JP4990727B2 - Simカード - Google Patents

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本発明は、携帯端末装置に挿抜可能なSIMカードに関するものである。
近年、携帯電話に代表される携帯端末装置には、SIM(Subscriber Identity Module card)カードを挿抜可能なものがある。携帯端末装置は、SIMカードに備わるSIMチップに物理的に接触しており、その接触箇所を介してSIMチップへのデータの書き込み処理、またはSIMチップからのデータの読み取り処理を実施する。
さらに、特許文献1には、RF−ID(Radio Frequency Identification)タグをさらに備えたSIMカードを挿抜可能な携帯端末装置について開示されている。RF−IDタグは、SIMチップへのデータの書き込み処理、またはSIMチップからのデータの読み取り処理を行って、RF−IDリーダ/ライタとの間で無線通信を実施する。
特表2007−507766号公報
しかしながら、SIMカードは様々な構造の携帯端末装置に挿抜されることが想定されるが、携帯端末装置に挿入されたときのSIMカード近辺の構造が携帯端末装置毎に異なるため、SIMカードに備わるRF−IDタグの電波環境もまた異なる。例えば、SIMカードが携帯端末装置に備わるバッテリに面して位置に挿入されている場合と、そのバッテリから離れた位置に挿入されている場合と、を比較すると、ある距離だけ離れた位置にあるRF−IDリーダ/ライタからRF−IDタグが受信する電波の受信強度は、前者の方が小さくなる傾向にある。
このように、SIMカードに備わるRF−IDタグは、電波環境、特にRF−IDタグが受信する電波の受信強度が、そのSIMカードが挿入される携帯端末装置の構造に応じて変化するため、無線通信を行うために当該RF−IDタグが最低限必要とする受信強度の閾値を、当該RF−IDタグが受信する電波の受信強度が最も低い構造を有する携帯端末装置に合わせて設定される必要がある。この結果、RF−IDタグは、受信強度の小さな電波をも無線通信用の電波として受信することとなり、ノイズによる無線通信への影響が大きくなってしまう。このため、SIMカードが挿入される携帯端末装置の構造に応じて、無線通信を行うために当該RF−IDタグが最低限必要とする受信強度の閾値を設定することが求められる。
また同様に、SIMカードが携帯端末装置に備わるバッテリの裏側に面した位置に挿入されている場合と、そのバッテリのおもて面に面した位置に挿入されている場合、あるいはバッテリから離れた位置に挿入されている場合などを比較すると、ある距離だけ離れた位置にあるRF−IDリーダ/ライタでの受信レベルを一定にするためのRF−IDタグから送信される信号のの送信出力は、それぞれ異なる。そのため、SIMカードが挿入される携帯端末装置の構造に応じて、無線通信を行うための当該RF−IDタグの送信出力レベルを設定することが求められる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、携帯端末装置に挿抜可能であり、さらに無線通信機能を備えるSIMカードであって、挿入される携帯端末装置の構造に応じて、SIMカードの無線通信機能が受信信号有りと判定する受信強度の閾値、及び信号を送信するときの送信出力を好適に設定することができるSIMカードを提供することを目的とする。
本発明のSIMカードは、無線通信機能を備えるSIMカードであって、当該SIMカードが挿入された前記携帯端末装置との間で通信を行い、前記携帯端末装置に割り当てられた識別IDを読み出す携帯端末接続手段と、前記携帯端末接続手段により前記携帯端末装置から読み出した識別IDと、受信レベルまたは送信レベルの一方または両方と、の対応関係を表す対応テーブルを記憶する記憶手段と、前記携帯端末装置に割り当てられた前記識別IDに対応する前記受信レベルまたは前記送信レベルの一方または両方を特定し、その特定した前記受信レベルまたは前記送信レベルにより前記無線通信機能を行うよう制御する制御手段と、を備えるものである。
この構成により、SIMカードが挿入される携帯端末装置の構造に応じて、SIMカードの無線通信機能が最低限必要とする受信強度の閾値を好適に設定することができる。
また、本発明のSIMカードは、前記携帯端末装置には各種情報を出力する出力部を備え、前記制御手段が、前記当該携帯端末装置に割り当てられた前記識別IDに対応する前記受信レベルまたは前記送信レベルの一方または両方を特定できない場合、前記SIMカードの受信レベルまたは送信レベルを調整する必要がある旨を前記出力部に出力させる、ものを含む。
