JPWO2017126282A1 - 情報処理システム、デバイス登録方法、情報処理装置、通信端末およびそれらの制御方法と制御プログラム - Google Patents

情報処理システム、デバイス登録方法、情報処理装置、通信端末およびそれらの制御方法と制御プログラム Download PDF

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Abstract

本発明は、接続されたデバイスに対する処理ルールの予測を行い、紐付け情報の登録を簡易化することができるため、デバイスの接続を簡易化する情報処理装置に関するものである。本情報処理装置は、デバイスから受信したデバイスデータと、デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積する蓄積部と、接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、履歴を参照して接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測部と、予測部が予測した処理ルールを、接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録する登録部と、を備える。

Description

本発明は、情報処理システム、デバイス登録方法、情報処理装置、通信端末およびそれらの制御方法と制御プログラムに関する。
上記技術分野において、特許文献1には、データ収集サーバからゲートウェイデバイスに送信された各種設定(センサデータの変換・加工・閾値・判定・圧縮・送信時期)に基づいて、ゲートウェイデバイスがセンサからデータを収集して設定処理をして、データ収集サーバに送信する技術が開示されている。
特開2015−028742号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、ゲートウェイデバイスへの各種設定(いわゆる、処理ルール)については、新規のデバイスをゲートウェイに接続するためには、作業者がデータフォーマットや処理ルールをあらかじめゲートウェイやデータ収集サーバに設定する必要があり、手間がかかっていた。そのため、複数種別のデバイスをゲートウェイに接続すると、受信したデバイスデータがどのデバイスからのデータなのか、どの処理ルールを適用すべきなのかの設定が煩雑なので、ゲートウェイに接続されるデバイスは同一種別であるか、あるいは複数種別であっても同一プロトコルや同一データフォーマット等で動作するものに限られ、それ以外のデバイスを簡易に接続することができなかった。
これらの課題はこれまでも潜在的に存在していたが、近年のIoT(Internet of Things)/M2M(Machine to Machine)システムの広がりによってデバイス数、デバイス種別数が増加したことにより、以前より顕在化してきている。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積する蓄積手段と、
接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測手段と、
前記予測手段が予測した前記処理ルールを、前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録する登録手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置の制御方法は、
デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測ステップと、
前記予測ステップにおいて予測した前記処理ルールを、前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置の制御プログラムは、
デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測ステップと、
前記予測ステップにおいて予測した前記処理ルールを、前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信端末は、
接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、情報処理装置に蓄積された前記デバイスデータと前記デバイスの処理ルールとの関連の履歴を参照して予測された、前記接続されたデバイスの識別情報に対応する処理ルールの候補を、前記情報処理装置から受信する候補受信手段と、
受信した前記処理ルールの候補を、ユーザによる登録指示が可能に表示する表示手段と、
前記ユーザによる登録指示を受け付けて、前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて登録手段に登録すべき処理ルールを、前記情報処理装置に通知する通知手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信端末の制御方法は、
接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、情報処理装置に蓄積された前記デバイスデータと前記デバイスの処理ルールとの関連の履歴を参照して予測された、前記接続されたデバイスの識別情報に対応する処理ルールの候補を、前記情報処理装置から受信する候補受信ステップと、
受信した前記処理ルールの候補を、ユーザによる登録指示が可能に表示手段に表示する表示ステップと、
前記ユーザによる登録指示を受け付けて、前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて登録手段に登録すべき処理ルールを、前記情報処理装置に通知する通知ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信端末の制御プログラムは、
接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、情報処理装置に蓄積された前記デバイスデータと前記デバイスの処理ルールとの関連の履歴を参照して予測された、前記接続されたデバイスの識別情報に対応する処理ルールの候補を、前記情報処理装置から受信する候補受信ステップと、
受信した前記処理ルールの候補を、ユーザによる登録指示が可能に表示手段に表示する表示ステップと、
前記ユーザによる登録指示を受け付けて、前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて登録手段に登録すべき処理ルールを、前記情報処理装置に通知する通知ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理システムは、
デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積する蓄積手段と、
接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測手段と、
前記予測手段が予測した前記処理ルールを、ユーザに対し提示する提示手段と、
前記ユーザによる前記提示された処理ルールの登録指示を受け付ける登録指示手段と、
受け付けた前記登録指示に従って、前記予測手段が予測した前記処理ルールを前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録する登録手段と、
前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて前記登録手段に登録された処理ルールに従って、前記接続されたデバイスを処理するデバイス処理手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係るデバイス登録方法は、
デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測ステップと、
前記予測ステップにおいて予測した前記処理ルールを、ユーザに対し提示する提示ステップと、
前記ユーザによる前記提示された処理ルールの登録指示を受け付ける登録指示ステップと、
受け付けた前記登録指示に従って、前記予測ステップにおいて予測した前記処理ルールを前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて前記登録手段に登録された処理ルールに従って、前記接続されたデバイスを処理するデバイス処理ステップと、
を含む。
本発明によれば、接続されたデバイスに対する処理ルールの予測を行い、紐付け情報の登録を簡易化することができるため、デバイスの接続を簡易化することができる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係るユーザ端末の処理ルール選択画面を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の処理ルール予測手順を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の処理ルール登録手順を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の処理ルール実行手順を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る予測情報抽出テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る履歴蓄積データベースの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る処理ルール予測テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る処理ルール管理テーブル/処理ルール登録テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置に含まれるプラットフォームのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置に含まれるゲートウェイのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るユーザ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置に含まれるゲートウェイの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置に含まれるプラットフォームの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るユーザ端末の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の処理ルール登録手順を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理装置に含まれるプラットフォームの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムにおける、デバイスの処理ルールを登録する概要を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第4実施形態に係る履歴蓄積データベースの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る処理ルール予測テーブルの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る処理ルール管理テーブル/処理ルール登録テーブルの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る情報処理装置に含まれるゲートウェイの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る情報処理装置に含まれるプラットフォームの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第5実施形態に係る履歴蓄積データベースの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る処理ルール予測テーブルの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る処理ルール管理テーブル/処理ルール登録テーブルの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る情報処理装置に含まれるプラットフォームの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第6実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第6実施形態に係る履歴蓄積データベースの構成を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る処理ルール予測テーブルの構成を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る処理ルール管理テーブル/処理ルール登録テーブルの構成を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る情報処理装置に含まれるプラットフォームの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第7実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成を示すブロック図である。 本発明の第7実施形態に係る情報処理装置を含む他の情報処理システムの主要構成を示すブロック図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての情報処理装置100について、図1を用いて説明する。情報処理装置100は、接続されたデバイスの処理ルールを登録する装置である。
