JPWO2017168565A1 - レーザ光源モジュール、および故障レーザダイオードの特定方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、レーザダイオードが不発光となった場合に、レーザダイオードへの電流を迂回させることが可能なレーザ光源モジュールの提供を目的とする。レーザ光源モジュール100は、レーザダイオード3と、レーザダイオード3と並列に接続され、オン状態のときにレーザダイオードへの電流を迂回させるバイパス回路4と、レーザダイオード3のレーザ光を検出する光検出回路5と、入力される制御信号に応じて、バイパス回路4をオン状態に切り替えるバイパス回路切替回路6と、を備え、光検出回路5がレーザ光を検出していないことに応答して、バイパス回路切替回路6はバイパス回路4をオン状態に切り替えることが可能になる。

Description

本発明はレーザ光源モジュール、光源装置および故障レーザダイオードの特定方法に関する。
デジタルシネマ・プロジェクターなどの光源装置は、高い光出力を得るために、光源として複数のレーザ光源モジュールを備える。光源装置内において複数のレーザ光源モジュールを駆動する方式としては、レーザ光源モジュールを電気的に直列接続し、各モジュールに均等に電流を流す駆動方式が一般的である。しかしながら、複数のレーザ光源モジュールを電気的に直列接続して駆動する場合には下記の問題点があった。
レーザダイオード(以下、LDとも記載する)がオープンモード故障(LDが非導通で不発光となる故障)になった場合には、故障したレーザ光源モジュールに直列接続された全てのレーザ光源モジュールが不発光となる。これは、光源装置からの光出力がゼロになることを意味し、光源装置のみならず映像システム全体に致命的な障害を引き起こす。
また、LDがダイオード特性を保ったまま不発光になった場合にも、故障したレーザ光源モジュールにおいて正常発光時より光放射エネルギー分だけ大きな発熱が発生する。また、故障したレーザ光源モジュールの光出力を補うために、他のレーザ光源モジュールの光出力を増大させる必要がある。光出力を増大させるために駆動電流を増大させると、更に熱的負荷が大きくなり光源装置の信頼性が大きく低下する。
また、LDが半ショートモード故障になった場合においても、光源装置全体として光出力を保つために駆動電流を増大させる必要がある。駆動電流を増大させると、半ショート故障した箇所に電流が集中することで焼損、断線などに至る場合がある。従って、光源装置の継続運用において信頼性を大きく損なう。但し、LDが完全ショート状態の故障になった場合は、複数のレーザ光源モジュールを電気的に直列接続して運用するのに支障はない。
複数のレーザ光源モジュールのいずれかが故障した場合に光源装置の光出力を継続して行う技術が提案されている。例えば、特許文献1には、LDが故障した場合、LDに並列接続された代替のダイオード又はLDに電流を迂回させることでオープン故障の際に光源装置の継続運用が保たれることが記載されている。また、特許文献2には、LDにスイッチング素子を並列接続し、LDの故障によりLDに印加される電圧が閾値を上回ると、スイッチング素子がLDへの電流を迂回させる構成が記載されている。
特開2005−57036号公報 特開2005−530332号公報
特許文献1においては、LDに並列接続される代替のダイオード又は代替のレーザダイオードは、レーザダイオードよりも順方向電圧(Vf)が高く設定される。つまり、レーザダイオードの故障時には、代替のダイオードにおいて正常時よりも高い発熱を伴う。従って、代替のダイオードの発熱が他の正常なLDに影響を与えないような放熱設計が要求される。特に冷却能力と冷却スペースに大きな余裕が必要となり放熱のためのコストが増大してしまう。
また、特許文献2においては、LDごとに電圧を計測することで故障の検出を行うが、LDの故障において最も発生頻度が高い、ダイオード特性を保ったまま不発光となる故障については検出することができなかった。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、レーザダイオードが不発光となった場合に、レーザダイオードへの電流をバイパス回路に迂回させることが可能なレーザ光源モジュールの提供を目的とする。また、本発明は、複数のレーザ光源モジュールが電気的に直列接続されて駆動される光源装置において、いずれかのレーザ光源モジュールのレーザダイオードが不発光となった場合であっても、他のレーザ光源モジュールからの光出力を継続することが可能な光源装置の提供を目的する。また、本発明は、光源装置において故障したレーザダイオードを特定する故障レーザダイオードの特定方法の提供を目的とする。
本発明に係るレーザ光源モジュールは、レーザダイオードと、レーザダイオードと並列に接続され、オン状態のときにレーザダイオードへの電流を迂回させるバイパス回路と、レーザダイオードのレーザ光を検出する光検出回路と、入力される制御信号に応じて、バイパス回路をオン状態に切り替えるバイパス回路切替回路と、を備え、光検出回路がレーザ光を検出していないことに応答して、バイパス回路切替回路はバイパス回路をオン状態に切り替えることが可能になる。
