JPWO2017110248A1 - 皮膚の抗老化剤及び抗老化組成物 - Google Patents

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Abstract

イノシトールに単糖又はオリゴ糖が結合したイノシトール誘導体であって、イノシトール1分子に結合した前記単糖又は前記オリゴ糖の合計が単糖単位換算で2以上であるイノシトール誘導体を有効成分として含有する、皮膚の抗老化剤。

Description

本発明は、皮膚の抗老化剤及び抗老化組成物に関する。本願は、2015年12月22日に、日本に出願された特願2015−250071号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
皮膚は、紫外線等のさまざまな外的刺激にさらされている。その結果、皮膚の機能低下が引き起こされ、さまざまな皮膚の老化現象が顕在化する。皮膚の老化現象の一つであるしわには、主に乾燥が原因となる表皮性のしわと、紫外線への長期間の暴露が原因となる真皮性のしわとがある。
表皮性のしわは、目尻や口元に生じる比較的浅いしわであるが、しわ面積率が角層水分量の少ない肌状態の人で高い値を示すことが報告されており(例えば、非特許文献3を参照)、小じわが、肌荒れや乾燥によって悪化することが知られている。
一方、真皮性のしわの形成メカニズムとしては、紫外線による真皮線維芽細胞におけるコラーゲン及びエラスチン合成能の低下、コラーゲン分解酵素であるマトリックスメタロプロテアーゼ及びエラスターゼの増加によるマトリックス成分の分解促進等が挙げられる(例えば、非特許文献1及び2を参照。)。
従来、表皮性のしわを予防・改善する皮膚の抗老化剤として、種々の保湿剤や角層水分量の低下抑制剤が開発されてきた(例えば特許文献1を参照。)。また、真皮性のしわを予防・改善する皮膚の抗老化剤として、真皮マトリックス成分産生促進作用を有する、ビタミンC類、ビタミンA類、低分子コラーゲン、アミノ酸類、植物抽出物等が用いられてきた。
特許第5722030号公報
Rittie L. and Fisher G.J., UV-light-induced signal cascades and skin aging., Ageing Res. Rev., 1 (4), 705-720, 2002. Tsuji N., et al., The role of elastases secreted by fibroblasts in wrinkle formation: implication through selective inhibition of elastase activity., Photochem. Photobiol., 74 (2), 283-290, 2001. 芋川ら,「表皮、特に角質層が関与する小じわの発生要因とその予防」, Fragrance Journal, (11), 29-42, 1992.
しかしながら、従来の皮膚の抗老化剤は、しわ予防・改善の効果が十分ではない場合があった。また、表皮性のしわと真皮性のしわを同時に予防・改善するには、表皮性のしわと真皮性のしわのそれぞれに効果を発揮する別々の薬剤を組み合わせて使用することが主流であり、表皮性のしわと真皮性のしわの双方に効果を示す薬剤は知られていなかった。そこで、本発明は、表皮性のしわと真皮性のしわの双方に効果を示す、皮膚の抗老化剤を提供することを目的とする。
本発明は以下の態様を含む。
(1)イノシトールに単糖又はオリゴ糖が結合したイノシトール誘導体であって、イノシトール1分子に結合した前記単糖又は前記オリゴ糖の合計が単糖単位換算で2以上であるイノシトール誘導体を有効成分として含有する、皮膚の抗老化剤。
(2)コラーゲンの産生促進用である、(1)に記載の皮膚の抗老化剤。
(3)エラスチンの産生促進用である、(1)又は(2)に記載の皮膚の抗老化剤。
(4)前記単糖がグルコースである、(1)〜(3)のいずれかに記載の皮膚の抗老化剤。
(5)前記オリゴ糖がグルコースを構成単位として含む、(1)〜(4)のいずれかに記載の皮膚の抗老化剤。
(6)前記イノシトールがmyo−イノシトールである、(1)〜(5)のいずれかに記載の皮膚の抗老化剤。
(7)(1)〜(6)のいずれかに記載の皮膚の抗老化剤及び薬学的に許容される担体を含有する、皮膚の抗老化組成物。
(8)前記皮膚の抗老化剤の含有量が0.01〜50質量%である、(7)に記載の皮膚の抗老化組成物。
(9)皮膚外用剤である、(7)又は(8)に記載の皮膚の抗老化組成物。