図1に示すように、情報処理装置100は、蓄積部101と、予測部102と、登録部103と、を含む。蓄積部101は、デバイス140から受信したデバイスデータ111と、デバイス140に対して登録した処理ルール112との関連の履歴を蓄積する。予測部102は、接続されたデバイス140を処理するための処理ルールが登録されていない場合に、接続されたデバイス140から受信したデバイスデータに基づいて、履歴を参照して接続されたデバイス140の処理ルール121を予測する。登録部103は、予測部102が予測した処理ルール132を、接続されたデバイス140の識別情報131に対応付けて登録する。
本実施形態によれば、接続されたデバイスに対する処理ルールの予測を行い、紐付け情報の登録を簡易化することができるため、デバイスの接続を簡易化することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムのIoT(Internet of Things)システムまたはM2M(Machine to Machine)システムにおいては、接続されたデバイスから収集したデータを処理するための処理ルールを、接続時に取得したデバイスデータに基づいて予測することによって、簡単なユーザ操作でデバイス登録して設定する。すなわち、デバイスデータに含まれるデータ収集の特性情報に対応つけた処理ルールの履歴を蓄積することで、特性情報を予測情報として処理ルールを予測する。ユーザ(システム運用者)は、予測された処理ルール候補から適切な処理ルールを選択することで、各接続デバイスの処理ルールを設定することができる。なお、処理ルールは、接続されたデバイスから収集したデータを処理するためのルールに限定されず、接続されたデバイスへのデータの処理やデバイスを制御するための処理(例えば、デバイスのファームウェアなど)も含まれる。
なお、本実施形態において処理ルールを管理する処理ルール管理テーブルはIoT−PF(Platform)が保持、IoT−GW(Gateway:ゲートウェイ)に展開する構成例を説明し、処理ルール管理テーブルのキーはMAC(Media Access Control)アドレスとするが、これらに限定されるものではない。また、IoT−PFをPF、あるいは、IoT−GWをGWと省略して記載する場合もある。
《情報処理システム》
以下、図2A〜図5Cを参照して、本実施形態の情報処理装置を含む情報処理システムの構成および動作の概要について説明する。
(システムブロック)
図2Aは、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム200の主要構成を示すブロック図である。
情報処理システム200の主要構成は、PF210と、GW221および222と、複数のデバイス群231〜235と、を備える。PF210は、複数のGW221および222に接続されて複数のデバイス群を制御する。GW221および222には、複数のデバイス群231〜235が接続される。そして、GW221および222は、デバイス群からデータを収集し、各デバイスからのデータを所定の処理ルールに従って処理する。デバイス群231〜235は、センサ等からなるデータ収集用のデバイスである。
図2Bは、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム200の全体構成を示すブロック図である。なお、図2Bにおいて、図2Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
情報処理システム200の全体構成は、GW221および222を代表するGW220と、デバイス群231〜235を代表するデバイス(センサ)230と、ユーザ端末240と、を備える。ユーザ端末240は、システムの顧客あるいは運用者が使用する通信端末である。
以下、情報処理システム200の全体構成における動作概略を説明する。なお、図2Bには、本実施形態の処理ルールの予測については省いている。本実施形態の処理ルールの予測については、図3において詳説する。(1) 顧客あるいは運用者は、ユーザ端末240のWeb GUI(Graphical User Interface)でパケットのデータマッピングルールを作成して、PF210に保持する。(2) デバイスに対応するデータマッピングルールを、GW220がPF210に取得しにいく。(3) GW220が、接続されたデバイス230からデータを取得する。(4) GW220が、取得したデータを処理ルールに沿ってマッピングする。(5) GW220より取得したマッピング済データを、PF210に蓄積する(マッピングによりデータが解釈できるようになる)。(6) 顧客あるいは運用者が、ユーザ端末240の可視化画面を操作する。
《動作シーケンス》
図3は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム200の主要構成の動作手順を示すシーケンス図である。
まず、ステップS301において、ユーザ端末240からIoT−PF210に対して、初期データとして作成された各デバイスの処理ルールが、データフォーマットの特性などの特性情報と対応して送信され、IoT−PF210の履歴蓄積データベース250に蓄積される。この特性情報が、新たに接続されたデバイスの処理ルールを予測するための予測情報となる。予測情報は、例えば、データフォーマットの特性情報(文字種別、文字数、行数、列数、区切り文字、など)、データ送信頻度、データのファイルサイズ、および/または、通信プロトコル(HTTP:Hypertext Transfer Protocol、FTP:File Transfer Protocol等)を含む。
ステップS303において、IoT−GW220が新規に接続されたデバイス230からデバイスデータを受信すると、ステップS305において、IoT−PF210にデバイス識別子(本例では、MACアドレスを使用するが、なお、デバイスを識別できる識別子であればよく、MACアドレスに限られない)と共に送信する。ステップS307において、IoT−PF210は、履歴蓄積データベース250を参照して、デバイスデータから抽出した予測情報に基づいて、新規のデバイス230に対応する可能性が高い処理ルールを予測する。なお、図3においては、デバイスデータからの予測情報の抽出をIoT−PF210で行なう例を示したが、IoT−GW220で行なってもよい。
そして、ステップS309におけるユーザ端末240からの登録画面へのアクセスに応じて、IoT−PF210は、ステップS311において、デバイス230とIoT−GW220間の通信情報から読み出したMACアドレスと共に、予測した処理ルールをユーザ端末240のユーザに通知する。ユーザが、通知された処理ルールが正しいと判断すれば、ステップS313において、ユーザ端末240からIoT−PF210に対し登録指示をする。なお、処理ルール候補を複数表示してもよく、その場合はユーザが正しい処理ルールを選択する。
IoT−PF210は、ステップS315において、ユーザが選択した処理ルールをMACアドレスに対応付けて登録情報として処理ルール管理テーブル360に登録し、ステップS317において、IoT−GW220に送信する。IoT−GW220は、ステップS319において、受信した登録情報をIoT−GW220の処理ルール登録テーブル370に登録して保持する。
ステップS321において、接続された新規のデバイス230から取得したデータを受信すると、IoT−GW220は、ステップS323において、データに含まれるデバイス識別子(MACアドレス)を基に、処理ルール登録テーブル370に登録された登録情報を参照し、対応付けられた処理ルールに基づき処理を実施する。
(処理ルール選択画面)
図4は、本実施形態に係るユーザ端末240の処理ルール選択画面420を示す図である。なお、図4には、比較の対象として、従来の処理ルールの逐次設定の処理ルール入力画面410も図示している。
処理ルール入力画面410においては、デバイス情報411、接続情報412、特性情報413、および、処理ルール414をユーザが入力して設定する必要がある。入力が終了すると、処理ルール入力ボタン416および処理ルール確定ボタン417により、設定済フラグ415が設定される。例えば、デバイス情報411としては、デバイスID(Identifier)、デバイス種類、デバイス型などが含まれる。また、接続情報412としては、GW−IDやPF−IDなどが含まれる。なお、図3のステップS301における、蓄積データによる予測ができない初期の処理ルール設定は、処理ルール入力画面410から行なわれる。
処理ルール選択画面420においては、デバイス情報421、接続情報422、デバイスデータから抽出された予測情報423、および、予測結果の処理ルール候補424と候補数425が、ユーザ端末240からのアクセスに応答して自動的に表示される。なお、処理ルール候補424が複数の場合は、スクロールボタン(アロー)が表示されるのが望ましい。ユーザは、処理ルール選択画面420からそれぞれの処理ルール候補424の詳細を、処理ルール候補詳細ボタン427で見ることができる。そして、処理ルール確定ボタン428により、設定済フラグ426が設定される。
このように、本実施形態における、蓄積した履歴の処理ルールから新規のデバイスの処理ルールを予測することで、簡易に処理ルールを設定することができ、デバイスの簡易な接続ができることになる。
(処理ルール予測手順)
図5Aは、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム200の主要構成の処理ルール予測手順を示す図である。
処理ルール登録501は、ユーザ(運用者)がユーザ端末240から逐次入力する処理を示す。逐次入力された処理ルールは、デバイスの特性情報(予測情報)と対応付けて、履歴蓄積データベース250に蓄積される。
新規なデバイス230が接続されると、IoT−GW220は、デバイス識別子と共にデバイスデータを取得し(511)、特性情報を抽出して、IoT−PF210に通知する(512)。IoT−PF210は、履歴蓄積データベース250に蓄積されたデバイスの特性情報と処理ルールとの関連から処理ルールを予測する(521)。なお、図5Aにおいては、IoT−GW220で特性情報の抽出を行なう例を図示したが、特性情報の抽出は、IoT−PF210で行なってもよい。また、特性情報の中で簡単に分かる情報はIoT−GW220において抽出し、周期のような時間経過が必要な情報はIoT−PF210において抽出してもよい。
(処理ルール登録手順)
図5Bは、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム200の主要構成の処理ルール登録手順を示す図である。
処理ルール予測521の結果は、IoT−PF210からユーザ端末240に送信されて、ユーザの選択あるいは確認を待つ。ユーザ端末240においてユーザの選択あるいは確認があれば、新規のデバイスIDに対応付けて処理ルールを管理するIoT−PF210の処理ルール管理テーブル360に登録される(522)。処理ルール管理テーブル360に登録されたデバイスIDに対応付けた処理ルールは、IoT−PF210からIoT−GW220に配布されて(523)、IoT−GW220の処理ルール登録テーブル370に登録される。なお、処理ルール登録テーブル370は処理ルール管理テーブル360と同様の内容であってもよいし、IoT−GW220に対応して選別された内容であってもよい。処理ルール登録テーブル370が処理ルール管理テーブル360と同様の内容の場合は、デバイスをどのIoT−GW220に接続しても、デバイスIDに対応する処理ルールが使用されることになる。
デバイス230から取得したデータが送信されると、デバイスIDに対応して処理ルール登録テーブル370から適切な処理ルールが取得され(524)、取得された処理ルールに基づいて受信データがIoT−GW220において処理される(525)。処理ルールに従って処理されたデータは、IoT−GW220からIoT−PF210に送られて収集され、アプリケーションに従う処理がさらに行なわれて、ユーザ端末240からユーザに通知される。あるいは、上位のアプリケーションサーバで蓄積されて、他のアプリケーション処理が実行されてもよい。