この構成により、携帯端末装置に挿入されたSIMカードに記憶されている対応テーブルには、当該携帯端末装置に対応する受信レベルが記述されていないことをユーザに通知することができる。
また、本発明のSIMカードは、前記制御手段が、前記当該携帯端末装置に割り当てられた前記識別IDに対応する前記受信レベルまたは前記送信レベルの一方または両方を特定できない場合、前記当該携帯端末装置に割り当てられた前記識別IDと所定値の受信レベルまたは所定値の送信レベルとを対応させて記憶するよう制御する、ものを含む。
この構成により、携帯端末装置に挿入されたSIMカードに記憶されている対応テーブルに、自装置(携帯端末装置)に対応する受信レベルが記述されていなければ、自装置(携帯端末装置)に対応する受信レベルをその対応テーブルに新たに追加することができる。
また、本発明のSIMカードは、前記携帯端末装置には通信網に接続可能な通信手段を備え、前記制御手段が、前記通信手段により受信した前記対応テーブルを前記記憶手段に記憶するよう制御する、ものを含む。
この構成により、SIMカードに設定すべき受信レベルを常に最新のものに更新することができる。
本発明のSIMカードによれば、SIMカードが挿入される携帯端末装置の構造に応じて、SIMカードの無線通信機能が最低限必要とする受信強度の閾値または送信出力を好適に設定することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態の携帯端末装置について詳細に説明する。まず、本発明の実施の形態の携帯端末装置における、SIMカードを挿抜可能な構造の一例を説明する。図1に、本発明の実施の形態の携帯端末装置の斜視図を示す。図1に示す携帯端末装置は、ディスプレイ、操作キーなどを筐体表面に、回路基板を筐体内部にそれぞれ備える携帯端末装置本体11、携帯端末装置本体11の回路基板に電力を供給するバッテリ12、及びバッテリ12を保護するカバー13を含んで構成される。図1の携帯端末装置は、SIMカード2が筐体内部に挿入される構造であり、SIMカード2、バッテリ12、カバー3がこの順に携帯端末装置本体11に取り付けられる。また、SIMカード2は、SIMチップ21、無線回路22を含んで構成される。携帯端末装置本体11に設けられたSIMカード2の挿入口には、SIMカード2の表面に露出するSIMチップ21の導体板に接触する接続端子が設けられており、携帯端末装置本体11とSIMカード2とは、その接続端子を介して信号の送受信を行う。
本発明の実施の形態の携帯端末装置は、図1に示す構造のものに限られるものではなく、SIMカードを挿抜可能な様々な構造を有する携帯端末装置に適用可能である。SIMカードを挿抜可能な構造やSIMカード近辺の構造、材質が異なる様々な携帯端末装置にあるSIMカードを挿入する場合、SIMカードに備わる無線回路の電波環境も異なるが、本発明の実施の形態の携帯端末装置は、この電波環境に適した、無線通信を行うために当該無線回路が最低限必要とする受信強度の閾値または信号を送信するときの送信出力を設定することを実現する。
次に、図2に示す、本発明の実施の形態の携帯端末装置及びSIMカードの機能ブロック図を参照して、本発明の実施の形態の携帯端末装置及びSIMカードが実行する処理について説明する。
携帯端末装置本体11は、セルラー送受信部111、記憶部112、SIMカード接続部113、制御部114を含んで構成される。セルラー送受信部111は、無線基地局(図2に図示せず)との間で取り決められた所定の通信方式に則って、アンテナから入力した電気信号を復調し、さらに復号化を施してデジタルデータを取得する、または、デジタルデータに暗号化を施し、さらに変調した電気信号をアンテナに出力する。所定の通信方式としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された方式、などが考えられる。記憶部112は、制御部114が実行するプログラムや、そのプログラムを実行することによって生じる演算結果、および、SIMカード接続部113を介してSIMカード2から入力したデータ、などの各種データを記憶する。SIMカード接続部113は、上述した、携帯端末装置本体11のSIMカード2の挿入口に設けられた接続端子に相当し、SIMカード2との間で信号の入出力を行う。制御部114は、記憶部112に記憶されている各種プログラムを参照して、セルラー送受信部111による無線通信制御、SIMカード2との間でのデータの入出力制御、記憶部112へのデータの書き込み、読み取り制御、などの各種制御を実行する。