(10)化粧料である、(7)〜(9)のいずれかに記載の皮膚の抗老化組成物。
本発明により、表皮性のしわと真皮性のしわの双方に効果を示す、皮膚の抗老化剤を提供することができる。
[抗老化剤]
一実施形態において、本発明は、イノシトールに単糖又はオリゴ糖が結合したイノシトール誘導体であって、イノシトール1分子に結合した前記単糖又は前記オリゴ糖の合計が単糖単位換算で2以上であるイノシトール誘導体を有効成分として含有する、皮膚の抗老化剤を提供する。実施例において後述するように、本実施形態の抗老化剤は、表皮性のしわと真皮性のしわの双方に効果を示すことができる。
本明細書において、単糖とは、それ以上加水分解されない糖類を意味し、多糖を形成する際の構成要素となる化合物を意味する。単糖は、糖類の最小構成単位であるということもできる。また、本明細書において、「単糖単位」とは、単糖に相当する化学構造を意味する。「単糖単位」は、単糖に由来する化学構造であるということもできる。例えば二糖を単糖単位に換算すると2であり、三糖を単糖単位に換算すると3である。より具体的には、例えば、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、ペンタエリスリトール、グルコース、果糖、キシロース等を単糖単位に換算すると1である。また、マルチトール、ショ糖、乳糖、マルトース、トレハロース等を単糖単位に換算すると2である。また、例えば、α−シクロデキストリンを単糖単位に換算すると6であり、β−シクロデキストリンを単糖単位に換算すると7であり、γ−シクロデキストリンを単糖単位に換算すると8である。
実施例において後述するように、本実施形態の抗老化剤は、ヒト線維芽細胞におけるコラーゲン遺伝子及びエラスチン遺伝子の発現を促進する。したがって、本実施形態の抗老化剤は、コラーゲンの産生促進用であるということもできる。あるいは、本実施形態の抗老化剤は、コラーゲンの産生促進剤又はコラーゲン遺伝子の発現促進剤であるということもできる。また、本実施形態の抗老化剤は、エラスチンの産生促進用であるということもできる。あるいは、本実施形態の抗老化剤は、エラスチンの産生促進剤又はエラスチン遺伝子の発現促進剤であるということもできる。
本実施形態の抗老化剤は、皮膚の真皮性のしわの原因となる老化による皮膚真皮におけるコラーゲン及びエラスチンの減少を抑え、皮膚真皮の機能を高め、皮膚を健やかに保つ効果を奏する。また、実施例において後述するように、本実施形態の抗老化剤は、乾燥を原因とする表皮性のしわの改善効果も示す。したがって、本実施形態の抗老化剤は、抗しわ剤、しわの予防又は治療剤等ということもできる。
本実施形態の抗炎症剤は、医療用途に用いるものであってもよく、化粧料等の非医療用途に用いるものであってもよい。
(イノシトール誘導体)
本実施形態の抗老化剤において、イノシトール誘導体は、イノシトール及び糖が結合したものである。後述するように、イノシトールに結合する糖は、単糖であってもよく、オリゴ糖であってもよい。例えば、1分子のイノシトールに複数の単糖が結合していてもよく、1分子のイノシトールに1又は複数のオリゴ糖が結合していてもよく、1分子のイノシトールに1又は複数の単糖及び1又は複数のオリゴ糖が結合していてもよい。イノシトール誘導体において、1分子のイノシトールに結合した単糖又はオリゴ糖の合計は、単糖単位に換算して2以上であり、例えば3以上であってもよく、例えば4以上であってもよい。
イノシトールとは、C(OH)で表される環状六価アルコールである。イノシトールには、cis−イノシトール、epi−イノシトール、allo−イノシトール、myo−イノシトール、muco−イノシトール、neo−イノシトール、chiro−イノシトール(D体及びL体が存在する)、scyllo−イノシトールの、9つの立体異性体が存在する。
本実施形態の抗老化剤において、イノシトール誘導体を構成するイノシトールは、上記の異性体のうち、唯一生理活性を有するmyo−イノシトールであることが好ましい。イノシトールは、米糠から抽出する方法、化学合成法、発酵法等により合成することができる。
本実施形態の抗老化剤において、イノシトール誘導体は、イノシトールの水酸基に糖が結合した化合物である。糖は、イノシトール分子内に6つ存在する水酸基のいずれか1つ以上に結合している。
イノシトール誘導体を構成する糖としては、特に制限されず、例えば、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、ペンタエリスリトール、グルコース、ショ糖、果糖、乳糖、マルトース、キシロース、トレハロース、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン等が挙げられる。
