JPWO2017149603A1 - 質量分析装置 - Google Patents

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Abstract

マススペクトルデータからプリカーサイオン候補を選出するプリカーサイオン候補選出部42と、プリカーサイオン候補と複数の開裂エネルギー候補値を組み合わせてプロダクトイオンスキャン測定条件を設定するプロダクトイオンスキャン測定条件決定部43と、MS/MS測定を実行してプロダクトイオンスペクトルデータを取得するプロダクトイオンスペクトルデータ取得部44と、プロダクトイオンスキャン測定条件とプロダクトイオンスペクトルデータを対応付けた化合物データベースファイルを作成する化合物データベースファイル作成部45と、全てのプロダクトイオンスペクトルデータからマスピーク強度が大きい順にプロダクトイオンを抽出してプロダクトイオンの質量電荷比、プリカーサイオンの質量電荷比、及び開裂エネルギーの候補値を含むMRM測定条件候補を作成するMRM測定条件候補作成部46とを備える質量分析装置を提供する。

Description

本発明は、試料に含まれる目的化合物を多重反応モニタリング(MRM)測定する際の測定条件を容易に決定することができる質量分析装置に関する。
試料に含まれる目的化合物の同定や定量を行うための質量分析の一つの手法としてMS/MS分析(タンデム分析)と呼ばれる手法がある。MS/MS分析は、例えば特定の質量電荷比を有するイオンをプリカーサイオンとして選別する前段質量分離部、プリカーサイオンを開裂させてプロダクトイオンを生成するコリジョンセル、及び特定の質量電荷比を有するプロダクトイオンを選択的に通過させる後段質量分離部を有する質量分析装置を用いて行われる。
MS/MS分析における測定手法の1つにMRM測定がある。MRM測定では、前段質量分離部と後段質量分離部を通過させるイオンの質量電荷比をそれぞれ固定し、特定のプリカーサイオンから生成される特定のプロダクトイオンの強度(量)を測定する。このプリカーサイオンとプロダクトイオンの組はMRMトランジションと呼ばれる。
目的化合物のMRM測定を行うためには、予めMRM測定条件を決めておく必要がある。一般に、MRM測定条件は、分析者が、多数の化合物のそれぞれについてMRMトランジション及び開裂エネルギーの値(衝突エネルギーの値やCE値ともいう。)を含むMRM測定条件候補が、1乃至複数登録された化合物データベースを参照して決定する。
化合物データベースには、各化合物の標準試料を使用してMRMトランジションと開裂エネルギーの値の少なくとも一方が異なる測定条件で網羅的に予備測定した結果に基づき、プロダクトイオンを高感度で検出できる測定条件が選出され登録されている。従って、化合物データベースを参照することにより目的化合物のMRM測定条件を決定することができ、こうして決定されたMRM測定条件の下で測定を行えば目的化合物のプロダクトイオンを高感度で検出することができる(例えば特許文献1、2)。
特開2013−15485号公報 特開2012−104389号公報
しかし、実際に測定する試料(実試料)には、目的化合物以外の化合物(夾雑化合物)も含まれている。こうした夾雑化合物の中に、目的化合物のMRM測定条件に含まれるMRMトランジションと同一の質量電荷比を有するプリカーサイオン及びプロダクトイオンを生成するものが含まれていると、目的化合物のプロダクトイオンと夾雑化合物のプロダクトイオンが同時に検出されることになり、目的化合物を正しく定量することができない。そのため、実試料のMRM測定では、化合物データベースに登録されているMRM測定条件候補の中から夾雑化合物に影響されることがないものを選出して目的化合物のMRM測定条件を決定する必要がある。
最近では、生体試料、食品、あるいは土壌に含まれる目的化合物の同定や定量にもMRM測定が用いられている。生体試料等には、目的化合物以外に数百から数千もの夾雑化合物が含まれている。