一方、SIMカード2は、記憶部211、携帯端末接続部212、制御部213、近距離無線送受信部22を含んで構成される。記憶部211は、制御部213が実行するプログラムや、そのプログラムを実行することによって生じる演算結果、携帯端末接続部212を介して携帯端末装置本体11から入力したデータ、識別IDと受信レベル及び送信レベルとの対応関係を表す対応テーブル(対応テーブルについては後述する。)、などの各種データを記憶する。携帯端末接続部212は、上述した、SIMカード2の表面に露出するSIMチップ21の導体板に相当し、携帯端末装置本体11との間で信号の入出力を行う。制御部213は、記憶部211に記憶されている各種プログラムを参照して、近距離無線送受信部22による無線通信制御、携帯端末装置本体11との間でのデータの入出力制御、記憶部211へのデータの書き込み、読み取り制御、などの各種制御を実行する。近距離無線送受信部22は、無線回路22に相当し、無線回路22のアンテナを介して、400MHz帯特定小電力無線、RFID(Radio Frequency Identification:無線周波数識別)で使用される短距離通信用の電波やUWB(Ultra Wide Band:超広帯域無線)等の電波を介して、所定の通信プロトコルに基づき、信号の送受信を行う。
続いて、SIMカード2の記憶部211に記憶される対応テーブルについて説明する。図3に、本発明の実施の形態のSIMカードが記憶する対応テーブルの一例を示す。対応テーブルは、三つの情報の対応関係を示す。一つ目の情報は、携帯端末装置の種別を識別する携帯端末識別ID(製造元、製品名、製造日などを識別するID)であり、二つ目の情報は、受信レベル(受信強度)を表す数値であり、三つ目の情報は、送信レベル(送信出力)を表す数値である。携帯端末装置には、製造元識別番号(製造元を識別するID)や製品識別番号(製品名や型式を識別するID)が割り当てられている。対応テーブルでは、携帯端末識別IDとして例えば製品識別番号を用いて、その製品識別番号毎に受信レベルを対応させている。なお、各製品識別番号に割り当てる受信レベルの数値は、予め、その製品識別番号により特定される携帯端末装置にSIMカード2を挿入した状態で、ある距離だけ離れた位置にあるRF−IDリーダ/ライタから無線回路22が受信する電波の受信強度を測定し、その測定した受信強度の数値を基に受信レベルを算出しておく(例えば、測定した受信強度の70%の数値を受信レベルとする。)。また、各製品識別番号に割り当てる受信レベルの数値は、予め、その製品識別番号により特定される携帯端末装置にSIMカード2を挿入した状態で、無線回路22からある距離だけ離れた位置にあるRF−IDリーダ/ライタへ送信する電波の受信強度を測定し、その測定した送信強度の数値を基に送信レベルを算出しておく。このようにして、各製品識別番号毎に受信レベル及び送信レベルを対応させて作成した対応テーブルを、SIMカード2の記憶部211に記憶しておく。
次に、本発明の実施の形態の携帯端末装置による処理の流れについて、図4に示す、本発明の実施の形態の携帯端末装置による処理の流れを表すフローチャートを参照して、説明する。
携帯端末装置は、SIMカードが装着されると、SIMチップ21に記憶された対応テーブルをSIMチップ21から読み取り(ステップ401)、その対応テーブルのなかから自装置(携帯端末装置)の携帯端末識別IDを検索する(ステップ402)。携帯端末装置は、その対応テーブルのなかから自装置(携帯端末装置)の携帯端末識別IDを検出することができれば(ステップ403、Y)、その携帯端末識別IDに対応する受信レベル及び送信レベルを読み取り(ステップ404)、その読み取った受信レベルと、その受信レベルを超える受信強度の電波を受信して無線回路22に無線通信を行うよう要求する制御信号、及び、読み取った送信レベルと、その送信レベルで無線回路22が無線通信を行うよう要求する制御信号、をSIMチップ21に出力する(ステップ405)。