イノシトール誘導体を構成する糖は、グルコースであってもよく、グルコースを構成単位として含むオリゴ糖であってもよい。上記のオリゴ糖は、グルコースのみを構成単位として含んでいてもよい。あるいは、上記のオリゴ糖は、少なくとも1分子のグルコースと、グルコース以外の糖を構成単位として含んでいてもよい。上記のオリゴ糖の分子量は、例えば、300〜3000程度であってもよい。より具体的なオリゴ糖としては、スクロース、ラクトース、マルトース、トレハロース、セロビオース等の二糖類、ラフィノース、メレジトース、マルトトリオース等の三糖類、スタキオース等の四糖類等が挙げられる。
高い精製度のイノシトール誘導体を得やすくなる観点から、イノシトール誘導体の原料として、工業的に安価で安定供給可能なβ−シクロデキストリンを用いることが好ましい。この場合、イノシトール誘導体を構成する糖はグルコースを構成単位として含むことになる。一方、イノシトール誘導体の原料として、より安価なデンプン等を使うと、イノシトール誘導体の合成時に様々な糖が様々な場所に転移されるため、得られるイノシトール誘導体の精製度が安定しない傾向がある。
(イノシトール誘導体の合成方法)
イノシトール誘導体の合成方法としては、特に制限はなく、従来知られている方法で適宜合成することができる。例えば、イノシトール及びオリゴ糖の1種であるシクロデキストリンを、シクロデキストリングルカノトランスフェラーゼの存在下で反応させて、イノシトール誘導体を合成してもよい(例えば、特開昭63−196596号公報を参照。)あるいは、グルコシル亜リン酸エステルを糖供与体として用い、グルコシル体を得る方法により、イノシトール誘導体を合成してもよい(例えば、特開平6−298783号公報を参照)。
[抗老化組成物]
一実施形態において、本発明は、上述した抗老化剤及び薬学的に許容される担体を含有する、皮膚の抗老化組成物を提供する。本実施形態の抗老化組成物は、皮膚外用剤であってもよく、化粧料であってもよい。
抗老化組成物は、常法(例えば、日本薬局方記載の方法)にしたがって、上述した抗老化剤、薬学的に許容される担体、及び場合によりその他の添加剤を混合して製剤化することにより製造することができる。
薬学的に許容される担体としては、特に制限されず、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、乳化剤、安定剤、希釈剤、増粘剤、湿潤剤、pH調整剤、油剤、注射剤用溶剤等を使用することができる。
その他の添加剤としては、特に制限されず、例えば、保湿剤、感触向上剤、界面活性剤、高分子化合物、増粘・ゲル化剤、溶剤、噴射剤、酸化防止剤、還元剤、酸化剤、防腐剤、抗菌剤、キレート剤、pH調整剤、酸、アルカリ、粉体、無機塩、紫外線吸収剤、美白剤、ビタミン類及びその誘導体、消炎剤、抗炎症剤、育毛用薬剤、血行促進剤、刺激剤、ホルモン類、抗しわ剤、抗老化剤、ひきしめ剤、冷感剤、温感剤、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、植物・動物・微生物エキス、鎮痒剤、角質剥離・溶解剤、制汗剤、清涼剤、収れん剤、酵素、核酸、香料、色素、着色剤、染料、顔料、水、金属含有化合物、不飽和単量体、多価アルコール、高分子添加剤、消炎鎮痛剤、抗真菌剤、抗ヒスタミン剤、催眠鎮静剤、精神安定剤、抗高血圧剤、降圧利尿剤、抗生物質、麻酔剤、抗菌性物質、抗てんかん剤、冠血管拡張剤、生薬、補助剤、湿潤剤、収れん剤、増粘剤、粘着付与物質、止痒剤、角質軟化剥離剤、紫外線遮断剤、防腐殺菌剤、金属セッケン等が挙げられる。
薬学的に許容される担体及びその他の添加剤としては、例えば、第十六改正日本薬局方、化粧品原料基準第二版注解(日本公定書協会編、薬事日報社、1984年)、化粧品原料基準外成分規格(厚生省薬務局審査課監修、薬事日報社、1993年)、化粧品原料基準外成分規格追補(厚生省薬務局審査課監修、薬事日報社、1993年)、化粧品種別許可基準(厚生省薬務局審査課監修、薬事日報社、1993年)、化粧品原料辞典(日光ケミカルズ社、平成3年)、International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook 2002 Ninth Edition Vol.1〜4,by CTFA等に記載されている一般的な原料を使用することができる。より具体的には、例えば、特開2014−114289号公報に記載された各原料等が挙げられる。