一方、化合物データベースには各化合物の予備測定の結果に基づいて最終的に選出されたMRM測定条件候補(MRMトランジションとCE値の組)が1乃至複数登録されているのみであり、それ以外のMRMトランジションとCE値の組に関する情報(MRM測定条件候補以外のMRMトランジションやCE値で行われた予備測定の結果)は保存されていない。そのため、化合物データベースに登録されているMRM測定条件候補のいずれを用いても夾雑化合物の影響を受けてしまう(化合物データベースに登録されているMRM測定条件候補のいずれも用いることができない)場合がある。こうした場合、分析者が自らMRMトランジションとCE値の少なくとも一方が異なる測定条件を新たに設定して網羅的に予備測定を行って、実試料において使用可能なMRM測定条件候補を探さなければならず、時間と手間がかかるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、夾雑化合物を多く含む試料をMRM測定する場合であっても、該試料に含まれる目的化合物のMRM測定条件を容易に決定することが可能な化合物データベースを作成することができる質量分析装置を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明は、イオンを開裂させる開裂部と、該開裂部の前段及び後段にそれぞれ位置する質量分離部を有する質量分析装置であって、
a) 複数の化合物のそれぞれに関するマススペクトルデータが予め保存された記憶部と、
b) 使用者による入力指示に応じ、前記複数の化合物の一部又は全部である複数の対象化合物のそれぞれについて、予め決められた条件に従って前記マススペクトルデータから1乃至複数のプリカーサイオン候補を選出するプリカーサイオン候補選出部と、
c) 前記プリカーサイオン候補のそれぞれと、予め決められた複数の開裂エネルギー候補値とを組み合わせて複数のプロダクトイオンスキャン測定条件を設定するプロダクトイオンスキャン測定条件決定部と、
d) 前記複数のプロダクトイオンスキャン測定条件に従ったMS/MS測定をそれぞれ実行してプロダクトイオンスペクトルデータを取得するプロダクトイオンスペクトルデータ取得部と、
e) 前記複数の対象化合物のそれぞれについて、前記プロダクトイオンスキャン測定条件と該条件により取得した前記プロダクトイオンスペクトルデータを対応付けた化合物データベースファイルを作成して前記記憶部に保存する化合物データベースファイル作成部と、
f) 前記複数の対象化合物のそれぞれについて、全ての前記プロダクトイオンスペクトルデータから、予め決められた条件に従ってプロダクトイオンを抽出し、各プロダクトイオンの質量電荷比、該プロダクトイオンに対応するプリカーサイオンの質量電荷比、及び開裂エネルギーの候補値を含むMRM測定条件候補を作成して前記記憶部に保存するMRM測定条件候補作成部と、
を備えることを特徴とする。
前記プリカーサイオン候補選出部がプリカーサイオン候補を選出する際の条件(前記予め決められた条件)としては、例えば、プリカーサイオンのマスピーク強度が大きい順に所定個数のプリカーサイオンを選出すること、あるいはプリカーサイオンのマスピーク強度が予め決められた値以上のプリカーサイオンを選出すること、などを用いることができる。また、特定のイオンをプリカーサイオンとして選出しない(除外イオン)という条件を組み合わせてもよい。
前記MRM測定条件候補作成部がプロダクトイオンを抽出する際の条件にも上記同様のものを用いることができる。
本発明に係る質量分析装置では、使用者が所定の入力指示操作を行うと、予め記憶部に保存されている複数の対象化合物のマススペクトルデータに基づき1乃至複数のプリカーサイオン候補が選出される。そして、プリカーサイオン候補のそれぞれについて開裂エネルギーの値が異なる複数の条件でプロダクトイオンスペクトルデータが取得され、該データに基づきMRM測定条件候補が作成される。この段階で、従来の化合物データベースに登録されているMRM測定条件候補に相当するものが作成される。
本発明に係る質量分析装置では、MRM測定条件候補を作成するだけでなく、MRMトランジションと開裂エネルギーの値の少なくとも一方が異なる条件で網羅的に行った測定により取得されたプロダクトイオンスペクトルデータそのものがMRM測定条件候補に対応付けられデータベース化される。つまり、プリカーサイオン候補から生成されるプロダクトイオンであって、前記MRM測定条件候補作成部により抽出されなかったプロダクトイオンのマスピークの強度情報や、MRM測定条件候補に含まれない値の開裂エネルギーにおけるプロダクトイオンのマスピークの強度情報を含んだ化合物データベースが作成される。従って、MRM測定条件候補作成部により作成されたMRM測定条件候補のいずれも使用することができない場合でも、化合物データベースファイルに含まれるプロダクトイオンスペクトルデータを読み出して別のMRM測定条件を探索し、適切なMRM測定条件を決定することができる。