(処理ルール実行手順)
図5Cは、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム200の主要構成の処理ルール実行手順を示す図である。なお、処理ルールは、例えば、デバイスが取得したデータの加工方法や、所定の閾値を超えた場合に警告を発する等の動作を指定するものである。
IoT−GW220において、処理ルール登録テーブル370には、デバイスA(231)の識別子に対応付けて処理ルールA(531)が登録されている。また、デバイスB(232)の識別子に対応付けて処理ルールB(532)が登録されている。各処理ルールは、例えば、データ受信のルール、データ加工のルール、アクションのルールなどが含まれる。
デバイス231またはデバイス232から受信したデータは、処理ルール531または処理ルール532に従って処理されて、IoT−PF210に送られる。一方、デバイスIDと実施した処理ルールとの関連は、IoT−PF210の履歴蓄積データベース250に蓄積されて、以降の処理ルール予測に使用される。
《情報処理装置の機能構成》
図6は、本実施形態に係る情報処理装置600の機能構成を示すブロック図である。なお、図6は、IoT−PF210とIoT−GW220とを含む情報処理装置600として説明する。以下、IoT−PF210をPF210と略し、IoT−GW220をGW220と略すこともある。
情報処理装置600は、デバイス230と接続して通信制御する通信制御部611と、デバイス接続判定部612と、処理ルール有無判定部613と、処理ルール管理テーブル360(処理ルール登録テーブル370)と、デバイスデータ取得部614と、デバイス取得データ受信部616と、取得データ処理部617と、を備える。情報処理装置600は、さらに、予測情報抽出部621と、履歴蓄積データベース250と、処理ルール候補予測部623と、処理ルール受信部624と、処理ルール選択部625と、データ処理結果送信部626と、ユーザ端末240との通信を制御する通信制御部627と、を備える。なお、通信制御部611と通信制御部627とは一体でもよい。
デバイス接続判定部612は、デバイス230との初期通信プロトコルなどからデバイス230の接続を判定すると共に、デバイスIDを抽出する。処理ルール有無判定部613は、既に処理ルール管理テーブル360(処理ルール登録テーブル370)にデバイスIDに対応する処理ルールが保持されているか否かを判定する。デバイスデータ取得部614は、デバイス230からデバイスデータを取得する。デバイス取得データ受信部616は、処理ルールが登録された後にデバイス230が取得したデータを受信する。取得データ処理部617は、デバイスIDに対応する処理ルールを処理ルール管理テーブル360(処理ルール登録テーブル370)から取得してデバイスから受信したデータを処理する。本実施形態では、以上の機能構成部が、GW220に含まれる。
また、予測情報抽出部621は、デバイスデータ取得部614が取得したデバイスデータの特性情報である予測情報を抽出する。履歴蓄積データベース250は、デバイスデータから抽出された予測情報と処理ルールとの関連の履歴を蓄積する。処理ルール候補予測部623は、履歴蓄積データベース250に蓄積された過去の履歴を参照して、新たに接続されたデバイス230のデバイスデータから抽出された予測情報に基づいて、対応する処理ルールの候補を予測する。処理ルール受信部624は、ユーザ端末240から入力された処理ルールを受信して、履歴蓄積データベース250に蓄積する。処理ルール選択部625は、処理ルール候補予測部623が予測した処理ルール候補をユーザ端末240に表示させ、ユーザ端末240からユーザが選択した処理ルールを処理ルール管理テーブル360(処理ルール登録テーブル370)に登録する。データ処理結果送信部626は、取得データ処理部617で処理ルールに従って処理された処理結果をユーザ端末240に送信してユーザに通知する。本実施形態では、以上の機能構成部が、PF210に含まれる。
なお、処理ルール管理テーブル360(処理ルール登録テーブル370)は、PF210とGW220とで共有される。上記PF210とGW220との機能分割は、図6に限定されない。また、予測情報抽出部621がGW220に含まれても、あるいはPF210とGW220とで一部共有してもよい。
《ユーザ端末の機能構成》
図7は、本実施形態に係るユーザ端末240の機能構成を示すブロック図である。なお、図7には、情報処理装置600のPF210の一部も図示している。図6と同様の機能構成部には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
ユーザ端末240は、ネットワーク780を介して情報処理装置600との通信を制御する通信制御部741と、表示部742と、操作部743と、処理ルール候補受信部744と、処理ルール選択・送信部745と、処理ルール入力・送信部746と、データ処理結果受信部747と、デバイス収集データ処理アプリ起動指示部748と、を備える。
対応する情報処理装置600のPF210は、処理ルール選択部625を構成する、処理ルール候補送信部712と処理ルール登録指示部713とを有する。また、PF210は、ユーザ端末240から指示されたアプリケーションを起動するアプリ起動受信部728を有する。
表示部742は、液晶などの表示画面を有し、処理ルール候補やデータ処理結果を表示する。操作部743は、タッチパネルやキーボードなどを含み、処理ルールの入力や処理ルール候補の選択、あるいは、アプリケーションの起動などの操作を行なう。処理ルール候補受信部744は、情報処理装置600のPF210から処理ルール候補を受信して、表示部742に表示させる。処理ルール選択・送信部745は、操作部743により選択された処理ルールを情報処理装置600のPF210に通知して、処理ルール管理テーブル360(処理ルール登録テーブル370)に登録させる。処理ルール入力・送信部746は、履歴の蓄積がない初期状態、あるいは、処理ルールの予測不能な場合に、処理ルールの入力を取得して情報処理装置600のPF210に送信する。データ処理結果受信部747は、PF210のデータ処理結果送信部626から送信されたデータの処理結果を受信して、所定フォーマットで表示部742に表示させる。デバイス収集データ処理アプリ起動指示部748は、操作部743からの操作に基づいて、PF210のアプリ起動受信部728に、デバイス収集データを処理するアプリケーションの起動を指示する。
(予測情報抽出テーブル)
図8は、本実施形態に係る予測情報抽出テーブル800の構成を示す図である。予測情報抽出テーブル800は、予測情報抽出部621が予測情報を抽出するために使用する。
予測情報抽出テーブル800は、デバイスID(例えば、MACアドレス)801に対応付けて、デバイスから受信したデバイスデータ802、デバイスデータ802から抽出あるいは取得、生成した予測情報として、データフォーマットの特性情報803、データ送信頻度804、データサイズ805、および、送信プロトコル806などを記憶する。データフォーマットの特性情報803としては、例えば、文字種別と、文字数と、行数と、列数と、区切り文字と、が含まれる。
なお、デバイスデータ802から抽出あるいは取得、生成した予測情報としては、・通信プロトコルのオプション情報:例えば、HTTPプロトコルのメソッドなど、・ファイル形式(拡張子):例えば、XML(Extensible Markup Language)、CSV(Comma-Separated Values)など、・特定文字列の有無:例えば、XMLにおける特定のタグなど、・送信時刻:例えば、毎日9時と17時に送信、など、・送信先のGW(あるいは、PFやアプリケーションなど)、・送信元のMACアドレスのベンダコード部など、が使用されて、より適切な処理ルールの予測が可能となる。そして、これらの予測情報は、図9の履歴蓄積データベース250に蓄積され、図10の処理ルール予測テーブル1000で処理ルールを予測するために使用される。
(履歴蓄積データベース)
図9は、本実施形態に係る履歴蓄積データベース250の構成を示す図である。履歴蓄積データベース250は、予測情報と処理ルールとの関連の履歴を蓄積し、新規なデバイスに対して設定登録する処理ルールを予測するために使用される。履歴蓄積データベース250は、予測情報と処理ルールとの関連の履歴を蓄積する履歴蓄積領域910と、履歴蓄積領域910に蓄積された履歴から処理ルール予測のための予測テーブル920と、を含む。
履歴蓄積領域910は、蓄積された日時911に対応付けて、登録した処理ルール912と、対応する予測情報913と、を記憶する。また、予測テーブル920は、予測情報921に対応付けて、複数の可能性のある処理ルール922とその出現率923とを記憶する。
(処理ルール予測テーブル)
図10は、本実施形態に係る処理ルール予測テーブル1000の構成を示す図である。処理ルール予測テーブル1000は、処理ルール候補予測部623が各デバイスからの予測情報に対応する処理ルール候補を予測するために使用される。
処理ルール予測テーブル1000は、デバイスID1001とそのデバイスデータから抽出された予測情報1002とに対応付けて、複数の処理ルール候補1003とその合致率1004とを記憶する。
(処理ルール管理テーブル/処理ルール登録テーブル)
図11は、本実施形態に係る処理ルール管理テーブル360/処理ルール登録テーブル370の構成を示す図である。処理ルール管理テーブル360/処理ルール登録テーブル370は、デバイスIDに対応する処理ルールを保持して、取得データ処理部617において接続されたデバイスからのデータを処理するために使用される。
処理ルール管理テーブル360/処理ルール登録テーブル370は、デバイスID1101に対応付けて、処理ルール候補から選択され登録された処理ルール1102を記憶する。なお、図11には、処理ルールの例として、デバイスから収集したデータを処理するルールを示したが、デバイスに出力するデータの処理ルールや、デバイスを制御する処理ルール(例えば、デバイスのファームウェアなど)であってもよい。
《プラットフォームのハードウェア構成》
図12Aは、本実施形態に係る情報処理装置に含まれるプラットフォーム(PF210)のハードウェア構成を示すブロック図である。
図12Aで、CPU(Central Processing Unit)1211は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図6の機能構成部を実現する。ROM(Read Only Memory)1221は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。通信制御部1231は、ネットワークを介して、IoT−GW220との通信を制御する。通信制御部1261は、ネットワークを介して、ユーザ端末240との通信を制御する。
RAM(Random Access Memory)1241は、CPU1211が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM1241には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。デバイスID(MACアドレス)は、本実施形態で使用されるデバイスの識別子である。デバイスデータは、初期に接続されたデバイスから取得されるデータである。デバイス予測情報は、デバイスデータから抽出された処理ルール候補を予測するための予測情報である。処理ルール候補は、予測情報に基づいて、履歴蓄積データベースを参照してデバイスIDに対して予測された処理ルールの候補であり、ユーザ端末240に送信される。選択された処理ルールは、ユーザ端末240でユーザによって選択された、登録すべき処理ルールである。収集データ処理結果は、デバイスから収集されたデータの、登録された処理ルールに基づく処理結果であり、ユーザ端末240あるいは上位のアプリケーションサーバに送信される。以下、デバイスID(MACアドレス)の違いに対応付けて、各データの記憶領域が確保される。
ストレージ1251は、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。履歴蓄積データベースは、予測情報と処理ルールとの関連を蓄積し、デバイスの予測情報に基づいて処理ルールの候補を予測するために使用されるデータベースである。処理ルール管理テーブルは、処理ルール候補からユーザにより選択された処理ルールをデバイスIDに対応付けて登録したテーブルである。デバイス処理データ蓄積部は、デバイスから取得して処理ルールに従って処理した処理結果を蓄積する領域である。ストレージ1251には、以下のプログラムが格納される。PF制御プログラムは、PF210の全体を制御するプログラムである。GW制御モジュールは、GW220を制御するモジュールである。予測情報生成モジュールは、デバイスから受信したデバイスデータから予測情報を生成するモジュールである。処理ルール予測・提示モジュールは、予測情報からデバイスIDに対応する処理ルールを予測してユーザ端末240に提示するモジュールである。処理ルール登録・管理モジュールは、デバイスIDに対応して選択された処理ルールを登録し、管理するモジュールである。収集データ処理モジュールは、デバイスが収集したデータを処理ルールに従って処理するモジュールである。
