JPWO2017072850A1 - 情報共有支援サーバ、情報共有支援システム及び情報共有支援方法 - Google Patents

情報共有支援サーバ、情報共有支援システム及び情報共有支援方法 Download PDF

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Abstract

サーバ管理者の負荷増を防止又は軽減しながら、互いに近距離に存在する端末間での情報共有を支援する。
情報共有支援サーバ40は、送信元端末10a、20aの識別子に関連付けられた発信端末30a〜30bの識別子を認識し(STEP446、STEP466)、当該発信端末の識別子と関連付けられた端末の識別子を認識し(STEP448、STEP450、STEP468)、当該端末にデータを送信する(STEP452、STEP470)サーバデータ送受信制御部412を備える。

Description

本発明は、近距離における複数の端末の間で情報の共有を支援するサーバ、システム及び方法に関する。
従来、互いに近距離に存在する複数の端末の間で情報の共有を促進するシステムが知られている。
例えば、第1の携帯端末のカメラ機能を用いて撮像された動画データと第1の携帯端末の位置情報とを受信する受信部と、受信した第1の携帯端末の位置情報に基づいて、前記位置情報に示される位置を含むエリアを決定するエリア決定部と、決定されたエリアに存在する1以上の第2の携帯端末宛へ前記動画データのURL(Uniform Resource Locator)を含むメールを送信するメール通知部と、前記第2の携帯端末から当該URLを含む動画の配信要求を受けると当該第2の携帯端末に対して前記動画データを配信する動画配信部とを備えるサーバが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、当該サーバにおいて、第1の携帯端末と通信中の基地局のBSSID(Basic Service Set Identifier)を第1の携帯端末の位置を示す位置情報として用いて、当該基地局と通信する第2の携帯端末が含まれる地域を前記エリアとして決定することが提案されている。
この構成のサーバによれば、同一の基地局を用いている第1の携帯端末と第2の携帯端末との間で、第1の携帯端末で撮像された動画データを第2の携帯端末に配信することが出来る。そのため、同一の基地局と通信可能な地域(エリア)に存在する端末間で情報の共有が図られうる。
特開2010−177876号公報
しかしながら、各携帯端末のユーザが契約している通信会社が異なれば、当該携帯端末が通信に用いる基地局も異なることが多い。第1の携帯端末のユーザが契約している通信会社と異なる通信会社と契約している携帯端末のユーザには、仮に第1の携帯端末のユーザの近辺に存在していたとしても、第1の携帯端末が使用している基地局とは異なる基地局を使用していると判定され、動画データの識別情報の配信が行われないおそれがある。また、このような問題を回避するためには、各通信会社の各基地局の情報をサーバに予め登録する必要があるが、この場合、サーバの管理者の負荷が大きくなってしまう。
そこで、本発明は、サーバ管理者の負荷増を防止又は軽減しながら、互いに近距離に存在する端末間での情報共有を支援することが出来るサーバ、システム及び方法を提供することを目的とする。
本発明の情報共有支援サーバは、情報を記憶するサーバ記憶部と、通信を行うサーバ通信部と、自らの識別子を発信する発信端末が発信した前記発信端末の識別子を無線を介して受信した端末から、前記サーバ通信部を介して、前記端末の識別子と前記端末が受信した前記発信端末の識別子とを受信したときに、前記端末の識別子と前記発信端末の識別子とを関連付けて前記サーバ記憶部に記憶させる識別子記憶制御部と、前記サーバ通信部を介してデータの共有を要求する送信元端末から当該送信元端末の識別子と前記データとを受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、前記送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子を認識し、当該認識された発信端末の識別子と関連付けられた端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するサーバデータ送受信制御部とを備えることを特徴とする。
ここで、発信端末は自らの識別子を発信しているところ、端末が当該発信端末の識別子を無線を介して受信したということは、当該端末がある程度発信端末の近傍に存在していたということを意味する。
換言すれば、同一の発信端末からそれぞれ無線を介して当該発信端末の識別子を受信した複数の端末は、当該発信端末から無線を介して当該発信端末の識別子を受信できる又はできたことがある程度に、互いに近距離に存在すると推察される。
この点に鑑みて構成された本発明の情報共有支援サーバによれば、識別子記憶制御部によって、端末の識別子と当該端末が受信した発信端末の識別子とが関連付けられてサーバ記憶部に記憶されている。ここで、一の端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子に、さらに関連付けられた識別子を有する他の端末は、一の端末が識別子を受信した発信端末と同一の発信端末から無線を介して当該発信端末の識別子を受信したわけであるから、当該一の端末の近傍に存在すると推定される。
そして、サーバデータ送受信制御部は、送信元端末から送信元端末の識別子とデータとを受信すると、サーバ記憶部を参照することにより、送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子に、さらに関連付けられた端末の識別子、すなわち、送信元端末の近傍に存在すると推定される端末の識別子を認識し、当該識別子により識別される端末(以下、「送信先端末」という。)にデータを送信する。
この結果、送信元端末の近傍に存在すると推定される送信先端末にデータが送信されることとなるので、互いに近距離に存在する端末間の情報共有が支援される。
また、上記の情報共有の支援に当たり、基地局等の情報を情報提供支援サーバにあらかじめ登録する必要がないので、サーバ管理者の負担増も防止又は軽減されうる。
以上の通り、当該構成の情報共有支援サーバによれば、サーバ管理者の負担増を防止又は軽減しながら、互いに近距離に存在する端末間の情報共有を支援することが出来る。
本発明の情報共有支援サーバにおいて、前記識別子記憶制御部は、前記端末から前記端末の識別子と当該端末により受信された発信端末の識別子とを前記サーバ通信部を介して繰り返し受信し、前記端末の識別子と前記発信端末の識別子と当該発信端末の識別子の受信時刻とを関連付けて前記サーバ記憶部に記憶させ、前記サーバデータ送受信制御部は、前記サーバ通信部を介して前記送信元端末から当該送信元端末の識別子とデータとを受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、当該送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子のうち、前記受信時刻が所定の第1特定期間内である発信端末の識別子を認識し、当該認識された発信端末の識別子に関連付けられた端末の識別子のうち、受信時刻が第1特定期間内である端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するように構成されていることが好ましい。
なお、本発明において「発信端末の識別子の受信時刻」とは、各端末が発信端末から当該発信端末の識別子を受信した時刻のみならず、通信の中継器が自己の時計機能により計測した端末の識別子及び発信端末の識別子を中継した時刻、並びに情報共有支援サーバが自己の時計機能により計測した各端末から端末の識別子及び発信端末の識別子を受信した時刻を含む。また、ここで、識別子等の情報を「受信した時刻」とは、情報の受信が完了した時刻のみならず、情報の受信が完了した時刻とみなせるような時刻も含む。また、識別子等の情報を「中継した時刻」とは、発信端末の識別子の送信が完了した時刻のみならず、発信端末の識別子の送信が完了した時刻とみなせるような時刻も含む。
当該構成の情報共有支援サーバによれば、前記識別子記憶制御部により、端末の識別子及び発信端末の識別子が繰り返し受信され、発信端末の識別子の受信時刻が端末の識別子及び発信端末の識別子と関連付けてサーバ記憶部に記憶される。
サーバデータ送受信制御部は、送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子のうち、受信時刻が第1特定期間内である発信端末の識別子を認識する。
そして、サーバデータ送受信制御部は、この発信端末の識別子に関連付けられた端末の識別子のうち、発信端末の識別子の受信時刻が第1特定期間内である端末の識別子を認識する。
複数の端末が第1特定期間内に同一の発信端末の識別子を受信したということは、当該第1特定期間において当該複数の端末がそれぞれ比較的最近に当該発信端末の近傍に存在していたことを意味する。
従って、当該構成の情報共有支援サーバによれば、サーバ管理者の負担増を防止又は軽減しながら、互いに近距離に存在していた端末間の情報共有を支援することが出来る。
当該構成の情報共有支援サーバにおいて、