本発明に係る質量分析装置は、さらに、
g) 表示部と、
h) 使用者により前記複数の対象化合物のうちのいずれかを選択する操作が行われると、前記記憶部から当該対象化合物のマススペクトルデータを読み出して前記表示部にマススペクトルを表示するとともに、前記プリカーサイオン候補のマスピークを他のマスピークから識別されるように表示するマススペクトル表示制御部と、
i) 使用者により、前記識別されたマススペクトルのマスピークを選択する操作が行われると、該マスピークに対応するプリカーサイオンを用いて異なる開裂エネルギーの値で実行されたプロダクトイオンスキャン測定により取得されたプロダクトイオンスペクトルのうち、最も高強度のマスピークを有するプロダクトイオンスペクトルを前記表示部に表示するとともに、前記複数の開裂エネルギーの候補値のそれぞれにおける該マスピークの強度を前記表示部に表示するプロダクトイオンスペクトル表示制御部と
を備えることが望ましい。
上記の識別表示は、例えばマスピークを着色表示したり、太線で表示したりするほか、マスピークの近傍に質量電荷比を表示する等、種々の方法により行うことができる。
上記のマススペクトル表示制御部及びプロダクトイオンスペクトル表示制御部を備えた態様の質量分析装置では、使用者が複数の対象化合物のうちの1つを選択すると、該対象化合物のマススペクトルが表示部に表示され、この状態で使用者が識別表示されたマスピークを選択すると、該マスピークに対応するプリカーサイオンを用いて取得したプロダクトイオンスペクトル、及びプロダクトイオンスペクトルのマスピーク強度と開裂エネルギーの値の関係が表示部に表示される。即ち、使用者は、表示されたマススペクトルやプロダクトイオンスペクトルのマスピークを選択する操作を行うのみで、種々のプロダクトイオンのマスピーク強度、及び該強度と開裂エネルギーの値の関係を確認し、所望のMRM測定条件を容易に決定することができる。
本発明に係る質量分析装置では、
前記プロダクトイオン表示制御部が、前記MRM測定条件候補に含まれるプロダクトイオンに対応する、プロダクトイオンスペクトルのマスピークを強調して表示する
ことが好ましい。
上記のようにマスピークを強調表示(着色表示、太線表示、点滅表示等)することにより、表示部に表示されているプロダクトイオンスペクトルのマスピークの中から、MRM測定条件候補に含まれているMRMトランジションに対応するマスピークを使用者が瞬時に確認することができる。
また、本発明に係る質量分析装置では、
新たな化合物のマススペクトルデータ及びプロダクトイオンスペクトルデータが外部から入力されると、
前記プリカーサイオン候補選出部が、前記プロダクトイオンスペクトルデータから該プロダクトイオンスペクトルデータにおけるプリカーサイオンを抽出してプリカーサイオン候補として決定し、
前記MRM測定条件候補作成部が、前記プロダクトイオンスペクトルデータから予め決められた条件に従ってプロダクトイオンを抽出し、該プロダクトイオンの質量電荷比、該プロダクトイオンに対応するプリカーサイオンの質量電荷比、及び開裂エネルギーの候補値を含むMRM測定条件候補を作成し、
前記化合物データベース作成部が、前記マススペクトルデータ、前記プロダクトイオンスペクトルデータ、前記プリカーサイオン候補、及び前記MRM条件候補を用いて前記化合物データベースを更新する
ことが望ましい。
さらに、本発明に係る質量分析装置は、
j) 前記表示部に表示された前記プロダクトイオンスペクトルのマスピークを使用者が指定すると、該マスピークに対応するプリカーサイオン及びプロダクトイオンの組をMRMトランジションに決定し、さらに、前記複数の開裂エネルギーの候補値の中から該プロダクトイオンのマスピークの強度が最も大きい値を抽出して開裂エネルギーの値に決定してMRM測定条件を設定するMRM測定条件設定部
を備えることが望ましい。
本発明に係る質量分析装置を用いることにより、MRM測定条件候補に加え、プロダクトイオンスキャン測定条件と該条件により取得したプロダクトイオンスペクトルデータを対応付けた情報を含む化合物データベースファイルが作成される。そのため、使用者は、夾雑化合物を多く含む試料をMRM測定する際にMRM測定条件候補のいずれも使用することができない場合であっても、該化合物データベースのプロダクトイオンスペクトルデータを参照して目的化合物のMRM測定条件を容易に決定することができる。