なお、図12AのRAM1241やストレージ1251には、PF210が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関連するプログラムやデータは図示されていない。
《ゲートウェイのハードウェア構成》
図12Bは、本実施形態に係る情報処理装置に含まれるゲートウェイ(GW220)のハードウェア構成を示すブロック図である。
図12Bで、CPU1212は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図6の機能構成部を実現する。ROM1222は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。通信制御部1232は、ネットワークを介して、IoT−PF210との通信を制御する。通信制御部1262は、ネットワークを介して、デバイス230(231〜23n)との通信を制御する。
RAM1242は、CPU1212が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM1242には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。デバイスID(例えば、MACアドレス)は、本実施形態で使用されるデバイスの識別子である。デバイスデータは、初期に接続されたデバイスから取得されるデータである。デバイス予測情報は、デバイスデータから抽出された処理ルール候補を予測するための予測情報である。処理ルールは、ユーザ端末240でユーザによって選択されて登録される処理ルールである。データ処理結果は、デバイスから収集されたデータの、登録された処理ルールに基づく処理結果であり、IoT−PF210に送信される。以下、デバイスID(MACアドレス)の違いに対応付けて、各データの記憶領域が確保される。
ストレージ1252は、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。処理ルール登録テーブルは、GW220に配布された処理ルールをデバイスIDに対応付けて登録したテーブルである。ストレージ1252には、以下のプログラムが格納される。GW制御プログラムは、GW220の全体を制御するプログラムである。デバイスデータ取得モジュールは、接続されたデバイスからデバイスデータを取得するモジュールである。デバイス予測情報取得モジュールは、デバイスから受信したデバイスデータから予測情報を取得するモジュールである。処理ルール登録モジュールは、デバイスIDに対応して選択された処理ルールを登録し、デバイスからのデータに対して実施するモジュールである。デバイス制御モジュールは、処理ルールに従ってデバイスを制御するモジュールである。
なお、図12BのRAM1242やストレージ1252には、GW220が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関連するプログラムやデータは図示されていない。
《ユーザ端末のハードウェア構成》
図12Cは、本実施形態に係るユーザ端末240のハードウェア構成を示すブロック図である。
図12Cで、CPU1214は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図7の機能構成部を実現する。ROM1224は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。通信制御部1234は、ネットワークを介して、IoT−PF210との通信を制御する。入出力インタフェース1264は、表示部や操作部などの入出力を制御する。
RAM1244は、CPU1214が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM1244には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。処理ルール候補は、デバイスID(MACアドレス)に対応する処理ルール候補の表示データであり、表示部に表示される。選択された処理ルールは、処理ルール候補からユーザが操作部により選択した処理ルールのデータである。入力された処理ルールは、ユーザが操作部により逐次入力した処理ルールのデータである。収集データ処理結果は、デバイスから収集されたデータの、登録された処理ルールに基づく処理結果であり、IoT−PF210から送信され、表示部に表示される。
ストレージ1254は、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。表示画面テンプレートは、図4のような表示画面を生成するためのテンプレートである。操作指示変換テーブルは、操作部からの操作を内部指示コマンドに変換するテーブルである。ストレージ1254には、以下のプログラムが格納される。ユーザ端末制御プログラムは、ユーザ端末240の全体を制御するプログラムである。処理ルール候補提示モジュールは、IoT−PF210から送信された処理ルール候補を表示部に提示するモジュールである。処理ルール選択モジュールは、表示部に提示された処理ルール候補から登録する処理ルールを選択して、IoT−PF210に通知するモジュールである。処理ルール入力モジュールは、表示部に提示された処理ルール入力画面から登録する処理ルールを入力して、IoT−PF210に通知するモジュールである。データ処理結果提示モジュールは、IoT−PF210から送信されたデバイスのデータ処理結果を表示部に提示するモジュールである。
なお、図12CのRAM1244やストレージ1254には、ユーザ端末240が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関連するプログラムやデータは図示されていない。
《ゲートウェイの処理手順》
図13Aは、本実施形態に係る情報処理装置に含まれるゲートウェイ(GW220)の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図12BのCPU1212がRAM1242を使用して実行し、図6のGW220の機能構成部を実現する。なお、図13Aにおいては、ユーザによるユーザ端末240からの処理ルールの入力に関するフローチャートは省かれている。
GW220は、ステップS1311において、デバイスの接続か否かを判定する。デバイスの接続であれば、GW220は、ステップS1313において、接続されたデバイスからデバイスデータを取得する。また、GW220は、ステップS1315において、接続されたデバイスのデバイスID(MACアドレス)を取得する。
GW220は、ステップS1317において、取得したデバイスIDに対応付いた処理ルールが登録されているか否かを判定する。処理ルールが登録されている場合は、処理を終了して、登録されている処理ルールを使用する。処理ルールが登録されていない場合は、GW220は、ステップS1319において、デバイスIDとデバイスデータ(または、予測情報)を対応付けてPF210に送信する。
そして、GW220は、ステップS1321において、PF210からの登録された処理ルールの受信を待って、処理ルールを受信すると、ステップS1323において、デバイスIDと処理ルールを対応付けて処理ルール登録テーブル370に登録する。
一方、デバイスの接続でなければ、GW220は、ステップS1331において、接続されたデバイスからの情報受信か否かを判定する。デバイスからの情報受信であれば、GW220は、ステップS1333において、デバイスが取得して送信したデータを受信する。そして、GW220は、ステップS1335において、デバイスIDに対応する処理ルールに従って、受信データを処理する。
GW220は、ステップS1337において、処理ルールに基づく処理が終了したか否かを判定する。例えば、処理ルールが複数の受信データの演算などであれば、処理ルールは複数のデータ受信の間、繰り返されることになる。このように、処理ルールに基づく処理が終了してないならば、GW220は、ステップS1311、S1331に戻って、次のデータ受信を待つ。処理ルールに基づく処理が終了した場合、GW220は、ステップS1339において、デバイスIDと処理済みのデータとを対応付けて、PF210に送信する。
《プラットフォームの処理手順》
図13Bは、本実施形態に係る情報処理装置に含まれるプラットフォーム(PF210)の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図12AのCPU1211がRAM1241を使用して実行し、図6のPF210の機能構成部を実現する。なお、図13Bにおいては、ユーザによるユーザ端末240からの処理ルールの入力に関するフローチャートは省かれている。
PF210は、ステップS1341において、GW220から接続されたが処理ルールが登録されていないデバイスのデバイスデータをデバイスIDと共に受信したか否かを判定する。デバイスデータの受信である場合、PF210は、ステップS1343において、デバイスデータに基づいて予測情報を抽出する。そして、PF210は、ステップS1345において、履歴蓄積データベース250を参照して、予測情報から処理ルール候補を予測する。
PF210は、ステップS1346において、予測した処理ルール候補をユーザ端末240に提示する。そして、PF210は、ステップS1347において、ユーザ端末240からのユーザによる処理ルールの選択指示を待つ。処理ルールの選択指示があれば、PF210は、ステップS1349において、確定した処理ルールをデバイスIDと共に、GW220に送信する。
一方、デバイスデータでなければ、PF210は、ステップS1351において、GW220で処理ルールに従って処理済みのデータ受信か否かを判定する。処理済みのデータ受信であれば、PF210は、ステップS1353において、デバイスIDに対応付けて処理済データを蓄積する。そして、PF210は、ステップS1355において、ユーザアプリケーションへの提供タイミングであるか否かを判定する。ユーザアプリケーションへの提供タイミングでない場合、PF210は、ステップS1341、S1351に戻って、次の処理済データを待つ。
ユーザアプリケーションへの提供タイミングとなった場合、PF210は、ステップS1357において、蓄積した処理済データあるいはアプリケーションでさらに処理されたデータを、ユーザ端末240あるいは上位のアプリケーションサーバに提供する。
《ユーザ端末の処理手順》
図13Cは、本実施形態に係るユーザ端末240の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図12CのCPU1214がRAM1244を使用して実行し、図7のユーザ端末240の機能構成部を実現する。なお、図13Cにおいては、ユーザによるユーザ端末240からの処理ルールの入力に関するフローチャートは省かれている。
ユーザ端末240は、ステップS1361において、処理ルール候補のPF210からの受信か否かを判定する。処理ルール候補のPF210からの受信であれば、ユーザ端末240は、ステップS1363において、デバイスIDに対応して処理ルール候補を表示部に提示する。そして、ユーザ端末240は、ステップS1365において、ユーザによる処理ルールの選択指示を待つ。ユーザによる処理ルールの選択指示があれば、ユーザ端末240は、ステップS1367において、ユーザが選択した処理ルールを示す情報を、デバイスIDと共にPF210に送信する。
処理ルール候補のPF210からの受信でなければ、ユーザ端末240は、ステップS1371において、PF210からのデータ処理結果の受信か否かを判定する。データ処理結果の受信であれば、ユーザ端末240は、ステップS1373において、処理結果を表示部に提示する。
処理ルール候補のPF210からの受信でなく、PF210からのデータ処理結果の受信でなければ、ユーザ端末240は、ステップS1381において、ユーザによる処理ルールの入力か否かを判定する。ユーザによる処理ルールの入力であれば、ユーザ端末240は、ステップS1383において、入力された処理ルールをPF210に送信する。
なお、情報処理装置600は、例えばM2Mプラットフォームであって、Machine to Machineサービスに関する標準化を行なうoneM2Mにおいて定められているM2M Service Infrastructureであってもよい。M2M Service Infrastructureは、oneM2MアーキテクチャにおけるIN(Infrastructure Node)に相当する。さらに、M2M Service Infrastructureは、oneM2Mが定める共通サービス機能(CSF:Common Services Function)群を提供するCSE(Common Services Entity)を有する。また、情報処理装置600は、複数のCSEを含む装置であってもよい。なお、INが有するCSEは、IN(Infrastructure Node)−CSEとも称される。