前記サーバデータ送受信制御部は、前記送信元端末から当該送信元端末の識別子とデータとを前記サーバ通信部を介して受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、前記送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子のうち、当該発信端末の識別子の受信時刻が第1特定期間内である発信端末の識別子を認識し、当該発信端末の識別子に関連付けられた端末の識別子のうち、当該発信端末の識別子の受信時刻が第1特定期間内であり、かつ、当該発信端末の識別子の受信時刻が第1特定期間内である発信端末の識別子の個数又は第1特定期間内における発信端末の識別子の受信回数である第1識別子数が第1閾値以上である端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末に対して前記データを前記サーバ通信部を介して送信するように構成されていることが好ましい。
当該構成の情報共有支援サーバによれば、サーバデータ送受信制御部によって当該発信端末の識別子に関連付けられた端末の識別子のうち、当該発信端末の識別子の受信時刻が第1特定期間内であり、かつ、当該発信端末の識別子の個数又は当該発信端末の識別子を受信した回数である第1識別子数が第1閾値以上である端末の識別子、すなわち、受信した発信端末の識別子が送信先端末とある程度共通した端末の識別子が認識される。
受信した発信端末の識別子がある程度共通している端末は、複数の発信端末から発信端末の識別子を受信できるエリアに存在していたか、又は、一期間にわたって互いに近距離に存在していたと推定される。
すなわち、当該構成の情報共有支援サーバによれば、認識された端末の識別子により識別される端末にデータが送信されることにより、複数の発信端末から発信端末の識別子を受信できるエリアに存在していたか、又は、一期間にわたって互いに近距離に存在していたと推定される端末間における情報共有が支援される。
当該構成の情報共有支援サーバにおいて、前記第1閾値は、前記送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子のうち、当該発信端末の識別子の受信時刻が第1特定期間内である発信端末の識別子の個数又は第1特定期間内における発信端末の識別子の受信回数である第2識別子数に所定の比率をかけた値であることが好ましい。
当該構成の情報共有支援サーバによれば、サーバデータ送受信制御部によって当該発信端末の識別子に関連付けられた端末の識別子のうち、当該発信端末の識別子の受信時刻が第1特定期間内であり、かつ、当該発信端末の識別子の個数である第1識別子数が第2識別子数に所定の比率をかけた値以上である端末の識別子、すなわち、受信した発信端末の識別子が送信先端末と所定割合以上共通した端末の識別子が認識される。
受信した発信端末の識別子が所定割合以上共通している端末は、複数の発信端末から発信端末の識別子を受信できるエリアに存在していたか、又は、一期間にわたって互いに近距離に存在していたと推定される。さらに、第1閾値が第2識別子数に所定の比率をかけて算出されているので、送信元端末の周囲に存在する発信端末の多い場合でも少ない場合でも、共通の基準で判断される。
すなわち、当該構成の情報共有支援サーバによれば、認識された端末の識別子により識別される端末にデータが送信されることにより、一期間にわたって互いに近距離に存在していたと推定される端末間における情報共有が支援される。
当該構成の情報共有支援サーバにおいて、前記第1閾値は、1より大きい所定の値であることが好ましい。
当該構成の情報共有支援サーバによれば、サーバデータ送受信制御部によって当該発信端末の識別子に関連付けられた端末の識別子のうち、当該発信端末の識別子の受信時刻が第1特定期間内であり、かつ、第1識別子数が1より大きい値以上である端末の識別子、すなわち、受信した発信端末の識別子が送信先端末と複数個共通しているか、同一の発信端末から発信端末の識別子を複数回受信している端末の識別子が認識される。
受信した発信端末の識別子が複数個共通している端末又は同一の発信端末から発信端末の識別子を複数回受信している端末は、一時的に同一の発信端末から識別子を受信できる位置に存在していたか、または同一の発信端末から識別子を受信できる機会が複数時点あったかのいずれかであるから、互いに近距離に存在していたと推定される。
すなわち、当該構成の情報共有支援サーバによれば、認識された端末の識別子により識別される端末にデータが送信されることにより、一時的に同一の発信端末から識別子を受信できる位置に存在していたか、または同一の発信端末から識別子を受信できる機会が複数時点あったかのいずれかと推定される端末間における情報共有が支援される。
当該構成の情報共有支援サーバにおいて、前記サーバデータ送受信制御部は、現在時刻からの前記第1特定期間を複数の第2特定期間に分割した場合に、夫々の第2特定期間ごとに、当該第2特定期間において前記送信元端末の識別子及び対象の端末の識別子の両方に関連付けられた発信端末の識別子の個数又は当該第2特定期間において前記送信元端末及び前記対象の端末の両方により発信端末が受信された回数である第3識別子数が第2閾値以上であるか否かを認識し、前記第3識別子数が前記第2閾値以上である前記第2特定期間の前記第1特定期間の全体に対する割合が所定割合以上である前記対象の端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末に対して前記データを前記サーバ通信部を介して送信するように構成されていることが好ましい。
当該構成の情報共有支援サーバによれば、夫々の第2特定期間ごとに、当該第2特定期間における当該発信端末の識別子の個数又は当該第2特定期間において当該発信端末の識別子を受信した回数である第3識別子数が第2閾値以上である第2特定期間の第1特定期間の全体に対する割合が第2閾値以上である端末にデータが送信される。
この条件を満たす端末は、過去の複数時点において同一の発信端末から識別子を受信できる程度に送信元端末の近傍に存在していたと推定される。
すなわち、当該構成の情報共有支援サーバによれば、認識された端末の識別子により識別される端末にデータが送信されることにより、過去の複数時点において同一の発信端末から識別子を受信できる程度に互いに近距離に存在する端末間における情報共有が支援される。
本発明の情報共有支援サーバにおいて、前記識別子記憶制御部は、前記端末から前記端末の識別子と当該端末により受信された発信端末の識別子と当該端末が前記発信端末の識別子を受信したときの当該発信機の識別子を含む信号の電波強度とを前記サーバ通信部を介して受信し、前記端末の識別子と前記発信端末の識別子と当該電波強度とを関連付けて前記サーバ記憶部に記憶させ、前記サーバデータ送受信制御部は、前記サーバ通信部を介してデータの共有を要求する送信元端末から当該送信元端末の識別子と前記データとを受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、前記送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子を認識し、当該認識された発信端末の識別子と関連付けられた端末の識別子のうち、前記電波強度が所定の条件を充足する端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するように構成されていることが好ましい。
当該構成の情報共有支援サーバによれば、このような端末にデータが送信されることにより、当該発信端末の周囲のうち特定の範囲内に存在すると推定される端末に送信される。
この結果、当該発信端末の周囲のうち特定の範囲内に存在する端末に対する、情報共有が適切に支援される。
当該構成の情報共有支援サーバにおいて、前記発信端末の識別子は、所定の第1形式の発信端末の識別子である第1発信端末識別子又は前記第1形式とは異なる所定の第2形式の発信端末の識別子である第2発信端末識別子であり、前記サーバデータ送受信制御部は、前記送信元端末から当該送信元端末の識別子とデータとを前記サーバ通信部を介して受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、前記送信元端末の識別子に関連付けられた前記第1発信端末識別子を認識し、当該認識された第1発信端末識別子と関連付けられた端末の識別子を認識し、当該認識された端末の識別子に関連付けられた第2発信端末識別子を認識し、当該第2発信端末識別子により識別される発信端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するように構成されていることが好ましい。
当該構成の情報共有支援サーバによれば、送信先端末に関連付けられた第2発信端末識別子により識別される発信端末は、当該送信先端末の近傍に存在するので、送信元端末の近傍にも存在することとなる。このような第2発信端末識別子により識別される発信端末にデータを送信することにより、自らの識別子及び周囲の発信端末の識別子を情報共有支援サーバに送信しない発信端末又は送信できない発信端末であっても、送信元端末が送信したデータを受信することが出来る。
当該構成の情報共有支援サーバにおいて、前記発信端末の識別子は、所定の第1形式の発信端末の識別子である第1発信端末識別子又は前記第1形式とは異なる所定の第2形式の発信端末の識別子である第2発信端末識別子であり、前記サーバデータ送受信制御部は、前記サーバ通信部を介して前記第2発信端末識別子により識別される発信端末から当該第2発信端末識別子とデータとを受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、前記第2発信端末識別子に関連付けられた端末の識別子を認識し、当該認識された端末と関連付けられた第1発信端末識別子を認識し、当該認識された第1発信端末識別子に関連付けられた端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するように構成されていることが好ましい。