抗老化組成物の剤型としては、例えば、錠剤、被覆錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、液剤、懸濁剤、乳剤等の経口的に投与する剤型、あるいは、注射剤、坐剤、皮膚外用剤等の非経口的に投与する剤型等が挙げられる。
皮膚外用剤としては、より具体的には、クリーム、ローション、化粧水、乳液、ファンデーション、パック剤、フォーム剤、皮膚洗浄剤、エキス剤、硬膏剤、軟膏剤、酒精剤、懸濁剤、チンキ剤、パップ剤、リニメント剤、エアゾール剤等の剤型が挙げられる。
本実施形態の抗老化組成物において、抗老化剤としては、上述した、イノシトール誘導体若しくはイノシトール誘導体の塩又はそれらの溶媒和物のうちの1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。本実施形態の抗老化組成物が含有する全イノシトール誘導体のうち、イノシトール1分子あたり2以上の単糖単位の糖が結合したイノシトール誘導体の割合は、20質量%以上であってもよく、30質量%以上であってもよく、40質量%以上であってもよい。
抗老化組成物中の抗老化剤の含有量は、例えば0.01〜50質量%であってもよく、例えば0.01〜30質量%であってもよく、例えば0.01〜20質量%であってもよく、例えば0.1〜10質量%であってもよく、例えば0.1〜5質量%であってもよく、例えば0.1〜3質量%であってもよく、例えば0.3〜2質量%であってもよく、例えば0.6〜1.5質量%であってもよい。
なお、上記の抗老化剤の含有量は、1種のイノシトール誘導体を単独で使用する場合にはその化合物の含有量を意味し、イノシトール誘導体を2種以上組み合わせて用いる場合には、これらの化合物の合計の含有量を意味する。抗老化組成物中の抗老化剤の含有量が上記の範囲であると、十分な抗老化効果(表皮性のしわと真皮性のしわの双方の予防・改善効果)が得られる傾向にある。
抗老化剤又は抗老化組成物の投与方法は特に制限されず、患者の症状、体重、年齢、性別等に応じて適宜決定すればよい。例えば、錠剤、被覆錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、液剤、懸濁剤、乳剤等は経口投与される。また、注射剤は、単独で、又はブドウ糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与され、更に必要に応じて、動脈内、筋肉内、皮内、皮下又は腹腔内投与される。坐剤は直腸内投与される。皮膚外用剤は、患部に塗布、貼付又はスプレーされる。
抗老化剤又は抗老化組成物の投与量は、患者の症状、体重、年齢、性別等によって異なり、一概には決定できないが、経口投与の場合には、例えば、投与単位形態あたり0.01〜500mgの有効成分(イノシトール誘導体)を投与すればよい。また、注射剤の場合には、例えば、投与単位形態あたり0.02〜250mgの有効成分を投与すればよい。また、坐剤の場合には、例えば、投与単位形態あたり0.01〜500mgの有効成分を投与すればよい。また、皮膚外用剤の場合には、例えば、投与単位形態あたり0.15〜500mgの有効成分を投与すればよい。
また、抗老化剤又は抗老化組成物の1日あたりの投与量は、患者の症状、体重、年齢、性別等によって異なり一概には決定できないが、例えば、成人1日あたり0.005〜5000mgの有効成分を1日1回又は1〜3回程度に分けて投与すればよい。
[その他の実施形態]
一実施形態において、本発明は、イノシトールに単糖又はオリゴ糖が結合したイノシトール誘導体であって、イノシトール1分子に結合した前記単糖又は前記オリゴ糖の合計が単糖単位換算で2以上であるイノシトール誘導体を哺乳動物に投与する工程を備える、皮膚のしわの予防又は治療方法を提供する。
一実施形態において、本発明は、イノシトールに単糖又はオリゴ糖が結合したイノシトール誘導体であって、イノシトール1分子に結合した前記単糖又は前記オリゴ糖の合計が単糖単位換算で2以上であるイノシトール誘導体を哺乳動物に投与する工程を備える、コラーゲン又はエラスチンの産生促進方法を提供する。
一実施形態において、本発明は、皮膚のしわの治療のための、イノシトールに単糖又はオリゴ糖が結合したイノシトール誘導体であって、イノシトール1分子に結合した前記単糖又は前記オリゴ糖の合計が単糖単位換算で2以上であるイノシトール誘導体を提供する。
