JPWO2017057715A1 - 異物検査装置及び異物検査システム - Google Patents

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Abstract

異物検査装置は、被検査物を搬送する搬送部と、X線の透過性を利用して、搬送部で搬送されている被検査物に含まれる異物を検出するX線検査部と、磁界と金属との相互作用を利用して、搬送部で搬送されている被検査物に含まれる異物を検出する金属検出部と、搬送部の少なくとも一部、X線検査部、及び金属検出部を内部に収容する筐体と、X線検査部の結果データと金属検出部の結果データとを関連付けて記憶部に記憶するデータ管理部と、を備える。

Description

本開示は、異物検査装置及び異物検査システムに関する。
特許文献1には、X線の透過性を利用して被検査物に含まれる異物を検出するX線検査と、磁界と金属との相互作用を利用して被検査物に含まれる異物を検出する金属検出との両方を行うことができる異物検査装置が記載されている。
特開2015−28465号公報
特許文献1記載の異物検査装置では、金属検出では検出することが困難な非金属異物をX線検査で検出し、X線検査では検出することが困難な密度の低い異物を金属検出で検出することにより、異物検出の精度を高めている。しかしながら、特許文献1記載の異物検査装置では、例えば一方の結果データを用いて他方の検出閾値などの設定を調整するといったデータ活用を行うことができていない。
本開示は、X線検査の結果データと金属検出の結果データとを関連付けて利用することができる異物検査装置及び異物検査システムを提供することを目的とする。
本開示の一形態に係る異物検査装置は、被検査物を搬送する搬送部と、X線の透過性を利用して、搬送部で搬送されている被検査物に含まれる異物を検出するX線検査部と、磁界と金属との相互作用を利用して、搬送部で搬送されている被検査物に含まれる異物を検出する金属検出部と、搬送部の少なくとも一部、X線検査部、及び金属検出部を内部に収容する筐体と、X線検査部の結果データと金属検出部の結果データとを関連付けて記憶部に記憶するデータ管理部と、を備える。
この異物検査装置によれば、データ管理部により、X線検査部の結果データと金属検出部の結果データとが関連付けられて記憶部に記憶される。このため、X線検査の結果データと金属検出の結果データとを関連付けて利用することができる。
本開示の一形態に係る異物検査装置では、データ管理部は、X線検査部の検査時刻と、金属検出部の検出時刻とを用いて、X線検査部の結果データと金属検出部の結果データとを関連付けてもよい。検査時刻を用いることにより、同一の被検査物に対するX線検査部の結果データと金属検出部の結果データとを関連付けることができる。
本開示の一形態に係る異物検査装置では、データ管理部は、X線検査部又は金属検出部が異物を検出した場合には、X線検査部の結果データと金属検出部の結果データとを関連付けて記憶部に記憶してもよい。この場合、X線検査部及び金属検出部の一方が異物を検出した場合には、他方が異物を検出しない場合であっても両方の結果データを関連付けて記憶することができる。このため、異物が存在したにも関わらず異物が検出されなかった検査の設定などを事後的に検証することができる。
本開示の他形態に係る異物検査システムは、被検査物を搬送する搬送部と、X線の透過性を利用して、搬送部で搬送されている被検査物に含まれる異物を検出するX線検査部と、磁界と金属との相互作用を利用して、搬送部で搬送されている被検査物に含まれる異物を検出する金属検出部と、記憶部と、X線検査部の結果データと金属検出部の結果データとを関連付けて記憶部に記憶するデータ管理部と、を備える。
この異物検査システムによれば、上述した異物検査装置と同一の効果を奏する。
本開示によれば、X線検査の結果データと金属検出の結果データとを関連付けて利用することができる。
図1は、実施形態に係る異物検査装置の正面図である。 図2は、図1に示される異物検査装置の内部構成及び制御系を説明する概念図である。 図3は、図2のX線検査部及び金属検出部の主要構成の説明図である。 図4は、図2のX線検査部及び金属検出部の主要構成の斜視図である。 図5は、図1に示される異物検査装置のデータ管理の一例に関する機能ブロック図である。 図6は、図1に示される図1に示される異物検査装置のデータ管理の一例である。 図7は、図1に示される異物検査装置のデータ管理処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る異物検査システムの機能ブロック図である。
以下、図面を参照して、本開示の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は実施形態に係る異物検査装置1の正面図である。図1に示される異物検査装置1は、被検査物に含まれる異物を検出する装置である。被検査物は例えば食品である。異物検査装置1は、その内部において被検査物を搬送しつつX線検査及び金属検出を行い、被検査物に異物が含まれるか否かを検査する。