当該構成の情報共有支援サーバによれば、自らの識別子及び周囲の発信端末の識別子を情報共有支援サーバに送信しない発信端末又は送信できない発信端末から送信されたデータが、当該発信端末の周囲に存在すると推定される端末に送信される。
この結果、互いに近距離に存在する端末間において、情報共有が適切に支援される。
本発明の情報共有支援システムは、複数の端末と、情報共有支援サーバとを備えるシステムであって、前記情報共有支援サーバは、情報を記憶するサーバ記憶部と、通信を行うサーバ通信部と、自らの識別子を発信する発信端末が発信した前記発信端末の識別子を無線を介して受信した端末から、前記サーバ通信部を介して、前記端末の識別子と前記端末が受信した前記発信端末の識別子とを受信したときに、前記端末の識別子と前記発信端末の識別子とを関連付けて前記サーバ記憶部に記憶させる識別子記憶制御部と、データの共有を要求する送信元端末から当該送信元端末の識別子と前記データとを前記サーバ通信部を介して受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、前記送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子を認識し、当該認識された発信端末の識別子と関連付けられた端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末である送信先端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するサーバデータ送受信制御部とを備え、前記送信元端末は、ユーザの入力操作を検知する送信元端末入力部と、通信を行う送信元端末通信部と、前記送信元端末入力部へのユーザの入力操作に応じて前記データを前記送信元端末通信部を介して前記情報共有支援サーバに送信する送信元端末データ送信制御部とを備え、前記送信先端末は、情報を出力する送信先端末出力部と、通信を行う送信先端末通信部と、前記送信先端末通信部を介して前記情報共有支援サーバから受信したデータを前記送信先端末出力部に出力する送信先端末データ受信制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の情報共有支援システムによって、上述した本発明の情報共有支援サーバと同様の作用効果を得ることができる。
本発明の情報共有支援方法は、情報を記憶するサーバ記憶部と、通信を行うサーバ通信部とを備える情報共有支援サーバが実行する方法であって、前記方法は、自らの識別子を発信する発信端末が発信した前記発信端末の識別子を無線を介して受信した端末から、前記サーバ通信部を介して、前記端末の識別子と前記端末が受信した前記発信端末の識別子とを受信する識別子受信ステップと、前記端末の識別子と前記発信端末の識別子とを関連付けて前記サーバ記憶部に記憶させる識別子記憶制御ステップと、データの共有を要求する送信元端末から当該送信元端末の識別子と前記データとを前記サーバ通信部を介して受信するデータ受信ステップと、前記サーバ記憶部を参照して、前記送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子を認識する発信端末識別子認識ステップと、当該認識された発信端末の識別子と関連付けられた端末の識別子を認識する送信先端末識別子認識ステップと、当該認識された識別子により識別される端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するデータ送信ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の情報共有支援方法をサーバに適用して実施することによって、上述した本発明の情報共有支援サーバと同様の作用効果を得ることができる。
本発明の情報共有支援システムの全体構成図。 識別子記憶制御処理のフローチャート。 非制限端末データ送受信制御処理のフローチャート。 制限端末データ送受信制御処理のフローチャート。 サーバ記憶部に記憶されたテーブルの構成図。 サーバ記憶部に記憶されたテーブルの構成図であって、電波強度の補正と制限端末のアクセスポイントフィールドの設定とをした場合のテーブルの構成を示す図。 縦軸が共通アクセスポイントの個数、横軸が各端末の識別子であるグラフ。 縦軸が送信元端末と対象の端末との両方の識別子に関連付けられたアクセスポイントの識別子の個数、横軸が時刻を示すグラフ。 縦軸が送信元端末と対象の端末との両方の識別子に関連付けられたアクセスポイントの識別子の個数、横軸が時刻を示すグラフ。 図4Bのグラフに対応する送信元端末と対象の端末との移動経路を示す図。 図4Cのグラフに対応する送信元端末と対象の端末との移動経路を示す図。
図1〜図4Eを参照して、本発明の本実施形態について説明する。
本発明の本実施形態の情報共有支援システムは、図1に示されるように、インターネット等の広域ネットワークを介して相互に接続された、非制限端末(図1では、第1非制限端末10a〜第4非制限端末10d)と、制限端末(図1では、第1制限端末20a〜第2制限端末20b)と、情報共有支援サーバ40とを備える。
また、各非制限端末及び各制限端末の周囲には、アクセスポイント(図1では第1アクセスポイント30a〜第4アクセスポイント30d)が存在している。
なお、非制限端末及び制限端末の夫々が、本発明の情報共有支援サーバ、情報共有支援システム及び情報共有支援方法の「送信元端末」に相当する。
また、非制限端末及び制限端末の夫々が、本発明の情報共有支援システムの「送信先端末」に相当する。
(非制限端末の構成)
図1の第1非制限端末10aを例にとって、非制限端末の構成を説明する。他の非制限端末10b〜10dも第1非制限端末10aと同様の構成を有している。
第1非制限端末10aは、タブレット型端末又はスマートフォンなど、ユーザによる携帯が可能なようにサイズ、形状および重量が設計されている情報端末により構成されている。
第1非制限端末10aは、非制限端末演算処理部11と、非制限端末入力部12と、非制限端末出力部13と、非制限端末通信部14と、非制限端末記憶部15とを備える。
なお、非制限端末入力部12が、本発明の情報共有支援システムの「送信元端末入力部」に相当する。また、非制限端末出力部13が、本発明の情報共有支援システムの「送信先端末出力部」に相当する。また、非制限端末通信部14が、本発明の情報共有支援システムの「送信元端末通信部」及び「送信先端末通信部」に相当する。
非制限端末演算処理部11は、CPU等の演算処理装置によって構成されている。
第1非制限端末10aには、非制限OS(Operating System)がインストールされている。当該非制限OSが非制限端末演算処理部11に読み込まれて実行されることにより、他のプログラム(アプリケーションソフトウェア)を実行する非制限端末演算処理部11に対して、第1非制限端末10aの各ハードウェアリソース(非制限端末演算処理部11、非制限端末入力部12、非制限端末出力部13、非制限端末通信部14及び非制限端末記憶部15)を利用するためのインターフェースが提供される。
非制限OSを実行する非制限端末演算処理部11は、他のプログラムを実行する非制限端末演算処理部11に対して、周囲の端末から受信したビーコン信号に含まれる当該端末の識別子を認識させるように機能する。
非制限OSを実行する非制限端末演算処理部11が、他のプログラムを実行する非制限端末演算処理部11に外部から取得した情報を「認識させる」とは、当該他のプログラムを実行する非制限端末演算処理部11に、外部から取得した情報をそのまま提供すること、外部から取得した基礎情報(他の装置から受信した信号等)を対象として非制限OSを実行する非制限端末演算処理部11によって所定の演算処理(計算処理又は探索処理など)が実行されることにより導出された当該情報を提供すること、当該基礎情報にしたがって非制限OSを実行する非制限端末演算処理部11が内部記憶装置又は外部記憶装置から当該情報を読み取ったうえで提供すること等、当該プログラムに従って動作する非制限端末演算処理部11に当該情報を利用させるためのあらゆる演算処理が実行されることを意味する。
非制限端末演算処理部11は、予めインストールされた情報共有支援クライアントプログラムを読み込んで実行することにより、後述する演算処理を実行する端末識別子送受信制御部111及び非制限端末データ送受信制御部112として機能する。
非制限端末データ送受信制御部112が、本発明の情報共有支援システムの「送信元端末データ送信制御部」及び「送信元端末データ受信制御部」に相当する。
非制限端末入力部12は、タッチパッドのような位置入力装置により構成され、非制限端末出力部13は液晶パネルのような表示装置により構成され、両装置が組み合わせられてタッチパネルが構成されている。すなわち、タッチパネルは、入力インターフェースおよび出力インターフェースとして機能する。タッチパネルには、非制限端末にインストールされているプログラム(アプリケーションソフトウェア)の機能に応じた機能画像が表示される。
非制限端末入力部12は、タッチパネルの代替的又は付加的に、音声入力装置(マイク)又は撮像装置などの非接触方式でユーザの入力操作(発話内容又はジェスチャ)の態様を検知する検知装置により構成されていてもよい。非制限端末出力部13は、タッチパネルの代替的又は付加的に音声出力装置(スピーカ)により構成されていてもよい。非制限端末入力部12が撮像装置など、非接触方式でユーザのジェスチャ(表情の動き、指先又は腕などの身体部分の動き)を識別しうる場合、当該ジェスチャの態様が入力操作の態様として非制限OSを実行する非制限端末演算処理部11により検知される。