本発明に係る質量分析装置の一実施例の要部構成図。 本実施例の質量分析装置において作成されるメソッドファイルの例。 本実施例の質量分析装置におけるスペクトル表示画面の例。 本実施例の質量分析装置におけるスペクトル表示画面の別の例。 本実施例の質量分析装置におけるMRM測定条件表示画面の例。
以下、本発明に係る装置の一実施例について、図面を参照して説明する。
図1は本実施例の質量分析装置の要部構成図である。本実施例の質量分析装置1は、大別して質量分析部2、該質量分析部2に所定の電圧を印加する電源部24、及び該電源部24を介して質量分析部2の各部を制御する制御部4から構成される。
質量分析部2は、略大気圧であるイオン化室20と真空ポンプ(図示なし)により真空排気された高真空の分析室23との間に、段階的に真空度が高められた第1、第2中間真空室21、22を備えた多段差動排気系の構成を有している。イオン化室20には、試料溶液に電荷を付与しながら噴霧するエレクトロスプレイイオン化用プローブ(ESIプローブ)201が設置されている。イオン化室20と後段の第1中間真空室21との間は細径の加熱キャピラリ202を通して連通している。第1中間真空室21と第2中間真空室22との間は頂部に小孔を有するスキマー212で隔てられ、第1中間真空室21と第2中間真空室22にはそれぞれ、イオンを収束させつつ後段へ輸送するためのイオンガイド211、221が設置されている。分析室23には、多重極イオンガイド(q2)233が内部に設置されたコリジョンセル232を挟み、イオンを質量電荷比に応じて分離する前段四重極マスフィルタ(Q1)231と、同じくイオンを質量電荷比に応じて分離する後段四重極マスフィルタ(Q3)234、及びイオン検出器235が設置されている。
コリジョンセル232の内部には、アルゴン、窒素などのCIDガスを連続的又は間欠的に供給することができる。電源部24は、ESIプローブ201、イオンガイド211、221、233、四重極マスフィルタ231、234などにそれぞれ所定の電圧を印加する。なお、四重極マスフィルタ231、234はそれぞれ、メインロッド電極の前段に、入口端での電場の乱れを補正するためのプリロッド電極を有しており、プリロッド電極にはメインロッド電極とは異なる電圧が印加できるようになっている。
質量分析部2では、SIM(選択イオンモニタリング)測定、プロダクトイオンスキャン測定、MRM(多重反応モニタリング)測定等を行うことができる。SIM測定では、前段四重極マスフィルタ(Q1)231ではイオンを選別せず(質量分離部としては機能させず)、後段四重極マスフィルタ(Q3)234を通過させるイオンの質量電荷比を固定してイオンを検出する。
一方、MS/MSスキャン測定(プロダクトイオンスキャン測定)及びMRM測定では、前段四重極マスフィルタ(Q1)231及び後段四重極マスフィルタ(Q3)234の両方をマスフィルタとして機能させる。前段四重極マスフィルタ(Q1)231ではプリカーサイオンとして設定されたイオンのみを通過させる。また、コリジョンセル232の内部にCIDガスを供給し、プリカーサイオンを開裂させてプロダクトイオンを生成する。MS/MSスキャン測定では後段四重極マスフィルタ(Q3)234を通過するイオンの質量電荷比を走査し、MRM測定では後段四重極マスフィルタ(Q3)234を通過するイオンの質量電荷比を固定する。
制御部4は、複数の化合物のマススペクトルデータが保存された記憶部41を有するとともに、機能ブロックとして、プリカーサイオン候補選出部42、プロダクトイオンスキャン測定条件決定部43、プロダクトイオンスペクトルデータ取得部44、化合物データベースファイル作成部45、MRM測定条件候補作成部46、マススペクトル表示制御部47、プロダクトイオンスペクトル表示制御部48、及びMRM測定条件設定部49を備えている。また、制御部4は、上記各部の動作に合わせて電源部24やCIDガス供給部(図示せず)などの各部の動作をそれぞれ制御する機能を有している。制御部4の実体は所要のソフトウェアがインストールされたパーソナルコンピュータであり、入力部6、表示部7が接続されている。
以下、本実施例における質量分析装置1の各部の動作を説明する。
