603において、異常被疑センサに関連する異常原因情報を、異常原因情報データベース1602から検索する。そして、ワークフロー制御部512は、タスクT1605において、異常被疑情報に対応する観測を現場の作業者250に端末220により指示する。
ワークフロー制御部512は、タスクT1607において、現場の端末220から作業者250が観測した観測情報を取得する。そして、ワークフロー制御部512は、タスクT1609において、プラントやセンサの異常または異常予兆の原因を特定する。
(特徴変換)
図17Aおよび図17Bに示す第8情報収集方法においては、特定されたセンサのデータ入力の特徴変化を変更する情報収集方法を設定する。なお、本例の特徴変換の変更は、図10A〜図11Bで示したデータ収集に関する情報収集方法の設定に関係するが、図12A〜図13Bで示したデータ分析に関する情報収集方法の設定とも考えられる。
図17Aは、本実施形態に係るプラント管理システム200における第8情報収集方法を実現する構成を示す図である。なお、図17Aにおいて、図2および図4と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明は省略する。
図17Aのプラント管理システム1700においては、プラント管理装置210が、特徴変換選択部1712と、を有する。特徴変換選択部1712は、異常被疑情報データベース402に蓄積された異常被疑情報と、センサ位置データベース405に蓄積されたセンサ位置とに基づいて、センサ260からの入力から分析エンジン1011へのセンサ情報の伝達を、センサ関連情報により特定されたセンサに対して、より特徴が分かる成分に変換して情報量を増加させるために特徴変換する。そして、特徴変換された特徴情報を分析エンジン1011へ伝達する。
例えば、振動センサの場合には、振動の強さ(電圧など)の時系列データを、FFT(Fast Fourier Transform)などにより周波数変換する。そして、周波数帯毎のPSD(パワースペクトル密度: Power Spectral Density Function)の代表値を求め、その代表値を、時刻を移動しながら取ることで、各周波数帯毎のPSDの時系列データを生成する。この生成された時系列データを分析エンジン1011へ送る。あるいは、振動の強さの時系列データをFFTで周波数変換してから共振周波数を求め、その共振周波数を時刻を移動しながら取ることで、共振周波数の時系列データを生成する。この生成された時系列データを分析エンジン1011へ送る。あるいは、画像センサの一定面積毎の明度を一定時刻ごとにデジタルデータとして取得し、画像成分の時系列データを生成する。この生成された時系列データを分析エンジン1011へ送る。
このような、特徴変換を、異常被疑イベントの発生に関連して特定されたセンサについて、より特徴が分かる成分に変換して情報量を増加させるように情報収集方法を設定する。この処理により、分析エンジン1011における、より精度の高いより迅速なセンサ情報の分析ができる。
図17Bは、本実施形態に係る第8情報収集方法を実現するワークフローを示す図である。
ワークフロー制御部512は、タスクT1701において、センサからのセンサ情報を取得する。ワークフロー制御部512は、タスクT1703において、特定センサに対する特徴変換方法を選択する。ワークフロー制御部512は、タスクT1705において、選択されたセンサ情報を分析エンジン1011に転送する。
(情報収集方法の設定と終了)
図18は、本実施形態に係る情報収集方法の設定/終了を制御する情報収集方法制御テーブルとワークフローを示す図である。
情報収集方法制御テーブル1800は、情報収集方法の設定/終了を制御するために使用される。情報収集方法制御テーブル1800は、異常被疑イベント1801に対応付けて、その異常被疑イベント1801の発生に基づいて選別され設定された情報収集方法1802と、設定中か終了かを示すフラグ1803と、を記憶する。
異常被疑イベントの発生報告によって、ワークフロー制御部512は、タスクT1811において、異常被疑イベントの発生通知を受信する。ワークフロー制御部512は、タスクT1813において、特定されたセンサに関する情報収集方法を設定する。すなわち、対応する異常被疑イベント1801と選ばれた情報収集方法1802との対応する、設定中か終了かを示すフラグ1803を設定中とする。
異常被疑イベントの終了報告によって、ワークフロー制御部512は、タスクT1821において、異常被疑イベントの終了通知を受信する。ワークフロー制御部512は、タスクT1823において、特定されたセンサに関する情報収集方法を終了する。すなわち、対応する異常被疑イベント1801と選ばれた情報収集方法1802との対応する、設定中か終了かを示すフラグ1803を設定中から終了に変える。
なお、図18の処理は、ワークフロー装置510のアラーム送受信部511により、異常被疑イベントの報告をアラームとして受信し、ワークフロー制御部512が情報収集方法の設定と終了とを制御してもよい。
本実施形態によれば、現場の作業者によって異常が疑われた異常被疑イベントの情報を用いてセンサに関する、異常被疑イベントの状況を分析するための情報収集、あるいは、収集した情報の分析方法や分析結果に基づく提示方法を、情報収集方法として設定する。その結果、現場でプラントを観察あるいは検査する作業者の感覚や経験を積極的にプラントの管理処理に組み込むことができる。
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現するプラント管理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。
[実施形態の他の表現]
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
少なくとも、現場の作業者によって異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得手段と、
少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、前記異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定手段と、
前記特定されたセンサに関する情報収集方法を設定する設定手段と、
を備えるプラント管理システム。
(付記2)
前記取得手段は、前記異常被疑イベントが発生した位置を、前記作業者が携帯する端末の位置に基づいて取得する、付記1に記載のプラント管理システム。
(付記3)
前記センサ特定手段は、前記異常被疑イベントが発生した位置から所定距離内にあるセンサを特定する付記1または2に記載のプラント管理システム。
(付記4)
前記センサ特定手段は、前記異常被疑イベントの種類に対応して、前記異常被疑イベントが発生した位置と関連付けられる位置にあるセンサを特定する付記1乃至3のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
(付記5)
前記取得手段は、さらに前記異常被疑イベントの種類および前記異常被疑イベントの発生時刻の少なくとも一方を取得し、