非制限OSを実行する非制限端末演算処理部11は、タッチパネル(非制限端末入力部12及び非制限端末出力部13)におけるユーザのタッチジェスチャの態様の別に応じて、タッチパネルにおける表示コンテンツを調節する等、ユーザインターフェースマネージャ(UIM)としての機能を果たす。タッチジェスチャには、タップ(シングルタップ、ダブルタップおよびロングタップ)、フリック(上フリック、下フリック、左フリックおよび右フリック)、スワイプ、ピンチ(ピンチインおよびピンチアウト)又はマルチタッチなどが含まれる。
非制限端末通信部14は、3G(3rd Generation)(登録商標)、4G(4th Generation)(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)(登録商標)、WiFi(登録商標)等の遠距離での無線通信に適した通信規格にしたがって、不図示の基地局に接続された広域ネットワークを介した情報共有支援サーバ40などの外部端末と相互通信を行うように構成されている。
また、非制限端末通信部14は、周囲に存在する制限端末(図1では、第1制限端末20a〜第2制限端末20b)又はアクセスポイント(図1では第1アクセスポイント30a〜第4アクセスポイント30d)等の発信端末から、WiFi、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Low Energy(登録商標)等の無線通信に適した通信規格に従って、当該発信端末のビーコン信号を受信するとともに、当該ビーコン信号の電波強度を測定するように構成されている。
非制限端末記憶部15は、ROM、RAM及びハードディスク等の記憶装置(主記憶装置及び補助記憶装置等)およびI/O回路等により構成されている。
(制限端末の構成)
図1の第1制限端末20aを例にとって、制限端末の構成を説明する。他の制限端末20bも第1制限端末20aと同様の構成を有している。なお、制限端末(図1では、第1制限端末20a〜第2制限端末20b)が、本発明の「発信端末」に該当する。
第1制限端末20aは、タブレット型端末又はスマートフォンなど、ユーザによる携帯が可能なようにサイズ、形状および重量が設計されている情報端末により構成されている。
第1制限端末20aは、制限端末演算処理部21と、制限端末入力部22と、制限端末出力部23と、制限端末通信部24と、制限端末記憶部25とを備える。
なお、制限端末入力部22が、本発明の情報共有支援システムの「送信元端末入力部」に相当する。また、制限端末出力部23が、本発明の情報共有支援システムの「送信先端末出力部」に相当する。また、制限端末通信部24が、本発明の情報共有支援システムの「送信元端末通信部」及び「送信先端末通信部」に相当する。
制限端末演算処理部21は、CPU等の演算処理装置によって構成されている。
第1制限端末20aには、制限OS(Operating System)がインストールされている。当該制限OSが制限端末演算処理部21に読み込まれて実行されることにより、他のプログラム(アプリケーションソフトウェア)を実行する制限端末演算処理部21に対して、第1制限端末20aの各ハードウェアリソース(制限端末演算処理部21、制限端末入力部22、制限端末出力部23、制限端末通信部24及び制限端末記憶部25)を利用するためのインターフェースが提供される。
制限OSを実行する制限端末演算処理部21は、非制限OSを実行する非制限端末演算処理部11と異なり、他のプログラムを実行する制限端末演算処理部21に対して、周囲のアクセスポイントから受信したビーコン信号に含まれる当該アクセスポイントの識別子を認識させないように構成されている。
制限端末演算処理部21は、予めインストールされた情報共有支援クライアントプログラムを読み込んで実行することにより、後述する演算処理を実行する端末識別子発信制御部211及び制限端末データ送受信制御部212として機能する。
制限端末入力部22、制限端末出力部23、制限端末通信部24、及び制限端末記憶部25は、それぞれ、非制限端末入力部12、非制限端末出力部13、非制限端末通信部14、及び非制限端末記憶部15のそれぞれと同様の構成を有している。
(アクセスポイントの構成)
非制限端末及び制限端末の周囲に存在する各アクセスポイント(図1では、第1アクセスポイント30a〜第4アクセスポイント30d)は、WiFi等の無線通信の規格に従って、SSID(Service Set Identifier)及びアクセスポイントの識別子としてのBSSIDを含むビーコン信号を常時出力するように構成されている。
なお、アクセスポイントの識別子としては、アクセスポイントを識別できる情報であれば、BSSIDと異なる識別子であってもよい。
BSSIDは、例えば、UUID(Universally Unique Identifier)バージョン1の生成方法によって生成された当該アクセスポイントのMAC(Media Access Control)アドレス(第1形式の識別子)である。
なお、アクセスポイント(図1では、第1アクセスポイント30a〜第4アクセスポイント30d)が、本発明の「発信端末」に該当し、アクセスポイントのBSSIDが本発明の「第1発信端末識別子」に該当する。
アクセスポイントは、WiFi等の無線通信の規格に従って、非制限端末及び制限端末等の付近の無線LAN(Local Area Network)クライアントを相互に接続したり、当該無線LANクライアントを他のネットワークに接続したりするように機能する。
(情報共有支援サーバの構成)
情報共有支援サーバ40は、サーバ演算処理部41と、サーバ通信部44と、サーバ記憶部45とを備える。
サーバ演算処理部41は、CPU等の演算処理装置により構成されている。サーバ演算処理部41は、予めインストールされた情報共有支援サーバプログラムを実行することにより、後述の演算処理を実行する端末識別子記憶制御部411及びサーバデータ送受信制御部412として機能するように構成されている。
サーバ通信部44は、有線通信に適した通信規格にしたがって、情報共有支援サーバ40に接続された広域ネットワークを介して非制限端末及び制限端末などの外部端末と相互通信するように構成されている。
サーバ記憶部45は、ROM、RAM及びハードディスク等の記憶装置(主記憶装置及び補助記憶装置等)およびI/O回路等により構成されている。
(識別子記憶制御処理)
図2Aを参照しながら、第1非制限端末10aの端末識別子送受信制御部111、第1制限端末20aの端末識別子発信制御部211、及び端末識別子記憶制御部411により実行される処理を例にとって、識別子記憶制御処理の詳細を説明する。
端末識別子送受信制御部111は、所定の第1間隔(例えば1分間隔)で、図2AのSTEP110、STEP120の処理を実行する。端末識別子発信制御部211は、当該第1間隔よりも短い第2間隔(例えば1秒間隔)で図2AのSTEP210の処理を実行する。サーバデータ送受信制御部412は、第1間隔よりも短い第3間隔(例えば1秒間隔)で図2AのSTEP410〜STEP430の処理を実行する。
図2AのSTEP210で、端末識別子発信制御部211は、制限端末通信部24を介して例えばBluetoothなどの通信規格に従って、情報共有支援プログラムを用いて作成された制限端末の識別子を含むビーコン信号を発信する。制限端末の識別子としては、例えば、UUIDバージョン3又は5によって生成された、一部に当該情報共有支援プログラムに使用される識別子であることを示す情報を含み、残部に端末識別子発信制御部211を示す情報を含む識別子(第2形式の識別子)が採用されうる。
なお、制限端末の識別子としては、制限端末を識別できる情報であれば、当該識別子と異なる識別子であってもよい。
なお、情報共有支援プログラムを用いて作成された制限端末の識別子が、本発明の「第2発信端末識別子」に該当する。
図2AのSTEP110で、端末識別子送受信制御部111は、非制限端末通信部14を介して、WiFi又はBluetoothなどの複数の通信規格を切り替えて周囲のビーコン信号をスキャンすることにより、ビーコン信号、受信時刻、及び当該ビーコン信号の電波強度(単位:デジベル(dBm))のリストを認識する。
例えば、端末識別子送受信制御部111は、次の表1に示すようなリストを認識する。ここでは、説明を簡単にするため、各識別子を、各端末(アクセスポイント、制限端末)を示す符号に置き換えて表現している。
下記のリストは、第1非制限端末10aの端末識別子送受信制御部111が、YY/MM/DD 10:00:00において、電波強度−70の第1アクセスポイント30aのビーコン信号と、電波強度−50の第2アクセスポイント30bのビーコン信号と、電波強度−60の第1制限端末20aのビーコン信号を受信した場合のビーコン信号に含まれる識別子、受信時刻、及び当該ビーコン信号の電波強度のリストである。
[表1]
図2AのSTEP120で、端末識別子送受信制御部111は、非制限端末通信部14を介して、このリストと、自己の識別子である非制限端末識別子を情報共有支援サーバ40へ送信する。非制限端末識別子は、例えば情報共有支援サーバ40によって非制限端末に対して発行されたユーザID等の識別子である。これに代えて、非制限端末識別子として、非制限端末のMACアドレス等の識別子が採用されてもよい。