本発明に係るレーザ光源モジュールにおいては、光検出回路がレーザ光を検出していないことに応答して、バイパス回路をオン状態に切り替えることが可能となる。従って、レーザダイオードがダイオード特性を維持したまま不発光となる故障を起こした場合であっても、電流をバイパス回路に確実に迂回させることが可能となる。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによってより明白となる。
実施の形態1に係るレーザ光源モジュールの回路構成を示す図である。 実施の形態1に係るレーザ光源モジュールの光検出回路の別の構成例を示す図である。 実施の形態1に係るレーザ光源モジュールの平面図である。 実施の形態1に係るレーザ光源モジュールの断面図である。 実施の形態1に係るレーザダイオードの平面図である。 実施の形態1に係る光源装置の回路構成を示す図である。 実施の形態1に係るレーザ光源モジュールのレーザダイオードの故障状態と給電端子間電圧の関係を示す図である。 故障したレーザダイオードを特定する動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るレーザ光源モジュールの回路構成を示す図である。
<実施の形態1>
<レーザ光源モジュールの構成>
図1は、本実施の形態1おけるレーザ光源モジュール100の回路構成を示す図である。図1に示すように、レーザ光源モジュール100は、レーザダイオード3(以降ではLD3とも記載する)と、バイパス回路4と、光検出回路5と、バイパス回路切替回路6とを備える。
レーザ光源モジュール100は、LD3に電力を供給する端子として給電端子2a,2bを備える。給電端子2a,2bには電流源1が接続される。バイパス回路4は、LD3と並列に接続されている。バイパス回路4は、オン状態のときにLD3への電流を迂回させるための回路である。
バイパス回路4は、スイッチング素子41を備える。スイッチング素子41は例えばNチャネルMOSFET(エンハンスメント型)である。スイッチング素子41としてNチャネルMOSFETを選択する理由としては、数十アンペア程度の大電流をスイッチ制御する素子として小型であり、かつ、スイッチがオン状態(導通状態)における導電抵抗が数mΩと極めて低いからである。導電抵抗が数mΩと低いことにより、LD3の駆動電流(数十アンペア程度)を発熱を抑えて迂回させることができる。また、LD3が故障して半ショート状態となった場合においてもスイッチング素子41は十分低い導通抵抗であることが望ましい。
光検出回路5は、LD3のレーザ光を検出する。光検出回路5の機能は例えばフォトトランジスタ51により実現される。フォトトランジスタ51は、LD3のレーザ光の一部を受光するように配置される。光検出回路5はレーザ光を検出すると、スイッチング素子41の制御端子と、レーザダイオード・グランド9(以降ではLD_GND9とも記載する)を非導通状態から導通状態に切り替える。
つまり、光検出回路5は、レーザ光を検出している状態において、バイパス回路4のスイッチング素子41の制御端子をLD_GND9に短絡させる。一方、光検出回路5は、レーザ光を検出していない状態において、スイッチング素子41の制御端子をLD_GND9から切り離す。
図2に、光検出回路5の別の構成例を示す。図1においては光検出回路5の機能をフォトトランジスタ51で実現したが、図2に示すように、フォトダイオード52、コンパレータを含むシュミットトリガ回路53(ヒステリシス回路とも呼ばれる)、スイッチング素子54等を組み合わせて光検出回路5の機能を実現してもよい。この場合、スイッチング素子54の切り替えによってコンパレータへの電源供給が断たれないように、コンパレータへの給電経路は別に設ける必要がある。
なお、光検出回路5において、フォトトランジスタ51、フォトダイオードなどの光検出素子の受光部はLD3のレーザ光の一部を受光できる位置に配置される。レーザ光の一部を受光できる位置とは、例えば、LD3の出射端面の反対側の端面、LD3の出射光を平行光化するコリメートレンズ近傍等である。
図1に示すように、レーザ光源モジュール100は制御端子7a,7bを備える。バイパス回路切替回路6には、制御端子7a,7bを介して制御部8から制御信号が入力される。バイパス回路切替回路6は、入力される制御信号に応じて、バイパス回路4をオン状態に切り替える。
バイパス回路切替回路6は、フォトボル出力フォトカプラ61を備える。フォトボル出力フォトカプラ61は、入力側に発光素子63として例えばLEDを備える。また、出力側に光電変換素子62として、直列接続された複数のフォトダイオードを備える。制御端子7a,7bを介して発光素子63に駆動電流(ハイ又はローの制御信号)が供給される。発光素子63が発光すると、光電変換素子62には光エネルギーが入力されて、フォトボル出力フォトカプラ61の出力端子6a,6b間には所定の電圧が発生する。
なお、フォトボル出力フォトカプラ61の特徴は、入力側の発光素子63と、出力側の光電変換素子62とが電気的に絶縁されていることにある。フォトボル出力フォトカプラ61は、制御部8の制御グランド10とは電気的に絶縁されたLD_GND9を基準とした起電力により、スイッチング素子41に制御電圧(バイアス)を与えることが可能である。バイパス回路切替回路6の入力側と出力側が絶縁されていることにより、スイッチング素子41がオン状態(導通状態)となり、給電端子2a,2b間が短絡状態になった後もこの状態を安定的に維持することができる。