ネットワークは、例えば通信事業者が提供する移動通信網であって、oneM2Mにおいて定義されるUnderlying Networkであってもよい。
また、デバイス230は、例えばセンサデバイスであって、oneM2Mにおいて定義されるM2M Deviceであってもよい。M2M Deviceは、oneM2MアーキテクチャにおけるASN(Application Service Node)あるいはADN(Application Dedicated Node)に相当し、このうちASNはCSEを有する。なお、ASN内のCSEはASN−CSEとも称される。
また、デバイスから収集したデータをさらに処理する、図示しないアプリケーションサーバは、例えば特定の業務を処理するサーバであって、oneM2Mにおいて定義されるM2M Application Infrastructureであってもよい。また、アプリケーションサーバは、oneM2MアーキテクチャにおけるAE(Application Entity)を有してもよい。なお、oneM2Mで定義されるInfrastructure Domainにあり、IN−CSEに接続されるAEは、IN(Infrastructure Node)−AEとも称される。
また、情報処理装置600は、例えばモバイルルータであってもよく、この場合oneM2Mにおいて定義されるM2M Gateway(ゲートウェイ装置)であってもよい。M2M Gatewayは、oneM2MアーキテクチャにおけるMN(Middle Node)に相当し、CSEを有する。なおMN内のCSEはMN−CSEとも称される。
本実施形態によれば、デバイスのデータ特性や通信特性をIoT−PFに保持することにより、デバイスに対する処理ルールの予測を行い、紐付け情報の登録を簡易化することができる。また、デバイスの識別子とそのデバイスに対する処理ルールの紐付けをIoT−PFまたはIoT−GWに保持することにより、デバイスのGWへの接続を簡易化することができる。
詳細には、新規のデバイス接続時に、作業者が処理ルールを個別に設定することなく、簡易にデバイスを登録することができる。また、GWが処理ルールを予測する構成にすることも可能であるが、共通PFが予測する構成にすることで、複数のGWから得られるデバイスデータを基に予測情報の精度を向上させることができる。また、デバイスからのデータ収集時に、データのデータ構造を変更することなく、GWが処理ルールを把握することができる。また、容易に処理ルールを変更することも可能になる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムについ説明する。本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムは、上記第2実施形態と比べると、ユーザ端末に予測した処理ルール候補を提示してユーザ(運用者)が選択することなく、情報処理装置が自動的に処理ルールを判定して設定する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《情報処理システム》
図14および図15を参照して、本実施形態の情報処理装置を含む情報処理システムについて説明する。
(動作シーケンス)
図14は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図3と同様のステップあるいは構成要素には同じステップ番号および参照番号を付して、重複する説明を省略する。また、以下、IoT−PF1410をPF1410と略す場合もある。
IoT−PF1410は、ステップS1407において、履歴蓄積データベース250を参照して、処理ルールを判定してデバイスIDに紐付けて、登録する。すなわち、第2実施形態のように、処理ルール候補をユーザ端末240に提示して選択する手順はない。ステップS1407において判定された処理ルールは、そのまま登録され、ステップS1417において、IoT−PF1410からユーザ端末240にデバイスIDに紐付けた処理ルールが通知され確認される。
(処理ルール登録手順)
図15は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の処理ルール登録手順を示す図である。なお、図5Bと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
IoT−PF1410は、履歴蓄積データベース250を参照して、デバイスIDの特性情報から処理ルールを判定し(1521)、登録する。
《プラットフォームの処理手順》
図16は、本実施形態に係る情報処理装置に含まれるプラットフォーム(PF1410)の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図12AのCPU1211がRAM1241を使用して実行し、図15のPF1410の機能構成部を実現する。なお、図16において、図13Bと同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。また、図16においては、ユーザによるユーザ端末240からの処理ルールの入力に関するフローチャートは省かれている。
PF1410は、ステップS1645において、履歴蓄積データベース250を参照して、特性情報から処理ルールを判定する。そして、PF1410は、ステップS1649において、確定した処理ルールをデバイスIDと共に、GW220およびユーザ端末240に送信する。
本実施形態によれば、デバイスのデータ特性や通信特性をIoT−PFに保持して、IoT−PFがデバイスに対する処理ルールの予測を行って設定するので、紐付け情報の登録をさらに簡易化することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムは、上記第2実施形態および第3実施形態と比べると、接続されたデバイスの組に対応する各デバイスの処理ルールを設定する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態または第3実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《情報処理システム》
以下、図17および図18を参照して、本実施形態の情報処理装置を含む情報処理システムの構成および動作を説明する。
(処理ルール登録)
図17は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムにおける、デバイスの処理ルールを登録する概要を示す図である。なお、図17には、2つのデバイスの組み合わせの例を示すが、他のデバイスの組み合わせや組み合わせ数において制限はない。
温度計だけが接続された場合1710は、GWにおいて、処理ルールとして華氏温度を摂氏温度に変換してPFに送信する。湿度計だけが接続された場合1720は、GWにおいて、処理ルールとしてそのままクラウドに送信する。
これに対して、本実施形態のように温度計と湿度計が接続された場合1730は、GWにおいて、処理ルールとして(温度/湿度)から熱中症指数を計算してクラウドに送信する。また、湿度計と一緒に宅内装置(例えば、エアコン)が接続されている場合1740は、GWにおいて、処理ルールとして、宅内では動かないため位置情報は不要とし、通信量削減のため位置情報は送信しない。
(動作シーケンス)
図18は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図18において、図3と同様のステップおよび構成要素には同じステップ番号および参照番号を付して、重複する説明を省略する。また、以下、IoT−PF1810をPF1810と略し、IoT−GW1820をGW1820と略すこともある。
ステップS1801においては、ユーザ端末240からIoT−PF1810に、デバイス組の処理ルールが作成され、デバイス組のデータフォーマットの特性も合せて登録して、その履歴を履歴蓄積データベース1850に蓄積する。
ステップS1803において、デバイス231およびデバイス232がIoT−GW1820に接続されると、ステップS1805において、各デバイスIDとそのデバイスデータとがそれぞれIoT−PF1810に送信される。そして、IoT−PF1810は、ステップS1807において、履歴蓄積データベース1850を参照して、デバイスの組み合わせに基づいて、処理ルールを設定する。なお、図18においては省略したが、処理ルールを予測してユーザ端末240に表示して、ユーザに選択されてもよい。
デバイス組に対応する処理ルールはIoT−PF1810の処理ルール管理テーブル1860に登録された後、ステップS1817において、IoT−PF1810からIoT−GW1820に配布され、ステップS1819において、IoT−GW1820の処理ルール登録テーブル1870に登録される。
ステップS1821において、以後の同じデバイス組からのデータを受信すると、IoT−GW1820は、ステップS1823において、デバイスID組を判断し、処理ルール登録テーブル1870に登録された処理ルールに則した処理を実施する。
(履歴蓄積データベース)
図19Aは、本実施形態に係る履歴蓄積データベース1850の構成を示す図である。履歴蓄積データベース1850は、予測情報と処理ルールとの関連の履歴を蓄積し、新規なデバイス組に対して設定登録する処理ルールを予測するために使用される。履歴蓄積データベース1850は、予測情報と処理ルールとの関連の履歴を蓄積する履歴蓄積領域910と、履歴蓄積領域910に蓄積された履歴からデバイス組の処理ルール予測のための予測テーブル1920と、を含む。なお、図19Aにおいて、図9と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
予測テーブル1920は、第1デバイスの第1予測情報1921と、第2デバイスの第2予測情報1922とを記憶する。そして、第1予測情報1921と第2予測情報1922との組から予測可能な処理ルール1923とその出現率1924とを記憶する。なお、3つ以上のデバイス組でも同様である。
(処理ルール予測テーブル)
図19Bは、本実施形態に係る処理ルール予測テーブル1930の構成を示す図である。処理ルール予測テーブル1930は、デバイス組の予測情報に対応する処理ルール候補を予測するために使用される。
処理ルール予測テーブル1930は、第1デバイスID1931およびそのデバイスデータから抽出された予測情報1932と、第2デバイスID1933およびそのデバイスデータから抽出された予測情報1934とに対応付けて、複数の処理ルール候補1935とその合致率1936とを記憶する。なお、3つ以上のデバイス組でも同様である。
(処理ルール管理テーブル/処理ルール登録テーブル)
図19Cは、本実施形態に係る処理ルール管理テーブル1860/処理ルール管理テーブル1870の構成を示す図である。処理ルール管理テーブル1860/処理ルール管理テーブル/1870は、デバイス組のID群に対応する処理ルールを保持して、接続されたデバイス組からのデータを処理するために使用される。図19Cは、図11を複数のデバイス組に拡張したテーブルである。
処理ルール管理テーブル1860/処理ルール管理テーブル/1870は、第1デバイスID1941〜第nデバイスID1943の組に対応付けて、処理ルール1944を記憶する。
《ゲートウェイの処理手順》
図20Aは、本実施形態に係る情報処理装置に含まれるゲートウェイ(GW1820)の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図12BのCPU1212がRAM1242を使用して実行し、図18のGW1820の機能構成部を実現する。なお、図20Aにおいて、図13Aと同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。また、図20Aにおいては、ユーザによるユーザ端末240からの処理ルールの入力に関するフローチャートは省かれている。
GW1820は、ステップS2018において、デバイス組に対応する処理ルールがあるか否かを判定する。デバイス組に対応する処理ルールがあれば、処理を終了し、その処理ルールを使用して処理を実施する。デバイス組に対応する処理ルールがなければ、GW1820は、ステップS2019において、デバイスIDまたはデバイスID組と、デバイスデータとを対応付けて、PF1810に送信する。
そして、PF1810からの処理ルールの受信を待って、処理ルールを受信すると、GW1820は、ステップS2023において、デバイスIDまたはデバイスID組と、処理ルールを対応付けて、処理ルール登録テーブル1870に登録する。
また、GW1820は、ステップS2035において、デバイスIDまたはデバイスID組に対応する処理ルールにより、取得データを処理する。また、GW1820は、ステップS2039において、デバイスIDまたはデバイスID組と、処理済のデータとを対応付けて、PF1810に送信する。
《プラットフォームの処理手順》