X線検査は、X線の透過性を利用して被検査物に含まれる異物を検出する手法であり、X線検査部2(図2参照)によって実現される。X線検査では、被検査物とは異なるX線透過性を有する異物を検出することができる。一方、金属検出は、磁界と金属との相互作用を利用して被検査物に含まれる異物を検出する手法であり、金属検出部3(図2参照)によって実現される。金属検出では金属異物を検出することができる。X線検査部2及び金属検出部3の詳細については後述する。
異物検査装置1は、その内部に空間が画成された筐体4を有する。筐体4は、X線検査部2及び金属検出部3を内部に収容する。筐体4は、X線検査部2により発生されるX線を遮蔽し、X線の外部漏洩を抑制する。筐体4は、例えばステンレスなどで形成される。
筐体4は、本実施形態では箱状を呈している。筐体4の左側面には、筐体4の内部に連通する開口部4aが形成されている。同様に、筐体4の右側面には、筐体4の内部に連通する開口部4bが形成されている。本実施形態では、被検査物は、開口部4aから筐体4の内部へ搬入されて検査が行われ、開口部4bから筐体4の外部へ搬出される。つまり、開口部4aが被検査物の搬入口、開口部4bが被検査物の搬出口となる。
筐体4の前面には、筐体4を開閉する上部扉40及び下部扉41が設けられている。上部扉40及び下部扉41は、例えば開き戸構造である。上部扉40又は下部扉41が開閉されることで、後述するX線検査部2及び金属検出部3の少なくとも一部が外部に露出される。上部扉40及び下部扉41は、例えばステンレスなどで形成される。
上部扉40の前面には、ディスプレイ5及び操作スイッチ6が設けられている。ディスプレイ5は、表示機能と入力機能とを兼ね備えた表示装置であり、例えばタッチパネルである。ディスプレイ5は、X線検査及び金属検出の結果などを表示するとともに、金属検出及びX線検査に関する各種パラメータの設定を行う操作画面を表示する。操作スイッチ6は、X線検査部2及び金属検出部3の電源スイッチなどである。
筐体4は、支持台7によって支持されている。筐体4の上面には、報知部8及びクーラー9が設けられている。報知部8は、異物混入や機器の作動状態を報知する。報知部8は、X線検査部2に対応する第1報知器81、及び金属検出部3に対応する第2報知器82を備えている。クーラー9は、筐体4の内部に冷気を送り、筐体4の内部に配置された機器の温度を調整する。
図2は、図1に示される異物検査装置1の内部構成及び制御系を説明する概念図である。図2に示されるように、筐体4の内部は、後述するX線発生器の一部や構成要素の制御基板などが配置される基板室T1と、被検査物Sが搬入されて検査が行われる検査室T2とに区画されている。基板室T1は、上述したクーラー9によって温度調整されている。
検査室T2には、被検査物Sを搬送するコンベヤ(搬送部)10が配置されている。コンベヤ10は、本実施形態ではローラ式のベルトコンベヤであり、一端部が開口部4aに位置し且つ他端部が開口部4bに位置した状態で、筐体4の内部を水平方向に延在している。つまり、筐体4は、コンベヤ10のうち一端部及び他端部を除く部分を内部に収容している。本実施形態のコンベヤ10は、開口部4aを介して被検査物Sを筐体4の内部に搬入し、開口部4bを介して被検査物Sを筐体4の外部に搬出する。
開口部4aには、X線遮蔽カーテン42が配置されている。同様に、開口部4bには、X線遮蔽カーテン43が配置されている。X線遮蔽カーテン42,43は、上端が筐体4に対する固定端であり且つ下端が自由端である。X線遮蔽カーテン42,43は、X線検査部2が発生したX線を遮蔽し、X線の外部漏洩を抑制する。X線遮蔽カーテン42,43は、例えばタングステンを含有する可撓性材料などにより形成される。なお、被検査物Sの搬入及び搬出を自動化すべく、コンベヤ10の右側に搬入用コンベヤ11を配置し、コンベヤ10の左側に搬出用コンベヤ12を配置してもよい。また、搬出用コンベヤ12が、被検査物Sの振分機能を備えていてもよい。
検査室T2には、被検査物Sを通過させるための貫通穴31aが形成された環状体のケース31が配置されている。コンベヤ10は、貫通穴31aを介してケース31を貫通している。被検査物Sは、コンベヤ10によってケース31の貫通穴31aを通過し、ケース31においてX線検査及び金属検出が順次実行される。ケース31は、例えばステンレスなどで形成される。