前記センサ特定手段は、さらに前記異常被疑イベントの種類および前記異常被疑イベントの発生時刻の少なくとも一方に基づいて、センサを特定する付記1乃至4のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
(付記6)
前記異常被疑イベントが発生した位置と、前記異常被疑イベントの種類および前記異常被疑イベントの発生時刻との少なくとも一方とを対応付けて蓄積する蓄積手段を備える、付記5に記載のプラント管理システム。
(付記7)
前記情報収集方法は、前記特定されたセンサによる情報収集を他のセンサによる情報収集と選別するための方法である、付記1乃至6のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
(付記8)
前記設定手段は、前記特定されたセンサからのデータ入力を他のセンサのデータ入力と選別する情報収集方法を設定する、付記7に記載のプラント管理システム。
(付記9)
前記設定手段は、前記データ入力を前記特定されたセンサに絞り込む付記8に記載のプラント管理システム。
(付記10)
前記設定手段は、前記特定されたセンサの前記データ入力の間隔を変更する付記8または9に記載のプラント管理システム。
(付記11)
前記設定手段は、前記特定されたセンサの前記データ入力の特徴変換を変更する付記8乃至10のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
(付記12)
前記設定手段は、前記特定されたセンサからのデータの分析を他のセンサからのデータの分析と選別する情報収集方法を設定する、付記7乃至11のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
(付記13)
前記設定手段は、前記特定されたセンサの異常検知のための閾値を変更する情報収集方法を設定する、付記12に記載のプラント管理システム。
(付記14)
前記設定手段は、前記特定されたセンサのデータを分析する分析間隔を変更する情報収集方法を設定する、付記12または13に記載のプラント管理システム。
(付記15)
前記設定手段は、前記特定されたセンサの表示を他のセンサの表示と選別する情報収集方法を設定する、付記7乃至14のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
(付記16)
前記設定手段は、異常被疑センサのランキング表示の前記特定されたセンサに前記異常被疑イベントの情報を付加する情報収集方法を設定する、付記15に記載のプラント管理システム。
(付記17)
前記設定手段は、異常被疑センサのランキング表示における前記特定されたセンサの順位を変更する情報収集方法を設定する、付記15または16に記載のプラント管理システム。
(付記18)
前記設定手段は、前記特定されたセンサの位置に関連して前記異常被疑イベントの観測を現場の作業者に指示する情報収集方法を設定する、付記7乃至17のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
(付記19)
前記取得手段は、前記現場の作業者からの前記異常被疑イベントの消滅を示す情報を取得し、
前記設定手段は、前記特定されたセンサに関する情報収集方法を終了する付記1乃至18のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
(付記20)
少なくとも、現場の作業者によって異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得ステップと、
少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、前記異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定ステップと、
前記特定されたセンサに関する情報収集方法を設定する設定ステップと、
を含むプラント管理方法。
(付記21)
現場の作業者が携帯する端末から、少なくとも、異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得手段と、
少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、前記異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定手段と、
前記特定されたセンサに関する情報収集方法を設定するよう指示する指示手段と、
を備えるプラント管理装置。
(付記22)
現場の作業者が携帯する端末に、前記作業者が行なうべきタスクのリストを表示させる表示ステップと、
前記端末から、少なくとも、異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得ステップと、
少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置と基づいて特定された、前記異常被疑イベントに関連するセンサの情報を提示する提示ステップと、
をコンピュータに実行させるプラント管理プログラム。
(付記23)
現場の作業者が携帯する端末から、少なくとも、異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得ステップと、
少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、前記異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定ステップと、
前記特定されたセンサに関する情報収集方法を設定させるよう指示する指示ステップと、
をコンピュータに実行させるプラント管理プログラム。
(付記24)
現場の作業者が携帯する端末から取得した、異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
前記蓄積手段を参照して、前記異常被疑イベントに関連する異常被疑センサを判定する判定手段と、
前記異常被疑イベントの発生を前記異常被疑センサのランキング表示に反映させて、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて特定されたセンサの情報収集方法を設定させるよう指示する指示ステップと、
をコンピュータに実行させるプラント管理プログラム。
この出願は、2016年3月30日に出願された日本国特許出願 特願2016−068251号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (24)

  1. 少なくとも、現場の作業者によって異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得手段と、
    少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、前記異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定手段と、
    前記特定されたセンサに関する情報収集方法を設定する設定手段と、
    を備えるプラント管理システム。
