JP3993009B2 - 異物特定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検査ラインを搬送される被検査物に異物が混入しているか否かを検査する装置に関し、特にその異物を特定することができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、検査ラインを搬送される被検査物に異物が混入しているか否かを検査する装置としては、例えば金属検出機が使用されている。金属検出機は、磁界を発生し、この磁界中を被検査物が通過する際に、非検査物に金属が含まれていると、磁界に乱れが生じることから、被検査物に金属が含まれているか否かを検査するものである。
【0003】
また、検査装置としては、X線検査装置もある。これは、検査ラインを搬送される被検査物にX線を照射することによって、異物が含まれているか否かを検査するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、金属検出機では、異物として金属しか検出することができない。しかも、被検査物が、電気抵抗の小さい製品、例えば塩分濃度が高く、水を多く含んだ物や、ベイキング直後の熱い食品の場合には、プロダクトエフェクトと称される現象によって、検出感度が低下する。X線検査装置は、X線の被検査物への透過状態から異物の混入を判断するもので、被検査物と異物との間にX線の透過状態を変える要素が無ければ、異物を検出することができない。また、異物が密度の低いものであるほど、検出しにくくなる。例えば、アルミニウムや鉄さびは金属検出機では検出することが可能であるが、X線検査装置では検出が不可能であり、また被検査物がばらけたもので、密度差があると、検出感度が低下する。
【0005】
本発明は、金属検出機及びX線検査装置の長所を組み合わせ、異物がどのようなものであるかを特定することができる異物特定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による異物特定装置は、非検査物を搬送する搬送手段を有している。この搬送手段によって搬送される前記被検査物に金属が含まれているか否かを検査し、その検査結果を出力する金属検出手段が設けられている。前記搬送手段によって搬送される前記被検査物にX線を照射して、前記被検査物に異物が含まれているか否かを検査し、その検査結果を出力するX線検査手段が設けられている。前記金属検出手段及びX線検査手段の検査結果が特定手段にそれぞれ入力される。特定手段は、両検査結果に基づいて前記被検査物に含まれる異物を特定する。
【0007】
このように構成された特定装置によれば、被検査物に異物が含まれている場合に、金属検出手段及びX線検査手段の双方の検査結果を参照して、その異物がどのようなものであるかを特定することができる。例えば、前記金属検出手段及び前記X線検査手段の検査結果が共に異物ありとの検査結果のとき、金属検出手段が異物ありと判定しているので、当該異物が金属であると特定する。また、前記金属検出手段が異物ありの検査結果で、かつ前記X線検査手段が異物なしの検査結果のとき、X線検査手段では検出不能なアルミニウムまたは鉄さびが異物である可能性が高いので、これらアルミニウムまたは鉄さびであると特定する。このように、金属検出手段及びX線検査手段の2つの検査手段を用い、その検査結果を総合して判断しているので、異物の特定が可能である。
【0008】
前記特定手段は、前記金属検出手段に組み込むことが可能で、或いはX線検査手段に組み込みが可能である。このようにいずれかの検査手段に特定手段を組み込むことが可能であるので、装置全体を小型化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1乃至図3に示す。この実施の形態では、搬送手段、例えばベルトコンベヤ2によって、被検査物4が矢印で示すように一定の方向に搬送されている。
【0010】
ベルトコンベヤ2の適当な箇所に、X線検査装置6が配置されている。このX線検査装置6は、ベルトコンベヤ2を搬送される1つの被検査物4に、所定量のX線を照射し、そのX線の透過状態に基づいて、被検査物4に異物が含まれているか否かを判定するものである。この判定結果、例えば異物ありまたは異物無しの判定結果は、異物特定部8に送信される。
【0011】
また、ベルトコンベヤ2の別の箇所には、金属検出機10が設けられている。この金属検出機10は、ベルトコンベヤ2上を搬送される被検査物4に所定の磁界を印加し、もし被検査物4中に金属製の異物が含まれているなら、生じる磁界の乱れに基づいて、異物としての金属の有無を判定するものである。この判定結果、例えば金属ありまたは金属無しの判定結果は、異物特定部8に送信される。
【0012】
X線検査装置6は、上述したように、被検査物と異物との間にX線の透過状態を変える要素が無ければ、たとえ異物が存在していても、その異物を検出することができず、また、異物が密度の低いものであるほど、検出しにくくなる。例えば、アルミニウムや鉄さびの検出が不可能である。また、金属検出機10は、異物として金属以外のものを検出することができない。また、X線検査装置6及び金属検出機10は、金属に対する感度を調整可能である。
【0013】
これらX線検査装置6及び金属検出機10の検査結果が供給されている異物特定部8は、図2に示すように、CPU12を有している。このCPU12に実行させるプログラムがメモリ14に記憶され、さらにCPU12がプログラムを実行するためのワーキングエリアとしてもメモリ14は使用されている。入出力回路16を介して、X線検査装置6及び金属検出機10の検査結果が、CPU12に供給される。また、CPU12に対して種々の設定を行うために、設定装置18が設けられている。
【0014】