最初に、X線検査を行うX線検査部2について説明する。X線検査部2は、X線検査制御部20、X線発生器21、及びX線検出器22を備える。X線発生器21は、X線を発生するX線源、及びスリット機構を含む。X線検出器22は、X線発生器21で発生したX線を検出する。X線発生器21及びX線検出器22は、コンベヤ10及びケース31を上下方向から挟むように対向配置されている。なお、X線発生器21のうち、X線源などは基板室T1に配置され、X線を照射する機構が検査室T2に配置されている。X線検出器22としては、例えば複数のX線検出センサを前後方向に沿って並設したラインセンサが用いられる。X線検出器22は、X線漏洩を低減させるために、基板ケース23に収容されている。基板ケース23には、X線検出器22へX線を到達させるために、スリット23a(図4参照)が設けられている。
X線検査制御部20は、外部との信号の入出力などを行う入出力インターフェースI/O、処理を行うためのプログラムおよび情報などが記憶されたROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶媒体、CPU(Central Processing Unit)、及び通信回路などを有する。X線検査制御部20は、CPUが出力する信号に基づいて、入力データをRAMに記憶し、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムを実行することで、後述する機能を実現する。
X線検査制御部20は、基板室T1に配置され、X線発生器21及びX線検出器22に接続されている。X線検査制御部20は、ディスプレイ5に接続され、操作画面を介して作業員から操作情報を受け付ける。X線検査制御部20は、操作情報に基づいてX線発生器21及びX線検出器22の動作プロファイルを設定するとともに、X線発生器21及びX線検出器22の動作を制御する。X線検査制御部20は、X線発生器21及びX線検出器22よりも上流側に配置されたレーザセンサ24を用いて被検査物Sを検出した場合、当該被検査物Sの検査を開始する。X線検査制御部20は、X線発生器21を制御して、コンベヤ10によって搬送されている被検査物SにX線を照射させる。X線検出器22は、被検査物Sを透過したX線のX線透過量を計測し、計測したX線透過量をX線検査制御部20へ出力する。
X線検査制御部20は、時系列で取得したX線透過量を画素値に反映させたX線透過画像を生成する。そして、X線検査制御部20は、画像処理技術によりX線透過画像を解析して、異物を検出する。例えば、X線検査制御部20は、X線透過画像の画素値に基づいて、被検査物Sの基準透過率との差が所定値以上となる画像領域が存在するか否かを判定する。そして、X線検査制御部20は、被検査物Sの基準透過率との差が所定値以上となる画像領域が存在する場合には、異物を検出したと判定する。
X線検査制御部20は、作業員からの要求に応じて、X線検査の結果データをディスプレイ5に表示させたり、記憶部に結果データを記憶したりする。また、X線検査制御部20は、X線発生器21及びX線検出器22が正常に作動している場合、第1報知器81を用いてX線検査に係る機器が作動中である旨を作業員に報知する。さらに、X線検査制御部20は、異物を検出したと判定した場合、第1報知器81を用いて異物を検知した旨を作業員に報知する。
図3は、図2のX線検査部2及び金属検出部3の主要構成の説明図である。図4は、図2のX線検査部2及び金属検出部3の主要構成の斜視図である。図3及び図4に示されるように、ケース31は、本体部32、第1フード部33、及び第2フード部34を有する。第1フード部33は、本体部32に対して開口部4a側(搬入口側)に設けられている。第2フード部34は、本体部32に対して開口部4b側(搬出口側)に設けられている。上述したケース31の貫通穴31aは、本体部32、第1フード部33、及び第2フード部34それぞれの内壁によって画成されている。
第1フード部33の上面には、X線を通過させるX線通過スリット33aがX線発生器21の下方に位置するように形成されている。第1フード部33の下面には、X線を通過させるX線通過スリット33bがX線通過スリット33aと対向するように形成されている。X線通過スリット33bの下方には、X線検出器22が配置される。このように構成することで、X線発生器21が発生したX線21aは、X線通過スリット33a,33bを通過し、ケース31の内部を搬送されている被検査物Sに照射される。なお、第1フード部33の側面において、X線通過スリット33a,33bよりも下流側(本体部32側)にはスリット33cが設けられている。スリット33cには、レーザセンサ38が配置される。レーザセンサ38は、スリット33cを介してコンベヤ10上の被検査物Sにレーザを照射する。
次に、金属検出を行う金属検出部3について説明する。金属検出部3は、金属検出制御部30、サーチコイルである環状の送信コイル35、及びサーチコイルである環状の受信コイル36,37を備える。送信コイル35及び受信コイル36,37は、金属などの導電性材料で形成され、ケース31の本体部32の内部に配置されている。送信コイル35及び受信コイル36,37は、貫通穴31aの延在方向と同軸に配置されている。つまり、送信コイル35及び受信コイル36,37は、貫通穴31aを囲むように配置されている。これにより、被検査物Sは、コンベヤ10によって送信コイル35及び受信コイル36,37を通過する。