図2AのSTEP410で、端末識別子記憶制御部411は、サーバ通信部44を介して、ビーコン信号、受信時刻、及び当該ビーコン信号の電波強度を受信したか否かを判定する。なお、図2AのSTEP410が、本発明の情報共有支援方法の「識別子受信ステップ」に相当する。
当該判定結果が否定的である場合(図2AのSTEP410‥NO)、端末識別子記憶制御部411は、今回の識別子記憶制御処理を終了し、次回の識別子記憶制御処理を開始する。
当該判定結果が肯定的である場合(図2AのSTEP410‥YES)、図2AのSTEP420において、端末識別子記憶制御部411は、ビーコン信号に含まれる識別子に、当該情報共有支援プログラムに使用される識別子であることを示す情報が含まれていることがあるかを判定することにより、第1形式の識別子か、第2形式の識別子かを判別する。
図2AのSTEP430において、端末識別子記憶制御部411は、判別された形式に基づいて、受信したリストに含まれる夫々のビーコン信号に含まれる識別子、受信時刻、及び当該ビーコン信号の電波強度を、受信した非制限端末識別子と関連付けてサーバ記憶部45に記憶する。
なお、図2AのSTEP420〜STEP430が、本発明の情報共有支援方法の「識別子記憶制御ステップ」に相当する。
例えば、図3Aに示されるように、端末識別子記憶制御部411は、各端末の識別子を示す識別子フィールド51と、第1形式の識別子(アクセスポイントのBSSID)と判定された識別子に関するアクセスポイントフィールド52と、第2形式の識別子(制限端末のUUID)と判定された識別子に関する制限端末フィールド53とを含むテーブル50に、受信したリストの情報をレコードにして追加して、サーバ記憶部45に記憶させる。
ここで、アクセスポイントフィールド52は、アクセスポイントの識別子を値として持つアクセスポイント識別子フィールド521と、アクセスポイントの識別子を受信した時刻を値として持つアクセスポイント受信時刻フィールド522と、ビーコン信号の受信時の電波強度を値として持つアクセスポイント電波強度フィールド523とを含む。
また、制限端末フィールド53は、制限端末の識別子を値として持つ制限端末識別子フィールド531と、制限端末の識別子を受信した時刻を値として持つ制限端末受信時刻フィールド532と、ビーコン信号の受信時の電波強度を値として持つ制限端末電波強度フィールド533とを含む。
また、テーブル50には、非制限端末の識別子に関連付けられた非制限端末レコード54と、制限端末の識別子に関連付けられた制限端末レコード55とが含まれている。
(非制限端末データ送受信制御処理)
図2Bを参照しながら、第1非制限端末10aの非制限端末データ送受信制御部112、及びサーバデータ送受信制御部412により実行される処理を例にとって、非制限端末データ送受信制御処理の詳細を説明する。
なお、本説明における第1非制限端末10aが、本発明の情報共有支援サーバ、情報共有支援システム及び情報共有支援方法の「送信元端末」に相当する。
非制限端末データ送受信制御部112は、所定の第4間隔(例えば1秒間隔)で、図2BのSTEP130、STEP140の処理を実行する。サーバデータ送受信制御部412は、所定の第5間隔(例えば1秒間隔)で図2BのSTEP440〜STEP452の処理を実行する。
図2BのSTEP130において、非制限端末データ送受信制御部112は、非制限端末入力部12に対する操作が検知されたかどうかを判定する。
当該判定結果が否定的である場合(図2BのSTEP130でNO)、非制限端末データ送受信制御部112は、今回の非制限端末データ送受信制御処理を終了し、次回の非制限端末データ送受信制御処理を開始する。
当該判定結果が肯定的である場合(図2BのSTEP130でYES)、図2BのSTEP140において、非制限端末データ送受信制御部112は、ユーザの操作により入力または指定されたデータを非制限端末通信部14を介して情報共有支援サーバ40に送信する。ここで、データとは、テキストデータであってもよいし、画像データ、音声データまたは動画データその他のデータであってもよい。
図2BのSTEP440で、サーバデータ送受信制御部412は、サーバ通信部44を介して、非制限端末通信部14からデータを受信したか否かを判定する。なお、図2BのSTEP440が、本発明の情報共有支援方法の「データ受信ステップ」に相当する。
当該判定結果が否定的である場合(図2BのSTEP440でNO)、サーバデータ送受信制御部412は、今回の非制限端末データ送受信制御処理を終了し、次回の非制限端末データ送受信制御処理を開始する。
当該判定結果が肯定的である場合(図2BのSTEP440でYES)、図2BのSTEP442において、サーバデータ送受信制御部412は、サーバ記憶部45に記憶された図3Aに示されるテーブル50に対し、現在時刻と受信時刻との差に応じて、制限端末電波強度フィールド533を補正する。
より具体的には、サーバデータ送受信制御部412は、現在時刻と受信時刻との差(例えば、第1間隔(分)単位(30秒未満切り捨て、30秒以上切り上げ))に所定のマイナス値(例えば−5)をかけた値を、制限端末電波強度フィールド533の値に加算する。
例えば、サーバデータ送受信制御部412は、現在時刻がYY/MM/DD 10:02:00である場合、非制限端末10aの端末識別子に関連付けられた受信時刻YY/MM/DD 10:00:00の制限端末20aの端末識別子に関連付けられた制限端末電波強度フィールド533に記載された値−60(dBm)に、現在時刻と受信時刻との差2(分)に所定の値−5を掛けた値(−10)を加算し、−70とする。
この処理により、図3Bに示されるように、非制限端末レコード54の制限端末電波強度フィールド533の値が、補正後の値に更新される。
図2BのSTEP444において、サーバデータ送受信制御部412は、サーバ記憶部45に記憶された図3Bに示されるテーブル50に対し、各制限端末の識別子に関連付けられた電波強度のうち、最大の電波強度を持つレコードを認識し、当該レコードに含まれる制限端末受信時刻フィールド532の値と、識別子フィールド51の値とを認識し、当該識別子フィールド51の値に関連付けられた同受信時刻のアクセスポイントフィールド52の値を、当該制限端末の識別子に関連付けられたアクセスポイントフィールドとして認識する。
例えば、サーバデータ送受信制御部412は、制限端末20aの識別子に対し、最大の電波強度−60のレコード541を認識する。そして、サーバデータ送受信制御部412は、レコード541に含まれる制限端末受信時刻フィールド532の値「YY/MM/DD 10:02:00」と、識別子フィールド51の値「10c」を認識する。サーバデータ送受信制御部412は、当該識別子フィールド51の値「10c」に関連付けられた、受信時刻「YY/MM/DD 10:02:00」のアクセスポイントフィールド52の値(長方形542で囲まれた部分の値)を認識する。
そして、当該認識されたアクセスポイントフィールド52の値(長方形542で囲まれた部分の値)を、当該制限端末20aのレコード551のアクセスポイントフィールド52の値(長方形552で囲まれた部分の値)として反映する。
なお、サーバデータ送受信制御部412は、図2BのSTEP442〜STEP444の処理を、データを受信したか否かに関係なく所定の間隔で定期的に実行してもよい。
図2BのSTEP446において、サーバデータ送受信制御部412は、サーバ記憶部45のテーブル50(図3B)を参照することにより、現在時刻から過去所定時間前までの期間(例えば現在時刻から3分前までの期間)(本発明の「第1特定期間」に相当する。)において、送信元の非制限端末(第1非制限端末10a)の識別子に関連付けられたアクセスポイント識別子フィールド521の各値(長方形543で囲まれた部分の値)を認識する。
なお、上記期間は必ずしも現在時刻から過去所定時間前までの期間でなくともよく、例えば、1時間前の時刻から2時間前までの期間であってもよい。
より具体的には、サーバデータ送受信制御部412は、送信元の非制限端末(第1非制限端末10a)の識別子に関連付けられたアクセスポイント識別子フィールド521の各値として、30a、30b、30a、30bを認識する。
なお、これに代えて、サーバデータ送受信制御部412は、送信元の非制限端末(第1非制限端末10a)の識別子に関連付けられたアクセスポイント識別子フィールド521の値(長方形543で囲まれた部分の値)のうち、アクセスポイント電波強度フィールド523の値が所定値以上であるアクセスポイントの識別子を認識してもよい。
なお、図2BのSTEP446が、本発明の情報共有支援方法の「発信端末識別子ステップ」に相当する。
図2BのSTEP448において、サーバデータ送受信制御部412は、送信元の非制限端末(第1非制限端末10a)の識別子に関連付けられたアクセスポイント識別子フィールド521の値(長方形543で囲まれた部分の値)に関連付けられた非制限端末の識別子のうち、所定条件を満たす非制限端末の識別子を抽出する。
所定条件としては、STEP446で認識されたアクセスポイント識別子フィールド521の各値「30a」、「30b」、「30a」、「30b」からなるグループに対し、端末の識別子に関連付けられたアクセスポイント識別子フィールドの値の個数(本発明の情報共有支援サーバの「第1識別子数」に相当する。)が閾値TH1(1よりも大きい値、例えば2、本発明の情報共有支援サーバの「第1閾値」に相当する。)より多く共通していることという第1条件が採用されうる。
図4Aは、STEP446で認識されたアクセスポイント識別子フィールド521の各値「30a」、「30b」、「30a」、「30b」からなるグループに対し、各端末の識別子「10b」、「10c」「10d」の夫々に関連付けられたアクセスポイント識別子フィールド521の値のうち、当該グループと共通している識別子の個数を示したグラフである。