光検出回路5がレーザ光を検出していないことに応答して、バイパス回路切替回路6はバイパス回路4をオン状態に切り替えることが可能になる。光検出回路5がレーザ光を検出しているときは光検出回路5が導通状態となるため、バイパス回路切替回路6の光電変換素子62の両端が短絡された状態となる。よって、バイパス回路4のスイッチング素子41の制御端子に電圧が印加されない。この状態において、電流源1から供給される電流はバイパス回路4に迂回されず、LD3へ供給される。
一方、光検出回路5がレーザ光を検出していないときは光検出回路5が非導通状態となるため、バイパス回路切替回路6の光電変換素子62の両端に発生する電圧がバイパス回路4のスイッチング素子41の制御端子に印加される。スイッチング素子41の制御端子に電圧が印加されてスイッチング素子41がオン状態(即ち、バイパス回路4がオン状態)となることによって、LD3へ供給される電流がバイパス回路4に迂回される。
図3は、レーザ光源モジュール100の平面図である。また、図4は、図3の線分A−Aにおける保持ブロック211、サブマウント基板210およびLD3の断面図である。また、図5は、保持ブロック211、サブマウント基板210およびLD3の平面図である。
図3に示すように、ステムベース203上に、基板205および保持ブロック211が固定される。基板205上には導電パターン206が形成されている。導電パターン206の所定の領域には、制御端子7a,7b、給電端子2a,2b、バイパス回路4、光検出回路5、バイパス回路切替回路6などが配置される。
また、保持ブロック211上には、サブマウント基板210が配置される。図4に示すように、サブマウント基板210において、絶縁基板210aの裏面側(保持ブロック211側)には、保持ブロック側導電パターン210dが形成されている。また、図5に示すように、絶縁基板210aの上面側には、LD3のP側電極、N側電極のそれぞれに対応した導電パターン210b,210cが形成されている。導電パターン210b上にはLD3の裏面電極が接合されている。また、導電パターン210cは導電性ワイヤ212を介してLD3の上面電極と接続されている。また、給電端子2a,2bは、導電パターン210b,210cのそれぞれと導電性リボン202を介して接続されている。
図3のように導電パターン206を形成し、バイパス回路4、光検出回路5、バイパス回路切替回路6を配置することで、半導体モジュール100のサイズが増大することを抑制することが可能である。
<光源装置の構成>
図6は、本実施の形態1における光源装置500の構成を示す図である。図6に示すように、光源装置500は、複数のレーザ光源モジュール101〜106と、制御部8と、電流源1とを備える。
複数のレーザ光源モジュール101〜106は直列に接続されている。これらのレーザ光源モジュール101〜106のそれぞれは、図1で示したレーザ光源モジュール100と同じ構成である。
制御部8は、各レーザ光源モジュール101〜106のバイパス回路切替回路6に対して個別に制御信号を出力する。つまり、図6において制御部8は、6個の制御信号出力部を備え、各出力部からは独立して制御信号を出力可能である。電流源1は、直列接続された複数のレーザ光源モジュール101〜107に電流を供給する。
なお、図6においては、光源装置500が6個のレーザ光源モジュール101〜106を備える構成であるが、レーザ光源モジュールの個数はこれに限定されない。光源装置500に要求される光出力、電流源1の駆動能力などに応じて任意の個数のレーザ光源モジュールを配置可能である。
なお、図1および図6における制御部8は、処理回路81によって実現される。処理回路81は、専用のハードウェアであっても、メモリ82に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSPともいう)であってもよい。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
処理回路81がCPUの場合、制御部8の機能はソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ82に格納される。処理回路81は、メモリ82に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部8の機能を実現する。また、このプログラムは、制御部8の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ82とは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。
なお、制御部8の機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。制御部8は例えば、マイクロコントローラによって実現される。
<レーザ光源モジュールの動作>