送信コイル35は、受信コイル36,37間に配置されている。受信コイル36,37は、互いに差動接続されるとともに送信コイル35に対して対称に配置されている。2つの受信コイル36,37は、同一の鎖交磁束を有する。送信コイル35は、通電可能に構成されており、磁束を発生する。受信コイル36,37それぞれには、送信コイル35が発生した磁界の電磁誘導によって電圧が励起する。なお、第1フード部33及び第2フード部34は、送信コイル35が発生した磁界の外部漏洩と外来磁界の進入とを遮蔽する。
金属検出制御部30は、外部との信号の入出力などを行う入出力インターフェースI/O、処理を行うためのプログラムおよび情報などが記憶されたROM、データを一時的に記憶するRAM、HDDなどの記憶媒体、CPU、及び通信回路などを有する。金属検出制御部30は、CPUが出力する信号に基づいて、入力データをRAMに記憶し、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムを実行することで、後述する機能を実現する。
金属検出制御部30は、基板室T1に配置されるとともにX線検査制御部20に接続され、X線検査制御部20を介してディスプレイ5の操作画面に入力された作業員からの操作情報を受け付ける。金属検出制御部30は、操作情報に基づいて送信コイル35及び受信コイル36,37の動作プロファイルを設定する。金属検出制御部30は、送信コイル35及び受信コイル36,37よりも上流側に配置されたレーザセンサ38を用いて被検査物Sを検出した場合、当該被検査物Sの金属検出を開始する。
金属検出制御部30は、送信コイル35へ交番励磁電流を供給し、磁束を発生させる。送信コイル35によって発生された磁束は、2つの受信コイル36,37を貫通し、電磁誘導によって受信コイル36,37それぞれに電圧が励起される。金属検出制御部30は、受信コイル36,37の差動接続の出力電圧を取得して、金属検出の判定を行う。金属検出制御部30は、差動接続の出力電圧が0のときは、金属異物を検出していないと判定する。一方、金属検出制御部30は、差動接続の出力電圧が0でないときは、金属異物を検出したと判定する。
金属検出制御部30は、作業員からの要求に応じて、金属検出の結果データをディスプレイ5に表示させたり、記憶部に結果データを記憶したりする。また、金属検出制御部30は、送信コイル35及び受信コイル36,37が正常に作動している場合、第2報知器82を用いて金属検出に係る機器が作動中である旨を作業員に報知する。さらに、金属検出制御部30は、異物を検出したと判定した場合、第2報知器82を用いて異物を検知した旨を作業員に報知する。なお、ケース31は、耐振特性向上の目的で防振台39(防振台39a,39b)により保持されていてもよい。
上述したX線検査部2及び金属検出部3は、それぞれ独立に作動可能に構成されている。つまり、異物検査装置1は、X線検査及び金属検出の両方を行うだけでなく、X線検査及び金属検出の何れか一方を実行することもできる。上述のとおり、本実施形態では、X線検査部2がディスプレイ5の表示制御を行うため、X線検査部2が停止している場合には、ディスプレイ5に金属検出部3の操作画面が表示されない。このため、筐体4の内部には、金属検出部3に接続されたサブディスプレイ(不図示)が配置されている。金属検出部3は、X線検査部2が停止している場合には、サブディスプレイを介して操作情報を受け付け、サブディスプレイに結果データなどを表示する。
次に、異物検査装置1のデータ管理について説明する。図5は、図1に示される異物検査装置1のデータ管理の一例に関する機能ブロック図である。図5に示されるように、X線検査制御部20は、第1記憶部211(記憶部の一例)を備えている。また、金属検出制御部30は、第2記憶部310を備えている。第1記憶部211及び第2記憶部310は、電源をOFFした場合であっても記憶を保持する不揮発性の記憶媒体であり、例えばフラッシュメモリ又はHDDなどである。
最初にX線検査制御部20による基本的なデータ管理について説明する。X線検査制御部20は、X線検査の結果データを第1記憶部211に記憶する。X線検査の結果データとは、X線検査において取得された情報である。X線検査の結果データは、例えば、X線検査の異物判定に用いられた情報である。より具体的な一例としては、X線検査の結果データは、X線透過量を画素値に反映させたX線透過画像又はX線透過画像を加工した処理画像などである。