  2. 前記取得手段は、前記異常被疑イベントが発生した位置を、前記作業者が携帯する端末の位置に基づいて取得する、請求項1に記載のプラント管理システム。
  3. 前記センサ特定手段は、前記異常被疑イベントが発生した位置から所定距離内にあるセンサを特定する請求項1または2に記載のプラント管理システム。
  4. 前記センサ特定手段は、前記異常被疑イベントの種類に対応して、前記異常被疑イベントが発生した位置と関連付けられる位置にあるセンサを特定する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
  5. 前記取得手段は、さらに前記異常被疑イベントの種類および前記異常被疑イベントの発生時刻の少なくとも一方を取得し、
    前記センサ特定手段は、さらに前記異常被疑イベントの種類および前記異常被疑イベントの発生時刻の少なくとも一方に基づいて、センサを特定する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
  6. 前記異常被疑イベントが発生した位置と、前記異常被疑イベントの種類および前記異常被疑イベントの発生時刻との少なくとも一方とを対応付けて蓄積する蓄積手段を備える、請求項5に記載のプラント管理システム。
  7. 前記情報収集方法は、前記特定されたセンサによる情報収集を他のセンサによる情報収集と選別するための方法である、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
  8. 前記設定手段は、前記特定されたセンサからのデータ入力を他のセンサのデータ入力と選別する情報収集方法を設定する、請求項7に記載のプラント管理システム。
  9. 前記設定手段は、前記データ入力を前記特定されたセンサに絞り込む請求項8に記載のプラント管理システム。
  10. 前記設定手段は、前記特定されたセンサの前記データ入力の間隔を変更する請求項8または9に記載のプラント管理システム。
  11. 前記設定手段は、前記特定されたセンサの前記データ入力の特徴変換を変更する請求項8乃至10のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
  12. 前記設定手段は、前記特定されたセンサからのデータの分析を他のセンサからのデータの分析と選別する情報収集方法を設定する、請求項7乃至11のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
  13. 前記設定手段は、前記特定されたセンサの異常検知のための閾値を変更する情報収集方法を設定する、請求項12に記載のプラント管理システム。
  14. 前記設定手段は、前記特定されたセンサのデータを分析する分析間隔を変更する情報収集方法を設定する、請求項12または13に記載のプラント管理システム。
  15. 前記設定手段は、前記特定されたセンサの表示を他のセンサの表示と選別する情報収集方法を設定する、請求項7乃至14のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
  16. 前記設定手段は、異常被疑センサのランキング表示の前記特定されたセンサに前記異常被疑イベントの情報を付加する情報収集方法を設定する、請求項15に記載のプラント管理システム。
  17. 前記設定手段は、異常被疑センサのランキング表示における前記特定されたセンサの順位を変更する情報収集方法を設定する、請求項15または16に記載のプラント管理システム。
  18. 前記設定手段は、前記特定されたセンサの位置に関連して前記異常被疑イベントの観測を現場の作業者に指示する情報収集方法を設定する、請求項7乃至17のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
  19. 前記取得手段は、前記現場の作業者からの前記異常被疑イベントの消滅を示す情報を取得し、
    前記設定手段は、前記特定されたセンサに関する情報収集方法を終了する請求項1乃至18のいずれか1項に記載のプラント管理システム。
  20. 少なくとも、現場の作業者によって異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得ステップと、
    少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、前記異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定ステップと、
    前記特定されたセンサに関する情報収集方法を設定する設定ステップと、
    を含むプラント管理方法。
  21. 現場の作業者が携帯する端末から、少なくとも、異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得手段と、
    少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、前記異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定手段と、
    前記特定されたセンサに関する情報収集方法を設定するよう指示する指示手段と、
    を備えるプラント管理装置。
  22. 現場の作業者が携帯する端末に、前記作業者が行なうべきタスクのリストを表示させる表示ステップと、
    前記端末から、少なくとも、異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得ステップと、
    少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置と基づいて特定された、前記異常被疑イベントに関連するセンサの情報を提示する提示ステップと、
    をコンピュータに実行させるプラント管理プログラム。
  23. 現場の作業者が携帯する端末から、少なくとも、異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を取得する取得ステップと、
    少なくとも、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて、前記異常被疑イベントに関連するセンサを特定するセンサ特定ステップと、
    前記特定されたセンサに関する情報収集方法を設定させるよう指示する指示ステップと、
    をコンピュータに実行させるプラント管理プログラム。
  24. 現場の作業者が携帯する端末から取得した、異常が疑われた異常被疑イベントが発生した位置を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
    前記蓄積手段を参照して、前記異常被疑イベントに関連する異常被疑センサを判定する判定手段と、
    前記異常被疑イベントの発生を前記異常被疑センサのランキング表示に反映させて、前記異常被疑イベントが発生した位置に基づいて特定されたセンサの情報収集方法を設定させるよう指示する指示ステップと、
    をコンピュータに実行させるプラント管理プログラム。
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