図7は、図1に示したレーザ光源モジュール100のLD3の故障状態と給電端子2a,2b間の電圧の関係を示す図である。ここで、給電端子2a,2b間の電圧とは、給電端子2a,2bに電流を供給する電流源1の両端の電圧を意味する。
図7を用いて、LDの状態(故障の種類)について説明する。まず、「正常」とはLDに故障が生じていない状態を意味する。正常なLDに電流源1から規定の電流が流れたときに生じる順方向電圧をVfとする。「オープン故障」とは、LDに電流が流れなくなった状態を意味する。このとき、給電端子2a,2b間の電圧は電流源1の解放電圧となる。「半ショート故障」とは、LDにおいて不完全な短絡状態を意味する。このとき、給電端子2a,2b間の電圧は解放電圧より小さい電圧となる。「Vf保持不発光」とは、ダイオード特性を維持したままLDが不発光となる状態を意味する。
図2に示すように、LDが「正常」な状態(即ち、LDが発光している状態)においては、バイパス回路4の制御は無効である。一方、「オープン故障」、「半ショート故障」、「Vf保持不発光」等の故障が生じた状態(即ち、LDが不発光の状態)においては、バイパス回路4の制御が有効となる。
図2に示すように、バイパス回路4がオン状態になると、給電端子7a,7bはバイパス回路4により短絡されるため、給電端子間の電圧はゼロとなる。
LDが正常に発光する場合、光検出回路5がレーザ光を検出する。よって、バイパス回路4のスイッチング素子41の制御端子はLD_GND9に短絡される。この状態において、バイパス回路4はオフ状態、即ちLD3に流れる電流を迂回しない状態に維持される。
LD素子が不発光の場合、光検出回路5はレーザ光を検出しない。光検出回路5はレーザ光を検出しない状態において、バイパス回路4のスイッチング素子41の制御端子はLD_GND9から電気的に切り離される。この状態において、バイパス回路4のスイッチング素子41の制御端子が制御可能な状態となる。つまり、制御部8は制御信号により、バイパス回路切替回路6を介してバイパス回路4をオン状態に切り替えることが可能となる。
LD3が発光している間は、制御部8はバイパス回路4をオン状態にさせる制御信号(制御信号:ハイ)を出力している。つまり、バイパス回路切替回路6において発光素子63には電流が流れて発光している。LD3が発光している間は、光検出回路5がレーザ光を検出しているため、バイパス回路4への制御は無効となっている。つまり、制御部8が出力する制御信号に関わらず、LD3への給電が維持される。
LD3が不発光状態となると、光検出回路5がレーザ光を検出しなくなり、バイパス回路4への制御が有効となる。このとき、制御部8からはバイパス回路4をオン状態にする制御信号が出力されているため、LD3が不発光になると、即座にバイパス回路4がオン状態となる。バイパス回路4がオン状態となることにより、電流源1からLD3に流れる電流はバイパス回路4に迂回される。
<故障したレーザダイオードの特定方法>
図6に示す光源装置500おいては、6個のレーザ光源モジュール101〜106を直列接続した例を示した。直列接続されたレーザ光源モジュールの個数がn個の場合、制御部8は、最大でも2r−1<n≦2を満たすr回の判定動作を繰り返すことによって、故障したLDを特定することが可能である。例えば、n=6の場合には、3回の判定動作で故障したLDを特定することが可能である。n=100の場合でも7回の判定動作で故障したLDの特定が可能である。
図8は、故障したLDを特定する動作を示すフローチャートである。以下では、図6に示すようにレーザ光源モジュールの個数が6個の場合(n=6の場合)を例に、故障したLDの特定方法を説明する。但し、アルゴリズムを簡潔に示すために、レーザ光源モジュール103のLD3がダイオード特性を保持した状態で不発光となる故障(図7における「Vf保持不発光」)を起こしたと仮定して説明を行う。
制御部8は、6個のレーザ光源モジュール101〜106を制御しているが、その内の1つが故障して不発光となった場合、不発光となったレーザ光源モジュール(本例ではレーザ光源モジュール103)のみ制御部8から制御可能となる。
まず、制御部8は、6個のレーザ光源モジュール101〜106を2つのグループ(第1、第2のグループ)に分ける(ステップS01)。例えば、レーザ光源モジュール101〜103を第1のグループ、レーザ光源モジュール104〜106を第2のグループとする。そして、制御部8は、第1のグループの全てのレーザ光源モジュール101〜103に対して、バイパス回路4をオン状態にする制御信号(制御信号:ハイ)を出力する。そして、この状態において、制御部8は電圧測定回路83を介して、電流源1の両端の電圧値を取得する(ステップS02)。
次に、制御部8は、取得した電流源1の両端の電圧値が予め定められた基準電圧値より大きいか否かの判定を行う(ステップS03)。ここで、基準電圧値とは(n−1)×Vfである。本例では、n=6のため基準電圧値は5×Vfに設定される。電流源1の両端電圧値が基準電圧値より大きい場合は、第1のグループ内に故障したレーザ光源モジュールが含まれないことを意味する。一方、電流源の両端電圧値が基準電圧値に実質的に等しい場合は、第1のグループ内に故障したレーザ光源モジュールが含まれることを意味する。本例では、ステップS02において制御部8が取得する電流源1の両端電圧値は5×Vfとなる。これは、第1のグループに故障したレーザ光源モジュール103が含まれており、制御信号によりバイパス回路4がオン状態となってLD3の両端電圧が実質的にゼロとなっているためである。