一方、携帯端末装置は、SIMチップ21から読み取った対応テーブルのなかから自装置(携帯端末装置)の携帯端末識別IDを検出することができなければ(ステップ403、N)、自装置(携帯端末装置)の携帯端末識別IDが対応テーブルに無い旨をディスプレイ、スピーカ、またはバイブレーションなどによって装置利用者に通知する(ステップ406)。ステップ406の後、携帯端末装置は、SIMカード2の無線回路22が受信する受信強度の閾値と送信出力を手動で設定する(すなわち、対応テーブル作成時に、ある距離だけ離れた位置にあるRF−IDリーダ/ライタから無線回路22が受信する電波の受信強度あるいは無線回路22からRF−IDリーダ/ライタへ送信する電波の送信出力を測定し、その測定した受信強度及び送信出力の数値を基に受信レベル、送信レベルを算出しておいたように、この工程を装置利用者に行わせる)ことを促すメッセージをディスプレイに出力するようにしてもよい(ステップ407)。携帯端末装置は、手動による受信レベル及び送信レベルの設定が終了すると(ステップ408、Y)、その設定した受信レベルと、その受信レベルを超える受信強度の電波を受信して無線回路22に無線通信を行うよう要求する制御信号、及び、読み取った送信レベルと、その送信レベルで無線回路22が無線通信を行うよう要求する制御信号とを、SIMチップ21に出力する(ステップ409)とともに、自装置(携帯端末装置)の携帯端末識別IDとその設定した受信レベル及び送信レベルとの対応関係を対応テーブルに新たに記憶するよう要求する制御信号をSIMチップ21に出力する(ステップ410)。そして、ステップ404の処理にてSIMチップ21から読み取った受信レベル及び送信レベル、またはステップ408の処理にて手動にて設定した受信レベル及び送信レベルと、SIMチップ21から読み取ったSIMカード2の識別IDと、を自装置(携帯端末装置)の記憶部112に記憶する(ステップ411またはステップ412)。
以上、本発明の実施の形態の携帯端末装置によれば、SIMカード2に備わる無線回路22が受信する電波の受信レベル及び送信レベルを、予め算出された最適値に設定することにより、携帯端末装置の構造に適した送受信レベルによって無線回路22が無線通信を行うことができる。
図4のフローチャートを参照して説明した処理は、携帯端末装置がSIMカード2のSIMチップ21に記憶された対応テーブルを参照して、SIMカード2の無線回路22が受信する電波の受信強度の閾値及び送信出力を制御するものであった。別の形態として、携帯端末装置は、SIMカード2が一度挿入されたときに、そのSIMカード2のSIMチップ21から読み出した対応テーブルを携帯端末装置の記憶部112に記憶しておき、その後、SIMカード2が携帯端末装置本体11から取り外され再度挿入されたときには、携帯端末装置の記憶部112に記憶しておいた対応テーブルを参照して、SIMカード2の無線回路22が受信する電波の受信強度の閾値及び送信出力を制御することもできる。この別の形態の処理を、以降説明する。
図4のフローチャートを参照して説明した処理が、携帯端末装置にSIMカードが挿入された最初の機会であったとすると、携帯端末装置は、ステップ404の処理にてSIMチップ21から読み取った受信レベル及び送信レベル、またはステップ408の処理にて手動にて設定した受信レベル及び送信レベル、と、SIMチップ21から読み取ったSIMカード2の識別IDと、を自装置(携帯端末装置)の記憶部112に記憶する(ステップ411またはステップ412)。携帯端末装置は、挿入されたことがないSIMカードが挿入される度に(挿入されたことがあるかないかは、今回挿入されたSIMカードの識別IDが、既に記憶部112に記憶されているSIMカードの識別IDと一致するか否かによって判定する。この処理は、後述するステップ603の処理に対応する。)、受信レベル及び送信レベルとSIMカード2の識別IDとを自装置(携帯端末装置)の記憶部112に記憶するため、図5に示す、本発明の実施の形態の携帯端末装置が記憶する対応テーブルの一例のように、SIM識別ID(SIMカードの識別ID)と受信レベル及び送信レベルの三つの情報から構成される対応テーブルが生成される。
その後、携帯端末装置は、一度挿入されたことのあるSIMカードが再度挿入されると、図6の本発明の実施の形態の携帯端末装置による処理の流れを表すフローチャートに示すように、処理を実行する。
携帯端末装置は、SIMカードが装着されると、自装置の記憶部112に記憶された対応テーブルを参照して(ステップ601)、その対応テーブルのなかから挿入されたSIMカードの識別IDを検索する(ステップ602)。携帯端末装置は、その対応テーブルのなかから挿入されたSIMカードの識別IDを検出することができれば(ステップ603、Y)、そのSIMカードの識別IDに対応する受信レベル及び送信レベルを読み取り(ステップ604)、その読み取った受信レベルと、その受信レベルを超える受信強度の電波を受信して無線回路22に無線通信を行うよう要求する制御信号、及び読み取った送信レベルと、その送信レベルで無線回路22が無線通信を行うよう要求する制御信号とを、SIMチップ21に出力する(ステップ605)。さらに、携帯端末装置は、自装置(携帯端末装置)の携帯端末識別IDとその読み取った受信レベル及び送信レベルとの対応関係を対応テーブルに新たに記憶するよう要求する制御信号をSIMチップ21に出力する(ステップ606)