一実施形態において、本発明は、コラーゲン又はエラスチンの産生を促進するための、イノシトールに単糖又はオリゴ糖が結合したイノシトール誘導体であって、イノシトール1分子に結合した前記単糖又は前記オリゴ糖の合計が単糖単位換算で2以上であるイノシトール誘導体を提供する。
一実施形態において、本発明は、抗老化剤を製造するための、イノシトールに単糖又はオリゴ糖が結合したイノシトール誘導体であって、イノシトール1分子に結合した前記単糖又は前記オリゴ糖の合計が単糖単位換算で2以上であるイノシトール誘導体の使用を提供する。
一実施形態において、本発明は、コラーゲン産生促進剤又はエラスチン産生促進剤を製造するための、イノシトールに単糖又はオリゴ糖が結合したイノシトール誘導体であって、イノシトール1分子に結合した前記単糖又は前記オリゴ糖の合計が単糖単位換算で2以上であるイノシトール誘導体の使用を提供する。
次に実施例を示して本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実験例1]
(イノシトール誘導体の作製)
myo−イノシトールに、グルコース又はグルコースを単糖単位とする糖を結合させ、実施例1〜6及び比較例1のイノシトール誘導体を作製した。各イノシトール誘導体を液体クロマトグラフィー質量分析法(LC−MS)で分析し、myo−イノシトールに結合したグルコースの数が1個、2個、3個、4個以上である分子の割合を質量%で表1に示した。なお、実施例2のイノシトール誘導体において、myo−イノシトールに結合したグルコース鎖のグルコース数が1個である分子の割合は12質量%、2個である分子の割合は30質量%、3個である分子の割合は9質量%、4個である分子の割合は12質量%、5個である分子の割合は2質量%であった。
Figure 2017110248
[実験例2]
(繊維芽細胞におけるコラーゲン及びエラスチン発現促進効果の検討)
正常ヒト線維芽細胞におけるコラーゲン及びエラスチンの遺伝子発現を検討した。なお、細胞の老化によりコラーゲン及びエラスチンの発現量が減少し、シワの原因となることが知られている。
正常ヒト線維芽細胞であるNB1RGB細胞(理化学研究所バイオリソースセンターより購入)を、10000個/cmの播種密度でプラスチックシャーレに播種し、10%ウシ胎児血清を含むSigma社製ダルベッコ改変イーグル(DMEM)培地中で24時間培養した。その後、精製水に溶解した実施例1〜6及び比較例1のイノシトール誘導体を、終濃度0.01w/v%の濃度で培地に添加し、更に24時間培養した。対照として、0.01w/v%イノシトール誘導体の代わりに精製水を同容量培地に添加したNB1RGB細胞を、上記と同様にして培養した。また、比較のために、イノシトール誘導体の代わりに精製水に溶解した0.001w/v%myo−イノシトールを培地に添加したNB1RGB細胞を、上記と同様にして培養した。
続いて、各群の細胞から総RNAを抽出し、cDNAを合成した。続いて、上記のcDNAを鋳型として、定量リアルタイムPCRを行い、各群のNB1RGB細胞におけるコラーゲン遺伝子及びエラスチン遺伝子の発現量を定量した。また、内部標準遺伝子として、ハウスキーピング遺伝子である、グリセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ(GAPDH)の発現量を定量し、各群のNB1RGB細胞におけるGAPDH遺伝子の発現量に基づいて、コラーゲン遺伝子及びエラスチン遺伝子の発現量をそれぞれ標準化した。
GAPDH遺伝子増幅用プライマーとしては、タカラバイオ社製のプライマーGAPDH(ID:HA067812)を使用した。また、コラーゲン遺伝子増幅用プライマーとしては、タカラバイオ社製のプライマーCOLA1(ID:HA181838)を使用した。また、エラスチン遺伝子増幅用プライマーとしては、同社のELA(ID:CH000581)を使用した。
表2に、標準化されたコラーゲン及びエラスチン遺伝子の発現量を示す。実施例1〜6のイノシトール誘導体は、対照の精製水と比較して、コラーゲン遺伝子及びエラスチン遺伝子の顕著な発現促進効果を示した。また、myo−イノシトール及び比較例1のイノシトール誘導体は、対照の精製水と比較して、コラーゲン遺伝子の発現の低下を示した。これに対し、実施例1〜6のイノシトール誘導体は、コラーゲン遺伝子の発現を促進した。
Figure 2017110248
[実験例3]
(抗老化組成物の作製)
常法に基づき、表3に示す組成で、実施例7及び実施例8の抗老化組成物(ローション)を作製した。イノシトール誘導体としては、上述した実施例2のイノシトール誘導体を使用した。
Figure 2017110248