まず、使用者が、記憶部41に保存された複数の化合物の中から所望の対象化合物を1乃至複数選択する。このとき選択する化合物は、前記複数の化合物の一部であってもよく、あるいは全部であってもよい。使用者により対象化合物が選択されると、プリカーサイオン候補選出部42は、それら対象化合物のマススペクトルデータを参照し、各対象化合物について、マスピークの強度が大きい順にプリカーサイオン候補を予め決められた数(例えば5個)選出する。
各対象化合物について所定個数(例えば5個)のプリカーサイオン候補が選出されると、プロダクトイオンスキャン測定条件決定部43は、プリカーサイオン候補ごとに予め決められた複数の開裂エネルギーの候補値(衝突エネルギー候補値やCE候補値ともいう。)を組み合わせた測定条件(イベント)を作成する。複数のCE候補値は、装置に初期設定されたものであってもよく、あるいは使用者が都度入力するようにしてもよい。また、全ての対象化合物(及びプリカーサイオン候補)に共通のCE候補値を用いてもよく、あるいは対象化合物(あるいはプリカーサイオン候補)ごとに異なるCE候補値を用いてもよい。本実施例では、5eVから50eVまで、5eVずつ異なる10個のCE候補値を用いる。図2に、プロダクトイオンスキャン測定条件決定部43により作成される、複数の条件でのMS/MS測定(イベント)を連続して実行するメソッドファイルの例を示す。
上記メソッドファイルが作成されると、プロダクトイオンスペクトルデータ取得部44は、該メソッドファイルに記載された順に各イベント(プロダクトイオンスキャン測定)を実行してプロダクトイオンスペクトルデータを取得し、記憶部41に保存する。
全てのイベントが終了し、各イベントについてプロダクトイオンスペクトルデータが記憶部41に保存されると、化合物データベースファイル作成部45は、対象化合物、プリカーサイオン候補、及びCE候補値を、プロダクトイオンスペクトルデータに対応付けた化合物データベースファイルを作成し、記憶部41に保存する。
上記化合物データベースファイルが作成されると、MRM測定条件候補作成部46は、対象化合物ごとに、全てのプロダクトイオンスペクトルデータを参照して強度が大きい順に所定数のマスピークを選出し、該マスピークに対応するプリカーサイオン、プロダクトイオン、及びCE候補値の組を決定してMRM測定条件候補を作成し、記憶部41に保存する。
また、本実施例の質量分析装置1では、新たな化合物のマススペクトルデータ及びプロダクトイオンスペクトルデータ(該プロダクトイオンスペクトルデータを取得する測定におけるプリカーサイオン及びCE値の情報を含む)が入力されると、前記プリカーサイオン候補選出部42がプロダクトイオンスペクトルデータから該プロダクトイオンスキャン測定に用いられたプリカーサイオンをプリカーサイオン候補に決定する。また、MRM測定条件候補作成部46が、プロダクトイオンスペクトルデータからマスピークの強度が大きい順に所定数、プロダクトイオンとCE候補値の組を選出してMRM測定条件候補を決定する。プリカーサイオン候補及びMRM測定条件候補が決定すると、化合物データベースファイル作成部45は、化合物データベースに、新たに入力された化合物のマススペクトルデータ及びプロダクトイオンスペクトルデータ、及びMRM測定条件候補を取り込んで化合物データベースを更新し、記憶部41に保存する。
本実施例の質量分析装置1では、使用者が1乃至複数の対象化合物を選択すると、それらの対象化合物についてプリカーサイオン候補が選出され、各プリカーサイオン候補について異なるCE候補値が対応付けられて網羅的にプロダクトイオンスキャン測定が実行される。そして、測定により得られたプロダクトイオンスペクトルデータに基づき所定数のMRM測定条件候補が選出される。
本実施例の質量分析装置では、MRM測定条件候補を作成するだけでなく、MRMトランジションとCE値の少なくとも一方が異なる条件で実行した網羅的な測定により取得されたプロダクトイオンスペクトルデータそのものがMRM測定条件候補に対応付けられデータベース化される。そのため、MRM測定条件候補作成部46により作成されたMRM測定条件候補のいずれも使用することができない場合でも、記憶部41に保存された化合物データベースファイルに含まれるプロダクトイオンスペクトルデータを読み出して別のMRM測定条件を探索し、適切なMRM測定条件を決定することができる。以下、そうした場合の具体的な動作を説明する。