図20Bは、本実施形態に係る情報処理装置に含まれるプラットフォーム(PF1810)の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図12AのCPU1211がRAM1241を使用して実行し、図18のPF1810の機能構成部を実現する。なお、図20Bにおいて、図13Bと同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。また、図20Bにおいては、ユーザによるユーザ端末240からの処理ルールの入力に関するフローチャートは省かれている。
PF1810は、ステップS2045において、履歴蓄積データベース1850を参照して、予測情報および/またはデバイスID組から処理ルール候補を予測する。
本実施形態によれば、デバイス組のデータ特性や通信特性をIoT−PFに保持して、IoT−PFがデバイス組に対する処理ルールの予測あるいは設定を行うので、デバイス組が有する特徴に対応付いた紐付け情報の登録をすることができ、デバイスの接続を簡易化することができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムは、上記第2実施形態から第4実施形態と比べると、デバイスの特性情報(予測情報)に加えて、そのデバイスデータを使用するアプリケーションに基づいて、適切なデバイスの処理ルールを設定する点で異なる。すなわち、本実施形態においては、例えば、複数のプラットフォームに複数のゲートウェイが接続する情報処理システムにおいて、ゲートウェイにおけるデバイスデータの処理ルールが、そのデバイスデータを使用するアプリケーションに対応付けて登録される。したがって、デバイスデータを使用するアプリケーションに対応して、同じデバイスからのデバイスデータを異なる処理ルールにより処理して利用できる。その他の構成および動作は、第2実施形態から第4実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
(情報処理システムの動作シーケンス)
図21は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図21において、図3と同様のステップおよび構成要素には同じステップ番号および参照番号を付して、重複する説明は省略する。ここで、本実施形態では、IoT−PF2110は複数のプラットフォームを示し、IoT−GW2120は複数のゲートウェイを示すが、これに限定されない。また、IoT−PF2110をPF2110と略し、IoT−GW2120をGW2120と略すこともある。
ステップS2101においては、ユーザ端末240からIoT−PF2110に、デバイスの処理ルールを作成して、データフォーマットの特性などの予測情報およびデバイスデータを使用するアプリケーションも合せて関連付けて登録して、履歴を履歴蓄積データベース2150に蓄積する。デバイス230が接続されて、IoT−GW2120からIoT−PF2110にデバイスIDとデバイスデータとが送られると、IoT−PF2110は、ステップS2107において、デバイスデータなどから抽出された予測情報に加えて、予測情報に基づいてデバイスデータを使用するアプリケーションを推定して、デバイスデータの処理ルールを推測し、仮の紐付けを実施する。
また、IoT−PF2110は、ステップS2115において、ユーザ端末240からの登録指示に基づいて、処理ルールを、デバイスIDとそのデバイスデータを使用するアプリケーションとに対応させて処理ルール管理テーブル2160に登録し、IoT−GW2120は、ステップS2119において、処理ルールを、デバイスIDとそのデバイスデータを使用するアプリケーションとに対応させて処理ルール登録テーブル2170に登録する。
デバイス230から取得データを受信すると、IoT−GW2120は、ステップS2123において、処理ルール登録テーブル2170を参照して、デバイスIDおよびそのデバイスデータを使用するアプリケーションに対応して、登録された処理ルールに則した処理を実施する。なお、図21には図示しないが、処理ルールに従って処理されたデバイスデータは、IoT−GW2120からIoT−PF2110を介して、そのデバイスデータを使用するアプリケーションに対して提供される。
(履歴蓄積データベース)
図22Aは、本実施形態に係る履歴蓄積データベース2150の構成を示す図である。履歴蓄積データベース2150は、予測情報と処理ルールとの関連の履歴を蓄積し、新規なデバイスとそのデバイスデータを使用するアプリケーションとに対して設定登録する処理ルールを予測するために使用される。履歴蓄積データベース2150は、予測情報と処理ルールとの関連の履歴を蓄積する履歴蓄積領域2210と、履歴蓄積領域2210に蓄積された履歴からデバイスの処理ルール予測のための予測テーブル2220と、を含む。なお、図22Aにおいて、図9と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
履歴蓄積領域2210は、日時911、処理ルール912、予測情報913に対応付けて、デバイスデータを使用するアプリケーション2214を記憶する。予測テーブル2220は、予測情報921とそのデバイスデータを使用するアプリケーション2222とに対応付けて、処理ルール922とその出現率923を記憶する。
(処理ルール予測テーブル)
図22Bは、本実施形態に係る処理ルール予測テーブル2200の構成を示す図である。処理ルール予測テーブル2200は、デバイスの予測情報とそのデバイスデータを使用するアプリケーションとに対応する処理ルール候補を予測するために使用される。なお、図22Bにおいて、図10と同様の要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
処理ルール予測テーブル2200は、デバイスID1001と、デバイスの予測情報1002と、アプリケーション(あるいは、アプリケーションID)2232とに対応付けて、複数の処理ルール候補1003とその合致率1004を記憶する。
(処理ルール管理テーブル/処理ルール登録テーブル)
図22Cは、本実施形態に係る処理ルール管理テーブル2160/処理ルール管理テーブル2170の構成を示す図である。処理ルール管理テーブル2160/処理ルール登録テーブル2170は、デバイスIDとアプリケーションとに対応する処理ルールを保持して、接続されたデバイスからのデータを処理するために使用される。
処理ルール管理テーブル2160/処理ルール登録テーブル2170は、デバイスID1101に対応付けて、デバイスデータを使用するアプリケーション(あるいは、アプリケーションID)2201と、処理ルール1102とを記憶する。
なお、本実施形態では、処理ルール管理テーブル2160は複数のゲートウェイに亘る処理ルール1102を、デバイスID1101およびアプリケーション2201に対応付けて登録している。したがって、同じデバイスID1101と異なるアプリケーション2201との組に対応付けて異なる処理ルール1102が登録され、異なるデバイスID1101と同じアプリケーション2201との組に対応付けて、アプリケーションに応じて関連付けられた処理ルール1102が登録されてよい。一方、処理ルール登録テーブル2170は1つのゲートウェイに対応する処理ルール1102を、デバイスID1101およびそのデバイスを使用するアプリケーション2201に対応付けて登録している。したがって、1つのゲートウェイに接続された1つのデバイスのデバイスデータが複数のアプリケーションに使用されなければ、1つのデバイスID1101に対して異なるアプリケーション2201が登録されることはない。しかし、1つのゲートウェイに接続された1つのデバイスのデバイスデータを複数のアプリケーションで使用する場合は、1つのデバイスID1101に対して異なるアプリケーション2201が登録されてもよい。また、異なるデバイスID1101と同じアプリケーション2201との組に対応付けて、例えば第4実施形態のように、関連付けられた処理ルール1102が登録されてもよい。
《プラットフォームの処理手順》
図23は、本実施形態に係る情報処理装置に含まれるプラットフォーム(PF2110)の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図12AのCPU1211がRAM1241を使用して実行し、図21のPF2110の機能構成部を実現する。なお、図23において、図13Bと同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。また、図23においては、ユーザによるユーザ端末240からの処理ルールの入力に関するフローチャートは省かれている。
PF2110は、ステップS2345において、履歴蓄積データベース2150を参照して、予測情報およびそのデバイスデータを使用するアプリケーションから、処理ルール候補を予測する。
なお、本実施形態におけるGW2120の処理手順の詳細については重複を避けて省略するが、例えば、図13AのステップS1335において、さらに受信したデバイスデータを提供するアプリケーションを取得し、ステップS1339において、取得したアプリケーションに対して処理済みのデータを送信することになる。
本実施形態によれば、デバイスのデータ特性や通信特性とアプリケーションとの関連をIoT−PFに保持して、IoT−PFがデバイスおよびアプリケーションに対する処理ルールの予測あるいは設定を行うので、デバイスおよびアプリケーションが有する特徴に対応付いた紐付け情報の登録をすることができ、デバイスの接続を簡易化することができる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムは、上記第2実施形態から第5実施形態と比べると、デバイスの特性情報(予測情報)に加えて、そのデバイスが接続されるIoT−GW(ゲートウェイ)に基づいて、適切なデバイスの処理ルールを設定する点で異なる。すなわち、本実施形態においては、複数のゲートウェイが接続する情報処理システムにおいて、ゲートウェイにおけるデバイスデータの処理ルールが、そのデバイスを接続したゲートウェイに対応付けて登録される。したがって、デバイスを接続したゲートウェイに応じて、同じデバイスからのデバイスデータを異なる処理ルールにより処理して利用できる。その他の構成および動作は、第2実施形態から第5実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
(情報処理システムの動作シーケンス)
図24は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの主要構成の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図24において、図3と同様のステップおよび構成要素には同じステップ番号および参照番号を付して、重複する説明は省略する。ここで、本実施形態においては、IoT−GW2420は複数のゲートウェイを示すが、IoT−PF2410が複数のプラットフォームであってもよい。また、IoT−PF2410をPF2410と略し、IoT−GW2420をGW2420と略すこともある。
ステップS2401においては、ユーザ端末240からIoT−PF2410に、デバイスの処理ルールを作成して、データフォーマットの特性およびそのデバイスが接続されるゲートウェイIDも合せて登録して、履歴を履歴蓄積データベース2450に蓄積する。デバイス230が接続されて、IoT−GW2420からIoT−PF2410にデバイスIDとデバイスデータが送られると、IoT−PF2410は、ステップS2407において、データフォーマットおよびそのデバイスが接続されたゲートウェイIDから処理ルールを推測し、仮の紐付けを実施する。
また、IoT−PF2410は、ステップS2415において、処理ルールを、デバイスIDとそのデバイスが接続されたゲートウェイIDとに対応させて処理ルール管理テーブル2460に登録し、IoT−GW2420は、ステップS2419において、処理ルールを、デバイスIDとそのデバイスが接続されたゲートウェイIDとに対応させて処理ルール登録テーブル2470に登録する。
デバイス230から取得データを受信すると、IoT−GW2420は、ステップS2423において、処理ルール登録テーブル2470を参照して、デバイスIDおよびゲートウェイIDを判断し、登録された処理ルールに則した処理を実施する。
(履歴蓄積データベース)
図25Aは、本実施形態に係る履歴蓄積データベース2450の構成を示す図である。履歴蓄積データベース2450は、予測情報と処理ルールとの関連の履歴を蓄積し、新規なデバイスとデバイスが接続されるゲートウェイとに対して設定登録する処理ルールを予測するために使用される。履歴蓄積データベース2450は、予測情報と処理ルールとの関連の履歴を蓄積する履歴蓄積領域2510と、履歴蓄積領域2510に蓄積された履歴からデバイスの処理ルール予測のための予測テーブル2520と、を含む。なお、図25Aにおいて、図9と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