一方、携帯端末装置は、自装置の記憶部112から読み取った対応テーブルのなかから挿入されたSIMカードの識別IDを検出することができなければ(ステップ603、N)、挿入されたSIMカードの識別IDが対応テーブルに無い旨をディスプレイ、スピーカ、またはバイブレーションなどによって装置利用者に通知する(ステップ607)。ステップ607の処理の後、携帯端末装置は、挿入されたSIMカード2のSIMチップ21に記憶された対応テーブルを参照して、当該携帯端末装置の携帯端末識別IDに対応する受信レベル及び送信レベルを取得すべく、図4のフローチャートにおけるステップ401の処理に移行する(「A」へ。)。
図6のフローチャートに示す一連の処理によって、携帯端末装置は、まず、携帯端末装置の記憶部112に記憶された対応テーブル(SIM識別IDと受信レベル及び送信レベルの三つの情報から構成される対応テーブル)を参照して受信レベル及び送信レベルを取得しようとし、携帯端末装置の記憶部112に記憶された対応テーブルからは受信レベル及び送信レベルを取得できなければ、SIMチップ21に記憶された対応テーブル(携帯端末識別IDと受信レベル及び送信レベルの三つの情報から構成される対応テーブル)を参照して受信レベル及び送信レベルを取得しようとし、SIMチップ21に記憶された対応テーブルからは受信レベル及び送信レベルを取得できなければ、受信レベル及び送信レベルを手動で設定するよう装置利用者に促す。
以上のように、SIMカード2のSIMチップ21から読み出した対応テーブルを携帯端末装置の記憶部112に記憶しておき、その後、SIMカード2が携帯端末装置本体11から取り外され再度挿入されたときには、携帯端末装置の記憶部112に記憶しておいた対応テーブルを参照して、SIMカード2の無線回路22が受信する電波の受信強度の閾値及び送信出力を制御することによって、携帯端末装置は、一度挿入されたことのあるSIMカード2に対しては即座にそのSIMカード2の無線回路22が通信する電波の送受信強度を制御することができる。
さらに、図4、図6のフローチャートを参照して説明した処理では、携帯端末装置は、SIMカード2に記憶された対応テーブルを読み取り、図5に示す、SIM識別IDと受信レベル及び送信レベルの三つの情報から構成される対応テーブルを携帯端末装置の記憶部112に記憶することについて説明したが、携帯端末装置に備わるセルラー送受信部111を介して、当該携帯端末装置の携帯端末識別IDに対応するSIM識別IDと受信レベル及び送信レベルの三つの情報から構成される対応テーブルについての情報を受信し、その対応テーブルを記憶部112に記憶する構成であっても構わない。この構成により、SIMカードに設定すべき受信レベル及び送信レベルを常に最新のものに更新することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、SIMカードが装着されたときにSIMチップ21に記憶された対応テーブルをSIMチップ21から読み取る携帯端末装置を対象にして説明した。これに対して実施の形態2では、携帯端末装置に装着されたときに携帯端末識別IDを読み取るSIMカードを対象とする。
そこで、図7を用いながら本実施の形態によるSIMカードの処理の流れを説明する。まず、SIMカードが携帯端末装置に装着されると、制御部213は携帯端末接続部212を介して携帯端末装置から携帯端末識別IDを読み取る(ステップ701)。そして、制御部213は読み取った携帯端末識別IDが記憶部211に記憶されている対応テーブルに書き込まれているか否かを検索する(ステップ702)。
ステップ702において携帯端末識別IDが検索できれば(ステップ703、Y)、制御部213は携帯端末識別IDに対応した受信レベル及び送信レベルを対応テーブルから読み取る(ステップ704)。これによって、無線回路22により受信される受信データは対応テーブルから読み取った受信レベルを閾値として受信可能か否かを判定することになる。同様に、無線回路22から送信する送信データについても、対応テーブルから読み取った送信レベルで行うことになる。
一方、ステップ702において携帯端末識別IDが検出できなければ(ステップ703、N)、携帯端末識別IDが対応テーブルに無い旨を携帯端末装置のディスプレイ、スピーカ、またはバイブレーションなどによって装置利用者に通知する(ステップ705)。