図3は、表示部7におけるスペクトル表示画面70の一例である。
使用者が、表示部7のスペクトル表示画面70の上部に表示された化合物選択部71において1つの対象化合物(例えば化合物A)を選択すると、マススペクトル表示制御部47は、記憶部41から該対象化合物のマススペクトルデータを読み出して表示部7のマススペクトル表示領域72に表示する。
このとき、マススペクトル表示制御部47は、プリカーサイオン候補選出部42によって選出されたプリカーサイオン候補に対応するマスピークを太線で表示し、またその質量電荷比をマスピークの近傍に表示する。プリカーサイオン候補選出部42より選出されたプリカーサイオン候補については、対応するプロダクトイオンスペクトルデータが取得され記憶部41に保存されている。言い換えると、使用者がマススペクトル表示領域72に表示されたマススペクトルにおいて太線で示されている(他のマスピークと識別された)マスピークを選択すると、該マスピークに対応するプリカーサイオンに関するプロダクトイオンスペクトルを確認することができる。なお、本実施例では太線及び質量電荷比を表示することで他のマスピークと識別する表示としたが、その他、着色表示や点滅表示等、種々の表示形態を採ることができる。
また、マススペクトル表示制御部47がマススペクトル表示領域72に対象化合物のマススペクトルを表示すると、続いて、プロダクトイオンスペクトル表示制御部48は、初期表示として、当該対象化合物について得られた全てのプロダクトイオンスペクトルデータの中で最も高強度のマスピークを有するプロダクトイオンスペクトルをプロダクトイオンスペクトル表示領域73に表示する。また、MRM測定条件候補に含まれるMRMトランジションに対応するマスピークを太線で表示し、その質量電荷比と、該プロダクトイオンが最も高強度で検出されるCE値を表示する。
図3に示す例では、3つのマスピークが太線で表示されており、これらに対応するMRMトランジションがMRM測定条件候補に含まれていることが分かる。ただし、質量電荷比が41及び118のMRMトランジションについては、表示されているCE値(30eV)と異なるCE値において最も高強度で検出されている(質量電荷比41のプロダクトイオンはCE値20eV、質量電荷比118のプロダクトイオンはCE値15eVにおいて最も高強度で検出されている)ことが示されている。
また、プロダクトイオンスペクトル表示制御部48は、初期表示として、プロダクトイオンスペクトル表示領域73に表示されたプロダクトイオンスペクトルのうち、最も高強度のマスピークに対応するMRMトランジションについて、複数のCE値における検出強度をグラフ化したものをCE値表示領域74に表示する。これにより、プロダクトイオンスペクトルの検出強度とCE値の関係を確認することができる。
図3に示す画面において、使用者がマススペクトル表示領域72において太線で表示されたマスピークを選択すると、当該マスピークに対応するプリカーサイオン候補に対応するプロダクトイオンスペクトルをプロダクトイオンスペクトル表示領域73に表示させることができる。さらにプロダクトイオンスペクトル表示領域73に表示されたマスピークの1つを選択すると、当該マスピークの強度とCE値の関係をCE値表示領域74に表示させることができる。
図3に示す画面のプロダクトイオンスペクトルにおいて、質量電荷比41のマスピークを選択した場合の表示例を図8に示す。プロダクトイオンのマスピークが選択されると、当該マスピークを最も高強度で検出しているプロダクトイオンスペクトル(本実施例ではCE値20eVで取得したプロダクトイオンスペクトル)が表示され、また、CE値表示領域74も当該MRMトランジション(プリカーサイオンの質量電荷比150、プロダクトイオンの質量電荷比41の組)のものに切り替わる。さらに、CE値選択部75において使用者がCE値を変更することも可能であり、これにより、変更後のCE値において得られたプロダクトイオンスペクトルを確認することができる。
本実施例の質量分析装置1では、使用者が表示されたマススペクトルやプロダクトイオンスペクトルのマスピークを選択する操作を行うのみで、MRM測定条件候補だけでなく、それ以外のプロダクトイオンのマスピーク強度や、マスピークの強度とCE値の関係を簡単に確認することができる。従って、生体試料や食品のように、多数の夾雑化合物が含まれ、MRM測定条件のいずれも使用することができない場合であっても、他のMRM測定条件を容易に探索することができる。