ステップS03において、電流源1の両端電圧値が基準電圧値よりも大きい場合、制御部8は第2のグループを選択する(ステップS04)。一方、電流源1の両端電圧値が基準電圧値に実質的に等しい場合、制御部8は第1のグループを選択する(ステップS05)。本例では、電流源1の両端電圧値が基準電圧値に実質的に等しいため、制御部8は第1のグループを選択する。
次に、制御部8は、ステップS04又はステップS05で選択したグループが単一のレーザ光源モジュールで構成されるか否かの判定を行う(ステップS06)。本例では、制御部8はステップS04において第1のグループを選択しており、第1のグループには3つのレーザ光源モジュールが含まれるため、ステップS08に進む。
一方、ステップS06において選択したグループが単一のレーザ光源モジュールで構成される場合は、制御部8は、そのレーザ光源モジュールのLD3を故障したLDとして特定する(ステップS07)。
ステップS08において、制御部8は、ステップS04又はステップS05で選択したグループを2つのグループに分ける。本例では、制御部8はステップS04において第1のグループを選択しているため、第1のグループを新しい第1、第2のグループに分ける。例えば、制御部8は、レーザ光源モジュール101を新しい第1のグループ、レーザ光源モジュール102,103を新しい第2のグループとする。そして、制御部8は、ステップS02の動作を再び実行する。
ステップS02において、制御部8は、第1のグループの全てのレーザ光源モジュール101に対して、バイパス回路4をオン状態にする制御信号を出力する。そして、この状態において、制御部8は電圧測定回路83を介して、電流源1の両端電圧値を取得する。ここで、制御部8が取得する電圧値は6×Vfである。
次に、制御部8は前述したステップS03を再び実行する。つまり、制御部8は取得した電圧値(6×Vf)が基準電圧値(5×Vf)より大きいか否かの判定を行う。本例では、取得した電圧値が基準電圧値よりも大きいため、制御部8は第2のグループを選択する(ステップS04)。
次に、制御部8はステップS08において、選択したグループ(本例では第2のグループ)を2つのグループに分ける。制御部8は、レーザ光源モジュール102を新しい第1のグループ、レーザ光源モジュール103を新しい第2のグループとする。そして、制御部8は、ステップS02の動作を再び実行する。
ステップS02において、制御部8は、第1のグループの全てのレーザ光源モジュール102に対して、バイパス回路4をオン状態にする制御信号を出力する。そして、この状態において、制御部8は電圧測定回路83を介して、電流源1の両端電圧値を取得する。ここで、制御部8が取得する電圧値は6×Vfである。
次に、制御部8は前述したステップS03を再び実行する。つまり、制御部8は取得した電圧値(6×Vf)が基準電圧値(5×Vf)より大きいか否かの判定を行う。本例では、取得した電圧値が基準電圧値よりも大きいため、制御部8は第2のグループを選択する(ステップS04)。
次に、制御部8は、選択したグループが単一のレーザ光源モジュールで構成されるか否かの判定を行う(ステップS06)。本例では、制御部8はステップS04において第1のグループを選択しており、第1のグループは単一のレーザ光源モジュール103で構成されるため、ステップS07に進む。ステップS07において、制御部8はレーザ光源モジュール103のLD3を故障したLDとして特定する。
以上で説明したように、制御部8は、3回の判定動作により、6個のレーザ光源モジュール101〜106のうちから故障したLD3を備えるレーザ光源モジュール103を特定することが可能である。
なお、上述した例では、LD3が両端電圧Vfを保持した状態で不点灯となる故障(図7におけるVf保持不点灯故障)を想定して説明を行ったが、LD3がオープン故障を起こした場合であっても、同じ方法で故障したLD3を特定することが可能である。また、LD3が完全ショート状態以外の半ショート故障を起こした場合においても、同じ方法で故障したLD3を特定することが可能である。
故障したLDを特定した後に、そのLDの故障の種類を半別する方法について説明する。制御部8は、故障と特定されたレーザ光源モジュールに対してバイパス回路4をオン状態にする制御信号(制御信号:ハイ)を出力した状態で、電流源1の両端電圧値(これをV1と呼ぶ)を取得する。さらに、制御部8は、故障と特定されたレーザ光源モジュールに対してバイパス回路4をオフ状態する制御信号(制御信号:ロー)を出力した状態で、電流源1の両端電圧値(これをV2と呼ぶ)を取得する。
V1とV2との差が、電流源1の解放電圧に相当する場合、制御部8はLDの故障の種類をオープン故障と判別する。また、V1とV2との差が、浮き電圧に相当する場合、制御部8はLDの故障の種類を半ショート故障と判別する。また、V1とV2との差がVfに相当する場合、制御部8はLDの故障の種類をVf保持不発光と判別する。
<効果>