例えば、「10b」のアクセスポイント識別子フィールド521の値には、「30a」、「30b」、「30a」、「30b」が含まれているので、当該グループと共通している識別子の個数は4となる。
また、「10c」のアクセスポイント識別子フィールド521の値には、「30a」、「30b」が含まれているので、当該グループと共通している識別子の個数は2となる。
また、「10d」のアクセスポイント識別子フィールド521の値には、「30a」も「30b」も含まれていないので、当該グループと共通している識別子の個数は0となる。
このようにして、サーバデータ送受信制御部412は、送信元の非制限端末(第1非制限端末10a)の識別子に関連付けられたアクセスポイント識別子フィールド521の値(長方形543で囲まれた部分の値)に関連付けられた端末の識別子のうち、第1条件を満たす端末の識別子「10b」、「10c」を抽出する。
図2BのSTEP450において、サーバデータ送受信制御部412は、送信元の非制限端末(第1非制限端末10a)の識別子に関連付けられたアクセスポイント識別子フィールド521の値(長方形543で囲まれた部分の値)に関連付けられた制限端末の識別子を抽出する。
例えば、サーバデータ送受信制御部412は、アクセスポイント識別子フィールド521に「30a」「30b」が含まれている制限端末の識別子「20a」を抽出する。
なお、図2BのSTEP448〜STEP450が、本発明の情報共有支援方法の「送信先端末識別子ステップ」に相当する。
なお、これに代えて、サーバデータ送受信制御部412は、送信元の非制限端末(第1非制限端末10a)の識別子に関連付けられたアクセスポイント識別子フィールド521の値(長方形543で囲まれた部分の値)に関連付けられた制限端末の識別子のうち、アクセスポイント電波強度フィールド523の値が所定値以上である制限端末の識別子を認識してもよい。
図2BのSTEP452において、サーバデータ送受信制御部412は、抽出された識別子「10b」「10c」「20a」により識別される端末(第2非制限端末10b、第3非制限端末10c、第1制限端末20a)に対し、図2のSTEP440で受信したデータを送信する。
なお、図2BのSTEP452が、本発明の情報共有支援方法の「データ送信ステップ」に相当する。
図示は省略するが、非制限端末において、非制限端末データ送受信部が、非制限端末データ通信部を介して、当該データを受信し、当該データを非制限端末出力部に出力させる。また、制限端末において、制限端末データ送受信部が、制限端末データ通信部を介して、当該データを受信し、当該データを制限端末出力部に出力させる。これにより、当該データが端末間で共有されうる。
(制限端末データ送受信制御処理)
図2Cを参照しながら、第1制限端末20aの制限端末データ送受信制御部212、及びサーバデータ送受信制御部412により実行される処理を例にとって、制限端末データ送受信制御処理の詳細を説明する。
なお、本説明における第1制限端末20aが、本発明の情報共有支援サーバ、情報共有支援システム及び情報共有支援方法の「送信元端末」に相当する。
制限端末データ送受信制御部212は、所定の第6間隔(例えば1秒間隔)で、図2CのSTEP220、STEP230の処理を実行する。サーバデータ送受信制御部412は、所定の第7間隔(例えば1秒間隔)で図2BのSTEP460〜STEP470の処理を実行する。
図2CのSTEP220において、制限端末データ送受信制御部212は、制限端末入力部22に対する操作が検知されたかどうかを判定する。
当該判定結果が否定的である場合(図2CのSTEP220でNO)、制限端末データ送受信制御部212は、今回の制限端末データ送受信制御処理を終了し、次回の制限端末データ送受信制御処理を開始する。
当該判定結果が肯定的である場合(図2CのSTEP220でYES)、図2CのSTEP230において、制限端末データ送受信制御部212は、ユーザの操作により入力または指定されたデータを制限端末通信部24を介して情報共有支援サーバ40に送信する。
図2CのSTEP460で、サーバデータ送受信制御部412は、サーバ通信部44を介して、制限端末通信部24からデータを受信したか否かを判定する。
なお、図2CのSTEP460が、本発明の情報共有支援方法の「データ受信ステップ」に相当する。
当該判定結果が否定的である場合(図2CのSTEP460でNO)、サーバデータ送受信制御部412は、今回の制限端末データ送受信制御処理を終了し、次回の制限端末データ送受信制御処理を開始する。
当該判定結果が肯定的である場合(図2CのSTEP460でYES)、図2CのSTEP462において、サーバデータ送受信制御部412は、サーバ記憶部45に記憶された図3Aに示されるテーブル50に対し、現在時刻と受信時刻との差に応じて、制限端末電波強度フィールド533を補正する。この処理は、図2BのSTEP442と同様の処理である。
図2CのSTEP464において、サーバデータ送受信制御部412は、サーバ記憶部45に記憶された図3Bに示されるテーブル50に対し、各制限端末の識別子に関連付けられた電波強度のうち、最大の電波強度を持つレコードを認識し、当該レコードに含まれる制限端末受信時刻フィールド532の値と、識別子フィールド51の値とを認識し、当該識別子フィールド51の値に関連付けられた同受信時刻のアクセスポイントフィールド52の値を、当該制限端末の識別子に関連付けられたアクセスポイントフィールドとして認識する。この処理は、図2BのSTEP444と同様の処理である。
なお、サーバデータ送受信制御部412は、図2CのSTEP462〜STEP464の処理を、データを受信したか否かに関係なく所定の間隔で定期的に実行してもよい。
図2CのSTEP466において、サーバデータ送受信制御部412は、サーバ記憶部45のテーブル50(図3B)を参照することにより、送信元の制限端末(第1制限端末20a)の識別子に関連付けられたアクセスポイント識別子フィールド521の各値(長方形553で囲まれた部分の値)「30a」「30b」を認識する。
なお、これに代えて、サーバデータ送受信制御部412は、送信元の制限端末(第1制限端末20a)の識別子に関連付けられたアクセスポイント「30a」「30b」のうち、アクセスポイント電波強度フィールド523の値が所定(例えば−60)以上であるアクセスポイント識別子フィールド521の各値「30b」を認識してもよい。
なお、図2CのSTEP466が、本発明の情報共有支援方法の「発信端末識別子認識ステップ」に相当する。
図2CのSTEP468において、サーバデータ送受信制御部412は、サーバ記憶部45のテーブル50(図3B)を参照することにより、図2CのSTEP466において認識されたアクセスポイント識別子フィールド521の各値(長方形553で囲まれた部分の値)「30a」「30b」に関連付けられた識別子フィールド51の値「10a」「10b」「10c」を認識する。
なお、これに代えて、サーバデータ送受信制御部412は、アクセスポイント識別子フィールド521の各値(長方形553で囲まれた部分の値)「30a」「30b」に関連付けられた端末識別子のうち、アクセスポイント電波強度フィールド523の値が所定(例えば−60)以上である識別子フィールド51の値「10a」「10b」「10c」を認識してもよい。
なお、図2CのSTEP468が、本発明の情報共有支援方法の「送信先端末識別子認識ステップ」に相当する。
図2CのSTEP470において、当該認識された識別子フィールド51の値「10a」「10b」「10c」により識別される端末(第1非制限端末10a〜第3非制限端末10c)に図2CのSTEP460で受信したデータを送信する。
なお、図2CのSTEP468が、本発明の情報共有支援方法の「データ送信ステップ」に相当する。
このデータを受信した端末において、当該データが端末の出力装置から出力される(たとえば、テキストデータがディスプレイ等の画像表示装置の画面に表示されてもよいし、音声データがスピーカー等の音声出力装置から再生されてもよい。)ことにより、当該データが共有されうる。
(本実施形態の作用効果)
当該構成の情報共有支援システムによれば、一の端末からデータが送信された場合、当該一の端末の識別子に関連付けられたアクセスポイントの識別子に、さらに関連付けれらた他の端末の識別子により識別される当該他の端末に、当該データが送信される(図2BのSTEP446〜STEP452、図2CのSTEP466〜STEP470)。
これにより、現在又は過去においてあるアクセスポイントから当該アクセスポイントの識別子を受信できた程度に近距離に存在すると推定される端末間でデータの共有が支援される。
また、送信元端末に関連付けられたアクセスポイント識別子フィールド521のうち、受信時刻が現在時刻から所定期間過去のアクセスポイント識別子フィールド521の各値「30a」、「30b」、「30a」、「30b」からなるグループに対し、端末の識別子に関連付けられたアクセスポイント識別子フィールドの値が第1閾値TH1(例えば2)個以上共通していることという第1条件を充足した場合に、当該端末にデータを送信している(図2BのSTEP446〜図2BのSTEP452)。
これにより、送信元の端末10aのユーザU10aと、過去の所定期間において、図1に矢印V10a〜V10cに示されるように同様の経路における移動を行ったユーザU10b〜U10cの端末10b〜10cにデータが送信されやすくなり、異なる移動経路のユーザU10dにはデータが送信されにくくなる。これにより、同様の経路において移動を行っているユーザU10a〜U10cの端末10a〜10c間において、情報の共有がなされうる。