X線検査制御部20は、X線検査の結果データとX線検査部2の検査時刻とを関連付けて第1記憶部211に記憶してもよい。X線検査部2の検査時刻とは、例えばレーザセンサ24を用いて被検査物Sを検出した時刻であってもよいし、結果データの生成又は検査が完了した時刻であってもよい。X線検査制御部20は、例えばX線検査制御部20に備わるリアルタイムクロックの時計機能により時刻を取得する。
X線検査制御部20は、X線検査の結果データとX線検査の検査結果とを関連付けて第1記憶部211に記憶してもよい。X線検査の検査結果とは、例えば、異物を検出したか否かを示す判定結果である。X線検査の検査結果は、例えば、異物を検出しないことを示す「OK」という情報、または、異物を検出したことを示す「NG」という情報である。
図6は、図1に示される異物検査装置1のデータ管理の一例である。図6の(A)は、X線検査制御部20のデータ管理の一例である。図6の(A)に示されるように、X線検査制御部20は、検査時刻、X線検査結果データ及び判定結果をテーブル形式で管理する。例えば、X線検査結果データ「A1」は、検査時刻「T1」及び判定結果「OK」と関連付けられている。例えば、X線検査結果データ「A2」は、検査時刻「T2」及び判定結果「NG」と関連付けられている。
なお、X線検査制御部20は、X線検査の結果データとX線検査の設定情報とを関連付けて第1記憶部211に記憶してもよい。X線検査の設定情報とは、X線検査を行うために作業員又は自動で設定された情報である。X線検査の設定情報は、例えば、X線出力値、X線画像処理のパラメータ、異物検出の閾値などである。X線画像処理のパラメータとは、例えば、X線透過量を画素値へ変換する画像フィルタのパラメータである。異物検出の閾値とは、例えば、被検査物Sの基準透過率との差がどの程度であれば異物であると判定するのかを決定する閾値である。
さらに、X線検査制御部20は、X線検査の結果データをROMなどに一時的に記憶し、データ記憶条件を満たしたときに、X線検査の結果データを第1記憶部211に記憶してもよい。データ記憶条件とは、結果データの記憶の要否を判断するための基準である。データ記憶条件の一例は、異物を検出した場合(検査結果が「NG」の場合)である。あるいは、データ記憶条件は、ディスプレイ5の操作画面を介して、作業員の記憶指示を受け付けた場合であってもよいし、第1記憶部211の記憶可能な容量が閾値以下となった場合であってもよい。X線検査の結果データは画像であるため、制限無く記憶した場合には第1記憶部211の容量を超えてしまうおそれがある。X線検査制御部20は、データ記憶条件を用いてデータ管理を行うことで、第1記憶部211の容量を有効活用したり、容量を適正な値に維持したりすることができる。
次に、金属検出制御部30による基本的なデータ管理について説明する。金属検出制御部30は、金属検出の結果データを第2記憶部310に記憶する。金属検出の結果データとは、金属検出において取得された情報である。金属検出の結果データは、例えば、金属検出の金属異物判定に用いられた情報である。より具体的な一例としては、金属検出の結果データは、差動接続の出力電圧のグラフや出力電圧のピーク値である。
金属検出制御部30は、金属検出の結果データと金属検出部3の検出時刻とを関連付けて第2記憶部310に記憶してもよい。金属検出部3の検出時刻とは、例えばレーザセンサ38を用いて被検査物Sを検出した時刻であってもよいし、結果データの生成又は検出が完了した時刻であってもよい。金属検出制御部30は、例えば金属検出制御部30に備わるリアルタイムクロックの時計機能により時刻を取得する。
金属検出制御部30は、金属検出の結果データと金属検出の検出結果とを関連付けて第2記憶部310に記憶してもよい。金属検出の検出結果とは、例えば、金属異物を検出したか否かを示す判定結果である。金属検出の検出結果は、例えば、金属異物を検出しないことを示す「OK」という情報、または、金属異物を検出したことを示す「NG」という情報である。
図6の(B)は、金属検出制御部30のデータ管理の一例である。図6の(B)に示されるように、金属検出制御部30は、検査時刻、金属検出結果データ及び判定結果をテーブル形式で管理する。例えば、金属検出結果データ「B1」は、検出時刻「T1」及び判定結果「OK」と関連付けられている。例えば、金属検出結果データ「B2」は、検査時刻「T2」及び判定結果「NG」と関連付けられている。
なお、金属検出制御部30は、金属検出の結果データと金属検出の設定情報とを関連付けて第2記憶部310に記憶してもよい。金属検出の設定情報とは、金属検出を行うために作業員又は自動で設定された情報である。金属検出の設定情報は、例えば、交番励磁電流値、金属異物検出の閾値などである。金属異物検出の閾値とは、例えば、2つの受信コイル36,37の励起電圧の差がどの程度であれば異物であると判定するのかを決定する閾値である。例えば、差動接続の出力電圧が0のときに異物を検出するとしている場合には、閾値は0に設定されている。