ステップ705に続いて、無線回路22が受信する受信強度の閾値、及び無線回路22が送信する送信出力が、例えば第1の実施の形態で説明した方法のような手段で設定されると(ステップ706、Y)、制御部213は携帯端末識別IDに対応した受信レベルと送信レベルを記憶部211に記憶する(ステップ707)。なお、ステップ706で受信強度の閾値及び送信出力が設定されると、以降は無線回路22により受信される受信データはその値を基準として受信可能か否かを判定することになり、無線回路22から送信する送信データは対応テーブルから読み取った送信レベルで行うことになる。
以上、本実施の形態によれば、SIMカード2に備わる無線回路22が受信する電波の受信レベル及び無線回路22が送信する電波の送信レベルを、予め算出された最適値に設定することにより、携帯端末装置の構造に適した受信レベル及び送信レベルによって無線回路22が無線通信を行うことができる。
なお、携帯端末装置に備わるセルラー送受信部111を介して、当該携帯端末装置の携帯端末識別IDに対応するSIM識別IDと受信レベル及び送信レベルの三つの情報から構成される対応テーブルについての情報を受信し、その対応テーブルを携帯端末接続部212を介して記憶部211に記憶する構成であっても構わない。この構成により、SIMカードに設定すべき受信レベル及び送信レベルを常に最新のものに更新することができる。
本発明の携帯端末装置、及びSIMカードによれば、SIMカードが挿入される携帯端末装置の構造に応じて、SIMカードの無線通信機能が最低限必要とする受信強度の閾値及び送信出力を好適に設定することができるという効果を奏し、SIMカードを挿抜可能な携帯端末装置の分野において有用である。
本発明の実施の形態1の携帯端末装置の斜視図 本発明の実施の形態1の携帯端末装置及びSIMカードの機能ブロック図 本発明の実施の形態1のSIMカードが記憶する対応テーブルの一例 本発明の実施の形態1の携帯端末装置による処理の流れを表すフローチャート 本発明の実施の形態1の携帯端末装置が記憶する対応テーブルの一例 本発明の実施の形態1の携帯端末装置による処理の流れを表すフローチャート 本発明の実施の形態2の携帯端末装置による処理の流れを表すフローチャート
符号の説明
11 携帯端末装置本体
111 セルラー送受信部
112 記憶部
113 SIMカード接続部
114 制御部
12 バッテリ
13 カバー
2 SIMカード
21 SIMチップ
211 記憶部
212 携帯端末接続部
213 制御部
22 無線回路、近距離無線送受信部

Claims (4)

  1. 無線通信機能を備えるSIMカードであって、
    当該SIMカードが挿入された携帯端末装置との間で通信を行い、前記携帯端末装置に割り当てられた識別IDを読み出す携帯端末接続手段と、
    前記携帯端末接続手段により前記携帯端末装置から読み出した識別IDと、受信レベルまたは送信レベルの一方または両方と、の対応関係を表す対応テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記携帯端末装置に割り当てられた前記識別IDに対応する前記受信レベルまたは前記送信レベルの一方または両方を特定し、その特定した前記受信レベルまたは前記送信レベルにより前記無線通信機能を行うよう制御する制御手段と、
    を備えるSIMカード。
  2. 請求項1記載のSIMカードであって、
    前記携帯端末装置には各種情報を出力する出力部を備え、
    前記制御手段は、前記携帯端末装置に割り当てられた前記識別IDに対応する前記受信レベルまたは前記送信レベルの一方または両方を特定できない場合、前記SIMカードの受信レベルまたは送信レベルを調整する必要がある旨を前記出力部に出力させる、
    SIMカード。
  3. 請求項1または2記載のSIMカードであって、
    前記制御手段は、前記携帯端末装置に割り当てられた前記識別IDに対応する前記受信レベルまたは前記送信レベルの一方または両方を特定できない場合、前記携帯端末装置に割り当てられた前記識別IDと所定値の受信レベルまたは所定値の送信レベルとを対応させて記憶するよう制御する、SIMカード。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のSIMカードであって、
    前記携帯端末装置には通信網に接続可能な通信手段を備え、
    前記制御手段は、前記通信手段により受信した前記対応テーブルを前記記憶手段に記憶するよう制御する、
    SIMカード。
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