さらに、本実施例の質量分析装置1では、使用者が、プロダクトイオンスペクトル表示領域73に表示されたプロダクトイオンスペクトルのマスピークをダブルクリックすると、MRM測定条件設定部49は、図5に示すようなMRM測定条件表示画面76をスペクトル表示画面70に表示し、該画面76に当該マスピークに対応するMRMトランジション及びCE値をMRM測定条件に取り込んでリストアップする。また、既にMRM測定条件表示画面76でリストアップされたMRM測定条件を使用者がダブルクリックすると、当該条件がリストから除外される。さらに、MRM測定条件をリストアップした後、使用者が決定ボタンを押下すると、リストアップされたMRM測定条件により測定を実行するメソッドファイルが作成され記憶部41に保存される。このように、本実施例の質量分析装置1では、使用者はダブルクリック操作のみで、MRM測定条件を決定し、簡単にメソッドファイルを作成することができる。
上記実施例は一例であって本発明の趣旨に沿って適宜に変更することができる。
例えば、上記プリカーサイオン候補の選出において、マスピークの強度が大きい順ではなく、マスピーク強度が所定値以上のものを全て選択する等の方法を採ることができる。あるいは、特定の質量電荷比のイオンを選出しない、という条件を組み合わせることもできる。MRM測定条件候補作成部についても同様に、マスピーク強度が所定値以上であるプロダクトイオン(及び対応するプリカーサイオンの組)を全て抽出してMRM測定条件候補とすることができる。
上記実施例において説明した図3〜5の表示も一例であり、他の形態で使用者にマススペクトル、プロダクトイオンスペクトル、及びCE値の情報を確認させることができる。また、使用者がMRM測定条件候補を決定する際の操作もダブルクリック以外のもの(ドラッグアンドドロップ等)としてもよい。
その他、上記実施例では、三連四重極型の質量分析装置を例に挙げて説明したが、前段質量分離部、衝突部、及び後段質量分離部を備えた質量分析装置であれば、他の構成のものを用いてもよい。
1…質量分析装置
2…質量分析部
20…イオン化室
201…ESIプローブ
202…加熱キャピラリ
21…第1中間真空室
211…イオンガイド
212…スキマー
22…第2中間真空室
23…分析室
231…四重極マスフィルタ
232…コリジョンセル
235…イオン検出器
24…電源部
4…制御部
41…記憶部
42…プリカーサイオン候補選出部
43…プロダクトイオンスキャン測定条件決定部
44…プロダクトイオンスペクトルデータ取得部
45…化合物データベースファイル作成部
46…MRM測定条件候補作成部
47…マススペクトル表示制御部
48…プロダクトイオンスペクトル表示制御部
49…MRM測定条件設定部
6…入力部
7…表示部
70…スペクトル表示画面
71…化合物選択部
72…マススペクトル表示領域
73…プロダクトイオンスペクトル表示領域
74…CE値表示領域
75…CE値選択部
76…MRM測定条件表示画面
本発明に係る質量分析装置では、
前記プロダクトイオンスペクトル表示制御部が、前記MRM測定条件候補に含まれるプロダクトイオンに対応する、プロダクトイオンスペクトルのマスピークを強調して表示する
ことが好ましい。
図3に示す画面のプロダクトイオンスペクトルにおいて、質量電荷比41のマスピークを選択した場合の表示例を図に示す。プロダクトイオンのマスピークが選択されると、当該マスピークを最も高強度で検出しているプロダクトイオンスペクトル(本実施例ではCE値20eVで取得したプロダクトイオンスペクトル)が表示され、また、CE値表示領域74も当該MRMトランジション(プリカーサイオンの質量電荷比150、プロダクトイオンの質量電荷比41の組)のものに切り替わる。さらに、CE値選択部75において使用者がCE値を変更することも可能であり、これにより、変更後のCE値において得られたプロダクトイオンスペクトルを確認することができる。

Claims (5)

  1. イオンを開裂させる開裂部と、該開裂部の前段及び後段にそれぞれ位置する質量分離部を有する質量分析装置であって、
    a) 複数の化合物のそれぞれに関するマススペクトルデータが予め保存された記憶部と、