さらに、金属検出制御部30は、金属検出の結果データをROMなどに一時的に記憶し、データ記憶条件を満たしたときに、金属検出の結果データを第2記憶部310に記憶してもよい。データ記憶条件は、X線検査制御部20で説明した内容と同一である。なお、金属検出制御部30のデータ記憶条件は、X線検査制御部20のデータ記憶条件と異なってもよい。
次に、異物検査装置1におけるX線検査及び金属検出の結果データを相互に活用するデータ管理について説明する。上述したように、X線検査制御部20と金属検出制御部30とは双方向通信可能である。X線検査制御部20のデータ管理部210は、金属検出制御部30から金属検出に係る情報を取得して、両者の結果データを関連付ける。金属検出に係る情報の取得タイミングは、金属検出が行われたタイミングであってもよいし、金属検出が行われた後の所定タイミングであってもよい。所定タイミングは、一定時間経過したタイミング、装置の電源OFFの直前のタイミングなどである。
データ管理部210は、X線検査部2の検査時刻と、金属検出部3の検出時刻とを用いて、X線検査部2の結果データと金属検出部3の結果データとを関連付ける。例えば、データ管理部210は、X線検査部2の検査時刻と金属検出部3の検出時刻とが所定の時間範囲内である場合に、X線検査部2の結果データと金属検出部3の結果データとを関連付ける。所定の時間範囲は、同一の被検査物Sに対するX線検査及び金属検出の実行時間差を用いて定められる。具体的には、所定の時間範囲は、X線検査及び金属検出が行われる位置およびコンベヤ10の搬送速度に依存して決定される。なお、以下では、説明理解の容易性を考慮し、同一の被検査物Sに対するX線検査及び金属検出の実行タイミングに時間差が無いものとして説明する。
データ管理部210は、X線検査部2の結果データと金属検出部3の結果データとを関連付けて第1記憶部211に記憶する。データ管理部210は、第1記憶部211に両者の関連性のみ(例えば、データを特定可能な識別子のみ)を記憶してもよいし、両者の結果データを1つのデータとして纏めて記憶してもよい。
識別子を用いる場合、データ管理部210は、金属検出制御部30から金属検出の結果データを特定可能な識別子を取得する。そして、データ管理部210は、取得した金属検出の識別子と、X線検査の結果データの識別子とを関連付けて記憶する。両者の結果データを1つのデータとする場合、データ管理部210は、金属検出制御部30から、金属検出の結果データを取得する。そして、データ管理部210は、取得した金属検出の結果データと、X線検査の結果データとを1つのデータとして纏めて記憶する。
データ管理部210は、関連条件が満たされた場合のみ、X線検査部2の結果データと金属検出部3の結果データとを関連付けて第1記憶部211に記憶してもよい。関連条件とは、データ管理部210が両者の結果データを関連付けるか否かを判定するための条件である。関連条件が満たされた場合とは、例えば、X線検査部2又は金属検出部3が異物を検出した場合、又は、ディスプレイ5の操作画面を介して作業員の関連付け指示を受け付けた場合などである。
図6の(C)は、データ管理部210のデータ管理の一例である。図6の(C)に示されるように、データ管理部210は、X線検査部2又は金属検出部3が異物を検出した場合のみ、X線検査部2の結果データと金属検出部3の結果データとを関連付けて記憶する。例えば、検査時刻「T1」のX線検査データ「A1」の判定結果は「OK」であり、検出時刻「T1」の金属検出データ「B1」の判定結果は「OK」である。この場合、データ管理部210は、X線検査データ「A1」と金属検出データ「B1」とを関連付けない。例えば、検査時刻「T2」のX線検査データ「A2」の判定結果は「NG」であり、検出時刻「T2」の金属検出データ「B2」の判定結果は「NG」である。この場合、データ管理部210は、X線検査データ「A2」と金属検出データ「B2」とを関連付ける。例えば、検査時刻「T5」のX線検査データ「A5」の判定結果は「NG」であり、検出時刻「T5」の金属検出データ「B5」の判定結果は「OK」である。この場合、データ管理部210は、X線検査データ「A5」と金属検出データ「B5」とを関連付ける。このように、データ管理部210は、X線検査部2又は金属検出部3が異物を検出した場合のみ、X線検査部2の結果データと金属検出部3の結果データとを関連付けてもよい。
データ管理部210は、図6の(C)に示されたX線検査結果データ及び金属検出結果データのみを保護し、その他のデータ(両方の判定結果が「OK」の結果データ)を削除してもよい。データ管理部210は、例えばデータ生成から一定時間経過した場合、両方の判定結果が「OK」の結果データを削除してもよい。