この異物特定部8では、例えばX線検査装置6及び金属検出機10の金属に対する感度を同一に設定している場合、図3に示すように、X線検査装置6及び金属検出機10が共に異物を検出した場合、異物が金属であると特定する。また、X線検査装置6が異物を非検出であって、金属検出機10が検出している場合、異物がアルミニウムまたは鉄さびであると特定する。また、X線検出装置6が異物を検出し、金属検出機10が非検出の場合、金属以外の異物であると特定する。なお、X線検査装置6及び金属検出機10が共に異物を非検出の場合、異物は存在しないと判定する。
【0015】
X線検査装置6の方が金属検出機10よりも、金属に対する感度を高く設定している場合、図3に示すように、X線検査装置6及び金属検出機10が共に異物を検出した場合、異物は金属であると特定する。X線検査装置6は異物を検出していないが、金属検出機10が異物を検出している場合、異物はアルミニウムまたは鉄さびであると特定する。X線検査装置6が異物を検出しているが、金属検出機10が異物を検出していない場合、異物を特定することができないが、異物があると判定する。
【0016】
X線検査装置6の方が金属検出機10よりも、金属に対する感度を低く設定している場合、図3に示すように、X線検査装置6及び金属検出機10が共に異物を検出した場合、異物は金属であると特定する。X線検査装置6は異物を検出していないが、金属検出機10が異物を検出している場合、異物は金属、アルミニウムまたは鉄さびであると特定する。X線検査装置6が異物を検出し、金属検出機10が異物を検出していない場合、異物は金属以外のものであると特定する。
【0017】
このように、X線検査装置6及び金属検出機10の金属に対する感度の相違によって特定のパターンが若干異なるが、異物が金属であるか、アルミニウムまたは鉄さび、金属以外の異物のように、異物を特定することができる。
【0018】
第2の実施の形態は、図4に示すように、金属検出機10aに、異物特定部8が内蔵されているものである。他の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、同等部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0019】
第3の実施の形態は、図5に示すように、X線検査装置6aに、異物特定部8が内蔵されているものである。他の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、同等部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0020】
第2及び第3の実施の形態のように、金属検出機やX線検査装置に異物特定部10を内蔵させると、金属検出機、X線検査装置及び異物特定部からなる異物特定装置を小型化することができる。
【0021】
上記の各実施の形態としては、搬送手段としてベルトコンベヤ2を使用したが、これに限ったものではなく、例えばチェーンコンベヤ等も使用することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、金属検出手段と、X線検査手段との検査結果を照合することによって、異物の種類を特定することができるので、どのような異物が混入しているかが判明しているので、製造ラインにおいて異物が混入しないようするための対策を素早くとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の異物特定装置の概略構成図である。
【図2】図1の異物特定装置において使用する異物特定部の詳細なブロック図である。
【図3】図1の異物特定装置におけ金属検出機及びX線検査装置における検査結果の組み合わせを示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の異物特定装置の概略構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の異物特定装置の概略構成図である。
【符号の説明】
2 ベルトコンベヤ(搬送手段)
4 被検査物
6 X線検査装置(X線検査手段)
8 異物特定部(異物特定手段)
10 金属検出機(金属検出手段)

Claims (4)

  1. 非検査物を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される前記被検査物に金属が含まれているか否かを検査し、その検査結果を出力する金属検出手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記被検査物にX線を照射して、前記被検査物に異物が含まれているか否かを検査し、その検査結果を出力するX線検査手段と、
    前記金属検出手段及びX線検査手段の検査結果がそれぞれ入力され、両検査結果に基づいて前記被検査物に含まれる異物を特定する特定手段とを、
    具備し、
    前記特定手段は、前記金属検出手段及び前記X線検査手段の検査結果が共に異物ありとの検査結果のとき、当該異物が金属であると特定し、前記金属検出手段が異物ありの検査結果で、かつ前記X線検査手段が異物なしの検査結果のとき、当該異物が少なくともアルミニウムまたは鉄さびであると特定する異物特定装置。
  2. 請求項1記載の異物特定装置において、前記特定手段は、前記金属検出手段が異物なしの検査結果で、前記X線検査手段が異物ありの検査結果のとき、少なくとも異物ありと特定する異物特定装置。
  3. 請求項1記載の異物判定装置において、前記特定手段が、前記金属検出手段に組み込まれている異物特定装置。
  4. 請求項1記載の異物判定装置において、前記特定手段が、前記X線検査手段に組み込まれている異物特定装置。
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