また、周囲に存在するアクセスポイントのBSSIDを認識出来ない端末に対しても、当該端末に関連付けられたアクセスポイントの識別子が決定される(図2BのSTEP442〜STEP444、図2CのSTEP462〜STEP464)。
当該関連付けられたアクセスポイントの識別子を基にデータが送信されることにより(図2BのSTEP446、STEP450〜STEP452、図2CのSTEP466〜STEP470)、データの送信元、又は送信先に周囲に存在するアクセスポイントのBSSIDを認識出来ない端末が存在しても、現在又は過去においてあるアクセスポイントから当該アクセスポイントの識別子を受信できた程度に近距離に存在すると推定される端末間でデータの共有が支援される。
(変形態様)
本実施形態の図2のSTEP448における第1条件に加えてまたは代えて、現在から所定期間において、端末が一のアクセスポイントの識別子を受信した回数(受信時刻が現在から所定期間内である端末の識別子に関連付けれらた当該一のアクセスポイントの識別子に関するレコード数)(本発明の情報共有支援サーバの「第1識別子数」に相当する。)が所定数(本発明の情報共有支援サーバの「第1閾値」に相当する。)以上の端末という第2条件が採用されてもよい。
また、第1〜第2条件に加えてまたは代えて、端末が当該一のアクセスポイントの識別子を受信した回数(本発明の情報共有支援サーバの「第1識別子数」に相当する。)が、送信元の端末が当該一のアクセスポイントの識別子を受信した回数(本発明の情報共有支援サーバの「第2識別子数」に相当する。)に所定の比率をかけた値(本発明の情報共有支援サーバの「第1閾値」に相当する。)以上の端末という第3条件が採用されてもよい。
また、第1〜第3条件に加えてまたは代えて、端末が識別子を受信した個数(受信時刻が現在から所定期間内である端末の識別子に関連付けれらたアクセスポイントの識別子に関するレコード数)(本発明の情報共有支援サーバの「第1識別子数」に相当する。)が、送信元の端末が識別子を受信した個数(受信時刻が現在から所定期間内である送信元の端末の識別子に関連付けれらたアクセスポイントの識別子に関するレコード数)(本発明の情報共有支援サーバの「第2識別子数」に相当する。)に所定の比率を掛けた値(本発明の情報共有支援サーバの「第1閾値」に相当する。)以上の端末という第4条件が採用されてもよい。
また、第1〜第4条件に加えてまたは代えて、現在時刻からの現在時刻から所定時間前までの期間(第1特定期間)を複数の第2特定期間に分割した場合に、夫々の第2特定期間ごとに、当該第2特定期間において前記送信元端末の識別子及び対象の端末の識別子の両方に関連付けられたアクセスポイントの識別子の個数又は当該第2特定期間において前記送信元端末及び前記対象の端末の両方によりアクセスポイントが受信された回数である第3識別子数が第2閾値以上であるか否かを認識し、前記第3識別子数が前記第2閾値以上である前記第2特定期間の割合が前記第1特定期間の全体に対して所定割合以上である前記対象の端末という第5条件が採用されてもよい。
より具体的には、図4B(又は図4C)に示されるように、第1特定期間t0〜t5(t10〜t15)を複数の第2特定期間t0〜t1、t1〜t2、t2〜t3、t3〜t4、t4〜t5(t10〜t11、t11〜t12、t12〜t13、t13〜t14、t14〜t15)に分割する。
ここで、夫々の第2特定期間ごとに、当該第2特定期間において送信元端末の識別子及び対象の端末の識別子の両方に関連付けられたアクセスポイントの識別子の個数(共通AP数、本発明の「第3識別子数」に相当する。)が第2閾値TH2(例えば2個)以上であるか否かを認識する。
第2閾値は、1よりも大きい所定の値でもよいし、当該第2特定期間において送信元端末の識別子に関連付けられたアクセスポイントの識別子の個数に所定の比率をかけた値でもよい。
第5条件は、当該第2特定期間において送信元端末の識別子及び対象の端末の識別子の両方に関連付けられたアクセスポイントの識別子の個数が前記第2閾値TH2以上である第2特定期間の割合が第1特定期間の全体に対して所定割合(例えば5割)以上である当該対象の端末という条件である。
図4Bに示されるグラフにおいては、第2特定期間において送信元端末の識別子及び対象の端末の識別子の両方に関連付けられたアクセスポイントの識別子の個数が前記第2閾値TH2以上である第2特定期間t0〜t1、t1〜t2、t3〜t4、t4〜t5の、第1特定期間t0〜t5の全体に対する割合は8割であるので、所定割合(例えば5割)以上である。従って、図4Cにおける対象の端末は、第5条件を満たすと判定される。
他方、図4Cに示されるグラフにおいては、当該第2特定期間において送信元端末の識別子及び対象の端末の識別子の両方に関連付けられたアクセスポイントの識別子の個数が第2閾値TH2以上である第2特定期間t12〜t13の、第1特定期間t10〜t15の全体に対する割合は2割であるので、所定割合(例えば5割)未満である。従って、図4Cにおける対象の端末は、第5条件を満たさないと判定される。
ここで、当該第2特定期間において前記送信元端末の識別子及び対象の端末の識別子の両方に関連付けられたアクセスポイントの識別子の個数に、加えてまたは代えて、当該第2特定期間において前記送信元端末及び前記対象の端末の両方によりアクセスポイントが受信された回数が第2閾値以上であるか否かを判定してもよい。
端末10fがこの第5条件を満たす場合(図4Bの場合)、図4Dに示されるように、送信元端末10eが、所定の期間t0〜t5において、位置Pe1〜Pe5を含む経路を移動する間に、端末10fが、当該期間t0〜t5において、位置Pe1〜Pe5の夫々に近い位置Pf1〜Pf5を含む経路を移動していると推察される。
他方、端末10hがこの条件を満たさない場合(図4Cの場合)、図4Eに示されるように、送信元端末10gが、所定の第1特定期間t10〜t15において、位置Pg1〜Pg5を含む経路を移動する間に、端末10hが、当該第1特定期間t10〜t15において、位置Pg1〜Pg5の夫々から離れた位置Ph1〜Ph5(又は一時的のみ近い位置)を含む経路を移動していると推察される。
従って、この第5条件を充足する端末にデータが送信されることにより、継続的に近距離に存在していると推定される端末間でデータの共有が支援される。
また、第1条件〜第5条件に加えてまたは代えて、前記送信元端末の識別子に関連付けられたアクセスポイントに対し、対象の端末のアクセスポイント電波強度フィールド523の値が所定の値以上である端末という第6条件が採用されてもよい。
また、第1条件〜第6条件に加えてまたは代えて、同一のアクセスポイントの識別子に対し、送信元端末のアクセスポイント電波強度フィールド523の値と、対象の端末のアクセスポイント電波強度フィールド523の値との差の絶対値が所定の値以下であるという第7条件が採用されてもよい。
また、制限端末は、OSによってアクセスポイントの識別子の認識が制限される端末だけでなく、アクセスポイントのビーコン信号を受信できない端末であってもよい。例えばアクセスポイントがWiFiビーコン信号を送信している場合には、WiFi通信機能を備えない端末が制限端末として採用されうる。
10a〜10d‥非制限端末(複数の端末、送信元端末、送信先端末)、111‥非制限端末データ送受信制御部(送信元端末データ送信制御部、送信先端末データ受信制御部)、12‥非制限端末入力部(送信元端末入力部)、13‥非制限端末出力部(送信先端末出力部)、14‥非制限端末通信部(送信元端末通信部、送信先端末通信部)、20a〜20b‥制限端末(発信端末、送信先端末)、211‥制限端末データ送受信制御部(送信元端末データ送信制御部、送信先端末データ受信制御部)、22‥制限端末入力部(送信元端末入力部)、23‥制限端末出力部(送信先端末出力部)、24‥制限端末通信部(送信元端末通信部、送信先端末通信部)、30a〜30d‥アクセスポイント(発信端末)、40‥情報共有支援サーバ、44‥サーバ通信部、45‥サーバ記憶部45、411‥識別子記憶制御部、412‥サーバデータ送受信制御部。

Claims (11)

  1. 情報を記憶するサーバ記憶部と、
    通信を行うサーバ通信部と、
    自らの識別子を発信する発信端末が発信した前記発信端末の識別子を無線を介して受信した端末から、前記サーバ通信部を介して、前記端末の識別子と前記端末が受信した前記発信端末の識別子とを受信したときに、前記端末の識別子と前記発信端末の識別子とを関連付けて前記サーバ記憶部に記憶させる識別子記憶制御部と、
    前記サーバ通信部を介してデータの共有を要求する送信元端末から当該送信元端末の識別子と前記データとを受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、前記送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子を認識し、当該認識された発信端末の識別子と関連付けられた端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するサーバデータ送受信制御部とを備えることを特徴とする情報共有支援サーバ。
  2. 請求項1記載の情報共有支援サーバにおいて、
    前記識別子記憶制御部は、前記端末から前記端末の識別子と当該端末により受信された発信端末の識別子とを前記サーバ通信部を介して繰り返し受信し、前記端末の識別子と前記発信端末の識別子と当該発信端末の識別子の受信時刻とを関連付けて前記サーバ記憶部に記憶させ、