履歴蓄積領域2510は、日時911、処理ルール912、予測情報913に対応付けて、デバイスが接続されたゲートウェイID2514を記憶する。予測テーブル2520は、予測情報921とそのデバイスが接続されたゲートウェイID2522とに対応付けて、処理ルール922とその出現率923とを記憶する。
(処理ルール予測テーブル)
図25Bは、本実施形態に係る処理ルール予測テーブル2500の構成を示す図である。処理ルール予測テーブル2500は、デバイスの予測情報とそのデバイスが接続されたゲートウェイとに対応する処理ルール候補を予測するために使用される。なお、図25Bにおいて、図10と同様の要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
処理ルール予測テーブル2500は、デバイスID1001と、デバイスの予測情報1002と、そのデバイスが接続されたゲートウェイID2532とに対応付けて、複数の処理ルール候補1003とその合致率1004を記憶する。
(処理ルール管理テーブル/処理ルール登録テーブル)
図25Cは、本実施形態に係る処理ルール管理テーブル2460/処理ルール登録テーブル2470の構成を示す図である。処理ルール管理テーブル2460/処理ルール登録テーブル2470は、デバイスIDとそのデバイスが接続されたゲートウェイIDとに対応する処理ルールを保持して、接続されたデバイスからのデータを処理するために使用される。
処理ルール管理テーブル2460/処理ルール登録テーブル2470は、デバイスID1101とそのデバイスが接続されたゲートウェイID2501とに対応付けて、処理ルール1102を記憶する。
なお、処理ルール管理テーブル2460は複数のゲートウェイに亘る処理ルール1102を、デバイスID1101およびゲートウェイID2501に対応付けて登録している。したがって、同じデバイスID1101と異なるゲートウェイID2501との組に対応付けて異なる処理ルール1102が登録され、異なるデバイスID1101と同じゲートウェイID2501との組に対応付けて、第4実施形態のように、関連付けられた処理ルール1102が登録されてもよい。一方、処理ルール登録テーブル2470は1つのゲートウェイに対応する処理ルール1102を、デバイスID1101およびゲートウェイID2501に対応付けて登録している。したがって、処理ルール登録テーブル2470には他のゲートウェイID2501が登録されることはない。なお、もし処理ルール登録テーブル2470に他のゲートウェイID2501が登録されている場合は、対応付けられた処理ルールは使用されない。また、異なるデバイスID1101に対応付けて、第4実施形態のように、関連付けられた処理ルール1102が登録されてもよい。
《プラットフォームの処理手順》
図26は、本実施形態に係る情報処理装置に含まれるプラットフォーム(PF2410)の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図12AのCPU1211がRAM1241を使用して実行し、図24のPF2410の機能構成部を実現する。なお、図26において、図13Bと同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。また、図26においては、ユーザによるユーザ端末240からの処理ルールの入力に関するフローチャートは省かれている。
PF2410は、ステップS2645において、履歴蓄積データベース2450を参照して、予測情報およびゲートウェイIDから、処理ルール候補を予測する。
なお、本実施形態におけるGW2420の処理手順の詳細については重複を避けて省略するが、例えば、図13AのステップS1335において、さらに接続されたデバイスIDとゲートウェイIDとの組を確認して、確認されたならばデバイスIDとゲートウェイIDと対応付けられた処理ルールを実行することになる。
本実施形態によれば、デバイスのデータ特性や通信特性と接続したゲートウェイとの関連をIoT−PFに保持して、IoT−PFがデバイスおよびゲートウェイに対する処理ルールの予測あるいは設定を行うので、デバイスおよびゲートウェイが有する特徴に対応付いた紐付け情報の登録をすることができ、デバイスの接続を簡易化することができる。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムは、上記第2実施形態から第6実施形態と比べると、IoT−GW(ゲートウェイ)あるいはIoT−PF(プラットフォーム)がデバイスの処理ルールの予測、設定および実行を一括して行なう点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態から第6実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。すなわち、処理ルールを管理する処理ルール管理テーブルを持つのは共通PFである必要はなく、GWがそれぞれ保持してもよい。あるいは、共通PFおよびGWへのさらに異なる機能分配であってもよい。
《情報処理システム》
図27Aは、本実施形態に係る情報処理装置2720を含む情報処理システムの主要構成を示すブロック図である。図27Aにおいて、情報処理装置2720はIoT−GWである。なお、図27Aの構成要素は、図5Aおよび図5Bの同じ参照番号を付した各構成要素と同等である。図27Aにおいては、処理ルール管理テーブル360の内容がそのままデバイスから受信したデータの処理ルールとして使用される。
《他の処理システム》
図27Bは、本実施形態に係る情報処理装置2710を含む他の情報処理システムの主要構成を示すブロック図である。図27Bにおいて、情報処理装置2710はIoT−PFである。なお、図27Bの構成要素は、図5Aおよび図5Bの同じ参照番号を付した各構成要素と同等である。図27Bにおいては、処理ルール管理テーブル360の内容がそのままデバイスから受信したデータの処理ルールとして使用される。
本実施形態によれば、デバイスのデータ特性や通信特性を保持して処理ルールの予測あるいは設定を行う機能と、接続されたデバイスのデータを設定された処理ルールに従って処理する機能と、を一体に保持した共通PFあるいはGWを提供できる。なお、共通PFおよびGWへのさらに異なる機能分配であっても同様の効果を奏することができる。
[他の実施形態]
なお、本実施形態において、処理ルールを管理する処理ルール管理テーブルや処理テーブルを登録する処理ルール登録テーブルのキーは上記実施形態で使用したMACアドレスである必要はなく、デバイスを識別できる識別子(デバイスID)であればよく、特に、デバイスを一意に識別できる識別子(デバイスID)であるのが望ましい。
また、本実施形態は、デバイスとしてセンサやアクチュエータなどを、ネットワークを介してIoT−GWに接続し、デバイスからのデータ収集、データ加工、データ蓄積、データ提供や、デバイスの制御や管理を行うシステムとそのサービスについて広く適用できる。
また、本実施形態のデバイス−GW(ゲートウェイ)間の送受信インタフェースについては、規定あるいは制限されない。例として、FTP(File Transfer Protocol)/SCP(Secure Copy Protocol)などのプロトコルによるファイル転送、音声や映像などのストリーミング転送などにも適用できる。
また、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。
[実施形態の他の表現]
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積する蓄積手段と、
接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測手段と、
前記予測手段が予測した前記処理ルールを、前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録する登録手段と、
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記予測手段が予測した前記処理ルールを、ユーザに対し提示させる提示手段と、
前記ユーザによる前記提示された処理ルールの登録指示を受信する受信手段と、
をさらに備え、
前記登録手段は、受信した前記登録指示に従って前記処理ルールを登録する、付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて前記登録手段に登録された処理ルールに従って、前記接続されたデバイスを処理するデバイス処理手段を、さらに備える付記1または2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記蓄積手段は、前記デバイスデータに関連し、前記処理ルールを予測するための予測情報と、前記処理ルールとの関連の履歴を蓄積し、
前記予測情報は、データフォーマットの特性情報と、データ送信頻度と、データのサイズと、通信プロトコルと、の少なくとも1つを含む、付記1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記データフォーマットの特性情報は、文字種別と、文字数と、行数と、列数と、区切り文字と、の少なくとも1つを含む、付記4に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記情報処理装置は、複数のデバイス群が接続されるゲートウェイと、複数の前記ゲートウェイに接続されて前記複数のデバイス群を制御するプラットフォームと、を有し、
前記蓄積手段と前記予測手段とは、前記プラットフォームに備えられ、
前記登録手段は、前記ゲートウェイに備えられる、付記1乃至5いずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記蓄積手段は、前記プラットフォームにあって、前記デバイスが接続されたゲートウェイと、前記デバイスデータと、前記処理ルールとの関連の履歴を蓄積し、
前記予測手段は、前記プラットフォームにあって、前記ゲートウェイと前記デバイスデータとに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する、付記6に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記蓄積手段は、複数の前記デバイスデータと、複数の前記デバイスにより実行されるアプリケーションと、前記処理ルールとの関連の履歴を蓄積し、
前記予測手段は、前記複数のデバイスデータと前記アプリケーションとに基づいて、前記履歴を参照して複数の前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する、付記1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記蓄積手段は、ユーザにより提供されるアプリケーションと、前記デバイスデータと、前記処理ルールとの関連の履歴を蓄積し、
前記予測手段は、前記アプリケーションと前記デバイスデータとに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する、付記1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記10)
前記デバイスの識別情報は、前記デバイスを一意に識別する識別子であって、前記識別子はMACアドレスを含む、付記1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記11)
デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測ステップと、
前記予測ステップにおいて予測した前記処理ルールを、前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
を含む情報処理装置の制御方法。
(付記12)
デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測ステップと、
前記予測ステップにおいて予測した前記処理ルールを、前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理装置の制御プログラム。
(付記13)
接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、情報処理装置に蓄積された前記デバイスデータと前記デバイスの処理ルールとの関連の履歴を参照して予測された、前記接続されたデバイスの識別情報に対応する処理ルールの候補を、前記情報処理装置から受信する候補受信手段と、
受信した前記処理ルールの候補を、ユーザによる登録指示が可能に表示する表示手段と、
前記ユーザによる登録指示を受け付けて、前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて登録手段に登録すべき処理ルールを、前記情報処理装置に通知する通知手段と、
を備える通信端末。
(付記14)
前記表示手段は、前記処理ルールの複数のルール候補、または、前記処理ルールが含む複数のパラメータの候補を、ユーザによる登録指示が可能に表示する、付記13に記載の通信端末。