次に、異物検査装置1のデータ管理処理の一例について説明する。図7は、図1に示される異物検査装置1のデータ管理処理の一例を示すフローチャートである。図7に示されるフローチャートは、例えば異物検査装置1の電源ONのタイミングで実行される。なお、図7においては、X線検査部2及び金属検出部3が結果データを一時的な記憶媒体に保存し、データ管理部210によって記憶が必要と判断された場合のみ、結果データが不揮発性の記憶媒体に保存される例を説明する。
最初に、異物検査装置1のX線検査部2は、X線検査処理(S10)を行う。X線検査部2は、X線検査処理(S10)として、被検査物SにX線を照射し、X線透過画像及び検査時刻を取得してROMなどに一時的に記憶し、画像処理を施して異物判定を行う。
次に、異物検査装置1の金属検出部3は、金属検出処理(S12)を行う。金属検出部3は、金属検出処理(S12)として、被検査物Sがサーチコイルを通過するときの差動接続の出力電圧及び検出時刻を取得してROMなどに一時的に記憶し、異物判定を行う。
次に、異物検査装置1のデータ管理部210は、関連条件判定処理(S14)を行う。データ管理部210は、関連条件判定処理(S14)として、検査時刻及び検出時刻に基づいて、同一の被検査物Sに対するX線検査の判定結果及び金属検出の判定結果を特定する。そして、データ管理部210は、X線検査の判定結果及び金属検出の判定結果の何れか一方に「NG」があるか否かを判定する。
関連条件判定処理(S14)において、両者の判定結果の何れかに「NG」があると判定された場合、データ管理部210は、記憶処理(S16)を行う。データ管理部210は、記憶処理(S16)として、両者の結果データを関連付けて第1記憶部211に記憶する。
一方、関連条件判定処理(S14)において、両者の判定結果の何れかに「NG」があると判定されない場合、つまり両者の判定結果が何れも「OK」である場合には、データ管理部210は、データを関連付けることなく、図7に示す処理を終了する。
以上、図7に示されるフローチャートが実行されることにより、X線検査の判定結果及び金属検出の判定結果の何れか一方に「NG」がある場合に、両者の結果データが関連付けられて第1記憶部211に記憶される。
上述したように、本実施形態に係る異物検査装置1によれば、データ管理部210により、X線検査部2の結果データと金属検出部3の結果データとが関連付けられて第1記憶部211に記憶される。このため、X線検査の結果データと金属検出の結果データとを関連付けて利用することができる。
また、本実施形態に係る異物検査装置1によれば、データ管理部210は、X線検査部2又は金属検出部3が異物を検出した場合には、X線検査部2の結果データと金属検出部3の結果データとを関連付けて第1記憶部211に記憶することができる。この場合、X線検査部2及び金属検出部3の一方が異物を検出した場合には、他方が異物を検出しない場合であっても両方の結果データを関連付けて記憶することができる。このため、異物が存在したにも関わらず異物が検出されなかった検査の設定などを事後的に検証することができる。例えば、結果データと設定情報とをさらに関連付けて記憶している場合、異物が検出されなかった検査の設定情報を見直すことができる。さらに、結果データを記憶する記憶部の容量圧迫を回避することができる。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示の一形態は、上述した実施形態に限定されるものではない。
上述した実施形態において、データ管理部210がX線検査制御部20に備わる例を示したが、データ管理部210が金属検出制御部30に備わっていてもよい。この場合、データ管理部210は、X線検査制御部20から情報を取得し、両者のデータを関連付けて第2記憶部310に記憶すればよい。また、データ管理部210は、X線検査制御部20及び金属検出制御部30以外の制御基板として用意されてもよい。
また、第1記憶部211及び第2記憶部310は、異物検査装置1が備えるものに限定されず、異物検査装置1に外部接続するメモリ又は外付けHDDなどであってもよい。
また、上述した実施形態において、被検査物Sを開口部4aから開口部4bへ搬送する例を示したが、搬送方向を逆にしてもよい。この場合、レーザセンサ24を開口部4bと第2フード部34との間に配置し、第2フード部34の側面にスリットを設けてレーザセンサ38を配置すればよい。
また、上述した実施形態において、筐体4の内部にコンベヤ10の一部を配置する例を示したが、コンベヤ10はその全てが筐体4の内部に収容されていてもよい。
また、上述した実施形態において、X線検査部2及び金属検出部3の判定結果が「OK」又は「NG」である例を示したが、判定結果に画像データなどが含まれてもよい。