本実施の形態1におけるレーザ光源モジュール100は、レーザダイオード3と、レーザダイオード3と並列に接続され、オン状態のときにレーザダイオードへの電流を迂回させるバイパス回路4と、レーザダイオード3のレーザ光を検出する光検出回路5と、入力される制御信号に応じて、バイパス回路4をオン状態に切り替えるバイパス回路切替回路6と、を備え、光検出回路5がレーザ光を検出していないことに応答して、バイパス回路切替回路6はバイパス回路4をオン状態に切り替えることが可能になる。
本実施の形態1におけるレーザ光源モジュール100においては、光検出回路5がレーザ光を検出していないことに応答して、バイパス回路4をオン状態に切り替えることが可能となる。従って、LD3がダイオード特性を保持したまま不発光となる故障を起こした場合であっても、電流をバイパス回路4に確実に迂回させることが可能となる。
また、本実施の形態1におけるレーザ光源モジュール100において、バイパス回路切替回路6は、フォトボル出力フォトカプラ61を備える。
フォトボル出力フォトカプラ61においては、入力側の発光素子63と出力側の光電変換素子62とが電気的に絶縁されている。よって、光電変換素子62は、レーザ光源モジュール側のグランド(即ち、LD_GND9)を基準とした起電力により、スイッチング素子41に制御電圧を与えることが可能である。バイパス回路切替回路6の入力側と出力側が絶縁されていることにより、バイパス回路4のスイッチング素子41がオン状態(導通状態)となり、給電端子2a,2b間が短絡状態になった後もこの状態を安定的に維持することができる。
また、本実施の形態1におけるレーザ光源モジュール100において、光検出回路5は、フォトトランジスタ51を備える。
光検出回路5をフォトトランジスタ51とすることにより、レーザ光源モジュール100の回路規模が増大することを抑制しつつ、光検出回路5の機能を実現することが可能である。
また、本実施の形態1におけるレーザ光源モジュール100において、光検出回路5は、コンパレータと、フォトダイオード52と、を備えてもよい。
従って、光検出回路5を、フォトダイオード52を入力電圧とするシュミットトリガ回路とすることにより、LD3のレーザ光の出力強度に揺らぎがある場合であっても、安定してレーザ光を検出することが可能となる。
また、本実施の形態1におけるレーザ光源モジュール100において、バイパス回路4はスイッチング素子41を備え、スイッチング素子41がオンの状態においてバイパス回路4はオン状態となり、バイパス回路切替回路6はスイッチング素子41の制御端子を駆動し、光検出回路5がレーザ光を検出してないことに応答して、バイパス回路切替回路6がスイッチング素子41の制御端子を駆動することが可能となる。
本実施の形態1では、バイパス回路4にNチャネルMOSFET等のスイッチング素子41を配置し、そのスイッチング素子41をバイパス回路切替回路6がそのスイッチング素子41を制御することにより、バイパス回路4をオン状態に切り替えることが可能である。
また、本実施の形態1における光源装置500は、レーザ光源モジュール100の複数と、複数のレーザ光源モジュール100のバイパス回路切替回路6に対して個別に制御信号を出力する制御部8と、を備え、複数のレーザ光源モジュール100は直列接続されており、直列接続された複数のレーザ光源モジュール100に電流を供給する電流源1をさらに備える。
本実施の形態1におけるレーザ光源モジュール100においては、LD3が故障して不発光となった場合に、不発光となったLD3に流れる電流をバイパス回路4に迂回させることが可能である。従って、複数のレーザ光源モジュール100を直列に接続した光源装置において、いずれかのLD3が故障して不発光となった場合であっても、そのLD3に流れる電流が迂回されるため、他の正常なLD3からの光出力を継続することが可能である。
本実施の形態1における故障レーザダイオードの特定方法は、光源装置500において故障したレーザダイオードを特定する故障レーザダイオードの特定方法であって、光源装置500は、電流源1の両端の電圧を測定する電圧測定回路83をさらに備え、(a)制御部8が、複数のレーザ光源モジュール100を2つのグループに分ける工程と、(b)制御部8が、2つのグループの一方のグループに属する全てのレーザ光源モジュール100に対して、バイパス回路4をオン状態に切り替えるための制御信号を出力しながら電流源1の両端の電圧値を取得する工程と、(c)制御部8が、工程(b)で取得した電圧値に応じて、2つのグループのうち、いずれか一方のグループを選択する工程と、(d)制御部8が、工程(c)において選択されたグループを2つのグループに分ける工程と、を備え、制御部8は、工程(b)、(c)および(d)を繰り返し行い、工程(c)において選択されたグループが単一のレーザ光源モジュール100を含む場合にそのレーザ光源モジュール100に備わるレーザダイオード3を故障したレーザダイオード3として特定する。