    b) 使用者による入力指示に応じ、前記複数の化合物の一部又は全部である複数の対象化合物のそれぞれについて、予め決められた条件に従って前記マススペクトルデータから1乃至複数のプリカーサイオン候補を選出するプリカーサイオン候補選出部と、
    c) 前記プリカーサイオン候補のそれぞれと、予め決められた複数の開裂エネルギー候補値とを組み合わせて複数のプロダクトイオンスキャン測定条件を設定するプロダクトイオンスキャン測定条件決定部と、
    d) 前記複数のプロダクトイオンスキャン測定条件に従ったMS/MS測定をそれぞれ実行してプロダクトイオンスペクトルデータを取得するプロダクトイオンスペクトルデータ取得部と、
    e) 前記複数の対象化合物のそれぞれについて、前記プロダクトイオンスキャン測定条件と該条件により取得した前記プロダクトイオンスペクトルデータを対応付けた化合物データベースファイルを作成して前記記憶部に保存する化合物データベースファイル作成部と、
    f) 前記複数の対象化合物のそれぞれについて、全ての前記プロダクトイオンスペクトルデータから、予め決められた条件に従ってプロダクトイオンを抽出し、各プロダクトイオンの質量電荷比、該プロダクトイオンに対応するプリカーサイオンの質量電荷比、及び開裂エネルギーの候補値を含むMRM測定条件候補を作成して前記記憶部に保存するMRM測定条件候補作成部と、
    を備えることを特徴とする質量分析装置。
  2. g) 表示部と、
    h) 使用者により前記複数の対象化合物のうちのいずれかを選択する操作が行われると、前記記憶部から当該対象化合物のマススペクトルデータを読み出して前記表示部にマススペクトルを表示するとともに、前記プリカーサイオン候補のマスピークを他のマスピークから識別されるように表示するマススペクトル表示制御部と、
    i) 使用者により、前記識別されたマススペクトルのマスピークを選択する操作が行われると、該マスピークに対応するプリカーサイオンを用いて異なるCE値で実行されたプロダクトイオンスキャン測定により取得されたプロダクトイオンスペクトルのうち、最も高強度のマスピークを有するプロダクトイオンスペクトルを前記表示部に表示するとともに、前記複数の開裂エネルギーの候補値のそれぞれにおける該マスピークの強度を前記表示部に表示するプロダクトイオンスペクトル表示制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の質量分析装置。
  3. 前記プロダクトイオン表示制御部が、前記MRM測定条件候補に含まれるプロダクトイオンに対応する、プロダクトイオンスペクトルのマスピークを強調して表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の質量分析装置。
  4. j) 前記表示部に表示された前記プロダクトイオンスペクトルのマスピークを使用者が指定すると、該マスピークに対応するプリカーサイオン及びプロダクトイオンの組をMRMトランジションに決定し、さらに、前記複数の開裂エネルギーの候補値の中から該プロダクトイオンのマスピークの強度が最も大きい値を抽出して開裂エネルギーの値に決定してMRM測定条件を設定するMRM測定条件設定部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の質量分析装置。
  5. 新たな化合物のマススペクトルデータ及びプロダクトイオンスペクトルデータが外部から入力されると、
    前記プリカーサイオン候補選出部が、前記プロダクトイオンスペクトルデータから該プロダクトイオンスペクトルデータにおけるプリカーサイオンを抽出してプリカーサイオン候補として決定し、
    前記MRM測定条件候補作成部が、前記プロダクトイオンスペクトルデータから予め決められた条件に従ってプロダクトイオンを抽出し、該プロダクトイオンの質量電荷比、該プロダクトイオンに対応するプリカーサイオンの質量電荷比、及び開裂エネルギーの候補値を含むMRM測定条件候補を作成し、
    前記化合物データベース作成部が、前記マススペクトルデータ、前記プロダクトイオンスペクトルデータ、前記プリカーサイオン候補、及び前記MRM条件候補を用いて前記化合物データベースを更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載の質量分析装置。
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