続いて、常法に基づき、表4に示す組成で、実施例9の抗老化組成物(ゲルクリーム)を作製した。イノシトール誘導体としては、上述した実施例2のイノシトール誘導体を使用した。
Figure 2017110248
続いて、常法に基づき、表5に示す組成で、実施例10、実施例11、比較例2及び比較例3の抗老化組成物(乳液)を作製した。イノシトール誘導体としては、上述した実施例2のイノシトール誘導体を使用した。
Figure 2017110248
[実験例4]
(抗老化組成物の評価)
同意が得られた健常な成人男女32名のボランティア被験者の腕に、1.5cm×1.5cmの領域を設定した。当該領域に、米粒大の、実施例7〜11、比較例2及び比較例3の抗老化組成物を、1日2回、28日間塗布した。
また、上記の被験者を各8名ずつ4つのグループに分け、各グループの顔面に、実施例10、実施例11、比較例2又は比較例3の乳液を、1日2回、28日間塗布した。
(経表皮水分蒸散量の検討)
実施例7〜11、比較例2及び比較例3の抗老化組成物の、被検者の腕への最終塗布後2日目の午前中に、水分蒸散量測定装置(型式「バポスキャンAS−VT100RS」、アサヒテクノラボ社製)を用いて、被検者の腕における、抗老化組成物の塗布領域と非塗布領域の経表皮水分蒸散量(TEWL値)をそれぞれ測定した。
表6にTEWL値の測定結果を示す。その結果、実施例7〜11の抗老化組成物の塗布領域におけるTEWL値は、比較例2及び比較例3の抗老化組成物の塗布領域におけるTEWL値及び非塗布領域におけるTEWL値と比較して顕著に低かった。この結果から、実施例7〜11の抗老化組成物が、皮膚の保湿能を向上させることが明らかとなった。
Figure 2017110248
(しわの改善効果の検討)
実施例10、実施例11、比較例2及び比較例3の乳液の、被検者の顔面への最終塗布の後に、表7に示す評価基準に基づいて、しわの改善効果を評価した。頬部の表皮性の小じわと目尻の真皮性のしわのそれぞれについての評価を行った。
Figure 2017110248
続いて実施例10、実施例11、比較例2及び比較例3の乳液による、頬部及び目尻のしわ改善効果を集計した。乳液の使用開始前と1ヶ月間塗布後の評価点との差が2点以上であった場合を「有効」、1点であった場合を「やや有効」、0点であった場合を「無効」とし、「有効」又は「やや有効」となった被験者の人数を「しわ改善効果有り」として集計した。
表8に結果を示す。実施例10及び11の乳液を使用した群では、比較例2及び3の乳液を使用した群と比較して、頬部及び目尻のしわ改善効果が認められた。また、試験期間中、皮膚及び目のトラブルは1件も発生せず、実施例10及び11の乳液に安全性の問題がないことが示された。
Figure 2017110248
本発明により、表皮性のしわと真皮性のしわの双方に効果を示す、皮膚の抗老化剤を提供することができる。

Claims (10)

  1. イノシトールに単糖又はオリゴ糖が結合したイノシトール誘導体であって、イノシトール1分子に結合した前記単糖又は前記オリゴ糖の合計が単糖単位換算で2以上であるイノシトール誘導体を有効成分として含有する、皮膚の抗老化剤。
  2. コラーゲンの産生促進用である、請求項1に記載の皮膚の抗老化剤。
  3. エラスチンの産生促進用である、請求項1又は2に記載の皮膚の抗老化剤。
  4. 前記単糖がグルコースである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の皮膚の抗老化剤。
  5. 前記オリゴ糖がグルコースを構成単位として含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の皮膚の抗老化剤。
  6. 前記イノシトールがmyo−イノシトールである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の皮膚の抗老化剤。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の皮膚の抗老化剤及び薬学的に許容される担体を含有する、皮膚の抗老化組成物。
  8. 前記皮膚の抗老化剤の含有量が0.01〜50質量%である、請求項7に記載の皮膚の抗老化組成物。
  9. 皮膚外用剤である、請求項7又は8に記載の皮膚の抗老化組成物。
  10. 化粧料である、請求項7〜9のいずれか一項に記載の皮膚の抗老化組成物。
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