本実施の形態1における故障レーザダイオードの特定方法によれば、各レーザ光源モジュール100への制御信号のハイ、ローを切り替えながら電流源1の両端の電圧値を測定することにより、故障して不発光となったLD3を特定することが可能である。よって、複数のLD3の電圧を個別に測定する方法と比較して、光源装置500の回路構成を簡素化することが可能である。また、本実施の形態1の特定方法によれば、制御部8は、2r−1<n≦2を満たすr回、上記工程(b)、(c)、(d)を繰り返すことによって、n個のLDのうちから故障したLDを特定することが可能である。従って、本実施の形態1の特定方法は、光源装置500が多数のレーザ光源モジュール100を備える場合において特に効果的である。
また、本実施の形態1における故障レーザダイオードの特定方法の工程(c)において、制御部8が、工程(b)で取得した電圧値が予め定められた基準電圧値であれば、前記2つのグループのうち、一方のグループを選択し、工程(b)で取得した電圧値が基準電圧値よりも低い電圧値であれば、2つのグループのうち、他方のグループを選択する。
従って、LDの総数をn、LDに電流源1から電流を流したときのLDの順方向電圧をVfとし、基準電圧値を(n−1)×Vfに設定することにより、オープン故障、完全ショート以外の半ショート故障、Vf保持不発光の故障を起こしたLDを特定することが可能である。
また、本実施の形態1における故障レーザダイオードの特定方法は、(e)故障したレーザダイオードを特定した後において、制御部8が、故障したレーザダイオードを備えるレーザ光源モジュール100に対して、バイパス回路4をオン状態に切り替えるための制御信号を出力しながら電流源1の両端の電圧値V1を取得する工程と、(f)故障したレーザダイオードを特定した後において、制御部8が、故障したレーザダイオードを備えるレーザ光源モジュール100に対して、バイパス回路4をオフ状態に切り替えるための制御信号を出力しながら電流源1の両端の電圧値V2を取得する工程と、(g)制御部8が、電圧値V1と電圧値V2との差に応じて、故障したレーザダイオードの故障の種類を半別する工程と、をさらに備える。
従って、本実施の形態1においては、各レーザ光源モジュール100への制御信号のハイ、ローを切り替えながら電流源1の両端の電圧値を測定することにより、故障して不発光となったLD3を特定するだけでなく、そのLD3の故障の種類を半別することも可能である。
<実施の形態2>
図9は、本実施の形態2におけるレーザ光源モジュール200の回路構成を示す図である。レーザ光源モジュール200において、バイパス回路切替回路6の構成がレーザ光源モジュール100(図1)と異なる。その他の構成は図1と同じため、説明を省略する。
レーザ光源モジュール100においては、バイパス回路切替回路6をフォトボル出力フォトカプラ61で実現した。バイパス回路切替回路6には、制御回部8から制御信号(ハイ又はロー)として電流が入力された。
一方、本実施の形態2のレーザ光源モジュール200において、バイパス回路切替回路6は光電変換素子62を備える。光電変換素子とは例えばフォトダイオードである。バイパス回路切替回路6には、制御部8から制御信号(ハイ又はロー)として光信号が入力される。光信号は、制御部8側に設けられた発光素子63により出力される。
本実施の形態2におけるレーザ光源モジュール200の動作は、制御信号が光信号であること以外は実施の形態1と同じため説明を省略する。また、実施の形態1において説明した光源装置500のレーザ光源モジュール101〜106のそれぞれをレーザ光源モジュール200に置きかえてもよい。このように構成した光源装置においても、実施の形態1で説明した、故障LDの特定方法を適用することが可能である。
<効果>
本実施の形態2におけるレーザ光源モジュール200において、バイパス回路切替回路6は、光電変換素子62を備え、バイパス回路切替回路6に入力される制御信号は、光信号である。
従って、本実施の形態2のように、レーザ光源モジュール200に入力される制御信号を光信号とした場合であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることが可能である。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 電流源、2a,2b 給電端子、3 レーザダイオード、4 バイパス回路、41 スイッチング素子、5 光検出回路、51 フォトトランジスタ、52 フォトダイオード、53 シュミットトリガ回路、54 スイッチング素子、6 バイパス回路切替回路、61 フォトボル出力フォトカプラ、62 光電変換素子、63 発光素子、6a,6b 出力端子、7a,7b 制御端子、8 制御部、81 処理回路、82 メモリ、83 電圧測定回路、9 レーザダイオード・グランド、10 制御グランド、100,101,102,103,104,105,106,200 レーザ光源モジュール、202 導電性リボン、203 ステムベース、205 基板、206 導電パターン、210 サブマウント基板、210a 絶縁基板、210b,210c 導電パターン、210d 保持ブロック側導電パターン、211 保持ブロック、212 導電性ワイヤ、500 光源装置。
本発明はレーザ光源モジュール、および故障レーザダイオードの特定方法に関する。