異物検査装置1は、構成要素の一部が物理的に分離したシステムとして構成されていてもよい。図8は、実施形態に係る異物検査システム100の機能ブロック図である。異物検査システム100は、異物検査装置1に対応する構成要素を備えている。異物検査システム100は、異物検査装置1と比べて、X線検査部2、金属検出部3及びデータ管理部210がそれぞれ物理的に分離している点、並びに、第3記憶部50(記憶部の一例)を備える点が相違し、その他は同一である。つまり、異物検査システム100と異物検査装置1とを比較すると、記憶部の数及び構成要素の配置のみが異なる。以下では、異物検査装置1との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
異物検査システム100は、コンベヤ10、X線検査部2A、金属検出部3、データ管理部210A及び第3記憶部50を備える。X線検査部2Aは、金属検出部3と物理的に分離している。例えば、筐体4と同一構成の筐体がコンベヤ10に対して2つ設けられており、X線検査部2Aは第1の筐体に収容され、金属検出部3は第2の筐体に収容される。
X線検査部2Aは、第1記憶部211Aを有するX線検査制御部20A、X線発生器21、及び、X線検出器22を備える。X線検査制御部20A、X線発生器21及びX線検出器22は、例えば、上述した第1の筐体内に収容される。金属検出部3は、第2記憶部310を有する金属検出制御部30、送信コイル35、及び、受信コイル36,37を備える。金属検出制御部30、送信コイル35及び受信コイル36,37は、例えば、上述した第2の筐体内に収容される。
データ管理部210A及び第3記憶部50は、X線検査部2A及び金属検出部3と物理的に分離している。つまり、データ管理部210A及び第3記憶部50は、第1の筐体外であって第2の筐体外に配置されている。X線検査部2A、金属検出部3、データ管理部210A及び第3記憶部50は、通信を介してそれぞれ接続されている。第3記憶部50は、電源をOFFした場合であっても記憶を保持する不揮発性の記憶媒体であり、例えばフラッシュメモリ又はHDDなどである。
異物検査装置1においては、X線検査の結果が第1記憶部211に記憶され、金属検査の結果が第2記憶部310に記憶される。そして、X線検査部2Aの結果データと金属検出部3の結果データとの関連付けに関するデータは、データ管理部210によって第1記憶部211に記憶される。これに対して、異物検査システム100においては、関連付けに関するデータが、データ管理部210Aによって第3記憶部50に記憶される。つまり、異物検査システム100においては、異物検査装置1におけるデータ関連付け機能に関する構成要素が異物検査装置1の外部に配置されている。異物検査システム100のその他の構成や機能については、異物検査装置1と同一である。
上述した異物検査システム100は、異物検査装置1と同一の効果を奏する。なお、異物検査システム100は、X線検査部2A、金属検出部3、データ管理部210A及び第3記憶部50の全てが分離している形態だけでなく、異物検査装置1の一部機能が装置外に配置されている形態とすることもできる。また、異物検査システム100には、上述した異物検査装置1のデータ管理に関する変形例を全て適用することができる。
1…異物検査装置、2…X線検査部、3…金属検出部、4…筐体、5…ディスプレイ、8…報知部、10…コンベヤ、20…X線検査制御部、30…金属検出制御部、210…データ管理部、211…第1記憶部、310…第2記憶部。

Claims (4)

  1. 被検査物を搬送する搬送部と、
    X線の透過性を利用して、前記搬送部で搬送されている前記被検査物に含まれる異物を検出するX線検査部と、
    磁界と金属との相互作用を利用して、前記搬送部で搬送されている前記被検査物に含まれる異物を検出する金属検出部と、
    前記搬送部の少なくとも一部、前記X線検査部、及び前記金属検出部を内部に収容する筐体と、
    前記X線検査部の結果データと前記金属検出部の結果データとを関連付けて記憶部に記憶するデータ管理部と、
    を備える異物検査装置。
  2. 前記データ管理部は、前記X線検査部の検査時刻と、前記金属検出部の検出時刻とを用いて、前記X線検査部の結果データと前記金属検出部の結果データとを関連付ける請求項1に記載の異物検査装置。
  3. 前記データ管理部は、前記X線検査部又は前記金属検出部が異物を検出した場合には、前記X線検査部の結果データと前記金属検出部の結果データとを関連付けて前記記憶部に記憶する請求項1又は2に記載の異物検査装置。
  4. 被検査物を搬送する搬送部と、
    X線の透過性を利用して、前記搬送部で搬送されている前記被検査物に含まれる異物を検出するX線検査部と、
    磁界と金属との相互作用を利用して、前記搬送部で搬送されている前記被検査物に含まれる異物を検出する金属検出部と、
    記憶部と、
    前記X線検査部の結果データと前記金属検出部の結果データとを関連付けて前記記憶部に記憶するデータ管理部と、
    を備える異物検査システム。
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