    前記サーバデータ送受信制御部は、前記サーバ通信部を介して前記送信元端末から当該送信元端末の識別子とデータとを受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、当該送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子のうち、前記受信時刻が所定の第1特定期間内である発信端末の識別子を認識し、当該認識された発信端末の識別子に関連付けられた端末の識別子のうち、受信時刻が前記第1特定期間内である端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するように構成されていることを特徴とする情報共有支援サーバ。
  3. 請求項2記載の情報共有支援サーバにおいて、
    前記サーバデータ送受信制御部は、
    前記送信元端末から当該送信元端末の識別子とデータとを前記サーバ通信部を介して受信したときに、
    前記サーバ記憶部を参照して、前記送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子のうち、当該発信端末の識別子の受信時刻が前記第1特定期間内である発信端末の識別子を認識し、
    当該発信端末の識別子に関連付けられた端末の識別子のうち、当該発信端末の識別子の受信時刻が前記第1特定期間内であり、かつ、当該発信端末の識別子の受信時刻が前記第1特定期間内である発信端末の識別子の個数又は前記第1特定期間内における発信端末の識別子の受信回数である第1識別子数が第1閾値以上である端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末に対して前記データを前記サーバ通信部を介して送信するように構成されていることを特徴とする情報共有支援サーバ。
  4. 請求項3記載の情報共有支援サーバにおいて、
    前記第1閾値は、前記送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子のうち、当該発信端末の識別子の受信時刻が前記第1特定期間内である発信端末の識別子の個数又は前記第1特定期間内における発信端末の識別子の受信回数である第2識別子数に所定の比率をかけた値であることを特徴とする情報共有支援サーバ。
  5. 請求項3記載の情報共有支援サーバにおいて、
    前記第1閾値は、1より大きい所定の値であることを特徴とする情報共有支援サーバ。
  6. 請求項2記載の情報共有支援サーバにおいて、
    前記サーバデータ送受信制御部は、
    前記第1特定期間を複数の第2特定期間に分割した場合に、夫々の第2特定期間ごとに、当該第2特定期間において前記送信元端末の識別子及び対象の端末の識別子の両方に関連付けられた発信端末の識別子の個数又は当該第2特定期間において前記送信元端末及び前記対象の端末の両方により発信端末が受信された回数である第3識別子数が第2閾値以上であるか否かを認識し、前記第3識別子数が前記第2閾値以上である前記第2特定期間の前記第1特定期間の全体に対する割合が所定割合以上である前記対象の端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末に対して前記データを前記サーバ通信部を介して送信するように構成されていることを特徴とする情報共有支援サーバ。
  7. 請求項1記載の情報共有支援サーバにおいて、
    前記識別子記憶制御部は、前記端末から前記端末の識別子と当該端末により受信された発信端末の識別子と当該端末が前記発信端末の識別子を受信したときの当該発信端末の識別子を含む信号の電波強度とを前記サーバ通信部を介して受信し、前記端末の識別子と前記発信端末の識別子と当該電波強度とを関連付けて前記サーバ記憶部に記憶させ、
    前記サーバデータ送受信制御部は、前記サーバ通信部を介してデータの共有を要求する送信元端末から当該送信元端末の識別子と前記データとを受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、前記送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子を認識し、当該認識された発信端末の識別子と関連付けられた端末の識別子のうち、前記電波強度が所定の条件を充足する端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するように構成されていることを特徴とする情報共有支援サーバ。
  8. 請求項1記載の情報共有支援サーバにおいて、
    前記発信端末の識別子は、所定の第1形式の発信端末の識別子である第1発信端末識別子又は前記第1形式とは異なる所定の第2形式の発信端末の識別子である第2発信端末識別子であり、
    前記サーバデータ送受信制御部は、
    前記送信元端末から当該送信元端末の識別子とデータとを前記サーバ通信部を介して受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、前記送信元端末の識別子に関連付けられた前記第1発信端末識別子を認識し、当該認識された第1発信端末識別子と関連付けられた端末の識別子を認識し、当該認識された端末の識別子に関連付けられた第2発信端末識別子を認識し、当該第2発信端末識別子により識別される発信端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するように構成されていることを特徴とする情報共有支援サーバ。
  9. 請求項1記載の情報共有支援サーバにおいて、
    前記発信端末の識別子は、所定の第1形式の発信端末の識別子である第1発信端末識別子又は前記第1形式とは異なる所定の第2形式の発信端末の識別子である第2発信端末識別子であり、
    前記サーバデータ送受信制御部は、
    前記サーバ通信部を介して前記第2発信端末識別子により識別される発信端末から当該第2発信端末識別子とデータとを受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、前記第2発信端末識別子に関連付けられた端末の識別子を認識し、当該認識された端末と関連付けられた第1発信端末識別子を認識し、当該認識された第1発信端末識別子に関連付けられた端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するように構成されていることを特徴とする情報共有支援サーバ。
  10. 複数の端末と、情報共有支援サーバとを備えるシステムであって、
    前記情報共有支援サーバは、
    情報を記憶するサーバ記憶部と、
    通信を行うサーバ通信部と、
    自らの識別子を発信する発信端末が発信した前記発信端末の識別子を無線を介して受信した端末から、前記サーバ通信部を介して、前記端末の識別子と前記端末が受信した前記発信端末の識別子とを受信したときに、前記端末の識別子と前記発信端末の識別子とを関連付けて前記サーバ記憶部に記憶させる識別子記憶制御部と、
    データの共有を要求する送信元端末から当該送信元端末の識別子と前記データとを前記サーバ通信部を介して受信したときに、前記サーバ記憶部を参照して、前記送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子を認識し、当該認識された発信端末の識別子と関連付けられた端末の識別子を認識し、当該認識された識別子により識別される端末である送信先端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するサーバデータ送受信制御部とを備え、
    前記送信元端末は、ユーザの入力操作を検知する送信元端末入力部と、通信を行う送信元端末通信部と、前記送信元端末入力部へのユーザの入力操作に応じて前記データを前記送信元端末通信部を介して前記情報共有支援サーバに送信する送信元端末データ送信制御部とを備え、
    前記送信先端末は、情報を出力する送信先端末出力部と、通信を行う送信先端末通信部と、前記送信先端末通信部を介して前記情報共有支援サーバから受信したデータを前記送信先端末出力部に出力する送信先端末データ受信制御部とを備えることを特徴とする情報共有支援システム。
  11. 情報を記憶するサーバ記憶部と、通信を行うサーバ通信部とを備える情報共有支援サーバが実行する方法であって、
    前記方法は、
    自らの識別子を発信する発信端末が発信した前記発信端末の識別子を無線を介して受信した端末から、前記サーバ通信部を介して、前記端末の識別子と前記端末が受信した前記発信端末の識別子とを受信する識別子受信ステップと、
    前記端末の識別子と前記発信端末の識別子とを関連付けて前記サーバ記憶部に記憶させる識別子記憶制御ステップと、
    データの共有を要求する送信元端末から当該送信元端末の識別子と前記データとを前記サーバ通信部を介して受信するデータ受信ステップと、
    前記サーバ記憶部を参照して、前記送信元端末の識別子に関連付けられた発信端末の識別子を認識する発信端末識別子認識ステップと、
    当該認識された発信端末の識別子と関連付けられた端末の識別子を認識する送信先端末識別子認識ステップと、
    当該認識された識別子により識別される端末に前記データを前記サーバ通信部を介して送信するデータ送信ステップとを含むことを特徴とする情報共有支援方法。
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