本発明に係るレーザ光源モジュールは、レーザダイオードと、レーザダイオードと並列に接続され、オン状態のときにレーザダイオードへの電流を迂回させるバイパス回路と、レーザダイオードのレーザ光を検出する光検出回路と、入力される制御信号に応じて、バイパス回路をオン状態に切り替えるバイパス回路切替回路と、を備え、光検出回路がレーザ光を検出していないことに応答して、バイパス回路切替回路はバイパス回路をオン状態に切り替えることが可能になる。バイパス回路切替回路は、光電変換素子を備え、バイパス回路切替回路に入力される制御信号は、光信号である。

Claims (10)

  1. レーザダイオードと、
    前記レーザダイオードと並列に接続され、オン状態のときに前記レーザダイオードへの電流を迂回させるバイパス回路と、
    前記レーザダイオードのレーザ光を検出する光検出回路と、
    入力される制御信号に応じて、前記バイパス回路を前記オン状態に切り替えるバイパス回路切替回路と、
    を備え、
    前記光検出回路が前記レーザ光を検出していないことに応答して、前記バイパス回路切替回路は前記バイパス回路を前記オン状態に切り替えることが可能になる、
    レーザ光源モジュール。
  2. 前記バイパス回路切替回路は、光電変換素子を備え、
    前記バイパス回路切替回路に入力される制御信号は、光信号である、
    請求項1に記載のレーザ光源モジュール。
  3. 前記バイパス回路切替回路は、フォトボル出力フォトカプラを備える、
    請求項2に記載のレーザ光源モジュール。
  4. 前記光検出回路は、フォトトランジスタを備える、
    請求項1に記載のレーザ光源モジュール。
  5. 前記光検出回路は、コンパレータと、フォトダイオードと、を備える、
    請求項1に記載のレーザ光源モジュール。
  6. 前記バイパス回路はスイッチング素子を備え、
    前記スイッチング素子がオンの状態において前記バイパス回路は前記オン状態となり、
    前記バイパス回路切替回路は前記スイッチング素子の制御端子を駆動し、
    前記光検出回路が前記レーザ光を検出してないことに応答して、前記バイパス回路切替回路が前記スイッチング素子の前記制御端子を駆動することが可能となる、
    請求項1に記載のレーザ光源モジュール。
  7. 請求項1に記載のレーザ光源モジュールの複数と、
    複数の前記レーザ光源モジュールの前記バイパス回路切替回路に対して個別に前記制御信号を出力する制御部と、
    を備え、
    複数の前記レーザ光源モジュールは直列接続されており、
    直列接続された複数の前記レーザ光源モジュールに電流を供給する電流源をさらに備える、
    光源装置。
  8. 請求項7に記載の光源装置において故障したレーザダイオードを特定する故障レーザダイオードの特定方法であって、
    前記光源装置は、前記電流源の両端の電圧を測定する電圧測定回路をさらに備え、
    (a)前記制御部が、複数の前記レーザ光源モジュールを2つのグループに分ける工程と、
    (b)前記制御部が、前記2つのグループの一方のグループに属する全ての前記レーザ光源モジュールに対して、前記バイパス回路を前記オン状態に切り替えるための前記制御信号を出力しながら前記電流源の両端の電圧値を取得する工程と、
    (c)前記制御部が、前記工程(b)で取得した前記電圧値に応じて、前記2つのグループのうち、いずれか一方のグループを選択する工程と、
    (d)前記制御部が、前記工程(c)において選択されたグループを2つのグループに分ける工程と、
    を備え、前記制御部は、前記工程(b)、(c)および(d)を繰り返し行い、前記工程(c)において選択されたグループが単一の前記レーザ光源モジュールを含む場合にその前記レーザ光源モジュールに備わる前記レーザダイオードを故障したレーザダイオードとして特定する、
    故障レーザダイオードの特定方法。
  9. 前記工程(c)において、前記制御部が、前記工程(b)で取得した前記電圧値が予め定められた基準電圧値であれば、前記2つのグループのうち、前記一方のグループを選択し、前記工程(b)で取得した前記電圧値が前記基準電圧値よりも低い電圧値であれば、前記2つのグループのうち、他方のグループを選択する、
    請求項8に記載の故障レーザダイオードの特定方法。
  10. (e)故障した前記レーザダイオードを特定した後において、前記制御部が、故障した前記レーザダイオードを備える前記レーザ光源モジュールに対して、前記バイパス回路を前記オン状態に切り替えるための前記制御信号を出力しながら前記電流源の両端の電圧値V1を取得する工程と、
    (f)故障した前記レーザダイオードを特定した後において、前記制御部が、故障した前記レーザダイオードを備える前記レーザ光源モジュールに対して、前記バイパス回路をオフ状態に切り替えるための制御信号を出力しながら前記電流源の両端の電圧値V2を取得する工程と、
    (g)前記制御部が、前記電圧値V1と前記電圧値V2との差に応じて、故障した前記レーザダイオードの故障の種類を半別する工程と、
    をさらに備える、
    請求項8に記載の故障レーザダイオードの特定方法。
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