(付記15)
接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、情報処理装置に蓄積された前記デバイスデータと前記デバイスの処理ルールとの関連の履歴を参照して予測された、前記接続されたデバイスの識別情報に対応する処理ルールの候補を、前記情報処理装置から受信する候補受信ステップと、
受信した前記処理ルールの候補を、ユーザによる登録指示が可能に表示手段に表示する表示ステップと、
前記ユーザによる登録指示を受け付けて、前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて登録手段に登録すべき処理ルールを、前記情報処理装置に通知する通知ステップと、
を含む通信端末の制御方法。
(付記16)
接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、情報処理装置に蓄積された前記デバイスデータと前記デバイスの処理ルールとの関連の履歴を参照して予測された、前記接続されたデバイスの識別情報に対応する処理ルールの候補を、前記情報処理装置から受信する候補受信ステップと、
受信した前記処理ルールの候補を、ユーザによる登録指示が可能に表示手段に表示する表示ステップと、
前記ユーザによる登録指示を受け付けて、前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて登録手段に登録すべき処理ルールを、前記情報処理装置に通知する通知ステップと、
をコンピュータに実行させる通信端末の制御プログラム。
(付記17)
デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積する蓄積手段と、
接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測手段と、
前記予測手段が予測した前記処理ルールを、ユーザに対し提示する提示手段と、
前記ユーザによる前記提示された処理ルールの登録指示を受け付ける登録指示手段と、
受け付けた前記登録指示に従って、前記予測手段が予測した前記処理ルールを前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録する登録手段と、
前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて前記登録手段に登録された処理ルールに従って、前記接続されたデバイスを処理するデバイス処理手段と、
を備える情報処理システム。
(付記18)
デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測ステップと、
前記予測ステップにおいて予測した前記処理ルールを、ユーザに対し提示する提示ステップと、
前記ユーザによる前記提示された処理ルールの登録指示を受け付ける登録指示ステップと、
受け付けた前記登録指示に従って、前記予測ステップにおいて予測した前記処理ルールを前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて前記登録手段に登録された処理ルールに従って、前記接続されたデバイスを処理するデバイス処理ステップと、
を含むデバイス登録方法。
この出願は、2016年1月18日に出願された日本国特許出願 特願2016−007354号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (18)

  1. デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積する蓄積手段と、
    接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測手段と、
    前記予測手段が予測した前記処理ルールを、前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録する登録手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記予測手段が予測した前記処理ルールを、ユーザに対し提示させる提示手段と、
    前記ユーザによる前記提示された処理ルールの登録指示を受信する受信手段と、
    をさらに備え、
    前記登録手段は、受信した前記登録指示に従って前記処理ルールを登録する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて前記登録手段に登録された処理ルールに従って、前記接続されたデバイスを処理するデバイス処理手段を、さらに備える請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記蓄積手段は、前記デバイスデータに関連し、前記処理ルールを予測するための予測情報と、前記処理ルールとの関連の履歴を蓄積し、
    前記予測情報は、データフォーマットの特性情報と、データ送信頻度と、データのサイズと、通信プロトコルと、の少なくとも1つを含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記データフォーマットの特性情報は、文字種別と、文字数と、行数と、列数と、区切り文字と、の少なくとも1つを含む、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、複数のデバイス群が接続されるゲートウェイと、複数の前記ゲートウェイに接続されて前記複数のデバイス群を制御するプラットフォームと、を有し、
    前記蓄積手段と前記予測手段とは、前記プラットフォームに備えられ、
    前記登録手段は、前記ゲートウェイに備えられる、請求項1乃至5いずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記蓄積手段は、前記プラットフォームにあって、前記デバイスが接続されたゲートウェイと、前記デバイスデータと、前記処理ルールとの関連の履歴を蓄積し、
    前記予測手段は、前記プラットフォームにあって、前記ゲートウェイと前記デバイスデータとに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記蓄積手段は、複数の前記デバイスデータと、複数の前記デバイスにより実行されるアプリケーションと、前記処理ルールとの関連の履歴を蓄積し、
    前記予測手段は、前記複数のデバイスデータと前記アプリケーションとに基づいて、前記履歴を参照して複数の前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記蓄積手段は、ユーザにより提供されるアプリケーションと、前記デバイスデータと、前記処理ルールとの関連の履歴を蓄積し、
    前記予測手段は、前記アプリケーションと前記デバイスデータとに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記デバイスの識別情報は、前記デバイスを一意に識別する識別子であって、前記識別子はMACアドレスを含む、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
    接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測ステップと、
    前記予測ステップにおいて予測した前記処理ルールを、前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
    を含む情報処理装置の制御方法。
  12. デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
    接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測ステップと、
    前記予測ステップにおいて予測した前記処理ルールを、前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
    をコンピュータに実行させる情報処理装置の制御プログラム。
  13. 接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、情報処理装置に蓄積された前記デバイスデータと前記デバイスの処理ルールとの関連の履歴を参照して予測された、前記接続されたデバイスの識別情報に対応する処理ルールの候補を、前記情報処理装置から受信する候補受信手段と、
    受信した前記処理ルールの候補を、ユーザによる登録指示が可能に表示する表示手段と、
    前記ユーザによる登録指示を受け付けて、前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて登録手段に登録すべき処理ルールを、前記情報処理装置に通知する通知手段と、
    を備える通信端末。
  14. 前記表示手段は、前記処理ルールの複数のルール候補、または、前記処理ルールが含む複数のパラメータの候補を、ユーザによる登録指示が可能に表示する、請求項13に記載の通信端末。
  15. 接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、情報処理装置に蓄積された前記デバイスデータと前記デバイスの処理ルールとの関連の履歴を参照して予測された、前記接続されたデバイスの識別情報に対応する処理ルールの候補を、前記情報処理装置から受信する候補受信ステップと、
    受信した前記処理ルールの候補を、ユーザによる登録指示が可能に表示手段に表示する表示ステップと、
    前記ユーザによる登録指示を受け付けて、前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて登録手段に登録すべき処理ルールを、前記情報処理装置に通知する通知ステップと、
    を含む通信端末の制御方法。
  16. 接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、情報処理装置に蓄積された前記デバイスデータと前記デバイスの処理ルールとの関連の履歴を参照して予測された、前記接続されたデバイスの識別情報に対応する処理ルールの候補を、前記情報処理装置から受信する候補受信ステップと、
    受信した前記処理ルールの候補を、ユーザによる登録指示が可能に表示手段に表示する表示ステップと、
    前記ユーザによる登録指示を受け付けて、前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて登録手段に登録すべき処理ルールを、前記情報処理装置に通知する通知ステップと、
    をコンピュータに実行させる通信端末の制御プログラム。
  17. デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積する蓄積手段と、
    接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測手段と、
    前記予測手段が予測した前記処理ルールを、ユーザに対し提示する提示手段と、
    前記ユーザによる前記提示された処理ルールの登録指示を受け付ける登録指示手段と、
    受け付けた前記登録指示に従って、前記予測手段が予測した前記処理ルールを前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録する登録手段と、
    前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて前記登録手段に登録された処理ルールに従って、前記接続されたデバイスを処理するデバイス処理手段と、
    を備える情報処理システム。
  18. デバイスから受信したデバイスデータと、前記デバイスに対して登録した処理ルールとの関連の履歴を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
    接続されたデバイスを処理するための処理ルールが登録されていない場合に、前記接続されたデバイスから受信したデバイスデータに基づいて、前記履歴を参照して前記接続されたデバイスの処理ルールを予測する予測ステップと、
    前記予測ステップにおいて予測した前記処理ルールを、ユーザに対し提示する提示ステップと、
    前記ユーザによる前記提示された処理ルールの登録指示を受け付ける登録指示ステップと、
    受け付けた前記登録指示に従って、前記予測ステップにおいて予測した前記処理ルールを前記接続されたデバイスの識別情報に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
    前記接続されたデバイスの前記識別情報に対応付けて前記登録手段に登録された処理ルールに従って、前記接続されたデバイスを処理するデバイス処理ステップと、
    を含むデバイス登録方法。
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